JP2867377B2 - 磁気ローラ - Google Patents

磁気ローラ

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JP2867377B2
JP2867377B2 JP2180662A JP18066290A JP2867377B2 JP 2867377 B2 JP2867377 B2 JP 2867377B2 JP 2180662 A JP2180662 A JP 2180662A JP 18066290 A JP18066290 A JP 18066290A JP 2867377 B2 JP2867377 B2 JP 2867377B2
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良次 宮原
克雄 堀内
隆一 市川
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁性体を吸着可能の磁気ローラに関し、特
に印刷版を支持する印刷ローラ、薄い鉄板を搬送する搬
送ローラとして好適な磁気ローラに関する。
(従来の技術) 磁性体を吸着可能の磁気ローラの一つとして、特開昭
55−15816号公報等に記載されたものがある。この公知
の磁気ローラは、磁性材料製の環状の複数のヨークと、
非磁性材料製の筒上の複数のスペーサとをスリーブの周
りにあって該スリーブの軸線方向へ交互に配置し、ま
た、隣り合うヨーク間にあってスペーサと軸部との間に
環状の永久磁石を配置している。永久磁石は、隣り合う
ヨークが互いに異磁極として作用するように配置されて
いる。
(解決しようとする課題) この従来の磁気ローラでは、環状のヨーク、環状のス
ペーサおよび環状の永久磁石をスリーブの周りに配置し
てるから、磁気ローラの曲げ剛性が小さい。このため、
従来の磁気ローラでは、ヨークとスペーサとが磁気ロー
ラに作用する曲げ力により半径方向に相対的に変位さ
れ、磁気ローラの外周面に凹凸が形成されてしまう。
このようにヨークとスペーサとが変形された磁気ロー
ラを、薄い印刷版を吸着する印刷ローラとして用いる
と、吸着された印刷版がローラの外周面の形状に追従し
て変形されるから、美麗な印刷をすることができない。
また、薄い磁性体を搬送する搬送ローラとして用いる
と、磁性体がローラの外周面の形状に追従して変形され
るから、磁性体を正しく搬送することができない。
本発明の目的は、曲げ剛性が大きく、外周面に凹凸が
形成されるおそれの少ない、磁気ローラを提供すること
にある。
(解決手段、作用、効果) 本発明の磁気ローラは、ローラ主体部であってその外
周に当該主体部の軸線方向へ伸びる溝を有するローラ主
体部と、複数の磁極面を有しかつ該磁極面が前記溝の方
向へ交互になるように前記溝に配置された磁石装置とを
含む。前記磁石装置は前記溝の方向へ交互に配置された
複数の磁極片および複数の永久磁石を備え、各永久磁石
はこれの両隣りの前記磁極片が異磁極として作用するよ
うに配置されており、前記主体部は前記溝内に開口しか
つ前記溝に沿って伸びる凹所を有し、各磁極片は前記凹
所に係合する突出部を有する。
本発明の他の磁気ローラは、ローラ主体部であってそ
の外周に当該主体部の軸線方向へ伸びる溝を有するロー
ラ主体部と、複数の磁極面を有しかつ該磁極面が前記溝
の方向へ交互になるように前記溝に配置された磁石装置
とを含む。前記磁石装置は、コ字状の断面形状を有しか
つ前記主体部の外周面に開口するケースであって前記溝
に沿って伸びかつ前記溝に配置されたケースと、前記ケ
ース内にあって前記磁極面が前記溝の方向へ交互になる
ように前記溝の方向へ交互に配置された複数の磁極片お
よび複数の永久磁石とを備える。各永久磁石はこれの両
隣りの前記磁気極片が異磁極として作用するように配置
されており、前記ケースは該ケース内に開口しかつ該ケ
ースに沿って伸びる凹所を有し、各磁極片は前記凹所に
係合する突出部を有する。
本発明の磁気ローラによれば、磁石装置がローラ主体
部に形成された溝または該溝に配置された断面コ字状の
ケースに配置されているから、磁石装置を軸部の周りに
配置した従来の磁気ローラに比べて、曲げ剛性が大き
く、外周面に凹凸が形成されるおそれが少ない、また、
主体部またはケースに、溝内またはケース内に開口しか
つ溝に沿って伸びる凹所を形成し、凹所に係合する突出
部を各磁極片に形成したから、磁極片が主体部またはケ
ースから抜け出ることを防止することができる。
前記溝内または前記ケース内に接着剤を充填すること
が好ましい。これにより、磁極片および永久磁石が相対
的におよび前記溝または前記ケースに対して変位するこ
とを防止することができる。
(実施例) 第1図〜第4図に示す磁気ローラ10は、非磁性材料製
のローラ主体部12と、該主体部と一体の軸部14とを含
む。主体部12と軸部14とは、一体でなくてもよい。この
場合、主体部12と軸部14とはその軸線16の周りの相対的
な回転および軸線16の方向への相対的な変位を阻止する
ように連結される。
主体部12の外周には、軸線16の方向へ伸びる複数の溝
18が軸線16の周りに等角度間隔に形成されている。各溝
18は、主体部12の外周面に開口するコ字状の断面形状を
有しており、また、主体部12の長さ方向全体にわって形
成されている。
第4図に示すように、主体部12の凹所18を規定する一
対の壁部のそれぞれには、三角形状の断面形状を有する
凹所20が形成されている。各凹所20は、対応する溝18に
側い開口されており、また、対応する溝18の長手方向全
体にわたって形成されている。
各溝18には、磁石装置22が配置されている。各磁石装
置22は、第3図に一部を拡大して示すように、溝18の方
向へ交互に配置された、板状の多数の磁極片24および板
状の多数の永久磁石26を備える。
第4図に示すように、各磁極片24は三角形状をした一
対の突出部28を有しており、各突出部28は対応する凹所
20に係合されている。これにより、各磁極片24は、溝18
からの脱離を防止されている。
各永久磁石26は、その厚さ方向に磁化されており、ま
た、隣りの両磁極片24が異磁極として作用するように、
すなわち磁化方向が交互に逆となるように配置されてい
る。
各溝18内の空隙には、樹脂、半田等の接着剤30が充填
されている。これにより、各磁極片24と各永久磁石26と
は、互いに変位することを防止されているとともい、対
応する溝18から脱離することを阻止される。
軸部14には、一対の端板32が螺合されている。各端板
32は、磁石装置22が対応する溝18からその長手方向へ抜
け出ることを阻止する。
磁気ローラ10の磁性体を装着する外周面は、主体部12
の溝18の間の部位34と、磁石装置22とにより規定され
る。印刷版のような薄い磁性体は、各磁石装置22の磁極
片24を経る磁束による吸着される。
磁気ローラ10は、たとえば、一方の端板32を軸部14に
螺合させ、各溝に磁極片24と永久磁石26とを交互に配置
し、他方の端板32を軸部14に螺合させ、各溝18内に接着
剤30を充填し、その後、磁性体を装着する外周面を研磨
することにより組み立てることができる。
主体部12の一部が磁性体を装着する外周面にまで達し
ている。このため、磁気ローラ10によれば、磁石装置を
軸部の周りに配置した従来の磁気ローラに比べて、曲げ
剛性が大きく、その結果、磁気ローラ10に曲げ力が作用
しても、磁極片24および永久磁石26が主体部12に対して
変位することがなく、磁性体を装着する外周面に凹凸が
形成されるおそれが少ない。また、磁気ローラを加熱し
て使用する場合でも、主体部12が一体の部材で構成され
ているから、熱伝導が均一であり、熱膨張による歪みが
発生しにくい。
磁気ローラ10の組み立て時、各磁極片24は、その突出
部28が凹所20に係合するように、他方の端板32の側から
対応する溝18内に挿入すればよく、また、各永久磁石26
はこれの隣りに配置される1つの磁極片24とともに溝18
に配置すればよい。したがって、磁気ローラ10によれ
ば、その組立作業が容易になる。
第5図および第6図を参照すると、本発明の他の磁石
装置36では、磁極片24および永久磁石26が、非磁性材料
製の長尺のケース38内に、該ケースの長手方向に交互に
配置されている。
ケース38は、コ字状の断面形状を有しており、また、
磁極片24の突出部28が係合する一対の凹所40を有してい
る。ケース38は、主体部の外周面に開口しかつ対応する
溝18に沿って伸びるように、対応する溝18に配置され
る。
ケース38内の空隙には、半田、樹脂等の接着剤42が充
填され、これにより磁極片24および永久磁石26が相互に
およびケース38に接着される。ケース38は、対応する溝
18内に配置された後、接着剤により主体部12に接着され
る。
磁石装置36によれば、磁石装置36を予め組み立ててお
くことができるから、磁石装置自体の製造および組立作
業が容易になり、また、磁気ローラの組立作業が容易に
なる。磁石装置36は、主体部12が磁性材料製の場合に適
用することができる。
各溝18は、第1図の実施例では平面的に見て軸線16と
平行であるが、第7図に示す磁気ローラ44にように、平
面的に見て軸線16と交差する溝46としてもよい。
なお、図示の実施例は、いずれも、各永久磁石24の外
側の空隙に接着剤が充填されていないように示されてい
るが、実際には永久磁石26の外側の空隙にも接着剤が充
填されている。このため、各永久磁石26は、接着剤の中
に埋没されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る磁気ローラの一実施例の一部を断
面して内部の構造を示す図、第2図は第1図の2−2線
に沿って得た断面図、第3図は第1図の磁気ローラで用
いる磁石装置の一実施例を示す図、第4図は第3図の4
−4線に沿って得た断面図、第5図は磁石装置の他の実
施例を示す図、第6図は第5図の6−6線に沿って得た
断面図、第7図は本発明に係る磁気ローラの他の実施例
を示す図である。 10,44:磁気ローラ、12:ローラ主体部、14:軸部、18,46:
溝、20,40:凹所、22,36:磁石装置、24:磁極片、26:永久
磁石、28:突出部、30,42:接着剤、38:ケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 27/00,5/00,3/16 B41F 27/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラ主体部であってその外周に当該主体
    部の軸線方向へ伸びる溝を有するローラ主体部と、複数
    の磁極面を有しかつ該磁極面が前記溝の方向へ交互にな
    るように前記溝に配置された磁石装置とを含み、前記磁
    石装置は前記溝の方向へ交互に配置された複数の磁極片
    および複数の永久磁石を備え、各永久磁石はこれの両隣
    りの前記磁極片が異磁極として作用するように配置され
    ており、前記主体部は前記溝内に開口しかつ前記溝に沿
    って伸びる凹所を有し、各磁極片は前記凹所に係合する
    突出部を有する、磁気ローラ。
  2. 【請求項2】ローラ主体部であってその外周に当該主体
    部の軸線方向へ伸びる溝を有するローラ主体部と、複数
    の磁極面を有しかつ該磁極面が前記溝の方向へ交互にな
    るように前記溝に配置された磁石装置とを含み、前記磁
    石装置は、コ字状の断面形状を有しかつ前記主体部の外
    周面に開口するケースであって前記溝に沿って伸びかつ
    前記溝に配置されたケースと、前記ケース内にあって前
    記磁極面が前記溝の方向へ交互になるように前記溝の方
    向へ交互に配置された複数の磁極片および複数の永久磁
    石とを備え、各永久磁石はこれの両隣りの前記磁極片が
    異磁極として作用するように配置されており、前記ケー
    スは該ケース内に開口しかつ該ケースに沿って伸びる凹
    所を有し、各磁極片は前記凹所に係合する突出部を有す
    る、磁気ローラ。
  3. 【請求項3】前記溝内または前記ケース内に接着剤が充
    填されている、請求項(1)または(2)に記載の磁気
    ローラ。
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