JP4387858B2 - ステッピングモータ - Google Patents

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Description

本発明は、円柱形状のステッピングモータの改良に関するものである。
出力軸を中心とする直径を小さくし、かつ、出力を高めたステッピングモータが提案されている(特許文献1参照)。このステッピングモータの分解斜視図を図10に、該ステッピングモータの組み立て後の軸中心の断面図を図11に、それぞれ示す。
これらの図において、201は円周方向に4分割して異なる極に交互に着磁された永久磁石(マグネット)から成る円筒形状のロータ、202はロータ201の軸方向に隣り合って配置された第1のコイル、203は同じくロータ201の軸方向に隣り合って配置された第2のコイル、204は第1のコイル202により励磁される軟磁性材料から成る第1のステータ、205は第2のコイル203により励磁される軟磁性材料から成る第2のステータである。前記第1のステータ204は、ロータ201の外周面に隙間を空けて対向する第1の外側磁極部204A,204Bと、ロータ201の内周面に隙間を空けて対向する第1の内側磁極部204C,204Dを備えており、前記第2のステータ205は、ロータ201の外周面に隙間を空けて対向する第2の外側磁極部205A,205Bと、ロータ201の内周面に隙間を空けて対向する第2の内側磁極部205C,205Dを備えている。
206は出力軸であり、ロータ201が固着され、第1のステータ204の軸受け部204Eと第2のステータ205の軸受け部205Eに回転可能に保持されている。207は非磁性材料から成る連結リングであり、第1のステータ204と第2のステータ205とを所定の間隔で保持するものである。
上記構成のステッピングモータは、第1のコイル202及び第2のコイル203への通電方向を切り換えて、第1の外側磁極部204A,204Bと第1の内側磁極部204C,204D、第2の外側磁極部205A,205Bと第2の内側磁極部205C,205Dの極性を切り換え、ロータ201を回転させていくものである。
この種のステッピングモータは、コイルに通電することで発生した磁束が外側磁極部から対向する内側磁極部へ、あるいは、内側磁極部から対向する外側磁極部へと流れ、外側磁極部と内側磁極部の間に位置するロータをなすマグネットに効率的に作用する。また、外側磁極部と内側磁極部との距離を円筒形状のマグネットの厚さ程度とすることができるため、外側磁極部と内側磁極部とで構成される磁気回路の抵抗を小さくすることができる。このように磁気回路の抵抗が小さいほど、少ない電流で多くの磁束を発生させることができ、出力の向上につながる。
また、上記ステッピングモータを更に改良したものとして、内側磁極部を円筒形状で構成し、その内側磁極部の内径部に挿入されている出力軸(ロータ軸)を軟磁性材料で構成すると共にステータ(内側磁極部と外側磁極部よりなる)に取り付け、該出力軸を回転可能に保持する軸受けを非磁性材料で構成したものが開示されている(特許文献2参照)。この提案によれば、出力軸も磁気回路として利用できるため、モータの出力があがる。
特開平09−331666号公報 特開平10−229670号公報
しかしながら、上記特許文献2で開示されたモータは、第1のコイルへの通電により発生する磁束が軟磁性材料の出力軸を介して第2のコイル及び第2の外側磁極部、第2の内側磁極部に影響を及ぼし、第2のコイルへの通電により発生する磁束が軟磁性材料の出力軸を介して第1のコイル及び第1の外側磁極部、第1の内側磁極部に影響を及ぼして、回転を不安定なものにしてしまう。
上記特許文献1及び特許文献2に開示されているものは共にマグネットの内径とそれに対向する内側磁極部との間には所定の間隔が必要であり、それを製造時に管理することはコストアップを招くことになる。また、ステータの形状としても円筒形状の内側磁極部と外側磁極部が必要であり、それらを一体的に構成するのは部品製造上難しい。また、それらを別体で製造し、後で一体的に組み立てる場合は部品点数が多くなり、コストアップを招いてしまう。
また、高精度な位置出しを行う事も近年特に望まれている。そのためにはモータの分解能を高める必要があり、マグネットの着磁分割ピッチを細かくし、着磁極数を増やす必要がある。しかし、マグネットの着磁極数を増やすのは着磁ヨークの製造上の要件及び着磁のための強い磁場の形成上困難であり、通常1mm程度のピッチの着磁となる。製造が容易で強力な磁力を持つ微細な着磁ピッチを持つマグネットが望まれる。
(発明の目的)
本発明の目的は、着磁及び製造を容易にするとともにコストをより安くすることのできるステッピングモータを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のステッピングモータは、軟磁性材料からなり、内側磁極部を有する回転軸と、片面に凹形状部分と凸形状部分が交互に且つ等間隔に形成され、前記内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されるシート状マグネットと、前記内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されたシート状マグネットの前記凹形状部分および前記凸形状部分に対向する外側磁極部を有するステータと、前記内側磁極部および前記外側磁極部を励磁するコイルとを有し、前記シート状マグネットは前記凹形状部分および前記凸形状部分が形成される面が同一の極性となるように着磁されるものであって、前記内側磁極部の外周面への巻き始まりと巻き終わりの部分が前記凹形状部分となるように、前記凹形状部分および前記凸形状部分が形成されることを特徴とする
また、上記目的を達成するために、本発明のステッピングモータは、軟磁性材料からなり、第1および第2の内側磁極部が軸方向に並んで形成される回転軸と、片面に凹形状部分と凸形状部分が交互に且つ等間隔に形成され、前記第1および第2の内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されるシート状マグネットと、前記第1および第2の内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されたシート状マグネットの一方端側に配置され、前記凹形状部分および前記凸形状部分に対向する第1の外側磁極部を有する第1のステータと、前記第1および第2の内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されたシート状マグネットの一方端側に配置され、前記第1の内側磁極部および前記第1の外側磁極部を励磁する第1のコイルと、前記第1および第2の内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されたシート状マグネットの他方端側に配置され、前記凹形状部分および前記凸形状部分に対向する第2の外側磁極部を有する第2のステータと、前記第1および第2の内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されたシート状マグネットの他方端側に配置され、前記第2の内側磁極部および前記第2の外側磁極部を励磁する第2のコイルとを有し、前記シート状マグネットは前記凹形状部分および前記凸形状部分が形成される面が同一の極性となるように着磁されるものであって、前記内側磁極部の外周面への巻き始まりと巻き終わりの部分が前記凹形状部分となるように、前記凹形状部分および前記凸形状部分が形成されることを特徴とする
本発明によれば、着磁及び製造を容易にするとともにコストをより安くすることができるステッピングモータを提供できるものである。
以下の実施例1及び実施例2に示される通りである。
図1乃至図4は本発明の実施例1に係る図であり、そのうち、図1はステッピングモータの分解斜視図、図2は図1のステッピングモータの組み立て後の軸方向の断面図である。また、図3(a)は図2におけるA−A断面図、図3(b)は図2のB−B断面図である。
これらの図において、1はロータを構成する円筒形状のマグネットリングであり、その外周表面は円周方向に等間隔にn分割(nは偶数であって、本実施例1では10)され、かつ、分割された部分が半径方向に向かって凹凸形状(凸部を1A,1C,1E,1G,1Jで示し、凹部を1B,1D,1F,1H,1Kで示す)に形成されるとともに半径方向に着磁されている。本実施例1では内周面がS極、外周面すなわち凹凸が形成されている側がN極に着磁されている。内周面がN極、外周面がS極に着磁されている場合でも同様に成り立つのであるが、本実施例1では内周面がS極、外周面(凹凸が形成されている側)がN極に着磁されているものとして説明を進める。以下、凸形状部分を凸部と呼び、1A,1C,1E,1G,1Jで示し、凹形状部分を凹部と呼び、1B,1D,1F,1H,1Kで示す。
前記凹凸部のピッチの最小値は機械的な製造要件に限界が依存し、例えばプラスチックマグネットの場合、0.5mm程度の幅の凹部或いは凸部は容易に形成できる。また、マグネットリング1は内径側と外周側とに分極しているだけであるので着磁装置が単純なもので済み、また、着磁装置も着磁のために十分な強さの磁場を容易に形成できるので該マグネットリング1の着磁強度も十分強く構成できる。
2は円筒形状の第1のコイルであり、3は同じく円筒形状の第2のコイルであって、共にその中心部はマグネットリング1の中心部と一致しており、軸方向に並んで前記マグネットリング1を挟む位置に配置されている。この第1、第2のコイル2,3の外径は前記マグネットリング1の外径とほぼ等しい。
8は第1のステータであり、9は第2のステータであって、共に軟磁性材料で構成され、円筒形状の外筒部がある。第1のステータ8には、マグネットリング1の外周面の凸部の直径寸法に所定の隙間をもって対向する櫛歯形状の第1の外側磁極部8A,8B,8C,8D,8Eが形成されている。この第1の外側磁極部8A〜8Eは、円筒形状の第1のステータ8の外筒部の先端を切り欠くことで周方向に複数に分割されて成り、それぞれがマグネットリング1の一方の端面から軸方向に延出した櫛歯形状の磁極部として形成されている。本実施例1では、第1の外側磁極部8A〜8Eは360/(n/2)度、すなわち72度ずれて形成されている。第2のステータ9には、同じくマグネットリング1の外周面の凸部の直径寸法に所定の隙間をもって対向する櫛歯形状の第2の外側磁極部9A,9B,9C,9D,9Eが形成されている。この第2の外側磁極部9A〜9Eは、円筒形状の第2のステータ9の外筒部の先端を切り欠くことで周方向に複数に分割されて成り、それぞれが第1のステータ8の場合と反対のマグネットリング1のもう一方の端面から軸方向に延出した櫛歯形状の磁極部として形成されている。本実施例1では、第2の外側磁極部9A〜9Eも360/(n/2)度、すなわち72度ずれて形成されている。
第1のステータ8の第1の外側磁極部8A〜8E及び第2のステータ9の第2の外側磁極部9A〜9Eは、共に切欠き部と軸に対して平行方向に延出する歯により構成されている。この構成により、ステッピングモータの直径を最小限にしつつ、磁極部の形成が可能となる。つまり、もし外側磁極部を半径方向に延びる凹凸で形成するとその分該モータの直径は大きくなってしまうのであるが、本実施例1では、切欠き部と軸に対して平行方向に延出する歯により外側磁極部を構成しているので、該モータの直径を最小限に抑えることができる。
第1のステータ8の第1の外側磁極部8A〜8Eと第2のステータ9の第2の外側磁極部9A〜9Eとは同一形状であって、互いの櫛歯形状の磁極部の先端が対向するように向かい合って配置される。また、図3(a)と図3(b)とから明らかなように、第1のステータ8と第2のステータ9とは互いの櫛歯形状の磁極部の位相が180/n度、すなわち18°ずれて配置されている。そして、第1のステータ8は第1のコイル2によって励磁され、第2のステータ9は第2のコイル3によって励磁される。
10は軟磁性材料から成る出力軸であり、マグネットリング1の内径部に固定されている。この出力軸10にはマグネットリング1に対向している第1のステータ8の第1の外側磁極部8A〜8Eと対向した軸方向の範囲でマグネットリング1を挟む位置に外径寸法D1なる第1の内側磁極部10Aが形成されている。出力軸10はその一部10Cが第1のコイル2の内径部に挿入されており、第1の内側磁極部10Aは第1のコイル2によって第1のステータ8の第1の外側磁極部8A〜8Eとは反対の極に励磁される。第1の内側磁極部10Aの軸と垂直方向の断面形状は図3(a)に示すように円形形状である。また、出力軸10には、マグネットリング1に対向している第2のステータ9の第2の外側磁極部9A〜9Eと対向した軸方向の範囲でマグネットリング1を挟む位置に外径寸法D1なる第2の内側磁極部10Bが形成されている。出力軸10はその一部10Dが第2のコイル3の内径部に挿入されており、第2の内側磁極部10Bは第2のコイル3によって第2のステータ9の第2の外側磁極部9A〜9Eとは反対の極に励磁される。第2内側磁極部10Bの軸と垂直方向の断面形状は図3(b)に示すように、第1の内側磁極部10Aと同様に円形形状である。出力軸10は第1の内側磁極部10A及び第2内側磁極部10Bにてマグネットリング1を固着している。
また、出力軸10の第1の内側磁極部10Aと第2内側磁極部10Bの間には外径寸法D2なる溝形状の連結部10Eが形成されている。もちろん、D1>D2の関係である。D2は小径であるため、第1の内側磁極部10Aと第2の内側磁極部10Bの間の部分の磁気抵抗は大きくなるよう構成できる。それにより、第1のコイル2への通電による発生する磁束が軟磁性材料の出力軸10を介して該第2のコイル2及び第2の外側磁極部9A〜9E、第2の内側磁極部10Bに影響を及ぼし、第2のコイル3への通電による発生する磁束が軟磁性材料の出力軸10を介して第1のコイル2及び第1の外側磁極部8A〜8E、第1の内側磁極部10Aに影響を及ぼして回転を不安定なものにしてしまう事を防ぐことができる。なお、D1=D2であっても、後述するようにマグネットの機械的強度を増す事やバックメタルとして働き、磁気回路のパーミアンス係数は高く設定されることになり、高温下の環境で使用されても減磁による磁気的劣化も少なくする事や第1のステータ8と第2のステータ9はカップ状の形状で外側の筒部分に切り欠きを設けたという単純な形状で構成でき、製造を容易にする事や、組み立てが容易になる事や内側磁極部とマグネットとが対向する軸方向の長さを容易に長く確保でき、モータの出力を高めることができるなどの利点がある。したがって、D1>D2の関係となるように連結部10Eを形成して無くても本構造は十分利点がある。
12は非磁性材料から成る第1の軸受けであり、第1のステータ8に固定され、出力軸10の軸部10Fと回転可能に嵌合して該出力軸10を回転可能に保持している。13は同じく非磁性材料から成る第2の軸受けであり、第2のステータ9に固定され、出力軸10の軸部10Gと回転可能に嵌合して該出力軸10を回転可能に保持している。これら第1の軸受け12、第2の軸受け13は共に非磁性材料であるので、第1のステータ8と出力軸10との間に発生する磁力による吸着及び第2のステータ9と出力軸10との間に発生する磁力による吸着を防ぎ、回転特性及び耐久性を高めることができる。
前記第1の軸受け12及び第2の軸受け13は軟磁性材料であってもかまわない。その場合は磁気回路の磁気抵抗が小さくなるので発生するトルク自体は大きくなる。もちろん第1の軸受け12と出力軸10との間或いは第2の軸受け13と出力軸10との間では吸着力が発生し摩擦力によるトルク損失が生じたり、摺動面の耐久性を損なったりする可能性はあるが、第1の軸受け12、出力軸10、第2の軸受け13の表面に潤滑材の塗布、潤滑塗装(フッ素系潤滑塗装・グラファイト系潤滑塗装・二硫化モリブデン系潤滑塗装)、潤滑メッキ(例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)粒子を含有した無電解ニッケルメッキやテフロン(商標)潤滑無電解ニッケルメッキなど)等を施すことにより摺動面の摩擦によるトルク損失を抑制したり、摺動面の耐久性を損なうことを防いだりでき、出力トルクの大きいモータとすることが出来る。
第1のステータ8の外筒部と出力軸10の間であって、第1の軸受け12を介したこれらの連結部近傍に第1のコイル2を配置し、第1のステータ8の第1の外側磁極部8A〜8Eと出力軸10の第1の内側磁極部10Aとの間にマグネットリング1の一端側を挟む。また、第2のステータ9の外筒部と出力軸10の間であって、第2の軸受け13を介したこれらの連結部近傍に第2のコイル3を配置し、第2のステータ9の第2の外側磁極部9A〜9Eと出力軸10の第2の内側磁極部10Bとの間にマグネットリング1の他端側を挟む。つまり、外側磁極部8A〜8E,9A〜9Eがマグネットリング1の外周表面と対向し、内側磁極部10A,10Bがマグネットリング1の内周表面に位置し、第1の外側磁極部8A〜8Eと第1の内側磁極部10Aは対向し、同じく第2の外側磁極部9A〜9Eと第2の内側磁極部10Bは対向している構造になっている。
14は円筒形状の連結リングであり、この連結リング14の内側の一端側には溝14A,14B,14C,14D,14Eが形成され、他端側には溝14F,14G,14H,14J,14Kが形成されており、溝14F〜14Kは溝14A〜14Eに対して位相が180/n度、すなわち18度位相がずれている。これら溝14A〜14Eと溝14F〜14Kとは軸方向にも所定の距離を空けて形成されており、溝14A〜14Eに第1の外側磁極部8A〜8Eが嵌合され、溝14F〜14Kに第2の外側磁極部9A〜9Eが嵌合され、それぞれ接着剤で固定される。この連結リング14に、上記のようにして第1のステータ8と第2のステータ9を固定することで、これら第1のステータ8と第2のステータ9を所望の位置及び位相で配置することができる。また、連結リング14は非磁性材料で構成されており、第1のステータ8と第2のステータ9との間の磁気回路を分断でき、お互いの磁極の影響が出にくい構成となっている。
本実施例1では、マグネットリング1の内径部は出力軸10の第1の内側磁極部10Aや第2の内側磁極部10Bによって支持されているので、上記の特許文献1や特許文献2で提案されているものに比べ、マグネットの機械的強度が大きく、また、出力軸10はマグネットリングの内径部に現れるS極と外周部のN極との間の磁気抵抗を小さくするいわゆるバックメタルとして作用するので、磁気回路のパーミアンス係数は高く設定されることになり、高温下の環境で使用されても減磁による磁気的劣化も少ない。
第1のステータ8と第2のステータ9はカップ状の形状で外側の筒部分に切り欠きを設けたという単純な形状であるから、製造が容易である。もしも従来例で述べた特許文献1や特許文献2に示す構造であると、第1のステータあるいは第2のステータはそれぞれ内側磁極部を外側磁極部と一体的に構成しなければならず、内側磁極部と外側磁極部を同一の部品で構成する場合は製造が難しい。例えばメタルインジェクションモールドにより成型するのはコストが高くなり、プレスにより一体的に製造するのは外側磁極部を構成する部品を製造するのに比較し、部品が細かくなればなるほど困難になる。また、内側磁極部と外側磁極部を別々に製造してからカシメや溶接あるいは接着等により一体的に固着する場合はコストが高くなる。すなわち、特許文献1や特許文献2に開示された従来のモータは、コイル2個、マグネットリング1個、出力軸1個、第1ステータ(外側磁極部を構成する部品と内側磁極部を構成する部品の2部品)、第2ステータ(外側磁極部を構成する部品と内側磁極部を構成する部品の2部品)、連結リングの、合計9部品が最低限必要であったのに対し、本実施例1では、コイル2個、マグネットリング1個、出力軸に相当する出力軸1個、第1ステータ(外側磁極部を構成する部品)、第2ステータ(外側磁極部を構成する部品)、連結リングの、合計7部品で構成することが可能となり、コストが安くなり、製造もし易くなる。
さらに、特許文献1や特許文献2で提案されているモータは、マグネットリングの外径部と外側磁極部の隙間を精度良く保って組み立てる必要があるほかに、マグネットリングの内径部に対向する位置にある内側磁極部はマグネットリングに対し所定の隙間を設けて配置する必要があり、部品精度のばらつきや組み立て精度が悪い事によりこの隙間を確保できず、内側磁極部がマグネットリングに接触してしまうなどの不良が生じる可能性が高いのに対し、本実施例1では、マグネットリングの外径部のみの隙間を管理するだけでよいので組み立てが容易になる。また、第1の内側磁極部と第2の内側磁極部を別の部品で構成するのに比べ、本実施例1では単一の部品で構成しているので、お互いの相互差が少なく精度の良いステッピングモータとすることができる。
更には、上記特許文献1や特許文献2では、内側磁極部はマグネットリングと出力軸をつなぐ部分に接触しないように構成しなければならず、これにより内側磁極部とマグネットリングとが対向する軸方向の長さ(図11のL1)は十分に長く出来ないのに対し、本実施例1では、図2のL2で示すように、内側磁極部とマグネットリングとが対向する軸方向の長さを容易に長く確保でき、これにより外側磁極部とマグネットリングを有効に利用することができモータの出力を高めることができる。
マグネットリング1は、その外周表面を円周方向に等間隔にn分割(nは偶数であって、本実施例1では8)して半径方向に向かって凹凸部が形成されている。そして、本実施例1では内周面がS極、外周面すなわち凹凸部が形成してある側がN極に着磁されている。また、このマグネットリング1は内径側と外周側とに分極しているだけであるので着磁装置が単純なもので済み、また、着磁装置も着磁のために十分な強さの磁場を容易に形成できるのでマグネットの着磁強度も十分強く構成できる。
図4(a)〜(d)は図2のA−A断面を示し、図4(e)〜(h)はB−B断面を示す図であり、これを用いてステッピングモータの回転駆動について説明する。図4(a)と(e)とが同時点の断面図であり、図4(b)と(f)とが同時点の断面図であり、図4(c)と(g)とが同時点の断面図であり、図4(d)と(h)とが同時点の断面図である。
図4(a)と(e)の状態では、第1のコイル2及び第2のコイル3に通電して第1の外側磁極部8A〜8E及び第2の外側磁極部9A〜9EはN極にそれぞれ励磁されている。ここで、マグネットリング1の外周部である凹凸部のうち、凹部1B,1D,1F,1H,1KはN極に着磁されてはいるが、第1の外側磁極部8A〜8E及び第2の外側磁極部9A〜9Eからは半径方向に離れているので駆動力に大きな影響は及ぼさない。また、凸部1A,1C,1E,1G、1Jは内径からの厚さも凹部1B〜1Kに比べて大きいため、着磁強度も強く、更に第1の外側磁極部8A〜8E及び第2の外側磁極部9A〜9Eからの半径方向に関する距離が近いため、駆動力に大きな影響を及ぼす。つまり、電磁力を考える場合、凸部1A〜1Jと第1の外側磁極部部8A〜8E及び第2の外側磁極部9A〜9Eの関係を主として考えればよい事になる。
図4(a)と(e)の状態から、第2のコイル3の通電方向を切り換えて、第1のステータ8の外側磁極部8A〜8EをN極に励磁したまま、第2のステータ9の外側磁極部9A〜9EをS極に励磁すると、ロータであるマグネットリング1は時計方向に18度回転し、図4(b)と(f)に示す状態になる。次に、第1のコイル2への通電を反転させ、第1のステータ8の外側磁極部8A〜8EをS極に励磁し、第2のステータ9の外側磁極部9A〜9EをS極に励磁すると、ロータであるマグネットリング1は更に時計方向に18度回転し、図4(c)と(g)に示す状態になる。次に、第2のコイル3への通電を反転させ、第1のステータ8の外側磁極部8A〜8EをS極に励磁したまま、第2のステータ9の外側磁極部9A〜9EをN極に励磁すると、ロータであるマグネットリング1は更に時計方向に18度回転し、図4(d)と(h)に示す状態になる。
以後、このように第1のコイル2及び第2のコイル3への通電方向を順次切り換えていくことによって、ロータであるマグネットリング1は通電位相に応じた位置へと順に回転する。
また、マグネットリング1の外周面を周方向に分割してなる着磁層を軸方向に二つ設け、第1のステータ8と対向する一方の着磁層と、第2のステータ9と対向する他方の着磁層の位相を互いに180/n度ずらし、第1のステータ8と第2のステータ9の位相を同じものとしてもよい。
上記の実施例1では、上記特許文献1や特許文献2で提案されているものと同様に、コイルへの通電により発生する磁束を直接マグネットに作用させ、ステッピングモータを高出力なものにするとともに、非常に小型化可能なものとしている。つまり、このモータの径はマグネットの径にステータの磁極部を対向させるだけの大きさがあればよく、また、ステッピングモータの長さはマグネットリングの長さに第1のコイルと第2のコイルの長さを加えただけの長さがあれば良いことになる。このため、ステッピングモータの大きさは、マグネットリング及びコイルの径と長さによって決まるもので、マグネットリング及びコイルの径と長さをそれぞれ非常に小さくすればステッピングモータを超小型にすることができるものである。
この時、マグネットリング及びコイルの径と長さをそれぞれ非常に小さくすると、ステッピングモータとしての精度を維持する事が難しくなるが、これはマグネットリングを円筒形状に形成し、この円筒形状に形成されたマグネットリングの外周面及び内周面に第1、第2のステータの外側磁極部及び内側磁極部を対向させる単純な構造によりステッピングモータの精度の問題を解決している。さらに上記の説明で述べたように、低コストで高出力なものに出来る。片側のみのステータを上記特許文献1や特許文献2に記載されているようにマグネットリングの内径部から所定量の隙間を持って内側磁極部を構成するようにし、もう一方のステータを本実施例1のような軟磁性材料から成る出力軸で内側磁極部を構成するようにしても、上記特許文献1や特許文献2に記載のものに比べて性能は上記したように向上する。
本ステッピングモータの回転の割り出しピッチは(180/n)度である。nは、マグネットリング1の外周表面を円周方向に等間隔に分割して半径方向に向かって凹凸部が形成されているところの、前記凹凸部の数である。つまり、凹凸部の数が多いほど、モータの回転割り出しピッチは細かく構成できる。
既に述べたように、前記凹凸部のピッチの最小値は機械的な製造要件に限界が依存し、例えばプラスチックマグネットの場合、0.5mm程度の幅の凹形状或いは凸形状は容易に形成でき、特許文献1のモータに比べて高分解能のステッピングモータを構成できる。また、このマグネットリング1は内径側と外周側とに分極しているだけであるので着磁装置が単純なもので済み、また、着磁装置も着磁のために十分な強さの磁場を容易に形成できるのでマグネットの着磁強度も十分強く構成できる。
図5は本発明の実施例2に係るステッピングモータを示す断面図であり、上記実施例1と同じ構成要素については同一の符号を付し、その説明は省略する。
図5において、15は第1のボビンであり、第1のコイル2が卷き回されている。この第1のボビン15は非磁性材料で非導電材料から成り、第1のコイル2と第1のステータ8が不用意に導通しないようにしている。この第1のボビン15は第1のステータ8に固定され、孔15Aで出力軸10を回転可能に保持し、上記実施例1における第1の軸受け12と同様な機能を果たす。16は第2のボビンであり、第2のコイル3が卷き回されている。この第2のボビン16も非磁性材料で非導電材料から成り、第2のコイル3と第2のステータ9が不用意に導通しないようにしている。この第2のボビン16は第2のステータ9に固定され、孔16Aで出力軸10を回転可能に保持し、上記実施例1における第2の軸受け13と同様な機能を果たす。
本実施例2では、第1のコイル2と第1のステータ8との不用意な導通を防ぐと同時に、第1のステータ8と出力軸10の吸着を防ぐ部材を一つの部品、すなわち第1のボビン15で構成したので、組み立てが容易でかつコストが安く、安定した動作を行うことができる構成とすることができる。同じく、第2のコイル3と第2のステータ9との不用意な導通を防ぐと同時に、第2のステータ9と出力軸10の吸着を防ぐ部材を一つの部品、すなわち第2のボビン16で構成したので、組み立てが容易でかつコストが安く、安定した動作を行うことができる構成とすることができる。
図6は本発明の実施例3に係るシート状のマグネット(永久磁石)の構造を示す斜視図である。また、図7は本発明の実施例3に係るステッピングモータの出力軸と該出力軸に巻き付けられるシート状のマグネットの断面図であり、詳しくは、図7(a)は、実施例1の図3(a)に対応する、第1の内側磁極部付近の軸とは垂直方向の断面図、図7(b)は、実施例1の図3(b)に対応する、第2の内側磁極部付近の軸とは垂直方向の断面図である。図1〜図4と同じ部分は同一符号を付し、その詳細は省略する。
これらの図において、20は例えばゴム等の可撓性の材質をベースとしたシート状のマグネットであり、片面に凹形状の溝部分と凸形状のレール部分が交互に且つ等間隔に形成されている。レール部分である20A,20C,20E,20G,20Jが実施例1のマグネットリング1の凸部1A,1C,1E,1G,1Jに相当し、溝部分である20B,20D,20F,20H,20K,20Lが実施例1のマグネットリング1の凹部1B,1D,1F,1H,1Kに相当するので、以下、溝部分を凹部、レール部分を凸部と呼ぶ。
前記凹凸部がある側の面が実施例1と同様にN極に着磁され、その裏の面がS極に着磁されている。もちろん実施例1と同様、凹凸部がある側の面がS極に着磁され、その裏の面がN極に着磁されていても良い。シート状のマグネット20の端面が凹部20Lと20Kで構成されており、このシート状のマグネット20を出力軸10の第1の内側磁極部10A及び第2の内側磁極部10Bの周りに巻き付けて固定することで、実施例1でいうところの円筒形状のマグネットリングが構成される。この様子を図7で示す。シート状のマグネット20の端面は凹部20Lと20Kで構成されており、この部分が出力軸10に対しての巻き始まりと巻き終わりの部分となる。
上記の構成によれば、シート状のマグネット20の寸法誤差により巻き始めと巻き終わりとの間に隙間が開いた場合でも、この隙間部分はほとんど駆動力に影響を及ぼさない凹部20L,20Kであるので、モータの特性は悪くならない。また、本実施例3は、シート状のマグネットでマグネットリングを構成しているため、製造が容易でコストが安くなる。
図8及び図9は本発明の実施例4に係わる図であり、詳しくは、図8はステッピングモータの構造を示す斜視図であり、図9はシート状のマグネット(永久磁石)に着磁する際の構成を示す概念図である。図1〜図4と同じ部分は同一符号を付し、その詳細は省略する。
これらの図において、100は例えばゴム等の可撓性の材質をベースとしたシート状の永久磁石であり、表面にS極、N極が交互に着磁され、裏面には表面とは逆の極性が交互に着磁されている。このシート状のマグネット100を出力軸10の第1の内側磁極部10A及び第2の内側磁極部10Bの周りに巻き付けて固定することで円筒形状のマグネットリングが構成され、円周方向に沿って分割されてN極とS極が交互に配置されることになる。
図9はシート状のマグネットの着磁時の構成を示す概念図であり、101は着磁用コイル、102は着磁用ヨークである。着磁用コイル101に電流を流す事で着磁用ヨーク102が励磁され、磁極部102Aと磁極部102Bの間に磁場が発生し、その間にシート状のマグネット100を挿入する事で、該マグネット100は磁極部102Aと磁極部102Bに挟まれたところのみが着磁される。つまり、図9の矢印A方向に着磁ピッチ分だけ送り、着磁コイル101の通電方向を変えて電流を流すと、マグネット100は逆の極性で、磁極部102Aと磁極部102Bに挟まれたところのみが着磁される。このようにしていけば細かい着磁ピッチで着磁強度が強い着磁を容易に行える。マグネットを円筒形状に構成してから外周面に円周方向に沿ってS極とN極を交互に着磁する場合よりも着磁強度が強く且つ細かい着磁ピッチの着磁が可能となり、ステッピングモータを小型化しても着磁極数が多いものが構成可能となる。
上記のようにしてシート状のマグネット100の表面は着磁され、詳しくは、出力軸10の第1の内側磁極部10A及び第2の内側磁極部10B側とは逆の面すなわち外周面側になる面100A,100C,100E,100G,100JがN極に着磁され、同じく外周面側になる面100B,100D,100F,100H,100K,100LがS極に着磁される。よって、出力軸10の第1の内側磁極部10A及び第2の内側磁極部10Bの周りに巻き付けられて固定され、実施例1でいうところの円筒形状のマグネットリングが形成された状態では、円周方向に沿って等分割されてN極とS極が交互に配置されることになる。
以上の実施例1〜4における効果について、あらためて以下にまとめて列挙する。
1)上記実施例1乃至実施例3によれば、ステッピングモータの回転の割り出しピッチは(180/n)度であり、nはマグネットリング1、シート状のマグネット20の外周表面を円周方向に等間隔に分割して半径方向に向かって凹凸部が形成されているところのその凹凸部の数である。つまり、凹凸部の数が多いほど、モータの回転割り出しピッチは細かく構成できる。この凹凸部のピッチの最小値は機械的な製造要件に限界が依存し、例えばプラスチックマグネットの場合、0.5mm程度の幅の凹凸部は容易に形成でき、特許文献1のモータに比べて高分解能のステッピングモータを構成できる。また、このマグネットリング1、シート状のマグネット20は内径側と外周側とに分極しているだけであるので着磁装置が単純なもので済み、着磁装置も着磁のために十分な強さの磁場を容易に形成できるのでマグネットリング1、シート状のマグネット20の着磁強度も十分強く構成できる。したがって、小型化を損なうことなく、よりコストが安く、高出力かつ高分解能のステッピングモータとすることができる。
2)また、実施例3及び実施例4によれば、例えばゴム等の可塑性の材質をベースとしたシート状のマグネット20,100を出力軸10の第1の内側磁極部10A及び第2の内側磁極部10Bの周りに巻き付けて固定して、円筒形状のマグネットリングを形成しているので、細かい着磁ピッチで着磁強度の強い着磁を容易に行え、コストも更に安くなる。特に実施例3によれば、シート状のマグネット20の端面は凹部(溝部分)20Lと20Kで構成されており、巻き始まりと巻き終わりの部分はこの凹部の部分となるので、シート状のマグネット20の寸法誤差により巻き始めと巻き終わりとの間に隙間が開いた場合でもほとんど駆動力に影響を及ぼさず、モータの特性を損なうことはない。
3)第1のコイル2により発生する磁束は、マグネットリング1、円筒形状に構成されるシート状のマグネット20,100の外周面に対向する第1の外側磁極部8A〜8Eとマグネットリング1、マグネット20,100の内周面に固定された出力軸10の第1の内側磁極部10Aとの間を通過するので、効果的にマグネットリング1、マグネット20,100に作用する。同じく、第2のコイル3により発生する磁束は、マグネットリング1、マグネット20,100の外周面に対向する第2の外側磁極部9A〜9Eとマグネットリング1、マグネット20,100の内周面に固定された出力軸10の第2の内側磁極部10Bとの間を通過するので、効果的にマグネットリング1、マグネット20,100に作用する。その際に、第1の内側磁極部10Aや第2の内側磁極部10Bはマグネットリング1、マグネット20,100の内周面との間に空隙を設ける必要がないので、上記特許文献1や特許文献2に比べ、外側磁極部8A〜8Eと内側磁極部10A、第2の内側磁極部10Bとの距離を狭くでき、磁気抵抗を小さくすることができ、出力を高めることができる。
4)第1の内側磁極部10Aと第2の内側磁極部10Bは単一の出力軸10で構成しているので、上記特許文献1や特許文献2に示される外側磁極部と内側磁極部を接続あるいは一体的に製造する場合に比べ、容易に製造でき、コストが安くなる。
5)マグネットリング1は内径部に固定軸10が固定され、又シート状のマグネット20,100は出力軸102巻き付けられて固定されるので、マグネットリング1や又シート状のマグネット20,100の機械的強度が増す。また、出力軸10はバックメタルとして作用するので、マグネットリング1や又円筒形状に構成されるマグネット20,100の磁気的劣化も少ない。
6)内側磁極部10A,10Bを軸方向に長く構成できるので、外側磁極部8A〜8E,9A〜9Eとマグネットリング1、円筒形状に構成されるマグネット20,100を有効に利用することができ、ステッピングモータの出力を高めることができる。さらに、マグネットリング1、マグネット20,100の外径部(外周側)と外側磁極部8A〜8E,9A〜9Eとの隙間を管理するだけでよいので、組み立てが容易になる。
7)第1のコイル2と第2のコイル3は、マグネットリング1や円筒形状に構成されるマグネット20,100とほぼ同径で、かつ該マグネットリング1や円筒形状に構成されるマグネット20,100を軸方向に関して挟む位置に配置されているため、ステッピングモータの外径寸法を小さくすることができる。
8)図5に示したように、第1の内側磁極部10Aと第2の内側磁極部10Bの外径寸法をいずれもD1とし、それら第1の内側磁極部10Aと第2の内側磁極部10Bの間はD1より小さいD2なる外径寸法をもつ連結部10Eとすることにより、その部分の磁気抵抗は大きくなる。よって、第1のコイル2への通電による発生する磁束が軟磁性材料の出力軸10を介して第2のコイル3、第2の外側磁極部9A〜9E及び第2の内側磁極部10Bに影響を及ぼし、第2のコイル3への通電による発生する磁束が軟磁性材料の出力軸10を介して第1のコイル2、第1の外側磁極部8A〜8E及び第1の内側磁極部10Aに影響を及ぼし、モータの回転を不安定なものにしてしまうといったことを防ぐことができる。
(変形例)
上記各実施例においては、マグネットリングの内径部に固定される出力軸を、第1の外側磁極部と第2の外側磁極部の両方の軸方向の所定範囲において対向し、第1のコイル及び第2のコイルにより励磁される内側磁極部が形成された構成にしているが、これに限定されるものではなく、第1の外側磁極部と第2の外側磁極部のうちの少なくとも一方の軸方向の所定範囲において対向し、第1のコイルと第2のコイルの少なくとも一方により励磁される内側磁極部が形成された出力軸としても良い。
本発明のステッピングモータは、撮影装置や携帯電話機等の小型の機器に有用である。
本発明の実施例1に係るステッピングモータを示す分解斜視図である。 図1に示すステッピングモータの組み立て完成状態の断面図である。 図2のA−A,B−B断面図である。 本発明の実施例1に係るステッピングモータの回転動作について説明する為の図である。 本発明の実施例2に係るステッピングモータの組み立て完成状態の断面図である。 本発明の実施例3に係るステッピングモータを示す分解斜視図である。 図6のステッピングモータを示す断面図である。 本発明の実施例4に係るステッピングモータを示す分解斜視図である。 図8のシート状のマグネットに着磁する際について説明する為の図である。 従来のステッピングモータを示す分解斜視図である。 図10のステッピングモータの組み立て完成状態の断面図である。
符号の説明
1 マグネットリング
1A,1C,1E,1G,1J 凸部
1B,1D,1F,1H,1K 凹部
2 第1のコイル
3 第2のコイル
8 第1のステータ
8A,8B,8C,8D,8E 第1の外側磁極部
9 第2のステータ
9A,9B,9C,9D,9E 第2の外側磁極部
10 出力軸
10A 第1の内側磁極部
10B 第2の内側磁極部
10E 連結部
12 第1の軸受け
13 第2の軸受け
14 連結リング
15 第1のボビン
16 第2のボビン
20 シート状のマグネット
20A,20C,20E,20G,20J 凸部(溝形状)
20B,20D,20F,20H,20K,20L 凹部(レール形状)
100 シート状のマグネット
100A〜100L 着磁された外周側の面

Claims (2)

  1. 軟磁性材料からなり、内側磁極部を有する回転軸と、
    片面に凹形状部分と凸形状部分が交互に且つ等間隔に形成され、前記内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されるシート状マグネットと、
    前記内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されたシート状マグネットの前記凹形状部分および前記凸形状部分に対向する外側磁極部を有するステータと、
    前記内側磁極部および前記外側磁極部を励磁するコイルとを有し、
    前記シート状マグネットは前記凹形状部分および前記凸形状部分が形成される面が同一の極性となるように着磁されるものであって、前記内側磁極部の外周面への巻き始まりと巻き終わりの部分が前記凹形状部分となるように、前記凹形状部分および前記凸形状部分が形成されることを特徴とするステッピングモータ。
  2. 軟磁性材料からなり、第1および第2の内側磁極部が軸方向に並んで形成される回転軸と、
    片面に凹形状部分と凸形状部分が交互に且つ等間隔に形成され、前記第1および第2の内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されるシート状マグネットと、
    前記第1および第2の内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されたシート状マグネットの一方端側に配置され、前記凹形状部分および前記凸形状部分に対向する第1の外側磁極部を有する第1のステータと、
    前記第1および第2の内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されたシート状マグネットの一方端側に配置され、前記第1の内側磁極部および前記第1の外側磁極部を励磁する第1のコイルと、
    前記第1および第2の内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されたシート状マグネットの他方端側に配置され、前記凹形状部分および前記凸形状部分に対向する第2の外側磁極部を有する第2のステータと、
    前記第1および第2の内側磁極部の外周面に巻き付けて固定されたシート状マグネットの他方端側に配置され、前記第2の内側磁極部および前記第2の外側磁極部を励磁する第2のコイルとを有し、
    前記シート状マグネットは前記凹形状部分および前記凸形状部分が形成される面が同一の極性となるように着磁されるものであって、前記内側磁極部の外周面への巻き始まりと巻き終わりの部分が前記凹形状部分となるように、前記凹形状部分および前記凸形状部分が形成されることを特徴とするステッピングモータ。
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