JP2021128231A - カメラ装置 - Google Patents

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武久 桐原
Takehisa Kirihara
武久 桐原
美樹 村山
Miki Murayama
美樹 村山
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Abstract

【課題】簡単かつコンパクトな構造で2つの撮影状態を実現することができるカメラ装置を提供する。【解決手段】カメラ装置のレンズ鏡筒は、バレル部に対して前方に移動可能な第1の筒部と、第1の筒部が前方に移動する際に第1の筒部に対して前方に移動可能な第2の筒部12と、第2の筒部12に対して前方に移動可能な第3の筒部13と、第2の筒部12に形成されたバネ係合部55と第3の筒部13の突起部41との間に架け渡されるバネ60と、第2の筒部12に取り付けられる補助プレート70とを含む。第2の筒部12は、第3の筒部13の突起部41に係合して第3の筒部13を保持する保持部53を有する弾性片52を有する。補助プレート70は、第2の筒部12の弾性片52に沿って延びる弾性片72を有する。補助プレート70の弾性片72は、第2の筒部12の弾性片52よりも温度変化による塑性変形が生じにくい材料で構成される。【選択図】図8

Description

本発明は、カメラ装置に係り、特にレンズ鏡筒を光軸方向に沿って前方に繰り出すことができるカメラ装置に関するものである。
従来からレンズ鏡筒を光軸方向に沿って前方に繰り出す鏡筒繰出機構を有するカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなカメラにおいて、通常の撮影に加えて近距離での撮影(マクロ撮影)を行うためには、通常の撮影時からさらにレンズ鏡筒を前方に繰り出す必要がある。しかしながら、レンズ鏡筒を多段階で前方に繰り出すための機構は複雑になり易く、大きな収容スペースを必要とする。このため、通常の撮影時からさらに前方にレンズ鏡筒を繰り出す機構を簡単かつコンパクトな構造で実現することが求められている。
特開2014−56009号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、簡単かつコンパクトな構造で2つの撮影状態を実現することができるカメラ装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、簡単かつコンパクトな構造で2つの撮影状態を実現することができるカメラ装置が提供される。このカメラ装置は、バレル部と、上記バレル部の内部に収容された沈胴状態から光軸方向に沿った繰出方向に移動可能なレンズ鏡筒とを備える。上記レンズ鏡筒は、上記バレル部の半径方向内側に収容される第1の収容位置から上記バレル部に対して上記光軸方向に沿って上記繰出方向に移動した第1の繰出位置に移動可能な第1の筒部と、上記第1の筒部が上記第1の収容位置から上記第1の繰出位置に移動する際に、上記第1の筒部の上記半径方向内側に収容される第2の収容位置から上記第1の筒部に対して上記光軸方向に沿って上記繰出方向に移動した第2の繰出位置に移動可能な第2の筒部と、上記第2の筒部の上記半径方向内側に収容される第3の収容位置から上記第2の筒部に対して上記光軸方向に沿って上記繰出方向に移動した第3の繰出位置に移動可能な第3の筒部とを含む。上記第3の筒部は、半径方向外側に突出する突起部を有する。上記レンズ鏡筒は、上記第2の筒部に形成されたバネ係合部と上記第3の筒部の上記突起部との間に架け渡されて、上記第2の筒部に対して上記第3の筒部の上記突起部を付勢するバネと、上記第2の筒部に取り付けられる補助プレートとをさらに含む。上記第2の筒部は、弾性変形可能な第1の弾性片を有する。上記第1の弾性片は、上記第3の筒部の上記突起部に係合して上記第3の筒部を上記第3の収容位置又は上記第3の繰出位置に保持する保持部を有する。上記補助プレートは、上記第3の筒部の上記突起部とは反対側で上記第2の筒部の上記第1の弾性片に沿って延びる第2の弾性片を有する。上記補助プレートの上記第2の弾性片は、上記第2の筒部の上記第1の弾性片よりも温度変化による塑性変形が生じにくい材料で構成される。
このような構成によれば、第2の筒部の第1の弾性片が熱により塑性変形した場合においても、熱による塑性変形が生じにくい補助プレートの第2の弾性片の弾性力によって第2の筒部の第1の弾性片を第3の筒部の突起部側に復帰させることができるので、第2の筒部の第1の弾性片の保持部が第3の筒部の突起部を保持する力を維持することができる。
上記第2の筒部の上記第1の弾性片は、上記補助プレートの上記第2の弾性片に向かって突出する段部を有していてもよい。上記補助プレートの上記第2の弾性片は、上記段部で上記第1の弾性片に接触するように構成されていてもよい。このような構成によれば、補助プレートの第2の弾性片からの力を第2の筒部の第1の弾性片の段部に集中的に作用させることできる。このため、第2の筒部の第1の弾性片に作用させるモーメントを大きくすることができ、第2の筒部の第1の弾性片の保持部をより効果的に第3の筒部の突起部側に復帰させることができる。
上記補助プレートには、上記第2の筒部の上記バネ係合部を挿通させる挿通孔が形成されていることが好ましい。この場合には、補助プレートの挿通孔に第2の筒部のバネ係合部を挿通させることにより、第2の筒部に対して補助プレートを位置決めすることができる。
上記バネは、上記第3の筒部の上記突起部が基準位置よりも上記繰出方向とは反対の沈胴方向側に位置しているときには、上記第3の筒部の上記突起部を上記沈胴方向に付勢し、上記第3の筒部の上記突起部が上記基準位置よりも上記繰出方向側に位置しているときには、上記第3の筒部の上記突起部を上記繰出方向に付勢するように構成されていてもよい。
本発明の第2の態様によれば、簡単かつコンパクトな構造で2つの撮影状態を実現することができるカメラ装置が提供される。このカメラ装置は、バレル部と、上記バレル部の内部に収容された沈胴状態から光軸方向に沿った繰出方向に移動可能なレンズ鏡筒とを備える。上記レンズ鏡筒は、上記バレル部の半径方向内側に収容される第1の収容位置から上記バレル部に対して上記光軸方向に沿って上記繰出方向に移動した第1の繰出位置に移動可能な第1の筒部と、上記第1の筒部が上記第1の収容位置から上記第1の繰出位置に移動する際に、上記第1の筒部の上記半径方向内側に収容される第2の収容位置から上記第1の筒部に対して上記光軸方向に沿って上記繰出方向に移動した第2の繰出位置に移動可能な第2の筒部と、上記第2の筒部の上記半径方向内側に収容される第3の収容位置から上記第2の筒部に対して上記光軸方向に沿って上記繰出方向に移動した第3の繰出位置に移動可能な第3の筒部とを含む。上記第3の筒部は、半径方向外側に突出する突起部を有する。上記レンズ鏡筒は、上記第2の筒部に形成されたバネ係合部と上記第3の筒部の上記突起部との間に架け渡されて、上記第3の筒部が上記第3の収容位置に向かうように上記第2の筒部に対して上記第3の筒部の上記突起部を付勢するバネとを含む。上記第2の筒部は、弾性変形可能な第1の弾性片を有する。上記第1の弾性片は、上記第3の筒部の上記突起部に係合して上記第3の筒部を上記第3の繰出位置に保持する保持部を有する。
このような構成によれば、バネから第3の筒部の突起部に対して常に一方向の力が作用するため、短いストロークで第3の筒部の突起部に大きな力を作用させることができる。このため、第2の筒部及び第3の筒部の小型化が可能となる。また、バネから第3の筒部の突起部に対して常に一方向の力が作用するため、第3の筒部の突起部が第2の筒部に対して移動する途中で止まってしまうことを防止することができる。
上記レンズ鏡筒は、上記第2の筒部に取り付けられる補助プレートをさらに含んでいてもよい。また、上記補助プレートは、上記第3の筒部の上記突起部とは反対側で上記第2の筒部の上記第1の弾性片に沿って延びる第2の弾性片を有していてもよい。上記補助プレートの上記第2の弾性片は、上記第2の筒部の上記第1の弾性片よりも温度変化による塑性変形が生じにくい材料で構成されていてもよい。このような構成によれば、第2の筒部の第1の弾性片が熱により塑性変形した場合においても、熱による塑性変形が生じにくい補助プレートの第2の弾性片の弾性力によって第2の筒部の第1の弾性片を第3の筒部の突起部側に復帰させることができるので、第2の筒部の第1の弾性片の保持部が第3の筒部の突起部を保持する力を維持することができる。
上記第2の筒部の上記第1の弾性片は、先端又はその近傍で上記補助プレートの上記第2の弾性片に向かって突出する段部を有していてもよい。上記補助プレートの上記第2の弾性片は、上記段部で上記第1の弾性片に接触するように構成されていてもよい。このような構成によれば、補助プレートの第2の弾性片からの力を第2の筒部の第1の弾性片の段部に集中的に作用させることできる。このため、第2の筒部の第1の弾性片に作用させるモーメントを大きくすることができ、第2の筒部の第1の弾性片の保持部をより効果的に第3の筒部の突起部側に復帰させることができる。
上記補助プレートには、上記第2の筒部の上記バネ係合部を挿通させる挿通孔が形成されていることが好ましい。この場合には、補助プレートの挿通孔に第2の筒部のバネ係合部を挿通させることにより、第2の筒部に対して補助プレートを位置決めすることができる。
本発明によれば、簡単かつコンパクトな構造で2つの撮影状態を実現することができるカメラ装置が提供される。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるカメラ装置を示す斜視図である。 図2は、図1に示すカメラ装置のフロントカバー、リアカバー、及びトップカバーにより形成される内部空間に収容される構成要素の一部を示す分解斜視図である。 図3は、図2に示すレンズ鏡筒が+X方向に最大限伸びた状態を示す斜視図である。 図4は、図1に示すカメラ装置の通常撮影状態を示す斜視図である。 図5は、図1に示すカメラ装置のマクロ撮影状態を示す斜視図である。 図6は、図4の通常撮影状態におけるレンズ鏡筒の一部を示す斜視図である。 図7は、図6のレンズ鏡筒の一部を側方から見た図である。 図8は、図6のレンズ鏡筒の一部の分解斜視図である。 図9は、図6のレンズ鏡筒の一部を拡大して示す図である。 図10は、図5のマクロ撮影状態におけるレンズ鏡筒の一部を側方から見た図である。 図11は、本発明の第2の実施形態におけるレンズ鏡筒の一部の分解斜視図である。 図12は、本発明の第2の実施形態における通常撮影状態でのレンズ鏡筒の一部を側方から見た図である。 図13は、本発明の第2の実施形態におけるマクロ撮影状態でのレンズ鏡筒の一部を側方から見た図である。
以下、本発明に係るカメラ装置の実施形態について図1から図13を参照して詳細に説明する。図1から図13において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図13においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。以下の説明では、特に言及がない場合には、「第1」や「第2」などの用語は、構成要素を互いに区別するために使用されているだけであり、特定の順位や順番を表すものではない。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるカメラ装置1を示す斜視図である。本実施形態におけるカメラ装置1は、撮影後に自動的に現像が行われる写真フィルムを用いるカメラ(インスタントカメラ)であるが、本発明はこのようなインスタントカメラ以外にも適用できることは言うまでもない。なお、本実施形態では、便宜的に、図1における+X方向を「前」又は「前方」といい、−X方向を「後」又は「後方」ということとする。
図1に示すように、カメラ装置1は、フロントカバー2と、フロントカバー2の後方に装着されるリアカバー3と、フロントカバー2とリアカバー3とに挟まれるトップカバー4とを備えている。フロントカバー2にはファインダ窓5が形成されており、このファインダ窓5に隣接してフラッシュ窓6が配置されている。また、ファインダ窓5の−Z方向側にはレリーズボタン7が配置されている。トップカバー4には、Y方向に延びる排出スリット4Aが形成されており、この排出スリット4Aから撮影後に現像された写真フィルムが排出されるようになっている。
図2は、フロントカバー2、リアカバー3、及びトップカバー4により形成される内部空間に収容される構成要素の一部を示す分解斜視図である。図2に示すように、カメラ装置1は、フロントカバー2の筒状部2A(図1参照)の内側に収容されるレンズ鏡筒10と、レンズ鏡筒10が取り付けられるフレーム20とを有している。このフレーム20は、略直方体状のベース部21と、ベース部21から前方に延び、レンズ鏡筒10を保持する筒状のバレル部22とを含んでいる。
本実施形態におけるレンズ鏡筒10は、+X方向に伸長可能な構造となっている。図3は、+X方向に最大限伸長した状態のレンズ鏡筒10を示す斜視図である。図3に示すように、レンズ鏡筒10は、第1の筒部11と第2の筒部12と第3の筒部13とを含んでいる。第1の筒部11は、フレーム20のバレル部22に対してX方向に移動可能であり、第2の筒部12は第1の筒部11に対してX方向に移動可能となっている。また、第3の筒部13は第2の筒部12に対してX方向に移動可能となっている。第3の筒部13の内部にはレンズ(図示せず)が収容されている。
図3に示すように、レンズ鏡筒10の第1の筒部11の後端部には半径方向外側に突出する2つの係合突起14が形成されている。それぞれの係合突起14に対応して、フレーム20のバレル部22には、図2に示すように、光軸Pの方向(X方向)に沿って延びる2つのガイド溝24が形成されている。レンズ鏡筒10のそれぞれの係合突起14は、バレル部22のガイド溝24の内部に収容され、ガイド溝24に係合するようになっている。ガイド溝24のZ方向の幅は、係合突起14のZ方向の幅よりわずかに大きい程度となっている。したがって、係合突起14はガイド溝24にガイドされつつ、ガイド溝24の内部で光軸Pの方向(X方向)に移動するようになっている。
図2に示すように、フレーム20のバレル部22の近傍には、操作ボタン8がコイルバネ8Aにより+X方向に付勢された状態で設けられている。この操作ボタン8は、図1に示すように、フロントカバー2の筒状部2Aの近傍でフロントカバー2から+X方向に突出しており、ユーザが操作ボタン8を−X方向に押し込めるようになっている。ユーザが操作ボタン8を−X方向に押し込むと、バレル部22に取り付けられた鏡筒繰出機構9によってレンズ鏡筒10の係合突起14が+X方向に押し出され、図4に示すように、レンズ鏡筒10が+X方向(繰出方向)に繰り出されるようになっている。このようにレンズ鏡筒10がバレル部22から+X方向に飛び出すと、図示しないスイッチ機構によりカメラ装置1の電源が入る。
鏡筒繰出機構9は、操作ボタン8に連動して係合突起14を+X方向に押し出すレバー9Aと、係合突起14の位置によって係合突起14を付勢する方向が反転するねじりコイルバネ(図示せず)とを含んでいる。このねじりコイルバネは、係合突起14が所定の位置を越えて+X方向に移動すると、係合突起14を+X方向に付勢し、反対に、係合突起14が所定の位置を越えて−X方向に移動すると、係合突起14を−X方向に付勢するように構成されている。なお、鏡筒繰出機構9は特定のものに限られるものではなく、レンズ鏡筒10を+X方向に繰り出すことができるのであればどのような構造のものであってもよい。
本実施形態では、第1の筒部11がバレル部22に対して+X方向に移動する際に、図示しない移動機構により第2の筒部12が第1の筒部11に対して+X方向に移動するようになっている。このため、第1の筒部11がバレル部22に対して+X方向に移動すると、図4に示すように、第2の筒部12が第1の筒部11から+X方向に繰り出した状態となる。この状態でユーザは通常の撮影を行うことができる(通常撮影状態)。この通常撮影状態においては、第3の筒部13は、第2の筒部12の半径方向内側に収容されている。
また、本実施形態では、図4に示す状態においてユーザが手で第3の筒部13を第2の筒部12からさらに+X方向に引き出すことができるようになっている。第3の筒部13を第2の筒部12からさらに+X方向に引き出すと、図5に示すように、第2の筒部が第1の筒部11から+X方向に繰り出し、さらに第3の筒部13が第2の筒部12から+X方向に繰り出した状態となる。この状態でユーザは例えば近距離のマクロ撮影を行うことができる(マクロ撮影状態)。
図1は、レンズ鏡筒10がフレーム20のバレル部22に収容された状態を示しており、この状態ではレンズ鏡筒10がX方向に最も短くなっている。以下、この状態を「沈胴状態」ということとする。この沈胴状態においては、図1に示すように、第1の筒部11はフレーム20のバレル部22の半径方向内側に収容されており、第2の筒部12は第1の筒部11の半径方向内側に収容されており、第3の筒部13は第2の筒部12の半径方向内側に収容されている。このときのバレル部22に対する第1の筒部11の位置、第1の筒部11に対する第2の筒部12の位置、及び第2の筒部12に対する第3の筒部13の位置をそれぞれ第1の収容位置、第2の収容位置、及び第3の収容位置ということとする。
上述したように、第1の筒部11は、図4及び図5に示すように、上記鏡筒繰出機構9によって第1の収容位置からフレーム20のバレル部22に対して+X方向に移動することができる。この移動後の第1の筒部11のバレル部22に対する位置を第1の繰出位置ということとする。また、第2の筒部12は、第1の筒部11がバレル部22に対して+X方向に移動する際に、図4及び図5に示すように、第2の収容位置から図示しない移動機構により第1の筒部11に対して+X方向に移動するようになっている。この移動後の第2の筒部12の第1の筒部11に対する位置を第2の繰出位置ということとする。また、第3の筒部13は、ユーザが手で引き出すことにより、図5に示すように、第3の収容位置から第2の筒部12に対して+X方向に移動できるようになっている。この移動後の第3の筒部13の第2の筒部12に対する位置を第3の繰出位置ということとする。
図6は、図4の通常撮影状態におけるレンズ鏡筒10の一部を示す斜視図、図7は図6に示すレンズ鏡筒10の一部を側方から見た図、図8は分解斜視図である。図6から図8に示すように、第3の筒部13は、半径方向外側に突出する2つの円筒状の突起部41と2つのガイド爪42とを有している(図6から図8ではそれぞれ1つのみ図示)。図8に示すように、第2の筒部12の内周面には、第3の筒部13のガイド爪42に対応して、X方向に延びるガイド溝51が形成されている。第3の筒部13のガイド爪42は第2の筒部12のガイド溝51に係合しており、第3の筒部13は、このガイド溝51にガイドされつつ第2の筒部12に対してX方向に移動できるようになっている。
この第2の筒部12のガイド溝51の後方には、それぞれ弾性片52(第1の弾性片)が−X方向に片持ち梁状に延びており、この弾性片52の自由端側が弾性変形可能となっている。弾性片52と第2の筒部12の周壁との間には、上述した第3の筒部13の突起部41が移動するための移動空間Sが形成されており、図6及び図7に示すように、第3の筒部13の突起部41はこの移動空間Sを通って第2の筒部12の外側まで延びている。また、弾性片52は、−X方向側の端部近傍で移動空間S側に向かって突出する保持部53を有している。この弾性片52の保持部53によって移動空間Sの幅が狭くなっている。本実施形態における保持部53は、第3の筒部13の突起部41に係合して第3の筒部13を第3の収容位置に保持するものである。
第2の筒部12の弾性片52の近傍には、半径方向外側に突出するピン状のバネ係合部55が形成されている。この第2の筒部12のバネ係合部55が形成された部分には、例えばステンレス鋼などの金属からなる補助プレート70が取り付けられている。この補助プレート70は、略矩形板状の基部71と、基部71に接続された弾性片72(第2の弾性片)とを含んでいる。補助プレート70の基部71には、第2の筒部12のバネ係合部55の外形に対応する挿通孔73が形成されている。補助プレート70の基部71の挿通孔73に第2の筒部12のバネ係合部55を挿通させることにより、補助プレート70が第2の筒部12に対して位置決めされた状態で第2の筒部12に取り付けられる。
第2の筒部12のバネ係合部55の周囲には、例えばねじりコイルバネからなる切替バネ60の一方の腕部61の端部が巻回され、切替バネ60の腕部61とバネ係合部55とが係合している。この切替バネ60の他方の腕部62の端部は、移動空間Sを通って第2の筒部12の外側まで延びる第3の筒部13の突起部41の周囲に巻回され、切替バネ60の腕部62と突起部41とが係合している。すなわち、第2の筒部12のバネ係合部55と第3の筒部13の突起部41との間に、上述した切替バネ60が架け渡されている。この切替バネ60は、腕部61,62の間の開き角度が切替バネ60の自由角度よりも小さくなるように装着されている。図示の例では、この切替バネ60はねじりコイルバネにより構成されているが、他の種類のバネ(例えば板バネ)により構成することも可能である。なお、図8に示すように、第3の筒部13の突起部41の先端からは張出部43が延びており、この張出部43によって突起部41に係合している切替バネ60が突起部41から外れてしまうことが防止される。
図9は、第2の筒部12の弾性片52と補助プレート70とを拡大して示す図であり、理解を容易にするために第3の筒部13及び切替バネ60の図示は省略している。図9に示すように、補助プレート70が第2の筒部12に取り付けられた状態では、補助プレート70の弾性片72は、第2の筒部12の弾性片52に対して第3の筒部13の突起部41とは反対側に位置している。また、この補助プレート70の弾性片72は第2の筒部12の弾性片52に沿って延びている。第2の筒部12の弾性片52は、先端又はその近傍に補助プレート70の弾性片72に向かって突出する段部54を有しており、補助プレート70の弾性片72は、この第2の筒部12の弾性片52の段部54に接触するようになっている。
ここで、図7に示す状態では、第3の筒部13の突起部41に係合する切替バネ60の腕部62が腕部61よりも−X方向側に位置しているので、第3の筒部13の突起部41には切替バネ60の付勢力の−X方向成分が作用する。したがって、この切替バネ60の付勢力の−X方向成分を上回る力が第3の筒部13に作用しなければ、第3の筒部13は+X方向には動かないようになっている。このとき、第3の筒部13の−X方向側の底面(図示せず)が第2の筒部12の当接部12A(図8参照)に当接しており、この第2の筒部12の当接部12Aが切替バネ60の付勢力の−X方向成分を受ける。
また、図7に示す状態では、第3の筒部13の突起部41は、図9に示すように、第2の筒部12の弾性片52の保持部53よりも−X方向にあるため、切替バネ60の付勢力の−X方向成分を上回る力が第3の筒部13に作用した場合であっても、弾性片52の保持部53が第3の筒部13の突起部41に係合するため、第3の筒部13の突起部41が弾性片52の保持部53を越えて+X方向側に移動するためには、第3の筒部13の突起部41が弾性片52の保持部53を乗り越える程度まで弾性片52を弾性変形させる力が必要となる。このように、図7に示す状態から第3の筒部13を+X方向に移動させるためにはある程度の力が必要である。このため、鏡筒繰出機構9によってレンズ鏡筒10が沈胴状態から+X方向(繰出方向)に繰り出される際に第3の筒部13に多少の力が作用しても、第3の筒部13は第2の筒部12に対して図7に示す第3の収容位置に留まり、通常撮影が可能となる。
上述したように、通常撮影状態からマクロ撮影状態にする際には、ユーザが手で第3の筒部13(例えばフランジ部13A)を持って+X方向に引き出す。このとき、ユーザが、第3の筒部13の突起部41が弾性片52の保持部53を乗り越える程度まで弾性片52を弾性変形させる力よりも大きな力で第3の筒部13を引き出すと、第3の筒部13の突起部41が弾性片52の保持部53を乗り越えて+X方向に移動する。ここで、第3の筒部13の突起部41が、図10に示す基準位置R(切替バネ60の腕部61と腕部62のX方向の位置が一致するときの突起部41の位置)を越えて+X方向に移動すると、切替バネ60の付勢方向が反転し、第3の筒部13の突起部41には切替バネ60から+X方向の力が作用することとなる。したがって、ユーザが第3の筒部13を+X方向に引き出さなくても、第3の筒部13は、切替バネ60の付勢力の+X方向成分によって第2の筒部12に対して+X方向(繰出方向)に移動する。最終的には、第3の筒部13は、第2の筒部12のストッパ(図示せず)に当接する第3の繰出位置まで+X方向に移動し、図5及び図10に示すマクロ撮影状態となる。
このように、本実施形態における切替バネ60は、第3の筒部13の突起部41が基準位置Rよりも−X方向(沈胴方向)側に位置しているときには、突起部41を−X方向に付勢し、第3の筒部13の突起部41が上述した基準位置Rよりも+X方向(繰出方向)側に位置しているときには、突起部41を+X方向に付勢するように構成されている。なお、第3の筒部13の突起部41を+X方向側に付勢するタイミングを突起部41が弾性片52の保持部53を乗り越えた後とするために、弾性片52の保持部53の頂部よりも+X方向(繰出方向)側に基準位置Rを設定することが好ましい。
マクロ撮影状態から通常撮影状態又は沈胴状態にする際には、ユーザは、切替バネ60の付勢力の+X方向成分よりも大きく、さらに第3の筒部13の突起部41が弾性片52の保持部53を乗り越える程度まで弾性片52を弾性変形させる力よりも大きな力で第3の筒部13(例えばフランジ部13A)を−X方向に押し込む。これにより、第3の筒部13の突起部41が弾性片52の保持部53を乗り越えて−X方向に移動する。このとき、第3の筒部13の突起部41は、図10に示す基準位置Rよりも−X方向側に位置しているため、切替バネ60から第3の筒部13の突起部41に−X方向の力が作用し、第3の筒部13の突起部41は上述した第3の収容位置に移動する。
また、本実施形態では、第3の筒部13の突起部41が円筒状であるため、第3の筒部13の突起部41と弾性片52の保持部53との摩擦が小さくなるため、第3の筒部13のX方向への移動がスムーズになるとともに、突起部41及び保持部53の耐久性が向上する。また、第3の筒部13に対するユーザの操作感も向上する。
ここで、図7に示す状態では、第2の筒部12の弾性片52の保持部53が第3の筒部13の突起部41に係合し、第3の筒部13の突起部41から第2の筒部12の弾性片52に力が作用した状態となっている。このため、第2の筒部12が樹脂などの材料から形成されている場合には、例えばカメラ装置1が高温環境下に通常撮影状態又は沈胴状態で長時間置かれたときなどに、第2の筒部12の弾性片52が熱により塑性変形してしまうことが考えられる。このように第2の筒部12の弾性片52が塑性変形してしまうと、図7に示す通常撮影状態において、第2の筒部12の弾性片52の保持部53が第3の筒部13の突起部41を保持する力が低下してしまい、通常撮影状態を維持することが難しくなる。これを防止するため、本実施形態では上述した補助プレート70を用いている。
より具体的には、補助プレート70の材料として、第2の筒部12の弾性片52の材料(例えば樹脂)よりも熱による塑性変形が生じにくい材料(例えばステンレス鋼)を用い、補助プレート70の弾性片72を第3の筒部13の突起部41の反対側に位置させ、かつ、第2の筒部12の弾性片52に沿わせている。これによって、上述のように第2の筒部12の弾性片52が熱により塑性変形した場合においても、熱による塑性変形が生じにくい補助プレート70の弾性片72の弾性力によって第2の筒部12の弾性片52を移動空間S側に復帰させることができるので、第2の筒部12の弾性片52の保持部53が第3の筒部13の突起部41を保持する力を維持することができる。
特に、本実施形態では、第2の筒部12の弾性片52は、先端又はその近傍に補助プレート70の弾性片72に向かって突出する段部54を有しており、補助プレート70の弾性片72がこの第2の筒部12の弾性片52の段部54に接触するようになっているため、補助プレート70の弾性片72からの力を第2の筒部12の弾性片52の段部54に集中的に作用させることできる。このため、第2の筒部12の弾性片52に作用させるモーメントを大きくすることができるので、第2の筒部12の弾性片52の保持部53をより効果的に移動空間S側に復帰させることができる。
図11は、第1の実施形態における第2の筒部12とは異なる形態の第2の筒部112を含む第2の実施形態におけるレンズ鏡筒の一部を示す分解斜視図である。また、図12及び図13は、本実施形態におけるレンズ鏡筒の一部を側方から見た図であり、図12は通常撮影状態、図13はマクロ撮影状態を示している。この第2の筒部112は、上述した第2の筒部12の弾性片52とは異なる形状の弾性片152(第1の弾性片)を有している。すなわち、第2の筒部112の弾性片152は、第1の実施形態の第2の筒部12の弾性片52とは逆の方向、すなわち+X方向に片持ち梁状に延びている。第2の筒部112の弾性片152の自由端側は弾性変形可能となっており、弾性片152と第2の筒部112の周壁との間には、第3の筒部13の突起部41が移動するための移動空間Sが形成されている。第3の筒部13の突起部41はこの移動空間Sを通って第2の筒部112の外側まで延びている。また、弾性片152は、+X方向側の端部近傍で移動空間Sの内側に向かって突出する保持部153を有している。この保持部153は、X方向に対して傾斜する傾斜面153Aを有しており、保持部153の近傍においては−X方向に向かって移動空間Sの幅が次第に狭くなっている。本実施形態における保持部153は、第3の筒部13の突起部41に係合して第3の筒部13を第3の繰出位置に保持するものである。
第1の実施形態と同様に、第2の筒部112のバネ係合部55が形成された部分には、例えばステンレス鋼などの金属からなる補助プレート170が取り付けられている。この補助プレート170は、略矩形板状の基部171と、基部171に接続された弾性片172(第2の弾性片)とを含んでいる。図11に示すように、補助プレート170の基部171には、第2の筒部112のバネ係合部55の外形に対応する挿通孔173が形成されている。補助プレート170の基部171の挿通孔173に第2の筒部112のバネ係合部55を挿通させることにより、補助プレート170が第2の筒部112に対して位置決めされた状態で第2の筒部112に取り付けられる。
図12及び図13に示すように、第2の筒部112のバネ係合部55の周囲には、例えばねじりコイルバネからなるバネ160の一方の腕部161の端部が巻回され、バネ160の腕部161とバネ係合部55とが係合している。このバネ160の他方の腕部162の端部は、移動空間Sを通って第2の筒部112の外側まで延びる第3の筒部13の突起部41の周囲に巻回され、バネ160の腕部162と突起部41とが係合している。すなわち、第2の筒部112のバネ係合部55と第3の筒部13の突起部41との間に、上述したバネ160が架け渡されている。このバネ160は、腕部161,162の間の開き角度がバネ160の自由角度よりも小さくなるように装着されている。図示の例では、このバネ160はねじりコイルバネにより構成されているが、他の種類のバネ(例えば板バネ)により構成することも可能である。
図12及び図13に示すように、補助プレート170が第2の筒部112に取り付けられた状態では、補助プレート170の弾性片172は、第2の筒部112の弾性片152に対して第3の筒部13の突起部41とは反対側に位置している。また、この補助プレート170の弾性片172は第2の筒部112の弾性片152に沿って延びている。第2の筒部112の弾性片152は、先端又はその近傍に補助プレート170の弾性片172に向かって突出する段部154を有しており、補助プレート170の弾性片172は、この第2の筒部112の弾性片152の段部154に接触するようになっている。
本実施形態では、図12に示す通常撮影状態及び図13に示すマクロ撮影状態のいずれにおいても、第3の筒部13の突起部41に係合するバネ160の腕部162が腕部161よりも−X方向側に位置している。したがって、第3の筒部13の突起部41には常にバネ160の付勢力の−X方向成分が作用する。すなわち、本実施形態におけるバネ160は、第3の筒部13が第3の収容位置に向かうように第3の筒部13の突起部41を常に−X方向に付勢するように構成されている。このため、本実施形態においては、このバネ160の付勢力の−X方向成分を上回る力が第3の筒部13に作用しなければ、第3の筒部13は+X方向には動かないようになっている。
図12に示す通常撮影状態からマクロ撮影状態にする際には、ユーザは、バネ160の付勢力の−X方向成分を上回る力で第3の筒部13(例えばフランジ部13A)を+X方向に引き出し、第3の筒部13の突起部41が弾性片152の保持部153を乗り越えるまで+X方向に移動させる。その後、ユーザが第3の筒部13から手を離すと、第3の筒部13の突起部41には、バネ160の付勢力の−X方向成分が作用するが、図13に示すように、第3の筒部13の突起部41が弾性片152の保持部153に係合するため、第3の筒部13の突起部41は第3の繰出位置に保持される。
マクロ撮影状態から通常撮影状態又は沈胴状態にする際には、ユーザは、バネ160の付勢力とともに、第3の筒部13の突起部41が弾性片152の保持部153を乗り越える程度まで弾性片152を弾性変形させる力よりも大きな力で第3の筒部13(例えばフランジ部13A)を−X方向に押し込む。第3の筒部13の突起部41が弾性片152の保持部153を乗り越えると、バネ160の付勢力の−X方向成分により第3の筒部13の突起部41が第3の収容位置に移動する。
上述した第1の実施形態における切替バネ60は、第3の筒部13の突起部41が第2の筒部12に対してX方向に移動する途中で第3の筒部13の突起部41に作用させる付勢力を切り替えるように構成されているため、+X方向に付勢する力又は−X方向に付勢する力を大きくするためには、第3の筒部13の突起部41のストロークを大きくする必要が生じ、第2の筒部12及び第3の筒部13を小型化することが難しい。この点に関して、本実施形態におけるバネ160は、第3の筒部13の突起部41に対して常に−X方向の力を作用させるように構成されているため、短いストロークで第3の筒部13の突起部41に大きな力を作用させることができる。このため、第2の筒部112及び第3の筒部13のさらなる小型化が可能である。
また、上述した第1の実施形態においては、基準位置Rの近傍で切替バネ60から第3の筒部13の突起部41に作用する力が小さくなるため、第3の筒部13の突起部41に作用する摩擦力などにより第3の筒部13の突起部41が基準位置Rの近傍で止まってしまうことが考えられる。この点に関して、本実施形態におけるバネ160は、第3の筒部13の突起部41に対して常に−X方向の力を作用させるように構成されているため、第3の筒部13の突起部41が第2の筒部112に対してX方向に移動する途中で止まってしまうことを防止することができる。
本実施形態においても、補助プレート170の材料として、第2の筒部112の弾性片152の材料(例えば樹脂)よりも熱による塑性変形が生じにくい材料(例えばステンレス鋼)を用いる。これにより、例えばカメラ装置が高温環境下にマクロ撮影状態で長時間置かれたときなどに、第2の筒部112の弾性片152が熱により塑性変形した場合においても、熱による塑性変形が生じにくい補助プレート170の弾性片172の弾性力によって第2の筒部112の弾性片152を移動空間S側に復帰させることができるので、第2の筒部112の弾性片152の保持部153が第3の筒部13の突起部41を保持する力を維持することができる。
特に、本実施形態では、第2の筒部112の弾性片152は、先端又はその近傍に補助プレート170の弾性片172に向かって突出する段部154を有しており、補助プレート170の弾性片172がこの第2の筒部112の弾性片152の段部154に接触するようになっているため、補助プレート170の弾性片172からの力を第2の筒部112の弾性片152の段部154に集中的に作用させることできる。このため、第2の筒部112の弾性片152に作用させるモーメントを大きくすることができるので、第2の筒部112の弾性片152の保持部153をより効果的に移動空間S側に復帰させることができる。
なお、本明細書において使用した用語「前」、「前方」、「後」、「後方」、「上」、「上方」、「下」、「下方」、その他の位置関係を示す用語は、図示した実施形態との関連において使用されているのであり、装置の相対的な位置関係によって変化するものである。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
1 カメラ装置
2 フロントカバー
3 リアカバー
4 トップカバー
5 ファインダ窓
6 フラッシュ窓
7 レリーズボタン
8 操作ボタン
9 鏡筒繰出機構
10 レンズ鏡筒
11 第1の筒部
12,112 第2の筒部
13 第3の筒部
14 係合突起
20 フレーム
21 ベース部
22 バレル部
24 ガイド溝
41 突起部
52,152 (第1の)弾性片
53,153 保持部
55 バネ係合部
60 切替バネ
70,170 補助プレート
71,171 基部
72,172 (第2の)弾性片
73,173 挿通孔
154 段部
160 バネ

Claims (8)

  1. バレル部と、
    前記バレル部の内部に収容された沈胴状態から光軸方向に沿った繰出方向に移動可能なレンズ鏡筒と
    を備え、
    前記レンズ鏡筒は、
    前記バレル部の半径方向内側に収容される第1の収容位置から前記バレル部に対して前記光軸方向に沿って前記繰出方向に移動した第1の繰出位置に移動可能な第1の筒部と、
    前記第1の筒部が前記第1の収容位置から上記第1の繰出位置に移動する際に、前記第1の筒部の前記半径方向内側に収容される第2の収容位置から前記第1の筒部に対して前記光軸方向に沿って前記繰出方向に移動した第2の繰出位置に移動可能な第2の筒部と、
    前記第2の筒部の前記半径方向内側に収容される第3の収容位置から前記第2の筒部に対して前記光軸方向に沿って前記繰出方向に移動した第3の繰出位置に移動可能な第3の筒部であって、半径方向外側に突出する突起部を有する第3の筒部と、
    前記第2の筒部に形成されたバネ係合部と前記第3の筒部の前記突起部との間に架け渡されて、前記第2の筒部に対して前記第3の筒部の前記突起部を付勢するバネと、
    前記第2の筒部に取り付けられる補助プレートと
    を含み、
    前記第2の筒部は、弾性変形可能な第1の弾性片であって、前記第3の筒部の前記突起部に係合して前記第3の筒部を前記第3の収容位置又は前記第3の繰出位置に保持する保持部を有する第1の弾性片を有し、
    前記補助プレートは、前記第3の筒部の前記突起部とは反対側で前記第2の筒部の前記第1の弾性片に沿って延びる第2の弾性片を有し、
    前記補助プレートの前記第2の弾性片は、前記第2の筒部の前記第1の弾性片よりも温度変化による塑性変形が生じにくい材料で構成される、
    カメラ装置。
  2. 前記第2の筒部の前記第1の弾性片は、前記補助プレートの前記第2の弾性片に向かって突出する段部を有し、
    前記補助プレートの前記第2の弾性片は、前記段部で前記第1の弾性片に接触するように構成される、
    請求項1に記載のカメラ装置。
  3. 前記補助プレートには、前記第2の筒部の前記バネ係合部を挿通させる挿通孔が形成されている、請求項1又は2に記載のカメラ装置。
  4. 前記バネは、前記第3の筒部の前記突起部が基準位置よりも前記繰出方向とは反対の沈胴方向側に位置しているときには、前記第3の筒部の前記突起部を前記沈胴方向に付勢し、前記第3の筒部の前記突起部が前記基準位置よりも前記繰出方向側に位置しているときには、前記第3の筒部の前記突起部を前記繰出方向に付勢するように構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載のカメラ装置。
  5. バレル部と、
    前記バレル部の内部に収容された沈胴状態から光軸方向に沿った繰出方向に移動可能なレンズ鏡筒と
    を備え、
    前記レンズ鏡筒は、
    前記バレル部の半径方向内側に収容される第1の収容位置から前記バレル部に対して前記光軸方向に沿って前記繰出方向に移動した第1の繰出位置に移動可能な第1の筒部と、
    前記第1の筒部が前記第1の収容位置から上記第1の繰出位置に移動する際に、前記第1の筒部の前記半径方向内側に収容される第2の収容位置から前記第1の筒部に対して前記光軸方向に沿って前記繰出方向に移動した第2の繰出位置に移動可能な第2の筒部と、
    前記第2の筒部の前記半径方向内側に収容される第3の収容位置から前記第2の筒部に対して前記光軸方向に沿って前記繰出方向に移動した第3の繰出位置に移動可能な第3の筒部であって、半径方向外側に突出する突起部を有する第3の筒部と、
    前記第2の筒部に形成されたバネ係合部と前記第3の筒部の前記突起部との間に架け渡されて、前記第3の筒部が前記第3の収容位置に向かうように前記第2の筒部に対して前記第3の筒部の前記突起部を付勢するバネと
    を含み、
    前記第2の筒部は、弾性変形可能な第1の弾性片であって、前記第3の筒部の前記突起部に係合して前記第3の筒部を前記第3の繰出位置に保持する保持部を有する第1の弾性片を有する、
    カメラ装置。
  6. 前記レンズ鏡筒は、前記第2の筒部に取り付けられる補助プレートをさらに含み、
    前記補助プレートは、前記第3の筒部の前記突起部とは反対側で前記第2の筒部の前記第1の弾性片に沿って延びる第2の弾性片を有し、
    前記補助プレートの前記第2の弾性片は、前記第2の筒部の前記第1の弾性片よりも温度変化による塑性変形が生じにくい材料で構成される、
    請求項5に記載のカメラ装置。
  7. 前記第2の筒部の前記第1の弾性片は、先端又はその近傍で前記補助プレートの前記第2の弾性片に向かって突出する段部を有し、
    前記補助プレートの前記第2の弾性片は、前記段部で前記第1の弾性片に接触するように構成される、
    請求項6に記載のカメラ装置。
  8. 前記補助プレートには、前記第2の筒部の前記バネ係合部を挿通させる挿通孔が形成されている、請求項6又は7に記載のカメラ装置。
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