JP2002150781A - 不揮発性記憶装置 - Google Patents

不揮発性記憶装置

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JP2002150781A
JP2002150781A JP2000342518A JP2000342518A JP2002150781A JP 2002150781 A JP2002150781 A JP 2002150781A JP 2000342518 A JP2000342518 A JP 2000342518A JP 2000342518 A JP2000342518 A JP 2000342518A JP 2002150781 A JP2002150781 A JP 2002150781A
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voltage
program
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memory cell
data
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JP2000342518A
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Tomonori Kataoka
知典 片岡
Yoichi Nishida
要一 西田
Tomoo Kimura
智生 木村
Masaru Kawai
賢 河合
Ikuo Fuchigami
郁雄 渕上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッチを用いて少ないメモリセル電流でプロ
グラムベリファイを行う場合、メモリセルのVg−Id
特性がばらつくと、センスアンプ読出しとの特性差が発
生する。 【解決手段】 メモリセルのプログラムとプログラムベ
リファイを行うプログラム回路にプログラムデータを保
持するラッチと、ラッチのデータを選択的にリセットす
る回路を設け、センスアンプの出力結果によってラッチ
リセット回路を活性化することにより、良好なしきい値
電圧分布を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュEEP
ROMを用いた不揮発性記憶装置に関し、詳細には不揮
発性メモリセルのプログラム状態の確認動作を安定に行
なう回路構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フラッシュEEPROMは、電気
的に書込/消去ができるという特性やハードディスクな
どに比べ耐衝撃性に優れるなどの利点からその利用価値
が上がり産業分野や民生分野のシステムで多く利用され
ている。これまで、CHE(チャンネルホットエレクト
ロン)によるプログラムを用いたメモリセルが主流であ
ったが、フラッシュEEPROMに対する低電圧化及び
単一電源化の要望により、FN(Fowler−Nor
dheim)トンネリングによるプログラム/消去を行
うメモリセルデバイスが開発されるようになった。
【0003】FNトンネリングは、CHEに比べプログ
ラム電流が十分に小さいため、昇圧電源からプログラム
電圧が発生でき単一電源化が可能になるというメリット
を持つが、逆に1セル当たりのプログラム時間は数ms
ecを必要とし、CHEの数10倍から数100倍の所
要時間が必要である。
【0004】そこでこの問題を解決するために、ビット
線毎にデータラッチを備えワード線1本分のプログラム
データをラッチして同時にプログラム及びプログラムベ
リファイを行うページプログラム手法が用いられてい
る。
【0005】プログラムベリファイでは、メモリセルへ
のプログラムが適正にできたか否かを検証するが、1ワ
ード単位でベリファイを行うと、プログラムの不十分な
メモリセルがプログラム完了するまで、1ワードのメモ
リセルのプログラムを繰り返すため、メモリセルのしき
い値電圧が0v以下になるオーバー・プログラムの問題
を引き起こす。そこで、プログラムの完了したメモリセ
ルのデータラッチのデータを書き換えて、それ以降のプ
ログラムを行わない手法が取られた。
【0006】以下図面を参照しながら、特開平7−22
6097号に開示されたフラッシュメモリを上記従来の
フラッシュEEPROMの一例として、プログラムベリ
ファイについて説明する。図9は、上記従来のDINO
R型フラッシュEEPROMのカラムラッチを示すもの
である。インバータG1〜G6によってプログラムデー
タを格納するラッチを構成している。TG1〜TG3は
トランスファーゲートで、主ビット線BL1〜BL3と
ラッチG1〜G6を電気的に分離する。PA1〜PA3
及びPB1〜PB3はビット線プリチャージ用のトラン
ジスタで、ラッチG1〜G6の保持データとPC1、P
C2信号によってビット線を選択的にプリチャージす
る。SG1はセレクトトランジスタで、主ビット線BL
1と副ビット線を電気的に分離する。SG2も同様に主
ビット線BL2と副ビット線を電気的に分離する。MC
1及びMC2はメモリセルで、コントロールゲートはワ
ード線WLに、ソースはソース線SLに、ドレインは副
ビット線にそれぞれ接続される。ソース線SLはBSL
信号がアクティブになったときにグランドに接地され
る。RS1〜RS3は主ビット線をリセットするための
トランジスタで、RS1及びRS2によって主ビット線
がグランドに接地される。
【0007】以下、上記のような構成を有するカラムラ
ッチの動作について説明する。図9には主ビット線3本
分の回路を記述しているが、ここでは主に主ビット線B
L2のプログラム及びプログラムベリファイ動作につい
て説明する。まず、プログラムデータがラッチG1〜G
6に入力される時、ラッチの電源VppはVccレベル
に保持される。全てのデータがラッチされるとVppは
メモリセルのプログラム電圧である6Vまで昇圧され
る。この時選択されたワード線WLは−8V、セレクト
ゲートSG1〜SG3の制御信号SGSは10Vに保持
される。次にトランスファーゲートTGS2がアクティ
ブになりラッチG3、G4と主ビット線BL2が電気的
に接続され、ラッチが保持しているデータが“1”であ
れば主ビット線BL2には6Vが、“0”を保持してい
れば0Vが主ビット線BL2に印加される。メモリセル
MC2のコントロールゲートには−8Vが印加されてい
るので、ドレインに6Vが印加された時にはトンネル酸
化膜に電界が生じFN電流によってフローティングゲー
トに蓄積されている電子がドレイン側に引き抜かれる。
一方ドレインが0Vの時は、トンネル電流を発生させる
電界に達しないためにメモリセルのプログラムは行われ
ない。
【0008】プログラムベリファイにおいては、ラッチ
の電源VppはVccレベルであり、主ビット線BL2
には、プリチャージトランジスタPA2、PB2を経由
してVccレベルの電位が供給される。次に、メモリセ
ルのワード線WLにはベリファイ電圧1.5Vが供給さ
れ、ソース線SLはイネーブル信号BSLによってグラ
ンドに接地される。メモリセルのしきい値電圧が1.5
V以下であれば、メモリセルを通じて主ビット線BL2
のディスチャージが行われ、ラッチG3、G4はそれを
検出する。この時ラッチのデータは書き換えられ、それ
以降のプログラムは行われない。仮に、しきい値電圧が
1.5V以上であればラッチのデータは、最初にセット
されたデータがそのまま保持されラッチG3、G4のデ
ータが書き換えられるまでプログラムが実行される。
【0009】以上のようなプログラムベリファイ方式の
しきい値電圧分布が、"A 3.3V-only16Mb DINOR Flash M
emory, 1995 IEEE International Solid-State Circuit
s Conference, Digest of Technical Papers, pp.122-1
23"に記載されている。この文献によれば、この方式に
よるしきい値電圧は、1.3V〜2.1Vに分布し、プ
ログラムベリファイのゲート電圧よりも高いしきい値電
圧を有する。
【0010】以上、ラッチを使ったプログラムベリファ
イの従来例について説明したが、センスアンプを使った
プログラムベリファイ方式として、特開平9−3061
88号に開示されたフラッシュメモリがある。
【0011】図12は、上記センスアンプを使ったプロ
グラムベリファイ方式のDINOR型フラッシュEEP
ROMのブロック図を示すものである。図12におい
て、902は外部からのアドレス信号A0〜Aiを受け
て、対応する内部行アドレス信号Axと対応する内部列
アドレス信号Ay とを出力するアドレスバッファ、9
04はメモリセルが行列状に配置されるメモリセルアレ
イ、906はアドレスバッファ902からの内部行アド
レス信号Axを受けて、対応するメモリセルアレイ90
4の行(ワード線)を選択するXデコーダ、908はア
ドレスバッファ902からの内部列アドレス信号Ayを
受けて、メモリセルアレイ904の対応する列を選択す
るYデコーダである。
【0012】また、910は外部電源電圧を受けて、メ
モリセルへのデータ書込あるいは消去動作に必要な高電
圧を発生する高電圧発生回路、912は外部電源電圧V
ccを受けて、メモリセルアレイへの書込みあるいは消
去動作において必要な負電圧を発生する負電圧発生回
路、914は高電圧発生回路910、および負電圧発生
回路912の出力を受けて、対応する選択ゲートSG1
〜SG4のゲート電位を制御し、選択的に副ビット線と
主ビット線とを接続するセレクトゲートデコーダ、92
0は負電圧発生回路912の出力を受けて、メモリセル
トランジスタの形成される半導体基板表面のウェル電位
を制御するウェル電位駆動回路である。
【0013】さらに、922はメモリセルへの書込動作
および消去動作を制御する書込/消去制御回路で、92
4は外部からのデータを受けて内部回路に、あるいはメ
モリセルから読出されたデータを受けて外部に出力する
データ入出力バッファ、926はデータ入出力バッファ
924に入力された書込データを受けて、対応するビッ
ト線電位を駆動するデータドライバ、928はデータ読
出時において、ビット線BL1またはBL2を介して、
選択されたメモリセルの記憶情報に応じて、対応する読
出データを出力するセンスアンプ、930はデータドラ
イバ926からの書込データを受けて保持し、高電圧発
生回路910からの高電圧を、対応するビット線に供給
する書込回路、900はベリファイ動作時にX デコー
ダ906にベリファイ電位VPVRFYを供給するベリ
ファイ電圧発生回路である。
【0014】以上のように構成されたフラッシュEEP
ROMについて、以下そのプログラム及びプログラムベ
リファイ動作について説明する。図12のフラッシュE
EPROMにおけるプログラムはメモリセルのゲートに
負電圧を、ドレインに正電圧を印加してフローティング
ゲートから電子を引き抜く動作であり、プログラムベリ
ファイではしきい値電圧が適正なレベルまで下がったか
否かを判定する。
【0015】まず、列選択ゲートSLG1が導通状態と
なって、センスアンプ928とビット線BL1とが接続
される。メモリセルトランジスタMC1aのソースおよ
びウェル電位は、それぞれソースデコーダ916および
ウェル電位駆動回路920により、ともに0Vの電位レ
ベルに保持される。一方、Xデコーダ906は、ベリフ
ァイ電圧発生回路900からの出力電位を受けて、この
電位をワード線WL1に供給する。選択ゲートSG1
は、セレクトゲートデコーダ914により、導通状態と
なっているので、この状態でセンスアンプ928とメモ
リセルトランジスタMC1aのドレインとは主ビット線
BL1、選択ゲートSG1、副ビット線SBL1を介し
て接続している。センスアンプ928からの読出データ
を受けて、書込/消去制御回路922は、メモリセルM
C1aに書込まれているデータの確認を行う。
【0016】以上の動作により、メモリセルトランジス
タMC1aへの書込が完了していないと、書込/消去制
御回路122が判断すると、再び、書込のためのパルス
電位がメモリセルトランジスタMC1aに印加され、そ
の後プログラムベリファイ動作が行われる。
【0017】ワード線WL1の電位レベルがベリファイ
電圧発生回路900から供給される電位VPVRFYの
状態において、メモリセルトランジスタMC1aのしき
い値電圧は、書込まれるべきデータに対応する値となる
まで、書込パルスの印加とプログラムベリファイ動作が
反復される。このようにして、選択されたメモリセルM
C1aに対して、所定のデータが書込まれることにな
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記に示
した第一の従来例の構成では、1ワード線の半分のメモ
リセルに対して一括してプログラムベリファイを行うた
めメモリセル電流を十分確保することができない。すな
わち、大きな電流でプログラムベリファイを行うと、メ
モリセルに共通したソース線にメモリセル電流が集中
し、ソース線の電圧上昇を招き、その結果プログラムベ
リファイのレベルが変動してしまう。そのため、プログ
ラムベリファイでは、ワード線電圧を下げ、少ないメモ
リセル電流で動作させなければならない。
【0019】"A 3.3V-only 16Mb DINOR Flash Memory,
1995 IEEE International Solid-State Circuits Confe
rence, Digest of Technical Papers, pp.122-123"に記
載されているしきい値電圧分布のグラフからも分かるよ
うに、プログラムベリファイのゲート電圧(1.5V)
よりも、しきい値電圧の最大値(2.1V)は高いため
プログラムベリファイの電流よりもセンスアンプの判定
電流が多い。
【0020】また、第二の従来例の構成では、センスア
ンプを用いてプログラムベリファイを実施しているにも
関わらずベリファイが完了した後の動作は、書込み/消
去制御回路922が書き込み回路カラムラッチ930に
対してパルス電位の制御を行うにとどまっている。書込
み回路であるカラムラッチ930中のラッチをビット毎
に制御しなければしきい値電圧分布の改善はできない。
【0021】図10はメモリセルのVg−Id電流特性
を示す図である。Vpv(latch)はラッチでプロ
グラムベリファイ動作を行う場合のゲート電圧で、Ip
v(latch)はプログラムが完了したと判定した時
のメモリセル電流である。Idetect(sa)は、
センスアンプがメモリセルの消去状態とプログラム状態
の境界を判定するセル電流である。しきい値電圧分布は
センスアンプを用いて測定されるが、メモリセルのVg
−Id電流特性にばらつきがあると、しきい値電圧は、
最大Vtmp(max)から最小Vtmp(min)ま
での間に分布する。Vread(sa)は、リード時の
ゲート電圧で、プログラム状態のメモリセル電流は最大
Iread(max)から最小Iread(min)ま
で分布することになる。
【0022】図10に示すように、ラッチを用いたプロ
グラムベリファイの判定レベルIpv(latch)は
リード動作のメモリセル電流よりも少なく設定している
ため、Vg−Idばらつきの影響を大きく受けることに
なる。リード時のメモリセル電流のばらつきは、前記メ
モリセルに共通に接続されているソース線の電圧上昇の
原因にもなり、アクセスタイムの劣化を招く。
【0023】本発明は、上記問題点に鑑み、プログラム
ベリファイにおいて良好なしきい値電圧分布を持ち、か
つ安定したベリファイ動作を実現する不揮発性記憶装置
を提供することを目的とする。
【0024】本発明の他の目的は、基準電圧の整数倍の
出力電圧を得ることのできるレギュレータを提供すると
共に、プログラムベリファイにおいてメモリセルのしき
い値電圧分布を、前記基準電圧の整数倍の電圧に設定
し、また、プログラム及びプログラムベリファイ中に発
生する内部電源の電圧ドロップに対して安定して動作で
きる不揮発性記憶装置を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
不揮発性記憶装置は、マトリックス状に配置されたメモ
リセルに対する書込、読み出し、及び消去動作を行う手
段と、前記メモリセルのプログラム状態を確認するプロ
グラムベリファイ手段と、前記各動作のタイミングを設
定するタイミング発生手段とを有する不揮発性記憶装置
において、前記メモリセルへの書込、読み出し、消去な
どの各動作に必要な正電圧及び負電圧をそれぞれ発生す
る正電圧回路及び負電圧回路と、前記正電圧回路、及び
負電圧回路の出力電圧を制御する制御回路と、前記メモ
リセルのビット線に対して設けられ、プログラムデータ
またはプログラム状態を確認した結果を一時的に保持す
るデータラッチと、前記データラッチと前記ビット線と
を電気的に分離し、もしくは、接続するトランスファー
ゲートと、前記メモリセルのワード線を選択するXデコ
ードと、前記ビット線を選択してYゲート線に接続する
Yゲートと、前記Yゲート線に接続されたセンスアンプ
とを備え、前記プログラムベリファイ手段は、前記選択
されたワード線にプログラムベリファイ・ゲート電圧を
印加するプログラムベリファイゲート電圧印加手段と、
前記メモリセルのビット線のうち選択されたビット線だ
けを、前記センスアンプによって、プリチャージするビ
ット線プリチャージ手段と、前記選択されたビット線に
ある前記メモリセルの出力を前記センスアンプによって
読み出す読み出し手段と、前記センスアンプの出力デー
タによって前記データラッチを選択的にリセットするラ
ッチリセット手段とを含むものである。
【0026】本発明の請求項2に係る不揮発性記憶装置
は、請求項1に記載の不揮発性記憶装置において、前記
データラッチの出力レベルをプログラム・ドレイン電圧
及びプログラムベリファイ・ドレイン電圧に電圧変換す
るレベルシフト回路を備えたものである。
【0027】本発明の請求項3に係る不揮発性記憶装置
は、請求項1または請求項2に記載の不揮発性記憶装置
において、前記正電圧発生回路は、プログラムベリファ
イ動作の基準となる基準電圧を発生する基準電圧発生回
路と、前記基準電圧を入力とし、その整数倍の電圧を出
力するレギュレータとを備え、前記プログラムベリファ
イ手段は、前記レギュレータの出力電圧を選択された前
記メモリセルのワード線にプログラムベリファイ・ゲー
ト電圧として印加し、前記メモリセルの閾値電圧を制御
するプログラムベリファイ・ゲート電圧制御手段を含む
ものである。
【0028】本発明の請求項4に係る不揮発性記憶装置
は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の不揮発性
記憶装置において、前記負電圧発生回路の出力電圧を、
前記メモリセルのワード線の選択を行う前記Xデコーダ
の電源端子に入力させるものである。
【0029】本発明の請求項5に係る不揮発性記憶装置
は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の不揮発性
記憶装置において、前記プログラムベリファイ手段は、
非選択された前記メモリセルのワード線に負のプログラ
ムベリファイ・ゲート電圧を印加する負プログラムベリ
ファイ・ゲート電圧印加手段を含むものである。
【0030】本発明の請求項6に係る不揮発性記憶装置
は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の不揮発性
記憶装置において、前記タイミング発生手段は、前記メ
モリセルの読出し動作の基準となるパルス信号を入力す
る基準パルス入力手段と、前記基準パルス信号に同期し
てワード線を活性化するパルスを発生させるワード線活
性化タイミング発生手段と、前記基準パルス信号に同期
してビット線を活性化するパルスを発生させるビット線
活性化タイミング発生手段と、前記基準パルス信号に同
期して読出し動作を行うパルスを発生させるセンスアン
プ活性化タイミング発生手段と、前記基準パルス信号の
終了時間からデータラッチをリセットするためのパルス
を発生させるラッチリセットタイミング発生手段とを含
むものである。
【0031】本発明の請求項7に係る不揮発性記憶装置
は、マトリックス状に配置されたメモリセルに対する書
込、読み出し、及び消去動作を行う手段と、前記メモリ
セルのプログラム状態を確認するプログラムベリファイ
手段を有する不揮発性記憶装置において、前記メモリセ
ルのビット線に対して設けられ、プログラムデータ等を
一時的に保持するデータラッチを含むプログラム回路
と、前記プログラム回路に電源を供給するための電源回
路と、前記電源回路の出力端子である電源ノードをカソ
ードとし、電源VDDをアノードとするダイオードとし
て機能する素子とを備えたものである。
【0032】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態1による不揮発性記憶装置を、図1ないし図
6、及び図11をもって説明する。図1は、本実施の形
態1による不揮発性記憶装置であるフラッシュEEPR
OMの構成を示すブロック図である。
【0033】メモリセルアレイ101には、電気的に書
込/消去可能なメモリセルがマトリックス状に配置され
ている。不揮発性記憶装置の外部から入力されたアドレ
スAinは、アドレスラッチ102でラッチされ、ロウ
アドレスAxがXデコーダ103に、カラムアドレスA
yがYデコーダに出力される。
【0034】Xデコーダ103では、アドレスラッチ1
02からのロウアドレスAxの入力を受けてワード線と
ソース線とセレクトゲート線の選択が行われると共に、
電源回路120から出力された正負高電圧のスイッチン
グが行われ、読出しと消去とプログラムベリファイ時に
は正の高電圧が、プログラム時には負の高電圧がワード
線に印加される。
【0035】Yデコーダ104では、アドレスラッチ1
02からのカラムアドレスAyの入力を受けてYゲート
106を活性化する。Yゲート106では、ビット線が
選択され、ビット線とYゲート線が接続され、センスア
ンプ107に入力される。読み出し時には、センスアン
プ107によってビット線のデータが増幅され、データ
入出力バッファ108を経由して外部にデータが出力さ
れる。
【0036】また、データ入出力バッファ108は、プ
ログラムデータを外部から受け付け、プログラム回路1
05に転送する。
【0037】プログラム回路105は、プログラムデー
タを保持するデータラッチと、前記ビット線と前記デー
タラッチを電気的に分離するスイッチと、前記センスア
ンプの出力を受けて前記データラッチをリセットするラ
ッチリセット回路から構成され、プログラム動作時には
ビット線に対して選択的に高電圧を印加する。また、プ
ログラムベリファイ時にはセンスアンプの出力結果を受
けて前記データラッチをリセットする。
【0038】120は電源回路であり、読出しと書き換
えで必要とする正の高電圧を発生する正電圧発生回路1
21と、書換で必要とする負の高電圧を発生する負電圧
発生回路123と、前記正電圧発生回路121と前記負
電圧発生回路123の出力を受けてXデコーダ103と
Yデコーダ104に切換出力する電圧切換スイッチ12
2から構成される。100は制御回路であり、Xデコー
ダ103と、Yデコーダ104及び電源回路120な
ど、全ての回路の動作制御、タイミング制御を行う。
【0039】図2は、本実施の形態1による不揮発性記
憶装置に使用されるメモリセルの断面構造を示す図であ
る。図2において、201はコントロールゲート、20
2はフローティングゲート、203はトンネル酸化膜、
204はソース、205はドレイン、206は基板を示
し、トンネル酸化膜203に12MV/cmから15M
V/cmの高電界を加えてトンネル電流を発生させメモ
リセルのしきい値電圧を制御する。
【0040】図3にはメモリセルのしきい値電圧分布を
示している。読み出し電圧よりもしきい値電圧が高い状
態を消去状態“0”とし、低い状態をプログラム状態
“1”とする。
【0041】メモリセルの消去は、ドレインをオープン
状態にし、コントロールゲート201に6.3V、ソー
ス204と基板206に−8.1Vを印加して、ソース
204と基板206からフローティングゲート202に
電子を注入する。フローティングゲート202に電子が
注入されるとメモリセルのしきい値電圧は上昇する。消
去後のしきい値電圧を読み出し電圧よりも高く設定する
ことによって読み出し時にセル電流が流れないようにす
る。
【0042】一方、プログラムはソース204をオープ
ンに、コントロールゲート201に−8.1V、ドレイ
ン205に5.4V、基板206に0Vを印加すること
によって、フローティングゲート202に蓄積されてい
る電子をドレイン205に引き抜く。
【0043】プログラム後のしきい値電圧は、読み出し
電圧よりも低くなるためプログラムされたセルのワード
線に読出し電圧を印加すると、ビット線にセル電流が流
れる。
【0044】読み出し動作では、選択されたワード線に
読み出し電圧を印加し、ソース204と基板206をグ
ランドに接地し、ドレインに1Vを印加した状態でビッ
ト線に電流が流れるか否かをセンスアンプを使って判定
する。ビット線に電流が流れればプログラム状態“1”
と、電流が流れなければ消去状態“0”として不揮発性
記憶装置の外部にデータを出力する。
【0045】以上のように構成された不揮発性記憶装置
について、以下図4及び図6を用いてプログラム及びプ
ログラムベリファイ動作を説明する。図4は、メモリセ
ルアレイ、プログラム回路、Yゲート、センスアンプか
らなる回路図を示し、図6はプログラム及びプログラム
ベリファイ動作のタイミングチャートを示している。
【0046】次に図4に示されているプログラム回路の
具体的な構成について説明する。図4のプログラム回路
は、プログラムデータを一時的に保持するデータラッチ
303と、ビット線を接地するためのディスチャージト
ランジスタ301と、ビット線BL0〜BL2と前記デ
ータラッチ303を電気的に分離するトランスファーゲ
ート302と、前記データラッチ303のデータをリセ
ットするラッチリセット回路304と、前記ラッチリセ
ット回路304を選択し、センスアンプ107の第二デ
ータ線DR0と接続するラッチ選択ゲート305とから
構成される。
【0047】プログラムのデータを格納するデータラッ
チXL0〜XL2と、ビット線とデータラッチを電気的
に分離するPchトランスファーゲートMPT0〜MP
T2と、Pchトランスファーゲートの制御を行うイン
バータXI0にはVpp電源が接続されている。
【0048】以下、上記のような構成を有するプログラ
ム回路の動作について説明する。書換動作は、プログラ
ムデータをデータラッチにセットした後に、プログラム
を実行し、プログラムが適正に行われたか否かをプログ
ラムベリファイで検証することによって行われる。
【0049】まず、プログラムデータは、データラッチ
XL0〜XL2にロードされる。プログラムされるメモ
リセルに接続されたデータラッチのNode0〜Nod
e2には“H”の状態を、プログラムされないメモリセ
ルに接続されたデータラッチのNode0〜Node2
には“L”の状態を保持させる。メモリセルへのプログ
ラムを行うために、まず、Vppの電圧をプログラム・
ドレイン電圧(5.4V)に設定する。
【0050】次に、トランスファーゲートの制御信号T
FGを活性化しビット線BL0〜BL2とデータラッチ
XL0〜XL2を電気的に接続する。この動作と同じタ
イミングで選択されたメモリセルのワード線WL0を−
8.1Vに、ソース線の制御信号SLSELを非アクテ
ィブにしてソース線を開放状態とする。
【0051】また、メモリセルのドレインにプログラム
電圧を印加するためにセレクトゲートSTR0〜STR
2のゲートに8.1Vを印加する。この時、STR0〜
STR2のドレインにはVpp(5.4V)が印加され
ているので基板バイアス効果による電圧ドロップが発生
しないようにセレクトゲート制御信号SG0にはVpp
+Vtn以上の電圧を印加する。
【0052】ラッチのデータが“H”であればメモリセ
ルのドレインには5.4Vが供給され、トンネル酸化膜
には13Vが加わりFNトンネリング電流が流れる。ラ
ッチのデータが“L”であればメモリセルのドレインは
0Vとなるためトンネル酸化膜の電圧は8.1Vとなり
FNトンネリング電流は流れない。
【0053】一定期間プログラムパルスが印加されたな
らば、トランスファーゲートTFGを停止して、ビット
線BL0〜BL2とデータラッチXL0〜XL2を分離
すると同時に、ワード線WL0とソース線SL0を接地
する。
【0054】また、DSC信号を活性化してビット線B
L0〜BL2を接地すると共に、セレクトゲートSTR
0〜STR2は活性化したままでメモリセルのドレイン
ノードにチャージされた電荷をディスチャージする。メ
モリセルのドレインノードの接地が完了したならば、セ
レクトゲート制御信号SG0を停止させ、プログラムを
完了する。プログラムベリファイでは、まずデータラッ
チの電源電圧レベルをプログラムベリファイ・ドレイン
電圧であるVDDに設定する。
【0055】センスアンプ107を用いたプログラムベ
リファイは、基本的にリード動作と同じデータ出力動作
であり、センスアンプ107がビット線BL0〜BL2
に出力されたデータを読み取り、第二データ線DR0に
出力した後に、その出力結果をラッチリセット回路30
4に転送し、データラッチXL0〜XL2をリセットす
る動作が追加されている。
【0056】まず、メモリセルのワード線WL0にプロ
グラムベリファイ・ゲート電圧1.8Vを印加すると共
に、YゲートYG0でビット線BL0を選択し、センス
アンプ107でビット線BL0を1Vにプリチャージす
る。ビット線BL0は、Yゲート線に接続され、センス
アンプ107に入力されるためメモリセルのドレインに
は1Vが印加される。センスアンプ107は、ビット線
BL0に流れるメモリセル電流からプログラムが適正に
行われたか否かを判断し、第一データ線DO0と第二デ
ータ線DR0に出力する。このとき、メモリセルのワー
ド線には1.8Vが印加されているため、メモリセルの
しきい値電圧が1.8Vを下回る、すなわちセンスアン
プの判定電流よりもメモリセル電流が多く流れるとプロ
グラム状態と判定する。逆に、メモリセルのしきい値電
圧が1.8Vよりも高ければ、メモリセル電流はセンス
アンプの判定電流よりも少なくなり、消去状態と判定す
る。
【0057】次に、第二データ線DR0からラッチリセ
ット回路への転送動作について説明する。第二データ線
DR0に出力されたデータは、ラッチ選択ゲートLG0
によって選択されたラッチリセット回路MRS0に転送
され、データラッチXL0の制御を行う。
【0058】プログラムが適正に行われていれば第二デ
ータ線DR0には“H”が出力されるため、ラッチリセ
ット回路MRS0が活性化し、データラッチXL0がリ
セットされる。ラッチリセット回路MRS0は、データ
ラッチXL0よりも大きなドライブ能力を有するように
設計されているため“H”に保持されていたラッチは
“L”に書き換えられる。一方、プログラムが完了して
いなければ、第二データ線DR0には“L”が出力さ
れ、データラッチXL0のデータはそのまま保持され
る。
【0059】図6のタイミングチャートにも示すよう
に、YゲートYG0のタイミングで行われる読出し動作
と、ラッチ選択ゲートLG0のタイミングで行われるデ
ータ転送動作は2段階に分離される。仮に、YゲートY
G0とラッチ選択ゲートLG0が同時に活性化されたと
すると、第二データ線DR0の出力データが不定の状態
で、ビット線BL0から読み出されたデータがラッチリ
セット回路MRS0に転送される可能性がある。そこ
で、YゲートYG0の選択が完了し、センスアンプの出
力データを確定した後に、ラッチ選択ゲートLG0を活
性化し、プログラムベリファイを行う。
【0060】1つのセンスアンプ107に対して複数の
データラッチ303が存在するため、ビット線をBL1
からBL2へと、データラッチをXL1からXL2へと
順に切り換えて引き続きプログラムベリファイを実施す
る。プログラムベリファイにおいて全てのラッチがリセ
ットされたならば、プログラムは完了する。リセットさ
れないラッチが存在すれば、再度プログラムとプログラ
ムベリファイを、ラッチがリセットされるまで継続す
る。
【0061】なお、プログラムベリファイ期間中のデー
タラッチの電源電圧はVDDとしたが、ラッチのデータ
が保持できる電圧以上であれば良い。また、プログラム
セルをデータ“1”に、消去セルをデータ“0”とした
が、プログラムセルを“0”に消去セルを“1”として
も良い。
【0062】以上のように本実施の形態1によれば、プ
ログラムデータを一時的に保持するデータラッチと、前
記データラッチとビット線を電気的に分離するトランス
ファーゲートと、センスアンプの出力によってラッチの
データを反転させるラッチリセット回路と、ラッチリセ
ット回路を選択しセンスアンプの第二データ線に接続す
るラッチ選択ゲートを設けることにより、読出し動作と
同じ条件でプログラムベリファイを行うことができ、そ
の結果良好なしきい値電圧分布を得ることができる。
【0063】図11には、本実施の形態1に係る不揮発
性記憶装置のセンスアンプを用いてプログラムベリファ
イを行った時の、メモリセル電流特性ばらつきを示す。
Vpv(latch)はラッチによるプログラムベリフ
ァイ動作のゲート電圧で、Ipv(latch)はプロ
グラムが完了したと判定した時のメモリセル電流であ
る。Vpv(sa)はセンスアンプでプログラムベリフ
ァイを行う時のゲート電圧であり、Idetect(s
a)は、センスアンプがメモリセルの消去状態とプログ
ラム状態の境界を判定するセル電流である。センスアン
プによりベリファイが行われるため、メモリセル電流は
Vpv(sa)とIdetect(sa)の交点に収束
する。しきい値電圧分布の測定はセンスアンプを用いて
測定されるため、メモリセルのVg−Id電流特性にば
らつきがあってもその影響を受けない。また、読出し時
のプログラムセルの電流ばらつき、すなわち、最大Ir
ead(max)と最小Iread(min)の格差も
従来のラッチを用いたベリファイに比べ小さくなる。
【0064】次に図5に示されているプログラム回路の
構成と動作について説明する。図5はレベルシフト回路
を有するプログラム回路を示すが、図4との相違点はデ
ータラッチXL0〜XL2の電源が外部から供給される
VDD電源で構成されていることと、データラッチXL
0〜XL2の出力をレベルシフト回路に接続しているこ
とと、レベルシフト回路の電源をVppから供給してい
ることである。
【0065】データラッチのインバータINV0の出力
はレベルシフト回路のNchトランジスタMN1のゲー
トに、インバータINV1の出力はNchトランジスタ
MN0のゲートにそれぞれ接続されている。レベルシフ
ト回路のPchトランジスタMP1のドレインとNch
トランジスタMN1のドレインは共有化され、トランス
ファーゲートに接続される。データラッチXL0は外部
より供給されるVDDから駆動されるが、レベルシフト
回路を経由することによって電圧変換され、プログラム
時には5.4Vが、プログラムベリファイ時にはVDD
が出力される。
【0066】以上のようにデータラッチXL0の出力に
レベルシフト回路を設け電圧変換を行うことによって、
Vppの電位が2Vから7Vまでの範囲で変化してもリ
ーク電流が発生しない。また、データラッチXL0はプ
ログラム回路の動作モードが変化してVpp電位が変化
してもVDDであるため安定してデータを保持すること
ができる。さらには、プログラム時にビット線を駆動す
るドライバはPchトランジスタMP1が受け持つため
ラッチの駆動能力を小さく設定することができ、プログ
ラムベリファイ時のラッチのデータ反転が容易に行え
る。回路のその他の構成と動作は、図4に示すプログラ
ム回路と同じであるため、説明を省略する。
【0067】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について、図1、図7、及び図8を参照しながら説
明する。図7は、本発明の実施の形態2による不揮発性
記憶装置のブロック図であり、図1に示された電源回路
120の一例を示すものである。
【0068】電源回路120は、読出しと書換え動作で
必要とする正の高電圧を発生する正電圧発生回路121
と、負の高電圧を発生する負電圧発生回路123と、前
記正電圧発生回路121及び前記負電圧発生回路123
で発生した正負高電圧を、Xデコーダ103と、Yデコ
ーダ104と、プログラム回路105に切換出力するた
めの電圧切換スイッチ122から構成される。正電圧発
生回路121は、チャージポンプ124と、基準電圧発
生回路125と、レギュレータ126から構成され、前
記チャージポンプ124で発生した電圧を前記レギュレ
ータ126により、前記基準電圧発生回路125の整数
倍の電圧に安定化するものである。
【0069】前記レギュレータでは、出力電圧Vout
とグランドとの間を5つの直列抵抗で抵抗分圧してい
る。抵抗分圧されたそれぞれのノード(Vin、N2、
N3、N4)と出力部Voutの間は、Pchトランジ
スタで接続され、コントロール信号(CNT1、CNT
2、CNT3、CNT4)により抵抗分圧ノード(Vi
n、N2、N3、N4)とVoutが電気的に接続さ
れ、出力部Voutとグランド間の抵抗値が変化する。
【0070】例えば、CNT1が“L”の時、出力部V
outはVinと接続され、出力部の抵抗値はR1とな
りVout=Vinの関係が成立する。また、コントロ
ール信号CNT2が“L”であれば出力部VoutはN
2と接続され、出力部Voutの抵抗値は(R1+R
2)となり出力電圧Vout=2×Vinの関係が成立
する。
【0071】前記基準電圧発生回路125で発生された
基準電圧Vrefと、出力部Voutを抵抗分圧した入
力電圧Vinは、差動増幅器によって比較される。仮
に、入力電圧Vinが基準電圧Vrefよりも高ければ
PchトランジスタM1はカットオフし、出力部Vou
tの電位は下がる。逆に、入力電圧Vinが基準電圧V
refよりも低ければPchトランジスタM1はオン
し、出力部Voutの電位は上昇する。このように、出
力部Voutの電位が変化しても、その抵抗分圧で求め
られた入力電圧Vinは出力電圧Voutに追従して変
化し差動増幅器にて基準電圧Vrefと比較されるた
め、出力部Voutは一定電圧を保持できる。
【0072】以上のように、前記基準電圧発生回路12
5にて発生した基準電圧Vrefは、前記レギュレータ
によって、その出力電圧VoutがVrefの整数倍に
安定化される。
【0073】図8は、メモリセルのしきい値電圧分布を
4段階に制御することによって、1ビットのメモリセル
に2ビット分のデータを保持することのできる多値メモ
リのしきい値電圧分布の例である。
【0074】最もしきい値電圧の低いプログラム状態か
ら、最もしきい値電圧の高い状態までをそれぞれ、“1
1”、“10”、“01”、“00”とする。上記実施
の形態1でも示したように、プログラムベリファイ動作
のワード線電圧は、プログラムセルのしきい値電圧分布
と密接に関係している。消去状態からプログラムを行う
と徐々に、メモリセル電流が増加していき、センスアン
プがプログラム状態と判定する判定レベルを超える。そ
の時のしきい値電圧をプログラムベリファイ完了の電圧
とするために、プログラムベリファイのワード線電圧
に、しきい値電圧分布の右側の裾野が一致する。
【0075】上記レギュレータ126は、基準電圧Vr
efの整数倍の電圧を出力することができるため、プロ
グラムベリファイのワード線電圧に用いると、図8に示
すようなしきい値電圧制御が可能である。図8に示す前
記基準電圧発生回路125の基準電圧Vrefは約0.
9Vであるため、0.9V、1.8V、2.7Vにしき
い値電圧分布を収束させることができる。例えば、0.
9Vに収束させる時には、前記レギュレータ126の制
御信号CNT1を“L”とするとVoutに0.9Vが
出力され、プログラムベリファイが0.9Vで行われ
る。プログラム後のメモリセルに対してワード線電圧を
0.9Vに制御してベリファイを行うと、図8に示す
“11”の状態にしきい値電圧が収束することになる。
Vrefの2倍である1.8Vにしきい値電圧を収束さ
せる場合も同様で、前記レギュレータの制御信号CNT
2を“L”とし、ワード線電圧を1.8Vでベリファイ
を実行すると、図8のしきい値電圧分布に示す“10”
にしきい値電圧が収束する。以下同様に、前記レギュレ
ータの制御信号CNT1、CNT2、CNT3、CNT
4によってしきい値電圧分布の制御が可能となる。
【0076】ここで、一般的なXデコーダ103のドラ
イバーはインバータで形成されているため、ワード線電
圧をトランジスタのしきい値電圧近傍まで下げれば、安
定動作が得られない。ワード線電圧を0.9Vでベリフ
ァイするとき、ワード線ドライバーのドレイン・ソース
間電圧Vdsは0.9Vとなっている。もし閾値電圧が
高くなると、動作はしなくなる。
【0077】そこで、負電圧発生回路123で−2V程
度の負電圧を発生し、電圧切換スイッチ122を経由し
て、Xデコーダ103のNMOSのソースと基板に供給
すると、ドライバーのドレイン・ソース間電圧Vds
は、約2.9Vとなりトランジスタのしきい値電圧がば
らついても安定して動作することが可能である。なお、
レギュレータの出力電圧発生回路の抵抗分圧は抵抗素子
を用いたが、トランジスタなど抵抗として機能する素子
であれば何を用いても良い。
【0078】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3による不揮発性記憶装置について、図4と図7を参
照しながら説明する。一般的に、チャンネルホットエレ
クトロン方式を採用したメモリセルのプログラム時間は
数10μs程度であるのに対して、Fowler−No
rdheim方式を採用したメモリセルのプログラム時
間は数ms程度で、約2桁遅いという欠点がある。
【0079】一方、上記実施の形態に示すように、ワー
ド線に接続するメモリセル数を1Kbit以上とし、同
一ワード線のメモリセルに対して同時にプログラムとプ
ログラムベリファイを実施する並列処理を行うことによ
り、Fowler−Nordheim方式を採用した場
合のプログラム速度の遅さを並列処理によって改善する
ことができる。
【0080】ただし、プログラムとプログラムベリファ
イでは、電源回路120で発生した高電圧を、プログラ
ム回路105中のトランスファーゲートMPT0、MN
T0を活性化してビット線BL0に伝達するため、前記
トランスファーゲートが活性化した瞬間に、電源回路1
20の出力電圧が一時的に降下する。前記プログラム回
路105では、プログラムベリファイ時のデータラッチ
XL0〜XL2の電源をVDDとしているが、供給電圧
が降下するとそれまで保持していたデータを消失してし
まう可能性がある。
【0081】そこで、本実施の形態3による不揮発性記
憶装置では、電源回路120の、プログラム回路105
への出力Vppをカソードとし、電源VDDをアノード
とするダイオードを設けている。これにより、一時的に
電圧が降下したときに電荷を瞬間的に供給することが可
能となる。前記ダイオードからの電荷の供給は、VDD
−Vbeまででそれ以降の電荷供給は、電源回路120
から行われるため、出力電圧の精度には影響がない。
【0082】なお、電源回路120出力に設けた素子
は、ダイオードとしたが、MOSトランジスタやバイポ
ーラトランジスタをダイオードとして機能させても良
い。
【0083】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に係る不
揮発性記憶装置によれば、マトリックス状に配置された
メモリセルに対する書込、読み出し、及び消去動作を行
う手段と、前記メモリセルのプログラム状態を確認する
プログラムベリファイ手段と、前記各動作のタイミング
を設定するタイミング発生手段とを有する不揮発性記憶
装置において、前記メモリセルへの書込、読み出し、消
去などの各動作に必要な正電圧及び負電圧をそれぞれ発
生する正電圧回路及び負電圧回路と、前記正電圧回路、
及び負電圧回路の出力電圧を制御する制御回路と、前記
メモリセルのビット線に対して設けられ、プログラムデ
ータまたはプログラム状態を確認した結果を一時的に保
持するデータラッチと、前記データラッチと前記ビット
線とを電気的に分離し、もしくは、接続するトランスフ
ァーゲートと、前記メモリセルのワード線を選択するX
デコードと、前記ビット線を選択してYゲート線に接続
するYゲートと、前記Yゲート線に接続されたセンスア
ンプとを備え、前記プログラムベリファイ手段は、前記
選択されたワード線にプログラムベリファイ・ゲート電
圧を印加するプログラムベリファイゲート電圧印加手段
と、前記メモリセルのビット線のうち選択されたビット
線だけを、前記センスアンプによって、プリチャージす
るビット線プリチャージ手段と、前記選択されたビット
線にある前記メモリセルの出力を前記センスアンプによ
って読み出す読み出し手段と、前記センスアンプの出力
データによって前記データラッチを選択的にリセットす
るラッチリセット手段とを含むようにしたため、プログ
ラムベリファイ動作は読出し動作と同じ、センスアンプ
で行い、プログラムの完了したメモリセルのデータラッ
チをビット毎にリセットすることにより、良好なしきい
値電圧分布を得ることができる。
【0084】また、本発明の請求項2に係る不揮発性記
憶装置によれば、請求項1に記載の不揮発性記憶装置に
おいて、前記データラッチの出力レベルをプログラム・
ドレイン電圧及びプログラムベリファイ・ドレイン電圧
に電圧変換するレベルシフト回路を備えるようにしたた
め、プログラムデータを保持するデータラッチの電源が
VDDで構成され、プログラム・ドレイン電圧とプログ
ラムベリファイ・ドレイン電圧への電圧変換がレベルシ
フトを用いるため、データラッチはVpp電圧変動の影
響を受けなくなり、データの保持特性が良好になる。
【0085】本発明の請求項3に係る不揮発性記憶装置
によれば、請求項1または請求項2に記載の不揮発性記
憶装置において、前記正電圧発生回路は、プログラムベ
リファイ動作の基準となる基準電圧を発生する基準電圧
発生回路と、前記基準電圧を入力とし、その整数倍の電
圧を出力するレギュレータとを備え、前記プログラムベ
リファイ手段は、前記レギュレータの出力電圧を選択さ
れた前記メモリセルのワード線にプログラムベリファイ
・ゲート電圧として印加し、前記メモリセルの閾値電圧
を制御するプログラムベリファイ・ゲート電圧制御手段
を含むようにしたので、基準電圧の整数倍のワード線電
圧を得ることができる。その結果、メモリセルのしきい
値電圧分布を基準電圧の整数倍の位置に収束させること
が可能となり、多値メモリが構成できる。
【0086】本発明の請求項4に係る不揮発性記憶装置
によれば、請求項1から請求項3のいずれかに記載の不
揮発性記憶装置において、前記負電圧発生回路の出力電
圧を、前記メモリセルのワード線の選択を行う前記Xデ
コーダの電源端子に入力させるようにしたため、ワード
線ドライバーの電圧振幅が広くなり、安定したプログラ
ムベリファイ動作が得られることと、低いしきい値電圧
分布の制御が可能となることという効果がある。
【0087】また、本発明の請求項5に係る不揮発性記
憶装置によれば、請求項1から請求項4のいずれかに記
載の不揮発性記憶装置において、前記プログラムベリフ
ァイ手段は、非選択された前記メモリセルのワード線に
負のプログラムベリファイ・ゲート電圧を印加する負プ
ログラムベリファイ・ゲート電圧印加手段を含むように
したので、選択メモリセルのワード線電圧を低く設定す
ることができ、その結果プログラムセルのしきい値電圧
分布を低く収束させることができる。
【0088】本発明の請求項6に係る不揮発性記憶装置
によれば、請求項1から請求項5のいずれかに記載の不
揮発性記憶装置において、前記タイミング発生手段は、
前記メモリセルの読出し動作の基準となるパルス信号を
入力する基準パルス入力手段と、前記基準パルス信号に
同期してワード線を活性化するパルスを発生させるワー
ド線活性化タイミング発生手段と、前記基準パルス信号
に同期してビット線を活性化するパルスを発生させるビ
ット線活性化タイミング発生手段と、前記基準パルス信
号に同期して読出し動作を行うパルスを発生させるセン
スアンプ活性化タイミング発生手段と、前記基準パルス
信号の終了時間からデータラッチをリセットするための
パルスを発生させるラッチリセットタイミング発生手段
とを含むようにしたため、プログラムベリファイにおい
てセンスアンプの読出しタイミングと、センスアンプ出
力をラッチリセット回路に転送するタイミングを分離す
ることによりセンスアンプの出力データが確定した状態
で転送ができ、その結果プログラムデータを保持したラ
ッチのリセットが安定して行える効果がある。
【0089】また、本発明の請求項7に係る不揮発性記
憶装置によれば、マトリックス状に配置されたメモリセ
ルに対する書込、読み出し、及び消去動作を行う手段
と、前記メモリセルのプログラム状態を確認するプログ
ラムベリファイ手段を有する不揮発性記憶装置におい
て、前記メモリセルのビット線に対して設けられ、プロ
グラムデータ等を一時的に保持するデータラッチを含む
プログラム回路と、前記プログラム回路に電源を供給す
るための電源回路と、前記電源回路の出力端子である電
源ノードをカソードとし、電源VDDをアノードとする
ダイオードとして機能する素子とを備えるようにしたの
で、電源回路の出力ノードに電荷を供給するダイオード
を挿入することにより、プログラム回路は一括動作し
て、プログラム回路の電源電圧がドロップした時におい
てもダイオードからの電荷供給が行われ、速度の速い、
安定したプログラム動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における不揮発性記憶装
置のブロック図である。
【図2】本発明における不揮発性記憶装置についての動
作説明のためのメモリセルの断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1における不揮発性記憶装
置のメモリセルのしきい値電圧分布図である。
【図4】本発明の実施の形態1における不揮発性記憶装
置のセンスアンプ、Yゲート、プログラム回路の1例の
回路図である。
【図5】本発明の実施の形態1における不揮発性記憶装
置のレベルシフト回路を持つプログラム回路の回路図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態1における不揮発性記憶装
置の動作タイミングチャートである。
【図7】本発明の実施の形態2における基準電圧発生回
路とレギュレータを持つ不揮発性記憶装置のブロック図
である。
【図8】本発明の実施の形態2におけるメモリセルの多
値のしきい値電圧分布図である。
【図9】従来のプログラムベリファイ回路の回路図であ
る。
【図10】従来のプログラムベリファイ方式を用いたと
きのメモリセル電流特性図である。
【図11】本発明の実施の形態1におけるメモリセル電
流特性図である。
【図12】従来のプログラムベリファイ回路を含む不揮
発性記憶装置のブロック図である。
【符号の説明】
100 制御回路 101 メモリセルアレイ 102 アドレスラッチ 103 Xデコーダ 104 Yデコーダ 105 プログラム回路 106 Yゲート 107 センスアンプ 108 データ入出力バッファ 120 電源回路 121 正電圧発生回路 122 電圧切換スイッチ 123 負電圧発生回路 124 チャージポンプ 125 基準電圧発生回路 126 レギュレータ 201 コントロールゲート 202 フローティングゲート 203 トンネル酸化膜 204 ソース 205 ドレイン 206 基板 301 ディスチャージトランジスタ 302 トランスファーゲート 303 データラッチ 304 ラッチリセット回路 305 ラッチ選択ゲート 306 レベルシフト 900 ベリファイ電圧発生回路 902 アドレスバッファ 904 メモリセルアレイ 906 Xデコーダ 908 Yデコーダ 910 高電圧発生回路 912 負電圧発生回路 914 セレクトゲートデコーダ 916 ソースデコーダ 918 ソースデコーダ 920 ウェル電位駆動回路 922 書込み・消去回路 924 データ入出力バッファ 926 データドライバ 928 センスアンプ 930 書込み回路カラムラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 17/00 634B 634G 634F (72)発明者 木村 智生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 河合 賢 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渕上 郁雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B025 AA03 AB01 AC01 AD02 AD03 AD04 AD06 AD09 AD10 AD11 AD15 AE08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス状に配置されたメモリセル
    に対する書込、読み出し、及び消去動作を行う手段と、
    前記メモリセルのプログラム状態を確認するプログラム
    ベリファイ手段と、前記各動作のタイミングを設定する
    タイミング発生手段とを有する不揮発性記憶装置におい
    て、 前記メモリセルへの書込、読み出し、消去などの各動作
    に必要な正電圧及び負電圧をそれぞれ発生する正電圧回
    路及び負電圧回路と、 前記正電圧回路、及び負電圧回路の出力電圧を制御する
    制御回路と、 前記メモリセルのビット線に対して設けられ、プログラ
    ムデータまたはプログラム状態を確認した結果を一時的
    に保持するデータラッチと、 前記データラッチと前記ビット線とを電気的に分離し、
    もしくは、接続するトランスファーゲートと、 前記メモリセルのワード線を選択するXデコードと、 前記ビット線を選択してYゲート線に接続するYゲート
    と、 前記Yゲート線に接続されたセンスアンプとを備え、 前記プログラムベリファイ手段は、 前記選択されたワード線にプログラムベリファイ・ゲー
    ト電圧を印加するプログラムベリファイゲート電圧印加
    手段と、 前記メモリセルのビット線のうち選択されたビット線だ
    けを、前記センスアンプによって、プリチャージするビ
    ット線プリチャージ手段と、 前記選択されたビット線にある前記メモリセルの出力を
    前記センスアンプによって読み出す読み出し手段と、 前記センスアンプの出力データによって前記データラッ
    チを選択的にリセットするラッチリセット手段とを含
    む、 ことを特徴とする不揮発性記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の不揮発性記憶装置にお
    いて、 前記データラッチの出力レベルをプログラム・ドレイン
    電圧及びプログラムベリファイ・ドレイン電圧に電圧変
    換するレベルシフト回路を備えた、 ことを特徴とする不揮発性記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の不揮発
    性記憶装置において、 前記正電圧発生回路は、 プログラムベリファイ動作の基準となる基準電圧を発生
    する基準電圧発生回路と、前記基準電圧を入力とし、そ
    の整数倍の電圧を出力するレギュレータとを備え、 前記プログラムベリファイ手段は、 前記レギュレータの出力電圧を選択された前記メモリセ
    ルのワード線にプログラムベリファイ・ゲート電圧とし
    て印加し、前記メモリセルの閾値電圧を制御するプログ
    ラムベリファイ・ゲート電圧制御手段を含む、 ことを特徴とする不揮発性記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の不揮発性記憶装置において、 前記負電圧発生回路の出力電圧を、前記メモリセルのワ
    ード線の選択を行う前記Xデコーダの電源端子に入力さ
    せる、 ことを特徴とする不揮発性記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の不揮発性記憶装置において、 前記プログラムベリファイ手段は、 非選択された前記メモリセルのワード線に負のプログラ
    ムベリファイ・ゲート電圧を印加する負プログラムベリ
    ファイ・ゲート電圧印加手段を含む、 ことを特徴とする不揮発性記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の不揮発性記憶装置において、 前記タイミング発生手段は、 前記メモリセルの読出し動作の基準となるパルス信号を
    入力する基準パルス入力手段と、 前記基準パルス信号に同期してワード線を活性化するパ
    ルスを発生させるワード線活性化タイミング発生手段
    と、 前記基準パルス信号に同期してビット線を活性化するパ
    ルスを発生させるビット線活性化タイミング発生手段
    と、 前記基準パルス信号に同期して読出し動作を行うパルス
    を発生させるセンスアンプ活性化タイミング発生手段
    と、 前記基準パルス信号の終了時間からデータラッチをリセ
    ットするためのパルスを発生させるラッチリセットタイ
    ミング発生手段とを含む、 ことを特徴とする不揮発性記憶装置。
  7. 【請求項7】 マトリックス状に配置されたメモリセル
    に対する書込、読み出し、及び消去動作を行う手段と、
    前記メモリセルのプログラム状態を確認するプログラム
    ベリファイ手段を有する不揮発性記憶装置において、 前記メモリセルのビット線に対して設けられ、プログラ
    ムデータ等を一時的に保持するデータラッチを含むプロ
    グラム回路と、 前記プログラム回路に電源を供給するための電源回路
    と、 前記電源回路の出力端子である電源ノードをカソードと
    し、電源VDDをアノードとするダイオードとして機能
    する素子とを備えた、 ことを特徴とする不揮発性記憶装置。
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