JP4456429B2 - インジェクション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流路内に搬送されてくる細胞を捕捉し、該捕捉された細胞に微小針を用いて物質を注入するインジェクション装置に関し、特に、物質の注入を効率的におこなうことができるインジェクション装置に関する。
近年、ライフサイエンス分野、特に、再生医療やゲノム創薬などの分野において、細胞に、遺伝子や薬剤を注入し、細胞の性質を改変することがおこなわれている。このような技術を用いることにより、遺伝子の役目を解明することができるとともに、個人の遺伝的特性に応じた治療などをおこなうテーラーメード医療が可能になる。
遺伝子を細胞に注入する方式として、電気的な方法(エレクトロポレーション)、化学的な方法(リポフェクション)、生物的な方法(ベクター法)、機械的な方法(マイクロインジェクション)、工学的な方法(レーザインジェクション)などが提案されている。
しかし、電気的な方法は細胞にダメージが大きい、化学的な方法は導入効率が悪い、生物的な方法は全ての材料を導入できないなどの欠点があるため、これらの方法の中では、機械的な方法(インジェクション)が最も安全で効率が高い方法として注目されている。
すなわち、このインジェクション法は、極めて高い導入成功率(すなわち、100%に近い導入成功率)を有し、さらに、化学的な方法や生物的な方法のように細胞と導入物質との組合せが限定されないという利点を有している。ところが、このインジェクション法では、熟練した作業者でも1時間あたり数百個の注入済み細胞しか生産することができず、スループットが低いという欠点がある。
そこで、かかる欠点を補うために、特許文献1では、流路内に搬送されてくる細胞を捕捉し、該捕捉された細胞に微細な針を用いて物質を注入するインジェクション装置が提案されている。かかるインジェクション装置によれば、流れ作業的に細胞にインジェクションをおこなうことができるため、スループットの向上を期待することができる。
特開2004−166653号公報
しかしながら、上記の従来技術(特許文献1)では、搬送細胞の認識、捕捉細胞の認識および捕捉細胞の位置情報の取得を単一の観察装置でおこなっているため、物質の注入を効率的におこなうことができないという問題点があった。
これを具体的に説明すると、搬送されてきた細胞を検出できるように流路を低倍率で観察した場合には、細胞の捕捉位置の検出分解能が低下し、細胞への微小針の挿入の成功率が低下することとなり、逆に、細胞の捕捉位置を正確に検出するために高倍率で観察した場合には、流路内で搬送される細胞を観察するための視野が狭くなるため、流路内に搬送されてくる細胞を検出することができず、捕捉をおこなうタイミングを得ることができない。
このため、上記の従来技術のように、搬送細胞の認識、捕捉細胞の認識および捕捉細胞の位置情報の取得を単一の観察装置でおこなうこととしたのでは、物質の注入を効率的におこなうこができない。
そこで、本発明は、上述した従来技術による課題(問題点)を解消するためになされたものであり、物質の注入を効率的におこなうことができるインジェクション装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るインジェクション装置は、流路内に搬送されてくる細胞を捕捉し、該捕捉された細胞に微小針を用いて物質を注入するインジェクション装置であって、流路内で搬送される細胞を検出する搬送細胞検出手段と、前記搬送細胞検出手段による検出結果をもとに、前記流路内に搬送されてくる細胞を捕捉する細胞捕捉手段と、前記細胞捕捉手段によって捕捉された細胞を検出するとともに、該捕捉された細胞の位置情報を検出する捕捉細胞検出手段と、前記捕捉細胞検出手段による検出結果をもとに、前記細胞捕捉手段によって捕捉された細胞に物質を注入する物質注入手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るインジェクション装置は、前記細胞捕捉手段は、前記搬送細胞検出手段によって流路内で搬送される細胞が検出された場合に、当該細胞に対する捕捉処理を開始することを特徴とする。
また、本発明に係るインジェクション装置は、前記物質注入手段は、前記細胞捕捉手段によって捕捉された細胞が前記捕捉細胞検出手段によって検出された場合に、当該細胞に対する物質注入処理を開始することを特徴とする。
また、本発明に係るインジェクション装置は、前記搬送細胞検出手段および前記捕捉細胞検出手段は、同一の光学系を介して異なる倍率で撮像された観察画像それぞれに画像認識をおこなって、流路内で搬送される細胞の検出、または前記細胞捕捉手段によって捕捉された細胞の検出並びに該捕捉された細胞の位置情報の検出をおこなうことを特徴とする。
また、本発明に係るインジェクション装置は、前記捕捉細胞検出手段は、前記物質注入手段が有する微小針の形状および該微小針の先端からの導入物質の吐出状態をさらに検出することを特徴とする。
本発明によれば、流路内で搬送される細胞を検出し、この検出結果をもとに、流路内に搬送されてくる細胞を捕捉し、捕捉された細胞を検出するとともに、該捕捉された細胞の位置情報を検出し、これらの検出結果をもとに、捕捉された細胞に物質を注入することとしたので、搬送細胞の認識に適した観察視野、並びに捕捉細胞の認識および捕捉細胞の位置情報の取得に適した観察視野をそれぞれ確保し、捕捉タイミングの検出精度および導入成功率を向上させることができ、物質の注入を効率的におこなうことが可能なインジェクション装置が得られるという効果を奏する。さらにこれに関連して、搬送細胞と捕捉細胞の検出を独立させることで、細胞に物質を注入しつつ、次に物質注入をおこなう細胞を確認するといった同時処理が可能になる。
また、本発明によれば、流路内で搬送される細胞が検出された場合に、当該細胞に対する捕捉処理を開始することとしたので、細胞捕捉の自動化が可能になるとともに、流路内の特定の位置での細胞の有無を確認することによって、細胞捕捉のタイミングを制御することが可能なインジェクション装置が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、捕捉された細胞が検出された場合に、当該細胞に対する物質注入処理を開始することとしたので、細胞への導入物質注入の自動化が可能なインジェクション装置が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、同一の光学系を介して異なる倍率で撮像された観察画像それぞれに画像認識をおこなって、流路内で搬送される細胞の検出、または捕捉された細胞の検出並びに該捕捉された細胞の位置情報の検出をおこなうこととしたので、双方の検出装置の光軸が一致した観察画像を取得することができ、正確な検出結果を得ることが可能なインジェクション装置が得られるという効果を奏する。さらにこれに関連して、これらの検出装置を低コストで構成することも可能になる。
また、本発明によれば、微小針の形状および該微小針の先端からの導入物質の吐出状態をさらに検出することとしたので、微小針の破損や微小針の先端部での導入物質の詰まりを検出することが可能なインジェクション装置が得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るインジェクション装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係るインジェクション装置の概要および特徴を説明した後に、本実施例に係るインジェクション装置の構成を説明し、その後、このインジェクション装置の各種処理の手順を説明することとする。
(概要および特徴)
まず最初に、本発明に係るインジェクション装置の概要および特徴を説明する。図1は、本実施例に係るインジェクション装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、このインジェクション装置100は、流路内に搬送されてくる細胞を捕捉し、該捕捉された細胞に微小針を用いて物質を注入するものである。
ここで、本実施例に係るインジェクション装置100は、流路内で搬送される細胞を検出する第一の検出装置6と、第一の検出装置6による検出結果をもとに、流路内に搬送されてくる細胞を捕捉する捕捉装置5と、捕捉装置5によって捕捉された細胞を検出するとともに、該捕捉された細胞の位置情報を検出する第二の検出装置7と、第二の検出装置7による検出結果をもとに、捕捉装置5によって捕捉された細胞に物質を注入する注入装置14とを備えた構成に主たる特徴があり、このように、インジェクション装置100を構成することによって、物質の注入を効率的におこなうことができるようにしている。
この主たる特徴を具体的に説明すると、このインジェクション装置100では、流路内で搬送される細胞の検出と、捕捉装置5によって捕捉された細胞の検出および該捕捉された細胞の位置情報の検出とを第一の検出装置6および第二の検出装置7で独立しておこなう。このため、搬送細胞の認識に適した観察視野、並びに捕捉細胞の認識および捕捉細胞の位置情報の取得に適した観察視野をそれぞれ確保し、捕捉タイミングの検出精度および導入成功率を向上させることができるようにしている。
したがって、上記した従来技術の例で言えば、搬送細胞の認識、捕捉細胞の認識および捕捉細胞の位置情報の取得を単一の観察装置でおこなうことで、導入成功率の低下、並びに捕捉タイミングの検出精度の低下を生じさせるのではなく、流路内で搬送される細胞の検出と、捕捉装置5によって捕捉された細胞の検出および該捕捉された細胞の位置情報の検出とを第一の検出装置6および第二の検出装置7で独立しておこなうこととしたので、搬送細胞の認識に適した観察視野、並びに捕捉細胞の認識および捕捉細胞の位置情報の取得に適した観察視野をそれぞれ確保し、捕捉タイミングの検出精度および導入成功率を向上させることができ、物質の注入を効率的におこなうことが可能になる。さらにこれに関連して、搬送細胞と捕捉細胞の検出を独立させることで、細胞に物質を注入しつつ、次に物質注入をおこなう細胞を確認するといった同時処理が可能になる。
(インジェクション装置の構成)
次に、本実施例に係るインジェクション装置の構成について説明する。図1は、本実施例に係るインジェクション装置の構成を示すブロック図であり、図2は、図1で示したインジェクション装置における流路中央部(すなわち、A部)の拡大図である。このインジェクション装置100は、送液装置4と、捕捉装置5と、第一の検出装置6と、第二の検出装置7と、注入装置14と、制御装置15とを備える。
このうち、送液装置4は、流路3内へ搬送される細胞を含んだ液体(細胞懸濁液)の送液量および送液速度を制御する装置であり、例えば、公知の液体クロマトグラフ用ポンプなどで実現される。
より詳細には、この送液装置4は、チューブ11とチューブ11終端に付された着脱機構12によって、流路入口部1に接続されており、吐出量を制御することで流路3内へ搬送される細胞懸濁液の送液量および送液速度を制御する。かかる送液速度は、平均流速にして、「300μm/sec」程度であることが好ましい。
なお、本実施例では、送液装置4を流路の入口部1に接続し、吐出送液をおこなう実施例を示したが、送液装置4を流路出口部2に接続し、吸引量を制御することで細胞懸濁液の搬送をおこなうように構成しても良い。
第一の検出装置6は、流路3内で搬送される細胞を検出する細胞観察装置である。具体的には、光学系10を介して、流路3内に搬送された細胞16の有無を検出し、流路3内に搬送された細胞16を検出した場合には、制御装置15に「搬送細胞検出信号」を送信する。
より詳細には、第一の検出装置6は、光学系10を介して搬送細胞検出画像17(図3参照)をCCDカメラで一定時間ごとに撮像する。そして、この第一の検出装置6は、この搬送細胞検出画像17において、搬送細胞検出領域18を指定し、時間経過により取得した複数枚の画像の搬送細胞検出領域18を比較し、これらの検出領域18内の輝度値の変化を検知することで細胞16の検出をおこなう。なお、第一の検出装置による搬送細胞検出画像17の撮像間隔は、「30フレーム/sec」以上であることが望ましいが、この記述によって本発明の実施例を制限するものではない。
また、細胞16の検出をおこなう際に、搬送細胞検出領域18内で輝度値の変化する領域の大きさに所望の条件を与えることで、細胞以外の不純物を誤って検出することを防止することが可能になる。
第二の検出装置7は、捕捉装置5によって捕捉された細胞を検出するとともに、該捕捉された細胞の位置情報を検出する細胞検出装置である。具体的には、光学系10を介して、流路3内に捕捉された細胞16の有無を検出し、流路3内に捕捉された細胞16を検出した場合には、「捕捉細胞検出信号」および「捕捉細胞の位置情報」を制御装置15に送信する。
より詳細には、第二の検出装置7は、光学系10を介して捕捉細胞検出画像19(図
4参照)をCCDカメラで一定時間ごとに撮像する。そして、この第二の検出装置7は、この捕捉細胞検出画像19において、捕捉細胞検出領域20を指定し、時間経過により取得した複数枚の画像の捕捉細胞検出領域20を比較し、これらの検出領域20内の輝度値の変化を検知することで捕捉された細胞16の検出をおこなう。なお、第二の検出装置による捕捉細胞検出画像19の撮像間隔は、「30フレーム/sec」以上であることが望ましいが、この記述によって本発明の実施例を制限するものではない。
また、細胞16の検出をおこなう際に、捕捉細胞検出領域20内で輝度値の変化する領域の大きさに所望の条件を与えることで、細胞以外の不純物を誤って検出することを防止することが可能になる。
さらに、この第二の検出装置7は、捕捉細胞検出画像19内の細胞16の輪郭を画像処理により強調することで、細胞16の形状や捕捉位置の座標を取得する。すなわち、浮遊型細胞は、一般的に球形であり、かかる浮遊型細胞の中心部は、透明であるため、細胞16の輪郭を画像処理により強調することで、細胞16の中心の画像上のピクセル位置(X1,Y1)を容易に検出することができる。また、細胞16の中心の画像上のピクセル位置(X1,Y1)と、微小針13の位置(X2,Y2)とを比較することで、微小針13の移動量を決定することができる。
また、この第二の検出装置7は、捕捉細胞検出画像17の中で、微小針の先端領域21を抽出し、その形状および微小針の先端領域21から吐出される導入物質の吐出量を計測する。例えば、吐出の確認については、導入物質に染色液、或いは蛍光試薬を含んだ薬液を使用する。染色薬の場合には、明視野観察により、吐出時の微小針の先端部の周囲の色の変化を確認し、蛍光試薬の場合には、蛍光観察より、吐出時の微小針の先端部の周囲の蛍光を確認することで、吐出確認をおこなうことが可能である。
このように、注入装置14が有する微小針13の形状および該微小針13の先端からの導入物質の吐出状態を検出することで、微小針13の破損や微小針の先端部21での導入物質の詰まりを検出することが可能になる。
ここで、一つの光学系を分岐して第一の検出装置6および第二の検出装置7を構成した場合の光学系の構成例の一例について説明する。図5に示すように、対物レンズ23より入射した光は、ハーフミラー24を透過する光と、ハーフミラー24により90度屈折した光とに分けられる。このうち、ハーフミラー24を通過した光は、第一の接眼レンズ26により集光され、第一の検出装置6に入射する。一方、ハーフミラー24により90度屈折した光は、ミラー25を介して、さらに90度屈折し、第二の接眼レンズ27により集光され、第二の検出装置7に入射する。
かかる第一の接眼レンズと第二の接眼レンズの倍率を変えることにより、第一の検出装置および第二の検出装置の観察視野の広さを任意に変更することができる。なお、この第一の接眼レンズと第二の接眼レンズとの倍率比は、「4:1」以上であることが望ましい。
このように、第一の検出装置6および第二の検出装置7において、同一の光学系10を介して異なる倍率で撮像された観察画像それぞれに画像認識をおこなって、流路内で搬送される細胞の検出、または捕捉装置5によって捕捉された細胞の検出並びに該捕捉された細胞の位置情報の検出をおこなうことで、双方の検出装置の光軸が一致した観察画像を取得することができ、正確な検出結果を得ることが可能になる。さらにこれに関連して、これらの検出装置を低コストで構成することも可能になる。
捕捉装置5は、制御装置15から「捕捉開始信号」を受信した場合に、流路3内に搬送されてくる細胞を捕捉する装置である。具体的には、流路3内の第一の開口部8に接続され、吸引量および吐出量を制御することにより、流路内に搬送されてきた細胞16を第一の開口部8で捕捉する。なお、この第一の開口部8の直径は、細胞の直径以下で構成される。例えば、細胞16の直径が「15μm」である場合に、高確率で細胞を捕捉するためには、第一の開口部8の直径は、「5μm」以下であることが好ましい。
このように、第一の検出装置6によって流路内で搬送される細胞が検出された場合に、当該細胞に対する捕捉処理を開始することとしたので、細胞捕捉の自動化が可能になるとともに、流路内の特定の位置での細胞の有無を確認することによって、細胞捕捉のタイミングを制御することが可能になる。
注入装置14は、制御装置15から「注入開始信号」を受信した場合に、捕捉装置5によって捕捉された細胞に物質を注入する装置である。具体的には、導入物質注入用の微小針13を制御し、微小針13を流路内の第二の開口部9を介して流路3内に挿入することで、流路3内の第一の開口部8に捕捉された細胞16に対して導入物質注入をおこなう。なお、本発明を実施するに際して、微小針13を挿入する第二の開口部9の直径は、「20μm」程度で構成されることが好ましいが、この記述によって本発明の実施例を制限するものではない。
このように、捕捉装置5によって捕捉された細胞が第二の検出装置7によって検出された場合に、当該細胞に対する物質注入処理を開始することとしたので、細胞への導入物質注入の自動化が可能になる。
(各種処理の手順)
次に、本実施例に係るインジェクション装置の各種処理の手順について説明する。図6は、本実施例に係る物質導入細胞生成処理の手順を示すフローチャートである。かかる「物質導入細胞生成処理」は、送液装置4或いは流路入口部1に細胞懸濁液が充填された後に開始されることとなる。なお、粘着細胞を使用する場合には、トリプシン処理などによって、細胞が担体から剥離され液体中に分散浮遊している状態にする。
細胞懸濁液充填後、制御装置15は、図6に示すように、送液装置4に「送液開始信号」を送信する(ステップS601)。続いて、送液装置4は、「送液開始信号」を受信すると(ステップS602肯定)、流路3内への細胞懸濁液の送液を開始する(ステップS603)。
ここで、第一の検出装置6では、流路3内で搬送される細胞16の検出動作を回帰的におこなっており、流路内に細胞を検出した場合(ステップS604肯定)には、制御装置15に「搬送細胞検出信号」を送信する(ステップS605)。
続いて、制御装置15は、第一の検出装置6から「搬送細胞検出信号」を受信すると(ステップS606肯定)、捕捉装置5に「捕捉開始信号」を送信する(ステップS607)。そして、捕捉装置6は、制御装置15から「捕捉開始信号」を受信すると(ステップS608肯定)、チューブ11を介して接続された流路内の第一の開口部8に負圧を発生させて同開口部にて、細胞16を捕捉する(ステップS609)。
ここで、第二の検出装置7では、流路内の第一の開口部8に捕捉された細胞16の検出動作を回帰的におこなっており、同開口部に捕捉細胞が存在していることを検出した場合(ステップS610肯定)に、「捕捉細胞検出信号」および「捕捉細胞の位置情報」を制御装置15に送信する(ステップS611)。
続いて、制御装置15は、第二の検出装置7から「捕捉細胞検出信号」を受信すると(ステップS612肯定)、第二の検出装置7より得られた捕捉細胞の位置情報をもとに、注入装置14が備える微小針13を捕捉細胞に挿入するために要する微小針13の移動量を計算し、微小針13の移動量の情報とともに「注入開始信号」を注入装置14に送信する(ステップS613)。
そして、注入装置14は、制御装置15から「注入開始信号」を受信すると(ステップS614肯定)、「注入開始信号」とともに受信した微小針13の移動量に従って微小針13を移動させ、捕捉細胞内へ微小針13を挿入し、導入物質を注入する(ステップS615)。
その後、注入装置14は、導入物質の注入を完了すると(ステップS616肯定)、制御装置15に「注入完了信号」を送信する(ステップS617)。そして、制御装置15は、注入装置14から「注入完了信号」を受信すると(ステップS618肯定)、捕捉装置5に「開放開始信号」を送信する(ステップS619)。
続いて、捕捉装置5は、制御装置15から「開放開始信号」を受信すると(ステップS620肯定)、チューブ11を介して接続された流路3内の第一の開口部8に正圧を発生させて同開口部に捕捉された細胞16を開放する(ステップS621)。その後、開放された細胞16は、送液装置4により流路出口部2へと搬送される。
そして、充填された全ての細胞の物質注入が終了したならば(ステップS622肯定)、制御装置15は、送液装置4に「送液停止信号」を送信する(ステップS623)。なお、第一の検出装置6において流路内で細胞が一定の時間について検出されなかった場合、若しくは予め定められた個数の細胞について物質の注入が終了した場合に、充填された全ての細胞について物質の注入が終了したと判定されることとなる。
最後に、送液装置4は、制御装置15から「送液停止信号」を受信したならば(ステップS624肯定)に、送液を停止し(ステップS625)、「物質導入細胞生成処理」を終了する。
上述してきたように、本実施例に係るインジェクション装置によれば、流路内で搬送される細胞の検出と、捕捉装置5によって捕捉された細胞の検出および該捕捉された細胞の位置情報の検出とを第一の検出装置6および第二の検出装置7で独立しておこなうこととしたので、搬送細胞の認識に適した観察視野、並びに捕捉細胞の認識および捕捉細胞の位置情報の取得に適した観察視野をそれぞれ確保し、捕捉タイミングの検出精度および導入成功率を向上させることができ、物質の注入を効率的におこなうことが可能になる。さらにこれに関連して、搬送細胞と捕捉細胞の検出を独立させることで、細胞に物質を注入しつつ、次に物質注入をおこなう細胞を確認するといった同時処理が可能になる。
なお、本実施例に係る第一の検出装置および第二の検出装置の観察方式を用いる場合、透過観察をおこなうために、流路を透明材質で構成することが好ましいが、この記述によって本発明の実施例を制限するものではない。例えば、上部より照明を照らして観察するように流路を構成した場合、流路の材質は、透明である必要はない。
また、本実施例では、制御装置15を介して制御信号の授受をおこなう場合の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各装置同士で制御信号の授受をおこなうように構成しても良い。
なお、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係るインジェクション装置は、流路内に搬送されてくる細胞を捕捉し、該捕捉された細胞に微小針を用いて物質を注入するインジェクション装置に有用であり、特に、再生医療およびゲノム創薬などの医療用途のインジェクション装置に適している。
本実施例に係るインジェクション装置の構成を示すブロック図である。 図1で示したインジェクション装置における流路中央部の拡大図である。 搬送細胞検出画像の一例を示す図である。 捕捉細胞検出画像の一例を示す図である。 一つの光学系を分岐して第一の検出装置および第二の検出装置を構成した場合の光学系の構成例を示す図である。 本実施例に係る物質導入細胞生成処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 流路入口部
2 流路出口部
3 流路
4 送液装置
5 捕捉装置
6 第一の検出装置
7 第二の検出装置
8 第一の開口部
9 第二の開口部
10 光学系
11 チューブ
12 チューブ着脱機構
13 微小針
14 注入装置
15 制御装置
16 細胞
17 搬送細胞検出画像
18 搬送細胞検出領域
19 捕捉細胞検出画像
20 捕捉細胞検出領域
21 微小針の先端領域
22 第二の検出装置の観察領域
23 対物レンズ
24 ハーフミラー
25 ミラー
26 第一の接眼レンズ
27 第二の接眼レンズ
100 インジェクション装置

Claims (5)

  1. 流路内に搬送されてくる細胞を捕捉し、該捕捉された細胞に微小針を用いて物質を注入するインジェクション装置であって、
    流路内で搬送される細胞を検出する搬送細胞検出手段と、
    前記搬送細胞検出手段による検出結果をもとに、前記流路内に搬送されてくる細胞を捕捉する細胞捕捉手段と、
    前記細胞捕捉手段によって捕捉された細胞を検出するとともに、該捕捉された細胞の位置情報を検出する捕捉細胞検出手段と、
    前記捕捉細胞検出手段による検出結果をもとに、前記細胞捕捉手段によって捕捉された細胞に物質を注入する物質注入手段と、
    を備えたことを特徴とするインジェクション装置。
  2. 前記細胞捕捉手段は、前記搬送細胞検出手段によって流路内で搬送される細胞が検出された場合に、当該細胞に対する捕捉処理を開始することを特徴とする請求項1に記載のインジェクション装置。
  3. 前記物質注入手段は、前記細胞捕捉手段によって捕捉された細胞が前記捕捉細胞検出手段によって検出された場合に、当該細胞に対する物質注入処理を開始することを特徴とする請求項1または2に記載のインジェクション装置。
  4. 前記搬送細胞検出手段および前記捕捉細胞検出手段は、同一の光学系を介して異なる倍率で撮像された観察画像それぞれに画像認識をおこなって、流路内で搬送される細胞の検出、または前記細胞捕捉手段によって捕捉された細胞の検出並びに該捕捉された細胞の位置情報の検出をおこなうことを特徴とする請求項1、2または3に記載のインジェクション装置。
  5. 前記捕捉細胞検出手段は、前記物質注入手段が有する微小針の形状および該微小針の先端からの導入物質の吐出状態をさらに検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のインジェクション装置。
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