JP4394327B2 - 自動閉止スライド及び自動閉止スライド用機構 - Google Patents

自動閉止スライド及び自動閉止スライド用機構 Download PDF

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Description

【0001】
本発明の背景
本発明は、自動閉止スライド、及び自動閉止スライド用自動閉止機構を意図している。
【0002】
引出しは一般的にスライドを使ってキャビネットに組み合わせられる。これらのスライドは、一般的に二部材のスライド若しくは三部材のスライドである。二部材スライドは、外側部材と内側部材とを具備している。内側部材が、外側部材に滑動可能に取り付けられていて、外側部材に対して入れ子式に格納されることが可能である。三部材スライドは、三部材、即ち外側部材、中間部材、及び内側部材を具備している。中間部材は、滑動可能に外側部材に取り付けられており、内側部材は、滑動可能に中間部材に取り付けられている。中間部材と内側部材の両方とも外側部材に対して入れ子式に格納されている。更に内側部材は、中間部材に対して入れ子式に格納することができる。一般的に、スライドの外側部材がキャビネットに取り付けられ、そしてそれらの内側部材が引出しの両側に取り付けられる。
【0003】
多くの引出しについての問題は、それらが閉じられた後に、それらが開く傾向をもっていることである。引出しについての別の問題は、それらが閉じるために押されたとき、それらが十分な力で押されないために、あるいはその代わりに、引出しをキャビネットに対して急激に閉じて再び開かせてしまうような過剰な力で、引出しが押されるために、引出しが時々完全に閉まらないということである。
【0004】
これらの問題を解決するために、いくつかのスライドが、スライドの外側部材に取り付けられた引張ばねを使用する自動閉止機構を含んでいる。内側部材を外側部材の方に引っ張りそしてスライドを閉じるために、ばねが、スライドの内側部材に溶接か他の方法で固定されたタブ又はピンに取り付けられている。これらの機構についての問題は、ばねが、内側部材に固定されたタブ若しくはピンと係合されるまで、伸ばされた若しくは引っ張られた状態にあるということである。従って、もしばねが引き伸ばされているときに破損すると――それは引張りばねについての普通の故障モードであるが――、ばねは、機構から飛び出す傾向をもっていて危険な状態を作り出す。更に、タブは、使用と共に疲労のために、内側部材から折れる傾向があり、自動閉止機構の初期故障を引き起こす。
【0005】
従って、スライドが完全に閉じられたときにスライドを閉止位置に保持する機構と、スライドがその後方への行程の終了部に近づいたときにスライドの自動閉止を助ける機構であって、現在入手できるスライド自動閉止機構で生じている初期故障と危険状態とを免れる機構とが、スライドの使用に関して望まれている。
【0006】
本発明の概要
少なくとも第一スライド部材と第二スライド部材とを備える少なくとも二部材スライドの前記スライド部材に取り付けられた機構が提供される。機構は、アクチュエータを案内するスロットをもっているハウジングを具備している。アクチュエータは、ばねにより生み出される力に応じて移動可能であるようにハウジングに取り付けられている。アクチュエータは、スロットに沿って第一位置と第二位置との間を滑動することができる。アクチュエータは、ばねにエネルギを蓄積して第一位置に係合されて残ることができる。第一スライド部材が閉止位置に近づいたとき、第一スライド部材はアクチュエータにより係合される。第一スライド部材は、閉止位置の方へ引き続き移動するので、それはアクチュエータを第一位置から離脱させ、それによりエネルギを蓄積したばねが、アクチュエータ、及び係合された第スライド部材をスロットに沿ってスライドが閉じられる第二位置に滑動させる。
【0007】
スライド部材が、第スライド部材に対して引き伸ばされたとき、それは、アクチュエータを第二位置から第一位置の方へ移動させる。第一位置におけるとき、ばねはエネルギを蓄積され、そしてアクチュエータは第一位置で係合され、一方第スライド部材はアクチュエータから離脱する。
【0008】
本発明の詳細な説明
スライドのスライド部材の最後端若しくはその近傍に取り付けられる自動閉止機構が提供される。従って、そのような機構を含んでいるスライドは、自動閉止スライドになる。便宜上本明細書では、その機構は、三部材スライドに関連して説明される。しかし、その機構は、二部材スライド、若しくは多数のスライド部材を使用している他のスライドに組み込むことができる。
【0009】
一般的な三部材スライド10は、中間部材14に滑動可能に取り付けられた内側部材12を具備しており、前記中間部材14は、外側部材16に滑動可能に取り付けられている(図1)。外側部材は、断面が溝形で、即ちチャネル18を形成しており、ウェブ20と、ウェブの対向する端部から好ましくは垂直に延びる二つの脚22とを持っている。リップ24は、その二つのリップが互いに向き合うように、各レッグから好ましくは垂直に延びている。ベアリング軌道26が、各々のリップ、その対応する脚、及びウェブにより形成されている。中間スライド部材14も断面が概ね溝形で、外側部材16の中に滑動可能に取り付けられている。
【0010】
断面で、中間部材もまた、ウェブ28、及びこのウェブの対向する端部から延びている二つの脚30を具備している。各々の脚は、各々の脚が内側軌道32と外側軌道34とを形成できるように、二重曲面をもっている。中間部材は、外側部材の中に、それらの“溝”が同じ方向を向くように、滑動可能に取り付けられている。ボールベアリング36が、外側部材の内側ベアリング軌道26と、中間部材の外側ベアリング軌道34との間に挟まれている。一般的にボールベアリングは、外側ボールベアリング保持器37に取り付けられている。
【0011】
内側部材もまた断面が溝形であって、二つの脚40を有するウェブ38を具備しており、前記二つの脚40は、ウェブの対向する端部から延びている。凹面が、各々の脚の外面に形作られて、外側ベアリング軌道42を形成している。内側部材は、中間部材に滑動可能に取り付けられており、内側部材の溝は中間部材の溝と向き合っている。言い換えると、内側部材の脚は、内側部材のウェブ38から中間部材のウェブ28の方へ延びている。ボールベアリング44が、内側部材の外側ベアリング軌道42と中間部材の内側ベアリング軌道32との間に挟まれている。一般的に、ボールベアリングは、内側ボールベアリング保持器45に取り付けられている。一般的に、各々のスライド部材は、単一の部材で形作られている。
【0012】
本発明の実施例の典型的実施例である自動閉止機構46が、対向する側壁50、後壁52、及び上壁54を有する細長いハウジングもしくは本体48を具備している(図2A及び3)。ハウジングは、前壁55も持つことがある。上壁の幅56、即ち側壁の間隔は、内側スライド部材のウェブ38の幅58より小さい。この点で、内側部材はハウジングの上を滑動することができる。ハウジングは、基部もしくは底壁(図示されない)も持っていることがある。用語の“上方の”、“下方の”、“上部”、“底部”、“基部”、“上方へ”、“下方へ”、“前方へ”、“後ろの”、“前の”、及び“後部の”は、相対語として使用され、そのような用語によって表現される部材の絶対的位置を示すことを意味してはいない。
【0013】
二つの、しかし好ましくは四つの脚60a、60b、60c、60dが、ハウジング側面50の基部から横に延びている。好ましい実施例では、ハウジングの両方の側面の基部の近傍から二つの脚が延びている。各々の脚は、ハウジングの側壁50から側方へ延びる第一部分62を具備している。各々の脚は、第一部分から延びる第二部分64も具備していて、前記第二部分64は、その自由端66が第一部分より高くなるように、第一部分に対してある角度で傾いている。第二部分は、第一部分に対して直角に計ったときの高さ68を有しており、その高さ68は、外側部材の内側ベアリング軌道の内側高さ70よりわずかに低いことが好ましい(図1及び2B)。ハウジングと脚とが、一体に形作られ、またプラスチックから作られることが好ましい。この点で、脚は、ハウジングが外側スライド部材の所定の場所に“スナップイン式”で取り付けられることが可能になるように、可撓性がある。
【0014】
脚をもったハウジングは、図3に示されるように外側スライド溝の最後部の中に取り付けられる。特に、脚をもったハウジングは、脚の第二部分の自由端66が外側スライドのリップ部分24の内面に係合するように、外側スライドにより形成された溝に、滑って入るか“スナップイン式”で入る。従って、脚の第二部分は、内側ベアリング軌道のほとんど全ての高さ70を占めて、外側部材の内側ベアリング軌道26の中にきつくはめ込まれる。典型的実施例では、凸部72が形作られており、この凸部72は、少なくとも一つの脚の第一部分の底面から延びていて、好ましくは例えば脚60a及び60cのように、対向して延びる二つの脚の底面から、延びている(図2A及び2B)。脚がウェブ20の方へ押しやられたとき、凸部72がその相補的スロット74に入ることによりハウジングと外側スライド部材との間により確実な係合を与えるように、相補的なスロット74が、外側部材16のウェブ20を貫通して形作られている。
【0015】
ハウジングが外側スライド部材に取り付けられたとき、ハウジングは、図3に例示されるように中間スライド部材14の滑動軌道の中にある。ハウジングに占められた外側部材の全長に適合するために、中間部材の長さは、中間部材が外側部材に対して完全にたたまれた位置にあるとき、中間部材が外側部材より突出しないように、外側部材16より短いことが好適である。
【0016】
この機構が三部材スライドに組み込まれたとき、中間部材の移動を停止させるために、及び中間部材のハウジングへの衝突を静めるために、停止部材が、ハウジングの前面部分から延びることがある。停止部材は、ハウジングの前面部分に設けられた可撓性のある材料であってよい。好ましい典型的実施例では、停止部材は、ハウジング48と一体に形作られていて、ハウジングの一方の側面からハウジングのもう一方の側面の近くまで横へ延びている撓み腕76である。中間部材のウェブ28が撓み腕76に打ち当った場合、腕は、ハウジングの方へ撓んで、衝撃を緩和して静め、一方で中間部材の後方移動を停止させる。停止部材は、ハウジングの高さより低く、又ハウジング前面部の上面73には、図2Bに例示されるように、ハウジングの後方向に高さが増加するようにテーパが付けられていることが好ましい。この点で、仮に内側スライド部材が、閉止位置の方に滑動するときに、テーパの付いた上面73に接触した場合でも、内側スライド部材は引き起こされてハウジングの上に重なる。
【0017】
本書で便宜上“ガイドピン”もしくは“ピン”78とも呼ばれるガイドロッドが、図3に示されるように、ハウジングの後壁52に取り付けられ、そしてハウジングの中で延びている。図3に示されそして本書で説明されている典型的実施例におけるガイドピンは、円筒状、即ち円形断面である。しかしながら、ピンが他の断面形であってもよい。
【0018】
ピンは、側壁50の内の片方にやや近づいて、ハウジングの後壁に取り付けられていて、後壁に対して回動することができる。回動は、後壁52を貫通していてガイドピン78の直径より十分大きい穴を備えることにより実現され得る。ピンの端部は、後壁の穴から突出していて、穴より大きな直径をもっている後キャップ80を形作って蓋をされている。この点で、蓋をされた端部が、ハウジングに再度入ることが防がれ、またピンが穴の中で横に動くことが可能であるので、ガイドピンが後壁に対して回動することを可能にしている。他の実施例では、ガイドピンは、後壁の穴を通してハウジングから出ることが許容され、そして曲げられて、ピンの曲げられた部分が後壁52の外面79に係合してピンがハウジングの中に引き戻されることを防ぐ。
【0019】
アクチュエータ82が、ガイドピンの全長に沿って滑動できるように、ガイドピン78に滑動可能に取り付けられている(図3及び5A)。一般的に、アクチュエータは、ピンによって貫通される開口84を具備していて、その結果アクチュエータはピンに沿って滑動することができる。開口84が、第一大直径部84aと第二小直径部84bとをもつ区分された開口であることが好ましい。アクチュエータをハウジングの後壁52の方に押しやるために、ばね86がピンの上に設けられる。ばねの外径は、アクチュエータ開口の小直径部84bの直径より大きく、そしてアクチュエータ開口の大直径部84aより小さい。ばねがガイドピンの上で保持されるように、ピンは、その前端部を、前キャップ88を形作ることにより、もしくは曲げられることにより蓋をされる。ガイドピン78、ばね86、及びアクチュエータ82は全てハウジング46の中に収容され、そしてそれら全てが、ハウジングの後壁に対してピンと共に回動することができる。
【0020】
スロット90が、ハウジング上壁を貫通して形作られている。スロットは、縦中心軸96を有する主縦方向部分92を有していて、前記縦中心軸96は、ハウジングの縦中心軸98から平行にオフセットしていることが好ましい。スロットの縦方向部分が、ハウジングの後壁の近傍から前壁55の方に延びていることが好ましい。スロットの横方向部分100が、スロットの縦方向部分の前端部からハウジングの縦中心軸98を横切る方向で横に延びている。スロットの横方向部分の最も後ろのエッジが、横方向エッジ102を形作っている。
【0021】
縦スリット104が、上壁の後壁近傍に形作られていて、スロットの縦方向部分92からオフセットしている。このスリットは、スロットより短くそしてスロットとスロットの最後端部で連通している。この結果、可撓性のある歯106がスロットとスリットとの間に形成される。
【0022】
好適で典型的な実施例では、第二スリット107が、スロットの縦方向部分92のエッジに、歯106に対向し、且つスロットの縦方向部の後端部近傍に形作られる。第二スリットは、スロットの縦方向部分92の軌道の中に突出した可撓性のある戻止め111を形成している。戻止めは、スロットの縦方向部分の中に突出する突起93を持っていてもよい。
【0023】
ガイド部材108が、アクチュエータの上面から延びて、スロット90の中にはめ込まれている(図3及び5A)。一つの典型的実施例では、図3及び5Aに示されるように、ガイド部材はピン140の形である。ガイド部材とアクチュエータが、一体に形作られていることが好ましい。スロット90は、ガイド部材と、それによりアクチュエータとの行程をハウジングに沿って案内することに役立っている。アクチュエータがハウジングに沿って移動するとき、ガイドピン78は、アクチュエータの行程に適応するために後壁52に対して回動する。ピンと従ってアクチュエータが、スロットの後端部にあるとき、それらは、歯106に対して横に、その歯を曲げて、移動することができる。
【0024】
アクチュエータがスロット90に沿って前方へ移動したとき、アクチュエータは、ばね86をガイドピンの前キャップ88に接するように圧縮する。アクチュエータガイドがスロットの前端部にあるとき、ガイドピン78が後壁に対して回動されるので、アクチュエータガイドはスロットの屈曲部に従ってスロットの横方向部分100に入ってゆく。ばねがその位置のとき、ばねは、アクチュエータを後壁の方向に押しやろうとする力を与えながら圧縮される。力は、アクチュエータガイド部材を横方向スロット部によりハウジング上壁に形成された横方向エッジ102に係合させ、そしてそのことによりアクチュエータを横方向スロット部の中に“エネルギ蓄積”状態で保持する。横方向エッジ102は、アクチュエータガイド部材108を支持するために十分な長さのものである。ガイド部材が、スロットの縦方向部分の方へ横方向に移動したとき、ばね力はアクチュエータをスロットに沿ってスロットの後端部へ移動させる。
【0025】
ウェブスロット109が、内側スライド部材12のウェブ38の後端部に形作られている。ウェブスロットは、内側部材のウェブ38の後端部から縦方向に延びている短い第一部分110を有している(図3及び6A)。ウェブスロットの第一部分は、内側部材がハウジングの上に滑動したときに、アクチュエータガイド部材にまたがるように配置されている。ウェブスロットの第一部分は、ハウジング上壁の縦方向スロットから最も遠くに位置する第一縦方向エッジ112を有している。ウェブスロットは、上壁の縦方向スロットの方向に曲がり、そして傾斜したスロット第二部分114を形作っている。スロット第二部分は、スロットの第一縦方向部分の第一エッジ112に好適な90度未満の角度で傾いている第一エッジ116をもっている。湾曲エッジ118が、スロット第一部分の第一エッジとスロット第二部分の第一エッジとの間の移行部を形作っている。
【0026】
第一縦方向エッジ112に対向する、スロット第一部分110の第二エッジ120は、第一縦方向エッジから離れて、内側部材ウェブの後端まで延びている。第一ウェブスロット部の第二エッジ120は、ハウジング上壁に形作られたスロットの縦方向部分92と軸方向で並ぶ位置まで少なくとも横方向に延びている。第二エッジ120は、アクチュエータガイド部材がハウジング上壁に形作られたスロットの縦方向部分92の中にあるときに、アクチュエータガイド部材と係合するのに十分な距離で延びていることが好ましい。第二エッジ120が、ハウジング上壁スロットの縦方向部分92の全幅をカバーする距離で横に延びていることが更に好ましい。
【0027】
ウェブのスロット第二部分114の、傾斜した第一エッジ116に対向している第二エッジ122が、第一スロットの第二エッジ120に対してある角度で傾斜して、ウェブのスロット第二部分の第一エッジ116と同じ方向に延びている。スロット第一部分の第二エッジとスロット第二部分の第二エッジとの交点は、頂点124を形作って丸くされていることが好ましい。
【0028】
スライドの内側部材が、後方の閉止位置の方に引き込まれるとき、アクチュエータガイド部材がウェブスロット109の第一部分110に入る。内側部材が後方に移動し続けるとき、アクチュエータガイド部材108は、ウェブスロットの湾曲エッジ118と、次いでスロット第二部分の第一エッジ116と接触する。それが生じて内側部材が更に引き込まれたとき、アクチュエータガイド部材は、ウェブスロット第二部分の第一エッジ116によってウェブスロット第二部分114に沿って横に案内される。このことは、アクチュエータガイド部材と従ってアクチュエータとを、ハウジング上壁のスロットの横方向部分100に沿って横に、そして上壁スロットの縦方向部分92へ移動させる。それが生じたとき、ばねは“エネルギを解放”し、ばね力が、アクチュエータをガイドピンに沿って後方に移動させ、アクチュエータガイド部材をハウジング上壁に形作られたスロットの縦方向部分92に沿って後方に移動させる。アクチュエータガイド部材が、ばね力によって後方に移動させられるとき、アクチュエータガイド部材は、ウェブスロットのスロット第二部分114の第二エッジ122に係合して力を作用させ、内側部材をガイド部材と共に後方に滑動させて、スライドを自動閉止させる。
【0029】
内側スライド部材が、閉止された後に伸ばされるとき、ウェブのスロット第二部分114の第二エッジ122はアクチュエータガイド部材に力を作用させて、ガイド部材をハウジング上壁のスロットの縦方向部分92に沿って前方へ移動させ、そしてばね86をそのばね力に対抗して圧縮する。内側スライド部材が引き続き伸びて、アクチュエータガイド部材が上壁スロットの縦方向部分92の前端部に到達したとき、その縦方向の動きは停止される。その結果、アクチュエータガイド部材は、ウェブスロット109に対して後方に、そしてウェブスロット109の第二部分の第二エッジ122に沿って移動し始める。こうしてアクチュエータガイド部材は、ハウジングに対して横にそして上壁スロットの横方向部分100に沿って移動し、そこでハウジング上壁の横方向エッジ102に、付加されたばね力の結果として係合する。内側部材が更に引き伸ばされたとき、ガイド部材はウェブスロット109から抜け出て、横方向エッジ102に接して“エネルギ蓄積状態”で留まる。
【0030】
アクチュエータが最も後ろの位置にあるとき、例えば、スライドが閉止位置にあるとき、ばね86、これは典型的実施例では圧縮ばねであるが、は普通の伸張した位置にあって最小もしくはゼロの力を提供している。図3に示される典型的実施例では、戻止め111は、発生することがあるスライド及びアクチュエータのどのような縦揺れも抑える。アクチュエータを伴うスライドが、閉止位置から再伸張、即ち“縦揺れ”しようとしても、ハウジング上壁に形作られたスロット縦方向部分92の軌道の中に突出する戻止め111が、アクチュエータガイド部材と係合して再伸張行程、即ち縦揺れを終わらせる。
【0031】
アクチュエータガイド部材が、ハウジング上壁に形作られた横方向エッジ102から偶発的に外れて、ばね力によってハウジングの後端部に移動したとしても、自動閉止機構は、内側スライド部材によって再係合することができる。これは内側スライド部材を後退させることにより達成される。内側スライド部材が引っ込められたとき、内側部材のウェブスロット第一部分の第二エッジ120が、アクチュエータガイド部材108と係合する。内側部材が更に引っ込められたとき、アクチュエータガイド部材は、ガイド部材をハウジングの歯106と係合させて曲げて歯106を横に移動させる第二エッジ120に沿って横に移動させられる。歯が曲げられたとき、歯は、アクチュエータガイド部材108に対して、そのガイド部材を縦方向スロット部の方に押すのに役立たせるように、力を加える。内側スライド部材が引き続き後退するとき、アクチュエータガイド部材は、ウェブスロットの頂点124に到達してそれを通過するが、前記頂点124において、歯によって生み出された力がアクチュエータガイド部材をウェブスロット109のスロット第二部分114の中に移動させる。アクチュエータガイド部材が、一旦スロット第二部分114の中に入ったら、アクチュエータガイド部材は、内側スライド部材により係合され、そしてスライド部材の伸張が、アクチュエータガイド部材とアクチュエータとを上述したとおりの“エネルギ蓄積”位置に移動させる。
【0032】
出願人は、ウェブスロットの第二部分の第一エッジ116とウェブスロットの第一縦方向部分の第一縦方向エッジ112との間の34度の傾斜角度126(図6A)が、ガイド部材108が円筒状であるとき、機構の作動に最適であることを見出した。より浅い角度が、機構のより滑らかな作動を提供することが可能であるが、そのような角度と共に、アクチュエータガイド部材をハウジング上壁に形作られたスロットの横方向部分100の横方向エッジ102から外すのに十分な横方向距離を移動させるために、より長いスロット第二部分が必要とされる。
【0033】
出願者は、第一ウェブスロット部110の第二エッジ120が、最適な作動のために、内側部材ウェブ縦軸132に対して直角なウェブ後端部に位置する軸130から約35度の好適な角度131で延びているべきであることも見出した。加えて、出願者は、第二ウェブスロット部の第二エッジ122が、スロット第一部分の第二エッジ120に対して約95度の角度134で傾いているべきことを見出した。更に、出願者は、アクチュエータガイド部材が偶発的に内側スライド部材から外れたとしても、スロット第一部分の第二エッジとスロット第二部分の第二エッジとの間の頂点124が、アクチュエータガイド部材の滑らかな再係合を可能とするために丸みをつけられているべきであることを見出した。頂点の典型的な半径は、約2.03mm(about 0.08 in)である。更に、出願者は、ばね定数0.210N/mm(1.2 lbf/in)を有しているか、13.3N(3 lbf)の力を提供する能力を有している、ばね86が、一般的なキッチンの引出しとキャビネットとに取り付けられるスライドの自動閉止に関しての十分な力を提供することを見出した。
【0034】
好ましい実施例では、ウェブスロットに形作られた頂点124は、図6Bに例示されるように、ハウジング上壁の上面により近いより低い位置に沿ってアクチュエータガイド部材108と係合するように、段を付けられている。この点で、頂点124によりアクチュエータガイド部材に加えられる力は、剪断がより多く、モーメントがより少なく作用して、アクチュエータガイド部材とアクチュエータとを移動させることに役立っている。より小さなモーメントがアクチュエータガイド部材に加えられることにより、アクチュエータガイド部材に加えられた力のより多くがアクチュエータを移動させるために使われる。その結果、より小さな力がアクチュエータを移動させるために必要とされ、そしてアクチュエータの動きはより滑らかになる。
【0035】
図3に示される典型的実施例では、ハウジングが、全長約62.61mm(about 2.465 in)であり、縦方向スロットが、ハウジング上壁に沿って約40.6mm(about1.6 in)の全長で延びていて、内側スライド部材ウェブが、内側部材の後端部で約19.3mm(about 0.76 in)の幅を有していて、スロット第二部分が、内側スライド部材ウェブの中に、ウェブの後端部から計って約17.6mm(about 0.694 in)の距離まで延びていて、内側スライド部材ウェブスロット第一部分の第一エッジが、内側スライド部材の最も遠い脚の外面から約17.7mm(about 0.698 in)の位置に設けられていて、丸みの付いた頂点が、内側スライド部材の最も遠い脚の外面から約13.2mm(0.519in)に設けられている。
【0036】
別の典型的実施例では、アクチュエータガイド部材は、細長くされた突出部142(図7A、7B、及び7C)である。この実施例では、ハウジング上壁に形作られたスロットの横部分110の幅144は、ガイド部材の増大した全長を収容するために、スロットの縦方向部分92の幅146より広い。スロットの縦方向部分は、ガイド部材のより狭い幅を収容しさえすればよい。ガイド部材突出部の増大された全長は、内側部材のウェブスロットによる係合に対してより広い面を提供し、そのことにより、アクチュエータガイド部材をハウジング上壁に形作られた横方向スロット100の横方向エッジ102から外すのに必要な力を低減させる。ガイド部材の増大された全長は、ガイド部材がウェブスロットを移動するときの騒音を低下させる。これは、ガイド部材が、その増大された全長のため、ウェブスロットの一方の端部から、ウェブスロットの対向する端部に突き当たる前までのより短い距離を移動するという事実に起因している。図7Aに示される典型的実施例の機構に組み入れられたガイド部材の正面斜視図と背面斜視図とが図7Bと図7Cにそれぞれ示される。この典型的実施例のアクチュエータは、ガイドピン78が貫通するための、開口145をもっている後壁143を具備している。開口145は、ガイドピン78の直径より大きいが、ばね86の直径よりは小さい直径をもっている。アクチュエータは、二つの側壁147も具備しているが、前壁は具備していない。ガイドピンをアクチュエータに後壁のみを介して取り付けることによって、アクチュエータは、開口145の縦中心軸がガイドピンの縦中心軸に対してオフセットされるように、ガイドピンに対して横に回動することができるようにされる。このことは、アクチュエータが、ガイドピンに対する動きのより大きな自由度をもつことを可能として、アクチュエータの、及び、それ故機構の動きを更に容易にする。別の実施例では、図示されないが、アクチュエータが、ガイドピンのための開口を有する前壁をもっていて、後壁は持っていないことがある。
【0037】
更に典型的な実施例の機構では、図7Dに示される別の実施例のアクチュエータが使用される。この実施例のガイド部材は、細長い突出部144を具備していて、この突出部144は、可撓性があって縦方向に伸びる二つの部材148をもつことによって、より可撓性があるように作られている。突出部の全長152の一部分に及んでいて突出部の上面に平行な平面に沿ったスロット150を形作ることにより、及びそのとき第一スロット150に垂直で突出部の上面158まで延びている第二スロットを形作ることにより、これらの部材が形作られることがある。曲がることが可能なそれらの部材は、アクチュエータガイド部材が内側スライド部材のウェブスロット109に係合されたときの衝撃騒音を低減させる。別の典型的実施例では、アクチュエータガイド部材もしくは少なくともガイド部材突出部が、軟質材料、例えばゴム状材料のキャップで覆われることにより、衝撃騒音が低減されることがある。
【0038】
細長い突出部が、図8に例示されるガイド部材406(又は、図7C及び7Dに示されるガイド部材142)のようなガイド部材を形作るとき、内側部材ウェブ38の後端部から延びている第一部分414と、第一部分から延びているより広くて傾いたスロット第二部分416とをもっているウェブスロット412が、内側スライド部材のウェブに形作られる。傾斜した第二部分は、細長いガイド部材を収容するために第一部分より広い。
【0039】
別の典型的実施例では、図8に例示されるように、突起又は突出部400が戻止め111の代わりに使用されている。突起400は、スロット90の縦方向部分92のエッジ上に、歯106に対向する場所に形作られて、スロット部分92の中に突出している。相補的な凹部402が、アクチュエータガイド部材406に形作られている。アクチュエータガイド部材406が、閉止位置の方へ、即ち後方へ移動するとき、アクチュエータガイド部材406は突起によって横に押され、次に歯106を曲げる。アクチュエータガイド部材を伴うスライド部材が、閉止した後に“縦揺れ”即ち再伸張しようとしても、突起400が相補的な凹部402と係合して縦揺れを抑えるか終わらせ、即ちスライドの伸張を妨げる。その上更に別の典型的実施例では、第二突起408が、第一突起400と対向する側の歯106に形作られる。第二突起も縦方向スロット部分92の中に突出している。第二突起に相補的な第二凹部410が、第二突起を収容するためにガイド部材406に形作られる。
【0040】
更に別の典型的実施例では、ガイド部材を“エネルギ蓄積”状態に保持することに役立てるために、ランプ415が、図8に例示されるようにスロット90の横方向部分100の横方向エッジ102に形作られることがある。ランプは、バンプ413により形成され横方向エッジ102から延びていてもよい。更に別の典型的実施例では、スロット90の縦方向部分92のエッジ411が、アクチュエータガイド部材が縦方向スロット部分に沿って移動するときにきしり音が出ることを防ぐために、図8に例示されるように、わずかに湾曲して凹面を形成していてもよい。一般的にきしり音は、プラスチック部材スライドが他のプラスチック部材に接触したときに発生する。
【0041】
更に別の典型的実施例では、ガイドピン78が、ハウジングの後壁52に取り付けられる代わりに、ハウジングの前壁55に取り付けられて、前壁に対して回動することができる。
【0042】
図9Aに示される別の典型的実施例の自動閉止機構では、ハウジング若しくは本体199が、ハウジング210の両方の側壁から二つづつ延びる四つの脚200a、200b、200c、200dをもっている。この実施例では、脚が、内側スライド部材の内側ベアリング軌道にぴったりと結びつくための、外側スライド部材の内側ベアリング軌道26に相補的な外面をもっている。少なくとも二つの対向する脚が、それらの下面214から延びる突出部212を有していることが好ましい(図9B)。これらの突出部は、ハウジングを外側部材にしっかり固定するために、外側部材16のウェブ20に形作られた対応するスロット213に係合する(図11)。
【0043】
脚は、ハウジングと一体で形作られていることが好ましい。図9Dに示されるように、溝215が、各々の脚を貫いて形作られていて、内側スライド部材12の脚40を収容する。この点で、内側スライド部材がハウジングの上を滑動することができる。内側スライド部材の外側ベアリング軌道42と結びつくために、溝は、脚に面217を形成することが好ましい。この点で、溝215は、内側スライド部材をハウジングの上に案内するためのガイドとして使える。
【0044】
自動閉止機構が、図10に例示されるように、三部材スライドに組み込まれたとき、停止部材216が、機構のハウジングの前端部から延びていてもよい。停止部材は、ハウジングの前端部に取り付けられた弾力性のある部材の形、若しくは図9A及び9Bに例示されるように二つの腕218a、218bの形でもよく、各々の腕は、ハウジングの側面220からハウジングの中心の方へ延びていて、中間部材のウェブ28と接触したときに曲がることができて、衝突によるエネルギーの一部を吸収して、衝突を静まらせそして中間部材の移動を停止させる。代わりに、前述したように、ハウジングが、ハウジングの前端部から延びる単一の腕を備えて形作られることもある。
【0045】
ガイドスロット222が、図9Cに示されるように、ハウジングの二つの側壁220の各々に形作られている。各々の側壁のガイドスロットは、ハウジングの後壁224の近傍からハウジングの前端部226の近傍にかけて延びる縦方向スロットである。各々のスロットは、上エッジ228を具備している。上エッジは、ハウジングの後壁の近傍からハウジングの前壁の近傍にかけて延びている。ノッチ230が、ハウジングの前壁に近い方の上エッジに形作られている。第一下エッジ234がハウジングの後壁の近傍からノッチ230を超えた位置まで延びており、前記位置で第一下エッジ234は下方に段を付けられて第二下エッジ236になっている。換言すると、第二下エッジは第一下エッジより下にある。したがって、各々のスロットは、広幅部240の中に延びる細幅部238を有している。
【0046】
縦方向長方形スロット242が、ハウジングの上壁244に形作られている。ガイドピン246が、ハウジングの前壁250の内面248から後壁224の内面252に延びている(図9B)。ばね254がピンを囲んでいる。換言すると、ピンが、ばねを貫いている。溝256が、ハウジングの前壁250の内面248に形作られていて、前壁の底部にまで延びている。その溝が、平坦な基部258と、ばねの外径より大きな幅とを持っていることが好ましい。溝251が、後壁の内面249に形作られている。その溝は、後壁224の内面の上部から底部の方へ延びている。溝251が、後壁の中央の領域内に限られていて、後壁の上端部又は下端部に達していないことが好ましい。溝251は、ガイドピン246の直径よりわずかに大きな幅を有している。
【0047】
自動閉止装置は、アクチュエータも具備している。アクチュエータは、本体256を具備していて、本体256は、この本体の両側から延びているタブ258をもっている(図9B)。タブは、側壁の細幅部の幅よりわずかに小さな厚さを有している。穴260が、本体256を縦方向に貫いて形作られている。穴260は、断面において細長くされていて、穴高さ264より小さな穴幅262を有している。一つの典型的実施例では、穴260の幅262は、ガイドピン246の直径より僅かに大であるが、ばね254の外径より小である。図9B及び9Cに示される典型的実施例では、前記穴は、アクチュエータ本体全長に沿って、第一細幅部分266から第二広幅部分268へと段が付けられている。第一部分266は、ガイドピン246の直径より大であるが、ばねの外径より小である幅を有している。第二部分268は、ばねの外径より大である幅を有している。この実施例では、第一部分266は、本体の後端部270からアクチュエータ本体256の前端部272近くの位置271まで延びている。そこから第二部分268がアクチュエータ本体の前端部272まで延びている。その結果、環状の肩273が、二つの部分の間に形成される。
【0048】
前リップ278と後リップ280とに隣接するチャネル276が、アクチュエータ本体256の上面を横方向に横切って形作られている。前リップの前面282は、チャネルの方にテーパを付けられている。後リップの後面284が同様にチャネルの方にテーパを付けられていることが好ましい。
【0049】
自動閉止機構を組み立てるために、ばね254がガイドピン246の上に挿入され、そしてアクチュエータは、ガイドピンがアクチュエータ穴260を貫くように、ガイドピンの後端部からガイドピンに挿入される。図9A及び9Bに示される典型的実施例では、アクチュエータの前端部272における穴は、ばね254の外径より広く、ばねは、アクチュエータ本体の環状の肩273に接するまで、アクチュエータ部分に貫入する。ガイドピンの後端部が、後壁の内面に形作られている溝251の中に取り付けられ、そしてガイドピンの前端部が、前壁の内面に形作られている溝256の中に取り付けられる。アクチュエータの側面から延びているタブ258は、ハウジング側壁のガイドスロット222の中に滑動可能に取り付けられている。ハウジングは底壁をもってもよいが、図9A及び9Bに示される典型的実施例では、ハウジングは底壁をもっていない。そして自動閉止機構の全体が、図11に示されるように、脚突起212が突き出て外側スライド部材のウェブ20にある対応するスロット213を貫くように、内側スライド部材の最後端部に取り付けられる。
【0050】
ピンがハウジングの中に取り付けられるとき、ピンの後端部はピンの前端部に比較して上に上げられる。このことは、ハウジングの前壁と後壁の内面に形作られた溝256および251の相対的な位置関係により生じる。
【0051】
ガイドピン、ばね、及びアクチュエータがハウジングの中に組み込まれたとき、ばねは、アクチュエータをハウジングの後端部の方へ押しやる。アクチュエータをハウジングの前端部の方へ移動させるためには、ばね力に対抗して縦方向前方へアクチュエータを移動させるために、力をアクチュエータに加えなければならない。ピンとばねとが傾いているので、即ちピンの後端部がピンの前端部より高く配置されているので、タブが、ガイドスロット222の第一下エッジ234を越えて、第一下エッジより低い、ガイドスロットの第二下エッジ236の中に前進するとき、アクチュエータは、タブの前端290がガイドスロットの第2下エッジ236の方に下に回転し、一方タブの後端292がガイドスロット222の上エッジに形作られたノッチ230と係合するように、前進方向に回転させられる。ばねは、その位置にあるとき、圧縮された状態にあって、アクチュエータを後ろの方へ押しやろうとしている。しかしながら、各々のガイドスロットの上エッジに形作られたノッチ230が、そのような動きを中止させる。更に、アクチュエータの前リップ278が回転された位置にあるとき、アクチュエータの前リップ278と後リップ280の位置を回転前と比較すると、アクチュエータの前リップ278は、ハウジングの上壁に対して低い位置にあり、一方アクチュエータの後リップ280は、ハウジングの上壁に対して高い位置にある。
【0052】
アクチュエータは、ガイドピンにより貫かれるアクチュエータの細長い穴260のために、ガイドピン246に対して部分的に回転することができる。更に、アクチュエータのいくらかの回転が、ガイドピンの前端と後端との利用可能な相対的動きにより、可能となる。
【0053】
自動閉止機構と結び付くために、ウェブスロット286が、内側スライド部材12のウェブ38の後端部288の近傍に形作られ、そしてウェブの後端部288から、アクチュエータの上面に形作られたチャネルの幅291より狭い間隔290をあけて配置される(図10)。従って、ウェブスロットとウェブの端部との間に形作られた帯状部293が幅290をもち、この幅290は、アクチュエータの上面に形作られたチャネル276の幅より狭い。更に、ウェブスロット286は、アクチュエータの前リップ278の幅より僅かに広い幅294を有している。この点で、アクチュエータの前リップ278がスロット286に入り込むように、内側スライド部材12がチャネルの中に置かれた帯状部293をもつことにより、アクチュエータと係合することが可能である。一旦、内側スライド部材が、アクチュエータと係合すると、アクチュエータのタブ258の前端290がガイドスロット222の第一下エッジ234を通り過ぎる位置まで、内側部材の伸張が、アクチュエータの前リップの内側面298に力を加えて、アクチュエータをばね力に対抗して前へ移動させ、前記位置を通り過ぎるとアクチュエータは、回転して前リップ278をウェブスロット286から引出しそして内側スライド部材をアクチュエータから解放する。これが起きるときアクチュエータのタブ後端292は、ガイドスロット222の各々の上エッジ228に形作られたノッチ230と係合して留まる。
【0054】
内側スライド部材が、引き込まれて外側スライド部材に対して後方に移動するとき、ウェブ帯状部293がアクチュエータのチャネル276の上に配置されるように、内側スライドのウェブの後端部288が、アクチュエータの後リップ280の内面300と係合するために移動する。内側部材が引き続き後方に移動するとき、内側部材は、アクチュエータの後リップの内面300を押し、アクチュエータの前リップ278がウェブスロット286に入り込むように、アクチュエータを上方に回転させ、一方同時に各々のタブ258の後端292を下方に移動させてノッチ230から離脱させ、帯状部293をアクチュエータの前リップと後リップとの間のチャネル276にまたがらせる。それが生じるとき、ばね力がアクチュエータを後方に押しやる。ウェブ帯状部293がアクチュエータのチャネルにまたがっているので、アクチュエータはスライドを自動閉止するために後方に移動させる。タブの後端292は、ノッチ230からの容易な離脱を可能とするために丸みを付けられていることがあり、そのことにより、タブをノッチ230から離脱させるための力が小さくなる。
【0055】
仮に、アクチュエータが偶発的に内側スライド部材ウェブ38から外れたとしても、機構は、アクチュエータと内側スライド部材ウェブとの再係合を提供する。そのような場合、内側部材が、引き込まれたとき、即ち外側スライド部材に対して後方に移動したとき、内側スライド部材ウェブの端部288が、アクチュエータの前リップ278のテーパ付き前面282と係合する。前リップのテーパ付き前面282は、ウェブ帯状部293がアクチュエータのチャネルの上に置かれるまで、ウェブの後端部288を前リップ278の上で案内し、その時点でアクチュエータの前リップ278はウェブスロット286に入り込みそしてウェブ帯状部293が、前リップと後リップの間のアクチュエータチャネルの中にまたがり、それにより前リップ278が内側スライド部材と再係合する。
【0056】
別の実施例では、ランプ面287が形作られることがあり、それは、図9Aに例示されるように、側壁ガイドスロット222の第一下エッジ234から内側に延びている。これらのランプ面は、第一下エッジと同一の範囲をもっている。換言すると、ランプ面は、側壁ガイドスロット222の第一下エッジを越えて縦方向に延びない。ランプ面は、アクチュエータタブ258に支持を提供する。この実施例では、アクチュエータタブは、側壁ガイドスロットの第一下エッジまで横方向に延びている必要はない。アクチュエータタブは、それらがランプ面とハウジング上壁とに挟まれるように、ランプまで延びるだけである。アクチュエータの前端部290が前進して、ガイドスロットの第一下エッジを通り過ぎたとき、アクチュエータの前端部290は、ランプ面287を通り過ぎ、そして上に論述したように前方に回転することができる。
【0057】
図12Aに示される別の典型的実施例では、ガイドピンは除かれている。この実施例では、ハウジングは底壁310を備えている(図12B)。中央縦方向スロット312が底壁に沿って形作られている。ばね314が、中央縦方向スロットの中に取り付けられている。前記スロットは、ばねの外径より僅かに大きい幅316を有している。底壁310に平行な中間壁318が、ハウジング上壁244と底壁310との間に形作られている。中央縦方向ガイドスロット322が、中間壁に沿って形作られている。ガイドスロット322は、底壁スロット312と平行で且つ軸方向が一致している。アクチュエータ324は、アクチュエータ本体の後部近傍の底面328から延びている底タブ326を備えている(図13A、13B)。アクチュエータは、アクチュエータの対向する側面から延びている一対の横タブ258も含んでいる。
【0058】
ガイドスロット330が、ハウジングの各々の側壁220に形作られている(図12A、12C)。ノッチ230も、各々のガイドスロット330の上エッジに形作られている。ノッチの直前に、切欠き332が中間壁を横切って形作られている。
【0059】
外側スライド部材16に取り付ける前に、アクチュエータは、横タブ258が側壁ガイドスロット330の中に滑動可能に取り付けられるように、及び底タブが中間壁スロット322の中に滑動可能に取り付けられるように、ハウジングの中に取り付けられる。タブは、ハウジングの後壁の方に移動され、ばね314が、前壁226とアクチュエータ底タブ326との間の底壁スロット312の中に取り付けられる。底壁の厚さは、ばねがハウジングを越えて横に移動することを防ぐためにばねに側方の支持を提供するのに十分な厚さであるように選ばれる。ハウジングが外側スライド部材16に取り付けられたとき、外側部材ウェブ20は、底壁スロット312の中にばねを保持する。
【0060】
ばねが、外側スライド部材に取り付けられたとき、ばねは、底タブとそれ故にアクチュエータとをハウジングの後壁224の方へ押しやる。内側スライド部材がアクチュエータに係合されて外側部材に対して伸ばされるとき、アクチュエータは、それが中間壁の切欠き332に達するまで前へ滑動される。アクチュエータが切欠きに到達したとき、ばねによりアクチュエータ底タブに加えられる偏心力が、アクチュエータを前方へ回転させて横タブ258の後端292を側壁ガイドスロット330の、横タブ258の後端292に対応するノッチ230と係合させる。アクチュエータの前方への回転は、アクチュエータ本体の後部近傍から延びている底タブ326を有することにより促進される。
【0061】
アクチュエータの前方への回転が生じたとき、内側スライド部材はアクチュエータから解放され、そしてばねによってアクチュエータ底タブに加えられている力が、アクチュエータタブとそれ故にアクチュエータとを、アクチュエータが内側スライド部材により再係合されてノッチから解放されるまで、ノッチ230に係合した状態で保持する。タブの後端292は、ノッチ230からの更に容易な離脱を可能とするために丸みが付けられていてもよく、それによりノッチ230からタブを外すために必要とする力はより小さな力となる。
【0062】
ハウジングの底壁310は、アクチュエータが回転した“エネルギ蓄積”位置にあるときに、アクチュエータの横タブ258を収納する一対のアクチュエータスロット352を底壁スロット312の両側に一つづつ備えていることがある(図12B)。
【0063】
本発明のどの実施例でも、自動閉止機構ハウジングは、内側スライド部材がハウジングの上を滑動するとき、内側スライド部材に横方向の支持も提供する。更に、前述したどのハウジングも、外側スライド部材へ取り付けるための本書で説明したどの脚をも含むことがある。更に、図10に例示されるように、ハウジングの前壁226と係合して、ハウジングを外側スライド部材に更に確実に固定するために、タブ350が外側スライド部材16のウェブ20から切り出されることがある。
【0064】
前述したどの実施例でも、スライドウェブの、ハウジングの脚を取り囲んでいるウェブ部分は、上方へ切り起こされていてもよい。例えば、図14A及び14Bに示されるように、ハウジングの脚60a及び60cの直ぐ後のスライドウェブ20の部分は、引き起こされていて、即ち、切起し420d及び420bをそれぞれ形作って切り起こされている。これらの切起しは、ハウジングに更なる支持を提供し、そしてスライドとアクチュエータとが閉止するときに、ハウジングがウェブ20に沿って後方へ滑動することを防止する。なお更に別の典型的実施例では、ウェブ20が、ハウジング前壁55の直ぐ後の場所に切起し422を作るために、切り起こされている。切起し422も、スライドが閉止するときに、ハウジングがウェブ20に沿って後方に滑動することを防ぐための支持を提供する。別の典型的実施例では、脚の前のウェブ部分も切り起こされている。例えば図14A及び14Bに示されるように、切起し420a及び420cが、ハウジングの脚60c及び60aの前にそれぞれ形作られていて、又対向する切起し420b及び420dもそれぞれ形作られている。この結果、対向している切起しの各々の対、例えば420a、420b及び420c、420dの間に、ハウジングの脚を収容するための凹部が形成される。これらの凹部は、脚がハウジングに結び付くための既定位置を提供する。
【0065】
更に、図3、7A、8、及び10に例示される実施例のような、ガイドピンとアクチュエータを含んでいる前述したどの典型的実施例でも、ガイドピンを収容するアクチュエータの開口、例えば図15に示されるようなアクチュエータの壁143に形作られた開口145は、壁143の自由端445まで延ばされている。図15に示される典型的実施例では、開口は、開口の直径より小さな幅をもっているスロット440を介して、壁の自由端445まで延びている。スロット440の幅は、ガイドピンの直径よりも僅かに小でなければならない。このことは、アクチュエータが、例えばガイドピン78に“パチン”式に嵌め込まれることを可能にする。換言すると、ガイドピンはスロット440を通過して“パチン”と開口145の中に入る。スロット440は、二つの端面442と444とで形成されている。これらの端面は、外側にテーパが付けられて、テーパエッジ446、448をそれぞれ形作っており、それらと壁の自由端445との交点が、スロットの、壁の自由端445における幅を拡大している。テーパエッジ446、448は、アクチュエータがガイドピンに“パチン”と嵌め込まれるときに、ガイドピンをスロットに案内することに役立っている。
【0066】
更に、図3、7A、8、及び10に例示される実施例のような、ガイドピンを含んでいる前述したどの実施例でも、例えばばね86のようなばねが、例えばガイドピン78のようなガイドピンに装着され、そして、例えばキャップが、図16に例示されるキャップ80及び88ように両端部に形作られて、ガイドピンは両端部にキャップを付けられる。ガイドピンの一方の端部は、ばねを装着する前にキャップを付けられてよい。もし、図15に示されるアクチュエータが使われるなら、その時アクチュエータは、ガイドピンに“パチン”式で嵌め込まれることが可能である。代わりに、ピンが、キャップをつけられる前に、アクチュエータの中に取り付けられてもよい。そしてばねとアクチュエータとをもっているガイドピンが、例えばハウジング後壁のような、ハウジングの壁に“パチン”式で嵌め込まれる。ピンのハウジング後壁へのパチン式取り付けを可能とするために、図17に例示される壁52のような、開口450を有するハウジングの後壁が形作られており、前記開口450は、スロット452を経由して後壁52の下端454に延びていて、前記スロット452は、開口450の直径より小さな幅をもっている。図17に示される典型的実施例では、開口450は長円形であり、この長円形の小径はガイドピンの直径より大きい。長円形は、ピンが開口の周りで回動するのに加えて開口を横切って滑動することを可能にする。スロット452の幅は、ピンがスロットを通過して開口450に“パチン”と嵌め込まれることが可能なように、ガイドピンの直径より僅かに小さい。下端454に延びているスロット452のエッジ部分は、外側にテーパが付けられて、テーパエッジ456、458を形作っていて、スロット452の幅をガイドピンの直径より大きな寸法まで拡大している。スロット幅のこの拡大は、ガイドピンを所定の位置に“パチン”式に嵌め込むためにスロット452に案内するためのガイドを提供する。
【0067】
加えて、本発明の機構が三部材スライドと共に用いられるとき、より長い中間スライド部材が、図8に例示されるように、ウェブ28部分を切り取って、自動閉止機構の前部462を収容するための切欠き460を形作って使われることがある。このことは、より長いボールベアリング保持器の使用も可能とし、そしてスライドがより重い重量を保持することも可能にする。
【0068】
本発明のどの自動閉止機構も、スライド部材を後ブラケット(図示されない)に取り付けることができるように、図8に例示されるような切欠き464を持っている外側スライド部材16のようなスライド部材に取り付けられることがある。
【0069】
前述したどの実施例でも、ばねは、エネルギ蓄積状態のときに圧縮されていることが好ましい。この点で、エネルギ蓄積状態のときのばねの破損は、ばねを使っている自動閉止機構で発生するような、エネルギ蓄積状態のときばねが伸張されていると起こりうるような機構からのばねの飛び出しをほとんど生じさせない。本発明の自動閉止機構の他の利点は、それらがモジュラー式であり、そして例えば内側スライド部材ウェブにスロットを形作ること、及びもし中間スライド部材が使用されているのであれば、中間スライド部材を短縮することにより、スライドを僅かに修正して既存のスライドに容易に組み込むことができることである。更に本発明の機構は、スライドが機構と結び付くために、スライドに接続される外側のタブ若しくは他の部材を必要とはしていないが、そのようなタブ若しくは他の部材は、早期の疲労破壊を免れないものであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、三部材スライドの断面図である。
【図2A】 図2Aは、本発明の自動閉止機構の典型的実施例の斜視図である。
【図2B】 図2Bは、本発明の自動閉止機構の典型的実施例の側面図である。
【図3】 図3は、本発明による、自動閉止機構の典型的実施例を組み込んでいる三部材自動閉止スライドの典型的実施例の部分平面図である。
【図4】 図4は、図3に示される自動閉止スライドの部分底面図である。
【図5A】 図5Aは、図2Aに示される自動閉止機構で使用されるアクチュエータの断面図である。
【図5B】 図5Bは、図2Aに示される自動閉止機構で使用されるアクチュエータの斜視図である。
【図6A】 図6Aは、図3に示される自動閉止スライドの内側スライド部材の拡大部分平面図である。
【図6B】 図6Bは、図3に示される自動閉止スライドの内側スライド部材の拡大端面図である。
【図7A】 図7Aは、別の典型的アクチュエータ実施例を含んでいる自動閉止機構の平面図である。
【図7B】 図7Bは、図7Aで示されるアクチュエータ実施例の正面斜視図である。
【図7C】 図7Cは、図7Aで示されるアクチュエータ実施例の背面斜視図である。
【図7D】 図7Dは、別の典型的アクチュエータ実施例の斜視図である。
【図8】 図8は、本発明の別の典型的自動閉止機構実施例を含んでいる別の典型的三部材自動閉止スライド実施例の部分正面図であり、前記自動閉止機構のアクチュエータがエネルギ解放状態で示されるものである。
【図9A】 図9Aは、本発明の別の典型的自動閉止機構実施例の斜視図である。
【図9B】 図9Bは、本発明の別の典型的自動閉止機構実施例の底面図である。
【図9C】 図9Cは、本発明の別の典型的自動閉止機構実施例の側面図である。
【図9D】 図9Dは、本発明の別の典型的自動閉止機構実施例の端面図である。
【図10】 図10は、図9Aに描かれた自動閉止機構を含んでいる別の典型的三部材自動閉止スライドの部分平面図である。
【図11】 図11は、図10に示された自動閉止スライドの部分底面図である。
【図12A】 図12Aは、本発明の更に別の典型的自動閉止機構実施例の斜視図である。
【図12B】 図12Bは、本発明の更に別の典型的自動閉止機構実施例の底面図である。
【図12C】 図12Cは、本発明の更に別の典型的自動閉止機構実施例の側面図である。
【図12D】 図12Dは、本発明の更に別の典型的自動閉止機構実施例の平面図である。
【図13A】 図13Aは、図12Aに示される自動閉止機構と共に使用するための別の典型的アクチュエータ実施例の斜視図である。
【図13B】 図13Bは、図12Aに示される自動閉止機構と共に使用するための別の典型的アクチュエータ実施例の側面図である。
【図14A】 図14Aは、本発明の典型的自動閉止機構実施例を含んでいる典型的自動閉止スライド実施例の部分底面図である。
【図14B】 図14Bは、図14Aで示される自動閉止スライドの矢印14B−14Bに沿って切断された部分側面図である。
【図15】 図15は、本発明の別の典型的アクチュエータ実施例の端面図である。
【図16】 図16は、キャップ付きガイドピンを取り囲んでいるばねの平面図である。
【図17】 図17は、本発明の自動閉止機構用の典型的ハウジングの端面図である。

Claims (23)

  1. 第一スライド部材と;
    第一スライド部材に滑動可能に取り付けられた第二スライド部材と;
    第二スライド部材に取り付けられた自動閉止機構であって、ハウジングと、ハウジング内のばねと、ばねによって生み出される力に応じて移動可能なアクチュエータとを具備する自動閉止機構と;
    第一スライド部材に形作られたスロットであって第一スライド部材の縦方向軸線に交差する該第一スライド部材の端縁まで延びるスロットと;を具備する自動閉止スライドにおいて、前記アクチュエータの少なくとも一部がスロットの中に受容され、前記アクチュエータが第一スライド部材を移動させるための力を前記スロットに加える自動閉止スライド。
  2. ハウジングに取り付けられていて前記ばねとアクチュエータとを貫いているピンを、更に具備している請求項1に記載の自動閉止スライド。
  3. 自動閉止機構がハウジングに形作られた第一スロットを更に具備して、前記第一スロットが概ね縦方向の第一部分と前記第一部分から横方向に延びる第二部分とを有して、前記アクチュエータが第一スロットで案内される、請求項1に記載の自動閉止スライド。
  4. 第一スライド部材に形作られたスロットが、第一スライド部材の端縁まで延びて自動閉止機構に面する第一部分と、第一部分に対して概ね直角に自動閉止機構から離れる方向に延びる第二部分とを具備し、第一スライド部材が、自動閉止機構の上に滑動し、且つ第一スライド部材スロットの第一部分が、ハウジング第一スロットの第二部分の上に滑動し、更に第一スライド部材スロットの第二部分がハウジング第一スロットの第一部分の上に滑動する、請求項3に記載の自動閉止スライド。
  5. 第一スロットがハウジングの壁に形作られて、第二スライド部材がウェブを具備して、ばねがハウジングの壁とウェブとの間に設置される、請求項4に記載の自動閉止スライド。
  6. ハウジングに形作られた第一スロットの第二部分内にアクチュエータが在るとき、ばねが圧縮される、請求項4に記載の自動閉止スライド。
  7. 第一スロットから偏倚し且つ第一スロットと連通している、ハウジングに形作られた第二スロットを更に具備して、第一スロットのエッジと第二スロットのエッジとの間に歯を形成している、請求項4に記載の自動閉止スライド。
  8. 第一スライド部材に形作られたスロットを橋渡ししてつなぐ帯状部を更に具備する、請求項1に記載の自動閉止スライド。
  9. アクチュエータが、帯状部に解放可能に係合する、請求項8に記載の自動閉止スライド。
  10. アクチュエータが帯状部に解放可能に跨る、請求項8に記載の自動閉止スライド。
  11. 第二スライド部材が、第一端部と第二端部とを有し、また第一スライド部材が第二スライド部材の第一端部を越えて延びることができ、またハウジングが、第二スライド部材の第二端部近傍で第二スライド部材に取り付けられ、ハウジングが、少なくとも側壁と第一端部と第二端部とによって囲まれた第一壁を具備し、ハウジングの第二端部が、ハウジングの第一端部より第二スライド部材第二端部に近接し、ハウジングが、ハウジング第一壁に形作られた縦方向第一スロットを更に具備しており、またアクチュエータが第一スライド部材によって係合可能であり、前記アクチュエータが、ハウジング第一壁に形作られた第一スロットに沿って、第一位置と第二位置との間で滑動可能である、請求項1に記載の自動閉止スライド。
  12. アクチュエータが、アクチュエータの一方の端部から対向する端部まで延びるチャネルを具備し、また前記チャネルが、第一スロットを横切る方向に向けられており、また前記チャネルが、一方の側をアクチュエータ第一部分と隣接し、対向する側をアクチュエータ第二部分と隣接する、請求項11に記載の自動閉止スライド。
  13. 第一位置が、第二位置よりもハウジング第一端部に近接し、またアクチュエータが第一位置にあるときばねが圧縮される、請求項11に記載の自動閉止スライド。
  14. 自動閉止機構が、第二スライド部材に分離可能に取り付けられている、請求項1に記載の自動閉止スライド。
  15. 第二スライド部材がウェブを具備し、またばねがハウジングとウェブとの間にはさまれる、請求項1に記載の自動閉止スライド。
  16. 二つの脚部分の間にウェブ部分を具備する第一スライド部材と;
    第一スライド部材に滑動可能に取り付けられた第二スライド部材と;
    第一スライド部材のウェブ部分に形作られたスロットであると共に、第一スライド部材の縦方向軸線に交差する該第一スライド部材の端縁まで延びるスロットであって、第一スライド部材の縦方向軸線に交差する方向で延びる部分を具備するスロットと;
    前記スロットによって受容されるアクチュエータを具備する自動閉止機構であって、前記アクチュエータが前記第一スライド部材を移動させるための力を前記スロットに加える自動閉止機構と;を具備する自動閉止スライド。
  17. 第一スライド部材と;
    第一スライド部材に滑動可能に取り付けられた第二スライド部材と;
    第一スライド部材に形作られたスロットであって、第一スライド部材の縦方向軸線に交差する該第一スライド部材の端縁まで延びるスロットと;
    スロットに近接して形成された開口であって、スロットと開口との間に帯状部を形成する開口と;
    前記第二スライド部材に取り付けられたアクチュエータを含む自動閉止機構であって、前記アクチュエータが前記スロットと前記開口とに貫入する自動閉止機構と;を具備する自動閉止スライド。
  18. 第一スライド部材と;
    第一スライド部材に滑動可能に取り付けられた第二スライド部材と;
    第二スライド部材に取り付けられた自動閉止機構と;
    第一スライド部材に形作られたスロットであって、第一スライド部材の縦方向軸線に交差する該第一スライド部材の端縁まで延びるスロットと;を具備する自動閉止スライドにおいて、第一スライド部材に形作られたスロットが、第一スライド部材の端縁まで延びて自動閉止機構に面する第一部分と、第一部分に対して概ね直角に第一部分から延びる第二部分とを具備し、また第一スライド部材に形作られたスロットの第一部分のエッジと、第一スライド部材に形作られたスロットの第二部分のエッジとが頂点を形成し、また第一スライド部材が二つの脚部分の間にウェブ部分を具備し、また頂点が第一スライド部材のウェブの平面からずれた平面に沿って延びる、自動閉止スライド。
  19. ウェブ部分の一部が段付きにされて、頂点が延びるところの平面をウェブの平面からずらす、請求項18に記載の自動閉止スライド。
  20. スロットとウェブとが第一平面に沿って形作られ、また頂点が第一平面からずれた第二平面に沿って延びる、請求項18に記載の自動閉止スライド。
  21. ハウジングが、第二スライド部材から離間された第一壁を具備して第二スライド部材と第一壁との間に空間を形成し、さらにハウジングが、第一壁から第二スライド部材の方に延びる少なくとも一つの側壁を具備し、また前記空間が、第一壁と第二スライド部材と少なくとも一つの側壁とによって境界を付けられ、またばねが前記空間に設置され、また第一スライド部材が前記空間とばねとの上を滑動する、請求項1に記載の自動閉止スライド。
  22. 第一スライド部材と;
    第一スライド部材に滑動可能に取り付けられた第二スライド部材と;
    第二スライド部材に取り付けられた自動閉止機構であって、開口が形成されたハウジングと、ハウジングの開口内のばねと、ばねにより生み出される力に応じて移動可能なアクチュエータとを具備する自動閉止機構と;
    第一スライド部材に形作られた第一スロットと;
    第二スライド部材に形作られた第二スロットと;
    第一スロットと第二スロットとの間において第一スライド部材に形作られた帯状部と;を具備する自動閉止スライドであって、前記アクチュエータの少なくとも一部が、前記スロットの一つの中に受容されて帯状部と係合する、自動閉止スライド。
  23. 前記スロットの一つが第一スライド部材の縦方向軸線に交差する該第一スライド部材の端縁まで延びる、請求項22に記載の自動閉止スライド。
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