JP2739729B2 - 小形モーター界磁用ゴム磁石 - Google Patents
小形モーター界磁用ゴム磁石Info
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- JP2739729B2 JP2739729B2 JP63176815A JP17681588A JP2739729B2 JP 2739729 B2 JP2739729 B2 JP 2739729B2 JP 63176815 A JP63176815 A JP 63176815A JP 17681588 A JP17681588 A JP 17681588A JP 2739729 B2 JP2739729 B2 JP 2739729B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber magnet
- length
- small motor
- rubber
- motor
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、小形モーターの界磁として用いるゴム磁
石に関する。
石に関する。
小形モーターの界磁としては、例えば厚さが2mmで、
幅2cm、長さ7cmの第3図に示すような矩形の薄板からな
るゴム磁石1が用いられている。このゴム磁石1を第4
図に示すように、長手方向で円筒状に屈曲してモーター
のケース7の内面に挿入してステーターである界磁とし
て用いている。この時のゴム磁石1の長手方向長さL
を、第4図のようにケース7内面に挿入したときのゴム
磁石1の内面8の周長よりも若干短く形成しておき、ゴ
ム磁石1が老化により収縮したときゴム磁石1がロータ
ーと共に空転するのを防止するために、ゴム磁石1とケ
ース7とを接着剤で接着している。この種のモーターの
ローターとステーターとの間の間隙は0.2〜0.5mmである
のでゴム磁石1の長さLを前記の周長に等しいか、周長
よりも長くするとケースに挿入したとき、第5図に示す
ように両端の突き合わせ部が内側に盛り上がり、ロータ
ーと接触するようになるからである。
幅2cm、長さ7cmの第3図に示すような矩形の薄板からな
るゴム磁石1が用いられている。このゴム磁石1を第4
図に示すように、長手方向で円筒状に屈曲してモーター
のケース7の内面に挿入してステーターである界磁とし
て用いている。この時のゴム磁石1の長手方向長さL
を、第4図のようにケース7内面に挿入したときのゴム
磁石1の内面8の周長よりも若干短く形成しておき、ゴ
ム磁石1が老化により収縮したときゴム磁石1がロータ
ーと共に空転するのを防止するために、ゴム磁石1とケ
ース7とを接着剤で接着している。この種のモーターの
ローターとステーターとの間の間隙は0.2〜0.5mmである
のでゴム磁石1の長さLを前記の周長に等しいか、周長
よりも長くするとケースに挿入したとき、第5図に示す
ように両端の突き合わせ部が内側に盛り上がり、ロータ
ーと接触するようになるからである。
本発明は、長さLを上記の周長よりも長くして老化に
よる収縮を吸収しうると共に、両端が第5図に示すよう
に、内側に盛り上がらず接着剤を用いることなく、ケー
スに固定できる小形モーター界磁用ゴム磁石を提供せん
とするものである。
よる収縮を吸収しうると共に、両端が第5図に示すよう
に、内側に盛り上がらず接着剤を用いることなく、ケー
スに固定できる小形モーター界磁用ゴム磁石を提供せん
とするものである。
本発明による課題を解決するための手段は、小形モー
ター界磁用ゴム磁石の四隅に切欠を形成し、長手方向長
さを、モーターのケース内面に両端を突き合わせて円筒
状に挿入したときの内面周長よりも2〜5%長い長さに
形成したことにある。
ター界磁用ゴム磁石の四隅に切欠を形成し、長手方向長
さを、モーターのケース内面に両端を突き合わせて円筒
状に挿入したときの内面周長よりも2〜5%長い長さに
形成したことにある。
本発明ゴム磁石の長手方向長さを、モーターのケース
内面に両端を突き合わせて円筒状に挿入したときの内面
周長よりも、2〜5%長い長さに形成するのは、2%未
満では老化により収縮したときケース内面との圧着力が
低下し、ローターと共に回転する恐れがあるからであ
り、5%を超えると四隅に切欠を設けても突き合わせ部
が内側に盛り上がるからである。四隅に設けた切欠は、
モーターのケース内面に両端を突き合わせて円筒状に挿
入したときの内面周長よりも2〜5%長い長さに形成し
たときの内側への盛り上がりを、ゴムの弾性を利用して
吸収し内周面を平滑な円筒状に形成する。
内面に両端を突き合わせて円筒状に挿入したときの内面
周長よりも、2〜5%長い長さに形成するのは、2%未
満では老化により収縮したときケース内面との圧着力が
低下し、ローターと共に回転する恐れがあるからであ
り、5%を超えると四隅に切欠を設けても突き合わせ部
が内側に盛り上がるからである。四隅に設けた切欠は、
モーターのケース内面に両端を突き合わせて円筒状に挿
入したときの内面周長よりも2〜5%長い長さに形成し
たときの内側への盛り上がりを、ゴムの弾性を利用して
吸収し内周面を平滑な円筒状に形成する。
第1図は、本発明による小形モーター界磁用のゴム磁
石1の一実施例を示す平面図で、細長矩形の薄い板から
なり、長手方向の長さがモーターのケース内面に、長手
方向の両端を突き合わせて円筒状に挿入したときの内面
周長よりも2〜5%長い長さに形成されており、四隅に
切欠2が形成されている。切欠2の長手方向に沿う長さ
はゴム磁石1の厚さにほぼ等しい幅hとし、幅方向に沿
う長さもhとし、二辺の長さがhのほぼ直角二等辺三角
形を四隅から切り取つた形状にされる。この切り取り三
角形は必ずしも二等辺三角形に限られず、ゴム磁石1の
厚みや、長さLにより直角をなす二辺の長さが不等のも
のであつても良い。
石1の一実施例を示す平面図で、細長矩形の薄い板から
なり、長手方向の長さがモーターのケース内面に、長手
方向の両端を突き合わせて円筒状に挿入したときの内面
周長よりも2〜5%長い長さに形成されており、四隅に
切欠2が形成されている。切欠2の長手方向に沿う長さ
はゴム磁石1の厚さにほぼ等しい幅hとし、幅方向に沿
う長さもhとし、二辺の長さがhのほぼ直角二等辺三角
形を四隅から切り取つた形状にされる。この切り取り三
角形は必ずしも二等辺三角形に限られず、ゴム磁石1の
厚みや、長さLにより直角をなす二辺の長さが不等のも
のであつても良い。
このゴム磁石1は、ゴム材料に磁性材料粉末を混合し
て、押し出し成形により帯状に成形された素材3を長さ
Lの間隔で、長手方向両側縁にV字状の凹部5を形成す
る。そして凹部5の中心を通る切断線6で切断して製造
する。切断のときゴムの柔軟性等から長さLに切断誤差
が生ずるので、凹部5の底4には素材3の両側の縁に平
行な0.2〜0.5mmの長さの平らな部分を形成しておき、切
断線6が凹部5のV字の斜めの部分を通らないようにさ
れる。
て、押し出し成形により帯状に成形された素材3を長さ
Lの間隔で、長手方向両側縁にV字状の凹部5を形成す
る。そして凹部5の中心を通る切断線6で切断して製造
する。切断のときゴムの柔軟性等から長さLに切断誤差
が生ずるので、凹部5の底4には素材3の両側の縁に平
行な0.2〜0.5mmの長さの平らな部分を形成しておき、切
断線6が凹部5のV字の斜めの部分を通らないようにさ
れる。
ゴム磁石1は、着磁したもの、未着磁のものを共に本
発明範囲とするものである。
発明範囲とするものである。
本発明による小形モーター界磁用のゴム磁石によれ
ば、接着剤を用いることなくケースに固定でき、固定し
たときにローター全周との間隙も所望とでき、老化によ
り収縮を生じてもローターと共に回転することがない。
ば、接着剤を用いることなくケースに固定でき、固定し
たときにローター全周との間隙も所望とでき、老化によ
り収縮を生じてもローターと共に回転することがない。
第1図は本発明による小形モーター界磁用のゴム磁石の
一実施例の平面図、第2図は第1図のゴム磁石の素材の
平面図、第3図は従来の小形モーター界磁用ゴム磁石の
平面図、第4図はゴム磁石を小形モーターの界磁として
ケース内に固定した状態を示す側面図、第5図は第4図
と同様の図でゴム磁石の長さLが長いときの従来の状態
を示した図である。 1……ゴム磁石、2……切欠 3……素材、4……底 5……凹部、6……切断線 7……ケース、8……内面
一実施例の平面図、第2図は第1図のゴム磁石の素材の
平面図、第3図は従来の小形モーター界磁用ゴム磁石の
平面図、第4図はゴム磁石を小形モーターの界磁として
ケース内に固定した状態を示す側面図、第5図は第4図
と同様の図でゴム磁石の長さLが長いときの従来の状態
を示した図である。 1……ゴム磁石、2……切欠 3……素材、4……底 5……凹部、6……切断線 7……ケース、8……内面
Claims (1)
- 【請求項1】四隅に切欠を有し、長手方向長さが、モー
ターのケース内面に両端を突き合わせて円筒状に挿入し
たときの内面周長よりも、2〜5%長い長さに形成され
ている矩形の薄板からなる小形モーター界磁用ゴム磁
石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63176815A JP2739729B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 小形モーター界磁用ゴム磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63176815A JP2739729B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 小形モーター界磁用ゴム磁石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0226242A JPH0226242A (ja) | 1990-01-29 |
JP2739729B2 true JP2739729B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=16020329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63176815A Expired - Fee Related JP2739729B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 小形モーター界磁用ゴム磁石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2739729B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4387858B2 (ja) * | 2004-04-14 | 2009-12-24 | キヤノン株式会社 | ステッピングモータ |
KR100858781B1 (ko) * | 2006-09-01 | 2008-09-17 | 조동신 | 타이머가 구비된 전원플러그 |
-
1988
- 1988-07-15 JP JP63176815A patent/JP2739729B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0226242A (ja) | 1990-01-29 |
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