JP2804617B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2804617B2
JP2804617B2 JP2250297A JP25029790A JP2804617B2 JP 2804617 B2 JP2804617 B2 JP 2804617B2 JP 2250297 A JP2250297 A JP 2250297A JP 25029790 A JP25029790 A JP 25029790A JP 2804617 B2 JP2804617 B2 JP 2804617B2
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は記録手段に記録媒体を搬送するための搬送手
段を有する記録装置に関するものである。
<従来の技術> 従来より、記録装置の記録部に対する紙送り機構に
は、所謂フリクションフィード機構が一般的に用いられ
ている。これは第11図に示すように、駆動力を伝達され
て回転するフィードローラ50及びこれに圧接して従動回
転するピンチローラ51により構成されるものである。上
記フィードローラ50及びピンチローラ51に挟持された記
録媒体(普通紙,プラスチックシート等)52は、両者の
協働作用により記録ヘッド53に搬送されて記録が行われ
る。記録後の記録媒体52は、駆動力を伝達されて回転す
る排出ローラー54、及びこれに圧接する拍車55によって
挟持されて、スタッカー56に順次排出され積載されるも
のである。
上記装置においては、フィードローラ50及びピンチロ
ーラ51による搬送路に、記録媒体52の有無,記録媒体52
の先端及び後端を検知するセンサーが設けられている。
例えば、第12図(a)に示すように、マイクロスイッ
チ57を用いたものや、第12図(b)に示すように振子式
のセンサーレバー58aとフォトインタラプタ58bとを組み
合わせたものが用いられている。
上記振子式のセンサーレバー58aとフォトインタラプ
タ58bとを組み合わせたセンサーにあっては、例えば連
続紙,カット紙,手差し紙等の2以上の紙パスを有する
記録装置等に適用した場合には、1のセンサーで複数の
紙パスからの給紙を検出でき、また製造が安価であると
いう利点があることから、一般に広く用いられている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら前記構成にあっては、センサーレバー58
aが記録媒体52の後端を検知してから、減衰信号により
フォトインタラプタ58bのON,OFFを0.5秒〜24秒程度繰り
返す。この時のフォトインタラプタ58bの信号を第13図
に示す。
このため、記録媒体52の後端を検知後、すぐに次の記
録媒体52の先端部の検知を行うと、上記センサーレバー
58aの減衰振動により装置が誤動作するおそれがあっ
た。
本発明の目的は従来の前記課題を解決し、検出手段が
記録媒体の後端を検出してから、一定時間次の記録媒体
の検知動作を行わないことで、誤動作を防止して記録媒
体の正確な頭出しが可能な記録装置を提供せんとするも
のである。
<課題を解決するための手段> 前記課題を解決するための本発明に係る代表的な手段
は、記録情報に応じて記録媒体に像を記録するための記
録手段と、前記記録媒体を記録手段に排出するための排
出手段と、記録後の前記記録媒体を搬出するための搬出
手段と、記録媒体の搬送路を移送される前記記録媒体と
当接する振子式のセンサーレバーと、該レバーの位置に
より遮光されるフォトインタラプタとの組み合わせから
なり、前記記録媒体の後端を検知するための検知手段
と、前記検知手段の検知手段に応じて前記搬送手段の駆
動を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記
検知手段が記録媒体の後端を検知した後、所定時間は次
の記録媒体の検知動作を行わない遅延ルーチンを有する
ことを特徴としてなる。
<作用> 前記手段にあっては、制御手段に、検知手段が記録媒
体の後端を検知した後、所定時間は次の記録媒体を検知
動作を行わない遅延ルーチンを設けたことにより、前記
検知手段の誤検知による装置の誤動作を防止することが
できる。
<実施例> 次に前記手段をシリアル型のバブルジェット記録方式
に適用した本発明の一実施例を説明する。
第1図は記録装置の全体斜視説明図であり、第2図は
側面模式説明図、第3図は記録ヘッドの構成説明図、第
4図(a)〜(g)はバブルジェット記録原理の説明図
である。
(全体構成) 先ず装置の全体構成を説明すると、第1図及び第2図
において、記録媒体となる記録シート1はシート搬送手
段2で搬送される。このとき前記記録シート1はシート
押さえ部材3によってフィードローラ2aに押圧され、プ
ラテン4から浮き上がらないように構成されている。上
記プラテン4は後方へ30゜程度傾いており、記録シート
1を排出し易く記録結果が見易いようになっている。
尚、乾燥し難いインクを使用する場合には、上記プラテ
ン4の裏面にヒータを設けることも可能である。
記録シート1が搬送されると、キャリッジ5をガイド
レール6に沿って往復移動させると共に、記録手段7を
駆動して記録シート1に像を記録する。前記キャリッジ
5は、図示しないキャリッジモーターとアイドラプーリ
の間に、ガイドレール6と平行に張ったタイミングベル
トの一部を固定して、上記キャリッジモーターを正転或
いは逆転させることにより、往復移動するものである。
そして記録後のシート1は、排出手段8を構成する排
出ローラ8aとこれに圧接する拍車8bによって搬送され、
スタッカー9に排出するように構成している。
次に前記記録装置の各部の構成について具体的に説明
する。
(シート搬送手段) シート搬送手段2は記録シート1を記録手段7に搬送
するためのものであり、本実施例にあっては第2図に示
すように記録装置に対して着脱可能なASF(Auto・Sheet
・Feeder)10から給送された記録シート、或いは手差し
口11から手差しされた記録シート、更にはピンフィード
トラクタ12から給送されたファンホールド紙(連続紙)
を搬送するものである。
本実施例に於けるシート搬送手段2は、第2図の矢印
a方向へ駆動回転するフィードローラ2aと、これに圧接
して従動回転する前ピンチローラ2b1及び後ピンチロー
ラ2b2との協働作用によって、記録シート1を記録手段
7に搬送するように構成している。
そして前記フィードローラ2aの回転軸2cには、第1図
に示すように、フィードギヤ2d1が取り付けられ、この
ギヤ2d1はアイドラギヤ2d2と噛合し、更に前記アイドラ
ギヤ2d2は排出ギヤ8dと噛合している。また前記アイド
ラギヤ2d2は図示しない伝達ギヤを介してフィード出力
ギヤ2d3と噛合している。また搬送モーター2eの駆動力
は、前記フィード出力ギヤ2d3,ASF出力ギヤ2d4,ポンプ
ギヤ2d5の何れかに選択的に伝達されるように構成され
ている。
従って、前記フィードモーター2eが駆動回転すると、
その回転力は前記ギヤ列を介して回転軸2cに伝達され、
フィードローラ2aが回転するものである。また前記フィ
ードモーター2eの駆動力は、図示しない伝達機構を介し
てピンフィードトラクラ12に伝達されるように構成され
ている。
ピンチローラ2b1,2b2は図示しないバネ等によって前
記フィードローラ2aの表面に夫々圧接し、且つフィード
ローラ2aの回転に従動回転するように取り付けられてい
る。従って、記録シート1は回転するフィードローラ2a
とピンチローラ2b1,2b2とでニップされることによって
搬送力が付与する。
また前記ピンフィードトラクラ12は、連続紙の両端に
一定間隔で穿孔されたピン穴に、ピンを係合させてお
き、ピンフィードトラクタ12を駆動させてピンを回転さ
せることにより、連続紙を順次ピッチ送りするものであ
る。
前記フィードローラ2a,ピンチフィードトラクタ12の
搬送速度の比率は、ピンフィードトラクタ12の搬送速度
を1とすると、フィードローラ2aは0.900〜0.999に設定
されている。
また前記フィードローラ2aの下方には、第2図に示す
ようにフィードローラ2aの周面に沿って湾曲したペーパ
ーパン2fが取り付けられている。そして前記ペーパーパ
ン2fは手差し口11まで延びており、手差しされた記録シ
ート1の下ガイドとなるように構成されている。
更に前記ペーパーパン2fの上方には所定間隔を隔てて
上ガイド板2g,2hが取り付けられ、記録シート1の搬送
経路を構成している。
前記構成に於いて、フィードモーター2eを駆動してフ
ィードローラ2aを第2図の矢印a方向へ回転させると、
ASF10から給送された記録シート1は前ピンチローラ2b1
と搬送ローラ2aとでニップされ、フィードローラ2aの周
面に沿ってUターン搬送され、更に後ピンチローラ2b2
とフィードローラ2aとでニップされて上方に位置する記
録手段7へと搬送される。
一方、手差し口11から給送された記録シート1は搬送
ローラ2aと後ピンチローラ2b2とでニップされ、記録位
置へと搬送されるものである。
また、連続紙の場合には、前ピンチローラ2b1と後ピ
ンチローラ2b2は、図示しないリリース機構により圧接
が解除され、ピンフィールドトラクタ12より上ガイド板
2gとペーパーパン2fとの間を給送して、上方に位置する
記録位置へと搬送される。この時記録シート1の「押し
込み」送りによるたるみは、上方の排出ローラ8aと拍車
8bによる搬送力によって除去される。
上記前ピンチローラ2b1及び後ピンチローラ2b2のフィ
ードローラ2aに対する圧接力は、上記ピンチローラ2b1,
2b2を保持しているステンレス板等で構成されたピンチ
ローラホルダー13a,13bを付勢する圧接バネ13a1,13b1
弾性力により得られるものである。
(シート押さえ部材) シート押さえ部材3は搬送手段2で搬送された記録シ
ート1をフィードローラ2aに押さえ付けることによっ
て、記録シート1がプラテン4から浮き上がるのを防止
するためのものである。
このシート押さえ部材3は、第1図に示すように、記
録シート1の幅全域に押さえるように、キャリッジ5の
移動範囲よりも幅広の一枚の板状部材で構成され、これ
が図示しないバネ等の押圧手段によって各フィードロー
ラ2aに圧接している。
前記シート押さえ部材3の先端は記録手段7による記
録位置の下部に位置しており、搬送された記録シート1
は該部材3によってフィードローラ2aに押し付けられ
る。この結果、記録位置に於ける記録シート1はプラテ
ン4から浮き上がることがなくなる。またこのシート押
さえ部材3にはキャリッジ5の前端部が常に当接するよ
うに構成されている。
(キャリッジ) キャリッジ5は記録手段7を記録シート1の幅方向へ
往復移動させるためのものである。
このキャリッジ5は両端を左右側壁に固定された断面
円形のガイドレール6及びこれに平行に設けられたガイ
ド板6aに摺動自在に取り付けられている。キャリッジ5
に設けられた弾性部材5aは、上記ガイド板6aに係合して
おり、この弾性力によりキャリッジ5はプラテン4方向
に付勢されている。上記キャリッジ5に付与された付勢
力は、そのキャリッジ5が前記シート押さえ部材3に当
接する所でつりあっている。上記キャリッジ5が当接す
る所は、シート押さえ部材3とフィードローラ2aの接触
部分の裏面近傍であり、記録シート1の通過によりシー
ト押さえ部材3が記録手段7側に後退すると、キャリッ
ジ5も同様に後退するように構成されている。
よって、記録シート1の厚さに関係なく、キャリッジ
5に搭載された記録手段7と記録シート1との間隔が常
に一定に維持されるものである。
従って、前記記録手段7からのインク吐出による記録
像が波うつことがなく、高品位の画像が記録されるもの
である。
(記録手段) 記録手段は前記の如くキャリッジ5に搭載され、搬送
手段2で搬送された記録シート1にインク像を記録する
ものである。この装置に於ける記録手段としてはインク
ジェット記録方式が好適に用いられる。
インクジェット記録方式は記録用のインク液を飛翔液
滴として吐出噴射させるための液体吐出口と、その吐出
口に連通する液体流路、及びこの液体流路の一部に設け
られ、流路内のインク液に飛翔液滴を形成するための吐
出エネルギーを与える吐出エネルギーを与える吐出エネ
ルギー発生手段とを備えている。そして画信号に応じて
前記吐出エネルギー発生手段を駆動し、インク液滴を吐
出して像を作成するものである。
前記吐出エネルギー発生手段としては、例えばピエゾ
素子等の電気機械変換体等の圧力エネルギー発生手段を
用いる方法、レーザー等の電磁波をインク液に照射吸収
させて飛翔液滴を発生させる電磁エネルギー発生手段を
用いる方法、或いは電気熱変換体等の熱エネルギー発生
手段を用いる方法等がある。この中で電気熱変換体等の
熱エネルギー発生手段を用いる方式が吐出口を高密度に
配列し得ると共に、記録ヘッドのコンパクト化も可能で
あるために好適である。
本実施例では前記記録手段として前記インクジェット
記録方式の1つであるバブルジェット記録方式を用いて
いる。
第3図は記録手段を構成する記録ヘッド7の構成説明
図であり、第4図(a)〜(g)はバブルジェット記録
原理の説明図である。
第3図に於いて、7aはヒータボードであり、シリコン
基板上に電気熱変換体(吐出ヒータ)7b、これに電力を
供給するアルミニウム等の電極7cとが成膜されて配設さ
れている。このヒータボード7aに対して、記録用液体の
液路(ノズル)7dを仕切るための隔壁を有する天板7eを
接着することにより構成されている。また第1図に示す
ように、装置の左側部には前記記録ヘッド7にインクを
供給するためのインクカートリッジ7fが交換可能に取り
付けられている。
前記インクカートリッジ7fより図示しない導管を介し
て供給されたインクは、天板7eに設けられた供給口7e1
より記録ヘッド7内の共通液室7gに充填され、この共通
液室7gより各ノズル7d内に導かれる。これらのノズル7d
にはインク吐出口7d1が形成されており、また上記吐出
口7d1は前記記録ヘッド7の記録シート1に対向してシ
ート搬送方向(第3図の上下方向)に所定ピッチで形成
されている。
ここで前記バブルジェット記録方式に於けるインク飛
翔原理を第4図(a)〜(b)を参照して説明する。
定常状態では第4図(a)に示すように、ノズル7d内
に充填されているインク14は吐出口7d1で表面張力と外
圧が平衡している。この状態でインク14を飛翔させる場
合には、ノズル7d内の電気熱変換体7bに通電し、そのノ
ズル7d内のインク14に核沸騰を越えて急速な温度上昇を
生じさせる。すると、第4図(b)に示すように、電気
熱変換体7bに隣接したインク14が加熱されて微小気泡
(バブル)を生じ、該加熱部分のインク14が気化して膜
沸騰を生じ、第4図(c)に示すように前記気泡15が急
速に成長する。
前記気泡15が第4図(d)に示す如く最大に成長する
と、ノズル7dの吐出口7d1からインク液滴が押し出さ
れ、その速度でインク液滴が記録シート1に飛翔してイ
ンク像を記録するものである。
電気変換体7bへの通電を終了すると、第4図(e)に
示すように、成長した気泡15はノズル7d内のインク14に
より冷却されて収縮し、更に第4図(f)に示すように
電気熱変換体7b面にインクが接触して急激に冷却され、
気泡15は消滅するか又は殆ど無視し得る程度の体積に収
縮する。そして前記気泡15が収縮すると、第4図(g)
に示すようにノズル7d内には毛細管現象によって共通液
室7gからインクが供給され、次の通電に備えるものであ
る。
従って、前記キャリッジ5の移動と同期させ、画信号
に応じて電気熱変換体7bに通電することによって、記録
シート1にインク像が記録されるものである。
尚、第1図に示すように前記キャリッジ5の移動範囲
左端部には、キャッピング手段16が設けられている。こ
のキャッピング手段16は非記録時等に前記記録ヘッド7
のインク吐出面を覆うことによって、記録ヘッド7の吐
出口7d1付近のインクの乾燥や、これに伴う固化を防止
する機能を有するものである。
また前記キャッピング手段16にはポンプ17が接続さ
れ、インクの吐出不良や除去或いはそれらの予防のため
にポンプカム18を駆動することによりポンプ17を作動さ
せ、その吸引力によって吐出口7d1からインクを吸引し
て回復処理を行なえるようになっている。
(排出手段) 排出手段8は前記記録手段7で記録された記録シート
1を排出するためのものである。
この構成は第1図に示すように、回転体である排出ロ
ーラ8aと、これに接触する拍車8bとにより構成されてい
る。上記排出ローラ8aは、回転軸8cに複数個分割されて
取り付けられており、拍車8bは夫々の排出ローラ8aに対
向して設けられている。
また前記拍車8bは外周に針状突起を設けて、記録シー
ト1に印字したインク14の転写量を最小にするように達
成されている。特にインクの乾燥の遅い条件下、例えば
記録シート1の種類,温度湿度等の環境条件等の悪いと
きに有効である。
また前記排出ローラ8aのローラ軸8cの端部には排出ギ
ヤ8dが取り付けられ、この排出ギヤ8dがアイドラギヤ2d
2と噛合している。
従って、搬送モーター2eが駆動すると、その駆動力が
排出ローラ8aに伝達されて該ローラ8aが回転し、記録シ
ート1が排出ローラ8aと拍車8bとの協働作用によって排
出される。前記排出された記録シート1は前記排出ロー
ラ8aの上方に位置する排出スタッカ9にスタックされ
る。
(検知手段) 第2図において、ASF10,ピンフィードトラクタ12、及
び手差し口11から夫々給送された記録シート11の搬送路
の合流箇所近傍には、記録シート1の有無,記録シート
1の先端及び後端を検知するための検知手段であるPE
(ペーパーエンド)センサー19が設けられている。この
PEセンサー19は、PEセンサーレバー19a及び赤外線透過
型のフォトインタラプタ19bにより構成されている。
上記PEセンサー19の構成及び検知動作について第5図
乃至第7図を参照して説明する。
第5図において、PEセンサーレバー19aは、手差し口1
1及びASF10,ピンフィードトラクタ12からの各紙パスに
突出して記録シート1が当接するシート当接部19a1、回
転中心となる軸受部19a2、フォトインタラプタ19bを遮
光する遮光レバー19a3、PEセンサーレバー19Aを垂直方
向に安定させるためのおもり19a4により構成されてい
る。
記録シート1が上記検知手段に搬送されない状態で
は、第6図に示すように、シート当接部19a1は各紙パス
に突出しており、一方遮光レバー19a3はフォトインタラ
プタ19bを遮光している(OFF状態)。
また第7図に示すように、ASF10より記録シート1が
搬送された場合には、その記録シート1の先端部が上記
シート当接部19a1に当接してPEセンサーレバー19aを軸
受部19a2を中心に反時計回り方向に回転させる。このと
き、遮光レバー19a3も同時に回転するので、フォトイン
タラプタ19bの遮光はなくなる(ON状態)。
(制御手段) 次に上記記録装置の制御手段について、第8図に示す
ブロック図を参照して説明する。
制御部20は、記録装置全体の制御を行うMPU20aと、第
9図に示すフローチャートに示す制御内容及び各種デー
タ等を格納したROM20bと、上記MPU20aのワークエリアと
して使用されると共に、記録枚数等の各種データの一時
保存を行うRAM20cと、制御部20への入出力部(I/O)20d
等を有する。
前記入出力部20dには、図示しないドライバーを介し
て前記フィードモータ2eが接続され、またPEセンサー1
9、操作パネルに設けられた給紙スイッチ21、記録ヘッ
ド7へのデーター受信部22等が接続されている。
次に記録シート1を記録待機状態から記録開始位置へ
頭出しする際の検出制御動作について第9図に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
以下の制御動作は、MPU20aにより、ROM20bに格納され
ているプログラムに従って行われる。
前記給紙スイッチ21が押されるか、若しくはデーター
受信部22が給紙コマンドを受信すると、第9図に示すプ
ログラムが起動される。
先ずステップS1において、MPU20aはフィードモーター
2eに回転命令を送り、記録シート1の先端部をAS10若し
くはピンフィードトラクタ12からPEセンサー19まで搬送
する。
次にステップS2において、上記PEセンサー19がON状態
にあるか否かを検知する。記録シート1の先端部がPEセ
ンサー19に到達していない(NO)場合には、到達するま
で検知を続ける。上記PEセンサー19がON状態にあれば、
ステップS3に移行する。
次にステップS3において、フィードモーター2eを所定
量回転(x回転)させてフィードローラー2aを駆動し、
記録開始位置まで記録シート1を搬送した後、ステップ
S4に移行して記録ヘッド7により記録情報に応じて一行
毎に記録を行う。一行分の記録が終了すると、フィード
ローラー2aを所定量だけ回転駆動させて、記録シート1
の印字面の改行をおこない次行記録を繰り返して行う。
次にステップS5において、上記PEセンサー19がON状態
にあるか否かを検知する。上記PEセンサー19がON状態で
あれば、再びステップS4に戻って記録情報に応じて記
録,改行動作を繰り返し行う。上記PEセンサー19がOFF
状態(NO)であればステップS6に移行する。
ステップS6において、上記記録シート1の残りの印字
可能な余白に印字するための残量管理を行い、一定行印
字,改行すると、排出ローラー8aを回転駆動して、記録
シート1をスタッカ9に排出する。
次にステップS7に移行して、前記記録中の記録シート
1の後端がPEセンサー19を通過して、シート当接部19a1
より記録シート1が離れると、PEセンサーレバー19aは
減衰振動しながら静止する。この時第13図に示すように
PEセンサーレバー19aの減衰振動は、フォトインタラプ
タ19bをON,OFFさせ0.5〜2秒間程度不安定な状態が続
く。このためフィードローラー2aを回転駆動させて次の
記録シート1を搬送を行わず、PEセンサー19による検知
動作を0.5〜2秒間行わない、いわゆる遅延ルーチンが
設けられている。これによって、上記PEセンサーレバー
19aの減衰振動によるフォトインタラプタ19bの誤検知に
より、次の記録シート1の頭出し作業に誤動作が生ずる
のを防止することができる。
上記時間経過後、再びステップS2に戻って、次に搬送
された記録シート1の頭出し動作を続行する。
上記実施例は、ASF10,ピンフィードトラクタ12より記
録シート1が搬送される場合について説明したが、第10
図に示すように、手差し口11より記録シート1が給送さ
れた場合の検知動作も同様である。
また前記記録手段の構成としては、上述の吐出口,液
路,電気熱変換体の組合せの他に、熱作用部が屈曲する
領域に配置されている米国特許第4558333号明細書,特
開昭59−123670号公報等に開示されているものも採用す
ることが出来る。
また前述した記録手段は、記録装置に装着したインク
カートリッジ7fから記録ヘッドへインクを供給するよう
にした例を示したが、記録ヘッド内にインク収容室を設
け、該インク収容室のインクが無くなった場合には記録
ヘッドを交換するようにした使い捨て型(ディスポーザ
ブルタイプ)の記録ヘッドを用いるようにしても良い。
尚、前記記録装置の使用形態としては、コンピュータ
等の情報処理機器の画像出力端末として用いられる他、
リーダー等と組合わせた複写装置、更には送受信機能を
有するファクシミリ装置等にも適用することが可能であ
る。
<発明の効果> 本発明は前述したように、制御手段に、検知手段が記
録媒体の後端を検知した後、所定時間は次の記録媒体を
検知動作を行わない遅延ルーチンを設けたことにより、
前記検知手段の誤検知による装置の誤動作を防止するこ
とができる。
従って、記録媒体の記録開始位置への正確な頭だし動
作を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は記録装置の全体斜視説明図であり、第2図は側
面模式説明図、第3図は記録ヘッドの構成説明図、第4
図(a)〜(g)はバブルジェット記録原理の説明図、
第5図はPEセンサーの斜視説明図、第6図,第7図及び
第10図はその検知動作の説明図、第8図は制御手段を示
すブロック図、第9図はその制御動作を示すフローチャ
ート、第11図乃至第13図は従来技術の説明図である。 1は記録シート、2はシート搬送手段、2aはフィードロ
ーラ、2b1,2b2はピンチローラ、2cは回転軸、2d1はフィ
ードギヤ、2d2はアイドラギヤ、2d3はフィード出力ギ
ヤ、2d4はASF出力ギヤ、2d5はポンプギヤ、2eはフィー
ドモーター、2fはペーパーパン、2g,2hは上ガイド板、
3はシート押さえ部材、4はプラテン、5はキャリッ
ジ、5aは弾性部材、6はガイドレール、6aはガイド板、
7は記録手段、7aはヒータボード、7bは電気熱変換体、
7cは電極、7dはノズル、7d1は吐出口、7eは天板、7e1
供給口、7fはインクカートリッジ、7gは共通液室、8は
排出手段、8aは排出ローラ、8bは拍車、8cは回転軸、8d
は排出ギヤ、9はスタッカー、10はASF、11は手差し
口、12はピンフィードトラクタ、13a,13bはピンチロー
ラホルダー、13a1,13b2は圧接バネ、14はインク、15は
気泡、16はキャッピング手段、17はポンプ、18はポンプ
カム、19はPEセンサー、19aはPEセンサーレバー、19a1
はシート当接部、19a2は軸受部、19a3は遮光レバー、19
a4はおもり、19bはフォトインタラプタである。20は制
御部、20aはMPU、20bはROM、20cはRAM、20手は入出力
部、21は給紙スイッチ、22はデーター受信部である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録情報に応じて記録媒体に像を記録する
    ための記録手段と、 前記記録媒体を記録手段に搬送するための搬送手段と、 記録後の前記記録媒体を排出するための排出手段と、 記録媒体の搬送路を移送される前記記録媒体と当接する
    振子式のセンサーレバーと、該レバーの位置により遮光
    されるフォトインタラプタとの組み合わせからなり、前
    記記録媒体の後端を検知するための検知手段と、 前記検知手段の検知信号に応じて前記搬送手段の駆動を
    制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記検知手段が記録媒体の後端を検知
    した後、所定時間は次の記録媒体の検知動作を行わない
    遅延ルーチンを有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】前記記録装置の記録手段が、信号に応じて
    インクを吐出して像を作成するインクジェット記録方式
    である請求項(1)記載の記録装置。
  3. 【請求項3】前記記録手段は、熱エネルギーを利用して
    インクを吐出するものであって、前記熱エネルギーを発
    生するための電気熱変換体を備えていることを特徴とす
    る請求項(2)記載の記録装置。
  4. 【請求項4】前記記録装置の記録手段が、信号に応じて
    電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体による膜沸騰
    を超える加熱によって生ずる気泡の成長により、インク
    を吐出口より吐出して像を作成するバブルジェット記録
    方式である請求項(3)記載の記録装置。
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JPS60174880U (ja) * 1984-04-27 1985-11-19 富士ゼロックス株式会社 用紙検知装置
JPH0255646U (ja) * 1988-10-18 1990-04-23

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