JPH11328981A - 半導体記憶装置,およびレギュレータ - Google Patents

半導体記憶装置,およびレギュレータ

Info

Publication number
JPH11328981A
JPH11328981A JP12928398A JP12928398A JPH11328981A JP H11328981 A JPH11328981 A JP H11328981A JP 12928398 A JP12928398 A JP 12928398A JP 12928398 A JP12928398 A JP 12928398A JP H11328981 A JPH11328981 A JP H11328981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit line
program
voltage
latch
memory cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12928398A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Kataoka
知典 片岡
Yoichi Nishida
要一 西田
Tomoo Kimura
智生 木村
Ikuo Fuchigami
郁雄 渕上
Jiyunji Michiyama
淳児 道山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP12928398A priority Critical patent/JPH11328981A/ja
Priority to US09/309,581 priority patent/US6172917B1/en
Publication of JPH11328981A publication Critical patent/JPH11328981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/3436Arrangements for verifying correct programming or erasure
    • G11C16/3454Arrangements for verifying correct programming or for detecting overprogrammed cells
    • G11C16/3459Circuits or methods to verify correct programming of nonvolatile memory cells
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/10Programming or data input circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/3436Arrangements for verifying correct programming or erasure
    • G11C16/3454Arrangements for verifying correct programming or for detecting overprogrammed cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 僅かなメモリセル電流でも容易にラッチのデ
ータを書き換えることができ、安定したプログラムベリ
ファイ動作を行うことができる不揮発性メモリ装置を実
現する。 【解決手段】 メモリセルのプログラムとプログラムベ
リファイを行うカラムラッチにプログラムデータを格納
するラッチと、ビット線の電位を検出する回路と、ラッ
チのデータをリセットする回路を設け、ビット線の電位
低下を検知してラッチリセット回路をアクティブにする
ことによりラッチのデータを書き換える構成とすること
により、安定したプログラムベリファイ動作を実現し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフラッシュEEPR
OMを用いた不揮発性半導体記憶装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、フラッシュEEPROMは、電気
的に書込/消去ができるという特性やハードディスクな
どに比べ耐衝撃性に優れるなどの利点からその利用価値
があがり産業分野や民生分野のシステムで多く利用され
ている。これまで、CHE(チャンネルホットエレクト
ロン)によるプログラムを用いたメモリセルが主流であ
ったが、フラッシュEEPROMに対する低電圧化及び
単一電源化の要望により、FN(Fowler-Nordheim )ト
ンネリングによるプログラム/消去を行うメモリセルデ
バイスが開発されるようになった。
【0003】FNトンネリングは、CHEに比べプログ
ラム電流が十分に小さく昇圧電源からのプログラムによ
り単一電源化が可能となるというメリットを持つが、逆
に1セル当たりのプログラム時間は数msecを必要と
し、CHEの数10倍から数100倍の所要時間が必要
である。そこでこの問題を解決するために、ビット線毎
にデータラッチを備えワード線1本分のデータをラッチ
して同時にプログラム及びプログラムベリファイを行う
ページプログラム手法が用いられている。
【0004】プログラムベリファイでは、メモリセルへ
のプログラムが十分できたか否かを検証するが、1ワー
ド単位でベリファイを行うとプログラムが不十分なメモ
リセルがプログラム完了するまでプログラムを繰り返す
ため、ドレインディスターブ等の信頼性の問題を引き起
こす。そこで、プログラムが完了したメモリセルのデー
タラッチのデータを書き換えてそれ以降のプログラムを
行わない手法が取られる。以下図面を参照しながら、上
記した従来のフラッシュEEPROMのプログラムベリ
ファイの一例について説明する。
【0005】従来のフラッシュEEPROMのプログラ
ムベリファイの回路としては、"A 3.3V-only 16Mb DINO
R Flash Memory, 1995 IEEE International Solid-Stat
e Circuits Conference, Digest of Technical Papers,
pp.122-123"に記載されている回路がある。
【0006】図23は上記DINOR型フラッシュEE
PROMのカラムラッチを示すものである。図23にお
いて、L1はプログラムのデータを格納するラッチであ
る。TGはトランスファーゲートであり、主ビット線M
BLとラッチL1を電気的に分離する。P1及びP2は
ビット線プリチャージ用のトランジスタであり、ラッチ
L1の保持データと/PCO信号によってビット線をプ
リチャージする。SG0はセレクトトランジスタであ
り、主ビット線MBL0と副ビット線SBL0を電気的
に分離する。SG1も同様に主ビット線MBL1と副ビ
ット線SBL1を電気的に分離する。MEM0及びME
M1はメモリセルであり、そのコントロールゲートはワ
ード線WLに、ソースはソース線SLに、ドレインは副
ビット線SBL0、SBL1にそれぞれ接続される。ソ
ース線SLはASL信号がアクティブになったときにグ
ランドに接地される。RS1及びRS2は主ビット線を
リセットするためのトランジスタでありRSO及びRS
Eによって主ビット線がグランドに接地される。
【0007】以上のように構成されたカラムラッチにつ
いて、以下その動作について説明する。図23には主ビ
ット線2本分の回路を記述しているが、ここでは主ビッ
ト線MBL0側のプログラム及びプログラムベリファイ
について説明する。まず、入力データがラッチL1にラ
ッチされる時、ラッチの電源VppはVccレベルに保
持される。全てのデータがラッチされるとVppはメモ
リセルのプログラム電圧である6Vまで昇圧される。こ
の時選択されたワード線WLは−8V、セレクトゲート
SG0の制御信号SGLは10Vに保持される。次にト
ランスファーゲートTGがアクティブになりラッチL1
と主ビット線MBL0が電気的に接続され、ラッチが保
持しているデータが" 1" であれば主ビット線MBL0
には6Vが、" 0" を保持していれば0Vが主ビット線
MBL0に印加される。メモリセルMEM0のコントロ
ールゲートには−8Vが印加されているので、ドレイン
に6Vが印加された時にはトンネル酸化膜に電界が生じ
FN電流によってフローティングゲートに蓄積されてい
る電子がドレイン側に引き抜かれる。一方ドレインが0
Vの時は、トンネル電流を発生させる電界に達しないた
めにメモリセルのプログラムは行われない。
【0008】プログラムベリファイにおいては、Vpp
はVccレベルであり主ビット線MBL0には、ラッチ
L1のデータによってプリチャージトランジスタP1、
P2からVccレベルの電位が供給される。
【0009】次に、メモリセルのワード線WLはベリフ
ァイ電圧1.5Vが供給され、ソース線SLはイネーブ
ル信号ASLによってグランドに接地される。メモリセ
ルのしきい値電圧が1.5V以下であればメモリセルを
通じて主ビット線MBL0のディスチャージが行われラ
ッチL1がそれを検出する。この時ラッチのデータは書
き換えられそれ以降のプログラムは行われない。仮に、
しきい値電圧が1.5V以上であればラッチのデータ
は、最初にセットされたデータがそのまま保持されラッ
チL1のデータが書き換えられるまでプログラムが実行
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、メモリセルの電流によって主ビット線の
電位を下げラッチのデータを書き換えなければならない
ので、安定したベリファイ動作が得られないという問題
点を有していた。すなわち、ラッチL1のトランジスタ
はプログラム時にドレインと基板間で発生するバンド間
トンネル電流と、FNトンネル電流と、非選択メモリセ
ルからのリーク電流の合計値以上の電流を供給できる能
力をもっている。しかし、プログラムベリファイ時に
は、メモリセルのコントロールゲートの電圧がプログラ
ムされたメモリセルのしきい値電圧近傍の低い電圧制御
であるためセル電流が十分確保できず、ラッチのデータ
の書換ができなくなるという課題が発生する。
【0011】本発明は上記問題点に鑑み、プログラムベ
リファイ時のラッチのデータ書換を安定して行うことの
できる不揮発性メモリ装置を提供することを目的とす
る。また、本発明は、プログラムベリファイにおいてメ
モリセルのしきい値電圧を任意に設定すると共にしきい
値電圧分布を狭くし、非選択のメモリセルのリーク電流
による誤判定を改善することのできる不揮発性メモリ装
置を提供することを目的とする。さらに、本発明は、プ
ログラム及びプログラムベリファイの時間を短縮できる
不揮発性メモリ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明(請求項1)は、マトリックス状に配置さ
れた不揮発性のメモリセルを有する半導体記憶装置にお
いて、上記メモリセルのドレインに接続されるビット線
と、上記ビット線毎あるいは数本のビット線に1つの割
合で設けられたラッチと、上記ラッチとビット線を電気
的に分離するトランスファーゲートと、上記ビット線の
電圧を検知するビット線電位検知回路と、上記ビット線
電位検知回路の出力によってラッチのデータを反転させ
るラッチリセット回路とを備えたものである。
【0013】また、この発明(請求項2)は、請求項1
記載の半導体記憶装置において、メモリセルへのプログ
ラムが適正に行われたか否かを判定するプログラムベリ
ファイ時に、上記メモリセルのドレインに接続されたビ
ット線のうち選択されたビット線だけをプリチャージす
る手段と、上記プログラムベリファイ時に、選択された
メモリセルのワード線にプログラムベリファイ電圧を印
加する手段と、上記プログラムベリファイ時に、選択さ
れた上記メモリのセル電流によって決定されるビット線
電位を検知するビット線電位検知手段とを備え、上記ラ
ッチリセット回路は上記ビット線電位検知手段の出力に
よりラッチのデータを反転させるようにしたものであ
る。
【0014】また、この発明(請求項3)は、マトリッ
クス状に配置された不揮発性のメモリセルを有する半導
体記憶装置において、上記メモリセルのドレインに接続
されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数本のビッ
ト線に1つの割合で設けられたラッチと、上記ラッチと
ビット線を電気的に分離するトランスファーゲートと、
上記ラッチの出力レベルをプログラム電圧及びベリファ
イドレイン電圧に電圧変換するレベルシフト回路と、上
記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回路と、
上記ビット線電位検知回路の出力によってラッチのデー
タを反転させるラッチリセット回路とを備えたものであ
る。
【0015】また、この発明(請求項4)は、マトリッ
クス状に配置された不揮発性のメモリセルを有する半導
体記憶装置において、メモリセルへのプログラムが適正
に行われたか否かを判定するプログラムベリファイ時
に、上記メモリセルのドレインに接続されたビット線の
うち選択されたビット線だけをプリチャージする手段
と、選択されたメモリセルのワード線にプログラムベリ
ファイ電圧を印加する手段と、非選択のメモリセルのワ
ード線に負電圧を印加する手段とを備え、ビット線の電
位に基づいてラッチのデータを反転させるものである。
【0016】また、この発明(請求項5)は、マトリッ
クス状に配置された不揮発性のメモリセルを有する半導
体記憶装置において、上記メモリセルのドレインに接続
されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数本のビッ
ト線に1つの割合で設けられたラッチと、上記ラッチと
ビット線を電気的に分離するトランスファーゲートと、
上記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回路
と、上記ビット線電位検知回路の出力によってラッチの
データを反転させるラッチリセット回路と、上記ビット
線電位検知回路に接続され任意のパルス幅を発生するこ
とのできるベリファイパルス発生回路とを備えたもので
ある。
【0017】また、この発明(請求項6)は、請求項5
記載の半導体記憶装置において、メモリセルへのプログ
ラムが適正に行われたか否かを判定するプログラムベリ
ファイ時に上記メモリセルのドレインに接続されたビッ
ト線のうち選択されたビット線だけをプリチャージする
手段と、選択されたメモリセルのワード線にプログラム
ベリファイ電圧を印加する手段と、非選択のメモリセル
のワード線を0Vあるいは負の電位に設定する手段と、
パルス発生回路から発生したベリファイパルスの期間中
プログラムベリファイを実施する手段と、上記プログラ
ムパルスのパルス幅を短く設定してメモリセルのしきい
値電圧を低く設定する手段と、上記プログラムパルスの
パルス幅を長く設定してメモリセルのしきい値電圧を高
く設定する手段とを備えたものである。
【0018】また、この発明(請求項7)は、安定化電
圧を出力するレギュレータにおいて、基準電圧を発生さ
せる手段と、レギュレータの出力電圧ノードと所定電位
ノードとの間に直列接続されたn個の抵抗として機能す
る素子からなる分圧手段と、直列に接続された上記n段
の抵抗として機能する素子のm段目(mはn−2以下の
整数)の素子の上記所定電位ノード側端と上記出力電圧
ノードとの間を制御信号に応じて接断するスイッチ手段
と、上記n段の抵抗として機能する素子のn段目とn−
1段目の接続点に現れる抵抗分圧された電圧と上記基準
電圧とを比較する手段と、上記比較手段の出力に応じて
上記出力電圧のノードへの電位の供給を制御する手段と
を備え、上記制御信号を切り換えることにより複数種類
の安定化電圧を出力可能としたものである。
【0019】また、この発明(請求項8)は、マトリッ
クス状に配置された不揮発性のメモリセルを有する半導
体記憶装置において、上記メモリセルのドレインに接続
されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数本のビッ
ト線に1つの割合で設けられたラッチと、上記ラッチと
ビット線を電気的に分離するトランスファーゲートと、
上記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回路
と、上記ビット線電位検知回路の出力によってラッチの
データを反転させるラッチリセット回路と、上記メモリ
セルのプログラム電圧とベリファイドレイン電圧と消去
電圧を発生する昇圧回路と、上記昇圧回路の出力電圧を
入力とし、制御信号に応じて複数種類の安定化電圧を切
り換えて出力するレギュレータと、上記レギュレータに
対し上記制御信号を与える出力電圧コントロール手段と
を備えたものである。
【0020】また、この発明(請求項9)は、請求項8
記載の半導体記憶装置において、上記カラムラッチ中の
ラッチが、その電源として上記レギュレータの出力電圧
が供給されるものであり、上記レギュレータの出力電圧
を変えることにより上記ラッチからビット線に印加する
プログラム電圧を変更できるものである。
【0021】また、この発明(請求項10)は、マトリ
ックス状に配置された不揮発性のメモリセルを有する半
導体記憶装置において、上記メモリセルのドレインに接
続されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数本のビ
ット線に1つの割合で設けられたラッチと、上記ラッチ
とビット線を電気的に分離するトランスファーゲート
と、上記ラッチの出力レベルをプログラム電圧及びベリ
ファイドレイン電圧に電圧変換するレベルシフト回路
と、上記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回
路と、上記ビット線電位検知回路の出力によってラッチ
のデータを反転させるラッチリセット回路と、上記メモ
リセルのプログラム電圧とベリファイドレイン電圧と消
去電圧を発生する昇圧回路と、上記昇圧回路の出力電圧
を入力とし、制御信号に応じて複数種類の安定化電圧を
切り換えて出力するレギュレータと、上記レギュレータ
に対し上記制御信号を与える出力電圧コントロール手段
とを備えたものである。
【0022】また、この発明(請求項11)は、請求項
10記載の半導体記憶装置において、上記カラムラッチ
中のレベルシフト回路が、その電源として上記レギュレ
ータの出力電圧が供給されるものであり、上記レギュレ
ータの出力電圧を変えることにより上記レベルシフト回
路からビット線に印加するプログラム電圧を変更できる
ものである。
【0023】また、この発明(請求項12)は、マトリ
ックス状に配置された不揮発性のメモリセルを有する半
導体記憶装置において、上記メモリセルのドレインに接
続されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数本のビ
ット線に1つの割合で設けられたフリップフロップと、
隣接する上記フリップフロップのデータ入力端子とデー
タ出力端子を接続することによって構成されたシフトレ
ジスタと、上記フリップフロップとビット線を電気的に
分離するトランスファーゲートと、上記ビット線の電圧
を検知するビット線電位検知回路と、上記ビット線電位
検知回路の出力によってフリップフロップのデータを反
転させるフリップフロップリセット回路と、上記シフト
レジスタにシリアルにデータを入力することによりプロ
グラムデータをセットする手段とを備えたものである。
【0024】また、この発明(請求項13)は、マトリ
ックス状に配置された不揮発性のメモリセルを有する半
導体記憶装置において、上記メモリセルのドレインに接
続されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数本のビ
ット線に1つの割合で設けられたフリップフロップと、
上記フリップフロップ群のデータ入力端子とデータ出力
端子を接続することによって構成されたシフトレジスタ
と、上記フリップフロップとビット線を電気的に分離す
るトランスファーゲートと、上記フリップフロップの出
力レベルをプログラム電圧及びベリファイドレイン電圧
に電圧変換するレベルシフト回路と、上記ビット線の電
圧を検知するビット線電位検知回路と、上記ビット線電
位検知回路の出力によってフリップフロップのデータを
反転させるフリップフロップリセット回路と、上記シフ
トレジスタにシリアルにデータを入力することによりプ
ログラムデータをセットする手段とを備えたものであ
る。
【0025】また、この発明(請求項14)は、マトリ
ックス状に配置された不揮発性のメモリセルを有する半
導体記憶装置において、上記メモリセルのドレインに接
続されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数本のビ
ット線に1つの割合で設けられたラッチと、上記ラッチ
とビット線を電気的に分離するトランスファーゲート
と、上記ラッチ出力の論理和あるいは論理積を求める回
路と、プログラムベリファイ動作が完了したことを出力
するベリファイパス出力回路と、ラッチの出力が全て同
一データに設定された時にベリファイパス出力回路にベ
リファイが完了したフラグを立てる手段とを備えたもの
である。
【0026】また、この発明(請求項15)は、マトリ
ックス状に配置された不揮発性のメモリセルと、メモリ
セルのコントロールゲートに接続されたワード線と、上
記メモリセルのドレインに接続されたビット線と、上記
メモリセルのソースに接続された複数のソース線と、上
記メモリセルをプログラムするために上記ビット線毎あ
るいは数本のビット線に1つの割合で設けられたラッチ
とを有し、上記メモリセルに対するプログラムを行なう
に際し、プログラムに先立ってメモリセルの消去動作を
行なう半導体記憶装置において、上記プログラム動作に
先立って行なわれる消去動作の前に消去状態にあるメモ
リセルに対し当該メモリセルをプログラム状態とするプ
リプログラムを行なうものである。
【0027】また、この発明(請求項16)は、マトリ
ックス状に配置された不揮発性のメモリセルを有し、該
メモリセルのプログラムとプログラムが適正に行われた
か否かを判断するプログラムベリファイとを行なう半導
体記憶装置において、上記プログラムが行われた後に上
記プログラムベリファイを実行する手段と、上記プログ
ラムベリファイの判定結果がフェイルした場合に再度メ
モリセルにプログラムを行う手段と、プログラム回数が
増えるに従ってプログラムベリファイ動作を任意に間引
く手段と、プログラムベリファイが間引かれた時に連続
してプログラムを行う手段とを備えたものである。
【0028】また、この発明(請求項17)は、請求項
16記載の半導体記憶装置において、メモリセルのプロ
グラムとプログラムが適正に行われたか否かを判断する
プログラムベリファイとを行なうに際し、上記プログラ
ムが行われた後に上記プログラムベリファイを実行する
シーケンス中で、一定のプログラムパルス幅をTpr
g、プログラムベリファイ回数をnとした時に、プログ
ラムベリファイを挿入するタイミングであるプログラム
開始からの経過時間Tpvが、 Tpv = Tprg × 2^(n−1) (n=
1、2、・・・) を満たすものとしたものである。
【0029】また、この発明(請求項18)は、請求項
16記載の半導体記憶装置において、メモリセルのプロ
グラムとプログラムが適正に行われたか否かを判断する
プログラムベリファイとを行なうに際し、上記プログラ
ムが行われた後に上記プログラムベリファイを実行する
シーケンス中で、プログラムベリファイ回数をnとした
時に、何回目のプログラム後にプログラムベリファイを
挿入するかを示すベリファイポイントPpvが、 Ppv = 2^(n−1) (n=1、2、・・・) を満たすものとしたものである。
【0030】また、この発明(請求項19)は、マトリ
ックス状に配置された不揮発性のメモリセルを有する半
導体記憶装置において、上記メモリセルのビット線に接
続されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数本のビ
ット線に1つの割合で設けられたラッチと、上記ラッチ
とビット線を電気的に分離するトランスファーゲート
と、上記ビット線に接続されたラッチのデータによりビ
ット線を選択してプログラムする手段と、上記プログラ
ムが適正に行われたか否かを判断するプログラムベリフ
ァイ手段と、上記プログラムが行われた後に上記プログ
ラムベリファイを実行する手段と、上記プログラムベリ
ファイの結果が適正にプログラムされたことを示すもの
であった後にさらにプログラムパルスを追加して追加プ
ログラムを行なう追加プログラム手段とを備えたもので
ある。
【0031】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下本発明の実施
の形態1による半導体記憶装置について図面を参照しな
がら説明する。図1は、本実施の形態1による半導体記
憶装置(不揮発性メモリ装置)であるフラッシュEEP
ROMの構成を示すブロック図である。
【0032】図1において、101はメモリセルアレ
イ、102はアドレスバッファ、103はXデコーダ、
104はYデコーダ、105はカラムラッチ、106は
センスアンプ、107は制御回路、108は昇圧回路、
109はレギュレータ、110はデータ入出力バッファ
である。
【0033】メモリセルアレイ101には、電気的に書
込/消去可能なメモリセルがマトリックス状に配置され
ている。不揮発性メモリ装置の外部から入力されたアド
レス信号は、アドレスバッファ102でラッチされ、ロ
ウアドレスはXデコーダ103に出力されてワード線と
ソース線が、カラムアドレスはYデコーダ104に出力
されビット線がそれぞれ選択される。
【0034】また、Xデコーダ103ではアドレスの選
択以外にレギュレータ109から出力された高電圧のス
イッチングも行い、消去時には正の高電圧が、プログラ
ム時には負の高電圧がスイッチングされる。
【0035】Yデコーダ104によって選択されたビッ
ト線には、カラムラッチ105とセンスアンプ106が
接続されている。プログラム時にはカラムラッチ105
からビット線に5V程度のプログラム電圧が印加され、
読み出し時にはセンスアンプ106によってビット線が
選択されるとともに選択されたビット線のデータが増幅
される。データの入出力はデータ入出力バッファ110
を介して行われる。プログラム時にはデータ入出力バッ
ファ110からカラムラッチ105にデータが入力さ
れ、読み出し時にはセンスアンプ106で増幅されたデ
ータはデータ入出力バッファ110を経由して不揮発性
メモリ装置の外部に出力される。制御回路107は不揮
発性メモリ装置のモード制御やタイミング生成以外に昇
圧回路108とレギュレータ109の制御も行なう。
【0036】外部から入力された電源は昇圧回路108
に入力され高電圧を発生させる。昇圧回路108で発生
された電圧はレギュレータ109に入力され電源電圧変
動や温度変動などに影響されない一定電圧に保持され
る。昇圧回路108とレギュレータ109では不揮発性
メモリ装置の読み出し/書込/消去に必要とされる様々
な電圧が発生され、Xデコーダ103とYデコーダ10
5とカラムラッチ105に安定化された電源が供給され
る。
【0037】図2は図1に示す本実施の形態1による半
導体記憶装置(不揮発性メモリ装置)に使用されるNO
R型メモリセルの断面構造を示す模式図である。図2に
おいて、201はコントロールゲート、202はフロー
ティングゲート、203はトンネル酸化膜、204はソ
ース、205はドレイン、206は基板を示し、トンネ
ル酸化膜203に12MV/cmから15MV/cmの
高電界を加えてトンネル電流を発生させメモリセルのし
きい値電圧を制御する。
【0038】図3は本実施の形態1による半導体記憶装
置(不揮発性メモリ装置)に使用されるメモリセルのし
きい値電圧分布を示す図である。読み出し電圧よりもし
きい値電圧が高い状態を消去状態とし、低い状態をプロ
グラム状態とする。
【0039】メモリセルの消去は、ドレインをオープン
状態にし、コントロールゲート201に5V、ソース2
04と基板206に−8Vを印加してソース204と基
板206からフローティングゲート202に電子を注入
する。フローティングゲート202に電子が注入される
とメモリセルのしきい値電圧は上昇する。消去後のしき
い値電圧を読み出し電圧よりも高く設定することによっ
て読み出し時にセル電流が流れないようにする。
【0040】一方プログラムは、ソース204をオープ
ン状態にし、コントロールゲート201に−8V,ドレ
イン205に5V、基板206に0Vを印加することに
よって、フローティングゲート202に蓄積されている
電子をドレイン205に引き抜くことにより行なう。プ
ログラム後のしきい値電圧は、図3に示すように読み出
し電圧よりも低くなるため、プログラムされたセルを読
み出せばビット線にセル電流が流れる。
【0041】読み出し動作では、選択されたワード線に
読み出し電圧を印加し、ソースをグランドに接地し、ド
レインに1Vを印加した状態でビット線に電流が流れる
か否かをセンスアンプを使って増幅する。ビット線に電
流が流れればプログラム状態“1" として、電流が流れ
なければ消去状態“0" として不揮発性メモリ装置の外
部にデータを出力する。
【0042】図4は本実施の形態1による半導体記憶装
置(不揮発性メモリ装置)において用いられるビット線
電位検知回路を持つカラムラッチの構成を示す回路図、
図5はカラムラッチの動作を説明するためのタイミング
チャート図である。
【0043】図4に示すように、本実施の形態1による
半導体記憶装置(不揮発性メモリ装置)のカラムラッチ
は、ビット線を接地するためのトランジスタMD0、ビ
ット線電位検知回路、ビット線BL0とラッチXL0を
電気的に分離するトランスファーゲート、トランスファ
ーゲートの制御信号がアクティブになった時にPchの
トランスファーゲートMPT0をアクティブにするドレ
イブインバータXI0、ビット線電位検知回路の出力を
受けてラッチのデータをリセットするラッチリセット回
路MRS0、プログラムデータを保持するラッチXL0
で構成される。
【0044】プログラムのデータを格納するラッチXL
0,ビット線とラッチを電気的に分離するPchトラン
スファーゲートMPT0,Pchトランスファーゲート
の制御を行うインバータXI0,及びビット線電位検知
回路のPchトランジスタMPV0とMPV1にはVp
p電源が接続されている。
【0045】ビット線電位検知回路は、NORの論理を
持ち、一方の入力はビット線BL0に、もう一方の入力
は制御信号VRFに接続され、制御信号VRFが“L"
かつビット線の電位がビット線電位検知回路の反転点よ
りも下がった時に“H" を出力しラッチリセット回路を
アクティブにする。ビット線電位検知回路の出力にはラ
ッチリセット回路が接続され、上記ビット線電位検知回
路の出力が“H" を出力した時にラッチXL0のNod
e1をグランドに接地する。
【0046】次に、以上のように構成された半導体記憶
装置(不揮発性メモリ装置)のプログラム動作及びプロ
グラムベリファイ動作を図4と図5を用いて説明する。
プログラム動作では、まずプログラムデータは、ラッチ
XL0にロードされる。プログラムを行うメモリセルに
接続されたラッチ(Node1)は“H" の状態を、プ
ログラムされないメモリセルに接続されたではラッチ
(Node1)は“L" を保持している。メモリセルへ
のプログラムを行うために、まず、Vppの電圧をプロ
グラム電圧(5V)に設定する。次に、トランスファー
ゲートの制御信号TFGを活性化しビット線BL0とラ
ッチXL0を電気的に接続する。この動作と同じタイミ
ングで選択されたメモリセルのワード線WL0を−8V
に、ソース線の制御信号SLSELを非アクティブにし
てソース線を開放状態とする。また、メモリセルのドレ
インにプログラム電圧を印加するためにセレクトゲート
STR0のゲートに8Vを印加する。この時、STR0
のドレインにはVpp(5V)が印加されているので基
板バイアス効果による電圧ドロップが発生しないように
セレクトゲート制御信号SG0にはVpp+Vtn以上
の電圧を印加する(本実施の形態1では図5に示すよう
に8Vの電圧を印加している。)。
【0047】ここで、ラッチのデータが“H" であれば
メモリセルのドレインには5Vが供給され、トンネル酸
化膜には13Vが加わりFNトンネリング電流が流れ
る。一方、ラッチのデータが“L" であればメモリセル
のドレインは0Vとなるためトンネル酸化膜の電圧は8
VとなりFNトンネリング電流は流れない。
【0048】一定期間プログラムパルスが印加されたな
らば、トランスファーゲートとセレクトゲートSTR0
を非アクティブにしてビット線とラッチを分離すると同
時に、ワード線とソース線を接地する。最後に、DSC
信号とセレクトゲートSTR0をアクティブにしてビッ
ト線BL0にチャージされた電荷をディスチャージす
る。以上の操作でプログラム動作が完了する。
【0049】プログラムベリファイ動作では、まずVp
pの電圧レベルをベリファイドレイン電圧であるVDD
に設定する。次に、トランスファーゲートとセレクトゲ
ートSTR0をアクティブにして“H" を保持している
ビットのみビット線をベリファイドレイン電圧にプリチ
ャージする。プリチャージが完了した時点で、トランス
ファーゲートを非アクティブにするとともに、選択メモ
リセルのワード線にプログラムベリファイ電圧(1V)
を印加し、メモリセルをベリファイモードに設定する。
この時、メモリセルのプログラムが適正に行われていれ
ば僅かにメモリセル電流が流れ、ベリファイドレイン電
圧にプリチャージされたビット線の電荷をディスチャー
ジする。
【0050】ここで非選択のメモリセルからのリーク電
流があるとビット線の電位が低下し誤判定の原因になる
ため、非選択のワード線WL1はグランドに接地してお
く。非選択のワード線WL1を負の電圧に設定すれば、
更にリーク電流を少なくすることができる。
【0051】一定期間メモリセル電流を流した後、ビッ
ト線電位検知回路の制御信号VRFを“L" とすると、
ビット線BL0の電位はビット線電位検知回路の反転点
を越え、ラッチリセット回路をアクティブにする。
【0052】ラッチリセット回路は、ラッチXL0より
も大きなドライブ能力を有するように設計されているた
め“H" に保持されていたラッチは“L" に書き換えら
れる。適正にプログラムが行われていなければビット線
に電流は流れず、ラッチのデータは書き換えられない。
ラッチのデータが書き換えられれば“L" を保持し、そ
れ以降ビット線にプログラム電圧及びベリファイドレイ
ン電圧は印加されない。
【0053】以上のように本実施の形態1による半導体
記憶装置では、プログラムデータを保持するラッチと、
ラッチとビット線を電気的に分離するトランスファーゲ
ートと、ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回
路と、ビット線電位検知回路の出力によってラッチのデ
ータを反転させるラッチリセット回路とを備えた構成と
したから、僅かなメモリセル電流でも容易にラッチのデ
ータを書き換えられるため安定したプログラムベリファ
イ動作を行うことができる不揮発性メモリ装置を実現で
きる。
【0054】なお、上記実施の形態1では、ビット線電
位検知回路におけるPchトランジスタMPV0のソー
スと基板及びMPV1の基板はVpp接続としたが、外
部から直接入力される電源(VDD)に接続しても良
い。
【0055】また、ビット線電位検知回路は、NORの
論理としたがビット線の電位を検知しリセット回路をア
クティブにできる回路構成であれば良い。また、ラッチ
リセット回路はNchトランジスタとしたが、ビット線
電位検知回路の出力を受けてラッチのデータを書き換え
られればどのような構成でも良い。
【0056】また、ベリファイドレイン電圧は、VDD
としたがその電圧の範囲はドレインディスターブが発生
しない電圧以下でかつビット線電位検知回路が動作する
電圧以上であれば良い。
【0057】次に、本実施の形態1による半導体記憶装
置(不揮発性メモリ装置)の変形例について説明する。
本変形例による不揮発性メモリ装置の全体の構成は図1
に示す実施の形態1による不揮発性メモリ装置と同様で
あるが、カラムラッチの構成が異なるものである。
【0058】図6は本変形例による不揮発性メモリ装置
のカラムラッチの構成を示す図であり、図4と同一符号
は同一又は相当部分である。図4に示すカラムラッチと
の相違点はラッチXL0の電源が外部から供給されるV
DD電源で構成されている点(図示省略)と、ラッチX
L0の出力をVppを電源とするレベルシフト回路に接
続している点である。
【0059】ラッチのインバータXI1の出力はレベル
シフト回路のNchトランジスタMNLS0のゲート
に、インバータXI0の出力はNchトランジスタMN
LS1のゲートにそれぞれ接続されている。レベルシフ
ト回路のPchトランジスタMPLS1のドレインとN
chトランジスタMNLS1のドレインは共有化され、
トランスファーゲートに接続される。ラッチXL0は外
部より供給されるVDD電源により駆動されるが、レベ
ルシフト回路XLS0を経由することによって電圧変換
され、プログラム時には5Vが、プログラムベリファイ
時にはVDDが出力される。
【0060】以上のように本変形例では、ラッチXL0
の出力にレベルシフト回路XLS0を設け電圧変換を行
うことによって、Vppの電位が2Vから7Vまでの範
囲で変化してもリーク電流が発生しない。また、ラッチ
XL0は外部より供給されるVDD電源により駆動され
るのでカラムラッチの動作モードが変化してVpp電位
が変化しても安定してデータを保持することができる。
さらには、プログラム時にビット線を駆動するドライバ
はPchトランジスタMPLS1が受け持つのでラッチ
の駆動能力を小さく設定することができプログラムベリ
ファイ時のラッチのデータ反転が容易に行える。本変形
例のカラムラッチのその他の構成と回路の動作は、図4
に示すカラムラッチと同じであるため説明は省略する。
【0061】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2による半導体記憶装置(不揮発性メモリ装置)につい
て図面を参照しながら説明する。本実施の形態2による
半導体記憶装置(不揮発性メモリ装置)の全体の構成は
図1に示す実施の形態1による不揮発性メモリ装置と同
様であるが、カラムラッチの構成が異なるものである。
【0062】図7は本実施の形態2による不揮発性メモ
リ装置のカラムラッチを示す図であり、図4と同一符号
は同一又は相当部分である。本実施の形態2による不揮
発性メモリ装置のカラムラッチを図4のカラムラッチと
比較すると、ビット線電位検知回路の一方の入力端子で
あるVRFに与えるパルス幅を任意に設定することので
きるベリファイパルス発生回路XPLSが付加されてい
る点で異なる。
【0063】プログラムベリファイ動作では、メモリセ
ルの微少電流によってディスチャージされたビット線の
電位をビット線電位検知回路によってセンスしラッチリ
セット回路を起動させている。
【0064】ここで、ビット線電位検知回路によるセン
ス時間、すなわちプログラムベリファイのパルス(図5
中のVRFのパルス)幅が短くなればビット線のディス
チャージが十分行われないためリセット回路の起動がか
からない。つまり、ラッチのデータが書き換えられない
ために再度プログラムが行われ、メモリセルのしきい値
電圧は下がる。
【0065】一方、ビット線電位検知回路によるセンス
時間(プログラムベリファイのパルス幅)を長く取れば
ビット線のディスチャージが十分行われリセット回路の
起動し、ラッチのデータが書き換えられる。
【0066】図8はプログラムベリファイのパルス幅
(Program Verify Time :μsec )とメモリセルのしき
い値電圧(Vt)との関係を示す図である。図8からわ
かるように、プログラムベリファイのパルス幅を1μs
ecから30μsecまで変化させた時のメモリセルの
しきい値電圧は、1.12Vから1.37Vまで上昇す
る。
【0067】従って、本実施の形態のようにビット線電
位検知回路の入力にベリファイパルス発生回路XPLS
の出力信号を入力し、ベリファイパルス(図5中のVR
Fのパルス)の幅を変えてプログラムベリファイを行え
ば、プログラムベリファイのパルス幅が短かければしき
い値電圧は低く、パルス幅が長ければしきい値電圧を高
く設定することができ、パルス幅によってソフト的にし
きい値電圧の制御が可能となる。
【0068】次に、本実施の形態2による半導体記憶装
置(不揮発性メモリ装置)の変形例について説明する。
図9は本変形例による不揮発性メモリ装置のカラムラッ
チの構成を示す図である。本変形例のカラムラッチは、
マトリックス状に配置されたメモリセルのドレインに接
続される副ビット線SBL0、副ビット線SBL0と主
ビット線MBL0を電気的に接続するセレクトゲートS
TR0、プログラムデータを格納するラッチXL0、主
ビット線MBL0とラッチを電気的に接続するトランス
ファーゲート、ビット線にチャージされた電荷をディス
チャージするためのトランジスタMD0で構成される。
【0069】プログラムベリファイ動作時には、まずビ
ット線のプリチャージが行われる。ラッチXL0の電源
はVDDが供給され、データは“H" が保持されてい
る。この状態でパルス発生回路XPLSの出力TFG及
びセレクトゲート制御信号SG0が“H" となり、ラッ
チXL0の電位VDDが副ビット線SBL0の末端まで
プリチャージされる。プリチャージが完了すれば、選択
されたワード線WL0がアクティブになり、プログラム
が適正に行われていればメモリセル電流を流す。
【0070】ここで、ラッチXL0のインバータXI1
は電流能力を極めて小さく設定されているので微少なメ
モリセル電流で副ビット線SBL0と主ビット線MBL
0がディスチャージされラッチXL0のデータを反転さ
せることができる。
【0071】パルス発生回路XPLSからは任意のパル
ス幅が出力できるので、図5中のTFGのベリファイ時
のパルスの幅について、図8に示したようにパルス幅を
長く取ればしきい値電圧は高く、短く取ればしきい値電
圧は低く設定できる。
【0072】上記実施の形態1による不揮発性メモリ装
置のカラムラッチの場合と同様、図9のカラムラッチに
おいてもプログラムベリファイ時に非選択ワード線WL
1を負にすることによって非選択のメモリセルが流すリ
ーク電流を抑制することができる。
【0073】実施の形態3.次に、本発明の実施の形態
3による不揮発性メモリ装置について図面を参照しなが
ら説明する。図10は本発明の実施の形態3による不揮
発性メモリ装置で使用される、チャージポンプの出力を
一定電圧に保持するレギュレータの構成を示す回路図で
ある。図10に示すように、本実施の形態3による不揮
発性メモリ装置のレギュレータは、基準電圧発生回路
と、差動増幅器と、出力電圧制御回路とから構成され
る。
【0074】まず、基準電圧発生回路により、比較され
る基準となる参照電圧Vrefが発生される。また、出
力電圧制御回路では、出力部Voutとグランドとの間
をn段の抵抗素子で直列に分割しVoutが(n−1)
に抵抗分圧される。抵抗分圧されたそれぞれのノード
(N1、N2、N3、・・、Nm)と出力部Voutの
間は、Pchトランジスタで接続されコントロール信号
(Vcnt1、Vcnt2、Vcnt3)により抵抗分
圧ノード(N1、N2、N3、・・、Nm)とVout
が電気的に接続される。例えば、Vcnt1からVcn
t3が全て“H"であれば出力部Voutはn個の直列
抵抗により(n−1)に分圧され、Vcnt1が“L"
であればR2からRnまでの(n−1)個の直列抵抗で
(n−2)に分圧される。同様にVcnt2、Vcnt
3をコントロールする事によって抵抗成分がカットされ
(R4+Rn)、(R3+R4+Rn)、(R2+R3
+R4+Rn)、(R1+R2+R3+R4+Rn)の
(n−1)種類の抵抗値が得られる。
【0075】上記基準電圧発生回路で生成された参照電
圧Vrefと、上記出力電圧制御回路により分圧された
電位Vinは、差動増幅器によって比較される。仮に、
Vinが参照電圧Vrefよりも高ければPchトラン
ジスタM1はカットオフし、出力部Voutの電位は下
がる。逆に、Vinが参照電圧Vrefよりも低ければ
PchトランジスタM1はオンし、出力部Voutの電
位は上昇する。このように、出力部Voutの電位が変
化しても、その抵抗分圧で求められたVinはVout
に追従して変化し差動増幅器にて参照電圧Vrefと比
較されるため、出力部Voutは一定電圧を保持でき
る。
【0076】ここで、出力電圧制御回路のコントロール
信号Vcnt1を“L" にするとノードN1とVout
は短絡され、出力部VrefはR2からRmまでの直列
抵抗を持つ。抵抗R1がカットされたためにVinの電
圧は上昇し、トランジスタM1の電流が少なくなりVo
utの電位は低下する。Vcnt2を“L" にすれば、
更にVinの電位は上昇し、Voutの電位は低下す
る。Vcnt3を“L"にすれば、更にVinの電位は
上昇し、Voutの電位は低下する。
【0077】以上のように、レギュレータの出力電圧制
御回路にn段の直列抵抗を用いて(n−1)種類の抵抗
値を形成すれば、(n−1)種類の出力電圧を得ること
ができる。なお、図10に示す例では出力電圧制御回路
の抵抗分圧発生は抵抗素子を用いたがトランジスタなど
抵抗として機能する素子であれば何を用いても良い。
【0078】次に上記のレギュレータを用いた本実施の
形態3による不揮発性メモリ装置のプログラム動作とプ
ログラムベリファイ動作について説明する。図11は本
発明の実施の形態3による不揮発性メモリ装置の構成を
示すブロック図であり、図において、302は負昇圧回
路、303は負昇圧回路302の出力を一定電圧に保持
するレギュレータ、304は正昇圧回路、305は正昇
圧回路304の出力を一定電圧に保持するレギュレータ
である。301は昇圧回路302,304、及びレギュ
レータ303,305のコントロールを行う制御回路で
ある。レギュレータ303,及び305はいずれも図1
0に示す構成を有するものである。また、306はメモ
リセルのワード線(WL0,WL1)を選択するXデコ
ーダである。BL0はメモリセルのドレインに接続され
たビット線、STR0はビット線の選択を行うセレクト
ゲートである。307はセレクトゲートSTR0を選択
するブロック選択デコーダ307である。また、図11
に示すように本実施の形態3による不揮発性メモリ装置
は、図4に示したものと同じ構成のカラムラッチを備え
ている。
【0079】まず、プログラム動作では、メモリセルM
EM0のコントロールゲートに−8Vが、ドレインにV
pp(5V)が印加され、フローティングゲートに注入
された電子がドレイン側から引き抜かれる。
【0080】負昇圧回路302は、外部電源VDDから
ワード線に印加する−8V以下の負電圧を発生させる。
一般的に昇圧回路にはチャージポンプ回路が多く用いら
れるが、チャージポンプ回路の出力は制御クロックの波
形の影響を受け電圧変動が発生する。レギュレータ30
3では、負昇圧回路302からの出力を一定電圧に保持
し、ワード線のデコードを行うXデコーダに電源供給さ
れる。
【0081】一方、メモリセルMEM0のドレインに印
加される高電圧は正昇圧回路で生成される。正昇圧回路
においても一般的にはチャージポンプ回路が多く用いら
れ、チャージポンプに入力される電源電圧やクロックの
周波数などにより出力電圧が影響される。5V以上の高
電圧が正昇圧回路304で生成され、昇圧回路の不安定
な出力電圧がレギュレータ305で一定電圧に保持され
る。
【0082】図10のレギュレータの回路図でも示した
ようにレギュレータの出力電圧制御回路における出力部
Voutは、例えば5段の抵抗素子により分割され、4
種類の電圧を出力できるような構成になっている。レギ
ュレーションされた一定電圧Vppは、カラムラッチの
ビット線電位検知回路のPchトランジスタと、ビット
線とラッチを電気的に接続するPchトランスファーゲ
ートと、ラッチ内のPchトランジスタに供給される。
従って、メモリセルのドレインには4通りのプログラム
電圧を印加することができる。
【0083】プログラムの第一パルスを低い電圧で行う
ことにより、トンネル酸化膜に発生する電界を緩和する
ことができ、第二パルス以降ではパルスの回数を増やす
度にレギュレーション電圧を上げることにより、プログ
ラム回数が増加した時のプログラム時間の短縮が可能と
なる。
【0084】また、昇圧回路とレギュレータにより安定
化された電源をカラムラッチに供給することにより、ワ
ード線の電圧とドレイン電圧の安定化が行われプログラ
ム中のトンネル酸化膜に発生する電界は一定となりしき
い値電圧のばらつきが低く抑えられる。図11の不揮発
性メモリ装置におけるプログラム手法及びプログラムベ
リファイ手法は図4のカラムラッチを用いた不揮発性メ
モリ装置における手法と同じであるためここでは説明を
省略する。
【0085】次に、本実施の形態3による不揮発性メモ
リ装置の変形例について説明する。図12は本実施の形
態3による不揮発性メモリ装置の変形例の構成を示すブ
ロック図であり、図において、301は制御回路、30
2は負昇圧回路、303は負昇圧回路から出力された電
圧を一定電圧に保持するレギュレータ、304は正昇圧
回路、305は正昇圧回路から出力された電圧を一定電
圧に保持するレギュレータ、306はワード線の選択を
行うXデコーダ、307はセレクトゲートSTR0の選
択を行うブロック選択デコーダで、以上は図11の構成
と同様なものである。
【0086】図11の不揮発性メモリ装置との相違点は
ラッチXL0の電源が外部から供給されるVDD電源で
構成されていることと、ラッチXL0の出力をレベルシ
フト回路に接続していることと、レベルシフト回路の電
源をVppから供給していることにある。
【0087】ラッチXL0で保持されたデータは、レベ
ルシフト回路に入力されプログラム電圧Vppに電圧変
換される。正昇圧回路304で発生された高電圧は、レ
ギュレータ305に入力され一定電圧に保持され、レベ
ルシフト回路の電源に供給される。
【0088】図10のレギュレータの回路図でも示した
ようにレギュレータの出力電圧制御回路における出力部
Voutは、例えば5段の抵抗素子により分割され、4
種類の電圧を出力できるような構成になっている。従っ
て、メモリセルのドレインには4通りのプログラム電圧
を印加することができる。図12の回路の動作は、図1
1と同じであるためここでは説明を省略する。
【0089】以上のように、本変形例では、レギュレー
タ305の出力電圧をレベルシフト回路の電源に供給す
る構成としているので、レギュレータの出力が変化して
もラッチの電源には影響を及ぼすことを回避でき、安定
した動作が可能となる。
【0090】実施の形態4.次に、本発明の実施の形態
4による不揮発性メモリ装置について図面を参照しなが
ら説明する。本実施の形態4による不揮発性メモリ装置
の全体の構成は図1に示す実施の形態1による不揮発性
メモリ装置と同様であるが、カラムラッチの構成が異な
るものである。図13は本実施の形態4による不揮発性
メモリ装置のカラムラッチを示す図であり、図4のカラ
ムラッチと比較すると、異なる点はラッチがフリップフ
ロップ回路になっている点であり、その他は図4のカラ
ムラッチと同じ構成である。
【0091】フリップフロップFFiは、データの入力
端子D,データの出力端子Q,リセット端子RS,クロ
ック入力CK,及び、クロックの反転入力NCKを持
ち、リセット端子RSに“L" が入力されれば保持して
いるデータをリセット(“L"に設定)する。データは
クロックCKの立ち上がりエッジで入力端子Dのデータ
をラッチする。フリップフロップFFiは隣り合うフリ
ップフロップの出力と入力が接続され、シフトレジスタ
を形成している。フリップフロップFFiの初段にはデ
ータ入力端子DINがありクロックCKの立ち上がりエ
ッジに合わせてデータが入力される。仮にy個のフリッ
プフロップFFiが接続されたyビットのシフトレジス
タであればyサイクルのクロックを入力すればフリップ
フロップFFiへのデータをロードすることができる。
【0092】これまで説明したようにカラムラッチで
は、プログラムを行うビット線にプログラム電圧Vpp
を印加するため、ラッチを“H" に保持していなければ
ならない。ラッチが“H" を保持することによって、ラ
ッチの電源Vppがそのままビット線に伝達されプログ
ラムが行われる。従って、クロックの立ち上がりでデー
タ入力端子DINに、プログラムを行うビットには
“H" を、プログラムを行わないビットには“L" を入
力すればカラムラッチへのデータのセットができる。
【0093】以上のように、カラムラッチのデータ保持
手段としてフリップフロップを用い、それらでシフトレ
ジスタを構成すれば、入力データ端子DINのバンド幅
を狭く設定できレイアウト面積を小さくすることができ
る。本実施の形態4による、このカラムラッチにおい
て、プログラムとプログラムベリファイは図4に示す回
路と同じであるため説明は省略する。
【0094】次に、本実施の形態4による不揮発性メモ
リ装置の変形例について説明する。図14は本変形例に
よる不揮発性メモリ装置のカラムラッチの構成を示す図
である。本変形例のカラムラッチの、図13のカラムラ
ッチとの相違点はフリップフロップFFiの電源が外部
から供給されるVDD電源で構成されている点,フリッ
プフロップFFiの出力をレベルシフト回路に接続して
いる点,及びレベルシフト回路の電源をVppから供給
している点である。
【0095】以上のように、本変形例では、フリップフ
ロップの電源をVDDとし、レベルシフト回路で電圧変
換する構成としたので、カラムラッチの動作モードが変
わりVppの電圧が変動した際のフリップフロップFF
iへの影響を抑制でき、安定した動作が可能となる。ま
た、ビット線を駆動するドライブトランジスタはレベル
シフト回路が受け持つためフリップフロップ内のトラン
ジスタサイズを小さく設定でき容易にデータのリセット
が可能となる。
【0096】実施の形態5.次に、本発明の実施の形態
5による不揮発性メモリ装置について図面を参照しなが
ら説明する。図15は、本発明の実施の形態5による不
揮発性メモリ装置においてプログラム時のベリファイパ
ス信号を出力する回路を示す図である。ここでは、8ビ
ットのデータラッチを使ってベリファイパス信号の出力
について説明する。上記他の実施の形態でも説明したよ
うにプログラムを行うビットのラッチには“H" のデー
タがセットされ、プログラムされないビットのラッチに
は“L" がセットされている。メモリセルへのプログラ
ムが完了すれば、ラッチのデータはリセットされ“L"
にセットされ、それ以降のプログラムは行われない。全
てのビットのプログラムが完了した時点で全ラッチは
“L" にセットされる。ラッチの出力信号(N00から
N70)は、4入力NORゲート(XNOR0とXNO
R1)に入力され、その出力は2入力NANDゲートX
NANDに入力されている。XL00からXL70まで
のラッチのうち一つでも“H" のデータが存在すればベ
リファイパス信号PASSは" L" のままであり、全ラ
ッチのデータが“L" になった時に初めてベリファイパ
ス信号PASSから“H" が出力される。
【0097】言い換えれば、ベリファイパス信号PAS
Sが出力されたならば全ラッチは“L" にリセットされ
ているということになるためプログラム動作を完了させ
て良い。
【0098】以上のように、カラムラッチの全出力の論
理積あるいは論理和を取ればプログラムが完了したフラ
グをたてることができる。また、ラッチのデータはプロ
グラムベリファイを行うかあるいは新たなデータをロー
ドするまで書き換えられることはない。その間ラッチは
保持しているデータを常に出力している。ベリファイパ
ス信号PASSもデータを出力し続けるため、信号出力
のためのコントロールも必要なければ、ベリファイパス
信号PASSをラッチするタイミングも考慮しなくて良
い。なお、ベリファイパス信号出力の説明は8ビットで
行ったが、ビット線の本数は何本でも構わない。
【0099】実施の形態6.次に、本発明の実施の形態
6による不揮発性メモリ装置について図面を参照しなが
ら説明する。図16は本実施の形態6による不揮発性メ
モリ装置におけるカラムラッチのデータセットからプロ
グラム完了までのシーケンスを示す図、図17はマトリ
ックス状に配置されたメモリセルの回路を示す図、図1
8はメモリセルのしきい値電圧分布を示す図である。
【0100】図2でも説明したように、本発明で用いる
NOR型のメモリセルではしきい値電圧が高い状態(フ
ローティングゲートに電子が注入されている)を消去状
態“0" とし、しきい値電圧が低い状態(フローティン
グゲートから電子が引き抜かれた)をプログラム状態
“1" として扱う。図17に示すマトリックス状に配置
されたメモリセルには、消去状態のメモリセルとプログ
ラム状態のメモリセルが混在している。具体的には、常
にプログラム状態にあるメモリセル501と、常に消去
状態にあるメモリセル502と、プログラム状態から消
去状態に書き換えられるメモリセル503と、消去状態
からプログラム状態に書き換えられるメモリセル504
が存在する。
【0101】図18に示すしきい値電圧分布で、消去状
態506とプログラム状態505のセルが混在した状態
でメモリセルのプログラムを行う場合、一度消去を実施
して全てのセルのしきい値電圧を高くしなければならな
い。仮に消去をすることなく再プログラムを行えば、既
にプログラムされているメモリセル501に対してもプ
ログラム電圧が印加されるため、そのメモリセルではし
きい値電圧が更に下がり過プログラム507が行われ
る。過プログラム507が行われれば、メモリセルのし
きい値電圧が負になり、読み出し時にワード線電圧が0
Vでもメモリセル電流を流し、誤読み出しにつながる。
従って図16におけるプログラム408前の消去405
は、必須のシーケンスである。
【0102】図17の常に消去状態にあるメモリセル5
02では、プログラム時にカラムラッチのデータが
“L" にセットされてプログラムは行なわれない。この
ようなメモリセルに対して消去/プログラムのサイクル
を繰り返しても消去だけが行われ、メモリセルのしきい
値電圧は徐々に上昇し過消去状態508となる。その状
態からプログラムを行うとフローティングゲートには過
大な電子が注入されているためトンネル酸化膜の電界が
高くなり酸化膜にダメージを及ぼす。
【0103】そこで、図16に示すように消去/プログ
ラムのサイクルの前にプログラムベリファイ402とプ
リプログラム403を挿入して、図18の常に消去状態
にあるメモリセルのプログラムを行えば消去状態506
からプログラム状態505となり、次の消去で過消去5
08になることを回避できる。
【0104】消去状態とプログラム状態が混在したメモ
リセルのうち、常にプログラム状態にあるメモリセル5
01を過プログラム507から救済するためにはプログ
ラム前の消去405が、常に消去状態にあるメモリセル
502を過消去508から救済するためには消去405
前のプリプログラム403が必要である。
【0105】図16を使って本実施の形態6による半導
体記憶装置(不揮発性メモリ装置)の消去/プログラム
サイクルのフローを詳細に説明する。まず、ラッチデー
タセット401において、全カラムラッチに“H" のデ
ータをセットする。次にプログラムベリファイ402を
行い適正にプログラムされているメモリセルに接続され
たラッチを“L" にリセットする。プリプログラム40
3では、ラッチが“H" にセットすなわち消去状態にあ
るメモリセルのみがプログラムされる。ここで、プリプ
ログラム403とプログラムベリファイ404はA回繰
り返される。消去/プログラムサイクルに十分な時間が
確保できればしきい値電圧が揃うまで繰り返せば良い
し、十分な時間が確保できなければA=0として1度だ
けプログラムパルスを与えれば良い。ラッチデータセッ
ト401からプログラムベリファイ404までのフロー
は、アドレスをインクリメントしてワード線を切換え、
消去ブロックの全てのメモリセルに対して行う。
【0106】次に、消去405を実施し消去ブロック全
てのメモリセルのしきい値電圧を高くする。消去ベリフ
ァイ406では、メモリセルのしきい値が適正か否かを
判断し、メモリセルのしきい値電圧が揃うまでB回繰り
返される。消去ベリファイ406がパスすれば、プログ
ラムを行う。
【0107】プログラム408の準備として、ラッチデ
ータセット407においてカラムラッチにプログラムデ
ータをセットする。プログラムするメモリセルに接続さ
れたカラムラッチには“H" を、消去状態にしておくメ
モリセルのカラムラッチには“L" をセットし、図4に
て説明した手順でプログラム動作を行う。プログラムベ
リファイ409では、しきい値電圧が適正か否かを判断
しメモリセルのプログラム408が完了するまでC回繰
り返される。選択したワード線に対しプログラム408
が完了すれば、アドレスを切り替えて消去した全ワード
線に対しラッチデータセット407からプログラムベリ
ファイ409を繰り返す。消去した全ワード線のプログ
ラム408が完了すれば、プログラム完了410とな
る。
【0108】以上のように、本実施の形態6による半導
体記憶装置では、消去/プログラムのサイクルにおい
て、消去動作の前に消去状態であるメモリセルに対して
のみプリプログラムを行なった後にメモリセルに対する
消去を行ない、その後、プログラムを行なう構成とした
から、常に消去されているメモリセルの過消去508と
常にプログラムされているメモリセルの過プログラム5
07を回避でき、しきい値電圧を揃えることができ、誤
読み出しを抑制でき、また、トンネル酸化膜にダメージ
を受けることによる素子破壊を抑制できる,不揮発性メ
モリ装置を実現できる。
【0109】実施の形態7.次に、本発明の実施の形態
7による半導体記憶装置(不揮発性メモリ装置)につい
て図面を参照しながら説明する。図19はプログラム時
間に対するしきい値電圧の変化を示す図、図20は本実
施の形態7による半導体記憶装置におけるベリファイ動
作の挿入タイミングを示す図である。
【0110】一般的に、フラッシュEEPROMのプロ
グラムではプログラムパルスを印加したと同時にトンネ
ル酸化膜に電界が発生しFNトンネル電流が流れる。プ
ログラムを継続して行えばフローティングゲート中に蓄
積された電子はドレイン側から引き抜かれるためトンネ
ル酸化膜の電界が緩和され、しきい値電圧の変化は、図
19に示すように徐々に緩くなる。
【0111】一定幅のプログラムパルスを繰り返し印加
し、その都度プログラムベリファイを行えばプログラム
ベリファイを含めた累積プログラム時間は長くなる。そ
こで、プログラムベリファイを初期のプログラムにおい
ては頻繁に行い、適正なしきい値電圧に近づくに従って
プログラムベリファイ頻度を少なくすれば、累積プログ
ラム時間を短くすることができる。
【0112】例えば、図20に示すように100μse
cのプログラムパルスを繰り返し印加し、メモリセルの
しきい値電圧を下げていくとすれば、プログラムベリフ
ァイは、 Tpv = Tprg × 2^(n−1) (n=
1、2、・・・) Tpv :プログラムベリファイの挿入時間 Tprg:プログラムパルス幅(100μsec) n :プログラムベリファイ回数 で求めたTpvのタイミングで挿入すれば良い。
【0113】n=1すなわちプログラム開始から100
μsec後に1回目のプログラムベリファイを、n=2
すなわちプログラム開始から200μsec後に2回目
のプログラムベリファイを、n=3すなわちプログラム
開始から400μsec後に3回目のプログラムベリフ
ァイを、といった具合にプログラムの回数が増えしきい
値電圧が適正値に近づくほどプログラムベリファイの挿
入回数を減らせば、累積プログラム時間が削減可能であ
る。
【0114】なお、プログラムベリファイの挿入はプロ
グラム時間の関数として表したがプログラム時間を正規
化して Ppv = 2^(n−1) (n=1、2、・・・) Ppv:プログラムベリファイの挿入ポイント n :プログラムベリファイ回数 としても良い。この場合、1、2、4、8、16回目の
プログラムパルスを与えた後にプログラムベリファイを
行う。
【0115】実施の形態8.次に、本発明の実施の形態
8による半導体記憶装置(不揮発性メモリ装置)につい
て図面を参照しながら説明する。図21はプログラムベ
リファイ電圧(ワード線電圧)とプログラム後のしきい
値電圧の関係を示す図である。図4でも説明したよう
に、プログラムベリファイではビット線BL0にプリチ
ャージを行い、ワード線WL0に1V程度のプログラム
ベリファイ電圧を与えて微少なメモリセル電流を流して
ビット線BL0をディスチャージさせる。メモリセルの
プログラムが適正に行われていればメモリセルMEM0
は、1μA程度の微少電流を流してプリチャージされた
ビット線BL0の電荷をディスチャージする。プログラ
ムが適正に行われていなければメモリセルMEM0は電
流を流さず、ビット線BL0はプリチャージされた電位
をそのまま保持する。ビット線BL0がディスチャージ
されればビット線電位検知回路が動作を開始し、ラッチ
に保持されているデータをリセットする。
【0116】図21からも分かるように、プログラムベ
リファイ時のワード線の電圧は、プログラム後のしきい
値電圧に大きく影響を及ぼす。ワード線WL0の電圧を
高くすれば、ベリファイ時にメモリセル電流が多く確保
できるためビット線BL0のディスチャージが早く行わ
れ、ラッチの反転も早いタイミングで行われる。その結
果、メモリセルMEM0のしきい値電圧も高くなる。一
方、ワード線WL0の電圧を低くすれば、ベリファイ時
のメモリセル電流は小さくなり、しきい値電圧も低くな
る。
【0117】今後不揮発性メモリは、低電圧化が進むた
めプログラム後のしきい値電圧を低く抑えなければなら
ない。しかし、ワード線WL0に印加する電圧には限界
があるため、プログラム時のしきい値電圧を別の手法に
より低電圧化しなければならない。
【0118】図22は本実施の形態7による半導体記憶
装置のプログラム動作を説明するためのフロー図であ
る。プログラム602の準備として、ラッチデータセッ
ト601においてカラムラッチにプログラムデータをセ
ットする。このラッチデータセット601ではプログラ
ムするメモリセルに接続されたカラムラッチには“H"
を、消去状態にしておくメモリセルのカラムラッチには
“L" をセットし、図4にて説明した手順でプログラム
動作を行う(プログラム602)。プログラムベリファ
イ603では、プログラムされたメモリセルのしきい値
電圧が適正か否かを判断しメモリセルのプログラム60
2が完了するまでD回繰り返される。
【0119】プログラムベリファイ603がパスすれ
ば、再度プログラム(追加プログラム604)を行いメ
モリセルのしきい値電圧を下げる。ここで、メモリセル
のしきい値電圧は、1V前後に収束しているため、図1
9からもわかるように、短いプログラムパルスではしき
い値電圧が下がらない。そこで、E回追加プログラム6
04を行いしきい値電圧を下げる。E回の追加プログラ
ム604が完了すれば、プログラム完了605となる。
【0120】以上のように、本実施の形態7による半導
体記憶装置では、プログラムベリファイがパスした後に
追加プログラムを行う構成としたので、プログラム後の
メモリセルのしきい値電圧を下げることができる。
【0121】
【発明の効果】以上のようにこの発明(請求項1)によ
れば、マトリックス状に配置された不揮発性のメモリセ
ルを有する半導体記憶装置において、上記メモリセルの
ドレインに接続されるビット線と、上記ビット線毎ある
いは数本のビット線に1つの割合で設けられたラッチ
と、上記ラッチとビット線を電気的に分離するトランス
ファーゲートと、上記ビット線の電圧を検知するビット
線電位検知回路と、上記ビット線電位検知回路の出力に
よってラッチのデータを反転させるラッチリセット回路
とを備えた構成としたから、僅かなメモリセル電流でも
容易にラッチのデータを書き換えられるため安定したプ
ログラムベリファイ動作を行うことができる不揮発性メ
モリ装置を実現できる効果がある。
【0122】また、この発明(請求項2)によれば、請
求項1記載の半導体記憶装置において、メモリセルへの
プログラムが適正に行われたか否かを判定するプログラ
ムベリファイ時に、上記メモリセルのドレインに接続さ
れたビット線のうち選択されたビット線だけをプリチャ
ージする手段と、上記プログラムベリファイ時に、選択
されたメモリセルのワード線にプログラムベリファイ電
圧を印加する手段と、上記プログラムベリファイ時に、
選択された上記メモリのセル電流によって決定されるビ
ット線電位を検知するビット線電位検知手段とを備え、
上記ラッチリセット回路は上記ビット線電位検知手段の
出力によりラッチのデータを反転させる構成としたか
ら、僅かなメモリセル電流でも容易にラッチのデータを
書き換えられるため安定したプログラムベリファイ動作
を行うことができる不揮発性メモリ装置を実現できる効
果がある。
【0123】また、この発明(請求項3)は、マトリッ
クス状に配置された不揮発性のメモリセルを有する半導
体記憶装置において、上記メモリセルのドレインに接続
されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数本のビッ
ト線に1つの割合で設けられたラッチと、上記ラッチと
ビット線を電気的に分離するトランスファーゲートと、
上記ラッチの出力レベルをプログラム電圧及びベリファ
イドレイン電圧に電圧変換するレベルシフト回路と、上
記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回路と、
上記ビット線電位検知回路の出力によってラッチのデー
タを反転させるラッチリセット回路とを備えた構成とし
たから、僅かなメモリセル電流でも容易にラッチのデー
タを書き換えられるため安定したプログラムベリファイ
動作を行うことができる不揮発性メモリ装置を実現でき
る効果がある。また、ラッチの出力にレベルシフト回路
で電圧変換を行う構成とすることにより、Vppの電位
が変化した際のリーク電流を抑制できる効果がある。
【0124】また、この発明(請求項4)によれば、マ
トリックス状に配置された不揮発性のメモリセルを有す
る半導体記憶装置において、メモリセルへのプログラム
が適正に行われたか否かを判定するプログラムベリファ
イ時に、上記メモリセルのドレインに接続されたビット
線のうち選択されたビット線だけをプリチャージする手
段と、選択されたメモリセルのワード線にプログラムベ
リファイ電圧を印加する手段と、非選択のメモリセルの
ワード線に負電圧を印加する手段とを備え、ビット線の
電位に基づいてラッチのデータを反転させる構成とした
から、プログラムベリファイ時に非選択のメモリセルか
らのリーク電流を抑制でき、誤判定を防止できる効果が
ある。
【0125】また、この発明(請求項5)は、マトリッ
クス状に配置された不揮発性のメモリセルを有する半導
体記憶装置において、上記メモリセルのドレインに接続
されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数本のビッ
ト線に1つの割合で設けられたラッチと、上記ラッチと
ビット線を電気的に分離するトランスファーゲートと、
上記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回路
と、上記ビット線電位検知回路の出力によってラッチの
データを反転させるラッチリセット回路と、上記ビット
線電位検知回路に接続され任意のパルス幅を発生するこ
とのできるベリファイパルス発生回路とを備えた構成と
しかたから、ベリファイパルスの幅を変えてプログラム
ベリファイを行なうことにより、プログラムベリファイ
のパルス幅が短かければしきい値電圧は低く、パルス幅
が長ければしきい値電圧を高く設定することができ、パ
ルス幅によってソフト的にしきい値電圧の制御が可能と
なる効果がある。
【0126】また、この発明(請求項6)によれば、請
求項5記載の半導体記憶装置において、メモリセルへの
プログラムが適正に行われたか否かを判定するプログラ
ムベリファイ時に上記メモリセルのドレインに接続され
たビット線のうち選択されたビット線だけをプリチャー
ジする手段と、選択されたメモリセルのワード線にプロ
グラムベリファイ電圧を印加する手段と、非選択のメモ
リセルのワード線を0Vあるいは負の電位に設定する手
段と、パルス発生回路から発生したベリファイパルスの
期間中プログラムベリファイを実施する手段と、上記プ
ログラムパルスのパルス幅を短く設定してメモリセルの
しきい値電圧を低く設定する手段と、上記プログラムパ
ルスのパルス幅を長く設定してメモリセルのしきい値電
圧を高く設定する手段とを備えた構成としたから、パル
ス幅によってソフト的にしきい値電圧の制御が可能とな
る効果がある。
【0127】また、この発明(請求項7)によれば、安
定化電圧を出力するレギュレータにおいて、基準電圧を
発生させる手段と、レギュレータの出力電圧ノードと所
定電位ノードとの間に直列接続されたn個の抵抗として
機能する素子からなる分圧手段と、直列に接続された上
記n段の抵抗として機能する素子のm段目(mはn−2
以下の整数)の素子の上記所定電位ノード側端と上記出
力電圧ノードとの間を制御信号に応じて接断するスイッ
チ手段と、上記n段の抵抗として機能する素子のn段目
とn−1段目の接続点に現れる抵抗分圧された電圧と上
記基準電圧とを比較する手段と、上記比較手段の出力に
応じて上記出力電圧のノードへの電位の供給を制御する
手段とを備えた構成としたから、上記制御信号を切り換
えることにより複数種類の安定化電圧を出力可能なレギ
ュレータを実現できる効果がある。
【0128】また、この発明(請求項8)は、マトリッ
クス状に配置された不揮発性のメモリセルを有する半導
体記憶装置において、上記メモリセルのドレインに接続
されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数本のビッ
ト線に1つの割合で設けられたラッチと、上記ラッチと
ビット線を電気的に分離するトランスファーゲートと、
上記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回路
と、上記ビット線電位検知回路の出力によってラッチの
データを反転させるラッチリセット回路と、上記メモリ
セルのプログラム電圧とベリファイドレイン電圧と消去
電圧を発生する昇圧回路と、上記昇圧回路の出力電圧を
入力とし、制御信号に応じて複数種類の安定化電圧を切
り換えて出力するレギュレータと、上記レギュレータに
対し上記制御信号を与える出力電圧コントロール手段と
を備えた構成としたから、僅かなメモリセル電流でも容
易にラッチのデータを書き換えられるため安定したプロ
グラムベリファイ動作を行うことができる不揮発性メモ
リ装置を実現でき、また、レギュレータによりワード線
の電圧とドレイン電圧の安定化できるのでプログラム中
のトンネル酸化膜に発生する電界を一定とでき、メモリ
セルのしきい値電圧のばらつきが低く抑えられる効果が
ある。
【0129】また、この発明(請求項9)によれば、請
求項8記載の半導体記憶装置において、上記カラムラッ
チ中のラッチが、その電源として上記レギュレータの出
力電圧が供給されるものであり、上記レギュレータの出
力電圧を変えることにより上記ラッチからビット線に印
加するプログラム電圧を変更できる構成としたから、複
数回のプログラムのそれぞれをより好ましいプログラム
電圧で行なうことのできる不揮発性メモリ装置を実現で
きる効果がある。
【0130】また、この発明(請求項10)によれば、
マトリックス状に配置された不揮発性のメモリセルを有
する半導体記憶装置において、上記メモリセルのドレイ
ンに接続されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数
本のビット線に1つの割合で設けられたラッチと、上記
ラッチとビット線を電気的に分離するトランスファーゲ
ートと、上記ラッチの出力レベルをプログラム電圧及び
ベリファイドレイン電圧に電圧変換するレベルシフト回
路と、上記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知
回路と、上記ビット線電位検知回路の出力によってラッ
チのデータを反転させるラッチリセット回路と、上記メ
モリセルのプログラム電圧とベリファイドレイン電圧と
消去電圧を発生する昇圧回路と、上記昇圧回路の出力電
圧を入力とし、制御信号に応じて複数種類の安定化電圧
を切り換えて出力するレギュレータと、上記レギュレー
タに対し上記制御信号を与える出力電圧コントロール手
段とを備えた構成としたから、僅かなメモリセル電流で
も容易にラッチのデータを書き換えられるため安定した
プログラムベリファイ動作を行うことができる不揮発性
メモリ装置を実現でき、また、レギュレータによりワー
ド線の電圧とドレイン電圧の安定化できるのでプログラ
ム中のトンネル酸化膜に発生する電界を一定とでき、メ
モリセルのしきい値電圧のばらつきが低く抑えられる効
果がある。
【0131】また、この発明(請求項11)によれば、
請求項10記載の半導体記憶装置において、上記カラム
ラッチ中のレベルシフト回路が、その電源として上記レ
ギュレータの出力電圧が供給されるものであり、上記レ
ギュレータの出力電圧を変えることにより上記レベルシ
フト回路からビット線に印加するプログラム電圧を変更
できる構成としたから、複数回のプログラムのそれぞれ
をより好ましいプログラム電圧で行なうことのできる不
揮発性メモリ装置を実現できる効果がある。
【0132】また、この発明(請求項12)によれば、
マトリックス状に配置された不揮発性のメモリセルを有
する半導体記憶装置において、上記メモリセルのドレイ
ンに接続されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数
本のビット線に1つの割合で設けられたフリップフロッ
プと、隣接する上記フリップフロップのデータ入力端子
とデータ出力端子を接続することによって構成されたシ
フトレジスタと、上記フリップフロップとビット線を電
気的に分離するトランスファーゲートと、上記ビット線
の電圧を検知するビット線電位検知回路と、上記ビット
線電位検知回路の出力によってフリップフロップのデー
タを反転させるフリップフロップリセット回路と、上記
シフトレジスタにシリアルにデータを入力することによ
りプログラムデータをセットする手段とを備えた構成と
したから、入力データ端子のバンド幅を狭く設定でき、
レイアウト面積を小さくできる効果がある。
【0133】また、この発明(請求項13)によれば、
マトリックス状に配置された不揮発性のメモリセルを有
する半導体記憶装置において、上記メモリセルのドレイ
ンに接続されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数
本のビット線に1つの割合で設けられたフリップフロッ
プと、上記フリップフロップ群のデータ入力端子とデー
タ出力端子を接続することによって構成されたシフトレ
ジスタと、上記フリップフロップとビット線を電気的に
分離するトランスファーゲートと、上記フリップフロッ
プの出力レベルをプログラム電圧及びベリファイドレイ
ン電圧に電圧変換するレベルシフト回路と、上記ビット
線の電圧を検知するビット線電位検知回路と、上記ビッ
ト線電位検知回路の出力によってフリップフロップのデ
ータを反転させるフリップフロップリセット回路と、上
記シフトレジスタにシリアルにデータを入力することに
よりプログラムデータをセットする手段とを備えた構成
としたから、電圧変動によるフリップフロップへの影響
を抑制でき、安定動作を実現できる効果がある。
【0134】また、この発明(請求項14)によれば、
マトリックス状に配置された不揮発性のメモリセルを有
する半導体記憶装置において、上記メモリセルのドレイ
ンに接続されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数
本のビット線に1つの割合で設けられたラッチと、上記
ラッチとビット線を電気的に分離するトランスファーゲ
ートと、上記ラッチ出力の論理和あるいは論理積を求め
る回路と、プログラムベリファイ動作が完了したことを
出力するベリファイパス出力回路と、ラッチの出力が全
て同一データに設定された時にベリファイパス出力回路
にベリファイが完了したフラグを立てる手段とを備えた
構成としたから、カラムラッチの全出力に基づいてプロ
グラム完了を検知し、プログラム動作を終了できる不揮
発性メモリ装置を実現できる効果がある。
【0135】また、この発明(請求項15)によれば、
マトリックス状に配置された不揮発性のメモリセルと、
メモリセルのコントロールゲートに接続されたワード線
と、上記メモリセルのドレインに接続されたビット線
と、上記メモリセルのソースに接続された複数のソース
線と、上記メモリセルをプログラムするために上記ビッ
ト線毎あるいは数本のビット線に1つの割合で設けられ
たラッチとを有し、上記メモリセルに対するプログラム
を行なうに際し、プログラムに先立ってメモリセルの消
去動作を行なう半導体記憶装置において、上記プログラ
ム動作に先立って行なわれる消去動作の前に消去状態に
あるメモリセルに対し当該メモリセルをプログラム状態
とするプリプログラムを行なう構成としたから、常に消
去されているメモリセルの過消去と常にプログラムされ
ているメモリセルの過プログラムを回避でき、しきい値
電圧を揃えることができ、誤読み出しを抑制でき、ま
た、トンネル酸化膜にダメージを受けることによる素子
破壊を抑制できる,不揮発性メモリ装置を実現できる効
果がある。
【0136】また、この発明(請求項16)によれば、
マトリックス状に配置された不揮発性のメモリセルを有
し、該メモリセルのプログラムとプログラムが適正に行
われたか否かを判断するプログラムベリファイとを行な
う半導体記憶装置において、上記プログラムが行われた
後に上記プログラムベリファイを実行する手段と、上記
プログラムベリファイの判定結果がフェイルした場合に
再度メモリセルにプログラムを行う手段と、プログラム
回数が増えるに従ってプログラムベリファイ動作を任意
に間引く手段と、プログラムベリファイが間引かれた時
に連続してプログラムを行う手段とを備えた構成とした
から、プログラムベリファイを行なって複数回のプログ
ラムを行なう際の累積プログラム時間を削減できる効果
がある。
【0137】また、この発明(請求項17)によれば、
請求項16記載の半導体記憶装置において、メモリセル
のプログラムとプログラムが適正に行われたか否かを判
断するプログラムベリファイとを行なうに際し、上記プ
ログラムが行われた後に上記プログラムベリファイを実
行するシーケンス中で、一定のプログラムパルス幅をT
prg、プログラムベリファイ回数をnとした時に、プ
ログラムベリファイを挿入するタイミングであるプログ
ラム開始からの経過時間Tpvが、 Tpv = Tprg × 2^(n−1) (n=
1、2、・・・) を満たすものとしたから、プログラムベリファイを行な
って複数回のプログラムを行なう際の累積プログラム時
間を削減できる効果がある。
【0138】また、この発明(請求項18)によれば、
請求項16記載の半導体記憶装置において、メモリセル
のプログラムとプログラムが適正に行われたか否かを判
断するプログラムベリファイとを行なうに際し、上記プ
ログラムが行われた後に上記プログラムベリファイを実
行するシーケンス中で、プログラムベリファイ回数をn
とした時に、何回目のプログラム後にプログラムベリフ
ァイを挿入するかを示すベリファイポイントPpvが、 Ppv = 2^(n−1) (n=1、2、・・・) を満たすものとしたから、プログラムベリファイを行な
って複数回のプログラムを行なう際の累積プログラム時
間を削減できる効果がある。
【0139】また、この発明(請求項19)によれば、
マトリックス状に配置された不揮発性のメモリセルを有
する半導体記憶装置において、上記メモリセルのビット
線に接続されるビット線と、上記ビット線毎あるいは数
本のビット線に1つの割合で設けられたラッチと、上記
ラッチとビット線を電気的に分離するトランスファーゲ
ートと、上記ビット線に接続されたラッチのデータによ
りビット線を選択してプログラムする手段と、上記プロ
グラムが適正に行われたか否かを判断するプログラムベ
リファイ手段と、上記プログラムが行われた後に上記プ
ログラムベリファイを実行する手段と、上記プログラム
ベリファイの結果が適正にプログラムされたことを示す
ものであった後にさらにプログラムパルスを追加して追
加プログラムを行なう追加プログラム手段とを備えた構
成としたから、プログラム後のメモリセルのしきい値電
圧を下げることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態1による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)に使用されるNOR型メモリセ
ルの断面構造を示す模式図である。
【図3】本発明の実施の形態1による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)に使用されるメモリセルのしき
い値電圧分布を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)において用いられるビット線電
位検知回路を持つカラムラッチの構成を示す回路図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態1による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)におけるカラムラッチの動作を
説明するためのタイミングチャート図である。
【図6】本発明の実施の形態1による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)の変形例において用いられるレ
ベルシフト回路を持つカラムラッチの構成を示す回路図
である。
【図7】本発明の実施の形態2による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)において用いられるカラムラッ
チの構成を示す回路図である。
【図8】プログラムベリファイパルス幅とメモリセルの
しきい値電圧との関係を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態2による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)の変形例において用いられるカ
ラムラッチの構成を示す回路図である。
【図10】本発明の実施の形態3による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)において用いられるレギュレー
タの構成を示す回路図である。
【図11】本発明の実施の形態3による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)の構成を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態3による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)の変形例の構成を示す図であ
る。
【図13】本発明の実施の形態4による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)において用いられるカラムラッ
チの構成を示す回路図である。
【図14】本発明の実施の形態4による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)の変形例において用いられるカ
ラムラッチの構成を示す回路図である。
【図15】本発明の実施の形態5による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)に用いられるカラムラッチのベ
リファイパス信号を出力する回路を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態6による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)の動作を説明するためのフロー
図である。
【図17】本発明の実施の形態6による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)の動作を説明するための、マト
リックス状に配置されたメモリセルの回路図である。
【図18】本発明の実施の形態6による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)の動作を説明するための、メモ
リセルのしきい値電圧分布図である。
【図19】本発明の実施の形態7による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)を説明するための、プログラム
時間に対するメモリセルのしきい値電圧変化を示す図で
ある。
【図20】本発明の実施の形態7による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)におけるプログラムベリファイ
挿入タイミングを説明するための図である。
【図21】プログラムベリファイ時のワード線の電圧と
プログラム後のしきい値電圧の関係を示す図である。
【図22】本発明の実施の形態8による半導体記憶装置
(不揮発性メモリ装置)における追加プログラムパルス
のフロー図である。
【図23】従来のカラムラッチの構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
101 メモリセルアレイ 102 アドレスバッファ 103 Xデコーダ 104 Yデコーダ 105 カラムラッチ 106 センスアンプ 107 制御回路 108 昇圧回路 109 レギュレータ 110 データ入出力バッファ 201 コントロールゲート 202 フローティングゲート 203 トンネル酸化膜 204 ソース 205 ドレイン 206 基板 301 制御回路 302 負昇圧回路 303 負電圧レギュレータ 304 正昇圧回路 305 正電圧レギュレータ 306 Xデコーダ 307 ブロック選択デコーダ 401 ラッチデータセット 402 プログラムベリファイ 403 プリプログラム 404 プログラムベリファイ 405 消去 406 消去ベリファイ 407 ラッチデータセット 408 プログラム 409 プログラムベリファイ 410 プログラム完了 501 常時プログラム状態のメモリセル 502 常時消去状態のメモリセル 503 プログラム状態から消去状態に書き換えられ
るメモリセル 504 消去状態からプログラム状態に書き換えられ
るメモリセル 505 プログラム状態のメモリセルのしきい値電圧
分布 506 消去状態のメモリセルのしきい値分布 507 過プログラム 508 過消去 601 ラッチデータセット 602 プログラム 603 プログラムベリファイ 604 追加プログラム 605 プログラム完了
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渕上 郁雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 道山 淳児 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス状に配置された不揮発性の
    メモリセルを有する半導体記憶装置において、 上記メモリセルのドレインに接続されるビット線と、 上記ビット線毎あるいは数本のビット線に1つの割合で
    設けられたラッチと、 上記ラッチとビット線を電気的に分離するトランスファ
    ーゲートと、 上記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回路
    と、 上記ビット線電位検知回路の出力によってラッチのデー
    タを反転させるラッチリセット回路とを備えたことを特
    徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体記憶装置におい
    て、 メモリセルへのプログラムが適正に行われたか否かを判
    定するプログラムベリファイ時に、上記メモリセルのド
    レインに接続されたビット線のうち選択されたビット線
    だけをプリチャージする手段と、 上記プログラムベリファイ時に、選択されたメモリセル
    のワード線にプログラムベリファイ電圧を印加する手段
    と、 上記プログラムベリファイ時に、選択された上記メモリ
    のセル電流によって決定されるビット線電位を検知する
    ビット線電位検知手段とを備え、 上記ラッチリセット回路は上記ビット線電位検知手段の
    出力によりラッチのデータを反転させることを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 マトリックス状に配置された不揮発性の
    メモリセルを有する半導体記憶装置において、 上記メモリセルのドレインに接続されるビット線と、 上記ビット線毎あるいは数本のビット線に1つの割合で
    設けられたラッチと、 上記ラッチとビット線を電気的に分離するトランスファ
    ーゲートと、 上記ラッチの出力レベルをプログラム電圧及びベリファ
    イドレイン電圧に電圧変換するレベルシフト回路と、 上記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回路
    と、 上記ビット線電位検知回路の出力によってラッチのデー
    タを反転させるラッチリセット回路とを備えたことを特
    徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 マトリックス状に配置された不揮発性の
    メモリセルを有する半導体記憶装置において、 メモリセルへのプログラムが適正に行われたか否かを判
    定するプログラムベリファイ時に、上記メモリセルのド
    レインに接続されたビット線のうち選択されたビット線
    だけをプリチャージする手段と、 選択されたメモリセルのワード線にプログラムベリファ
    イ電圧を印加する手段と、 非選択のメモリセルのワード線に負電圧を印加する手段
    とを備え、 ビット線の電位に基づいてラッチのデータを反転させる
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 マトリックス状に配置された不揮発性の
    メモリセルを有する半導体記憶装置において、 上記メモリセルのドレインに接続されるビット線と、 上記ビット線毎あるいは数本のビット線に1つの割合で
    設けられたラッチと、 上記ラッチとビット線を電気的に分離するトランスファ
    ーゲートと、 上記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回路
    と、 上記ビット線電位検知回路の出力によってラッチのデー
    タを反転させるラッチリセット回路と、 上記ビット線電位検知回路に接続され任意のパルス幅を
    発生することのできるベリファイパルス発生回路とを備
    えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体記憶装置におい
    て、 メモリセルへのプログラムが適正に行われたか否かを判
    定するプログラムベリファイ時に上記メモリセルのドレ
    インに接続されたビット線のうち選択されたビット線だ
    けをプリチャージする手段と、 選択されたメモリセルのワード線にプログラムベリファ
    イ電圧を印加する手段と、 非選択のメモリセルのワード線を0Vあるいは負の電位
    に設定する手段と、 パルス発生回路から発生したベリファイパルスの期間中
    プログラムベリファイを実施する手段と、 上記プログラムパルスのパルス幅を短く設定してメモリ
    セルのしきい値電圧を低く設定する手段と、 上記プログラムパルスのパルス幅を長く設定してメモリ
    セルのしきい値電圧を高く設定する手段とを備えたこと
    を特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 安定化電圧を出力するレギュレータにお
    いて、 基準電圧を発生させる手段と、 レギュレータの出力電圧ノードと所定電位ノードとの間
    に直列接続されたn個の抵抗として機能する素子からな
    る分圧手段と、 直列に接続された上記n段の抵抗として機能する素子の
    m段目(mはn−2以下の整数)の素子の上記所定電位
    ノード側端と上記出力電圧ノードとの間を制御信号に応
    じて接断するスイッチ手段と、 上記n段の抵抗として機能する素子のn段目とn−1段
    目の接続点に現れる抵抗分圧された電圧と上記基準電圧
    とを比較する手段と、 上記比較手段の出力に応じて上記出力電圧のノードへの
    電位の供給を制御する手段とを備え、上記制御信号を切
    り換えることにより複数種類の安定化電圧を出力可能で
    あることを特徴とするレギュレータ。
  8. 【請求項8】 マトリックス状に配置された不揮発性の
    メモリセルを有する半導体記憶装置において、 上記メモリセルのドレインに接続されるビット線と、 上記ビット線毎あるいは数本のビット線に1つの割合で
    設けられたラッチと、 上記ラッチとビット線を電気的に分離するトランスファ
    ーゲートと、 上記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回路
    と、 上記ビット線電位検知回路の出力によってラッチのデー
    タを反転させるラッチリセット回路と、 上記メモリセルのプログラム電圧とベリファイドレイン
    電圧と消去電圧を発生する昇圧回路と、 上記昇圧回路の出力電圧を入力とし、制御信号に応じて
    複数種類の安定化電圧を切り換えて出力するレギュレー
    タと、 上記レギュレータに対し上記制御信号を与える出力電圧
    コントロール手段とを備えたことを特徴とする半導体記
    憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記カラムラッチ中のラッチは、その電源として上記レ
    ギュレータの出力電圧が供給されるものであり、 上記レギュレータの出力電圧を変えることにより上記ラ
    ッチからビット線に印加するプログラム電圧を変更でき
    ることを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 マトリックス状に配置された不揮発性
    のメモリセルを有する半導体記憶装置において、 上記メモリセルのドレインに接続されるビット線と、 上記ビット線毎あるいは数本のビット線に1つの割合で
    設けられたラッチと、 上記ラッチとビット線を電気的に分離するトランスファ
    ーゲートと、 上記ラッチの出力レベルをプログラム電圧及びベリファ
    イドレイン電圧に電圧変換するレベルシフト回路と、 上記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回路
    と、 上記ビット線電位検知回路の出力によってラッチのデー
    タを反転させるラッチリセット回路と、 上記メモリセルのプログラム電圧とベリファイドレイン
    電圧と消去電圧を発生する昇圧回路と、 上記昇圧回路の出力電圧を入力とし、制御信号に応じて
    複数種類の安定化電圧を切り換えて出力するレギュレー
    タと、 上記レギュレータに対し上記制御信号を与える出力電圧
    コントロール手段とを備えたことを特徴とする半導体記
    憶装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の半導体記憶装置にお
    いて、 上記カラムラッチ中のレベルシフト回路は、その電源と
    して上記レギュレータの出力電圧が供給されるものであ
    り、 上記レギュレータの出力電圧を変えることにより上記レ
    ベルシフト回路からビット線に印加するプログラム電圧
    を変更できることを特徴とする半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 マトリックス状に配置された不揮発性
    のメモリセルを有する半導体記憶装置において、 上記メモリセルのドレインに接続されるビット線と、 上記ビット線毎あるいは数本のビット線に1つの割合で
    設けられたフリップフロップと、 隣接する上記フリップフロップのデータ入力端子とデー
    タ出力端子を接続することによって構成されたシフトレ
    ジスタと、 上記フリップフロップとビット線を電気的に分離するト
    ランスファーゲートと、 上記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回路
    と、 上記ビット線電位検知回路の出力によってフリップフロ
    ップのデータを反転させるフリップフロップリセット回
    路と、 上記シフトレジスタにシリアルにデータを入力すること
    によりプログラムデータをセットする手段とを備えたこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 マトリックス状に配置された不揮発性
    のメモリセルを有する半導体記憶装置において、 上記メモリセルのドレインに接続されるビット線と、 上記ビット線毎あるいは数本のビット線に1つの割合で
    設けられたフリップフロップと、 上記フリップフロップ群のデータ入力端子とデータ出力
    端子を接続することによって構成されたシフトレジスタ
    と、 上記フリップフロップとビット線を電気的に分離するト
    ランスファーゲートと、 上記フリップフロップの出力レベルをプログラム電圧及
    びベリファイドレイン電圧に電圧変換するレベルシフト
    回路と、 上記ビット線の電圧を検知するビット線電位検知回路
    と、 上記ビット線電位検知回路の出力によってフリップフロ
    ップのデータを反転させるフリップフロップリセット回
    路と、 上記シフトレジスタにシリアルにデータを入力すること
    によりプログラムデータをセットする手段とを備えたこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 マトリックス状に配置された不揮発性
    のメモリセルを有する半導体記憶装置において、 上記メモリセルのドレインに接続されるビット線と、 上記ビット線毎あるいは数本のビット線に1つの割合で
    設けられたラッチと、 上記ラッチとビット線を電気的に分離するトランスファ
    ーゲートと、 上記ラッチ出力の論理和あるいは論理積を求める回路
    と、 プログラムベリファイ動作が完了したことを出力するベ
    リファイパス出力回路と、 ラッチの出力が全て同一データに設定された時にベリフ
    ァイパス出力回路にベリファイが完了したフラグを立て
    る手段とを備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 マトリックス状に配置された不揮発性
    のメモリセルと、メモリセルのコントロールゲートに接
    続されたワード線と、上記メモリセルのドレインに接続
    されたビット線と、上記メモリセルのソースに接続され
    た複数のソース線と、上記メモリセルをプログラムする
    ために上記ビット線毎あるいは数本のビット線に1つの
    割合で設けられたラッチとを有し、上記メモリセルに対
    するプログラムを行なうに際し、プログラムに先立って
    メモリセルの消去動作を行なう半導体記憶装置におい
    て、 上記プログラム動作に先立って行なわれる消去動作の前
    に消去状態にあるメモリセルに対し当該メモリセルをプ
    ログラム状態とするプリプログラムを行なうことを特徴
    とする半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 マトリックス状に配置された不揮発性
    のメモリセルを有し、該メモリセルのプログラムとプロ
    グラムが適正に行われたか否かを判断するプログラムベ
    リファイとを行なう半導体記憶装置において、 上記プログラムが行われた後に上記プログラムベリファ
    イを実行する手段と、 上記プログラムベリファイの判定結果がフェイルした場
    合に再度メモリセルにプログラムを行う手段と、 プログラム回数が増えるに従ってプログラムベリファイ
    動作を任意に間引く手段と、 プログラムベリファイが間引かれた時に連続してプログ
    ラムを行う手段とを備えたことを特徴とする半導体記憶
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の半導体記憶装置にお
    いて、 メモリセルのプログラムとプログラムが適正に行われた
    か否かを判断するプログラムベリファイとを行なうに際
    し、 上記プログラムが行われた後に上記プログラムベリファ
    イを実行するシーケンス中で、一定のプログラムパルス
    幅をTprg、プログラムベリファイ回数をnとした時
    に、プログラムベリファイを挿入するタイミングである
    プログラム開始からの経過時間Tpvが、 Tpv = Tprg × 2^(n−1) (n=
    1、2、・・・) を満たしていることを特徴とする半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の半導体記憶装置にお
    いて、メモリセルのプログラムとプログラムが適正に行
    われたか否かを判断するプログラムベリファイとを行な
    うに際し、上記プログラムが行われた後に上記プログラ
    ムベリファイを実行するシーケンス中で、プログラムベ
    リファイ回数をnとした時に、何回目のプログラム後に
    プログラムベリファイを挿入するかを示すベリファイポ
    イントPpvが、 Ppv = 2^(n−1) (n=1、2、・・・) を満たしていることを特徴とする半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】 マトリックス状に配置された不揮発性
    のメモリセルを有する半導体記憶装置において、上記メ
    モリセルのビット線に接続されるビット線と、上記ビッ
    ト線毎あるいは数本のビット線に1つの割合で設けられ
    たラッチと、上記ラッチとビット線を電気的に分離する
    トランスファーゲートと、上記ビット線に接続されたラ
    ッチのデータによりビット線を選択してプログラムする
    手段と、上記プログラムが適正に行われたか否かを判断
    するプログラムベリファイ手段と、上記プログラムが行
    われた後に上記プログラムベリファイを実行する手段
    と、上記プログラムベリファイの結果が適正にプログラ
    ムされたことを示すものであった後にさらにプログラム
    パルスを追加して追加プログラムを行なう追加プログラ
    ム手段とを備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
JP12928398A 1998-05-12 1998-05-12 半導体記憶装置,およびレギュレータ Pending JPH11328981A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12928398A JPH11328981A (ja) 1998-05-12 1998-05-12 半導体記憶装置,およびレギュレータ
US09/309,581 US6172917B1 (en) 1998-05-12 1999-05-11 Semiconductor memory device and regulator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12928398A JPH11328981A (ja) 1998-05-12 1998-05-12 半導体記憶装置,およびレギュレータ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004137697A Division JP2004241122A (ja) 2004-05-06 2004-05-06 レギュレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11328981A true JPH11328981A (ja) 1999-11-30

Family

ID=15005763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12928398A Pending JPH11328981A (ja) 1998-05-12 1998-05-12 半導体記憶装置,およびレギュレータ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6172917B1 (ja)
JP (1) JPH11328981A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2809222A1 (fr) * 2000-05-17 2001-11-23 St Microelectronics Sa Memoire eeprom comprenant un systeme de correction d'erreur
US6373748B2 (en) 2000-04-27 2002-04-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory
JP2004253089A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法
JP2007080476A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Macronix Internatl Co Ltd 不揮発性メモリセルの過剰消去を保護する方法および装置
US7245537B2 (en) 2004-10-26 2007-07-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Nonvolatile memory device and method of programming same
US7260016B2 (en) 2004-03-22 2007-08-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Non-volatile semiconductor memory device and writing method therefor
KR100784863B1 (ko) 2006-11-23 2007-12-14 삼성전자주식회사 향상된 프로그램 성능을 갖는 플래시 메모리 장치 및그것의 프로그램 방법

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW439293B (en) * 1999-03-18 2001-06-07 Toshiba Corp Nonvolatile semiconductor memory
KR100368314B1 (ko) * 1999-12-27 2003-01-24 주식회사 하이닉스반도체 플래시 메모리의 바이어스 회로
US6480419B2 (en) 2001-02-22 2002-11-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Bit line setup and discharge circuit for programming non-volatile memory
KR100416792B1 (ko) * 2001-03-27 2004-01-31 삼성전자주식회사 반도체 메모리 장치 및 이 장치의 전압 발생방법
US6985388B2 (en) * 2001-09-17 2006-01-10 Sandisk Corporation Dynamic column block selection
FR2829920B1 (fr) * 2001-09-26 2004-05-28 Newdeal Sa Plaque de fixation des os d'une articulation, en particulier d'articulation metatarso-phalangienne
US6618289B2 (en) * 2001-10-29 2003-09-09 Atmel Corporation High voltage bit/column latch for Vcc operation
FR2859813B1 (fr) * 2003-09-15 2005-12-23 Atmel Corp Architecture eeprom et protocole de programmation
US6975538B2 (en) * 2003-10-08 2005-12-13 Micron Technology, Inc. Memory block erasing in a flash memory device
US7177199B2 (en) * 2003-10-20 2007-02-13 Sandisk Corporation Behavior based programming of non-volatile memory
US7283398B1 (en) * 2004-05-04 2007-10-16 Spansion Llc Method for minimizing false detection of states in flash memory devices
US7110298B2 (en) * 2004-07-20 2006-09-19 Sandisk Corporation Non-volatile system with program time control
JP4870409B2 (ja) * 2004-10-26 2012-02-08 三星電子株式会社 不揮発性メモリ装置及びそれのプログラム方法
KR100706245B1 (ko) * 2005-04-13 2007-04-11 삼성전자주식회사 비트 스캔 방식을 사용한 노어 플래시 메모리 장치 및그것의 프로그램 방법
KR100597790B1 (ko) * 2005-05-04 2006-07-06 삼성전자주식회사 멀티레벨 불휘발성 반도체 메모리 장치 및 이에 대한데이터 독출방법
US7330373B2 (en) * 2006-03-28 2008-02-12 Sandisk Corporation Program time adjustment as function of program voltage for improved programming speed in memory system
US7327608B2 (en) * 2006-03-28 2008-02-05 Sandisk Corporation Program time adjustment as function of program voltage for improved programming speed in programming method
WO2008032394A1 (fr) * 2006-09-15 2008-03-20 Renesas Technology Corp. Dispositif semi-conducteur
US7463525B2 (en) * 2006-12-22 2008-12-09 Spansion Llc Negative wordline bias for reduction of leakage current during flash memory operation
US7630250B2 (en) * 2007-10-16 2009-12-08 Spansion Llc Controlled ramp rates for metal bitlines during write operations from high voltage driver for memory applications
US7916544B2 (en) * 2008-01-25 2011-03-29 Micron Technology, Inc. Random telegraph signal noise reduction scheme for semiconductor memories
US7974124B2 (en) * 2009-06-24 2011-07-05 Sandisk Corporation Pointer based column selection techniques in non-volatile memories
JP2011211767A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Toshiba Corp 半導体集積回路装置
US8842473B2 (en) 2012-03-15 2014-09-23 Sandisk Technologies Inc. Techniques for accessing column selecting shift register with skipped entries in non-volatile memories
US9025403B1 (en) 2013-12-06 2015-05-05 International Business Machines Corporation Dynamic cascode-managed high-voltage word-line driver circuit
KR20200071599A (ko) * 2018-12-11 2020-06-19 에스케이하이닉스 주식회사 저장 장치 및 그 동작 방법
EP3710257B1 (en) 2019-02-06 2021-09-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Writing a nonvolatile memory to programmed levels

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2519585B2 (ja) * 1990-07-03 1996-07-31 三菱電機株式会社 不揮発性半導体記憶装置
JPH05109292A (ja) * 1991-10-14 1993-04-30 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
US5361227A (en) 1991-12-19 1994-11-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor memory device and memory system using the same
KR100566466B1 (ko) * 1995-01-31 2006-03-31 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 반도체 메모리 장치

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6373748B2 (en) 2000-04-27 2002-04-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory
FR2809222A1 (fr) * 2000-05-17 2001-11-23 St Microelectronics Sa Memoire eeprom comprenant un systeme de correction d'erreur
EP1158408A1 (fr) * 2000-05-17 2001-11-28 STMicroelectronics S.A. Mémoire EEPROM comprenant un système de correction d'erreur
JP2004253089A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法
US7023730B2 (en) 2003-02-21 2006-04-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Nonvolatile semiconductor memory device and writing method thereto
US7260016B2 (en) 2004-03-22 2007-08-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Non-volatile semiconductor memory device and writing method therefor
US7245537B2 (en) 2004-10-26 2007-07-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Nonvolatile memory device and method of programming same
JP2007080476A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Macronix Internatl Co Ltd 不揮発性メモリセルの過剰消去を保護する方法および装置
KR100784863B1 (ko) 2006-11-23 2007-12-14 삼성전자주식회사 향상된 프로그램 성능을 갖는 플래시 메모리 장치 및그것의 프로그램 방법
US7768837B2 (en) 2006-11-23 2010-08-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Flash memory device with write driver and bit line detecting driving circuits

Also Published As

Publication number Publication date
US6172917B1 (en) 2001-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6172917B1 (en) Semiconductor memory device and regulator
US6031760A (en) Semiconductor memory device and method of programming the same
US5777923A (en) Flash memory read/write controller
US5359558A (en) Flash eeprom array with improved high endurance
US6826082B2 (en) Programmable memory devices with latching buffer circuit and methods for operating the same
JP3737525B2 (ja) 半導体記憶装置
US7359249B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device and method of rewriting data thereof
USRE44978E1 (en) Method of verifying programming of a nonvolatile memory device
US7839692B2 (en) Soft program method in a non-volatile memory device
US6411551B1 (en) Multi-state nonvolatile semiconductor memory device which is capable of regularly maintaining a margin between threshold voltage distributions
US9030875B2 (en) Non-volatile memory device
JPH09180475A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
GB2264578A (en) Nonvolatile semiconductor memory
US7382661B1 (en) Semiconductor memory device having improved programming circuit and method of programming same
US8743621B2 (en) Operating method in a non-volatile memory device
KR100618902B1 (ko) 프로그램 검증 판독 중 열 스캔을 통해 프로그램 시간을단축시킬 수 있는 플래시 메모리 장치의 프로그램 방법
US6999345B1 (en) Method of sense and program verify without a reference cell for non-volatile semiconductor memory
JP2000137990A (ja) フラッシュメモリ装置の消去方法及びリカバリ用基板電圧供給回路
JP2848293B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2004241122A (ja) レギュレータ
JPH11242894A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびそのデータ書き込み方法
JP2002150781A (ja) 不揮発性記憶装置
KR20010077273A (ko) 멀티-레벨 불휘발성 반도체 메모리 장치
JPH1186573A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3859975B2 (ja) 不揮発性メモリ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040506

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040907