JP4405292B2 - 不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法 Download PDF

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Description

本発明は、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、物理チェッカーパターン、論理チェッカーパターン等の高速書き込みが可能な不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法に関する。
近年、不揮発性半導体記憶装置、特にフラッシュメモリは、電気的にデータの書き換えが可能で、且つ電源を切った状態でもデータを保持することができるため、様々な分野で使用されている。例えば、携帯電話、デジタルカメラ、シリコンオーディオプレーヤー等の携帯端末にはデータ格納用の記憶装置として用いられている。また、マイクロコンピュータ等のシステムLSIにも書き換え可能なプログラム格納領域としてフラッシュメモリは搭載されている。
フラッシュメモリの検査工程では、市松模様のパターンである物理チェッカーパターンや読み出しデータの論理値が隣接ビット毎に反転し、且つ読み出しサイクル毎に同一ビットが反転する論理チェッカーパターン(例えば、読み出しデータが55h→AAh→55h→AAhとなるパターン)等を書き込んで、隣接ビット線、隣接ワード線間のショート及び隣接ビット間の干渉がないことを確認する必要がある。
以下、従来のフラッシュメモリにおける物理チェッカーパターンの書き込み動作について図面を参照しながら説明する。図15は従来のフラッシュメモリにおけるメモリセルアレイ及び書き込み回路の構成を示す図であり、同様の構成が特許文献1から特許文献5に開示されている。
図15において、メモリセルアレイ10はNOR型のフラッシュメモリアレイである。具体的に説明すると、メモリセルアレイ10はワード線WL0〜WL3、ビット線BL0〜BL3(ワード線、ビット線共に4本ある場合を図示している)を備えており、ワード線とビット線の交点にメモリセルM00〜M33がマトリクス状に配置されている。メモリセルのコントロールゲートはワード線WL0〜WL3に、ドレインはビット線BL0〜BL3に、ソース線はソース線SLに、基板はウェル線PWに接続されている。ここで、メモリセルM00〜M33のソースは共通のソース線SLに、基板は共通のウェル線PWに接続されており、1つの消去ブロックを構成している。ここで、同一ワード線に繋がるメモリセルの集合をページと呼ぶ。例えば、ワード線WL0に繋がるメモリセルの集合をページ0と呼び、ワード線WL1に繋がるメモリセルの集合をページ1と呼ぶ。
ワード線ドライバ20はワード線を選択して所定の電圧を印加する回路である。書き込み回路1530a〜1530dは、ビット線BL0〜BL3に各々接続されており、ビット線リセットトランジスタRT、ラッチ回路L0〜L3、ビット線接続回路TG、Pチャネル型トランジスタP0、P1から構成される。ビット線リセットトランジスタRTはビット線を接地電圧に設定する回路であり、制御信号RSにより制御される。ラッチ回路L0〜L3は、書き込みデータを一時的に格納する回路であり、2つのインバータ回路により構成される。インバータ回路の電源は高電圧電源線VPPに接続されている。ここで、データ入力ノードIO、/IOから0データ(プログラムデータ)を格納するとラッチ回路のノードNL0〜NL3はHレベルに、1データ(イレーズデータ)を格納するとラッチ回路のノードNL0〜NL3はLレベルに設定される。ビット線接続回路TGはラッチ回路L0〜L3とビット線BL0〜BL3とを接続・遮断するための回路であり、制御信号TSにより制御される。
Pチャネル型トランジスタP0、P1はベリファイ動作時にビット線電位を検知してメモリセルのしきい値電圧が所定の値に達した場合にラッチ回路L0〜L3に格納されたデータを書き換えることを行う。Pチャネル型トランジスタP0のゲートはそれぞれビット線BL0〜BL3に接続されており、Pチャネル型トランジスタP1のゲートは制御信号VRにより制御されるインバータINV2の出力に接続されている。ベリファイ動作時には制御信号VRがHレベルとなり、Pチャネル型トランジスタP1がオン状態となる。このとき、ビット線電位が所定の電圧以下になると、PチャネルトランジスタP0がオン状態となり、ラッチ回路L0〜L3のノードNL0〜NL3はLレベル、すなわち、0データ(イレーズデータ)に書き換えられ、以後のプログラム動作が行われなくなる。
Nチャネル型トランジスタN1は、ベリファイ判定回路40と共に使用され、ラッチ回路L0〜L3に格納されたデータを検知して、全てのメモリセルのしきい値電圧が所定の値に達したことを検知する。
ベリファイ判定回路40は、ベリファイ動作において、全てのメモリセルの書き込み動作が完了したことを検知する回路であり、制御信号NVRにより制御される。書き込み回路1530a〜1530dのNチャネル型トランジスタN1とベリファイ判定回路40のPチャネル型トランジスタP2はワイヤードOR接続の構成となっており、ベリファイ動作時はNVR信号がLレベルとなり、ラッチ回路L0〜L3の中に1ビットでも0データ(プログラムデータ)が格納されていると、すなわち、ラッチ回路のノードNL0〜NL3のいずれかがHレベルに設定されていると、いずれかのNチャネル型トランジスタN1がオン状態になり、LレベルのPASS信号が出力される。ベリファイ動作により、ラッチ回路L0〜L3のデータが全て1データ(イレーズデータ)に書き換えられた場合は、すなわち、ラッチ回路のノードNL0〜NL3が全てLレベルに設定されていると、全てのNチャネル型トランジスタN1がオフ状態になり、HレベルのPASS信号が出力される。HレベルのPASS信号を検知することで、書き込み動作の完了を検知することができる。
カラムゲート50は入力データIO、/IOと書き込み回路30a〜30dのラッチ回路L0〜L3とを接続する回路であり、カラムゲートYG0〜YG3から構成され、制御信号CS0〜CS3により制御される。カラムドライバ60は所定のカラムゲートを選択する回路である。
図16は物理チェッカーパターンの書き込み動作を示すフローチャートである。プログラム動作が開始されると(ステップS1601)、ページ0の書き込みデータをラッチ回路L0〜L3に格納するために、データラッチが行われる(ステップS1602)。ここで、書き込みデータのパターンは市松模様の物理チェッカーパターンであるので、ラッチ回路L0〜L3への格納データは、ラッチ回路L0へ0データ、ラッチ回路L1へ1データ、ラッチ回路L2へ0データ、ラッチ回路L3へ1データと、ビット線毎に0データと1データを交互に格納する。データラッチ終了後、ワード線WL0を選択し、ビット線接続回路TGを活性化状態にしてラッチ回路L0〜L3とビット線BL0〜BL3を接続してページ0のプログラム動作を行う(ステップS1603)。これにより、メモリセルM00、M02に0データが書き込まれる。ページ0のプログラム動作終了後、ページ0のベリファイ動作を行う(ステップS1604)。
ベリファイ動作でプログラム動作を行ったメモリセルのしきい値電圧値が所定の値に達していることが検知された場合は、そのメモリセルに対応するラッチ回路のラッチデータが0データ(プログラムデータ)から1データ(イレーズデータ)に書き換えられ、以後、プログラム動作は行われない。一方、プログラム動作を行ったメモリセルのしきい値電圧値が所定の値に達していないことが検知された場合、そのメモリセルに対応するラッチ回路のラッチデータは0データ(プログラムデータ)のままであり、引き続きプログラム動作が行われる(ステップS1605)。ステップS1605において、ページ0の全てのメモリセルのプログラム動作が完了していないと判定した場合は、再度ページ0のプログラム動作とベリファイ動作が行われ、ステップS1603〜S1605をページ0の全てのメモリセルのプログラム動作が完了するまで繰り返し実行する。一方、ステップS1605において、ページ0の全てのメモリセルのプログラム動作が完了したと判定した場合、ステップS1606に進み、ページ1のプログラム動作を行う。
ページ1のプログラム動作において、ページ1の書き込みデータをラッチ回路L0〜L3に格納するために、データラッチが行われる(ステップS1606)。ここで、ラッチ回路L0〜L3への格納データはラッチ回路L0へ1データ、ラッチ回路L1へ0データ、ラッチ回路L2へ1データ、ラッチ回路L3へ0データと、今度はページ0と逆のデータを格納する。データラッチ終了後、ワード線WL1を選択し、ビット線接続回路TGを活性化状態にしてラッチ回路L0〜L3とビット線BL0〜BL3を接続してページ1のプログラム動作を行う(ステップS1607)。これにより、メモリセルM11、M13に0データが書き込まれる。ページ1のプログラム動作終了後、ページ1のベリファイ動作を行い(ステップS1608)、ページ1の全てのメモリセルのプログラム動作が完了したか否かを判断する(ステップS1609)。ステップS1609において、ページ1の全てのメモリセルのプログラム動作が完了したと判定した場合、ステップS1610に進む。一方、ステップS1609において、ページ1の全てのメモリセルの書き込み動作が完了していないと判定した場合は再度ページ1のプログラム動作とベリファイ動作が行われ、ステップS1607〜S1609をページ1の全てのメモリセルのプログラム動作が完了するまで繰り返し実行する。複数サイクルのプログラム動作とベリファイ動作を行い、ページ1の全てのメモリセルの書き込み動作が完了した場合、引き続きページ2以降のプログラム動作が行われる(ステップS1610)。
特開2002−203393号公報 特開2001−229684号公報 特開平11−328981号公報 特開平11−203879号公報 特開平11−121721号公報
しかしながら、前述した従来の不揮発性半導体記憶装置に関しては以下に示すような課題があった。近年、不揮発性半導体記憶装置の記憶容量は大容量化しており、これに伴いページ数も増大しているため、書き込みサイクル数は今後さらに増大する傾向である。書き込みサイクル数が多いことは書き込み時間の増大に大きな影響を及ぼす。書き込みサイクル数増大に伴い書き込み時間が増大する原因としては、(1)フラッシュメモリのデータ書き込み時間がマイクロ秒オーダーと遅いこと、(2)プログラム動作、ベリファイ動作毎に電圧発生回路がプログラム動作、ベリファイ動作に必要な電圧を発生する必要があるため、各プログラム動作、ベリファイ動作開始時には電圧発生回路が所定の電圧を出力して安定するまでの電圧出力安定待ち時間だけ待つ必要がある。1ページの書き込み動作でプログラム動作とベリファイ動作を複数サイクル繰り返し行うため、書き込み時間が増大するという問題がある。
また、不揮発性半導体記憶装置の大容量化に伴い、1ページのビット数(一括書き込みビット数)が増大しているが、1ページの書き込み動作におけるデータラッチ時間が増大するという問題がある。近年の不揮発性半導体記憶装置では1ページのデータラッチ時間がマイクロ秒オーダと長い場合があり、書き込み時間の増大に大きな影響を及ぼす。
このように、上記課題により検査工程で行われる物理チェッカーパターン、論理チェッカーパターンの書き込み時間も増大し、検査コストの増大、すなわち、チップコストの増大につながり、好ましいことではない。
本発明は上記課題を解決するものであり、物理チェッカーパターン、論理チェッカーパターン等のデータ書き込みを高速で行うことができる不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、複数のワード線と複数のビット線の交点にマトリクス状に配置された複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、各ビット線毎に配置され、前記複数のメモリセルから構成されるページへ書き込みデータの一括書き込み動作を行う書き込み手段と、偶数番目のビット線に接続された第1グループのメモリセルへの書き込み動作を行う第1グループの書き込み手段及び奇数番目のビット線に接続された第2グループのメモリセルへの書き込み動作を行う第2グループの書き込み手段の少なくとも一方を活性化状態又は非活性化状態に設定する書き込み手段活性化状態設定手段と、前記複数のワード線から1又は2のワード線を選択するワード線選択手段と、前記メモリセルへの書き込み動作を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路は、第1のワード線を選択し、前記第1グループの書き込み手段を活性化状態に設定して前記第1のワード線に接続された第1のページの書き込み動作を行い、第2のワード線を選択し、前記第2グループの書き込み手段を活性化状態に設定して前記第2のワード線に接続された第2のページの書き込み動作を行い、前記第1及び第2のワード線を選択し、前記第1及び第2グループの書き込み手段を活性化状態に設定して前記第1及び第2のページのベリファイ動作を行う。この構成により、ベリファイ動作においては、複数のワード線を選択し、全てのグループのメモリセルに対する書き込み手段を活性化状態に設定して行うことで、複数ページの同時ベリファイ動作が可能となり、ベリファイ回数を削減することができる。さらに、書き込み回路に複数ページの書き込みデータを書き込んで書き込み動作を行うため、複数ページのデータラッチ動作を1度に行うことができ、データラッチ回数を削減することができる。従って、物理チェッカーパターンや論理チェッカーパターン等のデータ書き込みの高速化を図ることができる。
なお、前記ワード線選択手段は、互いに隣接しないワード線を選択することが好ましい。この構成により、複数のワード線を同時選択して行う同時ベリファイ動作時の隣接ワード線間の干渉を避けることができるため、検査工程で行う物理・論理チェッカーパターン書き込み動作の目的であるワード線間のショートを検出することができる。
さらに本発明の不揮発性半導体記憶装置は、前記第1グループのメモリセルへの書き込み動作及び前記第2グループのメモリセルへの書き込み動作に必要な電圧を継続して発生する電圧発生回路を備える。この構成により、書き込み動作に必要な電圧を継続して発生させた状態で、第1及び第2グループのメモリセルへのデータ書き込み動作を行うことで、第2グループのメモリセルへのデータ書き込み開始時には電圧発生回路の出力電圧が安定するまでの電圧出力安定待ち時間を経ることなく書き込み動作が可能となるため、書き込み動作の高速化を図ることができる。
さらに本発明の不揮発性半導体装置は、前記第1グループの書き込み動作の完了を検知する第1検知手段と、前記第2グループの書き込み動作の完了を検知する第2検知手段と、前記第1及び第2検知手段の出力に基づいて、書き込み動作が完了したグループの書き込み手段へ新たなページの書き込みデータを設定する書き込みデータ設定手段とを備える。この構成により、何れかのグループの書き込み動作が完了した場合は、全てのグループの書き込み動作の完了を待つことなく、次ページの書き込み動作を開始することができるため、書き込み動作の並列度を上げることができ、書き込み動作の高速化を図ることができる。
さらに本発明の不揮発性半導体記憶装置は、前記第1グループの書き込み手段へ書き込みデータを一括設定する第1書き込みデータ設定手段と、前記第2グループの書き込み手段へ書き込みデータを一括設定する第2書き込みデータ設定手段と、前記第1書き込みデータ設定手段及び前記第2書き込みデータ設定手段の少なくとも一方を活性化状態又は非活性化状態に設定するデータ設定手段活性化状態設定手段とを備える。この構成により、第1及び第2書き込みデータ設定手段の活性化状態を制御することで、第1及び第2グループに対する書き込みデータを個別又は同時に設定できるため、書き込みデータの設定を高速に行うことができる。さらに、何れかのグループの書き込み動作が完了した場合は、全てのグループの書き込み動作の完了を待つことなく、次ページの書き込み動作を開始することができるため、書き込み動作の高速化を図ることができる。
本発明によれば、書き込み回路に複数ページの書き込みデータを書き込んで書き込み動作を行うため、複数ページのデータラッチ動作を1度に行うことができ、データラッチ回数を削減することができる。さらに、ベリファイ動作においては、複数のワード線又はセレクトゲートを選択し、全てのグループのメモリセルに対する書き込み手段を活性化状態に設定して行うことで、複数ページの同時ベリファイ動作が可能となり、ベリファイ回数を削減することができる。従って、物理チェッカーパターンや論理チェッカーパターン等のデータ書き込みの高速化を図ることができる。
本発明に係る各実施形態について、代表的な不揮発性半導体記憶装置であるフラッシュメモリを例に挙げ、図面を用いて説明する。始めに、本発明に係る各実施形態の共通事項について図1から図3を参照して説明する。
図1は、本発明の各実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)の構成を示す図である。図1において、メモリセルアレイ10は、複数のワード線と複数のビット線の交点にマトリクス状に配置された複数のメモリセルを有する。ワード線ドライバ20は、所定のワード線を選択して所定の電圧を印加する回路である。書き込み回路30は、ビット線毎あるいは複数のビット線毎に配置されており、複数のメモリセルへの書き込みデータを一時格納して、一括書き込み動作を行う回路である。カラムゲート50は、複数のビット線から所定のビット線を選択してセンスアンプ70に接続する回路である。また、I/Oバッファ80から入力される書き込みデータを書き込み回路30に入力する。カラムドライバ60は、カラムゲート50の中から所定のカラムゲートを選択する回路である。センスアンプ70はメモリセルに格納されたデータを判定する回路である。I/Oバッファ80は、データ入出力端子DQとフラッシュメモリとのデータのやり取りを行う回路であり、読み出し時にはセンスアンプ70からの出力データをデータ入出力端子DQに出力し、データ書き込み時にはデータ入出力端子DQから入力された書き込みデータを書き込み回路30に送信する。また、データ入出力端子DQに入力されたコマンドを制御回路90に送信する。
制御回路90はフラッシュメモリ全体の制御を行う回路であり、ワード線ドライバ20、書き込み回路30、カラムドライバ60、センスアンプ70、I/Oバッファ80、アドレスバッファ100、電圧発生回路110を制御することで、読み出し、書き込み、消去動作等の各種制御を行う。制御回路90には外部から入力されるチップイネーブル信号/CEと、出力イネーブル信号/OEと、書き込みイネーブル信号/WEと、アドレス端子Aに入力され、アドレスバッファ100から出力されるコマンドと、データ入出力端子DQに入力され、I/Oバッファ80から出力されるコマンドとが入力されており、外部から入力されたコマンドを解釈してフラッシュメモリの各種動作を実行する。
アドレスバッファ100は、アドレス端子Aに入力されたアドレスをデコードして、所定の書き込み回路、ワード線、ビット線を選択する信号を書き込み回路30、ワード線ドライバ20、カラムドライバ60に送信する。また、アドレス端子Aに入力されたコマンドを制御回路90に送信する。電圧発生回路110は、フラッシュメモリの読み出し、書き込み、消去動作に必要な電圧を発生する回路であり、正の高電圧VPPと負の高電圧VNNを発生する。
図2は、本発明の各実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)に使用されるメモリセルの断面構造を示す図である。図2に示すように、基板209上にディープNウェル208及びPウェル207が形成され、Pウェル207内にN型領域のソース205とドレイン206が形成されている。トンネル酸化膜204上にはフローティングゲート203が形成され、ONO(Oxide−Nitride−Oxide)膜202を介してコントロールゲート201が形成される。本発明の各実施形態に係るフラッシュメモリでは、トンネル酸化膜204に高電界を印加してトンネル電流を発生させ、フローティングゲート203への電子の引き抜き、注入を行うことでメモリセルのしきい値電圧を制御し、データの書き込み、消去動作を行う。
図3は、本発明の各実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)に使用されるメモリセルのしきい値電圧分布を示す図である。図3において、読み出しレベル301よりもしきい値電圧が低い状態(分布302)をプログラム状態とし、高い状態(分布303)をイレーズ状態とする。以下、プログラム状態のデータを「0」データ、イレーズ状態のデータを「1」データとして説明する。
メモリセルの書き込み動作は、ソース205をオープン状態にし、コントロールゲート201に例えば−8V、ドレイン206に例えば5V、Pウェル207に例えば接地電圧(0V)の電圧をそれぞれ印加することによって、フローティングゲート203に蓄積されている電子をドレイン206に引き抜くことにより行う。書き込み後のしきい値電圧は読み出しレベル301よりも低くなるため、読み出し動作時にメモリセルに電流が流れる。
メモリセルの消去動作は、ドレイン206をオープン状態にし、コントロールゲート201に例えば5V、ソース205とPウェル207にそれぞれ例えば−8Vを印加して、ソース205とPウェル207からフローティングゲート203に電子を注入する。フローティングゲート203に電子が注入されるとメモリセルのしきい値電圧が上昇する。消去後のしきい値電圧を読み出しレベル301よりも高く設定することによって、読み出し動作時にメモリセルに電流が流れないようにする。
メモリセルの読み出し動作は、コントロールゲート201に読み出し電圧を印加して、ソース205とPウェル207を接地電圧(0V)に設定し、ドレイン206に1V程度の電圧を印加した状態で電流が流れるか否かをセンスアンプにより判定して読み出す。メモリセルに電流が流れる場合はプログラム状態(0データ)、電流が流れない場合はイレーズ状態(1データ)として読み出しデータを出力する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)について図4から図7を参照して詳細に説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)のメモリセルアレイ及び書き込み回路の構成を示す図である。図4において、前述した背景技術で示した図15と同一機能の構成要素には同一の符号を付けて、その詳細な説明を省略する。ここでは構成が異なる部分のみを説明する。
図4と背景技術で示した図15との相違点は、ワード線ドライバ及び書き込み回路の構成が異なる。単一/多重選択ワード線ドライバ21はワード線を1本あるいは2本選択して所定の電圧を印加する回路である。書き込み回路30a〜30dはビット線BL0〜BL3に各々接続されており、ビット線リセットトランジスタRTE、RTO、ラッチ回路L0〜L3、ビット線接続回路TGE、TGO、ラッチデータ設定トランジスタN0、Pチャネル型トランジスタP0、P1、Nチャネル型トランジスタN1から構成される。
ビット線リセットトランジスタRTE、RTOはビット線を接地電圧に設定する回路であり、偶数番目のビット線BL0、BL2を接地電圧に設定するビット線リセットトランジスタRTEは制御信号RSEにより制御され、奇数番目のビット線BL1、BL3を接地電圧に設定するビット線リセットトランジスタRTOは制御信号RSOにより制御される。このように、制御信号RSE、RSOにより偶数番目のビット線と奇数番目のビット線を個々に接地電圧に設定することができる。
ビット線接続回路TGE、TGOはラッチ回路L0〜L3とビット線BL0〜BL3とを接続・遮断するための回路であり、偶数番目のビット線BL0、BL2とラッチ回路L0、L2の接続・遮断を行うビット線接続回路TGEは制御信号TSEにより制御され、奇数番目のビット線BL1、BL3とラッチ回路L1、L3の接続・遮断を行うビット線接続回路TGOは制御信号TSOにより制御される。このように、制御信号TSE、TSOにより偶数番目の書き込み回路と奇数番目の書き込み回路において、個々にラッチ回路とビット線の接続・遮断を制御することができる。
ラッチデータ設定トランジスタN0はラッチ回路L0〜L3に格納するデータを一括設定する回路であり、制御信号LSにより制御される。このトランジスタが活性化状態になることで、ラッチ回路L0〜L3のラッチノードNL0〜NL3がHレベルに設定される。すなわち、0データ(プログラムデータ)を一括設定することができる。
以上のように構成された不揮発性半導体記憶装置について、以下、物理チェッカーパターンの書き込み動作について説明する。
図5は本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)の物理チェッカーパターンの書き込み動作を説明するためのフローチャート、図6は本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)の物理チェッカーパターンの書き込み動作時のメモリセルデータの遷移、及びプログラム動作、ベリファイ動作対象のメモリセルを示す図である。図6では、ワード線WL0〜WL3、ビット線BL0〜BL3に接続されたメモリセルM00〜M33についてのみ図示している。図6(a)に示すように、書き込み動作を行う前のメモリセルアレイのデータは、全て1データ(イレーズデータ)である。ここで、物理チェッカーパターンの書き込みデータは図6(b)に示すような市松模様のパターンである。
図5において、書き込み動作が開始されると(ステップS501)、ビット線毎に配置される書き込み回路30a〜30dにページ0とページ1のデータラッチ動作を行う(ステップS502)。ここで、従来の不揮発性半導体記憶装置では偶数番目あるいは奇数番目の書き込み回路にのみ0データ(プログラムデータ)を格納していたが、本発明の不揮発性半導体記憶装置では、全ての書き込み回路30a〜30dに0データ(プログラムデータ)を格納する。
データラッチ動作終了後、ワード線WL0に接続されたページ0のプログラム動作を行う(ステップS503)。ここで、ワード線WL0を選択した状態で、制御信号TSEの制御により、偶数番目のビット線BL0、BL2とラッチ回路L0、L2とをそれぞれ接続し、偶数番目のビット線に接続された書き込み回路30a、30cのみを活性化状態にして、ラッチ回路L0、L2に一時的に格納している0データ(プログラムデータ)を偶数番目のビット線BL0、BL2に接続されたメモリM00、M02に書き込む。その結果、図6(c)に示すように、偶数番目のビット線BL0、BL2に接続されたメモリセルM00、M02のみプログラム動作が行われる。
次に、ワード線WL1に接続されたページ1へのプログラム動作を行う(ステップS504)。ここで、ワード線WL1を選択した状態で、制御信号TSOの制御により、奇数番目のビット線BL1、BL3とラッチ回路L1、L3とをそれぞれ接続し、奇数番目のビット線に接続された書き込み回路30b、30dのみを活性化状態にして、ラッチ回路L1、L3に一時的に格納している0データ(プログラムデータ)を奇数番目のビット線BL1、BL3に接続されたメモリM11、M13に書き込む。その結果、図6(d)に示すように、奇数番目のビット線BL1、BL3に接続されたメモリセルM11、M13のみプログラム動作が行われる。
ページ0とページ1のプログラム動作が終了した後、図6(e)に示すように、全ての書き込み回路30a〜30dを活性化状態にし、且つ、単一/多重選択ワード線ドライバ21によりワード線WL0、WL1を同時選択して、所定の電圧を印加することにより、ページ0とページ1の同時ベリファイ動作を行う(ステップS505)。ここで、2本のワード線WL0、WL1を同時選択してベリファイ動作を行うので、ベリファイ対象のメモリセルが1ビット線当り2ビットとなる。例えば、ビット線BL0においては、メモリセルM00、M10がベリファイ対象のメモリセルとして同時に選択される。しかし、本実施形態の書き込みデータのパターンは市松模様の物理チェッカーパターンであるため、2ビットのメモリセルが選択されても0データ(プログラムデータ)のメモリセルは1ビットのみである。従って、ワード線WL0、WL1の同時選択によるページ0とページ1の同時ベリファイ動作が可能となる。すなわち、書き込み回路30aはページ0のメモリセルM00のベリファイ動作を、書き込み回路30bはページ1のメモリセルM11のベリファイ動作を、書き込み回路30cはページ0のメモリセルM02のベリファイ動作を、書き込み回路30dはページ1のメモリセルM13のベリファイ動作を行う。ページ0とページ1の同時ベリファイ動作の判定は、ベリファイ判定回路40により行う(ステップS506)。
ステップS506において、ページ0とページ1の全てのメモリセルのプログラム動作が完了していないと判定した場合は、再度ページ0とページ1のプログラム動作と同時ベリファイ動作が行われ、ステップS503〜S506をページ0とページ1の全てのメモリセルのプログラム動作が完了するまで繰り返し実行する。一方、ステップS506において、ページ0とページ1の全てのメモリセルのプログラム動作が完了したと判定した場合、ステップS507に進み、ページ2とページ3のプログラム動作を行う。
ページ2とページ3の書き込み動作はページ0とページ1の書き込み動作と同様である。始めに、全ての書き込み回路30a〜30dに0データ(プログラムデータ)を格納する(ステップS507)。次に、ワード線WL2を選択し、且つ、偶数番目の書き込み回路30a、30cのみを活性化状態にしてページ2のプログラム動作を行う(ステップS508)。その結果、図6(f)に示すように、偶数番目のビット線BL0、BL2に接続されたメモリセルM20、M22のみプログラム動作が行われる。続いて、ワード線WL3を選択し、且つ、奇数番目の書き込み回路30b、30dのみを活性化状態にしてページ3のプログラム動作を行う(ステップS509)。その結果、図6(g)に示すように、奇数番目のビット線BL1、BL3に接続されたメモリセルM31、M33のみプログラム動作が行われる。最後に、図6(h)に示すように、ワード線WL2、WL3を同時選択し、且つ、全ての書き込み回路30a〜30dを活性化状態にしてページ2とページ3の同時ベリファイ動作を行う(ステップS510、S511)。
ステップS511において、ページ2とページ3の全てのメモリセルのプログラム動作が完了していないと判定した場合は、再度ページ2とページ3のプログラム動作と同時ベリファイ動作が行われ、ステップS508〜S511をページ2とページ3の全てのメモリセルのプログラム動作が完了するまで繰り返し実行する。一方、ステップS511において、ページ2とページ3の全てのメモリセルのプログラム動作が完了したと判定した場合、ステップS512に進み、次のページのプログラム動作を行う。上述した動作を全てのワード線に対して行うことでメモリセルアレイに対して物理チェッカーパターンの書き込み動作を行う。
図7は本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)の書き込み動作を説明するためのタイミングチャートである。ページ0とページ1への書き込み動作を行うために、始めに、制御信号LSがHレベルとなり、全てのラッチ回路L0〜L3へ0データ(プログラムデータ)が格納される。これにより、ラッチ回路L0〜L3のノードNL0〜NL3はHレベルに設定される。データラッチ期間中、ワード線WL0〜WL3、ソース線SL、ウェル線PWは接地電圧に設定されている。また、ビット線接続回路TGE、TGOは非活性化状態に、ビット線リセットトランジスタRTE、RTOは活性化状態になっており、ビット線は接地電圧に設定されている。
データラッチ終了後、プログラムモードに移行し、電圧発生回路110はプログラム動作に必要な5Vと−8Vの高電圧をそれぞれ発生する。電圧発生回路110の出力電圧VPP、VNNが所定の電圧に達した後に(時間Tps後)、ワード線WL0を−8Vに、ソース線SLを高インピーダンス状態に、偶数番目のビット線BL0、BL2に接続されたビット線リセットトランジスタRTEを非活性化状態に、偶数番目のビット線BL0、BL2に接続されたビット線接続回路TGEを活性化状態にして、ラッチ回路L0、L2の出力ノードNL0、NL2とビット線BL0、BL2とを接続することでプログラム動作を開始する。ここで、ラッチ回路L0、L2の出力ノードNL0、NL2はHレベルに設定されているため、ビット線BL0、BL2には正の高電圧5Vが印加される。これによりメモリセルM00、M02に対してプログラム動作が行われる。ここで、奇数番目のビット線BL1、BL3のラッチ回路L1、L3にも0データ(プログラムデータ)が格納されているが、ビット線接続回路TGOが非活性化状態に、ビット線リセットトランジスタRTOが活性化状態になっているため、ビット線BL1、BL3には接地電圧が印加され、メモリセルM01、M03へのプログラム動作は行われない。所定の時間プログラムが行われた後、ワード線WL0、ソース線SLを接地電圧に、ビット線接続回路TGEを非活性化状態に、ビット線リセットトランジスタRTEを活性化状態にしてビット線BL0、BL2を接地電圧に設定することでページ0のプログラム動作を終了する。
次に、電圧発生回路110を継続動作させて、高電圧VPP、VNNの出力を維持した状態で、ページ1のプログラム動作を行う。このように、電圧発生回路110を継続動作させて、高電圧VPP、VNNの出力を維持した状態で、ページ1のプログラム動作を行うため、電圧発生回路の出力安定待ち時間(時間Tps)を待つことなくページ1のプログラム動作を行うことができ、書き込み動作の高速化を実現することができる。
ページ1のワード線WL1を−8Vに、ソース線SLを高インピーダンス状態に、奇数番目のビット線BL1、BL3に接続されたビット線リセットトランジスタRTOを非活性化状態に、奇数番目のビット線BL1、BL3に接続されたビット線接続回路TGOを活性化状態にして、ラッチ回路L1、L3の出力ノードNL1、NL3とビット線BL1、BL3を接続することでプログラム動作を開始する。ここで、ラッチ回路L1、L3の出力ノードNL1、NL3はHレベルに設定されているため、ビット線BL1、BL3には正の高電圧5Vが印加される。これによりメモリセルM11、M13に対してプログラム動作が行われる。ここで、偶数番目のビット線BL0、BL2のラッチ回路L0、L2にも0データ(プログラムデータ)が格納されているが、ビット線接続回路TGEが非活性化状態に、ビット線リセットトランジスタRTEが活性化状態になっているため、ビット線BL0、BL2には接地電圧が印加され、メモリセルM10、M12へのプログラム動作は行われない。所定の時間プログラムが行われた後、ワード線WL1、ソース線SLを接地電圧に、ビット線接続回路TGOを非活性化状態に、ビット線リセットトランジスタRTOを活性化状態にしてビット線BL1、BL3を接地電圧に設定することでページ1のプログラム動作を終了する。
次に、ページ0とページ1の同時ベリファイ動作を行う。ベリファイモードに移行し、電圧発生回路110は電源電圧VDD、接地電圧VSSの電圧をそれぞれ発生する。電圧発生回路110の出力電圧VPP、VNNが所定の電圧に達した後に、全てのビット線リセットトランジスタRTE、RTOを非活性化状態にし、全てのビット線接続回路TGE、TGOを活性化状態にして、プログラムデータ(ラッチ回路L0〜L3のノードNL0〜NL3がHレベル)であるビット線のみを電源電圧VDDにプリチャージする。ビット線のプリチャージが終了後、全てのビット線接続回路TGE、TGOを非活性化状態にしてラッチ回路L0〜L3とビット線BL0〜BL3を切り離し、ワード線WL0とWL1を同時選択して1Vの電圧を印加する。メモリセルのしきい値電圧が1V以下であればメモリセルを通じてビット線のディスチャージが行われ、ビット線は接地電圧に設定される。メモリセルのしきい値電圧が1V以上であればメモリセルを通じたディスチャージは行われないため、ビット線の電位は電源電圧VDDを維持する。所定の時間経過後、制御信号VRをHレベルに、制御信号NVRをLレベルに設定してベリファイ動作を開始する。これによりPチャネル型トランジスタP1が活性化状態となり、Pチャネル型トランジスタP0によるビット線電位検知動作が行われる。
メモリセルのしきい値電圧が1V以下のとき、ビット線は接地電圧にディスチャージされているため、Pチャネル型トランジスタP0がオン状態となり、ラッチ回路L0〜L3のノードNL0〜NL3はLレベル、すなわち、1データ(イレーズデータ)に書き換えられる。これにより、以後のプログラム動作は行われない。また、メモリセルのしきい値電圧が1V以上であれば、ビット線は電源電圧VDDを維持しているので、Pチャネル型トランジスタP0はオフ状態となり、ラッチ回路L0〜L3のノードN0〜NL3はベリファイ動作前の値を保持する。これにより、以後の書き込み動作においては、書き込み動作が完了していないメモリセルのみプログラム動作が行われる。
ここで、メモリセルM00、M02のしきい値電圧が1V以下で書き込み動作が完了しており、メモリセルM11、M13のしきい値電圧が1V以上で書き込み動作が完了していないとすると、偶数番目のビット線BL0、BL2に接続された書き込み回路30a、30cのラッチ回路L0、L2は1データ(イレーズデータ)に書き換えられている。すなわち、ノードNL0、NL2はLレベルに設定されている。一方、奇数番目のビット線BL1、BL3に接続された書き込み回路30b、30dのラッチ回路L1、L3は0データ(プログラムデータ)を保持している。すなわち、ノードNL1、NL3はHレベルに設定されている。これにより、偶数番目のビット線BL0、BL2に接続された書き込み回路30a、30cのNチャネル型トランジスタN1がオフ状態、奇数番目のビット線BL1、BL3に接続された書き込み回路30b、30dのNチャネル型トランジスタN1がオン状態となり、ベリファイ判定回路40はLレベルのPASS信号を出力する。これにより書き込み動作が完了していないことを検知することができる。所定の時間経過後、ワード線WL0とWL1を接地電圧に、制御信号VRをLレベルに、制御信号NVRをHレベルに、全てのビット線リセットトランジスタRTE、RTOを活性化状態にしてビット線BL0〜BL3を接地電圧に設定することでページ0とページ1の同時ベリファイ動作を終了する。
ページ1の書き込み動作が終了していないので、再びページ0とページ1の書き込み動作を行う。ここで、前の書き込み動作でページ0のプログラムは完了しているので、すなわち、前のベリファイ動作でページ0に該当する偶数番目のビット線BL0、BL2に接続された書き込み回路30a、30cのラッチ回路L0、L2は1データ(イレーズデータ)に書き換えられているので、ここで行われるページ0のメモリセルへのプログラム動作は実際には行われない。ページ0のプログラム動作とページ1のプログラム動作を行った後、ページ0とページ1の同時ベリファイ動作を行う。ここで、2回目のプログラム動作で、メモリセルM00、M02とメモリセルM11、M13のしきい値電圧が1V以下となり、書き込み動作が完了したとすると、2回目の同時ベリファイ動作終了後には全ての書き込み回路30a〜30dのラッチ回路L0〜L3は1データ(イレーズデータ)に書き換えられている。すなわち、ノードNL0〜NL3はLレベルに設定されている。全てのNチャネル型トランジスタN1がオフ状態となり、HレベルのPASS信号が出力される。これにより、ページ0とページ1の書き込み動作が完了したことを検知することができる。ページ0とページ1の書き込み動作終了後、引き続きページ2とページ3への書き込み動作を行う。
以上説明した第1実施形態では、隣接ワード線に繋がる2つのページのプログラム動作と同時ベリファイ動作により書き込み動作を行う場合を説明したが、実際の検査工程では、互いに隣接していないワード線に繋がる2つのページのプログラム動作と同時ベリファイ動作により書き込み動作を行うのが有効である。なぜなら、検査工程で行う物理チェッカーパターン書き込みの目的の1つはワード線間のショートを検出することであるが、前述した書き込み動作では隣接ワード線WL0とWL1を同時選択して同時ベリファイ動作を行うため、このとき、ワード線WL0とWL1が各々選択されているのか、または、ワード線間のショートにより選択されているのか区別することができない。従って、検査工程の目的であるワード線間のショートを検出することができない。互いに隣接していないワード線を選択することで、ワード線間の干渉を避けることができ、上記問題が解決される。これにより、検査工程でも問題なく使用することが可能となり、データ書き込み動作を高速化することができ、検査時間を短縮することが可能となる。
以上のように、本発明の第1実施形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、偶数番目のビット線に接続された第1グループの書き込み回路と、奇数番目のビット線に接続された第2グループの書き込み回路の少なくとも一方を活性化状態又は非活性化状態に設定することができる構成で、物理チェッカーパターンの書き込み動作は、全ての書き込み回路へプログラムデータ(0データ)のデータラッチを行い、その後、第1のワード線を選択し、且つ偶数番目の書き込み回路のみを活性化状態に設定して第1のページの書き込み動作を行い、その後、第2のワード線を選択し、且つ奇数番目の書き込み回路のみを活性化状態に設定して第2のページの書き込み動作を行い、その後、第1と第2のワード線を同時選択し、且つ全ての書き込み回路を活性化状態に設定して第1と第2のページの同時ベリファイ動作を行うことによりデータ書き込みを行うことができる。従って、1回のデータラッチ動作で第1と第2のページの2ページ分のデータラッチ動作を行うことができ、データラッチ回数を削減することができる。また、1回のベリファイ動作で第1と第2のページの同時ベリファイ動作を行うことができ、ベリファイ回数を削減することができる。これにより、データ書き込み動作を高速化することができる。
さらに、プログラム動作、同時ベリファイ動作を行う第1のワード線と第2のワード線が互いに隣接したワード線ではないようにすることで、互いに隣接していない2本のワード線を選択して同時ベリファイ動作を行い、検査工程で行う物理チェッカーパターン書き込みの目的であるワード線間のショートを検出することが可能となり、検査工程でも問題なく使用することが可能となる。これにより、データ書き込み動作を高速化することができ、検査時間を短縮することが可能となる。
さらに、プログラム動作に必要な電圧を発生する電圧発生回路を継続動作させて、書き込み動作に必要な電圧を継続して発生させた状態で、第1のページの書き込み動作と第2のページの書き込み動作を行うので、第2のページの書き込み動作開始時には電圧発生回路が所定の電圧を出力して安定するまでの電圧出力安定待ち時間を待つことなく書き込み動作を行うことが可能となる。これにより、データ書き込み動作を高速化することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)について図8から図11を参照して詳細に説明する。第2実施形態は、第1実施形態で示した物理チェッカーパターンの書き込み動作を改良したものであり、2つのページのプログラム動作と同時ベリファイ動作の書き込み動作において、一方のページの書き込み動作が完了し、他方のページの書き込み動作が完了していない場合、書き込み動作が完了していないページと新たなページの書き込み動作を行い、データ書き込み動作の高速化をさらに図るものである。
図8は、本発明の第2実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)のメモリセルアレイ及び書き込み回路の構成を示す図である。図8において、前述した第1実施形態で示した図4と同一機能の構成要素には同一の符号を付けて、その詳細な説明を省略する。ここでは構成が異なる部分のみを説明する。
図8と第1実施形態で示した図4との相違点は、ラッチデータ設定回路及びベリファイ判定回路の構成が異なる。ラッチデータ設定トランジスタNE0、NO0はラッチ回路L0〜L3に格納するデータを一括設定する回路であり、このトランジスタが活性化状態になることで、ラッチ回路L0〜L3のラッチノードNL0〜NL3がHレベルに設定される。すなわち、0データ(プログラムデータ)を一括設定することができる。偶数番目のビット線BL0、BL2に接続されたラッチ回路L0、L2のラッチデータを一括設定するラッチデータ設定トランジスタNE0は制御信号LSEにより制御され、奇数番目のビット線BL1、BL3に接続されたラッチ回路L1、L3のラッチデータを一括設定するラッチデータ設定トランジスタNO0は制御信号LSOにより制御される。このように、制御信号LSE、LSOにより偶数番目の書き込み回路30a、30cと奇数番目の書き込み回路30b、30dにおいて、個々にラッチ回路に0データ(プログラムデータ)を一括設定することができる。
Nチャネル型トランジスタNE1、NO1は、ベリファイ判定回路41と共に使用され、ラッチ回路L0〜L3に格納されたデータを検知して、全てのメモリセルのしきい値電圧が所定の値に達したことを検知する。
ベリファイ判定回路41は、ベリファイ動作において、全てのメモリセルの書き込み動作が完了したことを検知する回路であり、制御信号NVRにより制御される。偶数番目のビット線BL0、BL2に接続された書き込み回路30a、30cのNチャネル型トランジスタNE1とベリファイ判定回路41のPチャネル型トランジスタPE2はワイヤードOR接続の構成となっており、ベリファイ動作時はNVR信号がLレベルとなり、ラッチ回路L0、L2の中に1ビットでも0データ(プログラムデータ)が格納されていると、すなわち、ラッチ回路のノードNL0、NL2のいずれかがHレベルに設定されていると、いずれかのNチャネル型トランジスタNE1がオン状態になり、LレベルのPASSE信号が出力される。ベリファイ動作により、ラッチ回路L0、L2のデータが全て1データ(イレーズデータ)に書き換えられた場合は、すなわち、ラッチ回路のノードNL0、NL2が全てLレベルに設定されていると、全てのNチャネル型トランジスタNE1がオフ状態になり、HレベルのPASSE信号が出力される。HレベルのPASSE信号を検知することで、偶数番目のビット線BL0、BL2の書き込み動作の完了を検知することができる。
同様に、奇数番目のビット線BL1、BL3に接続された書き込み回路30b、30dのNチャネル型トランジスタNO1とベリファイ判定回路41のPチャネル型トランジスタPO2はワイヤードOR接続の構成となっており、ベリファイ動作時はNVR信号がLレベルとなり、ラッチ回路L1、L3の中に1ビットでも0データ(プログラムデータ)が格納されていると、すなわち、ラッチ回路のノードNL1、NL3のいずれかがHレベルに設定されていると、いずれかのNチャネル型トランジスタNO1がオン状態になり、LレベルのPASSO信号が出力される。ベリファイ動作により、ラッチ回路L1、L3のデータが全て1データ(イレーズデータ)に書き換えられた場合は、すなわち、ラッチ回路のノードNL1、NL3が全てLレベルに設定されていると、全てのNチャネル型トランジスタNO1がオフ状態になり、HレベルのPASSO信号が出力される。HレベルのPASSO信号を検知することで、奇数番目のビット線BL1、BL3の書き込み動作の完了を検知することができる。このように、偶数番目のビット線BL0、BL2と奇数番目のビット線BL1、BL3の書き込み動作の完了を各々検知することができる。
以上のように構成された不揮発性半導体記憶装置について、以下、物理チェッカーパターンの書き込み動作について説明する。
図9は本発明の第2実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)の物理チェッカーパターンの書き込み動作を説明するためのフローチャート、図10は本発明の第2実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)の物理チェッカーパターンの書き込み動作時のメモリセルデータの遷移、及びプログラム動作、ベリファイ動作対象のメモリセルを示す図である。図10では、ワード線WL0〜WL3、ビット線BL0〜BL3に接続されたメモリセルM00〜M33についてのみ図示している。図10(a)に示すように、書き込み動作を行う前のメモリセルアレイのデータは、全て1データ(イレーズデータ)である。ここで、物理チェッカーパターンの書き込みデータは図10(b)に示すような市松模様のパターンである。
図9において、プログラム開始からページ0とページ1のプログラム動作、及び同時ベリファイ動作までの手順、すなわち、ステップS901〜S905の動作は、第1実施形態で示した図5のステップS501〜S505と同じであるので説明を省略する。また、図10(c)〜(e)に示すメモリセルデータの遷移も図6(c)〜 (e)に示した遷移と同じである。
図9において、ページ0とページ1のプログラム動作を行った後、ページ0とページ1の同時ベリファイ動作を行い、メモリセルのプログラム動作が完了したか否かを判断する(ステップS906)。ステップS906において、ページ0とページ1のプログラム動作が完了していないと判定した場合、再度ページ0とページ1のプログラム動作と同時ベリファイ動作が行われる(ステップS903〜S906)。ステップS906において、ページ0のプログラム動作が完了し、ページ1のプログラム動作が完了していないと判定した場合、プログラム動作が完了していないページ1と新たなページ2の書き込み動作を行う(ステップS907)。同様に、ステップS906において、ページ1のプログラム動作が完了し、ページ0のプログラム動作が完了していないと判定した場合、プログラム動作が完了していないページ0と新たなページ2の書き込み動作を行う(ステップS908)。また、ステップS906において、ページ0とページ1のプログラム動作が完了したと判定した場合、新たなページ2とページ3の書き込み動作を行う(ステップS909)。
以下では、ページ0のプログラム動作が完了し、ページ1のプログラム動作が完了していない場合(ステップS907のページ1とページ2の書き込み動作)を説明する。新たなページ2の書き込み動作を行うために、ページ0の書き込み動作が完了した偶数番目のビット線BL0、BL2に接続された書き込み回路30a、30cに0データ(プログラムデータ)をデータラッチする。このとき、奇数番目のビット線BL1、BL3に接続された書き込み回路30b、30dにはプログラム動作が完了していないページ1の書き込みデータが格納されているので、そのままの状態にしておく。データラッチ動作終了後、ワード線WL1を選択し、且つ、奇数番目の書き込み回路30b、30dのみを活性化状態にしてページ1の書き込み動作を行う。その結果、図10(f)に示すように、奇数番目のビット線BL1、BL3に接続されたメモリセルM11、M13のみプログラム動作が行われる。
次に、ワード線WL2を選択し、且つ、偶数番目の書き込み回路回路30a、30cのみを活性化状態にしてページ2の書き込み動作を行う。その結果、図10(g)に示すように、偶数番目のビット線BL0、BL2に接続されたメモリセルM20、M22のみプログラム動作が行われる。続いて、ワード線WL1とWL2を同時選択し、且つ、全ての書き込み回路30a〜30dを活性化状態にしてページ1とページ2の同時ベリファイ動作を行う。その結果、図10(h)に示すように、ページ1のメモリセルの書き込み動作が完了し、ページ2のメモリセルの書き込み動作が完了していないとする。引き続き行われる書き込み動作は書き込み動作が完了していないページ2と新たなページ3に対して行われる。
ページ2とページ3の書き込み動作は上述したページ1とページ2の書き込み動作と同じである。新たなページ3の書き込み動作を行うために、ページ1の書き込み動作が完了した奇数番目のビット線BL1、BL3に接続された書き込み回路30b、30dに0データ(プログラムデータ)をデータラッチする。このとき、偶数番目のビット線BL0、BL2に接続された書き込み回路30a、30cにはプログラム動作が完了していないページ2の書き込みデータが格納されているので、そのままの状態にしておく。
データラッチ動作終了後、図10(i)に示すように、ワード線WL2を選択し、且つ、偶数番目の書き込み回路30a、30cのみを活性化状態にしてページ2の書き込み動作を行う。次に、図10(j)に示すように、ワード線WL3を選択し、且つ、奇数番目の書き込み回路30b、30dのみを活性化状態にしてページ3の書き込み動作を行う。次に、図10(k)に示すように、ワード線WL2とWL3を同時選択し、且つ、全ての書き込み回路30a〜30dを活性化状態にしてページ2とページ3の同時ベリファイ動作を行う。上述した動作を全てのワード線に対して行うことでメモリセルアレイに対して物理チェッカーパターンの書き込み動作を行う。
図11は、本発明の第2実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)の物理チェッカーパターンの書き込み動作を説明するためのタイミングチャートである。以下、第1の実施形態で示した図7を参照して第1実施形態の物理チェッカーパターンの書き込み動作との相違点について説明する。ページ0とページ1のプログラム動作までは、第1実施形態と第2実施形態では同じである。ここで、ページ0のメモリセルM00、M02のしきい値電圧が1V以下で書き込み動作が完了しており、ページ1のメモリセルM11、M13のしきい値電圧が1V以上で書き込み動作が完了していないとする。このとき、ページ0とページ1の同時ベリファイ動作終了時には、偶数番目のビット線BL0、BL2に接続された書き込み回路30a、30cのラッチ回路L0、L2は1データ(イレーズデータ)に書き換えられている。すなわち、ノードNL0、NL2はLレベルに設定されている。一方、奇数番目のビット線BL1、BL3に接続された書き込み回路30b、30dのラッチ回路L1、L3は0データ(プログラムデータ)を保持している。すなわち、ノードNL1、NL3はHレベルに設定されている。これにより、偶数番目の書き込み回路30a、30cの全てのNチャネル型トランジスタNE1がオフ状態となり、HレベルのPASSE信号が出力される。これにより、偶数番目のビット線BL0、BL2に接続された書き込み回路30a、30cの書き込み動作、すわなち、ページ0の書き込み動作が完了したことを検知することができる。一方、奇数番目の書き込み回路30b、30dの全てのNチャネル型トランジスタNO1はオン状態となり、LレベルのPASSO信号が出力される。これにより、奇数番目のビット線BL1、BL3に接続された書き込み回路30b、30dの書き込み動作、すわなち、ページ1の書き込み動作が完了していないことを検知することができる。
ページ0とページ1の同時ベリファイ動作終了後、書き込み動作が完了していないページ1と新たなページ2の書き込み動作が行われる。書き込み動作が完了した偶数番目の書き込み回路30a、30cのラッチ回路L0、L2に0データ(プログラムデータ)を格納するために、制御信号LSEがHレベルとなる。これにより、ラッチ回路L0、L2のノードNL0、NL2はHレベルに設定される。データラッチ終了後、ページ1とページ2の書き込み動作が行われるが、これは前述したページ0とページ1の書き込み動作と同様であるので説明を省略する。
ページ1とページ2の同時ベリファイ動作において、LレベルのPASSE信号、HレベルのPASSO信号が出力されたとすると、すなわち、ページ2の書き込み回路である偶数番目の書き込み回路30a、30cの書き込み動作は完了しておらず、ページ1の書き込み回路である奇数番目の書き込み回路30b、30dの書き込み動作が完了している場合は、書き込み動作が完了していないページ2と新たなページ3の書き込み動作が行われる。書き込み動作が完了した奇数番目の書き込み回路30b、30dのラッチ回路L1、L3に0データ(プログラムデータ)を格納するために、制御信号LSOがHレベルとなる。これにより、ラッチ回路L1、L3のノードNL1、NL3はHレベルに設定される。以後、ページ2とページ3の書き込み動作が行われる。
第2実施形態でも、第1実施形態と同様に隣接ワード線に繋がる2つのページのプログラム動作と同時ベリファイ動作により書き込み動作を行う場合を説明したが、実際の検査工程では、互いに隣接していないワード線に繋がる2つのページのプログラム動作と同時ベリファイ動作により書き込み動作を行うのが有効である。
以上のように、本発明の第2実施形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、偶数番目のビット線に接続された第1グループの書き込み回路又は奇数番目のビット線に接続された第2グループの書き込み回路のいずれかの書き込み動作が完了した場合は、書き込み動作が完了したグループの書き込み回路へ新たなページの書き込みデータの設定を行うことで、いずれかのページの書き込み動作が完了した場合は、書き込み動作が完了していないページの書き込み動作を待つことなく、次ページの書き込み動作を行うことができ、書き込み動作の並列度を上げることができ、さらに書き込み動作を高速化することができる。具体的には、偶数番目のビット線に接続された書き込み回路の書き込み動作が完了したことを検知する第1検知手段と、奇数番目のビット線に接続された書き込み回路の書き込み動作が完了したことを検知する第2検知手段とを備えることで、偶数番目のビット線に接続された書き込み回路、あるいは奇数番目のビット線に接続された書き込み回路のいずれかの書き込み動作が完了したことを検知することができ、書き込み動作を高速化することができる。
さらに、偶数番目のビット線に接続された書き込み回路へ書き込みデータを一括設定するラッチデータ設定手段と、奇数番目のビット線に接続された書き込み回路へ書き込みデータを一括設定するラッチデータ設定手段と、これらラッチデータ設定手段の少なくとも一方を活性化状態又は非活性化状態に設定できる構成にすることで、第1のページと第2のページの書き込みデータを個別又は同時に一括設定することができ、データラッチ動作を高速化することができる。さらに、第1のページ又は第2のページのいずれかの書き込み動作が終了した場合は、書き込み動作が終了したページの書き込み回路に対してのみ、次ページの書き込みデータの設定を行うことができるため、書き込み動作が完了していないページの書き込み動作を待つことなく次ページの書き込み動作を行うことができ、さらに書き込み動作を高速化することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)について図12から図14を参照して詳細に説明する。
図12は、本発明の第3実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)のメモリセルアレイ及び書き込み回路の構成を示す図である。図12において、前述した第2実施形態で示した図8と同一機能の構成要素には同一の符号を付けて、その詳細な説明を省略する。ここでは構成が異なる部分のみを説明する。図12と第2実施形態で示した図8との相違点は、メモリセルアレイ10の代わりに、構成が異なるメモリセルアレイ11が配置され、また、メモリセルアレイ11と書き込み回路30a〜30dとの間にセレクトゲート25及び単一/多重選択セレクトゲートドライバ26が設けられている点が異なる。
メモリセルアレイ11は、NOR型のフラッシュメモリアレイであり、サブビット線SBL0〜SBL15とワード線WL0〜WL3の交点にメモリセルM00〜M315が配置されている。サブビット線SBL0〜SBL15は、セレクトゲート25を介してメインビット線MBL0〜MBL3に接続されている。サブビット線SBL0〜SBL3はセレクトゲート25のトランジスタSG0〜SG3を介して共通のメインビット線MBL0に接続されている。同様に、サブビット線SBL4〜SBL7はセレクトゲート25のトランジスタSG0〜SG3を介して共通のメインビット線MBL1に接続されており、サブビット線SBL8〜SBL11はセレクトゲート25のトランジスタSG0〜SG3を介して共通のメインビット線MBL2に接続されており、サブビット線SBL12〜SBL15はセレクトゲート25のトランジスタSG0〜SG3を介して共通のメインビット線MBL3に接続されている。単一/多重選択セレクトゲートドライバ26は、制御信号SS0〜SS3を駆動して所定のセレクトゲートを選択し、特定のサブビット線とメインビット線を接続する。
メインビット線MBL0〜MBL3にはそれぞれ書き込み回路30a〜30dが接続されている。書き込み回路30a〜30dは複数のサブビット線毎に配置されている。すなわち、書き込み回路30aはサブビット線SBL0〜SBL3に対して1つ配置され、書き込み回路30bはサブビット線SBL4〜SBL7に対して1つ配置され、書き込み回路30cはサブビット線SBL8〜SBL11に対して1つ配置され、書き込み回路30dはサブビット線SBL12〜SBL15に対して1つ配置される。このように複数のビット線毎に1つの書き込み回路が配置される構成の場合、1本のワード線に接続されるメモリセルは複数のページから構成される。例えば、ワード線WL0に接続されるメモリセルは、セレクトゲート25のトランジスタSG0を選択することで選ばれるページ0のメモリセルM00、M04、M08、M012、セレクトゲート25のトランジスタSG1を選択することで選ばれるページ1のメモリセルM01、M05、M09、M013、セレクトゲート25のトランジスタSG2を選択することで選ばれるページ2のメモリセルM02、M06、M010、M014、セレクトゲート25のトランジスタSG3を選択することで選ばれるページ3のメモリセルM03、M07、M11、M015の4つのページから構成される。
以上のように構成された不揮発性半導体記憶装置について、以下、論理チェッカーパターンの書き込み動作について説明する。ここで、論理チェッカーパターンとは読み出しデータの論理値が隣接ビット毎に反転しており、且つ読み出しサイクル毎に同一ビットが反転するパターン、例えば、読み出しデータが55h→AAh→55h→AAhとなるパターンのことをいう。
図13は、本発明の第3実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)の論理チェッカーパターンの書き込み動作を説明するためのフローチャート、図14は本発明の第3実施形態に係るフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)の論理チェッカーパターンの書き込み動作時のメモリセルデータの遷移、及びプログラム動作、ベリファイ動作対象のメモリセルを示す図である。図14では、ワード線WL0〜WL3、サブビット線SBL0〜SBL15に接続されたメモリセルM00〜M315についてのみ図示している。図14(a)に示すように、書き込み動作を行う前のメモリセルアレイのデータは、全て1データ(イレーズデータ)である。ここで、論理チェッカーパターンの書き込みデータは図14(b)に示すようなパターンである。このような書き込みパターンにより読み出しデータの論理値が隣接ビット毎に反転しており、且つ読み出しサイクル毎に同一ビットが反転する。
書き込み動作が開始されると(ステップS1301)、メインビット線毎に配置される書き込み回路30a〜30dにデータラッチ動作を行う(ステップS1302)。第2実施形態と同様、全ての書き込み回路30a〜30dに0データ(プログラムデータ)を格納する。データラッチ動作終了後、ワード線WL0とセレクトゲート25のトランジスタSG0を選択して、ワード線WL0に接続され、セレクトゲート25のトランジスタSG0により選択されるページ0のプログラム動作を行う(ステップS1303)。ここで、第2実施形態と同様、偶数番目のメインビット線MBL0、MBL2に接続された書き込み回路30a、30cのみを活性化状態にして書き込み動作を行う。これにより、図14(c)に示すように偶数番目のメインビット線MBL0、MBL2に接続されたメモリセルM01とM08のみプログラム動作が行われる。
次に、ワード線WL0に接続され、セレクトゲート25のトランジスタSG1により選択されるページ1のプログラム動作を行う(ステップS1304)。ここで、第2実施形態と同様、奇数番目のメインビット線MBL1、MBL3に接続された書き込み回路30b、30dのみを活性化状態にして書き込み動作を行う。これにより、図14(d)に示すように奇数番目のメインビット線MBL1、MBL3に接続されたメモリセルM05とM013のみプログラム動作が行われる。
ページ0とページ1のプログラム動作終了後、図14(e)に示すように、全ての書き込み回路30a〜30dを活性化状態にし、且つ、セレクトゲート25のトランジスタSG0、SG1を同時選択することにより、ページ0とページ1の同時ベリファイ動作を行う(ステップS1305)。ここで、2つのセレクトゲートトランジスタSG0、SG1を同時選択してベリファイ動作を行うので、ベリファイ対象のメモリセルが1メインビット線当り2ビットとなる。例えば、メインビット線MBL0においては、メモリセルM00、M01がベリファイ対象のメモリセルとして同時に選択される。しかし、書き込みデータが論理チェッカーパターンであるため、2ビットのメモリセルが選択されても0データ(プログラムデータ)のメモリセルは1ビットのみである。従って、セレクトゲートトランジスタSG0、SG1の同時選択によるページ0とページ1の同時ベリファイ動作が可能となる。すなわち、書き込み回路30aはページ0のメモリセルM00のベリファイ動作を、書き込み回路30bはページ1のメモリセルM05のベリファイ動作を、書き込み回路30cはページ0のメモリセルM08のベリファイ動作を、書き込み回路30dはページ1のメモリセルM013のベリファイ動作を行う。ページ0とページ1の同時ベリファイ動作の判定は、ベリファイ判定回路41により行う(ステップS1306)。
ステップS1306において、ページ0とページ1のプログラム動作が完了していないと判定した場合、再度ページ0とページ1のプログラム動作と同時ベリファイ動作が行われる(ステップS1303〜S1306)。ステップS1306において、ページ0のプログラム動作が完了し、ページ1のプログラム動作が完了していないと判定した場合、プログラム動作が完了していないページ1と新たなページ2の書き込み動作を行う(ステップS1307)。同様に、ステップS1306において、ページ1のプログラム動作が完了し、ページ0のプログラム動作が完了していないと判定した場合、プログラム動作が完了していないページ0と新たなページ2の書き込み動作を行う(ステップS1308)。また、ステップS1306において、ページ0とページ1のプログラム動作が完了したと判定した場合、新たなページ2とページ3の書き込み動作を行う(ステップS1309)。これらの動作を繰り返すことにより、全てのメモリセルに対して論理チェッカーパターンの書き込み動作を行う。
以上のように、本発明の第3実施形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、偶数番目のメインビット線に接続された第1グループの書き込み回路と、奇数番目のメインビット線に接続された第2グループの書き込み回路の少なくとも一方を活性化状態又は非活性化状態に設定することができる構成で、論理チェッカーパターンの書き込み動作は、全ての書き込み回路へ書き込みデータ(0データ)のデータラッチを行い、その後、第1のセレクトゲートを選択し、且つ偶数番目の書き込み回路のみを活性化状態に設定して第1のページの書き込み動作を行い、その後、第2のセレクトゲートを選択し、且つ奇数番目の書き込み回路のみを活性化状態に設定して第2のページの書き込み動作を行い、その後、第1と第2のセレクトゲートを同時選択し、且つ全ての書き込み回路を活性化状態に設定して第1と第2のページの同時ベリファイ動作を行うことによりデータ書き込みを行うことができる。従って、1回のデータラッチ動作で第1と第2のページの2ページ分のデータラッチ動作を行うことができ、データラッチ回数を削減することができる。また、1回のベリファイ動作で第1と第2のページの同時ベリファイ動作を行うことができ、ベリファイ回数を削減することができる。これにより、データ書き込み動作を高速化することができる。
さらに、第3実施形態でも、プログラム動作、同時ベリファイ動作を行う第1のサブビット線と第2のサブビット線が互いに隣接したサブビット線ではないようにすることで、互いに隣接していない2本のサブビット線を選択して同時ベリファイ動作を行い、検査工程で行う論理チェッカーパターン書き込みの目的であるサブビット線間のショートを検出することが可能となり、検査工程でも問題なく使用することが可能となる。これにより、データ書き込み動作を高速化することができ、検査時間を短縮することが可能となる。
さらに、第3実施形態でも、偶数番目のメインビット線に接続された第1グループの書き込み回路又は奇数番目のメインビット線に接続された第2グループの書き込み回路のいずれかの書き込み動作が完了した場合は、書き込み動作が完了したグループの書き込み回路へ新たなページの書き込みデータの設定を行うことで、いずれかのページの書き込み動作が完了した場合は、書き込み動作が完了していないページの書き込み動作を待つことなく、次ページの書き込み動作を行うことができ、書き込み動作の並列度を上げることができ、さらに書き込み動作を高速化することができる。
本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様で実施し得るものである。例えば、不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイはNOR型を例に説明してきたが、本発明はメモリセルアレイがNAND型、AND型等の場合にも適用できる。また、不揮発性半導体記憶装置の書き込み回路は図4、図8、図12に示す構成の書き込み回路を例に説明してたが、同様の機能(データラッチ動作、プログラム動作、ベリファイ動作)を行うその他の構成の書き込み回路に対しても適用できる。
本発明の不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法は、複数ページのデータラッチ動作を1度に行うことができ、さらに、ベリファイ動作においては、複数のワード線又はセレクトゲートを選択し、且つ全ての書き込み回路を活性化状態に設定して行うことで、複数ページの同時ベリファイ動作が可能となり、データラッチ回数及びベリファイ回数を削減することができるという効果を有し、物理チェッカーパターン、論理チェッカーパターン等の高速書き込みが可能な不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法等として有用である。
本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置に使用されるメモリセルの断面構造を示す図である。 本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置に使用されるメモリセルのしきい値電圧分布を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ、及び書き込み回路の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の物理チェッカーパターンの書き込み動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の物理チェッカーパターンの書き込み動作時のメモリセルデータの遷移、及びプログラム動作、ベリファイ動作対象のメモリセルを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の物理チェッカーパターンの書き込み動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ、及び書き込み回路の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の物理チェッカーパターンの書き込み動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の物理チェッカーパターンの書き込み動作時のメモリセルデータの遷移、及びプログラム動作、ベリファイ動作対象のメモリセルを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の物理チェッカーパターンの書き込み動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ、及び書き込み回路の構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の論理チェッカーパターンの書き込み動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の論理チェッカーパターンの書き込み動作時のメモリセルデータの遷移、及びプログラム動作、ベリファイ動作対象のメモリセルを示す図である。 従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ、及び書き込み回路の構成を示す図である。 従来の不揮発性半導体記憶装置の物理チェッカーパターンの書き込み動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10、11 メモリセルアレイ
20 ワード線ドライバ
21 単一/多重選択ワード線ドライバ
25 セレクトゲート
26 単一/多重選択セレクトドライバ
30 書き込み回路
40、41 ベリファイ判定回路
50 カラムゲート
60 カラムドライバ
70 センスアンプ
80 I/Oバッファ
90 制御回路
100 アドレスバッファ
110 電圧発生回路
201 コントロールゲート
202 絶縁膜(ONO膜)
203 フローティングゲート
204 トンネル酸化膜
205 ソース
206 ドレイン
207 Pウェル
208 ディープNウェル
209 基板
301 読み出しレベル
302 プログラム状態しきい値電圧分布
303 イレーズ状態しきい値電圧分布

Claims (8)

  1. 複数のワード線と複数のビット線の交点にマトリクス状に配置された複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    各ビット線毎に配置され、前記複数のメモリセルから構成されるページへ書き込みデータの一括書き込み動作を行う書き込み手段と、
    偶数番目のビット線に接続された第1グループのメモリセルへの書き込み動作を行う第1グループの書き込み手段及び奇数番目のビット線に接続された第2グループのメモリセルへの書き込み動作を行う第2グループの書き込み手段の少なくとも一方を活性化状態又は非活性化状態に設定する書き込み手段活性化状態設定手段と、
    前記複数のワード線から1又は2のワード線を選択するワード線選択手段と、
    前記メモリセルへの書き込み動作を制御する制御回路と、を備え
    前記制御回路は、
    第1のワード線を選択し、前記第1グループの書き込み手段を活性化状態に設定して前記第1のワード線に接続された第1のページの書き込み動作を行い、
    第2のワード線を選択し、前記第2グループの書き込み手段を活性化状態に設定して前記第2のワード線に接続された第2のページの書き込み動作を行い、
    前記第1及び第2のワード線を選択し、前記第1及び第2グループの書き込み手段を活性化状態に設定して前記第1及び第2のページのベリファイ動作を行う不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記書き込み手段は、前記書き込みデータを格納するラッチ回路と、前記ラッチ回路と前記ビット線とを接続し、活性化状態又は非活性化状態に遷移するビット線接続回路と、を備える請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記書き込みデータは、市松模様のパターンからなる物理チェッカーパターンである請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記ワード線選択手段は、互いに隣接しないワード線を選択する請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記第1グループのメモリセルへの書き込み動作及び前記第2グループのメモリセルへの書き込み動作に必要な電圧を継続して発生する電圧発生回路を備える請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記第1グループの書き込み動作の完了を検知する第1検知手段と、前記第2グループの書き込み動作の完了を検知する第2検知手段と、前記第1及び第2検知手段の出力に基づいて、書き込み動作が完了したグループの書き込み手段へ新たなページの書き込みデータを設定する書き込みデータ設定手段と、を備える請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記第1検知手段は、前記第1グループの書き込み手段のラッチ回路に格納されたデータを参照して書き込み動作の完了を検知し、前記第2検知手段は、前記第2グループの書き込み手段のラッチ回路に格納されたデータを参照して書き込み動作の完了を検知する請求項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記第1グループの書き込み手段へ書き込みデータを一括設定する第1書き込みデータ設定手段と、前記第2グループの書き込み手段へ書き込みデータを一括設定する第2書き込みデータ設定手段と、前記第1書き込みデータ設定手段及び前記第2書き込みデータ設定手段の少なくとも一方を活性化状態又は非活性化状態に設定するデータ設定手段活性化状態設定手段と、を備える請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
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