JP2008046626A - 沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴 - Google Patents

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Abstract

【課題】ズームレンズを備えていて、可動の筒部材に取り付けられたモータが第1レンズ群のレンズ枠を案内ピンに案内させて光軸方向に移動させ、焦点調節を行うように構成されているが、各レンズ群の繰り出し時に衝撃を受けても、レンズ枠が案内ピンから外れないようにした沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴を提供すること。
【解決手段】直進筒10には、モータ17,リードスクリュー20,案内ピン27が取り付けられていて、第1レンズ群24を保持したレンズ枠25は、リードスクリュー20がモータ17によって回転させられると、案内ピン27に案内されて光軸方向へ移動させられ、各ズーム位置での焦点調節が行われる。そして、案内ピン27の先端にはビス30が取り付けられているので、レンズ枠25は、衝撃を受けて傾いても、案内ピン27から抜けてしまうことがない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ズームレンズを備えた沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴に関する。
下記の特許文献1には、第1のモータにより、第1レンズ群と第2レンズ群との相対的な間隔を変えてズーミングを行うようにするとともに、第1レンズ群を収容している筒部材に取り付けられた第2のモータにより、第1レンズ群を保持したレンズ枠を該筒部材に対して光軸方向へ移動させ、焦点調節を行うようにしたカメラ用レンズ鏡胴であって、カメラを使用しなくなったときには、第1のモータによって、全てのレンズ群を固定筒内に収容して沈胴状態とするようにしたカメラ用レンズ鏡胴が記載されている。
そして、そのレンズ鏡胴は、具体的には、固定筒の内側に、回転筒のフォロアーピンを挿入させるための同一形状の複数のカム溝を形成している。また、その固定筒の内側に配置されている回転筒は、その内側に、各レンズ群の保持部材のフォロアーピンを挿入させる複数種類の形状のカム溝を複数ずつ形成しており、第1のモータによって回転させられると、固定筒のカム溝に案内されて光軸方向へも移動させられ、各レンズ群の保持部材を、形状の異なる各種類のカム溝によって夫々光軸方向へ移動させ、全てのレンズ群の光軸方向の相対間隔を変化させ、ズーミングを行うようにしている。
また、第2のモータを取り付けている筒部材の内部には、リードスクリューと案内ピンとが、光軸と平行になるようにして、被写体側の一端を相互に近接して筒部材に取り付けられており、筒部材の内周面には、第1レンズ群を間にしてリードスクリューから一番遠いところに、光軸と平行にキー溝が形成されている。そして、案内ピンは、沈胴状態におけるカメラの薄型化を考慮して、必要最小限の長さになっている。また、第1レンズ群を保持しているレンズ枠は、着脱可能に取り付けたナット部材をリードスクリューに螺合させ、張出部の孔を案内ピンに嵌合させ、腕部の先端を筒部材のキー溝に嵌合させている。そして、レンズ枠は、第2のモータによってリードスクリューが回転すると、上記のキー溝と案内ピンとに案内されて光軸方向へ移動し、各ズーム位置での焦点調節を行うようにしている。
特開2006−30291号公報
沈胴式のレンズ鏡胴の場合は、レンズ群を保持している各部材がカメラ本体と一体化されていないため、光軸方向への力に対しては比較的弱い構成になっている。そのため、沈胴状態のときはともかくとして、各レンズ群の繰り出し状態のままで、カメラを卓上から落下したり、携帯中に他の物体にぶつけたりなどして、第1レンズ群を収容している筒部材に対して、鏡胴の奥へ押し込むような力が加わったときが一番問題になる。そして、特許文献1に記載されているような第1レンズ群を焦点調節時にも移動させるようにした構成の場合には、筒部材にそのような力が加わると、その衝撃によって、第1レンズ群を保持しているレンズ枠に対し、筒部材とは別に、案内ピンから抜ける方向(鏡胴の奥の方向)への力が独自に作用することがある。更に、レンズ枠に作用するこのような力は、筒部材を介して間接的に作用するだけではなく、第1レンズ群やレンズ枠に対して直接加わることもある。
そこで、そのように、レンズ枠に対して、案内ピンから抜ける方向への力が直接又は間接に作用した場合を、特許文献1に記載されている構成で考察する。上記したように、特許文献1に記載の構成では、案内ピンはリードスクリューの近傍位置にあって、キー溝はリードスクリューから一番遠い位置にある。そのため、レンズ枠に上記のような力が作用すると、レンズ枠は、案内ピンとの嵌合部にも公差があるので、おおよそリードスクリューの位置を支点にして傾かされてしまうことがあり、それによって腕部の先端がキー溝から瞬間的に外れてしまうことがある。しかも、そのとき、上記の公差などがあるために、レンズ枠がリードスクリューの位置を中心にして若干でも回転すると、もはや腕部の先端がキー溝内に復帰できなくなってしまうようになる。
このような事態を避けるためには、案内ピンをリードスクリューから比較的遠い位置に取り付けるようにするのが好ましい。そのように構成すれば、レンズ枠に腕部を形成したり、筒部材にキー溝を形成したりすることなく、レンズ枠の光軸方向の安定した作動を確保することができるし、リードスクリューを中心にした回転も好適に抑止することができるからである。しかしながら、そのように構成すると、上記したように、案内ピンの長さを長くすることができないことから、上記のような力が作用して、レンズ枠が傾かされたとき、張出部に形成されている孔が案内ピンの先端から外れてしまうという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、第1レンズ群と他のレンズ群との間隔を相対的に変えてズーミングを行うとともに、可動の筒部材内に取り付けられたモータ,リードスクリュー,案内ピンによって、第1レンズ群を保持しているレンズ枠を光軸方向に移動させて焦点調節を行うようにした沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴において、各レンズ群の繰り出し状態において、衝撃によって鏡胴に光軸方向の大きな力が加わっても、上記のレンズ枠が案内ピンの先端から外れてしまわないように構成した沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴は、第1のモータが、一番被写体側に配置された第1レンズ群と他のレンズ群との間隔を相対的に変えてズーミングを行い、可動の筒部材内に取り付けられた第2のモータが、該筒部材内において第1レンズ群を保持しているレンズ枠を移動させて焦点調節を行い、カメラを使用しなくなったときには、第1のモータによって、全てのレンズ群をカメラ本体と一体になる第1筒内に収容するようにした沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴であって、前記筒部材には、第2のモータによって回転させられ前記レンズ枠を移動させるリードスクリューと、該リードスクリューが回転したとき前記レンズ枠が光軸方向に移動するように案内する案内ピンとが取り付けられていて、該案内ピンには、カメラ本体側の先端に、前記レンズ枠の抜け止め用のストッパ部材が取り付けられているようにする。その場合、前記ストッパ部材が、前記案内ピンの先端面のねじ穴に螺合されたビスであるようにすると好適である。
また、本発明の沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴は、同一形状のカム溝を複数有していて本体部材の被写体側に固定されている前記第1筒と、前記第1筒の内側に配置されていて前記第1のモータによって回転させられたとき前記第1筒のカム溝に案内されて光軸方向へも移動させられ前記第1筒に出入りする第2筒と、複数種類の形状のカム溝を複数ずつ有していて前記第2筒の内側に配置されており前記第2筒の回転によって回転させられる第3筒と、前記第1レンズ群を保持していると共に前記第3筒に形成されている所定の種類のカム溝に挿入した複数のフォロアーピンを有しており前記第3筒が回転させられたとき該カム溝に案内されて光軸方向へ移動させられる前記筒部材と、前記第3筒の内側に配置されていて第2レンズ群を保持していると共に外周部には前記第3筒の所定の種類のカム溝に挿入した複数のフォロアーピンを有しており前記第3筒が回転させられたとき該カム溝に案内されて光軸方向へ移動させられ該第2レンズ群と前記第1レンズ群との相対間隔が変化するようにする移動部材と、を備えているようにすると、実用的な構成になる。
本発明は、第1レンズ群と他のレンズ群との間隔を相対的に変えてズーミングを行うとともに、可動の筒部材内に取り付けられたモータ,リードスクリュー,案内ピンによって、第1レンズ群を保持しているレンズ枠を光軸方向へ移動させて焦点調節を行うようにした沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴において、案内ピンの先端にはストッパ部材を取り付けるようにしたので、各レンズ群の繰り出し状態において、衝撃によって、上記のレンズ枠に、被写体側から光軸方向の大きな力が作用しても、レンズ枠が傾くことにより、案内ピンの先端から外れてしまうようなことがない。
本発明の実施の形態を、図示した実施例によって説明する。尚、本発明における沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴は、銀塩フィルムを使用するカメラにもデジタルカメラにも採用することが可能であるが、実施例は、デジタルカメラに採用されるものとして構成されたものである。そして、図1は、焦点調節用の第1レンズ群がリードスクリューの一端方向へ暴走した状態を示す断面図であり、図2は、図1の一部を拡大して示した断面図である。また、図3は、図1に示されている直進筒内を撮像装置側から見た平面図であり、図4は、図3の一部を拡大して示した平面図であり、図5は、図4と同じようにして見て正常状態を示した平面図である。更に、図6は、第1レンズ群がリードスクリューの他端方向へ暴走した状態を示す断面図である。
先ず、本実施例の構成を説明する。本体部材1は、適宜な手段によって撮像装置2を取り付けている。周知のように、この撮像装置2は、CCDなどの固体撮像素子を備えていて、通常は、その被写体側に、ローパスフィルタなどのフィルタ板や、透明なカバー板などを配置している。また、この本体部材1には、レンズバリア装置の操作部が設けられているほか、鏡胴内に配置されている後述のステップモータ,シャッタ装置,センサ等に接続されるフレキシブルプリント配線板を挿通させるためのスリットが形成されているが、それらの図示は省略されている。
本体部材1の被写体側の面には、固定筒3が一体的に取り付けられている。この固定筒3の内周面には、等間隔の角度位置に、回転筒4が回転しながら光軸方向へも移動し得るようにするために、三つのカム溝3aが有底溝として形成されているが、図1及び図6においては、それらのうちの一つの断面形状だけが分かるように示されている。また、固定筒3の内周面には、回転筒4の移動に伴って第1キー筒5が光軸方向へ直線的に移動できるようにするために、光軸と平行な二つのキー溝3bが、カム溝3aとは干渉しないようにして形成されているが、図1及び図6においては、それらのうちの一つだけが示されている。更に、固定筒3には、径方向へ張り出した二つの張出部3c,3dが形成されており、それらに設けられた孔には、本体部材1に立設された軸1aが挿入されている。そして、その軸1aには歯車6が回転可能に取り付けられ、その一部を固定筒3の内部に臨ませている。そして、この歯車6は、カメラ本体側に取り付けられている図示していないステップモータによって、減速歯車を介して回転させられるようになっている。
固定筒3の内側に配置されている上記の回転筒4は、本体部材1側の端部に、所定の角度範囲で形成された部分歯車4aを有していて、それを上記の歯車6に噛合させている。また、この回転筒4の外周面には、等間隔の角度位置に三つのフォロアーピン4bが設けられていて、それらを固定筒3に設けられた上記のカム溝3aに嵌合させているが、図1及び図6においては、それらのうちの一つのフォロアーピン4bだけを示している。従って、この回転筒4は、図示していないステップモータにより、歯車6を介して回転させられると、カム溝3aに案内されて光軸方向へも移動されるようになっている。そして、さらに、この回転筒4の内周面には、等間隔の角度位置に三つのキー溝4cが形成されているが、図1及び図6においては、それらのうちの一つだけを示してある。
回転筒4の内側に配置されている上記の第1キー筒5は、回転筒4が回転すると、光軸方向に直線的に移動するように構成されている。即ち、この第1キー筒5の被写体側の端部には、所定の角度位置に可撓性を有する複数のフック部5aが形成されており、それらを、回転筒4の内周に形成された環状の溝に嵌合させている。また、この第1キー筒5には、撮像装置2側に二つのキー5bが形成されていて、それらを上記の固定筒3の二つのキー溝3bに嵌合させているが、図1及び図6においては、その一つだけを示してある。この構成によって、第1キー筒5は、回転筒4が歯車6によって回転されながらカム溝3aによって光軸方向へ移動するとき、固定筒3のキー溝3bに案内されて、光軸方向へだけ直線的に移動させられることになる。更に、この第1キー筒5には、等間隔の角度位置に三つのカム溝5cが貫通溝として形成され、内周面には二つのキー溝5dが形成されているが、図1及び図6においては、各々、それらのうちの一つだけを示してある。
第1キー筒5の内側には、第2キー筒7が配置されており、その内側には所定の間隔を空けて、第3キー筒8が配置されているが、これらの二つのキー筒7,8は、組立時に、図示していない手段によって一体化されている。そして、第2キー筒7には、等間隔の角度位置に三つのカム溝7aが貫通溝として形成され、内周面には二つのキー溝7bが形成されているが、図1及び図6においては、各々、それらのうちの一つだけを示してある。また、第3キー筒8には、二つのキー8aと、貫通した三つのキー溝8bと、複数のフック部8cとが形成されているが、図1及び図6においては、キー8aとキー溝8bは一つずつ、フック部8cは二つを示してある。そして、それらのうち、キー8aは、第1キー筒5のキー溝5dに嵌合している。そのため、第2キー筒7と第3キー筒8とは、第1キー筒5に対して、光軸方向へ移動できるようになっている。
第2キー筒7と第3キー筒8との間には、カム筒9と直進筒10とが配置されている。そのうち、第3キー筒8側に配置されているカム筒9の外周面には、等間隔の角度位置に三つのフォロアーピン9aが設けられているが、図1及び図6には、そのうちの一つだけが示されている。そして、このフォロアーピン9aは、第2キー筒7のカム溝7aと第1キー筒5のカム溝5cを貫通し、先端を回転筒4のキー溝4cに嵌合させている。また、このカム筒9の被写体側の端面には、第3キー筒8のフック部8cが係合している。そのため、このカム筒9は、回転筒4と共に回転するが、光軸方向へは、回転筒4とは別に、二つのキー筒7,8と共に移動するようになっている。そして、このカム筒9には、等間隔の角度位置に三つのカム溝9bが貫通溝として形成され、内周面には、等間隔の角度位置に三つのカム溝9cが有底溝として形成されているが、図1及び図6においては、各々、それらのうちの一つだけが示されている。
第2キー筒7と第3キー筒8の間において、第2キー筒7側に配置されている直進筒10は、外周面に二つのキー10aを形成していて、内周面には三つのフォロアーピン10bを設けているが、図1及び図6においては、各々一つずつが示されており、図3においては図示を省略されている。そして、キー10aは、第2キー筒7のキー溝7bに嵌合し、フォロアーピン10bは、カム筒9のカム溝9bに嵌合している。そのため、この直進筒10は、カム筒9が回転すると、第2キー筒7のキー溝7bに案内されて、光軸方向へ直線的に移動するようになっている。また、この直進筒10は、被写体側に、撮影光路用の開口部を形成した壁部10cを有していて、そこに種々の部材を取り付けているが、その構成については後述する。
上記したカム筒9の三つのカム溝9cには、移動部材11の外周面に等間隔に設けられた三つのフォロアーピン11aが嵌合しているが、それらのフォロアーピン11aは、第3キー筒8のキー溝8bを貫通してカム溝9cに嵌合しているため、カム筒9が回転すると、移動部材11が、キー溝8bに案内され、光軸方向へだけ直線的に移動するようになっている。
移動部材11には、シャッタ装置と第2レンズ群が取り付けられている。先ず、図示を省略されているシャッタ装置の概要を説明する。移動部材11の被写体側の面には、シャッタ羽根や絞り羽根を往復回転させるモータ等の駆動手段が取り付けられている。また、移動部材11の撮像装置2側には、所定の間隔を空けてカバー板12が取り付けられており、それらの間に図示していないシャッタ羽根や絞り羽根を配置している。そのため、この移動部材11は、シャッタ装置という観点からはシャッタ地板であるともいえる。但し、このようには構成せず、シャッタ装置をユニットとして構成し、そのユニットを移動部材11に取り付けていても構わない。次に、第2レンズ群13はレンズ枠14に取り付けられていて、そのレンズ枠14は移動部材11に取り付けられている。そして、移動部材11には、後述のステップモータに接続された図示していないフレキシブルプリント配線板を挿入させるための孔11bが形成されているが、このほかにも、図示していないシャッタ装置の駆動手段に接続されたフレキシブルプリント配線板や、後述するセンサに接続されたフレキシブルプリント配線板を挿入させる孔も形成されている。
次に、上記の直進筒10に組み付けられている部材を順に説明する。先ず、上記の壁部10cの被写体側には、所定の間隔を空けて、撮影光路用の開口部を有する前板15が取り付けられており、壁部10cと前板15との間に、図示していないバリア板を配置するようになっている。また、壁部10cの撮像装置2側には、所定の間隔を空け、図示していない手段によって、モータ取付板16が取り付けられており、そのモータ取付板16の撮像装置2側には、ステップモータ17が取り付けられ、さらにステップモータ17の撮像装置2側には、支持板18が取り付けられている。そして、ステップモータ17に接続された図示していないフレキシブルプリント配線板は、上記の移動部材11に形成された孔11bと、本体部材1に設けられた図示していないスリットとに挿入され、カメラ本体内の電源に接続されている。また、壁部10cとモータ取付板16との間には、ステップモータ17の出力軸に取り付けられた歯車19が配置されている。
図2に拡大して示されているように、金属製のリードスクリュー20は、雄ねじ部20aを有しており、一端の軸部20bを、直進筒10の壁部10cに形成された孔に嵌合させ、他端の軸部20cを、支持板18に形成された孔に嵌合させることにより、回転可能となっている。また、雄ねじ部20aと軸部20bの間には歯車21が取り付けられているが、この歯車21は、壁部10cとモータ取付板16の間に配置されており、モータ取付板16がその歯車21を抑えるこよによって、リードスクリュー20の軸部20bが壁部10cの孔から抜けないようになっている。また、雄ねじ部20aと軸部20cの間には当接部材22が取り付けられているが、この当接部材22には、図4において分かり易く示されているように、リードスクリュー20の径方向へ突き出た当接部22aが設けられている。そして、このリードスクリュー20は、上記の歯車19によって、壁部10cに設けられている軸10dに対して回転可能に取り付けられている歯車23を介し、回転させられるようになっている。
第1レンズ群24を取り付けているレンズ枠25は、図3に示されているように、個別に形成した孔を、直進筒10の壁部10cに取り付けられた二つの案内ピン26,27に嵌合させている。そして、一方の案内ピン26には、図6に示されているように、ばね28が緩く嵌装されていて、レンズ枠25を撮像装置2側へ付勢することによって、二つの役目をしている。その第1の役目は、リードスクリュー20の雄ねじ部20aと後述のナット部材29の雌ねじ部との螺合関係を安定させるためのガタ寄せの役目であり、第2の役目は、レンズ枠25が暴走し、その雌ねじ部とリードスクリュー20の雄ねじ部20aとの螺合がはずれても、リードスクリュー20を逆転させると、再び螺合を可能にする役目であるが、その第2の役目については、後述の作動説明で理解できるようにする。また、もう一方の案内ピン27は、図1に示されているように、先端面にねじ穴が形成されていて、そこに、ビス30が螺合され、レンズ枠25の抜け止めの役目をしている。
第1レンズ群24を取り付けているレンズ枠25の取付部25aは、直進筒10の壁部10cに取り付けられた筒部材31内を光軸方向へ摺動し得るようになっている。また、レンズ枠25には、合成樹脂製のナット部材29が、周知のように、着脱可能ではあるが回転できないようにして取り付けられており、その雌ねじ部を、リードスクリュー20の雄ねじ部20aに螺合させている。従って、レンズ枠25は、リードスクリュー20が回転すると、光軸方向へ移動させられるようになっている。更に、このレンズ枠25には、ナット部材29の取付部近傍位置に、支持板18側、即ち撮像装置2側へ突き出すようにして斜面を形成したカム部25bが設けられている。
また、このレンズ枠25には、案内ピン26との嵌合位置近傍に、板状の遮光部25cが形成されている。他方、直進筒10の壁部10cには、撮像装置2側へ向けて形成された台部の先端に、センサ32が取り付けられている。このセンサ32は、スリットを間にして一方には発光部を他方には受光部を備えた、いわゆるフォトインターラプタであって、レンズ枠25の遮光部25cが、スリット内に入ってくることによって、受光部へ入射していた発光部からの光が遮断されるようになっている。そして、このセンサ32に接続された図示していないフレキシブルプリント配線板は、上記の移動部材11に形成された図示していない孔と、本体部材1に設けられた図示していないスリットに挿通され、カメラ本体内の電源に接続されている。
上記の支持板18には、軸部材33が取り付けられていて、そこに、板状のストップ部材34が回転可能に取り付けられている。このストップ部材34は、支持板18の被写体側に取り付けられていて、図4から分かるように、長孔34aと、折曲部34bと、カムフォロアー部34cとを有しており、長孔34aをリードスクリュー20の軸部20cに嵌合させ、折曲部34bを当接部材22の当接部22aの作動軌跡内に臨ませ得るようにし、カムフォロアー部34cをレンズ枠25のカム部25bに接触し得るようにしている。そして、このストップ部材34は、ばね35により、図4において反時計方向へ回転するように付勢されているが、そのばね35は、軸部材33に巻回され、一端を支持板18に掛け、他端をストップ部材34に掛けている。
次に、本実施例の作動を説明する。本実施例は、ズーム機能を備えた沈胴式のレンズ鏡胴において、焦点調節に際しては、一番被写体側に配置されている第1レンズ群を移動させるようにしたものである。そして、カメラの不使用状態においては、図1に示された回転筒4と、三つのキー筒5,7,8と、カム筒9と、直進筒10とは、撮像装置2側へ繰り込まれて、固定筒3内に収容されており、いわゆる沈胴状態となっている。そして、その沈胴状態においては、直進筒10の壁部10cと前板15との間に配置されている図示していない2枚のバリア板が、第1レンズ群24の前面を覆っている。
このような沈胴状態においてカメラの電源をオンにすると、図示していないステップモータが回転して歯車6を回転させる。そのため、回転筒4はカム筒9を伴って、回転しながら被写体側にも移動させられるが、第1キー筒5,第2キー筒7,第3キー筒8,移動部材11,直進筒10は、回転することなく被写体側に直進させられ、第1レンズ群24と第2レンズ群13を繰り出していく。このとき、回転筒4と、三つのキー筒5,7,8と、カム筒9とは同じ速度で被写体側へ移動するが、移動部材11と直進筒10とはそれらよりも速く、さらに直進筒10の方が移動部材11よりも速く移動する。また、この繰り出し作動の過程において、上記の2枚のバリア板は、開き作動を行い、第1レンズ群24の前面から退いて行く。
このようにして、繰り出し作動の終了した状態が、図1に示された初期状態(撮影待機状態)であり、本実施例の場合には、この初期状態のとき、撮影レンズ(第1レンズ群24,第2レンズ群13)は、広角端での撮影可能状態となっている。但し、図1〜図4は、焦点調節用の第1レンズ群24を取り付けたレンズ枠25がリードスクリュー20の一端方向、即ち撮像装置2側へ暴走したときの状態を示したものであるため、正常な場合には、レンズ枠25の初期位置は、図1に示されている位置よりも、若干左側(被写体側)ということになる。そこで、以下においては、先ず、レンズ枠25が、正常に作動する場合で説明し、その後に、異常作動を行った場合について説明する。
上記のようにして、初期状態(撮影待機状態)となった後、撮影者が、この状態での撮影を望まない場合は、撮影レンズと連動して作動させられる図示していないズームファインダを覗きながら、図示していないステップモータを正・逆転させ、直進筒10と移動部材11とを光軸方向に同時に移動させることによって、第1レンズ群24と第2レンズ群13との相対位置関係を変え、所望の倍率の画角を選択する。そして、所望の画角が決まった後、レリーズボタンを押すと、先ず、焦点調節が自動的に行われ、続いて、撮像装置2による撮影が行われる。
そこで、先ず、焦点調節について説明する。焦点調節を行うには、ステップモータ17を回転させることによって、レンズ枠25だけを初期位置から移動させ、第1レンズ群24と第2レンズ群13との相対位置を変えるようにする。即ち、ステップモータ17が回転すると、その回転は、歯車19から歯車23を介して歯車21に伝達され、リードスクリュー20が回転させられるため、ナット部材29を取り付けているレンズ枠25は、リードスクリュー20の回転方向に対応した方向へ、光軸に沿って移動させられ、合焦位置で停止させられる。
このようにして、焦点調節が終了すると、撮像装置2による撮影が行われる。周知のように、この種のデジタルカメラの場合には、シャッタ羽根の作動は、二つのシーケンスのいずれかで行われる。その一つは、光学ファインダを備えていて、シャッタ羽根が、露光開口を閉鎖している状態をシャッタの初期状態とし、撮影に際しては、先ず、シャッタ羽根を全開にさせておいてから撮影をスタートするようにしたノーマリークローズタイプと称されているものである。また、もう一つは、シャッタ羽根が、露光開口を全開にした状態をシャッタの初期状態とし、撮影は、その状態から直ちにスタートするようにしたノーマリーオープンタイプと称されているものである。それらのうち、ノーマリーオープンタイプの方は比較的多く採用されているので、本実施例は、ノーマリークローズタイプの場合で説明することにする。
レリーズボタンが押されると、図示していないシャッタ羽根は、駆動手段によって開き作動を行わされ、露光開口部を開いていく。そのため、その開き始めた時点から、撮像装置2の固体撮像素子は、第1レンズ群24と第2レンズ群13を通過してきた被写体光にさらされ、電荷が蓄積されていく。そして、シャッタ羽根が全開状態になり、且つ必要に応じて作動させられる絞り羽根の作動が終了すると、それまでに固体撮像素子に蓄積されていた電荷が放出され、撮影のための電荷の蓄積が開始される。その後、所定の時間が経過すると、露光時間制御回路からの信号によって、シャッタ羽根は、閉じ作動を行わされる。そして、シャッタ羽根が閉鎖状態になると、直ちに撮像情報が固体撮像素子から画像記憶装置に転送される。その後、ステップモータ17を回転させて、レンズ枠25を初期位置へ復帰させるが、その回転は、レンズ枠25の遮光部25cがセンサ32の光路を遮断することによって停止させられ、次の撮影待機状態となる。
ところで、本実施例のレンズ鏡胴を備えたカメラの場合には、携帯中に落としてしまったり、卓上などから落としてしまったりすると、レンズ鏡胴の構成部材に対して光軸方向に大きな衝撃が加わることがある。特に、沈胴状態からレンズ群を繰り出した状態で携帯しているときには、直進筒10に取り付けられている前板15を、他の物体にぶつけてしまうことがある。そして、そのような場合には、直進筒10に対して、撮像装置2側へ強い力が加わることになる。ところが、本実施例の場合には、カム筒9のカム溝9bが貫通溝として形成されていて、光軸に対して90度の面でフォロアーピン10bと線接触するように構成されているため、カム溝9bの接触面とフォロアーピン10bとの間にカム作用が生じず、フォロアーピン10bがカム溝9bから外れてしまうようなことがない。
また、直進筒10に取り付けられている前板15を、他の物体にぶつけたときでも、その衝撃で、レンズ枠25だけが撮像装置2側に強い力を受ける瞬間があるし、第1レンズ群24やレンズ枠25が、直接、撮像装置2側に強く押されてしまうこともある。そして、そのような場合には、レンズ枠25が、若干傾いた状態にさせられて、案内ピン26,27の少なくとも一方から抜けてしまうことがある。なぜならば、沈胴状態になったときの収容スペースを考慮して、案内ピン26,27を、両方とも長くすることが困難な場合が多いことと、ナット部材29の取付部には遊びが設けられているためである。
そして、本実施例の場合、図3から分かるように、案内ピン27の方が案内ピン26よりも、リードスクリュー20から遠い位置にある。しかも、図1と図6を比較してみれば分かるように、案内ピン27の方が案内ピン26よりも短い。従って、本実施例の場合には、レンズ枠25が案内ピン27から抜け易いことになる。ところが、本実施例の場合には、その案内ピン27の先端に、抜け止め用としてビス30を螺合させているので、抜けるおそれが全くない。尚、本実施例の場合は、レンズ枠25に遮光部25cが形成されているため、案内ピン26を必要としているが、他の方法でレンズ枠25の位置検出を行うようにした場合には、このような案内ピン26は不要になる。そして、そのようにした場合には、ビス30の存在が一層重要になる。
このようにして、撮影が繰り返して行われ、もはや撮影をする意志のない場合には、カメラの電源スイッチをオフにするが、そのようにした場合でも遅延回路が働いていて、所定時間だけはオン状態が継続し、図示していないステップモータを回転させ得るようになっている。そのため、電源スイッチがオフになると、そのステップモータの回転によって、歯車6を回転させ、回転筒4とカム筒9を、回転させながら撮像装置2側へ移動させ、その他の筒部材5,7,8,10を、直進的に撮像装置2側へ移動させると共に、図示していないバリア板を閉じさせていく。そして、そのステップモータの回転は、図示していないセンサが、回転筒4の沈胴位置を検出することによって停止する。
次に、レンズ枠25が、焦点調節時に、正常の作動範囲を超えて、暴走してしまった場合を説明しておく。上記したように、図1〜図4は、レンズ枠25が撮像装置2側へ暴走したときの状態を示したものである。そのため、沈胴状態から繰り出された初期状態においては、レンズ枠25の初期位置は、図2に示された位置よりも若干左側の位置であって、カム部25bは、ストップ部材34のカムフォロアー部34cに接触していない。そして、その正常な初期状態において、図4と同じように、図2の右側から見て示した平面図が図5である。
この図5の状態においては、ストップ部材34は、ばね35の付勢力によって反時計方向へ回転させられており、その長孔34aの左端縁が、リードスクリュー20の軸部20cに当接することによって停止させられている。そして、このとき、ストップ部材34の折曲部34bは、当接部材22の当接部22aの作動軌跡外へ退かされている。焦点調節が行われる場合には、レンズ枠25は、このような初期位置から、リードスクリュー20の回転によって、被写体側へ移動されて行くが、カム部25bはストップ部材34から遠ざかって行くだけであるから、レンズ枠25は何の支障もなく合焦位置まで移動させられ、上記のようにして撮影が行われる。そして、撮影が終了すると、レンズ枠25は、撮像装置2側へ移動させられ、上記したように、センサ32が遮光部25cを検出することによって、初期位置で停止させられる。従って、そのときの状態は、図5の状態と同じである。
ところが、レンズ枠25が、上記のように合焦位置から初期位置へ戻るとき、初期位置で停止せず、暴走(オーバーラン)をしてしまうことがある。その原因は、組立調整時におけるコネクタの接続不良が主であるが、例えばセンサ32の取付位置がずれていたというようなこともある。
本実施例においては、そのような暴走が生じると、図5において、レンズ枠25のカム部25bが、ストップ部材34のカムフォロワー部34cを押して、ストップ部材34を、ばね35の付勢力に抗して時計方向へ回転させ、ストップ部材34の長孔34aの右端縁をリードスクリュー20の軸部20cに当接させることによって、折曲部34bを当接部材22の当接部22aの作動軌跡内に位置させる。そして、その直後には、図5において時計方向へ回転してきた当接部材22の当接部22aが、その折曲部34bに当接することによって、リードスクリュー20の回転が停止させられる。
図1〜図4はその停止状態を示したものであるが、本実施例の場合には、ストップ部材34がカム部25bに押されて回転を開始してから、リードスクリュー20の回転が停止させられるまでを、リードスクリュー20の1回転以内で行うようにしているため、その間、レンズ枠25は、リードスクリュー20の雄ねじ部20aの1ピッチの範囲内、即ちナット部材29の雌ねじ部の1ピッチの範囲内でしか移動しなかったことになる。従って、このことからも、リードスクリュー20の長さを長くしなくて済むようになっている。
ところで、レンズ枠25の暴走は、上記のように、合焦位置から初期位置へ移動するときだけではなく、初期位置から合焦位置へ移動するときにも生じることがある。そのため、その場合にも、上記のような暴走対策構成を採用すれば、リードスクリュー20の長さを長くしなくて済むという観点からは極めて優れた構成になる。しかしながら、本実施例の場合には、そこまでしなくてもよいケースであるため、初期位置から合焦位置へ移動するときの暴走対策構成としては、周知の構成を採用している。
即ち、レンズ枠25が、初期位置から移動を開始して、合焦位置で停止せず、しかも、所定の焦点調節範囲を超えて暴走してしまったときには、ナット部材29の雌ねじ部はリードスクリュー20の雄ねじ部20aからはずれるようになっている。そのはずれた状態が図6に示されている。ところが、このとき、レンズ枠25は、ばね28によって撮像装置2側に付勢されており、しかも、その付勢力は最大になっている。そのため、図6において、リードスクリュー20の雄ねじ部20aの左端と、ナット部材29の雌ねじ部の右端とは接触状態を保っており、リードスクリュー20だけが空回りをするようになっている。従って、所定の修理を終え、リードスクリュー20を逆転させた場合には、ナット部材29の雌ねじ部は、ばね28の付勢力の助けを借り、リードスクリュー20の雄ねじ部20aに螺合させられ、レンズ枠25が初期位置へ復帰できるようになっている。尚、この図6に示された状態を見れば、この暴走対策構成よりも、上記した撮像装置2側への暴走対策構成の方が、リードスクリュー20の長さを短くする上で、いかに有利な構成であるかを理解することができる。
尚、本実施例は、デジタルカメラ用のレンズ鏡胴であるが、銀塩フィルムを使用するカメラに採用する場合には、周知のように、撮像装置2の位置には開口部が設けられているだけにし、その開口部をフィルムの前面に配置するようにしてカメラ本体に取り付けることになる。そして、その場合には、本実施例の場合と異なり、撮影前においては、シャッタ羽根は閉鎖状態にあり、撮影に際して開き作動と閉じ作動とを連続的に行わされることになる。
焦点調節用の第1レンズ群がリードスクリューの一端方向へ暴走した状態を示す実施例の断面図である。 図1の一部を拡大して示した断面図である。 図1に示されている直進筒内を撮像装置側から見た平面図である。 図3の一部を拡大して示した平面図である。 図4と同じようにして見て正常状態を示した平面図である。 第1レンズ群がリードスクリューの他端方向へ暴走した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 本体部材
1a,10d 軸
2 撮像装置
3 固定筒
3a,5c,7a,9b,9c カム溝
3b,4c,5d,7b,8b キー溝
3c,3d 張出部
4 回転筒
4a 部分歯車
4b,9a,10b,11a フォロアーピン
5 第1キー筒
5a,8c フック部
5b,8a,10a キー
6,19,21,23 歯車
7 第2キー筒
8 第3キー筒
9 カム筒
10 直進筒
10c 壁部
11 移動部材
11b 孔
12 カバー板
13 第2レンズ群
14,25 レンズ枠
15 前板
16 モータ取付板
17 ステップモータ
18 支持板
20 リードスクリュー
20a 雄ねじ部
20b,20c 軸部
22 当接部材
22a 当接部
24 第1レンズ群
25a 取付部
25b カム部
25c 遮光部
26,27 案内ピン
28,35 ばね
29 ナット部材
30 ビス
31 筒部材
32 センサ
33 軸部材
34 ストップ部材
34a 長孔
34b 折曲部
34c カムフォロアー部

Claims (3)

  1. 第1のモータが、一番被写体側に配置された第1レンズ群と他のレンズ群との間隔を相対的に変えてズーミングを行い、可動の筒部材内に取り付けられた第2のモータが、該筒部材内において第1レンズ群を保持しているレンズ枠を移動させて焦点調節を行い、カメラを使用しなくなったときには、第1のモータによって、全てのレンズ群をカメラ本体と一体になる第1筒内に収容するようにした沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴であって、前記筒部材には、第2のモータによって回転させられ前記レンズ枠を移動させるリードスクリューと、該リードスクリューが回転したとき前記レンズ枠が光軸方向に移動するように案内する案内ピンとが取り付けられていて、該案内ピンには、カメラ本体側の先端に、前記レンズ枠の抜け止め用のストッパ部材が取り付けられていることを特徴とする沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴。
  2. 前記ストッパ部材が、前記案内ピンの先端面のねじ穴に螺合されたビスであることを特徴とする請求項1に記載の沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴。
  3. 同一形状のカム溝を複数有していて本体部材の被写体側に固定されている前記第1筒と、前記第1筒の内側に配置されていて前記第1のモータによって回転させられたとき前記第1筒のカム溝に案内されて光軸方向へも移動させられ前記第1筒に出入りする第2筒と、複数種類の形状のカム溝を複数ずつ有していて前記第2筒の内側に配置されており前記第2筒の回転によって回転させられる第3筒と、前記第1レンズ群を保持していると共に前記第3筒に形成されている所定の種類のカム溝に挿入した複数のフォロアーピンを有しており前記第3筒が回転させられたとき該カム溝に案内されて光軸方向へ移動させられる前記筒部材と、前記第3筒の内側に配置されていて第2レンズ群を保持していると共に外周部には前記第3筒の所定の種類のカム溝に挿入した複数のフォロアーピンを有しており前記第3筒が回転させられたとき該カム溝に案内されて光軸方向へ移動させられ該第2レンズ群と前記第1レンズ群との相対間隔が変化するようにする移動部材と、を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴。
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