JP2002249259A - シート搬送装置及び記録装置 - Google Patents

シート搬送装置及び記録装置

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JP2002249259A
JP2002249259A JP2001047927A JP2001047927A JP2002249259A JP 2002249259 A JP2002249259 A JP 2002249259A JP 2001047927 A JP2001047927 A JP 2001047927A JP 2001047927 A JP2001047927 A JP 2001047927A JP 2002249259 A JP2002249259 A JP 2002249259A
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JP
Japan
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sheet
recording
roller
curling
separation
Prior art date
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JP2001047927A
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English (en)
Inventor
Atsushi Miyamoto
敦志 宮本
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Original Assignee
Canon Aptex Inc
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Publication date
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コシの強いシートに対して搬送負荷を低減し、
カール付け部へ確実に搬送すること。 【解決手段】シートを搬送するシート搬送装置3におい
て、シートを所定方向にカールさせる少なくとも一方が
回転体である2軸を有し前記2軸が離間可能なカール付
け部を設け、前記カール付け部のシート搬送方向上流側
に設けられたガイド65が移動可能に支持されることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを記録部へ
搬送するシート搬送装置及び該シート搬送装置を有する
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の記録装置において、記録部とし
て、例えばシートの記録領域の幅にほぼ等しい長さに複
数のノズルを配設したフルラインタイプのインクジェッ
トヘッドをシート搬送方向に複数並設し、高画質なカラ
ー画像を高速に得ることができるようにしたものがあ
る。
【0003】そして、このような記録装置では、インク
ジェットの下方を、搬送ベルト及び所定の間隔で配置さ
れた拍車ローラによりシートを一定の速度で搬送し、そ
の間にインクジェットヘッドからインクが吐出されて記
録されるようになっている。尚、搬送ベルトはシートの
記録される側とは反対側の面を支持し、拍車ローラは記
録される面を支持するようになっている。
【0004】このような記録装置において、記録される
シートの少なくとも先端(搬送方向前端側)が中央部よ
りも上に凸となるようにカールしている場合、シートP
の先端が拍車ローラを抜けたとき、カールによってイン
クジェットヘッドに当たる場合がある。そして、このよ
うにシートが当たると、シートの先端に不必要なインク
が付着してしまいシートが汚れるため、記録部の上流側
にシートを所定方向にカールさせるカール付け部を設け
ている。
【0005】また、カール付け部は、回転体である軟性
の離間ローラ及び硬性の軸により構成されている。カー
ル付け部からシートの最後端が抜けるときの負荷変動に
よる画像の乱れを防止するため、カール付け部において
シートを搬送しつつシートに記録するようなシート長さ
が設定された場合、2軸間は離間するようになってい
る。また、シートを少なくとも2枚重ねた封筒等を搬送
する場合も離間するようになっており、シートの変形を
防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の記録
装置において、カール付け部の離間ローラ上流側には、
離間ローラに当接したときのシート曲がりを防止するた
め、離間ローラと硬質軸の圧接点に導くような搬送方向
に向かって隙間が狭くなるよう構成されたガイドを設け
ている。
【0007】ところが、前記2軸間を離間する時のよう
なシートが搬送方向に長く、かつ、カールが大きい場合
は前記ガイドでシート搬送される隙間が狭くなっている
と、シートには長い分だけコシが増すためガイドにシー
ト先端が当接した時のシート変形量が小さく、搬送負荷
が大きくなり、シート搬送ができずカール付け部までシ
ートが搬送できないという問題があった。
【0008】そこで本発明の目的は、コシの強いシート
に対して搬送負荷を低減し、カール付け部へ確実に搬送
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明の代表的な構成は、シートを搬送するシート
搬送装置において、シートを所定方向にカールさせる少
なくとも一方が回転体である2軸を有し前記2軸が離間
可能なカール付け部を設け、前記カール付け部のシート
搬送方向上流側に設けられたガイドが移動可能に支持さ
れることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の第1実
施形態を図を用いて説明する。本実施形態においては、
記録装置として、インクジェット式のカードプリンタを
例示して説明する。
【0011】(記録装置1の全体構成)図1に示すよう
に、本発明に係る記録装置1は、記録部2と、記録部2
へシートを分離して給送するシート搬送装置3とを有す
る。
【0012】記録部2は、記録ノズル4aからインクを
吐出しシート上に記録を行なう記録手段としての記録ヘ
ッド4と、記録ノズル4aのインク吐出口に対向する記
録位置へシートを搬送する搬送ベルト13と、搬送ベルト
13を掛け渡す複数の軸及びプーリと、搬送ベルト13上の
シートに対する接触面が小さくインク吐出によってイン
ク像が記録された記録面側に接触しても該インク像を乱
すことがない回転体としての拍車を有する拍車ユニット
14とを有する。ここで、記録ヘッド4は、シートの搬送
方向に直交する方向(幅方向)にシートの記録幅にほぼ
等しい長さで、矢印で示すシート搬送方向に並設され
る。
【0013】記録ヘッド4は、インクを吐出して記録す
るインクジェット記録方式を用いている。即ち、この記
録ヘッド4は微細な液体吐出口(オリフィス)、液路及
びこの液路の一部に設けられるエネルギー作用部と、該
作用部にある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発
生するエネルギー発生手段を備えている。
【0014】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0015】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、高
密度実装化が容易で、製造コストも安価なことから有利
である。
【0016】尚、本実施形態ではインクの吐出構成とし
て、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エ
ネルギーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してイン
クに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口か
ら吐出して記録を行うように構成している。
【0017】搬送ベルト13は、駆動軸12、従動プーリ1
5、駆動プーリ20等に複数本掛け渡され、駆動モータ19
からの駆動力を駆動プーリ20に伝達することによりシー
ト搬送方向に周回運動する。また、図2に示すように、
搬送ベルト13は、複数本(図中では4本)掛け渡されて
いる。また、シート搬送装置3の構成は後に詳述する。
【0018】(記録装置1の動作)図1に示すように、
記録動作時の記録装置において、シート搬送装置3内で
積載保持されたシートは、シート搬送装置3により1枚
ずつ分離されつつ記録部2へ給送される。シート搬送装
置3から記録部2に給送されたシートは、ピンチ前コロ
16、ピンチローラ17及び拍車ユニット14によって押圧さ
れた状態で搬送ベルト13上に載置され、搬送ベルト13の
周回駆動により各記録ヘッド4の記録ノズル4aと対向
する記録位置を通過する。シートが記録位置を通過する
際、各記録ヘッド4の記録ノズル4aからインクが吐出
され、シートに記録が行なわれる。記録を終えたシート
は、排出拍車18を介して記録装置本体側面に設置された
排出トレイ21に排出される。
【0019】(シート搬送装置3の構成)図3に示すよ
うに、シート搬送装置3は制御手段50を有し、後述する
各部に配設されたセンサの検知信号及び操作部66からの
操作信号に基づいて、後述する各シート搬送手段に対し
て制御信号を伝達し、各シート搬送手段を制御する。ま
た、図4に示すように、シート搬送装置3は前記各シー
ト搬送手段として、積載台23に積載されたシートPを給
送する給送手段8と、給送手段8により給送されたシー
トを1枚ずつ分離する分離手段5と、分離手段5により
分離されたシートの斜行を補正する斜行補正手段6と、
斜行補正手段6により斜行が補正されたシートに対して
カール付けを行うカール付け手段7とを有する。各部の
構成について具体的に説明する。
【0020】(積載台23の構成及び動作)図4に示すよ
うに、積載台23は、シート面検知フラグ29と、シート面
検知フラグ29の位置を検知するシート面検知センサS1
と、不図示の昇降手段とを有する。 シート面検知フラ
グ29は、シートPの最上面の高さを検知し、シート面検
知センサS1からの信号によりシートPの最上面の高さ
が所定の高さに到達したと判断すると、制御手段50によ
って前記昇降手段を停止する。これによりシートPの最
上面が、給送手段8によって給送される所定の高さに保
持される。尚、その後シートが給送されてシートPの最
上面の高さが所定の高さよりも下がった場合、シート面
検知センサS1からの信号に基づき、制御手段50は、昇
降手段を駆動するようにしている。
【0021】このような構成により、積載台23は、積載
されたシートPの最上面を、給送手段8によって給送さ
れる所定の高さに維持し、給送手段8が安定して最上面
のシートを給送するようにする。
【0022】(給送手段8の構成及び動作)図5及び図
6に示すように、給送手段8は、給送ローラ24と、給送
ローラ24を付帯し回動軸34aを中心に回動するピックア
ップリンク34と、ピックアップリンク34の係止部34bを
支持する支持レバー35と、支持レバー35を持ち上げるソ
レノイドレバー44と、ソレノイドレバー44を図中時計回
りに付勢するバネ43と、ソレノイドレバー44及び支持レ
バー35及びピックアップリンク34を介して給送ローラ24
の昇降を行なうピックアップソレノイド42とを有する。
【0023】図5に示すように、シートを給送する前の
待機状態において、制御手段50はピックアップソレノイ
ド42は非通電状態である。このため、ソレノイドレバー
44はバネ43の弾性力により図中時計回りに付勢され、支
持レバー35及びピックアップリンク34を介して給送ロー
ラ24をシートから離間する位置に保持する。
【0024】図6に示すように、積載台23上の最上面の
シートを給送する際、制御手段50はピックアップソレノ
イド42に通電し、バネ43の弾性力による付勢力に抗して
ソレノイドレバー44を図中反時計回りに回動させ、給送
ローラ24を自重により積載台23の最上面のシートに当接
させる。
【0025】また、シートが分離手段5へ給送されると
分離手段5の有する第1シートセンサS3がシートを検
知し、制御手段50は再びピックアップソレノイド42を非
通電状態にすることで、給送ローラ24をシートから離間
させる。
【0026】このように給送手段8は、積載台23上の最
上面のシートを給送ローラ24により分離手段5へ給送
し、分離手段5にシートを給送すると、シートの搬送方
向と反対の方向へ張力が加わらないようにピックアップ
ソレノイド42を非通電状態にし、給送ローラ24を上昇さ
せシートから離間させる。
【0027】(分離手段5の構成及び動作)図7乃至図
11に示すように、分離手段5は、高摩擦部材である分
離パッド31及び分離パッド31の移動機構と、分離パッド
31に圧接する分離ローラ25及び分離ローラ25の昇降機構
と、分離パッド31及び分離ローラ25の搬送方向上流側に
配設された分離斜面28とを有する。次に、分離パッド31
の付勢機構と分離ローラ25の昇降機構とを説明し、分離
手段5の動作について説明する。
【0028】図7に示すように、分離パッド31の付勢機
構は、パッドバネ36と、パッドバネ36の弾性力で回動軸
27aを中心に回動し分離ローラ25の方向へ付勢された分
離パッドホルダ27と、分離パッドホルダ27の回動を規制
するストッパ1Cと、ストッパ1Cを係止するフレーム
1Bとを有する。
【0029】図8乃至図11に示すように、前記分離ロ
ーラ25の昇降機構は、分離ローラ25の回転軸25aと同軸
に配設されたカムフォロアである分離コロ46と、回転軸
25aを下方で支持するストッパ51とを有する。また、回
動軸25cに回動自在に配設された保持アーム25dを介し
分離コロ46を下方に付勢するバネ47と、分離コロ46を回
動により昇降するための分離カム48と、分離カム48と同
軸に配設されたカムギア49dと、分離カム48の回動を検
知するカムセンサS2とを有する。更に、カムギア49d
に伝達する伝達ギア49bと、伝達ギア49bと同軸に設け
られ制御手段50により制御される分離クラッチ49とを有
する。
【0030】図8及び図9に示すように、給送手段8か
らシートが搬送されるまでの待機状態及びシート搬送時
の分離手段5において、制御手段50は分離クラッチ49を
作動させ、分離カム48を分離ローラ25から離間させる。
このため分離ローラ25は、保持アーム25dを介したバネ
47の付勢力により、分離パッド31に圧接する(図4参
照)。一方、分離パッド31を付勢するパッドバネ36はバ
ネ47の付勢力よりも弱いため、分離ローラ25の下降によ
り分離パッド31は下側に移動する。(図4参照)。
【0031】図10及び図11に示すように、シートが
分離手段5から斜行補正手段6に受け渡されると、第2
シートセンサS4がシートを検知し、制御手段50は分離
クラッチ49を作動させ、分離カム48を分離ローラ25に当
接させる。制御手段50は、カムセンサS2により分離カ
ム48が所定の位置まで回動したことを検知すると、分離
クラッチ49の作動を停止する。このため分離ローラ25
は、分離パッド31から離間する(図7参照)。一方分離
パッド31は、パッドバネ36の付勢力により搬送経路より
も分離ローラ25側に突出した状態となる(図7参照)。
【0032】このような構成により、分離手段5は、給
送手段8から給送されたシートを分離ローラ25及び分離
パッド31により1枚ずつ分離し、斜行補正手段6へ搬送
する。また斜行補正手段6へ搬送すると、シートの搬送
方向と反対の方向へ張力が加わらないように、分離ロー
ラ25を上昇させシートから離間させている。
【0033】(斜行補正手段6の構成及び動作)図12
に示すように、斜行補正手段6は、シートの搬送方向と
平行に配設され記録部2においての記録位置の基準位置
の延長線上に配設されている基準ガイドGと、シートの
搬送方向に対してシートを基準ガイド側に向けて搬送す
る斜送ローラ26と、斜送ローラ26に斜送ピンチバネ40に
より圧接している斜送ピンチコロ39とを有する。
【0034】このような構成により、斜行補正手段6
は、分離手段5から搬送されたシートを斜送ローラ26に
より基準ガイドGに当接させ、シートの斜行を矯正した
後、カール付け手段7に搬送する。この斜行補正手段6
によって、分離手段5によって分離されたシートが斜め
であっても記録部2に対して真っ直ぐに搬送される。
【0035】(カール付け手段7の構成及び動作)図1
3乃至図17に示すように、カール付け手段7は、スポ
ンジ等軟質の材料で形成された回転体としてのカール付
けローラ30と、カール付けローラ30に圧接してカール付
けローラ30との間に上に凸に湾曲したニップ部を形成す
る金属等で形成された硬質ローラ57との2軸を有し該2
軸が離間可能なカール付け部を有する。また前記カール
付け部のニップ部にシートをガイドするようにテーパ形
状のガイド65と、カール付けローラ30及びガイド65を移
動させる移動機構とを有する。
【0036】このためカール付け手段7は、斜行補正手
段6から搬送されるシートに対し、シートの搬送方向の
前後端よりも中央部が上に凸となるような下カール付け
を行ない、記録部2に搬送されたシートの先端がカール
によって記録ノズル4aに接触することがない。
【0037】図14に示すように、カール付け手段7
は、カール付けローラ30及びガイド65を移動させる移動
機構は、従動プーリ15により回転する第1伝達ギア58a
と、第1伝達ギア58aの回転により回転する第2伝達ギ
ア58bと、第2伝達ギア58bと同軸に配設された第3伝
達ギア58cと、第3伝達ギア58cの回転により回転する
第4伝達ギア58dと、第4伝達ギア58dの回転により回
転する第5伝達ギア58eと、第5伝達ギア58eの回転に
より回転しカール付けローラ30の回転軸に取り付けられ
た第6伝達ギア58fとを有する。
【0038】図14及び図15に示すように、カール付
け手段7は、第2伝達ギア58bの回転により回転する第
7伝達ギア58gと、制御手段50似より制御され選択的に
第7伝達ギア58gの回転をカム軸59aに伝達する離間ク
ラッチ61と、カム軸59aに配設される離間カム59及び離
間センサフラグ62と、離間センサフラグ62の通過を検知
し制御手段50へと制御信号を送る離間センサ63とを有す
る。
【0039】また、カール付け手段7は、カール付けロ
ーラ30を保持し連動して移動するカール付けローラホル
ダ60と、カール付けローラホルダ60を上方に付勢する離
間バネ58と、カール付けローラホルダ60に設けられたカ
ムフォロア60aとを有する。
【0040】このため、離間カム59が回転してカムフォ
ロア60aを押圧すると、カムフォロア60aを付帯したカ
ール付けローラホルダ60は、離間バネ58の弾性力に抗し
つつ下方に移動する。また離間カム59が回転してカムフ
ォロア60aの押圧を解除すると、カムフォロア60aを付
帯したカール付けローラホルダ60は、離間バネ58の弾性
力により上方に移動する。
【0041】本実施形態においては、カール付けローラ
ホルダ60にはガイド65が設けられており、カール付けロ
ーラホルダ60の移動に連動して移動する。こうして、カ
ール付けローラ30及びガイド65は、硬質ローラ57に圧接
する位置(図14参照)と、硬質ローラ57から離間する
位置(図16参照)に選択的に移動することができる。
【0042】このような構成により、カール付け手段7
は制御手段50により、次のように移動させられる。例え
ば図3に示す操作部66により予め設定されたシート情報
に基づき、積載台23に積載されたシートPがシート搬送
方向に所定の長さであることを判断すると、制御手段50
は離間センサ63からの検知信号を確認し、離間カム59の
作動の有無検知する。
【0043】そして、離間カム59を回転させる必要があ
るとき、例えば、カール付けローラ30と硬質ローラ57と
が圧接した状態で、シートPが所定の長さより長いとい
う情報が制御手段50に入ったときは、離間クラッチ61を
作動させる。すると、離間カム59は回転し、離間センサ
63からの検知信号がOFFになった状態のとき離間クラ
ッチ61を切ることにより、カール付けローラ30は硬質ロ
ーラ57から離間する位置に変更することができる。
【0044】これにより、離間カム59に連動してカール
付けローラ30、カール付けローラホルダ60及び離間カム
59は移動することになり、シートPは搬送負荷が低減さ
れた状態で搬送されるので、シートの搬送速度の低下や
シートの詰まりがなく、正常に記録部2へ搬送される。
【0045】以上のように本実施形態においては、シー
トを搬送するシート搬送装置において、シートを所定方
向にカールさせる少なくとも一方が回転体である2軸を
有し前記2軸が離間可能なカール付け部を設け、カール
付け部のシート搬送方向上流側に設けられたガイド65が
移動可能に支持されることを特徴とする。また、前記2
軸の離間と、ガイド65の移動とを同時に行なうことを特
徴とする。
【0046】更に、前記2軸のうち離間するカール付け
ローラ30とガイド65とを一体的に有するカール付けロー
ラホルダ60を有し、カール付けローラホルダ60を移動さ
せることで、カール付けローラ30及びガイド65と硬質ロ
ーラ57とを離間することを特徴とする。また、前記2軸
のうちカール付けローラ30のシート搬送上流側にガイド
65を配設する。
【0047】以上のように、カール付けローラ30のシー
ト搬送方向上流側に配設されたガイド65が離間すること
によって、コシの強いシートに対して搬送負荷を低減
し、カール付け部へ確実に搬送することができる。
【0048】(他の実施形態)前述した実施形態におい
てガイド65は、カール付けローラホルダ60に設けられ、
カール付けローラホルダ60の移動に伴って移動するとし
たが、これに限るものではなく、図17に示すように、
支点71を中心に回動するガイド70が、操作部66からの情
報に基づきガイド70と連動するソレノイド72を作動させ
ることにより移動する構成にしてもよい。
【0049】また前述した実施形態においては、シート
搬送手段をインクジェット方式の記録手段を有する記録
装置に適用したが、これに限るものではなく、電子写真
式のプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成
装置にも適用し得る。
【0050】また前述した記録手段としてインクジェッ
ト記録方式を用いた例を説明したが、本発明は記録方式
はインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他に
も熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤードッ
ト記録方式等のインパクト記録方式、或いはそれ以外の
記録方式であっても適用し得る。またライン記録方式に
限定する必要もなく、所謂シリアル記録方式を用いても
良い。
【0051】また前述した実施形態では記録手段として
インクジェット記録方式を用いたが、記録信号に応じて
電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体によって印加
される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利
用してインクに生ずる気泡の成長,収縮により、インク
を吐出口より吐出して記録を行うように構成すると更に
好ましい。
【0052】そのような記録ヘッドとしては、複数記録
ヘッドの組合せによって、その長さを満たす構成や、一
体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいず
れでも良い。
【0053】更に加えて、前述した実施形態に於いては
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化若しくは液化する
もの、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を
30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの
粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一
般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状を
なすものであれば良い。 加えて、積極的に熱エネルギ
ーによる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態
変化のエネルギーとして使用せしめることで防止する
か、またはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固
化するインクを用いるかして、いずれにしても熱エネル
ギーの記録信号に応じた付与によってインクが液化し、
液状インクが吐出されるものや、記録シートに到達する
時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネル
ギーによって初めて液化する性質のインクを使用する場
合も適用可能である。
【0054】
【発明の効果】以上のように、カール付け部のシート搬
送方向上流側に設けられたガイド65が移動可能に支持さ
れることを特徴としたため、コシの強いシートに対して
搬送負荷を低減し、カール付け部へ確実に搬送すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録装置の概略図である。
【図2】記録部の搬送ベルトの説明図である。
【図3】制御ブロック図である。
【図4】シート搬送装置の概略図である。
【図5】給送ローラ上昇時の説明図である。
【図6】給送ローラ下降時の説明図である。
【図7】分離手段の説明図である。
【図8】分離ローラ25下降時の説明図である。
【図9】分離ローラ25下降時の説明図である。
【図10】分離ローラ25上昇時の説明図である。
【図11】分離ローラ25上昇時の説明図である。
【図12】斜行補正手段の概略図である。
【図13】カール付け手段の概略図である。
【図14】カール付けローラの下降時の説明図である。
【図15】カール付けローラホルダの説明図である。
【図16】カール付けローラの下降時の説明図である。
【図17】ガイドの他の構成の説明図である。
【符号の説明】
G …基準ガイド P …シート S1 …シート面検知センサ S2 …カムセンサ S3 …第1シートセンサ S4 …第2シートセンサ 1 …記録装置 1B …フレーム 1C …ストッパ 2 …記録部 3 …シート搬送装置 4 …記録ヘッド 4a …記録ノズル 5 …分離手段 6 …斜行補正手段 7 …カール付け手段 8 …給送手段 12 …駆動軸 13 …搬送ベルト 14 …拍車ユニット 15 …従動プーリ 16 …ピンチ前コロ 17 …ピンチローラ 18 …排出拍車 19 …駆動モータ 20 …駆動プーリ 21 …排出トレイ 23 …積載台 24 …給送ローラ 25 …分離ローラ 25a …回転軸 25c …回動軸 25d …保持アーム 26 …斜送ローラ 27 …分離パッドホルダ 27a …回動軸 28 …分離斜面 29 …シート面検知フラグ 30 …カール付けローラ 31 …分離パッド 34 …ピックアップリンク 34a …回動軸 34b …係止部 35 …支持レバー 36 …パッドバネ 39 …斜送ピンチコロ 40 …斜送ピンチバネ 42 …ピックアップソレノイド 43 …バネ 44 …ソレノイドレバー 46 …分離コロ 47 …バネ 48 …分離カム 49 …分離クラッチ 49a …駆動ギア 49b …伝達ギア 49d …カムギア 50 …制御手段 51 …ストッパ 57 …硬質ローラ 58 …離間バネ 58a …第1伝達ギア 58b …第2伝達ギア 58c …第3伝達ギア 58d …第4伝達ギア 58e …第5伝達ギア 58f …第6伝達ギア 58g …第7伝達ギア 59 …離間カム 59a …カム軸 60 …カール付けローラホルダ 60a …カムフォロア 61 …離間クラッチ 62 …離間センサフラグ 63 …離間センサ 65 …ガイド 66 …操作部 70 …ガイド 71 …支点 72 …ソレノイド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送するシート搬送装置におい
    て、 シートを所定方向にカールさせる少なくとも一方が回転
    体である2軸を有し前記2軸が離間可能なカール付け部
    を設け、 前記カール付け部のシート搬送方向上流側に設けられた
    ガイドが移動可能に支持されることを特徴とするシート
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート搬送装置におい
    て、 前記2軸の離間と、前記ガイドの移動とを同時に行なう
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のシート搬送
    装置において、 前記2軸のうち離間する軸と前記ガイドとを一体的に有
    する保持部材を有し、前記保持部材を移動させること
    で、前記離間する軸及び前記ガイドと前記2軸のうち固
    定された軸とを離間することを特徴とするシート搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3記載のシート搬送
    装置において、 前記2軸のうち離間する軸のシート搬送上流側に前記ガ
    イドを配設することを特徴とするシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 記録手段を有する記録部と、シートを前
    記記録部へ搬送するシート搬送装置とを有する記録装置
    において、 前記シート搬送手段は請求項1乃至請求項4記載のシー
    ト搬送装置であり、 前記カール付け部は前記記録部のシート搬送方向の上流
    側に配設され、 前記記録手段は信号に応じてインクを吐出して記録する
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の記録装置において、 前記記録手段は信号に応じて電気熱変換体に通電し、該
    電気熱変換体の発する熱エネルギーを利用してインクを
    吐出することを特徴とする記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7500664B2 (en) 2005-03-04 2009-03-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2012162339A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Riso Kagaku Corp 封筒反り矯正装置

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