JP2530639Y2 - 注出キャップ - Google Patents
注出キャップInfo
- Publication number
- JP2530639Y2 JP2530639Y2 JP1990104302U JP10430290U JP2530639Y2 JP 2530639 Y2 JP2530639 Y2 JP 2530639Y2 JP 1990104302 U JP1990104302 U JP 1990104302U JP 10430290 U JP10430290 U JP 10430290U JP 2530639 Y2 JP2530639 Y2 JP 2530639Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- cap
- peripheral wall
- spout
- fitting hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は注出キャップに関する。
「従来の技術及び考案が解決しようとする課題」 注出キャップとして、周壁上端縁より頂壁を延設する
とともに、該頂壁に注出口を穿設してなるキャップ本体
と、該本体後部にその後部を回動可能に連結して注出口
上面を開閉自在に被覆する蓋体とからなるものが知られ
ている。これ等注出キャップは容器体口頸部に嵌着させ
て使用するが、内容物の未使用を表現する為に、注出キ
ャップを被覆して、或いは注出キャップを含む容器全体
を被覆して合成樹脂フィルム等によりシュリンクパック
することが一般に行われている。しかしながら、シュリ
ンクパックは原料コストも嵩み、又、その為の設備も必
要である。
とともに、該頂壁に注出口を穿設してなるキャップ本体
と、該本体後部にその後部を回動可能に連結して注出口
上面を開閉自在に被覆する蓋体とからなるものが知られ
ている。これ等注出キャップは容器体口頸部に嵌着させ
て使用するが、内容物の未使用を表現する為に、注出キ
ャップを被覆して、或いは注出キャップを含む容器全体
を被覆して合成樹脂フィルム等によりシュリンクパック
することが一般に行われている。しかしながら、シュリ
ンクパックは原料コストも嵩み、又、その為の設備も必
要である。
本考案は、この様な特殊包装をしなくても内容物の未
使用を表現でき、しかも一旦開封後は、それが開封済み
であることが判る注出キャップを提供することを目的と
するものである。
使用を表現でき、しかも一旦開封後は、それが開封済み
であることが判る注出キャップを提供することを目的と
するものである。
「課題を解決する為の手段」 周壁4上端縁より延設した頂壁5中央に注出口6を設
けるとともに、該注出口6を閉塞する切り取り可能な切
り取り蓋9を設けてなるキャップ本体2と、該本体2後
部上端に後部下端を回動可能に連結してキャップ本体上
面を開閉可能に設けてなる蓋体3とからなり、上記キャ
ップ本体2の頂壁5外周縁を下方に凹ませて形成した上
向き段部12を形成するとともに、該段部12周面に蓋体周
壁17内周面を係止可能に構成し、上記上向き段部12底面
の前端より薄肉状破断部14を介して前面が上向き傾斜面
をなす三角板状のシール部15を立設し、上記蓋体周壁17
前部下端より前方へ係止鍔部21を突設するとともに、該
鍔部21中央に嵌合孔22を穿設し、且つ、蓋体周壁17前部
外面を薄肉状に凹ませて形成した凹部23の下端を上記嵌
合孔22と連設し、上記蓋体3を閉じた際に、上記シール
部15が上記嵌合孔22を貫通して、その下面前部を係止鍔
部21前部上面に脱離不能に係合する如く構成してなるこ
とを特徴とする注出キャップ。
けるとともに、該注出口6を閉塞する切り取り可能な切
り取り蓋9を設けてなるキャップ本体2と、該本体2後
部上端に後部下端を回動可能に連結してキャップ本体上
面を開閉可能に設けてなる蓋体3とからなり、上記キャ
ップ本体2の頂壁5外周縁を下方に凹ませて形成した上
向き段部12を形成するとともに、該段部12周面に蓋体周
壁17内周面を係止可能に構成し、上記上向き段部12底面
の前端より薄肉状破断部14を介して前面が上向き傾斜面
をなす三角板状のシール部15を立設し、上記蓋体周壁17
前部下端より前方へ係止鍔部21を突設するとともに、該
鍔部21中央に嵌合孔22を穿設し、且つ、蓋体周壁17前部
外面を薄肉状に凹ませて形成した凹部23の下端を上記嵌
合孔22と連設し、上記蓋体3を閉じた際に、上記シール
部15が上記嵌合孔22を貫通して、その下面前部を係止鍔
部21前部上面に脱離不能に係合する如く構成してなるこ
とを特徴とする注出キャップ。
「作用」 使用に際しては、キャップ本体2の周壁4を容器体口
頸部(図示せず)外周に嵌合させて使用する。又、開封
に際しては、第1図の状態から係止鍔部21を上方へ押し
上げれば薄肉状破断部14が切断されてシール部15が切り
取られ、開蓋が可能となる。開蓋後は、把手11をつかん
で上方へ引けば切り取り蓋9が切り取られ注出口6が開
口する。又、使用後は、蓋体3を閉じればその嵌合突条
20がキャップ本体2の嵌合凹溝13に嵌合して蓋体3をキ
ャップ本体2に係止させることができる。
頸部(図示せず)外周に嵌合させて使用する。又、開封
に際しては、第1図の状態から係止鍔部21を上方へ押し
上げれば薄肉状破断部14が切断されてシール部15が切り
取られ、開蓋が可能となる。開蓋後は、把手11をつかん
で上方へ引けば切り取り蓋9が切り取られ注出口6が開
口する。又、使用後は、蓋体3を閉じればその嵌合突条
20がキャップ本体2の嵌合凹溝13に嵌合して蓋体3をキ
ャップ本体2に係止させることができる。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、図中1は
注出キャップを示す。該キャップ1は、キャップ本体2
と、蓋体3とを合成樹脂の一体成型により形成して構成
している。
注出キャップを示す。該キャップ1は、キャップ本体2
と、蓋体3とを合成樹脂の一体成型により形成して構成
している。
キャップ本体2は、円筒状の周壁4上端縁より肉厚の
頂壁5を延設するとともに、頂壁5中央に円形の注出口
6を穿設し、該注出口6周縁より上方に注出筒7を、下
方に容器体口頸部内周面に嵌合する嵌合筒8を各々延設
している。又、注出口6内に切り取り蓋9を横設してい
る。この切り取り蓋9は、注出口6を閉塞する平板状を
なし、その下面周縁に円形状にV溝状破断部10を設ける
とともに、上面より立設した支持柱上端にリング状の把
手11を横設しており、この把手11をつかんで引き上げる
ことにより上記破断部10が破断して注出口6が開口する
如く構成している。又、頂壁5の外周縁を下方へ凹ませ
て上向き段部12を周設し、その周面に嵌合凹溝13を周設
している。更に、キャップ本体前部の上向き段部12底面
前端より上方に薄肉状破断部14を介してシール部15を立
設している。このシール部15は、前面が上向き傾斜面を
なす三角板状をなしている。
頂壁5を延設するとともに、頂壁5中央に円形の注出口
6を穿設し、該注出口6周縁より上方に注出筒7を、下
方に容器体口頸部内周面に嵌合する嵌合筒8を各々延設
している。又、注出口6内に切り取り蓋9を横設してい
る。この切り取り蓋9は、注出口6を閉塞する平板状を
なし、その下面周縁に円形状にV溝状破断部10を設ける
とともに、上面より立設した支持柱上端にリング状の把
手11を横設しており、この把手11をつかんで引き上げる
ことにより上記破断部10が破断して注出口6が開口する
如く構成している。又、頂壁5の外周縁を下方へ凹ませ
て上向き段部12を周設し、その周面に嵌合凹溝13を周設
している。更に、キャップ本体前部の上向き段部12底面
前端より上方に薄肉状破断部14を介してシール部15を立
設している。このシール部15は、前面が上向き傾斜面を
なす三角板状をなしている。
蓋体3は、キャップ本体2の後部上端に薄肉ヒンジ16
を介して円筒状の周壁17後部下端を回動可能に連結して
おり、キャップ本体2上面を開閉可能に構成している。
蓋体3をキャップ本体2に回動可能に連結する構成は、
この薄肉ヒンジに限らず、例えば、三点ヒンジ機構等公
知の連結機構を採用できる。又、周壁17上端より延設し
た頂壁18の裏面より、上記キャップ本体2の注出筒7内
周に外周面を嵌合する嵌合筒部19を垂設している。又、
周壁17内周下端に、断面半円状の嵌合突条20を周設し、
この嵌合突条20をキャップ本体2の嵌合凹溝13に着脱自
在に嵌合することにより、蓋体3をキャップ本体2に係
止可能に構成している。
を介して円筒状の周壁17後部下端を回動可能に連結して
おり、キャップ本体2上面を開閉可能に構成している。
蓋体3をキャップ本体2に回動可能に連結する構成は、
この薄肉ヒンジに限らず、例えば、三点ヒンジ機構等公
知の連結機構を採用できる。又、周壁17上端より延設し
た頂壁18の裏面より、上記キャップ本体2の注出筒7内
周に外周面を嵌合する嵌合筒部19を垂設している。又、
周壁17内周下端に、断面半円状の嵌合突条20を周設し、
この嵌合突条20をキャップ本体2の嵌合凹溝13に着脱自
在に嵌合することにより、蓋体3をキャップ本体2に係
止可能に構成している。
又、蓋体3の周壁17前部下端より前方に係止鍔部21を
突設し、該鍔部21中央に平面形状が横長長方形の嵌合孔
22を穿設するとともに、周壁17前部外面を薄肉状に凹ま
せて形成した凹部23下端を上記嵌合孔22と連設させてい
る。上記の如く構成した蓋体3を回動して押圧しつつ閉
じた際に、上記シール部15が嵌合孔22内を貫通してその
下面前部が係止鍔部21前部上面に脱離不能に係合すると
ともに、後部の一部が上記凹部23内に収納され、蓋体3
をキャップ本体2にシールする如く構成している。
突設し、該鍔部21中央に平面形状が横長長方形の嵌合孔
22を穿設するとともに、周壁17前部外面を薄肉状に凹ま
せて形成した凹部23下端を上記嵌合孔22と連設させてい
る。上記の如く構成した蓋体3を回動して押圧しつつ閉
じた際に、上記シール部15が嵌合孔22内を貫通してその
下面前部が係止鍔部21前部上面に脱離不能に係合すると
ともに、後部の一部が上記凹部23内に収納され、蓋体3
をキャップ本体2にシールする如く構成している。
「考案の効果」 以上の如く本考案注出キャップは、既述構成としたこ
とにより、従来品の如くシュリンクパックの様な特殊包
装を必要とせずに、容器の未使用を表現できる。又、シ
ール部は容易に切り取ることが出来、又、切り取ること
によって容器が開封済みであることが一目瞭然であり、
使用済み或いは使用中であることも明瞭に表現できる利
点がある。又、前面が上向き傾斜面をなす三角板状をな
し、キャップ本体の上向き段部底面に薄肉状破断部を介
して立設したシール部を設け、蓋体を閉じた際に、シー
ル部が蓋体が係止鍔部に穿設した嵌合孔を貫通して、そ
の下面前部を係止鍔部前部上面に脱離不能に係合させる
如く構成したので、係合の際に薄肉状破断部には主とし
てその切断方向とは逆の方向(下方圧縮方向)に負荷が
掛かり、従って、開封の際に比較的容易に切断できる様
に薄肉状破断部を充分薄肉に形成しても、シールの際に
それが破断してしまうという様な不都合を生じる虞は極
めて少ない。
とにより、従来品の如くシュリンクパックの様な特殊包
装を必要とせずに、容器の未使用を表現できる。又、シ
ール部は容易に切り取ることが出来、又、切り取ること
によって容器が開封済みであることが一目瞭然であり、
使用済み或いは使用中であることも明瞭に表現できる利
点がある。又、前面が上向き傾斜面をなす三角板状をな
し、キャップ本体の上向き段部底面に薄肉状破断部を介
して立設したシール部を設け、蓋体を閉じた際に、シー
ル部が蓋体が係止鍔部に穿設した嵌合孔を貫通して、そ
の下面前部を係止鍔部前部上面に脱離不能に係合させる
如く構成したので、係合の際に薄肉状破断部には主とし
てその切断方向とは逆の方向(下方圧縮方向)に負荷が
掛かり、従って、開封の際に比較的容易に切断できる様
に薄肉状破断部を充分薄肉に形成しても、シールの際に
それが破断してしまうという様な不都合を生じる虞は極
めて少ない。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案注出キャ
ップの一実施例を示す縦断面図、第2図は正面図、第3
図は平面図である。 2……キャップ本体、3……蓋体、15……シール部
ップの一実施例を示す縦断面図、第2図は正面図、第3
図は平面図である。 2……キャップ本体、3……蓋体、15……シール部
Claims (1)
- 【請求項1】周壁4上端縁より延設した頂壁5中央に注
出口6を設けるとともに、該注出口6を閉塞する切り取
り可能な切り取り蓋9を設けてなるキャップ本体2と、
該本体2後部上端に後部下端を回動可能に連結してキャ
ップ本体上面を開閉可能に設けてなる蓋体3とからな
り、上記キャップ本体2の頂壁5外周縁を下方に凹ませ
て形成した上向き段部12を形成するとともに、該段部12
周面に蓋体周壁17内周面を係止可能に構成し、上記上向
き段部12底面の前端より薄肉状破断部14を介して前面が
上向き傾斜面をなす三角板状のシール部15を立設し、上
記蓋体周壁17前部下端より前方へ係止鍔部21を突設する
とともに、該鍔部21中央に嵌合孔22を穿設し、且つ、蓋
体周壁17前部外面を薄肉状に凹ませて形成した凹部23の
下端を上記嵌合孔22と連設し、上記蓋体3を閉じた際
に、上記シール部15が上記嵌合孔22を貫通して、その下
面前部を係止鍔部21前部上面に脱離不能に係合する如く
構成してなることを特徴とする注出キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990104302U JP2530639Y2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 注出キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990104302U JP2530639Y2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 注出キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0460861U JPH0460861U (ja) | 1992-05-25 |
JP2530639Y2 true JP2530639Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31849523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990104302U Expired - Fee Related JP2530639Y2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 注出キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530639Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5122206B2 (ja) * | 2007-07-31 | 2013-01-16 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0232599Y2 (ja) * | 1987-04-21 | 1990-09-04 |
-
1990
- 1990-10-02 JP JP1990104302U patent/JP2530639Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0460861U (ja) | 1992-05-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |