JP3938271B2 - シリアルプリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドットインパクトプリンタ、インクジェットプリンタ、サーマルプリンタのように、印刷ヘッドを主走査方向に往復動させて印刷を行うシリアルプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷ヘッドを主走査方向に往復動させて印刷を行うプリンタでは、頁単位の印刷が終了すると、印刷ヘッドが主走査方向における何れの位置にあっても、直ちに印刷用紙の排出が行われていた。
【0003】
図13は、従来のシリアルプリンタの排紙動作の説明図である。
図13に示すように、印刷用紙Pの搬送路における印刷ヘッド10の上流側(図中、右側)には、フィードローラ対11a、11bが設けられ、印刷用紙Pの搬送路における印刷ヘッド10の下流側(図中、左側)には、排紙ローラ対12a、12bが設けられている。
【0004】
フィードローラ対11a、11bは、図示しない給紙トレーから1枚毎に供給された印刷用紙Pを挟持して搬送方向A(図中、矢印で示される)に搬送し、印刷ヘッド10下方の印刷位置を通過させる。このとき、主走査方向に往復動される印刷ヘッド10により印刷用紙Pに印刷が行われる。排紙ローラ対12a、12bは、フィードローラ対11a、11bにより印刷位置に搬送された印刷用紙Pを挟持して、フィードローラ対11a、11bと略同速度で印刷用紙を搬送方向Aに搬送し、図示しない排出スタッカに排出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシリアルプリンタでは、次のような解決すべき課題があった。
図13(a)に示すように、印刷用紙Pがフィードローラ対11a、11bおよび排紙ローラ対12a、12bの両方に挟持されて搬送されているときには、これらのローラ対の間の印刷用紙Pは、ほぼ撓みなく真っ直ぐな状態で搬送されている。
【0006】
これに対し、図13(b)に示すように、印刷用紙Pは、排紙ローラ対12a、12bを通過すると、その自重により印刷用紙Pの先端側から次第に下方に曲がる。印刷用紙Pの後端がフィードローラ対11a、11bを通過して、フィードローラ対11a、11bにより挟持されなくなると、下方に曲がる印刷用紙Pの先端側に呼応して排紙ローラ対12a、12bの上流側の印刷用紙Pの後端側が浮き上がるように湾曲する。印刷用紙Pの後端側は、印刷ヘッド10に当接したまま搬送されてしまう。このため、印刷ヘッド10のヘッド面10aの汚れが印刷用紙Pの後端側に付着してしまい、印刷用紙Pが汚れてしまうといった問題があった。
【0007】
そこで、この発明は、印刷用紙の後端側が浮き上がるように湾曲しても、印刷用紙の後端側が印刷ヘッドのヘッド面に接触しないように印刷用紙の排紙動作を制御することで、従来のように、印刷用紙の後端側が浮き上がり、印刷ヘッドのヘッド面に接触して、印刷用紙が汚れる現象を防止することができるプリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明に係るシリアルプリンタは、印刷ヘッドを主走査方向に往復動させる直動機構と、印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの上流側に設けられ、印刷用紙を挟持して搬送するフィードローラ対と、印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの下流側に設けられ、フィードローラ対により搬送された印刷用紙を挟持し、印刷用紙を排出する排紙ローラ対とを有する搬送機構と、印刷用紙の搬送路におけるフィードローラ対の上流側の近傍に設けられ、搬送路を通過する印刷用紙の後端を検出する検出センサと、直動機構および搬送機構の動作を制御する制御手段とを備え、制御手段は、印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了したとき、検出センサにより印刷用紙の後端が検出されていた場合、搬送機構による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる第1の搬送停止制御手段と、第1の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停止されたとき、直動機構により印刷ヘッドを印刷用紙上外の待避位置に待避させる第1の印刷ヘッド待避制御手段と、第1の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了したとき、第1の搬送停止制御手段により一時的に停止された搬送機構の搬送動作を再開させる第1の搬送再開制御手段と、印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了したとき、検出センサにより印刷用紙の後端が検出されていない場合、直動機構により印刷ヘッドを印刷用紙上外の待避位置に待避させる第2の印刷ヘッド待避制御手段と、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が開始された後、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了する前に、検出センサにより印刷用紙の後端が検出されたとき、搬送機構による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる第2の搬送停止制御手段と、第2の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停止された後、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了したとき、第2の搬送停止制御手段により一時的に停止された搬送機構の搬送動作を再開させる第2の搬送再開制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0010】
請求項2に記載の発明に係るシリアルプリンタは、印刷ヘッドを主走査方向に往復動させる直動機構と、印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの上流側に設けられ、印刷用紙を挟持して搬送するフィードローラ対と、印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの下流側に設けられ、フィードローラ対により搬送された印刷用紙を挟持し、印刷用紙を排出する排紙ローラ対とを有する搬送機構と、フィードローラ対を通過した印刷用紙の搬送量を検出する搬送量検出手段と、搬送量検出手段により検出された印刷用紙の搬送量と印刷用紙の頁長とを比較し、印刷用紙の搬送量が印刷用紙の頁長を超えたか否かを判定する判定手段と、直動機構および搬送機構の動作を制御する制御手段とを備え、制御手段は、印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了したとき、搬送量検出手段により検出される印刷用紙の搬送量が印刷用紙の頁長を超えたと判定手段により判定されていた場合、搬送機構による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる第1の搬送停止制御手段と、第1の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停止されたとき、直動機構により印刷ヘッドを印刷用紙上外の待避位置に待避させる第1の印刷ヘッド待避制御手段と、第1の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了したとき、第1の搬送停止制御手段により一時的に停止された搬送機構の搬送動作を再開させる第1の搬送再開制御手段と、印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了したとき、搬送量検出手段により検出される印刷用紙の搬送量が印刷用紙の頁長を超えていないと判定手段により判定されていた場合、直動機構により印刷ヘッドを印刷用紙上外の待避位置に待避させる第2の印刷ヘッド待避制御手段と、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が開始された後、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了する前に、搬送量検出手段により検出される印刷用紙の搬送量が印刷用紙の頁長を超えたと判定手段により判定されたとき、搬送機構による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる第2の搬送停止制御手段と、第2の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停止された後、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了したとき、第2の搬送停止制御手段により一時的に停止された搬送機構の搬送動作を再開させる第2の搬送再開制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るシリアルプリンタの好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。以下には、インクジェットプリンタの例を説明する。
【0012】
実施の形態1.
図2は、この発明に係る実施の形態1のインクジェットプリンタの概略構成図である。
図2に示すように、このインクジェットプリンタは、受信回路21、マイクロプロセッサ22、ROM23、RAM24、I/O制御回路25、印刷ヘッド制御回路26、SPモータ制御回路27、LFモータ制御回路28、印刷ヘッド10、SPモータ31、LFモータ32および用紙検出センサ33を備える。
【0013】
受信回路21には、このインクジェットプリンタに印刷データを送信する図示しないホスト装置が接続されている。また、受信回路21は、マイクロプロセッサ22に接続されている。マイクロプロセッサ22、ROM23、RAM24およびI/O制御回路25は、バス34を介して相互に接続されている。
【0014】
また、I/O制御回路25は、印刷ヘッド制御回路26、SPモータ制御回路27、LFモータ制御回路28および用紙検出センサ33にそれぞれ接続されている。さらに、印刷ヘッド制御回路26は、印刷ヘッド10に接続されている。SPモータ制御回路27は、SPモータ31に接続されている。LFモータ制御回路28は、LFモータ32に接続されている。
【0015】
ROM23には、この装置の制御プログラムおよび制御データが記憶されている。このROM23には、この発明に係る、印刷用紙の排紙動作を制御するための排紙制御プログラム23aが記憶されている。
【0016】
受信回路21は、ホスト装置から送信された印刷データを受信する。マイクロプロセッサ22は、マイクロプロセッサ22は、ROM23に記憶された制御プログラムおよび制御データに基づいて、受信回路21により受信された印刷データを解析し、各部を制御する。
【0017】
RAM24には、受信回路21により受信され、マイクロプロセッサ22により解析された印刷データが記憶される。RAM24には、中間バッファ24a、イメージバッファ24b等が設けられる。
【0018】
中間バッファ24aには、頁単位で編集され、ラスタ形式に展開されたビットマップデータが記憶される。イメージバッファ24bには、ラスタ形式から変換されたカラム形式(印刷ヘッド10の図示しないノズル配列に対応するデータ配列)のビットマップデータが記憶される。
【0019】
イメージバッファ24bに記憶されたビットマップデータは、印刷ヘッド10の1回のスペーシング動作(主走査)に応じた単位でマイクロプロセッサ22により読み出される。
【0020】
I/O制御回路25は、マイクロプロセッサ22により読み出されたビットマップデータを入力し、印刷ヘッド制御回路26に出力するとともに、マイクロプロセッサ22の制御命令をSPモータ制御回路27およびLFモータ制御回路28にそれぞれ出力する。また、I/O制御回路25は、用紙検出センサ33の検出信号を入力し、マイクロプロセッサ22に出力する。
【0021】
印刷ヘッド制御回路26は、I/O制御回路25を介して入力されたビットマップデータに基づいて印刷ヘッド10を駆動する。印刷ヘッド10は、複数のノズルが配列されたヘッド面10a(図3)を有し、印刷ヘッド制御回路26の駆動信号に従ってこれらのノズルから印刷用紙にインクを吐出する。
【0022】
SPモータ制御回路27は、SPモータ31を駆動して、印刷ヘッド10を主走査方向に往復動させる。LFモータ制御回路28は、LFモータ32を駆動して、図示しない給紙トレイに載置された印刷用紙を1枚毎に吸入し、印刷用紙を所定の印刷位置に搬送するとともに、印刷位置に搬送された印刷用紙を図示しない排出スタッカに排出する。
【0023】
用紙検出センサ33は、搬送路を通過する印刷用紙の有無を検出する。この用紙検出センサ33の検出信号に基づいて、印刷用紙の先端および後端等が検知され、印刷用紙が頁単位に管理される。用紙検出センサ33は、例えば、図示しないレバーおよび光学式センサから構成される。
【0024】
印刷用紙が無いときには、レバーの一端が印刷用紙の搬送路より下方に位置する。このとき、レバーの他端は、上方に位置して光学式センサの光路を妨げ、オフ状態になる。また、印刷用紙が有る(印刷用紙が用紙検出センサ33を通過する)ときには、印刷用紙がレバーの一端を上方に押し上げる。このとき、レバーの他端は、下方に位置して光学式センサの光路を開放し、オン状態になる。
【0025】
図3は、印刷ヘッドの近傍の断面図である。また、図4は、印刷ヘッドの近傍の斜視図であり、図4(a)は、装置前面側から視た場合の図、図4(b)は装置背面側から視た場合の図である。
【0026】
図3および図4中、矢印Aで示されるように、印刷用紙Pは、装置背面側(図3中、右側)から供給され、案内板13上を通り、装置前面側(図3中、左側)に搬送される。印刷ヘッド10の上流側には、フィードローラ対11a、11bが設けられ、印刷ヘッド10の下流側には、排紙ローラ対12a、12bが設けられている。フィードローラ対11a、11bの上流側には、図2に示された用紙検出センサ33が設けられている。
【0027】
なお、フィードローラ対11、a11bの上流側には、図示しない給紙トレイに載置された印刷用紙Pを1枚毎に分離供給する図示しない給紙ローラが設けられている。また、図4においては、排紙ローラ対12a、12bが省略されている。
【0028】
図3および図4に示すように、フィードローラ対11a、11bは、図示しない給紙ローラにより1枚毎に供給された印刷用紙Pを挟持して、印刷用紙Pを印刷ヘッド10下方の印刷位置に搬送する。このとき、主走査方向に往復動される印刷ヘッド10により印刷用紙Pに印刷が行われる。排紙ローラ対12a、12bは、フィードローラ対11a、11bにより印刷位置に搬送された印刷用紙Pを挟持して、印刷用紙Pを図示しない排出スタッカに排出する。
【0029】
フィードローラ11aは、駆動ローラであり、フィードローラ11bは、従動ローラである。排紙ローラ12aは、駆動ローラであり、排紙ローラ12bは、排紙ローラである。図示しない給紙ローラ、フィードローラ11aおよび排紙ローラ12aには、歯車等の伝達機構を介してLFモータ32の駆動力が伝えられる。図示しない給紙ローラ、フィードローラ11aおよび排紙ローラ12aは、LFモータ32により互いに同期を取って駆動され、略同じ速度で印刷用紙Pを搬送する。
【0030】
印刷ヘッド10は、垂直方向に立設するフレーム14の両端の側面部14a、14bに支持された案内バー15に沿って主走査方向に往復動される。フレーム14には、印刷ヘッド10を主走査方向に往復動させるための図示しない直動機構が設けられている。この直動機構には、歯車等の伝達機構を介してSPモータ31の駆動力が伝えられる。
【0031】
図1は、実施の形態1の排紙制御手段の構成を示すブロック図である。
図1に示される排紙制御手段40は、図2に示されるROM23の排紙制御プログラム23aを実行することにより、マイクロプロセッサ22およびRAM24により構成される。
【0032】
図1に示すように、排紙制御手段40は、搬送停止制御手段41、ヘッド待避制御手段42および搬送再開制御手段43を備える。
搬送停止制御手段41には、印刷ヘッド10による頁内の印刷動作が終了した旨を示す印刷終了信号が入力される。搬送停止制御手段41は、印刷終了信号が入力されたとき、LFモータ制御回路28による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる。
【0033】
ヘッド待避制御手段42は、搬送停止制御手段41によりLFモータ制御回路28の搬送動作が停止されたとき、SPモータ制御回路27により印刷ヘッド10を印刷用紙上外の待避位置に待避させる。
【0034】
搬送再開制御手段43は、ヘッド待避制御手段42によるSPモータ制御回路27の印刷ヘッド10の待避動作が終了したとき、搬送停止制御手段41により一時的に停止されたLFモータ制御回路28の搬送動作を再開させる。
【0035】
図5は、実施の形態1の排紙動作の説明図である。
図5(a)に示すように、印刷ヘッド10による印刷用紙Pの頁内の印刷動作が終了すると、フィードローラ対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作が一時的に停止される。印刷ヘッド10が図中、矢印B方向に移動され、印刷用紙P上外の待避位置に待避される。そして、図5(b)に示すように、一時的に停止されたフィードローラ対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作が再開される。
【0036】
図6は、実施の形態1の排紙動作のフローチャートである。
印刷ヘッド10による印刷用紙Pの頁内の印刷動作が終了すると(ステップS1)、印刷ヘッド10が印刷用紙P上にあるか否かが判定される(ステップS2)。印刷ヘッド10が印刷用紙P上にない場合には、そのまま印刷用紙Pの搬送が続行され、印刷用紙Pが排出される(ステップS5)。
【0037】
一方、ステップS2で、印刷ヘッド10が印刷用紙P上にある場合には、搬送停止制御手段41により印刷用紙Pの搬送が一時的に停止され(ステップS3)、ヘッド待避制御手段42により印刷ヘッド10が待避位置に待避される(ステップS4)。そして、ステップS5に進み、搬送再開制御手段43により一時的に停止された印刷用紙Pの搬送が再開される。
【0038】
このように、実施の形態1によれば、印刷ヘッド10による印刷用紙Pの頁内の印刷動作が終了したとき、印刷ヘッド10が印刷用紙P上にある場合には、印刷用紙Pの搬送が一時的に停止され、印刷ヘッド10が待避位置に待避した後、印刷用紙Pの搬送が再開される。したがって、印刷ヘッド10のヘッド面10aに接触することなく、印刷用紙Pを排紙することができるので、従来のような印刷用紙の汚れを防止することができる。
【0039】
実施の形態2.
実施の形態1では、印刷ヘッド10による印刷用紙Pの頁内の印刷動作が終了したとき、印刷用紙Pの搬送を一時的に停止していた。しかしながら、印刷終了位置は、各頁のそれぞれに異なる。印刷可能領域内の最終行で印刷が終了するものもあれば、印刷可能領域内の途中で印刷が終了するものもある。
【0040】
印刷ヘッド10による頁内の印刷動作が印刷可能領域内の途中で終了したときには、印刷用紙がフィードローラ対11a、11bに挟持されている場合がある。印刷用紙がフィードローラ対11a、11bに挟持されているときには、印刷用紙は、撓みなく搬送される。したがって、印刷ヘッド10による頁内の印刷動作が終了した後、印刷用紙を搬送しても、印刷用紙がフィードローラ対11a、11bに挟持されている間は、印刷用紙が印刷ヘッド10のヘッド面10aに接触し、印刷用紙が汚れることはない。
【0041】
そこで、実施の形態2では、印刷用紙の後端がフィードローラ対11a、11bを通過したかどうかを、フィードローラ対11a、11bの上流側の近傍に設けられた用紙検出センサ33により検出し、印刷用紙の排紙動作を制御する。
【0042】
実施の形態2のインクジェットプリンタは、図2に示された実施の形態1のインクジェットと同様の構成であるが、ROM23に記憶された排紙制御プログラムの内容が実施の形態1の排紙制御プログラム23aの内容と異なる。実施の形態2の排紙制御プログラムを実行することにより、図7に示される排紙制御手段50が構成される。
【0043】
図7は、実施の形態2の排紙制御手段の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、排紙制御手段50は、搬送停止制御手段51、ヘッド待避制御手段52および搬送再開制御手段53を備える。
【0044】
搬送停止制御手段51およびヘッド待避制御手段52のそれぞれには、印刷ヘッド10による頁内の印刷動作が終了した旨を示す印刷終了信号および用紙検出センサ33の検出信号(用紙有り、または、用紙無し)が入力される。
【0045】
搬送停止制御手段51は、印刷終了信号が入力されたとき、用紙検出センサ33の検出信号が用紙無しの状態にある場合、LFモータ制御回路28による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる(第1の搬送停止制御手段)。
【0046】
ヘッド待避制御手段52は、印刷終了信号が入力されたとき、用紙検出センサ33の検出信号が用紙無しの場合、搬送停止制御手段41によりLFモータ制御回路28の搬送動作が停止された後、SPモータ制御回路27により印刷ヘッド10を印刷用紙上外の待避位置に待避させる(第1の印刷ヘッド待避制御手段)。
【0047】
また、ヘッド待避制御手段52は、印刷ヘッド10による頁内の印刷動作が終了したとき、用紙検出センサ33の検出信号が用紙有りの場合、SPモータ制御回路27により印刷ヘッド10を印刷用紙上外の待避位置に待避させる、待避動作を開始する(第2の印刷ヘッド待避制御手段)。
【0048】
さらに、搬送停止制御手段51は、印刷終了信号が入力されたとき、用紙検出センサ33の検出信号が用紙有りの場合、ヘッド待避制御手段(第2の印刷ヘッド待避制御手段)52による印刷ヘッド10の待避動作が終了する前に、用紙検出センサ33の検出信号が用紙有りから用紙無しに変化したとき、LFモータ制御回路28による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる(第2の搬送停止制御手段)。
【0049】
搬送再開制御手段53は、ヘッド待避制御手段52によるSPモータ制御回路27の印刷ヘッド10の待避動作が終了したとき、搬送停止制御手段51により一時的に停止されたLFモータ制御回路28の搬送動作を再開させる(第1の搬送再開制御手段および第2の搬送再開制御手段)。
【0050】
図8は、実施の形態2の排紙動作の説明図である。
印刷ヘッド10による印刷用紙Pの頁内の印刷動作が終了したとき、用紙検出センサ33の検出信号が用紙無しの場合には、実施の形態2の排紙動作は、実施の形態1の排紙動作と同様であるため、ここでは、印刷ヘッド10による印刷用紙Pの頁内の印刷動作が終了したとき、用紙検出センサ33の検出信号が用紙有りの場合の排紙動作を説明する。
【0051】
図8(a)に示すように、印刷ヘッド10による印刷用紙Pの頁内の印刷動作が終了すると、印刷ヘッド10の待避動作が開始され、印刷ヘッド10が図中、矢印B方向に移動される。フィードローラ対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作は、そのまま続けられる。
【0052】
図8(b)に示すように、印刷ヘッド10の待避動作が終了する前に、フィードローラ対11a、11b等により搬送される印刷用紙Pの後端が用紙検出センサ33により検出され、用紙検出センサ33の検出信号が用紙有りから用紙無しに変化すると、フィードローラ対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作が一時的に停止される。
【0053】
なお、印刷ヘッド10の待避動作が終了した後に、用紙検出センサ33の検出信号が用紙有りから用紙無しに変化したときには、印刷用紙Pが印刷ヘッド10のヘッド面10aに接触することがないので、フィードローラ対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作は、そのまま続けられる。
【0054】
そして、図8(c)に示すように、印刷ヘッド10の待避動作が終了すると、一時的に停止されたフィードローラ対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作が再開される。
【0055】
図9は、実施の形態2の排紙動作のフローチャートである。
印刷ヘッド10による印刷用紙Pの頁内の印刷動作が終了すると(ステップS11)、印刷ヘッド10が印刷用紙P上にあるか否かが判定される(ステップS12)。印刷ヘッド10が印刷用紙P上にない場合には、ステップS16に進み、そのまま印刷用紙Pの搬送が続行され、印刷用紙Pが排出される。
【0056】
一方、ステップS12で、印刷ヘッド10が印刷用紙P上にある場合には、用紙検出センサ33の検出信号が参照される(ステップS13)。用紙検出センサ33の検出信号が用紙無しの場合には(ステップS13、YES)、既に印刷用紙Pの後端がフィードローラ対11a、11bを通過しているので、搬送停止制御手段51により印刷用紙Pの搬送が一時的に停止され(ステップS14)、ヘッド待避制御手段52により印刷ヘッド10が待避位置に待避される(ステップS15)。そして、ステップS16に進み、搬送再開制御手段53により一時的に停止された印刷用紙Pの搬送が再開される。
【0057】
一方、ステップS13で、用紙検出センサ33の検出信号が用紙有りの場合には(ステップS13、NO)、印刷用紙Pがフィードローラ対11a、11bに挟持されて搬送されているので、フィードローラ対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作が続けられ(ステップS17)、同時に、ヘッド待避制御手段52により印刷ヘッド10の待避動作が開始される(ステップS18)。
【0058】
次いで、用紙検出センサ33の検出信号が参照される(ステップS19)。用紙検出センサ33の検出信号が用紙有りの場合には(ステップS19、NO)、ヘッド待避制御手段52による印刷ヘッド10の待避動作が終了したか否かが判定され(ステップS20)、印刷ヘッド10の待避動作が終了していないときには、ステップS19に戻る。
【0059】
一方、ステップS20で、印刷ヘッド10の待避動作が終了したときには、フィードローラ対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作が続けられ、印刷用紙Pが排出される。
【0060】
一方、ステップS19で、用紙検出センサ33の検出信号が用紙有りから用紙無しに変化したときには、印刷用紙Pの後端がフィードローラ対11a、11bを通過したので、搬送停止制御手段51により印刷用紙Pの搬送が一時的に停止される(ステップS21)。そして、ヘッド待避制御手段52により印刷ヘッド10の待避動作が終了すると(ステップS22)、搬送再開制御手段53により、印刷用紙Pの搬送が再開され、印刷用紙Pが排出される(ステップS23)。
【0061】
このように、実施の形態2によれば、用紙検出センサ33により印刷用紙Pの後端が検出されるまで、すなわち、印刷用紙Pがフィードローラ対11a、11bを通過するまでは、印刷ヘッド10による印刷動作が終了しても、続けて印刷用紙Pを搬送することができる。したがって、印刷スループットを向上させることができる。
【0062】
実施の形態3.
印刷用紙の頁長を管理するプリンタにおいては、印刷用紙の全改行量(特許請求の範囲における搬送量)を検出することで印刷用紙がその搬送路上のどの位置にあるかを検出することができる。全改行量は、印刷用紙吸入時における頭出し量(吸入量)と、その後の改行量とを累積することで得られる。
【0063】
頭出し量は、印刷用紙の先端から印刷開始位置までのオフセット量である。前述の印刷終了位置と同様に、印刷開始位置は、各頁のそれぞれに異なる。印刷可能領域内の先頭行から印刷が開始されるものもあれば、印刷可能領域内の途中から印刷が開始されるものもある。
【0064】
実施の形態3は、印刷用紙の全改行量を計数することにより、印刷用紙の後端がフィードローラ対11a、11bを通過する時点を検出し、実施の形態2と同様に、印刷スループットを向上させる排紙制御を行う。
【0065】
実施の形態3のインクジェットプリンタは、実施の形態2のインクジェットプリンタと同様の構成であるが、図2に示されるROM23に記憶された排紙制御プログラムの内容が実施の形態2の排紙制御プログラムの内容と異なる。実施の形態3の排紙制御プログラムを実行することにより、図10に示される排紙制御手段50、搬送量検出手段61および搬送量判定手段62が構成される。
【0066】
図10は、実施の形態3の排紙制御手段の構成を示すブロック図である。また、図11は、印刷用紙の全改行量の説明図である。
図10に示される排紙制御手段50は、図7に示される実施の形態2の排紙制御手段50と同様の構成である。ただし、実施の形態3の排紙制御手段50には、用紙検出センサ33の検出信号の代わりに、搬送量判定手段62の判定信号が入力される。
【0067】
搬送量検出手段61は、印刷用紙Pがフィードローラ対11a、11bを通過してからの全改行量を計数する。図11に示すように、頭出し量をh0とし、その改行量をf1、f2、・・・、f6とすると、全改行量Fは、
F=h0+f1+・・・+f6
となる。
【0068】
搬送量判定手段62は、搬送量検出手段61により計数された印刷用紙Pの全改行量Fと印刷用紙Pの頁長Lとを比較し、全改行量Fが頁長Lを超えたか否かを判定する。搬送量判定手段62の判定信号は、全改行量Fが頁長Lを超えないときには、印刷用紙Pの後端がフィードローラ対11a、11bを通過していないことを意味する状態になり、全改行量Fが頁長Lを超えたときには、印刷用紙Pの後端がフィードローラ対11a、11bを通過したことを意味する状態になる。
【0069】
印刷用紙Pの頭出し(吸入)および改行は、ホスト装置から受信した印刷データに含まれる吸入指定コマンドおよび改行指定コマンドに基づいて実行される。これらのコマンドが実行されるタイミングと、印刷用紙Pがフィードローラ対11a、11bを通過するタイミングとは必ずしも一致しない。吸入指定コマンドが実行されたときの印刷用紙Pの先端は、フィードローラ対11a、11bの位置にあるとは限らない。
【0070】
このため、実際には、頭出し量h0に対し、吸入指定コマンドに基づく印刷用紙Pの吸入動作が実行された後の印刷用紙Pの先端位置とフィードローラ対11a、11bの位置との距離の差に相当する搬送量f0が増減される。また、頭出し量h0に対し搬送量f0を増減しない代わりに、搬送量判定手段62により比較される頁長Lに対し搬送量f0をあらかじめ増減しておくようにしてもよい。
【0071】
なお、全改行量の計数を開始するタイミングは、これに限るものではなく、例えば、フィードローラ対11a、11bの上流側の近傍に設けられた用紙検出センサ33により印刷用紙Pの先端が検出されたとき、全改行量Fの計数を開始してもよい。この場合、搬送量f0を考慮する必要がない。
【0072】
図12は、実施の形態3の排紙動作のフローチャートである。
LFモータ32により吸入動作が実行されると、搬送量検出手段61により印刷用紙Pの全改行量Fの計数が開始され、全改行量F=0に、頭出し量(吸入量)h0が加算される(ステップS31)。
【0073】
次いで、LFモータ32により改行が行われる毎に(ステップS32)、搬送量検出手段61により全改行量Fに、該当する改行量f1、f2、・・・が加算されていく(ステップS33)。なお、全改行量F=0に、頭出し量(吸入量)h0が加算された後、LFモータ32により改行が行われない場合には、ステップS34に進む。
【0074】
ステップS34において、印刷ヘッド10による頁内の印刷動作が終了したか否かが判定される。ステップS34で、印刷ヘッド10による頁内の印刷動作が終了しないと判定されたときには、ステップS32に戻る。一方、ステップS34で、印刷ヘッド10による頁内の印刷動作が終了したと判定されたときには、搬送量検出手段61により計数された印刷用紙Pの全改行量Fと印刷用紙Pの頁長Lとが搬送量判定手段62により比較される(ステップS35)。
【0075】
ステップS35で、搬送量判定手段62により全改行量Fが頁長Lを超えたと判定された場合には(ステップS35、YES)、既に印刷用紙Pの後端がフィードローラ対11a、11bを通過しているので、搬送停止制御手段51により印刷用紙Pの搬送が一時的に停止され(ステップS36)、ヘッド待避制御手段52により印刷ヘッド10が待避位置に待避される(ステップS37)。そして、搬送再開制御手段53により一時的に停止された印刷用紙Pの搬送が再開される(ステップS38)。
【0076】
一方、ステップS35で、搬送量判定手段62により全改行量Fが頁長Lを超えないと判定された場合には(ステップS35、NO)、印刷用紙Pがフィードローラ対11a、11bに挟持されて搬送されているので、フィードローラ対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作が続けられ(ステップS39)、同時に、ヘッド待避制御手段52により印刷ヘッド10の待避動作が開始される(ステップS40)。
【0077】
次いで、LFモータ32により改行が行われ(ステップS41)、搬送量検出手段61により全改行量Fに、該当する改行量が加算されると(ステップS42)、搬送量検出手段61により計数された印刷用紙Pの全改行量Fと印刷用紙Pの頁長Lとが搬送量判定手段62により比較される(ステップS43)。
【0078】
ステップS43で、搬送量判定手段62により全改行量Fが頁長Lを超えないと判定された場合には、ヘッド待避制御手段52による印刷ヘッド10の待避動作が終了したか否かが判定され(ステップS44)、印刷ヘッド10の待避動作が終了していないときには、ステップS41に戻る。
【0079】
一方、ステップS43で、印刷ヘッド10の待避動作が終了したときには、フィードローラ対11a、11b等による印刷用紙Pの搬送動作が続けられ、印刷用紙Pが排出される。
【0080】
一方、ステップS43で、搬送量判定手段62により全改行量Fが頁長Lを超えたと判定された場合には、印刷用紙Pの後端がフィードローラ対11a、11bを通過したので、搬送停止制御手段51により印刷用紙Pの搬送が一時的に停止される(ステップS45)。そして、ヘッド待避制御手段52による印刷ヘッド10の待避動作が終了すると(ステップS46)、搬送再開制御手段53により、印刷用紙Pの搬送が再開され、印刷用紙Pが排出される(ステップS47)。
【0081】
このように、実施の形態3によれば、搬送量検出手段61により検出される全改行量Fが頁長Lを超えたと搬送量判定手段62により判定されるまで、すなわち、印刷用紙Pの後端がフィードローラ対11a、11bを通過するまでは、印刷ヘッド10による印刷動作が終了しても、続けて印刷用紙Pを搬送することができる。したがって、実施の形態2と同様に、印刷スループットを向上させることができる。
【0082】
【発明の効果】
この発明によれば、印刷ヘッドのヘッド面に印刷用紙が接触しないように、印刷用紙を排紙することができるので、従来のように、印刷用紙の後端側が浮き上がり、印刷ヘッドのヘッド面に接触して、印刷用紙が汚れる現象を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る実施の形態1の排紙制御手段の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明に係る実施の形態1のインクジェットプリンタの概略構成図である。
【図3】 印刷ヘッドの近傍の断面図である。
【図4】 印刷ヘッドの近傍の斜視図であり、図4(a)は、装置前面側から視た場合の図、図4(b)は装置背面側から視た場合の図である。
【図5】 実施の形態1の排紙動作の説明図である。
【図6】 実施の形態1の排紙動作のフローチャートである。
【図7】 この発明に係る実施の形態2の排紙制御手段の構成を示すブロック図である。
【図8】 実施の形態2の排紙動作の説明図である。
【図9】 実施の形態2の排紙動作のフローチャートである。
【図10】 この発明に係る実施の形態3の排紙制御手段の構成を示すブロック図である。
【図11】 印刷用紙の全改行量の説明図である。
【図12】 実施の形態3の排紙動作のフローチャートである。
【図13】 従来のシリアルプリンタの排紙動作の説明図である。
【符号の説明】
10 印刷ヘッド
11a、11b フィードローラ
12a、12b 排紙ローラ
21 受信回路
22 マイクロプロセッサ
23 ROM
23a 排紙制御プログラム
24 RAM
25 I/O制御回路
26 印刷ヘッド制御回路
27 SPモータ制御回路
28 LFモータ制御回路
31 SPモータ
32 LFモータ
33 用紙検出センサ
40、50 排紙制御手段
41、51 搬送停止制御手段
42、52 ヘッド待避制御手段
43、53 搬送再開制御手段
61 搬送量検出手段
62 搬送量判定手段
Claims (2)
- 印刷ヘッドを主走査方向に往復動させる直動機構と、
印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの上流側に設けられ、印刷用紙を挟持して搬送するフィードローラ対と、印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの下流側に設けられ、フィードローラ対により搬送された印刷用紙を挟持し、印刷用紙を排出する排紙ローラ対とを有する搬送機構と、
印刷用紙の搬送路におけるフィードローラ対の上流側の近傍に設けられ、搬送路を通過する印刷用紙の後端を検出する検出センサと、
直動機構および搬送機構の動作を制御する制御手段とを備え、
制御手段は、
印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了したとき、検出センサにより印刷用紙の後端が検出されていた場合、搬送機構による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる第1の搬送停止制御手段と、
第1の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停止されたとき、直動機構により印刷ヘッドを印刷用紙上外の待避位置に待避させる第1の印刷ヘッド待避制御手段と、
第1の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了したとき、第1の搬送停止制御手段により一時的に停止された搬送機構の搬送動作を再開させる第1の搬送再開制御手段と、
印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了したとき、検出センサにより印刷用紙の後端が検出されていない場合、直動機構により印刷ヘッドを印刷用紙上外の待避位置に待避させる第2の印刷ヘッド待避制御手段と、
第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が開始された後、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了する前に、検出センサにより印刷用紙の後端が検出されたとき、搬送機構による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる第2の搬送停止制御手段と、
第2の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停止された後、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了したとき、第2の搬送停止制御手段により一時的に停止された搬送機構の搬送動作を再開させる第2の搬送再開制御手段とを有することを特徴とするシリアルプリンタ。 - 印刷ヘッドを主走査方向に往復動させる直動機構と、
印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの上流側に設けられ、印刷用紙を挟持して搬送するフィードローラ対と、印刷用紙の搬送路における印刷ヘッドの下流側に設けられ、フィードローラ対により搬送された印刷用紙を挟持し、印刷用紙を排出する排紙ローラ対とを有する搬送機構と、
フィードローラ対を通過した印刷用紙の搬送量を検出する搬送量検出手段と、
搬送量検出手段により検出された印刷用紙の搬送量と印刷用紙の頁長とを比較し、印刷用紙の搬送量が印刷用紙の頁長を超えたか否かを判定する判定手段と、
直動機構および搬送機構の動作を制御する制御手段とを備え、
制御手段は、
印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了したとき、搬送量検出手段により検出される印刷用紙の搬送量が印刷用紙の頁長を超えたと判定手段により判定されていた場合、搬送機構による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる第1の搬送停止制御手段と、
第1の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停止されたとき、直動機構により印刷ヘッドを印刷用紙上外の待避位置に待避させる第1の印刷ヘッド待避制御手段と、
第1の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了したとき、第1の搬送停止制御手段により一時的に停止された搬送機構の搬送動作を再開させる第1の搬送再開制御手段と、
印刷ヘッドによる印刷用紙の頁内の印刷動作が終了したとき、搬送量検出手段により検出される印刷用紙の搬送量が印刷用紙の頁長を超えていないと判定手段により判定されていた場合、直動機構により印刷ヘッドを印刷用紙上外の待避位置に待避させる第2の印刷ヘッド待避制御手段と、
第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が開始された後、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了する前に、搬送量検出手段により検出される印刷用紙の搬送量が印刷用紙の頁長を超えたと判定手段により判定されたとき、搬送機構による印刷用紙の搬送動作を一時的に停止させる第2の搬送停止制御手段と、
第2の搬送停止制御手段により搬送機構の搬送動作が停止された後、第2の印刷ヘッド待避制御手段による直動機構の印刷ヘッドの待避動作が終了したとき、第2の搬送停止制御手段により一時的に停止された搬送機構の搬送動作を再開させる第2の搬送再開制御手段とを有することを特徴とするシリアルプリンタ。
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