JP2007243706A - データフォーマット変換装置及びデータフォーマット変換方法 - Google Patents

データフォーマット変換装置及びデータフォーマット変換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】間欠記録されたMPEG2データをDVDビデオデータにフォーマット変換する。
【解決手段】ハードディスク部25から間欠記録されたMPEG2データの1つのIフレームと次のIフレームの時刻情報を含むパケットデータとを読み出し、この読み出されたIフレームデータにおける時刻情報と次のIフレームのパケットデータにおける時刻情報との時間差分を算出して実時間に対する両フレーム間の補間フレーム数を算出し、ダミーフレームを生成すると共にIフレームの複製を生成して、DVDビデオ規格のGOP構造に合致するように、それぞれ生成された複製フレームとダミーフレームとを補間フレーム数分の組み合わせとしてIフレームデータの後に追加するようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、データフォーマット変換装置及びデータフォーマット変換方法に係り、特に、間欠的に記録されているMPEG2データをDVDビデオフォーマットに準拠したデータに変換するためのデータフォーマット変換装置及びデータフォーマット変換方法に関する。
監視カメラで撮像された映像信号を記録装置に記録する映像監視システムにおいて、記録装置にハードディスクドライブを搭載し、映像信号をデジタルデータに変換してデータ圧縮処理した圧縮画像データをハードディスクに記録する映像監視システムが知られている。このような映像監視システムの記録装置では、より長時間の映像記録を行うために、デジタルデータ又は圧縮画像データの映像フレームを間引いて記録する間欠記録方式を採用したものもがある。
このような間欠記録方式を採用した映像監視システムにおいては、圧縮画像データと共に撮像時刻情報が記録装置に記録されるものもある。例えば、圧縮画像データに撮像時のタイムスタンプ情報を関連付けて記録装置に記録し、再生時には、記録された圧縮画像データとタイムスタンプ情報とを読み出して、データ伸長処理された映像と共にタイムスタンプ情報から得られる撮像時刻情報をオンスクリーン情報としてモニタに表示させるものが知られている。
このような映像監視分野で用いられるデータ圧縮方式としては、MPEG2方式やJPEG方式が一般的である。このうち、JPEG方式は、圧縮画像データにおける各映像フレームが独立しているため間欠記録方式に適している。一方、MPEG2方式は、圧縮画像データにおける映像フレームがI,P,及びBフレームによって構成され、Iフレームのみが独立フレームであるため、間欠記録方式により記録する場合はJPEG方式よりも処理が複雑になるものの、予測フレーム(P,Bフレーム)を用いるため、画質の点でJPEG方式よりも有利である。よって、高画質の監視映像が求められる場合には、MPEG2方式による間欠記録方式が望まれる。
しかし、MPEG2データをハードディスクに間欠的に記録する記録装置においては、例えば警備会社等への証拠映像提出といった映像データの搬出の必要性が生じた場合に、ハードディスクから該当する記録期間に関するMPEG2データを抜き出して持ち運び、且つ容易に再生させることは極めて困難であった。すなわち、間欠的に記録されたMPEG2データの任意の記録期間分のデータをそのまま抽出して可搬可能な記録媒体に記録したとしても、それを再生するためには間欠記録されたMPEG2データを再生できる専用の再生装置が必要になる。よって、従来は、記録装置自体を証拠として提出し、この記録装置から映像信号をモニタ出力させて他の録画装置で録画するといったことが行なわれている。そして、この録画の際には、撮像時刻情報をオンスクリーン表示させた状態で撮像映像と共に録画している。
ところで、圧縮画像データを記録する可搬型の記録媒体として、デジタルビデオテープ、CD、DVD、メモリカード等が一般的に知られている。そして、一般的に普及した再生装置で再生可能な記録媒体及び記録方式としては、DVD及びDVDビデオフォーマットによる記録方式がよく知られている。
ここで、DVDビデオフォーマットによるDVDへの記録に関する技術として、RTR(Real Time Recording)フォーマットによるデータストリームをDVDビデオフォーマットに変換してDVDに記録する記録装置及び記録方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、テレビジョン放送波から復調された映像信号をデータ圧縮した後、DVDビデオフォーマットに変換してDVDに記録する記録装置も知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2003−101927号公報 特開2004−289380号公報
しかしながら、上記両特許文献の記載においては、予め間欠的に記録されたMPEG2データをDVDビデオフォーマットに変換してDVDに記録する技術については触れられておらず、前述した従来の問題点の改善にはなっていない。また、記録装置から映像信号をモニタ出力させて他の録画装置で録画すると、オンスクリーン表示された撮像時刻情報が撮像映像に重なったまま記録されるため、撮像時刻情報に隠れた部分の映像の確認ができないという問題がある。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、予め間欠記録されたMPEG2データをDVDビデオ規格に準拠したデータフォーマットに変換することにより、最終的にこのフォーマット変換後のデータをDVDに記録することを容易にすることで、データの可搬性と共用性とを良好にするデータフォーマット変換装置及びデータフォーマット変換方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
記録媒体に予め間欠的に記録されたMPEG2データをDVDビデオデータにフォーマット変換するデータフォーマット変換装置であって、
前記記録媒体から前記記録されたMPEG2データの1つのIフレームデータと次のIフレームの時刻情報を含むパケットデータとを少なくとも読み出すデータ読出手段と、
前記読み出されたIフレームデータにおける時刻情報と次のIフレームのパケットデータにおける時刻情報との時間差分を算出し、実時間に対する両フレーム間の補間フレーム数を算出する補間フレーム数算出手段と、
前記読み出されたIフレームデータからの動きの差分情報が無いダミーフレームデータを生成すると共に前記Iフレームデータの複製フレームデータを生成して、DVDビデオ規格のGOP構造に合致するように、前記それぞれ生成された複製フレームデータとダミーフレームデータとを前記算出された補間フレーム数分の組み合わせとして前記読み出されたIフレームデータの後に追加するフレーム補間手段とを備え、
前記記録媒体に間欠的に記録されたMPEG2データのうち所望の記録範囲のMPEG2データについて順次フォーマット変換するように構成したデータフォーマット変換装置
を提供するものである。
請求項2に記載の発明は、
前記記録媒体から最初に読み出されるIフレームデータの時刻情報とこのIフレームデータの次のフレームより順次読み出されて算出される各時間差分とに基づき、各Iフレームの時刻情報をそれぞれ算出してDVDビデオ規格に基づく字幕PESデータを生成する時刻字幕生成手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータフォーマット変換装置
を提供するものである。
請求項3に記載の発明は、
記録媒体に予め間欠的に記録されたMPEG2データをDVDビデオデータにフォーマット変換するデータフォーマット変換方法であって、
前記記録媒体から前記記録されたMPEG2データの1つのIフレームデータと次のIフレームの時刻情報を含むパケットデータとを少なくとも読み出すデータ読出ステップと、
前記読み出されたIフレームデータにおける時刻情報と次のIフレームのパケットデータにおける時刻情報との時間差分を算出し、実時間に対する両フレーム間の補間フレーム数を算出する補間フレーム数算出ステップと、
前記読み出されたIフレームデータからの動きの差分情報が無いダミーフレームデータを生成し、前記Iフレームデータの複製フレームデータを生成して、DVDビデオ規格のGOP構造に合致するように、前記それぞれ生成された複製フレームデータとダミーフレームデータとを前記算出された補間フレーム数分の組み合わせとして前記読み出されたIフレームデータの後に追加するフレーム補間ステップとを有し、
前記記録媒体に間欠的に記録されたMPEG2データのうち所望の記録範囲のMPEG2データについて順次フォーマット変換するようにしたデータフォーマット変換方法
を提供するものである。
請求項4に記載の発明は、
前記記録媒体から最初に読み出されるIフレームデータの時刻情報とこのIフレームデータの次のフレームより順次読み出されて算出される各時間差分とに基づき、各Iフレームの時刻情報をそれぞれ算出してDVDビデオ規格に基づく字幕PESデータを生成する時刻字幕生成ステップを更に備えたことを特徴とする請求項3に記載のデータフォーマット変換方法
を提供するものである。
本発明によれば、予め間欠記録されたMPEG2データをDVDビデオフォーマットのデータに変換する構成及び手順としたため、共用性に優れたデータを生成することができる。
また、本発明によれば、DVDビデオ規格に規定されている字幕技術を用いることにより時刻情報を字幕情報として扱うことができる。この字幕情報は、DVDビデオ規格に基づく字幕ON/OFF機能によって表示/非表示させることができるため、時刻情報によって撮像映像の部分が見えなくなるという問題が解決される。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、好ましい実施例を示して説明する。
図1に、本発明の実施形態に基づく実施例を監視映像記録システムに適用した場合のシステム構成を示す。同図において、監視映像記録システム1は、監視カメラ11と記録装置12とを備えている。監視カメラ11は、撮像した映像信号を予め設定されたNTSC方式又はPAL方式のいずれかの映像出力モードによるアナログ映像信号として出力する。そして記録装置12は、入力されたアナログ映像信号をデジタルデータに変換して記録する。
図2に、記録装置12の概略の機能構成をブロック図として示す。同図において、記録装置12は、映像入力端子21を介して入力されたアナログ映像信号をフィルタ回路、増幅回路、及び色差フォーマット変換回路によりアナログ信号処理するためのアナログ信号処理部22と、アナログ信号処理部22から出力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するためのA/D変換部23と、A/D変換部23から出力されたデジタルデータをMPEG2方式により符号化してMPEG2データを出力するためのMPEGエンコーダ部24と、MPEGエンコーダ部24から出力されたMPEG2データについて、映像フレーム(I,P,Bの各ピクチャを指し、単にピクチャともいう。)を所定の間隔で間引きながらハードディスク部25に間欠的に記録(間欠記録)する制御を行う一方、ハードディスク部25から間欠記録されたMPEG2データを読み出しながらDVDビデオ規格に準拠したデータフォーマットに変換してDVDドライブ部26に供給する制御を行うための制御部27とを備えている。そして、制御部27と各構成部とは同図の如く内部バス28でそれぞれ接続されている。また、DVDドライブ部26には、データ記録可能なDVD29が挿入されて、制御部27の制御によってDVDビデオデータが記録されるようになっている。
なお、ハードディスク部25は、DVDのような記録可能な光ディスクや他のディスク記録媒体、或いはメモリ記録媒体であってもよい。
次に、図3に、MPEGエンコーダ部24から出力されるMPEG2データについて、制御部27の制御によって映像フレームが間引かれる状態を模式的に示し、ハードディスク部25への間欠的なデータ記録について説明する。同図は、一例としてNTSC方式に基づくMPEG2データの概略のフレーム構成を模式的に表している。NTSC方式に基づくMPEG2データは、約30フレーム/秒で構成されているが、制御部27は、MPEGエンコーダ部24から出力されるMPEG2データについて、0.5秒の周期でIフレームが出現するようにMPEGエンコーダ部24を制御すると共に、この周期で出力されたIフレームを順次選択してハードディスク部25に記録するように制御する。
なお、本実施例においては、制御部27は、0.5秒,1秒,2秒,5秒,又は10秒のいずれかの周期でIフレームが出現するようにMPEGエンコーダ部24を制御することができ、このいずれかの周期で出力されたIフレームを選択してハードディスク部25に記録するように制御することができる。そして、いずれかの周期は、記録装置12の使用者が任意に設定することができる。
次に、監視映像記録システム1の動作について説明する。監視映像記録システム1の主要な動作は、(1)監視カメラ11から記録装置12にアナログ映像信号を供給して、このアナログ映像信号からMPEG2データを生成して間欠的にハードディスク部25に記録する動作と、(2)ハードディスク部25に間欠的に記録されたMPEG2データを読み出してDVDビデオ規格に準拠したデータにフォーマット変換し、DVDドライブ部26でDVD29に記録する動作とによる。以下、各動作について詳細に説明する。
(1)監視カメラ11から記録装置12へのデータ記録
まず、監視映像記録システム1を起動した後、使用者はNTSC方式又はPAL方式のいずれかの映像出力モードを監視カメラ11に設定すると共に、間欠記録の周期を記録装置12の制御部27に設定する。本実施例では、映像出力モードをNTSC方式とし、間欠記録の周期を図3の例のように0.5秒に設定したとする。
そして、監視カメラ11を動作させて撮像映像をアナログ映像信号として出力させ、記録装置12では、アナログ映像信号を映像入力端子21を介してアナログ信号処理部22に入力する。アナログ信号処理部22は、フィルタ回路、増幅回路、及び色差フォーマット変換回路でアナログ信号処理した後、A/D変換部23は、アナログ信号をデジタルデータに変換してMPEGエンコーダ部24に供給する。次に、MPEGエンコーダ部24は、制御部27の制御に基づきデジタルデータをMPEG2方式で符号化して出力する。ここで、符号化する際に、現在時刻情報もMPEG2データに含められる。次に、制御部27は、MPEGエンコーダ部24から出力されたMPEG2データについて、予め設定された間欠記録の周期(0.5秒)に基づきIフレームを選択してハードディスク部25に順次記録する。
なお、ハードディスク部25に記録される間欠的なMPEG2データは、制御部27の制御に基づきデータファイルとして記録されることが望ましい。
(2)間欠記録されたMPEG2データのDVDビデオデータへのフォーマット変換、及びDVDへのデータ記録
本実施例においては、間欠記録されたMPEG2データをDVDビデオフォーマットデータに変換する際に、標準再生モード又は長時間再生モードのいずれかの再生モードに応じてフォーマット変換することができる。標準再生モードは、間欠記録されたMPEG2データを、時間軸を実時間に合わせてDVDビデオデータにフォーマット変換するモードであり、このモードで変換されたDVDビデオデータを一般的に普及しているDVDビデオ再生装置で再生させると、間欠映像が標準速度で再生される。一方、長時間再生モードは、間欠記録されたMPEG2データを時間軸を短縮してDVDビデオデータにフォーマット変換するモードであり、このモードで変換されたDVDビデオデータをDVDビデオ再生装置で再生させると、間欠映像が早送りされるように再生される。しかし、両モードによるDVDビデオデータを比較した場合、同一の容量であれば長時間再生モードの方が標準再生モードよりも長時間の再生が可能である。
さらに、本実施例においては、標準再生モード及び長時間再生モードのいずれにおいても、時刻情報をDVDビデオ規格に準拠した字幕(サブタイトル)として生成することができる(時刻字幕生成機能)。この生成された時刻字幕は、選択的に表示/非表示(ON/OFF)することができる。
以上説明した標準再生モード又は長時間再生モードのいずれかの選択や、時刻字幕生成機能のON/OFFの選択は、記録装置12の使用者によって予め制御部27に任意に選択及び設定される。
図4は、ハードディスク部25に記録されている間欠的なMPEG2データを1フレームずつ読み出してDVDビデオデータにフォーマット変換する制御部27の処理の例を示したフローチャートである。同図を併せ参照して説明すると、制御部27は、ハードディスク部25から間欠記録されたMPEG2データの1フレーム分を読み出すと共に、次の1フレームの時刻情報が含められたパケットを含むヘッダ情報を少なくとも読み出す。次に、両フレームの時刻情報に基づき2フレーム間の時間差分を算出し、この時間差分と映像出力モードとに基づいて、補間する際の補間フレーム数を算出する(ステップS401)。
<標準再生モード>
次に、制御部27は、予め設定された再生モードを判別し(ステップS402)、判別結果が標準再生モードである場合、制御部27は、動きの差分情報が無いPフレームをダミーフレームとしてステップS401で算出した補間フレーム数分生成してステップS401で読み出されたフレームの次に追加する。但し、DVDビデオ規格には、1つのGOP(Group of Pictures)を構成するフレーム数は18であり、特殊再生等を行なう場合に必要なナビゲーション情報は0.4秒〜1.2秒の間に挿入しなければならないという制限がある。よって、このDVDビデオフォーマットに合致させるために、制御部27は、ハードディスク部25から読み出されたIフレームの複製を生成してGOPを再構築するように制御する。また、制御部27は、DVDビデオ規格に規定されている時間間隔でナビゲーション情報のパケットを挿入するよう制御する(ステップS403)。
図5に、標準再生モードにおけるダミーフレームの追加処理を模式的に表した図を示す。同図は、間欠記録の周期を0.5秒としてハードディスク部25に間欠記録されたMPEG2データから1フレームを読み出した後に、14フレーム分のダミーフレームを追加する処理を示している。このように映像フレームを構成することにより、間欠記録されたMPEG2データを標準の再生速度で再生可能にすることができる。
次に、制御部27は、予め設定された時刻字幕生成機能のON/OFFの状態を検出し(ステップS404)、時刻字幕生成機能がONである場合は、ハードディスク部25から読み出されたIフレーム単位に字幕PES(Packetized Elementary Stream)データを生成する。時刻情報は、最初にハードディスク部25から読み出された先頭Iフレームの時刻情報と、この先頭Iフレームからのフレーム数と、映像出力モードとに基づいて経過時間を算出することにより取得でき、この取得された時刻情報を字幕のPESデータとしてフレームと同期させて出力する(ステップS405)。一方、ステップS404において時刻字幕生成機能がOFFである場合は、字幕PESデータは作成せずに処理を終了する。
<長時間再生モード>
ステップS402において、制御部27が予め設定された再生モードを判別し、判別結果が長時間再生モードである場合、制御部27は、ダミーフレームの生成と追加の処理は実行せず読み出された1フレームを順次追加していく。そして、上述した標準再生モードにおけるステップS403の処理のように、制御部27は、DVDビデオ規格に規定されている時間間隔でナビゲーション情報のパケットを挿入するよう制御する(ステップS406)。
図6に、長時間再生モードにおけるフレーム間隔の変更処理を模式的に表した図を示す。同図は、間欠記録の周期を0.5秒としてハードディスク部25に記録されたMPEG2データから1フレームを読み出した後に、ダミーフレームを挿入せずフレーム間隔を変更している様子を示している。このようにフレームを構成することにより、間欠記録されたMPEG2データをあたかも標準再生よりも早く再生しているような再生を可能にすると共に、データ容量において標準再生モードよりも長時間のデータ容量とすることが可能である。
次に、制御部27は、予め設定された時刻字幕生成機能のON/OFFの状態を検出し(ステップS407)、時刻字幕生成機能がONである場合は、ハードディスク部25から読み出されたIフレーム単位に字幕PESデータを生成する。時刻情報は、最初にハードディスク部25から読み出された先頭Iフレームの時刻情報と、この処理されたフレームのフレーム数とステップS401で算出した補間フレーム数とを加算することにより求められる実時間での経過時間とによって取得できる。そして、その時刻情報を字幕のPESデータとしてフレームと同期させて出力する(ステップS408)。一方、ステップS407において時刻字幕生成機能がOFFである場合は、字幕データは作成せずに処理を終了する。
以上のようにDVDビデオデータにフォーマット変換されたデータは、制御部27の制御によって、ハードディスク部25に新たなファイルデータとして記録されたり、不図示のメモリ部に記憶されたりする。そして、このDVDビデオデータは、制御部27の制御によってDVDドライブ部26に供給され、挿入されたDVD29に記録される。
以上詳述したように、本実施例による監視映像記録システム1によれば、監視カメラ11から記録装置12にアナログ映像信号が供給されて、記録装置12では、アナログ映像信号がMPEG2データに符号化されて間欠的にハードディスク部25に記録される。そして、記録装置12では、ハードディスク部25に間欠記録されたMPEG2データが、制御部27の制御によって標準再生モード又は長時間再生モードのいずれかの再生モードでDVDビデオ規格に準拠したデータにフォーマット変換されてDVDドライブ部26に装着されたDVD29に記録される。したがって、ハードディスク部25に間欠的に記録されたMPEG2データについて、任意の撮像時間帯分のデータを簡易にDVDビデオデータにフォーマット変換することができ、その変換後のDVDビデオデータをDVD29に容易に記録することができるため、持ち運びに便利で且つ一般的に普及しているDVDビデオ再生装置で再生可能な記録媒体(DVD)を容易に制作することができる。
また、本実施例による監視映像記録システム1によれば、DVDビデオ規格で規定されている字幕技術を用いることによって時刻情報を字幕情報として扱うことができる。この字幕情報は、一般的なDVDビデオ再生装置の字幕ON/OFF機能によって表示/非表示させることができるため、時刻情報によって撮像映像の部分が見えなくなるという問題が解決される。
なお、本実施例においては、監視映像記録システム1を構成する監視カメラ11は1台として説明したが、この監視カメラは複数台が記録装置に接続される構成であってもよい。複数台の監視カメラを使用する場合は、それぞれの監視カメラにユニークな識別子を付与しておき、記録装置12が各監視カメラを認識できるようにしておく必要がある。
また、本実施例による監視映像記録システム1においては、監視カメラ11から記録装置12への接続線はアナログ映像信号として説明したが、これに限らずデジタル信号であってもよく、更には監視カメラ11をネットワークカメラとして構成し、全ての装置をネットワークを介して接続するように構成してもよい。この場合には、MPEGエンコーダ部24の機能を記録装置側ではなくネットワークカメラ側に設けてネットワーク上のトラフィックを軽減させるように構成することが望ましい。
本発明の実施形態に基づく実施例を監視映像記録システムに適用した場合のシステム構成を示した図である。 監視映像記録システムの記録装置の概略の機能構成を示したブロック図である。 MPEGエンコーダ部から出力されるMPEG2データが、制御部の制御によって映像フレームが間引かれる状態を模式的に示した図である。 ハードディスク部に間欠記録されているMPEG2データを1フレームずつ読み出してDVDビデオフォーマットに変換する制御部の処理の例を示したフローチャートである。 標準再生モードにおけるダミーフレームの挿入処理を模式的に表した図である。 長時間再生モードにおけるフレーム間隔の変更処理を模式的に表した図である。
符号の説明
1 監視映像記録システム
11 監視カメラ
12 記録装置
21 映像入力端子
22 アナログ信号処理部
23 A/D変換部
24 MPEGエンコーダ部
25 ハードディスク部
26 DVDドライブ部
27 制御部
28 内部バス
29 DVD

Claims (4)

  1. 記録媒体に予め間欠的に記録されたMPEG2データをDVDビデオデータにフォーマット変換するデータフォーマット変換装置であって、
    前記記録媒体から前記記録されたMPEG2データの1つのIフレームデータと次のIフレームの時刻情報を含むパケットデータとを少なくとも読み出すデータ読出手段と、
    前記読み出されたIフレームデータにおける時刻情報と次のIフレームのパケットデータにおける時刻情報との時間差分を算出し、実時間に対する両フレーム間の補間フレーム数を算出する補間フレーム数算出手段と、
    前記読み出されたIフレームデータからの動きの差分情報が無いダミーフレームデータを生成すると共に前記Iフレームデータの複製フレームデータを生成して、DVDビデオ規格のGOP構造に合致するように、前記それぞれ生成された複製フレームデータとダミーフレームデータとを前記算出された補間フレーム数分の組み合わせとして前記読み出されたIフレームデータの後に追加するフレーム補間手段とを備え、
    前記記録媒体に間欠的に記録されたMPEG2データのうち所望の記録範囲のMPEG2データについて順次フォーマット変換するように構成したデータフォーマット変換装置。
  2. 前記記録媒体から最初に読み出されるIフレームデータの時刻情報とこのIフレームデータの次のフレームより順次読み出されて算出される各時間差分とに基づき、各Iフレームの時刻情報をそれぞれ算出してDVDビデオ規格に基づく字幕PESデータを生成する時刻字幕生成手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータフォーマット変換装置。
  3. 記録媒体に予め間欠的に記録されたMPEG2データをDVDビデオデータにフォーマット変換するデータフォーマット変換方法であって、
    前記記録媒体から前記記録されたMPEG2データの1つのIフレームデータと次のIフレームの時刻情報を含むパケットデータとを少なくとも読み出すデータ読出ステップと、
    前記読み出されたIフレームデータにおける時刻情報と次のIフレームのパケットデータにおける時刻情報との時間差分を算出し、実時間に対する両フレーム間の補間フレーム数を算出する補間フレーム数算出ステップと、
    前記読み出されたIフレームデータからの動きの差分情報が無いダミーフレームデータを生成し、前記Iフレームデータの複製フレームデータを生成して、DVDビデオ規格のGOP構造に合致するように、前記それぞれ生成された複製フレームデータとダミーフレームデータとを前記算出された補間フレーム数分の組み合わせとして前記読み出されたIフレームデータの後に追加するフレーム補間ステップとを有し、
    前記記録媒体に間欠的に記録されたMPEG2データのうち所望の記録範囲のMPEG2データについて順次フォーマット変換するようにしたデータフォーマット変換方法。
  4. 前記記録媒体から最初に読み出されるIフレームデータの時刻情報とこのIフレームデータの次のフレームより順次読み出されて算出される各時間差分とに基づき、各Iフレームの時刻情報をそれぞれ算出してDVDビデオ規格に基づく字幕PESデータを生成する時刻字幕生成ステップを更に備えたことを特徴とする請求項3に記載のデータフォーマット変換方法。
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