JP3631306B2 - 封緘容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、流通過程での不正開蓋を阻止できる封緘容器に係る。
【0002】
【従来の技術】
この種容器として、口頸部の外面に係合突条を周設した容器体と、該容器体口頸部内面へ嵌合させた注出筒と、上記容器体の口頸部外面へ有頂の周壁を嵌合させ、かつ該周壁下端に破断線を介して付設した封緘帯の一部を切り離して摘み部を形成し、また、該封緘帯内面に周設した係合突部を上記容器体の係合突条下面へ係止させたキャップとからなる容器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来容器は、封緘帯先端の摘み部を引き、破断線を破断させることで封緘帯を取り除くよう形成しているから、摘み部が滑り易くて、破断線を破断させ難い不都合があり、また、キャップを大形化すると封緘帯が長くなって取り去ることに手数を要する不具合があった。
【0004】
請求項1記載の発明は、容器体口頸部外面へ嵌合させた周壁上端から内向きフランジを介して口頸部内下方へ半球面状壁を垂下させ、該半球面状壁中央に穿設した透孔周縁から起立させた注出筒上面へ、上記半球面状壁上面を閉塞する頂壁の中央部を付設し、
更にその頂壁外周の前後両部から支持板部を外方へ突出させると共に、それ等両支持板部の左右両側へ、上記内向きフランジ状壁の左右上面へ載置させた左右一対の第1、第2弧状板部の前後両端部をヒンジ部を介して付設したものであり、上記両弧状板部の各前後方向中間を介して注出筒および半球面状壁を引上げ、該引上げ状態から両弧状板部を回すことで注出筒上端を破断可能とし、
もって不正開蓋防止と共に、容器輸送時において、注出筒が邪魔とならないよう設けたものである。
【0005】
請求項2記載の発明は、請求項1の目的に加えて、第1,第2弧状板部を倒伏状態で保持する仮止め手段をキャップに設けることで、流通時に両弧状板部が邪魔とならないよう設けた。
【0006】
請求項3記載の発明は、請求項1の目的に加えて、第1,第2弧状板部の内周縁部分とキャップ頂壁の周縁部分を破断片を介して連結させることで、第1,第2弧状板部を容易に起立させ、把手として使用できるよう設けた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、胴部2上端から口頸部4を起立する容器体1と、該容器体の口頸部4外面に抜き出しおよび回動が不能に嵌着させた周壁9上端から内向きフランジ状壁12を介して口頸部4内へ弾性反転可能に半球面状壁14を垂設すると共に、該半球面状壁の底部に穿設した透孔周縁から注出筒15を起立し、かつ該注出筒上端面を上記半球面状壁14上面を閉塞する頂壁16下面中央部へ、肉薄破断部17を介して連結させた注出キャップ8とからなり、該注出キャップの頂壁16の前後両部から突設した支持板部20,20 の一方側面に第1弧状板部21a の前後両端部を、かつ他方側面へ第2弧状板部21b の前後両端部を、それぞれヒンジ部22を介して連結させ、かつこれ等第1,第2弧状板部を上記内向きフランジ状壁12上面へ載置させた。
【0008】
第2の手段として、上記構成とした封緘容器において、第1,第2弧状板部21a,21b を倒伏状態で保持する仮止め手段を注出キャップ8に設けた。
【0009】
第3の手段として、上記構成とした封緘容器において、第1,第2弧状板部21a,21b の内周縁部分と頂壁16周縁部分とを破断片23,23 を介して連結させた。
【0010】
【発明の実施の形態】
1は合成樹脂製の容器体であり、該容器体は、胴部2上端から内向きフランジ状の肩部3を介して口頸部4を起立し、かつ該口頸部の外面中間に周設した突部5上方の口頸部部分外面に多数の小縦溝6を穿設している。
【0011】
8は注出キャップであり、該注出キャップは、上記容器体1の口頸部4外面に嵌合させた周壁9を有し、該周壁下端面を上記容器体1の肩部3上面へ近接ないし接触させて、周壁9下端と肩部3上面との間にドライバー等を差し込めないよう形成すると共に、周壁9の下端部内面に周設した係合突条10を上記容器体1の突部5下面へ係止させて、周壁9の抜き出しを阻止し、かつ、その係合突条10上方の周壁部分内面に多数縦設した小突部11を上記容器体1の小縦溝6内へ係合させることで、周壁9が口頸部4に対して回動することを阻止している。更に、上記周壁9上端に付設した内向きフランジ状壁12は内周部を肉薄の弾性変形部13として、該弾性変形部内周縁から口頸部4内へ弾性反転可能に半球面状壁14を垂設すると共に、該半球面状壁の底部に穿設した透孔周縁から注出筒15を起立し、かつ該注出筒上端面を上記半球面状壁14上面を閉塞する頂壁16の下面中央部へ、肉薄破断部17を介して連結させ、更に、上記弾性変形部13直ぐ外方の内向きフランジ状壁部分下面から垂設した内筒部18を容器体1口頸部4の上部内面に水密に嵌合させている。更に、上記頂壁16の前後両部からは支持板部20, 20を突設し、これ等支持板部の一方側面に第1弧状板部21aの前後両端部を、かつ他方側面へ第2弧状板部21bの前後両端部を、それぞれヒンジ部22を介して連結させ、更にまた、これ等第1,第2弧状板部21a, 21bを上記内向きフランジ状壁12上面へ載置させて、両弧状板部21a, 21bの内周縁部分と上記頂壁16の周縁部分とを破断片23,23を介して連結させている。更にまた、破断片23, 23を付設すること以外の手段によって、両弧状板部21a, 21bを倒伏状態で保持するよう形成してもよく、例えば、内向きフランジ状壁12の上面左右両部に付設した係合突部を、第1,第2弧状板部21a, 21b下面に形成した凹部内へ着脱自在に嵌合させるよう形成してもよい。また当該注出キャップは、半球面状壁14を上方へ弾性反転させた形態に合成樹脂材によって一体成形し、かつ該状態から半球面状壁14を下方へ弾性反転させてから、容器体口頸部4へ嵌着させる。
【0012】
本実施形態の容器を使用する場合には、図1が示す状態から、第1,第2弧状板部21a, 21bを破断片23,23を破断して起立させ、かつ該状態から引上げることで、図3,図4が示すように半球面状壁14を弾性反転させ、次いで第1,第2弧状板部21a,21b を捻じって注出筒15上端の肉薄破断部17を破断させることで、頂壁16を切り離して注出筒15の上端面を開口させる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は上記構成とするものであり、請求項1記載の発明の場合は、容器体1の口頸部4外面へ注出キャップ8の周壁9を抜き出しおよび回動不能に嵌着させ、かつ注出キャップ8の注出筒15の上端面を、該注出筒上端面を閉塞する頂壁16の下面中央部へ肉薄破断部17を介して連結させたから、該肉薄破断部を破断させない限り、注出筒15上端を開口させることができなくなり、よって、流通過程での不正開蓋を有効に阻止することができ、また、注出キャップ8の内向きフランジ状壁12内周縁から半球面状壁14を口頸部4内へ垂設し、該半球面状壁の底部から注出筒15を起立したから、容器が小形となって輸送および携帯に便利であり、更に、注出キャップ8上面が平坦となるので、店頭に陳列する際に複数容器を容易に積み重ねでき、更に、注出キャップ8の頂壁16前後両部から突設した支持板部20, 20の一方側面に第1弧状板部21aの前後両端部を、かつ他方側面へ第2弧状板部21bの前後両端部を、それぞれヒンジ部22を介して連結させたから、第1,第2弧状板部21a, 21bを用いて半球面状壁14を容易に弾性反転させることができると共に、該状態から肉薄破断部17を容易にねじ切ることができる。
【0014】
請求項2記載の発明の場合は、上記請求項1記載の発明の効果を有し、かつ第1,第2弧状板部21a, 21bを倒伏状態で保持する仮止め手段を注出キャップ8に設けたから、両弧状板部21a, 21bが流通過程で起立状態となって邪魔となることがない。
【0015】
請求項3記載の発明の場合は、上記請求項1記載の発明の効果を有し、かつ第1,第2弧状板部21a, 21bの内周縁部分と頂壁16の周縁部分を破断片23, 23を介して連結させたから、その破断片23, 23を破断させることで第1,第2弧状板部21a, 21bを容易に起立させてることができ、よって、両弧状板部を把手として容易に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明容器の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】同実施形態の注出キャップの平面図である。
【図3】同実施形態を弧状板部を起立させた状態で示す縦断面図である。
【図4】同実施形態を弧状板部を起立させた状態で示す斜視図である。
【符号の説明】
1…容器体 8…注出キャップ
Claims (3)
- 胴部2上端から口頸部4を起立する容器体1と、該容器体の口頸部4外面に抜き出しおよび回動が不能に嵌着させた周壁9上端から内向きフランジ状壁12を介して口頸部4内へ弾性反転可能に半球面状壁14を垂設すると共に、該半球面状壁の底部に穿設した透孔周縁から注出筒15を起立し、かつ該注出筒上端面を上記半球面状壁14上面を閉塞する頂壁16下面中央部へ、肉薄破断部17を介して連結させた注出キャップ8とからなり、該注出キャップの頂壁16の前後両部から突設した支持板部20, 20の一方側面に第1弧状板部21aの前後両端部を、かつ他方側面へ第2弧状板部21bの前後両端部を、それぞれヒンジ部22を介して連結させ、かつこれ等第1,第2弧状板部を上記内向きフランジ状壁12上面へ載置させたことを特徴とする封緘容器。
- 第1,第2弧状板部21a, 21bを倒伏状態で保持する仮止め手段を注出キャップ8に設けた請求項1記載の封緘容器。
- 第1,第2弧状板部21a, 21bの内周縁部分と頂壁16周縁部分とを破断片23, 23を介して連結させた請求項1記載の封緘容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29336995A JP3631306B2 (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 封緘容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29336995A JP3631306B2 (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 封緘容器 |
Publications (2)
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JPH09110062A JPH09110062A (ja) | 1997-04-28 |
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Family
ID=17793895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29336995A Expired - Fee Related JP3631306B2 (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 封緘容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3631306B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP29336995A patent/JP3631306B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09110062A (ja) | 1997-04-28 |
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