JP4434336B2 - 化粧シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧シート、特に準外装、外装用途に適した非塩化ビニル系のエコロジーシートである化粧シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の樹脂シートを積層してなる化粧シートが従来から広く知られている。例えば、実開昭55−151532号公報、実開昭61−47634号公報及び特公平7−67788号公報においては、絵柄印刷層を設けたポリ塩化ビニル製シート(PVCシート)上に、透明なアクリル樹脂シートを積層してなる化粧シートが記載されている。
【0003】
また、特開平6−262729号公報には、不透明ポリオレフィン系樹脂シートからなる基材上に、印刷インキ層又は印刷インキ層と熱融着アンカー層を設け、さらに透明アクリル系樹脂シートを熱ラミネートしてなる積層化粧シートが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した積層タイプの化粧シートの内、着色PVCシートに透明アクリル樹脂シートを積層する化粧シートは、PVCシートを用いるため、廃棄、燃焼時に有害な塩化水素等の塩素系ガスが発生することから、環境衛生上、現在は敬遠される傾向にある。
【0005】
また、不透明ポリオレフィン系樹脂シートと透明アクリルシートを積層するタイプの化粧シートは非PVC系化粧シートではあるが、外装或いは準外装用途として必要な耐候性、即ち、サンシャインカーボンアーク燈型ウェザーオメータを用い、ブラックパネル温度63℃、降雨時間が120分中、18分の条件にて行う、4,000時間の促進暴露試験(W.O.M)に合格するだけの耐候性を有しない。
【0006】
即ち、不透明ポリオレフィン系樹脂シートと透明アクリルシートを積層するタイプの化粧シートを用いて、上記促進暴露試験を行うと、2,000時間程度で、化粧シートの著しい変褪色、層間の剥離、シート自体の亀裂、白化等の劣化が生じてしまう。
【0007】
また、前記不透明ポリオレフィン系樹脂シートと透明アクリルシートを積層するタイプの化粧シートにおいては、層間密着性を高めるためにポリオレフィン系樹脂シートの一方の面或いは両面にコロナ放電処理等の易接着処理を施したり、易接着処理層(プライマー層)を設けたりする等の工夫が試みられた。しかし、このタイプの化粧シートにおいて、外装用あるいは準外装用として必要な特性を有する化粧シートは得ることは困難であった。
【0008】
そこで、外装用、準外装用化粧シートとして、前記ポリオレフィン系樹脂シートの代替として、着色アクリル系樹脂シートを基材シートとして用い、透明PET(ポリエチレンテレフタレート)シートを積層してなる化粧シートや、着色アクリル系樹脂シートと透明アクリル系樹脂シートを積層してなる化粧シートが登場してきた。
【0009】
しかし、前記着色アクリル系樹脂シートと透明PETシートを積層してなる化粧シートの場合は、PETシートは強靱で固い性質を有し、エンボス加工等が困難であり、耐候性はPVCシートに比して劣るものである。
【0010】
また、通常の着色アクリル系樹脂シートと透明アクリル系樹脂シートを積層してなる化粧シートの場合、アクリル系樹脂は、透明度が高く、耐候性に優れるものの、艶消し剤等の添加物をアクリル系樹脂に添加して製膜した場合には、化粧シートにラッピングやVカット処理等の曲げ加工を施す際に、表面に白化や亀裂が生じたり、割れやすくなるという問題がある。
【0011】
そこで、本発明は、着色アクリル系樹脂シートと透明アクリル系樹脂シートを積層してなる化粧シートにおいて、アクリル系樹脂の高い透明度と優れた耐候性という特徴を活かしつつ、ラッピングやVカット処理を行った場合においても、表面に白化や亀裂、破断が生じない化粧シートを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、本発明は、着色アクリル系樹脂シート上に、柄印刷層を介して無色透明アクリル系樹脂シートを積層してなる化粧シートにおいて、前記柄印刷層は、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体との混合系からなるバインダーを含むインキで形成されており、前記無色透明アクリル系樹脂シートは、JIS−K7127における破断点伸度が100%以上であって、最表面に凹凸模様が形成されており、前記凹凸模様にはアクリルポリオールとヘキサメチレンジイソシアネートからなる2液硬化型ウレタン樹脂からなる着色インキが充填されており、前記無色透明アクリル系樹脂シートの上にイソシアネートの架橋剤からなる2液硬化型樹脂からなる上塗り保護層が設けられていることを特徴とする化粧シートを提供する。
【0013】
本発明の化粧シートにおいて、好ましくは、前記着色アクリル系樹脂シート、前記無色透明アクリル系樹脂シート及び前記上塗り保護層に紫外線吸収剤を含む
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の化粧シートを詳細に説明する。本発明の化粧シートは、装飾層を設けた着色アクリル系樹脂シート上に、無色透明アクリル系樹脂シートを積層してなる化粧シートにおいて、前記無色透明アクリル系樹脂シートのJIS−K7127における破断点伸度が、100%以上であることを特徴とする。
【0015】
本発明において用いられるアクリル系樹脂は、塩化ビニル樹脂フィルムに比べて、耐候性、耐寒性、耐熱性、耐汚染性等に優れる非塩化ビニル系樹脂である。アクリル系樹脂は、主成分がアクリル酸(メタクリル酸を含む)及びその誘導体であるアクリルアミド、アクリロニトリルを重合することにより得られるアクリル樹脂、他のアクリル酸エステル、エチレン、スチレン等の他のモノマーとの共重合体樹脂である。
【0016】
かかるアクリル系樹脂としては、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体等の(メタ)アクリル酸エステルを含む単独又は共重合体からなるものが挙げられる。なお、ここで、(メタ)アクリレートとは、アクリレート及びメタアクリレートの意味で用いるものとし、以下同様に用いる
このアクリル系樹脂シートの厚さは、着色アクリル系樹脂シート及び透明アクリル系樹脂シート共に20〜150μm程度が好ましい。
【0017】
基材シートである着色アクリル系樹脂シートの着色は透明着色、不透明着色のいずれでもよい。着色するには、耐候性のある塗料、顔料等の着色剤を所定量添加するのが好ましい。
【0018】
着色剤としては、例えば、チタン白、カーボンブラック、ニッケルチタンイエロー、弁柄、群青等の無機顔料、クリドンレッド、イソインドリノン、フタロシアニンブルー等の有機顔料、二酸化チタン被覆雲母の箔粉からなるパール顔料などが挙げられる。
【0019】
本発明において、透明アクリル系樹脂シートは、JIS−K7127における破断点伸度が100%以上であることが特徴的である。即ち、前記透明アクリル系樹脂シートの破断時伸度を向上せしめて、Vカット加工、ラッピング加工等の室温下での成形加工時の耐衝撃性、耐亀裂性を向上せしめるものである。
【0020】
ここで、JIS−K7127における破断点伸度とは、4号形試験片を用いて、引っ張り試験速度50mm/minでの破断時伸度をいう。一般的に、破断時伸度は、樹脂のガラス転移点が低い程大きくなる。従って、本発明の透明アクリル系樹脂シートはガラス転移点の低いアクリル樹脂を用いるのが好ましいが、あまりにガラス転移点の低いものを用いる場合には、樹脂シートの巻き取り工程においてブロッキングが発生し易くなる傾向がある。
【0021】
また必要に応じて、該アクリル系樹脂シート中には、耐候性、透明性を阻害しない範囲で、例えば、アクリルゴム(アクリル酸ブチル−アクリロニトリル共重合体等)、水素添加ジエンゴム等の耐候性、透明性の高いゴムを添加することができる。添加量は、通常5重量%以下とするが、適宜、化粧シートに要求される性能に応じて加減することができる。
【0022】
さらに、前記アクリル系樹脂には炭酸カルシウム、クレー、タルク等の無機充填剤、シリカ等の艶消し剤等を添加することもできる。添加量は、1〜60重量部、より好ましくは1〜30重量部程度である。
【0023】
またさらに、前記アクリル系樹脂には、各種添加剤、補強材、充填剤、例えば、難燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤等を添加することができる。
【0024】
難燃剤は、化粧シートに耐燃性を付与するために添加されるものであり、例えば、塩化パラフィン、トリクレジルホスフェート、塩素化油、テトラクロロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸、テトラブロモビスフェノールA、ジブロモプロピルホスフェート、トリ(2,3−ジブロモプロピル)ホスフェート、酸化アンチモン、含水アルミナ、硼酸バリウム等がある。
【0025】
酸化防止剤としては、化粧シート樹脂の酸化分解を抑制するために添加されるものであり、例えば、アルキルフェノール類、アミン類、キノン類等がある。
【0026】
紫外線吸収剤、光安定剤は、樹脂により良好な耐候性(耐光性)を付与する目的で添加され、その添加量は、紫外線吸収剤、光安定剤ともに、通常、0.1〜5重量%程度が好ましい。
【0027】
該紫外線吸収剤としては、公知のものから、ポリオレフィンの劣化を引き起こす280〜450nm領域の紫外線を吸収しうるものを任意に選択することができる。
【0028】
前記紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系、サリチレート系、ベンゾトリアゾール系、アクリロニトリル系等の各種紫外線吸収剤を挙げることができる。特に好ましいものとして、可視光線に対する透明性の点から、分子中に水酸基を有する有機系の化合物を使用することができる。
【0029】
例えば、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール 、2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert−アミル−5’−イソブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−イソブチル−5’−プロピルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等の2’−ヒドロキシフェニル−5−クロロベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等の2’−ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等の等のヒドロキシベンゾフェノン系紫外線吸収剤、サリチル酸フェノル、4−tert−ブチルフェニルサリチレート等のサリチル酸エステル系紫外線吸収剤を挙げることができる。
【0030】
その他に、ベンゾトリアゾール骨格にアクリロイル基又はメタクリロイル基を導入した反応型紫外線吸収剤等も用いることができる。また、粒径0.2μm以下の酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化チタン等の無機物を用いることもできる。これらの内、吸収波長と着色性の問題を考慮して、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の使用が特に好ましい。
【0031】
光安定剤としては、ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケート等のヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤、ピペリジン系ラジカル捕捉剤等のラジカル捕捉剤を用いることができる。
【0032】
また、前記着色アクリル系樹脂シート及び透明アクリル系樹脂シートの表面或い両面には、必要に応じ、コロナ放電処理、プラズマ処理、プライマー(アンカーともいう)コート処理、オゾン処理、酸処理、脱脂処理、表面粗面処理、塩化第二銅等の薬品による活性化処理等の公知の易接着処理を施すことができる。
【0033】
本発明において、前記着色アクリル系樹脂シート上には装飾層が設けられる。装飾層は、化粧シートの装飾性を向上させる為に設けられる。装飾層の形成方法として、例えば、顔料添加により前記基材シート自体を着色したり、前記基材シートに絵柄を印刷等により設けたり、前記基材シート上に金属薄膜層(全面又は一部分)等を設けたり方法等の1種またはこれらの2種以上の組み合わせを用いることができる。
【0034】
模様印刷としては、グラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、転写シートからの転写印刷等の公知の印刷法を用いて、インキ(或いは塗料)にて模様を形成することができる。
【0035】
模様としては、木目模様、石目模様、布目模様、皮絞模様、幾何学模様、文字記号、或いは全面ベタ等がある。
【0036】
インキ或いは塗料としては、バインダー、顔料、染料などの着色剤、更に必要に応じて、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜混合したものを用いることができる。バインダーとしては、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂或いはこれらの混合系を用いることができる。両者を混合する場合には、アクリル樹脂/塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体=1/9から9/1の範囲が好ましい。
【0037】
特に耐候性と印刷適性及び曲げ加工の点から、アクリル樹脂/塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体=6/4から9/1の範囲が好ましい。
【0038】
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体中の酢酸ビニル含有率は、1〜20重量%程度、平均重合度は400〜900程度であり、必要に応じて、更にマレイン酸、ビニルアルコール等のカルボキシル基或いは水酸基を有する単量体を共重合体させたものでもよい。
【0039】
用いられるアクリル樹脂は上記に同じであり、両者を混合する場合は、アクリル系樹脂シートがアクリルフィルムであるので、耐有機溶剤性が悪くシートが膨潤又は溶解し易いので、ベタ印刷は好ましくない。又これに前記列挙した顔料を添加したものを用いる。
【0040】
金属薄膜としては、アルミニウム、クロム、金、銀、銅、ニッケル、コバルト、亜鉛、真鍮、ステンレス等の金属を用い、真空蒸着、スパッタリング等の方法で成膜することができる。或いは、これらの組み合わせでもよい。該金属薄膜は、全面に設けることも、或いは、部分的にパターン状に設けることもできる。
【0041】
前記着色アクリル系樹脂シート上には、装飾層を介して透明アクリル系樹脂シートが積層される。該透明アクリル系樹脂シートを構成するアクリル系樹脂としては、透明であれば、前記列記したものと同様の樹脂を用いることができる。
【0042】
前記着色アクリル系樹脂シートと透明アクリル系樹脂シートとを積層する方法としては、熔融押出し塗工(エクストルージョンコート)、熱プレスによる融着、或いは2液硬化型ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等の接着剤を用いたドライラミネート等が挙げられる。
【0043】
2液硬化型ポリウレタンは、ポリオールを主剤とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とするウレタン樹脂である。
【0044】
前記ポリウレタンを構成するポリオールとしては、分子中に2個以上の水酸基を有するもので、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール等が用いられる。
【0045】
また、イソシアネートとしては、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する多価イソシネートが用いられる。例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族イソシアネート類、或いはヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族(乃至は脂環族)イソシアネートが用いられる。或いは、上記各種イソシアネートの付加体又は多量体を用いる事もできる。例えば、トリレンジイソシアネートの付加体、トリレンジイソシアネートの3量体、或いは、分子鎖中にウレタン結合、ポリカーボネート、脂肪族ポリエステル等の骨格を持ったイソシアネートプレポリマー等がある。
【0046】
2液硬化型ウレタン樹脂の場合、好ましくは、イソシアネートとしてはヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)を、ポリオールとしては、ポリエステルポリオール又はアクリルポリオールを使用することができるが、勿論、後述の接着剤層で例示するものと同様のその他各種のものを用いることができる。
【0047】
ポリエステル樹脂は、酸成分として、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、及びアルコール成分として、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール等の脂肪族ジオールとの両者のエステルとして得ることができる共重合体であり。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、エチレン−イソフタレート共重合体等が挙げられる。
【0048】
前記透明アクリル系樹脂シートの最表面は、所望に応じ、エンボス加工、ヘアライン加工等による凹凸模様を賦形することができる。該凹凸模様は、シート表面の全面にわたっていてもあるいは部分的でもいずれでもよい。エンボス加工は、化粧シートに木材表面等所望のテクスチァーを付与するために行われる。例えば、エンボス加工は、加熱ドラム上でアクリル系樹脂を加熱軟化させ、更に赤外線輻射ヒーターで160〜180℃に加熱し、所望の形の凹凸模様を設けたエンボス板で加圧、賦形し、冷却固定して形成するもので、公知の枚葉或いは輪転式のエンボス機が用いられる。凹凸模様としては、木目導管溝等が用いられる。
【0049】
さらに、前記凹凸模様の凹部にワイピング加工などにより着色インキを充填して化粧シートの意匠性を高めることもできる。ワイピング加工は、特公昭58−14312号公報等により公知の方法であり、エンボス加工で設けた凹部にドクターブレードで表面をかきながらインキを充填する加工である。ワイピング加工に用いられる着色インキ(ワイピングインキ)としては、顔料ないしインキが用いられる。
【0050】
ワイピングインキのバインダーとしては、2液硬化型ウレタン樹脂、特に耐候性の点から、アクリルポリオールとヘキサメチレンジイソシアネートとの2液硬化型ウレタン樹脂が好ましいが、他の樹脂の使用を制限するものではない。
【0051】
前記ワイピングインキとして用いられる塗料若しくはインキは、前記バインダー中に、カーボンブラック、弁柄等の公知のものから耐候性を考慮して選択することができる。
【0052】
このワイピングインキをロールコートあるいはナイフコートにてシート表面のエンボス凹部に塗工した後、ドクターブレードあるいはワイピングペーパー等で掻きとることにより、エンボス凹部にのみワイピングインキを残すようにして充填する。ここで、凹部にのみワイピングインキが残るようにするためには、インキ組成物の粘度、ロールの回転数、ドクターの角度、厚み、コートスピード等を調整する必要がある。
【0053】
本発明の化粧シートは、その最表層に上塗り保護層をさらに有することがより好ましい。上塗り保護層は、化粧シート表面の傷のつき易さをカバーし、耐擦傷性を向上させたり、表面の光沢(艶)を調整したり、或いはポレフィン系樹脂からなる表面シー中からの紫外線吸収剤のブリード(溶出)を防止するために設けられる。前記上塗り保護層の膜厚は1〜100μm程度が好ましい。
【0054】
上塗り保護層は、例えば、OPインキをシート表面に塗工することにより形成することができる。前記OPインキのバインダー樹脂としては、例えば、2液硬化型ウレタン系樹脂を挙げることができる。2液硬化型ウレタン系樹脂は、ポリオールを主剤とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とするウレタン樹脂である。本発明においては、特にアクリルポリオールとヘキサメチレンジイソシアネートからなる2液硬化型アクリルウレタン樹脂の使用が、耐候性、表面の耐擦傷性、可撓性(曲げ加工性)の点で好ましい。但し、上塗り保護層を構成する樹脂は、ウレタン樹脂に限定されるものではなく、他の樹脂、例えば、水分散エマルジョン又はイソシアネート架橋型のポリフッ化ビニリデン等も用いることができる。
【0055】
また、十分な耐候性を得るためには、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系等の紫外線吸収剤を0.1〜1重量%程度添加するのがより好ましい。
【0056】
また、OPインキに添加する着色顔料は、カーボンブラック、弁柄等の公知のものから、耐候性を考慮して選択することができる。
【0057】
本発明の化粧シートの基材シートの下層には、所望に応じて、易接着処理層、粘着剤層及び離型シートを設けることができる。離型シートを設ける場合、化粧シートは、剥離シートを化粧シートから剥離して、粘着剤層を所望の被着体に接着する形態で使用する。粘着剤層を有する場合には、離型シートを剥離して使用することができ、化粧シートを簡便に被着体に貼着することができる。
【0058】
易接着処理層は、例えば、本発明の化粧シートを接着剤を介して被着体に貼着して使用する場合、化粧シートと接着剤との層間密着性を高めるために設けられる。易接着剤層を構成する材料としては、例えば、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂等を用いることができる。
【0059】
粘着剤層を構成する樹脂としては、例えば、ポリイソプレンゴム、ポリイソブチレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンアクリロニトリルゴム等のゴム系樹脂、(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、ポリビニルエーテル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩素化オレフィン系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂等が挙げられる。
【0060】
本発明の化粧シートは他の被着体に積層して用いることができる。積層は、被着体に化粧シート自体が(熱融着等で)接着可能な場合は、接着剤層は省略することもできる。また、化粧シート自体では被着体と接着しない場合は、適当な接着剤にて積層する。被着体が最終製品であり、その表面化粧の為に化粧シートを積層する場合もあれば、必要に応じ、化粧シートの力学的強度の補強、或いは隠蔽性の付与の為、化粧シート裏面に被着体を積層する場合もある。
【0061】
被着体としては各種素材からなる。形状としては、平板、曲面板等の板材、立体形状物品、或いはシート(或いはフィルム)等である。これら形状のいずれにも用いられる素材としては、木材単板、木材合板、パティクルボード、中密度繊維板(MDF)等の木質材、鉄、アルミニウム等の金属、アクリル樹脂、ポリカーボネート、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアセテート共重合体、ポリエステル、ポリスチレン、オレフィン系樹脂、ABS樹脂、フェノール樹脂、ポリ塩化ビニル、セルロース系樹脂、ゴム等の樹脂、専ら板材、或いは立体形状物品として用いられる素材としては、ガラス、陶磁器等のセラミックス、ALC(発泡軽量コンクリート)等のセメント、珪酸カルシウム、石膏等の非セメント窯業系材料、専らシート(或いはフィルム)として用いられる素材としては、上質紙、和紙等の紙、或いは炭素、石綿、チタン酸カリウム、ガラス、合成樹脂等の繊維からなる不織布又は織布等がある。
【0062】
これら各種被着体への積層方法としては、例えば、▲1▼接着剤を間に介して板状基材に加圧ローラーで加圧して積層する方法、▲2▼特公昭50−19132号公報、特公昭43−27488号公報等に記載されるように、化粧シートを射出成形の雌雄両金型に挿入して、両金型を閉じ、雄型のゲートから熔融樹脂を射出充填した後、冷却して樹脂成形品の成形と同時にその表面に化粧シートを接着し積層する、いわゆる射出成形同時ラミネート方法、▲3▼特公昭56−45768号公報、特公昭60−58014号公報等に記載されるように、成形品の表面に化粧シートを間に接着剤層を介して対向乃至は載置し、成形品からの真空吸引による圧力差により化粧シートを成形品表面に積層する、いわゆる真空プレス積層方法、▲4▼特公昭61−5895号公報、特公平3−2666号公報等に記載されるように、円柱、多角柱等の柱状基材の長軸方向に、化粧シートを間に接着剤層を介して供給しつつ、複数の向きの異なるローラーにより、柱状体を構成する複数の側面に順次化粧シートを加圧接着して積層してゆく、所謂ラッピング加工方法、▲5▼実公大15−31122号公報、特開昭48−47972号公報等に記載されるように、先ず化粧シートを板状基材に接着剤層を介して積層し、次いで板状基材の化粧シートとは反対側の面に、化粧シートと板状基材との界面に到達する。断面がV字状、又はU字状の溝を切削し、次いで、該溝内に接着剤を塗布した上で、該溝を折り曲げ箱体、又は柱状体を成形する、所謂VカットまたはUカット加工方法等がある。
【0063】
以上説明した本発明の化粧シートは、壁、床、天井、扉、手摺、窓枠等の建築物,箪笥等の家具、自動車、電車等の車両内装、航空機、船舶の内装等の表面装飾材料として用いることができる。特に本発明の化粧シートは、耐候性と層間密着性に優れているので、外装または準外装用として好適に使用することができる。
【0064】
【実施例】
次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、以下に示すのはあくまで本発明の化粧シートの一実施例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、層構成、材料等の変更が可能である。
【0065】
実施例1
着色された(メタ)アクリル酸エステル樹脂シート(厚み80μm,幅1320mm、共和レザー製)11表面に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体/アクリル樹脂=2/8(重量比)の混合物をバインダーとし、弁柄を主体とする顔料を含むインキを用いて、グラビア印刷法にて木目柄を印刷することにより、装飾層12を形成した。
【0066】
次いで、破断点伸度110%の透明アクリル系樹脂シート(厚み50μm)。13を熱プレス法によりダブリングすると同時に、該透明アクリル系樹脂シート13上にエンボスロールにて、導管溝の凹凸模様を施し、さらにその表面にアクリルポリオールとヘキサメチレンジイソシアネートの2液硬化型ウレタン樹脂をバインダー、カーボンブラックを顔料とするワイピングインキにて、凹部にワイピングインキ14を充填した。
【0067】
さらに、シート表面に分子中に水酸基を有するフッ化炭素樹脂と脂肪族イソシアネートの架橋剤からなる2液硬化型フッ素樹脂により、上塗り保護層15を形成することにより、図1に示す本発明の化粧シートを作製した。
【0068】
実施例2
着色(メタ)アクリル酸エステル樹脂シート(厚み80μm,幅1320mm、共和レザー製)21の表面に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体/アクリル樹脂=2/8(重量比)の混合物をバインダーとし、弁柄を主体とする顔料を含むインキを用いて、グラビア印刷法にて木目柄を印刷することにより、装飾層22を形成した。
【0069】
次いで、破断点伸度120%の透明アクリル系樹脂シート(厚み50μm,三菱レーヨン(株)製)23を熱プレス法によりダブリングすると同時に、該透明アクリル系樹脂シート23上にエンボスロールにて、導管溝の凹凸模様26を施すことにより、図2に示す本発明の化粧シートを作製した。
【0070】
比較例1
着色ポリプロピレンランダム共重合体でハードセグメント、水素添加スチレン−ブタジエンゴムをソフトセグメントととなるポリプロピレン系熱可塑性エラストマーからなるシート(厚み80μm)31の表裏両面にコロナ放電処理を施し、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体とヘキサメチレンジイソシアネートとからなるバインダーに弁柄主体の顔料を添加したインキを用いて、シート31の表面にグラビア印刷法により木目柄を印刷することにより、装飾層32を形成した。
【0071】
次いで、該印刷シート上に、破断点伸度40%の透明アクリル系樹脂シート(厚み50μm、三菱レーヨン(株)製)33を熱融着し、同時に透明アクリル系樹脂シート33表面に、エンボスロールにて導管溝の凹凸模様36を施すことにより、図3に示す比較例の化粧シートを作製した。
【0072】
耐候性試験
以上の様にして得られた実施例1,2及び比較例1の化粧シートを用いて、サンシャインカーボンアーク燈型ウェザーオメータにより、ブラックパネル温度63℃、120分間に18分間の降雨の条件にて、4,000時間まで人口光を照射し、2,000時間経過後及び4,000時間経過後の各化粧シートの表面劣化の度合い、化粧シートの各層間に剥離が見られるか同化を目視観察により調べた。また、同時に、2,000時間経過後及び4,000時間経過後の各化粧シートを取り出して、Vカット加工(20℃)を施し、化粧シートに白化、亀裂、破断等が見られるか否かを調べた。以上の試験結果を下記表1に示す。
【0073】
【表1】
Figure 0004434336
【0074】
その結果、実施例1及び2の化粧シートは、4,000時間経過後においても表面に劣化は見られず、また層間剥離もなかった。また、Vカット加工を行っても、化粧シートに白化、亀裂、破断は全く見られなかった。
【0075】
一方、比較例1の化粧シートは、2,000時間経過時にベースフィルム(ポリプロピレンランダム共重合体でハードセグメント、水素添加スチレン−ブタジエンゴムをソフトセグメントととなるポリプロピレン系熱可塑性エラストマーからなるシート)に劣化が見られた。また、Vカット加工を行った場合には、化粧シートに白化、亀裂が認められ、また部分的に破断箇所も生じた。
【0076】
従って、本実施例の化粧シートは、優れた耐候性、層間密着性及び曲げ加工性を兼ね備えた化粧シートであることが明らかとなった。また、艶消し剤としてシリカを透明アクリル系樹脂シート中に含ませた場合であっても、化粧シート表面に亀裂や破断が生じることはなかった。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の化粧シートは透明アクリル系樹脂シートが特定の破断点伸度を有することを特徴とする。従って、本発明の化粧シートは、優れた耐候性、層間密着性及び曲げ加工性を兼ね備えた化粧シートである。
【0078】
さらに、表面にワイピング加工を施した場合に、ワイピングインキ及び上塗り保護層を構成する樹脂に、耐候性、曲げ加工性に優れるものを適宜選択することによって、意匠効果に優れ、かつ優れた耐候性、層間密着性及び曲げ加工性を兼ね備えた化粧シートを提供することができる。
【0079】
また、本発明の化粧シートは、非PVC系の化粧シートであり、廃棄、焼却時に塩化水素等の有害ガスの発生も少ない。従って、本発明の化粧シートは環境衛生面においても好ましい化粧シートである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1で作製した本発明の化粧シートの断面図である。
【図2】図2は、実施例2で作製した本発明の化粧シートの断面図である。
【図3】図3は、比較例1で作製した本発明の化粧シートの断面図である。
【符号の説明】
11,21…着色アクリル系樹脂シート、12,22,32…装飾層、13,23,33…透明アクリル系樹脂シート、14…ワイピングインキ、15…上塗り保護層、16,26,36…エンボス凹部、31…着色ポリプロピレンランダム共重合体でハードセグメント、水素添加スチレン−ブタジエンゴムをソフトセグメントととなるポリプロピレン系熱可塑性エラストマーからなるシート

Claims (2)

  1. 着色アクリル系樹脂シート上に、柄印刷層を介して無色透明アクリル系樹脂シートを積層してなる化粧シートにおいて、
    前記柄印刷層は、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体との混合系からなるバインダーを含むインキで形成されており
    前記無色透明アクリル系樹脂シートは、JIS−K7127における破断点伸度が100%以上であって、最表面に凹凸模様が形成されており、
    前記凹凸模様にはアクリルポリオールとヘキサメチレンジイソシアネートからなる2液硬化型ウレタン樹脂からなる着色インキが充填されており、
    前記無色透明アクリル系樹脂シートの上にイソシアネートの架橋剤からなる2液硬化型樹脂からなる上塗り保護層が設けられていることを特徴とする化粧シート。
  2. 前記着色アクリル系樹脂シート、前記無色透明アクリル系樹脂シート及び前記上塗り保護層に紫外線吸収剤を含む
    請求項に記載の化粧シート。
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