JP2005020330A - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より容易にプルダウン処理を行うことができるようにする。
【解決手段】24p動画データのフレーム4個分をプルダウン周期として、5個のフレームが生成される。24p動画データの一連のフレームで、このプルダウン周期毎に、4個のフレームから5個のフレームが生成され、60i動画データが作成される。この際、プルダウン周期内の先頭のフレーム(以下、Aフレームと称する)の位相を記録しておく。プルダウン処理された動画データから、プルダウン処理される前の元の動画データを復元する場合、記録しておいたAフレームの位相と、60iタイムコードに基づいて、正確にリピートフィールド等を特定することができる。本発明は、撮像記録編集システムに適用することができる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、プルダウンされたビデオ信号から、容易かつ正確に、元のビデオ信号を再現できるようにした情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
映画などのフィルム映像は、一般的に24fps(frames per second)のフレームレートで撮影記録されている。これをNTSC(National Television System Committee)方式のフレームレートである30fps(すなわち60フィールド/秒)に変換する、2−3プルダウンと呼ばれる技術が知られている。
【0003】
2−3プルダウン処理は、24fpsで記録されたフレームを、1フレームごとに交互に、2フィールドおよび3フィールドに変換することにより、30fpsに変換する技術である。すなわち、24fpsで記録された2フレーム分を5(2+3)フィールド分に変換することにより、24フレームは、(24÷2)×5=60フィールドに変換される。なお、2−3プルダウン処理により追加されたフィールドは、リピートフィールドと呼ばれている。
【0004】
2−3プルダウン処理を行うことにより、24fpsで作成された映画等を、NTSC方式のテレビ放送で放映することが可能となる。
【0005】
ところで、このようにして2−3プルダウン処理により、30fpsに変換された動画データを、再び元の24fpsに戻す「逆2−3プルダウン」と呼ばれる処理も知られており、例えばテレビ放送のための映像の編集等に利用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
また、逆2−3プルダウン処理は、MPEG(Moving Picture Experts Group)2などで、フレーム間相関を利用して符号化する場合にも利用される。すなわち、MPEGでは、I(Intra)ピクチャ、P(Predictive)ピクチャ、B(Bidirectionally predictive)ピクチャの3つのピクチャタイプがある。Iピクチャは、他のピクチャを参照せずにイントラ符号化(エンコード)される。Pピクチャは、イントラ符号化されるか、あるいは、時間的に先に表示されるIピクチャまたはPピクチャを参照して、その参照されるピクチャから生成される予測画像を用いて予測符号化される。Bピクチャは、イントラ符号化されるか、時間的に先に表示されるIピクチャまたはPピクチャと、時間的に後に表示されるIピクチャまたはPピクチャとのうちの一方または両方を参照して、その参照されるピクチャから生成される予測画像を用いて予測符号化される。従って、2−3プルダウン処理された動画データをそのままMPEG2により符号化した場合、リピートフィールドの影響で、画質が低下する可能性がある。
【0007】
従って、MPEG2などで符号化する前に、予め逆2−3プルダウン処理を行うことにより、画質低下の原因となるリピートフィールドを排除することができ、結果的に画質の低下を防止することができる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−125192号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
逆2−3プルダウン処理を行うためには、どのフィールドがリピートフィールドであるのかを正確に特定する必要がある。リピートフィールドを特定するために、特許文献1においては、予め2−3プルダウン処理において、各フィールドの個々のシーケンス番号をVITC(Vertical Interval Timecode)に付加している。特定のシーケンス番号が付加されたフィールドがリピートフィールドなので、シーケンス番号を参照することにより、リピートフィールドを正確に特定することが可能となる。
【0010】
しかしながら、特許文献1のような方法では、全てのフィールドに対して、個々にシーケンス番号を付加しなくてはならず、手間がかかるという課題があった。
【0011】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、より容易にリピートフィールドを特定できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の情報処理装置は、第1のフレームレートで記録された第1のビデオ信号から、第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートの第2のビデオ信号を生成する第1の生成手段と、第2のビデオ信号とともに記録媒体に記録する属性情報であって、第1の生成手段により生成された第2のビデオ信号の先頭位置のフレームの、周期内における位相を示す位相情報を含む属性情報を生成する第2の生成手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
前記第2の生成手段には、前記第1の生成手段により前記第1のビデオ信号から前記第2のビデオ信号を生成する際の前記プルダウンの種類を示すプルダウン種類情報をさらに含む前記属性情報を生成するようにさせることができる。
【0014】
本発明の第1の情報処理方法は、第1のフレームレートで記録された第1のビデオ信号から、第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートの第2のビデオ信号を生成する第1の生成ステップと、第2のビデオ信号とともに記録媒体に記録する属性情報であって、第1の生成ステップの処理により生成された第2のビデオ信号の先頭位置のフレームの、周期内における位相を示す位相情報を含む属性情報を生成する第2の生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
本発明の第1の記録媒体のプログラムは、第1のフレームレートで記録された第1のビデオ信号から、第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートの第2のビデオ信号を生成する第1の生成ステップと、第2のビデオ信号とともに記録媒体に記録する属性情報であって、第1の生成ステップの処理により生成された第2のビデオ信号の先頭位置のフレームの、周期内における位相を示す位相情報を含む属性情報を生成する第2の生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の第1のプログラムは、所定のフレーム数を周期として、ビデオ信号をプルダウンする処理を実行するコンピュータに、第1のフレームレートで記録された第1のビデオ信号から、第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートの第2のビデオ信号を生成する第1の生成ステップと、第2のビデオ信号とともに記録媒体に記録する属性情報であって、第1の生成ステップの処理により生成された第2のビデオ信号の先頭位置のフレームの、周期内における位相を示す位相情報を含む属性情報を生成する第2の生成ステップとを実行させることを特徴とする。
【0017】
本発明の第2の情報処理装置は、第1のビデオ信号の先頭位置のフレームの周期内における位相を示す位相情報、および第1のビデオ信号に付加されたタイムコードに基づいて、第1のビデオ信号に含まれるフレームの、周期内における位相を特定する特定手段と、特定手段により特定された第1のビデオ信号に含まれるフレームの周期内における位相に基づいて、第2のビデオ信号を生成する生成手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
前記特定手段には、前記第1のビデオ信号がドロップフレームを有しているか否かを判定し、判定結果に基づいて、前記第1のビデオ信号に含まれるフレームの前記周期内における位相を特定するようにさせることができる。
【0019】
本発明の第2の情報処理方法は、第1のビデオ信号の先頭位置のフレームの周期内における位相を示す位相情報、および第1のビデオ信号に付加されたタイムコードに基づいて、第1のビデオ信号に含まれるフレームの、周期内における位相を特定する特定ステップと、特定ステップの処理により特定された第1のビデオ信号に含まれるフレームの周期内における位相に基づいて、第2のビデオ信号を生成する生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】
本発明の第2の記録媒体のプログラムは、第1のビデオ信号の先頭位置のフレームの周期内における位相を示す位相情報、および第1のビデオ信号に付加されたタイムコードに基づいて、第1のビデオ信号に含まれるフレームの、周期内における位相を特定する特定ステップと、特定ステップの処理により特定された第1のビデオ信号に含まれるフレームの周期内における位相に基づいて、第2のビデオ信号を生成する生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0021】
本発明の第2のプログラムは、所定のフレーム数を周期としてプルダウンされた第1のビデオ信号から、プルダウンされる前の第2のビデオ信号を生成する処理を実行するコンピュータに、第1のビデオ信号の先頭位置のフレームの周期内における位相を示す位相情報、および第1のビデオ信号に付加されたタイムコードに基づいて、第1のビデオ信号に含まれるフレームの、周期内における位相を特定する特定ステップと、特定ステップの処理により特定された第1のビデオ信号に含まれるフレームの周期内における位相に基づいて、第2のビデオ信号を生成する生成ステップとを実行させることを特徴とする。
【0022】
本発明の第1の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、第1のフレームレートで記録された第1のビデオ信号から、第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートの第2のビデオ信号が生成され、第2のビデオ信号とともに記録媒体に記録する属性情報であって、生成された第2のビデオ信号の先頭位置のフレームの、周期内における位相を示す位相情報を含む属性情報が生成される。
【0023】
本発明の第2の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、第1のビデオ信号の先頭位置のフレームの周期内における位相を示す位相情報、および第1のビデオ信号に付加されたタイムコードに基づいて、第1のビデオ信号に含まれるフレームの、周期内における位相が特定され、特定された第1のビデオ信号に含まれるフレームの周期内における位相に基づいて、第2のビデオ信号が生成される。
【0024】
本発明の情報処理装置は、独立した装置であっても良いし、情報処理を行うブロックであっても良い。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0026】
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
【0027】
請求項1に記載の情報処理装置(例えば、図1の2−3プルダウン処理装置13)は、第1のフレームレート(例えば24fps)で記録された第1のビデオ信号(例えば、図4の24p動画データ)から、第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレート(例えば30fps)の第2のビデオ信号(例えば、図4の60i動画データ)を生成する第1の生成手段(例えば、図3のフレーム変換部62)と、第2のビデオ信号とともに記録媒体(例えば、図1の光ディスク2)に記録する属性情報であって、第1の生成手段により生成された第2のビデオ信号の先頭位置のフレーム(例えば、図4のフレームF0´)の、周期内における位相を示す位相情報(例えば、図22の第1行目の記述「aFramePhase=”00”」)を含む属性情報(例えば、図15のノンリアルタイムメタデータファイル262)を生成する第2の生成手段(例えば、図3のNRTメタデータ処理部67)とを備えることを特徴とする。
【0028】
請求項2に記載の情報処理装置は、前記第2の生成手段には、前記第1の生成手段により前記第1のビデオ信号から前記第2のビデオ信号を生成する際の前記プルダウンの種類を示すプルダウン種類情報(例えば、図22の第1行目の記述「pullDownKind=”2−3”」)をさらに含む前記属性情報を生成するようにさせることを特徴とする。
【0029】
請求項3に記載の情報処理方法は、第1のフレームレート(例えば24fps)で記録された第1のビデオ信号(例えば、図4の24p動画データ)から、第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレート(例えば30fps)の第2のビデオ信号(例えば、図4の60i動画データ)を生成する第1の生成ステップ(例えば、図17のステップS103)と、第2のビデオ信号とともに記録媒体(例えば、図1の光ディスク2)に記録する属性情報であって、第1の生成ステップの処理により生成された第2のビデオ信号の先頭位置のフレーム(例えば、図4のフレームF0´)の、周期内における位相を示す位相情報(例えば、図22の第1行目の記述「aFramePhase=”00”」)を含む属性情報(例えば、図15のノンリアルタイムメタデータファイル262)を生成する第2の生成ステップ(例えば、図17のステップS104)とを含むことを特徴とする。
【0030】
請求項6に記載の情報処理装置(例えば、図1の逆2−3プルダウン処理装置16)は、第1のビデオ信号(例えば、図4の60i動画データ)の先頭位置のフレーム(例えば、図4のフレームF0´)の周期内における位相を示す位相情報(例えば、図22の第1行目の記述「aFramePhase=”00”」)、および第1のビデオ信号に付加されたタイムコード(例えば、図4の60iタイムコード)に基づいて、第1のビデオ信号に含まれるフレームの、周期内における位相を特定する特定手段(例えば、図11の位相特定部124)と、特定手段により特定された第1のビデオ信号に含まれるフレームの周期内における位相に基づいて、第2のビデオ信号(例えば、図4の24p動画データ)を生成する生成手段(例えば、図11のフレーム変換部122)とを備えることを特徴とする。
【0031】
請求項8に記載の情報処理方法は、第1のビデオ信号(例えば、図4の60i動画データ)の先頭位置のフレーム(例えば、図4のフレームF0´)の周期内における位相を示す位相情報(例えば、図22の第1行目の記述「aFramePhase=”00”」)、および第1のビデオ信号に付加されたタイムコード(例えば、図4の60iタイムコード)に基づいて、第1のビデオ信号に含まれるフレームの、周期内における位相を特定する特定ステップ(例えば、図26のステップS204)と、特定ステップの処理により特定された第1のビデオ信号に含まれるフレームの周期内における位相に基づいて、第2のビデオ信号(例えば、図4の24p動画データ)を生成する生成ステップ(例えば、図26のステップS205)とを含むことを特徴とする。
【0032】
尚、記録媒体、および、プログラムに関するクレームとの対応関係については、方法クレームと同様であるので、省略する。
【0033】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0034】
図1は、本発明を適用した映像プログラム作成支援システムの構成例を示す図である。
【0035】
図1において、映像プログラム制作支援システムは、例えば、テレビジョン信号を放送するテレビジョン放送局や、ビデオや映画等の映像コンテンツの制作会社等において設けられるシステムであり、テレビジョン番組や映画等の映像作品である映像プログラムを制作するためのシステムである。この映像プログラム制作支援システムは、映像プログラムの制作を分担する複数の部署間で、電子ファイル形式で構成される、映像プログラムに付加されたメタデータ等を一貫して利用できるようにし、映像プログラムを効率よく作成するためのシステムである。
【0036】
映像プログラム作成支援システムは、図1に示されるように、撮像装置11、編集装置12、2−3プルダウン処理装置13、表示装置14、編集装置15、および逆2−3プルダウン処理装置16、並びに光ディスク1、光ディスク2、および光ディスク3により構成されている。
【0037】
撮像装置11は、被写体を撮像して24fps(frames per second)のフレームレートで、かつプログレッシブ・スキャン(ノンインタレース)の動画データを生成し、光ディスク1に記録する。なお、以下の説明において、24fpsのフレームレートで、かつプログレッシブ・スキャンの動画データを24pの動画データとも称する。
【0038】
編集装置12は、光ディスク1に記録された動画データを非破壊的に編集して、編集結果を光ディスク1に記録する。なお、編集装置12は、24pの動画データを編集可能な装置である。
【0039】
撮影装置11により撮影され、編集装置12により編集された動画データが記録された光ディスク1は、2−3プルダウン処理装置13に装着される。
【0040】
2−3プルダウン処理装置13は、光ディスク1に記録された24fpsの動画データを2−3プルダウン処理して、30fpsのフレームレートで、かつインタレースの動画データを生成し、光ディスク2に記録する。なお、インタレース方式の場合、1フレームは、トップフィールドとボトムフィールドの2つのフィールドにより構成されているため、ノンドロップフレームの場合、30fpsの動画データは、60フィールド/秒で構成されることになる。なお、以下の説明において、30fpsのフレームレートで、かつインタレースの動画データを60iの動画データとも称する。ただし、ドロップフレームの場合、実際には59.94iとなるが、この場合については、必要に応じて説明する。
【0041】
表示装置14は、光ディスク2に記録された60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データを表示する。なお、表示装置14は、24pの動画データを表示することはできず、60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データを表示することができる表示装置である。従って、表示装置14は、光ディスク1に記録された24pの動画データを表示することはできない。
【0042】
編集装置15は、光ディスク2に記録された60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データを非破壊的に編集して、編集結果を光ディスク2に記録する。なお、編集装置12は、24pの動画データを編集することはできず、60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データを編集することができる装置である。
【0043】
編集装置15により編集された動画データが記録された光ディスク2は、逆2−3プルダウン処理装置16に装着される。
【0044】
逆2−3プルダウン処理装置16は、光ディスク2に記録された60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データを逆2−3プルダウン処理して、24pの動画データを生成し、光ディスク3に記録する。
【0045】
次に、図2は、2−3プルダウン処理装置13の内部の構成例を示すブロック図である。
【0046】
図2において、2−3プルダウン処理装置13のCPU(Central Processing Unit)31は、ROM(Read Only Memory)32に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)33には、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。
【0047】
2−3プルダウン処理部34は、ドライブ43に装着された光ディスク1から読み出された24pの動画データを2−3プルダウン処理して、60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データを作成する。作成された60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データは、ドライブ44により光ディスク2に記録される。
【0048】
CPU31、ROM32、RAM33、2−3プルダウン処理部34は、バス35を介して相互に接続されている。このバス35にはまた、入出力インタフェース36も接続されている。
【0049】
入出力インタフェース36は、キーボードやマウスから構成される入力部37が接続され、入力部37に入力された信号をCPU31に出力する。また、入出力インタフェース36には、ディスプレイやスピーカなどから構成される出力部38も接続されている。
【0050】
さらに、入出力インタフェース36には、ハードディスクやEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などから構成される記憶部39、および、インターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークなどを介して他の装置とデータの通信を行う通信部40も接続されている。ドライブ41は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどの記録媒体からなるリムーバブルメディア42よりデータを読み出したり、データを書き込んだりするときに用いられる。
【0051】
さらに、入出力インタフェース36には、ドライブ43およびドライブ44も接続されている。ドライブ43は、装着された光ディスク1から24pの動画データ等を読みだす。ドライブ44は、2−3プルダウン処理部34により作成された60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データを光ディスク2に記録する。
【0052】
次に、図3は、2−3プルダウン処理部34の内部の構成例を表している。
【0053】
図3に示されるように、2−3プルダウン処理部34は、復号部61、フレーム変換部62、符号化部63、位相設定部64、ローレゾデータ生成部65、RTメタデータ処理部66、NRTメタデータ処理部67、および管理ファイル処理部68を含んでいる。
【0054】
復号部61は、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)2などの符号化方式で符号化された動画データを復号して、フレーム変換部62に供給する。すなわち、光ディスク1に記録された24pの動画データは、例えばMPEG2などの符号化方式で符号化されているので、この動画データが供給されたとき、復号部61は、符号化方式に対応した復号処理を行い、復号された動画のフレームデータをフレーム変換部62に出力する。
【0055】
フレーム変換部62は、復号部61から供給された24pの動画データを2−3プルダウン処理して、60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データを生成し、生成された60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データを符号化部63およびローレゾデータ生成部65に出力する。なお、フレーム変換部62は、位相設定部64からの通知に基づいて、所定のフレームをAフレーム(Aフレームについて、詳細な説明は後述する)として、2−3プルダウン処理を実行する。
【0056】
符号化部63は、フレーム変換部62から供給された動画データを、例えばMPEG2などの符号化方式で符号化して出力する。
【0057】
ローレゾデータ生成部65は、フレーム変換部62から供給された動画データから、ローレゾリューション(low resolution:低解像度)動画データ(以下、ローレゾデータと称する)を生成する。オリジナルの動画データは、データ量が大きいが、高画質な動画データであるので、映像プログラムの完成品に用いられる。一方、ローレゾデータは、オリジナルの動画データから各フレームの画素数が間引かれること等によって生成された、画素数の少ないフレームの画像に対応する動画データである。また、ローレゾデータは、さらに、例えば、MPEG4方式等でエンコードされているようにしてもよい。このローレゾデータは、オリジナルの動画データと比較して低画質であるが、データ量が小さいので、送信や再生など処理の負荷が軽く、主に粗編集処理等に利用される。
【0058】
位相設定部64は、Aフレーム位相を設定し、フレーム変換部62およびNRTメタデータ処理部67に通知する。ここで、AフレームおよびAフレーム位相について説明する。
【0059】
2−3プルダウン処理は、図4に記されているように、24pの動画データの4個分のフレームから、60i(または59.94i)の5個のフレームを作成する処理を、一連のフレームにわたって繰り返す処理である。図4は、24pの動画データ、および2−3プルダウン処理によって生成される60iの動画データとの関係を示す図である。
【0060】
なお、図4において、「t」はトップフィールドを表し、「b」はボトムフィールドを表している。なお、24p又は60iの動画データのタイムコードとして示されている2桁の数字「00」は、タイムコードのフレームユニット部分だけを示している。すなわち、タイムコードは、時間ユニット、分ユニット、秒ユニット、およびフレームユニットにより構成され、本来は「時:分:秒:フレーム」の順で示される。しかしながら、図4においては、スペースの関係上、フレームユニット部分だけを示している。従って、例えば図4におけるタイムコード「00」は、実際には「時:分:秒:フレーム」の順に「00:00:00:00」である。以下、24pの動画データのタイムコードを24pタイムコードと称し、60iの動画データのタイムコードを60iタイムコードと称する。また、59.94iの動画データのタイムコードを59.94iタイムコードと称する。
【0061】
また、図4において、タイムコードの後ろに表示されている「*」のマークは、このフィールドがボトムフィールドであることを示している。また、「F0」乃至「F7」は、それぞれ24pの動画データの個々のフレームを表している。また、「F0´」乃至「F9´」は、それぞれ60iの動画データの個々のフレームを表している。
【0062】
図4に示されるように、24pの動画データのフレームF0のトップフィールドt0は、60iの動画データのフレームF0´のトップフィールドt0´として採用される。また、24pの動画データのフレームF0のボトムフィールドb0は、60iの動画データのフレームF0´のボトムフィールドb0´として採用される。
【0063】
また、24pの動画データのフレームF1のトップフィールドt1は、60iの動画データのフレームF1´のトップフィールドt1´、およびフレームF2´のトップフィールドt2´として採用される。このトップフィールドt2´が、所謂リピートフィールドである。また、24pの動画データのフレームF1のボトムフィールドb1は、60iの動画データのフレームF1´のボトムフィールドb1´として採用される。
【0064】
また、24pの動画データのフレームF2のトップフィールドt2は、60iの動画データのフレームF3´のトップフィールドt3´として採用される。また、24pの動画データのフレームF2のボトムフィールドb2は、60iの動画データのフレームF2´のボトムフィールドb2´として採用される。
【0065】
また、24pの動画データのフレームF3のトップフィールドt3は、60iの動画データのフレームF4´のトップフィールドt4´として採用される。また、24pの動画データのフレームF3のボトムフィールドb3は、60iの動画データのフレームF3´のボトムフィールドb3´、およびフレームF4´のボトムフィールドb4´として採用される。このボトムフィールドb4´が、リピートフィールドである。
【0066】
以降、24pの動画データのタイムコード「00:00:00:04」以降も同様に、4個のフレームから5個のフレームを作成する処理を周期的に繰り返す。図4に示されるように、以下、プルダウン処理後の5フレームを1セットとして繰り返される周期をプルダウン周期と称する。
【0067】
ここで、図4に示されるように、プルダウン周期内における各フレームの位置は、プルダウン位相として表すことができる。すなわち、2−3プルダウン処理後の動画データのフレームF0´のプルダウン位相を「00」とし、フレームF1´のプルダウン位相を「01」とし、フレームF2´のプルダウン位相を「02」とし、フレームF3´のプルダウン位相を「03」とし、フレームF4´のプルダウン位相を「04」とすることができる。
【0068】
以降のフレームも同様にして、プルダウン周期内における各フレームの位置を、プルダウン周期毎にプルダウン位相として表すことができる。すなわち、例えば、2−3プルダウン処理後の動画データのフレームF5´のプルダウン位相を「00」とし、フレームF6´のプルダウン位相を「01」とし、フレームF7´のプルダウン位相を「02」とし、フレームF8´のプルダウン位相を「03」とし、フレームF9´のプルダウン位相を「04」とすることができる。
【0069】
また、2−3プルダウン処理後の動画データのプルダウン周期内における先頭のフレームをAフレームとも称する。すなわち、図4においては、フレームF0´およびフレームF5´が、Aフレームである。
【0070】
なお、図4においては、説明を容易にするために、「00:00:00:00」のフレームF0をプルダウン周期の先頭フレームとして、2−3プルダウン処理を行う場合を例に挙げて説明しているが、これは一例であり、実際には、「00:00:00:00」以外のタイムコードのフレームをプルダウン周期の先頭フレームとして、2−3プルダウン処理を行うようにすることもある。
【0071】
例えば、図5に示されるように、「00:00:00:01」のフレームをプルダウン周期の先頭フレームとして、2−3プルダウン処理を行うことも可能である。また、例えば、図6に示されるように、「00:00:00:02」のフレームをプルダウン周期の先頭フレームとして、2−3プルダウン処理を行うことも可能であり、図7に示されるように、「00:00:00:03」のフレームをプルダウン周期の先頭フレームとして、2−3プルダウン処理を行うことも可能であり、図8に示されるように、「00:00:00:04」のフレームをプルダウン周期の先頭フレームとして、2−3プルダウン処理を行うことも可能であり、図9に示されるように、「00:00:00:05」のフレームをプルダウン周期の先頭フレームとして、2−3プルダウン処理を行うことも可能である。
【0072】
なお、プルダウン周期の先頭のタイムコードをプルダウン周期1周期分だけずらすと、ずらす前と同一のタイムコードが、プルダウン周期の先頭となる。
【0073】
例えば、図4の2−3プルダウン処理後の動画データに注目すると、Aフレームは、60iタイムコード「00:00:00:00」および「00:00:00:05」のフレームとなっている。図示はされていないが、これ以降も、60iタイムコード「00:00:00:10」、「00:00:00:15」、「00:00:00:20」、「00:00:00:25」・・・のように、フレームユニット部分が5で割り切れるタイムコードのフレームが、Aフレームとなる。
【0074】
そして図9は、図4に示されたプルダウン周期の先頭のタイムコードを、プルダウン周期分だけずらした状態を示している。図9の2−3プルダウン処理後の動画データに注目すると、Aフレームは、60iタイムコード「00:00:00:05」および「00:00:00:10」のフレームとなっている。図示はされていないが、これ以降も、60iタイムコード「00:00:00:15」、「00:00:00:20」、「00:00:00:25」・・・のように、フレームユニット部分が5で割り切れるタイムコードのフレームが、Aフレームとなる。
【0075】
すなわち、プルダウン周期は60iの動画データの5個分のフレームで1周期なので、プルダウン周期の先頭のフレームを5個分(すなわち1周期分)ずらすと、プルダウン周期の先頭は同一の位置になる。従って、この場合、Aフレームは同一のフレームとなる。
【0076】
このように、プルダウン周期の先頭のフレームの設定位置を1周期分ずらすと、元の設定位置と同一になる。そこで、60iタイムコード「00:00:00:00」のフレームがAフレームになる場合のAフレーム位相を「00」とし、60iタイムコード「00:00:00:01」のフレームがAフレームになる場合のAフレーム位相を「01」とし、60iタイムコード「00:00:00:02」のフレームがAフレームになる場合のAフレーム位相を「02」とし、60iタイムコード「00:00:00:03」のフレームがAフレームになる場合のAフレーム位相を「03」とし、60iタイムコード「00:00:00:04」のフレームがAフレームになる場合のAフレーム位相を「04」とする。
【0077】
位相設定部64は、このAフレーム位相を「00」乃至「04」の何れかに設定し、フレーム変換部62、およびNRTメタデータ処理部67に通知する。なお、位相設定部64は、Aフレーム位相が予め設定された状態で出荷されても良いし、ユーザにより設定されるようにしても良い。
【0078】
RTメタデータ処理部66は、フレーム変換部62で作成された30fpsの動画データのフレーム毎に、そのフレームのタイムコード(例えば図4の60iタイムコード)、およびフレーム変換部62で作成された30fpsの動画データがノンドロップフレームであるかドロップフレームであるかを示すフラグを含むリアルタイムメタデータ(以下、RTメタデータと略記する)を生成し、出力する。なお、RTメタデータに含まれるタイムコードは、LTC(Linear Time Code)である。
【0079】
NRTメタデータ処理部67は、RTメタデータ処理部66から出力されたRTメタデータ、および位相設定部64から通知されたAフレーム位相に基づいて、1クリップ(記録開始から終了までの一連のデータ)全体に対応するノンリアルタイムメタデータ(以下、NRTメタデータと略記する)を生成し、出力する。
【0080】
管理ファイル処理部68は、1クリップに対応する管理ファイルを生成し、出力する。
【0081】
次に、図10は、逆2−3プルダウン処理装置16の内部の構成例を表している。
【0082】
逆2−3プルダウン処理装置16のCPU91は、ROM92に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM93には、CPU91が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。
【0083】
逆2−3プルダウン処理部94は、ドライブ103に装着された光ディスク2から読み出された60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データを逆2−3プルダウン処理して、24pの動画データを作成する。作成された24pの動画データは、ドライブ104により光ディスク3に記録される。
【0084】
CPU91、ROM92、RAM93、逆2−3プルダウン処理部94は、バス95を介して相互に接続されている。このバス95にはまた、入出力インタフェース96も接続されている。
【0085】
入出力インタフェース96は、キーボードやマウスから構成される入力部97が接続され、入力部97に入力された信号をCPU91に出力する。また、入出力インタフェース96には、ディスプレイやスピーカなどから構成される出力部98も接続されている。
【0086】
さらに、入出力インタフェース96には、ハードディスクやEEPROMなどから構成される記憶部99、および、インターネットやLANなどのネットワークなどを介して他の装置とデータの通信を行う通信部100も接続されている。ドライブ101は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどの記録媒体からなるリムーバブルメディア102よりデータを読み出したり、データを書き込んだりするときに用いられる。
【0087】
さらに、入出力インタフェース96には、ドライブ103およびドライブ104も接続されている。ドライブ103は、装着された光ディスク2から60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データ等を読みだす。ドライブ104は、逆2−3プルダウン処理部94により作成された24pの動画データを光ディスク3に記録する。
【0088】
次に、図11は、逆2−3プルダウン処理部94の内部の構成例を表している。
【0089】
図11に示されるように、逆2−3プルダウン処理部94は、復号部121、フレーム変換部122、符号化部123、位相特定部124、ローレゾデータ生成部125、NRTメタデータ処理部126、RTメタデータ処理部127、および管理ファイル処理部128を含んでいる。
【0090】
復号部121は、例えばMPEG2などの符号化方式で符号化された動画データを復号して、フレーム変換部122に供給する。すなわち、光ディスク2に記録された60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データは、例えばMPEG2などの符号化方式で符号化されているので、この動画データが供給されたとき、復号部121は、符号化方式に対応した復号処理を行い、復号された動画のフレームデータをフレーム変換部122に出力する。
【0091】
フレーム変換部122は、復号部121から供給された60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データを逆2−3プルダウン処理して、24pの動画データを生成し、生成された24pの動画データを符号化部123およびローレゾデータ生成部125に出力する。なお、フレーム変換部122は、位相特定部124からのAフレームの通知に基づいて、動画データの各フレームのプルダウン位相を特定し、逆2−3プルダウン処理を実行する。
【0092】
符号化部123は、フレーム変換部122から供給された動画データを、例えばMPEG2などの符号化方式で符号化して出力する。
【0093】
ローレゾデータ生成部125は、フレーム変換部122から供給された動画データから、ローレゾデータを生成し、出力する。
【0094】
NRTメタデータ処理部126は、60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データとともに光ディスク2に記録されていたNRTメタデータを、ドライブ103を介して読み出し、Aフレーム位相に関する情報等を位相特定部124に出力するとともに、逆2−3プルダウン処理後の24pの動画データに関する情報を含むNRTメタデータを生成し、出力する。
【0095】
RTメタデータ処理部127は、フレーム変換部122で作成された24fpsの動画データのフレーム毎に、そのフレームのタイムコードを含むRTメタデータを生成し、出力する。なお、RTメタデータに含まれるタイムコードは、LTCである。
【0096】
管理ファイル処理部128は、1クリップに対応する管理ファイルを生成し、出力する。
【0097】
次に、図12は、光ディスク2に記録されたデータの、光ディスク2上の記録位置の例を表している。図12において、音声年輪データ141は、例えば、PCM(Pulse Code Modulation)ファイルなどの音声データである。また、画像年輪データ142は、60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データである。また、ローレゾ年輪データ143は、ローレゾデータである。また、RTメタ年輪データ144は、RTメタデータである。また、光ディスク2には、NRTメタデータ145も記録されている。
【0098】
図12において、同じような再生時間帯の音声年輪データ141、画像年輪データ142、ローレゾ年輪データ143、およびRTメタ年輪データ144については、上述したように、音声年輪データ141、画像年輪データ142、ローレゾ年輪データ143、RTメタ年輪データ144の順の優先順位で、光ディスク2のより前の位置に記録される。さらに、例えば、最も優先順位が高い音声年輪データを基準に考えると、ある再生時間帯の音声年輪データが記録されれば、その音声年輪データに続いて、その再生時間帯と同じような再生時間帯の画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびフレームメタ年輪データが記録される。
【0099】
以上から、図12に示されるように、その光ディスク2の内周側から外周側に向かって、音声年輪データ141、画像年輪データ142、ローレゾ年輪データ143、RTメタ年輪データ144の順番を繰り返しながら記録される。
【0100】
そして、上述の各年輪データとは別の領域に、リアルタイム性を要求されないNRTメタデータ145が記録される。
【0101】
なお、NRTメタデータ145は、光ディスク2のどの位置に記録されるようにしてもよく、例えば、図13Aに示されるように、年輪データの間に記録されるようにしてもよい。図13Aの場合、音声年輪データ151、画像年輪データ152、ローレゾ年輪データ153、およびフレームメタ年輪データ154からなる年輪データ150が、複数記録された後に、NRTメタデータ161が記録され、その後に、他の年輪データが続いて記録されている。
【0102】
NRTメタデータは、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびRTメタデータが記録された後に記録される。従って、このタイミングにおいて、既に記録されている最後の年輪データ150に続けて、NRTメタデータ161が記録され、次に開始された記録処理において記録される年輪データが、記録済みである最後のNRTメタデータ161に続くように記録される。
【0103】
このとき、RTメタ年輪データ154には、同じ年輪データに含まれる音声年輪データ151および画像年輪データ152に対応するLTC155が含まれている。従って、LTC155は、LTC155が対応する音声年輪データ151および画像年輪データ152の近傍に記録されることになり、その年輪データ150に含まれる音声年輪データ151や画像年輪データ152の再生時にLTC155が読み込まれる場合、シーク時間を短縮することができ、LTC155の読み込み速度を向上させることができる。
【0104】
なお、NRTメタデータは、例えば、図13Bに示されるように、年輪データが記憶される領域とは別の領域にまとめて記録されるようにしてもよい。図13Bの場合、音声年輪データ171−1、画像年輪データ172−1、ローレゾ年輪データ173−1、およびRTメタ年輪データ174−1からなる年輪データ170−1、音声年輪データ171−2、画像年輪データ172−2、ローレゾ年輪データ173−2、およびRTメタ年輪データ174−2からなる年輪データ170−2のように、年輪データが記録される領域と別の領域に、NRTメタデータ181−1、NRTメタデータ181−2、NRTメタデータ181−3のように、NRTメタデータがまとめて記録される。
【0105】
この場合、NRTメタデータは、音声年輪データ、画像年輪データ、ローレゾ年輪データ、およびRTメタ年輪データが記録された後に、年輪データとは別の領域に記録される。
【0106】
なお、NRTメタデータは、リアルタイム性を要求されないメタデータで構成されており、通常、シーク時間を考慮しなければならないということはないので、光ディスク2の記憶領域の物理的な位置において、どのような位置に配置してもよく、例えば、1つのNRTメタデータを複数の位置に分散して記録するようにしてもよい。
【0107】
次に、光ディスク2に記録された各データを管理するファイルシステム、並びにファイルシステムにおけるディレクトリ構造およびファイルについて説明する。
【0108】
光ディスク2に記録されたデータを管理するファイルシステムとしては、どのようなファイルシステムを用いてもよく、例えば、UDF(Universal Disk Format)やISO9660(International Organization for Standardization 9660)等を用いてもよい。また、光ディスク2の代わりにハードディスク等の磁気ディスクを用いた場合、ファイルシステムとして、FAT(File Allocation Tables)、NTFS(New Technology File System)、HFS(Hierarchical File System)、またはUFS(Unix(登録商標) File System)等を用いてもよい。また、専用のファイルシステムを用いるようにしてもよい。
【0109】
このファイルシステムにおいては、光ディスク2に記録されたデータは図14に示されるようなディレクトリ構造およびファイルにより管理される。
【0110】
図14において、ルートディレクトリ(ROOT)231には、動画データや音声データ等のエッセンスデータに関する情報、および、エッセンスデータの編集結果を示すエディットリスト等が、下位のディレクトリに配置されるPROAVディレクトリ232が設けられる。なお、ルートディレクトリ231には、図示は省略するが、構成表データ等も設けられる。
【0111】
PROAVディレクトリ232には、光ディスク2に記録されている全てのエッセンスデータに対するタイトルやコメント、さらに、光ディスク2に記録されている全ての動画データの代表となるフレームである代表画に対応する画像データのパス等の情報を含むファイルであるディスクメタファイル(DISCMETA.XML)233、光ディスク2に記録されている全てのクリップおよびエディットリストを管理するための管理情報等を含むインデックスファイル(INDEX.XML)234、およびインデックスファイル(INDEX.BUP)235が設けられている。なお、インデックスファイル235は、インデックスファイル234を複製したものであり、2つのファイルを用意することにより、信頼性の向上が図られている。
【0112】
PROAVディレクトリ232には、さらに、光ディスク2に記録されているデータ全体に対するメタデータであり、例えば、ディスク属性、再生開始位置、またはReclnhi等の情報を含むファイルであるディスクインフォメーションファイル(DISCINFO.XML)236およびディスクインフォメーションファイル(DISKINFO.BUP)237が設けられている。なお、ディスクインフォメーションファイル237は、ディスクインフォメーションファイル236を複製したものであり、2つのファイルを用意することにより、信頼性の向上が図られている。ただし、これらの情報を更新する場合、ディスクインフォメーションファイル236のみを更新するようにしてもよい。
【0113】
また、PROAVディレクトリ232には、上述したファイル以外にも、クリップのデータが下位のディレクトリに設けられるクリップルートディレクトリ(CLPR)238、および、エディットリストのデータが下位のディレクトリに設けられるエディットリストルートディレクトリ(EDTR)239が設けられる。
【0114】
クリップルートディレクトリ238には、光ディスク2に記録されているクリップのデータが、クリップ毎に異なるディレクトリに分けて管理されており、例えば、図14の場合、3つのクリップのデータが、クリップディレクトリ(C0001)241、クリップディレクトリ(C0002)242、および、クリップディレクトリ(C0003)243の3つのディレクトリに分けられて管理されている。すなわち、光ディスク2に記録された最初のクリップの各データは、クリップディレクトリ241の下位のディレクトリのファイルとして管理され、2番目に光ディスク2に記録されたクリップの各データは、クリップディレクトリ242の下位のディレクトリのファイルとして管理され、3番目に光ディスク2に記録されたクリップの各データは、クリップディレクトリ243の下位のディレクトリのファイルとして管理される。
【0115】
また、エディットリストルートディレクトリ239には、光ディスク2に記録されているエディットリストが、その編集処理毎に異なるディレクトリに分けて管理されており、例えば、図14の場合、4つのエディットリストが、エディットリストディレクトリ(E0001)244、エディットリストディレクトリ(E0002)245、エディットリストディレクトリ(E0003)246、およびエディットリストディレクトリ(E0004)247の4つのディレクトリに分けて管理されている。すなわち、光ディスク2に記録されたクリップの1回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ244の下位のディレクトリのファイルとして管理され、2回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ245の下位のディレクトリのファイルとして管理され、3回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ246の下位のディレクトリのファイルとして管理され、4回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ247の下位のディレクトリのファイルとして管理される。
【0116】
上述したクリップルートディレクトリ238に設けられるクリップディレクトリ241の下位のディレクトリには、最初に光ディスク2に記録されたクリップの各データが、図15に示されるようなファイルとして設けられ、管理される。
【0117】
図15の場合、クリップディレクトリ241には、このクリップを管理するファイルであるクリップインフォメーションファイル(C0001C01.SMI)251、このクリップの動画データを含むファイルである動画データファイル(C0001V01.MXF)252、それぞれ、このクリップの各チャンネルの音声データを含む8つのファイルである音声データファイル(C0001A01.MXF乃至C0001A08.MXF)253乃至260、このクリップの動画データに対応するローレゾデータを含むファイルであるローレゾデータファイル(C0001S01.MXF)261、このクリップのエッセンスデータに対応する、例えば、LTCとフレーム番号を対応させる変換テーブル等の、リアルタイム性を要求されないメタデータであるNRTメタデータを含むファイルであるNRTメタデータファイル(C0001M01.XML)262、このクリップのエッセンスデータに対応する、例えばLTC等の、リアルタイム性を要求されるメタデータであるRTメタデータを含むファイルであるRTメタデータファイル(C0001R01.BIM)263、並びに、動画データファイル252のフレーム構造(例えば、MPEG等におけるピクチャ毎の圧縮形式に関する情報や、ファイルの先頭からのオフセットアドレス等の情報)が記述されたファイルであるピクチャポインタファイル(C0001I01.PPF)264等のファイルが設けられる。
【0118】
図15の場合、再生時にリアルタイム性を要求されるデータである、動画データ、ローレゾデータ、およびRTメタデータは、それぞれ1つのファイルとして管理され、読み出し時間が増加しないようになされている。
【0119】
また、音声データも、再生時にリアルタイム性を要求されるが、7.1チャンネル等のような音声の多チャンネル化に対応するために、8チャンネル用意され、それぞれ、異なるファイルとして管理されている。すなわち、音声データは8つのファイルとして管理されるように説明したが、これに限らず、音声データに対応するファイルは、7つ以下であってもよいし、9つ以上であってもよい。
【0120】
同様に、画像データ、ローレゾデータ、およびフレームメタデータも、場合によって、それぞれ、2つ以上のファイルとして管理されるようにしてもよい。
【0121】
また、図15において、リアルタイム性を要求されないNRTメタデータは、リアルタイム性を要求されるRTメタデータと異なるファイルとして管理される。これは、動画データ等の通常の再生中に、必要の無いメタデータを読み出さないようにするためであり、このようにすることにより、再生処理の処理時間や、処理に必要な負荷を軽減することができる。
【0122】
なお、NRTメタデータファイル262は、汎用性を持たせるためにXML(eXtensible Markup Language)形式で記述されているが、RTメタデータファイル263は、再生処理の処理時間や処理に必要な負荷を軽減させるために、XML形式のファイルをコンパイルしたBIM形式のファイルである。
【0123】
図15に示されるクリップディレクトリ241のファイルの構成例は、光ディスク2に記録されている各クリップに対応する全てのクリップディレクトリにおいて適用することができる。すなわち、図14に示される、その他のクリップディレクトリ242および243においても、図15に示されるファイルの構成例を適用することができるので、その説明を省略する。
【0124】
以上において、1つのクリップに対応するクリップディレクトリに含まれる各ファイルについて説明したが、ファイルの構成は上述した例に限らず、各クリップディレクトリの下位のディレクトリに、そのクリップに対応するNRTメタデータファイルが存在すれば、どのような構成であってもよい。
【0125】
次に、図14のエディットリストルートディレクトリ239の下位のディレクトリにおけるファイルの構成例について説明する。上述したエディットリストルートディレクトリ239に設けられるエディットリストディレクトリ245の下位のディレクトリには、光ディスク2に記録されたクリップの各データの2回目の編集結果に関する情報であるエディットリストのデータが、図16に示されるようなファイルとして設けられ、管理される。
【0126】
図16の場合、エディットリストディレクトリ245には、この編集結果(エディットリスト)を管理するファイルであるエディットリストファイル(E0002E01.SMI)271、この編集後のエッセンスデータ(編集に用いられた全クリップのエッセンスデータの内、編集後のデータとして抽出された部分)に対応するクリップメタデータ、または、そのクリップメタデータに基づいて新たに生成されたクリップメタデータを含むファイルであるエディットリスト用クリップメタデータファイル(E0002M01.XML)272、この編集結果(エディットリスト)に基づいた、エッセンスデータの再生手順(プレイリスト)等の情報を含むファイルであるプレイリストファイル(E0002P01.SMI)273、プレイリストファイル273に含まれる再生手順に基づいて再生される動画データのフレーム構造(例えば、MPEG等におけるピクチャ毎の圧縮形式に関する情報や、ファイルの先頭からのオフセットアドレス等の情報)が記述されたファイルであるプレイリスト用ピクチャポインタファイル(C0001I01.PPF)274、プレイリストファイル273の再生手順(プレイリスト)に基づいた実時間再生を保証するための動画データを含むファイルであるプレイリスト用動画データファイル(B0002V01.BMX)275、プレイリストファイル273の再生手順(プレイリスト)に基づいた実時間再生を保証するための音声データを含む4つのファイルであるプレイリスト用音声データファイル(B0002A01.BMX乃至B0002A04.BMX)276乃至279、プレイリストファイル273の再生手順(プレイリスト)に基づいた実時間再生を保証するためのローレゾデータを含むファイルであるプレイリスト用ローレゾデータファイル(B0002S01.BMX)280、並びに、プレイリストファイル273の再生手順(プレイリスト)に基づいた実時間再生を保証するためのフレームメタデータを含むファイルであるプレイリスト用RTメタデータファイル(B0002R01.BBM)281等のファイルが設けられる。
【0127】
図16において、リアルタイム性を要求されないNRTメタデータは、リアルタイム性を要求されるRTメタデータと異なるファイルとして管理される。これは、再生手順(プレイリスト)を用いて動画データ等を再生中に(編集結果の再現中に)、必要の無いメタデータを読み出さないようにするためであり、このようにすることにより、再生処理の処理時間や、処理に必要な負荷を軽減することができる。
【0128】
エディットリスト用NRTメタデータファイル272は、後述するように、編集結果に基づいて、編集に使用されたクリップのNRTメタデータ(クリップルートディレクトリ238の下位のディレクトリに存在するNRTメタデータファイル)に基づいて生成された新たなNRTメタデータを含むファイルである。例えば、編集が行われると、図15のNRTメタデータファイル262に含まれるNRTメタデータから、編集後のエッセンスデータに対応する部分が抽出され、それらを用いて、編集後のエッセンスデータを1クリップとする新たなNRTメタデータが再構成され、エディットリスト用NRTメタデータファイルとして管理される。すなわち、編集後のエッセンスデータには、編集後のエッセンスデータを1クリップとする新たなNRTメタデータが付加され、そのNRTメタデータが1つのエディットリスト用NRTメタデータファイルとして管理される。従って、このエディットリスト用NRTメタデータファイルは、編集毎に生成される。
【0129】
なお、このエディットリスト用NRTメタデータファイル272は、汎用性を持たせるために、XML形式で記述される。
【0130】
プレイリスト用画像データファイル275に含まれる動画データ、プレイリスト用音声データファイル276乃至279に含まれる各音声データ、プレイリスト用ローレゾデータファイル280に含まれるローレゾデータ、並びに、プレイリスト用RTメタデータファイル281に含まれるRTメタデータは、それぞれ、図15のクリップルートディレクトリ238の下位のディレクトリにおいて管理されるクリップに対応する画像データ、音声データ、ローレゾデータ、およびRTメタデータより抽出されたデータであり、編集結果に対応するデータである。これらのデータは、プレイリストファイル273に含まれる再生手順(プレイリスト)に基づいて再生処理が行われる場合に読み出される。このような編集結果に対応する各データが用意されることにより、プレイリストに基づいた再生処理において、読み出すファイルの数を減らすことができ、その処理時間および処理に必要な負荷を軽減させることができる。
【0131】
なお、動画データ、ローレゾデータ、およびフレームメタデータは、場合によって、それぞれ、複数のファイルとして管理されるようにしてもよい。同様に、音声データに対応するファイルの数は、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。
【0132】
なお、プレイリスト用RTメタデータファイル281は、再生処理の処理時間や処理に必要な負荷を軽減させるために、XML形式のファイルをコンパイルしたBIM形式に対応するBBM形式のファイルである。
【0133】
図16に示されるエディットリストディレクトリ245のファイルの構成例は、全てのエディットリスト(編集結果)において適用することができる。すなわち、図14に示される、その他のエディットリストディレクトリ244、246、または247においても、図16に示されるファイルの構成例を適用することができるので、その説明を省略する。
【0134】
以上において、1回の編集作業に対応するエディットリストディレクトリに含まれる各ファイルについて説明したが、ファイルの構成は上述した例に限らず、各エディットリストディレクトリの下位のディレクトリに、その編集に対応するエディットリスト用NRTメタデータファイルが存在すれば、どのような構成であってもよい。
【0135】
以上、図12乃至図16を参照して、光ディスク2に記録されたデータに関して説明したが、光ディスク1および光ディスク3も、上述した光ディスク2と同様にしてデータが記録されている。ただし、光ディスク2に記録された動画データファイルは、60i(または59.94i)であるが、光ディスク1および光ディスク3に記録されている動画データファイルは、24pである。
【0136】
次に、図17のフローチャートを参照して、2−3プルダウン処理装置13の2−3プルダウン処理について説明する。
【0137】
図17のステップS101において、位相設定部64は、例えば、ユーザによる指令に従って、Aフレーム位相を「00」乃至「04」のうち何れかに設定し、どの位相に設定したのかを示すAフレーム位相情報をフレーム変換部62およびNRTメタデータ処理部67に通知する。
【0138】
ステップS102において、復号部61は、ドライブ43により光ディスク1から読み出された、符号化された24pの動画データを復号して、復号された動画データをフレーム変換部62に出力する。
【0139】
ステップS103において、フレーム変換部62は、ステップS102で復号部61により復号された24pの動画データを、位相設定部64から通知されたAフレーム位相になるように2−3プルダウンして、60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データを生成する。
【0140】
すなわち、Aフレーム位相が「00」に設定されていた場合、フレーム変換部62は、図4に示されるように、24pタイムコード「00:00:00:00」がプルダウン位相「00」になるように、2−3プルダウンを実行する。また、Aフレーム位相が「01」に設定されていた場合、フレーム変換部62は、図5に示されるように、24pタイムコード「00:00:00:01」がプルダウン位相「00」になるように、2−3プルダウンを実行する。また、Aフレーム位相が「02」に設定されていた場合、フレーム変換部62は、図6に示されるように、24pタイムコード「00:00:00:02」がプルダウン位相「00」になるように、2−3プルダウンを実行する。また、Aフレーム位相が「03」に設定されていた場合、フレーム変換部62は、図7に示されるように、24pタイムコード「00:00:00:03」がプルダウン位相「00」になるように、2−3プルダウンを実行する。また、Aフレーム位相が「04」に設定されていた場合、フレーム変換部62は、図8に示されるように、24pタイムコード「00:00:00:04」がプルダウン位相「00」になるように、2−3プルダウンを実行する。
【0141】
そして、フレーム変換部62は、生成された動画データを符号化部63およびローレゾデータ生成部65に出力する。符号化部63は、フレーム変換部62から供給された動画データを順次符号化する。また、ローレゾデータ生成部65は、フレーム変換部62から供給された動画データから順次ローレゾデータを生成する。
【0142】
なお、フレーム変換部62は、ステップS103において、例えば図4に示されるように、プルダウン周期分ずつ、2−3プルダウンを実行する。また、フレーム変換部62は、60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データをプルダウン周期で1周期分だけ2−3プルダウンすると、2−3プルダウンしたことをRTメタデータ処理部66に通知する。そこで、RTメタデータ処理部66は、フレーム変換部62から、1周期分の2−3プルダウンが実行された旨の通知を受けるたびに、例えば図4に示されるように、2−3プルダウンにより生成された5フレーム(10フィールド)分の60iタイムコード(LTC)を生成し、LTCを含むRTメタデータを生成する。
【0143】
ステップS103において、一連の24pの動画データが2−3プルダウンされ、RTメタデータが生成された後、ステップS104において、NRTメタデータ処理部66は、位相設定部64から通知されたAフレーム位相および、RTメタデータ処理部66により生成されたRTメタデータに含まれているLTC等に基づいて、NRTメタデータを生成する。このNRTメタデータには、Aフレーム位相が記述されている。
【0144】
図18乃至図22は、NRTメタデータの記述例を示している。なお、図19は図18の記述の続きを、図20は図19の記述の続きを、図21は図20の記述の続きを、図22は図21の記述の続きを、それぞれ示している。
【0145】
図18の第1行目の記述「<?xml version=”1.0” encoding=”UTF−8”?>」は、このNRTメタデータの記述がXML(eXtensible Markup Language)形式で、文字コードはUTF−8(8−bit UCS Transformation Format)であることを示している。図18の第2行目乃至第7行目には、このNRTメタデータのルートエレメントが記述されている。
【0146】
図18の第9行目乃至第11行目の記述「<TargetMaterial umidRef=”060A2B340101010501010D12130000000000001044444484EEEE00E0188E130B” status=”OK”/>」は、このNRTメタデータが関係している音声データおよび動画データ(以下、音声データおよび動画データをまとめてAVデータとも称する)に関する情報を示している。特に、「umidRef=”060A2B340101010501010D12130000000000001044444484EEEE00E0188E130B”」は、AVデータのUMID(Unique Material Identifier)を示している。図18の第12行目の記述「<Duration value=”500”/>」は、AVデータの有効な記録長を示している。
【0147】
図18の第13行目乃至第25行目には、LTC変化点テーブルが記述されている。なお、LTC変化点とは、一連のAVデータの中で、LTCが不連続になる点である。従って、LTC変化点テーブルとは、一連のAVデータの中でLTCが不連続になる変化点がリストアップされ記述されたテーブルである。
【0148】
図18に引き続き、図19の第1行目の記述「<CreationDate isSummerTime=”false” value=”2002−10−01T12:34:56+09:00”/>」は、このNRTメタデータが関係するAVデータの作成日時を表している。図19の第2行目の記述「<LastUpdate isSummerTime=”false” value=”2002−10−01T23:45:01+09:00”/>」は、このAVデータの最終更新日時を表している。
【0149】
図19の第3行目の記述「<TypicalUbit value=”00008080ABCDEF98”/>」は、RTメタデータとして記録されたLTCに含まれるユーザビットの値を表している。図19の第4行目の記述「<KeyFrame frameCount=”2”/>」は、AVデータの代表画となるフレームを示している。
【0150】
図19の第5行目乃至図21の第3行目には、UMIDの不連続点を示すUMID変換テーブルが記述されている。
【0151】
図21の第4行目乃至第20行目には、KLVデータの不連続点を示すKLVデータ変換テーブルが記述されている。なお、KLVデータとは、キーデータ(Key)、レングスデータ(Length)、および、バリューデータ(Value)からなるKLV符号化されたデータであり、このフォーマットは、SMPTE 335M/RP214に準拠している。
【0152】
図21の第21行目乃至図22の第3行目には、動画データのフォーマットに関する情報が記述されている。
【0153】
すなわち、図21の第21行目の記述「<VideoFormat>」は、第22行目以降に、動画データのフォーマットに関する情報が記述されることを示している。
【0154】
図21の第22行目の記述「<VideoRecPort port=”SDTI−CP”/>」は、動画データ、音声データ、多重化データ、およびメタデータ等を外部機器との間で伝送する場合の伝送方式を示している。ここでは、伝送方式として、SDTI−CP(Serial Data Transport Interface Content Pakage)が記述されている。
【0155】
図21の第23行目乃至第24行目の記述「<VideoFrame videoCodec=”IMX50” captureFps=”24p” recFps=”59.94” formatFps=”59.94i”/>」のうち、「videoCodec=”IMX50”」は、動画データの符号化方式を表している。本記述例においては、動画データの符号化方式として「IMX50」が記述されている。IMX50は、MPEGのI(Intra)ピクチャのみによる符号化で、フレームレートが50Mbpsであることを表している。また、「captureFps=”24p”」は、撮像装置11の撮像素子(例えばCCD(Charged Coupled Device))による光信号の読み取り周波数を表している。すなわち、撮像素子は、光を光電変換して蓄電し、所定の周波数で、蓄電された信号を読み取るが、平面上の撮像素子から信号を読み取る方式として、順次走査(プログレッシブ・スキャン)と飛び越し走査(インタレース・スキャン)がある。「captureFps=”24p”」のうち、「24p」の記述の「p」が、この読み取り方式を表している。すなわち「p」は、順次走査(プログレッシブ・スキャン)であることを表している。また、「24」は、読み取り周波数を表しており、1秒間に24回、読み取ることを表している。なお、読み取り周波数は、24回/秒に限定されるものではなく、24回/秒より少なくすることも多くすることも可能である。また、飛び越し走査の読み取り方式の場合、「p」の代わりに「i」が記述される。
【0156】
また、「recFps=”59.94”」の記述は、2−3プルダウン処理装置13が、動画データを光ディスク2に記録する際の、動画データのフィールドレートを表している。本記述例においては、フィールドレートとして「59.94」が記述されており、これは、59.94フィールド/秒で動画データを記録することを表している。なお、59.94は、フレームレートでは30fpsであり、ドロップフレームである。また、「formatFps=”59.94i」の記述は、2−3プルダウン処理装置13が、動画データを光ディスク2に記録する際の、動画データのフォーマットとしてのフィールドレートおよび走査方式を表している。すなわち、「59.94i」のうち、「59.94」は、フィールドレートが59.94フィールド/秒であることを表し、「i」は、走査方式が飛び越し走査(インタレース・スキャン)であることを表している。なお、59.94は、フレームレートが30fpsであり、ドロップフレームである。ノンドロップフレームの場合、「60i」となる。また、走査方式が飛び越し走査ではなくて、順次走査(プログレッシブ・スキャン)の場合、「i」の代わりに「p」が記述される。
【0157】
図21の第25行目の記述「<VideoLayout pixel=”640” numOfVerticalLine=”480” aspectRatio=”4:3”>」のうち、「VideoLayout」は、動画データの表示させる際の配置等に関する情報が記述されていることを示している。また、「pixel=”640”」は、動画データに基づいて表示される画像(フレーム)の水平線に含まれる画素数を表している。本記述例においては、水平線に含まれる画素数として「640」と記述され、これは、水平線が640個の画素数の画素により構成されていることを示している。また、「numOfVerticalLine=”480”」は、動画データに基づいて表示される画像(フレーム)の水平線の本数を表している。本記述例においては、水平線の本数として「480」と記述され、これは、480本の水平線があることを示している。また、「aspectRatio=”4:3”」は、アスペクト比を表しており、本記述例においては、アスペクト比が4:3であることを示している。
【0158】
図21に引き続き、図22の第1行目の記述「<PullDownSetting pullDownKind=”2−3” aFramePhase=”00”/>」のうち「PullDownSetting」は、プルダウンに関する記述があることを示している。また、「pullDownKind=”2−3”」は、プルダウンの種類を表しており、本記述例においては、プルダウンの種類として「2−3」と記述され、これは、動画データが2−3プルダウン処理されていることを示している。なお、本実施の形態においては、2−3プルダウンを例にしているため、図21においては「2−3」と記述されているが、記述され得るプルダウンの種類として、「2−3」の他に、「1−1」、「2−2」、「2−3−3−2」、「24−25」、および「other」などもある。「pullDownKind=”1−1”」と記述された場合、動画データがプルダウン処理されていないことを示している。「pullDownKind=”2−2”」と記述された場合、動画データは、記録フォーマットとしては、飛び越し走査方式で記録されているが、この動画データを表示させるときには順次走査で表示させることを示している。「pullDownKind=”2−3−3−2”」と記述された場合、動画データは、2−3−3−2プルダウン処理されていることを示している。「pullDownKind=”24−25”」と記述された場合、動画データは、24−25プルダウン処理されていることを示している。「pullDownKind=”other”」と記述された場合、動画データは、上記以外の方式でプルダウン処理されていることを示している。すなわち、動画データをプルダウンしたときのプルダウンの種類が「pullDownKind」として記述されている。また、「aFramePhase=”00”」は、ステップS101で設定されたAフレーム位相の記述を示しており、本記述例においては、Aフレーム位相が「00」であることを示している。なお、Aフレーム位相としては、「00」の他に、「01」、「02」、「03」、および「04」のうち何れかが記述されることもあり得る。
【0159】
このように、Aフレーム位相をNRTメタデータに記録しておくことにより、後に、逆2−3プルダウン処理するときに、正確にリピートフィールドを除外して、24pの動画データを復元することができる。
【0160】
図22の第2行目の記述「</VideoLayout>」は、図21の第25行目から開始された「VideoLayout」に関する記述が終了したことを示している。図22の第3行目の記述「</VideoFormat>」は、図21の第21行目から開始された「VideoFormat」に関する記述が終了したことを示している。
【0161】
図22の第5行目乃至第10行目には、音声データに関する情報が記述されている。図22の第11行目乃至第15行目には、AVデータを作成した装置に関する情報が記述されている。図22の第16行目には、AVデータの製作者名が記述されている。なお、図22の記述例においては、製作者名として「・・・・・・ ・・・・・・」と記述されているが、実際には製作者の名前がアルファベットで記述される。図22の第17行目乃至第19行目には、作成されたAVデータのタイトル名が記述されている。図22の第20行目の記述「<Description>An example text annotation about the target essence.</Description>」は、ユーザにより記述されたテキストデータを表している。図22の第21行目の記述「</NonRealTimeMeta>」は、NRTメタデータの記述が終了したことを示している。
【0162】
図17に戻って、ステップS105において、管理ファイル処理部68は、クリップインフォメーションファイルを作成する。また、管理ファイル処理部68は、ピクチャポインタファイルも作成する。
【0163】
ステップS106において、2−3プルダウン処理部34は、符号化部63により符号化された60i(ドロップフレームの場合、59.94i)の動画データ、ローレゾデータ生成部65により生成されたローレゾデータ、RTメタデータ処理部66により生成されたRTメタデータ、NRTメタデータ処理部67により生成されたNRTメタデータ、並びに管理ファイル処理部68により生成されたクリップインフォメーションファイルおよびピクチャポインタファイルを、所定の順番で、ドライブ44に供給し、ドライブ44は、供給されたデータを光ディスク2の所定の物理領域に記録する。
【0164】
以上のようにして、2−3プルダウン処理が実行される。
【0165】
ここで、上記の2−3プルダウン処理により作成された動画データのAフレーム位相、プルダウン位相、およびタイムコードの関係を、図23乃至図25を参照して説明する。
【0166】
図23は、60i、すなわちノンドロップフレームの場合のAフレーム位相とタイムコードの関係を表している。図23の第1行目には、24pの動画データの連続するフレームが、長方形で示されている。すなわち、「××」、「××+1」、「××+2」、「××+3」、「××+4」、「××+5」、「××+6」と記された個々の長方形の枠は、1つのフレームを表している。図23の第3行目には、2−3プルダウン処理によりリピートフィールドが追加された状態を表している。すなわち、2−3プルダウン処理においては、フレーム1つおきにリピートフィールドが追加される。よって、「B」および「D」のフレームにリピートフィールドが追加されるため、「B」および「D」の枠は、「A」および「C」の枠の3/2倍の長さとなっている。
【0167】
第6行目乃至第8行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「00」とした場合の60iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第6行目乃至第8行目には、タイムコードが「00:00:00:00」以後の対応関係が記されている。すなわち、第7行目には、60iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「05」、「06」、「07」、「08」、「09」の順に、フレーム毎に示され、第8行目には、第7行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」の順に示されている。これは、タイムコード「00:00:00:00」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:00:00:01」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:00:00:02」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:00:00:03」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:00:00:04」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:00:00:05」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:00:00:06」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:00:00:07」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:00:00:08」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:00:00:09」のプルダウン位相が「04」であることを示している。
【0168】
第10行目および第11行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「01」とした場合の60iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第10行目および第11行目には、タイムコードが「00:00:00:01」以後の対応関係が記されている。すなわち、第10行目には、60iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「01」、「02」、「03」、「04」、「05」、「06」、「07」、「08」、「09」の順に、フレーム毎に示され、第11行目には、第10行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」、「01」、「02」、「03」の順に示されている。これは、タイムコード「00:00:00:01」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:00:00:02」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:00:00:03」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:00:00:04」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:00:00:05」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:00:00:06」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:00:00:07」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:00:00:08」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:00:00:09」のプルダウン位相が「03」であることを示している。
【0169】
第13行目および第14行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「02」とした場合の60iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第13行目および第14行目には、タイムコードが「00:00:00:02」以後の対応関係が記されている。すなわち、第13行目には、60iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「02」、「03」、「04」、「05」、「06」、「07」、「08」、「09」の順に、フレーム毎に示され、第14行目には、第13行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」、「01」、「02」の順に示されている。これは、タイムコード「00:00:00:02」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:00:00:03」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:00:00:04」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:00:00:05」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:00:00:06」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:00:00:07」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:00:00:08」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:00:00:09」のプルダウン位相が「02」であることを示している。
【0170】
第16行目および第17行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「03」とした場合の60iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第16行目および第17行目には、タイムコードが「00:00:00:03」以後の対応関係が記されている。すなわち、第16行目には、60iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「03」、「04」、「05」、「06」、「07」、「08」、「09」の順に、フレーム毎に示され、第17行目には、第16行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」、「01」の順に示されている。これは、タイムコード「00:00:00:03」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:00:00:04」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:00:00:05」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:00:00:06」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:00:00:07」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:00:00:08」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:00:00:09」のプルダウン位相が「01」であることを示している。
【0171】
第19行目および第20行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「04」とした場合の60iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第19行目および第20行目には、タイムコードが「00:00:00:04」以後の対応関係が記されている。すなわち、第19行目には、60iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「04」、「05」、「06」、「07」、「08」、「09」の順に、フレーム毎に示され、第20行目には、第19行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:00:00:04」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:00:00:05」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:00:00:06」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:00:00:07」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:00:00:08」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:00:00:09」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0172】
第22行目および第23行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「00」とした場合の60iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第22行目および第23行目には、タイムコードが「00:00:00:05」以後の対応関係が記されている。すなわち、第22行目には、60iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「05」、「06」、「07」、「08」、「09」、「10」の順に、フレーム毎に示され、第23行目には、第22行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:00:00:05」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:00:00:06」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:00:00:07」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:00:00:08」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:00:00:09」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:00:00:10」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0173】
第25行目および第26行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「01」とした場合の60iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第25行目および第26行目には、タイムコードが「00:00:00:06」以後の対応関係が記されている。すなわち、第25行目には、60iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「06」、「07」、「08」、「09」、「10」、「11」の順に、フレーム毎に示され、第26行目には、第25行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:00:00:06」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:00:00:07」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:00:00:08」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:00:00:09」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:00:00:10」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:00:00:11」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0174】
第28行目乃至第30行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「03」とした場合の60iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第28行目乃至第30行目には、タイムコードが「00:00:59:28」以後の対応関係が記されている。すなわち、第29行目には、60iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「28」、「29」、「00」、「01」、「02」、「03」の順に、フレーム毎に示され、第30行目には、第29行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:00:59:28」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:00:59:29」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:01:00:00」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:01:00:01」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:01:00:02」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:01:00:03」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0175】
第32行目および第33行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「04」とした場合の60iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第32行目および第33行目には、タイムコードが「00:00:59:29」以後の対応関係が記されている。すなわち、第32行目には、60iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「29」、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」の順に、フレーム毎に示され、第33行目には、第32行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:00:59:29」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:01:00:00」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:01:00:01」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:01:00:02」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:01:00:03」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:01:00:04」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0176】
第35行目および第36行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「00」とした場合の60iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第35行目および第36行目には、タイムコードが「00:01:00:00」以後の対応関係が記されている。すなわち、第35行目には、60iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「05」の順に、フレーム毎に示され、第36行目には、第35行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:01:00:00」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:01:00:01」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:01:00:02」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:01:00:03」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:01:00:04」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:01:00:05」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0177】
第38行目および第39行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「01」とした場合の60iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第38行目および第39行目には、タイムコードが「00:01:00:01」以後の対応関係が記されている。すなわち、第38行目には、60iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「01」、「02」、「03」、「04」、「05」、「06」の順に、フレーム毎に示され、第39行目には、第38行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:01:00:01」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:01:00:02」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:01:00:03」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:01:00:04」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:01:00:05」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:01:00:06」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0178】
第41行目および第42行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「02」とした場合の60iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第41行目および第42行目には、タイムコードが「00:01:00:02」以後の対応関係が記されている。すなわち、第41行目には、60iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「02」、「03」、「04」、「05」、「06」、「07」の順に、フレーム毎に示され、第42行目には、第41行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:01:00:02」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:01:00:03」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:01:00:04」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:01:00:05」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:01:00:06」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:01:00:07」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0179】
図23に示されるように、ノンドロップフレームの場合、タイムコードのフレームユニット部分の値からAフレーム位相を引き算した値を、プルダウン周期(=5)で割り算した余りが、常にプルダウン位相となる。
【0180】
すなわち、Aフレーム位相が「00」の場合、タイムコードのフレームユニット部分の値からAフレーム位相「00」を引き算した値を、プルダウン周期(=5)で割り算した余りが、常にプルダウン位相となる。
【0181】
すなわち、例えば、第7行目および第8行目に注目すると、フレームユニット部分の値「00」からAフレーム位相「00」を引き算した値(=00)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=00)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「01」からAフレーム位相「00」を引き算した値(=01)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=01)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「02」からAフレーム位相「00」を引き算した値(=02)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=02)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「03」からAフレーム位相「00」を引き算した値(=03)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=03)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「04」からAフレーム位相「00」を引き算した値(=04)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=04)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「05」からAフレーム位相「00」を引き算した値(=05)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=00)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「06」からAフレーム位相「00」を引き算した値(=06)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=01)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「07」からAフレーム位相「00」を引き算した値(=07)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=02)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「08」からAフレーム位相「00」を引き算した値(=08)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=03)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「09」からAフレーム位相「00」を引き算した値(=09)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=04)がプルダウン位相の値となる。このことは、第22行目および第23行目、並びに第35行目および第36行目においても同様である。
【0182】
また、Aフレーム位相が「01」の場合も、タイムコードのフレームユニット部分の値からAフレーム位相「01」を引き算した値を、プルダウン周期(=5)で割り算した余りが、常にプルダウン位相となる。
【0183】
すなわち、例えば、第10行目および第11行目に注目すると、フレームユニット部分の値「01」からAフレーム位相「01」を引き算した値(=00)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=00)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「02」からAフレーム位相「01」を引き算した値(=01)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=01)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「03」からAフレーム位相「01」を引き算した値(=02)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=02)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「04」からAフレーム位相「01」を引き算した値(=03)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=03)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「05」からAフレーム位相「01」を引き算した値(=04)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=04)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「06」からAフレーム位相「01」を引き算した値(=05)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=00)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「07」からAフレーム位相「01」を引き算した値(=06)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=01)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「08」からAフレーム位相「01」を引き算した値(=07)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=02)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「09」からAフレーム位相「01」を引き算した値(=08)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=03)がプルダウン位相の値となる。このことは、第25行目および第26行目、並びに第38行目および第39行目においても同様である。
【0184】
また、Aフレーム位相が「02」の場合も、タイムコードのフレームユニット部分の値からAフレーム位相「02」を引き算した値を、プルダウン周期(=5)で割り算した余りが、常にプルダウン位相となる。
【0185】
すなわち、例えば、第13行目および第14行目に注目すると、フレームユニット部分の値「02」からAフレーム位相「02」を引き算した値(=00)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=00)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「03」からAフレーム位相「02」を引き算した値(=01)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=01)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「04」からAフレーム位相「02」を引き算した値(=02)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=02)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「05」からAフレーム位相「02」を引き算した値(=03)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=03)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「06」からAフレーム位相「02」を引き算した値(=04)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=04)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「07」からAフレーム位相「02」を引き算した値(=05)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=00)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「08」からAフレーム位相「02」を引き算した値(=06)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=01)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「09」からAフレーム位相「02」を引き算した値(=07)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=02)がプルダウン位相の値となる。このことは、第41行目および第42行目においても同様である。
【0186】
また、Aフレーム位相が「03」の場合も、タイムコードのフレームユニット部分の値からAフレーム位相「03」を引き算した値を、プルダウン周期(=5)で割り算した余りが、常にプルダウン位相となる。
【0187】
すなわち、例えば、第16行目および第17行目に注目すると、フレームユニット部分の値「03」からAフレーム位相「03」を引き算した値(=00)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=00)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「04」からAフレーム位相「03」を引き算した値(=01)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=01)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「05」からAフレーム位相「03」を引き算した値(=02)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=02)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「06」からAフレーム位相「03」を引き算した値(=03)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=03)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「07」からAフレーム位相「03」を引き算した値(=04)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=04)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「08」からAフレーム位相「03」を引き算した値(=05)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=00)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「09」からAフレーム位相「03」を引き算した値(=06)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=01)がプルダウン位相の値となる。このことは、第29行目および第30行目においても同様である。
【0188】
また、Aフレーム位相が「04」の場合も、タイムコードのフレームユニット部分の値からAフレーム位相「04」を引き算した値を、プルダウン周期(=5)で割り算した余りが、常にプルダウン位相となる。
【0189】
すなわち、例えば、第19行目および第20行目に注目すると、フレームユニット部分の値「04」からAフレーム位相「04」を引き算した値(=00)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=00)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「05」からAフレーム位相「04」を引き算した値(=01)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=01)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「06」からAフレーム位相「04」を引き算した値(=02)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=02)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「07」からAフレーム位相「04」を引き算した値(=03)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=03)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「08」からAフレーム位相「04」を引き算した値(=04)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=04)がプルダウン位相の値となり、フレームユニット部分の値「09」からAフレーム位相「04」を引き算した値(=05)をプルダウン周期(=5)で割り算した余り(=00)がプルダウン位相の値となる。このことは、第32行目および第33行目においても同様である。
【0190】
以上のように、ノンドロップフレームの場合、タイムコードのフレームユニット部分の値およびAフレーム位相が分かれば、下記の式により、各フレームのプルダウン位相を特定することができる。
【0191】
PP={(FF−AP) mod PC} (1)
【0192】
ただし、式(1)において、PPはプルダウン位相を表し、FFはタイムコードのフレームユニット部分の値を表し、APはAフレーム位相の値を表し、PCは1周期分のプルダウン周期に含まれるフレーム数を表している。また、「X mod Y」は、X÷Yを演算したときの余りを表している。ただし、この割り算は整数の位の演算であり、小数点以下まで演算しない。すなわち、{(FFーAP) mod PC}は、(FF−AP)÷PCを整数の位において演算したときの余りを意味する。
【0193】
このようにして、60iタイムコード、Aフレーム位相、およびプルダウン周期に含まれるフレーム数が分かれば、2−3プルダウン処理された動画データの各フレームのプルダウン位相を特定することができるため、後に逆2−3プルダウン処理が行われるときに、正確にリピートフィールド等を特定することができ、結果的に、正確に逆2−3プルダウン処理を行うことが可能となり、逆2−3プルダウン時の画質の劣化を防ぐことができる。
【0194】
次に、図24および図25は、59.94i、すなわちドロップフレームの場合のAフレーム位相とタイムコードの関係を表している。図24の第1行目乃至第27行目は、図23の第1行目乃至第27行目と同一であるので、説明を省略する。
【0195】
図24の第28行目乃至第30行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「03」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第28行目乃至第30行目には、タイムコードが「00:00:59:28」以後の対応関係が記されている。すなわち、第29行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「28」、「29」、「02」、「03」、「04」、「05」の順に、フレーム毎に示され、第30行目には、第29行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:00:59:28」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:00:59:29」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:01:00:02」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:01:00:03」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:01:00:04」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:01:00:05」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0196】
すなわち、ドロップフレームの場合、分ユニット部分が「00」、「10」、「20」、「30」、「40」、「50」の場合を除く正分の開始から2つのタイムコード(フレームユニット部分が「00」および「01」のタイムコード)が間引かれる(ドロップされる)。すなわち、ドロップフレームの場合、「00:01:00:00」、「00:01:00:01」、「00:02:00:00」、「00:02:00:01」、「00:03:00:00」、「00:03:00:01」、「00:04:00:00」、「00:04:00:01」、「00:05:00:00」、「00:05:00:01」、「00:06:00:00」、「00:06:00:01」、「00:07:00:00」、「00:07:00:01」、「00:08:00:00」、「00:08:00:01」、「00:09:00:00」、「00:09:00:01」、「00:11:00:00」、「00:11:00:01」・・・のように、フレームユニット部分が「00」および「01」となるタイムコードは間引かれるため、存在しない。ただし、上記したように、分ユニット部分が「00」、「10」、「20」、「30」、「40」、「50」の場合は、フレームユニット部分が「00」および「01」となるタイムコードが間引かれない。従って、例えば、「00:00:00:00」、「00:00:00:01」、「00:10:00:00」、「00:10:00:01」、「00:20:00:00」、「00:20:00:01」、「00:30:00:00」、「00:30:00:01」、「00:40:00:00」、「00:40:00:01」、「00:50:00:00」、「00:50:00:01」等のタイムコードは存在する。
【0197】
図24の第32行目および第33行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「04」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第32行目および第33行目には、タイムコードが「00:00:59:29」以後の対応関係が記されている。すなわち、第32行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「29」、「02」、「03」、「04」、「05」、「06」の順に、フレーム毎に示され、第33行目には、第32行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:00:59:29」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:01:00:02」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:01:00:03」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:01:00:04」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:01:00:05」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:01:00:06」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0198】
第35行目および第36行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「00」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第35行目および第36行目には、タイムコードが「00:01:00:02」以後の対応関係が記されている。すなわち、第35行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「02」、「03」、「04」、「05」、「06」、「07」の順に、フレーム毎に示され、第36行目には、第35行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:01:00:02」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:01:00:03」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:01:00:04」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:01:00:05」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:01:00:06」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:01:00:07」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0199】
第38行目および第39行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「01」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第38行目および第39行目には、タイムコードが「00:01:00:03」以後の対応関係が記されている。すなわち、第38行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「03」、「04」、「05」、「06」、「07」、「08」の順に、フレーム毎に示され、第39行目には、第38行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:01:00:03」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:01:00:04」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:01:00:05」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:01:00:06」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:01:00:07」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:01:00:08」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0200】
第41行目および第42行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「02」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第41行目および第42行目には、タイムコードが「00:01:00:04」以後の対応関係が記されている。すなわち、第38行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「04」、「05」、「06」、「07」、「08」、「09」の順に、フレーム毎に示され、第42行目には、第41行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:01:00:04」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:01:00:05」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:01:00:06」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:01:00:07」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:01:00:08」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:01:00:09」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0201】
図25の第1行目および第2行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「01」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第1行目および第2行目には、タイムコードが「00:01:59:28」以後の対応関係が記されている。すなわち、第1行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「28」、「29」、「02」、「03」、「04」、「05」の順に、フレーム毎に示され、第2行目には、第1行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:01:59:28」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:01:59:29」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:02:00:02」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:02:00:03」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:02:00:04」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:02:00:05」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0202】
第4行目および第5行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「02」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第4行目および第5行目には、タイムコードが「00:01:59:29」以後の対応関係が記されている。すなわち、第4行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「29」、「02」、「03」、「04」、「05」、「06」の順に、フレーム毎に示され、第5行目には、第4行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:01:59:29」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:02:00:02」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:02:00:03」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:02:00:04」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:02:00:05」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:02:00:06」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0203】
第7行目および第8行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「03」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第7行目および第8行目には、タイムコードが「00:02:00:02」以後の対応関係が記されている。すなわち、第7行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「02」、「03」、「04」、「05」、「06」、「07」の順に、フレーム毎に示され、第8行目には、第7行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:02:00:02」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:02:00:03」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:02:00:04」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:02:00:05」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:02:00:06」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:02:00:07」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0204】
第10行目および第11行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「04」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第10行目および第11行目には、タイムコードが「00:02:00:03」以後の対応関係が記されている。すなわち、第10行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「03」、「04」、「05」、「06」、「07」、「08」の順に、フレーム毎に示され、第11行目には、第10行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:02:00:03」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:02:00:04」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:02:00:05」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:02:00:06」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:02:00:07」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:02:00:08」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0205】
第13行目および第14行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「00」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第13行目および第14行目には、タイムコードが「00:02:00:04」以後の対応関係が記されている。すなわち、第13行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「04」、「05」、「06」、「07」、「08」、「09」の順に、フレーム毎に示され、第14行目には、第13行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:02:00:04」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:02:00:05」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:02:00:06」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:02:00:07」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:02:00:08」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:02:00:09」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0206】
第17行目および第18行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「00」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第17行目および第18行目には、タイムコードが「00:03:00:06」以後の対応関係が記されている。すなわち、第17行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「06」、「07」、「08」、「09」、「10」、「11」の順に、フレーム毎に示され、第18行目には、第17行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:03:00:06」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:03:00:07」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:03:00:08」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:03:00:09」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:03:00:10」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:03:00:11」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0207】
第21行目および第22行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「00」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第21行目および第22行目には、タイムコードが「00:04:00:08」以後の対応関係が記されている。すなわち、第21行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「08」、「09」、「10」、「11」、「12」、「13」の順に、フレーム毎に示され、第22行目には、第21行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:04:00:08」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:04:00:09」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:04:00:10」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:04:00:11」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:04:00:12」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:04:00:13」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0208】
第25行目および第26行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「00」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第25行目および第26行目には、タイムコードが「00:05:00:10」以後の対応関係が記されている。すなわち、第25行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「10」、「11」、「12」、「13」、「14」、「15」の順に、フレーム毎に示され、第26行目には、第25行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:05:00:10」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:05:00:11」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:05:00:12」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:05:00:13」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:05:00:14」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:05:00:15」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0209】
第29行目および第30行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「00」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第29行目および第30行目には、タイムコードが「00:06:00:12」以後の対応関係が記されている。すなわち、第29行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「12」、「13」、「14」、「15」、「16」、「17」の順に、フレーム毎に示され、第30行目には、第29行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:06:00:12」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:06:00:13」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:06:00:14」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:06:00:15」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:06:00:16」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:06:00:17」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0210】
第33行目および第34行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「00」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第33行目および第34行目には、タイムコードが「00:07:00:14」以後の対応関係が記されている。すなわち、第33行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「14」、「15」、「16」、「17」、「18」、「19」の順に、フレーム毎に示され、第34行目には、第33行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:07:00:14」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:07:00:15」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:07:00:16」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:07:00:17」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:07:00:18」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:07:00:19」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0211】
第37行目および第38行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「00」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第37行目および第38行目には、タイムコードが「00:08:00:16」以後の対応関係が記されている。すなわち、第37行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「16」、「17」、「18」、「19」、「20」、「21」の順に、フレーム毎に示され、第38行目には、第37行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:08:00:16」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:08:00:17」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:08:00:18」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:08:00:19」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:08:00:20」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:08:00:21」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0212】
第41行目および第42行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「00」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第41行目および第42行目には、タイムコードが「00:09:00:18」以後の対応関係が記されている。すなわち、第41行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「18」、「19」、「20」、「21」、「22」、「23」の順に、フレーム毎に示され、第42行目には、第41行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:09:00:18」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:09:00:19」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:09:00:20」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:09:00:21」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:09:00:22」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:09:00:23」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0213】
第45行目および第46行目には、2−3プルダウン処理後のAフレーム位相を「00」とした場合の59.94iタイムコードとプルダウン位相の対応関係が記されている。なお、第45行目および第46行目には、タイムコードが「00:10:00:18」以後の対応関係が記されている。すなわち、第45行目には、59.94iタイムコードのフレームユニット部分のみが、「18」、「19」、「20」、「21」、「22」、「23」の順に、フレーム毎に示され、第46行目には、第45行目のタイムコードに対応して、プルダウン位相が、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」の順に示されている。これは、タイムコード「00:10:00:18」のプルダウン位相が「00」で、タイムコード「00:10:00:19」のプルダウン位相が「01」で、タイムコード「00:10:00:20」のプルダウン位相が「02」で、タイムコード「00:10:00:21」のプルダウン位相が「03」で、タイムコード「00:10:00:22」のプルダウン位相が「04」で、タイムコード「00:10:00:23」のプルダウン位相が「00」であることを示している。
【0214】
ここで、図24および図25に示されたドロップフレームの場合における、逆2−3プルダウン処理について考える。正確に逆2−3プルダウン処理を行うためには、各フレームのプルダウン位相を特定する必要がある。ノンドロップフレームの場合は、先述した式(1)により、プルダウン位相を特定することができるが、ドロップフレームの場合、間引かれた(ドロップされた)タイムコードがあるため、単純に式(1)に値を代入しても、プルダウン位相を求めることはできない。
【0215】
ここで、プルダウン位相に注目すると、プルダウン位相は、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」、「00」、「01」、「02」、「03」、「04」・・・のように、「00」乃至「04」を周期的に繰り返す。そこで、59.94iタイムコードを、フレーム数に換算した後、フレーム数からAフレーム位相の値を引き算し、さらにプルダウン周期の値で割り算すれば、その割り算した余りがプルダウン位相となる。
【0216】
そこで、まず、59.94iタイムコードを、フレーム数に換算する式を以下に示す。
【0217】
Figure 2005020330
【0218】
ただし、式(2)において、NFdfは求めるべきフレーム数を表し、HHは59.94iタイムコードの時間ユニット部分の値を表し、MMは59.94iタイムコードの分ユニット部分の値を表し、SSは59.94iタイムコードの秒ユニット部分の値を表している。また、式(2)において、(MM div 10)は、59.94iタイムコードの分ユニット部分の値を10で割り算したときの商を表し、(MM mod 10)は、59.94iタイムコードの分ユニット部分の値を10で割り算したときの余りを表している。なお、ここでの割り算は、整数の位の演算であり、小数点以下まで演算しない。
【0219】
例えば、59.94iタイムコードが、「00:01:00:02」の場合、式(2)に値を代入して、タイムコードをフレーム数に換算すると、
Figure 2005020330
となり、フレーム数は1800フレームとなる。
【0220】
また、例えば、59.94iタイムコードが、「00:02:00:04」の場合、式(2)に値を代入して、タイムコードをフレーム数に換算すると、
Figure 2005020330
となり、フレーム数は3600フレームとなる。
【0221】
また、例えば、59.94iタイムコードが、「00:10:00:00」の場合、式(2)に値を代入して、タイムコードをフレーム数に換算すると、
Figure 2005020330
となり、フレーム数は17982フレームとなる。
【0222】
また、例えば、59.94iタイムコードが、「00:10:00:18」の場合、式(2)に値を代入して、タイムコードをフレーム数に換算すると、
Figure 2005020330
となり、フレーム数は18000フレームとなる。
【0223】
なお、式(2)の代わりに以下の式によっても、フレーム数NFdfを求めることができる。
【0224】
Figure 2005020330
【0225】
式(3)でも、フレーム数NFdfを求めることができる。
【0226】
このようにして、式(2)または式(3)によりフレーム数NFdfを求めた後、フレーム数からAフレーム位相の値APを引き算し、算出された値(NFdf−AP)をプルダウン周期PCで割り算すると、その余りがプルダウン位相となる。
【0227】
すなわち、ドロップフレームの場合、以下の式により、プルダウン位相を算出することができる。
【0228】
PP={(NFdf−AP) mod PC} (4)
【0229】
このようにして、ドロップフレームにおいても、2−3プルダウン処理された動画データの各フレームのプルダウン位相を特定することができるため、後に逆2−3プルダウン処理が行われるときに、正確にリピートフィールド等を特定することができ、結果的に、正確に逆2−3プルダウン処理を行うことが可能となり、逆2−3プルダウン時の画質の劣化を防ぐことができる。
【0230】
次に、図26のフローチャートを参照して、逆2−3プルダウン処理装置16の逆2−3プルダウン処理について説明する。
【0231】
ステップS201において、NRTメタデータ処理部126は、ドライブ103を介して、光ディスク2からNRTメタデータファイルを読み出し、ビデオフォーマットに関する属性を取得する。ビデオフォーマットに関する属性は、例えば、図21の第21行目乃至図22の第3行目に記述されている。従って、NRTメタデータ処理部126は、図21の第21行目乃至図22の第3行目の記述内容を取得する。NRTメタデータ処理部126は、取得したビデオフォーマットに関する属性を位相特定部124に供給する。
【0232】
ステップS202において、復号部121は、ドライブ103を介して光ディスク2から動画データファイルを読み出し、読み出した動画データファイルを復号して、復号後の動画データをフレーム変換部122に出力する。
【0233】
ステップS203において、位相特定部124は、ドライブ103を介して光ディスク2より、ステップS202で読み出された動画データのフレームに対応するRTメタデータを読み出し、一連の動画データのフレームのうち先頭のフレームに対応するRTメタデータのLTCを取得する。そして、位相特定部124は、取得したLTCをフレーム数に換算する。なお、LTCには、ドロップフレームであるかノンドロップフレームであるかを示すフラグが含まれているため、位相特定部124は、このフラグに基づいて、ドロップフレームであるかノンドロップフレームであるかを判定し、ドロップフレームの場合、上述した式(2)または式(3)により、LTCをフレーム数に換算する。なお、LTCに含まれているフラグに基づいて、ノンドロップフレームであると判定された場合、位相特定部124は、LTCのフレームユニット部分の値をフレーム数とする。
【0234】
ステップS204において、位相特定部124は、ステップS203で求められたフレーム数、NRTメタデータ処理部126から供給されたビデオフォーマットの属性に含まれるAフレーム位相に関する記述、およびプルダウン周期に基づいて、逆2−3プルダウン処理を開始する先頭フレームのプルダウン位相を求める。すなわち、ステップS203でフレーム数が求められ、NRTメタデータ処理部126からAフレーム位相に関する記述(例えば図22の第1行目の「aFramePhase=”00”」)が供給され、また、プルダウン周期は分かっているので、これらを利用して、逆2−3プルダウン処理を開始する先頭フレームのプルダウン位相を求めることができる。
【0235】
ノンドロップフレームの場合、位相特定部124は、ステップS203でフレームユニット部分の値FFを取得しているので、式(1)によりプルダウン位相PPを求める。一方、ドロップフレームの場合、位相特定部124は、ステップS203で、逆2−3プルダウンする先頭フレームまでのフレーム数を求めているので、式(4)によりプルダウン位相PPを求める。
【0236】
位相特定部124は、求められた逆2−3プルダウンする先頭フレームのプルダウン位相をフレーム変換部122に通知する。
【0237】
例えば図4に示されるように、プルダウン周期は繰り返されているため、ステップS204で求められた、逆2−3プルダウンする先頭フレームのプルダウン位相が特定されれば、先頭から2番目以降のフレームのプルダウン位相も一意に特定することができる。そこで、ステップS205において、フレーム変換部122は、先頭フレームのプルダウン位相に基づいて、順次、2番目以降のプルダウン位相も特定し、特定したプルダウン位相に基づいて、逆2−3プルダウンを行う。
【0238】
特定されたプルダウン位相が図4のプルダウン位相「00」だった場合、フレーム変換部122は、そのプルダウン位相「00」のフレームのトップフィールドおよびボトムフィールドを、それぞれ24pの動画データのトップフィールドt0およびボトムフィールドb0として採用する。また、特定されたプルダウン位相が図4のプルダウン位相「01」だった場合、フレーム変換部122は、そのプルダウン位相「01」のフレームのトップフィールドおよびボトムフィールドを、それぞれ24pの動画データのトップフィールドt1およびボトムフィールドb1として採用する。また、特定されたプルダウン位相が図4のプルダウン位相「02」だった場合、フレーム変換部122は、そのプルダウン位相「02」のフレームのトップフィールドをリピートフィールドであるとして採用せず、プルダウン位相「02」のボトムフィールドのみを、24pの動画データのボトムフィールドb2として採用する。また、特定されたプルダウン位相が図4のプルダウン位相「03」だった場合、フレーム変換部122は、そのプルダウン位相「03」のフレームのトップフィールドを、24pの動画データのトップフィールドt2として採用し、プルダウン位相「03」のフレームのボトムフィールドを、24pの動画データのボトムフィールドb3として採用する。また、特定されたプルダウン位相が図4のプルダウン位相「04」だった場合、フレーム変換部122は、そのプルダウン位相「04」のフレームのトップフィールドのみを24pの動画データのトップフィールドt3として採用し、プルダウン位相「04」のフレームのボトムフィールドはリピートフィールドであるとして採用しない。
【0239】
このようにして、60i(または59.94i)の動画データから、逆2−3プルダウンにより24pの動画データを生成する。フレーム変換部122は、逆2−3プルダウンにより生成された24pの動画データを符号化部123およびローレゾデータ生成部125に供給する。
【0240】
また、フレーム変換部122は、プルダウン周期分のフレームの逆2−3プルダウンが行われると、RTメタデータ処理部127に通知する。
【0241】
ステップS206において、符号化部123は、フレーム変換部122から供給された24pの動画データを、例えばMPEG2などの符号化方式で符号化する。また、ローレゾデータ生成部125は、フレーム変換部122から供給された24pの動画データからローレゾデータを生成する。
【0242】
ステップS207において、RTメタデータ処理部127は、フレーム変換部122からの、プルダウン周期分の逆2−3プルダウンが実行された旨の通知を受けると、そのプルダウン周期分の全フレームに対して、個々に24pタイムコードを生成し、生成した24pタイムコードを含むRTメタデータを、フレームごとに生成する。
【0243】
ステップS208において、NRTメタデータ処理部126は、NRTメタデータを生成する。
【0244】
ステップS209において、管理ファイル処理部128は、クリップインフォメーションファイルを作成する。また、管理ファイル処理部128は、ピクチャポインタファイルをも作成する。
【0245】
ステップS210において、逆2−3プルダウン処理部94は、符号化部123により符号化された24pの動画データ、ローレゾデータ生成部125により生成されたローレゾデータ、RTメタデータ処理部127により生成されたRTメタデータ、NRTメタデータ処理部126により生成されたNRTメタデータ、並びに管理ファイル処理部128により生成されたクリップインフォメーションファイルおよびピクチャポインタファイルを、所定の順番で、ドライブ104に供給し、ドライブ104は、供給されたデータを光ディスク3の所定の物理領域に記録する。
【0246】
以上のようにして、逆2−3プルダウン処理が実行される。
【0247】
以上のように、本発明によれば、2−3プルダウン処理時には、タイムコードとAフレーム位相を記録しておき、逆2−3プルダウン処理時には、このタイムコードとAフレーム位相に基づいて各フレームのプルダウン位相を特定するようにしたので、正確に逆2−3プルダウン処理を行うことが可能となる。また、Aフレーム位相を記録しておけば、2−3プルダウン処理時に全てのフレームにプルダウン位相を記録しなくても、逆2−3プルダウン処理時に、正確にプルダウン位相を特定することができる。
【0248】
なお、以上においては、2−3プルダウン処理装置13において2−3プルダウン処理を行い、逆2−3プルダウン処理装置16において逆2−3プル段処理を行う場合について説明したが、2−3プルダウン処理および逆2−3プルダウン処理を行う情報処理装置としては、これに限らず、それ以外の情報処理装置であってもよい。また、例えば、1つの情報処理装置において、2−3プルダウン処理および逆2−3プルダウン処理を行うようにしても良い。
【0249】
また、以上においては、2−3プルダウン処理および逆2−3プルダウン処理の場合を例にして説明したが、本発明は上記以外のプルダウン処理(例えば、2−3−3−2プルダウン処理など)に適用することも勿論可能である。
【0250】
また、以上においては、2−3プルダウン処理または逆2−3プルダウン処理する一連の動画データが、すべて同一のAフレーム位相である場合を例にして説明したが、一連の動画データが、複数の異なるAフレーム位相である場合にも、本発明は適用可能である。その場合、Aフレーム位相が不連続になる不連続点のタイムコードと、Aフレーム位相の対応テーブルをNRTメタデータファイルに記述するようにすればよい。
【0251】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体等からインストールされる。
【0252】
記録媒体は、図2および図10に示されるように、2−3プルダウン処理装置13および逆2−3プルダウン処理装置16とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini−Disc)(登録商標)を含む)、若しくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアを含むリムーバブルメディア42,102により構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記憶されているROM32,92や記憶部39,99が含まれるハードディスクなどで構成される。
【0253】
なお、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0254】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0255】
【発明の効果】
以上のように、第1の本発明によれば、プルダウン処理をすることができる。特に、プルダウンされたビデオ信号から、容易かつ正確に、元のビデオ信号を再現できるようにプルダウン処理をすることができる。
【0256】
第2の本発明によれば、プルダウン処理された動画から元の動画を復元することができる。特に、プルダウンされたビデオ信号から、容易かつ正確に、元のビデオ信号を再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した映像プログラム制作支援システムの構成例を示す図である。
【図2】図1の2−3プルダウン処理装置の内部の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の2−3プルダウン処理部の内部の構成例を示すブロック図である。
【図4】2−3プルダウンを説明する図である。
【図5】2−3プルダウンを説明する他の図である。
【図6】2−3プルダウンを説明するさらに他の図である。
【図7】2−3プルダウンを説明する図である。
【図8】2−3プルダウンを説明する他の図である。
【図9】2−3プルダウンを説明するさらに他の図である。
【図10】図1の逆2−3プルダウン処理装置の内部の構成例を示すブロック図である。
【図11】図10の逆2−3プルダウン処理部の内部の構成例を示すブロック図である。
【図12】図1の光ディスクに記録されたデータの構成例を示す模式図である。
【図13】図1の光ディスクに記録されたデータの構成例を説明する模式図である。
【図14】ファイルシステムによるデータを管理するためのディレクトリ構造の例を示す図である。
【図15】図14に示されるディレクトリ構造のさらに詳細な構成例を示す図である。
【図16】図14に示されるディレクトリ構造のさらに詳細な構成例を示す図である。
【図17】2−3プルダウン処理を説明するフローチャートである。
【図18】ノンリアルタイムメタデータの記述例を示す図である。
【図19】ノンリアルタイムメタデータの記述例を示す、図18に続く図である。
【図20】ノンリアルタイムメタデータの記述例を示す、図19に続く図である。
【図21】ノンリアルタイムメタデータの記述例を示す、図20に続く図である。
【図22】ノンリアルタイムメタデータの記述例を示す、図21に続く図である。
【図23】ノンドロップフレームの場合のタイムコードとプルダウン位相の対応関係を説明する図である。
【図24】ドロップフレームの場合のタイムコードとプルダウン位相の対応関係を説明する図である。
【図25】ドロップフレームの場合のタイムコードとプルダウン位相の対応関係を説明する他の図である。
【図26】逆2−3プルダウン処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】1乃至3 光ディスク, 11 撮像装置, 12 編集装置, 13 2−3プルダウン処理装置, 14 表示装置, 15 編集装置, 16 逆2−3プルダウン処理装置, 34 2−3プルダウン処理部,43,44 ドライブ, 61 復号部, 62 フレーム変換部, 63 符号化部, 64 位相設定部, 65 ローレゾデータ生成部, 66 RTメタデータ処理部, 67 NRTメタデータ処理部, 68 管理ファイル処理部, 94 逆2−3プルダウン処理部, 103,104 ドライブ, 121復号部, 122 フレーム変換部, 123 符号化部, 124 位相特定部, 125 ローレゾデータ生成部, NRTメタデータ処理部, 127 RTメタデータ処理部, 128 管理ファイル処理部, 252 動画データファイル, 262 ノンリアルタイムメタデータ, 263 リアルタイムメタデータ

Claims (10)

  1. 所定のフレーム数を周期として、ビデオ信号をプルダウンする情報処理装置において、
    第1のフレームレートで記録された第1のビデオ信号から、前記第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートの第2のビデオ信号を生成する第1の生成手段と、
    前記第2のビデオ信号とともに記録媒体に記録する属性情報であって、前記第1の生成手段により生成された前記第2のビデオ信号の先頭位置のフレームの、前記周期内における位相を示す位相情報を含む属性情報を生成する第2の生成手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第2の生成手段は、前記第1の生成手段により前記第1のビデオ信号から前記第2のビデオ信号を生成する際の前記プルダウンの種類を示すプルダウン種類情報をさらに含む前記属性情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 所定のフレーム数を周期として、ビデオ信号をプルダウンする情報処理装置の情報処理方法において、
    第1のフレームレートで記録された第1のビデオ信号から、前記第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートの第2のビデオ信号を生成する第1の生成ステップと、
    前記第2のビデオ信号とともに記録媒体に記録する属性情報であって、前記第1の生成ステップの処理により生成された前記第2のビデオ信号の先頭位置のフレームの、前記周期内における位相を示す位相情報を含む属性情報を生成する第2の生成ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  4. 所定のフレーム数を周期として、ビデオ信号をプルダウンする情報処理装置用のプログラムであって、
    第1のフレームレートで記録された第1のビデオ信号から、前記第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートの第2のビデオ信号を生成する第1の生成ステップと、
    前記第2のビデオ信号とともに記録媒体に記録する属性情報であって、前記第1の生成ステップの処理により生成された前記第2のビデオ信号の先頭位置のフレームの、前記周期内における位相を示す位相情報を含む属性情報を生成する第2の生成ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体。
  5. 所定のフレーム数を周期として、ビデオ信号をプルダウンする処理を実行するコンピュータに、
    第1のフレームレートで記録された第1のビデオ信号から、前記第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートの第2のビデオ信号を生成する第1の生成ステップと、
    前記第2のビデオ信号とともに記録媒体に記録する属性情報であって、前記第1の生成ステップの処理により生成された前記第2のビデオ信号の先頭位置のフレームの、前記周期内における位相を示す位相情報を含む属性情報を生成する第2の生成ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  6. 所定のフレーム数を周期としてプルダウンされた第1のビデオ信号から、プルダウンされる前の第2のビデオ信号を生成する情報処理装置において、
    前記第1のビデオ信号の先頭位置のフレームの前記周期内における位相を示す位相情報、および前記第1のビデオ信号に付加されたタイムコードに基づいて、前記第1のビデオ信号に含まれるフレームの、前記周期内における位相を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された前記第1のビデオ信号に含まれる前記フレームの前記周期内における前記位相に基づいて、前記第2のビデオ信号を生成する生成手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記特定手段は、前記第1のビデオ信号がドロップフレームを有しているか否かを判定し、判定結果に基づいて、前記第1のビデオ信号に含まれるフレームの前記周期内における位相を特定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 所定のフレーム数を周期としてプルダウンされた第1のビデオ信号から、プルダウンされる前の第2のビデオ信号を生成する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記第1のビデオ信号の先頭位置のフレームの前記周期内における位相を示す位相情報、および前記第1のビデオ信号に付加されたタイムコードに基づいて、前記第1のビデオ信号に含まれるフレームの、前記周期内における位相を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップの処理により特定された前記第1のビデオ信号に含まれる前記フレームの前記周期内における前記位相に基づいて、前記第2のビデオ信号を生成する生成ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 所定のフレーム数を周期としてプルダウンされた第1のビデオ信号から、プルダウンされる前の第2のビデオ信号を生成する情報処理装置用のプログラムであって、
    前記第1のビデオ信号の先頭位置のフレームの前記周期内における位相を示す位相情報、および前記第1のビデオ信号に付加されたタイムコードに基づいて、前記第1のビデオ信号に含まれるフレームの、前記周期内における位相を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップの処理により特定された前記第1のビデオ信号に含まれる前記フレームの前記周期内における前記位相に基づいて、前記第2のビデオ信号を生成する生成ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体。
  10. 所定のフレーム数を周期としてプルダウンされた第1のビデオ信号から、プルダウンされる前の第2のビデオ信号を生成する処理を実行するコンピュータに、
    前記第1のビデオ信号の先頭位置のフレームの前記周期内における位相を示す位相情報、および前記第1のビデオ信号に付加されたタイムコードに基づいて、前記第1のビデオ信号に含まれるフレームの、前記周期内における位相を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップの処理により特定された前記第1のビデオ信号に含まれる前記フレームの前記周期内における前記位相に基づいて、前記第2のビデオ信号を生成する生成ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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