JP2539153B2 - 仮想会議システム用端末装置及び仮想会議システム - Google Patents

仮想会議システム用端末装置及び仮想会議システム

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JP2539153B2
JP2539153B2 JP5060269A JP6026993A JP2539153B2 JP 2539153 B2 JP2539153 B2 JP 2539153B2 JP 5060269 A JP5060269 A JP 5060269A JP 6026993 A JP6026993 A JP 6026993A JP 2539153 B2 JP2539153 B2 JP 2539153B2
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    • H04N7/15Conference systems
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  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仮想会議システム用端
末装置及び仮想会議システムにかかり、特に、仮想的に
会議を行うための仮想会議システム用端末装置及び電話
回線等の通信回線によって接続された複数の仮想会議シ
ステム用端末装置を用いて会議を行う仮想会議システム
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
通信回線を利用して遠隔地の複数ユーザーがユーザー端
末装置の回線接続による出席によって会議を構成するテ
レビ電話会議システムがある(特開平4−140990
号公報参照)。このシステムによれば、テレビ電話会議
に出席するためのユーザー端末装置にはテレビ電話機及
び遠隔画像送信回路を設け、各端末装置のモニターの画
面を複数に分割して各分割画面に出席者の画像を表示さ
せて、会議を行うことができる。
【0003】しかしながら、上記のような会議システム
では、出席者の顔を各ユーザー端末装置に表示させるた
めに出席者の顔を撮影して撮影画像を各ユーザー端末装
置に転送している。この撮影画像の情報量は膨大である
ため、会議の進行に関与しない撮影画像の入出力のみに
要する時間が生じる。また、伝送される信号を画像に変
換する必要もある。従って、このシステムでは、リアル
タイムでの議事進行が困難であると共に各々のユーザー
端末装置はコスト高になる。また、各ユーザー端末装置
では、画面を複数に分割して各分割画像にユーザーの顔
を表示させることにより出席者の認識は容易となるが、
単に表示のみであるため、会議における雰囲気をリアル
タイムで伝達することはできずに、実際に会議を行った
ときに発生する様々な状態を表現することができない。
【0004】本発明は、上記事実を考慮して、直観的で
明快かつ効果的に議事進行することができる仮想会議シ
ステム用端末装置及び仮想会議システムを提供すること
が目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明の仮想会議システム用端末装置
は、仮想的な会議を行うための仮想会議室を表示すると
共に該会議への出席者を表すアニメーションキャラクタ
を該仮想会議室内に表示するための表示手段と、自己の
アニメーションキャラクタの動作を指示するための指示
手段と、前記指示手段で指示された自己のアニメーショ
ンキャラクタの動作情報を出力する情報出力手段と、入
力された他のアニメーションキャラクタの動作情報に応
じて他のアニメーションキャラクタを動作させると共
に、前記指示された動作に応じて自己のアニメーション
キャラクタを動作させるキャラクタ制御手段と、を備え
ている。
【0006】請求項2に記載の発明の仮想会議システム
用端末装置は、仮想的な会議を行うための仮想会議室を
表示すると共に該会議への出席者を表すアニメーション
キャラクタを該仮想会議室内に表示するための表示手段
と、自己のアニメーションキャラクタの動作を指示する
ための指示手段と、前記指示手段で指示された自己のア
ニメーションキャラクタの動作情報を出力する情報出力
手段と、入力された他のアニメーションキャラクタの動
作情報と指示された自己のアニメーションキャラクタの
動作情報とに基づいて動作させるアニメーションキャラ
クタを判断しかつ判断されたアニメーションキャラクタ
に動作の権利を割り当てる管理手段と、入力された他の
アニメーションキャラクタの動作情報及び指示された自
己のアニメーションキャラクタの動作情報の少なくとも
一方に応じて、前記権利が割り当てられたアニメーショ
ンキャラクタを動作させるキャラクタ制御手段と、を備
えている。
【0007】請求項3に記載の発明の仮想会議システム
用端末装置は、仮想的な会議を行うための仮想会議室を
表示すると共に該会議への出席者を表すアニメーション
キャラクタを該仮想会議室内に表示するための表示手段
と、自己のアニメーションキャラクタの動作を指示する
ための指示手段と、前記指示手段で指示された自己のア
ニメーションキャラクタの動作情報を出力する情報出力
手段と、入力された他のアニメーションキャラクタの動
作情報に応じて他のアニメーションキャラクタを動作さ
せると共に、出力した動作情報に対応する許可情報が入
力されたときに指示された動作に応じて自己のアニメー
ションキャラクタに動作させるキャラクタ制御手段と、
を備えている。
【0008】請求項4に記載の発明の仮想会議システム
は、請求項1または2に記載の仮想会議システム用端末
装置を複数個動作情報が入力可能に接続している。
【0009】請求項5に記載の発明の仮想会議システム
は、請求項3に記載の仮想会議システム用端末装置を複
数個集中制御装置に接続し、集中制御装置は入力された
動作情報に応じて動作させるアニメーションキャラクタ
を判断しかつ判断されたアニメーションキャラクタに対
応する仮想会議システム用端末装置に許可情報を出力し
ている。
【0010】請求項6に記載の発明の仮想会議システム
用端末装置は、仮想的な会議を行うための仮想会議室を
表示すると共に該会議への出席者を表すアニメーション
キャラクタを該仮想会議室内に表示するための表示手段
と、自己のアニメーションキャラクタの動作を指示する
ための指示手段と、入力された音声を自己のアニメーシ
ョンキャラクタの音声情報に変換して前記指示手段で指
示された自己のアニメーションキャラクタの動作情報と
共に出力する情報出力手段と、入力された他のアニメー
ションキャラクタの動作情報に基づいて音声を発生する
か否かを判断し、音声を発生するときには音声情報に基
づいて音声を出力する音声出力手段と、入力された他の
アニメーションキャラクタの動作情報に応じて他のアニ
メーションキャラクタを動作させると共に、前記指示さ
れた動作に応じて自己のアニメーションキャラクタを動
作させるキャラクタ制御手段と、を備えている。
【0011】請求項7に記載の発明の仮想会議システム
は、請求項6に記載の仮想会議システム用端末装置を複
数個音声情報及び動作情報が入力可能に接続している。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明の仮想会議システム用端
末装置は、表示手段、指示手段、情報出力手段及びキャ
ラクタ制御手段から構成されている。表示手段には、仮
想的な会議を行うための仮想会議室が机等の備品と共に
表示されかつ、この仮想会議室内に会議への出席者を表
す自己及び他のアニメーションキャラクタが表示され
る。この表示された自己のアニメーションキャラクタ
は、指示手段により発言の挙手や移動等の動作が指示さ
れる。指示された自己のアニメーションキャラクタの動
作情報は情報出力手段により出力される。上記表示手段
に表示された他のアニメーションキャラクタは、入力さ
れる他のアニメーションキャラクタの動作情報に応じて
動作するようにキャラクタ制御手段によって制御され
る。また、キャラクタ制御手段は、指示された動作に応
じて自己のアニメーションキャラクタが動作するように
制御する。
【0013】この仮想会議システム用端末装置の複数個
を、請求項4に記載の発明のように、動作情報が入力可
能に接続して仮想会議システムを構成する。従って、自
己及び他の仮想会議システム用端末装置の間や他の仮想
会議システム用端末装置における相互間では、各仮想会
議システム用端末装置の動作情報が入出力される。これ
により、議事に関する発言を要求するための挙手や会議
室内におけるアニメーションキャラクタの移動等を動作
させるために、操作者が自己のアニメーションキャラク
タを指示した動作情報は、接続されている各他の仮想会
議システム用端末装置に出力される。また、他の仮想会
議システム用端末装置の操作者が対応する他のアニメー
ションキャラクタを指示した動作情報は、接続されてい
るこの他の各仮想会議システム用端末装置に出力される
と共に自己の仮想会議システム用端末装置に入力され
る。従って、自己の仮想会議システム用端末装置及び他
の仮想会議システム用端末装置の各々の表示手段の仮想
会議室内には、同一の会議状態のアニメーションキャラ
クタ、すなわち、議事に関する発言の挙手や会議室内を
移動する状態等の各操作者が意図する会議状態に対応し
て動作する各アニメーションキャラクタが表示される。
このように、各々の操作者は仮想会議システム用端末装
置を用いて表示手段に表示された仮想会議室内の各々の
操作者に対応するアニメーションキャラクタを、会議の
状態に応じて動作させることができるので、各操作者の
意図する会議の状態が反映された仮想的な会議を進行す
ることができる。
【0014】また、請求項2に記載の仮想会議システム
用端末装置は、請求項1で説明したのと同様の表示手
段、指示手段及び情報出力手段を有し、管理手段及びキ
ャラクタ制御手段を備えて構成されている。管理手段
は、入力された他のアニメーションキャラクタの動作情
報と指示された自己のアニメーションキャラクタの動作
情報とに基づいて動作させるアニメーションキャラクタ
を判断しかつ判断されたアニメーションキャラクタに動
作の権利を割り当てる。キャラクタ制御手段は、入力さ
れた他のアニメーションキャラクタの動作情報及び指示
された自己のアニメーションキャラクタの動作情報の少
なくとも一方に応じて、権利が割り当てられたアニメー
ションキャラクタを動作させる。
【0015】この請求項2の仮想会議システム用端末装
置の複数個を、上記請求項1で説明したように動作情報
が入力可能に接続して仮想会議システムを構成すること
によって、各々の仮想会議システム用端末装置では優先
順や予め定められた出席者の順位等に基づいて動作させ
る必要があると判断されて動作の権利が割り当てられた
アニメーションキャラクタが動作する。従って、動作と
して例えば、議事に関する発言等が複数の操作者から要
求された場合に、発言が重複することなく、発言権が割
り当てられて円滑に会議を進行することができる。
【0016】更に、請求項3に記載の発明の仮想会議シ
ステム用端末装置は、入力された他のアニメーションキ
ャラクタの動作情報に応じて他のアニメーションキャラ
クタを動作させると共に、出力した動作情報に対応する
許可情報が入力されたときに指示された動作に応じて自
己のアニメーションキャラクタに動作させるキャラクタ
制御手段、請求項1で説明したのと同様の表示手段、指
示手段及び情報出力手段から構成されている。
【0017】この請求項3の仮想会議システム用端末装
置の複数個を、請求項5に記載したように、集中制御装
置に接続して仮想会議システムを構成する。集中制御装
置には、接続された1または複数の仮想会議システム用
端末装置から例えば議事に関する発言等の動作情報が入
力される。この集中制御装置は入力された動作情報に対
応する仮想会議システム用端末装置の優先順や予め定め
られた出席者の順位等に基づいて動作させるアニメーシ
ョンキャラクタを判断しかつ判断されたアニメーション
キャラクタに対応する仮想会議システム用端末装置に許
可情報を出力する。従って、動作を指示した仮想会議シ
ステム用端末装置では、集中制御装置から許可情報が入
力されると、出力した動作情報に対応する許可情報が入
力されたときに指示した動作に応じて自己のアニメーシ
ョンキャラクタに動作させる。また、入力された他のア
ニメーションキャラクタの動作情報に応じて他のアニメ
ーションキャラクタを動作させる。これによって、各仮
想会議システム用端末装置が指示した動作の権利は集中
制御装置で管理される。
【0018】ここで、会議を進行するときには、出席者
の発言等の音声による意思表示や出席者同士による秘話
等の音声発生の状態が生じる。
【0019】そこで、請求項6に記載の発明の仮想会議
システム用端末装置は情報出力手段を備え、この情報出
力手段は入力された音声を自己のアニメーションキャラ
クタの音声情報に変換して指示手段で指示された自己の
アニメーションキャラクタの発表や秘話等の動作情報と
共に出力する。音声出力手段は、入力された他のアニメ
ーションキャラクタの発表や秘話等の動作情報に基づい
て音声を発生するか否かを判断し音声を発生するときに
は音声情報に基づいて音声を出力する。キャラクタ制御
手段は、入力された他のアニメーションキャラクタの発
表や秘話等の動作情報に応じて他のアニメーションキャ
ラクタを動作させると共に、指示された動作に応じて自
己のアニメーションキャラクタを動作させる。この発表
や秘話等の動作情報としての音声発生の状態に対応する
アニメーションキャラクタの動作には例えば口の部分を
変化させることがある。
【0020】この請求項6に記載の発明の仮想会議シス
テム用端末装置を複数個、請求項7に記載したように、
請求項6に記載の仮想会議システム用端末装置を複数個
音声情報及び動作情報が入力可能に接続することによっ
て、各々の仮想会議システム用端末装置では操作者が音
声を入力したときに対応する自己のアニメーションキャ
ラクタの例えば口の部分が話すように動作すると共に、
この話すように動作する自己のアニメーションキャラク
タは、他の仮想会議システム用端末装置においても動作
する。また、この話言葉の内容は、指示された自己のア
ニメーションキャラクタの発表や秘話等の動作情報に応
じて、例えば対象となる出席者のみや全員に聴取できる
ように各仮想会議システム用端末装置へ出力される。従
って、秘話しているときは、対象となる操作者間では会
話ができ、かつその状態を他の操作者に分かるようにア
ニメーションキャラクタを動作することができ、また、
他の端末間で秘話がされているときは、秘話しているア
ニメーションキャラクタ間の口の部分のみが動作し、音
声は聞こえない。これにより、操作者が発した音声に応
じて、アニメーションキャラクタを動作できかつ音声の
内容は操作者が意図する状態でのみ他の操作者に伝達す
ることができる。このため、会議に出席している出席者
間の会話や発言等の音声発生の状態に応じて表示画面と
音声とにより表現することができ、会議室の雰囲気に則
して会議を進行することができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。第1実施例の仮想会議システム10は、
図1に示したように、デジタル信号が送受信可能なリン
グ状のネットワーク12とこのネットワーク12に接続
されたK(Kは自然数)台のユーザー端末装置161
16K とから構成されている。この仮想会議システム1
0では、ネットワーク12上を転送データ(表1)が伝
送される。このユーザー端末装置161 〜16K の各々
は、操作者181 〜18K によって操作される。なお、
ネットワーク12は、上記ネットワーク(イーサネッ
ト、トークンリングネットワーク等)に限定されるもの
ではなく、公衆電話回線網、ISDN等のネットワー
ク、及びこれらの組合せでもよい。
【0022】図2に示したように、ユーザー端末装置1
i (i:1≦i≦K)は、パーソナルコンピュータ
(以下、PCという)22i 、ディスプレイ24i 、キ
ーボード26i 、マウス28i 、マイクロフォン3
i 、及び1組のスピーカ32i から構成されている。
このマイクロフォン30i 及び1組のスピーカ32
i は、電話等のヘッドセットや送受話器に置き換えるこ
とができる。また、1組のスピーカ32i は、左右でス
テレオ効果を出すようにすることや多チャンネル再生時
には3台以上のスピーカを用いてもよく、モノラル再生
のときは1つのスピーカのみでもよい。上記構成の他
に、デジタイザ、プリンタ、スキャナ等の入出力装置を
接続してもよい。
【0023】図3には、PC22i の内部構成の概略を
機能毎のブロック図として示した。PC22i は、他の
PCj (j:1≦j≦K,i≠j)と相互にデータ等を
通信するための通信制御部40i 、複数ユーザー端末装
置間上で生成される仮想会議室(以下、会議室という)
の生成終了や出席者の入退室等の会議運営を制御するた
めの会議制御部42i 、及び会議室の全景が表示された
仮想会議室ウインドウ62(図5参照)の制御と仮想会
議室ウインドウ62に各操作者を表すアニメーションキ
ャラクタ(以下、エージェントという)の表示等を制御
するためのエージェント制御部44i から構成されてい
る。また、PC22i は、マイクロフォン30i からの
音声をデジタル信号に変換するための音声入力処理部4
i 及び他のPCj (j:1≦j≦K,i≠j)から入
力されるデジタル音声信号をアナログ信号に変換するた
めの音声出力処理部48i を有し、かつ会議室内におい
て出席者が共有する共有黒板等へ文字や図形の書込消去
等のためのプログラムが記憶された共有アプリケーショ
ン部50i を有している。
【0024】上記通信制御部40i は、ネットワーク1
2に接続されると共に、会議制御部42i 、エージェン
ト制御部44i 、共有アプリケーション部50i 、音声
入力処理部46i 及び音声出力処理部48i に接続され
ている。この会議制御部42 i は共有アプリケーション
部50i 、エージェント制御部44i 、音声入力処理部
46i 及び音声出力処理部48i に接続されている。ま
た、通信制御部40iは、共有アプリケーション部50
i に接続されている。この共有アプリケーション部50
i には、ディスプレイ24i 、キーボード26i 及びマ
ウス28i に接続されており、これらディスプレイ24
i 等はエージェント制御部44i にも接続されている。
エージェント制御部44i は、音声入力処理部46i
び音声出力処理部48i に接続されており、音声入力処
理部46i にはマイクロフォン30i が接続され音声出
力処理部48i にはスピーカ32i が接続されている。
【0025】上記PCの各制御部間、及びユーザー端末
装置間とは、以下の表1に示したフォーマットの転送デ
ータが授受される。
【0026】
【表1】
【0027】この転送データは、後述するように識別部
であるID部及び転送データが示す内容であるデータ部
から構成される。ID部は、転送データの送り元のユー
ザー端末装置を示す送り元装置ID、転送データの送り
先のユーザー端末装置を示す送り先ID、及び転送デー
タが適用されるユーザー端末装置の制御部を示す制御部
IDから順に構成されている。また、データ部は各制御
部毎の特有のデータとしてPC22i が有する各制御部
毎に生成される特有なデータが格納される。
【0028】各制御部毎の特有のデータの例としては、
エージェント制御部44i から送出されるデータは、エ
ージェントについての位置、顔の向き、口の開閉、及び
挙手等の状態を表すデータがある。なお、エージェント
制御部44i には、音声入力処理部46i から入力され
る音声の大きさに応じてエージェントの口が開閉するよ
うに制御するための信号が入力される。
【0029】また、会議制御部42i から出力される転
送データの特有のデータとしては、会議への参加(出
席)、会議からの離脱、操作権の要求、及び操作権の許
可等を表すデータがある。また、音声入力処理部46i
から出力される転送データの特有のデータとしては、マ
イクロフォン30i により入力された音声がデジタル化
や圧縮化された音声データがある。
【0030】次に、本実施例の作用を説明する。ユーザ
ー端末装置の操作者が図示しない会議を行うための処理
メニューを選択すると、図4に示したように、操作者1
iが使用するユーザー端末装置16i のディスプレイ
24i の表示画面60上には、会議室の全景を表す仮想
会議室ウインドウ62が開かれる。また、この表示画面
60上には、現在開催されている会議の一覧を表示した
会議室一覧ウインド64や、それらの会議に出席が許可
された操作者を表すアニメーションキャラクタを並べた
会議出席可能者のリストを表す会議参加者ウインドウ6
6が表示されている。
【0031】なお、上記各ウインドウ上に表示された
(例えば、操作者等を表す)絵柄の像付近は処理に応じ
て対象を選択するとき等にマウス28i で指示するため
の指示入力部位を兼ねており、以下、これらの絵柄をア
イコンという。このアイコンは、マウスマウス28i
よってクリックする選択指示やダブルクリックする指示
実行及び選択状態のアイコンの移動(以下、ドラッグと
いう)に用いられる。
【0032】また、会議参加者ウインドウ66には、ネ
ートワーク12に接続されているユーザー端末装置等の
全ての操作者を会議出席可能者として表示させたり、会
議の種類やアプリケーションに応じて選択的に許可者の
みを表示させたりしてもよく、その旨の記載事項をアイ
コンに付与するようにしてもよい。
【0033】上記仮想会議室ウインドウ62には、図5
に示したように、机、共有黒板、チョーク、マイク及び
演壇等の会議運営のために用いられる備品を表すオブジ
ェクト及び、ネットワーク12に接続されたユーザー端
末装置161 、162 、・・16k を操作しかつ現在会
議に出席している操作者(出席者)181 、182 、・
・18k を表わす全てのエージェント201 、202
・・20k が表示される(詳細後述)。
【0034】次に、会議を実際に開催しようとするとき
は、会議室一覧ウインドウ64において新規会議室のア
イコンをダブルクリックすることやキーボード26i
よる指示でメニュー(図示省略)から選択する。これに
よってエージェント制御部44i は、会議開催要求を表
すデータを有する転送データを会議制御部42i に伝送
する。このエージェント制御部44i は、ディスプレイ
24i の表示画面60上の仮想会議室ウインドウ62と
仮想会議室ウインドウ62中に表示されるエージェント
及び机やマイク等の会議時に用いられる備品の表示を制
御する。この表示には、エージェント及び備品の移動動
作(後述)を含んでいる。
【0035】会議制御部42i では、エージェント制御
部44i から転送データが入力されると、新規会議を1
個生成してユーザー端末装置16i に登録する。更に、
この操作者18i を当会議の出席者に設定して、出席要
求を表すデータを有する転送データをエージェント制御
部44i へ送出する。この結果、会議室を表示する仮想
会議室ウインドウ62が開かれ、操作者18i 本人を表
すエージェント20iが仮想会議室ウインドウ62中に
表示される。
【0036】この会議制御部42i は、会議の生成や削
除の要求を処理したり、エージェント制御部44i から
送信される発言権の要求(後述)を受けて他のユーザー
端末装置の会議制御部42j と連絡してその要求の受理
を処理したりすることや、会議への新規の出席及びアプ
リケーションの操作権を有する操作者が入替等のデータ
をエージェント制御部44i や共有アプリケーション部
50i に行って各々同期的に同一内容を維持するように
処理する。
【0037】次に、開催した会議に他の操作者18j
出席させるためには、会議参加者ウインドウ66から出
席を要請する操作者18j を表すアイコンをマウス28
i でドラッグして、仮想会議室ウインドウ62内に移動
する。このドラッグによりエージェント制御部44
i は、対応するユーザー端末装置16j のエージェント
制御部44j に対して、通信制御部40i 及びネットワ
ーク12を介して出席要求を含む転送データを送出す
る。出席要請されたユーザー端末装置16j では、エー
ジェント制御部44j が出席するか否かの判断を求める
出席要請ウインドウ(図示省略)を、ユーザー端末装置
16j のディスプレイ24j 上に表示する。
【0038】他の操作者18j へ出席要請時の出席要請
側のユーザー端末装置16i では、他の操作者18j
出席を拒否するデータがエージェント制御部44i に返
送されるまたは他の操作者18j がユーザー端末装置1
jの未操作または不在のために応答がない場合(タイ
マー等による所定時間経過後)には、上記出席手続を打
ち切る。
【0039】他の操作者18j が出席を承諾した場合に
は、出席を要請したユーザー端末装置16i のエージェ
ント制御部44i へ出席承諾を表すデータを含む転送デ
ータが返送される。その場合、要請側のエージェント制
御部44i は会議制御部42 i へ新規な操作者が会議に
出席する旨のデータを有する転送データを送出する。こ
れにより、会議制御部42i では、転送データをエージ
ェント制御部44i 及びアプリケーション部50i へ送
出する。アプリケーション部50i は、新規に出席する
操作者18j のユーザー端末装置16j で同一内容のア
プリケーションが立ち上がるように必要なデータ等の転
送処理を行う。また、会議制御部42iは、新規操作者
を表すエージェント20j が会議室内に追加されるよう
にエージェント制御部44i へ転送データを送出する。
【0040】次に、操作者18i が出席を許可されか
つ、既に開催されている会議に出席するときは、開催さ
れている会議を表すアイコンが、会議室一覧ウインドウ
64(図4参照)の中に表示されているので、そのアイ
コンをダブルクリックする。これにより、上記説明した
ように出席を承諾したときと同様の手続が開始されて、
操作者18i のエージェント20i が既開催の会議室内
に加わることとなる。
【0041】会議室内で、所謂上座で発言するときのよ
うに操作者18i のエージェント20i を移動させるた
めには、仮想会議室ウインドウ62内のエージェント2
iをドラッグする。このドラッグの押圧を目的地点ま
で継続している間は、エージェントの足のパターンが交
互に動作して実際に歩行しているようなアニメーション
の表現がなされる。この動作の状態及び位置等のデータ
は、エージェント制御部44i から通信制御部40i
介して全ての会議出席者のユーザー端末装置へ送出さ
れ、各ユーザー端末装置のディスプレイ上で同様にエー
ジェント20i の位置及び足のパターンが変化する。
【0042】また、エージェント20i の新しい位置
(目的地点)のデータは、音声出力処理部48i に伝送
され、仮想会議室ウインドウ62内に表示されている他
のエージェントとの新しい位置関係(距離)に応じた聞
こえ方(音声の大きさやバランス)をするような音声処
理がなされる。なお、物理的な位置関係による処理だけ
でなく、例えば、図6に示したようにエージェント20
4 とエージェント205が重ねられた場合には、秘話モ
ードとして各々のエージェント間の位置とは関係がなく
2つのエージェント204 、205 の間でだけしか音声
が聞こえなくなる処理もできる。この場合、エージェン
ト204 、205 の口の部分が動くので、他の出席者に
は会話の内容は分からないが、秘話を行っていることは
理解される。
【0043】操作者18i が発言すると、音声入力処理
部46i により、発言状態が検出される。例えば、音声
の大きさを測定してそれを随時エージェント制御部44
i に送出する。音声出力処理部48i では、他の操作者
18j のユーザー端末装置16j から送信された音声デ
ータをエージェント制御部44i での各エージェントの
位置関係や秘話状態の有無に応じて、操作者18i にと
って他の操作者j の音声の大きさや左右の方向性が適切
になるように合成処理を行ってスピーカ32iから出力
する。
【0044】エージェント制御部44i では、音声の入
力に応じて、例えば、音量が大きいときには、口を大き
く開けたパターンにエージェント20i を変化させる
(図6のエージェント207 参照)。この変化は、他の
全ての出席者のユーザー端末装置へも送出される。この
結果、発言している操作者18i のエージェント20i
の口の部分が開閉して発言を行っていることを示すアニ
メーション効果が表示される。
【0045】会議中におけるエージェント20i は、キ
ーボード26i やマウス28i の操作によって、図6に
示したように挙手した状態を表現するようなパターンに
変化させることができ、この挙手により発言の要求を示
したり、議題に対する賛意を表明したりすることができ
る。また、この挙手状態のデータは音声出力処理部48
i に送出される。この結果、挙手した出席者の音声は、
物理的な位置とは関係なく、他の出席者全員に一律の大
きな音声で聞こえるように処理される。
【0046】なお、上記説明した移動、挙手、秘話によ
るエージェント20i のパターン変化の他の例として
は、入退室、うなずき、及び方向転換等の議事進行時に
おいて発生し得る意思表示や行動を表現できる。
【0047】次に、共有アプリケーション部50i の処
理の1例を説明する。共有黒板98や共有スプレッドシ
ート等の共有アプリケーション部50i の操作権は、予
め登録した表現方法で会議室中に表示できる。例えば、
共有黒板98に対して、その操作権を会議室内のチョー
ク99に予め関連させておく(図5参照)。操作者18
i は、チョーク99を選択、例えば、マウスのダブルク
リックによって操作権を要求する。この要求は、転送デ
ータとしてエージェント制御部44i から会議制御部4
i に送出され、会議制御部42i は、その会議内の全
ての出席者のユーザー端末装置上の会議制御部へ合意を
求めるデータを送出する。会議制御部42i では、他の
会議制御部から送出される合意の判断データから多数決
や全員一致等の基準により操作権要求の許諾を決定す
る。この決定は、他の各会議制御部においても処理され
る。操作権要求を許諾する決定がなされたときは、会議
制御部42i は、共有黒板の操作権の要求を許諾するデ
ータをエージェント制御部44i 及び共有黒板のアプリ
ケーションへ送出する。
【0048】ここで、上記会議を進行する上で、共有ア
プリケーションの操作権の衝突がある。上記共有黒板の
例では、複数の操作者が同時に共有黒板の操作権を要求
することによって共有黒板の操作権の衝突がある。この
場合、適宜(例えば、先着順等により)、操作権許諾の
優先度を割り振ることにより、操作権の許諾に順番待ち
させるようにする。この操作権許諾を表すデータ及び操
作権許諾の順番待ちを表すデータは、許諾及び順番待ち
の各操作者のエージェント制御部及び共有黒板98に対
して送出される。これらのデータにより、エージェント
制御部では、許可された操作者に対してはチョーク99
を掴んだようにエージェントの表示を変化させたり、待
たされた操作者に対してはチョーク99のあるところの
横にエージェントを移動させて待っているという表示を
行う。また、共有黒板98に関するアプリケーションプ
ログラムでは、誤入力を防ぐために、許諾された操作者
のキーボードとマウスの入力を可能にし、許諾者以外の
操作者の入力を不可能にするデータを送出する。
【0049】上記の他に、議長席、発言席、マイクロフ
ォン等の制御がある。いずれの場合も、1人または予め
設定された人数がこの場所を占有することができ、この
占有可能な権利が操作権に相当し、上記で説明したよう
な機構で割り当てられる。この議長席、発言席、マイク
ロフォンを占有した操作者の音声は、上記のように挙手
による発言と同様に、他の出席者全員に大きな音声で伝
送される。
【0050】上記説明した操作権の衝突についての他の
例を、図7を参照して説明する。図7は、朝礼等のよう
に発言者が1人であるべき定形的な会議を表す仮想会議
室ウインドウ63を示している。この会議室に1人のみ
が位置することができる演壇36を設け、この演壇36
に位置したエージェント201 に対応する操作者のみの
音声が会議に出席した全員の操作者に伝達されるように
設定する。これによって、議事進行の発言衝突を回避で
きる。また、上記で説明した複数の操作者が発言を行う
ときの順序は、操作者が発言する順序を表すデータを待
ち行列として、この場合、エージェント202 、203
を表しかつ順序を表すデータを送出するようにする。こ
れによって、仮想会議室ウインドウ63には、発言者及
び順番待ちのエージェントが視覚的に対応するように表
示される。
【0051】以上説明したように、本実施例では、ネッ
トワークによって接続された各ユーザー端末装置におい
て、会議の出席者及び会議室の備品等の環境を操作者を
表すエージェント及び表示データによって表示している
ため、画像データを伝送するようにデータ量が膨大にな
ることがなく、通信負荷が軽減される。また、議事進行
時において発生し得る意思表示や行動を、エージェント
のパターン変化によって実現できるため、このパターン
変化に対応するデータの入出力のみによって、実際に会
議する時の出席者を招集したときと同様の状況による会
議を進行することができる。また、データ量が軽減され
るため、リアルタイムで会議を進行できる。
【0052】次に、第2実施例を説明する。なお、本実
施例は、上記第1実施例と同様のため、同一部分には同
一符号を付して詳細な説明は省略し、以下、異なる部分
を説明する。本実施例の仮想会議システム10は、図8
に示したように、ネットワーク12に接続された集中制
御装置17及びL(Lは自然数)台のユーザー端末装置
161 〜16L から構成されている。図9に示したよう
に、ユーザー端末装置16i (i:1≦i≦L)のPC
22 i は、通信制御部40i 、エージェント制御部45
i 、音声入力処理部47i 、音声出力処理部49i 、及
び共有アプリケーション部50i から構成されている。
通信制御部40i は、ネットワーク12に接続されると
共に、エージェント制御部45i 、音声入力処理部47
i 、音声出力処理部49i 及び共有アプリケーション部
50i に接続されている。本実施例では、集中制御装置
17によって仮想会議を運営するため、会議制御部が削
除されかつ、音声入力処理部47i 及び音声出力処理部
49i は単に入力された音声信号をデジタル変換及びデ
ジタル入力された音声信号をアナログ変換の処理のみで
よい。
【0053】図10に示したように、集中制御装置17
は、通信制御部40C、会議制御部42C、エージェン
ト制御部44C、音声制御部46C、及び共有アプリケ
ーション部50Cから構成されている。通信制御部40
Cは、ネットワーク12に接続されると共に、会議制御
部42C、エージェント制御部44C、音声制御部46
C及び共有アプリケーション部50Cに接続されてい
る。また、会議制御部42Cは、エージェント制御部4
4C、音声制御部46C、及び共有アプリケーション部
50Cに接続されている。
【0054】このエージェント制御部44Cは、ディス
プレイや入出力装置に対する直接制御することなくエー
ジェントの位置やパターン等の状態の内部データのみを
扱う。エージェントの位置変更時には、このデータを音
声制御部46Cへ送出する。また、会議制御部42C及
び共有アプリケーション部50Cは、第1実施例で説明
した会議制御部42i 及び共有アプリケーション部50
i と同様のため、説明を省略する。また、エージェント
制御部44C及び共有アプリケーション部50Cは、会
議制御部42Cから入力される転送データにより各ユー
ザー端末装置にデータを送出する。音声制御部46Cで
は、エージェントの位置関係や状態(例えば、秘話)に
応じて各々の操作者に対する音声の合成及び音量調整を
行われ、各ユーザー端末装置にデータを送出すると共
に、音量レベルに応じてエージェントのパターンを変化
させるためのデータをエージェント制御部44Cへ送出
する。
【0055】なお、集中制御装置17は、PC23が第
1実施例で説明したPC22の各制御部の機能を有しか
つマイク等の入出力装置が接続可能にすることによって
ユーザー端末装置として作動させることができる。
【0056】上記転送データは、第1実施例と同様のフ
ォーマット(表1参照)で生成されるが、各ユーザー端
末装置に会議制御部が含まれないため、会議制御部に対
応する固有のデータは省略される。また、集中制御装置
17から送出される転送データには、音声制御部46C
において合成等の処理されたデータが固有のデータとし
て格納される。
【0057】このように、本実施例では、集中制御装置
が接続されたネットワークにより仮想会議を進行させる
ため、音声データとして必要とされる音声パケットの総
量が減少できる。すなわち、第1実施例ではn台のユー
ザー端末装置が接続されたネットワーク上で、1つのユ
ーザー端末装置から送出される転送データは、他の全て
のユーザー端末装置に送出される。従って、n台のユー
ザー端末装置の操作者が同時に会話を行うときは、n
(n−1)個の音声パケットが生じる。これに対して本
実施例では、集中制御装置17に音声の転送データが入
力されたのち、合成処理等の終了した音声データが送出
されるため、2n個の音声パケットのみでよいことにな
る。
【0058】次に、第3実施例を説明する。本実施例
は、上記実施例と同様のため、同一部分には同一符号を
付して詳細な説明は省略し、以下、異なる部分を説明す
る。本実施例の仮想会議システム10は、図11に示し
たように、ネットワーク12及び音声ネットワーク13
に接続された集中制御装置17及びM(Mは自然数)台
のユーザー端末装置161 〜16M から構成されてい
る。
【0059】図12に示したように、本実施例のユーザ
ー端末装置16i (i:1≦i≦M)のPC22i は、
通信制御部40i 、エージェント制御部45i 、増幅装
置52i 、54i 、及び共有アプリケーション部50i
から構成されている。なお、増幅装置52i 、54i
PC22i から分離して独立した装置としてもよい。ネ
ットワーク12は通信制御部40i を介してエージェン
ト制御部45i 及び共有アプリケーション部50i に接
続され、音声ネットワーク13は増幅装置52 i 、54
i に接続されている。
【0060】図13に示したように、集中制御装置17
は、通信制御部40C、会議制御部42C、エージェン
ト制御部44C、共有アプリケーション部50C、及び
音声検出装置57と音声混合装置58とを有する音声制
御装置56から構成されている。通信制御部40Cは、
ネットワーク12に接続されると共に、会議制御部42
C、エージェント制御部44C、及び共有アプリケーシ
ョン部50Cに接続され、会議制御部42Cは、エージ
ェント制御部44C、及び共有アプリケーション部50
Cに接続されている。音声制御装置56は、音声混合装
置58が音声ネットワーク13に接続されると共に音声
検出装置57、会議制御部42C及びエージェント制御
部44Cに接続され、音声検出装置57がエージェント
制御部44Cに接続されている。
【0061】この音声混合装置58は、各ユーザー端末
装置からの多チャンネルの音声信号を混合して出力す
る。例えば、n個のユーザー端末装置から音声信号が入
力されると各々の操作者が会議室で聴取すべき音場に混
合し、2nチャンネル(モノラルの場合は、nチャンネ
ル)の出力を各ユーザー端末装置へ送出する。この聴取
すべき音場に混合する場合の混合比は、エージェント制
御部44C及び会議制御部42Cによって制御される。
また、音声検出装置57は、各ユーザー端末装置から送
出された音声信号の音量を計測し、その結果をエージェ
ント制御部44Cに送出する。
【0062】このように、本実施例では、デジタル信号
と音声信号とを分離して、各々に対応するネットワーク
により仮想会議を進行させるため、音声は独立してデー
タの授受を行うことができ、ユーザー端末装置及び集中
制御装置のデジタル変換等の負荷を軽減することができ
る。
【0063】次に、第4実施例を説明する。本実施例
は、音声による電話会議に本発明を適用した例である。
なお、本実施例は、上記実施例と略同様のため、同一部
分には同一符号を付して詳細な説明は省略し、以下、異
なる部分を説明する。本実施例の仮想会議システム10
は、図14に示したように、公衆電話回線網等の電話回
線(本実施例では、ISDN回線網14を用いてい
る。)によって集中制御装置17に接続されたN(Nは
自然数)台のユーザー端末装置161 〜16N から構成
されている。
【0064】図15に示したように、ユーザー端末装置
16i (i:1≦i≦N)は、電話機72i 、表示装置
74i 及びこれらに接続されたISDNインタフェース
76 i から構成されている。表示装置74i は、会議出
席者等を表示するためのものであり、発言状態アイコン
制御装置78i 及び液晶表示装置80i から構成されて
おり(図16参照)、会議の出席者の名前及び出席者の
発言状態を示すアイコン(本実施例では、表示のみ)を
表示する。なお、このアイコンは、ランプを点灯するよ
うにしてもよく、発言中等の文字を表示するようにして
もよい。また、集中制御装置17は、音声検出装置5
7、音声混合装置58及びこれらに接続されたISDN
インタフェース76Cから構成されている(図17参
照)。
【0065】なお、ユーザー端末装置16i と集中制御
装置17とは、送話と受話の各々の音声信号が別個に伝
送されるようにしてもよく、同一の回線で同時に伝送さ
れるようにしてもよい。
【0066】上記ユーザー端末装置16i と集中制御装
置17との間は、以下の表2に示したフォーマットの転
送データによって相互にデータが授受される。
【0067】
【表2】
【0068】転送データは、出席者人数n、m番目の出
席者名及びm番目の出席者の発言状態フラグから構成さ
れる。このフラグはm番目の出席者が発言中のときにセ
ットされかつ未発言のときにリセットされる。例えば、
上記フラグのセットのデータを「1」でかつリセットの
データを「0」としたときに、出席者が6人で4番目の
出席者が発言中の場合の転送データは、6:鈴木,0:
高橋,0:山本,0:山田,1:田中,0:佐藤,0:
となる。各ユーザー端末装置では、この転送データによ
って出席者名一覧と何れの出席者が発言中であるかを表
示することができる。
【0069】なお、音声検出装置57は、各ユーザー端
末装置に設けてもよい。この場合、ユーザー端末装置か
ら集中制御装置17へ各ユーザー端末装置の識別番号と
発言中か否かを示すフラグを送出すればよい。
【0070】次に、本実施例の作用を説明する。各操作
者は、ユーザー端末装置をISDN回線網14を介して
集中制御装置17に接続する。集中制御装置17は、他
のユーザー端末装置を呼び出したり、接続するのを待っ
たりする。複数のユーザー端末装置が接続され、会議が
開催され、いずれかのユーザー端末装置の操作者が発言
すると、その発言音声の音量が集中制御装置17の音声
検出装置57で検出される。集中制御装置17は、全て
のユーザー端末装置へ上記フォーマット(表2参照)の
転送データを順次送出する。各ユーザー端末装置では、
集中制御装置17からの転送データに基づいて出席者名
一覧と発言中の出席者のアイコンを発言中であることを
示す状態に表示する。
【0071】このように、本実施例によれば、会議の出
席者が多数の場合や声を知らない出席者が出席している
場合であっても、発言者が誰であるかを認識することが
でき、会議を進行する上で各出席者は容易に会議の状況
を把握することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、会
議の出席者に対応するアニメーションキャラクタを表示
手段に表示させ表示されたアニメーションキャラクタを
会議の状況に応じて変化させるため、議事進行に必要な
出席者の意思表示が反映された仮想会議システム用端末
装置を提供することができる、という効果がある。
【0073】また、本発明の仮想会議システム用端末装
置を複数用いることによって会議の状況に応じて議事進
行に必要な出席者の意思表示がアニメーションキャラク
タに反映され、遠隔地であっても出席者が一同に介して
会議したときと同様に会議を進行する仮想会議システム
を提供することができる、更に、本発明の仮想会議シス
テムによれば、音声情報を用いて音声発生の状態に応じ
てキャラクタを変化させるため、発言等の会議出席者の
状態を他の出席者へ伝達することができる、という効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の仮想会議システムを示す概略構成
図である。
【図2】第1実施例の1ユーザー端末装置を示す概略構
成図である。
【図3】第1実施例の1ユーザー端末装置のコンピュー
タ概略内部構成を示すブロック図である。
【図4】1ユーザー端末装置のディスプレイに表示され
る表示画面を示すイメージ図である。
【図5】ユーザー端末装置のディスプレイに表示される
仮想会議室ウインドウを表すイメージ図である。
【図6】仮想会議室ウインドウ内のエージェントの所作
に関するパターンを説明するためのイメージ図である。
【図7】第1実施例の他の仮想会議室ウインドウを表す
イメージ図である。
【図8】第2実施例の仮想会議システムを示す概略構成
図である。
【図9】第2実施例の1ユーザー端末装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図10】第2実施例の集中制御装置を示す概略構成図
である。
【図11】第3実施例の仮想会議システムを示す概略構
成図である。
【図12】第3実施例の1ユーザー端末装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図13】第3実施例の集中制御装置を示す概略構成図
である。
【図14】第4実施例の仮想会議システムを示す概略構
成図である。
【図15】第4実施例の1ユーザー端末装置を示す概略
構成図である。
【図16】第4実施例の1ユーザー端末装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図17】第4実施例の集中制御装置を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
10 仮想会議システム 12 ネットワーク 161 〜16K ユーザー端末装置 181 〜18K 操作者 201 〜20K エージェント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 真 東京都千代田区三番町5−19 日本ア イ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究 所内

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想的な会議を行うための仮想会議室を
    表示すると共に該会議への出席者を表すアニメーション
    キャラクタを該仮想会議室内に表示するための表示手段
    と、 自己のアニメーションキャラクタの動作を指示するため
    の指示手段と、 前記指示手段で指示された自己のアニメーションキャラ
    クタの動作情報を出力する情報出力手段と、 入力された他のアニメーションキャラクタの動作情報に
    応じて他のアニメーションキャラクタを動作させると共
    に、前記指示された動作に応じて自己のアニメーション
    キャラクタを動作させるキャラクタ制御手段と、 を備えた仮想会議システム用端末装置。
  2. 【請求項2】 仮想的な会議を行うための仮想会議室を
    表示すると共に該会議への出席者を表すアニメーション
    キャラクタを該仮想会議室内に表示するための表示手段
    と、 自己のアニメーションキャラクタの動作を指示するため
    の指示手段と、 前記指示手段で指示された自己のアニメーションキャラ
    クタの動作情報を出力する情報出力手段と、 入力された他のアニメーションキャラクタの動作情報と
    指示された自己のアニメーションキャラクタの動作情報
    とに基づいて動作させるアニメーションキャラクタを判
    断しかつ判断されたアニメーションキャラクタに動作の
    権利を割り当てる管理手段と、 入力された他のアニメーションキャラクタの動作情報及
    び指示された自己のアニメーションキャラクタの動作情
    報の少なくとも一方に応じて、前記権利が割り当てられ
    たアニメーションキャラクタを動作させるキャラクタ制
    御手段と、 を備えた仮想会議システム用端末装置。
  3. 【請求項3】 仮想的な会議を行うための仮想会議室を
    表示すると共に該会議への出席者を表すアニメーション
    キャラクタを該仮想会議室内に表示するための表示手段
    と、 自己のアニメーションキャラクタの動作を指示するため
    の指示手段と、 前記指示手段で指示された自己のアニメーションキャラ
    クタの動作情報を出力する情報出力手段と、 入力された他のアニメーションキャラクタの動作情報に
    応じて他のアニメーションキャラクタを動作させると共
    に、出力した動作情報に対応する許可情報が入力された
    ときに指示された動作に応じて自己のアニメーションキ
    ャラクタに動作させるキャラクタ制御手段と、 を備えた仮想会議システム用端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の仮想会議シス
    テム用端末装置を複数個動作情報が入力可能に接続した
    仮想会議システム。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の仮想会議システム用端
    末装置を複数個集中制御装置に接続し、集中制御装置は
    入力された動作情報に応じて動作させるアニメーション
    キャラクタを判断しかつ判断されたアニメーションキャ
    ラクタに対応する仮想会議システム用端末装置に許可情
    報を出力する仮想会議システム。
  6. 【請求項6】 仮想的な会議を行うための仮想会議室を
    表示すると共に該会議への出席者を表すアニメーション
    キャラクタを該仮想会議室内に表示するための表示手段
    と、 自己のアニメーションキャラクタの動作を指示するため
    の指示手段と、 入力された音声を自己のアニメーションキャラクタの音
    声情報に変換して前記指示手段で指示された自己のアニ
    メーションキャラクタの動作情報と共に出力する情報出
    力手段と、 入力された他のアニメーションキャラクタの動作情報に
    基づいて音声を発生するか否かを判断し、音声を発生す
    るときには音声情報に基づいて音声を出力する音声出力
    手段と、 入力された他のアニメーションキャラクタの動作情報に
    応じて他のアニメーションキャラクタを動作させると共
    に、前記指示された動作に応じて自己のアニメーション
    キャラクタを動作させるキャラクタ制御手段と、 を備えた仮想会議システム用端末装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の仮想会議システム用端
    末装置を複数個音声情報及び動作情報が入力可能に接続
    した仮想会議システム。
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