JP4453185B2 - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弁開閉時期制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の弁開閉時期制御装置としては、特開平10−141024号公報や特開平9−112223号公報に示されるものが知られている。これらの従来装置は、内燃機関の駆動軸に連係される駆動部材と、内燃機関のカムに連係され軸受部分により駆動部材を相対回転自在に支持する従動部材と、駆動部材と従動部材との間に設けられベーンにより区画される油圧室と、従動部材に形成され油圧室に油を供給する供給通路とを有するものである。
【0003】
これらの従来装置においては、供給通路から油圧室に供給される油によって油圧室に生じる圧力を調節して駆動部材と従動部材とを相対回転させ、これにより、弁の開閉時期を制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来装置では、駆動部材に従動部材が軸受部分により支持されており、駆動部材に加わる径方向の荷重をこの軸受部分で受けている。しかし、軸受部分における駆動部材と従動部材との間には、両者の相対回転を許容するためのクリアランスが設定されており、しかも、駆動部材に加わる径方向の荷重は、常に一定の荷重ではないので、駆動部材が従動部材に対して径方向にガタツクこととなる。この結果、駆動部材と従動部材とが相対回転する際に、このガタツキにより軸受部分にフレッティング摩耗が生じ、最悪の場合には、駆動部材と従動部材とが軸受部分で凝着摩耗に至る恐れがある。
【0005】
故に、本発明は、軸受部分でのフレッティング摩耗を抑制することを、その技術的課題とするものである。
【0006】
上記技術的課題を解決するために本発明において講じた技術的手段は、前記従動部材に形成され前記第1の供給通路と前記軸受部分とを連通して前記第1の供給通路に流れる油の供給量よりも少ない供給量を流す第1の連絡通路と、前記従動部材に形成され前記第2の供給通路と前記軸受部分とを連通して前記第2の供給通路に流れる油の供給量よりも少ない供給量を流す第2の連絡通路とを有し、前記第1の供給通路及び前記第2の供給通路から前記進角室及び前記遅角室に供給される油の一部を前記第1の連絡通路及び前記第2の連絡通路を介して前記軸受部分における前記駆動部材と前記従動部材との間に供給するようにした、ことである。
【0007】
この技術的手段によれば、第1の供給通路及び第2の供給通路から油圧室に供給される油の一部が第1の連絡通路及び第2の連絡通路から軸受部分における駆動部材と従動部材との間に供給されるので、軸受部分における駆動部材と従動部材との間に油膜を形成し得る。これにより、軸受部分における駆動部材と従動部材との間の摺動抵抗が小さくなり、この結果、軸受部分でのフレッティング摩耗を抑制し得る。更に、軸受部分に供給される油は、進角室及び遅角室の両方に供給される油の一部が供給される。そのため、一定量の油を常に供給できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1に示されるように、内燃機関のカム(図示せず)に連係されるカムシャフト1には、大径部分11が形成されている。この大径部分11の軸方向(図1示左右方向)における一端側の外周面には、軸受面12が形成されており、他端側の外周面には、ロータ2がカムシャフト1と一体回転するように固着されている。カムシャフト1の大径部分11の軸受面12には、内燃機関の駆動軸(図示せず)に連係されるギヤ3がカムシャフト1に対して相対回転自在に支持されている。ギヤ3には、フロントプレート4及びリヤプレート5により挟持されたハウジング6がネジ31によりギヤ3と一体回転するように取り付けられている。ハウジング6は、ロータ2の外周を覆うように配置されている。
【0009】
ハウジング6のロータ2と対向する内周面には、油圧室61が形成されている。ロータ2には、ベーン7が板バネ8を介して保持されており、このベーン8は、油圧室61内に延在して油圧室61を周方向において進角室と遅角室に区画している。
【0010】
カムシャフト1には、軸方向に延びる第1及び第2の供給通路13、14が形成されている。又、カムシャフト11の大径部分11の外周面には、第1の供給通路13と連通するリング状の第1の供給溝15と第2の供給通路14と連通するリング状の第2の供給溝16とが形成されている。ロータ2には、ハウジング6の油圧室61の進角室に開口し且つ第1の供給溝15に開口する第1の供給孔21とハウジング6の油圧室61の遅角室に開口し且つ第2の供給溝16に開口する第2の供給孔22とが形成されている。
【0011】
このような構成において、第1及び第2の供給通路13、14には、油が供給されており、第1の供給通路13に供給された油は、第1の供給溝15及び第1の供給孔21から油圧室61の進角室に供給され、第2の供給通路14に供給された油は、第2の供給溝16及び第2の供給孔22から油圧室61の遅角室に供給されてている。よって、内燃機関の駆動軸からギヤ3に伝達されるトルクは、ハウジング6から油圧室61に供給された油によりロータ2に伝達され、これにより、ギヤ3とカムシャフト1とを一体的に回転させる。この結果、内燃機関のカムを内燃機関の駆動軸と同期させて回転させている。
【0012】
この状態で第1供給通路14及び第2供給通路15に供給される油の量を調節して油圧室61の進角室及び遅角室に生じる油の圧力を調節すると、ハウジング6がロータ2に対して相対回転し、ギヤ3に対するカムシャフト1の位置関係が可変される。これにより、内燃機関のカムの内燃機関の駆動軸に対する回転のタイミングが調節される。
【0013】
カムシャフト1の大径部分11には、第1の供給通路13に連通した第1の連絡通路17と第2の供給通路14に連通した第2の連絡通路18とが形成されている。この第1及び第2の連絡通路17、18は、カムシャフト1の大径部分11の軸受面12に開口している。第1及び第2の連絡通路17、18は、第1及び第2の供給通路13、14より細い径となっており、第1及び第2の供給通路13、14から油圧室61に供給される油の一部を軸受面12上に供給している。軸受面12上に供給される油の量は、第1及び第2の連絡通路17、18の径を適宜設定することで自由に設定でき、このましくは、軸受面1上からリークされる油の量より多いか又は略同等となるように設定すると良い。ギヤ3の軸受面12と対向する内面には、軸受面12に向かって開口する油溜り溝32が形成されている。この油溜り溝32は、軸受面12上の油切れを抑制している。
【0014】
このような構成において、ギヤ3がカムシャフト1に対して相対回転すると、軸受面12上に供給された油がギヤ3とカムシャフト1との間で油膜を形成する。これにより、ギヤ3とカムシャフト1との間の摺動抵抗が小さくなり、ギヤ3とカムシャフト1との円滑な相対回転が確保される。
【0015】
図2に示されるように、カムシャフト1の大径部分11に軸受面12上にギヤ3の内周面に向かって開口するリング状の対の油溜り溝17a、18aを設け、第1の連結通路17を油溜り溝17aに、第2の連結通路18を油溜り溝18aに夫々連通させた構造としても良い。
【0016】
図3に示されるように、第1及び第2の連結通路17、18の径を加工しやすいように、比較的大径とし、オリフィス部材17b,18bを圧入した構造としてもよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、従動部材に形成され供給通路と軸受部分とを連通する連絡通路を有するので、軸受部分における駆動部材と従動部材との間に油膜を形成して、軸受部分でのフレッティング摩耗を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弁開閉時期制御装置の正面図である。
【図2】本発明に係る弁開閉時期制御装置の第1の変形例を示す図1に相当する正面図である。
【図3】本発明に係る弁開閉時期制御装置の第2の変形例を示す図1に相当する正面図である。
【符号の説明】
1 カムシャフト(従動部材)
2 ロータ(従動部材)
3 ギヤ(駆動部材)
6 ハウジング(駆動部材)
7 ベーン
12 軸受面(軸受部分)
13、14 第1及び第2の供給通路(供給通路)
15、16 第1及び第2の供給溝(供給通路)
17、18 第1及び第2の連絡通路(連絡通路)
21、22 第1及び第2の供給孔(供給通路)
61 油圧室

Claims (3)

  1. 内燃機関の駆動軸に連係される駆動部材と、前記内燃機関のカムに連係され軸受部分により前記駆動部材を相対回転自在に支持する従動部材と、前記駆動部材と前記従動部材との間に設けられベーンにより進角室及び遅角室に区画される油圧室と、前記従動部材に形成され前記進角室及び前記遅角室に油を供給する第1の供給通路及び第2の供給通路とを有する弁開閉時期制御装置において、前記従動部材に形成され前記第1の供給通路と前記軸受部分とを連通して前記第1の供給通路に流れる油の供給量よりも少ない供給量を流す第1の連絡通路と、前記従動部材に形成され前記第2の供給通路と前記軸受部分とを連通して前記第2の供給通路に流れる油の供給量よりも少ない供給量を流す第2の連絡通路とを有し、前記第1の供給通路及び前記第2の供給通路から前記進角室及び前記遅角室に供給される油の一部を前記第1の連絡通路及び前記第2の連絡通路を介して前記軸受部分における前記駆動部材と前記従動部材との間に供給することを特徴とした、弁開閉時期制御装置。
  2. 前記第1の連絡通路及び前記第2の連絡通路の通路径は、前記第1の供給通路及び前記第2の供給通路の通路径よりも小さいことを特徴とした請求項1に記載の弁開閉時期制御装置。
  3. 前記第1の連絡通路は前記進角室に供給される油の一部を前記軸受部分に供給する進角連絡通路であり、前記第2の連絡通路は前記遅角室に供給される油の一部を前記軸受部分に供給する遅角連絡通路であり、
    前記軸受部分には前記進角連絡通路と前記遅角連絡通路との間に油溜り溝が形成されていることを特徴とした請求項1または2に記載の弁開閉時期制御装置。
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