JP7244673B2 - カメラ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラ装置に係り、特にレンズ鏡筒を光軸方向に沿って前方に繰り出すことができるカメラ装置に関するものである。
従来からレンズ鏡筒を光軸方向に沿って前方に繰り出す鏡筒繰出機構を有するカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような鏡筒繰出機構は、レンズ鏡筒の光軸方向の位置によってレンズ鏡筒を付勢するバネの力の方向が反転するように構成されている。撮影していないときには、バネがレンズ鏡筒を後方に付勢して、レンズ鏡筒がカメラ本体の内部に収容されるようになっており、撮影時には、ユーザが操作ボタンを押すことでレンズ鏡筒が前方に移動され、これに伴いバネの付勢方向が反転し、その後はそのバネの付勢力によりレンズ鏡筒が前方に繰り出される。
しかしながら、カメラで撮影していないときに外部からの衝撃などによってレンズ鏡筒が意図せずに光軸方向に移動することがある。そのような場合に、バネの付勢方向が反転する位置を越えてレンズ鏡筒が前方に移動してしまうと、バネの付勢力が反転し、鏡筒繰出機構によりレンズ鏡筒が前方に繰り出すことになる。この場合には、意図せず前方に繰り出したレンズ鏡筒に周囲の物が接触してレンズ鏡筒の破損などを招くおそれがある。
また、このようなカメラは、レンズ鏡筒の前方への繰出によって電源が入るスイッチ機構を備えていることが多く、上述のように外部からの衝撃などによってレンズ鏡筒が前方に繰り出すと、意図せずカメラの電源が入ることになり、ユーザが知らない間にカメラの電池が消耗してしまうことになる。
特開2014-56009号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、外部からの衝撃などによって意図せずレンズ鏡筒が繰り出してしまうことを防止できるカメラ装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、外部からの衝撃などによって意図せずレンズ鏡筒が繰り出してしまうことを防止できるカメラ装置が提供される。このカメラ装置は、光軸方向に沿って延びるガイド溝が形成されたバレル部と、上記バレル部の内部に収容された沈胴状態から上記光軸方向に沿った繰出方向に移動可能なレンズ鏡筒とを備える。このレンズ鏡筒は、半径方向外側に突出して上記バレル部の上記ガイド溝に係合する係合突起を有する。上記カメラ装置は、上記バレル部に形成されるバネ係合部と上記レンズ鏡筒の上記係合突起との間に架け渡される切替バネと、上記バレル部に形成されるレバー軸を中心に回転可能な駆動レバーと、上記駆動レバーに形成されるストッパ軸を中心に回転可能なストッパ部材と、上記ストッパ部材をストッパ付勢方向に付勢するストッパ付勢バネと、操作方向に移動可能な操作部材と、上記操作部材を上記操作方向とは反対の方向に付勢するボタン付勢バネとをさらに備える。上記操作部材は、上記操作方向への移動により上記駆動レバーを初期位置から駆動方向に回転させるように構成される。上記切替バネは、上記レンズ鏡筒の上記係合突起が基準位置よりも上記繰出方向側に位置しているときには、上記レンズ鏡筒の上記係合突起を上記繰出方向に付勢し、上記レンズ鏡筒の上記係合突起が上記基準位置よりも上記繰出方向とは反対の沈胴方向側に位置しているときには、上記レンズ鏡筒の上記係合突起を上記沈胴方向に付勢するように構成される。上記駆動レバーは、上記レンズ鏡筒の上記係合突起を上記繰出方向に押すことが可能なプッシャ部と、上記ストッパ部材の上記ストッパ付勢方向への回転を規制する回転規制部とを有する。上記駆動レバーの上記プッシャ部は、上記操作部材の押込による上記駆動レバーの上記駆動方向への回転により、上記レンズ鏡筒の上記係合突起が上記基準位置よりも上記繰出方向側に移動するように上記係合突起を上記繰出方向に押すように構成される。上記ストッパ部材は、上記駆動レバーが上記初期位置に位置しているときに、上記バレル部の上記ガイド溝に沿った上記レンズ鏡筒の上記係合突起の移動経路上に位置して上記レンズ鏡筒の上記係合突起の上記繰出方向への移動を制止する制止部を有する。
図1は、本発明の一実施形態におけるカメラ装置を示す斜視図である。 図2は、図1に示すカメラ装置においてフロントカバー、リアカバー、及びトップカバーにより形成される内部空間に収容される構成要素の一部を示す斜視図である。 図3は、図1に示すカメラ装置の構成要素の一部を示す分解斜視図である。 図4は、図3に示すレンズ鏡筒が+X方向に最大限伸びた状態を示す斜視図である。 図5は、図1に示すカメラ装置のレンズ鏡筒が繰出位置にあるときの状態を示す斜視図である。 図6Aは、図3に示す駆動レバー及びストッパ部材を示す分解斜視図である。 図6Bは、図3に示す駆動レバー及びストッパ部材を示す分解斜視図である。 図7は、図3に示すカバープレートを示す斜視図である。 図8Aは、図3に示す駆動レバーにストッパ部材及びストッパ付勢バネを装着した状態を示す斜視図である。 図8Bは、図3に示す駆動レバーにストッパ部材及びストッパ付勢バネを装着した状態を示す斜視図である。 図9Aは、図1に示すカメラ装置における鏡筒繰出機構の動作を説明するための模式図である。 図9Bは、図1に示すカメラ装置における鏡筒繰出機構の動作を説明するための模式図である。 図9Cは、図1に示すカメラ装置における鏡筒繰出機構の動作を説明するための模式図である。 図9Dは、図1に示すカメラ装置における鏡筒繰出機構の動作を説明するための模式図である。 図9Eは、図1に示すカメラ装置における鏡筒繰出機構の動作を説明するための模式図である。 図9Fは、図1に示すカメラ装置における鏡筒繰出機構の動作を説明するための模式図である。
以下、本発明に係るカメラ装置の実施形態について図1から図9Fを参照して詳細に説明する。なお、図1から図9Fにおいて、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図9Fにおいては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。
図1は、本発明の一実施形態におけるカメラ装置1を示す斜視図である。本実施形態におけるカメラ装置1は、撮影後に自動的に現像が行われる写真フィルムを用いるカメラ(インスタントカメラ)であるが、本発明はこのようなインスタントカメラ以外にも適用できることは言うまでもない。なお、本実施形態では、便宜的に、図1における+X方向を「前」又は「前方」といい、-X方向を「後」又は「後方」ということとする。
図1に示すように、カメラ装置1は、フロントカバー2と、フロントカバー2の後方に装着されるリアカバー3と、フロントカバー2とリアカバー3とに挟まれるトップカバー4とを備えている。フロントカバー2にはファインダ窓5が形成されており、このファインダ窓5に隣接してフラッシュ窓6が配置されている。また、ファインダ窓5の-Z方向側にはレリーズボタン7が配置されている。トップカバー4には、Y方向に延びる排出スリット4Aが形成されており、この排出スリット4Aから撮影後に現像された写真フィルムが排出されるようになっている。
図2は、フロントカバー2、リアカバー3、及びトップカバー4により形成される内部空間に収容される構成要素の一部を示す斜視図である。図3は、カメラ装置1の構成要素の一部を示す分解斜視図である。図2及び図3に示すように、カメラ装置1は、フロントカバー2の筒状部2A(図1参照)の内側に収容されるレンズ鏡筒10と、レンズ鏡筒10が取り付けられるフレーム20とを有している。このフレーム20は、略直方体状のベース部21と、ベース部21から前方に延び、レンズ鏡筒10を保持する筒状のバレル部22とを含んでいる。
図3に示すように、フレーム20のバレル部22に隣接した位置には、+X方向に延びるガイドシャフト30が設けられており、このガイドシャフト30の先端には操作ボタン32(操作部材)が取り付けられている。この操作ボタン32は、ボタン本体33と、ボタン本体33の後端部に形成されるフック部35(レバー係合部)とを含んでいる。操作ボタン32の後端面とフレーム20のベース部21の前面との間にはボタン付勢バネ34が圧縮された状態で配置される。したがって、操作ボタン32は、このボタン付勢バネ34によって+X方向(ボタン付勢方向)に付勢された状態となっている。
図1に示すように、操作ボタン32のボタン本体33は、フロントカバー2の筒状部2Aの近傍でフロントカバー2から+X方向に突出しており、ユーザは、ボタン付勢バネ34の付勢力に抗して操作ボタン32を-X方向(操作方向)に押し込むことができるようになっている。なお、図示の例では、ボタン付勢バネ34はコイルバネにより構成されているが、他の種類のバネにより構成することも可能である。
本実施形態におけるレンズ鏡筒10は、+X方向に伸長可能な構造となっている。図4は、+X方向に最大限伸長した状態のレンズ鏡筒10を示す斜視図である。図4に示すように、レンズ鏡筒10は、第1の筒部11と第2の筒部12と第3の筒部13とを含んでいる。第1の筒部11はフレーム20のバレル部22に対してX方向に移動可能であり、第2の筒部12は第1の筒部11に対してX方向に移動可能となっている。また、第3の筒部13は第2の筒部12に対してX方向に移動可能となっている。
図2では、レンズ鏡筒10がフレーム20のバレル部22に収容されており、レンズ鏡筒10がX方向に最も短くなっている。以下、この状態を「沈胴状態」という。この沈胴状態でユーザが操作ボタン32を-X方向に押し込むと、後述する鏡筒繰出機構によってレンズ鏡筒10が+X方向(繰出方向)に繰り出され、レンズ鏡筒10がフレーム20のバレル部22から+X方向に飛び出すようになっている。このようにレンズ鏡筒10がバレル部22から+X方向に飛び出すと、図示しないスイッチ機構によりカメラ装置1の電源が入る。
本実施形態では、レンズ鏡筒10が+X方向に移動する途中で第2の筒部12が第1の筒部11に対して+X方向に移動するようになっている。また、レンズ鏡筒10の第1の筒部11及び第2の筒部12が+X方向に移動した後に、例えばマクロ撮影などをするために、ユーザが第3の筒部13を第2の筒部12からさらに+X方向に引き出せるようになっている。図5は、このときの状態を示す斜視図である。
以下、レンズ鏡筒10を+X方向(繰出方向)に繰り出す鏡筒繰出機構について説明する。図3に示すように、フレーム20のバレル部22には、光軸Pの方向(X方向)に沿って延びる2つのガイド溝24が形成されている。それぞれのガイド溝24に対応して、レンズ鏡筒10の第1の筒部11の後端部には半径方向外側に突出する係合突起14が形成されている。図2及び図5に示すように、レンズ鏡筒10のそれぞれの係合突起14は、バレル部22のガイド溝24の内部に収容され、ガイド溝24に係合するようになっている。ガイド溝24のZ方向の幅は、係合突起14のZ方向の幅よりわずかに大きい程度となっている。したがって、係合突起14はガイド溝24にガイドされつつ、ガイド溝24の内部で光軸Pの方向(X方向)に移動するようになっている。本実施形態では、後述する駆動レバー50及びストッパ部材60を含む鏡筒繰出機構によって2つの係合突起14のうち一方の係合突起14が+X方向に繰り出され、これに伴い、他方の係合突起14もガイド溝24にガイドされて+X方向に移動するようになっている。
図2及び図5に示すように、レンズ鏡筒10の係合突起14は、バレル部22のガイド溝24を通ってバレル部22の外側まで延びており、この係合突起14の先端には、例えばねじりコイルバネからなる切替バネ40の一方の腕部41が係合している。また、フレーム20のバレル部22には、ピン状のバネ係合部26が形成されており、このバネ係合部26には切替バネ40の他方の腕部42が係合している。すなわち、レンズ鏡筒10の係合突起14とバレル部22のバネ係合部26との間に、上述した切替バネ40が架け渡されている。図示の例では、この切替バネ40はねじりコイルバネにより構成されているが、他の種類のバネ(例えば板バネ)により構成することも可能である。
また、図3に示すように、バレル部22には、半径方向外側に延びるレバー軸28が形成されている。このレバー軸28には、長尺状の駆動レバー50がこのレバー軸28を中心として回転可能に取り付けられる。また、駆動レバー50には、+Y方向に延びるストッパ軸51が形成されており、このストッパ軸51には、略扇形状のストッパ部材60がこのストッパ軸51を中心として回転可能に取り付けられる。さらに、バレル部22にはカバープレート80が取り付けられており、このカバープレート80とバレル部22との間に駆動レバー50とストッパ部材60とが挟み込まれて保持される。カバープレート80は、バレル部22に形成されたネジ孔29にネジ81を螺合させることにより固定される。
図6A及び図6Bは、駆動レバー50とストッパ部材60とを示す分解斜視図、図7は、カバープレート80を示す斜視図である。図6A及び図6Bに示すように、駆動レバー50は、上述したレバー軸28が挿通される軸孔52が形成されたレバー本体53と、レバー本体53から延びる1対の保持片54と、レバー本体53から保持片54とは反対側に延びるプッシャ部55と、レバー本体53の+Y方向側に形成された係合爪56と、レバー本体53から+Y方向に突出してストッパ部材60の回転を規制する回転規制部57とを有している。上述したストッパ軸51は、係合爪56と回転規制部57との間でレバー本体53から+Y方向に延びている。なお、ストッパ軸51には、半径方向外側に突出する2つのキー51Aが180度の間隔をおいて形成されている。
図7に示すように、カバープレート80には、円弧状のレール82と、駆動レバー50のストッパ軸51が挿入される軸孔83と、ネジ81(図3参照)が挿通されるネジ孔84と、ストッパ部材60に係合可能なストッパ係合部85とを有している。図6Aに示すように、駆動レバー50は、カバープレート80のレール82に摺接するプレート摺接部58を有している。
図3に示すように、駆動レバー50の1対の保持片54の間に形成される溝部Mには、操作ボタン32のフック部35が位置するようになっており、操作ボタン32のフック部35が駆動レバー50の保持片54に係合している。ユーザが操作ボタン32を-X方向(操作方向)に押し込むと、操作ボタン32のフック部35が駆動レバー50を-X方向に押すこととなり、この結果、駆動レバー50がレバー軸28を中心として(図2において反時計回りに)回転するようになっている。なお、以下では、操作ボタン32の操作方向(-X方向)への押込によって駆動レバー50が回転する方向、すなわち図2においてレバー軸28を中心として反時計回りの方向を「駆動方向」ということとする。
図6A及び図6Bに示すように、ストッパ部材60は、駆動レバー50のストッパ軸51が挿通される軸孔61が形成された基部62と、基部62から半径方向外側に広がった拡張部63と、拡張部63の+Y方向側に形成された係合爪64と、駆動レバー50のプッシャ部55に対向するように配置される制止部65と、X方向において制止部65とは反対側に位置する当接部66と、フレーム20のバレル部22に形成された円弧状のレール23(図3参照)に摺接するバレル摺接部68とを有している。
基部62に形成された軸孔61には、駆動レバー50のストッパ軸51の2つのキー51Aに対応して2つのキー溝61Aが形成されている。ストッパ部材60を駆動レバー50に取り付ける際は、駆動レバー50のキー51Aをストッパ部材60のキー溝61Aに通した後、ストッパ部材60を駆動レバー50のストッパ軸51を中心として回転させる。これにより、駆動レバー50のキー51Aがストッパ部材60の軸孔61の周囲の表面に係合し、ストッパ部材60が駆動レバー50から脱離しない。
駆動レバー50のストッパ軸51のY方向に沿った長さは、ストッパ部材60の基部62のY方向に沿った厚さよりも大きく、駆動レバー50のストッパ軸51は、ストッパ部材60の軸孔61を通ってストッパ部材60からさらに+Y方向に延びる。図3に示すように、ストッパ部材60から+Y方向に延びるストッパ軸51には、例えばねじりコイルバネからなるストッパ付勢バネ70が装着される。本実施形態では、このストッパ付勢バネ70のコイル部71が駆動レバー50のストッパ軸51の周囲に配置され、一方の腕部72がストッパ部材60の係合爪64に係合し、他方の腕部73が駆動レバー50の係合爪56に係合している。
図8A及び図8Bは、駆動レバー50にストッパ部材60及びストッパ付勢バネ70を装着した状態を示す斜視図である。ストッパ付勢バネ70は、腕部72と腕部73との間の開き角度がストッパ付勢バネ70の自由角度よりも小さくなるようにストッパ部材60の係合爪64と駆動レバー50の係合爪56と間に架け渡されている。このため、ストッパ部材60は、図8Aにおいてストッパ軸51を中心として反時計回りの方向に付勢された状態となっている。以下では、ストッパ部材60が付勢される方向、すなわち図8Aにおいてストッパ軸51を中心として反時計回りの方向を「ストッパ付勢方向」ということとする。
駆動レバー50の回転規制部57は、ストッパ部材60が回転する領域内に位置しており、ストッパ部材60がストッパ付勢方向に回転すると、ストッパ部材60の拡張部63の縁部63Aが駆動レバー50の回転規制部57に当接するようになっている。このようにして、ストッパ部材60のストッパ付勢方向への回転が駆動レバー50の回転規制部57により規制される。
図9Aから図9Fは、上述した鏡筒繰出機構の動作を説明するための模式図であり、上述した各構成要素を簡略化して示すものである。図9Aは、レンズ鏡筒10が沈胴状態(図2に示す状態)にあるときを示している。この沈胴状態では、操作ボタン32がボタン付勢バネ34の付勢力によって+X方向(ボタン付勢方向)側に移動しており、操作ボタン32のフック部35と駆動レバー50の保持片54との係合によって、駆動レバー50は図9Aに示す位置することとなる。以下、この図9Aに示す駆動レバー50の位置を「初期位置」ということとする。
この沈胴状態では、レンズ鏡筒10が最も-X方向側に移動されバレル部22の内部に収容されるため、レンズ鏡筒10の係合突起14は最も-X方向側に位置する。図9Aに示すように、初期位置にある駆動レバー50のプッシャ部55は、このレンズ鏡筒10の係合突起14よりも-X方向側に位置している。
また、ストッパ部材60は、上述したストッパ付勢バネ70によってストッパ付勢方向に付勢され、ストッパ部材60の拡張部63の縁部63Aが駆動レバー50の回転規制部57に当接した状態となっている。このとき、図9Aに示すように、XZ平面上においてストッパ部材60の制止部65の少なくとも一部及び当接部66の少なくとも一部がバレル部22のガイド溝24と重なるようになっている。すなわち、ストッパ部材60の制止部65の少なくとも一部及び当接部66の少なくとも一部が、ガイド溝24に沿って移動するレンズ鏡筒10の係合突起14の移動経路上に位置している。
ここで、図9Aに示す状態では、レンズ鏡筒10の係合突起14に係合する切替バネ40の腕部41が腕部42よりも-X方向側に位置しているので、係合突起14が+X方向側に移動しようとしても、切替バネ40の付勢力の-X方向成分が係合突起14に作用するため、通常の条件下では係合突起14が図9Aに示す位置に保持される。しかしながら、外部からの衝撃などによってレンズ鏡筒10に対して切替バネ40の付勢力の-X方向成分を上回る+X方向の力が作用すると、係合突起14が切替バネ40の付勢力に抗して+X方向に移動してしまう。そのような場合であっても、本実施形態によれば、レンズ鏡筒10の係合突起14がストッパ部材60の制止部65に当たり+X方向の移動が規制され、レンズ鏡筒10が意図せず+X方向に繰り出されることが防止される。したがって、意図せずカメラ装置1の電源が入ることを防止することができ、カメラ装置1の電池の消耗を低減することができる。
図9Aに示す状態で、ユーザが、図9Bに示すように、操作ボタン32をボタン付勢バネ34の付勢力に抗して-X方向(操作方向)に押し込むと、操作ボタン32の-X方向への移動に伴って、操作ボタン32のフック部35と駆動レバー50の保持片54との係合によって、駆動レバー50がレバー軸28を中心として反時計回り(以下、駆動方向という)に回転する。これによって、駆動レバー50のプッシャ部55が係合突起14に当接し、駆動レバー50の回転に伴って係合突起14(及びレンズ鏡筒10)が+X方向(繰出方向)に押し出される。このとき、ストッパ部材60は、ストッパ付勢バネ70によってストッパ付勢方向に付勢され、ストッパ部材60の拡張部63の縁部63Aが駆動レバー50の回転規制部57に当接した状態となっているため、ストッパ部材60は駆動レバー50と一体的に回転する。
このようにして、操作ボタン32の押込により駆動レバー50が駆動方向に回転すると、図9Cに示すように、駆動レバー50と一体的に回転するストッパ部材60の制止部65及び当接部66が、やがてXZ平面上においてバレル部22のガイド溝24と重ならないようになる。すなわち、ストッパ部材60の制止部65及び当接部66がレンズ鏡筒10の係合突起14の移動経路から退避する。本実施形態では、図9Cに示すように、係合突起14のX方向の位置がバネ係合部26のX方向の位置と略一致するとき、換言すれば、切替バネ40の腕部41と腕部42のX方向の位置が略一致するときに、ストッパ部材60の制止部65及び当接部66がレンズ鏡筒10の係合突起14の移動経路から退避するようになっている。なお、図9Cに示すように、切替バネ40の腕部41と腕部42のX方向の位置が一致するときの係合突起14の位置を「基準位置」ということとする。
図9Cに示す状態から、駆動レバー50がさらに駆動方向に回転すると、切替バネ40の腕部41が腕部42よりも+X方向側に移動するため、レンズ鏡筒10の係合突起14には切替バネ40の付勢力の+X方向成分が作用することとなる。したがって、係合突起14は、図9Dに示すように、駆動レバー50のプッシャ部55により押されなくても切替バネ40の付勢力の+X方向成分によって+X方向(繰出方向)に移動し、やがて駆動レバー50のプッシャ部55から離れて、最終的にガイド溝24の+X方向端部まで移動する。このときには、上述したようにストッパ部材60の制止部65及び当接部66が係合突起14の移動経路から退避しているため、係合突起14はストッパ部材60の制止部65に邪魔されることなく、ガイド溝24の+X方向端部まで移動することができる。このようにして係合突起14がガイド溝24の+X方向端部まで移動すると、図示しないスイッチ機構によりカメラ装置1の電源が入り、カメラ装置1による撮影が可能となる。なお、上述したように、レンズ鏡筒10が図9Cに示す状態から図9Dに示す状態になるまでに、図示しない移動機構によりレンズ鏡筒10の第2の筒部12が第1の筒部に対して+X方向に移動され、レンズ鏡筒10のX方向の長さが伸びるようになっている。
図9Dに示す状態で、ユーザが操作ボタン32から手を離すと、図9Eに示すように、操作ボタン32はボタン付勢バネ34の付勢力によって+X方向に移動する。この操作ボタン32の+X方向への移動に伴って、操作ボタン32のフック部35と駆動レバー50の保持片54との係合によって、駆動レバー50がレバー軸28を中心として時計回りに回転して上述した初期位置に戻る。この状態では、上述したように、ストッパ部材60の制止部65の少なくとも一部及び当接部66の少なくとも一部がレンズ鏡筒10の係合突起14の移動経路上に位置する。
カメラ装置1による撮影が終了した後、ユーザがレンズ鏡筒10を-X方向に移動させることにより上述したスイッチ機構が作動し、カメラ装置1の電源が切られる。ユーザがレンズ鏡筒10(例えば第3の筒部13)を-X方向に押すと、レンズ鏡筒10の係合突起14も-X方向(沈胴方向)に移動する。係合突起14が上述した基準位置に移動するまでは、上述したように、係合突起14には切替バネ40から+X方向の力が作用するため、ユーザは、この切替バネ40の付勢力に抗してレンズ鏡筒10を-X方向に押す必要がある。
ユーザがレンズ鏡筒10を-X方向に押すことによって、係合突起14が基準位置を越えて-X方向側に移動すると、切替バネ40の付勢方向が反転し、係合突起14には切替バネ40から-X方向の力が作用することとなる。したがって、ユーザがレンズ鏡筒10を-X方向に押さなくても、係合突起14は、切替バネ40の付勢力の-X方向成分によって-X方向(沈胴方向)に移動する。
このとき、ストッパ部材60の当接部66の少なくとも一部が、レンズ鏡筒10の係合突起14の移動経路上に位置しているため、係合突起14が-X方向に移動する際に、係合突起14がストッパ部材60の当接部66に当たることとなる。ストッパ部材60は、ストッパ付勢バネ70によってストッパ付勢方向に付勢されているが、係合突起14から切替バネ40の付勢力(及び必要に応じてユーザがレンズ鏡筒10を押す力)がストッパ部材60の当接部66に加わると、図9Fに示すように、ストッパ付勢バネ70の付勢力に抗してストッパ部材60が駆動レバー50のストッパ軸51を中心に時計回りに回転する。これにより、係合突起14は、ストッパ部材60の当接部66を乗り越えて-X方向に移動する。
このようにしてレンズ鏡筒10の係合突起14がストッパ部材60の当接部66を乗り越えると、係合突起14は切替バネ40の付勢力の-X方向成分によってさらに-X方向に移動する。また、ストッパ部材60は、ストッパ付勢バネ70の付勢力によって、ストッパ部材60の拡張部63の縁部63Aが駆動レバー50の回転規制部57に当接するまでストッパ軸51を中心に反時計回り(ストッパ付勢方向)に回転する。これにより、ストッパ部材60の制止部65の少なくとも一部及び当接部66の少なくとも一部が、再び係合突起14の移動経路上に位置することとなり、上述した図9Aに示す状態(沈胴状態)となる。
ここで、レンズ鏡筒10が急激に-X方向に押し込まれた場合などに、ストッパ部材60がストッパ付勢方向とは反対方向に過度に回転してしまうことが考えられるが、本実施形態では、図9Fに示すように、カバープレート80のストッパ係合部85がストッパ部材60の移動(回転)経路上に配置されているため、ストッパ部材60がカバープレート80のストッパ係合部85に係合することによりストッパ部材60の過度な回転が規制される。これによって、ストッパ部材60が過度に回転してストッパ部材60のキー溝61Aが駆動レバー50のキー51Aに揃うことが防止される。したがって、駆動レバー50のキー51Aとストッパ部材60の表面との係合が外れてストッパ部材60が駆動レバー50から脱離することが防止される。
以上述べたように、本実施形態における切替バネ40は、レンズ鏡筒10の係合突起14が上述した基準位置よりも+X方向(繰出方向)側に位置しているときには、係合突起14を+X方向に付勢し、係合突起14が基準位置よりも-X方向(沈胴方向)側に位置しているときには、係合突起14を-X方向に付勢するように構成される。また、駆動レバー50のプッシャ部55は、操作ボタン32の押込による駆動レバー50の駆動方向への回転により、レンズ鏡筒10の係合突起14が上述した基準位置よりも+X方向(繰出方向)側に移動するように係合突起14を+X方向に押すように構成されている。そして、ストッパ部材60の制止部65は、駆動レバー50が上述した初期位置に位置しているときに、バレル部22のガイド溝24に沿った係合突起14の移動経路上に位置し、係合突起14の+X方向(繰出方向)への移動を制止するように構成されている。
このような構成によれば、外部からの衝撃などによってレンズ鏡筒10に大きな力が+X方向(繰出方向)に作用してレンズ鏡筒10が+X方向に移動するようなことがあっても、レンズ鏡筒10の係合突起14がストッパ部材60の制止部65に当たりその+X方向の移動が規制されるため、レンズ鏡筒10が意図せず+X方向に繰り出されることが防止される。したがって、意図せず繰り出したレンズ鏡筒10により生じるレンズ鏡筒10の破損や電池の消耗を防止することができる。
本実施形態においては、ストッパ部材60の制止部65は、図9Aに示すように、平坦な面でレンズ鏡筒10の係合突起14に当接するように構成されている。この場合には、ストッパ部材60の制止部65とレンズ鏡筒10の係合突起14との接触面積を大きくすることができるので、レンズ鏡筒10の係合突起14の+X方向への移動を制止する効果が高まる。
また、上述した実施形態では、ストッパ部材60がストッパ付勢バネ70によってストッパ付勢方向に付勢されているため、-X方向(沈胴方向)に移動するレンズ鏡筒10の係合突起14がストッパ部材60の当接部66に当たると、ストッパ部材60がストッパ付勢バネ70の付勢力に抗して駆動レバー50のストッパ軸51を中心に回転する。これによって、係合突起14がストッパ部材60の当接部66を乗り越えることができ、係合突起14をストッパ部材60の制止部65と駆動レバー50のプッシャ部55との間に位置させて沈胴状態にすることができる。この場合において、係合突起14とストッパ部材60の当接部66との間の摩擦力を低減するために、図9Fに示すように、ストッパ部材60の当接部66は、曲面で係合突起14に当接するように構成されることが好ましい。
上述した実施形態では、駆動レバー50のプレート摺接部58がカバープレート80に形成された円弧状のレール82と摺接し、ストッパ部材60のバレル摺接部68がフレーム20のバレル部22に形成された円弧状のレール23と摺接するようになっている。このため、上述した繰出動作及び沈胴動作中には、駆動レバー50のプレート摺接部58及びストッパ部材60のバレル摺接部68がそれぞれカバープレート80のレール82及びバレル部22のレール23と摺接しながら移動するので、カバープレート80とバレル部22との間で駆動レバー50及びストッパ部材60がガタつくことが抑制される。
上述した実施形態では、レンズ鏡筒10が+X方向に伸長可能な構造を有していたが、レンズ鏡筒10は伸長可能な構造を有していなくてもよい。ただし、レンズ鏡筒10が+X方向に伸長可能な構造を有する場合には、沈胴状態におけるカメラ装置1全体のX方向の厚さを薄くすることが可能である。
上述した実施形態における鏡筒繰出機構は、駆動レバー50及びストッパ部材60をそれぞれ1つ含んでいるが、このような駆動レバー50及びストッパ部材60の組を係合突起14の数に応じて複数設けてもよい。例えば、レバーやリンクなどを用いて複数組の駆動レバー50及びストッパ部材60を互いに協働させることができる。例えば、レンズ鏡筒10が重くなった場合に、外部からの衝撃によるレンズ鏡筒10の移動を1つのストッパ部材60では制止できなくなるおそれがあること、また、1つの駆動レバー50だけの場合は、駆動レバー50からの負荷が1つの係合突起14にのみ作用するため、係合突起14の耐久性が低下しやすいことから、このように複数組の駆動レバー50及びストッパ部材60を設けることが好ましい場合がある。
なお、本明細書において使用した用語「前」、「前方」、「後」、「後方」、「上」、「上方」、「下」、「下方」、その他の位置関係を示す用語は、図示した実施形態との関連において使用されているのであり、装置の相対的な位置関係によって変化するものである。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
以上述べたように、本発明の一態様によれば、外部からの衝撃などによって意図せずレンズ鏡筒が繰り出してしまうことを防止できるカメラ装置が提供される。このカメラ装置は、光軸方向に沿って延びるガイド溝が形成されたバレル部と、上記バレル部の内部に収容された沈胴状態から上記光軸方向に沿った繰出方向に移動可能なレンズ鏡筒とを備える。このレンズ鏡筒は、半径方向外側に突出して上記バレル部の上記ガイド溝に係合する係合突起を有する。上記カメラ装置は、上記バレル部に形成されるバネ係合部と上記レンズ鏡筒の上記係合突起との間に架け渡される切替バネと、上記バレル部に形成されるレバー軸を中心に回転可能な駆動レバーと、上記駆動レバーに形成されるストッパ軸を中心に回転可能なストッパ部材と、上記ストッパ部材をストッパ付勢方向に付勢するストッパ付勢バネと、操作方向に移動可能な操作部材と、上記操作部材を上記操作方向とは反対の方向に付勢するボタン付勢バネとをさらに備える。上記操作部材は、上記操作方向への移動により上記駆動レバーを初期位置から駆動方向に回転させるように構成される。上記切替バネは、上記レンズ鏡筒の上記係合突起が基準位置よりも上記繰出方向側に位置しているときには、上記レンズ鏡筒の上記係合突起を上記繰出方向に付勢し、上記レンズ鏡筒の上記係合突起が上記基準位置よりも上記繰出方向とは反対の沈胴方向側に位置しているときには、上記レンズ鏡筒の上記係合突起を上記沈胴方向に付勢するように構成される。上記駆動レバーは、上記レンズ鏡筒の上記係合突起を上記繰出方向に押すことが可能なプッシャ部と、上記ストッパ部材の上記ストッパ付勢方向への回転を規制する回転規制部とを有する。上記駆動レバーの上記プッシャ部は、上記操作部材の押込による上記駆動レバーの上記駆動方向への回転により、上記レンズ鏡筒の上記係合突起が上記基準位置よりも上記繰出方向側に移動するように上記係合突起を上記繰出方向に押すように構成される。上記ストッパ部材は、上記駆動レバーが上記初期位置に位置しているときに、上記バレル部の上記ガイド溝に沿った上記レンズ鏡筒の上記係合突起の移動経路上に位置して上記レンズ鏡筒の上記係合突起の上記繰出方向への移動を制止する制止部を有する。
このような構成によれば、外部からの衝撃などによってレンズ鏡筒に大きな力が繰出方向に作用してレンズ鏡筒が繰出方向に移動するようなことがあっても、レンズ鏡筒の係合突起がストッパ部材の制止部に当たりその繰出方向の移動が規制されるため、レンズ鏡筒が意図せず繰出方向に繰り出されることが防止される。したがって、意図せず繰り出したレンズ鏡筒により生じるレンズ鏡筒の破損や電池の消耗を防止することができる。
上記ストッパ部材の上記制止部は、上記駆動レバーの上記駆動方向の回転に伴って、上記レンズ鏡筒の上記係合突起の移動経路から退避するように構成されていることが好ましい。この場合には、ストッパ部材の制止部がレンズ鏡筒の係合突起の移動経路から退避した後に、レンズ鏡筒の係合突起がストッパ部材の制止部に邪魔されることなく繰出方向に移動できる。
特に、上記ストッパ部材の上記制止部は、上記レンズ鏡筒の上記係合突起が上記基準位置に移動したときに、上記レンズ鏡筒の上記係合突起の移動経路から退避するように構成されることが好ましい。この場合には、レンズ鏡筒の係合突起が基準位置に移動した後に、レンズ鏡筒の係合突起がストッパ部材の制止部に邪魔されることなく繰出方向に移動できる。
上記ストッパ部材の上記制止部は、平坦な面で上記レンズ鏡筒の上記係合突起に当接するように構成されることが好ましい。この場合には、ストッパ部材の制止部とレンズ鏡筒の係合突起との接触面積を大きくすることができるので、レンズ鏡筒の係合突起の繰出方向への移動を制止する効果が高まる。
上記ストッパ部材は、上記駆動レバーが上記初期位置に位置しているときに、上記バレル部の上記ガイド溝に沿った上記レンズ鏡筒の上記係合突起の移動経路上に位置して上記沈胴方向に移動する上記レンズ鏡筒の上記係合突起に当接する当接部をさらに有することが好ましい。上述したように、ストッパ部材はストッパ付勢バネによってストッパ付勢方向に付勢されているため、沈胴方向に移動するレンズ鏡筒の係合突起がストッパ部材の当接部に当たると、ストッパ部材がストッパ付勢バネの付勢力に抗して駆動レバーのストッパ軸を中心に回転する。これによって、係合突起がストッパ部材の当接部を乗り越えることができ、係合突起をストッパ部材の制止部と駆動レバーのプッシャ部との間に位置させて沈胴状態にすることができる。
この場合において、レンズ鏡筒の係合突起とストッパ部材の当接部との間の摩擦力を低減するために、ストッパ部材の当接部は、曲面で係合突起に当接するように構成されることが好ましい。
上記操作部材は、上記駆動レバーに係合して上記レバー軸を中心に上記駆動レバーを回転させるレバー係合部を有していてもよい。
上記駆動レバーの上記ストッパ軸は、半径方向外側に突出するキーを有し、上記ストッパ部材には、上記駆動レバーの上記キーに対応するキー溝が形成されていてもよい。このような構成によれば、ストッパ部材を駆動レバーに取り付ける際に、駆動レバーのキーをストッパ部材のキー溝に通した後、ストッパ部材を駆動レバーのストッパ軸を中心として回転させることにより、駆動レバーのキーをストッパ部材の軸孔の周囲の表面に係合させることができる。したがって、ストッパ部材が駆動レバーから脱離しにくくなる。
上記ストッパ付勢バネは、上記駆動レバーの上記ストッパ軸の周囲に配置されるコイル部と、上記ストッパ部材及び上記駆動レバーのそれぞれに係合する腕部とを有するコイルバネから構成されていてもよい。
上記カメラ装置は、上記バレル部との間に上記駆動レバー及び上記ストッパ部材を挟み込んで固定するカバープレートをさらに備えていてもよい。この場合において、上記カバープレートは、上記ストッパ部材に係合可能なストッパ係合部を有していてもよく、このストッパ係合部により、上記ストッパ部材の上記ストッパ付勢方向とは反対の方向への過度な回転を規制してもよい。
また、カバープレートとバレル部との間で駆動レバー及びストッパ部材がガタつくことを防止するために、上記カバープレートの一部に摺接するプレート摺接部を上記駆動レバーに設けてもよく、上記バレル部の一部に摺接するバレル摺接部を上記ストッパ部材に設けてもよい。
本発明の一態様によれば、外部からの衝撃などによってレンズ鏡筒に大きな力が繰出方向に作用してレンズ鏡筒が繰出方向に移動するようなことがあっても、レンズ鏡筒の係合突起がストッパ部材の制止部に当たりその繰出方向の移動が規制されるため、レンズ鏡筒が意図せず繰出方向に繰り出されることが防止される。したがって、意図せず繰り出したレンズ鏡筒により生じるレンズ鏡筒の破損や電池の消耗を防止することができる。
本出願は、2019年12月19日に提出された日本国特許出願特願2019-228884号に基づくものであり、当該出願の優先権を主張するものである。当該出願の開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本発明は、レンズ鏡筒を光軸方向に沿って前方に繰り出すことができるカメラ装置に好適に用いられる。
1 カメラ装置
2 フロントカバー
3 リアカバー
4 トップカバー
5 ファインダ窓
6 フラッシュ窓
7 レリーズボタン
10 レンズ鏡筒
11 第1の筒部
12 第2の筒部
13 第3の筒部
14 係合突起
20 フレーム
21 ベース部
22 バレル部
23 レール
24 ガイド溝
26 バネ係合部
28 レバー軸
30 ガイドシャフト
32 操作ボタン(操作部材)
33 ボタン本体
34 ボタン付勢バネ
35 フック部(レバー係合部)
40 切替バネ
41,42 腕部
50 駆動レバー
51 ストッパ軸
51A キー
52 軸孔
53 レバー本体
54 保持片
55 プッシャ部
56 係合爪
57 回転規制部
58 プレート摺接部
60 ストッパ部材
61 軸孔
61A キー溝
62 基部
63 拡張部
64 係合爪
65 制止部
66 当接部
68 バレル摺接部
70 ストッパ付勢バネ
80 カバープレート
P 光軸

Claims (13)

  1. 光軸方向に沿って延びるガイド溝が形成されたバレル部と、
    前記バレル部の内部に収容された沈胴状態から前記光軸方向に沿った繰出方向に移動可能なレンズ鏡筒であって、半径方向外側に突出して前記バレル部の前記ガイド溝に係合する係合突起を有するレンズ鏡筒と、
    前記バレル部に形成されるバネ係合部と前記レンズ鏡筒の前記係合突起との間に架け渡される切替バネと、
    前記バレル部に形成されるレバー軸を中心に回転可能な駆動レバーと、
    前記駆動レバーに形成されるストッパ軸を中心に回転可能なストッパ部材と、
    前記ストッパ部材をストッパ付勢方向に付勢するストッパ付勢バネと、
    操作方向に移動可能な操作部材であって、前記操作方向への移動により前記駆動レバーを初期位置から駆動方向に回転させる操作部材と、
    前記操作部材を前記操作方向とは反対の方向に付勢するボタン付勢バネと
    を備え、
    前記切替バネは、前記レンズ鏡筒の前記係合突起が基準位置よりも前記繰出方向側に位置しているときには、前記レンズ鏡筒の前記係合突起を前記繰出方向に付勢し、前記レンズ鏡筒の前記係合突起が前記基準位置よりも前記繰出方向とは反対の沈胴方向側に位置しているときには、前記レンズ鏡筒の前記係合突起を前記沈胴方向に付勢するように構成され、
    前記駆動レバーは、
    前記レンズ鏡筒の前記係合突起を前記繰出方向に押すことが可能なプッシャ部と、
    前記ストッパ部材の前記ストッパ付勢方向への回転を規制する回転規制部と
    を有し、
    前記駆動レバーの前記プッシャ部は、前記操作部材の押込による前記駆動レバーの前記駆動方向への回転により、前記レンズ鏡筒の前記係合突起が前記基準位置よりも前記繰出方向側に移動するように前記係合突起を前記繰出方向に押すように構成され、
    前記ストッパ部材は、前記駆動レバーが前記初期位置に位置しているときに、前記バレル部の前記ガイド溝に沿った前記レンズ鏡筒の前記係合突起の移動経路上に位置して前記レンズ鏡筒の前記係合突起の前記繰出方向への移動を制止する制止部を有する、
    カメラ装置。
  2. 前記ストッパ部材の前記制止部は、前記駆動レバーの前記駆動方向の回転に伴って、前記レンズ鏡筒の前記係合突起の移動経路から退避するように構成される、請求項1に記載のカメラ装置。
  3. 前記ストッパ部材の前記制止部は、前記レンズ鏡筒の前記係合突起が前記基準位置に移動したときに、前記レンズ鏡筒の前記係合突起の移動経路から退避するように構成される、請求項2に記載のカメラ装置。
  4. 前記ストッパ部材の前記制止部は、平坦な面で前記レンズ鏡筒の前記係合突起に当接するように構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載のカメラ装置。
  5. 前記ストッパ部材は、前記駆動レバーが前記初期位置に位置しているときに、前記バレル部の前記ガイド溝に沿った前記レンズ鏡筒の前記係合突起の移動経路上に位置して前記沈胴方向に移動する前記レンズ鏡筒の前記係合突起に当接する当接部をさらに有する、請求項1から4のいずれか一項に記載のカメラ装置。
  6. 前記ストッパ部材の前記当接部は、曲面で前記レンズ鏡筒の前記係合突起に当接するように構成される、請求項5に記載のカメラ装置。
  7. 前記操作部材は、前記駆動レバーに係合して前記レバー軸を中心に前記駆動レバーを回転させるレバー係合部を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載のカメラ装置。
  8. 前記駆動レバーの前記ストッパ軸は、半径方向外側に突出するキーを有し、
    前記ストッパ部材には、前記駆動レバーの前記キーに対応するキー溝が形成される、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のカメラ装置。
  9. 前記ストッパ付勢バネは、前記駆動レバーの前記ストッパ軸の周囲に配置されるコイル部と、前記ストッパ部材及び前記駆動レバーのそれぞれに係合する腕部とを有するコイルバネから構成される、請求項1から8のいずれか一項に記載のカメラ装置。
  10. 前記バレル部との間に前記駆動レバー及び前記ストッパ部材を挟み込んで固定するカバープレートをさらに備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のカメラ装置。
  11. 前記カバープレートは、前記ストッパ部材に係合可能なストッパ係合部であって、前記ストッパ部材の前記ストッパ付勢方向とは反対の方向への過度な回転を規制するストッパ係合部を有する、請求項10に記載のカメラ装置。
  12. 前記駆動レバーは、前記カバープレートの一部に摺接するプレート摺接部をさらに有する、請求項10又は11に記載のカメラ装置。
  13. 前記ストッパ部材は、前記バレル部の一部に摺接するバレル摺接部をさらに有する、請求項10から12のいずれか一項に記載のカメラ装置。
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