JP4456306B2 - キャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
容器体にキャップ本体を嵌着し、該本体上を開閉可能に蓋体を設けたキャップが知られている。
【0003】
これらは、例えば、容器体口頸部外周に嵌合させた嵌合筒を頂壁裏面より垂設するとともに、頂壁周縁部より周壁を垂設し、また、頂壁中央部には口頸部と連通する注出口を開口した本体と、本体後部上端部に後部下端部を薄肉ヒンジ等により回動可能に連結するとともに、本体上面を被覆して開閉可能に設けた伏皿状の蓋体とから構成したものがある。
【0004】
従来のこの種のキャップでは、販売前の流通、保管時或いは販売陳列時などに発生する不慮の外力や悪戯などによって、蓋体が開けられ、内容物の漏出等が生じる場合がある。従ってこれらを防止すべく、全体或いは一部をシュリンク包装することか行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シュリンク包装はその設備を必要とし、コスト的な問題があるばかりか、使用の際にはシュリンクフィルムを取り外さなければならない面倒があり、また、取り外したシュリンクフィルムを廃棄しなければならず余分な廃棄物を生じる。
【0006】
本発明は上記した点に鑑みなされたもので、不慮の外力や悪戯により蓋体が開かれるのを防止でき、商品陳列時には未使用であることが一目瞭然であり、また、簡単な構造で容易に開封することができる優れたキャップを提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、容器体口頸部7に嵌合させた装着筒8を頂壁9裏面より垂設するとともに、頂壁9周縁部より周壁10を突設し、且つ、口頸部7と連通する注出口11を頂壁9に穿設してなる本体3と、該本体後部に後部を回動可能に連結して本体3上を開閉可能に設けた蓋体4とからなり、上記本体3の周壁10上端部に上端を開口した窓孔19を穿設するとともに、蓋体下面より破断部20を介して係合片21を突設し、窓孔19両側の本体周壁10縁部内側に前方よりそれぞれ両側を乗り越え係合させて係合片21を窓孔19内方へ嵌合係止してなる。
【0008】
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、上記係合片21、剛性を有する基部21a と、該基部両側の易弾性変形性の縁部21b とで構成した。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
本発明のキャップ1は、容器体2に嵌着して使用するもので、本体3と、蓋体4とを備えている。
【0011】
本発明のキャップ1を装着する容器体2は、胴部5より口頸部7を起立したものが使用できる。本実施例では、図2に示す如く、圧搾可能な楕円筒状の胴部5より肩部6を介して口頸部7を起立している。
【0012】
本体3は、合成樹脂等により形成されたもので、図2に示す如く、容器体2の口頸部7に嵌合させた装着筒8を頂壁9裏面より垂設するとともに、頂壁9周縁部より周壁10を垂設し、また、口頸部7と連通する注出口11を頂壁9に開口してなるものである。
【0013】
口頸部7に嵌合させた装着筒8の係止手段としては、螺着などの着脱が可能に構成したものであっても良いが、後述する蓋体の係止機構を考慮すれば、抜け出しを防止する如く構成することが好ましい。具体的には、嵌合面相互に凹凸係合手段を設けると良く、図示例の如く、容器体口頸部7外周に突設した係止突条12下面に、装着筒8内周に突設した係合突条13を乗り越え係合させたものや、突条と凹条との係合などの構成を採用できる。
【0014】
また、本体3の外形状は容器体の形状にあわせる等して種々選択することができ、図示例の如き楕円状の周壁10を備えたものに限らず、円形の周壁やその他種々の形状の周壁を備えたものを採用することができる。但し、装着筒と周壁との間に後述する係止機構を形成することができる空間を維持する必要がある。
【0015】
蓋体4も合成樹脂等により形成されたもので、本体3後部に後部を回動可能に連結して本体3上を開閉可能に設けている。また、蓋体4は本体3と一体に形成したものであっても、別体に形成したものであっても良い。本体3と一体に形成する場合には、薄肉ヒンジ等により回動可能に連結し、また、別体に形成する場合には、枢着,軸着等の適宜連結手段により回動可能に連結して構成することができる。
【0016】
図示例では、本体3の上面周縁部に設けた上向き段部14に下端縁を嵌合させた周壁15上端縁より頂壁16を延設した伏皿状をなしており、周壁15の後部下端を薄肉ヒンジ(図示せず)を介して本体3後部上端縁と回動可能に連結している。尚、本体3と蓋体4とを公知の連結方法により弾性反転可能に連結することも当然可能である。
【0017】
また、蓋体4にはそれを開くための指掛部17を設ける。図示例に於いて指掛部17は、周壁15外面より突設した突起形態をなしており、突出幅を調整する目的でその下方の本体周壁10を凹ませた凹部18を形成しているがこれに限られず、本体3の所定位置を凹ませてその上部の蓋体4下面に指を掛けられる如く構成したものであっても良い。
【0018】
本発明では、上記した如きキャップに於いて、蓋体の係止機構Aを備えている。該係止機構Aは、本体3の周壁10上端部に上端開口の窓孔19を穿設するとともに、蓋体4下面より破断部20を介して突設した係合片21を、上記窓孔19両側の本体周壁10縁部内側に前方よりそれぞれ両側を乗り越え係合させて、窓孔19内方へ嵌合係止させてなるものである。そして、開封前は係合片21両側端部が本体頂壁9下面に係合して開蓋が阻止され、また、開封する場合には蓋体4を比較的強い力で開くことにより破断部20を破断し、係合片21による蓋体4の係止を解除する如く構成したもので、所謂バージンシール機能を果たすものである。
【0019】
窓孔19の形成位置は上記要件を満たせば特に限定されないが、開封の際の切断の容易さ、閉蓋状態の維持等を考慮すれば、指掛部17から適当な距離を置いた周壁10前部が好ましい。また、その形状も特に限定されないが、上端開口部分は見栄え上できるだけ狭いものが良く、係合片21の破断部20が垂下できる程度の奥行きが好ましい。
【0020】
係合片21は、蓋体4と一体に形成したもので、破断部20により蓋体4との切り離しを可能に構成している。破断部20は蓋体4を強い力で開いた際に切断が可能な程度の破断強度を持った連結状態であればその具体的形態は種々選択でき、図示例の如く、一対の連結突片により蓋体下面と連結した形態のものの他、ミシン目等で構成された破断部や、薄肉に形成された破断部を採用することもできる。
【0021】
また、係合片21は上記した如く、その両側を乗り越え係合させる如く構成しているので、剛性を有する基部21a と、該基部両側の易弾性変形性の縁部21b とで構成することにより、係止状態を実現するのがより容易となる。易弾性変形性の縁部21b は容易に弾性変形が可能な縁部を言い、その具体的構成としては、薄肉に形成したり、上下幅を小さくしたりすることにより行える。また、係合片21は、形成時に図5に示す如く前方へ突出した状態で形成して装着時に下方を曲げて装着する如く構成すると装着し易いが、当然垂下させた状態で形成することも可能である。尚、窓孔19の内方に所定間隔をあけた位置に垂壁22を垂設することにより、容器の見栄えを良くし、また、係合片21の嵌合時に余分に押し込んで破断部20を不用意に破断する等の不都合を防止できる如く構成している。
【0022】
上記の如きキャップ1は、本体3を容器体2に嵌着後、図5に示す如く、係合片21を窓孔19前方より押し込み、両側を窓孔19両側の本体周壁10縁部にそれぞれ乗り越え係合させて、図1及び図7に示す如く、窓孔19内方へ嵌合係止させる。この際、図示例の如く両側を易弾性変形性の縁部21b として構成している場合には、より簡単に嵌合係止することができる。
【0023】
図1の状態では、破断部20を切断しない限り開蓋できず、また、本体3は容器体2に抜け出しを防止して嵌合しているため、収納液を注出することはできないように構成している。
【0024】
使用する場合には、図1の状態から指掛部17を掴む等して蓋体4を比較的強い力で開こうとすれば、破断部20が破断して係合片21と蓋体4とが分離し、開蓋を行うことができる。この際、切断された係合片21は下方へ落下し、本体周壁10内に保管される。
【0025】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明のキャップは、既述構成としたことにより、悪戯などにより蓋体が開かれるのを防止でき、商品陳列時には未使用であることが一見してわかり、また、開封使用する際には簡単な操作で行うことができ、更に、構造が簡単で安価に製造することができるものである。
【0026】
また、剛性を有する基部21a と、該基部両側の易弾性変形性の縁部21b とで構成した係合片21を備えたものにあっては、キャップの装着時にきわめて容易に行える利点を兼ね備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の縦断面図である。
【図3】同実施例の本体部分の平面図である。
【図4】同実施例の係止機構部分の正面図である。
【図5】同実施例の係止機構設定前の状態を示す斜視図である。
【図6】同実施例の作用を説明する説明図である。
【図7】同実施例の係止機構部分の要部縦断面図である。
【符号の説明】
2…容器体,3…本体、4…蓋体、7…口頸部、8…装着筒、
9…本体頂壁、10…本体周壁、11…注出口、19…窓孔、20…破断部、
21…係合片、21a …基部、21b …縁部

Claims (1)

  1. 容器体口頸部(7) に嵌合させた装着筒(8) を頂壁(9) 裏面より垂設するとともに、頂壁(9) 周縁部より周壁(10)を突設し、且つ、口頸部(7) と連通する注出口(11)を頂壁(9) に穿設してなる本体(3) と、該本体後部に後部を回動可能に連結して本体(3) 上を開閉可能に設けた蓋体(4) とからなり、上記本体(3) の周壁(10)上端部に上端を開口した窓孔(19)を穿設するとともに、蓋体下面より破断部(20)を介して、剛性を有する基部(21a) と、該基部両側の易弾性変形性の縁部(21b) とで構成してなる係合片(21)を突設し、窓孔(19)両側の本体周壁(10)縁部内側に前方よりそれぞれ両側を乗り越え係合させて係合片(21)を窓孔(19)内方へ嵌合係止してなることを特徴とするキャップ。
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