JP4442508B2 - A/d変換装置 - Google Patents

A/d変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4442508B2
JP4442508B2 JP2005132209A JP2005132209A JP4442508B2 JP 4442508 B2 JP4442508 B2 JP 4442508B2 JP 2005132209 A JP2005132209 A JP 2005132209A JP 2005132209 A JP2005132209 A JP 2005132209A JP 4442508 B2 JP4442508 B2 JP 4442508B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delay
pulse
circuit
sampling clock
numerical data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005132209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006311284A (ja
Inventor
智仁 寺澤
高元 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2005132209A priority Critical patent/JP4442508B2/ja
Priority to US11/402,894 priority patent/US7268719B2/en
Priority to DE102006019932.4A priority patent/DE102006019932B4/de
Publication of JP2006311284A publication Critical patent/JP2006311284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4442508B2 publication Critical patent/JP4442508B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04FTIME-INTERVAL MEASURING
    • G04F10/00Apparatus for measuring unknown time intervals by electric means
    • G04F10/005Time-to-digital converters [TDC]
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/50Analogue/digital converters with intermediate conversion to time interval
    • H03M1/502Analogue/digital converters with intermediate conversion to time interval using tapped delay lines
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/14Conversion in steps with each step involving the same or a different conversion means and delivering more than one bit
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/20Increasing resolution using an n bit system to obtain n + m bits
    • H03M1/202Increasing resolution using an n bit system to obtain n + m bits by interpolation
    • H03M1/207Increasing resolution using an n bit system to obtain n + m bits by interpolation using a digital interpolation circuit
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/60Analogue/digital converters with intermediate conversion to frequency of pulses

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

本発明は、パルス信号を遅延して出力する遅延ユニットを複数個直列に接続してなるパルス遅延回路を用いて、アナログ入力信号を数値データに変換するA/D変換装置に関する。
従来より、図5(a)に示すように、パルス信号を遅延させて出力する遅延ユニット2を複数個直列に接続することにより構成されたパルス遅延回路10と、一定周期(周期Ts)の基準クロックCK0に基づいて、互いに位相が異なるm個のサンプリングクロックCK1〜CKmを発生させるクロック発生回路110と、基準クロックCK0及びクロック発生回路11が発生させるサンプリングクロックCK1〜CKmの一つによって決まる一周期内にパルス遅延回路10内でパルス信号PAが通過した遅延ユニットの個数を検出し、その検出結果を表すnビットの数値データDT1〜DTmを出力するm個のパルス位置数値化部12と、これら各パルス位置数値化部12から出力されるm個の数値データDT1〜DTmを加算することで「n+log2 m」ビットの数値データDTAを生成する加算器14とを備えたパルス遅延型のA/D変換装置1が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このA/D変換装置1において、パルス遅延回路10を構成する各遅延ユニット2は、インバータ等からなるゲート回路にて構成されており、各遅延ユニット2には、A/D変換の対象となるアナログ入力信号(電圧)Vinが駆動電圧として印加されている。つまり、各遅延ユニット2の遅延時間が、アナログ入力信号Vinの信号レベル(電圧レベル)に応じて変化し、その遅延時間は、アナログ入力信号Vinの信号レベルが高いほど短くなる。
このため、パルス遅延回路10にパルス信号PAを入力して、パルス遅延回路10内でパルス信号PAを伝送させているときに、各パルス位置数値化部12でサンプリングクロックCK1〜CKmに同期して生成される数値データDT1〜DTmは、夫々、アナログ入力信号Vinの信号レベルに対応して変化し、アナログ入力信号Vinの信号レベルが高い程、数値データDT1〜DTmの値が大きくなる。つまり、各パルス位置数値化部12では、アナログ入力信号VinをA/D変換した数値データが得られることになる。
なお、図6に示すように、基準クロックCK0の周期は、遅延ユニット2の遅延時間と比較して充分に長い(例えば、遅延ユニット2の遅延時間の数十倍以上)一定時間Tsに設定されている。また、パルス遅延回路10内での遅延ユニット2の接続段数は、各パルス位置数値化部12において、基準クロックCK0に同期して所定回数以上数値化動作を実行できるように、基準クロックCK0の周期Tsに比べて充分長い時間パルス信号を伝送できる段数に設定されている。
そして、各サンプリングクロックCK1〜CKmは、基準クロックCK0を遅延させることで生成され、その位相は、パルス遅延回路10を構成する遅延ユニット2の遅延時間TdをサンプリングクロックCK1〜CKmの個数mで除算した単位時間△T(=Td/m)だけ互いにずれている。つまり、サンプリングクロックCK2〜CKmは、サンプリングクロックCK1を基準に、単位時間△Tの整数倍の時間(1×△T、2×△T、…、(m−1)×△T)だけ遅延したものとなる。
また、各パルス位置数値化部12では、サンプリングクロックCK1の立上がり(又は立下がり)エッジを数値化の共通開始タイミングt0として、その共通開始タイミングt0から、周期Tsを経過した以降の各サンプリングクロックCK1〜CKmの立上がり(又は立下がり)エッジまでのサンプリング時間中(Ts、Ts+△T、Ts+2×△T、…、Ts+(m−1)×△T)にパルス遅延回路10内でパルス信号PAが通過した遅延ユニット2の個数が数値化され、その数値化結果DT1〜DTmが加算器14に入力される。
このため、アナログ入力信号Vinの電圧レベルが一定であっても、各パルス位置数値化部12の感度(換言すれば分解能)の違いによって、各パルス位置数値化部12で得られる数値データDT1〜DTmが異なる値となり、アナログ入力信号Vinをより精度よくA/D変換することができる。
つまり、A/D変換装置1では、各パルス位置数値化部12におけるサンプリング時間が単位時間ΔTずつずれているため、これら各パルス位置数値化部12におけるアナログ入力信号Vinから数値データDTi(i=1〜m)への変換特性は、図7(a)に示すように、数値データDTi(i=1〜m)の1LSB当たりの電圧をVdとすると、Vd/mずつシフトしたものとなる。
そして、これら各パルス位置数値化部12からの数値データDT1〜DTmを加算して得られる数値データをDTAとすると、アナログ入力信号Vinから数値データDTAへの変換特性は、図7(b)に示すように、図7(a)に示す変換特性を加算したものとなり、アナログ入力信号Vinの信号レベルがVd/m増加する毎に、数値データDTAは1LSBずつ増加する特性を有する。
つまり、加算後の数値データDTAは、加算前の数値データDTiと比較して、電圧分解能及びダイナミックレンジがm倍向上し、換言すれば、加算によって増加するビット数(log2 m)分だけ高分解能となるため、アナログ入力信号Vinを精度よくA/D変換できるのである。
ところで、この特許文献1に記載のA/D変換装置1において、クロック発生回路110は、図5(b)に示すように、前段のインバータINV0と、後段のインバータINV1〜INVmとを用いて、基準クロックCK0を遅延させたm種類のサンプリングクロックCK1〜CKmを発生させるようにされている。
そして、各サンプリングクロックCK1〜CKmを出力する後段のインバータINV1〜INVmについては、各サンプリングクロックCK1〜CKmの位相が互いにTd/m分だけずれるようにするために、各インバータINV1〜INVmを構成するPチャネルトランジスタ(FET)及びnチャネルトランジスタ(FET)のゲート長Lp、Lnやトランジスタ幅Wp、Wn、即ち、トランジスタのサイズによって、インバータINV1〜INVmの反転動作レベルを調整することにより、サンプリングクロックCK1〜CKmの位相差に対応した遅延量を実現している。
特開2004−7385号公報
しかし、このクロック発生回路110のように、各インバータINV1〜INVmでの遅延量を、インバータINV1〜INVmを構成するトランジスタのサイズにより調整するというアナログ的な手法を用いた場合、IC製造時のエッチング誤差などの影響で、全てのトランジスタを、それぞれ異なった所望の大きさに形成すること、ひいては、各インバータINV1〜INVmでの遅延量を正確にΔTずつ異ならせることは困難である。
その結果、各パルス位置数値化部12におけるアナログ入力信号Vinから数値データDT1〜DTmへの変換特性が、正確にVd/mずつシフトしたものとはならず、こらら数値データDT1〜DTmを加算することによって得られる数値データDTAの1LSBの大きさ(数値データDTAを1ステップ変化させるのに要する電圧幅)にばらつきが生じてしまい、高精度な数値データ(A/D変換結果)DTAを得ることができないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、互いに位相の異なるサンプリングクロックを用いて取得した複数の数値データ(A/D変換結果)を加算することで、数値データ(A/D変換結果)の電圧分解能を向上させるA/D変換装置において、加算後の数値データの1LSBの大きさを均一にして、高精度なA/D変換データが得られるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明のA/D変換装置では、アナログ入力信号の電圧レベルに応じた遅延時間でパルス信号を遅延させて出力する遅延ユニットを複数個直列に接続してなるパルス遅延回路を備え、クロック発生回路が、互いの位相が前記遅延ユニットの遅延時間の1/m(mは2以上の整数)ずつ異なるm個のサンプリングクロックを発生させる。
すると、m個のパルス位置数値化手段が、クロック発生回路にて生成されたm個のサンプリングクロックのいずれかに従って、そのサンプリングクロックの立上がり又は立下がりタイミングでパルス遅延回路内でのパルス信号の位置を夫々検出し、その検出したパルス信号の位置を数値化する。そして、加算手段が、各パルス位置数値化手段にて得られた数値データを加算し、その加算結果を、アナログ入力信号を表す数値データとして出力する。
但し、遅延ユニットは、m×n(nは正整数)段の反転回路からなり、また、クロック発生回路は、i×n段(i=1,2,…m)の反転回路からなるm個の遅延ラインからなり、これら各遅延ラインの出力を、それぞれサンプリングクロックとしている。
このため、一つの反転回路での遅延時間をTpとすると、遅延ユニットの遅延時間Tdは、m×n×Tpとなり、また、単位時間をΔT=Td/mとすると、クロック発生回路を構成する各遅延ラインでの遅延時間は、ΔT(=n×Tp),2×ΔT(=2×n×Tp),…,m×ΔT(=m×n×Tp)となる。
つまり、本発明では、反転回路を構成するトランジスタのサイズを個々に調整するのではなく、同一の特性を有する反転回路の個数によって各遅延ラインでの遅延量、ひいてはサンプリングクロックの位相差を調整しているため、互いの位相が正確にΔT(=Td/m)ずつシフトしたm個のサンプリングクロックを得ることができる。
その結果、パルス位置数値化手段が出力する数値データの1LSB当たりの電圧をVdとすると、各パルス位置数値化手段のA/D変換特性は、正確にVd/mずつシフトしたものとなり、これらを加算してなるA/D変換装置全体のA/D変換特性は、電圧がVd/mだけ変化する毎に1LSBずつ増加するものとなる。
つまり、本発明によれば、複数のパルス位置数値化手段から得られる数値データを加算することで得られる高分解能の数値データは、1LSBの大きさが均一なものとなるため、高精度なA/D変換を実現することができる。
また、本発明によれば、加算するときにディザ効果を期待することなくそのまま加算した個数だけ精度が向上するため、どの環境下でも確実に電圧分解能精度向上が期待できる。
また、本発明によれば、パルス位置数値化手段の数(加算する数値データの数)を適宜設定することにより、任意の電圧分解能、及び任意のダイナミックレンジを得ることができる。
そして、本発明は、特に、微細化プロセスの進歩によって反転回路1段当たりの遅延時間がより短くなる等して、遅延ユニットを多くの反転回路で構成する必要がある場合に好適であり、遅延ユニットの数を増加させることなく、電圧分解能を大幅に向上させることができる。
更に、本発明において、パルス位置数値化手段は、サンプリングクロックに従ってパルス遅延回路を構成する各遅延ユニットの出力を保持する保持回路を少なくとも備えている。
そして、本発明では、遅延ユニットにおいて、遅延ユニットを構成する反転回路の数を規定するパラメータであるnが奇数であるため、位相が単位時間ΔT(=Td/m)だけずれたサンプリングクロックは、立上がりエッジと立下がりエッジ、或いは立下がりエッジと立上がりエッジといった、互いに異なるエッジ間のずれがΔTとなる。
従って、このような関係を有するm個のサンプリングクロックを用いて、m個のパルス位置数値化手段(特に保持回路)を、ΔTずつずらして動作させるには、サンプリングクロックの立上がりエッジで動作するものと、サンプリングクロックの立下がりエッジで動作するものとを混在させる必要がある。
なお、本発明において、遅延ユニット及びクロック発生回路を構成する反転回路は、アナログ入力信号を駆動電圧として動作するように構成することが望ましい。
この場合、アナログ入力信号の電圧レベルが変化して、遅延ユニットを構成する反転回路の遅延時間(Tp)、ひいては遅延ユニット自体の遅延時間(Td)が変化しても、これと同様にクロック発生回路を構成する反転回路の遅延時間も変化するため、各遅延ラインでの遅延量は、常に、遅延ユニットの遅延時間Tdを1/mにした単位時間ΔTの整数倍となり、1LSBの大きさがばらつくことを確実に防止できる。
なお、保持回路として、具体的には、サンプリングクロックの立ち上がり及び立ち下がり両エッジを用いて動作するマスタースレーブ型のラッチ回路を好適に用いることができる。
また、パルス遅延回路を、前記遅延ユニットをリング状に連結してリング遅延ラインにより構成すると共に、このリング遅延回路を周回した回数をカウントする周回数カウンタを追加して、パルス位置数値化手段は、サンプリングクロックの立上がり又は立下がりタイミングで、パルス遅延回路内でのパルス信号の位置と共に、周回数カウンタのカウント値を検出し、その検出したパルス信号の位置を数値化したデータを下位データ、その検出したカウント値を上位データとする数値データを生成するように構成してもよい。
この場合、数値データのビット数を一定とした場合、周回数カウンタのビット数を1ビット増やす毎に、パルス遅延回路を構成する遅延ユニットの段数を1/2に削減することができるため、回路規模を大幅に小型化することができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
次に、図1は本発明が適用されたA/D変換装置の構成を表すブロック図である。
図1(a)に示すように、本実施例のA/D変換装置1は、従来装置100と同様に、パルス遅延回路10と、クロック発生回路11と、m個のパルス位置数値化部12と、加算器14とを備えている。
このうち、パルス遅延回路10は、2n 個の遅延ユニット2からなり、また、各遅延ユニット2は、図1(b)に示すように、同一の特性を有するm×n(本実施形態ではn=1)個のインバータ(反転回路)INVを直列接続することで構成されている。
また、クロック発生回路11は、図1(c)に示すように、基準クロックCK0(周期Ts)を入力とするインバータINV0と、このインバータINV0の出力をそれぞれ異なった遅延量だけ遅延させるm個の遅延ラインDL1〜DLmとを用いて、基準クロックCK0を遅延させたm種類のサンプリングクロックCK1〜CKmを発生させるようにされている。なお、遅延ラインDLi(i=1〜m)は、遅延ユニット2を構成するものと同一の特性を有するi×n個のインバータINVを直列接続することで構成されている。
このように構成されたクロック発生回路11にて生成されるサンプリングクロックCK1〜CKmは、図2に示すように、サンプリングクロックCK1〜CKmの個数(パルス位置数値化部12の個数)で遅延ユニット2の遅延時間Tdを除算した単位時間ΔT(=Td/m)ずつ位相が互いの位相が異なったものとなる。なお、本実施形態ではn=1であるため、単位時間ΔTはインバータINVの遅延時間Tpに等しくなる。
また、位相が単位時間ΔTだけ異なるサンプリングクロックCKj,CKj+1 の間では、立上がりエッジと立下がりエッジ、或いは立下がりエッジと立上がりエッジといった、互いに異なるエッジ間のずれがΔTとなる。なお、図2(a)は、サンプリングクロックCK1の立上がりエッジを基準とした場合、図2(b)は、サンプリングクロックCK1の立下がりエッジを基準とした場合であり、いずれもmが奇数の場合を示す。以下の説明では、図2(a)の場合を前提とする。
次に、m個のパルス位置数値化部12は、図3に示すように、夫々、対応するサンプリングクロックCKiの所定エッジ(iが奇数の場合は立上がり、iが偶数の場合は立下がり)タイミングに同期して、パルス遅延回路10内の各遅延ユニット2からの出力をラッチするラッチ回路22と、ラッチ回路22にてラッチされた各遅延ユニット2からの出力に基づき、パルス遅延回路10内で遅延ユニット2からの出力がHighレベルからLow レベルに変化している位置(つまり、パルス遅延回路10内でのパルス信号の到達位置)を検出するパルスセレクタ24と、このパルスセレクタ24による検出結果(パルス遅延回路10内でのパルス信号の到達位置)をnビットの数値データに変換するエンコーダ26と、サンプリングクロックCK1を動作クロックとするパルス位置数値化部12のエンコーダ26からの出力を、サンプリングクロックCK1(又は基準クロックCK0)の立上がりタイミングでラッチするラッチ回路36と、エンコーダ26から出力されている数値データとラッチ回路36にラッチされている数値データとの偏差を求める減算器38と、減算器38の出力をサンプリングクロックCK1(又は基準クロックCK0)の立上がりタイミングでラッチし、これをnビットの数値データDT1〜DTmとして出力するラッチ回路39と、から構成されている。
なお、ラッチ回路22は、図4に示すように、4個のインバータと4個のアナログスイッチとで構成された周知のマスタスレーブ型ラッチ回路により構成され、サンプリングクロックCKiの立上がりタイミングでデータをラッチする場合は、サンプリングクロックCKiの立上がりエッジで、sw1がオン,sw2がオフし、その立下がりエッジでsw1がオフ,sw2がオンするように動作し、逆に、サンプリングクロックCKiの立下がりタイミングでデータをラッチする場合は、サンプリングクロックCKiの立下がりエッジで、sw1がオン,sw2がオフし、その立上がりエッジでsw1がオフ,sw2がオンするように設定されている。
このように構成されたパルス位置数値化部12では、ラッチ回路22が、サンプリングクロックCKiの所定エッジのタイミングで、パルス遅延回路10を構成する各遅延ユニット2の出力をラッチする。また、ラッチ回路36が、サンプリングクロックCK1(又は基準クロックCK0)の立上がりタイミングで、先のサンプリングクロックCK1の立上がりタイミングでラッチ回路22にラッチされ、パルスセレクタ24,エンコーダ26を介して数値化されたデータをラッチする。
その結果、図2(a)に示すように、サンプリングクロックCK1の立上がりエッジを数値化の共通開始タイミングt0として、その共通開始タイミングt0から周期Tsを経過した以降のタイミングで現れる各サンプリングクロックCKiの所定エッジまでのサンプリング時間中(Ts、Ts+△T、Ts+2×△T、…、Ts+m×△T)にパルス遅延回路10内でパルス信号PAが通過した遅延ユニット2の個数が数値化され、その数値データDT1〜DTmが加算器14に入力される。
そして、加算器14では、数値データDT1〜DTmを加算することで、A/D変換結果としての数値データDTAを生成する。
以上説明したように、本実施形態のA/D変換装置1では、サンプリングクロックCK1〜CKmの位相、ひいては各パルス位置数値化部12におけるサンプリング時間を、遅延ユニット2の遅延時間Tdをパルス位置数値化部12の個数mで除算した基準時間ΔTずつずらすことにより、各パルス位置数値化部12でのA/D変換特性がVd/mずつシフトしたものとなるようにされている。
このため、こられ各パルス位置数値化部12の数値データDT1〜DTmを加算してなる数値データDTAは、加算前の数値データDT1〜DTmと比較して電圧分解能及びダイナミックレンジがm倍に向上したものとなり、アナログ入力信号Vinを精度よくA/D変換することができる。
しかも、本実施形態のA/D変換装置1において、遅延ユニット2は、m×n(本実施形態ではn=1)段のインバータINVからなり、また、クロック発生回路11は、i×n段(i=1,2,…m)のインバータINVからなるm個の遅延ラインDL1〜DLmからなり、これら各遅延ラインDL1〜DLmの出力を、それぞれサンプリングクロックCK1〜CKmとしている。
つまり、インバータINVを構成するトランジスタのサイズを個々に調整するのではなく、同一の特性を有するインバータINVの個数によって各遅延ラインDL1〜DLmでの遅延量、ひいてはサンプリングクロックの位相差を調整しているため、互いの位相が正確にΔT(=Td/m)ずつシフトしたm個のサンプリングクロックCK1〜CKmを得ることができる。
その結果、パルス位置数値化部12が出力する数値データの1LSB当たりの電圧をVdとして、各パルス位置数値化部12のA/D変換特性は、正確にVd/mずつシフトしたものとなり、これらを加算してなるA/D変換装置1全体のA/D変換特性は、電圧がVd/mだけ変化する毎に1LSBずつ増加するものとなる。
つまり、本実施形態のA/D変換装置1によれば、複数のパルス位置数値化部12から得られる数値データDT1〜DTmを加算することで得られる高分解能の数値データDTAは、1LSBの大きさが均一なものとなるため、高精度なA/D変換を実現することができる。
なお、本実施形態において、m個のパルス位置数値化部12がm個のパルス位置数値化手段、加算器14が加算手段、ラッチ回路22が保持回路に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、パルス遅延回路10は、多数の遅延ユニット2を単に縦続接続するものとして説明したが、パルス遅延回路10として、多数の遅延ユニット2をリング状に接続してなるリングディレイラインを用いると共に、リングディレイライン内でのパルス信号PAの周回回数をカウントする周回数カウンタを設け、各パルス位置数値化部12では、周回数カウンタからの出力を上位ビットデータとして取り込むようにしてもよい。
この場合、数値データDT1〜DTmやDTAのビット数を一定とした場合、周回数カウンタのビット数を1ビット増やす毎に、パルス遅延回路10を構成する遅延ユニットの段数を1/2に削減することができるため、回路規模を大幅に小型化することができる。
また、上記実施形態では、パルス遅延回路10や遅延ラインDL1〜DLmを構成するインバータINVの数を規定するパラメータnが1に設定されているが、これを2以上に設定してもよい。特に、パラメータnを偶数に設定した場合には、各パルス位置数値化部12を構成するラッチ回路22として、サンプリングクロックCKiの立上がりエッジ又は立下がりエッジのいずれかで動作するもののみを用いればよく、装置構成を簡易化することができる。
実施形態のA/D変換装置の構成を示すブロック図。 サンプリングクロックの動作及び各パルス位置数値化部でのサンプリング時間を示すタイミング図。 パルス位置数値化部の内部構成を示すブロック図。 マスタスレーブ型ラッチ回路の構成を示す回路図。 従来装置の構成を示すブロック図。 従来装置の動作を説明するためのタイミング図。 個々のパルス位置数値化部及びA/D変換装置全体のA/D変換特性を示すグラフ。
符号の説明
1…A/D変換装置、2…遅延ユニット、10…パルス遅延回路、11…クロック発生回路、12…パルス位置数値化部、14…加算器、22,36,39…ラッチ回路、24…パルスセレクタ、26…エンコーダ、38…減算器、DL1〜DLm…遅延ライン、INV…インバータ。

Claims (4)

  1. アナログ入力信号の電圧レベルに応じた遅延時間でパルス信号を遅延させて出力する遅延ユニットを複数個直列に接続してなるパルス遅延回路と、
    互いの位相が前記遅延ユニットの遅延時間の1/m(mは2以上の整数)ずつ異なるm個のサンプリングクロックを発生させるクロック発生回路と、
    該クロック発生回路が生成したサンプリングクロックの立上がり又は立下がりタイミングで前記パルス遅延回路内でのパルス信号の位置を夫々検出し、該検出したパルス信号の位置を数値化するm個のパルス位置数値化手段と、
    該各パルス位置数値化手段にて得られた数値データを加算し、該加算結果を、前記アナログ入力信号を表す数値データとして出力する加算手段と、
    を備えたA/D変換装置において、
    前記遅延ユニットは、m×n(nは正整数且つ奇数)段の反転回路からなり、
    前記クロック発生回路は、i×n段(i=1,2,…m)の反転回路からなるm個の遅延ラインからなり、これら各遅延ラインの出力を、それぞれサンプリングクロックとし、 前記パルス位置数値化手段は、前記サンプリングクロックに従って前記パルス遅延回路を構成する各遅延ユニットの出力を保持する保持回路を少なくとも備え、
    前記パルス位置数値化手段を構成する保持回路は、前記サンプリングクロックの立上がりエッジで動作するものと、前記サンプリングクロックの立下がりエッジで動作するものとが混在することを特徴とするA/D変換装置。
  2. 前記遅延ユニット及び前記クロック発生回路を構成する反転回路は、前記アナログ入力信号を駆動電圧として動作することを特徴とする請求項1に記載のA/D変換装置。
  3. 前記保持回路は、前記サンプリングクロックの立ち上がり及び立ち下がり両エッジを用いて動作するマスタースレーブ型のラッチ回路からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のA/D変換装置。
  4. 前記パルス遅延回路は、前記遅延ユニットをリング状に連結してリング遅延ラインからなり、
    前記リング遅延回路を周回した回数をカウントする周回数カウンタを備え、
    前記パルス位置数値化手段は、前記サンプリングクロックの立上がり又は立下がりタイミングで、前記パルス遅延回路内でのパルス信号の位置と共に、前記周回数カウンタのカウント値を検出し、該検出したパルス信号の位置を数値化したデータを下位データ、該検出したカウント値を上位データとする数値データを生成することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のA/D変換装置。
JP2005132209A 2005-04-28 2005-04-28 A/d変換装置 Expired - Fee Related JP4442508B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005132209A JP4442508B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 A/d変換装置
US11/402,894 US7268719B2 (en) 2005-04-28 2006-04-13 Analogue to digital conversion device operable on different sampling clocks
DE102006019932.4A DE102006019932B4 (de) 2005-04-28 2006-04-28 Analog/Digital-Wandlervorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005132209A JP4442508B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 A/d変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006311284A JP2006311284A (ja) 2006-11-09
JP4442508B2 true JP4442508B2 (ja) 2010-03-31

Family

ID=37111679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005132209A Expired - Fee Related JP4442508B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 A/d変換装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7268719B2 (ja)
JP (1) JP4442508B2 (ja)
DE (1) DE102006019932B4 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7974793B2 (en) * 2007-08-31 2011-07-05 Siemens Industry, Inc. Systems, and/or devices to control the synchronization of diagnostic cycles and data conversion for redundant I/O applications
JP4921329B2 (ja) * 2007-11-28 2012-04-25 株式会社デンソー A/d変換回路
JP2009284388A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Olympus Corp A/d変換回路および固体撮像装置
JP5372667B2 (ja) * 2009-09-01 2013-12-18 オリンパス株式会社 Ad変換器および固体撮像装置
WO2011152745A2 (en) * 2010-06-05 2011-12-08 Akademia Gorniczo-Hutnicza Im. Stanislawa Staszica Method and apparatus for conversion of voltage value to digital word
JP5472243B2 (ja) * 2011-09-20 2014-04-16 株式会社デンソー Ad変換装置
PL220358B1 (pl) * 2012-01-31 2015-10-30 Akademia Górniczo Hutnicza Im Stanisława Staszica W Krakowie Sposób i układ do bezzegarowego przetwarzania wielkości napięcia elektrycznego na słowo cyfrowe
US8669794B2 (en) * 2012-02-21 2014-03-11 Qualcomm Incorporated Circuit for detecting a voltage change using a time-to-digital converter
JP5945832B2 (ja) * 2012-03-14 2016-07-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 アナログ−デジタル変換回路及びその駆動方法
JP5753154B2 (ja) * 2012-12-27 2015-07-22 オリンパス株式会社 参照信号生成回路、ad変換回路、および撮像装置
US9118371B2 (en) * 2013-05-21 2015-08-25 Mediatek Inc. Digital transmitter and method for compensating mismatch in digital transmitter
JP6085523B2 (ja) * 2013-05-30 2017-02-22 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及び半導体装置の動作方法
JP7151260B2 (ja) * 2018-08-08 2022-10-12 株式会社デンソー A/d変換回路
CN109917637B (zh) * 2019-03-13 2020-10-09 清华四川能源互联网研究院 一种数据采集卡高精度授时方法
KR102654417B1 (ko) * 2019-10-24 2024-04-05 주식회사 엘엑스세미콘 표시장치에서의 데이터 통신 방법

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4691189A (en) * 1986-05-23 1987-09-01 Rca Corporation Comparator with cascaded latches
JP3064644B2 (ja) * 1992-03-16 2000-07-12 株式会社デンソー A/d変換回路
JP3956847B2 (ja) 2002-04-24 2007-08-08 株式会社デンソー A/d変換方法及び装置
JP3960267B2 (ja) * 2003-05-29 2007-08-15 株式会社デンソー A/d変換方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20060244649A1 (en) 2006-11-02
DE102006019932B4 (de) 2018-02-08
JP2006311284A (ja) 2006-11-09
DE102006019932A1 (de) 2006-11-09
US7268719B2 (en) 2007-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4442508B2 (ja) A/d変換装置
JP3960267B2 (ja) A/d変換方法及び装置
JP3956847B2 (ja) A/d変換方法及び装置
JP5106583B2 (ja) 時間デジタル変換回路、及びその校正方法
JP4626581B2 (ja) 数値化装置
JP4396063B2 (ja) A/d変換方法及び装置
US7755530B2 (en) Analog to digital converter with a series of delay units
JP2009218729A (ja) 時間デジタル変換回路
US7248197B2 (en) A/D converter that is implemented using only digital circuit components and digital signal processing
JP2003273735A (ja) A/d変換方法及び装置
JPH11168383A (ja) A/d変換器及びこれを用いたa/d変換装置並びにa/d変換方法
Shin et al. Column parallel single-slope ADC with time to digital converter for CMOS imager
JP2018182561A (ja) 数値化装置
JP5295844B2 (ja) A/d変換装置
JP4531104B2 (ja) 信号処理方法、信号処理装置及びアナログ/デジタル変換装置
JP6252303B2 (ja) A/d変換装置
JP4349266B2 (ja) A/d変換装置
US10840938B2 (en) A/D conversion circuit with shifted encode values
JP2005354617A (ja) A/d変換器試験装置及びa/d変換器の生産方法
JP2010287943A (ja) アナログデジタル変換装置
JP2007189744A (ja) A/d変換方法及び装置
WO2010116737A1 (ja) A/d変換装置
TWI760191B (zh) 時間至數位轉換器
JP2000323990A (ja) A/d変換器のテスト装置及び方法
JP4993009B2 (ja) A/d変換方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100104

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4442508

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140122

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees