JP4376525B2 - 多地点通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、多地点通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットなどのネットワークや電話回線を利用し、多地点でテレビ電話や音声電話などの双方向通信を行い、教育、会議、相談などのサービスを提供する多地点通信システムが実現されている。
【0003】
さらに、近年では、従来ネットワーク上でリアルタイムに文字情報を交換していた「チャット」と呼ばれるサービスに、これらテレビ電話に係る技術を利用して、文字に加えて映像および音声をも送受信することができる「ビデオチャット」と呼ばれるサービスが提供されている(例えば、非特許文献1,2参照)。
【0004】
従来のチャットでは、不特定多数の利用者が同時にこれを利用するが、やりとりされる情報が文字のみであったために、送受信されるデータ量も、その処理に必要な基地局および各端末局の処理能力も限られていた。しかし、ビデオチャットでは、映像および音声も合わせて送受信されるため、従来と比べて、非常に大きな通信帯域を必要とする。また、映像および音声を圧縮伸張する必要があり、この処理のために、基地局および各端末局にも高い処理能力が要求される。
【0005】
そこで、従来のビデオチャット会議室では、当該会議室に入室できる利用者の人数を制限するなどの措置が講じられている。また、片方向多数の配信を行い、発言を必要とする参加者のみに双方向回線を与える技術も提案されている(特許文献1,2参照)。
【0006】
【非特許文献1】
http://www.dion.ne.jp/vchat/index.html
【非特許文献2】
http://www.comparty.jp
【特許文献1】
特開2002−009765号公報
【特許文献2】
特開平06−261316号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した方法では、発言権を取得するために議長の許可を貰うなど、会議室への参加者は煩雑な手続きを行う必要があった。また、発言権を得るための処理で回線が混み合うといった問題も発生していた。
【0008】
そこで、この発明の課題は、発言権の取得や移譲を、容易に、かつ円滑に行うことができるビデオチャット会議室を実現する多地点通信システムを提供することにある。さらに、従来のビデオチャット会議室に比べて、不特定多数で行うコミュニケーションに特化した付加価値の高いサービスを実現することをも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して映像および音声を送受信しテレビ会議を行う多地点通信システムであって、前記ネットワークに接続された基地局と、前記ネットワークを介して前記基地局に接続され、前記テレビ会議での発言権を有する複数の端末局と、前記ネットワークを介して前記基地局に接続され、前記発言権を持たない別の端末局と、を備え、前記基地局は、前記発言権を有する端末局とは映像および音声を双方向に送受信し、前記発言権を持たない別の端末局へは前記発言権を有する端末局間で送受信される映像および音声を片方向に配信するという通信に係る制御を行う接続制御手段を備え、前記発言権は、当該発言権に係る情報を含むデータであるトークンを用いて管理され、前記トークンには、定の前記端末局に対して前記テレビ会議の開始前に予め与えられる正規のトークンが含まれるとともに、前記特定の端末局以外の前記端末局に対して先着順に与えられるフリートークンと、前記特定の端末局以外の前記端末局に対して前記テレビ会議の開始前に予め与えられ、前記特定の端末局に欠員が生じた場合に発言が可能になる過発行トークンとのうちの少なくとも一方が含まれ、前記基地局は、前記ネットワークを介して前記基地局に接続している前記端末局が前記正規のトークンを有しているか否かを認証する手段を備え、前記基地局の前記接続制御手段は、前記正規のトークンを有する前記端末局とは映像および音声を双方向に送受信し、前記トークンが前記フリートークンを含む場合、前記基地局は、所定数の前記フリートークンを、前記ネットワークを介して前記特定の端末局以外の前記端末局に対して、先着順に与える手段と、前記ネットワークを介して前記基地局に接続している前記端末局が前記フリートークンを有しているか否かを認証する手段とを備え、前記基地局の前記接続制御手段は、前記フリートークンを有する前記端末局とは映像および音声を双方向に送受信し、前記トークンが前記過発行トークンを含む場合、前記基地局は、前記ネットワークを介して前記基地局に接続している前記端末局が前記過発行トークンを有しているか否かを認証する手段を備え、前記基地局の前記接続制御手段は、前記特定の端末局に欠員が生じている場合には、前記過発行トークンを有する前記端末局とは映像および音声を双方向に送受信し、前記特定の端末局に欠員が生じていない場合には、前記過発行トークンを有する前記端末局へは前記発言権を有する端末局間で送受信される映像および音声を片方向に配信することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の多地点通信システムであって、前記発言権は、前記ネットワークを介して送受信可能な前記トークンを媒介として授受されるものであり、前記正規のトークンまたは前記フリートークンを有する前記端末局が、発言権を持たない前記別の端末局へ、前記正規のトークンまたは前記フリートークンを送信する手段、を備え、前記基地局は、前記正規のトークンまたは前記フリートークンを受信した前記別の端末局とは映像および音声を双方向に送受信し、前記正規のトークンまたは前記フリートークンを失った前記端末局へは前記発言権を有する端末局間で送受信される映像および音声を片方向に配信することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の多地点通信システムであって、さらに、全ての端末局の備える表示装置上に、前記テレビ会議の利用者の映像および音声以外のマルチメディアデータを表示し、前記マルチメディアデータを閲覧しながら情報交換を行う多目的情報交換手段、を備えることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の多地点通信システムであって、さらに、前記端末局の利用者が、前記多目的情報交換手段により前記表示装置上に表示されたボタンを選択操作することで、当該利用者の意思をデータとして、前記基地局に送信する意思表示データ通信手段、を備え、前記基地局は、前記各端末局から前記意思表示データ通信手段により送信された前記データを集計し、その結果を、前記各端末局の前記多目的情報交換手段により前記各端末局の備える前記表示装置上に表示する集計表示手段、を備えることを特徴とするものである
【0011】
請求項に記載の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の多地点通信システムであって、さらに、前記テレビ会議には、テレビ会議毎に異なるアクセス権が設定され、当該アクセス権を有する前記端末局だけに、前記ネットワークを介して、前記基地局と、前記アクセス権に対応するテレビ会議に係る通信を行う手段、を備えることを特徴とするものである。
【0012】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の多地点通信システムであって、前記アクセス権は、当該アクセス権に対応するテレビ会議の開催中にのみ有効であり、前記基地局は、前記アクセス権に対応するテレビ会議が終了すると、前記アクセス権を利用した前記端末局との通信を切断することを特徴とするものである。
【0013】
請求項に記載の発明は、請求項または請求項に記載の多地点通信システムであって、前記アクセス権は、当該アクセス権に係る情報を含むデータであり、前記端末局は、前記ネットワークを介して、当該データを送受信することにより前記アクセス権の授受を行うことを特徴とするものである。
【0016】
請求項に記載の発明は、請求項3に記載の多地点通信システムであって、さらに、前記端末局の備える前記表示装置上に、所定の時間だけ、所定の広告を表示する広告配信手段、を備えることを特徴とするものである。
【0017】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の多地点通信システムであって、前記広告配信手段は、前記テレビ会議に係る情報を検知し、当該情報に関連する広告を、前記端末局の備える前記表示装置上に表示する手段を含むことを特徴とするものである。
【0018】
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の多地点通信システムであって、さらに、所定の条件を満たした前記端末局の利用者に、所定の条件で算出した割合に従って、当該利用者の利用する前記テレビ会議において得られた収入の一部を還元する手段、を備えることを特徴とするものである。
【0019】
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の多地点通信システムであって、さらに、前記端末局の利用者の映像および音声を、前記利用者を断定できない映像および音声に変換し、変換後の映像および音声を前記利用者の映像および音声として前記テレビ会議に利用する手段、を備えることを特徴とするものである。
【0020】
請求項12に記載の発明は、請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の多地点通信システムであって、さらに、前記端末局の利用者の感情を表現した所定の画像の中から、前記利用者の選択した画像を、前記利用者の映像として前記テレビ会議に利用する手段、を備えることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
<基本構成>
図1はこの発明の一の実施の形態に係る多地点通信システムを示す基本構成図である。図1の如く、本システムは、複数の仮想チャットルーム2(2A〜2D)を実現する基地局1と、当該基地局1とインターネットなどのネットワーク3(3A〜3D)を介して接続され、ステージ4(4A,4B)を構成し双方向通信により映像および音声を送受信して情報交換を行う参加端末局5(5A〜5F)と、オーディエンス6(6A,6B)を構成し片方向通信によりステージ4で行われる映像および音声を受信する傍聴端末局7(7A〜7F)と、から構成される。
【0022】
なお、ここで、仮想チャットルーム2とは、テレビ会議を行うための基地局用のソフトウェアプログラムを、基地局1上で実行することにより実現される仮想空間である。また、各端末局5,7も、同じく自局上でテレビ会議を行うための端末局用のソフトウェアプログラムを実行することで、ネットワーク3を介して基地局1上の仮想チャットルーム2にアクセスし、会議室で会議が行われるように、テレビ会議によるコミュニケーションを実現することができる。
【0023】
また、図1では、便宜上、ネットワーク3を各ステージ4およびオーディエンス6毎に示しているが、これらは同じ回線を利用していても構わない。さらに、複数存在する仮想チャットルーム2との関係と、会議への参加態様からステージ4とオーディエンス6、参加端末局5と傍聴端末局7を、それぞれ区別して示しているが、これらは、基地局1とネットワーク3を介して接続された、同様の端末局であり、実際には各端末局上で動作するソフトウェアプログラムと、その設定によって区別される。そのため、ある仮想チャットルーム2における参加端末局5が別のチャットルーム2における傍聴端末局7である場合や、後述するように、同じ仮想チャットルーム2において、参加端末局5と傍聴端末局7とが入れ替わる場合もある。
【0024】
ネットワーク3は、インターネットなどのネットワーク網を示しているが、映像や音声の送受信を行うため、ADSLや光ファイバーを利用したFTTHなど、高速なデータ転送を可能とするネットワーク網であることが望ましい。また、各端末局5,7と基地局1との間で行う通信は、特定の回線のみを利用する態様であってもよいし、複数回線を利用する態様であっても構わない。具体的には、例えば、基地局1と複数の各端末局5,7とが、同じ回線事業者の有するADSL回線を利用して送受していてもよいし、各端末局5,7がISDN、ADSL、FTTHなど、それぞれ異なる回線事業者と契約しており、それぞれの端末局5,7が利用するネットワーク網から、基地局1に同時に送受信を行うような態様であっても構わない。
【0025】
ステージ4は、仮想チャットルーム2での発言権を有し、基地局1を介した映像および音声の双方向通信を行うことでテレビ電話によるビデオチャットを実現する所定数の参加端末局5から構成される。
【0026】
オーディエンス6は、仮想チャットルーム2での発言権を持たず、ステージ4で行われるビデオチャットの様子を、基地局1から配信される映像および音声の片方向通信によって傍聴する不特定多数の傍聴端末局7から構成される。
【0027】
次に、基地局1と、基地局1に接続された参加端末局5および傍聴端末局7について、図2,3を用いて説明する。
【0028】
基地局1は、コンピュータ装置を基本に構成され、図2の如く、仮想チャットルーム2をテレビ電話を利用したビデオチャットとして機能させるために映像および音声の中継サーバーとして機能する映像音声中継サーバ部8(8A〜8C)と、ステージ4の参加端末局5とは双方向通信を行い、オーディエンス6の傍聴端末局7とは片方向通信を行うといった通信に係る制御を行う接続制御部9と、仮想チャットルームの課金や広告配信などに係る設定を行う会議室制御設定部10とを備える。また、ウェブインターフェース11を介して、各端末局5,7から送信されたデータに対して、会員情報データベース12の情報を参照しながら各端末局5,7の認証を行う認証処理部13と、会員情報データベース12への登録を行う登録処理部14とを備える。さらに、ウェブインターフェース11を介して各端末局5,7から送信されたデータに対して、これを集計する集計処理部15と、課金やペイバックに係る処理を行う課金・ペイバック処理部16と、送信されたデータを元にウェブコンテンツデータベース17を検索する検索エンジン部18と、を備える。検索エンジン部18により検索された結果は、ウェブサーバ部19を介して各端末局5,7へ送信される。なお、基地局1の上記各機能は、専用のソフトウェアプログラムにより実現されるが、基地局1は1台のコンピュータ装置で構成される態様に限らず、複数台のコンピュータ装置を利用して、通信やデータ処理に係る負荷を分担する態様であっても構わない。
【0029】
端末局5,7は、図3の如く、コンピュータ装置を基本として、これに接続されたカメラ20、マイクロフォン21およびスピーカー22などの映像および音声の入出力装置から構成される。そして、後述する各機能は、コンピュータ装置上で動作するソフトウェアプログラムによって実現される。
【0030】
参加端末局5および傍聴端末局7で動作するソフトウェアプログラムは同一のものであり、所定の設定を施すことによって、1台のコンピュータ装置が、参加端末局5および傍聴端末局7のいずれとしても動作することができる。具体的には、双方向通信を行う参加端末局5であるか、片方向通信によるデータ受信を主とする傍聴端末局7であるかは、発言権を有するか否かを元に設定されたソフトウェアプログラムの動作により変更されている。
【0031】
傍聴端末局7として機能する場合には、まず、受信処理部23が、基地局1からネットワーク3を介して、各種データを受信する。そして、受信した映像および音声データは、画像伸張処理部25および音声伸張処理部24により伸張され、映像はコンピュータ装置の備える表示装置上に表示したユーザーインターフェース26内に表示され、それと同時に映像に対応する音声がスピーカー22から出力される。また、後述するユーザーインターフェース26の変更を伴う制御データおよびウェブデータ、広告配信機能に係る広告データなどは、各処理部25〜28によって処理され、ユーザーインターフェース26の変更や、広告表示などが実行される。さらに、傍聴端末局7は、基地局1およびネットワーク3を介して、他の端末局5,7に対して映像および音声を送信することはできないが、文字を主体とする小容量のデータを送信することは可能である。端末局7の表示装置上に表示されたユーザーインターフェース26において、簡単なテキストを入力したり、アイコンやボタンを操作することで入力された信号は、データ処理部29で処理され、送信処理部35から、ネットワーク3を介して基地局1へ送信される。
【0032】
参加端末局5として機能する場合には、上述した傍聴端末局7の有する機能に加えて、映像および音声の送信に係る機能を有する。カメラ20およびマイクロフォン21から入力された映像および音声は、そのまま利用する場合だけでなく、後述するプライバシー保護機能によるプライバシー保護を実現するために、変換処理が行われる場合もある。具体的には、画像合成処理部30および音声変調処理部31により、カメラ20およびマイクロフォン21から入力される映像および音声に対して、参加端末局5の利用者を特定できないような画像変換、音声変調などの変換が施される。このとき、アバター生成に係る画像データを蓄積したアバターデータベース32が、合成画像を生成するために利用される。また、これらの変換処理を施さない場合には、カメラ20およびマイクロフォン21から入力される映像および音声が、変換処理を受けず、そのままの状態で出力されるように、画像合成処理部30および音声変調処理部31の動作に係る設定を変更すればよい。そして、画像合成処理部30および音声変調処理部31から出力された映像データおよびデータは、画像圧縮処理部33および音声圧縮処理部34により圧縮処理が施され、送信処理部35から、ネットワーク3を介して基地局1に送信される。
【0033】
なお、各端末局5,7は、コンピュータ装置を基本構成とする態様に限らず、ネットワーク3を利用した通信を行うことができれば、STB(Set Top Box)を利用したテレビ装置や、PDA、携帯電話、ゲーム機、カーナビゲーションシステムなどの端末を利用する態様であっても構わない。
【0034】
このように、基地局1を利用することで、認証、接続制御、広告配信などサービスの提供に係る設定や動作を一元的に管理することが可能である。また、端末局5,7は、動作するソフトウェアプログラムの動作設定により、参加端末局5および傍聴端末局7のいずれとしても動作することができるため、同一の端末を利用しながら、その利用態様が変更されたときも、ソフトウェアプログラムの設定を変更するだけで容易に対応することができる。
【0035】
さらに、双方向通信を行う参加端末局5からなるステージ4と、片方向通信を主とする傍聴端末局7からなるオーディエンス6という概念を導入した利用体系をなすことで、ビデオチャットの円滑な動作や、従来にはなかった新しいサービスの提供が可能となる。これらについて、以下に説明する。
【0036】
<仮想チャットルームとトークン>
基地局1に設置される仮想チャットルーム2は、チャットによる情報交換を行う話題やテーマなどにより分類されたり、または、利用者の構成するグループごとに分けられて利用される。
【0037】
各仮想チャットルーム2は、円滑な通信によるチャットを実行できるように、利用できる回線容量やCPUの処理速度などに応じて、参加できる定員数が決められている。この定員数は、全ての仮想チャットルームに対して所定の定員数に決められていてもよいし、各仮想チャットルーム2毎に異なる定員数を設定できる態様であっても構わない。また、定員数のうち何人をステージ4を構成する参加端末局5とし、何人をオーディエンス6を構成する傍聴端末局7とするかといった設定や、後述する広告配信機能やプライバシー保護機能に係る設定は、各仮想チャットルーム2ごとに独自に決定することができる。
【0038】
各仮想チャットルーム2には、ルームオーナーと呼ばれる管理者が存在する。ルームオーナーは、自らが管理する仮想チャットルーム2において、チャットが円滑に行われることを目的として実施する各種の管理権限を有する。例えば、上述した定員数に係る設定や、後述する広告配信機能やプライバシー保護機能に係る設定を行う権限である。また、ルームオーナーは、自らの意志や利用者の希望に応じて、管理する仮想チャットルーム2を増設したり、閉鎖したりする権限も有する。
【0039】
図4は、仮想チャットルーム2の概念を示す概念図である。基地局1上において、ソフトウェアプログラムの実行によって実現された仮想チャットルーム2を実線で囲まれた領域として現し、ネットワーク3上に存在する端末局5,7を、便宜的に、会議参加者をイメージした人形で図示している。また、仮想チャットルーム2における発言権であるトークン36は円形で示されている。
【0040】
ここで、トークン36とは、各仮想チャットルーム2毎に管理される発言権、則ちテレビ会議における映像および音声の送信権であり、トークン36を有する端末局だけが、参加端末局5と認められ、ネットワーク3および基地局1を介して、他の参加端末局5と、映像および音声の双方向通信によるテレビ電話機能を利用したビデオチャットを行うことができる。ビデオチャットに参加するにあたり、端末局が、ネットワーク3を介して、基地局1上の仮想チャットルーム2に接続すると、基地局1は、接続した端末局がトークン36を有するか否かを確認し、トークン36を有すれば、当該端末局を参加端末局5であると認識し、映像および音声の双方向通信の対象端末局として取り扱う。具体的には、端末局5上で仮想チャットルーム2への接続を実現しているソフトウェアプログラムや、基地局1上で仮想チャットルーム2を実現しているソフトウェアプログラムが、トークン36の存在と、これに含まれる情報と、を検知することで、参加端末局5と傍聴端末局7とを差別化しながら、仮想チャットルーム2を実現する。
【0041】
なお、トークン36の実体は、発言権、則ち映像および音声の送信権に係る情報と、後述する複数種類あるトークンのうち当該トークンがどの種類のトークンであるかを示す情報と、を含むデータであり、後述するように、各端末局5,7間で、ネットワーク3を介しトークン36の授受を行うことも可能である。
【0042】
仮想チャットルーム2内には、トークン36を有し、双方向通信によりテレビ電話機能を実現してビデオチャットを行う参加端末局5が属するステージ4と、片方向通信によりステージ4で行われるビデオチャットの様子を閲覧する傍聴端末局7が属するオーディエンス6と、が存在する。図4では、ステージ4を意味する円台上に存在する端末局が参加端末局5であり、仮想チャットルーム2内ではあるが円台上にない端末局が傍聴端末局7でオーディエンス6を構成している。
【0043】
また、仮想チャットルーム2の外に存在する端末局は、ネットワーク3に接続してはいるが、仮想チャットルーム2を実現している基地局1には接続していない端末局を示している。仮想チャットルーム2は、ネットワーク3を介して公開されているので、ネットワーク3に接続され、所定のソフトウェアプログラムが動作する端末局であれば、図示しているように人が部屋に自由に出入りするのと同様の概念で、部屋に入るように基地局1に接続し仮想チャットルーム2内で行われているビデオチャットを閲覧する傍聴端末局7となったり、部屋を出るように閲覧を中止して、基地局1との接続を切断することが可能である。
【0044】
図5は、仮想チャットルーム2においてビデオチャットを行っているときに、図2の映像音声中継サーバ部8および接続制御部9が行う動作の詳細を示している。ビデオチャットを実現するための映像および音声の送受信については、映像音声中継サーバ部8と接続制御部9との2つが、図5の如く、映像音声送受信処理部37(37A〜37N)、映像音声混合処理部38、および映像音声配信処理部39として動作する。仮想チャットルーム2には、所定の定員数の参加端末局5と、不特定多数の傍聴端末局7とが、ネットワーク3を介して接続している。ここでは、参加端末局5の数をNとし、接続中の傍聴端末局7の数をMとする。
【0045】
参加端末局5は、ネットワーク3を介して、基地局1の映像音声送受信部37と映像および音声の双方向通信による送受信を行うことでビデオチャットを実現している。具体的には、複数の参加端末局5から送信された映像および音声は、映像音声送受信処理部37で受信された後、映像音声混合処理部38により混合され、再び映像音声送受信処理部37により各端末局5へ送信される。参加端末局5へ送信された映像は表示装置に表示されたユーザーインターフェース26上の所定の領域に表示され、音声はスピーカー22により出力される。
【0046】
また、傍聴端末局7では、基地局1の映像音声配信処理部39による映像および音声の配信のみが行われる。映像および音声に係る通信については片方向通信であり、傍聴端末局7側から基地局1への映像および音声の送信は行われない。
【0047】
このように参加端末局5と傍聴端末局7との動作の違いは、映像および音声の送信に係る部分のみであるため、同一のソフトウェアプログラムを利用し、送信機能のみを制御することで、参加端末局5と傍聴端末局7との両方の機能を実現することができる。
【0048】
なお、映像および音声の通信には、ITU(International Telecommunications Union)の規格H.323、H.324などのテレビ電話プロトコルを利用する。また、映像音声混合処理部38が行う混合とは、各参加端末局5から受信した映像および音声をパケット化し、パケットパッキングにより、全ての参加端末局5からの映像および音声を含むデータを生成することを言い、各端末局5,7では、このデータを受信した後、展開処理と伸張処理を施して各参加端末局5からの映像および音声を取り出す処理も行っている。
【0049】
このように、発言権であるトークン36を利用することで、従来のビデオチャットにおける利用者に相当する所定の定員数の参加端末局5と、発言権を持たずビデオチャットを閲覧するだけの傍聴端末局7とを明確に区別することができる。また、トークン36の有無により、端末上でのソフトウェアプログラムの動作を変更するだけで、同一のソフトウェアプログラムを利用して参加端末局5としても傍聴端末局7としても機能することが可能である。
【0050】
<仮想ルームキー>
ルームオーナーは、上述した権限に加えて、仮想ルームキー(アクセス権)を用い、基地局1で実現された仮想チャットルーム2への参加端末局5および傍聴端末局7の接続の許可を与える権限を有する。仮想ルームキーに係る権限について、以下に、仮想チャットルーム2を部屋に、参加端末局5および傍聴端末局7を参加者5および傍聴者7に、仮想チャットルーム2への接続と切断を部屋への入室と退室に例えて説明する。
【0051】
参加者5はトークン36を持ってステージ4での発言権を得ることができるが、参加者5および傍聴者7は、仮想チャットルーム2で行われる会議であるビデオチャットへの参加または閲覧を実現するために、まず最初に仮想チャットルーム2に入室する必要がある。このとき、仮想チャットルーム2への入室権利を設定する必要があれば、ルームオーナーは、予めカンファレンスキーを設定し、参加者5や傍聴者7に伝えることが可能である。そして、仮想的な鍵であるこのカンファレンスキーを有する者だけが、会議であるビデオチャットに参加するために、その鍵を利用して、仮想チャットルーム2に入室することができる。ここで、カンファレンスキーとは、上述した、仮想チャットルーム2で行われるビデオチャット毎に、これに参加するために設定された仮想ルームキーである。仮想ルームキーは、実際には、パスワードや特殊なウェブアドレスを記載した電子メールからのリンク、あるいは端末局のネットワークアドレスやMACアドレスなどの固有情報を利用して実現する。具体的には、パスワードを入力できた者だけが入室できたり、電子メールにより伝達されたウェブアドレスを知る者だけが、そのウェブアドレスから入室できたり、または、ネットワークアドレスやMACアドレスが一致した者だけが入室できるといった方法で、仮想チャットルーム2への入室を制限する。また、仮想ルームキーは、ルームオーナーまたはそれに準ずる管理者により、一のビデオチャットについて、一度だけ利用するように設定されている。よって、仮想ルームキーの設定されたビデオチャットが終了すると、ルームオーナーは、再び仮想ルームキーを用いて仮想チャットルーム2を閉じることができる。あるいは、ビデオチャットが終了し、すべての参加者5あるいは傍聴者7が退室した際に、部屋の鍵がオートロックで閉じられるように、仮想チャットルームが自動的に閉じられる態様であってもよい。なお、閉じられた仮想チャットルーム2には、参加者5ならびに傍聴者7はアクセスすることができない。
【0052】
このように、仮想ルームキーを設定し利用することで、仮想チャットルーム2が、例えば、ある時間または期間に限定して開催される場合であっても、あたかも現実の会議室において所定の時間に部屋を開け、参加証を持つ参加者を招き入れて会議を行い、さらに終了後に会議室を閉じるという動作を、仮想的に実現することが可能となる。
【0053】
<トークンの授受>
トークン36とは、上述したように、仮想チャットルーム2における発言権であり、これを有する場合にのみ、ビデオチャットに参加することができる。トークン36は、ステージ4を構成する参加端末局5のみが有する。
【0054】
また、トークン36は、上述したように、その実体は、発言権に係る情報を含むデータであるため、ネットワーク3を介して送受信することが可能である。よって、売買や譲渡などによって、参加端末局5から傍聴端末局7へ移譲することもできる。これを概念図で示すと、図4の中央部に示したように、参加端末局5が、トークン36を傍聴端末局7に渡し、これを受け取った傍聴端末局7は、ステージ4に上がって、ステージ4上で行われているビデオチャットに参加するといった具合である。
【0055】
実際には、ネットワーク3を介して、参加端末局5から、トークン36に相当するデータを傍聴端末局7に送信すると、これを受信した傍聴端末局7は、基地局1の認証を受け、これ以降は参加端末局5として動作できるようになるといった態様である。このときの動作を図6に示したフローチャートを用いて説明する。
【0056】
まず、ステップS1で、ステージ4に参加していた参加端末局5が、トークン36を譲渡または売却する相手端末局を、オーディエンス6を構成する傍聴端末局7の中から選択する。
【0057】
次に、ステップS2で、参加端末局5は、ネットワーク3を介して選択した傍聴端末局7にトークン36を送信する。
【0058】
次に、ステップS3で、トークン36が正常に、送信先の傍聴端末局7で受領されたか確認する。もし、正常に受領されていない場合は、ステップS1に戻り、参加端末局5は、再度、ステップS2のトークン36の送信を行う。具体的には、トークン36が傍聴端末局7に正常に受領されると、受領完了通知が自動的に送信されるように設定されており、トークン36を送信した参加端末局5において、所定の時間内に当該受領完了通知を受信できない場合は、トークン36の送信を再度行うよう指示する旨を、参加端末局5の表示装置上に表示するような態様で行われる。
【0059】
トークン36が、正常に傍聴端末局7に受領されると、次に、ステップS4で、基地局1において、トークン36を手放した参加端末局5のステージ4からの切り離し作業が行われる。具体的には、上述したトークン36の受領完了通知が、参加端末局5だけでなく、基地局1にも送信され、これを受信した基地局1では、このトークン36を利用していた参加端末局5の、仮想チャットルーム2への接続を、参加端末局5としての接続から傍聴端末局7としての接続に切り替え、その結果、ステージ4から切り離されたこととなる。これによりトークン36を手放した参加端末局5は、映像および音声の双方向通信をすることができなくなり、以降は片方向通信のみを可能とする傍聴端末局7として動作するようになる。
【0060】
次に、送信した参加端末局5の切り離しが終了すると、ステップS5で、トークン36の受領完了通知を受信した基地局1は、これを送信してきた傍聴端末局7の認証処理を行う。ステージ4において参加端末局5として参加することに対して課金するよう決められている場合には、この段階で認証と同時に課金処理が行われる。
【0061】
トークン36を取得した傍聴端末局7の認証を終えると、次にステップS6で、基地局1は、当該傍聴端末局7の、仮想チャットルーム2への接続を、傍聴端末局7としてのものから参加端末局5としてのものに切り替える。これにより、トークン36を取得した傍聴端末局7は、これ以降、参加端末局5として、ステージ4において、映像および音声の送受信を行いテレビ電話機能を利用したビデオチャットに参加することができるようになる。
【0062】
なお、ステップS3からS6は、端末局の利用者が関わることなく、端末局5,7および基地局1で、ソフトウェアプログラムにより実現されている各処理部および制御部によって自動的に行われる。
【0063】
このように、トークン36を利用して、その授受により傍聴端末局7が参加端末局5になり得ることで、仮想チャットルーム2におけるビデオチャットへの参加者を、容易に変更することが可能である。さらに、トークン36の送信相手の選択と送信以外の処理が、全て自動的に行われることで、発言権を取得するために議長の許可を貰うなど煩雑な手続きを行っていた従来の方法に比べ、容易にかつ短時間に、仮想チャットルーム2への参加権利を取得することができる。
【0064】
<トークンの種類>
本システムで利用するトークン36には、上述した正規のトークン36に加えて、フリートークンと過発行トークン40とが存在する。これらについて、以下に図7を用いて説明する。
【0065】
正規のトークン36を有する参加端末局5が、ネットワーク3を介して基地局1に接続し、仮想チャットルーム2においてビデオチャットが開始されると、各端末局5,7の表示装置上に表示されたユーザーインターフェース26上の、所定の表示領域41に、各参加端末局5から送信された映像が表示される。このとき、各表示領域41には、その領域に対応するトークン36を有する参加端末局5の映像が表示される。則ち、各表示領域41と、トークン36とは1体で対応しており、仮想チャットルーム2と各表示領域41とは、実際の会議に例えれば、会議室と会議参加者の座る席とに相当する。仮想チャットルーム2において、所定の表示領域に対応する参加端末局5が表示されることは、会議室において、会議の参加者が所定の席に着くのと同様の概念を示している。
【0066】
フリートークンは、ルームオーナーにより設定されるステージ4への参加権利である。通常、正規のフリートークン36は、特定の参加端末局5に与えられるのに対し、フリートークンは、その利用者を限定せず、全ての端末局5,7が、その所有者となる権利と可能性を有する。ユーザーインターフェース26上では、フリートークン領域42として表示される。例えば、先着順で、基地局1に接続した傍聴端末局7が、このフリートークンを取得すると、この傍聴端末局7は、これ以降、この仮想チャットルーム2において参加端末局5として、映像および音声の双方向通信によるビデオチャットに参加することができる。上述の会議室の概念に例えれば、会議室において、会議への所定の参加者数に加えて、余分な席を準備しておき、先着順でこの席に座った者には、この会議への参加資格が与えられ、発言をすることもできるという具合である。
【0067】
また、過発行トークン40は、キャンセル待ちと同様の概念を有するトークンで、その利用態様は以下の通りである。例えば、仮想チャットルーム2において、ビデオチャットが開始されるにあたり、正規のトークン36を有する参加端末局5が基地局1に接続せずユーザーインターフェース26上の所定の表示領域41に映像が表示されない場合や、参加端末局5が正規のトークン36の譲渡を申し出たにも関わらず、この取得を希望する傍聴端末局7が現れず、ユーザーインターフェース26上の表示領域4に映像が表示されない場合に、過発行トークン40を有する端末局が、この表示領域41を利用して、正規の参加端末局5と同様にビデオチャットに参加することができる。上述の会議室の概念に例えれば、会議のキャンセル待ちを行っていた端末局が、正規の参加者のキャンセルにより空いた席に座り、この会議へ参加するという具合である。
【0068】
なお、過発行トークン40を有する端末局が、参加端末局5としてビデオチャットへ参加している最中に、正規のトークン36を有する参加端末局5が、現れた場合には、ビデオチャットへの参加権利は、正規のトークン36を有する参加端末局5へ戻され、過発行トークン40を利用していた端末局は、傍聴端末局7として動作するようになる。則ち、過発行トークン40を持つ端末局は、上述したキャンセルに相当する参加端末局5の欠員がない場合には、通常の傍聴端末局7として動作する。
【0069】
また、過発行トークン40は、ユーザーインターフェース26上で利用する表示領域41との対応が決められないので、正規のトークン36のように、各表示領域41と1対1の関係で対応付けられるものではない。さらに、過発行トークン40を利用して、ビデオチャットに参加する場合、当該過発行トークン40を利用しながら参加してもよいし、参加する時点で正規のトークン36を取得した後にビデオチャットに参加する態様であっても構わない。これについては、各仮想チャットルーム2において、設定することが可能である。
【0070】
これら、正規のトークン36、フリートークンおよび過発行トークン40は、ルームオーナーの管理下におかれており、ルームオーナーの権限で、参加者に与えることも、または、参加者から剥奪することも可能である。
【0071】
このように、正規のトークン36に加えて、フリートークンや過発行トークン40などを導入することで、オーディエンス6を構成する傍聴端末局7にも、ステージ4で行われるビデオチャットへ参加する機会を与えることができる。また、仮想チャットルーム2の正規のメンバーが揃わない場合であっても、傍聴端末局7からの参加者を利用して、ビデオチャットを開始することが可能である。さらに、トークン36に係る権限をルームオーナーに与えることで、仮想チャットルーム2への参加が不相応であると判断した端末局5,7の参加を阻止することも可能である。
【0072】
<多目的情報交換ボード>
本システムで利用するユーザーインターフェース26上には、図7の如く、多目的情報交換ボード(多目的情報交換手段)43が備えられている。この多目的情報交換ボード43上は、ウェブページの他、画像や映像を表示し、この表示内容をビデオチャットの参加者間で共有するという機能を有する。具体的には、例えば、多目的情報交換ボード43上に、表示したウェブページ、画像、映像、文字などを、基地局1を介して、全ての、または特定の、参加端末局5に表示させ、情報を共有しながらビデオチャットによる情報交換を進めることができる。さらに、多目的情報交換ボード43の利用態様はこれに限られず、多目的情報交換ボード43上には指示棒が備えられ、これをある参加端末局5において移動させると、他の参加端末局5上でも同様に移動し、表示されたデータの一部を指し示しながら、情報交換を行うような態様であってもよい。また、多目的情報交換ボード43上には、アイコンやボタンなどを配し、これを押すことで、投票や各種設定などの、所定の命令を実行できる態様であってもよい。なお、これら多目的情報交換ボード43に係る操作、アイコンやボタンなどのユーザーインターフェースの表示は、CGI,JAVA(登録商標),XMLなどのウェブプログラミングを利用して実現される。
【0073】
このように多目的情報交換ボード43を利用することで、従来の単なる映像および音声のみを送受信するビデオチャットや文字のみによるチャットとは異なり、ウェブページ、画像、映像など扱える情報の種類および量が飛躍的に向上する。そして、これらの情報を利用した情報交換を進めることで、従来は不可能であったコミュニケーションやサービスを実現することが可能である。
【0074】
<意思表示データ通信機能>
本システムは、意思表示データ通信機能(意思表示データ通信手段)を有し、ステージ4への参加端末局5だけでなく、オーディエンス6の傍聴端末局7も、本通信機能により、参加または閲覧しているビデオチャットの内容に係る意思表示を行うことができる。例えば、ルームオーナーを信任するか否か、参加端末局5の発言を指示するか否か、あるいは、ある参加端末局5から提示された問題に対する回答などについて、アイコンやボタンなどのユーザーインターフェースを利用して、各々の意思を表示することができる。
【0075】
図8に、意思表示データ通信の一の例を示している。各参加端末局5および傍聴端末局7に対する、質問内容は質問表示領域44に、その解答としての選択肢は解答表示領域45とが表示される。各端末局5,7の利用者は、ボタン47を選択し、押して、その解答を送信することができる。これを受信した基地局1では、その結果を解析、集計し、各解答への投票数や回答を行った順位を解答情報表示領域46に表示する(集計表示手段)。また、ユーザーインターフェース26上は、参加端末局5の映像を表示する映像表示領域41の他、回答送信により意思表示を行った傍聴端末局7を一覧表示する傍聴端末局表示領域48を有する。これらの、各種情報やボタンなどの表示には、上述した多目的情報交換ボード43を利用すればよい。また、ここで利用するボタンや表示領域などは、本システムのユーザーインターフェース26上において固定的なものであってもよいし、あるいは、CGI、JAVA(登録商標)、XMLなどのウェブプログラミングを利用して実現される変更可能なものであってもよい。
【0076】
このように、意思表示データ通信機能を利用することで、参加端末局5だけではなく、不特定多数の傍聴端末局7も、ビデオチャットに間接的に参加することが可能である。また、ビデオチャットを行いながら、リアルタイムに不特定多数の利用者の意見を募ることが可能であり、従来のビデオチャットでは、不可能であったコミュニケーションやサービスを実現することができる。
【0077】
<広告配信機能>
本システムは、広告配信機能(広告配信手段)を有し、ユーザーインターフェース26上には、図8の如く、広告表示領域49が設けられ、ビデオチャットの開催中には、当該領域に、各種の広告が表示される。また、空いている参加端末局5の映像表示領域41を利用して広告表示を行うことも可能である。
【0078】
広告配信は、時分割で複数のスポンサーの広告を順次表示する態様で実施される。具体的には、仮想チャットルーム2の開催中に広告を表示するスポンサーと、その持ち時間とを予め設定しておき、ビデオチャットが開始されると、この設定に従って、広告表示が開始される。例えば、30分間行われるビデオチャットにおいて、予め、「A社−12分、B社−10分、C社6分」と設定されていれば、ビデオチャットが開始されて最初の12分間はスポンサーA社の提供する広告が順次表示され、その後B社の提供する広告が10分間順次表示され、さらに引き続きC社の提供する広告が6分間順次表示されてビデオチャットの終了とともに、広告表示も終了するという具合である。
【0079】
なお、仮想チャットルーム2のルームオーナーは、各スポンサーから広告が表示される時間に応じた広告料金を徴収する。この収入は、後述するペイバック機能により利用される。また、設定される広告表示の表示時間は、分単位に限らず秒単位であっても構わないし、スポンサーの数も3社に制限されるものではない。さらに、広告表示時間に係る設定は、時単位ではなく、ビデオチャット全体の時間の何%を割り当てると言った比率による設定であっても構わない。
【0080】
広告配信機能は、上述した態様に限られず、仮想チャットルーム2のタイトル、話題、およびテーマなどを基に選択された関連広告が表示される態様であっても構わない。具体的には、例えば、「音楽同好会」というタイトルを持つ仮想チャットルーム2において、ビデオチャットが実施されている最中には、コンサートに係る情報を含む広告が表示されるといった具合である。
【0081】
さらに、広告配信機能は、ビデオチャットで行われる情報交換の内容をリアルタイムに反映して行われる態様であっても構わない。例えば、図9の如く、ビデオチャットを実施しているユーザーインターフェース26上において、多目的情報交換ボード43を利用して表示された文字列を、基地局1が検知し、この文字列をもとに検索エンジン部17で、各種の広告表示に係る情報が格納されているウェブコンテンツデータベース17の内容を検索し、その結果を関連広告として、基地局1から各端末局5,7へ送信し、各端末局5,7の広告表示領域49、または空いている映像表示領域41に表示する。具体的には、例えば、ビデオチャットで行われた情報交換の中で、「ベートーベン」という文字列が含まれることを検知した基地局1の検索エンジン部18は、この単語を基に検索を行い、その結果、ウェブコンテンツ17内で発見した「交響曲第6番」の新譜情報に係る広告を表示するといった具合である。
【0082】
このように、時分割で複数のスポンサーからの広告を配信し、広告料金を徴収することで、仮想チャットルーム2は収入を得ることができ、この収入を利用した新たなサービスを展開することが可能となる。また、広告を時分割に順次表示するだけでなく、各仮想チャットルーム2における情報を基に、関連した広告を表示することで、各端末局5,7の利用者は各自の嗜好に合った広告を閲覧することができ、広告を提供する側にとっても、興味を持たない利用者を対象とする場合に比べ、有効な宣伝活動を行うことができる。また、広告配信に伴う収入を利用して、次に述べるペイバック機能を実現し、利用者への利益還元を図るなど、提供するサービスの品質向上にもつながる。
【0083】
<ペイバック機能>
本システムは、ペイバック機能を有する。本機能は、基地局1の課金・ペイバック処理部16を主として、集計処理部15や会員情報データベース12などを利用して実現される。これについて、図10を用いて説明する。
【0084】
仮想チャットルーム2には、その運営に伴って、広告配信機能を利用する広告スポンサー51からの広告収入および広告配信機能により売り上げた商品の売り上げ額におけるマージン52、参加端末局5および傍聴端末局7からのビデオチャット参加費および固定会費53等の収入がある。この収入は、本ペイバック機能によって、ルームオーナー54、仮想チャットルーム2へ招待した招待客55、参加端末局5および傍聴端末局7の利用者らに分配、還元される。具体的な還元方法としては、ルームオーナー54が仮想チャットルーム2の運営に必要とした運営費56として利用したり、招待客55を交えたビデオチャットを行うための招待客55の招待費57として利用したり、クイズなどの賞金58として利用したり、投票により選定された仮想チャットルーム2の運営に貢献した利用者に賞金59として利用するといった方法がある。
【0085】
なお、基地局1の集計処理部15は、クイズへの解答の正答率や、各端末局5,7利用者に対する仮想チャットルーム2への貢献度に係る投票結果などを利用し、所定の換算比率や計算式に基づいて、各利用者への支払い金額を自動的に計算する。また、実際の支払いも、電子マネーを利用して、計算結果に応じた金額やポイントを、登録された仮想チャットルーム2の関係者へ自動的に送金する方法で行われる。
【0086】
このように、ペイバック機能を有することで、利益還元や賞金の贈与といった様々なサービスを展開することができる。そして、これは利用者の満足度の向上につながることが期待できる。さらに、そのための計算や支払いを自動的に行うことで、本機能を利用した様々なサービスを容易に展開することが可能である。
【0087】
<プライバシー保護機能>
本システムは、プライバシー保護機能を有する。本機能は、映像および音声の双方向通信によりテレビ電話機能を実現し、ビデオチャットを行うのに際し、参加端末局5利用者の映像および音声を、画像合成処理部30および音声変調部31により変換し、利用者を特定できないようにすることによって、プライバシーの保護を実現している。図11は、本機能の2つの実現方法(a)および(b)を示した概念図である。
【0088】
図11(a)は、ネットワーク3上の通信容量よりも画像変換機能を重視した本機能の実現方法を示している。
【0089】
送信側端末局5Gにおいて、カメラ20から入力された映像は、アバターデータベース32を利用して画像合成処理部30により、合成、変換された後、画像圧縮処理部33により圧縮処理を施され送信される。そして、ネットワーク3および基地局1を介して、これを受信した受信側端末局5H,7では、画像伸張処理部25により伸張処理を施した後、これを表示装置であるモニター60上に表示する。
【0090】
音声についても同様に、送信側端末局5Gにおいて、マイクロフォン21から入力された音声は、音声変調処理部31により、変調された後、音声圧縮処理部34により圧縮処理を施され送信される。そして、ネットワーク3および基地局1を介して、これを受信した受信側端末局5H,7では、音声伸張処理部24により伸張処理を施した後、これをスピーカー22を利用して出力する。
【0091】
この方法では、通信帯域を多く必要とするが、基地局1や受信側端末局5Hに負荷をかけることなく映像や音声を変換することができる。また、送信側端末局5Gの処理能力が十分でない場合でも、映像および音声を変換するのに十分な処理能力を有する外部付加装置を接続して利用することで、本格的なグラフィック表示を利用したアバターの作成や、仮想背景の合成、多彩な画像処理などを実現することができる。
【0092】
図11(b)は、画像変換機能よりも、利用するネットワーク3に掛かる負荷や各端末局5,7の処理能力を重視した本機能の実現方法を示している。
【0093】
送信側端末局5Iでは、カメラ20により撮像した端末局5利用者の実画像を用いず、コマンドを選択することにより、アバターデータベース32のデータの中から、受信側端末局5Hで表示させたいアバターや静止画像などを選択する。画像表示処理部61は、選択されたアバターまたは静止画像に係る情報を、コマンドやインデックスからなる小容量のデータに変換して送信する。そして、ネットワーク3および基地局1を介して、これを受信した受信側端末局5J,7では、画像表示処理部61が、受信したコマンドやインデックスに応じて、送信側端末局5I利用者が選択したアバターまたは静止画像を、アバターデータベース32から読み出して再現し、モニター60上に表示する。
【0094】
音声については、送信側端末局5Iでは、マイクロフォン20から入力された音声を、音声圧縮処理部33により圧縮処理のみを施し送信する。そして、基地局1は、ネットワーク3を介して、このデータを受信すると、基地局1内の音声変調処理部62により音声変調を施し、受信側端末局5Jへ送信する。受信側端末局5J,7では、音声伸張処理部24による伸張処理を施した後、これをスピーカー22から出力する。
【0095】
この方法では、送信側端末局5Iおよび受信側端末局5Jの双方において、同一のアバターデータベース31の1を持つ必要があるが、送受信される画像に係るデータはコマンドやインデックスなど、小容量であり、図11(a)の方法に比べてネットワーク3に掛かる負荷は小さくて済む。また、この方法は、各端末局5,7ではコマンドやインデックスと、既に合成されたアバターを利用するのみで、音声変調に係る処理も基地局1において行う態様であるため、低い処理能力しか持たない端末局5,7であっても実現することが可能である。
【0096】
なお、本実施例では、2つの実施方法を示したが、プライバシー保護機能の実現方法はこれらに限らず、送信側端末局5から入力された映像および音声が、合成や変調により変換され、受信側端末局5,7において表示、出力されれば、画像合成や音声変調に係る処理は全て基地局1において行うなど、他の態様であっても構わない。
【0097】
このように、利用者を匿名化することで、映像や音声によるプライバシーの公開を危惧する利用者であっても、ビデオチャットに参加することが可能となる。また、匿名化の方法についても、表示される画像を重視する方法や、ネットワーク3に係る負荷の軽減を重視する方法、端末局5,7の処理能力を重視する方法などから、各端末局5,7やネットワーク5の処理能力および負荷を考慮して選択した方法を利用することで、様々な環境下で本プライバシー保護機能を実現することが可能である。
【0098】
<簡易アバターコントロール機能>
本システムは、上述したプライバシー保護と各端末局5利用者の感情表現を、容易に実現するための簡易アバターコントロール機能を有する。これについて、図12を用いて説明する。
【0099】
参加端末局5のユーザーインターフェース26上には、図12の如く、選択ボタン62および簡易アバター編集画面63が表示される。各選択ボタン62には、目や口などによって喜怒哀楽や驚きを表現した画像である簡易アバターが割り当てられており、参加端末局5の利用者は、ビデオチャットによる会話の最中に、自らの感情に合わせて表示したい簡易アバターに対応する選択ボタン62を押すと、これに応じた簡易アバターが、簡易アバター編集画面63に表示される。
【0100】
また、本機能は、参加端末局5の利用者の音声に応じて、簡易アバターの口を表すリップ部分をアニメーション表示させる機能も有する。例えば、利用者の音声を検知して、発音時には簡易アバターのリップ部を口を開いた状態と閉じた状態の画像でアニメーション化し、簡易アバターが喋っているように見せることができる。
【0101】
リップ部分を変化させるための動作を、図13を用いて説明する。予め、検出する利用者の音声レベルに対するしきい値、リップ部分の画像を変更するアニメーション速度、利用するリップ部分の画像パターンなどの設定を、各種設定データ64として記憶しておく。そして、マイクロフォン21が、利用者の音声を検出すると、設定されたしきい値を超えるか否かが音声レベル検出部65により判断される。そして、音声レベルがしきい値を超えたと判断すると、これが画像制御トリガ部66に伝えられる。これを受けた画像制御トリガ部66は、設定されたリップ画像のアニメーション速度に応じて、リップ画像データベース67において選択設定されていた画像を利用して、簡易アバター68のリップ部分において、リップ画像のアニメーション表示を行う。この結果、簡易アバター編集画面63では、選択ボタン62により選択した簡易アバターが表示されるだけでなく、利用者が、マイクロフォン20に向かって話すだけで、利用者の選択した設定に従って、簡易アバターのリップ部分がアニメーション表示される。
【0102】
この、リップ部分のアニメーション表示を伴う簡易アバターは、本機能を設定し利用する参加端末局5において表示されると同時に、他の参加端末局5、7のユーザーインターフェース26上において、当該参加端末局5に対応する表示領域41においても表示される。そして、他の端末局5,7利用者は、この簡易アバターを見て、参加端末局5利用者の感情を認識することができる。
【0103】
このように、一部を手動で操作する本機能を利用することで、参加端末局5の利用者は、自らの感情を容易に表現することが可能であり、他の利用者の感情を認識することもできる。また、簡易アバター機能は、画像認識技術を利用する本来のアバター機能や、カメラ20で撮像した画像を利用する上述したプライバシー保護機能に比べ、低い処理能力で容易に実現することが可能であり、簡単な静止画像を利用していることからネットワーク3にかかる負荷も小さいという利点がある。
【0104】
<仮想チャットルームの属性設定機能>
本システムは、仮想チャットルーム2の属性設定機能を有する。本属性設定機能は、各仮想チャットルーム2のルームオーナーが、設定および変更する権限を有する。本機能では、例えば、図14の如く、仮想チャットルーム2をパブリックタイプとして一般に公開するか、あるいはプライベートタイプとして特定の会員のみが利用できる非公開のものにするかなどを設定できる。その他、上述したトークン36およびフリートークンの発行数、オーディエンス6としての接続を許可する傍聴端末局7の数、接続にかかる課金の有無と課金率、トークン36の利用に係る課金の有無と課金率、広告配信機能利用の有無、広告配信機能が利用するウェブアドレス、多目的情報交換ボード43の初期値として利用するウェブアドレス、プライバシー保護機能利用の有無などを設定することができる。
【0105】
また、その他、上述した多目的情報交換ボード43や指示棒の利用などについて、その利用を限定するか否かを設定する議長権限の有無の設定、仮想チャットルーム2の参加者の間で売買を行うか否かを申告するオークション利用の有無の設定、投票などを実施し基地局1の集計処理部15による投票集計処理を利用するか否かの設定などを行うこともできる。
【0106】
なお、ここでは本実施例で述べた項目を利用して説明を行ったが、本機能はこれに限定されるものではなく、仮想チャットルーム2に係る設定の全てを本機能を利用して設定できる態様であってもよい、また、その設定方法は、図14に示した表を利用したものに限定されず、メニュー形式であってもよいし、リストボックスやラジオボタンなどのユーザーインターフェースを利用して設定する態様であっても構わない。
【0107】
このように、仮想チャットルーム2に係る各種機能とその設定を、一元的に管理することで、各種機能の管理を容易に行うことができる。また、仮想チャットルーム2の利用目的や、利用者の嗜好に合わせた機能のカスタマイズを行うことにより、利用者が快適に利用できる環境を構築することができる。
【0108】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、テレビ会議を行う多地点通信システムであって、ネットワークに接続された基地局と、基地局に接続されテレビ会議での発言権を有する複数の端末局と、ネットワークを介して基地局に接続され発言権を持たない別の端末局と、を備え、基地局は、発言権を有する端末局とは映像および音声を双方向に送受信し、発言権を持たない別の端末局へは発言権を有する端末局間で送受信される映像および音声を片方向に配信することで、所定の参加者により行われるテレビ会議を不特定多数の端末局利用者が閲覧することができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、正規のトークンに加えて、フリートークンと過発行トークンとのうちの少なくとも一方を用いるので、予め決められた特定の端末局以外の端末局にもテレビ会議での発言の機会を多彩な態様で与えることができる。また、正規のトークンを有する正規のメンバーが揃わない場合であっても、フリートークンまたは過発行トークンを有するメンバーを利用して、テレビ会議を開始することが可能である。
【0109】
請求項2に記載の発明によれば、発言権は、ネットワークを介して送受信可能なデータであるトークンを媒介として授受されるもので、当該発言権を有する端末局が、発言権を持たない別の端末局へ、発言権を送信する手段を備え、基地局は、トークンを受信した別の端末局とは映像および音声を双方向に送受信し、トークンを失った端末局へは発言権を有する端末局間で送受信される映像および音声を片方向に配信することで、テレビ会議に参加する端末局と、これを閲覧傍聴していた端末局が、ネットワークを利用して、容易に入れ替わることができ、閲覧のみが可能であった端末局利用者も、テレビ会議に参加することができる。
請求項3に記載の発明によれば、全ての端末局の備える表示装置上に、テレビ会議に利用する映像および音声以外のマルチメディアデータを表示する多目的情報交換手段、を備えることで、従来の方法に比べ利用できる情報量が増加し、様々なデータや資料を閲覧しながら、有効に情報交換を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、端末局の利用者が、多目的情報交換手段により表示装置上に表示されたボタンを選択操作することで、利用者の意思を送信する意思表示データ通信手段、を備え、基地局は、当該意思表示データ通信手段により送信されたデータを集計し、その結果を、端末局の備える表示装置上に表示する集計表示手段、を備えることで、閲覧のみを行う端末局も、テレビ会議上で行われるコミュニケーションに参加することができる。
【0110】
請求項に記載の発明によれば、テレビ会議毎に異なるアクセス権が設けられ、当該アクセス権を有する端末局だけが、アクセス権に対応するテレビ会議に係る通信を行えることで、端末局のテレビ会議への参加を容易に制御することができる。
【0111】
請求項に記載の発明によれば、アクセス権は、当該アクセス権に対応するテレビ会議の開催中にのみ有効であり、基地局は、アクセス権に対応するテレビ会議が終了すると、アクセス権を利用した端末局との通信を切断することで、会議が終了すると会議室を閉じるように、テレビ会議を終了することができ、テレビ会議に係る管理を容易に行うことができる。
【0112】
請求項に記載の発明によれば、参加権は、当該参加権に係る情報を含むデータであり、ネットワークを介して、当該データの送受信によりアクセス権の授受を行うことで、管理者が予め参加権を発行し利用する端末局へ送信する、といったテレビ会議に係る管理を容易に行うことができる。
【0115】
請求項に記載の発明によれば、端末局の備える表示装置上に、所定の時間だけ、所定の広告を表示する広告配信手段、を備えることで、広告表示に係る料金を徴収し、これをテレビ会議の運営や、様々なサービスの提供に利用することができる。
【0116】
請求項に記載の発明によれば、広告配信手段は、テレビ会議に係る情報を検知し、当該情報に関連する広告を、端末局の備える表示装置上に表示する手段を含むことで、利用者は、テレビ会議の内容や、自分の嗜好に合った内容に関連する広告を閲覧し、情報を得ることができる。
【0117】
請求項10に記載の発明によれば、所定の条件を満たした端末局の利用者に、所定の条件で算出した割合に従って、当該利用者の利用するテレビ会議において得られた収入の一部を還元する手段、を備えることで、テレビ会議において得られた収入を有効に活用でき、利用者の顧客満足度を高めることができる。
【0118】
請求項11に記載の発明によれば、端末局の利用者の映像および音声を、利用者を断定できない映像および音声に変換し、変換後の映像および音声を利用者の映像および音声としてテレビ会議に利用する手段、を備えることで、テレビ会議を利用する利用者のプライバシーを保護することができる。
【0119】
請求項12に記載の発明によれば、端末局の利用者の感情を表現した所定の画像の中から、利用者の選択した画像を、利用者の映像としてテレビ会議に利用する手段、を備えることで利用者は、テレビ会議において、自らの感情を容易に表現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施例に係る多地点通信システムを示す基本構成図である。
【図2】この発明の一の実施例に係る基地局を示す基本構成図である。
【図3】この発明の一の実施例に係る端末局を示す基本構成図である。
【図4】この発明の一の実施例に係る仮想チャットルームを示す概念図である。
【図5】この発明の一の実施例に係る基地局と端末局間との通信動作を示す概念図である。
【図6】この発明の一の実施例に係るトークンの授受動作を示すフローチャートである。
【図7】この発明の一の実施例に係るトークンの種類を示す概略図である。
【図8】この発明の一の実施例に係る多目的情報交換ボードのユーザーインターフェースを示す概略図である。
【図9】この発明の一の実施例に係る広告配信機能の動作を示す概略図である。
【図10】この発明の一の実施例に係るペイバック機能の動作を示す概略図である。
【図11】この発明の一の実施例に係るプライバシー保護機能の動作を示す概略図である。
【図12】この発明の一の実施例に係る簡易アバターコントロール機能のユーザーインターフェースを示す概略図である。
【図13】この発明の一の実施例に係る簡易アバターコントロール機能のリップアニメーションの動作を示す概略図である。
【図14】この発明の一の実施例に係る仮想チャットルームの属性設定を示す説明図である。
【符号の説明】
1 基地局
2 仮想チャットルーム
3 ネットワーク
4 ステージ
5 参加端末局
6 オーディエンス
7 傍聴端末局
25 ユーザーインターフェース
36 トークン
40 過発行トークン
42 フリートークン領域
43 多目的情報交換ボード
49 広告表示領域

Claims (12)

  1. ネットワークを介して映像および音声を送受信しテレビ会議を行う多地点通信システムであって、
    前記ネットワークに接続された基地局と、
    前記ネットワークを介して前記基地局に接続され、前記テレビ会議での発言権を有する複数の端末局と、
    前記ネットワークを介して前記基地局に接続され、前記発言権を持たない別の端末局と、
    を備え、
    前記基地局は、
    前記発言権を有する端末局とは映像および音声を双方向に送受信し、前記発言権を持たない別の端末局へは前記発言権を有する端末局間で送受信される映像および音声を片方向に配信するという通信に係る制御を行う接続制御手段
    を備え、
    前記発言権は、当該発言権に係る情報を含むデータであるトークンを用いて管理され、
    前記トークンには、
    定の前記端末局に対して前記テレビ会議の開始前に予め与えられる正規のトークン
    が含まれるとともに、
    前記特定の端末局以外の前記端末局に対して先着順に与えられるフリートークンと、
    前記特定の端末局以外の前記端末局に対して前記テレビ会議の開始前に予め与えられ、前記特定の端末局に欠員が生じた場合に発言が可能になる過発行トークンと
    のうちの少なくとも一方が含まれ
    前記基地局は、
    前記ネットワークを介して前記基地局に接続している前記端末局が前記正規のトークンを有しているか否かを認証する手段
    を備え、
    前記基地局の前記接続制御手段は、前記正規のトークンを有する前記端末局とは映像および音声を双方向に送受信し、
    前記トークンが前記フリートークンを含む場合、
    前記基地局は、
    所定数の前記フリートークンを、前記ネットワークを介して前記特定の端末局以外の前記端末局に対して、先着順に与える手段と、
    前記ネットワークを介して前記基地局に接続している前記端末局が前記フリートークンを有しているか否かを認証する手段と
    を備え、
    前記基地局の前記接続制御手段は、前記フリートークンを有する前記端末局とは映像および音声を双方向に送受信し、
    前記トークンが前記過発行トークンを含む場合、
    前記基地局は、
    前記ネットワークを介して前記基地局に接続している前記端末局が前記過発行トークンを有しているか否かを認証する手段
    を備え、
    前記基地局の前記接続制御手段は、
    前記特定の端末局に欠員が生じている場合には、前記過発行トークンを有する前記端末局とは映像および音声を双方向に送受信し、
    前記特定の端末局に欠員が生じていない場合には、前記過発行トークンを有する前記端末局へは前記発言権を有する端末局間で送受信される映像および音声を片方向に配信することを特徴とする多地点通信システム。
  2. 請求項1に記載の多地点通信システムであって、
    前記発言権は、前記ネットワークを介して送受信可能な前記トークンを媒介として授受されるものであり、
    前記正規のトークンまたは前記フリートークンを有する前記端末局が、発言権を持たない前記別の端末局へ、前記正規のトークンまたは前記フリートークンを送信する手段、を備え、
    前記基地局は、前記正規のトークンまたは前記フリートークンを受信した前記別の端末局とは映像および音声を双方向に送受信し、前記正規のトークンまたは前記フリートークンを失った前記端末局へは前記発言権を有する端末局間で送受信される映像および音声を片方向に配信することを特徴とする多地点通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の多地点通信システムであって、さらに、
    全ての端末局の備える表示装置上に、前記テレビ会議の利用者の映像および音声以外のマルチメディアデータを表示し、前記マルチメディアデータを閲覧しながら情報交換を行う多目的情報交換手段、
    を備えることを特徴とする多地点通信システム。
  4. 請求項3に記載の多地点通信システムであって、さらに、
    前記端末局の利用者が、前記多目的情報交換手段により前記表示装置上に表示されたボタンを選択操作することで、当該利用者の意思をデータとして、前記基地局に送信する意思表示データ通信手段、
    を備え、
    前記基地局は、
    前記各端末局から前記意思表示データ通信手段により送信された前記データを集計し、その結果を、前記各端末局の前記多目的情報交換手段により前記各端末局の備える前記表示装置上に表示する集計表示手段、
    を備えることを特徴とする多地点通信システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の多地点通信システムであって、さらに、
    前記テレビ会議には、テレビ会議毎に異なるアクセス権が設定されており、当該アクセス権を有する端末局だけに、前記ネットワークを介して、前記基地局と、前記アクセス権に対応するテレビ会議に係る通信を行うことを許可する手段、
    を備えることを特徴とする多地点通信システム。
  6. 請求項5に記載の多地点通信システムであって、
    前記アクセス権は、当該アクセス権に対応するテレビ会議の開催中にのみ有効であり、
    前記基地局は、前記アクセス権に対応するテレビ会議が終了すると、前記アクセス権を利用した前記端末局との通信を切断することを特徴とする多地点通信システム。
  7. 請求項5または請求項6に記載の多地点通信システムであって、
    前記アクセス権は、当該アクセス権に係る情報を含むデータであり、
    前記端末局は、前記ネットワークを介して、当該データを送受信することにより前記アクセス権の授受を行うことを特徴とする多地点通信システム。
  8. 請求項3に記載の多地点通信システムであって、さらに、
    前記端末局の備える前記表示装置上に、所定の時間だけ、所定の広告を表示する広告配信手段、
    を備えることを特徴とする多地点通信システム。
  9. 請求項8に記載の多地点通信システムであって、
    前記広告配信手段は、
    前記テレビ会議に係る情報を検知し、当該情報に関連する広告を、前記端末局の備える前記表示装置上に表示する手段を含むことを特徴とする多地点通信システム。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の多地点通信システムであって、さらに、
    所定の条件を満たした前記端末局の利用者に、所定の条件で算出した割合に従って、当該利用者の利用する前記テレビ会議において得られた収入の一部を還元する手段、
    を備えることを特徴とする多地点通信システム。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の多地点通信システムであって、さらに、
    前記端末局の利用者の映像および音声を、前記利用者を断定できない映像および音声に変換し、変換後の映像および音声を前記利用者の映像および音声として前記テレビ会議に利用する手段、
    を備えることを特徴とする多地点通信システム。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の多地点通信システムであって、さらに、
    前記端末局の利用者の感情を表現した所定の画像の中から、前記利用者の選択した画像を、前記利用者の映像として前記テレビ会議に利用する手段、
    を備えることを特徴とする多地点通信システム。
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