JP4391102B2 - 真偽判定体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は真偽判定体に関する。
詳しくは、基材表面に三角柱状のプリズム構造体を有するため、認証媒体に使用した場合、目視方向によって認証媒体の外観状態が変化することを特徴とする真偽判定体に関する。
このような真偽判定体は、証券、株券、商品券、ギフト券などの金券類、クレジットカード、プリペイドカード、パスポート、IDカードなどの各種カード、ビデオソフト、パソコン用ソフトなどに使用する真偽判定用シールなどの、偽造防止、真贋証明用途、等に使用される。
【0002】
【従来技術】
従来から、証券、株券、商品券、ギフト券などの金券類、クレジットカード、プリペイドカード、パスポート、IDカードなどの各種カード、ビデオソフト、パソコン用ソフトなどの認証シールなど、偽造防止・真偽判定機能の付与が求められる分野において、ホログラムは優れた意匠性、およびカラー複写機においても複製できない偽造・変造の困難性から数多く利用されてきた。
しかし、近年、ホログラムにも巧妙な偽造品が出現し、一見しただけでは真偽の判別ができない場合があり、目視で容易に判別できる真偽判定体が求められてきている。
【0003】
そこで、ホログラムを使用しない真偽判定体として光学的特性を有する媒体が考えられる。特許文献1は、光学的セキュリティ物品であるが構成が複雑であり、製造品はコスト高なものになると考えられる。
また、特許文献2は、光拡散シートの製造技術に関し真偽判定体に関わる技術ではないが、本発明の真偽判定体の製造に参照できる技術を記載している。
【0004】
【特許文献1】
特表平10−508549号公報
【特許文献2】
特開平5−169015号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明では、光学的機能を有する簡易な構成の真偽判定体を完成すべく、上記、特許文献2の光拡散シートの光学特性を利用することを着想し、本発明の完成に至ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第1は、認証媒体に使用する真偽判定体であって、プラスチックシート材料やフィルムからなる基材の一方の基材面上に略直線状であって透明な材質からなる微小な三角形柱状プリズムが並行して配列してなり、当該三角形柱状プリズムの一の面は前記基材面に接しており、空間に面する他の二面の内、前記基材面または基材面下の認証媒体を観察する一方側面は処理されていない透明な面にされており、他方側面には光反射層または光散乱層が形成されていることを特徴とする真偽判定体、にある。
【0007】
上記において、三角柱状プリズムの長さ方向に直交する断面が二等辺三角形であって、二等辺三角形の等辺でない辺が基材に面するようにされ、他の二等辺のうちのいずれか一辺が光反射層または光散乱層にされている、ようにすることができ、また、三角柱状プリズムの長さ方向に直交する断面が二等辺三角形であって、二等辺三角形の二等辺のうちのいずれか一辺が基材に面するようにされ、二等辺三角形の等辺でない辺が光反射層または光散乱層にされている、ようにすることもできる。
また、これらの場合において、二等辺三角形が直角二等辺三角形である、ようにしても良い。
【0008】
さらに、三角柱状プリズムの長さ方向に直交する断面が直角二等辺三角形であって、光反射層または光散乱層の形成されていない面が基材に対して直角な面になっていてもよく、微小三角柱状プリズムの材質が着色透明であっても良い。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第2は、前記要旨の第1の様態に加え、基材面上に略直線状であって透明な材質からなる微小な三角柱状プリズムが並行して配列してなり、当該三角柱状プリズムの一の面は基材面に接しており、空間に面する他の二面の内、少なくとも一方側の面には文字またはパターンの情報が記録されていることを特徴とする真偽判定体、にある。
この場合、文字またはパターンの情報が顔料または染料を含むインキ、または金属薄膜を選択的に付与して情報記録したもの、とすることができる。
【0010】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第3は、前記要旨の第1の様態に加え、基材面上に略直線状であって透明な材質からなる微小な三角柱状プリズムが並行して配列してなり、当該三角柱状プリズムの一の面は基材面に接しており、空間に面する他の二面の内、少なくとも一方側の面には光反射層が形成され、当該光反射層にレーザ光を照射して文字またはパターンの情報を記録したことを特徴とする真偽判定体、にある。
【0011】
上記において、三角柱状プリズムの長さ方向に直交する断面が二等辺三角形であって、二等辺三角形の二等辺のうちのいずれか一辺が基材に面するようにされていても良く、二等辺三角形が直角二等辺三角形であっても良い。
【0012】
上記いずれの真偽判定体においても、微小三角柱状プリズムの材質が着色透明である、ようにすることができ、並行して配列してなる三角柱状プリズムの間に、当該三角形の最大辺よりは短い間隔幅の平坦域を有する、ようにすることもできる。また、三角柱状プリズムの高さが、基材面から1μm〜100μmの範囲にされていること、が真偽判定体として適切な厚みとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明することとする。
図1は、本発明の真偽判定体の第1実施形態を示す外観斜視図、図2は、真偽判定体を構成する三角柱状プリズムの断面を示す図、図3は、図2の三角柱状プリズムを観察する状態を示す図、図4は、他の三角柱状プリズムを観察する状態を示す図、図5は、真偽判定体の変形実施形態を示す図、である。
図6は、本発明の真偽判定体の第2実施形態を示す外観斜視図、図7は、本発明の真偽判定体の第3実施形態を示す外観斜視図、である。
【0014】
本発明の真偽判定体1の第1実施形態は、図1のように、基材2の面上に微小三角柱状プリズム3が並行して配列した構成からなっている。
基材2は、略平面な面であって、一般的にはプラスチックシート材料やフィルム基材が使用される。基材2のプリズム面側2aには絵柄等の印刷がされていても良いが、多くの場合、基材2の下面側2bが真偽判定の対象となる認証媒体に貼着等されて使用され、認証媒体の絵柄等を観察できるようにする。
従って、図示していないが、基材2の下側2bに接して粘着剤による粘着剤層、あるいは再湿性やホットメルト型の接着剤層が形成されていても良い。
【0015】
微小三角柱状プリズム3は、透明または着色透明なプラスチック材質から構成され、その一の面は基材2面に面するようにされ、他の二面は空間に面するようにされている。ここで、「透明」とは、三角柱状プリズム3を透して基材2a面を明瞭に視認できる程度な透明性をいう。
三角柱状のプリズムは、基材面上における稜線が互いに接するようにされていても良く、図5で後述するように、稜線の間に一定の平坦域を有するように配列されていても良い。
【0016】
図2は、三角柱状プリズム3の長さ方向に直交する断面を示す図で、図1の真偽判定体の部分拡大断面に相当する。図2の場合、プリズムは断面が直角二等辺三角形であって、直角に対する面、すなわち等辺でない斜面3cが基材2に面し、他の二面3a,3bは空間に面するようにされている。
空間に面する二面の内、各プリズムの認証媒体の絵柄等を観察する一方側共通面3aには、光反射層3mまたは光散乱層3sが形成されているが、他方側面3bは透明なままの状態にされている。
三角柱状プリズム3の基材面からの高さは、1μm〜100μm程度が好ましく、5〜25μmであることがさらに好ましい。1μm以下では二面の片面を光反射面または光散乱面とする加工が困難であるとともに、回折現象が生じ効果が現われなくなり、100μm以上では認証媒体に貼着する媒体にしては厚みが厚くなり過ぎるからである。
【0017】
図3は、図2の三角柱状プリズムを観察する状態を示す図、図4は、他の三角柱状プリズムを観察する状態を示す図である。
図3の場合、直角二等辺三角形の斜辺3cが基材2に接するようにされ、直角を挟む他の二面3a,3bのうち、面3aに光反射層3mまたは光散乱層3sが形成されている。
この状態で、面3aに直交する方向(A方向)から真偽判定体1を観察すると光反射層3mの場合は反射光Lのみが観察者の目5eに視認されるため、観察者からは鏡面体として見える。面3aに光散乱層3sが形成されている場合は、散乱光のみが視認されるため、観察者からは白濁した物体として見える。
【0018】
一方、面3bは処理されていない透明な面のままにされているので、面3bに直交する方向(B方向)から観察する場合には透明体として見え、真偽判定体の基材2の面2a面の印刷物、あるいは基材2が透明であって、その下に認証媒体4が有る場合は、その認証媒体4の絵柄等を観察することができる。
【0019】
図4の場合は、直角二等辺三角形の直角を挟む二面3a,3bのうち、面3aが基材2に接するようにされ、斜面3cに光反射層3mまたは光散乱層3sが形成されている。従って、光反射層または光散乱層の形成されていない面3bが基材2に対して直角な面になっている。
この状態で、A方向から真偽判定体を観察した場合は、図3の場合と同様に、観察者には、光反射層3mの場合は鏡面体として見え、光散乱層3sが形成されている場合は、白濁した物体として見える。
【0020】
一方、基材2に直交する方向(C方向)から観察する場合は、光反射層3mの場合は、鏡面3m1 、基材2または認証媒体4の表面、鏡面3m2 で反射した光を観察者の目5eが認識して、基材2または認証媒体4の絵柄等を鮮明に観察することができる。B方向から観察する場合も光を透過するので、認証媒体4の絵柄等を観察できる。
なお、図2、図3、図4においては直角二等辺三角形を図示しているが、二等辺を挟む頂角が直角であることに限られず、60度〜120度程度の範囲で任意の角度を採用できる。また、三角形が等しい二辺を有しない場合でも同様の効果を奏しえることは容易に想像できる。
【0021】
図5は、真偽判定体の変形実施形態を示すが、この実施形態の場合、三角柱状プリズム3の稜線の間に平坦域6を有している。平坦域6の幅hは、三角柱状プリズム3の最大辺の幅よりは狭くされていることが好ましい。
平坦域6の幅hが最大辺の幅よりも狭ければ、光反射層3m方向(D方向)側から観察した場合に実質的に鏡面状態が得られ、平坦域が無い場合と同等の効果が得られるからである。
また、基材2またはその下面の認証媒体(不図示)を基材2面に直交する方向(C方向)側から観察する場合に認証媒体の絵柄等の視認も容易となる。
【0022】
このように、本発明の第1実施形態の真偽判定体では、観察者が見る方向によって鏡面状態(もしくは白濁状態)と透明状態(絵柄が見える状態)が切り替わって見えるという特徴を有する。また、このような構成の真偽判定体は以下に説明するように高度の製造技術を必要とし、容易には製造できない利点が有る。
したがって、このような真偽判定体を認証媒体に用いれば、偽造、模造を有効に防止できると考えられる。
【0023】
真偽判定体1の第2実施形態は、図6のように、微小三角柱状プリズム3の少なくとも一方側面に、文字またはパターン8の情報が記録されていることを特徴とする。真偽判定体1のその他の構成は、第1実施形態の場合と同様である。
文字またはパターン8の情報記録は、一つの各プリズム面毎に1の文字を記録することに限られず複数の面にかかるものであってよい。ただし、狭小な面積内に行うので、通常の印刷方法では困難である。
文字またはパターン8の形成法として、光反射層(金属薄膜)3mを形成する際に、文字またはパターンマスクを設けて当該部分のみに金属薄膜を設けるようにしたり、全面金属薄膜を形成してからフォトエッチングして文字等のパターンを残すようにしても良い。あるいはまた、精密ラバースタンプ法やマイクロキャピラリーを使用するインクジェット印刷法等を採用することができる。
【0024】
この実施形態で、微小三角柱状プリズム3の一方側のみに情報記録する場合は、当該記録側面から当該文字またはパターンを観察できるが、他方側面から視認した場合は、下面にある認証媒体を観察できることになる。
微小三角柱状プリズム3の両側に情報記録する場合は、一方側からの文字またはパターンと他方側とのものを異なるものとすることもできる。
【0025】
真偽判定体1の第3実施形態は、図7のように、微小三角柱状プリズム3の少なくとも一方側面に光反射層3mが形成され、当該光反射層3m面にレーザ光を照射して文字またはパターンの情報を記録したことを特徴とする。
レーザ光による記録のためには、各種のレーザマーキング装置が市販されており微細な文字(0.3mm×0.3mm程度)等の記録が可能である。
第3実施形態の場合も、第2実施形態と同様に、微小三角柱状プリズム3の一方側面または双方面に情報記録することができるが、光反射層3mにより隠蔽される面積が大きいと下側の認証媒体を視認できなくなる問題がある。したがって、一方側面にのみ記録するか、双方面に記録する場合はレーザー光により除去する光反射層の面積を大きくした方が良い。
レーザー光による文字またはパターン9による記録の効果は、第2実施形態の場合と同様である。
【0026】
第2、第3実施形態の場合は、プリズム面に記録する情報を認証媒体上に示されている情報と関連付けすることによって、さらに偽造・変造防止効果を高めることができる。例えば、認証媒体の発行ナンバー、有効期限、利用者名やその顔写真などをプリズムに記録する、等の使い方ができる。
レーザマーキング装置等を用い、上記情報を認証媒体ごとに異なる情報として記録することも可能である。
【0027】
次に、真偽判定体の製造方法について説明する。
図8は、三角柱状プリズムの製造工程フローを示す図、図9は、三角柱状プリズムの製造装置を示す図、図10は、三角柱状プリズムに光反射層を形成する工程を示す図である。
図8に示すように三角柱状プリズムの製造工程は、充填工程21、接触工程22、硬化工程23、密着工程24、剥離工程25、とから構成されている。
【0028】
図9において、10は三角柱状プリズムの凹部が形成されたロール凹版、11はそのロール凹版の凹部、12は電離放射線硬化性樹脂液をロール凹版10に塗工するための塗工装置、13は電離放射線硬化性樹脂液、2はシート基材、14は溶剤乾燥装置、15,16は硬化装置、17はロール凹版に当接してロール凹版10を押圧する押圧ロール、18は送りロール、である。
【0029】
三角柱状プリズムの一方側面を光散乱層3sとする場合には、凹部11の当該一方側面は、微細凹凸状にマット化された面とする必要がある。このようなマット化面は通常のように平滑な面状の凹部を形成した後、平滑面の一方側面をマスクしてサンドミル加工することによりマット化された面とすることができる。
なお、図9において、三角柱状プリズムを形成するための凹部11がシート基材2の流れ方向に直交するように図示さているが、シート基材2の流れ方向に平行に形成されていても良いものとする。
【0030】
三角柱状プリズム製造工程における充填工程21は、三角柱状プリズムの型が形成されたロール凹版10を回転させ、そのロール凹版10の少なくとも凹部11に電離放射線硬化性樹脂液13を充填する工程である。
接触工程22は、充填工程21で充填された電離放射線硬化性樹脂液13に対して、ロール凹版10の回転方向に同期して走行するシート基材2を接触させる工程である。
【0031】
硬化工程23は、接触工程22でシート基材2がロール凹版10に接触している間に、ロール凹版10とシート基材2間にある電離放射線硬化性樹脂液13に、硬化装置15からの電離放射線を照射して硬化させる工程である。
密着工程24は、硬化工程23で硬化する電離放射線硬化性樹脂液13とシート基材2とを密着させる工程である。なお、硬化工程23と密着工程24は、通常同時に進行する。
剥離工程25は、密着工程24で密着した電離放射線硬化性樹脂液13の半硬化物13aとシート基材2をロール凹版10から剥離する工程である。
【0032】
ロール凹版10は、円筒状の版材に所定形状の凹部11を設けたものである。このロール凹版は、版材を旋盤等で直接切削したり、電鋳法で型付けしたりすることができる。
塗工装置12は、電離放射線硬化性樹脂液13をロール凹版10に塗工するための装置であって、ノズル塗工装置を用いることが多い。ノズル塗工装置は、所定寸法のノズルがTダイ状の長方形または線状の吐出口を有し、その吐出口の長手方向がロール凹版回転方向と直交する方向に設置されていて、ロール凹版の全幅のうち所定の幅部分にのみ樹脂液を吐出するようにされている。
【0033】
溶剤乾燥装置14は、樹脂の溶剤を揮発させるための装置である。溶剤乾燥装置14としては、温風や赤外線ヒータ等を用いることができる。この溶剤乾燥装置14を設けることにより、溶剤型の樹脂を用いることができ、使用する樹脂の選択の幅を広げることができる。なお、無溶剤型の電離放射線硬化性樹脂液13を用いる場合には、溶剤乾燥装置14は不使用となる。
【0034】
硬化装置15は、電離放射線を照射して、電離放射線硬化性樹脂液13を硬化させる装置である。なお、剥離工程後に脱離した電離放射線硬化性樹脂液の半硬化物13aを完全に硬化させるために、硬化装置16を設けてもよい。
ここで、電離放射線とは、電磁波または荷電粒子線のうち、分子を重合、架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、通常、紫外線、電子線等が用いられる。硬化装置15,16として紫外線の場合には、超高圧水銀灯、ブラックライトランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ灯の光源を用いることができる。
【0035】
<三角柱状プリズムの製造>
上記装置による三角柱状プリズムの製造方法は、まず、ロール凹版10の凹部11に、電離放射線硬化性樹脂液13を塗工装置12により充填し(充填工程21)、シート基材2をロール凹版10の凹部11に充填させた電離放射線硬化性樹脂液13に接するように接触させる(接触工程22)。
電離放射線硬化性樹脂液13を凹部11に充填する方法としては、ロール凹版10の表面に予め電離放射線硬化性樹脂液13を所定量塗工しておいて、基材シート2をロール凹版10面に供給したときに、押圧ロール7の押圧により、基材シートを介して、塗工されている電離放射線硬化性樹脂液13を凹部11内に配分充填させる。
【0036】
この場合に、溶剤タイプの硬化性樹脂が使用でき、シート基材2に塗工された電離放射線硬化性樹脂液13は、流動性をある程度制御するために、その樹脂液の溶剤を希釈するために使用した溶剤などを溶剤乾燥装置14により乾燥除去し、さらに硬化装置15により溶剤を乾燥した樹脂液を半硬化させる。
【0037】
シート基材2がロール凹版10に接している間に、硬化装置15により電離放射線硬化性樹脂液13を硬化させる(硬化工程23)。硬化装置は必要により、ロール凹版の回転方向に沿って複数個設けることができる。多段による硬化により硬化物の歪みやシート基材2のカール等を低減させることができる。
また、ロール凹版10を石英、ガラス等の電離放射線の透過性がよい材質により形成して、ロール凹版10の内部側から照射することもできる。
【0038】
硬化装置15により、ロール凹版10の凹部11内にある電離放射線硬化性樹脂液13をシート基材2に密着させる(密着工程24)。このとき、硬化度合は、少なくとも樹脂の流動性を失わせ、かつ、シート基材2との密着性を生じさせる程度であればよい。
硬化装置15を通過した後、シート基材2をロール凹版10から剥離する(剥離工程25)。これにより、半硬化した電離放射線硬化性樹脂液13aがシート基材2と一体になって、凹部11から脱離され、プリズム化された表面を有する真偽判定体シートが得られる。
【0039】
<光反射層の形成>
三角柱状プリズムの一の面に対する光反射層の形成は、真空蒸着、スパッタリング法、イオンプレーティング法、などにより形成することができる。
図10は、三角柱状プリズムに光反射層を形成する工程を示し、真空蒸着による方法を示している。シート基材2に対して、45度の角度を有するプリズム面に対しては、図10のように蒸着源7の蒸着金属の飛散方向に対して、真偽判定体1を45度に傾斜して蒸着することにより、三角柱状プリズムの一方側面に対してのみ蒸着して光反射層3mを形成できる。
もっとも、蒸着面が傾斜面であっても、図4のように、光反射面を形成しない側の面3bが蒸着源に対面しない場合は、シート基材2を蒸着源に対して直交するように配置しても構わない。
光反射層の形成には、アルミニュウム、その他の後述する反射性金属材料を蒸着材料として使用することができる。
【0040】
<光散乱層の形成>
光散乱層は一般的には拡散材料を含む材料を塗工することが行われるが、微小プリズムの片側面にのみこのような材料を塗工することは困難なので、前記のようにプリズム成形時のロール凹版10の凹部11の片側面のみをマット状の加工面として、プリズム成形と同時に、光散乱層3sを形成するようにする。
【0041】
<文字またはパターンの情報記録>
微小な三角柱状体面に文字またはパターンの情報を記録するには各種の方法を採用できる。例えば、三角柱状体面に図10のように蒸着する際に、微細文字、パターン等のパターンマスクを三角柱状プリズムに近接して配置して蒸着することにより微細文字またはパターンを記録することもできる。
精密ラバースタンプ法やマイクロキャピラリーを使用するインクジェット印刷法等を採用する場合は、文字またはパターンは顔料または染料を含むインキにより印刷されることになる。
【0042】
<材質に関する実施形態>
(1)基材
基材としては、高分子フィルム、紙、金属等、特に制約はないが、透明性が求められる場合は高分子フィルムが加工適性の点から好ましい。
高分子フィルムの素材のプラスチックとしてはポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスルホン樹脂、アクリル樹脂等が使用できる。また、液晶材料を使用することもできる。
この基材の厚みは、加工のしやすさ等の観点から12〜200μm程度の範囲のものが好ましい。
【0043】
基材に透明な基材を使用した場合は、絵柄、文字などの情報が表示されている媒体と組合せし、透過時にその情報を視認することができる。基材が不透明である場合は、基材下の認証媒体の絵柄等を視認することはできないが、基材面上に絵柄、文字などの情報を印刷等の方法で付与することにより、これらの情報を視認することができる。
【0044】
(2)三角柱状プリズム体
プリズム体の素材は特に制約はないが、加工適性の点から樹脂材料が好ましい。また、プリズム特性から透明または着色透明であることが求められる。
上述した紫外線硬化樹脂でプリズム形状を形成する製造方法では、紫外線硬化型の電離放射線硬化性樹脂液が好ましく使用される。
このような樹脂液の具体例としては、分子中に重合性不飽和結合またはエポキシ基を有するプレポリマー、オリゴマーおよび/または単量体を適宜混合した組成物を用いることができる。
【0045】
前記プレポリマー、オリゴマーとしては、不飽和ジカルボン酸と多値アルコールの縮合物等の不飽和ポリエステル類、エポキシ樹脂、ポリエステルメタクリレート、ポリエーテルメタクリレート、ポリオールメタクリレート、メラミンメタクリレート等のメタクリレート類、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリオールアクリレート、メラミンアクリレート等のアクリレート類等があげられる。
【0046】
また、単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量体、アクリル酸メチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸ブチル、等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸メトキシエチル、メタクリル酸メトキシメチル等のメタクリル酸エステル類、アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル等の不飽和の置換アミノアルコールエステル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等の不飽和カルボン酸アミド、ジプロピレングリコールジアクリレート、エチレングリコールアクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート等の多官能性化合物、ビニルピロリドン、および/または分子中に2個以上のチオール基を有するポリチオール化合物、例えば、トリメチロールプロパントリチオグリコレート、トリメチロールプロパントリチオプロピレート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコール等があげられる。
【0047】
特に、紫外線によって硬化させる場合には、前記電離放射線硬化性樹脂の組成物に光重合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシムエステル、テトラメチルメウラムモノサルファイド、チオキサントン類、及び/又は光増感剤としてn−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルホスフィン等を混合して用いることもできる。また、プリズムの微細の凹部11を持ったロール凹版10の形状を忠実に再現するためには、粘度は5000cps以下、特に1000cps以下にすることが好ましい。なお、プリズムを着色透明にする場合は硬化を阻害しない染料を添加しても良い。
【0048】
(3)光反射層
光反射層の形成に使用する材料は、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、金(Au)、銀(Ag)、コバルト(Co)、錫(Sn)、セレン(Se)、チタン(Ti)、鉄(Fe)、テルル(Te)、銅(Cu)、鉛(Pb)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)などの単体金属、もしくはそれらの合金を使用することができる。
【0049】
【実施例】
図1、図2、図3、図4、図10を参照して本発明の実施例を説明する。
(実施例1)
厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)基材2上に、ウレタンアクリレート系の紫外線硬化性樹脂液を硬化させる方法によって、図1、図2のように、高さ50μm、頂角が90度の直角二等辺三角柱状プリズム3を形成した。その後、図10に示す方法で、蒸着源7に対して基材2を45度の傾斜をつけて配置し、アルミニュウム(Al)金属を蒸着することにより、片面にのみ光反射層3mを形成した真偽判定体1が得られた(図2)。
この真偽判定体1を、図3に示すA方向から観察すると鏡面フィルムとして見え、B方向から観察すると透明なフィルムとして視認することができた。
【0050】
(実施例2)
厚み100μmのPETフィルム基材2上に、ウレタンアクリレート系の紫外線硬化性樹脂液を硬化させる方法によって、図4のように、高さ50μm、頂角が90度の二等辺三角柱状プリズム3を形成した。
その後、蒸着源7に対して傾斜をつけず基材2を平面にして配置し、アルミニュウム(Al)金属を蒸着することにより、片面にのみ光反射層3mを形成した真偽判定体1が得られた(図4)。
この真偽判定体1を、図4に示すA方向から観察すると鏡面フィルムとして見え、C方向から観察すると透明なフィルムとして視認することができた。
【0051】
(実施例3)
厚み100μmのPETフィルム基材2上に、ウレタンアクリレート系の紫外線硬化性樹脂液を硬化させる方法によって、高さ50μm、頂角が90度の二等辺三角柱状プリズム3を形成した。
なお、ロール凹版10の凹部11は、三角柱状プリズム3の空間に面する側の共通した一方側面のみが、マット化された面状態にするため予めサンドミル加工を施しておいた。これにより、図3のように片面に光散乱層3sを有する真偽判定体1が得られた。
この真偽判定体1を、図3に示すA方向から観察すると白濁したフィルム状に見え、B方向から観察すると透明なフィルムとして視認することができた。
【0052】
(実施例4)
厚み50μmのPETフィルム基材2上に、ウレタンアクリレート系の紫外線硬化性樹脂液を硬化させる方法によって、高さ30μm、頂角が90度の直角二等辺三角柱状プリズム3を形成した。
その後、図10に示す方法で、蒸着源7に対して基材2を45度の傾斜をつけて配置し、アルミニュウム(Al)金属を文字パターンマスク(「ABC」の文字からなり、1字の大きさが3mm×3mm程度)を介して蒸着することにより、片面にのみ文字記録をした第2実施形態の真偽判定体が得られた(図6)。
この真偽判定体1を、図3に示すA方向から観察すると鏡面に微細文字を記録した面が観察でき、B方向から観察すると透明なフィルムとして視認することができた。
【0053】
(実施例5)
厚み50μmのPETフィルム基材2上に、ウレタンアクリレート系の紫外線硬化性樹脂液を硬化させる方法によって、高さ50μm、頂角が90度の直角二等辺三角柱状プリズム3を形成した。
その後、図10に示す方法で、蒸着源7に対して基材2を45度の傾斜をつけて配置して蒸着することにより、片面にのみ光反射層3mを形成した真偽判定体1が得られた(図2)。
【0054】
この三角柱状プリズム3の光反射層3mに直交する方向から、レーザマーキング装置を使い、YAGレーザ波長1064nm、ビーム径50μm、出力10Wで照射することにより、レーザ光照射部のアルミ薄膜が除去されて、プリズムの傾斜面に、1字の大きさが1mm×1mmの微細文字「ABC」を記録することができた(図7)。
この第2実施形態の真偽判定体1を、図3に示すA方向から観察すると鏡面に微細文字を記録した面が観察でき、B方向から観察すると透明なフィルムとして視認することができた。
【0055】
【発明の効果】
以上、詳述のように本発明の真偽判定体によれば以下の効果が得られる。
本発明の第1実施形態の真偽判定体を備える認証媒体は、目視方向によって鏡面状態または白濁状態、あるいは認証媒体等を視認できる透明状態が切り替わるので、そのような状態変化を伴わない物品と対比して、直ちに真偽を判定することができる。
本発明の第2実施形態、第3実施形態の真偽判定体を備える認証媒体は、目視方向によって文字またはパターンを観察できるので、プリズム面に記録する情報を認証媒体上に示されている情報と関連付けすることによって、そのような状態変化を伴わない物品と対比して、直ちに真偽を判定することができる。
また、真偽判定体の貼着された認証媒体等は複写機で正常に複写することができず、偽造、模造を防止できる。
本発明の真偽判定体の製造は比較的に困難であることから、入手し難く、その点においても偽造、模造を有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の真偽判定体の第1実施形態を示す外観斜視図である。
【図2】 真偽判定体を構成する三角柱状プリズムの断面を示す図である。
【図3】 図2の三角柱状プリズムを観察する状況を示す図である。
【図4】 他の三角柱状プリズムを観察する状況を示す図である。
【図5】 真偽判定体の変形実施形態を示す図である。
【図6】 本発明の真偽判定体の第2実施形態を示す外観斜視図である。
【図7】 本発明の真偽判定体の第3実施形態を示す外観斜視図である。
【図8】 三角柱状プリズムの製造工程フローを示す図である。
【図9】 三角柱状プリズムの製造装置を示す図である。
【図10】 三角柱状プリズムに光反射層を形成する工程を示す図である。
【符号の説明】
1 真偽判定体
2 基材、シート基材
3 三角柱状プリズム
3m 光反射層
3s 光散乱層
4 認証媒体
5e 人の目
6 平坦域
7 蒸着源
8 文字またはパターン
9 レーザ光照射による文字またはパターン
10 ロール凹版
11 凹部
12 塗工装置
13 電離放射線硬化性樹脂液
14 溶剤乾燥装置
15,16 硬化装置
17 押圧ロール
18 送りロール

Claims (8)

  1. 認証媒体に使用する真偽判定体であって、プラスチックシート材料やフィルムからなる基材の一方の基材面上に略直線状であって透明な材質からなる微小な三角柱状プリズムが並行して配列してなり、当該三角柱状プリズムの一の面は前記基材面に接しており、空間に面する他の二面の内、前記基材面または基材面下の認証媒体を観察する一方側面は処理されていない透明な面にされており、他方側面には光反射層または光散乱層が形成されていることを特徴とする真偽判定体。
  2. 三角柱状プリズムの長さ方向に直交する断面が二等辺三角形であって、二等辺三角形の等辺でない辺が基材に面するようにされ、他の二等辺のうちのいずれか一辺が光反射層または光散乱層にされていることを特徴とする請求項1記載の真偽判定体。
  3. 三角柱状プリズムの長さ方向に直交する断面が二等辺三角形であって、二等辺三角形の二等辺のうちのいずれか一辺が前記基材に面するようにされ、二等辺三角形の等辺でない辺が光反射層または光散乱層にされていることを特徴とする請求項1記載の真偽判定体。
  4. 二等辺三角形が直角二等辺三角形であることを特徴とする請求項2または請求項3記載の真偽判定体。
  5. 三角柱状プリズムの長さ方向に直交する断面が直角二等辺三角形であって、光反射層または光散乱層の形成されていない面が前記基材に対して直角な面になっていることを特徴とする請求項1記載の真偽判定体。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の真偽判定体であって、前記空間に面する他の二面の内、少なくとも一方側の面には文字またはパターンの情報が記録されていることを特徴とする真偽判定体。
  7. 前記文字またはパターンの情報が顔料もしくは染料を含むインキ、または金属薄膜を選択的に付与して情報記録したものであることを特徴とする請求項6記載の真偽判定体。
  8. 請求項1〜5の何れか一項に記載の真偽判定体であって、前記空間に面する他の二面の内、少なくとも一方側の面には光反射層が形成され、当該光反射層にレーザ光を照射して文字またはパターンの情報を記録したことを特徴とする真偽判定体。
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