JP3688214B2 - 視聴者映像記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、メディアに記録されている映像を鑑賞している視聴者が歓声をあげている様子を、同一メディアに記録することを可能とした、視聴者映像記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、元映像に視聴者の歓声映像を挿入しようとする場合には、まず、再生装置とは別に撮影装置を用意し、視聴者が鑑賞している様子を撮影しなければならなかった。
そして、撮影された視聴者の映像を元映像に挿入するためには、視聴者が歓声をあげている映像を探し出し、その後、元映像および視聴者映像の必要部分を適宜組み合わせて、映像編集装置、音声ミキシング装置を用いて映像を編集するとともに音声ミキシング作業を行う必要があった。
【0003】
また、視聴者映像を子画面として合成する場合には、子画面合成回路が必要であった。そして、視聴者が歓声をあげている映像を探し出すとともに、子画面挿入映像を生成して、映像および音声の編集作業を行う必要があった。
【0004】
また、元画像に視聴者の歓声のみを挿入する場合には、音声ミキシング装置が必要であった。そして、視聴者が歓声をあげている映像を探し出すとともに、音声ミキシング作業を行う必要があった。
【0005】
また、視聴者が歓声をあげている元映像のサムネイル画像を挿入するには、サムネイル画像作成装置が必要であった。そして、視聴者が歓声をあげている元映像を探し出すとともに、サムネイル画像作成装置を用いてサムネイル画像を作成し、映像編集を行う必要があった。
【0006】
また、歓声をあげている視聴者の拡大映像を記録する場合には、画像の拡大切り出し装置が必要であった。そして、歓声をあげている映像を探し出すとともに、歓声をあげている視聴者を特定し、画像の拡大切り出し装置を用いて拡大映像を作成し、映像を編集するとともに音声ミキシング作業を行う必要があった。
このような拡大映像を生成する場合には、歓声をあげている視聴者全体を記録し、再生時に歓声をあげている視聴者を自動的に拡大表示することはできなかった。
【0007】
また、歓声をテロップとして挿入して記録する場合には、テロップを作成するためのテロップ作成装置と、テロップを映像に合成するためのテロップ合成装置が必要であった。そして、視聴者が歓声をあげている映像を探し出して、歓声の内容からテロップを作成し、さらに合成映像を作成して、映像を編集するとともに、音声ミキシング作業を行う必要があった。
【0008】
また、歓声を文字情報として記録し、再生時に再生映像にテロップとして合成する場合には、文字情報入力装置、文字情報記録再生装置、テロップ作成装置おおびテロップ合成装置が必要であった。そして、歓声をあげている映像を探し出して、歓声の内容を文字情報に変換し、さらに文字情報入力装置、文字情報記録装置を用いてテロップをメディアに記録する必要があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の技術を用いて、元映像に対して当該映像を視聴している視聴者の映像を挿入しようとする場合には、再生装置とは別に視聴者撮影用の記録装置が必要となってしまう。
また、視聴者が歓声をあげた部分を探し出すためには、映像および音声の内容を確認する必要があった。この場合、元映像のどの部分で視聴者が歓声をあげたかを特定するために、元映像と視聴者記録映像の関係を把握する必要があり、燥作が煩雑であった。
【0010】
また、種々の合成画面を作成するためには、繁雑な合成作業が必要であった。すなわち、子画面を作成するためには、子画面合成回路を用いて、歓声をあげている視聴者映像の子画面を挿入するための作業が必要であり、音声ミキシングを行うためには、音声ミキシング装置を用いて、元映像と歓声とのミキシング作業を行う必要があり、サムネイル画像を作成するためには、サムネイル画像作成装置を用いて、視聴者が歓声をあげた元映像に対応するサムネイル画像を作成するための作業が必要であり、画像を拡大するためには、画像の拡大切り出し装置を用いて、歓声をあげた視聴者の拡大映像を作成する作業が必要であり、テロップを挿入するためには、テロップ作成装置およびテロップ合成装置を用いて、歓声テロップを作成して合成するための作業が必要であった。
また、視聴者全体の映像と、歓声をあげている視聴者の映像内の位置を示す情報を記録して、再生時に歓声をあげている視聴者を拡大表示することはできなかった。
【0011】
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、元映像に対して当該映像を視聴している視聴者映像等を合成する場合に、容易に合成画面を作成することが可能な視聴者映像記録再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の視聴者映像記録再生装置は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。
【0013】
すなわち、本発明の視聴者映像記録再生装置は、映像を入力するための映像入力手段と、音声を入力するための音声入力手段と、音声信号の音圧レベルを検出するための音圧レベル検出手段と、入力された映像および音声信号を符号化するための符号化手段と、符号化された信号を一時的に保持するための符号化信号保持手段と、符号化された信号を保存するためのメディアと、該メディアに対して信号を記録するとともに、該メディアに記録された信号を再生するための信号記録再生手段と、再生された信号を一時的に保持するための再生信号保持手段と、再生された信号を復号して映像および音声信号を生成するための音声および映像信号生成手段と、映像および音声信号を再生する際に、視聴者映像を挿入する位置情報を記録および再生するための位置情報記録再生手段とを備え、
前記信号記録再生手段により、予め映像および音声信号が記録されているメディアを再生しながら視聴者を撮影し、前記符号化手段により、前記映像入力手段および音声入力手段からの映像および音声信号の符号化を行ない、前記音圧レベル検出手段により、視聴者の歓声を検知し、前記視聴者の歓声が検知されると、前記信号記録再生手段により、歓声をあげている視聴者の映像を前記メディアに記録するとともに、前記位置情報記録再生手段により、視聴者映像を挿入する部分を表す情報を前記メディアに記録し、前記メディアに記録された映像および音声信号を再生する際に、視聴者が歓声をあげている映像を挿入して再生することを特徴とするものである。
【0014】
また、前記視聴者映像記録再生装置において、映像の一部に他の映像を子画面として挿入するための子画面挿入手段と、音声をミックスするための音声ミックス手段とを備え、
前記メディアに記録された映像および音声信号を再生する際に、前記子画面挿入手段により、予め記録されていた再生映像に対して、歓声をあげている視聴者の再生映像を子画面として挿入し、前記音声ミックス手段により、それぞれの音声をミックスして出力することが可能である。
【0015】
また、前記視聴者映像記録再生装置において、音声をミックスするための音声ミックス手段を備え、前記メディアに記録された映像および音声信号を再生する際に、前記音声ミックス手段により、予め記録されている再生映像の音声と、歓声をあげている視聴者の再生音声とをミックスして出力することが可能である。
【0016】
また、前記視聴者映像記録再生装置において、複数の映像を縮小し、サムネイル画像として一枚の映像を生成するためのサムネイル生成手段と、前記メディア上における映像位置を表す情報を記録および再生するための映像位置記録再生手段とを備え、
前記サムネイル生成手段で生成された視聴者が歓声をあげた部分のサムネイル映像を前記メディアに記録するとともに、前記映像位置記録再生手段により、該サムネイル映像に対応する元映像のメディア上の位置を表す情報を記録し、映像および音声信号を再生する際に、歓声のあがった映像を呼び出して再生することが可能である。
【0017】
また、前記視聴者映像記録再生装置において、入力された音声信号に基づいて映像内における歓声の発生場所を検出するための歓声発生場所検出手段と、映像の一部を切り出して拡大するための映像拡大手段とを備え、
前記歓声発生場所検出手段により歓声が検出されると、前記映像拡大手段により歓声を発生した視聴者を拡大撮影して、該拡大画像を前記メディアに記録することが可能である。
【0018】
また、前記視聴者映像記録再生装置において、入力された音声信号に基づいて映像内における歓声の発生場所を検出するための歓声発生場所検出手段と、前記歓声発生場所検出手段により検出した歓声の発生場所に関する位置情報を前記メディアに記録するための歓声発生位置情報記録手段と、映像の一部を切り出して拡大するための映像拡大手段とを備え、
前記信号記録再生手段により、視聴者全体の映像を前記メディアに記録するとともに、前記歓声発生位置情報記録手段により、歓声を発生した視聴者の映像内における位置情報を前記メディアに記録し、映像および音声信号を再生する際に、前記映像拡大手段により、歓声発生場所の位置情報に基づいて再生映像の一部を切り出すとともに拡大し、歓声をあげた視聴者を拡大表示することが可能である。
【0019】
また、前記視聴者映像記録再生装置において、入力された音声信号から音声認識を行ない文字情報を生成するための文字情報生成手段と、前記文字情報生成手段により生成された文字情報をテロップとして映像に合成するためのテロップ映像合成手段とを備え、
前記文字情報生成手段により、視聴者があげた歓声を文字情報に変換し、前記テロップ映像合成手段により、前記文字情報をテロップとして映像に合成して前記メディアに記録することが可能である。
【0020】
また、前記視聴者映像記録再生装置において、入力された音声信号から音声認識を行ない文字情報を生成するための文字情報生成手段と、前記文字情報生成手段により生成された文字情報を記録するための文字情報記録手段と、前記文字情報記録手段に記録された文字情報を再生するための文字情報再生手段と、前記文字情報再生手段により再生された文字情報をテロップとして映像に合成するためのテロップ映像合成手段とを備え、
音声および映像信号を再生する際に、前記テロップ映像合成手段により、歓声をテロップとして映像に合成することが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す具体的な実施例に基づいて、本発明に係る視聴者映像記録再生装置の実施形態を説明する。
【0022】
<実施例1>
図1は、本発明の実施例1に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。また、図2は、実施例1に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【0023】
図1において、101は映像を撮影入力するためのカメラ、102は入力された映像および音声を符号化するためのエンコーダ、103は符号化データを一時的に保持するためのバッファ、104は符号化データをメディアに記録するための記録回路、105は符号化データを保存するためのメディア、106は音声を入力するためのマイク、107は入力された音声の音圧レベルを判別するための音圧判定回路、108は音圧判定回路からの判定結果に基づいて、記録および再生動作を制御するためのコントローラ(CTL)、109はメディアからの符号化信号を読み出すための再生回路、110はメディアから再生された符号化データを一時的に保持するためのバッファ、111は再生された符号化データを復号して、映像および音声を生成するためのデコーダ、112は再生映像出力(モニタ出力)、113は再生音声出力(スピーカ出力)である。
【0024】
次に、実施例1に係る視聴者映像記録再生装置の動作を説明する。
メディア105には、図2に示すように、再生データとして、映像1〜10が予め記録されている。
実施例1に係る視聴者映像記録再生装置において、コントローラ108は、再生回路109を用いてメディア105から信号を読み出す。読み出された信号はバッファ110を通過し、デコーダ111で復号処理されて、モニタ出力112およびスピーカ出力113となる。
【0025】
図2に示すように、視聴者が映像1〜10を鑑賞しながら、映像4〜6、8〜9区間で歓声をあげたとする。この時、コントローラ108は、カメラ101およびマイク106を用いて、再生映像を鑑賞している視聴者を撮影し、マイク106からの音声信号の音圧レベルを音圧判定回路107で検出し、音圧レベルが予め設定されている値を超えた範囲を視聴者の歓声と判定して、その範囲の映像および音声を視聴者映像としてエンコーダ102を用いて符号化する。
【0026】
符号化信号は、バッファ103を通過し、記録回路104を用いて、メディア105に追加記録データ11〜15として記録される。また、再生手順リストに従い再生データを再編成することにより、映像1〜10の間に追加記録データ11〜15が挿入された形となる。
ここで、エンコーダ102からバッファ103に入力される転送速度よりも、バッファ103から記録回路104およびメディア105へ出力される転送速度の方が速く、また、メディア105および再生回路109からバッファ110に入力される転送速度よりも、バッファ110からデコーダ111に出力される転送速度の方が遅くなっている。このため、映像および音声の記録、再生を途切れることなく交互に行うことが可能となる。
【0027】
上記動作が完了した後の再生動作において、コントローラ108は、再生手順リストに従い、再生回路109を用いてメディア105から信号を読み出してバッファ110に保持した後、デコーダ111で復号処理し、モニタ出力112およびスピーカ出力113として出力する。
【0028】
以上の動作により、図2に示すように、予め記録されていた映像1〜10に対して、当該映像を鑑賞し歓声をあげている視聴者の映像および音声11〜15が適宜挿入された状態で再生される。
ここで、追加記録される視聴者映像11〜15は、図2における映像10の直後に連続的に記録される必要はなく、メディア105上で離れた位置に離散的に記録されても何ら問題はない。
【0029】
<実施例2>
次に、本発明の実施例2に係る視聴者映像記録再生装置について説明する。
図2は、本発明の実施例2に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。また、図3は、実施例2に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【0030】
実施例2に係る視聴者映像記録再生装置は、上述した実施例1に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の構成を備えているため、以下、実施例1に係る視聴者映像記録再生装置と異なる部分のみを説明する。なお、実施例1に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の機能を有する部分には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0031】
図3において、114は再生時に復号処理された元映像信号を一時的に保持するためのバッファ、115は再生時に復号処理された元音声信号を一時的に保持するためのバッファ、116は再生時に復号処理された視聴者映像信号を一時的に保持するためのバッファ、117は再生時に復号処理された視聴者音声信号を一時的に保持するためのバッファ、118は元映像に視聴者映像を子画面挿入するための子画面合成回路(PinP)、119は元音声信号と視聴者音声をミックスするための音声ミキシング回路(Mix)である。
【0032】
メディア105には、図4に示すように、再生データとして、映像1〜9が予め記録されている。
実施例2に係る視聴者映像記録再生装置において、コントローラ108は、再生回路109を用いてメディア105より信号を読み出す。読み出された信号はバッファ110を通過し、デコーダ111で復号処理され、バッファ114およびバッファ115を通過する。
さらに、この信号は、子画面合成回路118および音声ミキシング回路119において、子画面挿入および音声ミックスが行なわれることなく、モニタ出力112およびスピーカ出力113となる。
【0033】
図4に示すように、視聴者が映像1〜9を鑑賞しながら、4〜6区間で歓声をあげたとする。この時、コントローラ108は、カメラ101およびマイク106を用いて、再生映像を鑑賞している視聴者を撮影し、マイク106からの音声信号の音圧レベルを音圧判定回路107で検出し、音圧レベルが予め設定されている値を超えた範囲を視聴者の歓声と判定して、その範囲の映像を視聴者映像としてエンコーダ102を用いて符号化する。
【0034】
符号化信号は、バッファ103を通過し、記録回路104を用いて、メディア105に追加記録データ10〜12として記録される。また、再生手順リストに従い再生データを再編成することにより、映像1〜9の間に追加記録データ10〜12が挿入された形となる。また、メディア105には、追加記録データ10〜12が視聴者映像である旨を示す情報が記録される。
【0035】
ここで、エンコーダ102からバッファ103に入力される転送速度よりも、バッファ103から記録回路104およびメディア105へ出力される転送速度の方が速く、また、メディア105、再生回路109、バッファ110およびデコーダ111からバッファ114〜117に入力される転送速度よりも、バッファ114〜117から子画面合成回路118および音声ミキシング回路119に出力される転送速度の方が速くなっている。このため、映像および音声の記録、再生を途切れることなく交互に行うことが可能となる。
【0036】
上記動作が完了した後の再生動作において、コントローラ108は、再生手順リストに従い、再生回路109を用いてメディア105から信号を読み出し、バッファ110に保持した後、デコーダ111で復号処理し、視聴者映像を示す情報を読み出す。そして、当該情報に基づいて、元映像をバッファ114に保持し、元音声をバッファ115に保持し、視聴者映像をバッファ116に保持し、視聴者音声をバッファ117に保持する。
続いて、子画面合成回路118で元映像に視聴者映像を子画面として挿入し、モニタ出力112として出力する。また、音声ミキシング回路119で元音声と視聴者音声をミックスし、スピーカ出力113として出力する。
【0037】
以上の動作により、図4に示すように、予め記録されていた映像1〜9に対して、当該映像を鑑賞し歓声をあげている視聴者の映像10〜12が、子画面として適宜挿入されて再生される。また、元音声と視聴者音声が、ミックスされた状態で出力される。
ここで、追加記録される視聴者映像10〜12は、図4における映像9の直後に連続的に記録される必要はなく、メディア105上で離れた位置に離散的に記録されても何ら問題はない。
【0038】
<実施例3>
次に、本発明の実施例3に係る視聴者映像記録再生装置について説明する。
図5は、本発明の実施例3に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。また、図6は、実施例3に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【0039】
実施例3に係る視聴者映像記録再生装置は、上述した実施例1および実施例2に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の構成を備えているため、以下、実施例1および実施例2に係る視聴者映像記録再生装置と異なる部分のみを説明する。なお、実施例1および実施例2に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の機能を有する部分には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0040】
メディア105には、図6に示すように、再生データとして、映像1〜9が予め記録されている。
実施例3に係る視聴者映像記録再生装置において、視聴者映像の追加記録動作は、上述した実施例1に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様となっている。
【0041】
視聴者映像の追加記録後における再生動作において、コントローラ108は、再生手順リストに従い、再生回路109を用いてメディア105から信号を読み出し、バッファ110に保持した後、デコーダ111で復号処理する。そして、元音声をバッファ115に保持し、視聴者音声をバッファ117に保持し、音声ミキシング回路119で元音声と視聴者音声をミックスして、スピーカ出力113として出力する。
【0042】
以上の動作により、図6に示すように、予め記録されていた映像1〜9に対して、当該映像を鑑賞し歓声をあげている視聴者の音声10〜12が、元音声とミックスされた状態で出力される。
ここで、追加記録される視聴者映像10〜12は、図6における映像9の直後に連続的に記録される必要はなく、メディア105上で離れた位置に離散的に記録されても何ら問題はない。
【0043】
<実施例4>
次に、本発明の実施例4に係る視聴者映像記録再生装置について説明する。
図7は、本発明の実施例4に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。また、図8は、実施例4に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【0044】
実施例4に係る視聴者映像記録再生装置は、上述した実施例1に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の構成を備えているため、以下、実施例1に係る視聴者映像記録再生装置と異なる部分のみを説明する。なお、実施例1に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の機能を有する部分には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0045】
図7において、120は複数の映像を縮小し、サムネイル画像として一枚の映像を生成するためのサムネイル映像生成回路である。
メディア105には、図8に示すように、再生データとして、映像1〜10が予め記録されている。
【0046】
実施例4に係る視聴者映像記録再生装置において、コントローラ108は、再生回路109を用いてメディア105より信号を読み出す。読み出された信号はバッファ110を通過し、デコーダ111で復号処理され、モニタ出力112およびスピーカ出力113となる。
【0047】
図8に示すように、視聴者が再生映像1〜10を鑑賞しながら、4〜6、8〜9区間で歓声をあげたとする。この時、コントローラ108は、カメラ101およびマイク106を用いて、再生映像を鑑賞している視聴者を撮影し、マイク106からの音声信号の音圧レベルを音圧判定回路107で検出し、音圧レベルが予め設定されている値を超えた範囲を視聴者の歓声と判定し、その範囲の映像を視聴者映像としてエンコーダ102を用いて符号化する。
【0048】
符号化信号は、バッファ103を通過し、記録回路104を用いて、メディア105に追加記録データ11〜15として記録される。また、歓声を検出した時点で、元映像である映像3および映像7を、デコーダ111からサムネイル作成回路120に送信し、サムネイル画像を生成する。
【0049】
サムネイル画像は、再生データの最終映像である映像10を再生した後、記録回路104により、追加記録データ15に続いて、サムネイル画像の元となった元映像3および元映像7のメディア上の位置を表す情報とともに、メディア105に記録される。
また、再生手順リストに従い再生データを再編成することにより、映像1〜10の間に追加記録データ11〜15が挿入された形となる。
【0050】
ここで、エンコーダ102からバッファ103に入力される転送速度よりも、バッファ103から記録回路104およびメディア105へ出力される転送速度の方が速く、また、メディア105および再生回路109からバッファ110に入力される転送速度よりも、バッファ110からデコーダ111に出力される転送速度の方が遅くなっている。このため、映像および音声の記録、再生を途切れることなく交互に行うことが可能となる。
上記動作が完了した後の再生動作において、コントローラ108は、再生手順リストに従い、再生回路109を用いてメディア105から信号を読み出し、バッファ110に保持した後、デコーダ111で復号処理し、モニタ出力112およびスピーカ出力113として出力する。
【0051】
以上の動作により、図8に示すように、予め記録されていた元映像1〜10に対して、当該映像を鑑賞し歓声をあげている視聴者の映像および音声11〜15が、適宜挿入されて再生される。また、この時、視聴者が歓声をあげた部分のインデックスであるサムネイル画像を参照することができる。
また、コントローラ108は、サムネイル画像16に収められている映像3、映像7のメディア上の位置情報を読み取ることにより、直接、映像3および映像7を再生することが可能となる。
【0052】
ここで、追加記録される視聴者映像11〜15およびサムネイル画像16は、図8における映像10の直後に連続的に記録される必要はなく、メディア105上で離れた位置に離散的に記録されても何ら問題はない。
【0053】
<実施例5>
次に、本発明の実施例5に係る視聴者映像記録再生装置について説明する。
図9は、本発明の実施例5に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。また、図10は、実施例5に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【0054】
実施例5に係る視聴者映像記録再生装置は、上述した実施例1に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の構成を備えているため、以下、実施例1に係る視聴者映像記録再生装置と異なる部分のみを説明する。なお、実施例1に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の機能を有する部分には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0055】
図9において、121はマイク16より入力された音声信号の左右音声の比率等に基づいて、カメラ101により撮影された画像内で音圧レベルが高い場所を検出して位置情報を生成するための音源判定回路、122は音源判定回路121からの位置情報に基づいて、カメラ101からの入力映像の一部を切り出し、拡大するための画像切り出し回路である。
メディア105には、図10に示すように、再生データとして、映像1〜10が予め記録されている。
【0056】
実施例5に係る視聴者映像記録再生装置において、コントローラ108は、再生回路109を用いてメディア105より信号を読み出す。読み出された信号はバッファ110を通過し、デコーダ111で復号処理され、モニタ出力112およびスピーカ出力113となる。
【0057】
図10に示すように、視聴者が再生映像1〜10を鑑賞しながら、4〜6、8〜9区間で歓声をあげたとする。この時、コントローラ108は、カメラ101およびマイク106を用いて、再生映像を鑑賞している視聴者を撮影し、マイク106からの音声信号の音圧レベルを音圧判定回路107で検出し、音圧レベルが予め設定されている値を超えた範囲を視聴者の歓声と判定する。
【0058】
そして、音源判定回路121により、視聴者を撮影した画面内で音圧レベルが高い場所を検出し、その場所を表す位置情報を生成する。ここで、音圧レベルが高い場所を検出するための方法として、マイク16に入力されるステレオ音声において、左右の音圧レベルの比率に応じる方法等が用いられる。
その後、画像切り出し回路122を用いて、画面内の音圧レベルが高い部分を切り出して拡大し、視聴者映像としてエンコーダ102を用いて符号化する。
【0059】
符号化信号は、バッファ103を通過し、記録回路104を用いて、メディア105に追加記録データ11〜15として記録される。また、再生手順リストに従い再生データを再編成することにより、映像1〜10の間に追加記録データ11〜15が挿入された形となる。
【0060】
ここで、エンコーダ102からバッファ103に入力される転送速度よりも、バッファ103から記録回路104およびメディア105へ出力される転送速度の方が速く、また、メディア105および再生回路109からバッファ110に入力される転送速度よりも、バッファ110からデコーダ111に出力される転送速度の方が遅くなっている。このため、映像および音声の記録、再生を途切れることなく交互に行うことが可能となる。
【0061】
上記動作が完了した後の再生動作において、コントローラ108は、再生手順リストに従い、再生回路109を用いてメディア105から信号を読み出し、バッファ110に保持した後、デコーダ111で復号処理し、モニタ出力112およびスピーカ出力113として出力する。
【0062】
以上の動作により、図10に示すように、予め記録されていた映像1〜10に対して、当該映像を鑑賞し歓声をあげている視聴者の拡大映像および音声11〜15が、適宜挿入されて再生される。
ここで、追加記録される視聴者映像11〜15は、図10における映像10の直後に連続的に記録される必要はなく、メディア105上で離れた位置に離散的に記録されても何ら問題はない。
【0063】
<実施例6>
次に、本発明の実施例6に係る視聴者映像記録再生装置について説明する。
図11は、本発明の実施例6に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。また、図12は、実施例6に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【0064】
実施例6に係る視聴者映像記録再生装置は、上述した実施例1および実施例5に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の構成を備えているため、以下、実施例1および実施例5に係る視聴者映像記録再生装置と異なる部分のみを説明する。なお、実施例1および実施例5に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の機能を有する部分には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0065】
実施例6に係る視聴者映像記録再生装置において、コントローラ108は、記録回路104および再生回路109を用いて、音源判定回路121からの位置情報の記録および再生を行う。
メディア105には、図12に示すように、再生データとして、映像1〜10が予め記録されている。
実施例6に係る視聴者映像記録再生装置において、コントローラ108は、再生回路109を用いてメディア105より信号を読み出す。読み出された信号はバッファ110を通過し、デコーダ111で復号処理され、モニタ出力112およびスピーカ出力113となる。
【0066】
図12に示すように、視聴者が映像1〜10を鑑賞しながら、4〜6、8〜9区間で歓声をあげたとする。この時、コントローラ108は、カメラ101およびマイク106を用いて、再生映像を鑑賞している視聴者を撮影し、マイク106からの音声信号の音圧レベルを音圧判定回路107で検出し、音圧レベルが予め設定されている値を超えた範囲を視聴者の歓声と判定する。
【0067】
そして、音源判定回路121により、視聴者を撮影した画面内で音圧レベルが高い場所を検出し、その場所を表す位置情報を生成する。ここで、音圧レベルが高い場所を検出するための方法として、マイク16に入力されるステレオ音声において、左右の音圧レベルの比率に応じる方法等が用いられる。
その後、視聴者映像としてエンコーダ102を用いて符号化する。符号化信号と音圧レベルの高い場所を表す位置情報は、バッファ103を通過し、記録回路104を用いてメディア105に追加記録データ11〜15として記録される。また、再生手順リストに従い再生データを再編成することにより、映像1〜10の間に追加記録データ11〜15が挿入された形となる。
【0068】
ここで、エンコーダ102からバッファ103に入力される転送速度よりも、バッファ103から記録回路104およびメディア105へ出力される転送速度の方が速く、また、メディア105および再生回路109からバッファ110に入力される転送速度よりも、バッファ110からデコーダ111に出力される転送速度の方が遅くなっている。このため、映像および音声の記録、再生を途切れることなく交互に行うことが可能となる。
【0069】
上記動作が完了した後の再生動作において、コントローラ108は、再生手順リストに従い、再生回路109を用いてメディア105から信号を読み出し、バッファ110に保持した後、デコーダ111で復号処理し、モニタ出力112およびスピーカ出力113として出力する。
この時、視聴者映像についてはメディア105に記録されている位置情報を読み出し、画像切り出し回路122を用いて画面内の音圧レベルが高い部分を切り出して拡大出力する。
【0070】
以上の動作により、図12に示すように、予め記録されていた映像1〜10に対して、それを鑑賞し歓声をあげている視聴者の拡大映像および音声11〜15が、適宜挿入されて再生される。
ここで、追加記録される視聴者映像11〜15は、図12における映像10の直後に連続的に記録される必要はなく、メディア105上で離れた位置に離散的に記録されても何ら問題はない。
【0071】
<実施例7>
次に、本発明の実施例7に係る視聴者映像記録再生装置について説明する。
図13は、本発明の実施例7に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。また、図14は、実施例7に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【0072】
実施例7に係る視聴者映像記録再生装置は、上述した実施例1および実施例5に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の構成を備えているため、以下、実施例1および実施例5に係る視聴者映像記録再生装置と異なる部分のみを説明する。なお、実施例1および実施例5に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の機能を有する部分には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0073】
図13において、123はマイク16より入力された音声信号を音声認識して文字情報を生成するための音声認識回路、124は音声認識回路123からの文字情報を、カメラ101からの入力映像に対してテロップとして合成するためのテロップ挿入回路である。
メディア105には、図14に示すように、再生データとして、映像1〜10が予め記録されている。
【0074】
実施例7に係る視聴者映像記録再生装置において、コントローラ108は、再生回路109を用いてメディア105より信号を読み出す。読み出された信号はバッファ110を通過し、デコーダ111で復号処理され、モニタ出力112およびスピーカ出力113となる。
【0075】
図14に示すように、視聴者が映像1〜10を鑑賞しながら、4〜6、8〜9区間で歓声をあげたとする。この時、コントローラ108は、カメラ101およびマイク106を用いて、再生映像を鑑賞している視聴者を撮影し、マイク106からの音声信号の音圧レベルを音圧判定回路107で検出し、音圧レベルが予め設定されている値を超えた範囲を視聴者の歓声と判定する。
そして、音声認識回路123により、マイク106からの音声に基づいて文字情報を生成する。続いて、テロップ挿入回路124により、視聴者映像に対して文字情報をテロップとして合成した後、視聴者映像としてエンコーダ102を用いて符号化する。
【0076】
符号化信号および音圧レベルが高い範囲の位置情報は、バッファ103を通過し、記録回路104を用いてメディア105に追加記録データ11〜15として記録される。また、再生手順リストに従い再生データを再編成することにより、映像1〜10の間に追加記録データ11〜15が挿入された形となる。
【0077】
ここで、エンコーダ102からバッファ103に入力される転送速度よりも、バッファ103から記録回路104およびメディア105へ出力される転送速度の方が速く、また、メディア105および再生回路109からバッファ110に入力される転送速度よりも、バッファ110からデコーダ111に出力される転送速度の方が遅くなっている。このため、映像および音声の記録、再生を途切れることなく交互に行うことが可能となる。
上記動作が完了した後の再生動作において、コントローラ108は、再生手順リストに従い、再生回路109を用いてメディア105から信号を読み出し、バッファ110に保持した後、デコーダ111で復号処理し、モニタ出力112およびスピーカ出力113として出力する。
【0078】
以上の動作により、図14に示すように、予め記録されていた映像1〜10に対して、視聴者の歓声がテロップとして合成された映像および音声11〜15が、適宜挿入されて再生される。
ここで、追加記録される視聴者映像11〜15は、図14における映像10の直後に連続的に記録される必要はなく、メディア105上で離れた位置に離散的に記録されても何ら問題はない。
【0079】
<実施例8>
次に、本発明の実施例8に係る視聴者映像記録再生装置について説明する。
図15は、本発明の実施例8に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。また、図16は、実施例8に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【0080】
実施例8に係る視聴者映像記録再生装置は、上述した実施例1および実施例7に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の構成を備えているため、以下、実施例1および実施例7に係る視聴者映像記録再生装置と異なる部分のみを説明する。なお、実施例1および実施例7に係る視聴者映像記録再生装置とほぼ同様の機能を有する部分には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0081】
実施例7に係る視聴者映像記録再生装置において、コントローラ108は、記録回路104および再生回路109を用いて、音声認識回路123からの文字情報の記録および再生を行う。
メディア105には、図16に示すように、再生データとして、映像1〜10が予め記録されている。
【0082】
実施例7に係る視聴者映像記録再生装置において、コントローラ108は、再生回路109を用いてメディア105より信号を読み出す。読み出された信号はバッファ110を通過し、デコーダ105で復号処理され、モニタ出力112およびスピーカ出力113となる。
【0083】
図16に示すように、視聴者が映像1〜10を鑑賞しながら、4〜6、8〜9区間で歓声をあげたとする。この時、コントローラ108は、カメラ101およびマイク106を用いて、再生映像を鑑賞している視聴者を撮影し、音圧レベルを音圧判定回路107で検出し、音圧レベルが予め設定されている値を超えた範囲を視聴者の歓声と判定する。
そして、音声認識回路123により、マイク106からの音声に基づいて文字情報を生成し、視聴者映像としてエンコーダ102を用いて符号化する。
【0084】
符号化信号および文字情報は、バッファ103を通過し、記録回路104を用いてメディア105に追加記録データ11〜15として記録される。また、再生手順リストに従い再生データを再編成することにより、映像1〜10の間に追加記録データ11〜15が挿入された形となる。
【0085】
ここで、エンコーダ102からバッファ103に入力される転送速度よりも、バッファ103から記録回路104およびメディア105へ出力される転送速度の方が速く、また、メディア105および再生回路109からバッファ110に入力される転送速度よりも、バッファ110からデコーダ111に出力される転送速度の方が遅くなっている。このため、映像および音声の記録、再生を途切れることなく交互に行うことが可能となる。
【0086】
上記動作が完了した後の再生動作において、コントローラ108は、再生手順リストに従い、再生回路109を用いてメディア105から信号を読み出し、バッファ110に保持した後、デコーダ111で復号処理し、モニタ出力112およびスピーカ出力113として出力する。
この時、視聴者映像については、メディア105に記録されている文字情報を読み出し、テロップ挿入回路124により、当該文字情報を視聴者映像に対してテロップとして合成して出力する。
【0087】
以上の動作により、図16に示すように、予め記録されていた映像1〜10に対して、視聴者の歓声がテロップとして合成された映像および音声11〜15が、適宜挿入されて再生される。
ここで、追加記録される視聴者映像11〜15は、図16における映像10の直後に連続的に記録される必要はなく、メディア105上で離れた位置に離散的に記録されても何ら問題はない。
【0088】
【発明の効果】
本発明の視聴者映像記録再生装置は、上述した構成を備えているため、以下の効果を奏することができる。
【0089】
本発明の視聴者映像記録再生装置によれば、予め映像および音声信号が記録されているメディアを再生しながら視聴者を撮影し、入力された映像および音声信号の符号化を行ない、視聴者の歓声が検知されると、歓声をあげている視聴者の映像をメディアに記録するとともに、視聴者映像を挿入する部分を表す情報をメディアに記録する。そして、メディアに記録された映像および音声信号を再生する際に、視聴者が歓声をあげている映像を挿入して再生することができる。
したがって、例えば、赤ちゃん、子供を撮影した映像を鑑賞している父母、祖父母、親類などが歓声をあげた場面を自動的に記録し、再生時に挿入再生することが可能となる。
【0090】
また、本発明の視聴者映像記録再生装置によれば、メディアに記録された映像および音声信号を再生する際に、予め記録されていた再生映像に対して、歓声をあげている視聴者の再生映像を子画面として挿入し、それぞれの音声をミックスして出力することができる。
したがって、例えば、赤ちゃん、子供を撮影した映像を鑑賞している父母、祖父母、親類などが歓声をあげた場面を自動的に子画面として記録し、再生時に挿入再生することが可能となる。
【0091】
また、本発明の視聴者映像記録再生装置によれば、メディアに記録された映像および音声信号を再生する際に、予め記録されている再生映像の音声と、歓声をあげている視聴者の再生音声とをミックスして出力することができる。
したがって、例えば、赤ちゃん、子供を撮影した映像を鑑賞している父母、祖父母、親類などが歓声をあげた場面を自動的に記録し、再生時に音声をミックスして再生することが可能となる。
【0092】
また、本発明の視聴者映像記録再生装置によれば、視聴者が歓声をあげた部分のサムネイル映像をメディアに記録するとともに、該サムネイル映像に対応する元映像のメディア上の位置を表す情報を記録して、映像および音声信号を再生する際に、歓声のあがった映像を呼び出して再生することができる。
したがって、例えば、赤ちゃん、子供を撮影した映像を鑑賞している父母、祖父母、親類などが歓声をあげた場面を自動的に記録し、再生時に挿入再生することが可能となる。さらに、歓声をあげた部分の赤ちゃんや子供の映像をサムネイル画像として保存し、その場面を直接呼び出すことが可能となる。
【0093】
また、本発明の視聴者映像記録再生装置によれば、歓声が検出されると、歓声を発生した視聴者を拡大撮影して、該拡大画像をメディアに記録することができる。
したがって、例えば、赤ちゃん、子供を撮影した映像を鑑賞している父母、祖父母、親類などが歓声をあげた場面で、自動的に歓声をあげた人物を拡大して記録し、再生時に挿入再生することが可能となる。
【0094】
また、本発明の視聴者映像記録再生装置によれば、視聴者全体の映像をメディアに記録するとともに、歓声を発生した視聴者の映像内における位置情報をメディアに記録し、映像および音声信号を再生する際に、歓声発生場所の位置情報に基づいて再生映像の一部を切り出すとともに拡大し、歓声をあげた視聴者を拡大表示することができる。
したがって、例えば、赤ちゃん、子供を撮影した映像を鑑賞している父母、祖父母、親類などが歓声をあげた場面を自動的に記録し、再生時に歓声をあげた人物を拡大して挿入再生することが可能となる。さらに、映像の一部を拡大せずに、父母、祖父母、親類全体の映像を挿入再生することが可能となる。
【0095】
また、本発明の視聴者映像記録再生装置によれば、視聴者があげた歓声を文字情報に変換し、該文字情報をテロップとして映像に合成してメディアに記録することができる。
したがって、例えば、赤ちゃん、子供を撮影した映像を鑑賞している父母、祖父母、親類などが歓声をあげた場面で、自動的に歓声をテロップとして挿入して記録し、再生時に挿入再生することが可能となる。
【0096】
また、本発明の視聴者映像記録再生装置によれば、音声および映像信号を再生する際に、歓声をテロップとして映像に合成することができる。
したがって、例えば、赤ちゃん、子供を撮影した映像を鑑賞している父母、祖父母、親類などが歓声をあげた場面で、自動的に歓声をテロップ情報として記録し、再生時にテロップが合成された映像を挿入再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例2に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例2に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例3に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例3に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【図7】本発明の実施例4に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施例4に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【図9】本発明の実施例5に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施例5に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【図11】本発明の実施例6に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施例6に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【図13】本発明の実施例7に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施例7に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【図15】本発明の実施例8に係る視聴者映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の実施例8に係る視聴者映像記録再生装置で使用するメディア上に記録された再生データの構造を示す説明図である。
【符号の説明】
101 カメラ
102 エンコーダ
103 バッファ
104 記録回路
105 メディア
106 マイク
107 音圧判定回路
108 コントローラ(CTL)
109 再生回路
110 バッファ
111 デコーダ
112 モニタ出力
113 スピーカ出力
114〜117 バッファ
118 子画面合成回路(PinP)
119 音声ミキシング回路(Mix)
120 サムネイル作成回路
121 音源判定回路
122 画像切り出し回路
123 音声認識回路
124 テロップ挿入回路
Claims (8)
- 映像を入力するための映像入力手段と、
音声を入力するための音声入力手段と、
音声信号の音圧レベルを検出するための音圧レベル検出手段と、
入力された映像および音声信号を符号化するための符号化手段と、
符号化された信号を一時的に保持するための符号化信号保持手段と、
符号化された信号を保存するためのメディアと、
該メディアに対して信号を記録するとともに、該メディアに記録された信号を再生するための信号記録再生手段と、
再生された信号を一時的に保持するための再生信号保持手段と、
再生された信号を復号して映像および音声信号を生成するための音声および映像信号生成手段と、
映像および音声信号を再生する際に、視聴者映像を挿入する位置情報を記録および再生するための位置情報記録再生手段とを備え、
前記信号記録再生手段により、予め映像および音声信号が記録されているメディアを再生しながら視聴者を撮影し、
前記符号化手段により、前記映像入力手段および音声入力手段からの映像および音声信号の符号化を行ない、
前記音圧レベル検出手段により、視聴者の歓声を検知し、
前記視聴者の歓声が検知されると、前記信号記録再生手段により、歓声をあげている視聴者の映像を前記メディアに記録するとともに、前記位置情報記録再生手段により、視聴者映像を挿入する部分を表す情報を前記メディアに記録し、
前記メディアに記録された映像および音声信号を再生する際に、視聴者が歓声をあげている映像を挿入して再生することを特徴とする視聴者映像記録再生装置。 - 映像の一部に他の映像を子画面として挿入するための子画面挿入手段と、
音声をミックスするための音声ミックス手段とを備え、
前記メディアに記録された映像および音声信号を再生する際に、前記子画面挿入手段により、予め記録されていた再生映像に対して、歓声をあげている視聴者の再生映像を子画面として挿入し、
前記音声ミックス手段により、それぞれの音声をミックスして出力することを特徴とする請求項1記載の視聴者映像記録再生装置。 - 音声をミックスするための音声ミックス手段を備え、
前記メディアに記録された映像および音声信号を再生する際に、前記音声ミックス手段により、予め記録されている再生映像の音声と、歓声をあげている視聴者の再生音声とをミックスして出力することを特徴とする請求項1記載の視聴者映像記録再生装置。 - 複数の映像を縮小し、サムネイル画像として一枚の映像を生成するためのサムネイル生成手段と、
前記メディア上における映像位置を表す情報を記録および再生するための映像位置記録再生手段とを備え、
前記サムネイル生成手段で生成された視聴者が歓声をあげた部分のサムネイル映像を前記メディアに記録するとともに、前記映像位置記録再生手段により、該サムネイル映像に対応する元映像のメディア上の位置を表す情報を記録し、
映像および音声信号を再生する際に、歓声のあがった映像を呼び出して再生することを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項記載の視聴者映像記録再生装置。 - 入力された音声信号に基づいて映像内における歓声の発生場所を検出するための歓声発生場所検出手段と、
映像の一部を切り出して拡大するための映像拡大手段とを備え、
前記歓声発生場所検出手段により歓声が検出されると、前記映像拡大手段により歓声を発生した視聴者を拡大撮影して、該拡大画像を前記メディアに記録することを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項記載の視聴者映像記録再生装置。 - 入力された音声信号に基づいて映像内における歓声の発生場所を検出するための歓声発生場所検出手段と、
前記歓声発生場所検出手段により検出した歓声の発生場所に関する位置情報を前記メディアに記録するための歓声発生位置情報記録手段と、
映像の一部を切り出して拡大するための映像拡大手段とを備え、
前記信号記録再生手段により、視聴者全体の映像を前記メディアに記録するとともに、前記歓声発生位置情報記録手段により、歓声を発生した視聴者の映像内における位置情報を前記メディアに記録し、
映像および音声信号を再生する際に、前記映像拡大手段により、歓声発生場所の位置情報に基づいて再生映像の一部を切り出すとともに拡大し、歓声をあげた視聴者を拡大表示することを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項記載の視聴者映像記録再生装置。 - 入力された音声信号から音声認識を行ない文字情報を生成するための文字情報生成手段と、
前記文字情報生成手段により生成された文字情報をテロップとして映像に合成するためのテロップ映像合成手段とを備え、
前記文字情報生成手段により、視聴者があげた歓声を文字情報に変換し、
前記テロップ映像合成手段により、前記文字情報をテロップとして映像に合成して前記メディアに記録することを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1項記載の視聴者映像記録再生装置。 - 入力された音声信号から音声認識を行ない文字情報を生成するための文字情報生成手段と、
前記文字情報生成手段により生成された文字情報を記録するための文字情報記録手段と、
前記文字情報記録手段に記録された文字情報を再生するための文字情報再生手段と、
前記文字情報再生手段により再生された文字情報をテロップとして映像に合成するためのテロップ映像合成手段とを備え、
音声および映像信号を再生する際に、前記テロップ映像合成手段により、歓声をテロップとして映像に合成することを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1項記載の視聴者映像記録再生装置。
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