JP2578598Y2 - 簡易食品容器 - Google Patents
簡易食品容器Info
- Publication number
- JP2578598Y2 JP2578598Y2 JP1992009504U JP950492U JP2578598Y2 JP 2578598 Y2 JP2578598 Y2 JP 2578598Y2 JP 1992009504 U JP1992009504 U JP 1992009504U JP 950492 U JP950492 U JP 950492U JP 2578598 Y2 JP2578598 Y2 JP 2578598Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover cap
- flange
- air supply
- supply hole
- peripheral wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ムース、プリン等を収
容して販売に供する使い捨ての簡易食品容器に係るもの
である。
容して販売に供する使い捨ての簡易食品容器に係るもの
である。
【０００２】
【従来の技術】一般によく知られているこの種の容器
に、糸底を有する合成樹脂製のカップと、これの口部に
剥離可能に超音波接合したアルミシールとから成り、そ
の糸底の内側に一体成形した小棒の給気用開孔手段を設
けたものがある。この容器は、内容物をそのままそっく
り取り出すことができ、その取り出しの際には、まず、
アルミシールを剥がしてそのカップを用意した皿の上に
倒立させ、次いで、底の小棒を折り倒して給気孔を開孔
させることにより、カップ内面と内容物との間の真空を
破って、内容物をその皿の上に落下させるようにしたも
のである。また、他に、上述のようにして小棒の給気用
開孔手段を装備させた容器において、上記カップの口部
を蓋板の接着で閉じ、そのカップの口縁から斜め下外方
へ突出する張出縁を設けるとともに、カップ上端部に薄
肉破断線を周設したものがある（実開昭６１−１２３０
８５号公報）。この容器は、内容物の取り出しに当たっ
て、カップを倒立させ、該薄肉破断線を破断させること
で、破断後の蓋板乃至張出縁を皿に兼用し、後は前例同
様に、底の小棒を折り倒して給気孔を開孔させることに
より、カップ内面と内容物との間の真空を破って、内容
物をその兼用皿の上に落下させるようにしたものであ
る。
に、糸底を有する合成樹脂製のカップと、これの口部に
剥離可能に超音波接合したアルミシールとから成り、そ
の糸底の内側に一体成形した小棒の給気用開孔手段を設
けたものがある。この容器は、内容物をそのままそっく
り取り出すことができ、その取り出しの際には、まず、
アルミシールを剥がしてそのカップを用意した皿の上に
倒立させ、次いで、底の小棒を折り倒して給気孔を開孔
させることにより、カップ内面と内容物との間の真空を
破って、内容物をその皿の上に落下させるようにしたも
のである。また、他に、上述のようにして小棒の給気用
開孔手段を装備させた容器において、上記カップの口部
を蓋板の接着で閉じ、そのカップの口縁から斜め下外方
へ突出する張出縁を設けるとともに、カップ上端部に薄
肉破断線を周設したものがある（実開昭６１−１２３０
８５号公報）。この容器は、内容物の取り出しに当たっ
て、カップを倒立させ、該薄肉破断線を破断させること
で、破断後の蓋板乃至張出縁を皿に兼用し、後は前例同
様に、底の小棒を折り倒して給気孔を開孔させることに
より、カップ内面と内容物との間の真空を破って、内容
物をその兼用皿の上に落下させるようにしたものであ
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前者では、皿
を別に用意しなければならず、不便である。また、後者
では、皿を別に用意する必要はないが、薄肉破断線での
破断が容易でなく、かえって皿を別に用意した方が都合
よい場合すら生じる。本考案は、これらの問題点を解決
しようとするものである。
を別に用意しなければならず、不便である。また、後者
では、皿を別に用意する必要はないが、薄肉破断線での
破断が容易でなく、かえって皿を別に用意した方が都合
よい場合すら生じる。本考案は、これらの問題点を解決
しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
考案は、合成樹脂製の薄肉のテーパ状カバーキャップ１
を設け、該カバーキャップの頂壁には、一方へ片寄せて
かつ片寄り側の縁部に一対の先鋭部１１，１１を形成し
て給気孔６を穿設するとともに、該給気孔を剥離可能な
小シール材７で閉じて給気用開孔手段２を講じ、また、
そのカバーキャップ１の周壁の下端には、外向きフラン
ジ３を一体に連設するとともに、該外向きフランジ３を
破断分離可能に薄肉破断線９を周設し、更に、その外向
きフランジ３には、上記カバーキャップ１の周壁の下端
を閉じるシール材４を接合するとともに、外縁部１４が
反り上がった鍔状部材５を付設したことを特徴とする。
考案は、合成樹脂製の薄肉のテーパ状カバーキャップ１
を設け、該カバーキャップの頂壁には、一方へ片寄せて
かつ片寄り側の縁部に一対の先鋭部１１，１１を形成し
て給気孔６を穿設するとともに、該給気孔を剥離可能な
小シール材７で閉じて給気用開孔手段２を講じ、また、
そのカバーキャップ１の周壁の下端には、外向きフラン
ジ３を一体に連設するとともに、該外向きフランジ３を
破断分離可能に薄肉破断線９を周設し、更に、その外向
きフランジ３には、上記カバーキャップ１の周壁の下端
を閉じるシール材４を接合するとともに、外縁部１４が
反り上がった鍔状部材５を付設したことを特徴とする。
【０００５】
【作用】如上の構成であるから、収容したムース、プリ
ン等の内容物を取り出すときは、まず、カバーキャップ
１の頂壁の給気用開孔手段２を開孔させ、すなわち、カ
バーキャップ１の頂壁の中央部側で小シール材７を引い
て、該小シール材の一部を剥離させることで給気孔６を
開孔させることにより、カバーキャップ内面と内容物と
の間の真空を破り、また、その給気孔６からの外気の吸
気で内容物を自重にて下方へと移動させる。次いで、そ
の小シール材７を更に引いて、その小シールが部分的に
連なるカバーキャップ１の周壁の一部に局部的に力を与
えることで一対の先鋭部１１，１１によりカバーキャッ
プ周壁に割裂を誘発させ、その周壁に縦に割裂を生じさ
せる。そして、引き続きその周壁の下端の薄肉破断線９
を破断させ、この破断で外向きフランジ３から離れたカ
バーキャップ１を除去する。除去後のシール材４乃至鍔
状部材５は、皿の役割を果して、内容物がそのシール材
４乃至鍔状部材５による皿の上に置かれることとなり、
後は、そのまま食用に供すればよい。
ン等の内容物を取り出すときは、まず、カバーキャップ
１の頂壁の給気用開孔手段２を開孔させ、すなわち、カ
バーキャップ１の頂壁の中央部側で小シール材７を引い
て、該小シール材の一部を剥離させることで給気孔６を
開孔させることにより、カバーキャップ内面と内容物と
の間の真空を破り、また、その給気孔６からの外気の吸
気で内容物を自重にて下方へと移動させる。次いで、そ
の小シール材７を更に引いて、その小シールが部分的に
連なるカバーキャップ１の周壁の一部に局部的に力を与
えることで一対の先鋭部１１，１１によりカバーキャッ
プ周壁に割裂を誘発させ、その周壁に縦に割裂を生じさ
せる。そして、引き続きその周壁の下端の薄肉破断線９
を破断させ、この破断で外向きフランジ３から離れたカ
バーキャップ１を除去する。除去後のシール材４乃至鍔
状部材５は、皿の役割を果して、内容物がそのシール材
４乃至鍔状部材５による皿の上に置かれることとなり、
後は、そのまま食用に供すればよい。
【０００６】
【実施例】図面は、本考案の実施例を示している。この
場合、合成樹脂製の薄肉のテーパ状カバーキャップ１を
設け、該カバーキャップの頂壁には、給気孔６と該給気
孔を閉じた剥離可能な小シール材７とから成る給気用開
孔手段２を講じ、また、カバーキャップ１の周壁の下端
に小段部８を介して外向きフランジ３を一体に連設し、
その小段部８にノッチ加工による薄肉破断線９を周設し
て、カバーキャップ１と外向きフランジ３とを破断分離
可能に形成する。このカバーキャップ１には、これを倒
立させて、ムース、プリン等の内容物１０を収容する。
内容物１０を収容した上記カバーキャップ１には、外向
きフランジ３にアルミシール等のシール材４を超音波溶
着して水密に閉口させる。また、その外向きフランジ３
及びシール材４の周縁部に外縁部１４が反り上がった別
部材の鍔状部材５を付設する。給気孔６は、カバーキャ
ッブ頂壁にて一方に片寄せてかつ片寄り側の縁部に一対
の先鋭部１１，１１を形成して穿設する。該給気孔６閉
じる小シール材７は、アルミシール等とし、給気孔６の
周縁部に剥離可能に超音波溶着するが、一端部をカバー
キャップ頂壁の中央側でフリーに保って、これをつまみ
片１２とする。したがって、このつまみ片１２をつまん
で外側へと引けば、小シール材７がカバーキャップ頂壁
から剥がれて給気孔６が開孔することとなるが、この
際、小シール材７の他端部は未だ一対の先鋭部１１，１
１間で給気孔６の縁部と融着を維持していて、該先鋭部
１１，１１間にてカバーキャップ周壁に部分的に力を伝
達するので、該先鋭部１１，１１によってカバーキャッ
プ周壁に割裂が誘発されて、該周壁が縦に裂け、これが
薄肉破断線９に至り、引き続きこの薄肉破断線も破断さ
れる。鍔状部材５は、合成樹脂成形により、前記外向き
フランジ３の上に載せる内縁部１３と、その外側の外縁
部１４と、中間部の下面から垂設した挟着片１５とから
形成し、その内縁部１３を前記外向きフランジ３の上に
載せて、その挟着片１５の下部を超音波カールにて内側
へと曲げ込み、前記外向きフランジ３及びシール材４に
挟着させる。
場合、合成樹脂製の薄肉のテーパ状カバーキャップ１を
設け、該カバーキャップの頂壁には、給気孔６と該給気
孔を閉じた剥離可能な小シール材７とから成る給気用開
孔手段２を講じ、また、カバーキャップ１の周壁の下端
に小段部８を介して外向きフランジ３を一体に連設し、
その小段部８にノッチ加工による薄肉破断線９を周設し
て、カバーキャップ１と外向きフランジ３とを破断分離
可能に形成する。このカバーキャップ１には、これを倒
立させて、ムース、プリン等の内容物１０を収容する。
内容物１０を収容した上記カバーキャップ１には、外向
きフランジ３にアルミシール等のシール材４を超音波溶
着して水密に閉口させる。また、その外向きフランジ３
及びシール材４の周縁部に外縁部１４が反り上がった別
部材の鍔状部材５を付設する。給気孔６は、カバーキャ
ッブ頂壁にて一方に片寄せてかつ片寄り側の縁部に一対
の先鋭部１１，１１を形成して穿設する。該給気孔６閉
じる小シール材７は、アルミシール等とし、給気孔６の
周縁部に剥離可能に超音波溶着するが、一端部をカバー
キャップ頂壁の中央側でフリーに保って、これをつまみ
片１２とする。したがって、このつまみ片１２をつまん
で外側へと引けば、小シール材７がカバーキャップ頂壁
から剥がれて給気孔６が開孔することとなるが、この
際、小シール材７の他端部は未だ一対の先鋭部１１，１
１間で給気孔６の縁部と融着を維持していて、該先鋭部
１１，１１間にてカバーキャップ周壁に部分的に力を伝
達するので、該先鋭部１１，１１によってカバーキャッ
プ周壁に割裂が誘発されて、該周壁が縦に裂け、これが
薄肉破断線９に至り、引き続きこの薄肉破断線も破断さ
れる。鍔状部材５は、合成樹脂成形により、前記外向き
フランジ３の上に載せる内縁部１３と、その外側の外縁
部１４と、中間部の下面から垂設した挟着片１５とから
形成し、その内縁部１３を前記外向きフランジ３の上に
載せて、その挟着片１５の下部を超音波カールにて内側
へと曲げ込み、前記外向きフランジ３及びシール材４に
挟着させる。
【０００７】
【考案の効果】本考案によれば、既述構成であるから、
収容したムース、プリン等の内容物を取り出すときは、
給気用開孔手段２において小シール材７をカバーキャッ
プ頂壁の中央部側から引いて、その一部を剥離させ、給
気孔６を開孔させることにより、該給気孔６からの外気
の供給で内容物を自重にて下方へと移動させることがで
きるだけでなく、その小シール材７を更に引くことで、
その給気孔６の一対の先鋭部１１，１１によりカバーキ
ャップ１の周壁に割裂を誘発させることができて、カバ
ーキャップ周壁に簡単にかつ容易に割裂を生じさせるこ
とができ、これに引き続いて周壁下端の薄肉破断線９を
も簡単に、容易に、しかも、的確に、破断させることが
できて、カバーキャップ１を支障なくスムーズかつ迅速
に分離除去させることができる。そして、カバーキャッ
プ１を破断除去した後の内容物が載ったシール材４乃至
鍔状部材５は、そのままで皿として使用でき、したがっ
て、別に皿が不要で、内容物はそのシール材４乃至鍔状
部材５による皿の上でそのまま食用に供することがで
き、頗る便利である。また、合成樹脂成形部材により簡
単に製作できて、安価に提供でき、実用上極めて有益で
ある。
収容したムース、プリン等の内容物を取り出すときは、
給気用開孔手段２において小シール材７をカバーキャッ
プ頂壁の中央部側から引いて、その一部を剥離させ、給
気孔６を開孔させることにより、該給気孔６からの外気
の供給で内容物を自重にて下方へと移動させることがで
きるだけでなく、その小シール材７を更に引くことで、
その給気孔６の一対の先鋭部１１，１１によりカバーキ
ャップ１の周壁に割裂を誘発させることができて、カバ
ーキャップ周壁に簡単にかつ容易に割裂を生じさせるこ
とができ、これに引き続いて周壁下端の薄肉破断線９を
も簡単に、容易に、しかも、的確に、破断させることが
できて、カバーキャップ１を支障なくスムーズかつ迅速
に分離除去させることができる。そして、カバーキャッ
プ１を破断除去した後の内容物が載ったシール材４乃至
鍔状部材５は、そのままで皿として使用でき、したがっ
て、別に皿が不要で、内容物はそのシール材４乃至鍔状
部材５による皿の上でそのまま食用に供することがで
き、頗る便利である。また、合成樹脂成形部材により簡
単に製作できて、安価に提供でき、実用上極めて有益で
ある。
【図１】 本考案の簡易食品容器に係る実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図２】 同例の中央縦断側面図である。
【図３】 同例の分解斜視図である。
【図４】 図２の要部を示す拡大断面図である。
１…カバーキャップ ２…給気用開孔手段 ３…外向きフランジ ４…シール材 ５…鍔状部材 ６…給気孔 ７…小シール ８…小段部 ９…薄肉破断線 １０…内容物 １１…先鋭部 １２…つまみ片 １３…内縁部 １４…外縁部シール
材 １５…挟着片
材 １５…挟着片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65D 67/00 - 79/02 B65D 81/18 - 81/30 B65D 81/38 B65D 85/50 - 85/56,85/60 B65D 85/72 - 85/84 A47G 19/00 - 19/34
Claims (1)
- 【請求項１】 合成樹脂製の薄肉のテーパ状カバーキャ
ップ１を設け、該カバーキャップの頂壁には、一方へ片
寄せてかつ片寄り側の縁部に一対の先鋭部１１，１１を
形成して給気孔６を穿設するとともに、該給気孔を剥離
可能な小シール材７で閉じて給気用開孔手段２を講じ、
また、そのカバーキャップ１の周壁の下端には、外向き
フランジ３を一体に連設するとともに、該外向きフラン
ジ３を破断分離可能に薄肉破断線９を周設し、更に、そ
の外向きフランジ３には、上記カバーキャップ１の周壁
の下端を閉じるシール材４を接合するとともに、外縁部
１４が反り上がった鍔状部材５を付設したことを特徴と
する簡易食品容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992009504U JP2578598Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 簡易食品容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992009504U JP2578598Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 簡易食品容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0562466U JPH0562466U (ja) | 1993-08-20 |
| JP2578598Y2 true JP2578598Y2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=11722079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992009504U Expired - Fee Related JP2578598Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 簡易食品容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2578598Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61123085U (ja) * | 1985-01-22 | 1986-08-02 | ||
| JPH0650384Y2 (ja) * | 1987-08-11 | 1994-12-21 | 守 加茂 | 内容物充満密着梱包用合成樹脂容器 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1992009504U patent/JP2578598Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0562466U (ja) | 1993-08-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |