JP2002122010A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents
弁開閉時期制御装置Info
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- JP2002122010A JP2002122010A JP2000314133A JP2000314133A JP2002122010A JP 2002122010 A JP2002122010 A JP 2002122010A JP 2000314133 A JP2000314133 A JP 2000314133A JP 2000314133 A JP2000314133 A JP 2000314133A JP 2002122010 A JP2002122010 A JP 2002122010A
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Abstract
る。 【解決手段】 従動部材1、2に形成され供給通路1
3、14、15、16、21、22と軸受部分12とを
連通する連絡通路17、18を有し、供給通路13、1
4、15、16、21、22から油圧室61に供給され
る油の一部を連絡通路17、18を介して軸受部分12
における駆動部材3、6と従動部材1、2との間に供給
する。
Description
置に関するものである。
ては、特開平10−141024号公報や特開平9−1
12223号公報に示されるものが知られている。これ
らの従来装置は、内燃機関の駆動軸に連係される駆動部
材と、内燃機関のカムに連係され軸受部分により駆動部
材を相対回転自在に支持する従動部材と、駆動部材と従
動部材との間に設けられベーンにより区画される油圧室
と、従動部材に形成され油圧室に油を供給する供給通路
とを有するものである。
ら油圧室に供給される油によって油圧室に生じる圧力を
調節して駆動部材と従動部材とを相対回転させ、これに
より、弁の開閉時期を制御していた。
装置では、駆動部材に従動部材が軸受部分により支持さ
れており、駆動部材に加わる径方向の荷重をこの軸受部
分で受けている。しかし、軸受部分における駆動部材と
従動部材との間には、両者の相対回転を許容するための
クリアランスが設定されており、しかも、駆動部材に加
わる径方向の荷重は、常に一定の荷重ではないので、駆
動部材が従動部材に対して径方向にガタツクこととな
る。この結果、駆動部材と従動部材とが相対回転する際
に、このガタツキにより軸受部分にフレッティング摩耗
が生じ、最悪の場合には、駆動部材と従動部材とが軸受
部分で凝着摩耗に至る恐れがある。
ング摩耗を抑制することを、その技術的課題とするもの
である。
るために本発明において講じた技術的手段は、従動部材
に形成され供給通路と軸受部分とを連通する連絡通路を
有し、供給通路から油圧室に供給される油の一部を前記
連絡通路を介して前記軸受部分における駆動部材と従動
部材との間に供給するようにした、ことである。
圧室に供給される油の一部が連絡通路から軸受部分にお
ける駆動部材と従動部材との間に供給されるので、軸受
部分における駆動部材と従動部材との間に油膜を形成し
得る。これにより、軸受部分における駆動部材と従動部
材との間の摺動抵抗が小さくなり、この結果、軸受部分
でのフレッティング摩耗を抑制し得る。
のカム(図示せず)に連係されるカムシャフト1には、
大径部分11が形成されている。この大径部分11の軸
方向(図1示左右方向)における一端側の外周面には、
軸受面12が形成されており、他端側の外周面には、ロ
ータ2がカムシャフト1と一体回転するように固着され
ている。カムシャフト1の大径部分11の軸受面12に
は、内燃機関の駆動軸(図示せず)に連係されるギヤ3
がカムシャフト1に対して相対回転自在に支持されてい
る。ギヤ3には、フロントプレート4及びリヤプレート
5により挟持されたハウジング6がネジ31によりギヤ
3と一体回転するように取り付けられている。ハウジン
グ6は、ロータ2の外周を覆うように配置されている。
には、油圧室61が形成されている。ロータ2には、ベ
ーン7が板バネ8を介して保持されており、このベーン
8は、油圧室61内に延在して油圧室61を周方向にお
いて進角室と遅角室に区画している。
及び第2の供給通路13、14が形成されている。又、
カムシャフト11の大径部分11の外周面には、第1の
供給通路13と連通するリング状の第1の供給溝15と
第2の供給通路14と連通するリング状の第2の供給溝
16とが形成されている。ロータ2には、ハウジング6
の油圧室61の進角室に開口し且つ第1の供給溝15に
開口する第1の供給孔21とハウジング6の油圧室61
の遅角室に開口し且つ第2の供給溝16に開口する第2
の供給孔22とが形成されている。
供給通路13、14には、油が供給されており、第1の
供給通路13に供給された油は、第1の供給溝15及び
第1の供給孔21から油圧室61の進角室に供給され、
第2の供給通路14に供給された油は、第2の供給溝1
6及び第2の供給孔22から油圧室61の遅角室に供給
されてている。よって、内燃機関の駆動軸からギヤ3に
伝達されるトルクは、ハウジング6から油圧室61に供
給された油によりロータ2に伝達され、これにより、ギ
ヤ3とカムシャフト1とを一体的に回転させる。この結
果、内燃機関のカムを内燃機関の駆動軸と同期させて回
転させている。
通路15に供給される油の量を調節して油圧室61の進
角室及び遅角室に生じる油の圧力を調節すると、ハウジ
ング6がロータ2に対して相対回転し、ギヤ3に対する
カムシャフト1の位置関係が可変される。これにより、
内燃機関のカムの内燃機関の駆動軸に対する回転のタイ
ミングが調節される。
の供給通路13に連通した第1の連絡通路17と第2の
供給通路14に連通した第2の連絡通路18とが形成さ
れている。この第1及び第2の連絡通路17、18は、
カムシャフト1の大径部分11の軸受面12に開口して
いる。第1及び第2の連絡通路17、18は、第1及び
第2の供給通路13、14より細い径となっており、第
1及び第2の供給通路13、14から油圧室61に供給
される油の一部を軸受面12上に供給している。軸受面
12上に供給される油の量は、第1及び第2の連絡通路
17、18の径を適宜設定することで自由に設定でき、
このましくは、軸受面1上からリークされる油の量より
多いか又は略同等となるように設定すると良い。ギヤ3
の軸受面12と対向する内面には、軸受面12に向かっ
て開口する油溜り溝32が形成されている。この油溜り
溝32は、軸受面12上の油切れを抑制している。
ャフト1に対して相対回転すると、軸受面12上に供給
された油がギヤ3とカムシャフト1との間で油膜を形成
する。これにより、ギヤ3とカムシャフト1との間の摺
動抵抗が小さくなり、ギヤ3とカムシャフト1との円滑
な相対回転が確保される。
大径部分11に軸受面12上にギヤ3の内周面に向かっ
て開口するリング状の対の油溜り溝17a、18aを設
け、第1の連結通路17を油溜り溝17aに、第2の連
結通路18を油溜り溝18aに夫々連通させた構造とし
ても良い。
結通路17、18の径を加工しやすいように、比較的大
径とし、オリフィス部材17b,18bを圧入した構造
としてもよい。
給通路と軸受部分とを連通する連絡通路を有するので、
軸受部分における駆動部材と従動部材との間に油膜を形
成して、軸受部分でのフレッティング摩耗を抑制するこ
とができる。
る。
例を示す図1に相当する正面図である。
例を示す図1に相当する正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関の駆動軸に連係される駆動部材
と、前記内燃機関のカムに連係され軸受部分により前記
駆動部材を相対回転自在に支持する従動部材と、前記駆
動部材と前記従動部材との間に設けられベーンにより区
画される油圧室と、前記従動部材に形成され前記油圧室
に油を供給する供給通路とを有する弁開閉時期制御装置
において、前記従動部材に形成され前記供給通路と前記
軸受部分とを連通する連絡通路を有し、前記供給通路か
ら前記油圧室に供給される油の一部を前記連絡通路を介
して前記軸受部分における前記駆動部材と前記従動部材
との間に供給することを特徴とした、弁開閉時期制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000314133A JP4453185B2 (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | 弁開閉時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000314133A JP4453185B2 (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | 弁開閉時期制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002122010A true JP2002122010A (ja) | 2002-04-26 |
JP4453185B2 JP4453185B2 (ja) | 2010-04-21 |
Family
ID=18793439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000314133A Expired - Fee Related JP4453185B2 (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | 弁開閉時期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4453185B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008106617A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のバルブタイミング変更装置およびカムキャップ |
JP2011069242A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Aisin Seiki Co Ltd | 弁開閉時期制御装置 |
JP2017172442A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | トヨタ自動車株式会社 | 可変バルブタイミング装置 |
JPWO2021014533A1 (ja) * | 2019-07-22 | 2021-11-25 | 三菱電機株式会社 | 減速機及び可変バルブタイミング装置 |
-
2000
- 2000-10-13 JP JP2000314133A patent/JP4453185B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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JP4453185B2 (ja) | 2010-04-21 |
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