JP4428910B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ワープロ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等の記録装置に関し、更には被記録材を搬送ローラと搬送挟持手段との間に挟持し記録部へ搬送し、記録後は被記録材を排送ローラと排送挟持手段との間に挟持し排出する記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8を用いて従来の記録装置の構成について説明する。図において記録装置は記録部206においてインクジェット記録方式の記録ヘッド207が主走査方向(被記録材203の搬送方向と直交方向)に往復移動しつつインクを吐出し、搬送ローラ204及びピンチローラ205からなる搬送手段と、排送ローラ211及び拍車212からなる排出手段とによって間欠搬送しつつ、被記録材203の全面に画像を記録するものである。
【0003】
ピンチローラ205は、常に被記録材203又は搬送ローラ204に押圧するよう備えられており、被記録材203が搬送ローラ204とピンチローラ205に挟持されている間は搬送ローラ204とピンチローラ205による搬送力によって被記録材203は搬送される。また、両端を不図示のシャーシに支持された排送ローラ211は搬送ローラ204よりわずかに搬送量を多く設定することで被記録材203に張力を与え、被記録材203がたるみのない良好な状態で記録を行い、被記録材203がピンチローラ205から離れた後は、被記録材203の搬送を主に排送ローラ211と拍車212による搬送力により排出するのが一般である。
【0004】
上述の構成では被記録材203がピンチローラ205から離れる際に被記録材203の後端がピンチローラ205の押圧力によって搬送方向下流側に押し出されるため搬送精度が低下する問題がある。その対策として特開平10-026851において被記録材後端がピンチローラ205を抜ける直前にピンチローラ205の押圧力を解除することで、被記録材後端がピンチローラ205を抜ける際に搬送方向下流側に押し出されることを防止する構成が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術にあっても、次の問題が残っていた。すなわち、上記した如く被記録材203に張力を与えるために、排送ローラ211と拍車212(排出手段)による搬送量は搬送ローラ204とピンチローラ205(搬送手段)による搬送量よりもわずかに大きく設定されている。このため被記録材203が排出手段と搬送手段の両方に挟持されて搬送されている間は、被記録材203に張力を与えるためのエネルギーが、搬送ローラ204と比較すると剛性の弱い排送ローラ211に捩れまたは撓みの弾性変形として蓄積されている。
【0006】
そして被記録材203の後端がピンチローラ205から離れる際、または特開平10-026851で提案されているように被記録材203の後端にてピンチローラ205を解除した際に、蓄積されたエネルギーが開放され、排送ローラ211の捩れや撓みが元の状態に戻る。すると搬送手段による挟持を失った被記録材203が搬送方向下流側に一気に引っ張られ、突発的に搬送距離が増加して搬送精度が低下するため、被記録材203の後端の記録精度が低下するという問題があった。
【0007】
そこで本発明は、被記録材が搬送手段をはずれる際の搬送精度の低下を防止し、被記録材後端部の記録品質を向上させることのできる記録装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る記録装置の代表的な構成は、記録ヘッドにより被記録材に記録を行う記録部と、被記録材の搬送方向において前記記録部の上流側に配され被記録材を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラに押圧され前記搬送ローラと協働して被記録材を搬送するピンチローラと、前記搬送方向において前記記録部の下流側に配され被記録材を搬送する排送ローラと、前記排送ローラに押圧され前記排送ローラと協働して被記録材を搬送する拍車と、を備え、被記録材の後端が前記ピンチローラから外れる前に前記被記録材に対する前記ピンチローラの押圧を解除する記録装置であって、前記被記録材に対する前記拍車の押圧を解除し、その後前記被記録材に前記拍車を再び押圧してから前記被記録材に対する前記ピンチローラの押圧を解除することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に係る記録装置の一実施形態について、図を用いて説明する。図1乃至図5は本実施形態に係る記録装置の動作を説明する要部構成断面図であって、被記録材の搬送経路を側面から見た図であって、図1は被記録材に検知手段が当接した状態を示す図、図2は被記録材後端が搬送手段まで進行した状態を示す図、図3は排出手段の排送挟持手段が上方へ移動した状態を示す図、図4は排出手段の排送挟持手段が再び下方へ移動した状態を示す図、図5は搬送手段の搬送挟持手段が上方へ移動した状態を示す図、図6は搬送手段の搬送挟持手段が被記録材に与える力の作用を説明する図、図7は記録装置の制御ブロック図である。これらの図において、図中矢印Aは被記録材3の搬送方向を示し、被記録材3は図1から図5の状態へと移行していく。
【0010】
(記録装置の構成)
図1に示すように本実施形態に係る記録装置において、搬送ローラ4及びピンチローラ5(搬送挟持手段)からなる搬送手段は、後述する記録部6の上流側に配置されている。ピンチローラ5は、ピンチローラホルダ軸5bに枢支されピンチローラバネ5c(搬送挟持押圧手段)の力を受けるピンチローラホルダ5aに支持されることにより、搬送ローラ4を押圧している。また、搬送ローラ4はピンチローラ5と協働して、被記録材3を搬送方向(図中矢印A方向)へ搬送する。搬送ローラ4の回転は、不図示の搬送モータの駆動によって行われ、これにより被記録材3の所定量の搬送が行われる。搬送モータにはステッピングモータが用いられている。この搬送ローラ4とピンチローラ5の被記録材搬送方向上流側には、紙端検知用のPEセンサレバー1及びPEセンサ2(検知手段)が設けられており、被記録材3の有無の検知を行う。
【0011】
記録部6のキャリッジ8は、被記録材3の搬送方向Aと直交方向に往復移動可能にガイド軸9に支持されている。また、このキャリッジ8上には記録手段としての記録ヘッド7が搭載されており、この記録ヘッド7は搬送ローラ4及びピンチローラ5によりプラテン10上に搬送された被記録材3にインク像を記録するものである。この装置における記録手段としては、記録ヘッド7からインクを吐出して記録するインクジェット記録方式を用いている。即ち、この記録ヘッド7は微細な液体吐出口(オリフイス)、液路及びこの液路の一部に設けられたエネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させる気体形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段を備えている。
【0012】
このようなエネルギーを発生するエネルギー発生手段としては、ピエゾ素子等の電気機械変換体を用いた記録方式、レーザ等の電磁波を照射して発熱させ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方式、あるいは、発熱抵抗体を有する発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方式などがある。
【0013】
その中でも熱エネルギーによって液体を吐出させるインクジェット記録方式に用いられる記録ヘッドは、信号に応じて電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体による膜沸騰を越える加熱によって生じる気泡の成長により、インクを吐出口から吐出して記録を行うものである。かかる方式は記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するための液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列することができるために高解像度の記録をすることが可能である。また、電気熱変換体をエネルギー発生手段として用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、且つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、高密度実装化が容易で、製造コストも安価なことから有利である。また、記録ヘッド7は、被記録材3の厚さに対応して、記録ヘッド前面7aと被記録材3の記録面3aの距離が適切に保てるように、移動可能になっている。
【0014】
排送ローラ11及び拍車12(排送挟持手段)からなる排出手段は記録部6の下流側に配置されている。拍車12は、拍車ホルダ軸12bに枢支され拍車バネ12c(排送挟持押圧手段)の力を受ける拍車ホルダ12aに支持されることにより、排送ローラ11を押圧し、排送ローラ11のピンチローラとなっている。排送ローラ11及び拍車12は、協働して、記録が行われた被記録材3の記録面3aを汚すことなく、被記録材3を不図示の排出トレイ上に排出する。
【0015】
(制御構成)
図7は本例に係るインクジェット記録装置における制御装置の構成を示すブロック図である。記録装置全体の制御を行うMPU104は、制御上の時間管理を行うタイマー105を備えている。またMPU104には、制御プログラム等を収めたROM106、MPU104の制御実行時ワークエリアやキャリッジ8の速度等の情報を蓄えるRAM107、記録装置の電源がOFFされても情報の保持が可能なEEPROM108が接続されている。同様に記録ヘッドから所望される記録情報等に応じてインクを吐出するための吐出ヒータを駆動する吐出ヒータドライバ109、不図示のタイミングベルトやプーリ等を介してキャリッジ8を移動させるキャリッジモータ111を駆動するキャリッジモータドライバ110、搬送ローラ4を駆動する搬送モータ113を駆動制御する搬送モータドライバ112が接続されている。
【0016】
被記録材3の有無し状態や被記録材3の先端や後端を検出するためのPEセンサ2は、上述した如く搬送ローラ4の上流側に設けられている。また回復系モータドライバ114は、記録ヘッド7を記録に適する状態に復帰あるいは記録に適した状態に維持するための不図示のインク吸引装置などの吐出回復処理装置を駆動する回復系モータ115を制御駆動する。回復系ホームセンサ116は、吐出回復処理装置を構成する不図示のカム等の動作位置を検出するためのものである。ピンチローラリフト用ソレノイドドライバ117はピンチローラ5の押圧を制御するためのピンチローラリフト用ソレノイド19(搬送挟持押圧力制御手段)を制御駆動する。拍車リフト用ソレノイドドライバ118は拍車12の押圧を制御するための拍車リフト用ソレノイド21(排送挟持押圧力制御手段)を制御駆動する。インターフェース部103は記録装置とホストコンピユータ等とを接続し、該インターフェース部103を介して、記録装置はホストコンピュータ等と情報の交換が可能に構成されている。記録装置はインターフェース部103を介してコンピュータやワープロ等の電子機器101に接続され、電子機器101内には記録装置に関する様々な設定を行ない、該設定に応じて記録装置に指示を行なうプリンタドライバ102が備えられている。
【0017】
(記録過程)
次に、被記録材3への記録過程について説明する。記録装置により被記録材3の所定位置に1行記録し、次いで被記録材3が1改行相当量搬送される。この記録と間欠搬送を繰り返すことにより、被記録材3の全面に画像が記録される。
【0018】
このような記録、搬送が進行するうちに、被記録材3の後端がPEセンサレバー1を通過することで、PEセンサレバー1が回動してフォトセンサであるPEセンサ2を遮光し、被記録材3の後端が検知される。被記録材3の後端検知位置とPEセンサレバー1の設計位置から、被記録材3の後端位置と記録部6間の相対位置関係がMPU104により算出確定される。この相対位置関係を基準として被記録材3の搬送量から被記録材3の後端位置を算出してゆくことで、被記録材3がピンチローラ5から後端が離脱する位置より搬送方向上流側の所定位置まで搬送されたことが認識できる(図2)。
【0019】
この所定位置は、好ましくは、上記離脱する直前位置から、離脱位置より1改行相当量の搬送方向上流側位置との範囲で適宜選択される。ただし本発明はこの範囲に限定するものではなく、効果の程度は減少するが、被記録材3の後端がピンチローラから外れる前であれば適宜選択することができる。
【0020】
被記録材3へ記録が進み、被記録材3の後端が所定位置まで搬送されると、拍車リフト用ソレノイド21を動作させる。拍車リフト用ソレノイド21により拍車ホルダ12aと拍車リフト用ソレノイド21との連結部材22が引きつけられ、その結果拍車ホルダ12aが拍車ホルダ軸12bを中心に回動する。これにより拍車12が上方に移動して被記録材3への押圧が解除され、拍車12を被記録材3より離脱させる(図3)。この動作により、排送ローラ11の捩れや撓みが無負荷の状態時に戻り、蓄積されていた弾性エネルギーが解放される。この時、搬送ローラ4とピンチローラ5が被記録材3を挟持しているため、排送ローラ11の捩れや撓みが解放されても記録ヘッド7に対する位置関係がずれることはない。
【0021】
その後、拍車リフト用ソレノイド21を停止させると、拍車バネ12cの力で拍車ホルダ12aが拍車ホルダ軸12bを中心に回動し、拍車12を被記録材3へ再び押圧させる(図4)。
【0022】
次にピンチローラリフト用ソレノイド19を動作させると、ピンチローラホルダ5aとピンチローラリフト用ソレノイド19との連結部材20が引きつけられ、その結果ピンチローラホルダ5aがピンチローラホルダ軸5bを中心に回動する。これによりピンチローラ5が上方に移動して被記録材3への押圧が解除され、ピンチローラ5を被記録材3より離脱させる(図5)。この動作の前に既に排送ローラ11に蓄積された弾性エネルギーは解放されてしまっているので、記録ヘッド7に対する被記録材3の位置がずれることはない。この動作により、被記録材3の後端上面が図6に示すようにピンチローラ5より搬送方向下流側へ押圧する力Fを受けることがない。この後被記録材3は、排送ローラ11、拍車12により搬送され、不図示の排出トレイ上に排出されて一連の記録過程が終了する。
【0023】
上記説明した如く、被記録材3の後端がピンチローラ5により搬送方向下流側への力F(図6参照)を受けて搬送方向下流側に押し出されることを防止すると共に、排出手段に蓄積された弾性エネルギーをピンチローラ5の押圧を解除する前に解放することにより、被記録材3の後端部がピンチローラ部を通過するときの搬送精度の低下を防ぐことができる。
【0024】
なお、上記説明にあっては被記録材3の後端部上面を搬送方向下流側へ押圧する力Fを解除するために、ピンチローラ5の押圧を解除する構成としたが、ピンチローラ5による搬送ローラ4への押圧力が比較的小さい場合や、被記録材3が薄い場合等では、ピンチローラ5を完全に解除せずにピンチローラの押圧力を弱めるだけとすることも考えられる。この場合は、前述したピンチローラリフト用ソレノイド19と連結部材20によるピンチローラ5の移動量を被記録材3の上面より離脱しない所定量とすることで、ピンチローラ5の押圧力を弱める構成とする。
【0025】
また同様に、排送ローラに蓄積された弾性エネルギーを解放するために、拍車12の押圧を解除する構成としたが、拍車12による排送ローラ11への押圧力が比較的小さい場合や、被記録材3と排送ローラ11間の摩擦係数が小さい場合、排送ローラ11の剛性が大きい場合等では、拍車12を完全に解除せずに拍車12の押圧力を弱めるだけとすることも考えられる。この場合は、前述した拍車リフト用ソレノイド21と連結部材22による拍車12の移動量を被記録材3の上面より離脱しない所定量とすることで、拍車12の押圧力を弱める構成とする。
【0026】
また、記録装置の記録部はインクジェット方式に限られず、他の記録方式としてもよい。
【0027】
さらに、本実施形態では排出手段においてピンチローラの役目をする排送挟持手段として拍車12を用いて説明したが、本発明は拍車形状のものに限るものではなく、実質ピンチローラとして機能しているものであれば、上記実施形態中の拍車部分を置き換えることが可能である。
【0028】
また本実施形態では拍車とピンチローラの両方とも押圧を制御する機構を有する構成について説明したが、拍車の押圧を制御する機構のみでも本発明の効果を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明によれば、被記録材を搬送ローラと搬送挟持手段との間に挟持し記録部へ搬送し、記録後は被記録材を排送ローラと排送挟持手段との間に挟持し排出する記録装置において、被記録材の後端部が搬送挟持手段から離脱する位置より搬送方向上流側の所定位置まで搬送された際に、少なくとも排送挟持手段による押圧力を解除もしくは弱化し、更には搬送挟持手段による押圧力を解除もしくは弱化することにより、被記録材が搬送挟持手段を外れる際の搬送精度の低下を防ぎ、記録位置の精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被記録材に検知手段が当接した状態を示す図である。
【図2】被記録材後端が搬送手段まで進行した状態を示す図である。
【図3】排出手段の排送挟持手段が上方へ移動した状態を示す図である。
【図4】排出手段の排送挟持手段が再び下方へ移動した状態を示す図である。
【図5】搬送手段の搬送挟持手段が上方へ移動した状態を示す図である。
【図6】搬送手段の搬送挟持手段が被記録材に与える力の作用を説明する図である。
【図7】記録装置の制御ブロック図である。
【図8】従来の記録装置の構成を説明する図である。
【符号の説明】
1 …PEセンサレバー
2 …PEセンサ
3 …被記録材
3a …記録面
4 …搬送ローラ
5 …ピンチローラ
5a …ピンチローラホルダ
5b …ピンチローラホルダ軸
5c …ピンチローラバネ
6 …記録部
7 …記録ヘッド
7a …記録ヘッド前面
8 …キャリッジ
9 …ガイド軸
10 …プラテン
11 …排送ローラ
12 …拍車
12a …拍車ホルダ
12b …拍車ホルダ軸
12c …拍車バネ
19 …ピンチローラリフト用ソレノイド
20 …連結部材
21 …拍車リフト用ソレノイド
22 …連結部材
101 …電子機器
102 …プリンタドライバ
103 …インターフェース部
104 …MPU
105 …タイマー
106 …ROM
107 …RAM
108 …EEPROM
109 …吐出ヒータドライバ
110 …キャリッジモータドライバ
111 …キャリッジモータ
112 …搬送モータドライバ
113 …搬送モータ
114 …回復系モータドライバ
115 …回復系モータ
116 …回復系ホームセンサ
117 …ピンチローラリフト用ソレノイドドライバ
118 …拍車リフト用ソレノイドドライバ

Claims (7)

  1. 記録ヘッドにより被記録材に記録を行う記録部と、
    被記録材の搬送方向において前記記録部の上流側に配され被記録材を搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラに押圧され前記搬送ローラと協働して被記録材を搬送するピンチローラと、
    前記搬送方向において前記記録部の下流側に配され被記録材を搬送する排送ローラと、
    前記排送ローラに押圧され前記排送ローラと協働して被記録材を搬送する拍車と、
    を備え、被記録材の後端が前記ピンチローラから外れる前に前記被記録材に対する前記ピンチローラの押圧を解除する記録装置であって、
    前記被記録材に対する前記拍車の押圧を解除し、その後前記被記録材に前記拍車を再び押圧してから前記被記録材に対する前記ピンチローラの押圧を解除することを特徴とする記録装置。
  2. 前記ピンチローラの押圧の解除は、前記ピンチローラの押圧力を弱めることであることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記拍車の押圧の解除は、前記拍車の押圧力を弱めることであることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記ピンチローラの押圧を制御するためのピンチローラリフト用ソレノイドを備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記拍車の押圧を制御するための拍車リフト用ソレノイドを備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記搬送方向において前記搬送ローラの上流側に配され、被記録材の後端を検知するPEセンサを備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記記録部は、信号に応じてインクを吐出して被記録材に記録を行うインクジェット記録方式であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の記録装置。
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