JP3791749B2 - チューブ容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はチューブ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
チューブ容器として、弾性圧搾可能な胴部の上端より口頚部を起立するとともに、口頚部上端縁より延設した頂板中央部に注出口を穿設してなる合成樹脂製のチューブ容器体と、口頚部の後部上端に後部下端を回動可能に連結して口頚部上面を開閉可能に閉塞した蓋体とからなるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらは胴部に比較して口頚部は固く形成されており、或いは肩部の存在がある場合には口頚部と肩部とが固く形成されており、その結果、高粘度の収納液はその残量が少なくなると、口頚部内或いは口頚部と肩部内に押し出しきれずに残るという現状がある。この種のチューブ容器はデザイン的要素等から、口頚部が胴部と比較して殆どかわらない程大径に形成される場合が多く、その結果残量もばかにならない量となり、不経済である。
【0004】
本発明はこの様な点に鑑みなされたもので、収納残液が少なくなった場合に、簡単な操作により容器体上面を大径に開口でき、殆ど残らず収納液を使用することができるとともに、小ロット多種類の現今の需要要求に充分応えることができ、また、容器体上面に大径開口を形成する操作も簡単に行え、しかも蓋体に備えた弾性板が充分な弾力性を得られる優れたチューブ容器を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本請求項1発明のチューブ容器は、上記課題を解決するため、弾性圧搾可能な胴部4上端より口頚部6を起立するとともに、口頚部上端縁より、中央部に注出口7を有する頂板8を延設した合成樹脂製のチューブ容器体2と、注出口7上端開口面を閉塞する頂壁16外周から容器体の頂板8外周部上面へ載置させた周壁17を垂下するとともに、周壁17の後部下端に、一対の薄肉ヒンジ18及び両ヒンジ間の弾性板19を介して嵌合板20を垂設し、且つ、嵌合板20をチューブ容器体口頚部外周部分に穿設した嵌合穴13に嵌合係止させた合成樹脂製の蓋体3とからなり、上記注出口7周囲の頂板8に肉薄の環状破断線9を形成するとともに、環状破断線9と隣接してその内方の頂板上につまみ片10を突設し、環状破断線9に端を発してつまみ片10の一方側面側に沿った肉薄の基端破断線11を延設するとともに、該基端破断線11と連続して環状破断線9内方に平行して肉薄の補助破断線12を延設したことを特徴とするチューブ容器として構成した。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
【0007】
本発明のチューブ容器1は、容器体2と、蓋体3とを備えている。
【0008】
容器体2は合成樹脂により形成されたもので、弾性圧搾可能な胴部4より肩部5を介して口頚部6を起立するとともに、口頚部6上端縁より、中央部に注出口7を有する頂板8を延設している。また、注出口7周囲の頂板8には肉薄の環状破断線9を形成するとともに、環状破断線9と隣接してその内方の頂板8上につまみ片10を突設し、また、環状破断線9よりつまみ片10の一側面に沿って肉薄の基端破断線11を延設するとともに、該基端破断線11と連続して環状破断線9内方に平行する肉薄の補助破断線12を延設しており、環状破断線9の内側の頂板部分を切り取り可能に構成している。
【0009】
図1及び図2に示す実施例では、補助破断線12を環状破断線9内方に環状に形成している。尚、この補助破断線12は前記環状に形成する場合に限らず、図4に示す如く、基端破断線11に連続して且つ環状破断線9内方に円弧状に設ける場合であっても容易に環状破断線9内側の頂板部分を切り取ることができる。
【0010】
また、口頚部6後部には蓋体3の後述する嵌合板を嵌合させるための嵌合穴13を凹設している。図示例では、容器体口頚部6の後部に、口頚部6の一部を接線と平行する如く平らに形成し、この平らな部分に嵌合穴13を穿設し、その下端より前方へ嵌合板の後述係合突条を係合するための凹み14を延設した断面L字状をなしている。また、頂板8周縁部を後方の除いて下方へ凹ませた嵌合凹部15を設けている。
【0011】
蓋体3も合成樹脂製で、注出口7上端開口面を閉塞する頂壁16外周から容器体の頂板8外周部上面へ載置させた周壁17を垂設するとともに、周壁17の後部下端に、一対の薄肉ヒンジ18及び両ヒンジ間の弾性板19を介して嵌合板20を垂設し、この嵌合板20を上記嵌合穴13に嵌合係止させている。図示例では、周壁17の後部下端に、間隔をあけて一対の薄肉ヒンジを介して矩形板状の嵌合板20を垂設しており、各薄肉ヒンジ間の周壁下面と嵌合板20との間には断面蛇行状をなす弾性板19を連結している。また、嵌合板20の前面下端より突設した係合突条21を、上記凹み14に係合させている。更に、頂壁16裏面より垂設した棒栓22を注出口7に離脱可能に密嵌している。
【0012】
上記の如く構成したチューブ容器1は、使用に当たり蓋体3を開き胴部4を圧搾すれば、注出口7より収納液が押し出される。収納液の量が減少し、口頚部6内或いは肩部5部分の変形しずらい場所にのみ液が残った際で、胴部4を圧搾しても注出口7からの液の押し出しが難しくなった際に、つまみ片10をつかんで引き上げると、基端破断線11,環状破断線9,補助破断線12の各破断線が破断して、環状破断線9内方の容器体頂板部分が取り除かれ、口頚部6内の残液を指等により容易に取り出すことができる。
【0013】
図3は本発明の他の実施例を示すもので、本実施例では、上記嵌合板20が環状に形成された例を示し、容器体の周壁17外周に沿って環状の嵌合穴13を設け、また、上記嵌合板に変えて蓋板後部下端に薄肉ヒンジ18を介して後部上端を連結した環状嵌合板20を設けている。図示例の嵌合穴13は、後部が接線と平行する平坦に構成された円筒状をなしており、内周上部に段部を連設して構成している。また、環状嵌合板20は嵌合穴13内に嵌合させた下端部より、段部上へ延設した段部を介して上部を小径化している。
【0014】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明のチューブ容器は、既述構成としたことにより、収納液をほとんどのこらず使用でき、従来のこの種容器と比較して経済的であり、しかも、その構造も特別複雑なものではなく、容易に製造できる利点も兼ね備えている。
【0015】
また、容器体と蓋体とを別部材で構成しているため、容器体の頂板を破断除去するに適した比較的柔らかい樹脂の選択が可能であり、一方、弾性板を備えた蓋体にはそれに適した比較的剛性を備えた樹脂の先端が可能であり、それぞれ必要に適応した樹脂の選択を行えるものである。
【0016】
更に、容器体と蓋体の色,表面印刷表示等を変えたものを種々取り揃えておけば、収納液の多様化による小ロット多種類の容器の需要に充分対応できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部縦断面図である。
【図2】同実施例の分解斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す要部縦断面図である。
【図4】同実施例の蓋体の底面図である。
【符号の説明】
2…容器体,3…蓋体,4…胴部,6…口頚部,7…注出口,8…頂板,
9…環状破断線,10…つまみ片,11…基端破断線,12…補助破断線,
13…嵌合穴,16…頂壁,17…周壁,18…薄肉ヒンジ,19…弾性板,
20…嵌合板
Claims (1)
- 弾性圧搾可能な胴部4上端より口頚部6を起立するとともに、口頚部上端縁より、中央部に注出口7を有する頂板8を延設した合成樹脂製のチューブ容器体2と、注出口7上端開口面を閉塞する頂壁16外周から容器体の頂板8外周部上面へ載置させた周壁17を垂下するとともに、周壁17の後部下端に、一対の薄肉ヒンジ18及び両ヒンジ間の弾性板19を介して嵌合板20を垂設し、且つ、嵌合板20をチューブ容器体口頚部外周部分に穿設した嵌合穴13に嵌合係止させた合成樹脂製の蓋体3とからなり、上記注出口7周囲の頂板8に肉薄の環状破断線9を形成するとともに、環状破断線9と隣接してその内方の頂板上につまみ片10を突設し、環状破断線9に端を発してつまみ片10の一方側面側に沿った肉薄の基端破断線11を延設するとともに、該基端破断線11と連続して環状破断線9内方に平行して肉薄の補助破断線12を延設したことを特徴とするチューブ容器。
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1999
- 1999-10-29 JP JP30906799A patent/JP3791749B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2012036434A2 (ko) * | 2010-09-14 | 2012-03-22 | (주)연우 | 잔량 개선 튜브 용기 |
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