JP4506053B2 - ビデオ信号処理装置、ビデオ信号処理方法、ビデオデータ処理装置、ビデオデータ処理方法、ビデオデータ編集装置およびビデオデータ編集方法。 - Google Patents

ビデオ信号処理装置、ビデオ信号処理方法、ビデオデータ処理装置、ビデオデータ処理方法、ビデオデータ編集装置およびビデオデータ編集方法。 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオ信号のフレームレートを変換した場合にタイムコードによってオリジナルのフレームを特定することができるビデオ信号処理装置に関する発明であって、具体的には、24フレームレートのソースビデオ信号から30フレームレートのビデオ信号に変換されたビデオ信号に、24フレームレートのソースビデオ信号に付加されているオリジナルタイムコードを挿入及び伝送するためのビデオ信号処理装置に関する発明である。また、本発明は、24フレームレートのオリジナルソースビデオ信号から生成された30フレームレートのビデオ信号を使用して、オフライン編集処理によって24フレームレートの編集リストを生成するためのビデオデータ編集装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来、シネマ制作において使用されているテレビジョン信号は、24フレームレート(24フレーム/秒)のビデオデータから構成されており、NTSCなどの標準テレビジョン信号は、30フレームレートのビデオデータから構成されている。シネマ用のビデオプログラムをテレビ放映する場合には、フィルム上に記録された画像イメージをビデオ信号に変換するためのテレシネ装置が用いられる。
【0003】
このテレシネ装置では、フィルム上の画像を、24フレームレートで撮像素子を使用してキャプチャし、24フレームレートのビデオ信号を生成する。続いて、この24フレームレートのビデオ信号に2−3プルダウン処理を施すことで、30フレームレートのビデオ信号(NTSCテレビジョン信号)を生成することができる。
【0004】
2−3プルダウン処理とは、4フィールド毎に2個のフィールドを3個のフィールドに変換する処理のことであって、例えば、フレームを構成するトップフィールドとボトムフィールドのうち、トップフィールドをリピートすることによって、3個のフィールドに変換する処理のことである。この2−3プルダウン処理によって追加されたフィールドは、リピートフィールドと呼ばれている。
【0005】
2−3プルダウン処理によって30フレームレートに変換されたビデオ信号に対しては、放送用のテレビジョンプログラムを作成するために、オフライン編集処理及びオンライン編集処理が行われる。
【0006】
オフライン編集処理とは、廉価な装置から構成される編集システムを使用して、30フレームレートに変換されたビデオ素材に対して編集点を決定し、EDL(エディット・ディシジョン・リスト)と呼ばれる編集リストを作成するプロセスである。
【0007】
オンラン編集処理とは、オフライン編集処理によって生成された編集リストと、30フレームレートに変換されたオリジナルビデオ素材を使用して、マスターテレビジョンプログラムを制作する処理のことである。
【0008】
従来のこれらの編集システムは、標準NTSCテレビジョン信号のフレームレートが30フレームレートであったので、30フレームレートのビデオ信号の記録再生及び伝送を目的としたシステムとなっていた。
【0009】
つまり、オフライン編集システムとして良く使用されている家庭用のVHSフォーマットのVTR等は、30フレームレートの標準NTSCテレビジョン信号を記録再生及び伝送することしか出来なく、24フレームレートのテレビジョン信号を記録再生及び伝送することはできなかった。
【0010】
このような状況の中で、近年、ビデオカメラによって撮影するオリジナルビデオ素材を、30フレームレートではなく、24フレームレートで撮影し、24フレームレートのオリジナルビデオ素材を作成することが要求されている。
【0011】
この理由は、各国で始まっているデジタルテレビジョン放送(DTV放送)において、各家庭に伝送されるビデオデータは、MPEG2規格に基づいて符号化され、トランスポートストリームとして配信されるようになっている。
【0012】
同一出願人の出願したPCT出願(WO 00/13418)において説明されているように、2−3プルダウン処理によって30フレームレートに変換されたビデオプログラムをMPEG2規格に基づいて符号化する場合には、符号化プロセスの前に、逆2−3プルダウン処理によって24フレームレートに戻す必要性があった。その理由は、MPEG2圧縮符号化アルゴリスムは、圧縮率を高めるために、前後のピクチャを利用した双方向の予測符号化処理を採用しており、リピートフィールドのように冗長なフィールドが追加されていビデオデータをそのまま符号化した場合には、極端に画質が劣化してしまうからである。
【0013】
また、映画ビデオプログラムやテレビジョンプログラムを、MPEG2の符号化技術を使って圧縮符号化したストリームをDVDディスクなどの記録媒体に記録し、そのビデオプログラムを記録したDVDディスクを販売することが多くなってきている。
【0014】
これらのDTV技術たDVD技術を考慮して、次第に、ビデオカメラによって24フレームレートで撮影し、24フレームレートのオリジナルビデオ素材を作成する要望が高まってきた。
【0015】
しかしながら、上述したように、家庭用VHSなどの廉価な装置から構成されているオフライン編集システムは、30フレームレートのビデオ信号しか記録再生及び伝送することができないため、オフライン編集処理を行うためには、今までと同じようにオフライン編集処理用に2−3プルダウン処理によって30フレームレートに変換したビデオプログラムを生成する必要があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、2−3プルダウン処理によって24フレームレートのオリジナルソースビデオデータを30フレームレートのビデオデータに変換すると、30フレームレートのビデオデータに対応した30フレームレートのタイムコードを伝送することはできるが、オリジナルソースビデオデータに対応する24フレームレートのタイムコードが伝送できないという問題があった。
【0017】
なぜなら、タイムコードを伝送する規格SMPTE−12Mでは、伝送されるビデオデータのタイムコードしか規定していないからである。例えば、このSMPTE−12M規格に従えば、30フレームレートのビデオ信号のブランキング期間には、30フレームレートのタイムコードしか重畳できないし、また、24フレームレートのビデオ信号のブランキング期間には、24フレームレートのタイムコードしか重畳できないということである。
【0018】
つまり、オフライン編集処理に際に、30フレームレートのタイムコードとオリジナルソースビデオ信号の24フレームレートのオリジナルタイムコードとを対応つけることができないという問題があった。
【0019】
その結果、30フレームレートのビデオデータのフレームと24フレームレートのビデオデータとを対応付けることができなくなり、オンライン編集処理によって、リピートフィールドを含んだフレームがマスタービデオプログラムに残ってしまうという問題があった。
【0020】
この場合、特に、マスタービデオプログラムにリピートフィールドが残ってしまうと、MPEG2による符号化処理によってそのリピートフィールドが除去されてしまい、フィールド数が足らなくなってしまうという大きな問題につながる可能性があった。
【0021】
また、オフライン編集システムにおいて、30フレームレートに対応した編集リストを作成できたとしても、その30フレームレートの編集リストを、24フレームレートのオリジナルソースビデオを編集するための編集リストとしては使用できないという問題があった。
【0022】
本発明は、前述した問題に鑑みてなされたもので、フレームレートを変換した場合に元のフレーム等を特定することができるビデオ信号処理装置等を提供することにある。
【0023】
また本発明は、24フレームレートのソースビデオ信号から30フレームレートのビデオ信号に変換されたビデオ信号に、24フレームレートのソースビデオ信号に付加されているオリジナルタイムコードを挿入及び伝送するためのビデオ信号処理装置を提供することを目的としているものである。
【0024】
また、本発明は、24フレームレートのオリジナルソースビデオ信号から生成された30フレームレートのビデオ信号を使用して、オフライン編集処理によって24フレームレートの編集リストを生成するためのビデオデータ編集装置を提供することの目的としているものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために本発明は、第1のビデオ信号のフレートレートを変換し、第2のビデオ信号を生成する生成手段と、前記第1のビデオ信号のタイムコードを前記第2のビデオ信号に挿入する挿入手段と、を具備することを特徴とするビデオ信号処理装置である。
【0026】
第1のビデオ信号は例えば24フレームレートのビデオ信号であり、第2のビデオ信号は例えば30フレームレートのビデオ信号である。第1のビデオ信号のタイムコードとは、第1のビデオ信号の各フィールドに関する時間、分、秒、フレームを示す情報である。
【0027】
本発明では、第1のビデオ信号のタイムコードが第2のビデオ信号に挿入される。このタイムコードは、第2のビデオ信号のVITC情報のユーザ領域等に挿入される。
したがって、第2のビデオ信号のVITC情報により、第1のビデオ信号のタイムコードを知ることができる。
【0028】
また、本発明は、第1のビデオ信号のフレームレートを変換して第2のビデオ信号を生成する生成手段と、前記第2のビデオ信号のフィールドの順序を示すシーケンス番号を前記第2のビデオ信号に挿入する挿入手段と、を具備することを特徴とするビデオ信号処理装置である。
【0029】
本発明では、第1のビデオ信号のフレームレートを変換して、第2のビデオ信号を生成する場合、第2のビデオ信号のフィールドの順序を示すシーケンス番号を第2のビデオ信号に挿入する。このシーケンス番号は、例えば第2のビデオ信号のVITC情報のユーザ領域に挿入される。
【0030】
また、本発明は、フィールドの順序を示すシーケンス番号が挿入された第1のビデオ信号の前記シーケンス番号を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出されたシーケンス番号に応じて、各フィールドを処理して第2のビデオ信号を生成する生成手段と、を具備することを特徴とするビデオ信号処理装置である。
【0031】
本発明は、いわゆる逆プルダウン変換装置に関するものであり、シーケンス番号が挿入されたビデオ信号のシーケンス番号を抽出して、このシーケンス番号に応じて各フィールドを処理することにより、迅速に逆プルダウン変換を行うことができる。
【0032】
また、本発明は、ソースビデオデータに対して信号処理を施すビデオデータ処理装置において、24フレームレートのソースビデオデータを、2−3プルダウン処理によって30フレームレートのビデオデータに変換する手段と、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報として、当該30フレームレートのビデオデータに対応する30フレームレートのタイムコードを記述するとともに、上記24フレームレートのソースビデオデータに対応する24フレームレートのタイムコードをユーザビットエリアに記述する手段と、を備えたことを特徴とするビデオデータ処理装置である。
【0033】
本発明では、24フレームレートのソースビデオデータを、2−3プルダウン処理によって30フレームレートのビデオデータに変換し、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報として、当該30フレームレートのビデオデータに対応する30フレームレートのタイムコードを記述するとともに、上記24フレームレートのソースビデオデータに対応する24フレームレートのタイムコードをユーザビットエリアに記述する。
【0034】
又、本発明は、ビデオデータを編集するためのビデオデータ編集装置において、24フレームレートのソースビデオデータを2−3プルダウン処理することによって生成された30フレームレートのビデオデータを受け取る手段と、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報のユーザービットエリアに挿入されている上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードを抽出する手段と、上記24フレームレートのタイムコードに基づいて上記24フレームレートのソースビデオデータを編集するための24フレームレートに対応した編集リストを生成する手段と、を備えたビデオデータ編集装置である。
【0035】
本発明は、オフライン編集に関するものである。本発明では、24フレームレートのソースビデオデータを2−3プルダウン処理することによって生成された30フレームレートのビデオデータを受け取り、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報のユーザービットエリアに挿入されている上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードを抽出し、上記24フレームレートのタイムコードに基づいて上記24フレームレートのソースビデオデータを編集するための24フレームレートに対応した編集リストを生成する。
【0036】
又、本発明は、ビデオデータを編集するためのビデオデータ編集装置において、24フレームレートのビデオデータを取扱い可能なオンライン編集機と、30フレームレートのビデオデータを取扱い可能なオフライン編集機とを備え、上記オフライン編集機は、上記24フレームのソースビデオデータを30フレームレートに変換した30フレームレートのビデオデータを受け取る手段と、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報のユーザービットエリアに挿入されている上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードに基づいて、上記24フレームレートのソースビデオデータを編集するための24フレームレートに対応した編集リストを生成する手段とを備え、上記オンライン編集機は、上記24フレームレートに対応した編集リストに従って、上記24フレームレートのソースビデオデータに対して編集処理を行う手段と、を備えていることを特徴とする編集装置である。
【0037】
本発明は、オフライン処理とオンライン処理とを含む編集装置である。
本発明では、24フレームレートのビデオデータを取扱い可能なオンライン編集機と、30フレームレートのビデオデータを取扱い可能なオフライン編集機とが備えられ、上記オフライン編集機は、上記24フレームのソースビデオデータを30フレームレートに変換した30フレームレートのビデオデータを受け取り、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報のユーザービットエリアに挿入されている上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードに基づいて、上記24フレームレートのソースビデオデータを編集するための24フレームレートに対応した編集リストを生成し、上記オンライン編集機は、上記24フレームレートに対応した編集リストに従って、上記24フレームレートのソースビデオデータに対して編集処理を行う。
【0038】
又本発明は、ビデオデータを編集するための編集装置において、24フレームレートのソースビデオデータを2−3プルダウン処理することによって生成された30フレームレートのビデオデータを受け取る手段と、当該30フレームレートのビデオデータのVITC情報のSMPTE−12Mで規定されているビットエリアには、30フレームレートのタイムコードが記述されており、当該30フレームレートのビデオデータのVITC情報のユーザビットエリアには、上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードと上記2−3プルダウン変換の1シーケンスにおける順番を示すシーケンス番号が記述されており、上記シーケンス番号に基づいて、上記30フレームレートのビデオデータに対して逆2−3プルダウン処理を行うことで、逆2−3プルダウン処理された24フレームレートのビデオデータを生成する手段と、上記逆2−3プルダウン処理された24フレームレートのビデオデータと上記24フレームレートのタイムコードとを使用してオフライン編集プロセスを行うことによって、24フレームレートの編集リストを生成する手段と、上記24フレームレートの編集リストに基づいて、24フレームレートのソースビデオデータにオンライン編集処理を行うことで、マスタービデオプログラムを制作する手段と、を備えたことを特徴とするビデオデータ編集装置である。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の1実施の形態に係るビデオ信号処理システム1の概略構成図である。
ビデオ信号処理システム1は、テレシネ3、ビデオカメラ5、ビデオテープレコーダ(VTR)7、13、17、23、25、29、ノンリニア編集機19、編集装置27等により構成される。
【0040】
ビデオテープレコーダ17、ノンリニア編集機19により、オフライン編集システム31が構成される。ビデオテープレコーダ23、25、29、編集装置27により、オンライン編集システム33が構成される。
【0041】
テレシネ3は、フィルム上に24フレームレートで光学的に記録された画像を、電気信号に変換する装置である。具体的には、24フレーム/秒のレートで、フィルム上の画像をCCD上に投影し、CCD上の蓄積された電荷を電気信号として読み出すことによって、24フレームレート(24FPS)の高解像度(HD、ハイディフィニション)のデジタルビデオ信号S1を生成する。
【0042】
尚、本明細書においては、ビデオ信号とは、ビデオデータと同じ意味として取り扱われる。また、24フレームレートとは、24フレーム/秒のことであって、30フレームレートとは、30フレーム/秒のことである。
【0043】
ビデオカメラ5は、映像を電気的に蓄積するハイディフィニション(HD)用のCCDを有しており、このCCD上に電荷を蓄積し、24フレームレートで読み出すことによって、HDのデジタルビデオ信号S3を生成する。
【0044】
ビデオテープレコーダ7は、テレシネ3又はビデオカメラ5から出力された24フレームレートのHDデジタルビデオ信号を受け取り、そのHDデジタルビデオ信号を磁気テープ上に記録するためのビデオテープレコーダである。
【0045】
磁気テープカセット9、11の中の磁気テープは、オリジナルソースビデオ素材として、24フレームレートのソースデジタルビデオデータを記録するための記録媒体である。この磁気テープ上の記録されたオリジナル素材を編集する際には、オンライン編集装置に提供される。
【0046】
この実施例においては、オリジナルソースビデオデータを記録及び搬送する媒体として、磁気テープカセット9及び11の2つのカセットを使用しているが、オリジナルソースビデオデータを記録する目的であれば、1つのテープカセットであっても良いし、3つや4つのテープカセットであっても良いし、また、磁気テープカセットに限ることなく、持ち運び可能なリムーバブルな記録メディアであれば何でも良い。
【0047】
ビデオテープレコーダ7は、磁気テープ上に記録された24フレームレートのHDデジタルビデオ信号を再生し、24フレームレートのHDデジタルビデオ信号を外部装置に出力することができる。
【0048】
さらに、このビデオテープレコーダ7は、24フレームレートのHDデジタルビデオ信号の出力だけではなく、再生された24フレームレートのHDデジタルビデオ信号から生成された30フレームレートのHDデジタルビデオ信号及び再生された24フレームレートのHDデジタルビデオ信号からダウンコンバートすることによって生成された30フレームレートの低解像度(SD、スタンダードディフィニション)のビデオ信号S5を生成することができる。
【0049】
本発明の実施例においては、このビデオテープレコーダ7から出力される信号のうち、後段のプロセスにおいて、このダウンコーンバートされた30フレームレートのSDデジタルビデオ信号S5が使用される。
【0050】
ビデオテープレコーダ13は、ビデオテープレコーダ7から出力された30フレームレートのSDデジタルビデオ信号を受け取り、SD用のビデオテープカセット15に記録するための装置である。
【0051】
上述したビデオテープレコーダ7は、高解像度のHDビデオ信号を処理するための放送局用のハイエンドの高価な装置であるが、このビデオテープレコーダ13は、各家庭で使用されるような標準テレビジョン信号を記録再生できるような廉価な装置であって、例えば、VHSなどのフォーマットのVTR装置である。
【0052】
ビデオテープレコーダ17は、ビデオテープレコーダ13と同じように、各家庭で使用されるような廉価タイプのVTRであって、30フレームレートのSDデジタルビデオ信号が記録されたビデオテープカセット15を受け取り、そのビデオテープカセット15を再生することで、30フレームレートのSDデジタルビデオ信号を出力する。
【0053】
ノンリニア編集機19は、ランダムアクセス可能な記録媒体を有したハードディスク18、デスクトップ編集が可能なパーソナルコンピュータ20等から構成されている。ノンリニア編集機19は、ビデオテープレコーダ17から出力された30フレームレートのSDデジタルビデオ信号を受け取り、ハードディスク上に24フレームレートのSDデジタルビデオ信号が記録されるようにデジタイズ処理を行う。
【0054】
なお、このデジタイズ処理とは、テープ上に記録されたビデオ素材を、ノンリニア編集処理を行うためにハードディスクのようなランダムアクセス可能な記録媒体に記録する処理のことである。
【0055】
ノンリニア編集機19では、後述するシーケンス情報301を用いて30フレームレートのフィールド全てをハードディスク18に記録するのではなく、オリジナルビデオ素材の24フレームのみをハードディスク18に記録する。
【0056】
言いかえると、24フレームレートから30フレームレートに変換する際に追加されたリピートフィールドがハードディスクには記録されないように、記録処理が行われる。このハードディスクへの記録処理については、詳しくは後述する。
【0057】
ノンリニア編集機19を使用してオフライン編集処理を行う場合には、編集オペレータが、パーソナルコンピュータ20のディスプレイに表示されたGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)を操作する。この編集オペレータの編集操作に応答して、ハードディスクに記録された24フレームレートのデジタルビデオ信号がアクセスされ、そのアクセスに伴って編集点を決めたり、エフェクトを設定したりする。その結果、24フレームレートの編集リスト(EDL)(Editing Decision List)21を生成することができる。
【0058】
なお、このビデオテープレコーダ17とノンリニア編集機19から構成されるオフライン編集システム31は、編集オペレータによって行われた編集処理の結果、編集されたビデオプログラムを制作するための装置ではなく、あくまでも後段のオンラインプロセスで使用される編集リストL21を作成するための装置である。
【0059】
ビデオテープレコーダ23、25及び29は、ビデオテープレコーダ7と同じようにHDデジタルビデオ信号を取り扱うことができる放送局用のハイエンドタイプの高価なVTRである。
【0060】
ビデオテープレコーダ23は、24フレームレートのオリジナルHDビデオ信号S1が記録されたビデオテープ9を受け取り、編集装置27からの制御信号に基づいて、磁気テープ上に記録されたソースビデオ信号を再生する。
【0061】
ビデオテープレコーダ23は、24フレームレートのオリジナルHDビデオ信号S3が記録されたビデオテープ11を受け取り、編集装置27からの制御信号に基づいて、磁気テープ上に記録されたソースビデオ信号を再生する。
【0062】
ビデオテープレコーダ29は、ビデオテープレコーダ23又はビデオテープレコーダ25から再生された24フレームレートのHDビデオ信号を受け取り、編集された24フレームレートのHDのビデオ信号を、マスタービデオプログラムとして、マスタービデオテープ30に記録する。
【0063】
編集装置27は、オフライン編集システムによって生成された編集リスト21を受け取り、この編集リスト21に従って、ビデオテープレコーダ23及び25の再生処理及びビデオテープレコーダ29の記録処理をコントロールする。
【0064】
本実施例のように、オンライン編集システム33で編集リストを生成せずに、オフライン編集システム31で制作した編集リストをオンライン編集システム33で使用する理由は、以下の理由に因るものである。
【0065】
通常の編集処理において、編集オペレータが最も時間を使うのは、編集点を決めたり、エフェクトを決めたりする作業、つまり編集リストを作成する作業であって、その作業には数時間から数十時間が必要とされる。放送局用のビデオテープレコーダから構成されるオンライン編集システムは、非常に高価なシステムのため、大きな放送局でさえも数が限られており、単に編集リストを作成する作業のために、そのような高価なシステムを数時間又は数十時間占有することはコスト無駄である。
【0066】
そこで、家庭用の廉価タイプのVTRや汎用コンピュータから構成される廉価のオフライン編集システムを使用して、予め編集リストを作成する作業を行い、その編集リストに従ってオンライン編集処理を行えば、このオンライン編集システムを占有する時間を短時間にすることができる。このような理由で、オフライン編集システム31で制作した編集リストをオンライン編集システム33で使用するようにしている。
【0067】
図2は、ビデオテープレコーダ7の概略構成を示す図であり、ビデオテープレコーダ7は、再生記録部41、レートコンバータ43等を有している。
【0068】
再生記録部41は、供給された24フレームレートのソースHDビデオ信号を磁気テープ上に記録する記録処理及び磁気テープ上に記録された24フレームレートのHDビデオデータを再生する再生処理を行うブロックである。再生された24フレームレートのHDビデオ信号は、ビデオスイッチャやビデオサーバなどの外部装置に供給されたり、レートコンバータ43に供給される。
【0069】
レートコンバータ43は、24フレームレートのHDビデオ信号を受け取り、24フレームレートのHDビデオ信号から30フレームレートのHDビデオ信号を生成する機能、及び、24フレームレートのHDビデオ信号から24フレームレートのSDビデオ信号を生成する機能を有している。
【0070】
図3は、レートコンバータ43の概略構成図であり、レートコンバータ43はVITC分離部51、VITC生成部53、プルダウン処理部55、ダウンコンバート部57、VITC挿入部59、60等を有する。
【0071】
VITC分離部51は、記録再生部41から出力された24フレームレートのHDビデオ信号を受け取り、24フレームレートのビデオ信号のブランキング期間に挿入されているVITC(Vertical Interval TimeCode)情報151を分離する回路である。このVTIC情報151には、24フレームレートのタイムコードTC_24Fに関する情報が重畳されている。
【0072】
プルダウン処理部55は、VITC分離部51から24フレームレートのHDビデオ信号を受け取り、この24フレームレートのHDビデオ信号に2−3プルダウン処理を行うことによって、30フレームレートのHDビデオ信号を生成する。プルダウン処理部55は、各フィールド毎にプルダウン処理を行う際に、そのフィールドが2−3プルダウン処理の1シーケンスにおける何番目のフィールドであるかを示すシーケンス情報をVITC生成部53に供給する。
【0073】
ダウンコンバート部57は、プルダウン処理部55から出力された、30フレームレートのHDビデオ信号を受け取り、このHDビデオ信号に対してダウンコンバート処理を行うことによって、高解像度のビデオ信号を低解像度のビデオ信号に変換するためのブロックである。
【0074】
この実施例では、ダウンコンバート部57は、HDビデオ信号をより低解像度のSDビデオ信号に変換し、その結果、30フレームレートのSDビデオ信号を出力する。
【0075】
VITC生成部53は、VITC分離部51において分離されたVITC情報151から、そのVITC情報にSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)−12Mに従って記述されている24フレームレートのタイムコードTC_24Fを抽出する。
【0076】
また、VITC生成部53は、この24フレームレートのタイムコードTC_24Fから30フレームレートのタイムコードTC_30Fを生成する。さらに、VITC生成部53は、プルダウン処理部55からプルダウン処理のシーケンスを示すシーケンス番号を受け取り、このシーケンス番号に基づいて4ビットデータからなるシーケンス番号301を生成する。
【0077】
さらに、VITC生成部53は、30フレームレートのSDビデオ信号に挿入されるVITC情報201として、30フレームレートのタイムコードTC_30F、24フレームレートのタイムコードTC_24F及びシーケンス番号301を含んだVITC情報を新たに生成し、そのVITC情報をVITC挿入部59に供給する。
【0078】
VITC挿入部59は、ダウンコンバート部57から、30フレームレートのSDビデオ信号を受け取ると共に、VITC生成部53から、30フレームレートのタイムコードTC_30F、24フレームレートのタイムコードTC_24F及びシーケンス番号301を含んだVITC情報201を受け取り、30フレームレートのSDビデオ信号のブランキング期間に、このVITC情報を挿入する。
【0079】
図4は、タイムコード61を示す図であり、タイムコード主要部61は例えば「00:00:00:00」である。タイムコード61の上位2桁は時間を表し、次の2桁は分を表し、次の2桁は秒を表し、次の2桁がフレームを表す。
【0080】
図4において、時間は「10」の位63と「1」の位65で表される。分は「10」の位67と「1」の位69で表される。秒は「10」の位71と「1」の位73で表される。フレームは「10」の位75と「1」の位79で表される。
【0081】
図5、図6はSMPTE−12M規格に準拠したVITC情報101を示す図であり、VITC情報の規格を示す。ここで、あえて公知であるSMPTE−12M規格を説明する理由は、後述の詳細に説明によって、本発明とSMPTE−12M規格との違いを明確にするためであって、さらに、本発明がSMPTE−12M規格に準拠していることを理解するためである。
【0082】
SMPTE−12M規格で定められているVITC情報101は、83ビットの情報であり、第0ビット、第1ビット、第10ビット、第11ビットは第20ビット、第21ビット、第30ビット、第31ビット、第40ビット、第41ビット、第50ビット、第51ビット、第60ビット、第61ビット、第70ビット、第71ビット、第80ビット、第81ビットは同期ビット103−1、103−2、103−3、103−4、103−5、103−6、103−7、103−8、103−9となる。
【0083】
第2ビットから第5ビットはフレーム情報エリア105−1を表し、このフレーム情報エリア105−1は図4に示すフレームの「1」の位79を示す。すなわちフレームの「1」の位79は、「1」から「9」までの数字であり、第2ビットから第5ビットを用いて表される。
【0084】
第12ビットから第13ビットはフレーム情報エリア105−2を表し、このフレーム情報エリア105−2は図4に示すフレームの「10」の位75を示す。
【0085】
ソースHDビデオ信号S1は24フレームレートなので、フレームの「10」の位75は「1」または「2」となり、第12ビットと、第13ビットの2ビットでフレームの「10」の位75が表される。
【0086】
VITC情報101には、ユーザが自由に使えるユーザ領域が設けられており、第6ビットから第9ビット、第16ビットから第19ビット、第26ビットから第29ビット、第36ビットから第39ビット、第46ビットから第49ビット、第56ビットから第59ビット、第66ビットから第69ビット、第76ビットから第79ビットが夫々ユーザ領域(ユーザビットエリア)113−1、113−2、…、113−8となる。
【0087】
第22ビットから第25ビットは秒情報107−1を表し、この秒情報エリア107−1は図4に示す秒の「1」の位73を示す。
第32ビットから第34ビットは秒情報エリア107−2を表し、この秒情報エリア107−2は図4に示す秒の「10」の位71を示す。
【0088】
第42ビットから第45ビットは分情報エリア109−1を表し、この分情報エリア109−1は図4に示す分の「1」の位69を示す。
第52ビットから第54ビットは分情報エリア109−2を表し、この分情報エリア109−2は図4に示す分の「10」の位67を示す。
【0089】
第62ビットから第65ビットは時間情報エリア111−1を表し、この時間情報エリア111−1は図4に示す時間の「1」の位65を示す。
第72ビットから第73ビットは時間情報エリア111−2を表し、この時間情報エリア111−2は図4に示す時間の「10」の位63を示す。
【0090】
第35ビットはフィールドフェイズフラグ108であり、このVITC情報が挿入されたフィールドは第35ビットが「0」の場合、トップフィールドであり、第35ビットが「1」の場合、ボトムフィールドである。
【0091】
図7、図8は24フレームレートのソースHDビデオ信号S1のブランキング期間に挿入されているVITC情報151を示す。このVITC情報151は、上述したVITC分離部51によってソースHDビデオ信号から抽出される情報である。
【0092】
時間情報エリア111−1、111−2、分情報エリア109−1、109−2、秒情報エリア107−1、107−2、フレーム情報エリア105−1、105−2に、時間、分、秒、フレーム番号からなる24フレームレートのタイムコードが挿入されている。ユーザ領域113−1、113−2等には何の情報も挿入されていない。
【0093】
図9、図10はレートコンバータ43で生成される30フレームレートのSDビデオ信号S5のブランキング期間に挿入されるVITC情報201を示す図である。
【0094】
VITC情報201における時間情報ビットエリア211−1、211−2、分情報ビットエリア209−1、209−2、秒情報ビットエリア207−1、207−2、フレーム情報ビットエリア205−1、205−2に時間、分、秒、フレーム番号からなる30フレームレームのタイムコードTC_30Fが、SMPTE−12Mの規格に従って記述されている。
【0095】
また、VITC情報201のユーザビットエリア213−1及び213−2には、24フレームレートのタイムコードTC_24Fのフレーム情報が記述され、ユーザビットエリア213−3及び213−4には、24フレームレートのタイムコードTC_24Fの秒情報が記述され、ユーザビットエリア213−5及び213−6には、24フレームレートのタイムコードTC_24Fの分情報が記述され、ユーザビットエリア213−7及び213−8には、24フレームレートのタイムコードTC_24Fの時間情報が記述されている。
【0096】
また、第39ビットのユーザビットエリア220−1、第59ビットのユーザビットエリア220−2、第78ビット及び第79ビットのユーザビットエリア220−3には、プルダウン処理のにおける各フィールドの順番を示す4ビットのシーケンス番号301が書き込まれる。このシーケンス番号301は「0」から「9」の値をとり、30フレームレートのビデオ信号のフィールドの順序を示す。
【0097】
第39ビット、第59ビット、第78ビット、第79ビットを夫々、d0、d1、d2、d3とすると、(d3:d2:d1:d0)から構成される4ビットによりシーケンス番号301が表される。例えば、シーケンス番号301が「5」の場合、(d3:d2:d1:d0)は(0:1:0:1)となる。
【0098】
〔実施の形態の動作〕
次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0099】
テレシネ3から24フレームレートのソースHDビデオ信号S1がビデオテープレコーダ7に送られる。一方、ビデオカメラ3から24フレームレートのソースHDビデオ信号S3がビデオテープレコーダ7に送られる。
【0100】
ビデオテープレコーダ7の記録再生部41は、ソースHDビデオ信号S1をビデオテープ9に記録し、ソースHDビデオ信号S3をビデオテープ11に記録する。このソースHDビデオ信号を記録したビデオテープ9及び11は、マスタービデオプログラムを制作するためのオリジナルソースビデオ素材として、オンライン編集システム33に供給される。
【0101】
一方、ビデオテープレコーダ7の記録再生部41は、オフライン編集処理のために使用される30フレームレートのSDビデオ信号を生成するための第1段の処理として、ビデオテープ9及び11上に記録されたソースHDビデオ信号を再生し、24フレームレートの再生HDビデオ信号を出力する。
【0102】
〔レートコンバータ43の処理〕
以下、レートコンバータ43におけるプルダウン処理部55、VITC生成部53及びVITC挿入部59の処理について、図11から図14のフローチャートおよび図15を参照しながら説明する。
【0103】
図11から図14は、プルダウン処理部55、VITC生成部53及びVITC挿入部59の処理のフローチャートであって、図15は、24フレームレートのソースビデオ信号と2−3プルダウン処理によって生成された30フレームレートのビデオ信号との関係を示す図であって、また、30フレームレートのビデオ信号のVITCに挿入されるタイムコード情報及びシーケンス情報の関係を示している図である。
【0104】
なお、図15において、「t」はトップフィールドを表し、「b」はボトムフィールドを表しており、24フレームレート又は30フレームレートのビデオ信号のタイムコードとして示されている2桁の数字「00」は、タイムコードのフレームユニット部分だけを表示しているだけであって、実際のタイムコードは「00:00:00:00」である。また、タイムコードの後ろに表示されている「*」のマークは、このフィールドがボトムフィールドであることを示している。
【0105】
以下に、レートコンバータ43におけるプルダウン処理部55、VITC生成部53及びVITC挿入部59の動作について、24フレームレートのソースHDビデオ信号の各フィールド毎に説明する。
【0106】
まず、第1のフレームF0を構成するトップフィールドt0に対する処理について説明する。
【0107】
プルダウン処理部55は、VITC分離部51供給された24フレームレートのビデオ信号のフィールドが、トップフィールドt0である場合には、ステップ1103において、24フレームレートの再生ビデオ信号S1のトップフィールドt0を、30フレームレートのSDビデオ信号S5のトップフィールドt0’として出力する。
【0108】
さらに、プルダウン処理部55は、このトップフィールドt0’は、プルダウン処理の1シーケンスの最初のフィールドであるので、最初のフィールドであることを示すシーケンス番号「0」をVITC生成部53に供給する。
【0109】
VITC生成部53は、30フレームレートのSDビデオ信号に挿入されるVITC情報201を新たに生成する(ステップ1104)。以下のその処理を詳細に説明する。
【0110】
VITC生成部53は、VITC分離部51から、ソースHDビデオ信号に重畳されていたVITC情報151を受け取り、そのVITC情報151から、SMPTE−12Mに従って記述されている24フレームレートのタイムコードTC_24Fを抽出する。
【0111】
図7及び図8において説明したように、24フレームレートのビデオ信号に挿入されているVITC情報151は、SMPTE−12Mに準拠しているので、24フレームレートのタイムコードは、ビットエリア105−1、105−2、105−3、107−1、107−2、109−1、109−2、111−1及び111−2に記述されており、これらのビットエリアに記述されているビットデータを参照することによって、24フレームレートのタイムコードを構成する、フレームユニット、秒、分、及び時間の情報を抽出することができる。
【0112】
この実施例においては、抽出されたトップフィールドt0のタイムコードは、「00:00:00:00」である。なお、この実施例の説明では、本発明をより理解し易くするために、2−3プルダウン処理が行われる最初のフレームのタイムコードが「00:00:00:00」から始まる場合を例にあげて説明している。
【0113】
VITC生成部53は、この24フレームレートのタイムコードTC_24Fから30フレームレートのタイムコードTC_30Fを生成する。この実施例においては、24フレームレートのタイムコードは、「00:00:00:00」であって、30フレームレートのビデオ信号における最初のフレームを構成するトップフィールドであるので、30フレームレートのタイムコードは、「00:00:00:00」となる。
【0114】
VITC生成部53は、プルダウン処理部55から、プルダウン処理されたフィールドが、プルダウン処理の1シーケンスにおいて何番目かを示すシーケンス番号を受け取り、そのシーケンス番号を「d0:d1:d2:d3」の4ビットで表現する。
【0115】
この実施例の場合、トップフィールドt0は、プルダウン処理の1シーケンスにおける最初のフィールドであるので、図15に示したようにシーケンス番号は「1」であって、このシーケンス番号を表す4ビットデータ「d0:d1:d2:d3」は「0:0:0:0」となる。
【0116】
VITC生成部53は、30フレームレートのタイムコード、24フレームレートのタイムコード、及びシーケンス番号から新たなVITC情報201を生成する。具体的には、このレートコンバータ43から出力されるSDビデオ信号は、30フレームレートのビデオ信号であるので、30フレームレートのタイムコードTC_30Fは、図9及び図10において説明したように、SMPTE−12Mに準拠したビットエリア205−1、205−2、205−3、207−1、207−2、209−1、209−2、211−1及び211−2に記述される。
【0117】
24フレームレートのオリジナルソースHDビデオ信号に付加されていた24フレームレートのタイムコードTC_24Fは、SMPTE−12Mに準拠したビットエリアでは無く、ユーザビットエリア213−1、213−2、213−3、213−4、213−5、213−6、213−7及び213−8に記述される。また、シーケンス番号を表す4ビットデータ「d0:d1:d2:d3」を、ユーザビットエリア220−1、220−2及び220−3に挿入する。
【0118】
VITC挿入部59は、ダウンコンバート部57から、30フレームレートのビデオ信号の最初のフィールドとしてトップフィールドt0’を受け取るとともに、VITC生成部53から出力されたVITC情報201を受け取る。そして、VITC挿入部59は、このトップフィールドt0’のブランキング期間に、VITC生成部53から供給されたVITC情報201を挿入する。
【0119】
この結果、レートコンバータ43から出力される30フレームレートのビデオ信号には、30フレームレートのタイムコードだけではなく、24フレームレートのタイムコード及びシーケンス番号が重畳されていることになる。
【0120】
次に、第1のフレームF0を構成するボトムフィールドb0に対する処理について説明する。
【0121】
プルダウン処理部55は24フレームレートのソースビデオ信号S1のフィールドとして、ボトムフィールドb0を受け取ると、ステップ1105において、30フレームレートのSDビデオ信号S5のボトムフィールドb0’として出力する。さらに、プルダウン処理部55は、このボトムフィールドb0’は、プルダウン処理の1シーケンスにおける2番目のフィールドであるので、2番目のフィールドであることを示すシーケンス番号「1」をVITC生成部53に供給する。
【0122】
VITC生成部53は、30フレームレートのSDビデオ信号に挿入されるVITC情報201を生成する(ステップ1106)。この処理について以下に詳細に説明する。
【0123】
VITC生成部53は、トップフィールドt0の場合と同じように、VITC分離部51から、ソースHDビデオ信号に重畳されていたVITC情報151を受け取り、そのVITC情報から、SMPTE−12Mに従って記述されている24フレームレートのタイムコードTC_24Fを抽出する。
【0124】
24フレームレートのタイムコードは、ビットエリア105−1、105−2、105−3、107−1、107−2、109−1、109−2、111−1及び111−2に記憶されており、これらのビットエリアに記述されているデータを参照することによって、24フレームレートのタイムコードを抽出することができる。この実施例においては、抽出されたボトムフィールドb0のタイムコードは、「00:00:00:00」である。
【0125】
VITC生成部53は、この24フレームレートのタイムコードTC_24Fから30フレームレートのタイムコードTC_30Fを生成する。この実施例においては、24フレームレートのタイムコードは、「00:00:00:00」であって、30フレームレートのビデオ信号における最初のフレームを構成するボトムフィールドであるので、30フレームレートのタイムコードは、「00:00:00:00」となる。
【0126】
VITC生成部53は、プルダウン処理部55からシーケンス番号「1」を受け取り、そのシーケンス番号を「d0、d1、d2、d3」の4ビットで表現する。この実施例の場合、このシーケンス番号を表す4ビットデータ「d0:d1:d2:d3」は「0:0:0:1」となる。
【0127】
VITC生成部53は、30フレームレートのタイムコード、24フレームレートのタイムコード、及びシーケンス番号から新たなVITC情報201を生成する。具体的には、このレートコンバータ43から出力されるSDビデオ信号は、30フレームレートのビデオ信号であるので、30フレームレートのタイムコードTC_30Fは、図9及び図10において説明したように、SMPTE−12Mに準拠したビットエリア205−1、205−2、205−3、207−1、207−2、209−1、209−2、211−1及び211−2に記述される。
【0128】
24フレームレートのオリジナルソースHDビデオ信号に付加されていた24フレームレートのタイムコードTC_24Fは、ユーザビットエリア213−1、213−2、213−3、213−4、213−5、213−6、213−7及び213−8に記述され、また、シーケンス番号を表す4ビットデータ「d0:d1:d2:d3」は、ユーザビットエリア220−1、220−2及び220−3に挿入される。
【0129】
VITC挿入部59は、ダウンコンバート部57から、30フレームレートのビデオ信号のボトムフィールドb0’を受け取るとともに、VITC生成部53から出力されたVITC情報201を受け取る。そして、VITC挿入部59は、このボトムフィールドb0’のブランキング期間に、VITC生成部53から供給されたVITC情報201を挿入する。
【0130】
次に、第2のフレームF1を構成するトップフィールドt1に対する処理について説明する。
【0131】
プルダウン処理部55は、24フレームレートのソースビデオ信号S1のフィールドとして、トップフィールドt1を受け取ると、このトップフィールドt1を一時的にメモリに記憶させる(ステップ1108)と共に、トップフィールドt1を30フレームレートのビデオ信号S5のトップフィールドt1’として出力する(ステップ1109)。このトップフィールドt1を一時的にメモリにストアする理由は、2−3プルダウン処理によって、リピートフィールドを生成するためである。プルダウン処理部55は、トップフィールドt1’は、プルダウン処理の1シーケンスにおける3番目のフィールドであるので、3番目のフィールドであることを示すシーケンス番号「2」をVITC生成部53に供給する。
【0132】
VITC生成部53は、30フレームレートのSDビデオ信号に挿入される新たなVITC情報201を生成する(ステップ1110)。
【0133】
より詳細には、上述したトップフィールドt0に対する処理と同じように、VITC分離部51から、ソースビデオ信号に重畳されていたVITC情報151を受け取り、そのVITC情報から、24フレームレートのタイムコードTC_24Fを抽出する。この実施例においては、抽出されたトップフィールドt1のタイムコードは、「00:00:00:01」である。
【0134】
VITC生成部53は、この24フレームレートのタイムコードTC_24Fから30フレームレートのタイムコードTC_30Fを生成する。この実施例においては、24フレームレートのタイムコードは、「00:00:00:01」であって、30フレームレートのビデオ信号における2番目のフレームであるので、30フレームレートのタイムコードは、「00:00:00:01」となる。
【0135】
VITC生成部53は、プルダウン処理部55から供給されたシーケンス番号「2」を表す4ビットデータ「0:0:1:0」を生成する。
【0136】
VITC生成部53は、30フレームレートのタイムコード、24フレームレートのタイムコード、及びシーケンス番号から新たなVITC情報201を生成する。30フレームレートのタイムコードTC_30Fは、SMPTE−12Mに準拠したビットエリア205−1、205−2、205−3、207−1、207−2、209−1、209−2、211−1及び211−2に記述され、24フレームレートのタイムコードTC_24Fは、ユーザビットエリア213−1、213−2、213−3、213−4、213−5、213−6、213−7及び213−8に記述され、シーケンス番号を表す4ビットデータ「d0:d1:d2:d3」は、ユーザビットエリア220−1、220−2及び220−3に挿入される。
【0137】
VITC挿入部59は、ダウンコンバート部57から出力された30フレームレートのビデオ信号のトップフィールドt1’のブランキング期間に、VITC生成部53から出力されたVITC情報201を挿入する。
【0138】
次に、ボトムフィールドb1に対する処理を説明する。
プルダウン処理部55は24フレームレートのソースビデオ信号S1のフィールドとして、ボトムフィールドb1を受け取ると、このボトムフィールドb1を30フレームレートのビデオ信号S5のボトムフィールドb1’として出力する(ステップ1111)。ボトムフィールドb1’は、プルダウン処理の1シーケンスにおける4番目のフィールドであるので、4番目のフィールドであることを示すシーケンス番号「3」をVITC生成部53に出力する。
【0139】
VITC生成部53は、30フレームレートのSDビデオ信号に挿入される新たなVITC情報201を生成する(ステップ1112)。具体的には、トップフィールドt0やt1と同じように、24フレームレートのソースビデオ信号に重畳されていたVITC情報151から、24フレームレートのタイムコードTC_24Fを抽出する。この実施例においては、抽出されたボトムフィールドb1のタイムコードは、「00:00:00:01」である。
【0140】
VITC生成部53は、30フレームレートのタイムコードTC_30Fを生成する。この実施例においては、30フレームレートのタイムコードは、「00:00:00:01」となる。
【0141】
VITC生成部53は、プルダウン処理部55から供給されたシーケンス番号「3」を表す4ビットデータ「0:0:1:1」を生成する。
【0142】
VITC生成部53は、上述したトップフィールド及びボトムフィールドに対する処理と同じように、30フレームレートのタイムコード、24フレームレートのタイムコード、及びシーケンス番号から新たなVITC情報201を生成する。
【0143】
VITC挿入部59は、ダウンコンバート部57から出力された30フレームレートのビデオ信号のボトムフィールドb1’のブランキング期間に、VITC生成部53から出力されたVITC情報201を挿入する。
【0144】
次に、プルダウン処理部部55は、リピートフィールドを作成するために、メモリに記憶されたトップフィールドt1を30フレームレートのビデオ信号S5のトップフィールドt2’として出力することで、リピートフィールドを作成する(ステップ1113)。このリピートフィールドとして挿入されたトップフィールドt2’は、トップフィールドt1’と全く同じ信号である。プルダウン処理部55は、トップフィールドt2’は、プルダウン処理の1シーケンスにおける5番目のフィールドであるので、5番目のフィールドであることを示すシーケンス番号「4」をVITC生成部53に出力する。
【0145】
VITC生成部53は、30フレームレートのSDビデオ信号に挿入される新たなVITC情報201を生成する(ステップ1114)。上述したように、トップフィールドt1の24フレームレートのタイムコードは、「00:00:00:01」である。さらに、VITC生成部53は、30フレームレートのタイムコードTC_30Fを生成する。この実施例においては、トップフィールドt2’は、第3のフレームF2’を構成するフィールドであるので、30フレームレートのタイムコードは、図15に示したように「00:00:00:02」となる。つまり、トップフィールドt2’に対応する24フレームレートのタイムコードと30フレームレートのタイムコードは異なるということである。
【0146】
また、VITC生成部53は、プルダウン処理部55から供給されたシーケンス番号「4」を表す4ビットデータ「0:1:0:0」を生成する。
VITC生成部53は、上述したトップフィールド及びボトムフィールドに対する処理と同じように、30フレームレートのタイムコード、24フレームレートのタイムコード、及びシーケンス番号から新たなVITC情報201を生成する。
【0147】
VITC挿入部59は、ダウンコンバート部57から出力された30フレームレートのビデオ信号のトップフィールドt2’のブランキング期間に、VITC生成部53から出力されたVITC情報201を挿入する。
【0148】
次に、トップフィールドt2及びボトムフィールドb2に対する処理を説明する。
プルダウン処理部55は、24フレームレートのソースビデオ信号S1のフィールドとして、トップフィールドt2を受け取ると、プルダウン処理部55はビデオ信号S1のトップフィールドt2をメモリに一時的に記憶する(ステップ1116)。
【0149】
続いて、プルダウン処理部55は、24フレームレートのソースビデオ信号S1のボトムフィールドb2を受け取ると、そのボトムフィールドb2を30フレームレートのビデオ信号S5のボトムフィールドb2’として出力する(ステップ1117)。ボトムフィールドb2’は、プルダウン処理の1シーケンスにおける6番目のフィールドであるので、プルダウン処理部55は、6番目のフィールドであることを示すシーケンス番号「5」をVITC生成部53に出力する。
【0150】
VITC生成部53は、30フレームレートのSDビデオ信号に挿入される新たなVITC情報201を生成する(ステップ1118)。より詳細には、24フレームレートのソースビデオ信号におけるボトムフィールドb2の24フレームレートのタイムコードは、「00:00:00:02」である。
【0151】
この実施例においては、ボトムフィールドb2’は、第3のフレームF2’を構成するフィールドであるので、30フレームレートのタイムコードは、図15に示したように「00:00:00:02」となる。また、VITC生成部53は、プルダウン処理部55から供給されたシーケンス番号「5」を表す4ビットデータ「0:1:0:1」を生成する。
【0152】
VITC生成部53は、上述したトップフィールド及びボトムフィールドに対する処理と同じように、30フレームレートのタイムコード、24フレームレートのタイムコード、及びシーケンス番号から新たなVITC情報201を生成する。
【0153】
VITC挿入部59は、ダウンコンバート部57から出力された30フレームレートのビデオ信号のボトムフィールドb2’のブランキング期間に、VITC生成部53から出力されたVITC情報201を挿入する。
【0154】
続いて、プルダウン処理部55はメモリからトップフィールドt2を取り出し、30フレームレートのビデオ信号S5のトップフィールドt3’として出力する(ステップ1119)。トップフィールドt3’は、プルダウン処理の1シーケンスにおける7番目のフィールドであるので、プルダウン処理部55は、7番目のフィールドであることを示すシーケンス番号「6」をVITC生成部53に出力する。
【0155】
VITC生成部53は、30フレームレートのSDビデオ信号に挿入される新たなVITC情報201を生成する(ステップ1120)。この実施例においては、24フレームレートのソースビデオ信号におけるトップフィールドt2の24フレームレートのタイムコードは、「00:00:00:02」であって、トップフィールドt3’は、第4のフレームF3’を構成するフィールドであるので、30フレームレートのタイムコードは、図15に示したように「00:00:00:03」となる。また、VITC生成部53は、プルダウン処理部55から供給されたシーケンス番号「6」を表す4ビットデータ「0:1:1:1」を生成する。
【0156】
VITC生成部53は、上述したトップフィールド及びボトムフィールドに対する処理と同じように、30フレームレートのタイムコード、24フレームレートのタイムコード、及びシーケンス番号から新たなVITC情報201を生成する。
【0157】
VITC挿入部59は、ダウンコンバート部57から出力された30フレームレートのビデオ信号のトップフィールドt3’のブランキング期間に、VITC生成部53から出力されたVITC情報201を挿入する。
【0158】
次に、トップフィールドt3及びボトムフィールドb3に対する処理を説明する。
プルダウン処理部55は、24フレームレートのソースビデオ信号S1のトップフィールドt3を受け取ると、そのトップフィールドt3をメモリに記憶する(ステップ1121)。また、プルダウン処理部55は、24フレームレートのソースビデオ信号S1のボトムフィールドb3を受け取ると、そのボトムフィールドb3を、メモリに一時的に記憶する(ステップ1122)。続いて、プルダウン処理部55は、24フレームレートのソースビデオ信号のボトムフィールドb3を、30フレームレートのビデオ信号S5のボトムフィールドb3’として出力する(ステップ1123)。ボトムフィールドb3’は、プルダウン処理の1シーケンスにおける8番目のフィールドであるので、プルダウン処理部55は、8番目のフィールドであることを示すシーケンス番号「7」をVITC生成部53に出力する。
【0159】
VITC生成部53は、30フレームレートのSDビデオ信号に挿入される新たなVITC情報201を生成する(ステップ1124)。この実施例においては、24フレームレートのソースビデオ信号におけるボトムフィールドb3の24フレームレートのタイムコードは、「00:00:00:03」であって、ボトムフィールドb3’は、第4のフレームF3’を構成するフィールドであるので、30フレームレートのタイムコードは、図15に示したように「00:00:00:03」となる。また、VITC生成部53は、プルダウン処理部55から供給されたシーケンス番号「7」を表す4ビットデータ「1:0:0:0」を生成する。
【0160】
VITC生成部53は、上述したトップフィールド及びボトムフィールドに対する処理と同じように、30フレームレートのタイムコード、24フレームレートのタイムコード、及びシーケンス番号から新たなVITC情報201を生成する。
【0161】
VITC挿入部59は、ダウンコンバート部57から出力された30フレームレートのビデオ信号のボトムフィールドb3’のブランキング期間に、VITC生成部53から出力されたVITC情報201を挿入する。
【0162】
次に、プルダウン処理部55はメモリからトップフィールドt3を取り出し、30フレームレートのビデオ信号S5のトップフィールドt4’として出力する(ステップ1125)。トップフィールドt4’は、プルダウン処理の1シーケンスにおける9番目のフィールドであるので、プルダウン処理部55は、9番目のフィールドであることを示すシーケンス番号「8」をVITC生成部53に出力する。
【0163】
VITC生成部53は、30フレームレートのSDビデオ信号に挿入される新たなVITC情報201を生成する(ステップ1126)。この実施例においては、24フレームレートのソースビデオ信号におけるトップフィールドt3の24フレームレートのタイムコードは、「00:00:00:03」であって、トップフィールドt4’は、第5のフレームF4’を構成するフィールドであるので、30フレームレートのタイムコードは、図15に示したように「00:00:00:04」となる。また、VITC生成部53は、プルダウン処理部55から供給されたシーケンス番号「8」を表す4ビットデータ「1:0:0:1」を生成する。
【0164】
VITC生成部53は、上述したトップフィールド及びボトムフィールドに対する処理と同じように、30フレームレートのタイムコード、24フレームレートのタイムコード、及びシーケンス番号から新たなVITC情報201を生成する。
【0165】
VITC挿入部59は、ダウンコンバート部57から出力された30フレームレートのビデオ信号のトップフィールドt4’のブランキング期間に、VITC生成部53から出力されたVITC情報201を挿入する。
【0166】
次に、プルダウン処理部55は、メモリからボトムフィールドb3を取り出し、ビデオ信号S5のボトムフィールドb4’として出力する(ステップ1127)。このボトムフィールドb4’は、リピートフィールドであって、ボトムフィールドb3’と全く同じ信号である。ボトムフィールドb4’は、プルダウン処理の1シーケンスにおける10番目のフィールドであるので、プルダウン処理部55は、10番目のフィールドであることを示すシーケンス番号「9」をVITC生成部53に出力する。
【0167】
VITC生成部53は、30フレームレートのSDビデオ信号に挿入される新たなVITC情報201を生成する(ステップ1128)。この実施例においては、24フレームレートのソースビデオ信号におけるボトムフィールドb3の24フレームレートのタイムコードは、「00:00:00:03」であって、ボトムフィールドb4’は、第5のフレームF4’を構成するフィールドであるので、30フレームレートのタイムコードは、図15に示したように「00:00:00:04」となる。また、VITC生成部53は、プルダウン処理部55から供給されたシーケンス番号「9」を表す4ビットデータ「1:0:1:0」を生成する。
【0168】
VITC生成部53は、上述したトップフィールド及びボトムフィールドに対する処理と同じように、30フレームレートのタイムコード、24フレームレートのタイムコード、及びシーケンス番号から新たなVITC情報201を生成する。
【0169】
VITC挿入部59は、ダウンコンバート部57から出力された30フレームレートのビデオ信号のボトムフィールドb4’のブランキング期間に、VITC生成部53から出力されたVITC情報201を挿入する。
【0170】
以上の処理で、プルダウン処理に基づくレート変換1シーケンス(4フレーム)の処理が終了し、以下、このシーケンスが繰り返されていく。
【0171】
以上のプロセスをまとめると、プルダウン処理部55による2−3プルダウン処理のシーケンスそのものは、既に公知の一般的な技術であって、本発明の特徴的な部分ではない。
【0172】
本発明の特徴は、2−3プルダウン処理によって24フレームレートのビデオ信号から30フレームレートのビデオ信号を生成する際に、SMPTE−12Mの規格に従って、VITC情報として、30フレームレートのタイムコード(TC_30F)のみを記述するのではなく、その30フレームレートのタイムコード(TC_30F)に加え、24フレームレートのオリジナルソースビデオデータに付加されていた24フレームレートのタイムコード(TC_24F)を記述することに特徴がある。
【0173】
具体的には、30フレームレートのタイムコードは、通常のビデオ信号と同じように、SMPTE−12Mに準拠したビットエリア205−1、205−2、205−3、207−1、207−2、209−1、209−2、211−1及び211−2に記述されるが、24フレームレートのオリジナルソースHDビデオ信号に付加されていた24フレームレートのタイムコードTC_24Fは、ユーザビットエリア213−1、213−2、213−3、213−4、213−5、213−6、213−7及び213−8に記述される。これによって、30フレームレートのビデオデータと一緒に、オリジナルの24フレームレートのタイムコードデータを伝送することができる。
【0174】
また、24フレームレートのビデオデータに対して2−3プルダウン処理を施して、30フレームレートのビデオデータに変換したとしても、オリジナルタイムコードが欠落してしまうことはない。
【0175】
さらに、本発明では、その24フレームレートのオリジナルタイムコードの挿入に加え、プルダウン変換の1シーケンスにおいてフィールドの位置を示すシーケンス番号をVITC情報のユーザエリアに挿入していることにも特徴でもある。このように、シーケンス番号を挿入しておくことで、後述する逆2−3プルダウン処理を、特別なアルゴリズムを使用せずに、確実にしかも高速に行うことができる。
【0176】
ビデオテープレコーダ7は、ビデオカメラ5から出力される24フレームレートのHDのビデオ信号S3に対してもビデオ信号S1と同様の処理を行い、オフライン編集用に30フレームレートのSDのビデオ信号を出力する。
【0177】
ビデオテープレコーダ13は、ビデオテープレコーダ7から出力された30フレームレートのSDビデオ信号S5を受け取り、その30フレームレートのSDビデオ信号S5をVHS方式のビデオテープ15に記録する。
【0178】
ビデオテープレコーダ17は、VHS方式のビデオテープ15を再生し、30フレームレートのSDビデオ信号を、ノンリニア編集機19に供給する。
【0179】
〔ノンリニア編集機19におけるデジタイジング処理〕
以下に、ノンリニア編集機19のデジタイジング処理を説明する。このデジタイジング処理とは、ビデオ素材のデジタル化という意味もあるが、編集業界ではテープ上に記録されたビデオ素材をハードディスクなどのランダムアクセス可能な記録媒体上に記録することを指している。
【0180】
ノンリニア編集機19は、このデジタイジング処理を行う際に、逆2−3プルダウン変換を行う。逆2−3プルダウン変換とは、2−3プルダウン変換の逆の処理であって、30フレームレートのビデオ信号を24フレームレートのビデオ信号に変換する処理である。
【0181】
この実施例におけるノンリニア編集機19では、ビデオテープレコーダ17から供給された30フレームレートのSDビデオ信号を受け取り、その30フレームレートのSDビデオ信号に逆2−3プルダウン処理を施した後、24フレームレートのSDビデオ信号をハードディスク18に記憶するようにしている。
【0182】
図16から図23のフローチャート及び図22の逆2−3プルダウン変換の説明図を参照して、ノンリニア編集機19のデジタイジング処理について詳細に説明する。以下の処理は、ノンリニア編集機19のコンピュータ20の処理である。
【0183】
まず、フィールドt0’、b0’、t1’及びb1’に対するデジタイジング処理について説明する。
【0184】
コンピュータ20は、ビデオテープレコーダ17から出力された30フレームレートのSDビデオ信号S5のブランキング期間からVITC情報201を各フィールド毎に抽出する(ステップ1701)。
【0185】
コンピュータ20は、ステップ1701において抽出したVITC情報201からシーケンス番号301を抽出する(ステップ1702)。シーケンス番号301の表す4ビットデータは、前述したようにVITC情報201のユーザビットエリア220−1、220−2及び220−3に記述されており、このビットを参照することによって、シーケンス番号を得ることができる。
【0186】
続いて、コンピュータ20は、抽出したVITC情報201から24フレームレートのタイムコードを抽出する(ステップ1703)。24フレームレートのタイムコードは、図9及び図10において説明したように、ユーザビットエリア213−1、213−2、213−3、213−4、213−5、213−6、213−7及び213−8に記述されているので、このビットエリアのデータを参照することで、容易に抽出することができる。
【0187】
シーケンス番号301が「0」、「1」、「2」、「3」のいずれかである場合、30フレームレートのビデオ信号S5のフィールドt0’、b0’、t1’、b1’が、この順で24フレームレートのSDビデオ信号のフィールドt0”、b0”、t1”、b1”としてハードディスク18に記録される(ステップ1705)。
【0188】
コンピュータ20は、各フィールドのタイムコードと各フィールドが記憶されたハードディスクの論理アドレスとを対応付けるためのテーブルが用意されたメモリを内部に備えいる。コンピュータ20は、ステップ1703においてユーザビットエリアから抽出された24フレームレートのタイムコードを、メモリ内に用意されたテーブルを使用することで、各フィールドが記録されたハードディスク18の論理アドレスに対応付けて記憶するようにしている。このように、タイムコードと論理アドレスとを対応付けて記憶しておくことによって、編集オペレータがタイムコードを指定するだけで、即座にそのフィールド又はフレームにアクセスすることができる。
【0189】
次に、フィールドt2’、b4’に対するデジタイジング処理について説明する。
【0190】
ステップ1704において、シーケンス番号301が「0」、「1」、「2」、「3」でなく、シーケンス番号301が「4」の場合(ステップ1707)、フィールドt2’のハードディスク18への書き込み制御は行われない(ステップ1708)。なぜなら、このフィールドt2’、b4’は、2−3プルダウン処理によって追加されたリピートフィールドであって、冗長なフィールドであるからである。
【0191】
本発明においては、このリピートフィールドであるか否かの判断を、このシーケンス番号301に応じて行うことで、高速且つ確実なリピートフィールドの除去が行える。以下にその理由を説明する。
【0192】
同一出願人が出願したWO 00/13418において説明されているように、2−3プルダウン処理された30フレームレートのビデオデータからリピートフィールドを見つけ出すためには、各フィールド毎に前後のフィールドとの差分を取り、その両方の差分が「0」に近ければそのフィールドをリピートフィールドと見なすことが通常のリピートフィールドの検出の手法である。
【0193】
しかしながら、この手法は全フィールドに対して差分演算をする必要があり、そのためのメモリ及び特別なアルゴリズムが必要であり、逆2−3プルダウン処理の回路を大きく且つ高価なものにしていた。また、WO 00/13418において言及しているように、この手法は必ずしも確実とは言えず、誤検出の可能性もあった。
【0194】
しかしながら、本発明によれば、リピートフィールドのシーケンス番号301は一義的に決まっているので、上述したような差分演算などの特殊な処理は必要無く、このシーケンス番号を使用すれば、上述した問題を解決し、且つ、容易に高速にリピートフィールドを検出することができるのである。
【0195】
次に、ボトムフィールドb2’に対するデジタイジング処理について説明する。
シーケンス番号301が「5」の場合(ステップ1709)、30フレームレートのビデオ信号S5のボトムフィールドb2’が、24フレームレートのビデオ信号S7のボトムフィールドb2”としてハードディスク18に記録される(ステップ1710)。この際、ボトムフィールドb2”が記録されるハードディスク上の位置は、連続してフレームにアクセスすることを可能にするために、後述するトップフィールドt2”が記録されるべき位置の次の物理的位置である。
【0196】
パーソナルコンピュータ20は、その内部メモリに、ボトムフィールドb2”の24フレームレートのタイムコード「00:00:00:02」を、ボトムフィールドb2”のハードディスク上の論理アドレスと対応つけて記憶する(ステップ1711)。
【0197】
次に、トップフィールドt3’に対するデジタイジング処理について説明する。
シーケンス番号301が「6」の場合(ステップ1712)、トップフィールドt3’が24フレームレートのビデオ信号S7のトップフィールドt2”としてハードディスク18に書き込まれる(ステップ1713)。この際、トップフィールドt2”が記録されるハードディスク上の論理アドレスは、ディスク上において、ボトムフィールドb1”の後ろであって、且つボトムフィールドb2”の前の物理的位置となっている。
【0198】
パーソナルコンピュータ20は、その内部のメモリに、トップフィールドt2”の24フレームレートのタイムコード「00:00:00:02」を、トップフィールドt2”のハードディスク上の論理アドレスと対応つけて記憶する(ステップ1714)。
【0199】
ステップ1709からステップ1714の処理により、30フレームレートのビデオ信号S5のボトムフィールドb2’が24フレームレートのビデオ信号S7のボトムフィールドb2”の位置に記録され、ビデオ信号S5のトップフィールドt3’がビデオ信号S7のt2”の位置に記録される。その結果、30フレームレートのビデオ信号S5のフィールドb2’、フィールドt3’の順序に対して、24フレームレートに逆プルダウン処理されたビデオ信号S7では順序が入れ替わり、フィールドt2”とフィールドb2”の順序となる。
【0200】
次に、ボトムフィールドb3’に対するデジタイジング処理について説明する。
シーケンス番号301が「7」の場合、ボトムフィールドb3’がビデオ信号S7のボトムフィールドb3”としてハードディスク18に書き込まれる(ステップ1716)。ハードディスク上に記録されるボトムフィールドb3’の位置は、連続してフレームにアクセスすることを可能にするために、後述するトップフィールドt3”が記録されるべき位置の次の物理的位置である。
【0201】
パーソナルコンピュータ20は、その内部メモリに、ボトムフィールドb3”の24フレームレートのタイムコード「00:00:00:03」を、ボトムフィールドb3”のハードディスク上の論理アドレスと対応つけて記憶する(ステップ1717)。
【0202】
次に、トップフィールドt4’に対するデジタイジング処理について説明する。
シーケンス番号301が「8」であるトップフィールドt4’の場合、トップフィールドt4’はビデオ信号S7のトップフィールドt3”としてハードディスク18に書き込まれる(ステップ1719)。ハードディスク上に記録されるトップフィールドt3”の位置は、ボトムフィールドb2”が記録されるべき位置の後ろであって、ボトムフィールドb3”が記録されるべき位置の前となる物理的位置である。
【0203】
パーソナルコンピュータ20は、その内部メモリに、トップフィールドt3”の24フレームレートのタイムコード「00:00:00:03」を、トップフィールドt3”のハードディスク上の論理アドレスと関連付けて記憶する(ステップ1720)。
【0204】
ステップ1715からステップ1720までの処理によって、30フレームレートのビデオ信号S5におけるフィールドb3’が24フレームレートのビデオ信号S7のフィールドb3”の位置に記録され、ビデオ信号S5のフィールドt4’がビデオ信号S7のt3”の位置に記録される。その結果、30フレームレートのビデオ信号におけるボトムフィールドb3’とトップフィールドt4’の順番に対して、逆2−3プルダウン処理された24フレームレートのビデオ信号S7では順序が入れ替わり、トップフィールドt3”とボトムフィールドb3”の順番となる。
【0205】
次に、ボトムフィールドb4’に対するデジタイジング処理について説明する。
ボトムフィールドb4’のシーケンス番号は「9」であるので、ステップ1707において説明したように、ボトムフィールドb4’のハードディスク18への書き込み制御は行われない。
【0206】
以上の処理により、逆プルダウン変換のレート変換1周期の処理が終了し、引き続いて同様の処理が繰り返されると、ハードディスク18には、24フレームレートのSDビデオ信号が記録されることになる。
【0207】
以上の処理をまとめると、本発明の特徴は、以下の点にある。
つまり、ビデオテープレコーダから出力された30フレームレートのビデオ信号をハードディスクに記録する際に、30フレームレートのビデオ信号を24フレームレートのビデオ信号に変換するための逆2−3プルダウン処理が行われる。この逆2−3プルダウンによって、24フレームレートのビデオ信号を生成する際に、供給された30フレームレートのビデオ信号の各フィールドのブランキング期間にVITC情報として挿入されているシーケンス番号を抽出し、このシーケンス番号に応じて、フィールド毎に所定の処理を行うことに特徴がある。この所定の処理は、上述したように、シーケンス番号301に応じて一義的に決定されている処理である。
【0208】
また、本発明のさらなる特徴は、この逆2−3プルダウン処理によって生成される24フレームレートのビデオデータに対応つけられる24フレームレートのタイムコードを、30フレームレートのビデオ信号のVITC情報のユーザビットエリアに記述されていた情報から抽出することができる点にある。
【0209】
上述したプロセスの結果、ハードディスク18においては、30フレームレートのSDのビデオ信号S5からリピートフィールドt2’、b4’が取り除かれた24フレームレートのビデオ信号S7が記録される。この24フレームレートのSDビデオ信号S7における各フィールドの順序は、オリジナルソースビデオ信号S1と全く同じであるが、ビデオ信号の解像度は異なる。
【0210】
ノンリニア編集機19においてデジタイジング処理が終了すると、編集オペレータによってオフライン編集処理が行われる。編集オペレータが、パーソナルコンピュータ20のディスプレイに表示されたGUIを操作すると、この編集オペレータの操作に応答して、コンピュータ20の内部メモリに記憶されている24フレームレートのタイムコードが及びそのタイムコードに対応するフレームの論理アドレスが参照され、ハードディスクに記録された24フレームレートのデジタルビデオ信号にアクセスが行われる。編集オペレータが、このアクセスに伴ってイン点やアウト点等の編集点を設定する編集操作を繰り返していくと、その結果、24フレームレートの編集リスト(EDL)21が作成される。
【0211】
この編集リスト21は、24フレームレートのタイムコードをベースとしている編集リストであって、マスタービデオプログラムを制作するオンライン編集に使用される編集リストである。
【0212】
図23は、編集リスト21の一例を示すもので、この編集リスト21は、ビデオテープ9とビデオテープ11から編集点に従ったビデオシーンを切り出し、マスタービデオテープ30を生成するためのものである。
【0213】
編集リスト21には、イン点のタイムコード(IN)71、アウト点のタイムコード(OUT)73、テープの種類75等が記載される。A−1、A−2、……は、ビデオテープ上の領域を示し、マスタービデオテープ30では、領域A−1、A−2、A−3、……がこの順で記録される。
【0214】
領域A−1は、ビデオテープ9に関し、開始が2分00秒10フレームであり、終了が5分12秒18フレームの領域である。
領域A−2は、ビデオテープ9に関し、開始が8分30秒02フレームであり、終了が10分15秒06フレームの領域である。
領域A−3は、ビデオテープ11に関し、開始が3分15秒10フレームであり、終了が7分20秒16フレームの領域である。
そして、領域A−1、A−2、A−3、……が、この順にマスタービデオテープ30に記録される。
【0215】
オンライン編集システムは、24フレームレートの編集リスト21を受け取る。編集装置27は、オンライン編集処理を行うために、その24フレームレートの編集リスト(EDL)21に従って、ビデオテープレコーダ23、25の再生タイミングを制御するとともに、ビデオテープレコーダ29の記録タイミングを制御する。そのオンライン編集処理の結果、マスタービデオテープ30には編集リスト21に対応したマスタービデオプログラムが記録される。
【0216】
図24は、ビデオテープ9、11からマスタービデオテープ30を作成する場合の説明図である。
【0217】
編集リスト21に従って、編集装置27は、ビデオテープ9の領域A−1を読み取るようにビデオテープレコーダ23に命令を発し、ビデオテープレコーダ23が領域A−1をビデオテープレコーダ29に送り、ビデオテープレコーダ29は、ビデオテープ9の領域A−1をマスタービデオテープ30に記録する。
【0218】
次に、編集装置27は、ビデオテープ9の領域A−2を読み取るようにビデオテープレコーダ23に命令を発し、ビデオテープレコーダ23が領域A−2をビデオテープレコーダ29に送り、ビデオテープレコーダ29は、ビデオテープ9の領域A−2をマスタービデオテープ30に記録する。
【0219】
次に、編集装置27は、ビデオテープ11の領域A−3を読み取るようにビデオテープレコーダ25に命令を発し、ビデオテープレコーダ25が領域A−3をビデオテープレコーダ29に送り、ビデオテープレコーダ29は、ビデオテープ11の領域A−3をマスタービデオテープ30に記録する。
【0220】
このようにして、編集リスト21を用いて、ビデオテープ9、ビデオテープ11に記録された24フレームレートのビデオ信号が編集されて、マスタービデオテープ30に記録される。
【0221】
〔実施の形態の効果〕
このように本実施の形態によれば、24フレームレートのビデオ信号S1を2−3プルダウン処理して30フレームレートのビデオ信号S5を生成する場合、ビデオ信号S1のタイムコード(例えばフレーム情報エリア105−1、105−2等)が、ビデオ信号S5のVITC情報201のユーザ領域213−1、213−2等に書き込まれるので、このVITC情報201により元のビデオ信号S1のフレームを特定することができる。
【0222】
また、VITC情報201のユーザビットエリアである第39ビット、第59ビット、第72ビット、第73ビットにシーケンス番号301が挿入される。
このため、逆2−3プルダウン変換をする場合、このシーケンス番号301に基づいてフィールド等の処理を迅速に行うことができる。
例えば、シーケンス番号301が「4」又は「9」の場合には、フィールドのハードディスクへの書き込みは行わないとすることができる。
【0223】
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は前述した実施の形態に限らず種々の変形が可能である。前述した実施の形態においては、ビデオテープレコーダ7に内蔵されたレートコンバータ43によりフレームレートを変換する場合について述べたが、ビデオテープレコーダ7とは別体のレートコンバータを用いることもできる。
【0224】
また、前述した実施の形態では、24フレームレートのビデオ信号と30フレームレートのビデオ信号の変換について述べたが、これ以外のフレームレートの変換にも適用することができ、例えば、24フレームレートから、60フレームレート、25フレームレート、50フレームレート変換に適用できることは言うまでもない。
【0225】
また、前述した実施の形態では、例えばビデオ信号S5のVITC情報201のユーザ領域に変換前のビデオ信号S1のタイムコードやシーケンス番号を書き込むようにしたが、一方だけを書き込んでもよい。
【0226】
また、前述した実施の形態では、VITC情報のユーザ領域にタイムコード等を書き込むようにしたが、LTC(Longitudinal Time Code)を用いてもよい。
【0227】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明によれば、フレームレートを変換した場合に元のフレーム等を容易に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るビデオ信号処理システム1の概略構成図
【図2】 ビデオテープレコーダ7の概略構成図
【図3】 レートコンバータ43の概略構成図
【図4】 タイムコードの主要部61を示す図
【図5】 VITC情報101を示す図
【図6】 VITC情報101を示す図
【図7】 VITC情報151を示す図
【図8】 VITC情報151を示す図
【図9】 VITC情報201を示す図
【図10】 VITC情報201を示す図
【図11】 レートコンバータ43の処理を示すフローチャート
【図12】 レートコンバータ43の処理を示すフローチャート
【図13】 レートコンバータ43の処理を示すフローチャート
【図14】 レートコンバータ43の処理を示すフローチャート
【図15】 2−3プルダウン変換の説明図
【図16】 ノンリニア編集機19のデジタイジング処理を示すフローチャート
【図17】 ノンリニア編集機19のデジタイジング処理を示すフローチャート
【図18】 ノンリニア編集機19のデジタイジング処理を示すフローチャート
【図19】 ノンリニア編集機19のデジタイジング処理を示すフローチャート
【図20】 ノンリニア編集機19のデジタイジング処理を示すフローチャート
【図21】 ノンリニア編集機19のデジタイジング処理を示すフローチャート
【図22】 逆2−3プルダウン変換の説明図
【図23】 編集リスト21を示す図
【図24】 ビデオテープ9、11を編集してビデオテープ30を生成する際の説明図
【符号の説明】
1………ビデオ信号処理システム
3………テレシネ
5………ビデオカメラ
7、13、17、23、25、29………ビデオテープレコーダ
9、11、15………ビデオテープ
19………ノンリニア編集機
27………編集装置

Claims (20)

  1. 第1のビデオ信号のフレートレートを変換し、第2のビデオ信号を生成する生成手段と、前記第1のビデオ信号のタイムコードを前記第2のビデオ信号に挿入する挿入手段と、を具備し、
    前記タイムコードは、前記第1のビデオ信号のVITC情報に書き込まれたフレーム情報であり、
    前記挿入手段は、前記フレーム情報を前記第2のビデオ信号のVITC情報のユーザ領域に挿入することを特徴とするビデオ信号処理装置。
  2. 前記第2のビデオ信号のフィールドの順序を示すシーケンス番号を、前記第2のビデオ信号に挿入する第2の挿入手段を、更に具備することを特徴とする請求項1記載のビデオ信号処理装置
  3. 前記第2の挿入手段は、前記シーケンス番号を前記第2のビデオ信号のVITC情報のユーザ領域に挿入することを特徴とする請求項2記載のビデオ信号処理装置。
  4. ソースビデオデータに対して信号処理を施すビデオデータ処理装置において、24フレームレートのソースビデオデータを、2−3プルダウン処理によって30フレームレートのビデオデータに変換する手段と、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報として、当該30フレームレートのビデオデータに対応する30フレームレートのタイムコードを記述するとともに、上記24フレームレートのソースビデオデータに対応する24フレームレートのタイムコードをユーザビットエリアに記述する手段とを備えたことを特徴とするビデオデータ処理装置。
  5. ソースビデオデータに対して信号処理を施すビデオデータ処理装置において、24フレームレートのソースビデオデータを、2−3プルダウン処理によって30フレームレートのビデオデータに変換する手段と、上記30フレームレートのビデオデータのVTTC情報として、SMPTE−12Mの規格に従ったビットエリアに、当該30フレームレートのビデオデータに対応する30フレームレートのタイムコードを記述し、上記24フレームレートのソースビデオデータに対応する24フレームレートのタイムコード及び上記2−3プルダウン処理の1シーケンスにおけるフィールドの順番を示すシーケンス番号をユーザビットエリアに記述する手段とを備えたことを特徴とするビデオデータ処理装置。
  6. ソースビデオデータに対して信号処理を施すビデオデータ処理装置において、24フレームレートのソースビデオデータを、2−3プルダウン処理によって30フレームレートのビデオデータに変換する手段と、上記30フレームレートのビデオデータのVTTC情報のユーザビットエリアに、上記30フレームレートのビデオデータの各フィールドの、上記2−3プルダウン処理の1シーケンスにおける順番を示す情報であって、上記30フレームレートのビデオデータに対して逆2−3プルダウン処理を行う際に使用される情報を挿入する手段とを備えたことを特徴とするビデオデータ処理装置。
  7. ビデオデータを編集するためのビデオデータ編集装置において、24フレームレートのソースビデオデータを2−3プルダウン処理することによって生成された30フレームレートのビデオデータを受け取る手段と、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報のユーザービットエリアに挿入されている上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードを抽出する手段と、上記24フレームレートのタイムコードに基づいて上記24フレームレートのソースビデオデータを編集するための24フレームレートに対応した編集リストを生成する手段とを備えたビデオデータ編集装置。
  8. ビデオデータを編集するためのビデオデータ編集装置において、24フレームレートのビデオデータを取扱い可能なオンライン編集機と、30フレームレートのビデオデータを取扱い可能なオフライン編集機とを備え、上記オフライン編集機は、上記24フレームのソースビデオデータを30フレームレートに変換した30フレームレートのビデオデータを受け取る手段と、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報のユーザービットエリアに挿入されている上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードに基づいて、上記24フレームレートのソースビデオデータを編集するための24フレームレートに対応した編集リストを生成する手段とを備え、上記オンライン編集機は、上記24フレームレートに対応した編集リストに従って、上記24フレームレートのソースビデオデータに対して編集処理を行う手段を備えていることを特徴とする編集装置。
  9. 30フレームレートのビデオデータを取扱い可能なビデオデータ編集装置において、24フレームレートのソースビデオデータに対して2−3プルダウン処理を施すことによって生成された30フレームレートのビデオデータを受け取る手段と、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報のユーザービットエリアに挿入されている上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードを利用して、上記24フレームレートのソースビデオデータを編集するための24フレームレートに対応した編集リストを生成する手段とを備えたことを特徴とするビデオデータ編集装置。
  10. ビデオデータを編集するための編集装置において、24フレームレートのソースビデオデータを2−3プルダウン処理することによって生成された30フレームレートのビデオデータを受け取る手段と、当該30フレームレートのビデオデータのVITC情報のSMPTE−12Mで規定されているビットエリアには、30フレームレートのタイムコードが記述されており、当該30フレームのビデオデータのVITC情報のユーザビットエリアには、上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードと上記2−3プルダウン変換の1シーケンスにおける順番を示すシーケンス番号が記述されており、上記24フレームレートのタイムコードと上記シーケンス番号とを利用して、上記24フレームレートのソースビデオデータを編集するための24フレームレートに対応した編集リストを生成する手段と、を備えたことを特徴とするビデオデータ編集装置。
  11. ビデオデータを編集するための編集装置において、24フレームレートのソースビデオデータを2−3プルダウン処理することによって生成された30フレームレートのビデオデータを受け取る手段と、当該30フレームレートのビデオデータのVITC情報のSMPTE−12Mで規定されているビットエリアには、30フレームレートのタイムコードが記述されており、当該30フレームレートのビデオデータのVITC情報のユーザビットエリアには、上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードと上記2−3プルダウン変換の1シーケンスにおける順番を示すシーケンス番号が記述されており、上記シーケンス番号に基づいて、上記30フレームレートのビデオデータに対して逆2−3プルダウン処理を行うことで、逆2−3プルダウン処理された24フレームレートのビデオデータを生成する手段と、上記逆2−3プルダウン処理された24フレームレートのビデオデータと上記24フレームレートのタイムコードとを使用してオフライン編集プロセスを行うことによって、24フレームレートの編集リストを生成する手段と、上記24フレームレートの編集リストに基づいて、24フレームレートのソースビデオデータにオンライン編集処理を行うことで、マスタービデオプログラムを制作する手段とを備えたことを特徴とするビデオデータ編集装置。
  12. 第1のビデオ信号のフレートレートを変換し、第2のビデオ信号を生成する生成工程と、前記第1のビデオ信号のタイムコードを前記第2のビデオ信号に挿入する挿入工程と、を具備し、
    前記タイムコードは、前記第1のビデオ信号のVITC情報に書き込まれたフレーム情報であり、
    前記挿入工程は、前記フレーム情報を前記第2のビデオ信号のVITC情報のユーザ領域に挿入することを特徴とするビデオ信号処理方法。
  13. ソースビデオデータに対して信号処理を施すビデオデータ処理方法において、24フレームレートのソースビデオデータを、2−3プルダウン処理によって30フレームレートのビデオデータに変換する工程と、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報として、当該30フレームレートのビデオデータに対応する30フレームレートのタイムコードを記述するとともに、上記24フレームレートのソースビデオデータに対応する24フレームレートのタイムコードをユーザビットエリアに記述する工程とを備えたことを特徴とするビデオデータ処理方法。
  14. ソースビデオデータに対して信号処理を施すビデオデータ処理方法において、24フレームレートのソースビデオデータを、2−3プルダウン処理によって30フレームレートのビデオデータに変換する工程と、上記30フレームレートのビデオデータのVTTC情報として、SMPTE−12Mの規格に従ったビットエリアに、当該30フレームレートのビデオデータに対応する30フレームレートのタイムコードを記述し、上記24フレームレートのソースビデオデータに対応する24フレームレートのタイムコード及び上記2−3プルダウン処理の1シーケンスにおけるフィールドの順番を示すシーケンス番号をユーザビットエリアに記述する工程とを備えたことを特徴とするビデオデータ処理方法。
  15. ソースビデオデータに対して信号処理を施すビデオデータ処理方法において、24フレームレートのソースビデオデータを、2−3プルダウン処理によって30フレームレートのビデオデータに変換する工程と、上記30フレームレートのビデオデータのVTTC情報のユーザビットエリアに、上記30フレームレートのビデオデータの各フィールドの、上記2−3プルダウン処理の1シーケンスにおける順番を示す情報であって、上記30フレームレートのビデオデータに対して逆2−3プルダウン処理を行う際に使用される情報を挿入する工程とを備えたことを特徴とするビデオデータ処理方法。
  16. ビデオデータを編集するためのビデオデータ編集方法において、24フレームレートのソースビデオデータを2−3プルダウン処理することによって生成された30フレームレートのビデオデータを受け取る工程と、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報のユーザービットエリアに挿入されている上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードを抽出する手段と、上記24フレームレートのタイムコードに基づいて上記24フレームレートのソースビデオデータを編集するための24フレームレートに対応した編集リストを生成する工程とを備えたビデオデータ編集方法。
  17. ビデオデータを編集するためのビデオデータ編集方法において、24フレームレートのビデオデータを取扱い可能なオンライン編集機と、30フレームレートのビデオデータを取扱い可能なオフライン編集機とを備え、上記オフライン編集機は、上記24フレームのソースビデオデータを30フレームレートに変換した30フレームレートのビデオデータを受け取り、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報のユーザービットエリアに挿入されている上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードに基づいて、上記24フレームレートのソースビデオデータを編集するための24フレームレートに対応した編集リストを生成し、上記オンライン編集機は、上記24フレームレートに対応した編集リストに従って、上記24フレームレートのソースビデオデータに対して編集処理を行うことを特徴とするビデオ信号編集方法。
  18. 30フレームレートのビデオデータを取扱い可能なビデオデータ編集方法において、24フレームレートのソースビデオデータに対して2−3プルダウン処理を施すことによって生成された30フレームレートのビデオデータを受け取る工程と、上記30フレームレートのビデオデータのVITC情報のユーザービットエリアに挿入されている上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードを利用して、上記24フレームレートのソースビデオデータを編集するための24フレームレートに対応した編集リストを生成する工程とを備えたことを特徴とするビデオデータ編集方法。
  19. ビデオデータを編集するためのビデオデータ編集方法において、24フレームレートのソースビデオデータを2−3プルダウン処理することによって生成された30フレームレートのビデオデータを受け取る工程と、当該30フレームレートのビデオデータのVITC情報のSMPTE−12Mで規定されているビットエリアには、30フレームレートのタイムコードが記述されており、当該30フレームのビデオデータのVITC情報のユーザビットエリアには、上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードと上記2−3プルダウン変換の1シーケンスにおける順番を示すシーケンス番号が記述されており、上記24フレームレートのタイムコードと上記シーケンス番号とを利用して、上記24フレームレートのソースビデオデータを編集するための24フレームレートに対応した編集リストを生成する工程と、を備えたことを特徴とするビデオデータ編集方法。
  20. ビデオデータを編集するための編集方法において、24フレームレートのソースビデオデータを2−3プルダウン処理することによって生成された30フレームレートのビデオデータを受け取る工程と、当該30フレームレートのビデオデータのVITC情報のSMPTE−12Mで規定されているビットエリアには、30フレームレートのタイムコードが記述されており、当該30フレームレートのビデオデータのVITC情報のユーザビットエリアには、上記24フレームレートのソースビデオデータに対応した24フレームレートのタイムコードと上記2−3プルダウン変換の1シーケンスにおける順番を示すシーケンス番号が記述されており、上記シーケンス番号に基づいて、上記30フレームレートのビデオデータに対して逆2−3プルダウン処理を行うことで、逆2−3プルダウン処理された24フレームレートのビデオデータを生成する工程と、上記逆2−3プルダウン処理された24フレームレートのビデオデータと上記24フレームレートのタイムコードとを使用してオフライン編集プロセスを行うことによって、24フレームレートの編集リストを生成する工程と、上記24フレームレートの編集リストに基づいて、24フレームレートのソースビデオデータにオンライン編集処理を行うことで、マスタービデオプログラムを制作する工程とを備えたことを特徴とするビデオデータ編集方法。
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