JP3690493B2 - シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に分離パッドを用いてシートを1枚ずつ分離して給送するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタ等の画像形成装置は、シート積載手段に積載されているシートをシート給送手段により送り出した後、このシートを分離手段により1枚ずつ分離して画像形成部に給送するようにしたシート給送装置を備えている。
【0003】
ここで、このようなシート給送装置においては、シートを1枚ずつ分離する方式として分離パッドを用いるものがあり、さらにこのような分離パッドを用いたシート給送装置としては、例えば特開平4−350033号公報に示されるもののように送り出されたシートにバックテンションが加わらないようにして安定したシートの給送を行うことができるようにしたものがある。
【0004】
図23は、このようなシート給送装置の構成を示す図であり、シートPを給送する際は、分離パッド106が圧接した状態で分離ローラ102を回転させることにより、シート積載板108に積載されているシートPを分離ローラ102と分離パッド106との間で1枚ずつ分離しながら送り出すようにしている。
【0005】
このようにして送り出されたシートPが、この後、レジストローラ対112に到達すると、図24に示すように、カム104がシート積載板108を押し下げるようになっており、これに連動して分離パッド106が分離ローラ102から離間し、さらにこの分離パッド106の離間動作に連動して、送り出されているシートPに連れ重送されるシートPを規制するためのサブ分離パッド115が、送り出されているシートPの裏面側に摺接するようにシート搬送路中に突出するようになっている。
【0006】
このようにシートPが送り出されている途中でシート積載板108及び分離パッド106を分離ローラ102から離間させることにより、シートPにバックテンションが加わらないようにし、しかもサブ分離パッド115をシート搬送路中に突出させて連れ重送されるシートPを規制することにより、シートPの連れ重送も確実に防止することができるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来のシート給送装置において、分離パッド106を降下させることにより、シートPにバックテンションが加わらないようにすることはできるが、既述した図24に示すようにサブ分離パッド115がシート搬送路中に突出すると、このサブ分離パッド115により、レジストローラ対12によって搬送されているシートPが持ち上げられて分離ローラ102に触れるおそれがある。
【0008】
そして、このようにシートPに分離ローラ102が触れた場合、分離ローラ表面に紙粉が付着し、これに伴い分離ローラ102の給送力が低下するばかりでなく、表面に付着した紙粉が給送されるシートPの表面に付着するようになる。この結果、シート表面が粗くなり、この後シートPに形成される画像の品質が悪くなるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、バックテンションが加わらないようにして安定したシートの給送を行うことができると共に、分離ローラへの紙粉の付着を防ぐことのできるシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シートを積載するシート積載手段と、シートを送り出すシート給送手段と、送り出されたシートを1枚ずつ分離する分離手段と、該分離手段の下流側に設けられ、シートの斜行を補正しながら前記シートを搬送する斜行補正手段と、を具備したシート給送装置において、前記分離手段は高摩擦部材と、前記高摩擦部材に接離可能に設けられ、該高摩擦部材との間でシートを分離する分離回転体とを有し、前記分離回転体は、前記斜行補正手段によるシート搬送が開始された後、前記高摩擦部材から離間して該斜行補正手段により搬送されているシートに接触することの無い位置に移動するように構成され、かつ前記高摩擦部材は、前記分離回転体が離間したときに、前記斜行補正手段により搬送されているシートに接触する位置まで移動するように構成されていることを特徴とするものである。
【0012】
また本発明は、前記高摩擦部材は、前記分離回転体の方向に付勢され、前記分離回転体が該高摩擦部材から離間したときにシート搬送経路よりも上方に突出し、前記斜行補正手段により搬送されているシートに接触することを特徴とするものである。
【0013】
また本発明は、前記高摩擦部材は、前記分離回転体が圧接しているときには前記シートを前記斜行補正手段に向けて案内する水平状態となり、前記分離回転体が離間しているときには該高摩擦部材の移動に伴い先端側がシートに接触する傾斜状態となる直線部を有していることを特徴とするものである。
【0014】
また本発明は、前記高摩擦部材の上流側端部は湾曲形状に形成されており、該湾曲形状の部分は前記直線部と連続していることを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、前記高摩擦部材の前記分離回転体と圧接する部分にはコルクを配置したことを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、前記分離手段の上流側に前記シート給送手段により送り出したシートに押圧されて撓みながら該シートを捌いて該分離手段に向かわせる摩擦部材から構成される前捌き部材を備えた前捌き手段を設けたことを特徴とするものである。
【0017】
また本発明は、前記前捌き部材は弾性部材に支持されており、該弾性部材は、シートを前記前捌き部材に捌きながら案内する捌き斜面の下流側に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0018】
また本発明は、前記シート積載手段に積載されたシートと前記シート給送手段とを接離可能に構成し、前記分離手段によるシート搬送が開始された後、シートと前記シート給送手段とを離間させる共に、前記斜行補正手段によるシート搬送が開始された後、前記分離回転体を前記高摩擦部材から離間させることを特徴とするものである。
【0019】
また本発明は、前記斜行補正手段は、シートの搬送方向と平行な搬送基準となる基準ガイドに向けてシートを斜めに搬送する斜送ローラと、この斜送ローラに斜送ピンチバネにより圧接している斜送ピンチコロとにより構成したことを特徴とするものである。
【0020】
また本発明は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送するシート給送装置とを備えた画像形成装置において、前記シート給送装置は上記のいずれかに記載のものであることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるインクジェット方式のカードプリンタの概略構成を示す側面図である。
【0023】
同図において、1はカードプリンタであり、このカードプリンタ1は、画像形成部2と、この画像形成部2にシートPを1枚ずつ分離して給送するシート給送装置3とを備えている。
【0024】
ここで、画像形成部2は、矢印で示すシート搬送方向に並設されると共に、シート搬送方向と直交する方向(幅方向)に、シートPの画像形成幅にほぼ等しい長さに多数のインクジェットノズル4aを配置したインクジェットヘッド4と、シート給送装置3により搬送されてきたシートPを載置してインクジェットヘッド4の下方を通過させる搬送ベルト13とを備えている。
【0025】
なお、この搬送ベルト13は、駆動軸12と、従動プーリ15と、駆動プーリ20とに掛け渡されると共に、駆動モータ19により回転駆動される駆動プーリ20によりシート搬送方向に周回運動するようになっている。
【0026】
また、この搬送ベルト13は図2に示すように駆動軸12と、従動プーリ15と、駆動プーリ20とに複数本(4本)掛け渡されている。なお、同図において、14は搬送ベルト13で搬送されるシートPを搬送ベルト13に押し付ける拍車ユニット、31は拍車ユニット14に設けられた拍車クリーナユニットである。そして、このような搬送ベルト13と、所定の間隔で配置された拍車ユニット14とによりシートPを一定の速度で搬送し、その間にインクジェットノズル4aからインクが吐出されてシート上に画像が形成されるようになっている。
【0027】
シート給送装置3は、図1に示すように昇降可能に設けられたシート積載手段であるシート載置台23に積載されたシートPをピックアップするシート給送手段である給紙ローラ24と、給紙ローラ24によりピックアップされたシートPを1枚ずつ分離する分離手段5と、分離手段5により1枚ずつ分離されたシートPの斜行を補正する斜行補正手段6と、斜行補正手段6により斜行が補正されたシートPに対してカール付けを行うカール付け手段7とを備えている。
【0028】
次に、このように構成されたカードプリンタ1の画像形成動作について説明する。
【0029】
給紙動作が開始されると、シート給送装置3のシート積載台23に載置されたシートPの最上位のシートP1は、まず給紙ローラ24によりピックアップされた後、分離手段5により1枚ずつ分離される。そして、この後、分離手段5により1枚ずつ分離されたシートP1は、斜行補正手段6により斜行補正が行われた後、カール付け手段7によりカール付けされて画像形成部2に搬送される。
【0030】
このようにしてシート給送装置3から画像形成部2に供給されたシートPは、ピンチ前コロ16、ピンチローラ17及び拍車ニット14によって押圧された状態で搬送ベルト上に載置され、この搬送ベルト13の周回運動により、各インクジェットヘッド4の下方を通過する。
【0031】
そして、このようにシートP1が各インクジェットヘッド4の下方を通過する際、制御装置50は各インクジェットヘッド4を制御してインクを突出させ、シートP1の表面に画像を形成する。なお、このようにシートP1の表面に画像を形成した後、排紙拍車18によりシートP1を装置本体1Aの側壁面に設けられた排紙トレイ21上に排紙する。
【0032】
つぎに、シートPを画像形成部2に給送するシート給送装置3の構成を図1乃至図4に基づいて詳細に説明する。
【0033】
シート積載台23は、不図示の昇降手段により、積載されたシートPの最上面が給紙ローラ24によって給送される所定の高さに上昇するようになっている。図1において、29はシートPの最上面の高さを検知する紙面検知フラグであり、この紙面検知フラグ29の位置を検知するシート高さ検知センサS1からの信号によりシートPの最上面の高さが所定の高さに上昇したと判断すると、カードプリンタ本体(以下、装置本体という)1Aに設けられている図3に示す制御装置50によって、不図示の昇降手段を停止するようにしている。
【0034】
これにより、シートPの最上面が、給紙ローラ24によって給送される所定の高さに保持される。なお、この後、シートP1が搬送されてシートPの最上面の高さが所定の高さよりも下がった場合、シート高さ検知センサS1からの信号に基づき、制御装置50は、昇降手段を駆動するようにしている。これにより、積載されているシートPの最上位のシートP1が所定の位置に維持され、給紙ローラ24により、安定して給送される。
【0035】
図4に示すように、分離手段5は、高摩擦部材である分離パッド8と、この分離パッド8に圧接する分離回転体である分離ローラ25と、この分離ローラ25と分離パッド8との圧接部よりも上流側に位置する前捌き手段である分離斜面ユニット28とを備えている。
【0036】
次に、これら分離ローラ25、分離パッド8及び分離斜面ユニット28について詳細に説明する。
【0037】
分離ローラ25は、分離パッド8に接離可能となるよう上下方向に移動自在に設けられており、シートPを搬送する際は、下方に移動して同図に示すように分離パッド8に圧接するようになっている。また、シートPを1枚ずつ分離して、下流に位置する下流側搬送手段である斜行補正手段6に受け渡した後は、シートPにバックテンションが加わらないように上方に移動するようになっている。
【0038】
なお、図5及び図6は、この分離ローラ25の昇降機構を示すものであり、同図において、49aは不図示の駆動モータにより回転する駆動ギアである。ここで、この駆動ギア49aの回転は、第1伝達ギア49b及び制御装置50により制御される分離クラッチ49を介して選択的に、即ちシートPを後で詳述する斜行補正手段6に受け渡した後、第2伝達ギア49cから第3伝達ギア49dに伝達されるようになっている。なお、この第3伝達ギア49dには分離カム48が設けられており、このように駆動ギア49aの回転により第3伝達ギア49dが回転すると、分離カム48が回転するようになっている。
【0039】
同図において、25aは分離ローラ25の回転軸であり、分離ローラ25は、この回転軸25aに取り付けられた駆動ギア25bに伝達される不図示の駆動モータからの駆動により回転するようになっている。
【0040】
ここで、この回転軸25aにはカムフォロアである分離コロ46が取り付けられており、またこの回転軸25aは、シート給送装置3の不図示のフレームに回動軸25cを支点として回動自在に支持されると共に、一端に取り付けられた分離バネ47により時計回りの方向に回動するように付勢する保持アーム25dの一端に保持されている。
【0041】
そして、このように構成することにより、駆動ギア49aの回転により分離カム48が回転すると、分離ローラ軸25aの両端部に取り付けられると共に、分離バネ47により下方に付勢されている分離コロ46が、図7及び図8に示すように上昇する。そして、このように分離コロ46が上昇すると、これに伴い分離ローラ25も上昇する。
【0042】
この後、カムセンサS2により、分離カム48が所定の位置まで回転したことを検知すると、制御装置50は、分離クラッチ49の作動を停止させるようにしている。これにより、分離ローラ25は、少なくとも斜行補正手段6により搬送されているシートPに当接することがない位置まで上昇した状態で停止する。
【0043】
シートPを斜行補正手段6に受け渡した後、このような位置に分離ローラ25が移動することにより、斜行補正手段6により搬送されるシートPが分離ローラ25に接することはなくなる。
【0044】
一方、給紙ローラ24によりシートPが給送される前の待機時、制御装置50は分離クラッチ49を作動させるようにしている。そして、このように分離クラッチ49を作動させることにより、分離カム48が回転し、これに伴い分離コロ46が分離バネ47の付勢力により図5及び図6に示す位置まで降下すると共に、分離ローラ25が分離ローラストッパ51に係止される位置まで降下する。ここで、このように降下することにより、分離ローラ25は図4に示すように分離パッド8に圧接する。
【0045】
次に、分離パッド8について説明する。ここで、この分離パッド8は、後述するパッドバネ36により分離ローラ25の方向に付勢されており、分離ローラ25が上昇しているときには、その上端が図9において破線で示すシート搬送経路Rよりも分離ローラ側に突出した状態となっている。
【0046】
そして、このように分離ローラ25が上昇しているとき分離パッド8の上端がシート搬送経路Rに突出することにより、斜行補正手段6によって搬送されているシートPの裏面側に分離パッド8が摺接するようになり、これにより斜行補正手段6により搬送されているシートPにより連れ重送されるシートを規制することができ、シートの連れ重送を確実に防止することができる。この分離パッド8は、分離ローラ25が降下すると、この分離ローラ25に押圧されて図4に示す位置にまで移動するようになっている。
【0047】
この分離パッド8の上下動をさせる構成について説明する。図4において、27は分離パッド8を上面に保持している分離パッドホルダであり、この分離パッドホルダ27はパッドバネ36により、装置本体1Aのフレーム1Bに設けられた回動軸27aを支点として時計回りの方向に付勢されている。パッドバネ36の弾性力は分離ローラ25を分離パッド8に向けて付勢するための分離バネ47の弾性力よりも小さく設定されているため、分離ローラ25が下降したときに分離パッド8も下側に移動する。
【0048】
これにより、分離パッドホルダ27は分離ローラ25が上昇しているときはパッドバネ36により、図9に示すように下端部がフレーム1Bに設けられたストッパ1Cに当接するまで回動する。そして、このように分離パッドホルダ27が回動すると、分離パッド8は、その上端がシート搬送経路よりも上方に突出する位置に移動する。
【0049】
本実施の形態において、この分離パッド8は図10に示すようにシートPと当接する当接部52を摩擦係数の大きいコルクをゴム等の基材に含有させて形成している。そして、このように当接部52にコルクを用いることにより、シートPを効率的に分離することができる。また、表面を研磨により整形しているが、同図に示すように、当接部52の研磨方向をシート搬送方向とすることにより、よりシートの分離性能を高めることができる。
【0050】
なお、同図において、8aは分離パッド8の側面に凸設されると共に、図11に示すように分離パッドホルダ27に設けられた係止溝27bに係止される係止部であり、分離パッド8は、この係止部8aを介して伝達される分離パッドホルダ27の回動に伴って移動するようになっている。
【0051】
次に、分離斜面ユニット28について説明する。分離斜面ユニット28は、図11及び図12に示すように金属、プラスチック等で形成された分離斜面56と、この分離斜面56の上端部上面に被覆されているマイラーシート54と、分離斜面56の上端部下面に取り付けられた補助板バネ55と、この弾性部材である補助板バネ55に支持された前裁き部材である補助パッド53とを備えている。
【0052】
ここで、この補助パッド53は、通常、補助板バネ55により同図に示す位置にあるが、シートPが送り出されると、シートPに押圧されて図13に示すように補助板バネ55と共に下方に撓むようになる。そして、このように補助パッド53を撓ませながらシートPを送り出すことよりシートPを捌くことができるようになり、シートPの重送を防ぐことができるようになる。なお、マイラーシート54は、シートが斜面に沿って円滑に移動して補助パッド53にシートの先端が確実に突き当たるようにしたものである。
【0053】
なお、このように分離斜面ユニット28(補助パッド53)により捌かれたシートPは、この後、分離手段5に向かい、やがて分離パッド8に当接するが、このとき分離パッド8の分離斜面ユニット28に臨む部分は、図11に示すように湾曲形状となっているのでシートPは円滑に分離パッド8と分離ローラ25とのニップ部に進入させることができる。
【0054】
一方、シートPを分離斜面ユニット28斜行補正手段6に受け渡した後、分離ローラ25が図11の破線で示すように上方移動すると、シートPには分離手段5の搬送力が作用しなくなり、これに伴い補助パッド53を押圧する力もなくなることから、補助パッド53は補助板バネ55により同図に示す位置に復帰する。
【0055】
そして、このようにシートPを斜行補正手段6に受け渡した後、補助パッド53が元の位置に戻るようにすることにより、後述する図16に示すように送り出されたシートP1の裏面に摺接し、次のシートP2が連れ重送された場合でも、この補助パッド53により次のシートP2を分離することができる。
【0056】
このように、分離ローラ25を上昇させて分離パッド8から離間したときにシートが連れ重送するおそれがあるが、補助パッド53及び分離パッド8が送り出されるシートの裏面に摺接するように構成したため、確実に連れ重送を防止することができる。
【0057】
ところで、本実施の形態においては、シートPを分離手段5に受け渡した後、給紙ローラ24を上方に移動することによりシートP1の上面から離間してシートPにバックテンションが加わらないようにしている。なお、給紙ローラ24を上方に移動する代わりにシートPにバックテンションが加わらないようにするため、シート積載台23を所定のタイミングで下降させるようにしてもよい。
【0058】
図14及び図15は、このように給紙ローラ24を昇降させるための駆動機構を示す図であり、同図において、34は給紙ローラ24を回転自在に保持すると共に、回動軸34aを支点として回動するピックアップリンク、44は制御装置50の制御により作動するピックアップソレノイド42の作動により回動軸44aを支点として回動するソレノイドレバーである。
【0059】
ここで、ソレノイドレバー44の回動軸44aには、ピックアップリンク34の上端に形成された係止部34bを下方より支持する支持レバー35が固定されている。図15に示すように、ソレノイドレバー44はピックアップバネ43により図中の反時計回り方向に付勢されており、レバーストッパ45により回転が規制されている。シートを送り出す前の待機状態では、図15に示すようにソレノイド42を非通電状態にしておき、ピックアップバネ43で付勢されているソレノイドレバー44に設けられている支持レバー35がピックアップリンク34の係止部34bを上方に持ち上げていて、給紙ローラ24がシートの最上面から離間した位置に保持される。
【0060】
そして、図14に示すように、ソレノイド42に通電されると、ピックアップバネ43の弾性力に抗してソレノイドレバー44が図中の時計回り方向に回転して支持レバー35によるピックアップリンク34の持ち上げ動作が解除され、給紙ローラ24が自重により積載されているシートの最上面に圧接する。なお、本実施の形態では、給紙ローラ24を自重によりシートに圧接させているが、自重と、図示しないバネ等の弾性部材の弾性力とによりシートに圧接させるようにしてもよい。
【0061】
分離手段5の下流側に配置されている斜行補正手段6は、図16に示すようにシートの搬送方向と平行で且つ、画像形成部2における印字の基準位置の延長線上に配置されている基準ガイドGと、シートの搬送方向に対してシートP1を斜めに基準ガイドG側に向けて搬送する斜送ローラ26と、この斜送ローラ26に斜送ピンチバネ40により圧接している斜送ピンチコロ39とにより構成される。
【0062】
これにより、分離手段5により分離されたシートP1は斜めに送られて基準ガイドGに突き当たると、シートの剛性により基準ガイドGに沿ってシート搬送方向と平行になるように補正されて搬送される。この斜行補正手段6によって、分離手段によって分離されたシートP1が斜めであっても画像形成部2には補正されて真っ直ぐに送られる。
【0063】
つぎに、上述した給紙ローラ24の昇降動作、分離ローラ25の昇降動作の作動タイミングについて説明する。
【0064】
図4において、S3は給紙ローラ24により送り出されたシートPを検知する、例えば非接触型のセンサにより構成される第1シートセンサ、S4は分離手段5により1枚ずつ分離されて搬送された後、斜行補正手段6に搬送されたシートPをセンサフラグ37によって検知する接触型のセンサにより構成される第2シートセンサである。そして、これら各センサS3,S4からの検知信号は、図3に示すように制御装置50に入力されるようになっている。
【0065】
ここで、本実施の形態において、制御装置50は、給紙ローラ24から送り出されたシートPが分離手段5に到達したことを第1シートセンサS3からの信号により検知すると、ピックアップソレノイド42を非通電状態にしてピックアップバネ43により給紙ローラ24を上方に移動するようにしている。
【0066】
そして、このようにシートPが分離手段5に到達した後、即ちシートPを分離手段5に渡した後、給紙ローラ24を上方移動させることにより、送り出されたシートPに給紙ローラ24によるバックテンションが加わらないようにすることができ、安定したシートの給送を行うことができるようにしている。
【0067】
また、図4に示すように分離手段5に搬送され、分離手段5の分離ローラ25と分離パッド8との間で分離されたシートPが、図16に示すように、斜行補正手段6に向かう。そして、斜行補正手段6に到達したことを第2シートセンサS4からの信号により検知すると、制御装置50は、分離クラッチ49を作動させて分離ローラ25を上昇させるようにしている。
【0068】
そして、このように給紙ローラ24及び分離ローラ25を上昇させることにより、送り出されたシートP1にバックテンションが加わらないようにしたため、斜行補正手段6によってシートP1を基準ガイドGに突き当てるように斜めに搬送する動作が確実に行えてシートP1を搬送基準に沿って真っ直ぐに画像形成部に搬送することができ、安定したシートP1の給送を行うことができる。
【0069】
また、この分離ローラ25の上昇位置は、少なくとも斜行補正手段6により搬送されているシートP1に当接することがない位置であるので、分離ローラ25にシートP1の紙粉が付着することはない。さらに、シートP1にバックテンションが加わらないことにより、斜行補正手段6及び後述するカール付け手段7の駆動力が小さくてよくなり、モータ等の駆動源の定格が小さいものが使え、コストの低減及び装置の小型化が図れる。
【0070】
一方、このように分離ローラ25が上昇すると、図17に示すように分離パッド8の上端が分離ローラ25の方向に突出し、斜行補正手段6により搬送されているシートP1の裏面側に摺接し、これにより連れ重送されるシートP2を規制することができ、シートP2の連れ重送を確実に防止することができる。
【0071】
さらに、このように分離ローラ25が上昇すると、シートP1には分離手段5の搬送力が作用しなくなり、また補助パッド53を押圧する力もなくなることから、既述した図11に示すように補助パッド53が補助板バネ55により同図に示す位置に復帰する。
【0072】
そして、このようにシートP1を斜行補正手段6に受け渡した後、分離パッド8及び補助パッド53が送り出されたシートP1の裏面に摺接することにより、次のシートP2が連れ重送された場合でも、次のシートP2を分離することができる。このように、この分離ローラ25が上昇した際、分離パッド8を分離ローラ25の方向に突出させると共に、補助パッド53を元の位置に戻すように構成することにより、簡単な構成で、確実にシートPの連れ重送を防止することができる。
【0073】
さらに、本実施の形態においては、分離パッド8の当接部52に、分離ローラ25が分離パッド8に圧接しているときは、シートPを安定して搬送することができるよう図11に示すように略水平となってシートPを斜行補正手段6に向けて案内する直線部52aを備えている。
【0074】
また、この直線部52aは、分離ローラ25が分離パッド8から離間しているときには、図17に示すように先端部がシートP1の裏面側に摺接し、これにより連れ重送されるシートP2を規制することができ、シートP2の連れ重送を確実に防止することができる。
【0075】
なお、連続給紙の場合には、先のシートPが斜行補正手段6により斜行が補正されながら搬送され、やがてシートPの後端が斜行補正手段6を通過し、これを第2シートセンサS4が検知すると、その検知信号に基づいて制御装置50はピックアップソレノイド42に通電する。これにより、図15の状態から図16の状態に示すように給紙ローラ24は降下し、次のシートの給送が行われる。
【0076】
ところで、このように斜行補正手段6を通過した後、シートPは、画像形成部2に搬送されるが、このときシートPの搬送方向の前端側が中央部よりも上方となるような上カール(下に凸形状のカール)をしている場合、シートPの先端が拍車ローラユニット14を抜けたときに上記のような上カールによってシートPがインクジェットヘッド4(インクジェットノズル4a)に接触することがある。そして、このようにシートPがインクジェットヘッド4に接触すると、シートPの先端に不必要なインクが付着してしまいシートPが使い物にならなくなるということがある。
【0077】
そこで、本実施の形態においては、既述したように斜行補正手段6と画像形成部2との間にカール付け手段7を設け、このカール付け手段7により、シートPに対してシートPの搬送方向の前後端よりも中央部が上方に凸となるような下カール付けを行うようにしている。
【0078】
そして、このようにカール付け手段7によりシートPに対し、搬送方向の前後端よりも中央部が凸となるような下カールを付けるようにすることにより、画像形成部2に搬送された後、シートPの先端がカールによってインクジェットノズル4aに接触するということがないようにすることができる。これにより、先端に不必要なインクが付着してシートPが使い物にならなくなるということを防ぐことができる。
【0079】
ここで、このカール付け手段7は、図17に示すようにスポンジローラ等の軟質の回転体であるカール付けローラ30と、このカール付けローラ30に圧接してカール付けローラ30との間に下方に湾曲したニップ部を形成する硬質の回転体である金属ローラ57とにより構成されている。
【0080】
さらに、本実施の形態において、このカール付けローラ30はシートPの種類に応じて金属ローラ57に圧接する第1の状態である第1位置(図17の実線で示す位置)、金属ローラ57に接触する第2の状態である第2位置及び金属ローラ57から離間する第3の状態である第3位置(図17の破線で示す位置)に選択的に移動することができるようになっている。
【0081】
例えば、通常のシートPを画像形成部2に搬送する場合には、カール付けローラ30を第1位置に移動させることにより、シートPに下カールを付けるようにし、腰の強さにより上カールが発生することがなく、かつ大きな搬送力を必要とする大きいサイズの厚紙等のシートPを搬送する場合は、カール付けローラ30を第2位置に移動させることにより、カール付け手段7を搬送手段として作用させ、シートPを確実に搬送することができるようにしている。
【0082】
また、シートPを少なくとも2枚重ねた封筒等の更に厚いシートPを搬送する場合はカール付けローラ30を第3位置に移動させることにより、シートPにカール付けする方向の力が作用しないようにし、シートPを、変形等を生じさせることなく搬送することができるようにしている。
【0083】
図18及び図19は、このような位置にカール付けローラ30を選択的に移動させる移動機構の構成を示す図である。
【0084】
同図において、58aは従動プーリ15により回転する第1伝達ギア、58bは第1伝達ギア58aにより回転する第2伝達ギア、58cは第2伝達ギア58bと同軸上に設けられた第3伝達ギア、58dは第3伝達ギア58cにより回転する第4伝達ギア、58eは第4伝達ギア58dにより回転する第5伝達ギア、58fは第5伝達ギア58eにより回転すると共に、カール付けローラ30の回転軸30aに取り付けられた第6伝達ギアである。
【0085】
また、58gは第2伝達ギア58bにより回転する第7伝達ギア、61は制御装置50により制御されて選択的に第7伝達ギア58gの回転をカム軸59aに伝達する離間クラッチである。ここで、このカム軸59aには離間カム59及び離間センサフラグ62が取り付けられている。
【0086】
一方、同図において、60はカール付けローラ30を回転自在に保持すると共に上下方向に移動可能なカール付けローラホルダであり、このカール付けローラホルダ60は、離間カム59の回転に伴って上下方向に移動するようになっている。
【0087】
なお、同図において、58はカール付けローラホルダ60を上方に付勢する離間バネ、59はカール付けローラホルダ60に設けられたカムフォロアであり、離間カム59が回転してカムフォロア59を押圧、或いは押圧を解除すると、カール付けローラホルダ60は離間バネ58に抗しながら下方に、或いは離間バネ58の付勢力により上方に移動するようになっている。
【0088】
また、63、64は離間センサフラグ62の位置を検知する第1及び第2離間センサである。そして、この第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号は制御装置50に入力されるようになっており、制御装置50はこれら第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号に基づきカール付けローラ30の位置を検知するようにしている。
【0089】
即ち、制御装置50は、例えば第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号が両方ともONとなった場合はカール付けローラ30がカール付けをする第1位置にあり、第1離間センサ63からの検知信号がON、第2離間センサ64からの検知信号がOFFとなった場合はカール付けローラ30は図20に示すように金属ローラ57に接する第2位置にあり、第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号が両方ともOFFとなった場合はカール付けローラ30は図21に示すように金属ローラ57から離間する第3位置にあると判断するようにしている。
【0090】
言い換えれば、カール付けローラ30の位置を、例えば第1位置から第2の位置に変更する場合は、制御装置50は、離間クラッチ61を作動させてカム59を回転させることにより、第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号が両方ともONとなった状態から第1離間センサ63からの検知信号がON、第2離間センサ64からの検知信号がOFFとなったときに離間クラッチ61を切るようにすれば、カール付けローラ30の位置を、第1位置から第2の位置に変更することができる。
【0091】
なお、カール付けローラ30を移動する際、カール付けローラホルダ60を上下方向に移動させるが、このようにカール付けローラホルダ60を上下方向に移動させた場合でも、第6伝達ギア58fに回転を伝えることができるよう第5伝達ギア58eは常に第6伝達ギア58fに噛合するように構成されている。
【0092】
具体的には、第5伝達ギア58eは略水平方向に移動可能に設けられると共に不図示の付勢手段により第6伝達ギア58fの方向に付勢されており、これによりカール付けローラホルダ60が上方に移動すると、図19及び図20に示す矢印方向に移動し、第6伝達ギア58fに噛合するようになっている。
【0093】
次に、このように構成された移動機構のカール付けローラ移動動作について説明する。
【0094】
例えば図3に示す操作部65により予め設定されたシート情報に基づき、シート積載台23に積載されたシートPが通常の厚さのシートPと判断すると制御装置50は、第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号を確認し、第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号が両方ともONとなっていなければ、離間クラッチ61を作動させてカム59を回転させる。
【0095】
そして、このようにカム59を回転させた後、第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号が両方ともONとなった状態のとき、離間クラッチ61を切ることにより、カール付けローラ30の位置を、他の位置から第1位置に変更することができる。これにより、通常のシートPに下カール付けを行うことが可能となる。
【0096】
また、シート情報に基づき搬送されてくるシートPが厚紙と判断すると制御装置50は、第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号を確認し、第1離間センサ63からの検知信号がON、第2離間センサ64からの検知信号がOFFとなっていなければ、離間クラッチ61を作動させてカム59を回転させる。
【0097】
そして、このようにカム59を回転させた後、第1離間センサ63からの検知信号がON、第2離間センサ64からの検知信号がOFFとなった状態とき、離間クラッチ61を切ることにより、カール付けローラ30の位置を、他の位置から第2位置に変更することができる。
【0098】
これにより、カール付け手段7(カール付けローラ30)を搬送手段(搬送ローラ)として使用することができ、サイズの大きい厚紙等でも確実に搬送することができる。
【0099】
また、シート情報に基づき搬送されてくるシートPが封筒等と判断すると制御装置50は、第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号を確認し、第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号がOFFとなっていなければ、離間クラッチ61を作動させてカム59を回転させる。
【0100】
そして、このようにカム59を回転させた後、第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号がOFFとなった状態とき、離間クラッチ61をきることにより、カール付けローラ30の位置を、他の位置から第3位置に変更することができる。
【0101】
これにより、封筒等のシートPに対してカール付け手段7の力が作用しないようにすることができ、シートPを、変形等を生じさせることなく搬送することができる。なお、カール付けローラ30を封筒等のシートPの厚さに応じた距離だけ金属ローラ57から離間させるようにすれば、カール付けローラ30を搬送ローラとして使用することができるようになる。
【0102】
このように、シートPの種類に応じてカール付けローラ30を移動させることにより、シートPのカール付けが可能となるばかりでなく、シートPを確実に、且つ変形等を生じさせることなくシートPを搬送することができる。
【0103】
なお、上記実施の形態では、カール付けローラ30を3つの位置に移動可能に設けたものを説明したが、カールを付けるための第1の位置と、封筒を送るために金属ローラ57から離間した第3の位置の二つの位置の間のみで移動可能にしても良い。
【0104】
ところで、これまでの説明において、例えば既述した図1に示すように斜行補正手段6の下流側にカール付け手段7を配した場合について述べてきたが、例えば斜行補正手段6が斜送ローラ26により斜送されたシートを基準ガイドに押し付けることにより、斜行を補正する構成のものの場合、シートが上カールしているとシートが基準ガイドに乗り上げたりして適切な斜行補正をすることができない場合がある。
【0105】
即ち、シートPが上カールしていると適切な斜行補正をすることができない場合がある。そこで、このように場合には、例えば、図22に示すように斜行補正手段6の上流側にカール付け手段7を配するようにしても良い。
【0106】
そして、このように斜行補正手段6の上流側にカール付け手段7を配するようにすることにより、上カールの無い状態のシートPを斜行補正手段6に搬送することができ、シートPの斜行を確実に補正することができる。なお、カール付け手段7を通過する際、シートPに下カールが発生することがあるが、このように下カールが発生した場合、シートPは、基準ガイドに乗り上げたりすることは無いので、適切な斜行補正を行うことができる。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のように、分離手段を構成する分離回転体を、シートを分離した後、高摩擦部材から離間させ、シートに接触することの無い位置に移動させることにより、安定したシートの給送を行うことができると共に、分離回転体への紙粉の付着を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるインクジェットプリンタの概略構成を示す側面図。
【図2】上記インクジェットプリンタの構成を示す平面図。
【図3】上記インクジェットプリンタの制御ブロックを示す図。
【図4】上記インクジェットプリンタのシート給送装置の構成を説明するための図。
【図5】上記シート給送装置に設けられた分離手段の分離ローラを昇降させる昇降機構を説明する正面図。
【図6】上記分離ローラを昇降させる昇降機構を説明する側面図。
【図7】上記分離ローラを昇降させる昇降機構の分離ローラが上昇したときの状態を示す正面図。
【図8】上記分離ローラを昇降させる昇降機構の分離ローラが上昇したときの状態を示す側面図。
【図9】上記シート給送装置に設けられた分離手段の分離パッドの動作を説明する図。
【図10】上記分離パッドの構成を示す斜視図。
【図11】上記シート給送装置に設けられた分離斜面ユニットの構成を示す断面図。
【図12】上記分離斜面ユニットの構成を示す平面図。
【図13】上記分離斜面ユニットのシート搬送時の状態を示す断面図。
【図14】上記シート給送装置に設けられた給紙ローラを上方移動させるための駆動機構を示す図。
【図15】上記駆動機構により給紙ローラが上方移動したときの状態を示す図。
【図16】上記分離手段を経てシートが斜行補正手段に向かうときの状態を示す図。
【図17】上記斜行補正手段を経てシートがカール付け手段に向かうときの状態を示す図。
【図18】上記シート給送装置に設けられたカール付け手段のカール付けローラを移動させる移動機構の構成を示す側面図。
【図19】上記カール付けローラを移動させる移動機構の構成を示す正面図。
【図20】上記カール付けローラを第2の位置に移動した時の移動機構の状態を示す図。
【図21】上記カール付けローラを第3の位置に移動した時の移動機構の状態を示す図。
【図22】上記カール付け手段の他の配置を示す図。
【図23】従来のシート給送装置の構成を示す図。
【図24】上記従来のシート給送装置の分離パッド及びサブ分離パッドの動作を説明する図。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ
2 画像形成部
3 シート給送装置
5 分離手段
6 斜行補正手段
7 カール付け手段
8 分離パッド
23 シート載置台
24 給紙ローラ
25 分離ローラ
26 斜送ローラ
28 分離斜面ユニット
30 カール付けローラ
39 斜送ピンチコロ
40 斜送ピンチバネ
42 ピックアップソレノイド
49 分離クラッチ
52 (分離パッドの)当接部
52a (当接部の)直線部
53 補助パッド
55 補助板バネ
56 分離斜面
57 金属ローラ
59 離間カム
61 離間クラッチ
63 第1離間センサ
64 第2離間センサ
G 基準ガイド
P シート
S1 シート高さ検知センサ
S2 カムセンサ
S3 第1シートセンサ
S4 第2シートセンサ

Claims (10)

  1. シートを積載するシート積載手段と、シートを送り出すシート給送手段と、送り出されたシートを1枚ずつ分離する分離手段と、該分離手段の下流側に設けられ、シートの斜行を補正しながら前記シートを搬送する斜行補正手段と、を具備したシート給送装置において、
    前記分離手段は高摩擦部材と、前記高摩擦部材に接離可能に設けられ、該高摩擦部材との間でシートを分離する分離回転体とを有し、前記分離回転体は、前記斜行補正手段によるシート搬送が開始された後、前記高摩擦部材から離間して該斜行補正手段により搬送されているシートに接触することの無い位置に移動するように構成され、かつ前記高摩擦部材は、前記分離回転体が離間したときに、前記斜行補正手段により搬送されているシートに接触する位置まで移動するように構成されていることを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記高摩擦部材は、前記分離回転体の方向に付勢され、前記分離回転体が該高摩擦部材から離間したときにシート搬送経路よりも上方に突出し、前記斜行補正手段により搬送されているシートに接触することを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記高摩擦部材は、前記分離回転体が圧接しているときには前記シートを前記斜行補正手段に向けて案内する水平状態となり、前記分離回転体が離間しているときには該高摩擦部材の移動に伴い先端側がシートに接触する傾斜状態となる直線部を有していることを特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装置。
  4. 前記高摩擦部材の上流側端部は湾曲形状に形成されており、該湾曲形状の部分は前記直線部と連続していることを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
  5. 前記高摩擦部材の前記分離回転体と圧接する部分にはコルクを配置したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 前記分離手段の上流側に前記シート給送手段により送り出したシートに押圧されて撓みながら該シートを捌いて該分離手段に向かわせる摩擦部材から構成される前捌き部材を備えた前捌き手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  7. 前記前捌き部材は弾性部材に支持されており、該弾性部材は、シートを前記前捌き部材に捌きながら案内する捌き斜面の下流側に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
  8. 前記シート積載手段に積載されたシートと前記シート給送手段とを接離可能に構成し、前記分離手段によるシート搬送が開始された後、シートと前記シート給送手段とを離間させる共に、前記斜行補正手段によるシート搬送が開始された後、前記分離回転体を前記高摩擦部材から離間させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  9. 前記斜行補正手段は、シートの搬送方向と平行な搬送基準となる基準ガイドに向けてシートを斜めに搬送する斜送ローラと、この斜送ローラに斜送ピンチバネにより圧接している斜送ピンチコロとにより構成したことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  10. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送するシート給送装置とを備えた画像形成装置において、
    前記シート給送装置は前記請求項1乃至9のいずれか1項に記載のものであることを特徴とする画像形成装置。
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