JP4438849B2 - タイムコード処理装置とタイムコード処理方法とプログラムおよび映像信号再生装置 - Google Patents

タイムコード処理装置とタイムコード処理方法とプログラムおよび映像信号再生装置 Download PDF

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Description

この発明は、タイムコード処理装置とタイムコード処理方法とプログラムおよび映像信号再生装置に関する。詳しくは、24フレーム/秒のプログレッシブ形式の第1の映像信号を30フレーム/秒のインタレース形式の第2の映像信号として再生する際に、第1の映像信号に所定フレーム間隔で設けられている第1のタイムコードから第2の映像信号に対応する第2のタイムコードを生成するものである。
従来、映画フィルム等では24コマ/秒で撮影が行われており、フィルムカメラに替えてビデオカメラを用いても、フィルムを用いた場合と同様な映像表示を行うことができるように、24フレーム/秒であるプログレッシブ形式の映像信号(以下「24pの映像信号」という)を生成することが行われている。また、テレビジョン装置では、30フレーム/秒であるインタレース形式の映像信号(以下「60iの映像信号」という)を用いて映像表示が行われている。このため、24pの映像信号を60iの映像信号に変換する例えば2−3プルダウンや2−3−3−2プルダウンが行われている。
2−3プルダウンでは、図9に示すように、24pの映像信号の1フレーム目から60iの映像信号の2フィールド分の信号を生成する。また、24pの映像信号の2フレーム目から60iの映像信号の3フィールド分の信号、24pの映像信号の3フレーム目から60iの映像信号の2フィールド分の信号、24pの映像信号の4フレーム目から60iの映像信号の3フィールド分の信号を生成する。このように24pの映像信号の4フレームから60iの映像信号を5フレーム生成する処理を1つのシーケンスとして、このシーケンスを繰り返すことで、24pの映像信号を60iの映像信号に変換できる。なお、図9および後述する図10において、60iの映像信号における「t」はトップフィールド、「b」はボトムフィールドであることを示している。
2−3−3−2プルダウンでは、図10に示すように、24pの映像信号の1フレーム目から60iの映像信号の2フィールド分の信号を生成する。また、24pの映像信号の2フレーム目から60iの映像信号の3フィールド分の信号、24pの映像信号の3フレーム目から60iの映像信号の3フィールド分の信号、24pの映像信号の4フレーム目から60iの映像信号の2フィールド分の信号を生成する。この処理を1つのシーケンスとして、このシーケンスを繰り返すことで、24pの映像信号を60iの映像信号に変換できる。また、2−3−3−2プルダウンを用いるものとすれば、1つのシーケンスにおいて60iの映像信号の3フレーム目の映像信号を削除して2フィールの信号を1フレームの信号に戻すことにより、容易に24pの映像信号に変換できる。
また、編集等を容易に行うことができるように映像信号に対応させてタイムコードが設けられており、24pの映像信号を60iの映像信号に変換する場合、24pの映像信号に対応したタイムコードから60iの映像信号に対応したタイムコードを生成する必要がある。ここで、例えば特許文献1の発明では、24pの映像信号に対応したタイムコードを、通常再生や可変速再生する際に、60iの映像信号に対応したタイムコードに変換生成することが開示されている。
特開2003−289512号公報
ところで、引用文献1の発明で用いる24pの映像信号には、連続した映像の各フレームに対して連続したタイムコードが割り当てられており、このタイムコードを順次取得できる場合に有効な技術である。このため、各フレームのタイムコードが取得できないときには、60iの映像信号に対応した連続するタイムコードを生成することができない。
ここで、連続した映像の各フレームに対して連続したタイムコードが得られない場合について例示する。例えばDV規格のビデオテープにHD(High Definition)信号をMPEG2(Moving Picture Experts Group phase2)形式で圧縮して記録するためのHDV規格では、60iの映像信号を記録する際、3フレーム間隔でタイムコードを記録するように規格化されている。
図11は、HDV規格におけるトラックパターンを示しており、図12は、信号記録イメージに示したものである。トラックには、ITI(Insert and Track Information)セクタとMainセクタおよびサブコードセクタが設けられている。ITIセクタは、基準信号やトラックに関する情報等が記録される領域である。Mainセクタは、MPEG2形式で圧縮された信号が記録される領域である。サブコードセクタは、高速サーチのためのデータやテープ管理に必要とされる絶対トラック番号等が記録される領域である。なお、図示せずもセクタ間にはギャップが設けられて、各セクタの信号の記録位置ずれが生じても他のセクタの信号が損なわれないようになされている。
Mainセクタには、図12に示すように、フレーム内予測画像であるIピクチャの符号化映像信号MI、前方向フレーム間予測画像であるPピクチャの符号化映像信号MP、双方向フレーム間予測画像であるBピクチャの符号化映像信号MB、符号化音声信号MA、オーディオ補助データJa、ビデオ補助データJv、所定トラック数単位で誤り検出訂正信号ECCが記録されている。
ここで、3フレーム分の符号化映像信号を1パックユニットとして、1パックユニットに含まれるフレームのPTS(Present Time Stamp)が先頭となるタイムコードがビデオ補助データJvに記録されており、このタイムコードを補間して残りの2フレームのタイムコードが決定される。なお、ビデオ補助データJvには、符号化映像信号をデコードするための情報例えばPTS等も記録されている。
また、HDV規格では、24pの映像信号を記録する場合、プルダウンを施して記録することが行われている。ここで、プルダウンを行うものとすると、フレーム数が増加することから24pの映像信号に対しては、60iの映像信号に対応するように間引きが行われたタイムコードを3フレーム間隔で設けることが行われている。
図13は、24pの映像信号を記録したときのタイムコードを示している。24pの映像信号は、4フレーム期間が60iの映像信号の5フレーム期間に相当するものである。このため、24pの映像信号のフレームは、60iの映像信号と位相が異なるフレームが生じる。したがって、24pの映像信号のフレームが60iの映像信号と位相が等しくなるとき、60iの映像信号に設定されるタイムコードと一致するように、24pの映像信号のタイムコードが設定されている。
例えば60iの映像信号のタイムコードが「10」「15」「20」であるとき、24pの映像信号のフレームが60iの映像信号と位相が等しくなる。したがって、この位相が一致するフレームに対するタイムコードを「10」「15」「20」に設定する。また、位相が異なるフレームは、位相が一致するフレームのタイムコードを歩進させて設定する。したがって、24pの映像信号のタイムコードは「6」「7」「8」「10」「11」「12」「13」「15」「16」「17」「18」「20」となり間引きが行われたタイムコードとなる。なお、ビデオ補助データJvには、1パックユニットに含まれるフレームのPTSが先頭となるタイムコードを記録するように規定されており、ビデオ補助データJvにタイムコードTCwとして値「6」「10」「13」「17」が記録される。
24pの映像信号を再生するときは、記録時と逆の処理を行い60iの映像信号が24pの映像信号に変換されて再生信号として出力される。また、再生信号では、24pの映像信号の1パックユニットに含まれるフレームのPTSが先頭となるタイムコードをビデオ補助データJvで示すことになる。
このように、24pの映像信号には、連続していないタイムコードが所定フレーム間隔で設定されていることから、引用文献1の発明では、60iの映像信号に対応した連続するタイムコードを生成することができない。
そこで、この発明では、24フレーム/秒のプログレッシブ形式の映像信号に対して30フレーム/秒のインタレース形式の映像信号に対応するように間引きが行われたタイムコードが所定フレーム間隔で設けられていても、30フレーム/秒のインタレース形式の映像信号に対応した連続するタイムコードを生成できるようにするものである。
この発明の概念は、24フレーム/秒のプログレッシブ形式の第1の映像信号を30フレーム/秒のインタレース形式の第2の映像信号に変換する際に、間引きが行われたタイムコードが所定フレーム間隔で第1の映像信号に設定されているとき、第1の映像信号に対するタイムコードから補間によって第2のタイムコードを生成することで、第2の映像信号に対応した連続するタイムコードを得ることにある。
この発明に係るタイムコード処理装置は、24フレーム/秒のプログレッシブ形式の第1の映像信号をプルダウン処理して30フレーム/秒のインタレース形式の第2の映像信号に変換する際に、前記第1の映像信号に対して前記第2の映像信号に対応するように間引きが行われたタイムコードを所定フレーム間隔で設けた第1のタイムコードの読み取りを行うタイムコード読み取り部と、前記第1の映像信号の補助データから、前記第1の映像信号における前記第1のタイムコードが設けられたフレームの前記プルダウン処理におけるシーケンスの位相を示す位相検出情報を取得する位相検出部と、前記位相検出部で取得された位相検出情報と前記タイムコード読み取り部で得られた前記第1のタイムコードが共に更新されている場合、前記第1のタイムコードを前記第2のタイムコードとして用い、他の場合、前記第1のタイムコードから補間によって前記第2のタイムコードを生成するタイムコード生成部とを有し、前記第1のタイムコードから、前記第2の映像信号に対応する第2のタイムコードを生成するものである。
また、この発明に係るタイムコード処理方法は、24フレーム/秒のプログレッシブ形式の第1の映像信号をプルダウン処理して30フレーム/秒のインタレース形式の第2の映像信号に変換する際に、前記第1の映像信号に対して前記第2の映像信号に対応するように間引きが行われたタイムコードを所定フレーム間隔で設けた第1のタイムコードの読み取りを行うタイムコード読み取り工程と、前記第1の映像信号の補助データから、前記第1の映像信号における前記第1のタイムコードが設けられたフレームの前記プルダウン処理におけるシーケンスの位相を示す位相検出情報を取得する位相検出工程と、前記位相検出工程で取得された位相検出情報と前記タイムコード読み取り工程で得られた前記第1のタイムコードが共に更新されている場合、前記第1のタイムコードを前記第2のタイムコードとして用い、他の場合、前記第1のタイムコードから補間によって前記第2のタイムコードを生成するタイムコード生成工程を有し、前記第1のタイムコードから、前記第2の映像信号に対応する第2のタイムコードを生成するものである。
また、この発明に係るプログラムは、24フレーム/秒のプログレッシブ形式の第1の映像信号をプルダウン処理して30フレーム/秒のインタレース形式の第2の映像信号に変換する際に、コンピュータによって、前記第1の映像信号に対して前記第2の映像信号に対応するように間引きが行われたタイムコードを所定フレーム間隔で設けた第1のタイムコードの読み取りを行うタイムコード読み取り工程と、前記第1の映像信号の補助データから、前記第1の映像信号における前記第1のタイムコードが設けられたフレームの前記プルダウン処理におけるシーケンスの位相を示す位相検出情報を取得する位相検出工程と、前記位相検出工程で取得された位相検出情報と前記タイムコード読み取り工程で得られた前記第1のタイムコードが共に更新されている場合、前記第1のタイムコードを前記第2のタイムコードとして用い、他の場合、前記第1のタイムコードから補間によって前記第2のタイムコードを生成するタイムコード生成工程を設け、前記第1のタイムコードから、前記第2の映像信号に対応する第2のタイムコードを生成するプログラムである。
さらに、この発明に係る映像信号再生装置は、24フレーム/秒のプログレッシブ形式の第1の映像信号に対してプルダウン処理して30フレーム/秒のインタレース形式の第2の映像信号に対応するように間引きが行われたタイムコードが所定フレーム間隔で設けられている第1のタイムコードの読み取りを行うタイムコード読み取り部と、前記第1の映像信号の補助データから、前記第1の映像信号における前記第1のタイムコードが設けられたフレームの前記プルダウン処理におけるシーケンスの位相を示す位相検出情報を取得する位相検出部と、前記位相検出部で取得された位相検出情報と前記タイムコード読み取り部で得られた前記第1のタイムコードが共に更新されている場合、前記第1のタイムコードを前記第2のタイムコードとして用い、他の場合、前記第1のタイムコードから補間によって前記第2のタイムコードを生成して、前記第2のタイムコードを前記第2の映像信号と同期して出力するタイムコード生成部とを有し、前記第1の映像信号を第2の映像信号に変換して再生するものである。
この発明によれば、検出された位相と読み出されたタイムコードが共に更新されている場合、第1のタイムコードが第2のタイムコードとして用いられて、他の場合には、第1のタイムコードから補間によって第2のタイムコードが生成される。このため、間引きが行われたタイムコードが所定フレーム間隔で第1の映像信号に第1のタイムコードとして設定されていても、第2の映像信号に対応した連続する第2のタイムコードを生成することができる。
以下、図を参照しながら、この発明の実施の一形態について説明する。図1は映像信号再生装置の構成を示している。
映像信号再生装置10は、記録媒体例えば図11に示すように信号が記録された磁気テープを再生して得られた再生信号RSを信号分離/デコーダ部11に供給する。
信号分離/デコーダ部11は、再生信号RSからメインセクタの符号化映像信号を分離して復号化処理を行い、得られた映像信号SVinをプルダウン処理部12に供給する。また、信号分離/デコーダ部11は、再生信号RSからメインセクタのビデオ補助データJvを分離して、プルダウン処理部12と位相検出部13とタイムコード読み取り部14と出力時刻情報取得部16に供給する。
プルダウン処理部12は、信号分離/デコーダ部11から供給されたビデオ補助データJvによって、映像信号SVinが24フレーム/秒のプログレッシブ形式であることが示されたとき、この24フレーム/秒のプログレッシブ形式の映像信号(24pの映像信号)を30フレーム/秒のインタレース形式の映像信号(60iの映像信号)に変換するプルダウン処理、例えば2−3プルダウンや2−3−3−2プルダウンを行う。このプルダウン処理を行うことにより得られた60iの映像信号を映像出力信号SVoutとして出力する。また、プルダウン処理部12は、信号分離/デコーダ部11から供給されたビデオ補助データJvによって、映像信号SVinが30フレーム/秒のインタレース形式であることが示されたとき、供給された映像信号をプルダウン処理することなく映像出力信号SVoutとして出力する。
位相検出部13は、ビデオ補助データJvからプルダウン処理のシーケンスの位相、すなわち24pの映像信号の4フレームから60iの映像信号を5フレーム分生成するシーケンスにおいて、24pの映像信号の何番目のフレームが用いられているかを識別可能とする位相検出情報DTpを取得してカウンタ15とタイムコード生成部17に供給する。
タイムコード読み取り部14は、ビデオ補助データJvに含まれているタイムコードTCwを読み出してカウンタ15とタイムコード生成部17に供給する。
カウンタ15では、位相検出情報DTpとタイムコードTCwが更新されたとき、位相検出情報DTpに基づきプルダウン処理のシーケンスの位相に応じて初期値を設定して、プルダウン処理後の映像出力信号SVoutのフレーム同期で、1つのシーケンスで生成される60iの映像信号のフレーム数分すなわち5フレームのカウント動作を繰り返し行い、カウント値CTをタイムコード生成部17に供給する。
出力時刻情報取得部16は、ビデオ補助データJvから再生出力の時刻管理情報であるPTS(Present Time Stamp)を取得して、出力時刻情報PTとしてタイムコード生成部17に供給する。
タイムコード生成部17は、位相検出部13から供給された位相検出情報DTpによって示されたプルダウン処理におけるのシーケンスの位相と、タイムコード読み取り部14で得られたタイムコードTCwとが共に更新されている場合、タイムコード読み取り部14で読み出されたタイムコードTCwを、プルダウン処理して得られた60iの映像出力信号SVoutのタイムコードTCoutとして用いる。また、他の場合には、タイムコードTCwと出力時刻情報取得部16で取得された出力時刻情報PTから補間によって、プルダウン処理して得られた60iの映像出力信号SVoutのタイムコードTCoutを生成する。さらに、カウンタ15から供給されたカウント値CTが、24pの映像信号において60iの映像信号と対応するタイムコードが存在しないフレームのタイミングであることを示す特定値であるとき、前フレームのタイムコードTCoutに1フレームを加算することで、現フレームのタイムコードTCoutとする。
次に映像信号再生装置10におけるタイムコード生成動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
ステップST1でタイムコード読み取り部14は、タイムコードTCwを取得する。タイムコード読み取り部14は、ビデオ補助データJvからタイムコードTCwを取得してタイムコード生成部17に供給してステップST2に進む。
ステップST2で位相検出部13は、位相検出情報DTpを取得する。位相検出部13は、ビデオ補助データJvからフラグFtf,Frfを抽出して、この抽出したフラグFtf,Frfを位相検出情報DTpとして、カウンタ15とタイムコード生成部17に供給してステップST3に進む。フラグFtf,Frfは、プルダウン処理のシーケンスの位相を示すものであり、フラグFtfによってパックユニットの先頭フィールドがトップフィールドであるかボトムフィールドであるかが示される。また、フラグFrfによってパックユニットの最初のピクチャでフィールドの繰り返しが行われているか否かが示される。
ステップST3でタイムコード生成部17は、タイムコードTCwと位相検出情報DTpが更新されているか否かを判別する。タイムコード生成部17は、タイムコードTCwと位相検出情報DTpの両方が更新されていると判別したときステップST4に進み、他の場合にはステップST6に進む。
ステップST4でカウンタ15は、カウント動作を開始する。カウンタ15は、位相検出情報DTpに基づいて初期値を設定したのち、5進のカウント動作を開始してステップST5に進む。
ステップST5でタイムコード生成部17は、取得したタイムコードTCwをタイムコードTCoutとして出力してステップST10に進む。
ステップST3からステップST6に進むと、タイムコード生成部17は、タイムコードTCwが特定値であるか否かを判別する。タイムコード生成部17は、タイムコードTCwが特定値であると判別したときステップST7に進む。またタイムコードTCwが特定値であると判別されないときはステップST8に進む。
ステップST7でタイムコード生成部17は、前回出力したタイムコードすなわち直前のフレームのタイムコードに「1」を加算して、この加算結果を現フレームのタイムコードTCoutとして出力してステップST10に進む。
ステップST8でタイムコード生成部17は、出力時刻情報PTを取得してステップST9に進む。
ステップST9でタイムコード生成部17は、タイムコードを補間して出力する。タイムコード生成部17は、取得した出力時刻情報PTとタイムコードTCwに基づき、タイムコードTCwのフレームからの経過時間からフレーム数を判別して、判別したフレーム数をタイムコードTCwに加算してすることでタイムコードの補間を行い、補間によって得られたタイムコードTCoutを出力したのちステップST10に進む。
ステップST10で位相検出部13は、カウンタ15のカウント値をインクリメントさせてステップST1に戻る。
次に、タイムコード生成動作を行ったときに、タイムコードTCoutがどのように生成されるかについて、図3を用いて具体的に説明する。なお、図3では60iの映像信号の途中に、24pの映像信号の期間Wpが設けられている場合を示している。
図3の(A)は符号化映像信号のピクチャタイプPD、図3の(B)は出力時刻情報PTを示している。図3の(C)はフィールドがトップフィールドであるかボトムフィールドであるかを示すフィールド情報FTBであり、「t」はトップフィールド、「b」はボトムフィールドであることを示している。ここで、24pの映像信号は、上述のようにプルダウンが施されて60iの映像信号として記録されている。また、図3の(D)は、記録されているタイムコードTCwを示している。なお、図3では2−3プルダウンが行われて記録された場合を示している。
図3の(E)は60iの映像信号の記録期間であるか、24pの映像信号の記録期間であるかを示すソースフレームレート情報SFRであり、例えば「0100b」は30フレーム/秒、「0001b」は24フレーム/秒であることを示している。図3の(F)はインタレース方式の映像信号の記録期間であるかプログレッシブ方式の映像信号の記録期間であるかを示す走査方式情報PFであり、例えば「0」はインタレース方式、「1」はプログレッシブ方式であることを示している。図3の(G)と図3の(H)は、シーケンスの位相を示す情報である。図3の(G)は、パックユニットの先頭フィールドがトップフィールドであるかボトムフィールドであるかを示すフラグFtfである。図3の(H)は、パックユニットの最初のピクチャでフィールドの繰り返しが行われているか否かを示すフラグFrfである。
図3の(I)は、カウンタ15のカウント値CT、図3の(J)はタイムコード生成部17から出力されるタイムコードTCoutを示している。なお、カウンタ15のカウント動作は、タイムコードTCwと位相検出情報DTpの更新の判別や位相検出情報DTpに基づいた初期値の設定等のため、タイムコードTCwやフラグFtf,Frf等の情報よりも時間Tdだけ遅延したタイミングとなっているものとする。また、60iの映像出力信号SVoutは、タイムコードTCoutと同期するように時間Tdだけ遅延させて出力する。
2−3プルダウンのシーケンスでは、24pの映像信号の1フレームからフィールド信号を生成するとき4つの位相、すなわち「トップフィールド,ボトムフィールド,トップフィールド」「ボトムフィールド,トップフィールド」「ボトムフィールド,トップフィールド,ボトムフィールド」「トップフィールド,ボトムフィールド」が繰り返される。このため、図3の(G)と図3の(H)のフラグFtf,Frfによって何れの位相であるか識別可能となることから、フラグFtf,Frfを位相検出情報DTpとして用いる。
ビデオ補助データJvには、図3の(B)、図3の(D)〜(H)の情報が含まれており、このビデオ補助データJvを用いることで、プルダウン処理して得られた60iの映像信号のタイムコードTCoutを生成する。
ここで、図2に示すタイムコード生成動作を行ったとき、時点t1では、タイムコードTCwと位相検出情報DTpが共に更新されていることから、カウンタ15の初期値を位相検出情報DTpに基づいて設定してカウント動作が行われる。ここで、フラグFtfが「1」フラグFrf「1」のとき初期値は「0」、フラグFtfが「1」フラグFrf「0」のとき初期値は「4」、フラグFtfが「0」フラグFrf「1」のとき初期値は「2」、フラグFtfが「0」フラグFrf「0」のとき初期値は「1」とする。さらに、タイムコード生成部17から、記録されていたタイムコードTCwの値「6」がタイムコードTCoutの値として出力される。
時点t2,t3では、タイムコードTCwが更新されておらずカウント値CTも特定値「3」でないことから、取得した出力時刻情報PTとタイムコードTCwに基づき補間が行われて、時点t2のフレームのタイムコードTCoutとして「7」、時点t3のフレームのタイムコードTCoutとして「8」が出力される。
時点t4では、タイムコードTCwが更新されておらずカウント値CTは特定値「3」と等しくなる。したがって、直前のフレームのタイムコードTCoutに「1」を加算して、加算結果「9」をタイムコードTCoutとして出力する。
時点t5では、時点t1と同様にカウンタ15の初期値を位相検出情報DTpに基づいて設定してカウント動作が行われる。ここで、フラグFtfが「1」フラグFrf「0」のときは上述のように初期値を「4」とする。さらに、記録されていたタイムコードTCwの値「10」がタイムコードTCoutの値として出力される。
時点t6では、時点t1,t5と同様にカウンタ15の初期値を位相検出情報DTpに基づいて設定してカウント動作が行われる。ここで、フラグFtfが「0」フラグFrf「1」のときは上述のように初期値を「2」とする。さらに、タイムコード生成部17から、記録されていたタイムコードTCwの値「13」がタイムコードTCoutの値として出力される。
時点t7では、タイムコードTCwが更新されておらずカウント値CTは特定値「3」と等しくなる。したがって、直前のフレームのタイムコードTCoutに「1」を加算して、加算結果「14」をタイムコードTCoutとして出力する。
以下同様に処理すれば、24pの映像信号に対して60iの映像信号に対応するように間引きが行われたタイムコードを3フレーム間隔で設けても、24p映像信号をプルダウン処理して得られた60iの映像信号に対してフレーム単位で連続したタイムコードを設定できる。
これにより、60iの映像出力信号にタイムコードを重畳させた信号を受信して、さらにタイムコードの連続性を重視して信号処理を行うような機器(例えば編集機器など)において、60iの映像出力信号SVoutに対してフレーム単位で連続したタイムコードTCoutを設定できるので、利便性を向上させることができる。具体的な例としてはHD−SDI(High Definition - Serial Digital Interface)、SD−SDI(Standard Definition - Serial Digital Interface)、IEEE1394、コンポーネントやコンポジットなどのアナログ入力とタイムコード入力の組合せ等を備えた機器などは、画とタイムコードを両方受信することが可能であるため、それらの機器で編集する場合に有効となる。
ところで、24pの映像信号を1倍速よりも減速して再生する場合やコマ送り再生する場合(以下単に「減速再生する場合」という)、図2に示すタイムコード生成動作では、コマが進んでないときでもタイムコードが更新されてしまうことになる。そこで、減速再生する場合であっても正しくタイムコードを生成するタイムコード生成動作について説明する。
図4は、減速再生を行う場合のタイムコード生成動作を示すフローチャートである。
ステップST21でタイムコード読み取り部14は、タイムコードTCwを取得する。タイムコード読み取り部14は、ビデオ補助データJvからタイムコードTCwを取得してタイムコード生成部17に供給してステップST22に進む。
ステップST22で位相検出部13は、位相検出情報DTpを取得する。位相検出部13は、ビデオ補助データJvからフラグFtf,Frfを抽出して、この抽出したフラグFtf,Frfを位相検出情報DTpとして、カウンタ15とタイムコード生成部17に供給してステップST23に進む。
ステップST23でタイムコード生成部17は、タイムコードTCwと位相検出情報DTpが更新されているか否かを判別する。タイムコード生成部17は、タイムコードTCwと位相検出情報DTpの両方が更新されていると判別したときステップST24に進み、他の場合にはステップST25に進む。
ステップST24でタイムコード生成部17は、取得したタイムコードTCwをタイムコードTCoutとして出力してステップST21に戻る。
ステップST23からステップST25に進むと、タイムコード生成部17は出力時刻情報PTを取得してステップST26に進む。
ステップST26でタイムコード生成部17は、取得した出力時刻情報PTが前回取得した出力時刻情報から更新されているか否かを判別する。タイムコード生成部17は、取得した出力時刻情報PTが更新されていないと判別したときステップST27に進み、取得した出力時刻情報PTが更新されていると判別したときステップST28に進む。
ステップST27でタイムコード生成部17は、前回出力したタイムコードTCoutを再度出力してステップST21に戻る。
ステップST28でタイムコード生成部17は、ステップST9と同様にタイムコードを補間して出力する。すなわち、タイムコード生成部17は、取得した出力時刻情報PTとタイムコードTCwに基づき、タイムコードTCwのフレームからの経過時間からフレーム数を判別して、判別したフレーム数をタイムコードTCwに加算してすることでタイムコードの補間を行い、補間によって得られたタイムコードTCoutを出力したのちステップST21に戻る。
このようにすれば、減速再生が行われてコマが進んでないとき、タイムコードの更新が行われてしまうことがなく、正しいタイムコードTCoutを出力させることができる。
さらに、減速再生時のタイムコード生成動作は、図4に示すタイムコード生成動作に限られるものではない。例えば、出力時刻情報PTに変えて映像を用いることでタイムコード生成動作を行うものとしてもよい。
図5は、映像信号再生装置の他の構成として、減速再生時に映像を用いてタイムコード生成動作を行う場合を示している。なお、図5において、図1と対応する部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
映像信号再生装置10aにおいて、映像比較部18は、プルダウン処理部12から出力された映像出力信号とプルダウン処理部12から1フレーム前に出力された映像出力信号を用いて映像が一致するか否かの判定を行い、判定結果を示す比較結果信号DGをタイムコード生成部17aに供給する。
タイムコード生成部17aは、位相検出部13で指定された位相が検出されたとき、タイムコード読み取り部14で読み出されたタイムコードTCwを、プルダウン処理して得られた60iの映像出力信号SVoutのタイムコードTCoutとして用いる。また、位相検出部13で指定された位相が検出されたときに用いたタイムコードTCwと比較結果信号DGに基づた補間によって、プルダウン処理して得られた60iの映像出力信号SVoutのタイムコードTCoutを生成する。
なお、タイムコード生成部17aは、比較結果信号DGに基づいてタイムコードTCoutの生成を行うことから、プルダウン処理部12から出力される映像出力信号SVoutは、図示せずも遅延部でタイムコード生成部17aから出力されるタイムコードTCoutと同期するように遅延されてから出力される。
図6は、減速再生時の他のタイムコード生成動作として、映像を用いてタイムコードTCoutを生成するときのフローチャートを示している。
ステップST31でタイムコード読み取り部14は、タイムコードTCwを取得する。タイムコード読み取り部14は、ビデオ補助データJvからタイムコードTCwを取得してタイムコード生成部17aに供給してステップST32に進む。
ステップST32で位相検出部13は、位相検出情報DTpを取得する。位相検出部13は、ビデオ補助データJvからフラグFtf,Frfを抽出して、この抽出したフラグFtf,Frfを位相検出情報DTpとして、カウンタ15とタイムコード生成部17aに供給してステップST33に進む。
ステップST33でタイムコード生成部17aは、タイムコードTCwと位相検出情報DTpが更新されているか否かを判別する。タイムコード生成部17aは、タイムコードTCwと位相検出情報DTpの両方が更新されていると判別したときステップST34に進み、他の場合にはステップST35に進む。
ステップST34でタイムコード生成部17aは、取得したタイムコードTCwをタイムコードTCoutとして出力してステップST31に戻る。
ステップST33からステップST35に進むと、タイムコード生成部17aは、映像が更新されているか否かを判別する。タイムコード生成部17aは、映像比較部18からの比較結果信号DGに基づき、出力する映像が前フレームの映像を更新したものであると判別されないときステップST36に進み、出力する映像が前フレームの映像と等しいと判別したときステップST37に進む。
ステップST36でタイムコード生成部17aは、前回出力したタイムコードTCoutを再度出力してステップST31に戻る。
ステップST37でタイムコード生成部17aは、タイムコードを補間して出力する。タイムコード生成部17aは、タイムコードTCwを用いた補間によってタイムコードTCoutを生成する。例えば前フレームのタイムコードTCoutの値に「1」を加算して、加算結果を現フレームのタイムコードTCoutとして出力してステップST31に戻る。
このようにすれば、減速再生が行われてコマが進んでおらず、映像が更新されていないとき、タイムコードが更新されてしまうことがないので正しいタイムコードTCoutを出力させることができる。
さらに、減速再生時のタイムコード生成動作は、図4,図6に示すように、出力時刻情報PTや映像を用いた動作に限られるものではなく、出力時刻情報PTや映像を用いることなくタイムコード生成動作を行うものとしてもよい。
図7は、減速再生時の他のタイムコード生成動作として、出力時刻情報PTや映像を用いることなくタイムコードを生成するときのフローチャートを示している。
ステップST41でタイムコード読み取り部14は、タイムコードTCwを取得する。タイムコード読み取り部14は、ビデオ補助データJvからタイムコードTCwを取得してタイムコード生成部17に供給してステップST42に進む。
ステップST42で位相検出部13は、位相検出情報DTpを取得する。位相検出部13は、ビデオ補助データJvからフラグFtf,Frfを抽出して、この抽出したフラグFtf,Frfを位相検出情報DTpとして、カウンタ15とタイムコード生成部17に供給してステップST43に進む。
ステップST43でタイムコード生成部17は、タイムコードTCwと位相検出情報DTpが更新されているか否かを判別する。タイムコード生成部17は、タイムコードTCwと位相検出情報DTpの両方が更新されていると判別したときステップST44に進み、他の場合にはステップST45に進む。
ステップST44でタイムコード生成部17は、取得したタイムコードTCwをタイムコードTCoutとして出力してステップST41に戻る。
ステップST43からステップST45に進むと、タイムコード生成部17は、ステップST37と同様にタイムコードを補間して出力する処理を行いステップST41に戻る。
このようにすれば、出力時刻情報PTを用いなくとも、減速再生が行われてコマが進んでないときタイムコードが更新されてしまうことがなく、正しいタイムコードTCoutを出力させることができる。
さらに、1倍速再生と減速再生を切り換え可能とするものとしてもよい、図8は、1倍速再生と減速再生を切り換え可能とした場合のタイムコード生成動作を示すフローチャートである。
ステップST51でタイムコード生成部17は、再生が1倍速再生であるか否かを判別する。ここで、タイムコード生成部17は、1倍速再生であるときステップST52に進み、1倍速再生でないときステップST53に進む。
ステップST52でタイムコード生成部17は、1倍速再生時タイムコード生成処理を行う。1倍速再生時タイムコード生成処理では、上述の図2に示すステップST1からステップST10までの処理を行い、タイムコードTCoutを生成して出力したのちステップST10からステップST51に戻る。
ステップST53でタイムコード生成部17は減速再生であるか否かを判別する。ここで、タイムコード生成部17は減速速度と判別したときステップST54に進み、減速速度と判別されないときステップST51に戻る。
ステップST54でタイムコード生成部17は、減速再生時タイムコード生成処理を行う。減速再生時タイムコード生成処理では、上述の図4に示すステップST21からステップST28までの処理を行い、タイムコードTCoutを生成して出力したのちステップST24あるいはステップST27,28からステップST51に戻る。
このようにすれば、1倍速再生と減速再生を切り換え可能に構成しても、容易かつ正しくタイムコードTCoutを生成して出力することができる。なお、減速再生時タイムコード生成動作では、図6や図7に示すタイムコード生成動作を行うものとしてもよい。
映像信号再生装置の構成を示す図である。 タイムコード生成動作を示すフローチャートである。 タイムコード生成動作を説明するための図である。 減速再生時のタイムコード生成動作を示すフローチャートである。 映像信号再生装置の他の構成を示す図である。 減速再生時の他のタイムコード生成動作を示すフローチャートである。 減速再生時の他のタイムコード生成動作を示すフローチャートである。 1倍速再生と減速再生を切り換え可能とした場合のタイムコード生成動作を示すフローチャートである。 2−3プルダウンを説明するための図である。 2−3−3−2プルダウンを説明するための図である。 トラックフォーマットを示す図である。 信号記録イメージを示す図である。 24pの映像信号を記録したときのタイムコードを説明するための図である。
符号の説明
10,10a・・・映像信号再生装置、11・・・信号分離/デコーダ部、12・・・プルダウン処理部、13・・・位相検出部、14・・・タイムコード読み取り部、15・・・カウンタ、16・・・出力時刻情報取得部、17,17a・・・タイムコード生成部、18・・・映像比較部

Claims (8)

  1. 24フレーム/秒のプログレッシブ形式の第1の映像信号をプルダウン処理して30フレーム/秒のインタレース形式の第2の映像信号に変換する際に、前記第1の映像信号に対して前記第2の映像信号に対応するように間引きが行われたタイムコードを所定フレーム間隔で設けた第1のタイムコードの読み取りを行うタイムコード読み取り部と、
    前記第1の映像信号の補助データから、前記第1の映像信号における前記第1のタイムコードが設けられたフレームの前記プルダウン処理におけるシーケンスの位相を示す位相検出情報を取得する位相検出部と、
    前記位相検出部で取得された位相検出情報と前記タイムコード読み取り部で得られた前記第1のタイムコードが共に更新されている場合、前記第1のタイムコードを前記第2のタイムコードとして用い、他の場合、前記第1のタイムコードから補間によって前記第2のタイムコードを生成するタイムコード生成部とを有し、
    前記第1のタイムコードから、前記第2の映像信号に対応する第2のタイムコードを生成するタイムコード処理装置。
  2. 前記第1の映像信号のフレームの出力時刻情報を取得する出力時刻情報取得部を設け、
    前記タイムコード生成部は、前記出力時刻情報に基づき、前記位相検出部で取得された位相検出情報と前記タイムコード読み取り部で得られたタイムコードが共に更新されていると判別されたフレームからのフレーム数を判別して、前記フレーム数と前記第1のタイムコードから前記第2のタイムコードを生成する請求項1記載のタイムコード処理装置。
  3. 前記第1の映像信号のフレームの出力時刻情報を取得する出力時刻情報取得部を設け、
    前記タイムコード生成部は、前記他の場合に、前記出力時刻情報が更新されているとき、前記第1のタイムコードから補間によって前記第2のタイムコードの生成を行い、前記出力時刻情報が更新されていないとき前フレームの第2のタイムコードを用いる請求項2記載のタイムコード処理装置。
  4. 前記タイムコード生成部は、前記他の場合に、映像が更新されているとき、前記第1のタイムコードから補間によって前記第2のタイムコードの生成を行い、映像が更新されていないとき前フレームの第2のタイムコードを用いる請求項3記載のタイムコード処理装置。
  5. 前記位相検出部で取得された位相検出情報に応じて初期値を設定して、前記第2の映像信号のフレームレートで前記シーケンスのフレーム数分のカウント動作を繰り返し行うカウンタを設け、
    前記タイムコード生成部は、前記他の場合に、前記カウンタのカウント値が前記第1の映像信号において対応するタイムコードが存在しないフレームのタイミングであることを示す特定値となっていないとき、前記第1のタイムコードから補間によって前記第2のタイムコードの生成を行い、前記カウント値が前記特定値となったとき、前フレームの前記第2のタイムコードに1フレームを加算する請求項1記載のタイムコード処理装置。
  6. 24フレーム/秒のプログレッシブ形式の第1の映像信号をプルダウン処理して30フレーム/秒のインタレース形式の第2の映像信号に変換する際に、前記第1の映像信号に対して前記第2の映像信号に対応するように間引きが行われたタイムコードを所定フレーム間隔で設けた第1のタイムコードの読み取りを行うタイムコード読み取り工程と、
    前記第1の映像信号の補助データから、前記第1の映像信号における前記第1のタイムコードが設けられたフレームの前記プルダウン処理におけるシーケンスの位相を示す位相検出情報を取得する位相検出工程と、
    前記位相検出工程で取得された位相検出情報と前記タイムコード読み取り工程で得られた前記第1のタイムコードが共に更新されている場合、前記第1のタイムコードを前記第2のタイムコードとして用い、他の場合、前記第1のタイムコードから補間によって前記第2のタイムコードを生成するタイムコード生成工程を有し、
    前記第1のタイムコードから、前記第2の映像信号に対応する第2のタイムコードを生成するタイムコード処理方法。
  7. 24フレーム/秒のプログレッシブ形式の第1の映像信号をプルダウン処理して30フレーム/秒のインタレース形式の第2の映像信号に変換する際に、コンピュータによって、前記第1の映像信号に対して前記第2の映像信号に対応するように間引きが行われたタイムコードを所定フレーム間隔で設けた第1のタイムコードの読み取りを行うタイムコード読み取り工程と、
    前記第1の映像信号の補助データから、前記第1の映像信号における前記第1のタイムコードが設けられたフレームの前記プルダウン処理におけるシーケンスの位相を示す位相検出情報を取得する位相検出工程と、
    前記位相検出工程で取得された位相検出情報と前記タイムコード読み取り工程で得られた前記第1のタイムコードが共に更新されている場合、前記第1のタイムコードを前記第2のタイムコードとして用い、他の場合、前記第1のタイムコードから補間によって前記第2のタイムコードを生成するタイムコード生成工程を設け、
    前記第1のタイムコードから、前記第2の映像信号に対応する第2のタイムコードを生成するためのプログラム。
  8. 24フレーム/秒のプログレッシブ形式の第1の映像信号に対してプルダウン処理して30フレーム/秒のインタレース形式の第2の映像信号に対応するように間引きが行われたタイムコードが所定フレーム間隔で設けられている第1のタイムコードの読み取りを行うタイムコード読み取り部と、
    前記第1の映像信号の補助データから、前記第1の映像信号における前記第1のタイムコードが設けられたフレームの前記プルダウン処理におけるシーケンスの位相を示す位相検出情報を取得する位相検出部と、
    前記位相検出部で取得された位相検出情報と前記タイムコード読み取り部で得られた前記第1のタイムコードが共に更新されている場合、前記第1のタイムコードを前記第2のタイムコードとして用い、他の場合、前記第1のタイムコードから補間によって前記第2のタイムコードを生成して、前記第2のタイムコードを前記第2の映像信号と同期して出力するタイムコード生成部とを有し、
    前記第1の映像信号を第2の映像信号に変換して再生する映像信号再生装置。
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