JP4120720B2 - カム位相可変装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関(以下、エンジンと称す)の吸気弁や排気弁の開閉タイミングを運転状態に応じて調整するカム位相可変装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のカム位相可変装置として、例えば、特開平9−60508号に記載のものを挙げることができる。この可変装置はクランクシャフトにより回転駆動されるカムスプロケットに設けられて、内部にカムシャフトと連結したベーンロータを配置しており、油圧によってベーンロータの位相を進角側或いは遅角側に変更して、カムスプロケットに対するカムシャフトの位相を変更し、その結果、吸排気弁の開閉タイミングを調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
周知のようにカムシャフトはエンジン回転速度の1/2で高速回転することから、そのカムシャフトと共に回転するカム位相可変装置には精密な回転バランスが要求される。しかしながら、上記した公報記載のカム位相可変装置は回転バランスについての配慮は何らなされず、アンバランスによる種々の不具合、例えば、カムシャフトの回転に伴って軸受部に偏荷重が加わったときのフリクション増大や焼付き、或いはカムシャフトの回転変動による機関不調に伴う振動及び騒音発生等を生じる可能性があった。
【0004】
本発明の目的は、回転バランスを精密に均衡させて、アンバランスによる種々の不具合を未然に防止することができるカム位相可変装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、クランクシャフトで回転駆動される本体内に位相可変部材を配置して弁開閉駆動用のカムシャフトと連結し、その位相可変部材の回動位置を内燃機関の回転速度に応じて調整し、弁の開閉タイミングを変更するように構成した。そして、高回転域の位相可変部材の回動位置において本体と位相可変部材とのアセンブリ状態での回転バランスが均衡するように、本体の一側に重量調整部を設けた。即ち、カム位相可変装置は実際の稼働時と同じアセンブリ状態で、かつ、アンバランスの悪影響が顕著に現れる高回転域の作動状態で回転バランスの均衡が図られている。
請求項2の発明では、請求項1において、内燃機関の停止時において高回転域の回動位置で位相可変部材を回動規制する回動規制部材を備えた。従って、重量調整部による本体及び位相可変部材のバランス取り作業では、回動規制部材により位相可変部材を高回転域の回動位置に保持した状態で実施可能となる。
請求項3の発明では、請求項1または2において、位相可変部材が、内燃機関の高回転域において回動ストロークの一端側の最遅角位置または回動ストロークの他端側の最進角位置に調整され、重量調整部が、位相可変部材の最遅角位置または最進角位置において回転バランスを均衡させるものである。従って、内燃機関の高回転域では位相可変部材が最遅角位置または最進角位置に制御され、この回動位置において重量調整部により回転バランスが均衡される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を吸気弁の開閉タイミングを調整するカム位相可変装置に具体化した一実施例を説明する。
【0007】
図1及び図2に示すように、エンジンのシリンダヘッド1の軸受部2には吸気側のカムシャフト3が回転可能かつ軸方向に移動不能に支持され、カムシャフト3の回転に伴って各気筒の図示しない吸気弁が開閉駆動されるようになってる。カムシャフト3の前端はシリンダヘッド1から側方に突出してタイミングプーリ4のボス部4aが回動可能に嵌め込まれ、このタイミングプーリ4はタイミングベルト5を介して図示しないクランクシャフトに連結されて、カムシャフト3の軸線を中心として図2の矢印方向に1/2に減速されて回転駆動される。図示はしないがタイミングベルト5には排気側のタイミングプーリも連結されて、排気側のカムシャフトにて排気弁が開閉駆動されるようになっている。なお、タイミングプーリ4のボス部4aと軸受部2との間にはオイルシール6が嵌め込まれ、シリンダヘッド1から外部へのオイルの流出を防止している。
【0008】
タイミングプーリ4の一側面には、ハウジング7とフロントカバー8がボルト9により固定され、その内部にカムシャフト3の軸心を中心とした略十字状の油圧室10が形成されて、Oリング11により油密を保持されている。油圧室10内にはベーンロータ12が配置され、その中心部はカムシャフト3の前端に図示しないノックピンで位置決めされてカムボルト14で固定されている。カムボルト14の頭部14aはベーンロータ12に形成された油分配室15内に位置し、この分配室15は前記フロントカバー8に螺合したプラグ16により閉塞されている。本実施例では、タイミングプーリ4、ハウジング7及びフロントカバー8が本体として機能し、ベーンロータ12が位相可変部材として機能する。
【0009】
ベーンロータ12は油圧室10と対応する略十字状をなして、その90度間隔の4つのベーン12a間には、油圧室10の固定摺接面10aに当接する円弧状の可動摺接面12bが形成され、それぞれのベーン12aの先端にはオイルシール18が設けられている。これらの摺接面10a,12bにより油圧室10は各ベーン12aに対応して4つに区画され、各油圧室10内においてベーン12aの両側には遅角油圧室17aと進角油圧室17bが形成されている。
【0010】
そして、ベーンロータ12は、図2に実線で示すように各ベーン12aの進角油圧室17b側を油圧室10の内壁に当接させて遅角油圧室17aの容積を最大とする最遅角位置と、仮想線で示すように各ベーン12aの遅角油圧室17a側を油圧室10の他方の内壁に当接させて進角油圧室17bの容積を最大とする最進角位置との間で、カムシャフト3の軸線を中心として回動し得る。その結果、タイミングプーリ4に対するカムシャフト3の位相が変化して、吸気弁の開閉タイミングが変更される。
【0011】
図2及び図3に示すように、ベーンロータ12の各ベーン12aには、その厚み方向(カムシャフト3の軸線方向)にピン孔19が貫設され、各ピン孔19内にはロックピン20(回動規制部材)が軸方向に摺動可能に嵌め込まれている。ロックピン20の長さはベーンロータ12の厚みとほぼ等しく設定され、ロックピン20の先端(図3の下端)はテーパ状に面取り形成されている。タイミングプーリ4には、ベーンロータ12が最遅角位置にあるときに各ピン孔19とそれぞれ対応するロック孔21が形成され、各ロック孔21はロックピン20の先端と対応するテーパ状の断面形状をなしている。ロックピン20はピン孔19内で摺動して、図3に示すように先端をロック孔21内に嵌入させてベーンロータ12を最遅角位置で回動規制するロック位置と、先端をロック孔21内から離脱させてベーンロータ12の回動を許容するロック解除位置との間で切換えられる。
【0012】
ベーンロータ12には、ピン孔19内と遅角油圧室17a内とを連通させるロック油路22a、及びピン孔19内と進角油圧室17b内とを連通させるロック解除油路22bが形成され、後述するように遅角油圧室17a内の油圧が増加したときには、その油圧がロック油路22aを経てロックピン21の基端側に作用してロック位置に切換え、又、進角油圧室17b内の油圧が増加したときには、その油圧がロック解除油路22bを経てロックピン21の先端側に作用してロック解除位置に切換える。
【0013】
一方、ベーンロータ12には油分配室15を中心として放射状に4本の進角導入油路23が形成され、各進角導入油路23の一端は油分配室15内に開口し、他端はそれぞれ進角油圧室17b内に開口している。油分配室15は、カムボルト14を貫通する貫通油路24、貫通油路24より連続する第一油路25及び第二油路26を介してカムシャフト3の外周全周に形成されたオイル溝27内に開口し、前記軸受部2に形成された進角供給油路28に対してカムシャフト3の回転角度に拘わらず常に連通している。
【0014】
一方、ベーンロータ12には放射状に4本の遅角導入油路29が形成され、各遅角導入油路29の一端は遅角油圧室17a内に開口している。各遅角導入油路29の他端はそれぞれ第三油路30及び第四油路31を介してカムシャフト3のオイル溝32内に開口し、軸受部2に形成された遅角供給油路33に対してカムシャフト3の回転角度に拘わらず常に連通している。
【0015】
図1に示すように、進角供給油路28及び遅角供給油路33には、オイルタンク34内の作動油をオイルポンプ35により圧送する圧送路36とオイルタンク34内に作動油を排出する排出路37とが切換弁38を介して接続され、切換弁38の切換動作に応じて各供給油路28,33が圧送路36及び排出路37と交互に連通、或いは双方とも遮断される。
【0016】
図1に示すように、フロントカバー8の表面側の一側には表面側バランス孔41が、タイミングプーリ4の裏面側の一側には裏面側バランス孔42が形成されている。これらのバランス孔41,42は、カム位相可変装置の回転バランスを均衡させるためにドリルにより穿孔したものである。尚、図では理解を容易にするために、同一位相位置に1個ずつバランス孔41,42を設けた例を示しているが、実際にはカムシャフト3の軸線を中心とした所定半径上で、回転バランスが均衡する位相位置に必要な個数だけバランス孔41,42が設けられている。本実施例では、これらのバランス孔41,42が重量調整部として機能する。
【0017】
次に、上記バランス取り作業の手順を説明する。
【0018】
回転バランスの均衡状態は、カムシャフト3を模した回転治具上にカム位相可変装置のアセンブリ(切換弁38等の油圧回路を除き、カムシャフト3と共に回転するタイミングプーリ4、ハウジング7及びフロントカバー8等を組立てた状態)をセットして確認される。まず、カム位相可変装置を構成する各部品の製造が完了すると、実際のカムシャフト3への組付け状態と全く同様に、回転治具に対して各構成部品を順次組付け、アセンブリとして完成させる。
【0019】
次いで、バランス取り作業を行うのであるが、図2の構成から明らかなように、内部のベーンロータ12の位相位置に応じてカム位相可変装置の回転重心が移動することから、全ての位相位置で回転バランスを均衡させることは不可能である。よって、ベーンロータ12の特定の位相位置に絞って回転バランスを均衡させる必要があり、本実施例では、最遅角位置においてバランス取りがなされる。
【0020】
具体的には、まず、カム位相可変装置を把持して回転治具に対して相対回転させ、ベーンロータ12を図2の最遅角位置に切換える。次に、この最遅角位置を保持するためにロックピン20をロック位置に切換えるのであるが、アセンブリ状態ではロックピン20に触れて直接操作できない。そこで、ロックピン20が鉄系材料からなることを利用して、図3に示すように、タイミングプーリ4の裏面側より磁石Mで吸引してロック位置に切換える。
【0021】
この状態で、回転治具と共にカム位相可変装置を回転回転駆動して回転バランスの均衡状態を確認し、表面側及び裏面側共に、重心が偏っている位相位置にバランス孔41,42を適宜ドリルにより穿孔する。詳細は説明しないが、このバランス取り作業の手順は、一般的なバランス取りの手法を利用している。尚、バランス孔41,42の穿孔に代えて、重心が偏っている位相位置の反対側にウエイトを固定しても同様の効果が得られる。
【0022】
以上のバランス取り作業によりカム位相可変装置は、エンジンに組付けられた実際の稼働時と同じアセンブリ状態で、かつ、ベーンロータ12を最遅角位置に保持した状態で回転バランスが最も均衡することになる。その後、カム位相可変装置を回転治具より取り外して、分解することなくそのままエンジンに組付ける。従って、再組立による部品相互間の位置関係の狂いで回転バランスが悪化する虞がなくなり、カム位相可変装置はバランス取り時の最良の状態でエンジンに組付けられる。又、このようにアセンブリ状態でバランス孔41,42を穿孔するため、油圧室10内等に切り粉が付着したときの動作不良を未然に回避可能となる。
【0023】
次に、本実施例のカム位相可変装置の作動状況を説明する。
【0024】
まず、エンジン停止時において、ベーンロータ12は図2に実線で示す最遅角位置(図4の進角量0°)に切換えられ、図3に示すロック位置に切換えられたロックピン20により回動規制されている。エンジン始動に際して切換弁38は図1に示す位置に切り換えられ、オイルポンプ35からの作動油は遅角供給油路33、第四油路31、第三油路30及び遅角導入油路29を経て遅角油圧室17a内に導入されて、ベーンロータ12を最遅角位置に保持する。尚、このように始動時にベーンロータ12を最遅角位置に保持するのは始動性向上を目的としたものであり、ロックピン20は、始動完了によりオイルポンプ35が作動して遅角油圧室17a内の油圧を立ち上げるまでの間、ベーンロータ12を最遅角位置に保持する役割を果たす。
【0025】
始動完了後のベーンロータ12の回動位置は、図4のマップに従ってエンジン回転速度NeやエンジントルクTq(負荷)に基づいて制御される。図から明らかなように、エンジン回転速度Neが高いほど、或いはエンジントルクが低いほど、小さな進角量を適用してベーンロータ12を遅角側に制御する。この制御特性は、遅角側への制御により排気側とのオーバラップを縮小して、吸入空気の充填効率を向上させることを目的とするものである。
【0026】
例えば、始動完了後に車両を発進させると、エンジン回転速度NeとエンジントルクTqの増加に伴って次第に大きな進角量が設定される。それに応じて切換弁38は図1とは逆位置に切り換えられ、作動油を進角供給油路28、第二油路26、第一油路25、貫通油路24、油分配室15及び進角導入油路23を経て進角油圧室17b内に導入する。その油圧によりロックピン20がロック解除位置に切換えられると共に、ベーンロータ12が進角側に回動し、所定位置に達したときに切換弁38を中立に切り換えて、ベーンロータ12の回動位置を保持する。
【0027】
ここで、ベーンロータ12が最遅角位置に制御される場合のエンジン運転状況としては、上記したエンジン始動時の他に、図4のマップから明らかなように高回転域及び低トルク域を挙げることができる。そして、上記のようにカム位相可変装置は、この最遅角位置において回転バランスが最も均衡しているが故に、以下に述べるアンバランスによる不具合を未然に回避することができる。
【0028】
まず、高回転域では、カム位相可変装置にアンバランスが生じているとカムシャフト3の回転に伴って軸受部2に偏荷重が加わってしまうが、カム位相可変装置の回転バランスが均衡しているために偏荷重が防止され、それによって引き起こされる軸受部2のフリクション増大や焼付きを未然に回避することができる。更に、タイミングベルト5に作用する偏荷重も防止されるため、その耐久性を向上させることができる。
【0029】
尚、回転バランスは最遅角位置に対応する6000〜7000rpmの回転域で最も均衡するが、ベーンロータ12が最遅角位置からそれほど位相変化しない領域、例えば進角量10°程度に対応する5000〜6000rpmの回転域でも十分良好な回転バランスが得られるため、上記した不具合を回避することができる。
【0030】
又、低トルク域では、アイドル運転での停車中のように周囲の騒音(エンジンの燃焼音や走行音)や振動が低いために運転者が騒音や振動に最も敏感になる領域であるが、カム位相可変装置の回転バランスが均衡しているためにカムシャフト3の回転変動が防止され、それによって引き起こされる機関不調による振動及び騒音を回避して、運転者に極めて良好な運転環境を提供できる。
【0031】
以上で実施例の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例では、吸気側カムシャフト3にカム位相可変装置を取り付けてその位相を調整したが、加えて、排気側カムシャフトにも同様のカム位相可変装置を取り付けてもよい。この場合の排気側のカム位相可変装置は、例えば図5に示すマップに従って、エンジン回転速度Neが高いほど、或いはエンジントルクが高いほど、大きな進角量を適用してベーンロータ12を進角側に制御し、吸気側とのオーバラップ縮小により吸入空気の充填効率向上を図る。又、アイドル時にも進角側に制御してオーバラップを縮小し、EGR減による回転の安定化を図る。尚、排気側では、始動性向上のためにベーンロータ12を最進角位置で保持する必要があるため、最進角位置でベーンロータ12を回動規制できるようにロック孔21の位置を変更する。
【0032】
そして、この排気側に用いるカム位相可変装置は、ロックピン20により最進角位置を保持した状態で、吸気側と同様の手順でバランス取り作業を実施する。即ち、上記のように回転バランスの均衡が最も要求される高回転域及びアイドル時には最進角位置に制御されるため、この最進角位置で最も回転バランスを均衡させているのである。その結果、吸気側のカム位相可変装置で述べたようにアンバランスによる不具合、つまり、高回転域では軸受部2のフリクション増大や焼付きを、アイドル時には機関不調による振動及び騒音発生を未然に回避することができる。
【0033】
又、上記実施例では、オイルポンプ35からの油圧を利用してベーンロータ12を回動させる油圧式のカム位相可変装置として具体化したが、その作動原理はこれに限定されるものではなく、例えば、電動モータ等を駆動源とするカム位相可変装置に具体化してもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1〜3の発明のカム位相可変装置によれば、アンバランスの悪影響が顕著に現れる高回転域の作動状態で回転バランスの均衡が図られ、極めて精密に回転バランスを均衡させて、アンバランスによる種々の不具合を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のカム位相可変装置を示す図2のI−I線断面図である。
【図2】最遅角位置のカム位相可変装置を示す横断面図である。
【図3】第2図のIII−III線断面図である。
【図4】吸気側の進角特性を示すマップの説明図である。
【図5】排気側の進角特性を示すマップの説明図である。
【符号の説明】
3 カムシャフト
4 タイミングプーリ(本体)
7 ハウジング(本体)
8 フロントカバー(本体)
12 ベーンロータ(位相可変部材)
20 ロックピン(回動規制部材)
41 表面側バランス孔(重量調整部)
42 裏面側バランス孔(重量調整部)

Claims (3)

  1. 内燃機関のクランクシャフトで回転駆動される本体と、
    前記本体内に相対回動可能に配置されて弁開閉駆動用のカムシャフトに対して連結され、内燃機関の回転速度に応じて本体内での回動位置を調整される位相可変部材と、
    前記本体の一側に設けられて、高回転域の位相可変部材の回動位置において前記本体及び位相可変部材のアセンブリ状態での回転バランスを均衡させる重量調整部と
    を備えたことを特徴とするカム位相可変装置。
  2. 前記内燃機関の停止時において前記高回転域の回動位置で前記位相可変部材を回動規制する回動規制部材を備えたことを特徴とする請求項1記載のカム位相可変装置。
  3. 前記位相可変部材は、前記内燃機関の高回転域において回動ストロークの一端側の最遅角位置または回動ストロークの他端側の最進角位置に調整され、
    前記重量調整部は、前記位相可変部材の最遅角位置または最進角位置において回転バランスを均衡させることを特徴とする請求項1または2記載のカム位相可変装置。
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