JP2003339034A - ネットワーク会議システム、ネットワーク会議方法およびネットワーク会議プログラム - Google Patents

ネットワーク会議システム、ネットワーク会議方法およびネットワーク会議プログラム

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JP2003339034A
JP2003339034A JP2002143749A JP2002143749A JP2003339034A JP 2003339034 A JP2003339034 A JP 2003339034A JP 2002143749 A JP2002143749 A JP 2002143749A JP 2002143749 A JP2002143749 A JP 2002143749A JP 2003339034 A JP2003339034 A JP 2003339034A
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speaker
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JP2002143749A
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English (en)
Inventor
Kanya Matsumoto
冠也 松本
Yukitaka Saito
幸隆 齋藤
Kojiro Kondo
孝治朗 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の会議参加者の映像を表示した会議におい
て、会議の状況を視聴する者が、容易に発言者を認識さ
せる。 【解決手段】集中制御装置200の会議制御部5は、前
記会議用端末装置が送信する音声情報および映像情報か
らなる会議情報を取得する会議情報取得手段と、取得し
た会議情報に音声発生者であることを示す発言者情報を
付加するための発言者情報付加手段と、発言者情報が付
加された会議情報を前記会議用端末装置へ出力させる出
力手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数地点に配置さ
れ、会議参加者が使用する会議用端末装置と、前記会議
用端末装置のそれぞれと接続する集中制御装置と、を備
え、会議用端末装置単独または複数の会議用端末装置間
で会議を行うためのネットワーク会議システム、ネット
ワーク会議方法およびネットワーク会議プログラムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ会議システムとデータ会議
システムとを組み合わせた形態のネットワーク会議シス
テムが提案されている。ネットワーク会議システムで
は、会議を行うための情報として、使用者の音声を含む
音声情報、使用者のモニタ映像を含む映像情報ばかりで
なく、表示される会議資料を含むディスプレイ表示情報
や、使用者による描画(ペン入力)を含む描画情報等も
会議用端末装置間で送受信されるようになっている。ま
た、各種業務用アプリケーションやホワイトボード機能
を搭載し、様々なディスプレイ表示も可能である。
【0003】そのため、このようなネットワーク会議シ
ステムでは、遠隔の会議室間を通信回線で接続して同時
に行う会議の他に、様々な使用形態がある。例えば、遠
隔の任意の会議室で開催されている会議の状況を、別の
会議室の端末装置を利用して視聴(モニタ)することも
可能である。
【0004】図9は、従来のネットワーク会議システム
において、任意の会議室で開催されている会議を、別の
会議室で視聴している状況を示した概念図である。A会
議室で開催されている会議の状況を、B会議室とC会議
室の会議用端末装置で視聴している。図9に示すよう
に、A会議室では、会議用端末装置に接続されたプラズ
マディスプレイなどの大型表示装置等が装置され、複数
の参加者が表示装置を見ながら会議を行う。B会議室と
C会議室では、同様に、会議用端末装置に接続された大
型表示装置等が装置され、複数の参加者が会議の経過を
視聴する。A会議室の会議状況は、通信回線を介して両
方の会議室に送信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、会議には、
特定の発表者が聴衆に対してプレゼンテーションを行う
ような会議ではなく、例えば、机を囲んで複数の参加者
が意見を発表し合うような会議もある。そのような会議
の場合、会議を視聴する側のディスプレイには、会議参
加者全員を含む会議室全体の風景を映した映像が表示さ
れ、スピーカまたはイヤホンから、複数の会議参加者の
会話が出力されることが一般的である。プレゼンテーシ
ョン会議の場合は、発表者の顔画像などが画面に大きく
表示されるため、表示を見ている者は発表者を容易に特
定できる。しかし、上記のような会議の映像表示では、
参加者全員の映像が小さく映るため、会話の音声は聞こ
えても、その音声が誰から発せられたものであるか(即
ち、発言者が誰であるか)が判りにくいという問題があ
った。
【0006】そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされ
たもので、複数の会議参加者の映像を表示した会議にお
いて、会議の状況を視聴する者が、容易に発言者を認識
できるネットワーク会議システム、ネットワーク会議方
法およびネットワーク会議プログラムを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載のネットワーク会議システムは、
複数地点に配置され、会議参加者が使用する会議用端末
装置を用いて単独または複数の会議用端末装置間で会議
を行うためのネットワーク会議システムにおいて、前記
会議用端末装置が送信する音声情報および映像情報から
なる会議情報を取得する会議情報取得手段と、取得した
会議情報に音声発生者であることを示す発言者情報を付
加するための発言者情報付加手段と、発言者情報が付加
された会議情報を前記会議用端末装置へ出力させる出力
手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載のネットワーク会議方法
は、複数地点に配置され、会議参加者が使用する会議用
端末装置を用いて単独または複数の会議用端末装置間で
会議を行うためのネットワーク会議方法において、前記
会議用端末装置が送信する音声情報および映像情報から
なる会議情報を取得するステップと、取得した会議情報
に音声発生者であることを示す発言者情報を付加するス
テップと、発言者情報が付加された会議情報を前記会議
用端末装置へ出力させるステップと、を備えることを特
徴とする。
【0009】請求項6に記載のネットワーク会議プログ
ラムは、複数地点に配置され、会議参加者が使用する会
議用端末装置を用いて単独または複数の会議用端末装置
間で会議を行うためのネットワーク会議プログラムにお
いて、コンピュータを、前記会議用端末装置が送信する
音声情報および映像情報からなる会議情報を取得する会
議情報取得手段、取得した会議情報に音声発生者である
ことを示す発言者情報を付加するための発言者情報付加
手段、発言者情報が付加された会議情報を前記会議用端
末装置へ出力させる出力手段、として機能させることを
特徴とする。
【0010】請求項1、請求項4および請求項6に係る
発明によれば、複数の会議参加者の映像を表示した会議
において、発言者情報を付加した状態で映像を表示させ
ることで、発言者と非発言者とが識別可能となり、会議
の状況を視聴する者が容易に発言者を識別できる。
【0011】請求項2に記載のネットワーク会議システ
ムは、請求項1に記載のネットワーク会議システムにお
いて、前記発言者情報付加手段で会議情報に付加する発
言者情報は、音声発生者が発言した内容のテキスト情報
であり、発言者の顔画像の近傍に吹き出し形式で表示さ
れるように付加されることを特徴とする。
【0012】請求項2に係る発明によれば、発言者情報
として発言者の顔画像の近傍に吹き出し形式で表示され
るテキスト情報を用いることで、発言者と非発言者とが
識別可能になるとともに、発言内容を視覚的に識別する
ことができる。
【0013】請求項3に記載のネットワーク会議システ
ムは、複数地点に配置され、会議参加者が使用する会議
用端末装置を用いて、単独または複数の会議用端末装置
間で会議を行うためのネットワーク会議システムにおい
て、前記会議用端末装置が送信する音声情報および映像
情報からなる会議情報を取得する会議情報取得手段と、
取得した会議情報に対して発言者の映像情報だけを動画
情報にし、その他の参加者の映像情報を静止画情報に変
更した画像情報を作成する画像情報変更手段と、作成し
た画像情報を前記会議用端末装置へ出力させる出力手段
と、を備えることを特徴とする。
【0014】請求項5に記載のネットワーク会議方法
は、複数地点に配置され、会議参加者が使用する会議用
端末装置を用いて、単独または複数の会議用端末装置間
で会議を行うためのネットワーク会議方法において、前
記会議用端末装置が送信する音声情報および映像情報か
らなる会議情報を取得するステップと、取得した会議情
報に対して発言者の映像情報だけを動画情報にし、その
他の参加者の映像情報を静止画情報に変更した画像情報
を作成するステップと、作成した画像情報を前記会議用
端末装置へ出力させるステップと、を備えることを特徴
とする。
【0015】請求項7に記載のネットワーク会議プログ
ラムは、複数地点に配置され、会議参加者が使用する会
議用端末装置を用いて、単独または複数の会議用端末装
置間で会議を行うためのネットワーク会議プログラムに
おいて、コンピュータを、前記会議用端末装置が送信す
る音声情報および映像情報からなる会議情報を取得する
会議情報取得手段、取得した会議情報に対して発言者の
映像情報だけを動画情報にし、その他の参加者の映像情
報を静止画情報に変更した画像情報を作成する画像情報
変更手段、作成した画像情報を前記会議用端末装置へ出
力させる出力手段、として機能させることを特徴とす
る。
【0016】請求項3、請求項5および請求項7に係る
発明によれば、複数の会議参加者の映像を表示した会議
において、発言者の映像情報だけを動画像情報にし、そ
の他の参加者の映像情報を静止画情報に変更した画像を
表示させることで、発言者と非発言者とが識別可能とな
り、会議の状況を視聴する者が容易に発言者を識別でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施の形
態におけるネットワーク会議システムの構成を示すブロ
ック図である。ネットワーク会議システムは、複数のネ
ットワーク会議システム用端末100(以下、会議用端
末装置100と称す)を、IPネットワーク(インター
ネットプロトコルを用いたネットワーク)など1対Nで
のデータ通信が可能なネットワークに接続し、同じネッ
トワーク上に集中制御装置200を接続して構成され
る。なお、ネットワーク会議システムは、いわゆるTV
会議機能を備える他、表計算、ワードプロセッサまたは
プレゼンテーション等の業務用アプリケーションを扱う
ことができ、さらに端末のディスプレイがホワイトボー
ドとしての機能を果たし、これらアプリケーションのデ
ータやホワイトボードに書き込まれたデータを複数の端
末で共有し、各端末にそれぞれ同一のコンテンツを表示
させた状態で会議を行うことが可能である。なお、会議
用端末装置100と集中制御装置200との間で行われ
る映像情報、音声情報などの送受信においては、各種信
号の圧縮符号化・復号化、遅延補正処理、アナログ・デ
ジタル変換処理など、必要な適応化を図る動作が行われ
る。
【0018】会議用端末装置100は、主にネットワー
ク会議制御部1、データ通信ネットワーク4で集中制御
装置200と接続するための通信制御部2、入出力用イ
ンターフェース部3、などで構成される。
【0019】ネットワーク会議制御部1は、会議用端末
装置100の設定や会議の進行制御など、会議全般にわ
たる制御を行う。通信制御部2は、会議参加者の映像を
含む映像情報や音声を含む音声情報、会議資料として表
示されるアプリケーションのデータ等のディスプレイ情
報、などの会議情報の送受信を行い、会議におけるデー
タ通信の制御を行う。入出力用インターフェース部3
は、会議に係る情報の入出力を行うインターフェース
で、入出力用インターフェース部3に接続する外部機器
は、映像入力用のカメラ9、音声入力用のマイク10、
データ入力用のノートパソコン等の情報端末およびキー
ボードやマウス(不図示)、映像やデータ画像等出力用
のディスプレイ11、音声出力用のスピーカやイヤホン
(不図示)、会議参加者を検知するためのセンサやスイ
ッチ(不図示)、などで構成される。
【0020】集中制御装置200は、会議制御部5、デ
ータ通信ネットワーク4で会議用端末装置100と接続
するための通信制御部6、会議情報を格納するメモリ
7、会議情報を保存する外部記録装置(HDD)8、な
どで構成される。
【0021】会議制御部5は、発言者情報付加手段を含
み、接続する会議用端末装置100間における会議の確
立や会議情報の送受信、音声発生者であることを示す表
示情報の付加、画像情報や音声情報、表示情報の出力、
会議情報の保存など、会議全般に係る制御を行う。発言
者情報付加手段は、会議用端末装置100から送信され
る音声情報の発声者を特定し、当該発声者の画像に発言
者であることを示す表示を行う。通信制御部6は、会議
におけるデータ通信の制御を行う。メモリ7は、会議用
端末装置100間で送受信される会議情報などを一時的
に格納する。外部記録装置8は、終了した会議の会議情
報などを保存する。
【0022】なお、説明の便宜上、図1では集中制御装
置200が接続するネットワークに、会議用端末装置1
00が1台だけ接続されているが、会議用端末装置10
0は何台でも接続可能であり、より大規模な会議システ
ムを構築することが可能である。
【0023】図2は、複数の会議用端末装置100が接
続されたネットワーク会議システムの構成を示す概念図
である。例えば、図2においては、A会議室、B会議
室、C会議室及びD会議室が集中制御装置200に接続
されており、各会議室100間での情報の送受信が可能
となっている。任意の会議用端末装置100で行われて
いる会議の視聴や会議用端末装置100間での情報の送
受信は、集中制御装置200を介して制御される。
【0024】次に、図3から図8の図を参照して本実施
の形態におけるネットワーク会議システムの映像表示に
おいて、音声発生者であることを示す表示情報を付加し
て表示を行う場合の処理の流れを説明する。
【0025】図3は、発言者の映像情報に、発言者であ
ることを示す発言者情報を付加する場合の処理手順を示
すフローチャートである(集中制御装置200で処理を
行う場合)。会議開催中の会議用端末装置100が映像
情報および音声情報からなる会議情報を送信すると(ス
テップS101)、集中制御装置200はこれを受信す
る(ステップS102)。受信した映像情報と対応する
音声情報には、発声者(即ち、発言者)を特定する情報
が含まれているので、音声情報に基づいて発言者の特定
を行う(ステップS103)。発言者の特定は、公知の
手法を用いてよく、例えば、各座席に専用のマイク10
を設け、予め座席と会議参加者とを関連付けしておけ
ば、取得した音声情報と発言者の特定が可能である。
【0026】次に、特定した発言者の音声情報に対応す
る画像情報に、発言者であることを示す表示を付加し
(ステップS104)、合成画像を生成する(ステップ
S105)。このとき、参加者ごとに画像情報を取得し
ている場合(即ち、複数のカメラで参加者ごとに撮影し
ている場合)は、対応する画像情報を選択して表示を合
成すればよい。また、会議参加者全員を映した画像情報
である場合(即ち、1台のカメラで会議室全体を撮影し
ている場合)は、予め画像認識により、発言者の画面位
置と発言者を関連付けしておき、当該の画面位置を選択
して表示を合成する。生成した合成画像情報が、会議状
況を視聴する会議用端末装置100へ送信され(ステッ
プS106)、視聴を行う会議用端末装置100ではこ
れを受信し(ステップS107)、表示する(ステップ
S108)。
【0027】図4は、発言者の映像情報に、発言者であ
ることを示す発言者情報を付加する場合の処理手順を示
すフローチャートである(会議用端末装置100で処理
を行う場合)。会議開催中の会議用端末装置100が映
像情報および音声情報からなる会議情報を送信すると
(ステップS201)、集中制御装置200はこれを受
信して(ステップS202)、会議状況を視聴する会議
用端末装置100へ送信する(ステップS203)。視
聴を行う会議用端末装置100はこれを受信し(ステッ
プS204)、受信した音声情報に含まれている、発声
者(即ち、発言者)を特定する情報に基づいて発言者の
特定を行う(ステップS205)。発言者の特定は、前
述と同様に、公知の手法を用いてかまわない。
【0028】次に、特定した発言者の音声情報に対応す
る画像情報に、発言者であることを示す表示を付加し
(ステップS206)、合成画像を生成する(ステップ
S207)。このとき、参加者ごとに画像情報を取得し
ている場合(即ち、複数のカメラで参加者ごとに撮影し
ている場合)は、対応する画像情報を選択して表示を合
成すればよい。また、会議参加者全員を映した画像情報
である場合(即ち、1台のカメラで会議室全体を撮影し
ている場合)は、予め画像認識により、発言者の画面位
置と発言者を関連付けしておき、当該の画面位置を選択
して表示を合成する。生成した合成画像情報をディスプ
レイで表示する(ステップS208)。
【0029】図5は、発言者情報を合成した参加者画像
の第1の表示例を示す模式図である。A会議室で開催さ
れている会議の映像と音声は、参加者の座席ごとに設置
したカメラ9とマイク10で取得される。カメラ9やマ
イク10の出力は、会議用端末装置100100の入出
力用インターフェース部3へ接続し、取得した会議情報
(映像情報と音声情報)は、通信ネットワーク4を介し
て集中制御装置200200へ送信され、集中制御装置
200200からC会議室内の会議用端末装置1001
00へ送信される。会議の状況は、会議用端末装置10
0100に接続したディスプレイ11に表示される。図
中のディスプレイ11の表示において、発言者Gの画像
近傍に「発言中」という文字と矢印が表示されている。
会議を視聴している者は、ディスプレイ11の表示と音
声により、どの参加者が発言を行っているかを明確に認
識することができる。
【0030】図6は、発言者情報を合成した参加者画像
の第2の表示例を示す模式図である。図中のディスプレ
イ11の表示において、発言者Gの画像近傍に発言内容
のテキストが吹き出し形式で表示されている。発言者情
報として、文字や記号の代わりに発言者の発言内容を表
示するようにしたもので、発言者情報を付加するステッ
プ(ステップS104またはステップS206)におい
て、音声情報の音声認識を行い、発言者の音声をテキス
ト化する処理を行ったものである。この合成表示では、
音声認識処理並びに、音声認識処理に伴う遅延の補正な
ど必要な処理を行う。会議を視聴している者は、ディス
プレイ11の表示だけで、どの参加者が発言を行ってい
るかを発言内容と共に明確に認識することができる。
【0031】以上のように、発言者の画像に発言者であ
ることを示す表示を付加することにより、発言者と非発
言者が容易に識別できる。
【0032】図7は、発言者の映像情報を動画、非発言
者の映像情報を静止画にして、発言者と非発言者の表示
を区別する場合の処理手順を示すフローチャートである
(集中制御装置200で処理を行う場合)。会議開催中
の会議用端末装置100が映像情報および音声情報から
なる会議情報を送信すると(ステップS301)、集中
制御装置200はこれを受信する(ステップS30
2)。受信した映像情報と対応する音声情報には、発声
者(即ち、発言者)を特定する情報が含まれているの
で、音声情報に基づいて発言者の特定を行う(ステップ
S303)。発言者の特定は、前述の通り、公知の手法
を用いてよい。
【0033】次に、特定した発言者の音声情報に対応す
る画像情報を抽出する(ステップS304)。このと
き、参加者ごとに画像情報が取得できる場合(参加者ご
とに専用のカメラが設置されている場合)は、対応する
画像情報を選択すればよい。また、会議参加者全員を映
した画像情報である場合(1台のカメラで会議室全体を
撮影している場合)は、予め画像認識により、発言者の
画面位置と発言者を関連付けしておき、当該の画面位置
(範囲)を選択する。画像情報または画面位置が抽出さ
れた後、非発言者の画像情報に基づいて静止画化処理を
行う(ステップS305)。動画情報から静止画像を生
成する方法は、公知の手法を用いてかまわない。発言者
の動画像と非発言者の静止画像を合成した合成画像情報
は、集中制御装置200から送信され(ステップS30
6)、会議状況を視聴する会議用端末装置100ではこ
れを受信し(ステップS307)、表示する(ステップ
S308)。
【0034】図8は、発言者の映像情報を動画、非発言
者の映像情報を静止画にして、発言者と非発言者の表示
を区別する場合の処理手順を示すフローチャートである
(会議用端末装置100で処理を行う場合)。会議開催
中の会議用端末装置100が映像情報および音声情報か
らなる会議情報を送信すると(ステップS401)、集
中制御装置200はこれを受信して(ステップS40
2)、会議状況を視聴する会議用端末装置100へ送信
する(ステップS403)。視聴を行う会議用端末装置
100はこれを受信し(ステップS404)、受信した
音声情報に含まれている、発声者(即ち、発言者)を特
定する情報に基づいて発言者の特定を行う(ステップS
405)。発言者の特定は、前述と同様に、公知の手法
を用いてかまわない。
【0035】次に、特定した発言者の音声情報に対応す
る画像情報を抽出する(ステップS406)。このと
き、参加者ごとに画像情報が取得できる場合(参加者ご
とに専用のカメラが設置されている場合)は、対応する
画像情報を選択すればよい。また、会議参加者全員を映
した画像情報である場合(1台のカメラで会議室全体を
撮影している場合)は、予め画像認識により、発言者の
画面位置と発言者を関連付けしておき、当該の画面位置
(範囲)を選択する。画像情報または画面位置が抽出さ
れた後、非発言者の画像情報に基づいて静止画化処理を
行う(ステップS407)。動画情報から静止画像を生
成する方法は、公知の手法を用いてかまわない。発言者
の動画像と非発言者の静止画像を合成した合成画像情報
は、ディスプレイに表示される(ステップS408)。
【0036】以上のように、発言者の画像だけを動画と
し、その他の参加者の画像を静止画とすることにより、
発言者と非発言者が容易に識別できる。
【0037】
【発明の効果】以上、本発明によれば、複数の会議参加
者の映像を表示した会議において、発言者と非発言者と
を区別して表示することで、会議の状況を視聴する者が
容易に発言者を識別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるネットワーク会
議システムの構成を示すブロック図である。
【図2】複数の会議用端末装置が接続されたネットワー
ク会議システムの構成を示す概念図である。
【図3】発言者の映像情報に、発言者であることを示す
発言者情報を付加する場合の処理手順を示すフローチャ
ートである(集中制御装置で処理を行う場合)。
【図4】発言者の映像情報に、発言者であることを示す
発言者情報を付加する場合の処理手順を示すフローチャ
ートである(会議用端末装置で処理を行う場合)。
【図5】発言者情報を合成した参加者画像の第1の表示
例を示す模式図である。
【図6】発言者情報を合成した参加者画像の第2の表示
例を示す模式図である。
【図7】発言者の映像情報を動画、非発言者の映像情報
を静止画にして、発言者と非発言者の表示を区別する場
合の処理手順を示すフローチャートである(集中制御装
置で処理を行う場合)。
【図8】発言者の映像情報を動画、非発言者の映像情報
を静止画にして、発言者と非発言者の表示を区別する場
合の処理手順を示すフローチャートである(会議用端末
装置で処理を行う場合)。
【図9】従来のネットワーク会議システムにおいて、任
意の会議室で開催されている会議を、別の会議室で視聴
している状況を示した概念図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク会議制御部 2 通信制御部 4 通信ネットワーク 5 会議制御部 6 通信制御部 100 会議用端末装置 200 集中制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 孝治朗 東京都目黒区目黒1丁目4番1号 パイオ ニア株式会社内 Fターム(参考) 5C064 AA02 AB03 AB04 AC04 AC06 AC09 AC12 AC16 AD08 AD14 5K015 AB01 AF09 JA11 5K101 KK04 KK07 MM07 NN06 NN18 PP03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数地点に配置され、会議参加者が使用
    する会議用端末装置を用いて単独または複数の会議用端
    末装置間で会議を行うためのネットワーク会議システム
    において、 前記会議用端末装置が送信する音声情報および映像情報
    からなる会議情報を取得する会議情報取得手段と、 取得した会議情報に音声発生者であることを示す発言者
    情報を付加するための発言者情報付加手段と、 発言者情報が付加された会議情報を前記会議用端末装置
    へ出力させる出力手段と、を備えることを特徴とするネ
    ットワーク会議システム。
  2. 【請求項2】 前記発言者情報付加手段で会議情報に付
    加する発言者情報は、音声発生者が発言した内容のテキ
    スト情報であり、発言者の顔画像の近傍に吹き出し形式
    で表示されるように付加されることを特徴とする請求項
    1に記載のネットワーク会議システム。
  3. 【請求項3】 複数地点に配置され、会議参加者が使用
    する会議用端末装置を用いて、単独または複数の会議用
    端末装置間で会議を行うためのネットワーク会議システ
    ムにおいて、 前記会議用端末装置が送信する音声情報および映像情報
    からなる会議情報を取得する会議情報取得手段と、 取得した会議情報に対して発言者の映像情報だけを動画
    情報にし、その他の参加者の映像情報を静止画情報に変
    更した画像情報を作成する画像情報変更手段と、 作成した画像情報を前記会議用端末装置へ出力させる出
    力手段と、を備えることを特徴とするネットワーク会議
    システム。
  4. 【請求項4】 複数地点に配置され、会議参加者が使用
    する会議用端末装置を用いて単独または複数の会議用端
    末装置間で会議を行うためのネットワーク会議方法にお
    いて、 前記会議用端末装置が送信する音声情報および映像情報
    からなる会議情報を取得するステップと、 取得した会議情報に音声発生者であることを示す発言者
    情報を付加するステップと、 発言者情報が付加された会議情報を前記会議用端末装置
    へ出力させるステップと、を備えることを特徴とするネ
    ットワーク会議方法。
  5. 【請求項5】 複数地点に配置され、会議参加者が使用
    する会議用端末装置を用いて、単独または複数の会議用
    端末装置間で会議を行うためのネットワーク会議方法に
    おいて、 前記会議用端末装置が送信する音声情報および映像情報
    からなる会議情報を取得するステップと、 取得した会議情報に対して発言者の映像情報だけを動画
    情報にし、その他の参加者の映像情報を静止画情報に変
    更した画像情報を作成するステップと、 作成した画像情報を前記会議用端末装置へ出力させるス
    テップと、を備えることを特徴とするネットワーク会議
    方法。
  6. 【請求項6】 複数地点に配置され、会議参加者が使用
    する会議用端末装置を用いて単独または複数の会議用端
    末装置間で会議を行うためのネットワーク会議プログラ
    ムにおいて、コンピュータを、 前記会議用端末装置が送信する音声情報および映像情報
    からなる会議情報を取得する会議情報取得手段、 取得した会議情報に音声発生者であることを示す発言者
    情報を付加するための発言者情報付加手段、 発言者情報が付加された会議情報を前記会議用端末装置
    へ出力させる出力手段、として機能させることを特徴と
    するネットワーク会議プログラム。
  7. 【請求項7】 複数地点に配置され、会議参加者が使用
    する会議用端末装置を用いて、単独または複数の会議用
    端末装置間で会議を行うためのネットワーク会議プログ
    ラムにおいて、コンピュータを、 前記会議用端末装置が送信する音声情報および映像情報
    からなる会議情報を取得する会議情報取得手段、 取得した会議情報に対して発言者の映像情報だけを動画
    情報にし、その他の参加者の映像情報を静止画情報に変
    更した画像情報を作成する画像情報変更手段、 作成した画像情報を前記会議用端末装置へ出力させる出
    力手段、として機能させることを特徴とするネットワー
    ク会議プログラム。
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