JP4240440B2 - 容器の注ぎ出し用キャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、振り混ぜ容器に装着する注ぎ出し用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
容器を振って液体内の沈殿素材を攪拌して混ぜ合わせる液体として、例えば、サラダドレッシングが知られている。
一例として、サラダドレッシングでは、サラダドレッシング内にはサラダオイル、香辛料等の微小な固形成分、油成分と分離する酢等の水分等からなる調味料等とを含み、固形成分は沈殿し、又水分は分離した状態で容器内で積層状態となって存在し、使用に当っては容器を振り、内部のサラダオイルと固形成分、水分等を混ぜ合わせる必要がある。
容器の注ぎ出し用キャップとして、従来、実開平07−006161号公報、特開2000−203619号公報等が開示されている。
【0003】
以上の従来のキャップは、何れも容器本体の口頸部にキャップ本体部を装着し、本体部を外蓋で開閉自在に覆い、外蓋は本体部に被せ、開閉は外蓋を本体部に対して回転させて行なうようにネジ結合したり、或いは凹凸係合で抜き出し、押圧等で着脱自在としたプル、プッシュ式としたりしており、本体部の閉塞頂部には引き上げることで注ぎ口を開口するプルトップとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、液体を注ぐ場合には、外蓋を容器の口頸部のキャップ本体から外し、プルトップを開口して注ぎ口を開口した後、容器を振って内部に収容したサラダオイル等の液体を攪拌する必要がある。
この攪拌に際し、容器を振ることで収容した液体が注ぎ口から飛散することから、キャップの本体部に外蓋を被せ、ネジ式のものであれば外蓋をネジ回転させて結合を確実化し、又プル、プッシュ式では手で外蓋を押えつつ容器を振って液体を攪拌しないと、注ぎ口から液体が飛散してしまう、という不都合がある。
【0005】
以上のように振り混ぜ容器のキャップにおいては、外蓋を閉蓋した状態で振って液体を攪拌するので、外蓋の内頂面に液体が付着し、振って攪拌した後、外蓋を外して注ぎ口を露出して注ぐものであるが、液体が付着した外蓋は裸で放置されることとなる。
液体がサラダドレッシング等のように食品である場合、外蓋に付着した液体にゴミが付着したりし、不衛生である。そして、ゴミ等が付着した外蓋で容器を閉蓋し、使用時には再度振って攪拌させるため、不衛生なゴミ等が容器内の液体内に混入する。従って、この点においても不衛生である。
又食卓上において外蓋を下向きに放置した場合、液体が食卓上に付着して汚れ、サラダドレッシング等では油成分なので汚れの掃除が面倒である等の不都合もある。
【0006】
本発明の目的とする処は、振り混ぜ容器において、キャップの外蓋がサラダドレッシング等の液体を振って攪拌した際、液体が外蓋の頂部に付着することがなく、又外蓋を外した状態で、液体が注ぎ口から外部に飛散させることなく、容器を振って収容した液体を攪拌させることを可能とした容器の注ぎ出し用キャップを提供する。
又本発明は、内蓋で開口した注ぎ口を閉塞した際、手で内蓋を押えることなく容器を振って液体を攪拌可能とし、又外蓋を外した際、内蓋を外蓋の開放と連動して注ぎ口から外し、注ぎ口を開口可能とした容器の注ぎ出し用キャップを提供することをも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、胴部の上端部から肩部(1c)を介して隆起する容器(1)の口頸部(1a)外面に装着する容器の注ぎ出し用キャップ(2)において該キャップ(2)は、外蓋(3)と内蓋(11)とからなり、内蓋(11)は、容器(1)の口頸部(1a)外面に、下半環状部(6)を介して嵌合装着した筒状本体部(4)と、該筒状本体部(4)の上面に形成され、プルトップ部(16)を除去することで形成される注ぎ口(19)の周囲を囲むように突設した環状起立片(17)と、該環状起立片(17)の周囲を囲むように設けられた上半環状部(7)と、下面に前記環状起立片(17)に嵌合する環状垂下片(18)及び該環状垂下片(18)周を囲むように設けられ、上半環状部(7)と嵌合する環状周片部(11b)を備え、筒状本体部(4)上を覆う円形の頂部(11c)を備え、筒状本体部(4)の上端部の一部とヒンジ(12)を介して連結され、注ぎ口(19)を開閉する内蓋であり、内蓋(11)円形の頂部(11c)、環状垂下片(18)、環状周片部(11b)、ヒンジ(12)、筒状本体部(4)の上半環状部(7)、下半環状部(6)、環状起立片(17)、プルトップ部(16)、プルトップ部(16)を隔壁(5)から除去することで形成される注ぎ口(19)は、各部一体に形成されており、外蓋(3)は、筒状本体部に着脱自在に被せる外蓋であることを特徴とする。
【0008】
請求項1では、キャップの外蓋を筒状本体部に被冠した状態で容器を振って攪拌させる必要がなく、外蓋に液体が付着することがなく、外蓋を筒状本体部から外し、プルトップ式の注ぎ口が開口していても、開口周辺部の環状起立片と本体にヒンジ結合された内蓋の環状垂下片とが嵌合しているので、振ることで注ぎ口から飛散しようとする液体は内蓋で飛散を阻止される。
【0009】
請求項2は、請求項1において、外蓋(3)の下面には、前記内蓋の上面に当接する押し片(10)を垂下、突設したことを特徴とする。
外蓋を閉蓋した状態で、閉蓋状態にある内蓋の上面に押し片が当接するので、内蓋の閉蓋状態を確実に維持することができる。
【0010】
請求項3は、請求項1において、筒状本体部(4)上を開閉する内蓋(11)の一部には係合部(13)を、また筒状本体部(4)の一部は該係合部(13)と係合する係合部(14)を設けたことを特徴とする。
請求項3では、内蓋の一部に設けた係合部と、内蓋で閉蓋される注ぎ口を有する筒状本体部に設けた係合部が、内蓋の閉蓋時に係合し、内蓋の注ぎ口の閉蓋状態を保持するので、外蓋を外した状態で内蓋を開蓋しなければ、容器を振っても、収容した液体(サラダドレッシング等)は注ぎ口から飛出して飛散することがない。
【0011】
請求項4は、請求項1において、筒状本体部(4)の環状起立片(17)の内周部には環状の係合凹部(20)を、内蓋(11)の環状垂下片(18)の外周部には該係合凹部(20)と係合する環状の係合凸部(21)を設けたことを特徴とする。
請求項4では、筒状本体部の環状起立片の内周部には設けた環状の係合凹部と、内蓋の環状垂下片の外周部に設けた環状の係合凸部とが内蓋の閉蓋時に係合するので、環状の凸部と凹部とが係合し、内蓋の注ぎ口の閉蓋状態を保持し、外蓋を外した状態で内蓋を開蓋しなければ、容器を振っても、収容した液体(サラダドレッシング等)は注ぎ口から飛散することがない。
【0012】
請求項5は、請求項1において、筒状本体部(4)の前記環状起立片(17)の内周部には、係合凹部(121)を、前記内蓋(11)の環状垂下片(18)の外周部には該係合凹部(121)と係合する係合凸部(120)を設けたことを特徴とする。
筒状本体部の環状起立片の内周部に設けた係合凹部と、内蓋の環状垂下片の外周部に設けた係合凸部とが内蓋の閉蓋時に係合するので、凸部と凹部とが係合し、内蓋の注ぎ口の閉蓋状態を保持し、外蓋を外した状態で内蓋を開蓋しなければ、容器を振っても、収容した液体は注ぎ口から飛出して飛散することがない。
【0013】
請求項6は、請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、筒状本体部(4)と内蓋(11)とを開閉自在に繋ぐヒンジ部(12)内には、内蓋(11)を閉蓋方向に付勢するバネ(22)を内装したことを特徴とする。
請求項6では、筒状本体部と内蓋とがヒンジ部を内装したバネにより、閉蓋方向に付勢されているので、内蓋は閉蓋方向に常時段発されており、容器側の筒状本体部に対し、ヒンジ結合された内蓋が確実に閉蓋状態を保持する。
【0014】
請求項7は、請求項1〜請求項6のいずれかにおいて、筒状本体部(4)と内蓋(11)とを開閉自在に繋ぐヒンジ部(12)は、両側のヒンジ部(23)と、該ヒンジ部間に設けた付勢ヒンジ部(24)とで構成したことを特徴とする。
請求項7では、ヒンジ部間に設けた付勢ヒンジ部で開蓋時の開放保持、閉蓋時の節度ある閉塞付勢を行なうので、容器側の筒状本体部に対し、ヒンジ結合された内蓋が確実に閉蓋状態、開蓋状態を保持する。
【0015】
請求項8は請求項1〜請求項7のいずれかにおいて、内蓋(11)の外周には引っ掛け部(11d)を設け、外蓋(3)の内周には、外蓋(3)の筒状本体部からの抜き出し時に該引っ掛け部(11d)と係合する係合部を設けたことを特徴とする。
請求項8では、容器のキャップを開閉する外蓋を外した際、内蓋の外周部の引っ掛け部が外蓋の係合部と係合し、外蓋の開蓋時に内蓋が連動して自動的に開蓋する。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、注ぎ出し用キャップで閉蓋した状態の容器の外観斜視図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3−3線断面図である。これ等の図に基づいて説明する。
図において1は容器を示し、実施の形態では下部が大径で、中間部〜上部の胴部が下部よりも小径の円筒状の容器で合成樹脂製の容器で、収容されている液体はサラダドレッシングであり、上端部を注ぎ出し用キャップ2で塞ぎ、収容されているサラダドレッシングを振り混ぜ、分離していたり、沈殿していたりする香辛料等を攪拌して油成分と均一に混合し、注ぎ出し用キャップの外蓋を外して注ぎ口を開放し、サラダドレッシングを野菜等にかけるものである。
【0017】
図2及び図3に基づいて本発明に係る注ぎ出し用キャップを説明すると、容器1の上方部には肩部1cを経て小径の口頸部1aが上方に突設されており、該頸部1aにキャップ2が取り付けられており、キャップ2は外蓋3と筒状本体部4とからなる。
筒状本体部4は、軸方向に長さを有する環状で断面H形をなし、高さ方向の中間部に隔壁5を備え、下半環状部6には上方に潜り、下向きに開放した環状溝6aを備える。環状溝6aの下方の外周には環状フランジ部6bを備え、環状溝6aの下方の内周部でフランジ部6bの内周部には横向きの環状溝6cを備える。
【0018】
容器1の頸部1aには下半部周に環状の凸部1bを備え、筒状本体部4の下半環状部6の環状溝6a下方から頸部1aの上半部を挿入して差込み、嵌合し、上から圧入することで、横向きの環状溝6cに、頸部1aの下半部周に設けた環状の凸部1bを係合し、これにより筒状本体部4を容器1の頸部1aに固着する。
筒状本体部4の下半環状部6及び隔壁5上方の上半環状部7の外周には、上下方向に間隔を開けて(軸方向に間隔を開けて)環状係合凸部8…(…は複数を表す。以下同じ)を設ける。
【0019】
以上の筒状本体部4を上から被冠する外蓋3は環状の周片部3a及び内頂部3bを備え、中間部〜下部の内周にかけて前記環状係合凸部8…と係合する環状係合凸部9…を備える。
又外蓋3の内頂部3bには、環状押え凸部10を備える。外蓋3は筒状本体部4の外周部に嵌合し、相互の環状凸部8…、9…を介して閉蓋状態を保持するように係合し、外蓋3の周片部3aの下端部3cは筒状本体部4の最大径部であるフランジ部6bの上面に閉蓋状態で当接する。又内頂部3bに設けた環状押え凸部10は後述する内蓋の上面を閉蓋状態で上から押える。
【0020】
隔壁5の上部には、下半環状部6と連続して一体に上半環状部7が連続して一体に上方に起立するように設けられている。上半環状部7の外径は下半環状部6の同径であり、内径は下半環状部6よりも大きい。上半環状部7は上方に開放されており、上半環状部7上には内蓋11が開閉自在に設けられている。
内蓋11は、上半環状部7の環状の上端部7aに環状周片部11bの下端部11aが上から重なって上半環状部7の上方を閉蓋するように構成され、環状周片部11bの上端部には円形の頂部11cを一体に備える。
【0021】
内蓋11は環状周片部11bの後端部と、前記上半環状部7の上端部7aの後端部とをヒンジ12で連結し、該ヒンジ12を介して内蓋11は開閉自在である。
図7で示した内蓋の開放状態の斜視図で理解し易く示したように、内蓋11の頂部11cの内頂部の後部には二股状の節度脚13,13を、又上半環状部7の後部内側にはこれと対応する二股状のベース部14,14を設け、内蓋の開蓋状態において、節度脚13,13の下部内側に設けた凸部13aがベース部14,14に設けた凹部14aと係合し、開蓋状態における節度感をもたせ、又この角度での開蓋状態を保持する。
【0022】
筒状本体4の高さ方向の中間部に設けた隔壁5の中央部には、環状の切込み等からなる脆弱部15から引張ることで容易に破断可能なプルトップ部16を設け、プルトップ部16上には輪環状の摘み部16aを備え、摘み部16aを指で摘んで上方に引張ることで、プルトップ部16は脆弱部15から剥がれ、脆弱部15の部分が開口し、注ぎ口を形成する。
【0023】
上記した隔壁5上には、前記したプルトップ部16を囲むように環状起立片17を一体に起設し、一方、内蓋11の頂部11cの下面には、該環状起立片17と嵌合する環状垂下片18を一体に垂下突設する。実施の形態では、隔壁5上に起設した環状起立片17は、上から閉蓋する内蓋11の環状垂下片18の嵌合をガイドして容易化するため、上部を若干拡開するテーパー状とした。
尚、内蓋11の環状周片部11bの外周部の適所には、複数の引っ掛け部11d…を設け、該引っ掛け部11d…は、外蓋3の開蓋時において、外蓋3の環状の周片部3aの内周部に設けた凸部9の最上部のものと係合し、外蓋3の開蓋と連動して内蓋11を開放する。
又図2、図3で示したように、外蓋3の内頂部3bの環状押え凸部10は、内蓋11の頂部11c上から閉蓋時に該内蓋11を押える。
【0024】
図2、図3はプルトップ部16を除去していない状態を示し、以下に開蓋状態及びプルトップ部16を除去し、注ぎ口を開口した状態を説明する。
図4は、開蓋状態及びプルトップを除去した状態の図3と同様の縦断面図である。
先ず外蓋3を筒状本体4から引く抜き、開蓋する。外蓋3は上方への引き抜きで凸部9の一部が内蓋11の引っ掛け部11dに係合し、内蓋11をヒンジ12を支点として図の右方向に揺動させ、内蓋11の環状垂下片18が隔壁5上の環状起立片17から上方に抜き出される。
【0025】
爾後、摘み部16aを摘んで上方に引っ張り、プルトップ部16を隔壁5から除去し、これにより隔壁5の環状起立片17の内側には注ぎ口19が開口させることとなる。この状態を図4で示した。
ところで、前記した二股状の節度脚13,13の凸部13aが、二股状のベース部14,14の凹部14aと係合し、内蓋11の開蓋状態における節度感をもたせ、又内蓋11をこの角度において開蓋状態を保持する。
【0026】
図5は、外蓋3を開蓋し、内蓋11を閉蓋した状態を示す図3と同様の断面図、図6は図5の6−6線断面図である。
図において、例えば閉蓋状態にある内蓋11の頂部11c上を指で押え、容器1を振る。これにより収容したサラダドレッシング等の液体Lは上下に振られ、攪拌され、混ぜ合わせられる。この際、液体Lは上方に飛び跳ね、内蓋11の内頂部11eに衝突し、内頂部11eは飛び跳ね、衝突した液体Lで汚れる。
外蓋3は既に外されており、内蓋11が注ぎ口19を閉蓋して閉塞しているので、容器1を振って液体を攪拌、混合しても液体は外部に飛出すことがなく、又内蓋11の内頂部11eに液体は付着する。
液体を注ぐ場合には、内蓋11を図4、図7に示しようにヒンジ12を支点として揺動させることで開蓋し、注ぎ口19は開口され、液体を注ぎ口19を介して注ぐ。
【0027】
以上においては、従来にように外蓋3の内頂部が液体で汚れることがなく、これを清浄に保って衛生的であり、内蓋11の内頂部11eに液体は付着するが、内蓋は筒状本体4にヒンジ結合して開閉自在であり、筒状本体4から分離することがないので、内頂部11eが液体で汚れた内蓋11はキャップ本体を構成する部分から分離しないので、液体により周囲が汚れたり、液体の周囲への付着等を防止する。又内蓋11の内頂部11eに付着した液体は、内蓋内頂部11eの環状垂下片18内に閉じ込められ、液体の飛散を防止し、又隔壁5上の注ぎ口19を囲む環状起立片17により、注ぎ口19から周囲への液体の飛散は防止される。
【0028】
図8は、本発明の他の実施の形態を示す図5と同様の縦断側面図、図9は、同実施の形態の内蓋を開蓋した状態の斜視図である。基本構造は前述の実施の形態と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
内蓋11の環状垂下片18の外周の下端部に環状の係合凸部21を設け、一方、筒状本体4の隔壁5上に設けた環状起立片17の内周部下部に、該係合凸部21と係合する環状の係合凹部20を設けた。
【0029】
内蓋11の閉蓋状態において、内蓋11の内頂部に設けた環状垂下片18は隔壁5上の環状起立片17内に液密的に嵌合するが、この内蓋11による閉蓋状態において、環状垂下片18の凸部21が環状起立片17の凹部と係合し、閉蓋状態を保持する。
従って、内蓋11の閉蓋状態は、環状の凹凸部20,21の係合で保持され、係合は凹凸部20,21が環状であることから、内外径の円周方向全周にわたることとなり、強固、確実になされる。このため、容器1を上下に振って攪拌、混合作業を行なった際、凹凸係合で内蓋の閉蓋状態は保持され、図8の閉蓋状態で指で内蓋11の頂部を押えることなく容器1を振っても、内蓋が外れることがない。
従って、容器1を振って容器内の液体を攪拌、混合する作業に際し、内蓋11を指で押える必要がないので便利である。
【0030】
図10は、本発明の更なる他の実施の形態を示す図5、図8と同様の縦断側面図、図11は、同実施の形態の内蓋を開蓋した状態の斜視図である。基本構造は前述の実施の形態と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
内蓋11の環状垂下片18の外周の下端部に、円周方向に離間して複数の係合凸部121…を設け、一方、筒状本体4の隔壁5上に設けた環状起立片17の内周部下部に、該係合凸部121と係合する環状の係合凹部120を設けた。
【0031】
内蓋11の閉蓋状態において、内蓋11の内頂部に設けた環状垂下片18は隔壁5上の環状起立片17内に緊密に嵌合するが、この内蓋11による閉蓋状態において、環状垂下片18の凸部121…が環状起立片17の凹部120の一部と係合し、閉蓋状態を保持する。
従って、内蓋11の閉蓋状態は、凹凸部120,121の係合で保持される。このため、容器1を上下に振って攪拌、混合作業を行なった際、凹凸係合で内蓋の閉蓋状態は保持され、図8の閉蓋状態で指で内蓋11の頂部を押えることなく容器1を振っても、内蓋が外れることがない。
従って、容器1を振って容器内の液体を攪拌、混合する作業に際し、内蓋11を指で押える必要がないので便利である。
【0032】
図12は、外蓋と筒状本体部の係合の他の実施の形態を示す図4と同様の断面図である。基本構造は前述の実施の形態と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
外蓋3の環状の周片部3a内周部に設けた係合凸部109を螺旋状とし、一方、筒状本体4の外周に設けた係合凸部108を同様に螺旋状とし、外蓋3を筒状本体4にネジ係合で閉蓋するようにしたものである。従って、外蓋3を開蓋する際は、外蓋3を回転させて筒状本体部4から取り外す。
【0033】
図13は、前記した節度脚を設けない実施の形態を示す図5と同様に縦断側面図である。基本構造は前述の実施の形態と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図で明示したように、ヒンジ12の手前側に設けられる節度脚及びベース部を備えない。内蓋11は、開蓋した状態における所定角度での節度脚及びベース部による開蓋保持作用を果たさないので、内蓋を90°以上開放した状態とするか、全閉状態とするか、の何れかの状態となる。
【0034】
図14は、ヒンジの他の実施の形態を示す要部の縦断面図である。
内蓋11と筒状本体部4の上半環状部7との間を繋ぐヒンジ12を次のように構成する。
ヒンジ12内にバネ22を内装設置し、バネ22でヒンジ12に閉蓋方向の弾発力を付与し、内蓋11を閉蓋方向に付勢する。バネとしては、板バネを埋装したり、或いは線状のバネ材を埋装してもよく、バネは任意である。
これにより、指で内蓋11を開き、液体を注出後、指を離すことで内蓋は付勢力で閉蓋することとなり、便利である。
【0035】
図15は、ヒンジの更なる他の実施の形態を示す斜視図、図16は、図15の16−16線断面図で、(a )は内蓋の閉蓋状態の図、(b)は内蓋の開蓋状態の図、図17は図15の17−17線断面図で、(a )は内蓋の閉蓋状態の図、(b)は内蓋の開蓋状態の図である。
【0036】
図は外蓋3を取り外し、内蓋11を含む筒状本体部4を示した図であり、ヒンジ以外は前述の実施の形態と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図15に示すように、内蓋11の後端部と筒状本体部4の上半環状部7の後端部との間に設けられるヒンジは、左右2個の断面山形のヒンジ部23,23と、この間の中間部に配設した1個の断面弧状のヒンジ部24とで構成する。
図16、図17に示したようにヒンジ部23,23と24とは、屈曲中心部の位相を前後にズラせる。
これにより、図16、図17の各(a)に示した内蓋11の閉蓋状態において弧状ヒンジ部24の閉止弾力で閉蓋状態を保持し、一方、図16、図17の各(b)に示した内蓋11の180°に近い開蓋状態においては、双方23,23,24の屈曲部が互いに突っ張り、開蓋状態を保持することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、胴部の上端部から肩部(1c)を介して隆起する容器(1)の口頸部(1a)外面に装着する容器の注ぎ出し用キャップ(2)において該キャップ(2)は、外蓋(3)と内蓋(11)とからなり、内蓋(11)は、容器(1)の口頸部(1a)外面に、下半環状部(6)を介して嵌合装着した筒状本体部(4)と、該筒状本体部(4)の上面に形成され、プルトップ部(16)を除去することで形成される注ぎ口(19)の周囲を囲むように突設した環状起立片(17)と、該環状起立片(17)の周囲を囲むように設けられた上半環状部(7)と、下面に前記環状起立片(17)に嵌合する環状垂下片(18)及び該環状垂下片(18)周を囲むように設けられ、上半環状部(7)と嵌合する環状周片部(11b)を備え、筒状本体部(4)上を覆う円形の頂部(11c)を備え、筒状本体部(4)の上端部の一部とヒンジ(12)を介して連結され、注ぎ口(19)を開閉する内蓋であり、内蓋(11)の円形の頂部(11c)、環状垂下片(18)、環状周片部(11b)、ヒンジ(12)、筒状本体部(4)の上半環状部(7)、下半環状部(6)、環状起立片(17)、プルトップ部(16)、プルトップ部(16)を隔壁(5)から除去することで形成される注ぎ口(19)は、各部一体に形成されており、外蓋(3)は、筒状本体部に着脱自在に被せる外蓋とで構成した。
【0038】
請求項1では、外蓋を筒状本体部から外し、プルトップ式の注ぎ口が開口していても、開口周辺部の環状起立片と筒状本体部にヒンジ結合された内蓋の環状垂下片とが嵌合し、内蓋が注ぎ口を上から閉塞することとなる。
従って、容器を上下等に振って、サラダドレッシングの如く液体内の素材を攪拌させる必要がある場合においても、内蓋が注ぎ口を上から閉塞しており、注ぎ口から容器内の液体は周囲に飛散することがなく、液体は内蓋で飛散を阻止される。
【0039】
以上のように、外蓋を外した状態で容器を振っても、周囲に攪拌液体を飛散するのを防止することができる結果、これにより従来のように外蓋のみで注ぎ口を閉塞しているのと異なり、外蓋に液体が付着することで不衛生となったりすることがなく、又外蓋を外して食卓上に放置することで周囲が汚れたり、周囲の汚染を防止し得る衛生的な容器の注ぎ出し用キャップを得ることができる。
又以上を、筒状本体部の注ぎ口周に環状起立片を設け、これと閉蓋時に嵌合する環状垂下片を該筒状本体部にヒンジ結合した内蓋を設けるだけなので、構成が簡単である。
尚、環状起立片と環状垂下片とを液密的に嵌合させると、液体の内蓋外への飛散を完全に防止することができるので、好ましい。
【0040】
請求項2は、請求項1において、外蓋(3)の下面には、前記内蓋の上面に当接する押し片(10)を垂下、突設した。
【0041】
請求項2では、請求項1の効果に加えるに、外蓋を閉蓋した状態で、閉蓋状態にある内蓋の上面に押し片が当接する。従って、内蓋の閉蓋状態で、内蓋は閉蓋状態の外蓋で下方にを押し下げられ、内蓋の閉蓋状態を確実に維持することができる。
又外蓋を閉蓋するだけで自動的に内蓋の押し下げがなされ、以上を外蓋の下面(内頂面)に押し片を垂下、突設するだけなので構造が簡素であり、又外蓋成形時に押し片を一体成形すれば良く、製作も容易である。
【0042】
請求項3は、請求項1において、筒状本体部(4)上を開閉する内蓋(11)の一部には係合部(13)を、また筒状本体部(4)の一部は該係合部(13)と係合する係合部(14)を設けた。
【0043】
請求項3では、請求項1の効果に加えるに、内蓋の一部に設けた係合部と、内蓋で閉蓋される注ぎ口を有する筒状本体部に設けた係合部が、内蓋の閉蓋時に係合する。この結果、筒状本体部と内蓋とは係合して一体化することとなり、内蓋で筒状本体部に設けた注ぎ口の閉蓋状態を内蓋で保持することとなる。従って、外蓋を外した状態で内蓋を開蓋しなければ、内蓋で注ぎ口の閉蓋状態を保持し、容器を振っても、容器内に収容した液体(サラダドレッシング等)は、注ぎ口から飛出して飛散することがない。これにより、外蓋を除去した状態で、外蓋を汚すことなく、容器を振って、液体の飛散を招くことなく液体を攪拌することができ、素材相互が分離したり、沈殿したりするサラダドレッシングの振り混ぜ、攪拌容器の注ぎ出し用キャップとして優れたものが得られる。
【0044】
請求項4は、請求項1において、筒状本体部(4)の環状起立片(18)の内周部には環状の係合凹部(20)を、内蓋(11)の環状垂下片(18)の外周部には該係合凹部(20)と係合する環状の係合凸部(21)を設けた。
【0045】
請求項4では、請求項1の効果に加えるに、筒状本体部の環状起立片の内周部には設けた環状の係合凹部と、内蓋の環状垂下片の外周部に設けた環状の係合凸部とが内蓋の閉蓋時に係合する。従って、外蓋を外した状態で内蓋を開蓋しなければ、環状の凸部と凹部とが係合して内蓋の注ぎ口の閉蓋状態を保持し、外蓋を外した状態で内蓋を開蓋しなければ、容器を振っても、収容した液体(サラダドレッシング等)は注ぎ口から飛散することがない。
これにより、外蓋を除去した状態で、外蓋を汚すことなく、容器を振って、液体の飛散を招くことなく液体を攪拌することができ、素材相互が分離したり、沈殿したりするサラダドレッシングの振り混ぜ、攪拌容器の注ぎ出し用キャップとして優れたものが得られる。
【0046】
又筒状本体部の環状起立片の内周部には設けた環状の係合凹部と、内蓋の環状垂下片の外周部に設けた環状の係合凸部とが内蓋の閉蓋時に係合させるので、凹凸係合部の係合面積が全域にわたることとなり、内蓋の筒状本体部への閉蓋時の係合は強固、確実で、又高度のシール性も得られる。
従って、ドレッシング等を振ったりした際の万一にも内蓋の外れ等を防止することができ、振り、攪拌時における液体の飛散防止機能に高い容器の注ぎ出し用キャップが得られる。
更に筒状本体部の環状起立片の内周部、内蓋の環状垂下片の外周部に夫々形状に倣った環状の凹凸を設けるので、凹凸係合部の形成が容易であり、簡素な構造、安価に飛散防止効果に優れた振り混ぜ、攪拌容器を得ることができる。
【0047】
請求項5は、請求項1において、筒状本体部(4)の前記環状起立片(17)の内周部には、係合凹部(121)を、前記内蓋(11)の環状垂下片(18)の外周部には該係合凹部(121)と係合する係合凸部(120)を設けた。
【0048】
請求項5では請求項1の効果に加えるに、筒状本体部の環状起立片の内周部には設けた係合凹部と、内蓋の環状垂下片の外周部に設けた係合凸部とが内蓋の閉蓋時に係合するので、環状の凸部と凹部とが係合し、内蓋の注ぎ口の閉蓋状態を保持し、外蓋を外した状態で内蓋を開蓋しなければ、容器を振っても、収容した液体は注ぎ口から飛散することがない。
又筒状本体部の環状起立片の内周部、内蓋の環状垂下片の外周部に複数の凹凸を設けるので、凹凸係合部の形成が容易であり、簡素な構造、安価に飛散防止効果に優れた振り混ぜ、攪拌容器を得ることができる。
【0049】
請求項6は、請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、筒状本体部(4)と内蓋(11)とを開閉自在に繋ぐヒンジ部(12)内には、内蓋(11)を閉蓋方向に付勢するバネ(22)を内装した。
【0050】
請求項6では、請求項1〜請求項6のいずれかの効果の加えるに、筒状本体部と内蓋とがヒンジ部に内装したバネにより、閉蓋方向に付勢されており、内蓋は閉蓋方向に常時段発され、容器側の筒状本体部に対し、ヒンジ結合された内蓋が確実に閉蓋状態を保持する。
又ヒンジ部が内装したバネで補強され、内蓋の筒状本体部への連結が耐久性をもって行なうことができ、又ヒンジ部が補強される。
【0051】
請求項7は、請求項1〜請求項6のいずれかにおいて、筒状本体部(4)と内蓋(11)とを開閉自在に繋ぐヒンジ部(12)は、両側のヒンジ部(23)と、該ヒンジ部間に設けた付勢ヒンジ部(24)とで構成した。
【0052】
請求項7では、請求項1〜請求項6のいずれかの効果に加えるに、ヒンジ部間に設けた付勢ヒンジ部で開蓋時の開放保持、閉蓋時の節度ある閉塞付勢を行なうので、容器側の筒状本体部に対し、ヒンジ結合された内蓋が確実に閉蓋状態、開蓋状態を保持する。
又3個のヒンジを、左右のものを開閉用、中央部のものを節度をもたせるように位相をズラせて設ければよく、構造が簡素である。
【0053】
請求項8は、請求項1〜請求項7のいずれかにおいて、内蓋(11)の外周には引っ掛け部(11d)を設け、外蓋(3)の内周には、外蓋(3)の筒状本体部からの抜き出し時に該引っ掛け部(11d)と係合する係合部を設けた。
【0054】
請求項8では、請求項1〜請求項7のいずれかの効果に加えるに、容器のキャップを開閉する外蓋を外した際、内蓋の外周部の引っ掛け部が外蓋の係合部と係合し、外蓋の開蓋時に内蓋が連動して自動的に開蓋する。
従って、収容した振り混ぜ、攪拌する液体の飛散防止用の内蓋を備えつつ、外蓋による閉蓋状態のまま容器を振って液内を攪拌し、外蓋の内頂部に液体が付着することなく、衛生的な状態下で内蓋が外蓋と連動して開蓋し、衛生的な外蓋の開蓋、内蓋が連動する内蓋の開蓋、容器に収容したサラダドレッシング等をサラダにかける等の作業を行なうことができる。
又以上を、内蓋の外周に係止部を設け、外蓋の内周に係合部を設けるだけなので、構造が簡単で、成形も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】注ぎ出し用キャップで閉蓋した状態の容器の外観斜視図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】開蓋状態及びプルトップを除去した状態の図3と同様の縦断面図
【図5】外蓋を開蓋し、内蓋を閉蓋した状態を示す図3と同様の断面図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】内蓋の開放状態の斜視図
【図8】本発明の他の実施の形態を示す図5と同様の縦断側面図
【図9】同実施の形態の内蓋を開蓋した状態の斜視図
【図10】本発明の更なる他の実施の形態を示す図5、図8と同様の縦断側面図
【図11】同実施の形態の内蓋を開蓋した状態の斜視図
【図12】外蓋と筒状本体部の係合の他の実施の形態を示す図4と同様の断面図である。
【図13】節度脚を設けない実施の形態を示す図5と同様に縦断側面図
【図14】ヒンジの他の実施の形態を示す要部の縦断面図
【図15】ヒンジの更なる他の実施の形態を示す斜視図
【図16】図15の16−16線断面図で、(a )は内蓋の閉蓋状態の図、(b)は内蓋の開蓋状態の図
【図17】図15の17−17線断面図で、(a )は内蓋の閉蓋状態の図、(b)は内蓋の開蓋状態の図
【符号の説明】
1…容器、 1a…口頸部、 1c…肩部、 2…キャップ、 3…外蓋、 4…筒状本体部、 10…押し片、 11…内蓋体、 11b…環状周片部、 12…ヒンジ、 13,14…係合部、 17…環状起立片、 18…環状垂下片、 19…注ぎ口、 20,120…係合凹部、 21,121…係合凸部、 22…バネ、 13,23…ヒンジ部、 24…付勢ヒンジ部。

Claims (8)

  1. 胴部の上端部から肩部(1c)を介して隆起する容器(1)の口頸部(1a)外面に装着する容器の注ぎ出し用キャップ(2)において該キャップ(2)は、外蓋(3)と内蓋(11)とからなり、
    前記内蓋(11)は、
    記容器(1)の口頸部(1a)外面に、下半環状部(6)を介して嵌合装着した筒状本体部(4)と、
    該筒状本体部(4)の上面に形成され、プルトップ部(16)を除去することで形成される注ぎ口(19)の周囲を囲むように突設した環状起立片(17)と、該環状起立片(17)の周囲を囲むように設けられた上半環状部(7)と、
    下面に前記環状起立片(17)に嵌合する環状垂下片(18)及び該環状垂下片(18)周を囲むように設けられ、前記上半環状部(7)と嵌合する環状周片部(11b)を備え、前記筒状本体部(4)上を覆う円形の頂部(11c)を備え、筒状本体部(4)の上端部の一部とヒンジ(12)を介して連結され、前記注ぎ口(19)を開閉する内蓋であり、
    前記内蓋(11)の円形の頂部(11c)、環状垂下片(18)、環状周片部(11b)、ヒンジ(12)、前記筒状本体部(4)の上半環状部(7)、下半環状部(6)、環状起立片(17)、プルトップ部(16)、プルトップ部(16)を隔壁(5)から除去することで形成される注ぎ口(19)は、各部一体に形成されており、
    前記外蓋(3)は、前記筒状本体部に着脱自在に被せる外蓋である、
    ことを特徴とする容器の注ぎ出し用キャップ。
  2. 前記外蓋(3)の下面には、前記内蓋の上面に当接する押し片(10)を垂下、突設したことを特徴とする請求項1に記載の容器の注ぎ出し用キャップ。
  3. 前記筒状本体部(4)上を開閉する内蓋(11)の一部には係合部(13)を、また筒状本体部(4)の一部は該係合部(13)と係合する係合部(14)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の容器の注ぎ出し用キャップ。
  4. 前記筒状本体部(4)の前記環状起立片(17)の内周部には環状の係合凹部(20)を、前記内蓋(11)の環状垂下片(18)の外周部には該係合凹部(20)と係合する環状の係合凸部(21)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の容器の注ぎ出し用キャップ。
  5. 前記筒状本体部(4)の前記環状起立片(17)の内周部には、係合凹部(121)を、前記内蓋(11)の環状垂下片(18)の外周部には該係合凹部(121)と係合する係合凸部(120)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の容器の注ぎ出し用キャップ。
  6. 前記筒状本体部(4)と内蓋(11)とを開閉自在に繋ぐヒンジ部(12)内には、内蓋(11)を閉蓋方向に付勢するバネ(22)を内装したことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれか1項に記載の容器の注ぎ出し用キャップ。
  7. 前記筒状本体部(4)と内蓋(11)とを開閉自在に繋ぐヒンジ部(12)は、両側のヒンジ部(23)と、該ヒンジ部間に設けた付勢ヒンジ部(24)とで構成したことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の容器の注ぎ出し用キャップ。
  8. 前記内蓋(11)の外周には引っ掛け部(11d)を設け、外蓋(3)の内周には、外蓋(3)の筒状本体部からの抜き出し時に該引っ掛け部(11d)と係合する係合部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の容器の注ぎ出し用キャップ。
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