JP2002036671A - シリアルプリンタ - Google Patents

シリアルプリンタ

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JP2002036671A
JP2002036671A JP2000222053A JP2000222053A JP2002036671A JP 2002036671 A JP2002036671 A JP 2002036671A JP 2000222053 A JP2000222053 A JP 2000222053A JP 2000222053 A JP2000222053 A JP 2000222053A JP 2002036671 A JP2002036671 A JP 2002036671A
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Taisei Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷用紙の排紙の際に、印刷用紙が印刷ヘッ
ドのヘッド面に接触して、印刷用紙が汚れる現象を防止
する。 【解決手段】 印刷ヘッド10による印刷用紙Pの頁内
の印刷動作が終了すると、搬送停止制御手段41によ
り、フィードローラ対11a、11b等による印刷用紙
Pの搬送動作が一時的に停止される。ヘッド待避制御手
段42により、印刷ヘッド10が印刷用紙P上外の待避
位置に待避される。搬送再開制御手段43により、一時
的に停止されたフィードローラ対11a、11b等によ
る印刷用紙Pの搬送動作が再開される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドットインパク
トプリンタ、インクジェットプリンタ、サーマルプリン
タのように、印刷ヘッドを主走査方向に往復動させて印
刷を行うシリアルプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷ヘッドを主走査方向に往復動
させて印刷を行うプリンタでは、頁単位の印刷が終了す
ると、印刷ヘッドが主走査方向における何れの位置にあ
っても、直ちに印刷用紙の排出が行われていた。
【0003】図13は、従来のシリアルプリンタの排紙
動作の説明図である。図13に示すように、印刷用紙P
の搬送路における印刷ヘッド10の上流側(図中、右
側)には、フィードローラ対11a、11bが設けら
れ、印刷用紙Pの搬送路における印刷ヘッド10の下流
側(図中、左側)には、排紙ローラ対12a、12bが
設けられている。
【0004】フィードローラ対11a、11bは、図示
しない給紙トレーから1枚毎に供給された印刷用紙Pを
挟持して搬送方向A(図中、矢印で示される)に搬送
し、印刷ヘッド10下方の印刷位置を通過させる。この
とき、主走査方向に往復動される印刷ヘッド10により
印刷用紙Pに印刷が行われる。排紙ローラ対12a、1
2bは、フィードローラ対11a、11bにより印刷位
置に搬送された印刷用紙Pを挟持して、フィードローラ
対11a、11bと略同速度で印刷用紙を搬送方向Aに
搬送し、図示しない排出スタッカに排出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シリアルプリンタでは、次のような解決すべき課題があ
った。図13(a)に示すように、印刷用紙Pがフィー
ドローラ対11a、11bおよび排紙ローラ対12a、
12bの両方に挟持されて搬送されているときには、こ
れらのローラ対の間の印刷用紙Pは、ほぼ撓みなく真っ
直ぐな状態で搬送されている。
【0006】これに対し、図13(b)に示すように、
印刷用紙Pは、排紙ローラ対12a、12bを通過する
と、その自重により印刷用紙Pの先端側から次第に下方
に曲がる。印刷用紙Pの後端がフィードローラ対11
a、11bを通過して、フィードローラ対11a、11
bにより挟持されなくなると、下方に曲がる印刷用紙P
の先端側に呼応して排紙ローラ対12a、12bの上流
側の印刷用紙Pの後端側が浮き上がるように湾曲する。
印刷用紙Pの後端側は、印刷ヘッド10に当接したまま
搬送されてしまう。このため、印刷ヘッド10のヘッド
面10aの汚れが印刷用紙Pの後端側に付着してしま
い、印刷用紙Pが汚れてしまうといった問題があった。
【0007】そこで、この発明は、印刷用紙の後端側が
浮き上がるように湾曲しても、印刷用紙の後端側が印刷
ヘッドのヘッド面に接触しないように印刷用紙の排紙動
作を制御することで、従来のように、印刷用紙の後端側
が浮き上がり、印刷ヘッドのヘッド面に接触して、印刷
用紙が汚れる現象を防止することができるプリンタを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るシリアルプリンタは、印刷ヘッドを主走査方向に往
復動させる直動機構と、印刷用紙の搬送路における印刷
ヘッドの上流側に設けられ、1枚毎に供給された印刷用
紙を挟持して、印刷用紙を所定の印刷位置に搬送するフ
ィードローラ対と、印刷用紙の搬送路における印刷ヘッ
ドの下流側に設けられ、フィードローラ対により前記印
刷位置に搬送された印刷用紙を挟持し、フィードローラ
対と同期して印刷用紙を排出する排紙ローラ対とを有す
る搬送機構と、直動機構および搬送機構の動作を制御す
る制御手段とを備え、制御手段は、印刷ヘッドによる印
刷用紙の頁内の印刷動作が終了したとき、搬送機構によ
る印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる搬送停止制
御手段と、搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作
が停止されたとき、直動機構により印刷ヘッドを印刷用
紙上外の待避位置に待避させる印刷ヘッド待避制御手段
と、印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッ
ドの待避動作が終了したとき、搬送停止制御手段により
一時的に停止された搬送機構の搬送動作を再開させる搬
送再開制御手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項2に記載の発明に係るシリアルプリ
ンタは、印刷ヘッドを主走査方向に往復動させる直動機
構と、印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの上流側に
設けられ、1枚毎に供給された印刷用紙を挟持して、印
刷用紙を所定の印刷位置に搬送するフィードローラ対
と、印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの下流側に設
けられ、フィードローラ対により前記印刷位置に搬送さ
れた印刷用紙を挟持し、フィードローラ対と同期して印
刷用紙を排出する排紙ローラ対とを有する搬送機構と、
印刷用紙の搬送路におけるフィードローラ対の上流側の
近傍に設けられ、搬送路を通過する印刷用紙の後端を検
出する検出センサと、直動機構および搬送機構の動作を
制御する制御手段とを備え、制御手段は、印刷ヘッドに
よる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了したとき、検出セ
ンサにより印刷用紙の後端が検出されていた場合、搬送
機構による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる第
1の搬送停止制御手段と、第1の搬送停止制御手段によ
り搬送機構の搬送動作が停止されたとき、直動機構によ
り印刷ヘッドを印刷用紙上外の待避位置に待避させる第
1の印刷ヘッド待避制御手段と、第1の印刷ヘッド待避
制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了
したとき、第1の搬送停止制御手段により一時的に停止
された搬送機構の搬送動作を再開させる第1の搬送再開
制御手段と、印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動
作が終了したとき、検出センサにより印刷用紙の後端が
検出されていない場合、直動機構により印刷ヘッドを印
刷用紙上外の待避位置に待避させる第2の印刷ヘッド待
避制御手段と、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直
動機構の印刷ヘッドの待避動作が開始された後、第2の
印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの
待避動作が終了する前に、検出センサにより印刷用紙の
後端が検出されたとき、搬送機構による印刷用紙の搬送
動作を一時的に停止させる第2の搬送停止制御手段と、
第2の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停
止された後、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動
機構の印刷ヘッドの待避動作が終了したとき、第2の搬
送停止制御手段により一時的に停止された搬送機構の搬
送動作を再開させる第2の搬送再開制御手段とを有する
ことを特徴とするものである。
【0010】請求項3に記載の発明に係るシリアルプリ
ンタは、印刷ヘッドを主走査方向に往復動させる直動機
構と、印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの上流側に
設けられ、1枚毎に供給された印刷用紙を挟持して、印
刷用紙を所定の印刷位置に搬送するフィードローラ対
と、印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの下流側に設
けられ、フィードローラ対により前記印刷位置に搬送さ
れた印刷用紙を挟持し、フィードローラ対と同期して印
刷用紙を排出する排紙ローラ対とを有する搬送機構と、
フィードローラ対を通過した印刷用紙の搬送量を検出す
る搬送量検出手段と、搬送量検出手段により検出された
印刷用紙の搬送量と印刷用紙の頁長とを比較し、印刷用
紙の搬送量が印刷用紙の頁長を超えたか否かを判定する
判定手段と、直動機構および搬送機構の動作を制御する
制御手段とを備え、制御手段は、印刷ヘッドによる印刷
用紙の頁内の印刷動作が終了したとき、搬送量検出手段
により検出される印刷用紙の搬送量が印刷用紙の頁長を
超えたと判定手段により判定されていた場合、搬送機構
による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる第1の
搬送停止制御手段と、第1の搬送停止制御手段により搬
送機構の搬送動作が停止されたとき、直動機構により印
刷ヘッドを印刷用紙上外の待避位置に待避させる第1の
印刷ヘッド待避制御手段と、第1の印刷ヘッド待避制御
手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了した
とき、第1の搬送停止制御手段により一時的に停止され
た搬送機構の搬送動作を再開させる第1の搬送再開制御
手段と、印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が
終了したとき、搬送量検出手段により検出される印刷用
紙の搬送量が印刷用紙の頁長を超えていないと判定手段
により判定されていた場合、直動機構により印刷ヘッド
を印刷用紙上外の待避位置に待避させる第2の印刷ヘッ
ド待避制御手段と、第2の印刷ヘッド待避制御手段によ
る直動機構の印刷ヘッドの待避動作が開始された後、第
2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッ
ドの待避動作が終了する前に、搬送量検出手段により検
出される印刷用紙の搬送量が印刷用紙の頁長を超えたと
判定手段により判定されたとき、搬送機構による印刷用
紙の搬送動作を一時的に停止させる第2の搬送停止制御
手段と、第2の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送
動作が停止された後、第2の印刷ヘッド待避制御手段に
よる直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了したとき、
第2の搬送停止制御手段により一時的に停止された搬送
機構の搬送動作を再開させる第2の搬送再開制御手段と
を有することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシリアルプリ
ンタの好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
以下には、インクジェットプリンタの例を説明する。
【0012】実施の形態1.図2は、この発明に係る実
施の形態1のインクジェットプリンタの概略構成図であ
る。図2に示すように、このインクジェットプリンタ
は、受信回路21、マイクロプロセッサ22、ROM2
3、RAM24、I/O制御回路25、印刷ヘッド制御
回路26、SPモータ制御回路27、LFモータ制御回
路28、印刷ヘッド10、SPモータ31、LFモータ
32および用紙検出センサ33を備える。
【0013】受信回路21には、このインクジェットプ
リンタに印刷データを送信する図示しないホスト装置が
接続されている。また、受信回路21は、マイクロプロ
セッサ22に接続されている。マイクロプロセッサ2
2、ROM23、RAM24およびI/O制御回路25
は、バス34を介して相互に接続されている。
【0014】また、I/O制御回路25は、印刷ヘッド
制御回路26、SPモータ制御回路27、LFモータ制
御回路28および用紙検出センサ33にそれぞれ接続さ
れている。さらに、印刷ヘッド制御回路26は、印刷ヘ
ッド10に接続されている。SPモータ制御回路27
は、SPモータ31に接続されている。LFモータ制御
回路28は、LFモータ32に接続されている。
【0015】ROM23には、この装置の制御プログラ
ムおよび制御データが記憶されている。このROM23
には、この発明に係る、印刷用紙の排紙動作を制御する
ための排紙制御プログラム23aが記憶されている。
【0016】受信回路21は、ホスト装置から送信され
た印刷データを受信する。マイクロプロセッサ22は、
マイクロプロセッサ22は、ROM23に記憶された制
御プログラムおよび制御データに基づいて、受信回路2
1により受信された印刷データを解析し、各部を制御す
る。
【0017】RAM24には、受信回路21により受信
され、マイクロプロセッサ22により解析された印刷デ
ータが記憶される。RAM24には、中間バッファ24
a、イメージバッファ24b等が設けられる。
【0018】中間バッファ24aには、頁単位で編集さ
れ、ラスタ形式に展開されたビットマップデータが記憶
される。イメージバッファ24bには、ラスタ形式から
変換されたカラム形式(印刷ヘッド10の図示しないノ
ズル配列に対応するデータ配列)のビットマップデータ
が記憶される。
【0019】イメージバッファ24bに記憶されたビッ
トマップデータは、印刷ヘッド10の1回のスペーシン
グ動作(主走査)に応じた単位でマイクロプロセッサ2
2により読み出される。
【0020】I/O制御回路25は、マイクロプロセッ
サ22により読み出されたビットマップデータを入力
し、印刷ヘッド制御回路26に出力するとともに、マイ
クロプロセッサ22の制御命令をSPモータ制御回路2
7およびLFモータ制御回路28にそれぞれ出力する。
また、I/O制御回路25は、用紙検出センサ33の検
出信号を入力し、マイクロプロセッサ22に出力する。
【0021】印刷ヘッド制御回路26は、I/O制御回
路25を介して入力されたビットマップデータに基づい
て印刷ヘッド10を駆動する。印刷ヘッド10は、複数
のノズルが配列されたヘッド面10a(図3)を有し、
印刷ヘッド制御回路26の駆動信号に従ってこれらのノ
ズルから印刷用紙にインクを吐出する。
【0022】SPモータ制御回路27は、SPモータ3
1を駆動して、印刷ヘッド10を主走査方向に往復動さ
せる。LFモータ制御回路28は、LFモータ32を駆
動して、図示しない給紙トレイに載置された印刷用紙を
1枚毎に吸入し、印刷用紙を所定の印刷位置に搬送する
とともに、印刷位置に搬送された印刷用紙を図示しない
排出スタッカに排出する。
【0023】用紙検出センサ33は、搬送路を通過する
印刷用紙の有無を検出する。この用紙検出センサ33の
検出信号に基づいて、印刷用紙の先端および後端等が検
知され、印刷用紙が頁単位に管理される。用紙検出セン
サ33は、例えば、図示しないレバーおよび光学式セン
サから構成される。
【0024】印刷用紙が無いときには、レバーの一端が
印刷用紙の搬送路より下方に位置する。このとき、レバ
ーの他端は、上方に位置して光学式センサの光路を妨
げ、オフ状態になる。また、印刷用紙が有る(印刷用紙
が用紙検出センサ33を通過する)ときには、印刷用紙
がレバーの一端を上方に押し上げる。このとき、レバー
の他端は、下方に位置して光学式センサの光路を開放
し、オン状態になる。
【0025】図3は、印刷ヘッドの近傍の断面図であ
る。また、図4は、印刷ヘッドの近傍の斜視図であり、
図4(a)は、装置前面側から視た場合の図、図4
(b)は装置背面側から視た場合の図である。
【0026】図3および図4中、矢印Aで示されるよう
に、印刷用紙Pは、装置背面側(図3中、右側)から供
給され、案内板13上を通り、装置前面側(図3中、左
側)に搬送される。印刷ヘッド10の上流側には、フィ
ードローラ対11a、11bが設けられ、印刷ヘッド1
0の下流側には、排紙ローラ対12a、12bが設けら
れている。フィードローラ対11a、11bの上流側に
は、図2に示された用紙検出センサ33が設けられてい
る。
【0027】なお、フィードローラ対11、a11bの
上流側には、図示しない給紙トレイに載置された印刷用
紙Pを1枚毎に分離供給する図示しない給紙ローラが設
けられている。また、図4においては、排紙ローラ対1
2a、12bが省略されている。
【0028】図3および図4に示すように、フィードロ
ーラ対11a、11bは、図示しない給紙ローラにより
1枚毎に供給された印刷用紙Pを挟持して、印刷用紙P
を印刷ヘッド10下方の印刷位置に搬送する。このと
き、主走査方向に往復動される印刷ヘッド10により印
刷用紙Pに印刷が行われる。排紙ローラ対12a、12
bは、フィードローラ対11a、11bにより印刷位置
に搬送された印刷用紙Pを挟持して、印刷用紙Pを図示
しない排出スタッカに排出する。
【0029】フィードローラ11aは、駆動ローラであ
り、フィードローラ11bは、従動ローラである。排紙
ローラ12aは、駆動ローラであり、排紙ローラ12b
は、排紙ローラである。図示しない給紙ローラ、フィー
ドローラ11aおよび排紙ローラ12aには、歯車等の
伝達機構を介してLFモータ32の駆動力が伝えられ
る。図示しない給紙ローラ、フィードローラ11aおよ
び排紙ローラ12aは、LFモータ32により互いに同
期を取って駆動され、略同じ速度で印刷用紙Pを搬送す
る。
【0030】印刷ヘッド10は、垂直方向に立設するフ
レーム14の両端の側面部14a、14bに支持された
案内バー15に沿って主走査方向に往復動される。フレ
ーム14には、印刷ヘッド10を主走査方向に往復動さ
せるための図示しない直動機構が設けられている。この
直動機構には、歯車等の伝達機構を介してSPモータ3
1の駆動力が伝えられる。
【0031】図1は、実施の形態1の排紙制御手段の構
成を示すブロック図である。図1に示される排紙制御手
段40は、図2に示されるROM23の排紙制御プログ
ラム23aを実行することにより、マイクロプロセッサ
22およびRAM24により構成される。
【0032】図1に示すように、排紙制御手段40は、
搬送停止制御手段41、ヘッド待避制御手段42および
搬送再開制御手段43を備える。搬送停止制御手段41
には、印刷ヘッド10による頁内の印刷動作が終了した
旨を示す印刷終了信号が入力される。搬送停止制御手段
41は、印刷終了信号が入力されたとき、LFモータ制
御回路28による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止さ
せる。
【0033】ヘッド待避制御手段42は、搬送停止制御
手段41によりLFモータ制御回路28の搬送動作が停
止されたとき、SPモータ制御回路27により印刷ヘッ
ド10を印刷用紙上外の待避位置に待避させる。
【0034】搬送再開制御手段43は、ヘッド待避制御
手段42によるSPモータ制御回路27の印刷ヘッド1
0の待避動作が終了したとき、搬送停止制御手段41に
より一時的に停止されたLFモータ制御回路28の搬送
動作を再開させる。
【0035】図5は、実施の形態1の排紙動作の説明図
である。図5(a)に示すように、印刷ヘッド10によ
る印刷用紙Pの頁内の印刷動作が終了すると、フィード
ローラ対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作
が一時的に停止される。印刷ヘッド10が図中、矢印B
方向に移動され、印刷用紙P上外の待避位置に待避され
る。そして、図5(b)に示すように、一時的に停止さ
れたフィードローラ対11a、11b等による印刷用紙
Pの搬送動作が再開される。
【0036】図6は、実施の形態1の排紙動作のフロー
チャートである。印刷ヘッド10による印刷用紙Pの頁
内の印刷動作が終了すると(ステップS1)、印刷ヘッ
ド10が印刷用紙P上にあるか否かが判定される(ステ
ップS2)。印刷ヘッド10が印刷用紙P上にない場合
には、そのまま印刷用紙Pの搬送が続行され、印刷用紙
Pが排出される(ステップS5)。
【0037】一方、ステップS2で、印刷ヘッド10が
印刷用紙P上にある場合には、搬送停止制御手段41に
より印刷用紙Pの搬送が一時的に停止され(ステップS
3)、ヘッド待避制御手段42により印刷ヘッド10が
待避位置に待避される(ステップS4)。そして、ステ
ップS5に進み、搬送再開制御手段43により一時的に
停止された印刷用紙Pの搬送が再開される。
【0038】このように、実施の形態1によれば、印刷
ヘッド10による印刷用紙Pの頁内の印刷動作が終了し
たとき、印刷ヘッド10が印刷用紙P上にある場合に
は、印刷用紙Pの搬送が一時的に停止され、印刷ヘッド
10が待避位置に待避した後、印刷用紙Pの搬送が再開
される。したがって、印刷ヘッド10のヘッド面10a
に接触することなく、印刷用紙Pを排紙することができ
るので、従来のような印刷用紙の汚れを防止することが
できる。
【0039】実施の形態2.実施の形態1では、印刷ヘ
ッド10による印刷用紙Pの頁内の印刷動作が終了した
とき、印刷用紙Pの搬送を一時的に停止していた。しか
しながら、印刷終了位置は、各頁のそれぞれに異なる。
印刷可能領域内の最終行で印刷が終了するものもあれ
ば、印刷可能領域内の途中で印刷が終了するものもあ
る。
【0040】印刷ヘッド10による頁内の印刷動作が印
刷可能領域内の途中で終了したときには、印刷用紙がフ
ィードローラ対11a、11bに挟持されている場合が
ある。印刷用紙がフィードローラ対11a、11bに挟
持されているときには、印刷用紙は、撓みなく搬送され
る。したがって、印刷ヘッド10による頁内の印刷動作
が終了した後、印刷用紙を搬送しても、印刷用紙がフィ
ードローラ対11a、11bに挟持されている間は、印
刷用紙が印刷ヘッド10のヘッド面10aに接触し、印
刷用紙が汚れることはない。
【0041】そこで、実施の形態2では、印刷用紙の後
端がフィードローラ対11a、11bを通過したかどう
かを、フィードローラ対11a、11bの上流側の近傍
に設けられた用紙検出センサ33により検出し、印刷用
紙の排紙動作を制御する。
【0042】実施の形態2のインクジェットプリンタ
は、図2に示された実施の形態1のインクジェットと同
様の構成であるが、ROM23に記憶された排紙制御プ
ログラムの内容が実施の形態1の排紙制御プログラム2
3aの内容と異なる。実施の形態2の排紙制御プログラ
ムを実行することにより、図7に示される排紙制御手段
50が構成される。
【0043】図7は、実施の形態2の排紙制御手段の構
成を示すブロック図である。図7に示すように、排紙制
御手段50は、搬送停止制御手段51、ヘッド待避制御
手段52および搬送再開制御手段53を備える。
【0044】搬送停止制御手段51およびヘッド待避制
御手段52のそれぞれには、印刷ヘッド10による頁内
の印刷動作が終了した旨を示す印刷終了信号および用紙
検出センサ33の検出信号(用紙有り、または、用紙無
し)が入力される。
【0045】搬送停止制御手段51は、印刷終了信号が
入力されたとき、用紙検出センサ33の検出信号が用紙
無しの状態にある場合、LFモータ制御回路28による
印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる(第1の搬送
停止制御手段)。
【0046】ヘッド待避制御手段52は、印刷終了信号
が入力されたとき、用紙検出センサ33の検出信号が用
紙無しの場合、搬送停止制御手段41によりLFモータ
制御回路28の搬送動作が停止された後、SPモータ制
御回路27により印刷ヘッド10を印刷用紙上外の待避
位置に待避させる(第1の印刷ヘッド待避制御手段)。
【0047】また、ヘッド待避制御手段52は、印刷ヘ
ッド10による頁内の印刷動作が終了したとき、用紙検
出センサ33の検出信号が用紙有りの場合、SPモータ
制御回路27により印刷ヘッド10を印刷用紙上外の待
避位置に待避させる、待避動作を開始する(第2の印刷
ヘッド待避制御手段)。
【0048】さらに、搬送停止制御手段51は、印刷終
了信号が入力されたとき、用紙検出センサ33の検出信
号が用紙有りの場合、ヘッド待避制御手段(第2の印刷
ヘッド待避制御手段)52による印刷ヘッド10の待避
動作が終了する前に、用紙検出センサ33の検出信号が
用紙有りから用紙無しに変化したとき、LFモータ制御
回路28による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させ
る(第2の搬送停止制御手段)。
【0049】搬送再開制御手段53は、ヘッド待避制御
手段52によるSPモータ制御回路27の印刷ヘッド1
0の待避動作が終了したとき、搬送停止制御手段51に
より一時的に停止されたLFモータ制御回路28の搬送
動作を再開させる(第1の搬送再開制御手段および第2
の搬送再開制御手段)。
【0050】図8は、実施の形態2の排紙動作の説明図
である。印刷ヘッド10による印刷用紙Pの頁内の印刷
動作が終了したとき、用紙検出センサ33の検出信号が
用紙無しの場合には、実施の形態2の排紙動作は、実施
の形態1の排紙動作と同様であるため、ここでは、印刷
ヘッド10による印刷用紙Pの頁内の印刷動作が終了し
たとき、用紙検出センサ33の検出信号が用紙有りの場
合の排紙動作を説明する。
【0051】図8(a)に示すように、印刷ヘッド10
による印刷用紙Pの頁内の印刷動作が終了すると、印刷
ヘッド10の待避動作が開始され、印刷ヘッド10が図
中、矢印B方向に移動される。フィードローラ対11
a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作は、そのまま
続けられる。
【0052】図8(b)に示すように、印刷ヘッド10
の待避動作が終了する前に、フィードローラ対11a、
11b等により搬送される印刷用紙Pの後端が用紙検出
センサ33により検出され、用紙検出センサ33の検出
信号が用紙有りから用紙無しに変化すると、フィードロ
ーラ対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作が
一時的に停止される。
【0053】なお、印刷ヘッド10の待避動作が終了し
た後に、用紙検出センサ33の検出信号が用紙有りから
用紙無しに変化したときには、印刷用紙Pが印刷ヘッド
10のヘッド面10aに接触することがないので、フィ
ードローラ対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送
動作は、そのまま続けられる。
【0054】そして、図8(c)に示すように、印刷ヘ
ッド10の待避動作が終了すると、一時的に停止された
フィードローラ対11a、11b等による印刷用紙Pの
搬送動作が再開される。
【0055】図9は、実施の形態2の排紙動作のフロー
チャートである。印刷ヘッド10による印刷用紙Pの頁
内の印刷動作が終了すると(ステップS11)、印刷ヘ
ッド10が印刷用紙P上にあるか否かが判定される(ス
テップS12)。印刷ヘッド10が印刷用紙P上にない
場合には、ステップS16に進み、そのまま印刷用紙P
の搬送が続行され、印刷用紙Pが排出される。
【0056】一方、ステップS12で、印刷ヘッド10
が印刷用紙P上にある場合には、用紙検出センサ33の
検出信号が参照される(ステップS13)。用紙検出セ
ンサ33の検出信号が用紙無しの場合には(ステップS
13、YES)、既に印刷用紙Pの後端がフィードロー
ラ対11a、11bを通過しているので、搬送停止制御
手段51により印刷用紙Pの搬送が一時的に停止され
(ステップS14)、ヘッド待避制御手段52により印
刷ヘッド10が待避位置に待避される(ステップS1
5)。そして、ステップS16に進み、搬送再開制御手
段53により一時的に停止された印刷用紙Pの搬送が再
開される。
【0057】一方、ステップS13で、用紙検出センサ
33の検出信号が用紙有りの場合には(ステップS1
3、NO)、印刷用紙Pがフィードローラ対11a、1
1bに挟持されて搬送されているので、フィードローラ
対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作が続け
られ(ステップS17)、同時に、ヘッド待避制御手段
52により印刷ヘッド10の待避動作が開始される(ス
テップS18)。
【0058】次いで、用紙検出センサ33の検出信号が
参照される(ステップS19)。用紙検出センサ33の
検出信号が用紙有りの場合には(ステップS19、N
O)、ヘッド待避制御手段52による印刷ヘッド10の
待避動作が終了したか否かが判定され(ステップS2
0)、印刷ヘッド10の待避動作が終了していないとき
には、ステップS19に戻る。
【0059】一方、ステップS20で、印刷ヘッド10
の待避動作が終了したときには、フィードローラ対11
a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作が続けられ、
印刷用紙Pが排出される。
【0060】一方、ステップS19で、用紙検出センサ
33の検出信号が用紙有りから用紙無しに変化したとき
には、印刷用紙Pの後端がフィードローラ対11a、1
1bを通過したので、搬送停止制御手段51により印刷
用紙Pの搬送が一時的に停止される(ステップS2
1)。そして、ヘッド待避制御手段52により印刷ヘッ
ド10の待避動作が終了すると(ステップS22)、搬
送再開制御手段53により、印刷用紙Pの搬送が再開さ
れ、印刷用紙Pが排出される(ステップS23)。
【0061】このように、実施の形態2によれば、用紙
検出センサ33により印刷用紙Pの後端が検出されるま
で、すなわち、印刷用紙Pがフィードローラ対11a、
11bを通過するまでは、印刷ヘッド10による印刷動
作が終了しても、続けて印刷用紙Pを搬送することがで
きる。したがって、印刷スループットを向上させること
ができる。
【0062】実施の形態3.印刷用紙の頁長を管理する
プリンタにおいては、印刷用紙の全改行量(特許請求の
範囲における搬送量)を検出することで印刷用紙がその
搬送路上のどの位置にあるかを検出することができる。
全改行量は、印刷用紙吸入時における頭出し量(吸入
量)と、その後の改行量とを累積することで得られる。
【0063】頭出し量は、印刷用紙の先端から印刷開始
位置までのオフセット量である。前述の印刷終了位置と
同様に、印刷開始位置は、各頁のそれぞれに異なる。印
刷可能領域内の先頭行から印刷が開始されるものもあれ
ば、印刷可能領域内の途中から印刷が開始されるものも
ある。
【0064】実施の形態3は、印刷用紙の全改行量を計
数することにより、印刷用紙の後端がフィードローラ対
11a、11bを通過する時点を検出し、実施の形態2
と同様に、印刷スループットを向上させる排紙制御を行
う。
【0065】実施の形態3のインクジェットプリンタ
は、実施の形態2のインクジェットプリンタと同様の構
成であるが、図2に示されるROM23に記憶された排
紙制御プログラムの内容が実施の形態2の排紙制御プロ
グラムの内容と異なる。実施の形態3の排紙制御プログ
ラムを実行することにより、図10に示される排紙制御
手段50、搬送量検出手段61および搬送量判定手段6
2が構成される。
【0066】図10は、実施の形態3の排紙制御手段の
構成を示すブロック図である。また、図11は、印刷用
紙の全改行量の説明図である。図10に示される排紙制
御手段50は、図7に示される実施の形態2の排紙制御
手段50と同様の構成である。ただし、実施の形態3の
排紙制御手段50には、用紙検出センサ33の検出信号
の代わりに、搬送量判定手段62の判定信号が入力され
る。
【0067】搬送量検出手段61は、印刷用紙Pがフィ
ードローラ対11a、11bを通過してからの全改行量
を計数する。図11に示すように、頭出し量をh0と
し、その改行量をf1、f2、・・・、f6とすると、
全改行量Fは、 F=h0+f1+・・・+f6 となる。
【0068】搬送量判定手段62は、搬送量検出手段6
1により計数された印刷用紙Pの全改行量Fと印刷用紙
Pの頁長Lとを比較し、全改行量Fが頁長Lを超えたか
否かを判定する。搬送量判定手段62の判定信号は、全
改行量Fが頁長Lを超えないときには、印刷用紙Pの後
端がフィードローラ対11a、11bを通過していない
ことを意味する状態になり、全改行量Fが頁長Lを超え
たときには、印刷用紙Pの後端がフィードローラ対11
a、11bを通過したことを意味する状態になる。
【0069】印刷用紙Pの頭出し(吸入)および改行
は、ホスト装置から受信した印刷データに含まれる吸入
指定コマンドおよび改行指定コマンドに基づいて実行さ
れる。これらのコマンドが実行されるタイミングと、印
刷用紙Pがフィードローラ対11a、11bを通過する
タイミングとは必ずしも一致しない。吸入指定コマンド
が実行されたときの印刷用紙Pの先端は、フィードロー
ラ対11a、11bの位置にあるとは限らない。
【0070】このため、実際には、頭出し量h0に対
し、吸入指定コマンドに基づく印刷用紙Pの吸入動作が
実行された後の印刷用紙Pの先端位置とフィードローラ
対11a、11bの位置との距離の差に相当する搬送量
f0が増減される。また、頭出し量h0に対し搬送量f
0を増減しない代わりに、搬送量判定手段62により比
較される頁長Lに対し搬送量f0をあらかじめ増減して
おくようにしてもよい。
【0071】なお、全改行量の計数を開始するタイミン
グは、これに限るものではなく、例えば、フィードロー
ラ対11a、11bの上流側の近傍に設けられた用紙検
出センサ33により印刷用紙Pの先端が検出されたと
き、全改行量Fの計数を開始してもよい。この場合、搬
送量f0を考慮する必要がない。
【0072】図12は、実施の形態3の排紙動作のフロ
ーチャートである。LFモータ32により吸入動作が実
行されると、搬送量検出手段61により印刷用紙Pの全
改行量Fの計数が開始され、全改行量F=0に、頭出し
量(吸入量)h0が加算される(ステップS31)。
【0073】次いで、LFモータ32により改行が行わ
れる毎に(ステップS32)、搬送量検出手段61によ
り全改行量Fに、該当する改行量f1、f2、・・・が
加算されていく(ステップS33)。なお、全改行量F
=0に、頭出し量(吸入量)h0が加算された後、LF
モータ32により改行が行われない場合には、ステップ
S34に進む。
【0074】ステップS34において、印刷ヘッド10
による頁内の印刷動作が終了したか否かが判定される。
ステップS34で、印刷ヘッド10による頁内の印刷動
作が終了しないと判定されたときには、ステップS32
に戻る。一方、ステップS34で、印刷ヘッド10によ
る頁内の印刷動作が終了したと判定されたときには、搬
送量検出手段61により計数された印刷用紙Pの全改行
量Fと印刷用紙Pの頁長Lとが搬送量判定手段62によ
り比較される(ステップS35)。
【0075】ステップS35で、搬送量判定手段62に
より全改行量Fが頁長Lを超えたと判定された場合には
(ステップS35、YES)、既に印刷用紙Pの後端が
フィードローラ対11a、11bを通過しているので、
搬送停止制御手段51により印刷用紙Pの搬送が一時的
に停止され(ステップS36)、ヘッド待避制御手段5
2により印刷ヘッド10が待避位置に待避される(ステ
ップS37)。そして、搬送再開制御手段53により一
時的に停止された印刷用紙Pの搬送が再開される(ステ
ップS38)。
【0076】一方、ステップS35で、搬送量判定手段
62により全改行量Fが頁長Lを超えないと判定された
場合には(ステップS35、NO)、印刷用紙Pがフィ
ードローラ対11a、11bに挟持されて搬送されてい
るので、フィードローラ対11a、11b等による印刷
用紙Pの搬送動作が続けられ(ステップS39)、同時
に、ヘッド待避制御手段52により印刷ヘッド10の待
避動作が開始される(ステップS40)。
【0077】次いで、LFモータ32により改行が行わ
れ(ステップS41)、搬送量検出手段61により全改
行量Fに、該当する改行量が加算されると(ステップS
42)、搬送量検出手段61により計数された印刷用紙
Pの全改行量Fと印刷用紙Pの頁長Lとが搬送量判定手
段62により比較される(ステップS43)。
【0078】ステップS43で、搬送量判定手段62に
より全改行量Fが頁長Lを超えないと判定された場合に
は、ヘッド待避制御手段52による印刷ヘッド10の待
避動作が終了したか否かが判定され(ステップS4
4)、印刷ヘッド10の待避動作が終了していないとき
には、ステップS41に戻る。
【0079】一方、ステップS43で、印刷ヘッド10
の待避動作が終了したときには、フィードローラ対11
a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作が続けられ、
印刷用紙Pが排出される。
【0080】一方、ステップS43で、搬送量判定手段
62により全改行量Fが頁長Lを超えたと判定された場
合には、印刷用紙Pの後端がフィードローラ対11a、
11bを通過したので、搬送停止制御手段51により印
刷用紙Pの搬送が一時的に停止される(ステップS4
5)。そして、ヘッド待避制御手段52による印刷ヘッ
ド10の待避動作が終了すると(ステップS46)、搬
送再開制御手段53により、印刷用紙Pの搬送が再開さ
れ、印刷用紙Pが排出される(ステップS47)。
【0081】このように、実施の形態3によれば、搬送
量検出手段61により検出される全改行量Fが頁長Lを
超えたと搬送量判定手段62により判定されるまで、す
なわち、印刷用紙Pの後端がフィードローラ対11a、
11bを通過するまでは、印刷ヘッド10による印刷動
作が終了しても、続けて印刷用紙Pを搬送することがで
きる。したがって、実施の形態2と同様に、印刷スルー
プットを向上させることができる。
【0082】
【発明の効果】この発明によれば、印刷ヘッドのヘッド
面に印刷用紙が接触しないように、印刷用紙を排紙する
ことができるので、従来のように、印刷用紙の後端側が
浮き上がり、印刷ヘッドのヘッド面に接触して、印刷用
紙が汚れる現象を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る実施の形態1の排紙制御手段
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明に係る実施の形態1のインクジェッ
トプリンタの概略構成図である。
【図3】 印刷ヘッドの近傍の断面図である。
【図4】 印刷ヘッドの近傍の斜視図であり、図4
(a)は、装置前面側から視た場合の図、図4(b)は
装置背面側から視た場合の図である。
【図5】 実施の形態1の排紙動作の説明図である。
【図6】 実施の形態1の排紙動作のフローチャートで
ある。
【図7】 この発明に係る実施の形態2の排紙制御手段
の構成を示すブロック図である。
【図8】 実施の形態2の排紙動作の説明図である。
【図9】 実施の形態2の排紙動作のフローチャートで
ある。
【図10】 この発明に係る実施の形態3の排紙制御手
段の構成を示すブロック図である。
【図11】 印刷用紙の全改行量の説明図である。
【図12】 実施の形態3の排紙動作のフローチャート
である。
【図13】 従来のシリアルプリンタの排紙動作の説明
図である。
【符号の説明】
10 印刷ヘッド 11a、11b フィードローラ 12a、12b 排紙ローラ 21 受信回路 22 マイクロプロセッサ 23 ROM 23a 排紙制御プログラム 24 RAM 25 I/O制御回路 26 印刷ヘッド制御回路 27 SPモータ制御回路 28 LFモータ制御回路 31 SPモータ 32 LFモータ 33 用紙検出センサ 40、50 排紙制御手段 41、51 搬送停止制御手段 42、52 ヘッド待避制御手段 43、53 搬送再開制御手段 61 搬送量検出手段 62 搬送量判定手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2C059 AA22 AA26 AA29 AA55 AB01 2C061 AQ01 AQ04 AQ05 HH01 HJ01 HJ02 HK11 HK23 HN02 HN15 HN22 2C480 CA01 CA02 CA15 CA40 CA41 EB09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷ヘッドを主走査方向に往復動させる
    直動機構と、 印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの上流側に設けら
    れ、1枚毎に供給された印刷用紙を挟持して、印刷用紙
    を所定の印刷位置に搬送するフィードローラ対と、印刷
    用紙の搬送路における印刷ヘッドの下流側に設けられ、
    フィードローラ対により前記印刷位置に搬送された印刷
    用紙を挟持し、フィードローラ対と同期して印刷用紙を
    排出する排紙ローラ対とを有する搬送機構と、 直動機構および搬送機構の動作を制御する制御手段とを
    備え、 制御手段は、 印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了した
    とき、搬送機構による印刷用紙の搬送動作を一時的に停
    止させる搬送停止制御手段と、 搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停止され
    たとき、直動機構により印刷ヘッドを印刷用紙上外の待
    避位置に待避させる印刷ヘッド待避制御手段と、 印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの
    待避動作が終了したとき、搬送停止制御手段により一時
    的に停止された搬送機構の搬送動作を再開させる搬送再
    開制御手段とを有することを特徴とするシリアルプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 印刷ヘッドを主走査方向に往復動させる
    直動機構と、 印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの上流側に設けら
    れ、1枚毎に供給された印刷用紙を挟持して、印刷用紙
    を所定の印刷位置に搬送するフィードローラ対と、印刷
    用紙の搬送路における印刷ヘッドの下流側に設けられ、
    フィードローラ対により前記印刷位置に搬送された印刷
    用紙を挟持し、フィードローラ対と同期して印刷用紙を
    排出する排紙ローラ対とを有する搬送機構と、 印刷用紙の搬送路におけるフィードローラ対の上流側の
    近傍に設けられ、搬送路を通過する印刷用紙の後端を検
    出する検出センサと、 直動機構および搬送機構の動作を制御する制御手段とを
    備え、 制御手段は、 印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了した
    とき、検出センサにより印刷用紙の後端が検出されてい
    た場合、搬送機構による印刷用紙の搬送動作を一時的に
    停止させる第1の搬送停止制御手段と、 第1の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停
    止されたとき、直動機構により印刷ヘッドを印刷用紙上
    外の待避位置に待避させる第1の印刷ヘッド待避制御手
    段と、 第1の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘ
    ッドの待避動作が終了したとき、第1の搬送停止制御手
    段により一時的に停止された搬送機構の搬送動作を再開
    させる第1の搬送再開制御手段と、 印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了した
    とき、検出センサにより印刷用紙の後端が検出されてい
    ない場合、直動機構により印刷ヘッドを印刷用紙上外の
    待避位置に待避させる第2の印刷ヘッド待避制御手段
    と、 第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘ
    ッドの待避動作が開始された後、第2の印刷ヘッド待避
    制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了
    する前に、検出センサにより印刷用紙の後端が検出され
    たとき、搬送機構による印刷用紙の搬送動作を一時的に
    停止させる第2の搬送停止制御手段と、 第2の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停
    止された後、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動
    機構の印刷ヘッドの待避動作が終了したとき、第2の搬
    送停止制御手段により一時的に停止された搬送機構の搬
    送動作を再開させる第2の搬送再開制御手段とを有する
    ことを特徴とするシリアルプリンタ。
  3. 【請求項3】 印刷ヘッドを主走査方向に往復動させる
    直動機構と、 印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの上流側に設けら
    れ、1枚毎に供給された印刷用紙を挟持して、印刷用紙
    を所定の印刷位置に搬送するフィードローラ対と、印刷
    用紙の搬送路における印刷ヘッドの下流側に設けられ、
    フィードローラ対により前記印刷位置に搬送された印刷
    用紙を挟持し、フィードローラ対と同期して印刷用紙を
    排出する排紙ローラ対とを有する搬送機構と、 フィードローラ対を通過した印刷用紙の搬送量を検出す
    る搬送量検出手段と、 搬送量検出手段により検出された印刷用紙の搬送量と印
    刷用紙の頁長とを比較し、印刷用紙の搬送量が印刷用紙
    の頁長を超えたか否かを判定する判定手段と、 直動機構および搬送機構の動作を制御する制御手段とを
    備え、 制御手段は、 印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了した
    とき、搬送量検出手段により検出される印刷用紙の搬送
    量が印刷用紙の頁長を超えたと判定手段により判定され
    ていた場合、搬送機構による印刷用紙の搬送動作を一時
    的に停止させる第1の搬送停止制御手段と、 第1の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停
    止されたとき、直動機構により印刷ヘッドを印刷用紙上
    外の待避位置に待避させる第1の印刷ヘッド待避制御手
    段と、 第1の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘ
    ッドの待避動作が終了したとき、第1の搬送停止制御手
    段により一時的に停止された搬送機構の搬送動作を再開
    させる第1の搬送再開制御手段と、 印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了した
    とき、搬送量検出手段により検出される印刷用紙の搬送
    量が印刷用紙の頁長を超えていないと判定手段により判
    定されていた場合、直動機構により印刷ヘッドを印刷用
    紙上外の待避位置に待避させる第2の印刷ヘッド待避制
    御手段と、 第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘ
    ッドの待避動作が開始された後、第2の印刷ヘッド待避
    制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了
    する前に、搬送量検出手段により検出される印刷用紙の
    搬送量が印刷用紙の頁長を超えたと判定手段により判定
    されたとき、搬送機構による印刷用紙の搬送動作を一時
    的に停止させる第2の搬送停止制御手段と、 第2の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停
    止された後、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動
    機構の印刷ヘッドの待避動作が終了したとき、第2の搬
    送停止制御手段により一時的に停止された搬送機構の搬
    送動作を再開させる第2の搬送再開制御手段とを有する
    ことを特徴とするシリアルプリンタ。
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