JP5220627B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルムカメラと同等の撮像効果を実現する記録装置に関し、より詳細には、2−3プルダウン(以下、単に、プルダウンとも称する)された映像信号および音声信号を記録することによって、フィルムシネマシステムと同等の映像制作を行うデジタルシネマ制作分野で使用する記録装置に関する。
フィルムを用いた映画制作では、1秒間に24枚のプログレッシブ方式の映像信号(24P信号)を記録し、24P信号を再生することが行われていた。
近年、フィルムカメラで行われていた映画制作(フィルムシネマ制作)をビデオカメラで代替する提案(デジタルシネマ制作)がなされた。以下にデジタルシネマ制作機器の例を説明する。
図1は、通常のビデオカメラの構成例を示した図である。同図に示すように、通常のビデオカメラでは、1秒間に60枚のプログレッシブ方式の映像信号(60P信号)、または1秒間に60枚のインターレース方式の映像信号(60I信号)をビデオテープに記録する方式が用いられていた。
図2は、プルダウン記録を用いたデジタルシネマ制作機器の構成例を示した図である。同図に示すように、プルダウン記録を用いたデジタルシネマ制作機器では、撮像は24P信号で行われ、プルダウン変換部で60P信号または60I信号に変換されてビデオテープへの記録が行われる。そして、当該デジタルシネマ制作機器では、再生時に逆プルダウン変換部で60P信号または60I信号が24P信号に変換され、または、再生時に60P信号または60I信号が変換されずに出力が行われる。このようにすることによって、従来のビデオカメラの信号処理回路をそのまま用いて、安価に品質のよいシステムを提供することが出来た。
さらに、近年では記録媒体として、テープ媒体に加えてディスク媒体や半導体メモリ媒体等、ITとの親和性の高い媒体が使用されるようになった。しかし、これらの媒体は、テープ媒体に比べて記録時間当たりの単価が高価であることから、記録容量を節約する記録方法(ネイティブ記録方法)の提案がなされた。
図3は、ネイティブ記録方法を用いたデジタルシネマ制作機器の構成例を示した図である。同図に示すように、ネイティブ記録方法を用いたデジタルシネマ制作機器では、有効フレーム抽出部で、プルダウンシーケンス情報に基づきプルダウン変換された60P信号または60I信号から重複した映像信号を削除し、記録に必要な映像信号(有効フレーム信号)のみを抽出して記録することにより、記録容量を節約することが実現できた。
また、カメラ一体型記録再生装置のような撮像手段を有する記録再生装置だけではなく、バックアップやダビング、編集などの用途として撮像手段を有しない記録再生装置も提案された。
図4は、撮像手段を有しないデジタルシネマ制作機器の構成例を示した図である。同図に示すように、撮像手段を有しないデジタルシネマ制作機器では、プルダウン変換された60P信号または60I信号を入力部で受信し、プルダウンシーケンス検出部で検出したプルダウンシーケンス情報に基づき、有効フレーム抽出部で有効フレームを抽出して、記録が行われる。
図2及び図3に示された撮像手段を有する記録再生装置の例のように、入力信号のプルダウン変換を装置内で行う場合は、有効フレーム信号の抽出に使用するプルダウンシーケンス情報を装置内で制御することが可能であり、通常はプルダウンシーケンス情報を一定時間毎に繰り返す情報として制御している。
一方、図4に示された撮像手段を有しない記録再生装置の例のように、60P信号または60I信号を入力信号とする場合は、入力される映像信号のプルダウンシーケンスが一定時間毎に繰り返されている(連続している)とは限らない。また、プルダウン変換されていない通常の60P信号または60I信号が入力される可能性もある。このような場合にも有効フレーム信号の視覚的違和感を低減するため、プルダウンシーケンス検出部と有効フレーム抽出部に工夫がなされている。
例えば特許文献1では、60I入力信号において2−3プルダウンされた映像信号と2−3プルダウンされていない映像信号とが混在している際の有効フレーム信号の抽出方法が提案されている。この抽出方法では、プルダウンシーケンス情報により、60I信号を60P信号に変換した映像信号と、60I信号を逆プルダウン変換して24P信号に変換した後60P信号に変換した映像信号と、を切り替えて有効フレーム信号を抽出している。なお、特許文献1では、映像信号の処理に関して記載されており、音声信号の処理に関しては想定されていない。
特開2007−82040号公報
図1〜図4に示された構成例では映像信号の処理に関して記述したが、記録再生装置では映像信号と共に音声信号も記録再生することが行われる。その際の条件として、記録時に同じタイミングで入力された映像信号と音声信号とは、再生時に同じタイミングで出力される(映像信号と音声信号とを同期して出力する)ことが必要となる。これは、映像信号と音声信号とが同期していない素材を視聴すると違和感を感じたり、あるいは体調を悪くしたりすることがあるためである。また、記録中に入力信号が乱れた場合にノイズが記録された素材が出来、素材からノイズ部分を削除する作業をするための工数が必要であった。
以下に、従来の映像信号と音声信号を同期して出力する方法を説明する。
図5は、通常のビデオカメラの映像および音声の記録方法を示した図である。同図に示すように、通常のビデオカメラでは、入力された映像信号および音声信号は削除されることなく記録される。なお、以下に説明する他の図面も含めて、信号処理等による遅延に関しては記述を省略している。
図6は、通常のビデオカメラで記録された素材の映像および音声データを示した図である。この素材について映像信号と音声信号を同期して出力するには、記録映像データと記録音声データの再生開始タイミングを一致させれば可能であることが分かる。
図7は、プルダウン記録方法を用いた映像および音声記録方法を示した図であり、図8は、プルダウン記録方法を用いて記録された映像および音声データを示した図である。この場合も、図5および図6と同様に、映像信号および音声信号は削除されることなく記録され、映像信号と音声信号を同期して出力するには、記録映像データと記録音声データの再生開始タイミングを一致させれば可能であることが分かる。なお、60P信号、60I信号いずれの場合でも同様である。
図9は、60P信号のネイティブ記録方法を示した図である。同図に示される映像記録指示情報は、図4に示されたようなプルダウンシーケンス検出部で検出したプルダウンシーケンス情報に従って、入力された60P信号を記録する、あるいは入力された60P信号を記録しないように制御するための情報である。プルダウンシーケンス検出部でプルダウンシーケンス情報を検出する方法としては、入力された映像信号のデータを比較することによって検出する方法、あるいは、入力された映像信号に重畳されているタイムコード情報の数値を演算することによって検出する方法、あるいは、入力された映像信号に重畳されているユーザーズビット情報に割り当てたプルダウンシーケンス情報を参照することによって検出する方法、等がある。
図9に示すように、プルダウンシーケンス情報は0から4の数値で表され、60P信号の2フレームに対して1つのプルダウンシーケンス情報が割り当てられる。なお、プルダウンシーケンス情報として0が割り当てられたフレームをシーケンスの先頭と称する。
ここで、60P信号の2フレームに対して1つのプルダウンシーケンス情報が割り当てられる理由は、60P信号と60I信号を相互に変換したときの互換を保つためである。60I信号は1フレームすなわち2フィールドで1つの映像を構成し、タイムコード情報やプルダウンシーケンス情報等、映像に付随する情報も2フィールドで1つの情報が割り当てられている。60P信号と60I信号を変換したとき時間軸上では60I信号の2フィールドが60P信号の2フレームに相当するため、60P信号の2フレームに対して1つのプルダウンシーケンス情報が割り当てられる。なお、60I信号の2フィールドの前半1フィールドを第1フィールド、後半1フィールドを第2フィールドと呼び、60P信号の2フレームの前半1フレームを第1フレーム、後半1フレームを第2フレームと呼ぶ。
映像記録指示情報は、プルダウンシーケンス情報が0および1のときは第1フレームのみ記録するように制御され、プルダウンシーケンス情報が2および3のときは第2フレームのみ記録するように制御され、プルダウンシーケンス情報が4のときはいずれのフレームも記録しないように制御される。以上のように制御すれば、映像信号に関しては60P信号のうち映像記録指示情報により記録指示されたフレームのみが有効フレーム信号として抽出され、映像記録データとして処理され記録される。音声信号に関しては、音声記録指示情報は記録動作中は常時記録するよう制御されるので、削除されることなく記録される。
図10は、ネイティブ記録方法で記録された映像および音声データを示す図である。同図に示すように、ネイティブ記録方法で記録された場合、図6及び図8と比較して記録映像データが少ない、すなわち記録容量が節約されていることが分かる。また、ネイティブ記録方法で記録された場合、単に記録映像データと記録音声データの再生開始タイミングを一致させるだけでは映像信号と音声信号を同期して出力することは出来ず、映像記録データの方が、尺が短いため再生が早く終了してしまうことが分かる。
そこで、図10のように記録された素材について映像信号と音声信号を同期して出力する方法としては、いくつかの方法が用いられる。以下、図11から図14を用いて説明する。
図11は、プルダウン変換を用いて60P映像を出力する再生方法を示す図である。同図に示すように、このプルダウン変換を用いて60P映像を出力する再生方法では、記録映像データを再生する際に、記録映像の第1のフレームを60P映像の第1のフレームおよび第2のフレームに変換して再生し、第2のフレームを60P映像の第3のフレームおよび第4のフレームおよび第5のフレームに変換して再生する。そして、以降も同様にして再生することにより、再生映像と再生音声を同期させて出力する。
図12は、フレームレート変換を用いて24P映像を出力する再生方法を示す図である。同図に示すように、このフレームレート変換を用いて24P映像を出力する再生方法では、記録映像データ1フレーム当たりの再生時間を長くとることにより、再生映像と再生音声を同期させて出力する。
図13は、プルダウン変換を用いて60I映像を出力する再生方法を示す図である。同図に示すように、このプルダウン変換を用いて60I映像を出力する再生方法では、記録映像データを再生する際に、記録映像の第1のフレームを60I映像の第1のフレームの第1フィールドおよび第2フィールドに変換して再生する。そして、記録映像の第2のフレームを60I映像の第2のフレームの第1フィールドおよび第2フィールドおよび第3のフレームの第1フィールドに変換して再生する。そして、記録映像の第3のフレームを60I映像の第3のフレームの第2フィールドおよび第4のフレームの第1フィールドに変換して再生する。さらに、記録映像の第4のフレームを60I映像の第4のフレームの第2フィールドおよび第5のフレームの第1フィールドおよび第2フィールドに変換して再生する。このようにして、以降も同様にして再生することにより、再生映像と再生音声を同期させて出力する。
図14は、フレームレート変換を用いて24PsF映像を出力する再生方法を示す図である。同図に示すように、24PsF映像の映像信号である24PsF信号は、24P信号をインターレース方式の映像信号に変換した信号であり、このフレームレート変換を用いて24PsF映像を出力する再生方法では、図12と同様に再生映像と再生音声を同期させて出力する。
図15は、60I信号のネイティブ記録方法を示した図である。同図に示される映像記録指示情報は、図4に示されたようなプルダウンシーケンス検出部で検出したプルダウンシーケンス情報に従って、入力された60I信号を記録する、あるいは入力された60I信号を記録しないように制御するための情報である。プルダウンシーケンス検出部でプルダウンシーケンスを検出する方法としては、60P信号のネイティブ記録方法と同じ方法が用いられる。
図15に示すように、プルダウンシーケンス情報は0から4の数値で表され、60I信号の1フレームすなわち2フィールドに対して1つのプルダウンシーケンス情報が割り当てられる。なお、プルダウンシーケンス情報として0が割り当てられたフレームをシーケンスの先頭と称する。プルダウンシーケンス情報が0、1および3のときは第1フィールド、第2フィールドとも記録するように制御され、プルダウンシーケンス情報が2のときは第2フィールドのみ記録するように制御され、プルダウンシーケンス情報が4のときは第1フィールドのみ記録するように制御される。
有効フレーム信号の抽出処理は、映像記録指示情報によって第1フィールドから記録指示された場合は今回入力された60I信号の第1フィールドと第2フィールドを有効フレーム信号として抽出し、映像記録指示情報によって第2フィールドから記録指示された場合は今回入力された60I信号の第2フィールドと次に入力される60I信号の第1フィールドを有効フレーム信号として抽出するように制御される。
以上のように制御すれば、映像信号に関しては、60I信号のうち映像記録指示情報により記録指示されたフィールドのみが有効フレーム信号として抽出され、映像記録データとして処理され記録される。音声信号に関しては、音声記録指示情報は記録動作中は常時記録するよう制御されるので削除されることなく記録される。これにより記録されたデータは、図10に示された60P信号のネイティブ記録方法と同様の映像記録データ及び音声記録データとなる。
このように、入力信号が安定し、かつ入力信号が切り替えられることなく連続して入力されるなどの条件が揃っている状態であれば、前述の方法で映像信号と音声信号を同期して出力することが可能である。
しかしながら、入力信号が、乱れていたり切り替えられるなどで不連続に入力される場合は、記録容量を節約する際に映像信号と音声信号との間にずれが生じ、前述の方法では映像信号と音声信号を同期して出力することができないという課題がある。
例えば、前述のように60P信号または60I信号を入力信号とする場合、入力信号が連続しているとは限らない。また、プルダウン変換されていない60P信号または60I信号が入力される可能性もある。さらには、ダビング用途で記録中に再生側機器の電源がオフ、オンされる、接続ケーブルが抜き差しされる、接続ケーブルにノイズが発生する等の要因で入力信号が乱れる可能性もある。
そこで、本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、入力信号が乱れていたり切り替えられるなどで不連続に入力される場合であっても、再生した際に映像信号と音声信号とを同期するように出力することができる記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る記録装置は、入力された映像信号と音声信号とを記録する記録装置であって、第1の方式からプルダウンされた第2の方式の映像信号と、音声信号とを入力する入力部と、入力された前記映像信号のプルダウンシーケンスの不連続を検出する制御部と、前記映像信号が前記第1の方式の映像信号として記録されるように前記映像信号を記録するか否かを指示する映像記録指示情報と、前記音声信号を記録するか否かを指示する音声記録指示情報とを生成する記録指示情報生成部と、生成された前記映像記録指示情報及び前記音声記録指示情報により記録すると指示された映像信号及び音声信号に基づき、映像記録データと音声記録データとを出力する記録部とを備え、前記制御部は、前記プルダウンシーケンスの不連続を検出した後の所定の期間前記映像信号の記録が停止することで、記録された映像信号のプルダウンシーケンスが連続になるように、前記所定の期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、前記記録指示情報生成部は、決定された前記記録の状態に従って、前記映像記録指示情報と前記音声記録指示情報とを生成する。
これによれば、映像信号のプルダウンシーケンスが連続になるように、当該プルダウンシーケンスが不連続の間は、映像信号と音声信号とを記録しない非記録状態に決定される。これにより、映像信号と音声信号とが同期するように、映像記録データと音声記録データとが出力される。したがって、入力信号が乱れていたり切り替えられるなどで不連続に入力される場合であっても、映像信号のプルダウンシーケンスが連続になるように映像記録データと音声記録データとが出力されるので、再生した際に映像信号と音声信号とを同期するように出力することができる。
なお、請求の範囲に記載の「第1の方式」の映像信号は、例えば24P信号であり、「第2の方式」の映像信号は、例えば60P信号又は60I信号である。
ここで、以下に、入力信号が乱れていたり切り替えられるなどで不連続に入力される場合に、記録容量を節約する際に映像信号と音声信号との間にずれが生じることについて説明する。入力信号が不連続の場合とは、入力される映像信号のプルダウンシーケンスが連続していない場合である。
図16は、プルダウンシーケンスが変化した場合の記録例を示した図である。図16に示すように、切り替え点101でプルダウンシーケンスが不連続になっている。また、切り替え点101以降の60P信号の例として切り替え後の入力映像102を例にとれば、切り替え後の入力映像102と同じタイミングで入力されている音声は、切り替え後の入力音声103であることが分かる。
図17は、プルダウンシーケンスが変化した場合に記録された映像および音声データ例を示した図である。図18は、その素材をプルダウン変換を用いて再生した例を示した図である。
図18に示すように、ネイティブ記録方法を用いて記録された映像データをプルダウン変換する場合は、図11または図13のように連続して変換するため、切り替え点101の直前の映像である記録映像の第4のフレームは再生映像の第8のフレーム、第9のフレームおよび第10のフレームに変換される。また、切り替え点101の直後の映像である記録映像の第5のフレームは再生映像の第11のフレームおよび第12のフレームに変換される。つまり、切り替え点101の前後でプルダウンシーケンスが不連続になっていることにより、プルダウンシーケンスが連続している場合よりも2フレーム多く変換される。これにより、切り替え後の入力映像102は、切り替え後の入力音声103に比べて2フレーム遅れて出力されてしまうことが分かる。
図19は、フレームレート変換を用いて再生した例を示した図である。同図に示すように、図18と同様に、切り替え後の入力映像102は、切り替え後の入力音声103に比べて2フレーム遅れて出力されてしまうことが分かる。なお、60P信号に関して説明したが、60I信号に関しても同様の現象が発生する。
このように、切り替え点の前後でプルダウンシーケンスが不連続になっていることにより、映像信号と音声信号との間にずれが生じる。したがって、プルダウンシーケンスが連続になるようにすることで、映像信号と音声信号とを同期して出力することができる。
また、好ましくは、前記制御部は、入力された前記映像信号のプルダウンシーケンスを検出するプルダウンシーケンス検出部と、検出された前記プルダウンシーケンスを示す情報が、第1のプルダウンシーケンスから第2のプルダウンシーケンスに変化したことを不連続として検出するシーケンス状態制御部と、前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録の状態を決定するシーケンス処理プロセス制御部とを備え、前記シーケンス処理プロセス制御部は、前記シーケンス状態制御部が不連続を検出した場合、前記不連続が検出されてから前記第1のプルダウンシーケンスが予め定められた値になるまでの第1期間の記録の状態を、前記第1のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定し、前記第1期間経過後、前記第2のプルダウンシーケンスが前記予め定められた値になるまでの第2期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、前記第2期間経過後の記録の状態を、前記第2のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定する。もしくは、前記制御部は、入力された前記映像信号のプルダウンシーケンスを検出するプルダウンシーケンス検出部と、記録中の前記映像信号のプルダウンシーケンスを示す情報である第1のプルダウンシーケンスを生成する記録シーケンス生成部と、前記プルダウンシーケンス検出部が検出した前記映像信号のプルダウンシーケンスを示す情報である第2のプルダウンシーケンスと前記第1のプルダウンシーケンスとが不一致になったことを不連続として検出するワーニング検出部と、前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録の状態を決定する記録開始停止制御部とを備え、前記記録開始停止制御部は、前記ワーニング検出部が不連続を検出した場合、前記不連続が検出されてから前記第1のプルダウンシーケンスが予め定められた値になるまでの第1期間の記録の状態を、前記第1のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定し、前記第1期間経過後、前記第2のプルダウンシーケンスが前記予め定められた値になるまでの第2期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、前記第2期間経過後の記録の状態を、前記第2のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定することにしてもよい。
これによれば、プルダウンシーケンスが連続になるように、第1のプルダウンシーケンスが予め定められた値になるまでの第1期間を記録状態、第2のプルダウンシーケンスが前記予め定められた値になるまでの第2期間を非記録状態、第2期間以降を記録状態に決定する。例えば、プルダウンシーケンスを示す情報が0〜4で1つのサイクルになっている場合は、第1のプルダウンシーケンスが4になるまで記録状態とし、第2のプルダウンシーケンスが4になるまで非記録状態として、第2のプルダウンシーケンスが0以降は記録状態とする。これにより、第1のプルダウンシーケンスがサイクルを終了した後に、第2のプルダウンシーケンスが次のサイクルを開始する。したがって、入力信号が乱れていたり切り替えられるなどで不連続に入力される場合であっても、映像信号のプルダウンシーケンスが連続になるように映像記録データと音声記録データとが出力されるので、再生した際に映像信号と音声信号とを同期するように出力することができる。なお、出力されるデータを、第1期間までと、第2期間以降の2つに分離することができるため、ファイルを2つに分割する必要がある場合に有効である。
また、好ましくは、前記制御部は、さらに、入力された前記映像信号の乱れを検出する入力乱れ検出部を備え、前記シーケンス処理プロセス制御部は、さらに、前記乱れが検出されている間の記録の状態を、前記乱れが検出される前の前記映像信号のプルダウンシーケンスを示す情報である前記第1のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定し、前記シーケンス状態制御部は、前記プルダウンシーケンスを示す情報が、前記第1のプルダウンシーケンスから、前記乱れが検出されなくなった後に前記第2のプルダウンシーケンスに変化したことを不連続として検出する。
これによれば、入力乱れ中にプルダウンシーケンスが検出不可能となった場合であっても、記録状態を維持することができる。
また、好ましくは、前記制御部は、さらに、入力された前記映像信号の乱れを検出する入力乱れ検出部を備え、前記シーケンス状態制御部は、前記乱れが検出されたときに、前記第1のプルダウンシーケンスから前記第2のプルダウンシーケンスに変化したとして不連続を検出し、前記シーケンス処理プロセス制御部は、前記不連続が検出された場合、前記第1期間の記録の状態を、前記第1のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定し、前記第1期間経過後、前記乱れが検出されなくなり、かつ前記第2のプルダウンシーケンスが前記予め定められた値になるまでの前記第2期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、前記第2期間経過後の記録の状態を、前記第2のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定する。もしくは、前記制御部は、さらに、入力された前記映像信号の乱れを検出する入力乱れ検出部を備え、前記ワーニング検出部は、前記乱れが検出されたときに、前記第1のプルダウンシーケンスと前記第2のプルダウンシーケンスとが不一致になったとして不連続を検出し、前記記録開始停止制御部は、前記不連続が検出された場合、前記第1期間の記録の状態を、前記第1のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定し、前記第1期間経過後、前記乱れが検出されなくなり、かつ前記第2のプルダウンシーケンスが前記予め定められた値になるまでの前記第2期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、前記第2期間経過後の記録の状態を、前記第2のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定することにしてもよい。
これによれば、第2期間を非記録状態にすることで、入力信号が乱れた場合に乱れた区間を記録しないようにすることができる。
また、好ましくは、前記制御部は、入力された前記映像信号のプルダウンシーケンスを示す情報が、第1のプルダウンシーケンスから第2のプルダウンシーケンスに変化したことを不連続として検出し、前記不連続を検出したときに前記映像信号の記録が停止し、前記所定の期間経過後に前記映像信号の記録が開始することで、前記第1のプルダウンシーケンスと記録が開始された以降の前記第2のプルダウンシーケンスとが連続になる場合に、前記所定の期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、前記所定の期間後の記録の状態を、前記第2のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定する。
これによれば、プルダウンシーケンスが連続になるように、不連続が検出された後すぐに所定の期間の記録の状態を非記録状態にする。例えば、プルダウンシーケンスを示す情報が0〜4で1つのサイクルになっている場合は、第1のプルダウンシーケンスが3になった時点で不連続が検出されると、第2のプルダウンシーケンスが3になるまで非記録状態として、第2のプルダウンシーケンスが4以降は記録状態とする。これにより、第2のプルダウンシーケンスが第1のプルダウンシーケンスの途中から継続してサイクルを開始する。したがって、入力信号が乱れていたり切り替えられるなどで不連続に入力される場合であっても、映像信号のプルダウンシーケンスが連続になるように映像記録データと音声記録データとが出力されるので、再生した際に映像信号と音声信号とを同期するように出力することができる。なお、この場合、出力されるデータを2つに分離することができないため、ファイルを分割せずに1つのファイルを生成する場合に有効である。
なお、本発明は、このような記録装置として実現することができるだけでなく、記録装置が備える特徴的な各処理部の処理をステップとする方法として実現したり、各処理部の処理をコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、各処理部の処理を行う集積回路として実現したりすることができる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのは言うまでもない。
本発明の記録装置によれば、入力信号が乱れていたり切り替えられるなどで不連続に入力される場合であっても、再生した際に映像信号と音声信号を同期して出力することが出来る。
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図20は、本発明の実施の形態1における記録装置の構成例を示したブロック図である。同図に示すように、実施の形態1における記録装置は、入力部10、制御部20、記録指示情報生成部30及び記録部40を備えている。
入力部10は、入力映像信号および入力音声信号を受信し、入力信号解析等のデコード処理を行い、デコード後の映像信号および音声信号を出力する。ここでは、入力映像信号は、60P信号又は60I信号である。また、フレームを認識するための情報としてフレーム認識情報Frmを出力する。Frmは、入力映像信号が60P信号の場合は、例えば、第1フレームで1、第2フレームで0となる情報であり、入力映像信号が60I信号の場合は、例えば、第1フィールドで1、第2フィールドで0となる情報である。
制御部20は、入力映像信号のプルダウンシーケンスの不連続を検出する。そして、制御部20は、プルダウンシーケンスの不連続を検出した後の所定の期間映像信号の記録が停止することで、記録された映像信号のプルダウンシーケンスが連続になるように、当該所定の期間の記録の状態を、映像信号と音声信号とを記録しない非記録状態と決定する。制御部20は、プルダウンシーケンス検出部21、シーケンス状態制御部22、シーケンス処理プロセス制御部23及び入力乱れ検出部24を備えている。
プルダウンシーケンス検出部21は、入力映像信号のプルダウンシーケンスを検出する。具体的には、プルダウンシーケンス検出部21は、映像信号に重畳されたタイムコード情報を参照し、タイムコードのフレーム桁を5で割った剰余を計算する等の方法で入力映像のプルダウンシーケンスを検出し、当該プルダウンシーケンスを示す情報であるシーケンス情報DetSeqを出力する。
シーケンス状態制御部22は、検出されたプルダウンシーケンスを示す情報が、第1のプルダウンシーケンスから第2のプルダウンシーケンスに変化したことを不連続として検出する。つまり、第1のプルダウンシーケンスは、不連続になる前のプルダウンシーケンスを示すシーケンス情報DetSeqであり、第2のプルダウンシーケンスは、不連続になった後のプルダウンシーケンスを示すシーケンス情報DetSeqである。
具体的には、シーケンス状態制御部22は、シーケンス情報DetSeqと入力乱れ情報Vlockと後述するシーケンス処理プロセスProcとに基づいて、記録時に参照するためのシーケンス情報である採用するプルダウンシーケンスRefSeqと入力映像のプルダウンシーケンスの連続性を示す情報であるシーケンス連続状態SeqContとを出力する。詳細については、後述する。
シーケンス処理プロセス制御部23は、映像信号と音声信号とを記録する記録の状態を決定する。具体的には、シーケンス処理プロセス制御部23は、シーケンス状態制御部22が不連続を検出した場合、不連続が検出されてから第1のプルダウンシーケンスが予め定められた値になるまでの第1期間の記録の状態を、第1のプルダウンシーケンスに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。そして、シーケンス処理プロセス制御部23は、第1期間経過後、第2のプルダウンシーケンスが当該予め定められた値になるまでの第2期間の記録の状態を、映像信号と音声信号とを記録しない非記録状態と決定する。さらに、シーケンス処理プロセス制御部23は、第2期間経過後の記録の状態を、第2のプルダウンシーケンスに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。
ここで、シーケンス処理プロセス制御部23は、採用するプルダウンシーケンスRefSeqとシーケンス連続状態SeqContとに基づいて、シーケンス処理プロセス制御部23の実行状態を表すシーケンス処理プロセスProcを出力する。詳細については、後述する。
入力乱れ検出部24は、入力映像信号の乱れを検出する。具体的には、入力乱れ検出部24は、映像信号の水平同期や垂直同期等の同期乱れを検出し、入力乱れ情報Vlockを出力する。
記録指示情報生成部30は、映像信号が第1の方式の映像信号として記録されるように映像信号を記録するか否かを指示する映像記録指示情報と、音声信号を記録するか否かを指示する音声記録指示情報とを生成する。ここでは、第1の方式の映像信号は、24P信号である。また、記録指示情報生成部30は、制御部20が決定した記録の状態に従って、映像記録指示情報と音声記録指示情報とを生成する。
具体的には、記録指示情報生成部30は、フレーム認識情報Frmと採用するプルダウンシーケンスRefSeqとシーケンス処理プロセスProcとに基づいて、映像信号を記録するか否かを指示する映像記録指示情報Vrecおよび音声信号を記録するか否かを指示する音声記録指示情報Arecを出力する。詳細については、後述する。
記録部40は、記録指示情報生成部30が生成した映像記録指示情報及び音声記録指示情報により記録すると指示された映像信号及び音声信号に基づき、映像記録データと音声記録データとを出力する。具体的には、記録部40は、映像信号や音声信号の圧縮処理等の信号処理を行い、映像記録指示情報Vrecおよび音声記録指示情報Arecに基づいて、映像記録データおよび音声記録データの出力を行う。なお、図示していないが、映像記録データおよび音声記録データは記録媒体に記録される。
次に、本実施の形態1で行う処理の詳細についてフローチャートを参照しながら説明する。なお、入力部10および記録部40の信号処理は常時行われ、記録指示情報生成部30の実行周期は60分の1秒(60P信号の場合は1フレーム、60I信号の場合は1フィールド)に1回、その他の処理部の実行周期は30分の1秒(60P信号の場合は2フレーム、60I信号の場合は1フレーム)に1回とする。
図21は、実施の形態1における記録装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。
まず、入力部10は、入力映像信号および入力音声信号を入力する(S102)。
そして、プルダウンシーケンス検出部21は、入力映像信号のプルダウンシーケンスを検出する(S104)。
そして、シーケンス状態制御部22は、プルダウンシーケンスの不連続を検出する(S106)。このシーケンス状態制御部22が行う処理の詳細は、後述する。
次に、シーケンス処理プロセス制御部23は、映像信号と音声信号とを記録する記録の状態を決定する(S108)。このシーケンス処理プロセス制御部23が行う処理の詳細は、後述する。
そして、記録指示情報生成部30は、映像記録指示情報と音声記録指示情報とを生成する(S110)。この記録指示情報生成部30が行う処理の詳細は、後述する。
そして、記録部40は、映像記録指示情報及び音声記録指示情報により記録すると指示された映像信号及び音声信号に基づき、映像記録データと音声記録データとを出力する(S112)。
次に、シーケンス状態制御部22が行う処理(図21のS106)の詳細を説明する。
図22は、シーケンス状態制御部22におけるシーケンス状態制御処理について示した図である。
まず、シーケンス状態制御部22は、プルダウンシーケンスを示す情報であるシーケンス情報DetSeqの連続性を判断する(S202)。例えば、シーケンス状態制御部22は、前回取り込んで保存しておいたDetSeq(以下、OldSeq)と今回取り込んだDetSeqを以下の比較式で比較し、右辺と左辺が一致していれば連続、不一致であれば連続していないと判断する。なお、式中の演算子%は剰余を表し、式101では5で割った剰余を表している。
Figure 0005220627
シーケンス状態制御部22は、シーケンス情報DetSeqが連続していると判断した場合(S202でYES)、連続カウンタをインクリメントする(S204)。
そして、シーケンス状態制御部22は、連続カウンタが規定された最大値以上か否かを判断する(S206)。これは、短期間だけ連続してすぐに不連続となる場合等の誤検出を防ぐためである。ここで、最大値の決定は入力信号の種類や記録装置の用途に応じて選択すればよい。なお、最大値を1と規定すれば遅延を最小にして連続を検出できる。
シーケンス状態制御部22は、連続カウンタが規定値以上と判断した場合(S206でYES)、シーケンス連続状態SeqContを連続であることを示すTrueに設定する(S210)。
シーケンス状態制御部22は、連続カウンタが規定値未満であると判断した場合(S206でNO)は、シーケンス連続状態SeqContを連続でないことを示すFalseに設定する(S212)。
また、シーケンス状態制御部22は、シーケンス情報DetSeqが連続していないと判断した場合(S202でNO)は、何回連続と判断したかを表す連続カウンタを0クリアして(S208)、シーケンス連続状態SeqContを連続でないことを示すFalseに設定する(S212)。
シーケンス状態制御部22は、シーケンス連続状態SeqContをTrueに設定(S210)した後は、後述するシーケンス処理プロセスProc=2か否かを判断する(S214)。
シーケンス状態制御部22は、シーケンス処理プロセスProc=2であると判断した場合(S214でYES)、採用するプルダウンシーケンスRefSeqにシーケンス情報DetSeqを代入する(S216)。
また、シーケンス状態制御部22は、シーケンス処理プロセスProc=2でないと判断した場合は(S214でNO)、採用するプルダウンシーケンスRefSeqとして、前回採用したRefSeqを1進めた値に設定する(S218)。
また、シーケンス状態制御部22は、シーケンス連続状態SeqContをFalseに設定(S212)した場合も、採用するプルダウンシーケンスRefSeqとして、前回採用したRefSeqを1進めた値に設定する(S218)。
以上で、シーケンス状態制御部22が行う処理(図21のS106)は終了する。
次に、シーケンス処理プロセス制御部23が行う処理(図21のS108)の詳細を説明する。
図23から図25は、シーケンス処理プロセス制御部23におけるシーケンス処理プロセスProcの移行処理を示した図である。シーケンス処理プロセスProcは0から2までの値をとる。なお、初期値は0である。
図23は、シーケンス処理プロセスProc=0のときのプロセス移行処理を示した図である。
まず、シーケンス処理プロセス制御部23は、シーケンス連続状態SeqContがFalseからTrueに変化したか否かを判断する(S302)。これは、シーケンス情報DetSeqが不連続となり再び連続してその状態が安定したことを確認するためである。
そして、シーケンス処理プロセス制御部23は、シーケンス連続状態SeqContがFalseからTrueに変化したと判断した場合(S302でYES)、シーケンス処理プロセスProcを1に設定し(S304)、処理を終了する。
また、シーケンス処理プロセス制御部23は、シーケンス連続状態SeqContがFalseからTrueに変化していない判断した場合(S302でNO)、処理を終了する。
図24は、シーケンス処理プロセスProc=1のときのプロセス移行処理を示した図である。
まず、シーケンス処理プロセス制御部23は、採用するプルダウンシーケンスRefSeqが0か否かを判断する(S306)。これは、シーケンス処理プロセスProc=1での動作中に、プルダウンシーケンスの先頭位置を検索するためである。
そして、シーケンス処理プロセス制御部23は、採用するプルダウンシーケンスRefSeqが0であると判断した場合(S306でYES)、シーケンス処理プロセスProcを2に設定し(S308)、処理を終了する。
また、シーケンス処理プロセス制御部23は、採用するプルダウンシーケンスRefSeqが0でないと判断した場合(S306でNO)、処理を終了する。
図25は、シーケンス処理プロセスProc=2のときのプロセス移行処理を示した図である。
まず、シーケンス処理プロセス制御部23は、採用するプルダウンシーケンスRefSeqが0か否かを判断する(S310)。これは、シーケンス処理プロセスProc=2での動作中に、プルダウンシーケンスの先頭位置を検索するためである。
そして、シーケンス処理プロセス制御部23は、採用するプルダウンシーケンスRefSeqが0であると判断した場合(S310でYES)、シーケンス処理プロセスProcを0に設定し(S312)、処理を終了する。
また、シーケンス処理プロセス制御部23は、採用するプルダウンシーケンスRefSeqが0でないと判断した場合(S310でNO)、処理を終了する。
以上で、シーケンス処理プロセス制御部23が行う処理(図21のS108)は、終了する。
次に、記録指示情報生成部30が行う処理(図21のS110)の詳細を説明する。
図26は、実施の形態1で行う記録指示情報生成処理を示した図である。
まず、記録指示情報生成部30は、シーケンス処理プロセスProcが2か否かを判断する(S402)。これは、映像信号及び音声信号を記録、非記録いずれの状態とすべきかを判断するためである。
記録指示情報生成部30は、シーケンス処理プロセスProcが2であると判断した場合(S402でYES)、映像記録指示情報Vrecおよび音声記録指示情報Arecを、記録しないことを示す0に設定する(S404)。
記録指示情報生成部30は、シーケンス処理プロセスProcが2でないと判断した場合は(S402でNO)、音声記録指示情報Arecを、記録することを示す1に設定する(S406)。
そして、記録指示情報生成部30は、映像記録指示情報Vrecの設定条件を判断する(S408)。これは、映像信号を有効フレーム信号として抽出すべきか否かを判断するものである。
すなわち、記録指示情報生成部30は、採用するプルダウンシーケンスRefSeq=0かつ第1フレームであるか、または、RefSeq=1かつ第1フレームであるか、または、RefSeq=2かつ第2フレームであるか、または、RefSeq=3かつ第2フレームであるか、のいずれかの条件を満たす場合は(S408でYES)、映像記録指示情報Vrecを、記録することを示す1に設定する(S410)。
また、記録指示情報生成部30は、いずれの条件も満たさない場合は(S408でNO)、映像記録指示情報Vrecを、記録しないことを示す0に設定する(S412)。
なお、上記条件は60P信号の場合であり、60I信号の場合は以下のようになる。すなわち、記録指示情報生成部30は、採用するプルダウンシーケンスRefSeq=0であるか、または、RefSeq=1であるか、または、RefSeq=3であるか、または、RefSeq=2かつ第2フィールドであるか、または、RefSeq=4かつ第1フィールドであるか、のいずれかの条件を満たす場合は(S408でYES)、映像記録指示情報Vrecを、記録することを示す1に設定する(S410)。また、記録指示情報生成部30は、いずれの条件も満たさない場合は(S408でNO)、映像記録指示情報Vrecを、記録しないことを示す0に設定する(S412)。
以上で、記録指示情報生成部30が行う処理(図21のS110)は、終了する。
図27は、図16と同じ条件でプルダウンシーケンスが変化した場合の、本発明の実施の形態1における処理を行った場合の記録例を示した図である。なお、シーケンス状態制御部22が行うシーケンス状態制御処理における連続カウンタの最大値は1としている。
同図に示すように、シーケンス状態制御部22は、検出されたプルダウンシーケンスを示す情報であるシーケンス情報DetSeqが、切り替え点101で第1のプルダウンシーケンスから第2のプルダウンシーケンスに変化したことを不連続として検出する。
そして、シーケンス処理プロセス制御部23は、不連続が検出されてから第1のプルダウンシーケンスが予め定められた値になるまで(ここでは、RefSeqが4になるまで)の第1期間(ここでは、Proc=1の期間)の記録の状態を、RefSeqに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。ここで、RefSeqは、第1のプルダウンシーケンスが第2のプルダウンシーケンスに変化しないと仮定した場合の第1のプルダウンシーケンスを示している。
そして、シーケンス処理プロセス制御部23は、Proc=1の期間経過後、第2のプルダウンシーケンスが当該予め定められた値になるまで(ここでは、シーケンス情報DetSeqが4になるまで)の第2期間(ここでは、Proc=2の期間)の記録の状態を、映像信号と音声信号とを記録しない非記録状態と決定する。ここで、Proc=2の期間に、RefSeq=シーケンス情報DetSeqとなっている。
さらに、シーケンス処理プロセス制御部23は、Proc=2の期間経過後の記録の状態を、シーケンス情報DetSeqに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。ここで、RefSeq=シーケンス情報DetSeqであるので、シーケンス処理プロセス制御部23は、Proc=2の期間経過後の記録の状態を、RefSeqに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。
次に、記録指示情報生成部30は、シーケンス処理プロセス制御部23が決定した記録の状態に従って、また、映像信号が24P信号として記録されるように、映像記録指示情報Vrecと音声記録指示情報Arecとを生成する。
そして、記録部40は、映像記録指示情報Vrec及び音声記録指示情報Arecにより記録すると指示された映像信号及び音声信号に基づき、映像記録データと音声記録データとを出力する。
図28は、図27によって作成された記録素材の映像および音声データ例を示した図である。図29は、図28の素材をプルダウン変換を用いて再生した例を示した図である。図29に示すように、切り替え後の入力映像102と、切り替え後の入力音声103が、同じタイミングで出力されていることが分かる。なお、プルダウン変換を用いて再生する方法は、図11又は図13での説明と同様であるため、詳細については省略する。
図30は、図28の素材をフレームレート変換を用いて再生した例を示した図である。図30に示すように、切り替え後の入力映像102と、切り替え後の入力音声103とが、同じタイミングで出力されていることが分かる。なお、フレームレート変換を用いて再生する方法は、図12での説明と同様であるため、詳細については省略する。
図31は、プルダウンシーケンスが変化した場合の別の記録例を示した図である。なお、シーケンス状態制御部22が行うシーケンス状態制御処理における連続カウンタの最大値は1としている。
本記録例では、同図に示すように、入力60P信号の第6のフレームと第7のフレームとの間の切り替え点201で、プルダウンシーケンスが不連続になっている。この場合は、図27での場合に比べ、第1期間(Proc=1の期間)が短くなるため、早い段階で、Proc=2の期間が経過して記録状態になり、映像記録データと音声記録データとを出力することができる。
図32は、図31によって作成された記録素材の映像および音声データ例を示した図である。図33は、図32の素材をプルダウン変換を用いて再生した例を示した図である。図33に示すように、切り替え後の入力映像202と、切り替え後の入力音声203が、同じタイミングで出力されていることが分かる。なお、プルダウン変換を用いて再生する方法は、図11又は図13での説明と同様であるため、詳細については省略する。
図34は、図32の素材をフレームレート変換を用いて再生した例を示した図である。図34に示すように、切り替え後の入力映像202と、切り替え後の入力音声203とが、同じタイミングで出力されていることが分かる。なお、フレームレート変換を用いて再生する方法は、図12での説明と同様であるため、詳細については省略する。
(変形例1)
ここで、本実施の形態1の第1の変形例について説明する。上記実施の形態1では、入力信号の乱れを考慮しなかったが、本変形例1では、入力乱れ検出部24が入力乱れを検出する。
図35は、入力乱れを考慮した場合のシーケンス状態制御部22が行う処理を示すフローチャートである。
まず、シーケンス状態制御部22は、入力乱れが発生したか否かを判断する(S501)。具体的には、シーケンス状態制御部22は、入力乱れ検出部24が入力乱れを検出していない間は、入力乱れ情報Vlockを、入力が乱れていないことを示すLockに設定し、入力乱れ検出部24が入力乱れを検出した場合は、入力乱れ情報Vlockを、入力が乱れていることを示すUnlockに設定する。
そして、シーケンス状態制御部22は、入力乱れ情報VlockがLockに設定されていない場合は(S501でNO)、シーケンス連続状態SeqContをFalseに設定する(S512)。このため、入力乱れ検出部24が入力乱れを検出している間は、シーケンス連続状態SeqContがFalseに設定されることになり、記録状態が継続される。つまり、シーケンス処理プロセス制御部23は、入力乱れ検出部24が入力乱れを検出している間の記録の状態を、入力乱れが検出される前の映像信号のプルダウンシーケンスに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。
また、シーケンス状態制御部22は、入力乱れ情報VlockをLockに設定した場合は(S501でYES)、シーケンス情報DetSeqの連続性を判断する(S502)。つまり、シーケンス状態制御部22は、プルダウンシーケンスが、入力乱れが検出される前後で変化したことを不連続として検出する。ここで、以降の処理(S502〜S518)は、図22での処理(S202〜S218)と同様であるため、説明は省略する。
このように、図35によれば、入力が乱れていることを認識している間はシーケンス連続状態SeqCont=Falseとなり、採用するプルダウンシーケンスRefSeqは不確定なシーケンス情報DetSeqによらず自走するモードとなる。次に入力信号に乱れが無くなったら、シーケンス情報DetSeqが連続していることを確認してからシーケンス連続状態SeqCont=Trueとするので、入力乱れ中にシーケンス情報が検出不可能となった場合であってもその影響を受けず、入力映像信号のプルダウンシーケンスが連続でない場合と同様の効果を得ることが出来る。なお、入力乱れからの復帰において誤検出しないようにより余裕を持たせたい場合は、入力乱れからの復帰時のみ連続カウンタの最大値を増やすことにしてもよい。
(変形例2)
次に、本実施の形態1の第2の変形例について説明する。上記変形例1では、入力信号が乱れた場合、記録状態を維持することにした。しかし、本変形例2では、入力信号が乱れた場合に、乱れた期間を非記録状態とする。
つまり、シーケンス状態制御部22は、入力乱れ検出部24が入力乱れを検出したときに、プルダウンシーケンスを示す情報であるシーケンス情報DetSeqが、第1のプルダウンシーケンスから第2のプルダウンシーケンスに変化したとして不連続を検出する。
そして、シーケンス処理プロセス制御部23は、不連続が検出された場合、不連続が検出されてから第1のプルダウンシーケンスが予め定められた値になるまで(例えば、RefSeqが4になるまで)の第1期間(Proc=1の期間)の記録の状態を、第1のプルダウンシーケンスに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。
そして、シーケンス処理プロセス制御部23は、第1期間経過後、入力乱れが検出されなくなり、かつ第2のプルダウンシーケンスが当該予め定められた値になるまで(例えば、シーケンス情報DetSeqが4になるまで)の第2期間(Proc=2の期間)の記録の状態を、映像信号と音声信号とを記録しない非記録状態と決定する。
さらに、シーケンス処理プロセス制御部23は、第2期間経過後の記録の状態を、第2のプルダウンシーケンスに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。
次に、記録指示情報生成部30は、シーケンス処理プロセス制御部23が決定した記録の状態に従って、また、映像信号が24P信号として記録されるように、映像記録指示情報Vrecと音声記録指示情報Arecとを生成する。
そして、記録部40は、映像記録指示情報Vrec及び音声記録指示情報Arecにより記録すると指示された映像信号及び音声信号に基づき、映像記録データと音声記録データとを出力する。
このように、第2期間を非記録状態にすることで、入力信号が乱れた場合に乱れた区間を記録しないようにすることができる。
なお、図24及び図25でのシーケンス処理プロセス制御部23がプルダウンシーケンスの先頭位置を検索する処理(図24のS306、図25のS310)において、RefSeqと比較する特定値として0を使用したが、双方の処理(図24のS306、図25のS310)での特定値が同じであれば0から4のいずれの値を使用しても良い。ここで、特定値として0を使用する場合は、出力されるデータを、非記録状態の前後で2つに分離することができるため、ファイルを2つに分割する必要がある場合に有効である。
以上のことから、本実施の形態1及びその変形例によれば、入力映像信号のプルダウンシーケンスが連続でない場合や入力信号が乱れた場合に記録された素材であっても、再生した際に映像信号と音声信号を同期して出力することが出来る。また、本実施の形態1で記録した前述の素材は従来の記録再生装置で再生したときであっても同じ効果を得ることが出来る。すなわち、再生装置に依存せず、再生した際に映像信号と音声信号とを同期して出力することが出来る素材を記録することが出来る。
(実施の形態2)
図36は、本発明の実施の形態2における記録装置の構成例を示したブロック図である。同図に示すように、実施の形態2における記録装置は、入力部10、制御部20、記録指示情報生成部30及び記録部40を備えている。そして、制御部20は、プルダウンシーケンス検出部21、入力乱れ検出部24、ワーニング検出部25、記録シーケンス生成部26及び記録開始停止制御部27を備えている。以下、図20での説明と異なる部分に関して説明する。
ワーニング検出部25は、プルダウンシーケンス検出部21が検出した入力映像信号のプルダウンシーケンスを示す情報である第2のプルダウンシーケンスと、記録シーケンス生成部26が生成する第1のプルダウンシーケンスとが不一致になったことを不連続として検出する。また、ワーニング検出部25は、乱れが検出されたときに、第1のプルダウンシーケンスと第2のプルダウンシーケンスとが不一致になったとして不連続を検出する。ここで、第1のプルダウンシーケンスは記録シーケンス情報RecSeqであり、第2のプルダウンシーケンスはシーケンス情報DetSeqである。
具体的には、ワーニング検出部25は、シーケンス情報DetSeqと入力乱れ情報Vlockと前回設定された記録シーケンス情報RecSeqとに基づいて、入力映像信号のプルダウンシーケンスと記録中のプルダウンシーケンスとが一致しているか否かを示す情報であるワーニング情報Warnを出力する。詳細については、後述する。
記録シーケンス生成部26は、記録中の映像信号のプルダウンシーケンスを示す情報である第1のプルダウンシーケンスとして、記録シーケンス情報RecSeqを生成する。
具体的には、記録シーケンス生成部26は、図示していない操作部から入力されたキー情報KeyCmdと、シーケンス情報DetSeqと、ワーニング情報Warnと、実際に記録するか否かを示す情報である記録指示情報IsRecとに基づいて、記録に移行すべきか否かを示す情報である記録状態RecStatと記録中のプルダウンシーケンスを示す情報である記録シーケンス情報RecSeqを出力する。詳細については、後述する。
記録開始停止制御部27は、映像信号と音声信号とを記録する記録状態を決定する。具体的には、記録開始停止制御部27は、ワーニング検出部25が不連続を検出した場合、不連続が検出されてから第1のプルダウンシーケンスが予め定められた値になるまでの第1期間の記録の状態を、第1のプルダウンシーケンスに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。また、記録開始停止制御部27は、第1期間経過後、乱れが検出されなくなり、かつ第2のプルダウンシーケンスが当該予め定められた値になるまでの第2期間の記録の状態を、映像信号と音声信号とを記録しない非記録状態と決定する。さらに、記録開始停止制御部27は、第2期間経過後の記録の状態を、第2のプルダウンシーケンスに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。
ここで、記録開始停止制御部27は、記録状態RecStatと記録シーケンス情報RecSeqとに基づいて、実際に記録するか否かを示す情報である記録指示情報IsRecを出力する。詳細については、後述する。
記録指示情報生成部30は、フレーム認識情報Frmと記録指示情報IsRecとに基づいて、映像信号を記録するか否かを指示する映像記録指示情報Vrecおよび音声信号を記録するか否かを指示する音声記録指示情報Arecを出力する。
次に、本実施の形態2で行う処理の詳細について、フローチャートを参照しながら説明する。なお、入力部10および記録部40の信号処理は常時行われ、記録指示情報生成部30の実行周期は60分の1秒(60P信号の場合は1フレーム、60I信号の場合は1フィールド)に1回、その他の処理部の実行周期は30分の1秒(60P信号の場合は2フレーム、60I信号の場合は1フレーム)に1回とする。
図37は、実施の形態2における記録装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。
まず、入力部10は、入力映像信号および入力音声信号を入力する(S602)。
そして、プルダウンシーケンス検出部21は、入力映像信号のプルダウンシーケンスを示す情報である第2のプルダウンシーケンスとして、シーケンス情報DetSeqを検出する(S604)。
そして、記録シーケンス生成部26は、記録シーケンス情報RecSeqを生成し、ワーニング検出部25は、プルダウンシーケンスの不連続を検出する(S606)。具体的には、記録シーケンス生成部26は、第1のプルダウンシーケンスとして記録シーケンス情報RecSeqを生成し、出力する。そして、ワーニング検出部25は、シーケンス情報DetSeqと記録シーケンス情報RecSeqとが不一致になったことを、プルダウンシーケンスの不連続として検出し、ワーニング情報Warnを出力する。また、記録シーケンス生成部26は、ワーニング情報Warnを用いて、記録シーケンス情報RecSeqを生成する。このワーニング検出部25及び記録シーケンス生成部26が行う処理の詳細は、後述する。
次に、記録開始停止制御部27は、映像信号と音声信号とを記録する記録状態を決定する(S608)。この記録開始停止制御部27が行う処理の詳細は、後述する。
そして、記録指示情報生成部30は、映像記録指示情報と音声記録指示情報とを生成する(S610)。この記録指示情報生成部30が行う処理の詳細は、後述する。
そして、記録部40は、映像記録指示情報及び音声記録指示情報により記録すると指示された映像信号及び音声信号に基づき、映像記録データと音声記録データとを出力する(S612)。
次に、ワーニング検出部25及び記録シーケンス生成部26が行う処理(図37のS606)の詳細を説明する。
図38は、ワーニング検出部25におけるワーニング検出処理について示した図である。
まず、ワーニング検出部25は、入力乱れが発生したか否かを判断する(S702)。具体的には、ワーニング検出部25は、入力乱れ検出部24が入力乱れを検出していない間は、入力乱れ情報Vlockを、入力が乱れていないことを示すLockに設定し、入力乱れ検出部24が入力乱れを検出した場合は、入力乱れ情報Vlockを、入力が乱れていることを示すUnlockに設定する。
そして、ワーニング検出部25は、入力乱れが発生していないと判断した場合(S702でYES)、入力信号のプルダウンシーケンスを示す情報と記録中のプルダウンシーケンスを示す情報とが同じか否かを判断する(S704)。なお、ここで参照するRecSeqは前回生成した値なので、今回入力されたDetSeqと比較するために+1している。
そして、ワーニング検出部25は、入力信号のプルダウンシーケンスを示す情報と記録中のプルダウンシーケンスを示す情報とが同じであると判断した場合(S704でYES)、ワーニング情報Warnをワーニングなしを示すNoneに設定する。
また、ワーニング検出部25は、入力信号のプルダウンシーケンスを示す情報と記録中のプルダウンシーケンスを示す情報とが同じでないと判断した場合(S704でNO)、ワーニング情報Warnをワーニングありを示すExstに設定する。
また、ワーニング検出部25は、入力乱れが発生していると判断した場合も(S702でNO)、ワーニング情報WarnをExstに設定する。これにより、入力信号が乱れた場合に、乱れた区間を記録しないようにすることができる。
以上で、ワーニング検出部25が行う処理(図37のS606)は、終了する。
次に、記録シーケンス生成部26が行う処理(図37のS606)の詳細を説明する。
図39は、記録シーケンス生成部26における記録シーケンス生成処理について示した図である。
まず、記録シーケンス生成部26は、操作部から入力されたキー情報KeyCmdが記録を示すRecか否かを判断する(S802)。
記録シーケンス生成部26は、キー情報KeyCmdがRecであると判断した場合(S802でYES)は、ワーニング情報Warnがワーニングありを示すExstか否かを判断する(S804)。
そして、記録シーケンス生成部26は、ワーニング情報WarnがExstであると判断した場合(S804でYES)は、記録状態RecStatを記録しないことを示すStopに設定する。また、記録シーケンス生成部26は、キー情報KeyCmdがRecでないと判断した場合(S802でNO)も、記録状態RecStatをStopに設定する。
また、記録シーケンス生成部26は、ワーニング情報WarnがExstでないと判断した場合(S804でNO)は、記録状態RecStatを記録することを示すRecに設定する(S808)。
そして、記録シーケンス生成部26は、実際に記録するか否かを示す情報である記録指示情報IsRecが記録しないことを示すFalseであるか否かを判断する(S810)。
記録シーケンス生成部26は、IsRecがFalseであると判断した場合(S810でYES)、記録シーケンス情報RecSeqにシーケンス情報DetSeqを代入する。また、記録シーケンス生成部26は、IsRecがFalseでないと判断した場合(S810でNO)は、記録シーケンス情報RecSeqを1進める設定を行う。
以上で、記録シーケンス生成部26が行う処理(図37のS606)は、終了する。
次に、記録開始停止制御部27が行う処理(図37のS608)の詳細を説明する。
図40は、記録開始停止制御部27における記録開始制御処理を示した図である。記録開始停止制御部27は、記録状態RecStatがRecであるとき記録開始制御処理を実行する。
まず、記録開始停止制御部27は、記録状態RecStatがStopからRecに変化したか否か、および、後述の記録開始フラグがOnであるか否かを判断する(S902)。なお、記録開始フラグの初期値はOffとする。
記録開始停止制御部27は、記録状態RecStatがStopからRecに変化したか、又は、記録開始フラグがOnであると判断した場合(S902でYES)、記録開始処理を開始したか否かを示す記録開始フラグを、開始したことを示すOnに設定する(S904)。
そして、記録開始停止制御部27は、記録シーケンス情報RecSeqが0すなわちシーケンスの先頭か否かを判断する(S906)。
記録開始停止制御部27は、記録シーケンス情報RecSeqが0であると判断した場合(S906でYES)、記録開始処理を開始したか否かを示す記録開始フラグを、終了したことを示すOffに設定する(S908)。
そして、記録開始停止制御部27は、記録指示情報IsRecを、記録することを示すTrueに設定する(S910)。また、記録開始停止制御部27は、記録状態RecStatがStopからRecに変化しておらず、かつ、記録開始フラグがOnでないと判断した場合(S902でNO)も、記録指示情報IsRecをTrueに設定する(S910)。
記録開始停止制御部27は、記録シーケンス情報RecSeqが0でないと判断した場合(S906でNO)、記録指示情報IsRecを、記録しないことを示すFalseに設定する(S912)。
図41は、記録開始停止制御部27における記録停止制御処理を示した図である。記録開始停止制御部27は、記録状態RecStatがStopであるときは記録停止制御処理を実行する。
まず、記録開始停止制御部27は、記録状態RecStatがRecからStopに変化したか否か、および、後述の記録停止フラグがOnであるか否かを判断する(S922)。なお、記録停止フラグの初期値はOffとする。
記録開始停止制御部27は、記録状態RecStatがRecからStopに変化したか、又は、記録停止フラグがOnであると判断した場合(S922でYES)、記録停止処理を開始したか否かを示す記録停止フラグを、開始したことを示すOnに設定する(S924)。
そして、記録開始停止制御部27は、記録シーケンス情報RecSeqが0すなわちシーケンスの先頭か否かを判断する(S926)。
記録開始停止制御部27は、記録シーケンス情報RecSeqが0であると判断した場合(S926でYES)、記録停止処理を開始したか否かを示す記録停止フラグを、終了したことを示すOffに設定する(S928)。
そして、記録開始停止制御部27は、記録指示情報IsRecを、記録しないことを示すFalseに設定する(S930)。また、記録開始停止制御部27は、記録状態RecStatがRecからStopに変化しておらず、かつ、記録停止フラグがOnでないと判断した場合(S922でNO)も、記録指示情報IsRecをFalseに設定する(S930)。
記録開始停止制御部27は、記録シーケンス情報RecSeqが0でないと判断した場合(S926でNO)、記録指示情報IsRecを、記録することを示すTrueに設定する(S932)。
以上で、記録開始停止制御部27が行う処理(図37のS608)は、終了する。
次に、記録指示情報生成部30が行う処理(図37のS610)の詳細を説明する。
図42は、実施の形態2で行う記録指示情報生成処理を示した図である。
まず、記録指示情報生成部30は、記録指示情報IsRecが記録しないことを示すFalseか否かを判断する(S1002)。これは、映像信号及び音声信号を記録、非記録いずれの状態とすべきかを判断するためである。
記録指示情報生成部30は、記録指示情報IsRecがFalseであると判断した場合は(S1002でYES)、映像記録指示情報Vrecおよび音声記録指示情報Arecを、記録しないことを示す0に設定する(S1004)。
記録指示情報生成部30は、記録指示情報IsRecがFalseでないと判断した場合は(S1002でNO)、音声記録指示情報Arecを、記録することを示す1に設定する(S1006)。
そして、記録指示情報生成部30は、映像記録指示情報Vrecの設定条件を判断する(S1008)。これは、映像信号を有効フレーム信号として抽出すべきか否かを判断するものである。
すなわち、記録指示情報生成部30は、採用するプルダウンシーケンスRecSeq=0かつ第1フレームであるか、または、RecSeq=1かつ第1フレームであるか、または、RecSeq=2かつ第2フレームであるか、または、RecSeq=3かつ第2フレームであるか、のいずれかの条件を満たす場合は(S1008でYES)、映像記録指示情報Vrecを、記録することを示す1に設定する(S1010)。
また、記録指示情報生成部30は、いずれの条件も満たさない場合は(S1008でNO)、映像記録指示情報Vrecを、記録しないことを示す0に設定する(S1012)。
なお、上記条件は60P信号の場合であり、60I信号の場合は以下のようになる。すなわち、記録指示情報生成部30は、採用するプルダウンシーケンスRecSeq=0であるか、または、RecSeq=1であるか、または、RecSeq=3であるか、または、RecSeq=2かつ第2フィールドであるか、または、RecSeq=4かつ第1フィールドであるか、のいずれかの条件を満たす場合は(S1008でYES)、映像記録指示情報Vrecを、記録することを示す1に設定する(S1010)。また、記録指示情報生成部30は、いずれの条件も満たさない場合は(S1008でNO)、映像記録指示情報Vrecを、記録しないことを示す0に設定する(S1012)。
以上で、記録指示情報生成部30が行う処理(図37のS610)は、終了する。
図43は、図16と同じ条件でプルダウンシーケンスが変化した場合の、本発明の実施の形態2における処理を行った場合の記録例を示した図である。なお、入力乱れは発生していないとしている。
同図に示すように、記録シーケンス生成部26は、記録シーケンス情報RecSeqを生成する。そして、ワーニング検出部25は、プルダウンシーケンス検出部21が検出したシーケンス情報DetSeqと記録シーケンス情報RecSeqとが不一致になったことを、プルダウンシーケンスの不連続として検出し、ワーニング情報Warn=Exstを出力する。
次に、記録開始停止制御部27は、ワーニング検出部25が不連続を検出した場合、不連続が検出されてから記録シーケンス情報RecSeqが予め定められた値(ここでは、4)になるまでの第1期間(ここでは、記録指示情報IsRec=Trueの期間)の記録の状態を、記録シーケンス情報RecSeqに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。
また、記録開始停止制御部27は、第1期間経過後、乱れが検出されなくなり、かつシーケンス情報DetSeqが当該予め定められた値(ここでは、4)になるまでの第2期間(ここでは、記録指示情報IsRec=Falseの期間)の記録の状態を、映像信号と音声信号とを記録しない非記録状態と決定する。
さらに、記録開始停止制御部27は、第2期間経過後の記録の状態を、シーケンス情報DetSeqに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。ここで、記録シーケンス生成部26は、ワーニング情報Warn=Exstが入力されると、記録シーケンス情報RecSeq=シーケンス情報DetSeqとする。つまり、記録開始停止制御部27は、第2期間経過後の記録の状態を、記録シーケンス情報RecSeqに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。
次に、記録指示情報生成部30は、シーケンス処理プロセス制御部23が決定した記録の状態に従って、また、映像信号が24P信号として記録されるように、映像記録指示情報Vrecと音声記録指示情報Arecとを生成する。
そして、記録部40は、映像記録指示情報Vrec及び音声記録指示情報Arecにより記録すると指示された映像信号及び音声信号に基づき、映像記録データと音声記録データとを出力する。
図44は、図43によって作成された記録素材の映像および音声データ例を示した図である。図45は、図44の素材をプルダウン変換を用いて再生した例を示した図である。図45に示すように、切り替え後の入力映像102と、切り替え後の入力音声103が、同じタイミングで出力されていることが分かる。なお、プルダウン変換を用いて再生する方法は、図11又は図13での説明と同様であるため、詳細については省略する。
図46は、図44の素材をフレームレート変換を用いて再生した例を示した図である。図46に示すように、切り替え後の入力映像102と、切り替え後の入力音声103が、同じタイミングで出力されていることが分かる。なお、フレームレート変換を用いて再生する方法は、図12での説明と同様であるため、詳細については省略する。
また、図38に示したように、入力乱れが発生し、入力乱れ検出部24が入力乱れを検出している期間(図38のS702でNO)は、ワーニング情報Warn=Exstすなわち非記録とすることが出来る。
なお、図40及び図41での記録開始停止制御部27がプルダウンシーケンスの先頭位置を検索する処理(図40のS906及び図41のS926)において、RecSeqと比較する特定値として0を使用したが、双方の処理(図40のS906及び図41のS926)での特定値が同じであれば0から4のいずれの値を使用しても良い。ここで、特定値として0を使用する場合は、出力されるデータを、非記録状態の前後で2つに分離することができるため、ファイルを2つに分割する必要がある場合に有効である。
以上のことから、本実施の形態によれば、入力映像信号のプルダウンシーケンスが連続でない場合や入力信号が乱れた場合に記録された素材であっても、再生した際に映像信号と音声信号とを同期して出力することが出来る。また、本実施の形態で記録した前述の素材は従来の記録再生装置で再生したときであっても同じ効果を得ることが出来る。すなわち、再生装置に依存せず、再生した際に映像信号と音声信号とを同期して出力することが出来る素材を記録することが出来る。また、記録中に入力乱れが発生している期間を非記録とすることが出来る。
(実施の形態3)
図47は、本発明の実施の形態3における記録装置の構成例を示したブロック図である。同図に示すように、実施の形態3における記録装置は、入力部10、制御部20、記録指示情報生成部30及び記録部40を備えている。ここで、入力部10、記録指示情報生成部30及び記録部40は、図20での説明と同様であるため、説明を省略する。
制御部20は、入力映像信号のプルダウンシーケンスを示す情報が、第1のプルダウンシーケンスから第2のプルダウンシーケンスに変化したことを不連続として検出する。
そして、制御部20は、不連続を検出したときに映像信号の記録が停止し、所定の期間経過後に映像信号の記録が開始することで、第1のプルダウンシーケンスと記録が開始された以降の第2のプルダウンシーケンスとが連続になる場合に、所定の期間の記録の状態を、映像信号と音声信号とを記録しない非記録状態と決定する。
そして、制御部20は、所定の期間後の記録の状態を、第2のプルダウンシーケンスに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。
次に、本実施の形態3で行う処理の詳細について、フローチャートを参照しながら説明する。なお、入力部10および記録部40の信号処理は常時行われ、記録指示情報生成部30の実行周期は60分の1秒(60P信号の場合は1フレーム、60I信号の場合は1フィールド)に1回、その他の処理部の実行周期は30分の1秒(60P信号の場合は2フレーム、60I信号の場合は1フレーム)に1回とする。
図48は、実施の形態3における記録装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。
まず、入力部10は、入力映像信号および入力音声信号を入力する(S1102)。
そして、制御部20は、入力映像信号のプルダウンシーケンスを検出する(S1104)。そして、制御部20は、入力映像信号のプルダウンシーケンスを示す情報が、第1のプルダウンシーケンスから第2のプルダウンシーケンスに変化したことを不連続として検出する(S1106)。
そして、制御部20は、映像信号と音声信号とを記録する記録の状態を決定する(S1108)。具体的には、制御部20は、不連続を検出したときに映像信号の記録が停止し、所定の期間経過後に映像信号の記録が開始することで、第1のプルダウンシーケンスと記録が開始された以降の第2のプルダウンシーケンスとが連続になる場合に、所定の期間の記録の状態を、映像信号と音声信号とを記録しない非記録状態と決定する。そして、制御部20は、所定の期間後の記録の状態を、第2のプルダウンシーケンスに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。
次に、記録指示情報生成部30は、制御部20が決定した記録の状態に従って、また、映像信号が24P信号として記録されるように、映像記録指示情報と音声記録指示情報とを生成する(S1110)。
そして、記録部40は、映像記録指示情報及び音声記録指示情報により記録すると指示された映像信号及び音声信号に基づき、映像記録データと音声記録データとを出力する(S1112)。
図49は、図16と同じ条件でプルダウンシーケンスが変化した場合の、本発明の実施の形態3における処理を行った場合の記録例を示した図である。なお、入力乱れは発生していないとする。
同図に示すように、制御部20は、検出されたプルダウンシーケンスを示す情報であるシーケンス情報DetSeqが、切り替え点101で第1のプルダウンシーケンスから第2のプルダウンシーケンスに変化したことを不連続として検出する。
そして、制御部20は、不連続を検出した以降の所定の期間(ここでは、記録指示情報IsRec=Falseの期間)の記録の状態を、映像信号と音声信号とを記録しない非記録状態と決定する。つまり、第1のプルダウンシーケンスが3で不連続が検出された場合、第1のプルダウンシーケンスが3で非記録状態になり、第2のプルダウンシーケンスが4になったときに、記録が開始される。
そして、制御部20は、当該所定の期間後の記録の状態を、第2のプルダウンシーケンスに従って映像信号と音声信号とを記録する記録状態と決定する。これにより、第1のプルダウンシーケンスと記録が開始された以降の第2のプルダウンシーケンスとが連続になる。
次に、記録指示情報生成部30は、制御部20が決定した記録の状態に従って、また、映像信号が24P信号として記録されるように、映像記録指示情報Vrecと音声記録指示情報Arecとを生成する。
そして、記録部40は、映像記録指示情報Vrec及び音声記録指示情報Arecにより記録すると指示された映像信号及び音声信号に基づき、映像記録データと音声記録データとを出力する。
図50は、図49によって作成された記録素材の映像および音声データ例を示した図である。図51は、図50の素材をプルダウン変換を用いて再生した例を示した図である。図51に示すように、切り替え後の入力映像102と、切り替え後の入力音声103が、同じタイミングで出力されていることが分かる。なお、プルダウン変換を用いて再生する方法は、図11又は図13での説明と同様であるため、詳細については省略する。
図52は、図50の素材をフレームレート変換を用いて再生した例を示した図である。図52に示すように、切り替え後の入力映像102と、切り替え後の入力音声103が、同じタイミングで出力されていることが分かる。なお、フレームレート変換を用いて再生する方法は、図12での説明と同様であるため、詳細については省略する。
以上のことから、本実施の形態によれば、入力映像信号のプルダウンシーケンスが連続でない場合や入力信号が乱れた場合に記録された素材であっても、再生した際に映像信号と音声信号とを同期して出力することが出来る。また、本実施の形態で記録した前述の素材は従来の記録再生装置で再生したときであっても同じ効果を得ることが出来る。すなわち、再生装置に依存せず、再生した際に映像信号と音声信号とを同期して出力することが出来る素材を記録することが出来る。なお、本実施の形態の場合、出力されるデータを2つに分離することができないため、ファイルを分割せずに1つのファイルを生成する場合に有効である。
図53〜図55は、本発明にかかる記録装置の具体例を示す図である。
図53は、複数台のカメラをスイッチャーで切り替えて、記録装置にネイティブ記録を行うことを示す図である。同図に示すように、複数台のカメラが切り替えられると、記録装置への入力信号が不連続になる。この場合でも、本発明にかかる記録装置を使用することで、再生した際に映像信号と音声信号とを同期して出力することができる。
図54は、放送波やケーブルテレビを受信してチャンネル切り替えながら、記録装置にネイティブ記録を行うことを示す図である。同図に示すように、放送波やケーブルテレビの受信チャンネルが切り替えられると、記録装置への入力信号が不連続になる。この場合でも、本発明にかかる記録装置を使用することで、再生した際に映像信号と音声信号とを同期して出力することができる。
図55は、記録装置にネイティブダビングを行うことを示す図である。同図に示すように、不連続な映像を再生して記録装置に出力する場合、記録装置への入力信号が不連続になる。この場合でも、本発明にかかる記録装置を使用することで、再生した際に映像信号と音声信号とを同期して出力することができる。
なお、図20、図36や図47に示されたブロック図の各機能ブロックは集積回路であるLSIとして実現されてもよい。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
以上、本発明に係る記録装置について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
つまり、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明にかかる記録装置は、入力映像信号のプルダウンシーケンスが連続でない場合や入力信号が乱れた場合に記録された素材であっても、再生した際に映像信号と音声信号とを同期して出力することが可能になるので、映像制作を行うデジタルシネマ制作分野で使用する記録装置等として有用である。
通常のビデオカメラの構成例を示した図である。 プルダウン記録方法を用いたデジタルシネマ制作機器の構成例を示した図である。 ネイティブ記録方法を用いたデジタルシネマ制作機器の構成例を示した図である。 撮像手段を有しないデジタルシネマ制作機器の構成例を示した図である。 通常のビデオカメラの映像および音声の記録方法を示した図である。 通常のビデオカメラで記録された映像および音声データを示した図である。 プルダウン記録方法を用いた映像および音声記録方法を示した図である。 プルダウン記録方法を用いて記録された映像および音声データを示した図である。 60P信号のネイティブ記録方法を示した図である。 ネイティブ記録方法で記録された映像および音声データを示した図である。 プルダウン変換を用いて60P映像を出力する再生方法を示した図である。 フレームレート変換を用いて24P映像を出力する再生方法を示した図である。 プルダウン変換を用いて60I映像を出力する再生方法を示した図である。 フレームレート変換を用いて24PsF映像を出力する再生方法を示した図である。 60I信号のネイティブ記録方法を示した図である。 プルダウンシーケンスが変化した場合の記録例を示した図である。 プルダウンシーケンスが変化した場合に記録された映像および音声データ例を示した図である。 プルダウンシーケンスが変化した場合の素材再生(プルダウン変換)を示した図である。 プルダウンシーケンスが変化した場合の素材再生(フレームレート変換)を示した図である。 本発明の実施の形態1における記録装置の構成例を示したブロック図である。 実施の形態1における記録装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるシーケンス状態制御処理を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるProc=0のときのプロセス移行処理を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるProc=1のときのプロセス移行処理を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるProc=2のときのプロセス移行処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における記録指示情報生成処理を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるプルダウンシーケンスが変化した場合の記録例を示した図である。 実施の形態1におけるプルダウンシーケンスが変化した場合に記録された映像および音声データ例を示した図である。 実施の形態1におけるプルダウンシーケンスが変化した場合の素材再生(プルダウン変換)を示した図である。 実施の形態1におけるプルダウンシーケンスが変化した場合の素材再生(フレームレート変換)を示した図である。 実施の形態1におけるプルダウンシーケンスが変化した場合の別の記録例を示した図である。 実施の形態1における図31の記録例の場合の映像および音声データ例を示した図である。 実施の形態1における図31の記録例の場合の素材再生(プルダウン変換)を示した図である。 実施の形態1における図31の記録例の場合の素材再生(フレームレート変換)を示した図である。 実施の形態1の変形例1における入力乱れを考慮した場合のシーケンス状態制御部が行う処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における記録装置の構成例を示したブロック図である。 実施の形態2における記録装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるワーニング検出処理を示すフローチャートである。 実施の形態2における記録シーケンス生成処理を示すフローチャートである。 実施の形態2における記録開始制御処理を示すフローチャートである。 実施の形態2における記録停止制御処理を示すフローチャートである。 実施の形態2における記録指示情報生成処理を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるプルダウンシーケンスが変化した場合の記録例を示した図である。 実施の形態2におけるプルダウンシーケンスが変化した場合に記録された映像および音声データ例を示した図である。 実施の形態2におけるプルダウンシーケンスが変化した場合の素材再生(プルダウン変換)を示した図である。 実施の形態2におけるプルダウンシーケンスが変化した場合の素材再生(フレームレート変換)を示した図である。 本発明の実施の形態3における記録装置の構成例を示したブロック図である。 実施の形態3における記録装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3におけるプルダウンシーケンスが変化した場合の記録例を示した図である。 実施の形態3におけるプルダウンシーケンスが変化した場合に記録された映像および音声データ例を示した図である。 実施の形態3におけるプルダウンシーケンスが変化した場合の素材再生(プルダウン変換)を示した図である。 実施の形態3におけるプルダウンシーケンスが変化した場合の素材再生(フレームレート変換)を示した図である。 本発明にかかる記録装置の具体例を示す図である。 本発明にかかる記録装置の具体例を示す図である。 本発明にかかる記録装置の具体例を示す図である。
10 入力部
20 制御部
21 プルダウンシーケンス検出部
22 シーケンス状態制御部
23 シーケンス処理プロセス制御部
24 入力乱れ検出部
25 ワーニング検出部
26 記録シーケンス生成部
27 記録開始停止制御部
30 記録指示情報生成部
40 記録部

Claims (4)

  1. 入力された映像信号と音声信号とを記録する記録装置であって、
    第1の方式からプルダウンされた第2の方式の映像信号と、音声信号とを入力する入力部と、
    入力された前記映像信号のプルダウンシーケンスの不連続を検出する制御部と、
    前記映像信号が前記第1の方式の映像信号として記録されるように前記映像信号を記録するか否かを指示する映像記録指示情報と、前記音声信号を記録するか否かを指示する音声記録指示情報とを生成する記録指示情報生成部と、
    生成された前記映像記録指示情報及び前記音声記録指示情報により記録すると指示された映像信号及び音声信号に基づき、映像記録データと音声記録データとを出力する記録部とを備え、
    前記制御部は、前記プルダウンシーケンスの不連続を検出した後の所定の期間前記映像信号の記録が停止することで、記録された映像信号のプルダウンシーケンスが連続になるように、前記所定の期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、
    前記記録指示情報生成部は、決定された前記記録の状態に従って、前記映像記録指示情報と前記音声記録指示情報とを生成し、
    前記制御部は、
    入力された前記映像信号のプルダウンシーケンスを検出するプルダウンシーケンス検出部と、
    検出された前記プルダウンシーケンスを示す情報が、第1のプルダウンシーケンスから第2のプルダウンシーケンスに変化したことを不連続として検出するシーケンス状態制御部と、
    前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録の状態を決定するシーケンス処理プロセス制御部とを備え、
    前記シーケンス処理プロセス制御部は、
    前記シーケンス状態制御部が不連続を検出した場合、前記不連続が検出されてから前記第1のプルダウンシーケンスが予め定められた値になるまでの第1期間の記録の状態を、前記第1のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定し、
    前記第1期間経過後、前記第2のプルダウンシーケンスが前記予め定められた値になるまでの第2期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、
    前記第2期間経過後の記録の状態を、前記第2のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定し、
    前記制御部は、さらに、入力された前記映像信号の乱れを検出する入力乱れ検出部を備え、
    前記シーケンス処理プロセス制御部は、さらに、前記乱れが検出されている間の記録の状態を、前記乱れが検出される前の前記映像信号のプルダウンシーケンスを示す情報である前記第1のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定し、
    前記シーケンス状態制御部は、前記プルダウンシーケンスを示す情報が、前記第1のプルダウンシーケンスから、前記乱れが検出されなくなった後に前記第2のプルダウンシーケンスに変化したことを不連続として検出する
    記録装置。
  2. 入力された映像信号と音声信号とを記録する記録装置であって、
    第1の方式からプルダウンされた第2の方式の映像信号と、音声信号とを入力する入力部と、
    入力された前記映像信号のプルダウンシーケンスの不連続を検出する制御部と、
    前記映像信号が前記第1の方式の映像信号として記録されるように前記映像信号を記録するか否かを指示する映像記録指示情報と、前記音声信号を記録するか否かを指示する音声記録指示情報とを生成する記録指示情報生成部と、
    生成された前記映像記録指示情報及び前記音声記録指示情報により記録すると指示された映像信号及び音声信号に基づき、映像記録データと音声記録データとを出力する記録部とを備え、
    前記制御部は、前記プルダウンシーケンスの不連続を検出した後の所定の期間前記映像信号の記録が停止することで、記録された映像信号のプルダウンシーケンスが連続になるように、前記所定の期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、
    前記記録指示情報生成部は、決定された前記記録の状態に従って、前記映像記録指示情報と前記音声記録指示情報とを生成し、
    前記制御部は、
    入力された前記映像信号のプルダウンシーケンスを検出するプルダウンシーケンス検出部と、
    検出された前記プルダウンシーケンスを示す情報が、第1のプルダウンシーケンスから第2のプルダウンシーケンスに変化したことを不連続として検出するシーケンス状態制御部と、
    前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録の状態を決定するシーケンス処理プロセス制御部とを備え、
    前記シーケンス処理プロセス制御部は、
    前記シーケンス状態制御部が不連続を検出した場合、前記不連続が検出されてから前記第1のプルダウンシーケンスが予め定められた値になるまでの第1期間の記録の状態を、前記第1のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定し、
    前記第1期間経過後、前記第2のプルダウンシーケンスが前記予め定められた値になるまでの第2期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、
    前記第2期間経過後の記録の状態を、前記第2のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定し、
    前記制御部は、さらに、入力された前記映像信号の乱れを検出する入力乱れ検出部を備え、
    前記シーケンス状態制御部は、前記乱れが検出されたときに、前記第1のプルダウンシーケンスから前記第2のプルダウンシーケンスに変化したとして不連続を検出し、
    前記シーケンス処理プロセス制御部は、
    前記不連続が検出された場合、前記第1期間の記録の状態を、前記第1のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定し、
    前記第1期間経過後、前記乱れが検出されなくなり、かつ前記第2のプルダウンシーケンスが前記予め定められた値になるまでの前記第2期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、
    前記第2期間経過後の記録の状態を、前記第2のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定する
    録装置。
  3. 入力された映像信号と音声信号とを記録する記録装置であって、
    第1の方式からプルダウンされた第2の方式の映像信号と、音声信号とを入力する入力部と、
    入力された前記映像信号のプルダウンシーケンスの不連続を検出する制御部と、
    前記映像信号が前記第1の方式の映像信号として記録されるように前記映像信号を記録するか否かを指示する映像記録指示情報と、前記音声信号を記録するか否かを指示する音声記録指示情報とを生成する記録指示情報生成部と、
    生成された前記映像記録指示情報及び前記音声記録指示情報により記録すると指示された映像信号及び音声信号に基づき、映像記録データと音声記録データとを出力する記録部とを備え、
    前記制御部は、前記プルダウンシーケンスの不連続を検出した後の所定の期間前記映像信号の記録が停止することで、記録された映像信号のプルダウンシーケンスが連続になるように、前記所定の期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、
    前記記録指示情報生成部は、決定された前記記録の状態に従って、前記映像記録指示情報と前記音声記録指示情報とを生成し、
    前記制御部は、
    入力された前記映像信号のプルダウンシーケンスを検出するプルダウンシーケンス検出部と、
    記録中の前記映像信号のプルダウンシーケンスを示す情報である第1のプルダウンシーケンスを生成する記録シーケンス生成部と、
    前記プルダウンシーケンス検出部が検出した前記映像信号のプルダウンシーケンスを示す情報である第2のプルダウンシーケンスと前記第1のプルダウンシーケンスとが不一致になったことを不連続として検出するワーニング検出部と、
    前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録の状態を決定する記録開始停止制御部とを備え、
    前記記録開始停止制御部は、
    前記ワーニング検出部が不連続を検出した場合、前記不連続が検出されてから前記第1のプルダウンシーケンスが予め定められた値になるまでの第1期間の記録の状態を、前記第1のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定し、
    前記第1期間経過後、前記第2のプルダウンシーケンスが前記予め定められた値になるまでの第2期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、
    前記第2期間経過後の記録の状態を、前記第2のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定する
    録装置。
  4. 前記制御部は、さらに、入力された前記映像信号の乱れを検出する入力乱れ検出部を備え、
    前記ワーニング検出部は、前記乱れが検出されたときに、前記第1のプルダウンシーケンスと前記第2のプルダウンシーケンスとが不一致になったとして不連続を検出し、
    前記記録開始停止制御部は、
    前記不連続が検出された場合、前記第1期間の記録の状態を、前記第1のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定し、
    前記第1期間経過後、前記乱れが検出されなくなり、かつ前記第2のプルダウンシーケンスが前記予め定められた値になるまでの前記第2期間の記録の状態を、前記映像信号と前記音声信号とを記録しない非記録状態と決定し、
    前記第2期間経過後の記録の状態を、前記第2のプルダウンシーケンスに従って前記映像信号と前記音声信号とを記録する記録状態と決定する
    請求項に記載の記録装置。
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