JP2013155711A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

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Masaki Kobayashi
昌樹 小林
Kazunari Adachi
一成 安達
Kenji Nonaka
健司 野中
Kazumasa Ueda
一生 上田
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Abstract

【課題】区画部の変形を防止しながら、駆動回転体と従動回転体との相対回転位相を精度良く変更することができる弁開閉時期制御装置を提供する。
【解決手段】カバー部材を有する駆動回転体2の内側で相対回転可能な従動回転体4と、両回転体2,4の間を流体圧室6に区画する区画部7と、流体圧室6を仕切る仕切り部9と、両回転体2,4の相対回転位相を変更する機構と、第1区画部7aと従動回転体4に設けた第1係合片23a,第1係合溝22aと、第2区画部7bと従動回転体4に設けた第2係合片23b,第2係合溝22bと、第1,2区画部7a,7bとは異なる区画部7c,7dに設けた最進角、最遅角ストッパー26,27の少なくとも一つと、第1区画部7aの第1係合片23aを挟む両側位置と、第2区画部7bの第2係合片23bを挟む両側位置とに挿通してある連結部材8とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関のクランク軸に対して同期回転し、且つ、回転軸芯方向の少なくとも一端にカバー部材を有する駆動回転体と、前記内燃機関のカム軸と同期回転し、且つ、前記駆動回転体の内周側で当該駆動回転体と同軸芯状に相対回転可能な従動回転体と、前記駆動回転体の内周側に前記従動回転体に向けて延設され、前記駆動回転体と前記従動回転体との間を周方向で複数の流体圧室に区画する複数の区画部と、前記従動回転体の外周側に前記駆動回転体に向けて突設され、前記流体圧室の夫々を進角室と遅角室とに仕切る複数の仕切り部と、前記駆動回転体と前記従動回転体との相対回転の位相を変更制御する位相制御機構と、互いに係脱して前記相対回転を規制するように、前記複数の区画部のうちの第1区画部と前記従動回転体とに各別に設けられた第1係合片及び第1係合溝と、前記第1区画部とは異なる第2区画部と前記従動回転体とに各別に設けられた第2係合片及び第2係合溝と、前記仕切り部の一つと接当して前記相対回転を制限するように、前記第1区画部と前記第2区画部とは異なる区画部に設けられた、最進角ストッパー及び最遅角ストッパーのうちの少なくとも一つと、を備えた弁開閉時期制御装置に関する。
上記弁開閉時期制御装置は、内燃機関の動弁装置において吸気弁又は排気弁の開閉時期を制御するために装備される。
上記弁開閉時期制御装置は、例えばカム軸に作用するカム変動トルクに起因する従動回転体の駆動回転体に対するばたつき(振動)を抑制するために、互いに係脱して駆動回転体と従動回転体との相対回転を規制できるように、区画部と従動回転体とに各別に設けられた第1,第2係合片及び第1,第2係合溝とを備えている。
しかしながら、第1係合片又は第1係合片が係合する第1係合溝の一つと、第2係合片又は第2係合片が係合する第2係合溝の一つとを、共通の一つの区画部に設けてあると、第1,第2係合片との二つの係合片を介して一つの区画部に係合反力が衝撃的に繰り返し作用し、例えば区画部に設けてある係合溝の周辺が早期に変形し易い。
また、駆動回転体と従動回転体との相対回転範囲を制限するために、仕切り部と接当する最進角ストッパー及び最遅角ストッパーを区画部に設けてある。
このため、区画部が、最進角ストッパー又は最遅角ストッパーを介して、仕切り部によって繰り返し打撃され、最進角ストッパーと最遅角ストッパーとを前述の共通の一つの区画部に設けてあると、その区画部が一層早期に変形し易い。
区画部が変形すると、駆動回転体と従動回転体との円滑な相対回転が阻害されるおそれがある。
このために、上記弁開閉時期制御装置は、複数の区画部のうちの第1区画部と従動回転体とに各別に設けられた第1係合片及び第1係合溝と、第1区画部とは異なる第2区画部と従動回転体とに各別に設けられた第2係合片及び第2係合溝と、仕切り部の一つと接当して相対回転を制限するように、第1区画部と第2区画部とは異なる区画部に設けられた、最進角ストッパー及び最遅角ストッパーのうちの少なくとも一つと、を備えている。
従来の上記弁開閉時期制御装置では、駆動回転体とカバー部材の夫々とを連結する連結部材を、第1区画部及び第2区画部の夫々において、係合片に対して回転周方向の一方側に位置させて挿通して、駆動回転体とカバー部材の夫々とを互いに共締め状態で連結してある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−13714号公報
このため、第1区画部及び第2区画部において、連結部材によるカバー部材の夫々との圧接力が、係合片を挟んで、連結部材が挿通されている一方の側において強くなり、他方の側において弱くなる。
したがって、第1区画部及び第2区画部のうちの、係合片を挟んで前記他方の側が前記一方の側に比べて回転軸芯の方向に変形し易くなる。
その結果、係合片を介して区画部に衝撃的に繰り返し作用する反力に起因して、第1区画部及び第2区画部のカバー部材の夫々との接合箇所が緩み易くなる。
第1区画部及び第2区画部のカバー部材の夫々との接合箇所に緩みが生じると、流体圧室に供給されている流体の漏出が生じ易くなり、駆動回転体と従動回転体との相対回転位相を精度良く変更できないおそれがある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、区画部の変形を防止しながら、駆動回転体と従動回転体との相対回転位相を精度良く変更することができる弁開閉時期制御装置を提供することを目的とする。
本発明による弁開閉時期制御装置の第1特徴構成は、内燃機関のクランク軸に対して同期回転し、且つ、回転軸芯方向の少なくとも一端にカバー部材を有する駆動回転体と、前記内燃機関のカム軸と同期回転し、且つ、前記駆動回転体の内周側で当該駆動回転体と同軸芯状に相対回転可能な従動回転体と、前記駆動回転体の内周側に前記従動回転体に向けて延設され、前記駆動回転体と前記従動回転体との間を周方向で複数の流体圧室に区画する複数の区画部と、前記従動回転体の外周側に前記駆動回転体に向けて突設され、前記流体圧室の夫々を進角室と遅角室とに仕切る複数の仕切り部と、前記駆動回転体と前記従動回転体との相対回転の位相を変更制御する位相制御機構と、互いに係脱して前記相対回転を規制するように、前記複数の区画部のうちの第1区画部と前記従動回転体とに各別に設けられた第1係合片及び第1係合溝と、前記第1区画部とは異なる第2区画部と前記従動回転体とに各別に設けられた第2係合片及び第2係合溝と、前記仕切り部の一つと接当して前記相対回転を制限するように、前記第1区画部と前記第2区画部とは異なる区画部に設けられた、最進角ストッパー及び最遅角ストッパーのうちの少なくとも一つと、前記駆動回転体及び前記カバー部材の夫々を連結するように、前記第1区画部における前記第1係合片を周方向に挟む両側位置と、前記第2区画部における前記第2係合片を周方向に挟む両側位置とに挿通してある連結部材と、を備えた点にある。
本構成の弁開閉時期制御装置は、駆動回転体及びカバー部材の夫々を連結するように、第1区画部における第1係合片を周方向に挟む両側位置と、第2区画部における第2係合片を周方向に挟む両側位置とに挿通してある連結部材を備えている。
このため、第1区画部及び第2区画部の連結部材によるカバー部材の夫々に対する圧接力を、係合片を挟む両側に分散作用させて、第1区画部及び第2区画部のカバー部材の夫々との接合箇所における緩みを防止することができる。
したがって、本構成の弁開閉時期制御装置であれば、区画部の変形を防止しながら、流体圧室に供給されている流体の漏出を防止して、駆動回転体と従動回転体との相対回転位相を精度良く変更することができる。
本発明の第2特徴構成は、前記最遅角ストッパーは、前記複数の区画部のうちの第3区画部に設けてあり、前記最進角ストッパーは、前記複数の区画部のうちの前記第3区画部とは異なる第4区画部に設けてあり、前記第1区画部と前記第2区画部との間の一方の位置に前記第3区画部を配置し、他方の位置に前記第4区画部を配置してある点にある。
第1区画部と第2区画部は、係合片を挟む両側位置の夫々に連結部材を挿通してあるので、最遅角ストッパーを設けてある第3区画部や最進角ストッパーを設けてある第4区画部に比べて大型化して、それらの重量が重くなる。
本構成であれば、第1〜第4区画部を、それらの重量が駆動回転体の周方向にバランス良く分散されるように配置して、駆動回転体の回転に伴うふらつきを防止することができる。
したがって、従来、重量のアンバランス調節用に付与していた駄肉を低減して、駆動回転体の軽量化を図ることができる。
また、係合片による係合反力や仕切り部による打撃力も駆動回転体に対して周方向でバランス良く作用するように第1〜第4区画部を配置して、駆動回転体の変形を防止することができる。
弁開閉時期制御装置の縦断面図である。 図1のII−II線矢視の断面図である。 駆動回転体(外部ロータ)を示す斜視図である。 第2実施形態における図1のII−II線矢視に相当する断面図である。 第2実施形態における駆動回転体(外部ロータ)を示す斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図3は、自動車用エンジン(内燃機関の一例)Eに装備される本発明による弁開閉時期制御装置を示す。
弁開閉時期制御装置は、エンジンEのクランク軸E1に対して同期回転し、且つ、回転軸芯Xの方向の両端夫々にカバー部材1を有する筒状の駆動回転体としての鋼製外部ロータ2と、エンジンEのカム軸3と同期回転し、且つ、外部ロータ2の内周側で当該外部ロータ2と同軸芯状に相対回転可能な従動回転体としてのアルミ合金製内部ロータ4とを備えている。
外部ロータ2は、内部ロータ4に対して所定の相対回転位相の範囲内で相対回転可能に外装され、外部ロータ2の両端に、カバー部材1としてのフロントプレート1aとリアプレート1bとを固定してある。
リアプレート1bの外周にはタイミングスプロケット5を一体に設けてある。
タイミングスプロケット5とクランク軸E1に取り付けられたギアとに亘って、タイミングベルト等の動力伝達部材E2を巻き掛けてある。
クランク軸E1が回転駆動されると、動力伝達部材E2を介してタイミングスプロケット5に回転動力が伝達され、タイミングスプロケット5と一体の外部ロータ2が図2においてSで示す方向に駆動回転される。
外部ロータ2が駆動回転されると、内部ロータ4もSで示す方向に回転してカム軸3が回転し、カム軸3に設けてあるカムがエンジンの吸気弁又は排気弁を押し下げて開弁させる。
外部ロータ2の内周側と内部ロータ4の外周側との間は、回転周方向で複数(本実施形態では四つ)の流体圧室6に区画してある。
各流体圧室6は、外部ロータ2の内周側に内部ロータ4に向けて突出するように延設された複数の区画部7を、内部ロータ4の外周面に対して回転周方向に摺動自在に嵌合して形成してある。
複数の区画部7は、回転周方向に沿う幅が広い二つの同一形状の第1区画部7a及び第2区画部7bと、回転周方向に沿う幅が狭い二つの同一形状の第3区画部7c及び第4区画部7dとからなる。
第1,第2区画部7a,7b及び第3,第4区画部7c,7dの夫々は、回転軸芯Xに対して点対称に配置してある。
また、第1,第2区画部7a,7b及び第3,第4区画部7c,7dは、第1,第2区画部7a,7bの回転周方向における中心位置どうしを結ぶ直線Yに対して左右対称に配置してある。
第1区画部7aと第2区画部7bとの間の一方の位置に第3区画部7cを配置し、他方の位置に第4区画部7dを配置してある。
第3区画部7cと第4区画部7dは、回転軸芯Xを通り、かつ、直線Yに直交する方向で互いに対称に配置してある。
外部ロータ2とフロントプレート1aとリアプレート1bは、フロントプレート1aと外部ロータ2の各区画部7とに亘って挿通した連結部材としての複数(本実施形態では六本)の頭付きボルト8をリアプレート1bに形成した雌ネジ孔8aにねじ込んで、共締め状態で一体に連結してある。
各流体圧室6は、内部ロータ4の外周側に外部ロータ2に向けて突設した複数(本実施形態では四つ)の仕切り部としての複数のベーン(仕切り部材)9の夫々を、その突出方向端面が外部ロータ2の内周面に対して回転周方向に摺動自在に接触するように流体圧室6の内側に入り込ませて、進角室6aと遅角室6bとに仕切ってある。
進角室6aは内部ロータ4に形成された進角通路10に連通し、遅角室6bは内部ロータ4に形成された遅角通路11に連通している。
進角通路10を通して進角室6aに作動油を供給することにより進角室6aの容積が増大すると、内部ロータ4が外部ロータ2に対して図2にS1で示す進角方向に相対変位して、外部ロータ2に対する内部ロータ4の相対回転位相が進角側に変位する。
また、遅角通路11を通して遅角室6bに作動油を供給することにより遅角室6bの容積が増大すると、内部ロータ4が外部ロータ2に対して図2にS2で示す遅角方向に相対変位して、外部ロータ2に対する内部ロータ4の相対回転位相が遅角側に変位する。
外部ロータ2と内部ロータ4との間には、外部ロータ2と内部ロータ4との相対回転位相を進角側に付勢する捩りコイルバネ12を設けてある。
捩りコイルバネ12は、内部ロータ4を外部ロータ2に対して進角方向S1に付勢する。これによって、カム軸3と一体回転する内部ロータ4の相対位相が、カム軸3がバルブスプリングから受ける抵抗のために、外部ロータ2の回転に対し遅れがちになることを防止する。
弁開閉時期制御装置は、外部ロータ2と内部ロータ4との相対回転位相を変更制御する位相制御機構13と、外部ロータ2と内部ロータ4どうしの相対回転を規制可能な第1規制機構14及び第2規制機構15を備えている。
位相制御機構13は、遅角通路11に連通する遅角油路16及び進角通路10に連通する進角油路17に対する作動油の供給/排出動作を制御するための流体制御弁18と油圧ポンプ21とを有する油圧回路19と、流体制御弁18の動作を制御するECU(エンジンコントロールユニット)20とを有している。
油圧回路19は、ECU20からの制御指令に基づく流体制御弁18の流路切替動作で、進角通路10及び遅角通路11を介して進角室6a及び遅角室6bの一方若しくは両方に対する作動油としてのエンジンオイルの供給/排出動作を実行することにより、ベーン9の流体圧室6内での回転周方向での位置を変更して、外部ロータ2に対する内部ロータ4の相対回転位相を最進角位相(進角室6aの容積が最大となる時の相対回転位相)と最遅角位相(遅角室6bの容積が最大となる時の相対回転位相)との間で変更調整する。
第1規制機構14及び第2規制機構15の夫々は、内部ロータ4に形成された係合溝22a,22bと、係合溝22a,22bに係合している係合姿勢と係合溝22a,22bから離脱している係合解除姿勢とに亘って変位可能な係合片(ロック部材)23a,23bとを有している。
第1規制機構14の第1係合片23aは、第1区画部7aに圧縮バネ24の付勢力で第1係合溝22aに入り込むように突出変位可能に支持してある。
第2規制機構15の第2係合片23bは、第2区画部7bに圧縮バネ24の付勢力で第2係合溝22bに入り込むように突出変位可能に支持してある。
第1係合片23aと第2係合片23bは、第1,第2区画部7bの回転周方向における中心位置に、回転軸芯Xを挟んで互いに対向するように支持してある。
圧縮バネ24の付勢力で第1係合溝22aに係合している第1係合片23a及び第2係合溝22bに係合している第2係合片23bは、遅角通路11に連通する解除油路25を介して第1係合溝22a及び第2係合溝22bに供給される作動油の圧力で、圧縮バネ24の付勢力に抗して外部ロータ2の側に引退して、係合解除姿勢に変位する。
第1規制機構14は、内部ロータ4と外部ロータ2との相対回転位相を最進角と最遅角との中間に位置する中間ロック位相に拘束する中間ロック機構として機能する。
第2規制機構15は、第1規制機構14の第1係合片23aが第1係合溝22aに係合するように、内部ロータ4と外部ロータ2との相対回転範囲を段階的に規制する回転規制機構として機能する。
このために、内部ロータ4と外部ロータ2との相対回転範囲が段階的に狭くなるように、第2係合片23bが係合する第2係合溝22bを、回転周方向に沿って段階的に深くしてある。
また、ベーン9の一つとの接当により、内部ロータ4と外部ロータ2との進角側への相対回転を制限可能な最進角ストッパー26と、他のベーン9の一つとの接当により、内部ロータ4と外部ロータ2との遅角側への相対回転を制限可能な最遅角ストッパー27とを備えている。
最遅角ストッパー27は第3区画部7cに回転周方向で第2区画部7bの側に向けて対向するように設けてあり、最進角ストッパー26は第4区画部7dに回転周方向で第2区画部7bの側に向けて対向するように設けてある。
第1区画部7a及び第2区画部7bの夫々に挿通して、外部ロータ2とフロントプレート1aとリアプレート1bとを連結する頭付きボルト8は、第1区画部7aにおける第1係合片23aを回転周方向に挟む両側位置と、第2区画部7bにおける第2係合片23bを回転周方向に挟む両側位置との夫々に挿通してある。
〔第2実施形態〕
図4,図5は、本発明の別実施形態を示す。
本実施形態では、外部ロータ2の内周側に三つの区画部7を突設して、外部ロータ2と内部ロータ4との間を、回転周方向で三つの流体圧室6に区画してある。
そして、内部ロータ4の外周側に三つのベーン9を突設して、各流体圧室6を進角室6aと遅角室6bとに仕切ってある。
三つの区画部7は、回転周方向に沿う幅が広い二つの同一形状の第1区画部7a及び第2区画部7bと、回転周方向に沿う幅が狭い一つの第3区画部7cとからなる。
第1実施形態と同様に、第1規制機構14の第1係合片23aは第1区画部7aに支持してあり、第2規制機構15の第2係合片23bは第2区画部7bに支持してある。
最遅角ストッパー27と最進角ストッパー26は第3区画部7cに設けてある。
最遅角ストッパー27は、回転周方向で第2区画部7bの側に向けて対向するように形成してあり、最進角ストッパー26は、回転周方向で第1区画部7aの側に向けて対向するように形成してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔その他の実施形態〕
1.本発明による弁開閉時期制御装置は、第1係合溝22aを第1区画部7aに設けると共に、第1係合片23aを第1係合溝22aに入り込むように従動回転体4に突出変位可能に設けてあってもよい。
この場合、第1区画部7aに挿通して駆動回転体2及びカバー部材1の夫々を連結する連結部材8は、第1係合溝22aに入り込んだ第1係合片23aを周方向に挟む両側位置に挿通されている。
2.本発明による弁開閉時期制御装置は、第2係合溝22bを第2区画部7bに設けると共に、第2係合片23bを第2係合溝22bに入り込むように従動回転体4に突出変位可能に設けてあってもよい。
この場合、第2区画部7bに挿通して駆動回転体2及びカバー部材1の夫々を連結する連結部材8は、第2係合溝22bに入り込んだ第2係合片23bを周方向に挟む両側位置に挿通されている。
3.本発明による弁開閉時期制御装置は、第1〜第4区画部7a〜7dが回転周方向で互いに隣り合う間の箇所に別の区画部を設けてあってもよい。
4.本発明による弁開閉時期制御装置は、第1区画部7aにおける第1係合片23aを周方向に挟む両側位置のうちの一方の位置又は両方の位置に複数の連結部材8を挿通してあってもよい。
5.本発明による弁開閉時期制御装置は、第2区画部7bにおける第2係合片23bを周方向に挟む両側位置のうちの一方の位置又は両方の位置に複数の連結部材8を挿通してあってもよい。
本発明による弁開閉時期制御装置は、自動車その他の各種内燃機関の弁開閉時期制御装置に利用可能である。
1 カバー部材
2 駆動回転体
3 カム軸
4 従動回転体
6 流体圧室
6a 進角室
6b 遅角室
7 区画部
7a 第1区画部
7b 第2区画部
7c 第3区画部
7d 第4区画部
8 連結部材
9 仕切り部
13 位相制御機構
22a 第1係合溝
22b 第2係合溝
23a 第1係合片
23b 第2係合片
26 最進角ストッパー
27 最遅角ストッパー
E 内燃機関
E1 クランク軸
X 回転軸芯

Claims (2)

  1. 内燃機関のクランク軸に対して同期回転し、且つ、回転軸芯方向の少なくとも一端にカバー部材を有する駆動回転体と、
    前記内燃機関のカム軸と同期回転し、且つ、前記駆動回転体の内周側で当該駆動回転体と同軸芯状に相対回転可能な従動回転体と、
    前記駆動回転体の内周側に前記従動回転体に向けて延設され、前記駆動回転体と前記従動回転体との間を周方向で複数の流体圧室に区画する複数の区画部と、
    前記従動回転体の外周側に前記駆動回転体に向けて突設され、前記流体圧室の夫々を進角室と遅角室とに仕切る複数の仕切り部と、
    前記駆動回転体と前記従動回転体との相対回転の位相を変更制御する位相制御機構と、
    互いに係脱して前記相対回転を規制するように、
    前記複数の区画部のうちの第1区画部と前記従動回転体とに各別に設けられた第1係合片及び第1係合溝と、
    前記第1区画部とは異なる第2区画部と前記従動回転体とに各別に設けられた第2係合片及び第2係合溝と、
    前記仕切り部の一つと接当して前記相対回転を制限するように、前記第1区画部と前記第2区画部とは異なる区画部に設けられた、最進角ストッパー及び最遅角ストッパーのうちの少なくとも一つと、
    前記駆動回転体及び前記カバー部材の夫々を連結するように、前記第1区画部における前記第1係合片を周方向に挟む両側位置と、前記第2区画部における前記第2係合片を周方向に挟む両側位置とに挿通してある連結部材と、
    を備えた弁開閉時期制御装置。
  2. 前記最遅角ストッパーは、前記複数の区画部のうちの第3区画部に設けてあり、
    前記最進角ストッパーは、前記複数の区画部のうちの前記第3区画部とは異なる第4区画部に設けてあり、
    前記第1区画部と前記第2区画部との間の一方の位置に前記第3区画部を配置し、他方の位置に前記第4区画部を配置してある請求項1記載の弁開閉時期制御装置。
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