JP4454104B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動車等の乗り物の座席に装備されるウエビング(ベルト)を着脱可能にロックするバックル装置、さらに具体的には、シートベルトの装着及び非装着を検出する検出装置を備えたバックル装置を有するシートベルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車等の乗り物の座席には、乗員の安全を図るために、シートベルト装置が取り付けられている。このシートベルト装置には、通常、ウエビング(ベルト)に設けられたタングプレート(舌片)と、挿入されたタングプレートを係脱可能にロックするバックル本体と、を備えたバックル装置が設けられている。
【0003】
このバックル装置には、乗員に対するシートベルト装置の装着状態を検出する検出装置が設けられたものがある。この検出装置としては、例えば、乗員がシートベルト装置を装着している際にオンとなり、シートベルト装置を装着していない際にオフとなる基板スイッチやマイクロスイッチ等を利用したものがある。この基板スイッチやマイクロスイッチは、通常、電気的接点を有する構成をなし、前記検出装置は、前記スイッチの導通状態により、すなわち接点部の電気抵抗が約0Ωか否かによりオン/オフを判断し、これによって乗員に対するシートベルト装置の装着状態を検出している。
【0004】
また、前記検出装置は、タングプレートがバックル本体に所定量以上挿入されているか否かを検出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、電気的接点を持たない検出装置によって、タングプレートがバックル本体にロックされたか否かを検出し、乗員に対するシートベルト装置の装着状態を判断するバックル装置を備えたシートベルト装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、タングプレートと、当該タングプレートが挿脱されると共に、挿入されたタングプレートを係脱可能にロックするバックル本体と、を備えたバックル装置を有するシートベルト装置であって、前記バックル本体は、ベースと、前記ベースに支持されて、タングプレートをロックするロック位置と、このロックを開放する非ロック位置との間を移動するラッチ板と、前記ラッチ板の前記ロック位置と、前記非ロック位置との間を移動して、当該ラッチ板の移動を制御する解離防止部材と、前記解離防止部材の位置を検出し、当該検出位置に応じて前記タングプレートのロック及び非ロック状態を検出する検出装置と、を備えたシートベルト装置を提供するものである。
【0007】
この構成を備えたシートベルト装置の検出装置は、解離防止部材の位置を検出し、この検出位置に応じてタングプレートのロック及び非ロック状態を検出するため、電気的な接点を必要としない。したがって、常に安定した検出を行うことができる。また、解離防止部材の位置を検出しているため、タングプレートがバックル本体にロックされたか否かをより確実に検出することができる。したがって、タングプレートがバックル本体に確実にロックされている時のみ、乗員にシートベルト装置が装着されていると判断することができる。
【0008】
前記検知装置は、マグネットと、当該マグネットからの磁気を感知可能な磁気センサと、を備えて構成することができる。このマグネットと磁気センサとの相対距離は、前記解離防止部材の移動に応じて変更することができる。また、このマグネットまたは磁気センサのいずれか一方は、前記解離防止部材の、タングプレート挿入方向端部に設けることができ、他方は、ベースのタングプレート挿入方向端部に設けることができる。
【0009】
また、前記検知装置は、マグネットと、当該マグネットからの磁気を感知可能であり、かつマグネットに対する相対位置が一定である磁気センサと、前記解離防止部材の移動に応じて前記マグネットと磁気センサとの間に入り込み、当該マグネットからの磁気を遮断する磁気遮断部材と、を備えて構成することができる。この磁気遮断部材は、例えば、磁性体から構成することができる。また、この磁気遮断部材は、前記解離防止部材の、タングプレート挿入方向端部に設けることができ、マグネットと磁気センサは、ベースの各側壁に設けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るバックル装置を備えたシートベルト装置の概略図、図2は、実施の形態1に係るバックル装置の組立分解図、図3は、実施の形態1に係るバックル装置のタングプレート非ロック状態を示す断面図、図4は、タングプレートロック状態を示す断面図である。
【0011】
図1に示すように、本実施の形態に係るシートベルト装置は、シート2に着座する乗員3は、ウエビング(シートベルト)4を装着できるようになっている。このウエビング4は、一端がアンカープレート6で車両側壁下部に取付られ、中間部は、タングプレート6を経て車両側壁の上方に取付られたスルーリング7に、移動可能に巻きかけられて折り返され、他端側が巻取り装置8に巻き取られている。タングプレート6は、車両中央部の床もしくはシートに設けられたバックルステー(アンカー)9の先端に設けられたバックル本体10のタングプレート出入口53から挿入されてバックル本体10に係合するようになっている。
【0012】
タングプレート6は、通常のシートベルト用のタングプレートが使用でき、一方の先端に係止穴6Aが、他方の先端にベルトを連結するためのベルト連結穴6Bが形成されている。
【0013】
バックル本体10は、フレームとして機能するバックルベース11と、タングプレート6の挿脱に応じて移動するスライダ12と、スライダ12の移動を行うコイルスプリング13と、タングプレート6をロックするラッチ板14と、ラッチ板14を揺動させるコイルスプリング15と、ラッチ板14の揺動を制御する補助ロック部材16と、コイルスプリング15を支持すると共に、補助ロック部材16を移動可能に支持し、ラッチ板14のロック位置と、非ロック位置との間を移動して、ラッチ板14の移動を制御する解離防止部材17と、タングプレート6のロックを解除する解除ボタン18と、解除ボタン18をタングプレート6の抜脱方向に付勢するコイルスプリング19と、このコイルスプリング19が当接するスプリングホルダ20と、解離防止部材17の位置を検出し、この検出位置に応じてタングプレート6のロック及び非ロック状態を検出する検出装置21と、を備えて構成されている。
【0014】
なお、バックル本体10には、タングプレート6と同様に、シートもしくは車両床部に連結されるバックルステー9が、ピン23によって固定される。または、バックルステー9の代わりにウエビングを介して固定する場合もある。
【0015】
バックルベース11は、底板11Aと、これの両側に立設された一対の対向した側壁11B及び11Cとを備えた略コ字状を有している。底板11Aのタング抜脱方向(図3及び図4における左側:以下、この方向を「左」という)端部には、タングプレート6を挿脱する際に、タングプレート6を案内するガイド片26が形成されている。また、底板11Aには、スライダ12をタングプレート6の挿脱方向(左右方向)にスライド可能にするための開口部25が設けられている。この開口部25のタング挿入方向(図3及び図4における右側:以下、この方向を「右」という)端部の略中央部には、コイルスプリング13の右側端部を係止する係止凸部45が形成されている。さらに底板11Aの右側端部には、検出装置21の一部を構成する磁気センサ35が設けられている。
【0016】
側壁11B及び11Cの左側端部には、スプリングホルダ20が固定されるための係合部29B及び29Cが形成されている。側壁11B及び11Cの略中央部には、補助ロック部材16の両端を左側に移動可能に支持する水平方向に長い窓33B及び33Cが開口されている。また、窓33B及び33Cの右側には、後に詳述するラッチ板14の右側端部両側に形成された支持部46B及び46Cが揺動可能に挿入・支持される挿入穴36B及び36Cが形成されている。また、窓33B及び33Cの下方には、後に詳述する解除ボタン18のアーム62B及び62Cの右先端内側に各々形成された凸部29B及び29Cを移動可能に支持する窓穴34B及び34Cが形成されている。
【0017】
スライダ12は、断面略コ字状を備えており、略平板状の上板37と、上板37の下面に設けられた断面L字状の下部38を有し、上板37と下部38との間に形成された空間39に、コイルスプリング13の一端側を保持する構成となっている。なお、コイルスプリング13の他端は、底面11Aの係止凸部45に固定される。このスライダ12は、下部38がバックルベース11の開口部25に嵌められて左右方向にスライド自在に支持される。そして、タングプレート6をバックル本体10に挿入した際に、タングプレート6の先端に押され、コイルスプリング13の付勢力に逆らって、右側にスライドされ、後に詳述するラッチ板14の両端部下端に設けられた脚44B及び44Cを押圧してラッチ板14を反時計回り(タングプレート6をロックする方向)に回転させる。一方、タングプレート6が抜脱された際には、コイルスプリング13の付勢力によってスライダ12は左側に戻される。
【0018】
ラッチ板14の左側には、タングプレート6がバックル本体10に挿入された際に、タングプレート6の係止穴6Aに挿入されてタングプレート6をロックするラッチ部41が、下方に向けて延出形成されている。ラッチ部41と開口部40との間には、後に詳述する補助ロック部材16に当接可能な支持面42が形成されている。また、ラッチ板14の右側端部の両側には、側壁11B及び11Cの支持穴36B及び36Cに揺動(回転)自在に支持される支持部46B及び46Cが突設されている。すなわち、ラッチ板14は、支持部46B及び46Cを支点として揺動し、タングプレート6をロックするロック位置あるいはロックを解除する非ロック位置への移動(揺動)を行う。また、ラッチ板14の右側端部の両側には、下方に向けて延出された脚44B及び44Cが設けられており、この脚44B及び44Cには、前述したように、スライダ12が押圧可能である。ラッチ板14の右側略中央部には、上方に向けて立設した当接部43が形成されており、この当接部43の略中央部には、後に詳述する解離防止部材17のシャフト47の先端が進退可能に挿入される開口部49が形成されている。
【0019】
解離防止部材17は、本体51と、本体51の両側に形成された側壁52B及び52Cと、本体51の右側端部略中央部に形成されたシャフト47と、を備えて構成されている。
【0020】
本体51は、左側端部に配置された湾曲面54と、湾曲面54の上部に連続して形成された上面55と、上面55に連続した傾斜面56と、傾斜面56の側部から下方に向けて延出した凸部58と、から構成されている。凸部58は、ラッチ板14の側部を抱え込むように挿入され、その幅方向端面には、該幅方向外側に突出した爪部58B及び58Cが、それぞれ形成されている。そして、この両爪部58B及び58Cが、ラッチ板14の底面に摺動可能に係合するようになっている。すなわち、解離防止部材17は、この両爪部58B及び58Cによって、ラッチ板14を抱え込むように配置されている。
【0021】
なお、この本体51は、上面55に対向する面(下面)が解放されており、後に詳述する側壁52B及び52Cに形成された支持穴57B及び57Cに挿入される補助ロック部材16が、この面から露出するよう構成されている。
【0022】
側壁52B及び52Cは、その略中央部に、上面55に対して傾斜した長穴状の支持穴57B及び57Cが開口されている。支持穴57B及び57Cには、補助ロック部材16が移動可能に挿入される。この支持穴57B及び57Cを貫通した補助ロック部材16の両端部は、窓穴33B及び33Cに、左右方向に移動可能に挿入される。また、側壁52B及び52Cの左側下端には、後に詳述する解除ボタン18を押圧してタングプレート6の解離を行う際に、解除ボタン18の傾斜部63B及び63Cが当接可能な当接部59B及び59Cが形成されている。
【0023】
ここで、支持穴57B及び57Cは、タングプレート6が挿入されていない段階(図3参照)では、解離防止部材17がコイルスプリング15によって左側に付勢されているため、補助ロック部材16は、支持穴57B及び57Cと、窓穴33B及び33Cの右側端部に位置し、支持穴57B及び57Cは、窓穴33B及び33Cに対し、傾斜した状態、すなわち所定の角度を持って配置されることになる。
【0024】
シャフト47は、右先端が、左先端より径が細くなるよう構成されている。シャフト47には、コイルスプリング15が挿入され、このシャフト47の存在によって、コイルスプリング15は、伸縮する際に、曲がったり、折れたりすることが防止される。シャフト47の径が小さい部分は、ラッチ板14の当接部43に形成された開口部49を進退自在に貫通することができるようになっている。また、シャフト47の径の大きい部分は、開口部49の径より大きい径を有している。また、シャフト47の右側端部には、検出装置21の一部を構成するマグネット65が固定されている。このマグネット65は、シャフト47の軸方向に対し右側がN極、左側がS極となるよう配置されている。
【0025】
このように、解離防止部材17は、シャフト47が、ラッチ板14の開口部49を進退可能に貫通し、爪部58B及び58Cが、ラッチ板14を抱え込むように摺動可能にラッチ板14に係合している。このため、ラッチ板14の移動に応じて、すなわちラッチ板14がタングプレート6をロックしている際には、左側に(図4参照)、ロックしていない際には右側に(図3参照)移動することができる。
【0026】
検出装置21は、底板11Aの右側端部に設けられた磁気センサ35と、解離防止部材17のシャフト47の右側端部に設けられたマグネット65から構成されている。前述した解離防止部材17の動作により、ラッチ板14がタングプレート6をロックしている際には、マグネット65が磁気センサ35から遠ざかるため、磁気センサ35は、マグネット65の磁気を感知しなくなり、検出装置21は、ラッチ板14がタングプレート6のロックを完了したと判断する。一方、ラッチ板14がタングプレート6をロックしていない際には、マグネット65が磁気センサ35に近づくため、磁気センサ35は、マグネット65の磁気を感知しする。したがって、検出装置21は、ラッチ板14がタングプレート6をロックしていなと判断する。なお、実施の形態1では、磁気センサ35としてホールICを使用した。
【0027】
スプリングホルダ20は、バックルベース11の左側に設けられる。スプリングホルダ20の左先端面の略中央部には、コイルスプリング19の右側端部を固定する固定部48が形成されている。
【0028】
スプリングホルダ20の上部には開口部32が形成されており、タングプレート6がロック状態となった際(図4参照)には、この開口部32の左側を画定する部分の下方に、解離防止部材17の湾曲面54と上面55部がもぐり込めるように構成されている。また、バックル本体10にタングプレート6が挿入されていない際(図3参照)には、この開口部32に解離防止部材17の先端側が挿入され、解離防止部材17の湾曲面54が、開口部32の左側を画定する面32Aに当接する。なお、この開口部32の左側を画定する部分が、解離防止部材17の動作を制御するロック制御部31となる。
【0029】
解除ボタン18は、使用者が押圧可能な操作部61と、操作部61の両側に右側に向けて水平に延出されたアーム62B及び62Cと、タングプレート6をバックル本体10から解離させるために解除ボタン18を右側に押圧した際に、解離防止部材17の当接部59B及び59Cに当接して解離防止部材17を非ロック位置へ移動させる駆動部としての傾斜部63B及び63Cを備えている。
【0030】
この解除ボタン18は、アーム62B及び62Cの右先端の内側に各々形成された凸部29B及び29Cが、側壁11B及び11Cに形成された窓穴34B及び34Cに移動可能に支持されて、側壁11B及び11Cにスライド可能に設けられている。すなわち、この解除ボタン18は、タングプレート6をバックル本体10から解離させるために右側に押圧された際に、凸部29B及び29Cが、窓穴34B及び34Cにガイドされて、非ロック位置方向へと、その進行が誘導されるようになっている。また、この解除の端18の下面と、バックルベース11の底面11Aとの間には、タングプレート6を挿入可能な空間が形成され、ここがタング出入口53となる。
【0031】
操作部61の内側面の略中央部には、コイルスプリング19の左側端部を保持する保持部64が形成されている。この保持部64に保持されたコイルスプリング19の右側端部は、スプリングホルダ20の固定部48に固定されている。したがって、解除ボタン18は、コイルスプリング19によって、常に左側に付勢されている。
【0032】
この構成を備えたバックル本体10は、図3及び図4に示すようにロアカバー71に図示しないネジ等の固定部材によって固定され、アッパーカバー72に挿入される。
【0033】
次に、実施の形態1に係るバックル装置の具体的動作について説明する。
【0034】
タングプレート6がバックル本体10に挿入されておらず、ラッチ板14が非ロック位置にある際は、図3に示すように、スライダ12は、コイルスプリング13の付勢力により、左側に置かれている。
【0035】
また、解離防止部材17は、コイルスプリング15により左側斜め上方に付勢され、解離防止部材17の支持穴57B及び57Cと、側壁11B及び11Cの窓33B及び33Cは、互いにある角度をもって配置されている。さらに、解離防止部材17のシャフト47は、ラッチ板14の開口部49から右側に長く突出しているため、マグネット65が磁気センサ35に近接している。このため、磁気センサ35は、マグネット65の磁気を感知可能であり、検出装置21は、タングプレート6がラッチ板14にロックされていないと判断する。
【0036】
そしてまた、補助ロック部材16は、支持穴57B及び57Cの右側端、並びに窓33B及び33Cの右側端に位置している。この時、ラッチ板14は、コイルスプリング15の付勢力により、ラッチ部41が上方に位置する状態を維持可能となっており、補助ロック部材16は、ラッチ板14には接触していない。
【0037】
タングプレート6をバックル本体10にロックするには、先ず、タングプレート6をタング出入口53からバックル本体10内に挿入させる。この時、タングプレート6の先端がスライダ12を右側に移動させ、コイルスプリング13を押し縮める。スライダ12がラッチ板14の脚44B及び44Cに当接すると、ラッチ板14は、支持部46B及び46Cを支点としてロック位置方向(図に示す反時計回り)に回転し始める。
【0038】
この動作と同時に、解離防止部材17は、ラッチ板14の回転に伴ってコイルスプリング15を押し縮めながら、スプリングホルダ20のロック制御部31に湾曲面54を摺動させながら先ず下方へ移動し始める。この解離防止部材17の移動によって、補助ロック部材16は、支持穴57B及び57Cの上部面に押されて、側壁11B及び11Cの窓33B及び33C内を左側に移動し始める。すなわち、補助ロック部材16は、支持穴57B及び57Cと、窓33B及び33Cとのカム作用によって前記移動を行う。
【0039】
補助ロック部材16は、スプリングホルダ20のロック制御部31と解離防止部材17との摺動が湾曲面54から上面55へ移ると、コイルスプリング15の付勢力によって、一気に解離防止部材17の支持穴57B及び57Cの左側端部、並びに窓33B及び33Cの左側端部に移動を完了し、図4に示すように、ラッチ板14の支持面42上に当接した状態となる。また、ラッチ板14はロック位置に移動してタングプレート6のロックを完了している。さらに、解離防止部材17は、左側に移動しており、マグネット65は磁気センサ35から遠ざかっている。このため、磁気センサ35は、マグネット65の磁気を感知不可能であり、検出装置21は、タングプレート6がラッチ板14にロックされていると判断する。
【0040】
次に、バックル本体10からタングプレート6を抜き取る際には、解除ボタン18を右側に押し込むと、解除ボタン18の突起部63B及び63Cが解離防止部材17の当接部59B及び59Cに当接する。解除ボタン18をさらに押すと、解離防止部材17が右側(略水平方向)に移動し始める。この解離防止部材17を介して補助ロック部材16が押されて右側に移動し始め、補助ロック部材16とラッチ板14の支持面42との接触が解除される。この時点では、解離防止部材17の上面55がスプリングホルダ20のロック制御部31の下面に位置しているため、ラッチ板14は、解離防止部材17に押さえられてロック位置に留まっている。さらに解除ボタン18を押すと、解離防止部材17の上面55がロック制御部31の下面から外れる。これによって、解離防止部材17は、略垂直方向の動きが行えるようになり、コイルスプリング15及び13の付勢力によって、湾曲面54をロック制御部31に接触させながら、一気に非ロック位置方向に移動する。
【0041】
これと同時に、補助ロック部材16は、解離防止部材17の支持穴57B及び57Cの下面に押され、これらのカム作用によって、側壁11B及び11Cの窓33B及び33C内を一気に右側に移動する。この時、補助ロック部材16は、支持穴57B及び57Cと、窓33B及び33Cのみに支持されており、ラッチ板14とは接触していないため、不完全な位置で停止することなく、前記非ロック位置に移動する。
【0042】
また同時に、ラッチ板14は、コイルスプリング15の付勢力によって、支持部46B及び46Cを支点として、非ロック位置方向(時計回り)に回転して、非ロック位置に移動し、タングプレート6のロックを解除する。
【0043】
この動作によって、解離防止部材17のシャフト47の右側端部は、図3に示すように、ラッチ板14の開口部49から右側に長く突出するため、マグネット65が磁気センサ35に近接する。このため、磁気センサ35は、マグネット65の磁気を感知可能となり、検出装置21は、タングプレート6がラッチ板14にロックされていないと判断する。
【0044】
このように、本発明に係るバックル装置の検出装置21は、電気的な接点(接続)を利用せず、解離防止部材17の位置に応じてタングプレート6のロック及び非ロック状態を検出するため、常に安定した検出を行うことができる。また、解離防止部材17の位置を検出しているため、タングプレート6がバックル本体10にロックされたか否かをより確実に検出することができる。したがって、タングプレート6がバックル本体10に確実にロックされている時のみ、乗員3にシートベルト装置が装着されていると判断することができる。
【0045】
なお、実施の形態1では、磁気センサ35をバックルベース11の底板11Aに設け、マグネット65をシャフト47の右側端部に設けた場合について説明したが、これに限らず、マグネット65をバックルベース11の底板11Aに設け、磁気センサ35をシャフト47の右側端部に設けてもよい。また、マグネット65の向きは、所望により変更してもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係るシートベルト装置のバックル装置について説明する。
【0046】
図5は、実施の形態2に係るバックル装置のタングプレート非ロック状態を示す断面図、図6は、図5に示すバックル装置の右側面拡大図、図7は、実施の形態2に係るバックル装置のタングプレートロック状態を示す断面図、図8は、図7に示すバックル装置の右側面拡大図である。但し、図6及び図7は、検出装置の構成が判りやすいように、ロアカバー及びアッパーカバーを省略した状態で記載してある。
【0047】
なお、実施の形態2では、実施の形態1で説明したバックル装置と同様の部材には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0048】
図5〜図8に示すように、実施の形態2に係るバックル装置の、実施の形態1に係るバックル装置と異なる点は、検出装置121の構成である。すなわち、検出装置121も実施の形態1と同様に、磁気センサ135とマグネット165から構成されているが、マグネット165は、解離防止部材17のシャフト47の右側端部に、側壁11B側がS極、側壁11C側がN極となるように配置されており、磁気センサ135は、側壁11Cの右側端部に配置されている。
【0049】
この構成を備えたバックル装置は、タングプレート6がバックル本体10に挿入されていない際は、図5及び図6に示すように、解離防止部材17は、コイルスプリング15により左側斜め上方に付勢され、シャフト47は、ラッチ板14の開口部49から右側に長く突出しているため、マグネット165が磁気センサ135に近接している。このため、磁気センサ135は、マグネット165の磁気を感知可能であり、検出装置121は、タングプレート6がラッチ板14にロックされていないと判断する。
【0050】
タングプレート6をバックル本体10にロックするには、実施の形態1と同様の操作を行う。この操作によって、解離防止部材17は、図7及び図8に示すように左側に移動し、マグネット165は磁気センサ135から遠ざかる。このため、磁気センサ135は、マグネット165の磁気を感知不可能となり、検出装置121は、タングプレート6がラッチ板14にロックされていると判断する。
【0051】
次に、バックル本体10からタングプレート6を抜き取る際も実施の形態1と同様の操作を行う。この操作によって、解離防止部材17のシャフト47の右側端部は、図5及び図6に示すように、ラッチ板14の開口部49から右側に、再び長く突出するため、マグネット165が磁気センサ135に近接する。このため、磁気センサ135は、マグネット165の磁気を感知可能となり、検出装置121は、タングプレート6がラッチ板14にロックされていないと判断する。
【0052】
このように、本発明に係るバックル装置の検出装置121も、実施の形態1に係る検出装置21と同様の作用効果を得ることができる。
【0053】
なお、実施の形態2では、磁気センサ135をバックルベース11の側壁11Cに設け、マグネット165をシャフト47の右側端部に設けた場合について説明したが、これに限らず、マグネット165をバックルベース11の側壁11Cに設け、磁気センサ135をシャフト47の右側端部に設けてもよい。また、マグネット165の向きは、所望により変更してもよい。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係るシートベルト装置のバックル装置について説明する。
【0054】
図9は、実施の形態3に係るバックル装置のタングプレート非ロック状態を示す断面図、図10は、図9に示すバックル装置の右側面拡大図、図11は、実施の形態3に係るバックル装置のタングプレートロック状態を示す断面図、図12は、図11に示すバックル装置の右側面拡大図である。但し、図10及び図12は、検出装置の構成が判りやすいように、ロアカバー及びアッパーカバーを省略した状態で記載してある。
【0055】
なお、実施の形態3では、実施の形態1で説明したバックル装置と同様の部材には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0056】
図9〜図12に示すように、実施の形態3に係るバックル装置の、実施の形態1に係るバックル装置と異なる点は、検出装置221の構成である。すなわち、検出装置221は、磁気センサ235と、マグネット265と、解離防止部材17の移動に応じてマグネット265と磁気センサ235との間に入り込み、当該マグネット235からの磁気を遮断する磁気遮断部材250と、から構成されている。
【0057】
磁気センサ235は、バックルベース11の側壁11Bの右側端部に固定されており、マグネット265は、側壁11Cの磁気センサ235と対向する位置に、側壁11C側がS極となるように固定されている。すなわち、磁気センサ235とマグネット265との距離は、一定に保持されている。この磁気センサ235は、マグネット265との間にマグネット265の磁気を遮断する部材が介在しない限り、この磁気を感知可能となっている。また、磁気遮断部材250は、シャフト47の右側先端に固定されている。なお、実施の形態3では、磁気遮断部材250として、磁性体を用いた。
【0058】
この構成を備えたバックル装置は、タングプレート6がバックル本体10に挿入されていない際は、図9及び図10に示すように、解離防止部材17は、コイルスプリング15により左側斜め上方に付勢され、シャフト47は、ラッチ板14の開口部49から右側に長く突出している。このため、磁気遮断部材250は、マグネット265と磁気センサ235との間に介在し、マグネット265の磁気が磁気センサ235に到達することを阻止する。これによって、検知装置212は、タングプレート6がラッチ板14にロックされていないと判断する。
【0059】
タングプレート6をバックル本体10にロックするには、実施の形態1と同様の操作を行う。この操作によって、解離防止部材17は、図11及び図12に示すように左側に移動し、磁気遮断部材250は、マグネット265と磁気センサ235との間から遠ざかり、両者の間に介在しなくなる。このため、磁気センサ235は、マグネット265の磁気を感知可能となり、検出装置221は、タングプレート6がラッチ板14にロックされていると判断する。
【0060】
次に、バックル本体10からタングプレート6を抜き取る際も実施の形態1と同様の操作を行う。この操作によって、解離防止部材17のシャフト47の右側端部は、図9及び図10に示すように、ラッチ板14の開口部49から右側に、再び長く突出するため、磁気遮断部材250が、再びマグネット265と磁気センサ235との間に介在し、マグネット265の磁気が磁気センサ235に到達することを阻止する。これによって、磁気センサ235は、マグネット265の磁気を感知可能となり、検出装置221は、タングプレート6がラッチ板14にロックされていないと判断する。
【0061】
このように、本発明に係るバックル装置の検出装置221も、実施の形態1に係る検出装置21と同様の作用効果を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るシートベルト装置のバックル装置は、ラッチ板の移動を制御する解離防止部材の位置を検出し、この検出位置に応じてタングプレートのロック及び非ロック状態を検出する検出装置を備えている。したがって、前記検出に電気的な接点を必要とせず、常に安定した検出を行うことができる。また、前記解離防止部材の位置を検出しているため、タングプレートがバックル本体にロックされたか否かをより確実に検出することができる。この結果、タングプレートがバックル本体に確実にロックされている時のみ、乗員にシートベルト装置が装着されていると判断する、信頼性の高い検出装置を備えたシートベルト装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るバックル装置を備えたシートベルト装置の概略図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るバックル装置の組立分解図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るバックル装置のタングプレート非ロック状態を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るバックル装置のタングプレートロック状態を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るバックル装置のタングプレート非ロック状態を示す断面図である。
【図6】図5に示すバックル装置の右側面拡大図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係るバックル装置のタングプレートロック状態を示す断面図である。
【図8】図7に示すバックル装置の右側面拡大図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係るバックル装置のタングプレート非ロック状態を示す断面図である。
【図10】図9に示すバックル装置の右側面拡大図である。
【図11】本発明の実施の形態3に係るバックル装置のタングプレートロック状態を示す断面図である。
【図12】図11に示すバックル装置の右側面拡大図である。
【符号の説明】
4 ウエビング
6 タングプレート
10 バックル本体
11 バックルベース
12 スライダ
13、15、19 コイルスプリング
14 ラッチ板
16 補助ロック部材
17 解離防止部材
18 解除ボタン
20 スプリングホルダ
21、121、221 検出装置
35、135、235 磁気センサ
47 シャフト
65、165、265 マグネット

Claims (1)

  1. タングプレートと、当該タングプレートが挿脱されると共に、挿入されたタングプレートを係脱可能にロックするバックル本体と、を備えたバックル装置を有するシートベルト装置であって、
    前記バックル本体は、
    ベースと、
    前記ベースに支持されて、タングプレートをロックするロック位置と、このロックを開放する非ロック位置との間を移動するラッチ板と、
    前記ラッチ板上を摺動し、前記ラッチ板の前記ロック位置と、前記非ロック位置との間を移動して、当該ラッチ板の移動を制御すると共に、当該移動方向に延出したシャフトを有する解離防止部材と、
    前記解離防止部材の位置を検出し、当該検出位置に応じて前記タングプレートのロック及び非ロック状態を検出する検出装置と、
    を備え
    前記ラッチ板は、前記解離防止部材の移動に応じて前記シャフトが進退可能に挿入される開口部を有し、
    前記検出装置は、マグネットと、当該マグネットの磁気を感知する磁気センサと、を有し、当該マグネット及び磁気センサの一方を前記解離防止部材に配設し、他方を前記バックル本体に配設してなるシートベルト装置。
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