JP2579562Y2 - 簡易食品容器 - Google Patents
簡易食品容器Info
- Publication number
- JP2579562Y2 JP2579562Y2 JP950592U JP950592U JP2579562Y2 JP 2579562 Y2 JP2579562 Y2 JP 2579562Y2 JP 950592 U JP950592 U JP 950592U JP 950592 U JP950592 U JP 950592U JP 2579562 Y2 JP2579562 Y2 JP 2579562Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- cover cap
- fitting
- outward flange
- diameter portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ムース、プリン等を収
容して販売に供する使い捨ての簡易食品容器に係るもの
である。
容して販売に供する使い捨ての簡易食品容器に係るもの
である。
【０００２】
【従来の技術】その１． 一般によく知られているこの種の容器に、糸底を有する
合成樹脂製のカップと、該カップの口部に剥離可能に超
音波接合したシール材とから成り、その糸底内のカップ
底面に一体成形で突設した小棒による給気用開孔手段を
設けて、内容物をそのままそっくり取り出すことができ
るようにしたものがある。また、合成樹脂製の箱形容器
体と、該箱形容器体の口部に剥離可能に融着したシール
材とから成り、その箱形容器体の底壁に給気孔を穿設す
るとともに、該給気孔を剥離可能に融着した覆い板で閉
じた給気用開孔手段を設けた同様のものがある（実開昭
６４−２９１７６号公報）。これらの場合、内容物の取
り出しには、まず、シール材を剥がして、内容物が入っ
たままのカップ又は箱形容器体を用意した皿の上に倒立
させ、次いで、底の小棒を折り倒すか又は覆い板を剥が
して給気孔を開孔させることにより、カップ内面と内容
物との間の真空を破って、内容物をその皿の上に落下さ
せる。
合成樹脂製のカップと、該カップの口部に剥離可能に超
音波接合したシール材とから成り、その糸底内のカップ
底面に一体成形で突設した小棒による給気用開孔手段を
設けて、内容物をそのままそっくり取り出すことができ
るようにしたものがある。また、合成樹脂製の箱形容器
体と、該箱形容器体の口部に剥離可能に融着したシール
材とから成り、その箱形容器体の底壁に給気孔を穿設す
るとともに、該給気孔を剥離可能に融着した覆い板で閉
じた給気用開孔手段を設けた同様のものがある（実開昭
６４−２９１７６号公報）。これらの場合、内容物の取
り出しには、まず、シール材を剥がして、内容物が入っ
たままのカップ又は箱形容器体を用意した皿の上に倒立
させ、次いで、底の小棒を折り倒すか又は覆い板を剥が
して給気孔を開孔させることにより、カップ内面と内容
物との間の真空を破って、内容物をその皿の上に落下さ
せる。
【０００３】その２． その他には、合成樹脂製の皿体の上に、内容物を収容し
た合成樹脂製のカバーキャップを取り外し可能に嵌合さ
せて、そのカバーキャップを取り外すことで、皿体に残
る内容物をそのまま食用に供するものがある（実開昭５
４−２６５３８号公報）。
た合成樹脂製のカバーキャップを取り外し可能に嵌合さ
せて、そのカバーキャップを取り外すことで、皿体に残
る内容物をそのまま食用に供するものがある（実開昭５
４−２６５３８号公報）。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記その１．
の場合、皿を別に用意しなければならず、不便である。
また、上記その２．の場合、皿体とカバーキャップとの
嵌合が不意に外れることや内容物の洩れを生じることが
あり、また、カバーキャップを皿体から取り外してもカ
バーキャップ内の内容物がカバーキャップとの密着（真
空）から容易に抜けでない欠点がある。本考案は、これ
らの問題点を解決しようとするものである。
の場合、皿を別に用意しなければならず、不便である。
また、上記その２．の場合、皿体とカバーキャップとの
嵌合が不意に外れることや内容物の洩れを生じることが
あり、また、カバーキャップを皿体から取り外してもカ
バーキャップ内の内容物がカバーキャップとの密着（真
空）から容易に抜けでない欠点がある。本考案は、これ
らの問題点を解決しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
考案は、カバーキャップ１の頂壁に小さな給気孔９を穿
設し、該給気孔を頂壁に剥離可能に貼着した小シール材
１１で閉孔して給気用開孔手段２を講じ、上記カバーキ
ャップ１の下端部を底蓋嵌合用大径部１２に形成し、該
大径部の下端から外方へ外縁部１３が水平に折れ上がっ
た外向きフランジ３を突設し、上記カバーキャップ１の
底蓋嵌合用大径部１２の内周に底蓋５の内面から立設し
た嵌合筒１５を離脱可能に嵌合させて当該底蓋５を取り
外し可能に装着し、その嵌合筒１５の下端から外側へ上
記カバーキャップ１の外向きフランジ３よりも広幅の大
幅フランジ７を突設し、該大幅フランジを上方へ段状に
折り上げて該大幅フランジのフランジ基端部の上面に上
記カバーキャップ１の底蓋嵌合用大径部１２乃至外向き
フランジ３を収納させる凹段部６をその底蓋嵌合用大径
部１２乃至外向きフランジ３の下面に対応させて形成
し、また、その大幅フランジ７のフランジ先端部にはそ
の凹段部６に収納した上記カバーキャップ１の外向きフ
ランジ３の水平外縁部１３と上面面一にて隣接する水平
部１６を形成するとともに、該水平部１６を部分的に内
側へ窪ませ、且つ、該窪み１８内に上面がその水平部１
６上面と面一をなすつまみ片１９を配して、該つまみ片
を破断小片２０を介してその水平部１６と一体に連設
し、上記大幅フランジ７の水平部１６及びつまみ片１９
の上面と上記外向きフランジ３の水平外縁部１３の上面
との間にリング状のシール材８を剥離可能に貼着したこ
とを特徴とする。
考案は、カバーキャップ１の頂壁に小さな給気孔９を穿
設し、該給気孔を頂壁に剥離可能に貼着した小シール材
１１で閉孔して給気用開孔手段２を講じ、上記カバーキ
ャップ１の下端部を底蓋嵌合用大径部１２に形成し、該
大径部の下端から外方へ外縁部１３が水平に折れ上がっ
た外向きフランジ３を突設し、上記カバーキャップ１の
底蓋嵌合用大径部１２の内周に底蓋５の内面から立設し
た嵌合筒１５を離脱可能に嵌合させて当該底蓋５を取り
外し可能に装着し、その嵌合筒１５の下端から外側へ上
記カバーキャップ１の外向きフランジ３よりも広幅の大
幅フランジ７を突設し、該大幅フランジを上方へ段状に
折り上げて該大幅フランジのフランジ基端部の上面に上
記カバーキャップ１の底蓋嵌合用大径部１２乃至外向き
フランジ３を収納させる凹段部６をその底蓋嵌合用大径
部１２乃至外向きフランジ３の下面に対応させて形成
し、また、その大幅フランジ７のフランジ先端部にはそ
の凹段部６に収納した上記カバーキャップ１の外向きフ
ランジ３の水平外縁部１３と上面面一にて隣接する水平
部１６を形成するとともに、該水平部１６を部分的に内
側へ窪ませ、且つ、該窪み１８内に上面がその水平部１
６上面と面一をなすつまみ片１９を配して、該つまみ片
を破断小片２０を介してその水平部１６と一体に連設
し、上記大幅フランジ７の水平部１６及びつまみ片１９
の上面と上記外向きフランジ３の水平外縁部１３の上面
との間にリング状のシール材８を剥離可能に貼着したこ
とを特徴とする。
【０００６】
【作用】如上の構成であるから、収容したムース、プリ
ン等の内容物を取り出すときは、まず、カバーキャップ
１の頂壁の給気用開孔手段２を開孔させてカバーキャッ
プ内の真空を破り、これによる外気の供給で内容物を自
重にて下方へと移動させ、次いで、リング状のシール材
８を剥がし、底蓋５からカバーキャップ１を取り外し、
除去する。除去後の底蓋５は皿の役割を果して、内容物
はその底蓋５による皿の上に置かれることとなり、後は
そのまま食用に供すればよい。
ン等の内容物を取り出すときは、まず、カバーキャップ
１の頂壁の給気用開孔手段２を開孔させてカバーキャッ
プ内の真空を破り、これによる外気の供給で内容物を自
重にて下方へと移動させ、次いで、リング状のシール材
８を剥がし、底蓋５からカバーキャップ１を取り外し、
除去する。除去後の底蓋５は皿の役割を果して、内容物
はその底蓋５による皿の上に置かれることとなり、後は
そのまま食用に供すればよい。
【０００７】
【実施例】図面は、本考案の実施例を示している。この
場合、合成樹脂製のテーパ状カバーキャップ１を設け、
該カバーキャップの頂壁中央に給気用開孔手段２を講
じ、該給気用開孔手段は、カバーキャップの頂壁中央に
外孔縁を膨隆縁１０とした小さな給気孔９を穿設し、該
給気孔をその膨隆縁１０に剥離可能に超音波融着したア
ルミシール等の小シール材１１で閉孔して成る。また、
カバーキャップ１の下端部を底蓋嵌合用大径部１２に形
成し、該大径部の下端から外方へと断面クランク状の外
向きフランジ３を外縁部１３が水平に折れ上がった状態
にて一体に突設している。而して、このカバーキャップ
１には、これを倒立させて、ムース、プリン等の内容物
１４を収容する。上記カバーキャップ１の底蓋嵌合用大
径部１２には、底蓋５を取り外し可能に装着しており、
この装着には、底蓋５の内面から起立させた嵌合筒１５
をその底蓋嵌合用大径部１２の内側へと離脱可能に嵌合
させている。該嵌合筒の外側には、上記カバーキャップ
１の外向きフランジ３よりもほぼ２倍程度に広幅とした
大幅フランジ７を連設しており、該大幅フランジは、そ
の嵌合筒１５の下端部から外方へ突出させ、且つ、上方
へ２段の段状に折り上げることで、フランジ基端部の上
面に、上記カバーキャップ１の底蓋嵌合用大径部１２乃
至外向きフランジ３を収納させる２段の凹段部６を、そ
の底蓋嵌合用大径部１２乃至外向きフランジ３の上記ク
ランク状断面形状に対応させて形成し、また、フランジ
先端部には、その凹段部６に収納した上記カバーキャッ
プ１の外向きフランジ３の水平外縁部１３と上面面一に
て隣接する水平部１６を形成し、該水平部の外周縁から
垂直部１７を垂設し、該垂直部乃至水平部１６を両側で
部分的に内側へ窪ませるとともに、該窪み１８内に、上
面がその水平部１６上面と面一をなすつまみ片１９を配
して、該つまみ片を破断小片２０を介してその水平部１
６と一体に連設している。面一に隣接している上記底蓋
５の大幅フランジ７に形成した水平部１６及びつまみ片
１９の上面乃至上記カバーキャップ１の外向きフランジ
３に形成した水平外縁部１３の上面には、リング状をな
すアルミシール等の一枚のシール材８を超音波溶着によ
り剥離可能に貼着している。
場合、合成樹脂製のテーパ状カバーキャップ１を設け、
該カバーキャップの頂壁中央に給気用開孔手段２を講
じ、該給気用開孔手段は、カバーキャップの頂壁中央に
外孔縁を膨隆縁１０とした小さな給気孔９を穿設し、該
給気孔をその膨隆縁１０に剥離可能に超音波融着したア
ルミシール等の小シール材１１で閉孔して成る。また、
カバーキャップ１の下端部を底蓋嵌合用大径部１２に形
成し、該大径部の下端から外方へと断面クランク状の外
向きフランジ３を外縁部１３が水平に折れ上がった状態
にて一体に突設している。而して、このカバーキャップ
１には、これを倒立させて、ムース、プリン等の内容物
１４を収容する。上記カバーキャップ１の底蓋嵌合用大
径部１２には、底蓋５を取り外し可能に装着しており、
この装着には、底蓋５の内面から起立させた嵌合筒１５
をその底蓋嵌合用大径部１２の内側へと離脱可能に嵌合
させている。該嵌合筒の外側には、上記カバーキャップ
１の外向きフランジ３よりもほぼ２倍程度に広幅とした
大幅フランジ７を連設しており、該大幅フランジは、そ
の嵌合筒１５の下端部から外方へ突出させ、且つ、上方
へ２段の段状に折り上げることで、フランジ基端部の上
面に、上記カバーキャップ１の底蓋嵌合用大径部１２乃
至外向きフランジ３を収納させる２段の凹段部６を、そ
の底蓋嵌合用大径部１２乃至外向きフランジ３の上記ク
ランク状断面形状に対応させて形成し、また、フランジ
先端部には、その凹段部６に収納した上記カバーキャッ
プ１の外向きフランジ３の水平外縁部１３と上面面一に
て隣接する水平部１６を形成し、該水平部の外周縁から
垂直部１７を垂設し、該垂直部乃至水平部１６を両側で
部分的に内側へ窪ませるとともに、該窪み１８内に、上
面がその水平部１６上面と面一をなすつまみ片１９を配
して、該つまみ片を破断小片２０を介してその水平部１
６と一体に連設している。面一に隣接している上記底蓋
５の大幅フランジ７に形成した水平部１６及びつまみ片
１９の上面乃至上記カバーキャップ１の外向きフランジ
３に形成した水平外縁部１３の上面には、リング状をな
すアルミシール等の一枚のシール材８を超音波溶着によ
り剥離可能に貼着している。
【０００８】この場合、内容物１４を取り出すときは、
まず、カバーキャップ１の頂部の給気用開孔手段２を、
小シール材１１を引き剥がして給気孔９を開孔させるこ
とにより開放させて、カバーキャップ内の真空を破り、
これによる外気の供給で内容物を自重にて下方の底蓋５
上へと移動させ、次いで、つまみ片１９をシール材８と
ともにつまんで、破断小片２０を破断させながら引き上
げることによりそのシール材８を剥がし、底蓋５からカ
バーキャップ１を取り外して除去する。これによって底
蓋５上に残る内容物はそのままで食用に供する。なお、
給気用開孔手段２において、給気孔９の外孔縁を膨隆縁
１０としたのは、小シール材１１の融着を膨隆縁１０だ
けに制限して、小シール材１１をつまみ易く且つ剥がし
易いものにするためである。
まず、カバーキャップ１の頂部の給気用開孔手段２を、
小シール材１１を引き剥がして給気孔９を開孔させるこ
とにより開放させて、カバーキャップ内の真空を破り、
これによる外気の供給で内容物を自重にて下方の底蓋５
上へと移動させ、次いで、つまみ片１９をシール材８と
ともにつまんで、破断小片２０を破断させながら引き上
げることによりそのシール材８を剥がし、底蓋５からカ
バーキャップ１を取り外して除去する。これによって底
蓋５上に残る内容物はそのままで食用に供する。なお、
給気用開孔手段２において、給気孔９の外孔縁を膨隆縁
１０としたのは、小シール材１１の融着を膨隆縁１０だ
けに制限して、小シール材１１をつまみ易く且つ剥がし
易いものにするためである。
【０００９】
【考案の効果】本考案によれば、カバーキャップ１と底
蓋５との間において、カバーキャップ１の底蓋嵌合用大
径部１２と底蓋５の嵌合筒１５とを嵌合させるだけでな
く、面一に隣接させたカバーキャップ１における外向き
フランジ３の水平外縁部１３と底蓋５における大幅フラ
ンジ７の水平部１６との間にリング状のシール材８を貼
着しているので、カバーキャップ１と底蓋５との嵌合が
不意に外れることもなければ、内容物が洩れ出ることも
ない。また、カバーキャップ１の底蓋嵌合用大径部１２
の下端から外方へ外縁部１３が水平に折れ上がった外向
きフランジ３を突設し、底蓋５の嵌合筒１５の下端から
外側へカバーキャップ１の外向きフランジ３よりも広幅
の大幅フランジ７を突設して、該大幅フランジを上方へ
段状に折り上げてフランジ基端部の上面にカバーキャッ
プ１の底蓋嵌合用大径部１２乃至外向きフランジ３を収
納させる凹段部６をその底蓋嵌合用大径部１２乃至外向
きフランジ３の下面に対応させて形成しているので、カ
バーキャップ１の底蓋嵌合用大径部１２と底蓋５の嵌合
筒１５とを嵌合させてもカバーキャップ１における外向
きフランジ３の水平外縁部１３と底蓋５における大幅フ
ランジ７の水平部１６とを支障なく面一に隣接させるこ
とができて、相互間にリング状のシール材８を段差なく
無理なく強力に貼着することができ、しかも、段差がな
いから剥離の際にはそのリング状のシール材８へ無理な
く具合よく力を加えることができて、的確にスムーズに
剥離させることができる。更に、底蓋５における大幅フ
ランジ７の水平部１６を部分的に内側へ窪ませ、且つ、
該窪み１８内に上面がその水平部１６上面と面一をなす
つまみ片１９を配して、該つまみ片を破断小片２０を介
してその水平部１６と一体に連設し、そして、リング状
のシール材８の一部をつまみ片１９にも貼着しているの
で、そのリング状のシール材８の一部をつまみ片１９と
ともにつまんで、該つまみ片１９の破断小片２０を破断
させて引き上げることにより、リング状シール材８を容
易に支障なく剥離させることができる。その上、カバー
キャップ１の頂壁に小さな給気孔９を穿設し、該給気孔
を頂壁に剥離可能に貼着した小シール材１１で閉孔して
給気用開孔手段２を講じているので、収容したムース、
プリン等の内容物を取り出すときは、小シール材１１を
剥がして給気孔９を開孔させることで給気用開孔手段２
を開放させて外気を供給することにより、内容物を自重
にて簡単に下方へと移動させることができ、次いで、リ
ング状のシール材８を剥がし、カバーキャップ１を取り
外して除去することにより、底蓋５には皿の役割を果た
させることができ、したがって、別に皿が不要で、内容
物はその底蓋５による皿の上でそのまま食用に供するこ
とができて頗る便利である。加えて、合成樹脂成形部材
により簡単に製作できて、安価に提供でき、実用上極め
て有益である。
蓋５との間において、カバーキャップ１の底蓋嵌合用大
径部１２と底蓋５の嵌合筒１５とを嵌合させるだけでな
く、面一に隣接させたカバーキャップ１における外向き
フランジ３の水平外縁部１３と底蓋５における大幅フラ
ンジ７の水平部１６との間にリング状のシール材８を貼
着しているので、カバーキャップ１と底蓋５との嵌合が
不意に外れることもなければ、内容物が洩れ出ることも
ない。また、カバーキャップ１の底蓋嵌合用大径部１２
の下端から外方へ外縁部１３が水平に折れ上がった外向
きフランジ３を突設し、底蓋５の嵌合筒１５の下端から
外側へカバーキャップ１の外向きフランジ３よりも広幅
の大幅フランジ７を突設して、該大幅フランジを上方へ
段状に折り上げてフランジ基端部の上面にカバーキャッ
プ１の底蓋嵌合用大径部１２乃至外向きフランジ３を収
納させる凹段部６をその底蓋嵌合用大径部１２乃至外向
きフランジ３の下面に対応させて形成しているので、カ
バーキャップ１の底蓋嵌合用大径部１２と底蓋５の嵌合
筒１５とを嵌合させてもカバーキャップ１における外向
きフランジ３の水平外縁部１３と底蓋５における大幅フ
ランジ７の水平部１６とを支障なく面一に隣接させるこ
とができて、相互間にリング状のシール材８を段差なく
無理なく強力に貼着することができ、しかも、段差がな
いから剥離の際にはそのリング状のシール材８へ無理な
く具合よく力を加えることができて、的確にスムーズに
剥離させることができる。更に、底蓋５における大幅フ
ランジ７の水平部１６を部分的に内側へ窪ませ、且つ、
該窪み１８内に上面がその水平部１６上面と面一をなす
つまみ片１９を配して、該つまみ片を破断小片２０を介
してその水平部１６と一体に連設し、そして、リング状
のシール材８の一部をつまみ片１９にも貼着しているの
で、そのリング状のシール材８の一部をつまみ片１９と
ともにつまんで、該つまみ片１９の破断小片２０を破断
させて引き上げることにより、リング状シール材８を容
易に支障なく剥離させることができる。その上、カバー
キャップ１の頂壁に小さな給気孔９を穿設し、該給気孔
を頂壁に剥離可能に貼着した小シール材１１で閉孔して
給気用開孔手段２を講じているので、収容したムース、
プリン等の内容物を取り出すときは、小シール材１１を
剥がして給気孔９を開孔させることで給気用開孔手段２
を開放させて外気を供給することにより、内容物を自重
にて簡単に下方へと移動させることができ、次いで、リ
ング状のシール材８を剥がし、カバーキャップ１を取り
外して除去することにより、底蓋５には皿の役割を果た
させることができ、したがって、別に皿が不要で、内容
物はその底蓋５による皿の上でそのまま食用に供するこ
とができて頗る便利である。加えて、合成樹脂成形部材
により簡単に製作できて、安価に提供でき、実用上極め
て有益である。
【図１】 本考案の簡易食品容器に係る実施例を示す中
央縦断側面図である。
央縦断側面図である。
【図２】 図１の要部の拡大断面図である。
【図３】 同例の分解斜視図である。
【図４】 同例のシール材及び小シール材を除去した平
面図である。
面図である。
１…カバーキャップ ２…給気用開孔手
段 ３…外向きフランジ ４…口部 ５…底蓋 ６…凹段部 ７…大幅フランジ ８…シール材 ９…給気孔 １０…膨隆縁 １１…小シール材 １２…底蓋嵌合用
大径部 １３…水平外縁部 １４…内容物 １５…嵌合筒 １６…水平部 １７…垂直部 １８…窪み １９…つまみ片 ２０…破断小片
段 ３…外向きフランジ ４…口部 ５…底蓋 ６…凹段部 ７…大幅フランジ ８…シール材 ９…給気孔 １０…膨隆縁 １１…小シール材 １２…底蓋嵌合用
大径部 １３…水平外縁部 １４…内容物 １５…嵌合筒 １６…水平部 １７…垂直部 １８…窪み １９…つまみ片 ２０…破断小片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65D 1/00 - 1/48 B65D 67/00 - 79/02 B65D 81/18 - 81/30 B65D 81/38 B65D 85/50 - 85/56,85/60 B65D 85/72 - 85/84
Claims (1)
- 【請求項１】 カバーキャップ１の頂壁に小さな給気孔
９を穿設し、該給気孔を頂壁に剥離可能に貼着した小シ
ール材１１で閉孔して給気用開孔手段２を講じ、上記カ
バーキャップ１の下端部を底蓋嵌合用大径部１２に形成
し、該大径部の下端から外方へ外縁部１３が水平に折れ
上がった外向きフランジ３を突設し、上記カバーキャッ
プ１の底蓋嵌合用大径部１２の内周に底蓋５の内面から
立設した嵌合筒１５を離脱可能に嵌合させて当該底蓋５
を取り外し可能に装着し、その嵌合筒１５の下端から外
側へ上記カバーキャップ１の外向きフランジ３よりも広
幅の大幅フランジ７を突設し、該大幅フランジを上方へ
段状に折り上げて該大幅フランジのフランジ基端部の上
面に上記カバーキャップ１の底蓋嵌合用大径部１２乃至
外向きフランジ３を収納させる凹段部６をその底蓋嵌合
用大径部１２乃至外向きフランジ３の下面に対応させて
形成し、また、その大幅フランジ７のフランジ先端部に
はその凹段部６に収納した上記カバーキャップ１の外向
きフランジ３の水平外縁部１３と上面面一にて隣接する
水平部１６を形成するとともに、該水平部１６を部分的
に内側へ窪ませ、且つ、該窪み１８内に上面がその水平
部１６上面と面一をなすつまみ片１９を配して、該つま
み片を破断小片２０を介してその水平部１６と一体に連
設し、上記大幅フランジ７の水平部１６及びつまみ片１
９の上面と上記外向きフランジ３の水平外縁部１３の上
面との間にリング状のシール材８を剥離可能に貼着した
ことを特徴とする簡易食品容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP950592U JP2579562Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 簡易食品容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP950592U JP2579562Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 簡易食品容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0562467U JPH0562467U (ja) | 1993-08-20 |
| JP2579562Y2 true JP2579562Y2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=11722108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP950592U Expired - Lifetime JP2579562Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 簡易食品容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2579562Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5181287B2 (ja) * | 2008-11-18 | 2013-04-10 | 住友電工プリントサーキット株式会社 | フレキシブルプリント配線板用収納トレイ |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP950592U patent/JP2579562Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0562467U (ja) | 1993-08-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |