JP4386538B2 - ミシンの布送り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はミシンの布送り装置に係り、特に、被縫製物をX−Y平面上を移動させながら縫製を行なうためのミシンの布送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、ボタン縫いを行なうミシン等において、被縫製物をX方向およびY方向に移動させながら、この被縫製物の縫製を行なうミシンの布送り装置が多く用いられている。
【0003】
図16はこのような従来のミシンの布送り装置を示したもので、被縫製物を保持してこの被縫製物を移動させるための送り台40が配設されており、この送り台40の一端側には、送り台40の長手方向に延在するガイド孔41が形成されている。また、送り台40の他端側には、係合孔42が形成されており、前記送り台40の下方には、第1駆動モータ43および第2駆動モータ49が配設されている。
【0004】
この第1駆動モータ43の出力軸44には、出力ギア45が取付けられており、この第1駆動モータ43の近傍には、揺動レバー46が回転軸Mを中心として揺動自在に配設されている。この揺動レバー46の一端部には、前記第1駆動モータ43の出力ギア45に噛合されるギア部47が形成されており、揺動レバー46の他端部には、前記送り台40のガイド孔41に係合される支持駒48が回転自在に取付けられている。
【0005】
また、第2駆動モータ49に近接して長尺状のラック部材51が長手方向に沿って移動自在に配設されている。第2駆動モータ49の出力軸50には、ピニオンギア51が取付けられており、このピニオンギア51には、前記ラック部材52の側面に長手方向に沿って形成されたラックギア52aが噛合されるようになっている。また、ラック部材52の先端部には、ラック部材52の長手方向と直交する方向に延在するピン支持アーム53が取付けられており、このピン支持アーム53の先端部には、前記送り台40の係合孔42に係合される係合ピン54が取付けられている。
【0006】
前記従来のミシンの布送り装置においては、第1駆動モータ43を回転駆動して出力ギア45を回転させることにより、ギア部47を介して揺動レバー46が揺動され、これにより支持駒48が移動して、送り台40が矢符X方向に揺動される。
【0007】
一方、第2駆動モータ49を回転駆動してピニオンギア51を回転させることにより、ラックギア52aを介してラック部材52がその長手方向に移動され、これにより、ピン支持アーム53の係合ピン54を介して送り台40が矢符Y方向に移動されるようになっている。
【0008】
このように第1駆動モータ43および第2駆動モータ49を任意の回転量だけ回転駆動することにより、送り台40を運動を合成したX方向およびY方向の任意の位置に移動させることができるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来のミシンの布送り装置においては、送り台40のX方向およびY方向への移動に際して、それぞれ別個の機構を設けるようにしているので、構造が極めて複雑となり、機構の大型化を招くとともに、部品点数の増加を招くこととなり、製造が困難で、製造コストも高くなってしまうという問題を有している。しかも、送り台40のX方向の移動とY方向の移動とをそれぞれ個別の駆動モータ43,49により行なうようにしているので、各駆動モータ43,49に負担がかかってしまい、各駆動モータ43,49を大型にする必要があり、駆動モータ43,49の小型化を図ることができないという問題を有している。
【0010】
本発明は前記した点に鑑みなされたもので、構造が簡単で、容易に、かつ、安価に製造することができ、しかも、駆動モータの小型化を図ることのできるミシンの布送り装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に記載の発明に係るミシンの布送り装置は、ベッド本体の固定軸線の周りに回転可能に支持されこの固定軸線に対して前記ベッド本体の長手方向に移動可能とする長穴が形成された送り台と、前記送り台の長手方向一端部にこの長手方向との直交方向線上でそれぞれ固定軸線を中心に回転可能に支持された一対の連結部材と、前記各連結部材に連結された一対の偏心部材と、前記各偏心部材を偏位させるため前記偏心部材に出力軸を連結した一対の駆動モータとを備え、前記各駆動モータによりそれぞれ前記偏心部材を偏位させて前記各連結部材を動作させることにより、前記送り台を前記長穴の長手方向に沿って移動させ、または、前記固定軸線の周りに回転させるようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
この請求項1に記載の発明によれば、各駆動モータを任意の方向に回転駆動させて、各偏心部材を回転させることにより、各連結部材を揺動させてこの連結部材に連結された送り台を、X−Y平面上を移動させるようにしている。
【0013】
そして、送り台をX方向およびY方向の移動には、常に両駆動モータを駆動しているので、各駆動モータにかかる負荷が小さくなり、駆動モータの小型化を図ることができる。また、各駆動モータの回転力を簡単な構成の機構を用いて伝達することにより、送り台の移動を行なうものであるため、構造が簡単で、部品点数も少なくて済み、容易に、かつ、安価に製造することができる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記各駆動モータ、一対の偏心部材および一対の連結部材は、前記送り台の中心軸に対して対称位置に配置されていることを特徴とするものである。
【0015】
この請求項2に記載の発明によれば、駆動モータの回転による送り台の移動制御が極めて容易となり、また、バランスも良好となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1乃至図15を参照して説明する。
【0017】
図1および図2は本発明に係るミシンの布送り装置の実施の一形態を示したもので、このミシンの布送り装置は、図示しないミシン本体の内部に収容されるベッド本体1を有しており、このベッド本体1は、ミシンを動作させるための図示しない駆動軸等が収容される箱型の基部2と、この基部2の一側に一体に形成されミシンの載置ベッドの内部に位置するように幅寸法が狭く形成されたベッド部3とから構成されている。なお、図示しないが、基部2から上方に延在するミシンの縦胴部が形成され、この縦胴部からベッド部3の上方に延在するアーム部が形成されるようになっている。
【0018】
また、本実施形態においては、前記ベッド本体1の基部2の内側であって前記ベッド部3と反対側には、パルスモータ等からなる第1駆動モータ4aおよび第2駆動モータ4bが左右に並べて配設されており、これら第1駆動モータ4aおよび第2駆動モータ4bは、それぞれその出力軸5,5が基部2の上面から上方に突出するように配置されている。
【0019】
前記ベッド本体1のベッド部3の上面には、このベッド部3の長手方向に沿って延在する送り台6が配設されており、この送り台6の先端部には、縫製を行なう布を支持するための布押さえ板7が取付けられている。この布押さえ板7の先端部には、縫製の際に針が挿通されるための四角形状の針用穴8が穿設されており、前記送り台6の上方に取付けられる図示しないボタン支持板により支持されるボタンと、布押さえ板7の針用穴8部分との間に所定の布を挟持して保持するようになっている。
【0020】
前記送り台6の中央部には、長手方向に延在するガイド孔9が形成されており、前記ベッド本体1のベッド部3には、前記送り台6のガイド孔9の内側に係合される平面四角形状の支持駒10がピン10Aを中心として回転自在に取付けられている。そして、前記送り台6は、支持駒10を中心として回動自在とされるとともに、前記支持駒10によりガイド孔9が案内されることにより、長手方向に移動自在とされている。このような送り台6の動作により、送り台6の先端部に取付けられた布押さえ板7が、ベッド部3の長手方向に沿うY方向と、Y方向に直交するX方向とに平面上を移動できるようになっている。
【0021】
なお、前記駆動モータ4a,4bは、前記支持駒10を支持するピン10Aの軸線を通りベッド部3の長手方向であるY方向に沿う直線、すなわち送り台6の中心線を挟んで対称に配置されている。
【0022】
また、前記送り台6の基端部には、ほぼT字状を有するリンク板11が取付けられており、このリンク板11には、それぞれ一対の支持ピン12が送り台6の長手方向に対して直交する線上に並列に突設されている。
【0023】
前記第1駆動モータ4aの出力軸5および第2駆動モータ4bの出力軸5には、それぞれ偏心部材13,13が固定されており、この偏心部材13には、前記各出力軸5に対して偏心された偏心軸14,14が設けられている。さらに、前記リンク板11の各支持ピン12には、連結部材としてのリンクアーム15,15の一端部に形成された係合孔16が前記支持ピン12を中心として揺動自在に係合されるとともに、各偏心部材13の偏心軸14には、リンクアーム15の他端部に形成された係合孔17が前記偏心軸14を中心として揺動自在に係合されており、各支持ピン12および偏心軸14とは、それぞれリンクアーム15により連結されるようになっている。一対のリンクアーム15,15は、それぞれが同一形状をしている。また、一対の偏心部材13,13もそれぞれが同一形状をしている。これら各偏心部材13,リンクアーム15等は、前記支持駒10を支持するピン10Aの軸線を通りベッド部3の長手方向であるY方向に沿う直線を挟んで対称に配置されている。
【0024】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0025】
まず、本実施形態における基準位置は、図3(c)に示す状態であり、図3(c)においては、布押さえ板7の針用穴8が縫製範囲の中心に位置するようになっており、この状態で、送り台6のガイド孔9の長手方向ほぼ中央部に支持駒10が位置するとともに、各リンクアーム15および各偏心部材13が互いに左右対称に位置している。リンクアーム15は、基準位置において、支持ピン12,12を結ぶ直線に対して45゜の角度で配置されている。また、偏心部材13,13の偏心方向も前記直線に対して45゜の角度で配置されている。つまり、一対のリンクアーム15によって形成される角度は直角となり、また、リンクアーム15と偏心部材13とによって形成される角度も直角となる。
【0026】
この状態から、第1駆動モータ4aを図3時計方向に、第2駆動モータ4bを図3反時計方向にそれぞれ同一量だけ回転駆動させることにより、偏心部材13が同量回転して偏心軸14を介して各リンクアーム15が揺動され、リンク板11が図3上方に押し上げられる。これにより、送り台6が支持駒10と長穴9に案内されながら、ベッド部3の長手方向先端側に移動され、布押さえ板7の針用穴8部分がY方向において図3上方へと移動されて、図3(d)に示す状態になる。
【0027】
また、前記基準位置の状態から、第1駆動モータ4aを図3反時計方向に、第2駆動モータ4bを図3時計方向にそれぞれ同一量だけ回転駆動させるこにとより、偏心部材13が同量回転して偏心軸14を介して各リンクアーム15が揺動され、リンク板11が図3下方に引き下げられる。これにより、送り台6が支持駒10および長穴9に案内されながら、ベッド部3の長手方向基端側に移動され、布押さえ板7の針用穴8部分がY方向において図3下方へと移動されて図3(e)に示す状態になる。
【0028】
さらに、図3(c)の基準位置の状態から、第1駆動モータ4aおよび第2駆動モータ4bを図3反時計方向にそれぞれ設定された所定回転量だけ回転駆動させることにより、偏心部材13が回転して偏心軸14を介して各リンクアーム15が揺動され、リンク板11が図3左方に移動される。これにより、送り台6が支持駒10を支持するピン10Aを中心として時計方向に回動され、布押さえ板7の針用穴8部分がX方向において図3右方へと移動されて図3(a)に示す状態になる。
【0029】
また、基準位置の状態から、第1駆動モータ4aおよび第2駆動モータ4bを図3時計方向にそれぞれ設定された所定回転量だけ回転駆動させるこにとより、偏心部材13が回転して偏心軸14を介して各リンクアーム15が揺動され、リンク板11が図3右方に移動される。これにより、送り台6が支持駒10のピン10Aを中心として反時計方向に回動され、布押さえ板7の針用穴8部分がX方向において図3左方へと移動されて図3(b)に示す状態になる。
【0030】
また、前記第1駆動モータ4aおよび第2駆動モータ4bを図3時計方向または反時計方向に回転する際の各駆動モータ4a,4bの回転量を所定とすることにより、送り台6を前後方向と左右方向の合成方向、すなわち斜め方向に移動させることができる。
【0031】
このように本実施形態においては、基準位置の状態から、第1駆動モータ4aおよび第2駆動モータ4bの回転方向および回転量、すなわち回転位置を制御することにより、前記各動作あるいは前記各動作を組み合わせて行なわせて、布押さえ板7の針用穴8をX−Y平面上の任意の位置に移動させることができる。
【0032】
したがって、本実施形態においては、常に第1駆動モータ4aおよび第2駆動モータ4bを駆動することにより、送り台6をX方向およびY方向に移動させるようにしているので、各駆動モータ4a,4bにかかる負荷が小さくなり、駆動モータ4a,4bの小型化を図ることができる。また、各駆動モータ4a,4bの回転力を簡単な構成のリンク機構を用いて伝達することにより、送り台6の移動を行なうものであるため、構造が簡単で、部品点数も少なくて済み、容易に、かつ、安価に製造することができる。
【0033】
また、図4から図15は本発明に係るミシンの布送り装置の他の実施形態を示したものである。
【0034】
図4に示す実施形態においては、ベッド本体1の基部2のベッド部3と反対側端部に、第1駆動モータ4aおよび第2駆動モータ4bがピン10Aを通る直線を挟んで左右対称に配置され、その出力軸5,5が水平面内において互いに内側に指向するように傾斜して取付けるようにしたものである。そして、図9に示すように、各駆動モータ4a,4bの出力軸5に偏心軸14を有する偏心部材13を取付け、この偏心軸14とリンク板11の支持ピン12とは、両端部の面が直交する方向にねじり形成されたボール継手31により連結することにより、各駆動モータ4a,4bによる回転方向を変更するよう連結されている。
【0035】
この実施形態においては、各駆動モータ4a,4bを駆動することにより、偏心部材13を回転させ、これにより、ボール継手31を動作させてリンク板11をX方向およびY方向に移動させることができるものである。
【0036】
また、図5に示す実施形態においては、ベッド本体1の基部2のベッド部3と反対側端部に、第1駆動モータ4aおよび第2駆動モータ4bがピン10Aを通る直線を挟んで左右対称に配置され、その出力軸5,5がY方向に延在し、かつ、平行に位置するように並べて取付けるようにしたものである。そして、図10に示すように、前記駆動モータ4a,4bの出力軸5にかさ歯車20を取付けるとともに、軸受18により垂直軸線を中心として回転自在に軸支された回転軸19およびこの回転軸19に対して偏心された偏心軸14を有する偏心部材13を配設し、前記偏心部材13の回転軸19の下端部にこのかさ歯車20に噛合されるかさ歯車21を取付け、各駆動モータ4a,4bによる回転方向を変更するようになっている。
【0037】
そして、前記偏心部材13の偏心軸14にリンクアーム15の一端部を揺動自在に取付けるようになされ、各駆動モータ4a,4bを駆動することにより、各かさ歯車20,21を介して偏心部材13を回転させ、これにより、リンクアーム15を介してリンク板11をX方向およびY方向に移動させることができるものである。
【0038】
さらに、図6に示す実施形態においては、ベッド本体1の基部2の端部側両側面に、第1駆動モータ4aおよび第2駆動モータ4bが、前記ピン10Aを通る直線を挟んで左右対称に配置され、その出力軸5,5がX方向に沿って延在するように互いに対向して取付けるようにしたものである。各駆動モータ4a,4bの出力軸5,5とリンクアーム15,15との連結機構としては、前記図10に示す構成の機構でよい。
【0039】
さらに、図5あるいは図6に示すように駆動モータ4a,4bを取付けた場合における、各駆動モータ4a,4bの出力軸5,5とリンクアーム15,15との連結機構として、図10に記載されたかさ歯車20,21に代えて、図11に示すように、駆動モータ4a,4bの出力軸5にねじ歯車22を取付けるとともに、偏心部材13の回転軸19の下端部にこのねじ歯車22に噛合されるねじ歯車23を取付ける構成としてもよい。
【0040】
さらにまた、図12に示すように、駆動モータ4a,4bの出力軸5および偏心部材13の回転軸19にそれぞれプーリ24,25を取付け、これら各プーリ24,25の間にタイミングベルト26を掛け渡すことにより、駆動モータ4a,4bによる回転方向を変更するようにしてもよい。
【0041】
また、図7に示す実施形態においては、第1駆動モータ4aおよび第2駆動モータ4bが、ベッド本体1の基部2の端部側両側面において、前記ピン10Aを通る直線を挟んで左右対称に配置され、その出力軸5,5が上方に延在して並列に配置するように取付けたものである。
【0042】
さらに、図8に示す実施形態においては、第1駆動モータ4aおよび第2駆動モータ4bがベッド本体1の基部2の端部側後側面に、前記ピン10Aを通る直線を挟んで左右対称に配置され、その出力軸5,5が上方に延在するように並列に配置するように取付けたものである。
【0043】
これら図7および図8に示された実施形態においては、各駆動モータ4a,4bとリンク板11との連結手段として、図2に示す偏心部材13に出力軸5を直接接続する構成とすることができる。
【0044】
また、図7および図8に示された実施形態においては、図13に示すように、駆動モータ4a,4bの出力軸5に一部にギア部27が形成された回転板28を取付けるとともに、偏心部材13の回転軸19に前記回転板28のギア部27に噛合されるギア部29が形成された回転板30を取付けるようにすればよい。
【0045】
また、図14に示すように、回転板30自体に回転軸19および偏心軸14を形成し、回転板30が偏心部材として機能するようにすることもできる。
【0046】
この場合には、前記偏心部材13の偏心軸14にリンクアーム15の一端部を揺動自在に取付けるようになされ、各駆動モータ4a,4bを駆動することにより、各回転板28,30を介して偏心部材13を回転させ、これにより、リンクアーム15を介してリンク板11をX方向およびY方向に移動させることができるものである。
【0047】
さらにまた、図15に示すように、駆動モータ4a,4bの出力軸5および偏心部材13の回転軸19にそれぞれプーリ24,25を取付け、これら各プーリ24,25の間にタイミングベルト26を掛け渡すようにしてもよい。
【0048】
なお、前記各実施形態においては、各駆動モータ4a,4bと偏心部材13の連結機構は、前記支持駒10を支持するピン10Aの軸線を通りベッド部3の長手方向であるY方向に沿う直線を挟んで左右対称に配置するようにしたが、必ずしも左右対称に配置する必要はない。
【0049】
また、本発明は前記実施形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0050】
【発明の効果】
以上述べたように請求項1に記載の発明に係るミシンの布送り装置は、常に各駆動モータを駆動することにより、送り台をX方向およびY方向に移動させるようにしているので、各駆動モータにかかる負荷が小さくなり、駆動モータの小型化を図ることができる。また、各駆動モータの回転力を簡単な構成の機構を用いて伝達することにより、送り台の移動を行なうものであるため、構造が簡単で、部品点数も少なくて済み、容易に、かつ、安価に製造することができる。
【0051】
また、請求項2に記載の発明は、駆動モータ、偏心部材および連結部材を送り台の中心軸に対して対称位置に配置するようにしているので、駆動モータの回転による送り台の移動制御が極めて容易となる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るミシンの布送り装置の実施の一形態を示す斜視図
【図2】 図1に示すミシンの布送り装置の分解斜視図
【図3】 本発明の布送り装置による送り台の動作を示す説明図
【図4】 本発明に係るミシンの布送り装置における駆動モータの取付け位置を変更した場合の他の実施形態を示す斜視図
【図5】 本発明に係るミシンの布送り装置における駆動モータの取付け位置を変更した場合の他の実施形態を示す斜視図
【図6】 本発明に係るミシンの布送り装置における駆動モータの取付け位置を変更した場合の他の実施形態を示す斜視図
【図7】 本発明に係るミシンの布送り装置における駆動モータの取付け位置を変更した場合の他の実施形態を示す斜視図
【図8】 本発明に係るミシンの布送り装置における駆動モータの取付け位置を変更した場合の他の実施形態を示す斜視図
【図9】 駆動モータの取付け位置による駆動伝達機構の一実施形態を示す分解斜視図
【図10】 駆動モータの取付け位置による駆動伝達機構の他の実施形態を示す分解斜視図
【図11】 駆動モータの取付け位置による駆動伝達機構の他の実施形態を示す分解斜視図
【図12】 駆動モータの取付け位置による駆動伝達機構の他の実施形態を示す分解斜視図
【図13】 駆動モータの取付け位置による駆動伝達機構の他の実施形態を示す分解斜視図
【図14】 駆動モータの取付け位置による駆動伝達機構の他の実施形態を示す分解斜視図
【図15】 駆動モータの取付け位置による駆動伝達機構の他の実施形態を示す分解斜視図
【図16】 従来のミシンの布送り装置を示す分解斜視図
【符号の説明】
1 ベッド本体
2 基部
3 ベッド部
4a 第1駆動モータ
4b 第2駆動モータ
6 送り台
7 布押さえ板
8 針用穴
11 リンク板
13 偏心部材
14 偏心軸
15 リンクアーム

Claims (2)

  1. ベッド本体の固定軸線の周りに回転可能に支持されこの固定軸線に対して前記ベッド本体の長手方向に移動可能とする長穴が形成された送り台と、前記送り台の長手方向一端部にこの長手方向との直交方向線上でそれぞれ固定軸線を中心に回転可能に支持された一対の連結部材と、前記各連結部材に連結された一対の偏心部材と、前記各偏心部材を偏位させるため前記偏心部材に出力軸を連結した一対の駆動モータとを備え、前記各駆動モータによりそれぞれ前記偏心部材を偏位させて前記各連結部材を動作させることにより、前記送り台を前記長穴の長手方向に沿って移動させ、または、前記固定軸線の周りに回転させるようにしたことを特徴とするミシンの布送り装置。
  2. 前記各駆動モータ、一対の偏心部材および一対の連結部材は、前記送り台の中心軸に対して対称位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のミシンの布送り装置。
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