JP4415281B2 - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

レンズ鏡筒及び撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4415281B2
JP4415281B2 JP2007193510A JP2007193510A JP4415281B2 JP 4415281 B2 JP4415281 B2 JP 4415281B2 JP 2007193510 A JP2007193510 A JP 2007193510A JP 2007193510 A JP2007193510 A JP 2007193510A JP 4415281 B2 JP4415281 B2 JP 4415281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving frame
optical axis
movable unit
group
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007193510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009031424A (ja
Inventor
高志 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2007193510A priority Critical patent/JP4415281B2/ja
Priority to US12/153,022 priority patent/US7466504B1/en
Priority to CN2008101347216A priority patent/CN101354469B/zh
Publication of JP2009031424A publication Critical patent/JP2009031424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4415281B2 publication Critical patent/JP4415281B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

本発明はレンズ鏡筒及び撮像装置についての技術分野に関する。詳しくは、第1の移動枠に支持された押付用ローラーを付勢バネによって第2の移動枠に押し付けてレンズ群の光軸に対する倒れを防止して光学性能の向上等を図る技術分野に関する。
スチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置には、内部に光軸方向へ移動可能な複数のレンズ群を有しフォーカスやズーミングを行うことが可能なレンズ鏡筒を備えたものがある。
このようなレンズ鏡筒は、撮像装置の一部として予め装置本体に組み付けられているタイプの他、装置本体に対して着脱自在とされた所謂交換レンズと称されるタイプが存在する。
近年、撮像装置にあっては、小型化や高画素化の傾向にあるが、小型化及び高画素化を図る程、レンズの製造誤差による画質への影響度が大きくなり、製造の難易度が高くなってしまうと言う問題がある。
そこで、従来の撮像装置には、逆の感度を有する二つのレンズ群を一つのレンズホルダーに取り付けて一つの可動ユニットを構成し、この可動ユニットが光軸に対して倒れ(傾き)を生じても逆の感度によって互いの誤差が打ち消されるようにすることにより、画質への影響を小さくして製造の難易度を低下させるようにしたものがある。
しかしながら、このような二つのレンズ群を一つの可動ユニットとして構成した場合には、各レンズ群を各別に光軸方向へ移動させることができないため、例えば、ズーム倍率等の設計値を狭い範囲で設定しなければならない等、設計の自由度が低いと言う問題がある。
このような製造の高難易度及び設計の自由度の低下と言う二つの問題を解決するために、可動ユニットを所定の部材に押し付けた状態で光軸方向へ移動可能とした撮像装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された撮像装置にあっては、固定筒に対するカム筒の回転に伴ってレンズ群を有する可動ユニットが光軸方向へ移動される構成において、カム筒に回転駆動力を付与する回転出力部材を光軸に直交する方向へ付勢してカム筒を固定筒に押し付けるようにしている。
このように、カム筒を固定筒に押し付けることにより、可動ユニットに設けられたレンズ群の光軸に対する倒れが抑制されて、製造の難易度が低下され、また、カム筒の回転により複数の可動ユニットを各別に移動させるように構成することが可能であるため、設計の自由度の向上を図ることが可能となる。
特開2000−266981号公報
ところが、特許文献1に記載された撮像装置にあっては、可動ユニットの光軸方向における移動時に、カム筒が固定筒に押し付けられた状態で回転されるため、カム筒の回転に対する固定筒の摩擦抵抗が大きく、動作の円滑性が低下すると言う問題がある。
一方、動作の円滑性を確保するために、付勢力を小さくしてカム筒を固定筒に押し付けた場合には、レンズ群の光軸に対する倒れが発生し易くなってしまうと言う不都合を生じ得る。
そこで、本発明レンズ鏡筒及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、動作の円滑性を確保した上で光学性能の向上を図ることを課題とする。
レンズ鏡筒及び撮像装置は、上記した課題を解決するために、第1のレンズ群と該第1のレンズ群を保持しローラー支持孔が形成された第1の移動枠とを有する第1の可動ユニットと、第2のレンズ群と該第2のレンズ群を保持し第1の移動枠の内側に位置される第2の移動枠とを有する第2の可動ユニットと、第1の移動枠のローラー支持孔に光軸に直交する軸を支点として回転自在に支持されると共に第1の可動ユニット又は第2の可動ユニットの光軸方向への移動に伴って回転される押付用ローラーと、第1の移動枠の外面に取り付けられ押付用ローラーを第2の移動枠の外面に押し付ける付勢バネと、第1の移動枠又は第2の移動枠に光軸に直交する軸を支点として回転自在に支持されると共に付勢バネの付勢力によって第2の移動枠又は第1の移動枠に押し付けられた状態で第1の移動枠又は第2の移動枠の光軸方向への移動に伴って回転される受け用ローラーとを設けたものである。
従って、レンズ鏡筒及び撮像装置にあっては、第1の可動ユニットと第2の可動ユニットの光軸方向における移動時に、第2の移動枠に押し付けられた押付用ローラーと第1の移動枠又は第2の移動枠に押し付けられた受け用ローラーとが回転される。
本発明レンズ鏡筒は、固定環に対して光軸の軸回り方向へカム環が回転されてレンズ群を有する複数の可動ユニットが光軸方向へ移動されるレンズ鏡筒であって、第1のレンズ群と該第1のレンズ群を保持しローラー支持孔が形成された第1の移動枠とを有する第1の可動ユニットと、第2のレンズ群と該第2のレンズ群を保持し第1の移動枠の内側に位置される第2の移動枠とを有する第2の可動ユニットと、第1の移動枠のローラー支持孔に光軸に直交する軸を支点として回転自在に支持されると共に第1の可動ユニット又は第2の可動ユニットの光軸方向への移動に伴って回転される押付用ローラーと、第1の移動枠の外面に取り付けられ押付用ローラーを第2の移動枠の外面に押し付ける付勢バネと、第1の移動枠又は第2の移動枠に光軸に直交する軸を支点として回転自在に支持されると共に付勢バネの付勢力によって第2の移動枠又は第1の移動枠に押し付けられた状態で第1の移動枠又は第2の移動枠の光軸方向への移動に伴って回転される受け用ローラーとを備えたことを特徴とする。
従って、押付用ローラー及び受け用ローラーが回転しながら第1の移動枠及び第2の移動枠が光軸方向へ移動されるため、両者の円滑な動作を確保することができ、また、第1の可動ユニットと第2の可動ユニットの光軸に対する倒れが抑制され画質の向上を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、第1のレンズ群と第2のレンズ群の感度を逆の感度にすると共に第1のレンズ群と第2のレンズ群の感度の大きさを略同じにしたので、第1の可動ユニットと第2の可動ユニットが光軸に対して僅かに傾いたとしても、傾きによる画質の低下が生じ難い。
請求項3に記載した発明にあっては、第1の移動枠又は第2の移動枠に、回転される受け用ローラーが押し付けられると共に光軸方向へ延び第2の移動枠又は第1の移動枠の光軸方向への移動を案内するガイド孔を形成したので、他に専用の案内手段を設ける必要がなく、機構の簡素化を図ることができる。
請求項4に記載した発明にあっては、押付用ローラーに第2の移動枠に接触され円柱状に形成されたローラー部と該ローラー部の両側面の中心部から互いに反対方向へ突出された一対の軸部とを設け、付勢バネを一対の軸部の外周面に接触させて押付用ローラーを第2の移動枠側へ付勢したので、押付用ローラーの付勢バネから受ける回転に対する抵抗が小さく、その分、摺動ロスが小さくて済み、押付用ローラーの円滑な回転動作を確保することができる。
請求項5に記載した発明にあっては、押付用ローラーのローラー部の両側面に互いに反対方向へ突出されると共に第1の移動枠のローラー支持孔の開口縁に摺動可能な円板状の摺動突部を設け、摺動突部のローラー部からの突出量を軸部の突出量より小さくすると共に直径をローラー部の直径より小さく軸部の直径より大きくしたので、押付用ローラーの回転時におけるローラー支持孔の開口縁に対する接触面積が小さく、その分、摺動ロスが小さくて済み、押付用ローラーの円滑な回転動作を確保することができる。
請求項6に記載した発明にあっては、付勢バネをそれぞれ第1の板バネと第2の板バネによって構成し、第1の板バネと第2の板バネを厚み方向において重ねて配置したので、第1の板バネと第2の板バネの合計の厚みを有する一つの板バネを用いる場合に比し、バネ定数が大きくなり塑性変形し難く、付勢バネの機能性を向上させることができる。
請求項7に記載した発明にあっては、カム環を略円筒状に形成し、第1の移動枠を円筒部と該円筒部の周方向に連続する平面部とによって形成し、第1の移動枠の少なくとも平面部を含む部分をカム環の内側に配置し、平面部を付勢バネが取り付けられるバネ取付部としたので、レンズ鏡筒を大型化することなく、付勢バネの十分な配置スペースを確保することができる。
請求項8に記載した発明にあっては、付勢バネをそれぞれ第1の板バネと該第1の板バネより外形が小さい第2の板バネとによって構成し、第1の板バネをバネ取付部に接触させた状態で配置し、第2の板バネを第1の板バネ上に厚み方向において重ねて配置したので、付勢バネの占有面積が小さくて済み、平面部とカム環の内面との間に形成された空間の形に合わせて付勢バネが配置され、配置スペースの有効活用を図ることができる。
請求項9に記載した発明にあっては、受け用ローラーを光軸方向に離隔して複数設けたので、第1の可動ユニット及び第2の可動ユニットの光軸に対する光軸方向における傾きが生じ難く、第1の可動ユニット及び第2の可動ユニットの動作の安定性及び画質の向上を図ることができる。
請求項10に記載した発明にあっては、受け用ローラーを光軸に直交する方向に離隔して複数設けたので、第1の可動ユニット及び第2の可動ユニットの光軸に対する光軸と直交する方向における傾きが生じ難く、第1の可動ユニット及び第2の可動ユニットの動作の安定性及び画質の向上を図ることができる。
本発明撮像装置は、固定環に対して光軸の軸回り方向へカム環が回転されてレンズ群を有する複数の可動ユニットが光軸方向へ移動されるレンズ鏡筒を備えた撮像装置であって、第1のレンズ群と該第1のレンズ群を保持しローラー支持孔が形成された第1の移動枠とを有する第1の可動ユニットと、第2のレンズ群と該第2のレンズ群を保持し第1の移動枠の内側に位置される第2の移動枠とを有する第2の可動ユニットと、第1の移動枠のローラー支持孔に光軸に直交する軸を支点として回転自在に支持されると共に第1の可動ユニット又は第2の可動ユニットの光軸方向への移動に伴って回転される押付用ローラーと、第1の移動枠の外面に取り付けられ押付用ローラーを第2の移動枠の外面に押し付ける付勢バネと、第1の移動枠又は第2の移動枠に光軸に直交する軸を支点として回転自在に支持されると共に付勢バネの付勢力によって第2の移動枠又は第1の移動枠に押し付けられた状態で第1の移動枠又は第2の移動枠の光軸方向への移動に伴って回転される受け用ローラーとを備えたことを特徴とする。
従って、押付用ローラー及び受け用ローラーが回転しながら第1の移動枠及び第2の移動枠が光軸方向へ移動されるため、両者の円滑な動作を確保することができ、また、第1の可動ユニットと第2の可動ユニットの光軸に対する倒れが抑制され画質の向上を図ることができる。
以下に、本発明レンズ鏡筒及び撮像装置を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した最良の形態は、本発明撮像装置をスチルカメラに適用したものであり、本発明レンズ鏡筒をこのスチルカメラに備えられたレンズ鏡筒に適用したものである。尚、本発明の適用範囲はスチルカメラ又はこのスチルカメラに備えられたレンズ鏡筒に限られることはなく、例えば、ビデオカメラや他の機器に組み込まれた各種の撮像装置又はこれらの各種の撮像装置に備えられたレンズ鏡筒に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、スチルカメラの撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本発明の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
撮像装置(スチルカメラ)1は、図1に示すように、装置本体2と該装置本体2の前面2aに着脱自在とされた所謂交換レンズとしてのレンズ鏡筒3とを備えている。
尚、レンズ鏡筒3は交換レンズに限られることはなく、装置本体2に予め組み付けられているタイプであってもよい。また、レンズ鏡筒3は、非撮影時等に装置本体2に収納され、撮影時等に装置本体2から前方へ突出される所謂沈胴式のものであってもよい。
レンズ鏡筒3は、図1及び図2に示すように、筐体4の内外に所要の各部が配置又は支持されて成り、筐体4は前側から順に結合されたリング状枠5、第1の鏡筒部6、第2の鏡筒部7及び第3の鏡筒部8によって構成されている。
リング状枠5にはフィルター9が内嵌状に取り付けられている。
第1の鏡筒部6の前後方向における中間部には、フォーカスリング10が回転自在に支持されている。マニュアルフォーカスモードにおいてフォーカスリング10を回転操作することにより、撮影時におけるフォーカシングを行うことができる。
第2の鏡筒部7の後端部にはズームリング11が回転自在に支持されている。ズームリング11を回転操作することにより、撮影時におけるズーミングを行うことができる。
第2の鏡筒部7の外周面には切替ダイヤル12が配置されている。切替ダイヤル12を操作することにより、自動でフォーカシングが行われるオートフォーカスモードと手動でフォーカシングを行うマニュアルフォーカスモードとのモード切替を行うことができる。
筐体4の内部には、フィルター9の直ぐ後側に固定ユニット13が配置されている(図2参照)。固定ユニット13はレンズホルダー14に撮影レンズ群15が保持されて成る。
尚、レンズ鏡筒3には、撮影レンズ群15の他、後述する各種のレンズ群が設けられているが、これらのレンズ群は単体のレンズであってもよく、また、複数のレンズが組み合わされて構成されていてもよい。
筐体4の内部には固定環16が固定された状態で配置されている(図2及び図3参照)。固定環16は、前後に長い略円筒状に形成され、前側に位置する第1の円筒部17と後側に位置し第1の円筒部17より稍外径が小さい第2の円筒部18とから成る。固定環16は後端部が第3の鏡筒部8に固定されている。
第1の円筒部17には周方向に離隔して前後に延びる1群用直進案内孔17a、17aが形成されている。第1の円筒部17には周方向に等間隔に離隔して前後に延びる2群用直進案内孔17b、17b、17bが形成されている。
固定環16にはカム環19が光軸の軸回り方向へ回転自在に支持されている。カム環19は固定環16の内側に配置され、前側に位置する第1の筒状部20と後側に位置し第1の筒状部20より稍外径が小さい第2の筒状部21とから成る。
第1の筒状部20には周方向に離隔して1群用カム孔20a、20aと2群用カム孔20b、20b、20bが形成されている。第2の筒状部21には周方向に離隔して3群用カム孔21a、21aと4群用カム孔21b、21bが形成されている。
筐体4の内部には1群可動ユニット22が光軸方向(前後方向)へ移動自在に支持されている。1群可動ユニット22は1群移動枠23にレンズ群24が保持されて成る。
1群移動枠23には光軸に直交する軸を支点として回転可能な図示しない二つのカムピンが設けられ、該二つのカムピンがそれぞれカム環19の1群用カム孔20a、20a及び固定環16の1群用直進案内孔17a、17aに摺動自在に係合されている。従って、1群可動ユニット22は、カム環19の回転によりカムピンの1群用カム孔20a、20aに対する位置が変化され1群用直進案内孔17a、17aに案内されて光軸方向へ移動される。
筐体4の内部には、1群可動ユニット22の後方において2群可動ユニット25が光軸方向へ移動自在に支持されている。2群可動ユニット22は2群移動枠26とレンズ群27を有している。
2群移動枠26は、図2乃至図4に示すように、前側に位置する略円環状の第1の環状部28と後側に位置し第1の環状部28より稍外径が小さい略円筒状の第2の環状部29とから成る。
第1の環状部28の内部には、図2に示すように、2枚の開閉羽根30、30が開閉自在に支持され、該開閉羽根30、30によってアイリス機構が構成されている。第1の環状部28の外周面には、図3及び図4に示すように、周方向に離隔して光軸に直交する軸を支点として回転される回転カムピン31、31、31が支持されている。
レンズ群27は第2の環状部29に保持されている(図2参照)。第2の環状部29の上下両端寄りの位置には、図3及び図4に示すように、それぞれ前後に延びる3群用直進案内孔29a、29aが形成されている。
第2の環状部29には周方向に離隔して受け用ローラー32、32、・・・が回転自在に支持されている。受け用ローラー32、32、・・・は、光軸に直交する軸を支点として回転される。受け用ローラー32、32、・・・は、例えば、左右に離隔して二つずつが設けられ、左右の二つずつの受け用ローラー32、32が前後に離隔して位置されている。
第1の環状部28に取り付けられた回転カムピン31、31、31はそれぞれカム環19の2群用カム孔20b、20b、20b及び固定環16の2群用直進案内孔17b、17b、17bに摺動自在に係合されている。従って、2群可動ユニット25は、カム環19の回転により回転カムピン31、31、31の2群用カム孔20b、20b、20bに対する位置が変化され2群用直進案内孔17b、17b、17bに案内されて光軸方向へ移動される。
筐体4の内部には、図2及び図3に示すように、2群可動ユニット25の内部において3群可動ユニット33が光軸方向へ移動自在に支持されている。3群可動ユニット33は3群移動枠34とレンズ群35を有している。
3群移動枠34の外周面には、上下両端寄りの位置に光軸に直交する軸を支点として回転される回転カムピン36、36が支持されている。
筐体4の内部には、4群可動ユニット37が光軸方向へ移動自在に支持されている(図2参照)。4群可動ユニット37は4群移動枠38とレンズ群39を有している。
4群移動枠38は、図2乃至図4に示すように、前後に長い略円筒状に形成され、後端部を除く部分が2群移動枠26を外側から覆うと共にカム環19の内側に配置される。
4群可動ユニット37のレンズ群39と2群可動ユニット25のレンズ群27は両者とも感度が高く光軸に対する倒れ(傾き)によりMTF(Modulation Transfer Factor)の劣化が生じ易く、また、4群可動ユニット37のレンズ群39は2群可動ユニット25のレンズ群27に対して同程度の逆の感度を有している。従って、レンズ群27とレンズ群39が光軸に対して同時に同じ角度傾いたときには、互いに感度を打ち消し合い画質の低下が生じ難くされている。
4群移動枠38の上端部における後端部を除いた部分には、上方を向く平面部40が形成されている(図3及び図4参照)。4群移動枠38の後端部を除いた部分は、平面部40を除く部分が円筒部41として形成されている。
平面部40には、図5に示すように、前後に離隔して上下に貫通されたローラー支持孔42、42が形成されている。ローラー支持孔42は開口面積が大きくされた矩形状の第1の部分42aと該第1の部分42aの左右両側縁からそれぞれ左右に連続された第2の部分42b、42bとから成り、該第2の部分42b、42bは第1の部分42aの左右両側縁の前後方向における中央部に連続され開口面積が第1の部分42aの開口面積より小さくされている。
平面部40にはローラー支持孔42、42間に取付用螺孔40a、40a、・・・が前後に離隔して形成されている。
円筒部41には前後に延びる2群用ガイド孔41a、41a、・・・が形成されている(図3及び図4参照)。2群用ガイド孔41a、41a、・・・は、例えば、左右に離隔して二つずつが設けられ、左右の二つずつの2群用ガイド孔41a、41aが前後に離隔して位置されている。円筒部41の上下両端寄りの位置には、それぞれ前後に延びる3群用ガイド孔41b、41bが形成されている。
円筒部41には、周方向に離隔して光軸に直交する軸を支点として回転される回転カムピン43、43が支持されている。
3群可動ユニット33は、回転カムピン36、36がそれぞれ2群移動枠26の3群用直進案内孔29a、29aと4群移動枠38の3群用ガイド孔41b、41bとを挿通されカム環19の3群用カム孔21a、21aに摺動自在に係合される。従って、3群可動ユニット33は、カム環19の回転により回転カムピン36、36の3群用カム孔21a、21aに対する位置が変化され3群用直進案内孔29a、29a及び3群用ガイド孔41b、41bに案内されて光軸方向へ移動される。
2群可動ユニット25は、上記したように、回転カムピン31、31、31がそれぞれカム環19の2群用カム孔20b、20b、20b及び固定環16の2群用直進案内孔17b、17b、17bに摺動自在に係合されている。このとき2群可動ユニット25の受け用ローラー32、32、・・・は、図6に示すように、それぞれ4群移動枠38の2群用ガイド孔41a、41a、・・・に摺動自在に係合される。
4群移動枠38に形成されたローラー支持孔42、42にはそれぞれ押付用ローラー44、44が回転自在に支持される(図4及び図5参照)。押付用ローラー44、44は、光軸に直交する軸を支点として回転される。
押付用ローラー44は横長の円柱状に形成されたローラー部44aと該ローラー部44aの左右両側面の中心部から互いに反対方向へ突出された一対の軸部44b、44bとから成る。押付用ローラー44のローラー部44aの左右両側面には、それぞれ軸部44b、44bと同じ方向へ突出された摺動突部44c、44cが設けられている。摺動突部44cは厚みの薄い円環状に形成され、ローラー部44aからの突出量が軸部44bの突出量より小さく、直径がローラー部44aの直径より小さく軸部44bの直径より大きくされている。
押付用ローラー44は、ローラー部44a及び摺動突部44cがローラー支持孔42の第1の部分42aに挿入され、軸部44b、44bがそれぞれローラー支持孔42の第2の部分42b、42bに挿入され、ローラー部44aが2群移動枠26の上面に接触される。
4群移動枠38の平面部40には付勢バネ45、45が取り付けられる(図5参照)。従って、平面部40はバネ取付部として機能する。付勢バネ45は大きさが異なる略同一の形状に形成された第1の板バネ46と第2の板バネ47が厚み方向において積層されて成る。
下側に位置される第1の板バネ46は被取付面部46aと該被取付面部46aの左右両端部からそれぞれ前方又は後方へ突出された付勢部46b、46bとから成り、上側に位置される第2の板バネ47は被取付面部47aと該被取付面部47aの左右両端部からそれぞれ前方又は後方へ突出された付勢部47b、47bとから成る。第2の板バネ47は左右方向における幅が第1の板バネ46の左右方向における幅より小さくされている。
第1の板バネ46及び第2の板バネ47は、図6及び図7に示すように、積層された状態で被取付面部46a、47aが取付ネジ48、48によってそれぞれ平面部40に取り付けられる。取付ネジ48、48は平面部40に形成された取付用螺孔40a、40aにそれぞれ螺合される。
付勢バネ45が平面部40に取り付けられた状態においては、付勢部46b、46bと付勢部47b、47bが積層された状態で付勢部46b、46bが押付用ローラー44の軸部44b、44bにそれぞれ上方から接触され、押付用ローラー44が下方へ付勢されてローラー部44aが2群移動枠26の上面に押し付けられる。
付勢バネ45は第1の板バネ46と第2の板バネ47が厚み方向において積層されているため、第1の板バネ46と第2の板バネ47の合計の厚みを有する一つの板バネを用いる場合に比し、バネ定数が大きくなり塑性変形し難く、付勢バネ45の機能性を向上させることができる。
また、4群移動枠38には円筒部41に連続する平面部40とカム環19の内面との間に空間49が形成されるため(図7参照)、4群移動枠38に平面部40を形成することにより、レンズ鏡筒3を大型化することなく、付勢バネ45の十分な配置スペースを確保することができる。
さらに、左右方向における幅が小さい第2の板バネ47を第1の板バネ46上に積層して付勢バネ45を平面部40に取り付けているため、付勢バネ45の占有面積が小さくて済み、平面部40とカム環19の内面との間に形成された空間49の形に合わせて付勢バネ45が配置され、配置スペースの有効活用を図ることができる。
加えて、付勢バネ45、45が取付ネジ48、48、・・・によって平面部40に取り付けられた状態においては、取付ネジ48、48、・・・が平面部40の左右方向における中央部において前後に離隔して配置される。従って、取付ネジ48、48、・・・が空間49における最も上下のスペースの大きな位置に配置されるため、配置スペースの有効活用を図ることができる。
押付用ローラー44、44が下方へ付勢されることにより、図8に示すように、2群移動枠26に回転自在に支持された受け用ローラー32、32、・・・がそれぞれ4群移動枠38に形成された2群用ガイド孔41a、41a、・・・の下側開口縁に押し付けられる。
4群可動ユニット37は、回転カムピン43、43がそれぞれカム環19の4群用カム孔21b、21bに摺動自在に係合される。従って、4群可動ユニット37は、カム環19の回転により回転カムピン43、43の4群用カム孔21b、21bに対する位置が変化され2群用ガイド孔41a、41a、・・・が受け用ローラー32、32、・・・に案内されて光軸方向へ移動される。
4群可動ユニット37の光軸方向への移動時には、押付用ローラー44、44が2群移動枠26に押し付けられると共に受け用ローラー32、32、・・・がそれぞれ2群用ガイド孔41a、41a、・・・の下側開口縁に押し付けられた状態で押付用ローラー44、44及び受け用ローラー32、32、・・・が回転される。また、2群可動ユニット25の光軸方向への移動時にも、押付用ローラー44、44が2群移動枠26に押し付けられると共に受け用ローラー32、32、・・・がそれぞれ2群用ガイド孔41a、41a、・・・の下側開口縁に押し付けられた状態で押付用ローラー44、44及び受け用ローラー32、32、・・・が回転される。
このとき4群可動ユニット37は第1の可動ユニットとして機能し、2群可動ユニット25は第2の可動ユニットとして機能する。また、第1の可動ユニットとして機能する4群可動ユニット37の4群移動枠38とレンズ群39はそれぞれ第1の移動枠と第1のレンズ群として機能し、第2の可動ユニットとして機能する2群可動ユニット25の2群移動枠26とレンズ群27はそれぞれ第2の移動枠と第2のレンズ群として機能する。
尚、付勢バネ45、45の付勢力(バネ力)は、2群可動ユニット25と4群可動ユニット37に相対的な傾きが生じない程度の大きさにする必要があり、例えば、2群可動ユニット25の重量の3倍程度の大きさが望ましいが、付勢バネ45、45の配置スペースの大きさや傾きが画質に与える影響度等を考慮して任意に定めることが可能である。
2群可動ユニット25及び4群可動ユニット37の光軸方向への移動時には、付勢バネ45、45の第1の板バネ46、46における付勢部46a、46a、・・・が回転される押付用ローラー44、44に摺接されるが、付勢部46a、46a、・・・が外径の小さい軸部44b、44b、・・・に摺接されるため、押付用ローラー44、44の付勢バネ45、45から受ける回転に対する抵抗が小さく、その分、摺動ロスが小さくて済み、押付用ローラー44、44の円滑な回転動作を確保することができる。
また、押付用ローラー44、44にはローラー部44a、44a、・・・から側方へ突出された摺動突部44c、44cが設けられているため、押付用ローラー44、44の回転時には摺動突部44c、44cがローラー支持孔42、42の開口縁に摺接される。摺動突部44c、44cはローラー部44a、44aより外径が小さくされているため、押付用ローラー44、44の回転時におけるローラー支持孔42、42の開口縁に対する接触面積が小さく、その分、摺動ロスが小さくて済み、押付用ローラー44、44の円滑な回転動作を確保することができる。
4群可動ユニット37と2群可動ユニット25の光軸方向への移動時には、4群可動ユニット37と2群可動ユニット25に光軸に対する僅かな倒れ(傾き)が生じるおそれがあるが、この傾きが生じたとしても、受け用ローラー32、32、・・・がそれぞれ2群用ガイド孔41a、41a、・・・の下側開口縁に押し付けられた状態とされているため、4群可動ユニット37と2群可動ユニット25は一体となって同じ向き及び同じ角度で傾く。
このように4群可動ユニット37と2群可動ユニット25は光軸に対して僅かな傾きが生じたとしても同じ向き及び同じ角度で傾き、レンズ群39とレンズ群28が逆の同程度の感度を有しているため、傾きによる画質の低下が生じ難い。
上記のように2群移動枠26に支持された受け用ローラー32、32、・・・は4群移動枠38に押し付けられて回転する機能を有する他、4群可動ユニット37の光軸方向への移動時における案内手段としても機能する。一方、4群移動枠38に形成された2群用ガイド孔41a、41a、・・・は受け用ローラー32、32、・・・が押し付けられる機能を有する他、2群可動ユニット25の光軸方向への移動時における案内手段としても機能する。
筐体4の内部には、その後端寄りの位置にフォーカスモーター50、例えば、超音波モーターが配置されている。フォーカスモーター50は、オートフォーカスモードにおいてフォーカス動作が行われるときに駆動される。
以上のように構成された撮像装置1において、フォーカス動作又はズーム動作が行われるときには、カム環19が回転され1群可動ユニット22、2群可動ユニット25、3群可動ユニット33及び4群可動ユニット37のうち少なくとも一つの可動ユニットが光軸方向へ移動される。撮像装置1にあっては、例えば、広角から望遠にズーム動作が行われるときには、1群可動ユニット22が一旦後方(結像面側)へ移動されてから前方(被写体側)へ移動され、2群可動ユニット25、3群可動ユニット33及び4群可動ユニット37が後方へ移動される。このとき、移動量は4群可動ユニット37、2群可動ユニット25、3群可動ユニット33の順に大きくされている。
以上に記載した通り、撮像装置1にあっては、付勢バネ45、45によって押付用ローラー44、44を第2の移動枠として機能する2群移動枠26に押し付け、該2群移動枠26に支持された受け用ローラー32、32、・・・を第1の移動枠として機能する4群移動枠38に押し付けており、押付用ローラー44、44及び受け用ローラー32、32、・・・が回転しながら2群移動枠26及び4群移動枠38が光軸方向へ移動されるため、両者の円滑な動作を確保することができる。
また、2群可動ユニット25と4群可動ユニット37の両者の間で傾きが生じることがなく、生じ得る傾きは2群可動ユニット25と4群可動ユニット37が一体となって光軸に対して傾く傾きだけであり、2群可動ユニット25と4群可動ユニット37が各別に光軸に対して傾くことがないため、2群可動ユニット25と4群可動ユニット37の光軸に対する傾きが極めて小さく、その分、画質の向上を図ることができる。
さらに、2群移動枠26に支持された受け用ローラー32、32、・・・が4群可動ユニット37の光軸方向への移動時における案内手段としても機能し、4群移動枠38に形成された2群用ガイド孔41a、41a、・・・が2群可動ユニット25の光軸方向への移動時における案内手段としても機能するようにしているため、他に専用の案内手段を設ける必要がなく、機構の簡素化を図ることができる。
さらにまた、レンズ鏡筒3にあっては、受け用ローラー32、32、・・・を光軸方向(前後方向)に離隔して複数設けているため、2群可動ユニット25及び4群可動ユニット37の光軸に対する前後方向における傾きが生じ難く、2群可動ユニット25及び4群可動ユニット37の動作の安定性及び画質の向上を図ることができる。尚、受け用ローラー32、32の光軸方向における距離は、前後方向における傾きの発生を防止する観点から長くすることが望ましい。
加えて、レンズ鏡筒3にあっては、受け用ローラー32、32、・・・を光軸に直交する方向(左右方向)に離隔して複数設けているため、2群可動ユニット25及び4群可動ユニット37の光軸に対する左右方向における傾きが生じ難く、2群可動ユニット25及び4群可動ユニット37の動作の安定性及び画質の向上を図ることができる。
尚、レンズ鏡筒3にあっては、図9に示すように、押付用ローラー44と受け用ローラー32、32を周方向において等間隔(120°)に離隔して配置している。従って、付勢バネ45によって押付用ローラー44を介して付与される下方への付勢力を受け用ローラー32、32によって均等に受けることができ、また、押付用ローラー44の1カ所で2群移動枠26を下方へ押圧した場合においても、押圧力を水平方向及び垂直方向の両方向において均等に分散して受けることができ2群可動ユニット25及び4群可動ユニット37の安定した動作状態を確保することができる。
また、上記には、2群移動枠25に支持された受け用ローラー32、32、・・・が4群移動枠37に形成された2群用ガイド孔41a、41a、・・・の開口縁に押し付けられる例を示したが、逆に、4群移動枠37に受け用ローラーを支持し、2群移動枠25にガイド孔を形成して受け用ローラーをガイド孔の開口縁に押し付けるようにしてもよい。
上記には、二つの押付用ローラー44、44と四つの受け用ローラー32、32、・・・を設けた例を示したが、押付用ローラー44と受け用ローラー32の数はこれらの数に限られることはなく、任意の数を設けることが可能である。
また、上記には、押付用ローラー44、44を上方側に位置させ受け用ローラー32、32、・・・を下方側に位置させた例を示したが、押付用ローラー44、44と受け用ローラー32、32、・・・の位置もこれらの位置に限られることはなく、任意の位置に設けることが可能である。
さらに、上記には、押付用ローラー44、44が第1の可動ユニットとして機能する4群可動ユニット37に支持され、受け用ローラー32、32、・・・が第2の可動ユニットとして機能する2群可動ユニット25に支持された例を示したが、押付用ローラー44、44と受け用ローラー32、32、・・・が支持されるユニットは4群可動ユニット37と2群可動ユニット25に限られることはなく、押付用ローラー44、44と受け用ローラー32、32、・・・がそれぞれ支持される第1の可動ユニット及び第2の可動ユニットの組み合わせは、光軸方向へ移動される1群可動ユニット22、2群可動ユニット25、3群可動ユニット33又は4群可動ユニット37の何れであってもよい。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図9と共に本発明レンズ鏡筒及び撮像装置の最良の形態を示すものであり、本図は、撮像装置の斜視図である。 レンズ鏡筒の概略拡大断面図である。 レンズ鏡筒の一部を示す分解斜視図である。 2群可動ユニットと4群可動ユニットを分離して示す拡大斜視図である。 4群可動ユニットの平面部とこれに配置される各部とを示す拡大分解斜視図である。 2群可動ユニットと4群可動ユニットを示す拡大斜視図である。 付勢バネが配置された状態を一部を断面にして示す拡大正面図である。 付勢バネによって押付用ローラーが付勢され受け用ローラーが2群用ガイド孔の開口縁に押し付けられている状態を示す概念図である。 押付用ローラーと受け用ローラーの位置関係を示す概念図である。
符号の説明
1…撮像装置、3…レンズ鏡筒、16…固定環、19…カム環、25…2群可動ユニット、26…2群移動枠、27…レンズ群、32…受け用ローラー、37…4群可動ユニット、38…4群移動枠、39…レンズ群、40…平面部、41…円筒部、41a…2群用ガイド孔、42…ローラー支持孔、44…押付用ローラー、44a…ローラー部、44b…軸部、44c…摺動突部、45…付勢バネ、46…第1の板バネ、47…第2の板バネ

Claims (11)

  1. 固定環に対して光軸の軸回り方向へカム環が回転されてレンズ群を有する複数の可動ユニットが光軸方向へ移動されるレンズ鏡筒であって、
    第1のレンズ群と該第1のレンズ群を保持しローラー支持孔が形成された第1の移動枠とを有する第1の可動ユニットと、
    第2のレンズ群と該第2のレンズ群を保持し第1の移動枠の内側に位置される第2の移動枠とを有する第2の可動ユニットと、
    第1の移動枠のローラー支持孔に光軸に直交する軸を支点として回転自在に支持されると共に第1の可動ユニット又は第2の可動ユニットの光軸方向への移動に伴って回転される押付用ローラーと、
    第1の移動枠の外面に取り付けられ押付用ローラーを第2の移動枠の外面に押し付ける付勢バネと、
    第1の移動枠又は第2の移動枠に光軸に直交する軸を支点として回転自在に支持されると共に付勢バネの付勢力によって第2の移動枠又は第1の移動枠に押し付けられた状態で第1の移動枠又は第2の移動枠の光軸方向への移動に伴って回転される受け用ローラーとを備えた
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 第1のレンズ群と第2のレンズ群の感度を逆の感度にすると共に第1のレンズ群と第2のレンズ群の感度の大きさを略同じにした
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 第1の移動枠又は第2の移動枠に、回転される受け用ローラーが押し付けられると共に光軸方向へ延び第2の移動枠又は第1の移動枠の光軸方向への移動を案内するガイド孔を形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  4. 押付用ローラーに第2の移動枠に接触され円柱状に形成されたローラー部と該ローラー部の両側面の中心部から互いに反対方向へ突出された一対の軸部とを設け、
    付勢バネを一対の軸部の外周面に接触させて押付用ローラーを第2の移動枠側へ付勢した
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  5. 押付用ローラーのローラー部の両側面に互いに反対方向へ突出されると共に第1の移動枠のローラー支持孔の開口縁に摺動可能な円板状の摺動突部を設け、
    摺動突部のローラー部からの突出量を軸部の突出量より小さくすると共に直径をローラー部の直径より小さく軸部の直径より大きくした
    ことを特徴とする請求項4に記載のレンズ鏡筒。
  6. 付勢バネをそれぞれ第1の板バネと第2の板バネによって構成し、
    第1の板バネと第2の板バネを厚み方向において重ねて配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  7. カム環を略円筒状に形成し、
    第1の移動枠を円筒部と該円筒部の周方向に連続する平面部とによって形成し、
    第1の移動枠の少なくとも平面部を含む部分をカム環の内側に配置し、
    平面部を付勢バネが取り付けられるバネ取付部とした
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  8. 付勢バネをそれぞれ第1の板バネと該第1の板バネより外形が小さい第2の板バネとによって構成し、
    第1の板バネをバネ取付部に接触させた状態で配置し、
    第2の板バネを第1の板バネ上に厚み方向において重ねて配置した
    ことを特徴とする請求項7に記載のレンズ鏡筒。
  9. 受け用ローラーを光軸方向に離隔して複数設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  10. 受け用ローラーを光軸に直交する方向に離隔して複数設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  11. 固定環に対して光軸の軸回り方向へカム環が回転されてレンズ群を有する複数の可動ユニットが光軸方向へ移動されるレンズ鏡筒を備えた撮像装置であって、
    第1のレンズ群と該第1のレンズ群を保持しローラー支持孔が形成された第1の移動枠とを有する第1の可動ユニットと、
    第2のレンズ群と該第2のレンズ群を保持し第1の移動枠の内側に位置される第2の移動枠とを有する第2の可動ユニットと、
    第1の移動枠のローラー支持孔に光軸に直交する軸を支点として回転自在に支持されると共に第1の可動ユニット又は第2の可動ユニットの光軸方向への移動に伴って回転される押付用ローラーと、
    第1の移動枠の外面に取り付けられ押付用ローラーを第2の移動枠の外面に押し付ける付勢バネと、
    第1の移動枠又は第2の移動枠に光軸に直交する軸を支点として回転自在に支持されると共に付勢バネの付勢力によって第2の移動枠又は第1の移動枠に押し付けられた状態で第1の移動枠又は第2の移動枠の光軸方向への移動に伴って回転される受け用ローラーとを備えた
    ことを特徴とする撮像装置。
JP2007193510A 2007-07-25 2007-07-25 レンズ鏡筒及び撮像装置 Expired - Fee Related JP4415281B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007193510A JP4415281B2 (ja) 2007-07-25 2007-07-25 レンズ鏡筒及び撮像装置
US12/153,022 US7466504B1 (en) 2007-07-25 2008-05-13 Lens barrel and imaging apparatus
CN2008101347216A CN101354469B (zh) 2007-07-25 2008-07-23 透镜镜筒及成像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007193510A JP4415281B2 (ja) 2007-07-25 2007-07-25 レンズ鏡筒及び撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009031424A JP2009031424A (ja) 2009-02-12
JP4415281B2 true JP4415281B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=40118738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007193510A Expired - Fee Related JP4415281B2 (ja) 2007-07-25 2007-07-25 レンズ鏡筒及び撮像装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7466504B1 (ja)
JP (1) JP4415281B2 (ja)
CN (1) CN101354469B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281971A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Sony Corp 交換レンズ及び撮像装置
JP5677039B2 (ja) * 2010-11-08 2015-02-25 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および撮像装置
CN102621656A (zh) * 2011-01-28 2012-08-01 中强光电股份有限公司 变焦调整机构及投影镜头模组
JP6501450B2 (ja) 2014-03-31 2019-04-17 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および光学機器
JP6465584B2 (ja) * 2014-08-08 2019-02-06 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒およびそれを有する光学機器
JP6508930B2 (ja) 2014-12-10 2019-05-08 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器
JP6403561B2 (ja) * 2014-12-10 2018-10-10 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器
JP6550773B2 (ja) * 2015-02-03 2019-07-31 リコーイメージング株式会社 光学機器
JP6403645B2 (ja) * 2015-08-31 2018-10-10 キヤノン株式会社 レンズ装置
JP6708583B2 (ja) 2017-05-02 2020-06-10 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および光学機器
CN113015930B (zh) * 2018-11-12 2023-05-23 富士胶片株式会社 透镜镜筒及外包装框体
JP7244673B2 (ja) * 2019-12-19 2023-03-22 日本電産コパル株式会社 カメラ装置
CN111856698A (zh) * 2020-08-19 2020-10-30 新思考电机有限公司 驱动结构、驱动装置及电子设备

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5926322A (en) * 1997-08-04 1999-07-20 Fuji Photo Film Co., Ltd. Zoom lens device with zooming position detector
JP2000266981A (ja) 1999-03-19 2000-09-29 Canon Inc レンズ鏡筒
JP4233394B2 (ja) * 2003-06-17 2009-03-04 オリンパス株式会社 レンズ装置及びそれを用いたデジタルカメラ
JP4482418B2 (ja) * 2004-10-08 2010-06-16 富士フイルム株式会社 内視鏡装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009031424A (ja) 2009-02-12
CN101354469B (zh) 2010-06-02
CN101354469A (zh) 2009-01-28
US7466504B1 (en) 2008-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4415281B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP5079277B2 (ja) レンズ鏡筒
US8248722B2 (en) Lens barrel and imaging apparatus
JP2011154347A (ja) レンズ鏡筒
US8472127B2 (en) Lens barrel
US9798158B2 (en) Optical apparatus capable of retracting optical element from optical path
US11106003B2 (en) Lens barrel and imaging apparatus
US8964306B2 (en) Lens barrel
JP6381224B2 (ja) レンズ装置および光学機器
US7466503B2 (en) Zoom lens lens-barrel and imaging apparatus
US10495841B2 (en) Lens barrel and imaging device
JP5776179B2 (ja) 調芯機構、レンズ鏡筒及び光学機器
JP4830515B2 (ja) レンズ鏡筒、交換レンズ、カメラシステム
JP6049294B2 (ja) レンズ鏡筒
JP4683127B2 (ja) レンズ鏡筒およびこれを備えた撮像装置
JPH0833510B2 (ja) 焦点距離が切換可能なレンズ構体
JP6114927B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
US10641985B2 (en) Lens barrel and optical apparatus
JP6991790B2 (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP2009150950A (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP2013064812A (ja) 光学防振装置および光学機器
WO2010021150A1 (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP2022174289A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2016122067A (ja) レンズ鏡筒および光学機器
JP2013190474A (ja) レンズ鏡筒及び光学機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091029

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees