JP2011055444A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】平置き又は直立等の設置状態に応じて画像データ又は音声データ等の送信を制御し、不要なデータの送受信を抑制することができる通信装置を提供する。
【解決手段】端末装置5a、5bは、表示部及びカメラが設けられた筐体の傾斜角度を検出する傾斜角検出部を有し、検出した傾斜角度から端末装置5a、5bの設置状態を判定する。端末装置5a、5bは、直立状態の場合にカメラが撮像した画像データ及びマイクが集音した音声データの送信を行い、平置き状態の場合に画像データ及び音声データの送信を停止する。これにより、平置き状態でカメラにより撮像される天井などの画像、及びマイクにより集音される複数ユーザが協議する会話の音声等の不要なデータが送信されることを防止できる。
【選択図】図8

Description

本発明は、通信会議などに用いられ、カメラが撮像した画像データ又はマイク(集音部)が集音した音声データ等を通信により他の装置との間で送受信する通信装置に関する。
ネットワーク技術の発展に伴って、遠隔の二拠点又は三拠点以上の多拠点に設置された複数の通信装置の間で画像(映像)及び音声等の大容量データを送受信することが可能となり、これらの通信装置を利用して遠隔地のユーザが会議を行うことができる通信会議システム(所謂、Web会議システム)が実用化されている。
従来の通信会議システムでは、一の通信装置が電話番号又はIP(Internet Protocol)アドレス等を指定して他の装置と直接的に接続を確立し、2つの通信装置が一対一で画像及び音声等のデータを交換することで通信会議が実現される。また3つ以上の通信装置を利用して、一の通信装置を親機とし、他の複数の通信装置を子機として、複数の子機がそれぞれ親機との接続を確立し、親機が子機間のデータ交換を中継することにより、三拠点以上の多拠点での通信会議を実現した通信会議システムがある。また、より多くの拠点間での通信会議を実現するために、複数の通信装置をMCU(Multipoint Control Unit、多地点接続装置)にスター状に接続し、通信装置間のデータ交換をMCUが中継する構成の通信会議システムがある。MCUを利用した通信会議システムでは、通信会議に参加可能な拠点数はMCUの能力(通信装置を接続できる数、例えば通信ポートの数)に依存する。
更には、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワークを介して接続された通信会議のサーバ装置と複数の通信装置(クライアント装置)とを用い、サーバ装置が任意の複数の通信装置間でのデータ交換を中継することで通信会議を実現するサーバ&クライアント型の通信会議システムが存在する。サーバ&クライアント型の通信会議システムは、サーバ装置の処理能力及びネットワークの通信速度等の制限はあるものの、MCUを利用した通信会議システムと比較して、通信会議に参加する拠点数の増減を比較的容易に行うことができるという利点がある。
多数の装置間で画像又は音声等のデータ交換を行うことができる通信会議システムでは、1つの通信装置を1人(又は少数人)のユーザが使用して通信会議を行うことが可能となる。各ユーザが使用する通信装置は、液晶などのディスプレイ、カメラ、マイク及びスピーカ等を備え、ユーザを撮像した画像データの送受信及びユーザの発言に係る音声データの送受信等を行う。
カメラを備える装置として、例えば特許文献1においては、ラップトップ型コンピュータ本体に被写体の画像データを入力する画像入力手段を設置することにより、被写体の位置及び方向の調整に伴う操作の簡略化を図ることができ、装置の利便性を向上することができる画像入力装置付きラップトップ型コンピュータが提案されている。
また液晶表示装置として、例えば特許文献2においては、液晶モジュールフロントカバー、液晶モジュールバックカバー、着脱可能なベース部及び着脱可能な背面カバーにて液晶ユニットを構成し、液晶モジュールバックカバーが平滑な面及び湾曲した面を有する形態とした液晶表示装置が提案されている。この液晶表示装置は、直置き又は平置きの使用状態を速やかに提供できるため、同時に複数の人に映像情報が提供できるなど、液晶表示装置の使用シーンの多様化に対応することができる。
特開平5−066855号公報 特開平9−238293号公報
通信会議システムに用いられる通信装置は、画像表示のためのディスプレイを備えており、スタンド又は架台等の支持部材によって支持された状態で使用される場合が多い。また近年では、ディスプレイの薄型化及び軽量化等の実現によって通信装置の携帯性及び可搬性が高まり、スタンド又は架台等の支持部を用いることなく、ユーザがディスプレイの外枠部分などを把持して使用する通信装置が実用化されている。
このような支持部材を有しない通信装置は、薄い板状の筐体の一面にディスプレイが設けられ、ディスプレイの周囲の枠部分などにカメラが一体的に設けられ、マイク及びスピーカが筐体内に設けられる。更には、ディスプレイの表面に対する接触入力を受け付けるタッチパネル又はペンタブレット等の入力受付手段が通信装置に設けられる場合もある。ユーザは、通信装置を机上などに載置した平置きの設置状態で使用することもでき、通信装置の筐体を把持して直立などの設置状態で使用することもできる。即ち、ユーザは、適宜の傾斜角度で通信装置を使用することができる。
この通信装置をユーザが把持して直立状態(又は直立に近い急角度)で使用している場合、ユーザはディスプレイに表示された情報を単独で見ていることが想定される。これに対して、通信装置を机上などに平置きした状態(又は平置きに近い緩角度)で使用している場合、ユーザはタッチパネル又はペンタブレット等により手描きの入力作業を行っているか、又は、通信装置を取り囲んで複数のユーザが表示された情報を見て協議していることが想定される。
通信装置に設けられたカメラは、この通信装置を使用するユーザを撮像するためのものであり、カメラにより撮像された画像データは通信会議に参加する他のユーザの通信装置へ送信される。カメラがディスプレイ周囲の枠部分に設けられた通信装置が机上などに平置きされた場合、カメラは上方(例えば部屋の天井など)を撮像することとなり、ユーザが含まれない通信会議とは無関係の画像が送信される虞がある。
また通信装置のマイクにて集音された音声は、通信会議に参加する他のユーザの通信装置へ送信される。平置きした通信装置を囲んで複数のユーザが協議を行っている場合、複数のユーザが同時的に発言することによって、マイクにて集音された音声は複数のユーザの音声が重なったものとなり、他の通信装置を使用するユーザにとって聞き取り難いものとなる虞がある。
一方、各通信装置はカメラが撮像した画像データ及びマイクが集音した音声データを送信し、サーバ装置は各通信装置からの画像データ及び音声データを受信して合成などの画像処理及び音声処理を行い、通信会議に参加する全ての通信装置へ処理後の画像データ及び音声データを送信する必要がある。画像データ及び音声データはデータ量が多いため、通信会議に多数の通信装置が参加する場合、通信回線に対する負荷及びサーバ装置の処理負荷等が増大するという問題があり、通信装置及びサーバ装置間で不必要なデータの送受信を削減することが望ましい。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、平置き又は直立等の設置状態に応じて画像データ又は音声データ等の送信を制御し、不要なデータの送受信を抑制することができる通信装置を提供することにある。
本発明に係る通信装置は、画像を表示する表示部が設けられた筐体と、撮像を行うカメラと、該カメラの撮像により得られた画像データを送信する送信手段とを備える通信装置において、前記筐体の設置状態を検出する検出手段と、該検出手段の検出結果に応じて、前記送信手段が送信する画像データのデータ量を制御する送信制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、音声を集音する集音部を更に備え、前記送信手段は、前記集音部の集音により得られた音声データを送信するようにしてあり、前記送信制御手段は、前記検出手段の検出結果に応じて、前記送信手段が送信する音声データのデータ量を制御するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、前記検出手段の検出結果に応じて、前記カメラの撮像方向を調整する調整手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、画像を表示する表示部が設けられた筐体と、音声を集音する集音部と、該集音部の集音により得られた音声データを送信する送信手段とを備える通信装置において、前記筐体の設置状態を検出する検出手段と、該検出手段の検出結果に応じて、前記送信手段が送信する音声データのデータ量を制御する送信制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、画像を表示する表示部が設けられた筐体と、撮像を行うカメラと、該カメラの撮像により得られた画像データを送信する送信手段とを備える通信装置において、前記筐体の設置状態を検出する検出手段と、該検出手段の検出結果に応じて、前記カメラの撮像方向を調整する調整手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、前記送信制御手段が、前記検出手段の検出結果に応じて、前記送信手段によるデータの送信を停止させるようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、前記検出手段が、前記筐体の傾斜角度に応じて前記設置状態を検出するようにしてあり、前記送信制御手段は、前記検出手段が検出した傾斜角度が閾値角度より水平又は垂直のいずれに近いかに応じて、前記送信手段によるデータの送信を停止させるようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、前記カメラが、前記筐体の前記表示部を囲む枠部に設けてあることを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、前記表示部に対する接触入力を受け付ける入力受付部を更に備えることを特徴とする。
本発明においては、表示部が設けられた筐体の設置状態を検出する手段を通信装置に設け、検出した設置状態に応じて送信する画像データのデータ量を制御する。これにより、例えば筐体の平置き状態を検出した場合にはカメラが撮像した画像データの送信量を低減するなどの制御を行うことができ、平置き状態にてカメラが撮像した不要な画像データの送信量を低減することができる。また例えば筐体の直立状態を検出した場合には画像データの送信量を増加させるなどの制御を行うことができ、カメラが撮像したユーザの姿を画像データとして確実に送信することができる。よって本発明の通信装置は、ユーザによる通信装置の使用態様に適した画像データの送信を行うことができる。
また、本発明においては、表示部が設けられた筐体の設置状態を検出する手段を通信装置に設け、検出した設置状態に応じて送信する音声データのデータ量を制御する。これにより、例えば筐体の平置き状態を検出した場合には集音部(マイク)が集音した音声データの送信量を低減するなどの制御を行うことができ、複数のユーザが協議を行っている際などの重なった音声の送信量を低減することができる。また例えば筐体の直立状態を検出した場合には音声データの送信量を増加させるなどの制御を行うことができ、マイクが集音したユーザの発言を音声データとして確実に送信することができる。よって本発明の通信装置は、ユーザによる通信装置の使用態様に適した音声データの送信を行うことができる。
また、本発明においては、表示部が設けられた筐体の設置状態を検出する手段を通信装置に設け、検出した設置状態に応じてカメラの撮像方向を調整する。これにより、通信装置の傾斜角度の変動などに応じてカメラの撮像方向を調整するなど、ユーザが把持して使用する通信装置であっても、カメラにてユーザの撮像を確実に行うことができる。
また、本発明においては、筐体の設置状態に応じて画像データ又は音声データ等のデータの送信を停止する。これにより、例えば筐体の平置き状態を検出した場合にデータの送信を停止するなどの制御を行うことができ、通信装置による不必要なデータの送信を確実に抑制できる。
また、本発明においては、筐体の設置状態を検出するために、筐体の傾斜角度の検出を行い、検出した傾斜角度が水平又は垂直のいずれに近いかを判定する。これにより、傾斜角度が水平に近い場合には通信装置が平置き状態で使用され、傾斜角度が垂直に近い場合には通信装置が直立状態で使用されていると判断できる。
よって、通信装置の使用態様を確実に判断し、傾斜角度が水平に近い場合に画像データ又は音声データ等のデータ送信を停止することにより、使用態様に適したデータ送信を行うことができる。
また、本発明においては、筐体の表示部を囲む枠部にカメラを設ける。このように表示部及びカメラを筐体に一体的に設けた場合、上述のように筐体の設置状態に応じてカメラが撮像した画像データの送信制御を行うことが好ましい。
また、本発明においては、表示部に対する接触入力を受け付けるタッチパネル又はペンタブレット等を通信装置が備える。表示部に対する接触入力をユーザが行う場合、通信装置を机上などに平置きして入力作業を行う可能性があるため、上述のように筐体の設置状態に応じてデータ送信の制御を行うことが望ましい。
本発明による場合は、表示部が設けられた筐体の設置状態に応じて画像データ又は音声データの送信を制御する構成とすることにより、例えば平置き状態にてカメラが撮像した画像、又は平置きした通信装置を囲んで複数のユーザが協議を行っている場合の重なった音声等の不要なデータの送信を抑制することができる。よって通信装置は、不要な画像データ又は音声データ等の送信に伴う他のユーザの不快感又は違和感等を抑制することができるため、快適な通信会議を実現することができる。また、大容量データの送受信による通信回線に対する負荷の増大及びサーバ装置の処理負荷の増大を抑制できる。
本発明に係る通信会議システムの一構成例を示す模式図である。 通信会議における画像データの送受信を説明するための模式図である。 通信会議におけるドキュメントデータの送受信を説明するための模式図である。 会議サーバ装置の構成を示すブロック図である。 端末装置の構成を示すブロック図である。 端末装置の信号処理部の構成を示すブロック図である。 端末装置の傾斜角度を説明するための模式図である。 端末装置が傾斜角度に応じて行う通信制御処理を説明するための模式図である。 端末装置が行う通信制御処理の手順を示すフローチャートである。 端末装置が行うデータ受信時の処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る端末装置が行う通信制御処理の手順を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明に係る通信会議システムの一構成例を示す模式図である。図において1は通信会議システムの会議サーバ装置であり、無線又は有線のネットワーク3を介して複数の端末装置5a、5b…に接続されている。会議サーバ装置1は、ネットワーク3に接続された複数の端末装置5a、5b…から任意に選択された2つ以上の端末装置5a、5b…の間で、画像(映像)データ、音声データ又はドキュメントデータ等の各種のデータ送受信を中継することにより、遠隔地での通信会議(テレビ会議)を実現する。
また会議サーバ装置1は、複数の通信会議を並列的に行うことができる。図1に示す例では、3つの端末装置5a、5d、5eが1つのグループ(通信装置群)を形成して会議1を行い、他の3つの端末装置5b、5c、5fが1つのグループを形成して会議2を行っている。即ち、会議サーバ装置1は、2以上の端末装置5a、5b…を通信会議を行う1つのグループとして扱い、1つのグループに含まれる複数の端末装置5a、5b…の間で画像データ及び音声データ等の中継を行うと共に、ネットワーク中に複数のグループを形成することを許し、複数のグループについて画像データ及び音声データ等の中継を同時的に行うことができる。
通信会議システムの端末装置5a、5b…は、ペンタブレット型の表示部及び入力部を有する機器にカメラ、マイク、スピーカ及び通信機能を搭載した構成などにより実現することができる。ただし端末装置5a、5b…の構成はこれに限るものではなく、例えばノート型PC(Personal Computer)にカメラ及びスピーカを搭載した構成、また例えばディスプレイにカメラ及び通信機能を搭載した構成等により実現することができる。端末装置5a、5b…は、少なくとも会議サーバ装置1との間で通信を行う機能、ユーザなどの撮像を行う機能、画像(映像)を表示する機能及び音声を出力する機能等を備える装置であればよい。
図2は、通信会議における画像データの送受信を説明するための模式図であり、4つの端末装置5a〜5dが会議サーバ装置1を利用して通信会議を行う場合について示してある。また、図2においては、各端末装置5a〜5dに搭載されたカメラにて撮影された各ユーザの画像(映像)を、全ての端末装置5a〜5dの間で送受信する例を示してある。
各端末装置5a〜5dにはユーザの顔又は上半身等を撮影可能な位置にカメラがそれぞれ設けられている。通信会議を行う際に、各端末装置5a〜5dは、通信会議に参加するユーザをカメラにて撮影し、撮影により得られた得られた画像(自端末画像)を符号化した送信用の画像データを作成し、この画像データを会議サーバ装置1へ送信する。
会議サーバ装置1は、4つの端末装置5a〜5dからの画像データを受信して復号し、4つの自端末画像を取得する。会議サーバ装置1は、取得した4つの自端末画像を縮小して合成する(つなぎ合わせる)ことによって1つの画像(全端末画像)を作成する。会議サーバ装置1は、作成した全端末画像を更に符号化して送信用の画像データを作成し、この画像データを4つの端末装置5a〜5dへそれぞれ送信する。
会議サーバ装置1からの画像データを受信した各端末装置5a〜5dは、受信した画像データを復号して全端末画像を取得し、ディスプレイに全端末画像を表示する。通信会議システムでは会議サーバ装置1及び端末装置5a〜5dが上記の処理を繰り返し行っており、これにより各端末装置5a〜5dには、通信会議に参加する全てのユーザの画像が動画像として表示される。
なお、図示は省略するが、通信会議における音声データの送受信についても同様の方法で送受信を行うことができる。各通信端末5a〜5dにはマイクが備えられており、ユーザの会話を音声データに変換して会議サーバ装置1へ送信する。全ての通信端末5a〜5dからの音声データを受信した会議サーバ装置1は、複数の音声データを合成して1つの音声データを作成し、作成した音声データを全ての端末装置5a〜5dへ送信する。会議サーバ装置1からの音声データを受信した各端末装置5a〜5dは、受信した音声データに基づいてスピーカから音声出力を行う。
図3は、通信会議におけるドキュメントデータの送受信を説明するための模式図である。通信会議の開催者は、予め会議サーバ装置1に通信会議の開催予約を行い、この際に通信会議にて使用する資料を会議サーバ装置1に登録しておく。会議サーバ装置1に登録する資料は、テキスト又は画像等のデータで構成されたドキュメントデータであり、例えばテキストファイル、画像ファイル、プレゼンテーションソフトウェア用のファイルなどの種々のデータ形式のものであってよい。会議サーバ装置1は、開催者により予め登録されたこれらのドキュメントデータを共有資料101として記憶している。
通信会議に参加するユーザが使用する各端末装置5a、5b…には、液晶パネルなどによる表示部55が設けられており、上述のように会議参加ユーザを撮影した画像を表示部55に表示することができると共に、会議資料のドキュメントデータを表示することができる。このとき、端末装置5a、5b…は、表示部55を上下又は左右等に分割してユーザの撮影画像及びドキュメントデータを共に表示する構成であってもよく、表示部55に撮影画像又はドキュメントデータのいずれを表示するかをユーザが選択して切り替える構成であってもよい。
会議サーバ装置1は、通信会議のための共有資料101をページ毎に管理しており、通信会議に参加する全ての端末装置5a、5b…に対して共有資料101の所定のページを送信することによって、全ての端末装置5a、5b…の表示部55に共有資料101の同じページを表示することができる。各端末装置5a、5b…の表示部55に表示する共有資料101のページの変更は、通信会議の開催者のユーザが使用する端末装置5a、5b…にて行うことができ、他のユーザが使用する端末装置5a、5b…では開催者のユーザが行うページ変更の操作に同期して共有資料101の表示ページが変更される。なお、開催者以外のユーザが、自らの端末装置5a、5b…にて、開催者のユーザによるページ変更とは非同期に、共有資料101のページ変更を行うこともできる。
また各端末装置5a、5b…はペンタブレット、マウス又はタッチパネル等のポインティングデバイスによる入力部61を有しており、ユーザは表示部55に表示された会議資料に対して文字又は図形等の記入を入力部61にて行うことができる。一のユーザが一の端末装置5a、5b…の入力部61にて会議資料に記入した文字又は図形等は、他のユーザが使用する他の端末装置5a、5b…の表示部55に会議資料と重ねて表示される。即ち、会議資料に対して一のユーザが記入した文字又は図形等のデータは、通信会議に参加する全てのユーザにて共有される。
このようなドキュメントデータ及びユーザの記入データの共有を行うために、本通信会議システムでは、共有資料101の各ページと、各端末装置5a、5b…にてユーザが記入した文字又は図形等のデータとを、それぞれ異なるレイヤとして扱っている。会議サーバ装置1から各端末装置5a、5b…へページ単位で送信される共有資料101は、各通信端末5a、5b…においては背景レイヤ151として扱われる。
ユーザが入力部61を用いて記入した文字又は図形等のデータは、各端末装置5a、5b…にて書込レイヤ155として扱われる。各端末装置5a、5b…は、入力部61にてユーザからの入力を受け付けた後、書込レイヤ155のデータを会議サーバ装置1へ送信し、これを受信した会議サーバ装置1は、各端末装置5a、5b…に対応付けた端末情報105a、105b…の書込情報として、各端末装置5a、5b…の書込レイヤ155のデータを記憶する。
会議サーバ装置1は、会議に参加する全ての端末装置5a、5b…について、端末情報105a、105bの書込情報として各端末装置5a、5b…の書込レイヤ155のデータを記憶する。更に会議サーバ装置1は、各端末装置5a、5b…へ、他の端末装置5a、5b…の書込情報をそれぞれ異なるレイヤとして送信する。各端末装置5a、5b…は、会議サーバ装置1から送信された他の端末装置5a、5b…の書込レイヤ155のデータを受信して、背景レイヤ151に他の端末装置5a、5b…の書込レイヤ155と自らの書込レイヤ155とを重ねた表示用データを作成し、表示部55へ表示する。これにより、各端末装置5a、5b…の表示部55には、会議に参加する全ての端末装置5a、5b…にてユーザが書き込んだ情報を表示することができる。
なお、各端末装置5a、5b…では、背景レイヤ、他の端末装置5a、5b…の書込レイヤ155、及び自らの書込レイヤ155等の複数のレイヤから、表示部55に重ねて表示するレイヤをユーザが任意に選択することができる。各端末装置5a、5b…は、いずれのレイヤを表示するかを閲覧情報として会議サーバ装置1へ送信しており、会議サーバ装置1は、各端末装置5a、5b…に対応付けた端末情報105a、105b…に、書込情報と共に閲覧情報を記憶している。これにより会議サーバ装置1は、各端末装置5a、5b…へ他の端末装置5a、5b…の書込情報を送信する際に、必要な書込情報のみを取捨選択して送信することができる。
図4は、会議サーバ装置1の構成を示すブロック図である。通信会議システムの会議サーバ装置1は、制御部11、信号処理部12、画像処理部13、音声処理部14、通信処理部15、ネットワークI/F(インタフェース)部16、メモリ17、入力処理部18、表示処理部19及びハードディスク20等を備えて構成されている。
ネットワークI/F部16は、通信会議システムのネットワーク3を構成する通信ケーブルなどを接続するための端子を有しており、予め定められたH.323、SIP又はHTTP等の通信プロトコルに従って、端末装置5a、5b…及び他のサーバ装置(例えば、メールサーバなど)との間で通信を行う。ネットワークI/F部16は、受信したデータを通信処理部15へ与えると共に、通信処理部15から与えられたデータを所定の送信先へ送信する。なお会議サーバ装置1は、ネットワーク3を介して無線信号の中継を行う無線通信器3aに接続されており、無線通信機能を有する端末装置5a、5b…との間で通信を行う場合には、無線通信器3aを介して通信を行うことができる。
通信処理部15は、通信に係るデータ変換及び暗号化等の処理を行う。通信処理部15は、制御部11又は信号処理部12等から与えられた送信用のデータを通信プロトコルに適したデータ形式に変換し、更に暗号化してネットワークI/F部16へ与えることによって、データの送信を行う。また通信処理部15は、ネットワークI/F部16から与えられた受信データを復号し、会議サーバ装置1の処理に適したデータ形式に変換して制御部11又は信号処理部12等へ与えることによって、データの受信を行う。
信号処理部12は、画像データを符号化する画像符号化部、画像データを復号する画像復号化部、音声データを符号化する音声符号化部及び音声データを復号する音声復号化部を有している。上述のように会議サーバ装置1は、各端末装置5a、5b…からカメラにて撮影したユーザの画像を受信して合成し、合成画像を各端末装置5a、5b…へ送信する。このときに、信号処理部12は、各端末装置5a、5b…から受信した画像データを画像復号化部にて復号して画像処理部13へ与え、画像処理部13にて合成された画像を画像符号化部にて符号化して通信処理部15へ与えることにより各端末装置5a、5b…へ送信する。
同様に、会議サーバ装置1は、各端末装置5a、5b…がユーザの発言をマイクでとらえた音声データを合成し、合成音声を各端末装置5a、5b…へ送信する。このときに、信号処理部12は、各端末装置5a、5b…から受信した音声データを音声復号部にて復号して音声処理部14へ与え、音声処理部14にて合成された音声を音声符号化部にて符号化して通信処理部15へ与えることにより各端末装置5a、5b…へ送信する。
なお信号処理部12は、H.261、H.263又はH264等の規格により画像データの符号化/復号化を行うことができ、G.711、G.722、G.728、G.729又はMPEG4等の規格により音声データの符号化/復号化を行うことができる。ただし、上記の規格以外の規格により信号処理部12が画像データ又は音声データの符号化/復号化を行う構成であってもよい。
画像処理部13は、信号処理部12から与えられた複数の画像データを合成する画像処理を行うと共に、その他の例えば画像の拡大縮小、エッジ強調又は色調整等の種々の画像処理を行うことができる。画像処理部13は、生成した合成画像を信号処理部12へ与える。また画像処理部13は、会議サーバ装置1に接続された表示装置26に表示する画像の生成する処理を行う。同様に、音声処理部14は、信号処理部12から与えられた複数の音声データを合成する音声処理を行うと共に、その他の例えばノイズ除去又は音量調整等の種々の音声処理を行うことができる。音声処理部14は、生成した合成音声を信号処理部12へ与える。
制御部11は、具体的にはCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等の演算処理装置であり、ハードディスク20に予めインストールされた種々のプログラムを読み出して実行することにより、会議サーバ装置1の各部の動作を制御し、通信会議に係る種々の処理を行う。
メモリ17は、例えばSRAM(Static Random Access Memory)又はDRAM(Dynamic Random Access Memory)等のメモリ素子で構成されている。メモリ17は、制御部11、信号処理部12、画像処理部13及び音声処理部14等が行う処理の過程にて生じた種々のデータを記憶する(ただし、信号処理部12、画像処理部13又は音声処理部14は、専用のメモリを有していてもよい)。またメモリ17は、通信処理部17にて送受信するデータを一時的に記憶する通信バッファとして使用してもよい。
入力処理部18は、マウス又はキーボード等の入力装置25からの入力信号を処理することによって、ユーザによる入力操作の有無及び入力操作の内容等を判断して制御部11へ通知する。制御部11は、入力処理部18からの通知に応じて処理を行うことができる。表示処理部19は、画像処理部13から与えられた表示のための画像データを、液晶ディスプレイなどの表示装置26の表示に適した画像信号に変換して出力することにより、表示装置26にて画像表示を行う。
ハードディスク20は、メモリ17より大容量の磁気記憶装置であり、不図示のOS(Operating System)及び各種のアプリケーションソフトウェア等の他に、通信会議システムを実現するための会議管理プログラム20a及び認証情報20b等のプログラム及びデータが記憶(インストール)されている。
図5は、端末装置5aの構成を示すブロック図である。なお他の端末装置5b、5c…の構成は、端末装置5aの構成と同様であるため、図示は省略する。ただし、端末装置5a、5b…は全て同じ構成である必要はなく、通信会議システムには構成が異なる複数種の端末装置5a、5b…が含まれていてよい。また図5においては、端末装置5aがカメラ52、マイク53、スピーカ57、入力部61及び表示部55を一体的に備える構成を示してあるが、これに限るものではなく、これらの各装置が端末装置5aの本体に着脱可能に設けられる構成であってもよい。
端末装置5aは、例えば表示部55の近傍にカメラ52が搭載されており、表示部55へ向いたユーザの頭部又は上半身等をカメラ52が1秒間に数十回又は数百回程度の頻度で撮像し、撮影画像に係る画像信号を信号処理部58へ与える。また端末装置5aは、ユーザの発言などの音声を集音するためのマイク53を備えており、マイク53が集音した音声信号はミキサ54を介して信号処理部70へ与えられる。ミキサ54は、マイク53により集音された音声信号の信号レベルの調整及び帯域制限等の処理を行うものである。
端末装置5aは液晶ディスプレイなどの表示部55を備えており、表示部55は信号処理部70から与えられる画像信号に応じて画像表示を行う。また端末装置5aは音声出力を行うスピーカ56を備えており、スピーカ56は信号処理部70から与えられる音声信号に応じて音声出力を行う。
信号処理部70は、アナログの画像信号及び音声信号とデジタルの画像データ及び音声データとの相互変換処理、画像データ及び音声データの符号化及び復号化等の処理を行うものである。図6は、端末装置5aの信号処理部70の構成を示すブロック図である。信号処理部70は、カメラ52及びマイク53から入力される画像信号及び音声信号を多重化した送信データを生成する機能と、他の装置からの多重化された受信データを画像信号及び音声信号に分離して表示部55及びスピーカ56へ出力する機能とを有している。
信号処理部70は、送信データを生成する機能に関するブロックとして、制御信号I/F部71、A/D変換部72、送信メモリ73、画像符号化部74、A/D変換部75、音声符号化部76及び多重化部77を有している。制御信号I/F部71は、端末装置5aの制御部51から制御信号が入力されており、この制御信号を多重化部77へ与えることにより、多重化部77は制御部51の制御に応じて処理を行うことができる。
通信処理部70のA/D変換部72は、カメラ52の撮像により得られるアナログの画像信号が入力されており、この画像信号をデジタルの画像データに変換して出力し、送信メモリ73に記憶する。送信メモリ73は、SRAM又はDRAM等のメモリ素子で構成され、動画を構成する多数の画像データを記憶する十分な記憶容量を有している。送信メモリ73に記憶された画像データは、画像符号化部74にて所定規格のデータに符号化され、多重化部77へ与えられる。
通信処理部70のA/D変換部75は、マイク53にて集音されたアナログの音声信号がミキサ54から入力されており、この音声信号をデジタルの音声データに変換して音声符号化部76へ出力する。音声符号化部76は、入力された音声データを所定規格のデータに符号化して、多重化部77へ与える。多重化部77は、画像符号化部74から入力された画像データと、音声符号化部76から与えられた音声データとを多重化した送信データを生成して出力する。信号処理部70の多重化部77から出力された送信データは、端末装置5aの通信処理部58へ与えられ、ネットワークを介して会議サーバ装置1へ送信される。
信号処理部70は、受信データの分離機能に関するブロックとして、分離部78、音声復号化部79、D/A変換部80、画像復号化部81、受信メモリ82、D/A変換部83及び制御信号識別部84を有している。分離部78は、端末装置5aの通信処理部58から受信データが与えられており、多重化された受信データを画像データ、音声データ及び制御データに分離して出力する。
信号処理部70の音声復号化部79は、分離部78から音声データが入力されており、この音声データを復号化してD/A変換部80へ出力する。D/A変換部80は、音声復号化部79から与えられたデジタルの音声データをアナログの音声信号に変換してスピーカ56へ出力する。これにより、通信会議に係る音声がスピーカ56から出力される。
信号処理部70の画像復号化部81は、分離部78から画像データが入力されており、この画像データを復号化して受信メモリ82に記憶する。受信メモリ82は、SRAM又はDRAM等のメモリ素子で構成され、動画を構成する多数の画像データを記憶する十分な記憶容量を有している。また制御信号識別部84は、分離部78から制御データが入力されており、この制御データに応じて受信メモリ82に記憶された画像データの読み出しタイミングを制御する。受信メモリ82に記憶された動画データは、制御信号識別部84の制御に応じて所定のタイミングで読みだされ、D/A変換部83へ与えられる。D/A変換部83は、受信メモリ82から読み出されたデジタルの画像データをアナログの画像信号に変換して表示部55へ出力する。これにより、通信会議に係る画像(映像)が表示部55に表示される。
また、端末装置5aは、他の装置との間でデータの送受信を行うための無線通信部57及び通信処理部58を有しており、信号処理部70は通信処理部58との間でデータの授受を行うことにより、会議サーバ装置1などの他の装置との間でネットワーク3を介したデータの送受信を行うことができる。無線通信部57は、通信処理部58から与えられた送信データを無線信号として送信すると共に、他の装置からの無線信号を受信し、受信した無線信号を受信データとして通信処理部58へ与える。通信処理部58は、通信に係るデータ変換及び暗号化等の処理を行う。通信処理部58は、制御部51又は信号処理部70等から与えられた送信データを通信プロトコルに適したデータ形式に変換し、更に暗号化して無線通信部57へ与えることによって、データの無線送信を行う。また通信処理部58は、無線通信部57から与えられた受信データを復号し、端末装置5aの処理に適したデータ形式に変換して制御部51又は信号処理部70等へ与えることによって、データの受信を行う。
制御部51は、具体的にはCPU又はMPU等の演算処理装置であり、ROM(Read Only Memory)59に予め記憶された種々のプログラムを読み出して実行することにより、端末装置5aの各部の動作を制御し、通信会議に係る種々の処理を行う。ROM59は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子で構成されており、通信会議システムを実現するためのプログラム及びデータが予め記憶されている。RAM(Random Access Memory)60は、例えばSRAM又はDRAM等のメモリ素子で構成されており、制御部51及び信号処理部70等が行う処理の過程にて生じた種々のデータを記憶する。
また端末装置5aは、ペンタブレット、マウス若しくはタッチパネルなどのポインティングデバイス又はキーボード等のユーザの入力操作を受け付ける入力部61を備えており、入力部61はユーザによる入力操作に応じた信号を入力処理部62へ出力する。入力処理部62は、入力部61からの入力信号を処理することによって、ユーザによる入力操作の有無及び入力操作の内容等を判断して制御部51へ通知する。制御部51は、入力処理部62からの通知に応じて処理を行うことができる。
また、本発明に係る端末装置5aは、装置の傾斜角度を検出する傾斜角検出部63を備えている。傾斜角検出部63は、例えば振子部材及びこれの変位を検知するスイッチ等により構成することができ、また例えば加速度センサなどにより構成することができる。本発明の実施の形態1に係る端末装置5aの傾斜角度検出部63は、少なくとも0°(水平)及び90°(垂直)の2状態を検出できるものであればよい。傾斜角度検出部63が検出した傾斜角度は制御部51へ通知され、制御部51はこの傾斜角度に応じて端末装置5aの設置状態を判定し、画像データ及び音声データの送信処理を行うか否かを判断する。
図7は、端末装置5aの傾斜角度を説明するための模式図であり、端末装置5aの外観及び使用方法の一例を図示してある。例えば、端末装置5aは、四角板状の扁平な略直方体形をなす筐体91の一の面(以下、正面92という)に、液晶ディスプレイなどの表示部55が設けられた構成をなしている。端末装置5aは、正面92がA4サイズ程度の大きさであり、ユーザが把持して使用することが可能な程度の軽量なものである。端末装置5aの正面92には表示部55を露出させる略長方形の開口が形成されており、正面92は四角枠状をなしている。また端末装置5aの筐体91には、表示部55を囲む枠状の正面92にカメラ52が設けてあり、カメラ52は表示部55の表示面に対して略垂直な方向(図中の破線矢印参照)が撮像方向である。
ユーザは、端末装置5aを把持することによって、端末装置5aを直立状態(正面92(表示部55の表示面)が地面又は机面等に対して略垂直となるように筐体91を立てた状態)で使用することができる(図7(a)参照)。端末装置5aが直立状態の場合、筐体91の正面92に設けられたカメラ52は、端末装置5aを把持するユーザを撮像することができる。なお、端末装置5aは、ユーザの把持により直立状態とする構成のみでなく、スタンドなどに立て掛ける又は固定することで直立状態とする構成であってもよい。また、直立状態には、地面等に対して90°(垂直)の状態のみでなく、地面等に対して45°〜110°程度の状態(垂直に近い状態)を含む。
またユーザは、端末装置5aを机上などに載置することによって、端末装置5aを平置き状態(正面92(表示部55の表示面)が地面又は机面等に対して略平行となる状態)で使用することができる(図7(b)参照)。なお、平置き状態には、地面又は机面等に対して0°(水平)の状態のみでなく、0°〜45°程度の状態(水平に近い状態)を含む。例えば端末装置5aがペンタブレットなどの入力操作を受け付ける構成の場合に、ユーザは端末装置5aを平置き状態とすることで容易且つ快適に入力操作を行うことができる。ただし、端末装置5aが平置き状態とされた場合、筐体91の正面92に設けられたカメラ52は、部屋の天井などの上方を撮像し、ユーザを撮像することができない虞がある。
端末装置5aの傾斜角検出部63は、筐体91の正面92(又は表示部55の表示面)の地面等に対する傾斜角度を検出する。例えば、傾斜角検出部63は傾斜角度45°を閾値とした2値の検出信号を出力する構成とすることができる。傾斜角検出部63の検出結果は端末装置5aの制御部51に通知され、制御部51は検出結果から端末装置5aが直立状態又は平置き状態のいずれの設置状態で使用されているかを判定することができる。
図8は、端末装置5a、5b…が傾斜角度に応じて行う通信制御処理を説明するための模式図である。なお、図8においては2人のユーザA及びBのみで通信会議を行っており、ユーザAが端末装置5aを使用し、ユーザBが端末装置5bを使用している場合を示してある。
傾斜角検出部63が検出した傾斜角から端末装置5a、5bが直立状態であると判定した場合、端末装置5a、5bの制御部51は、カメラ52が撮像した画像データ及びマイク53が集音した音声データを、会議サーバ装置1を介して他の端末装置5a、5bへ送信する。また会議サーバ装置1を介して他の端末装置5a、5bから画像データ及び音声データを受信した場合、端末装置5a、5bの制御部51は、受信した画像データに基づく画像表示を表示部55にて行うと共に、受信した音声データに基づく音声出力をスピーカ56にて行う。
ユーザA及びBが共に端末装置5a、5bを直立状態で使用している場合(図8(a)参照)、端末装置5a、5bは共に画像データ及び音声データを送信する。一方の端末装置5a、5bから送信された画像データ及び音声データは、会議サーバ装置1を介して他方の端末装置5a、5bへ送信される。このとき会議サーバ装置1は、2つの端末装置5a、5bから受信した画像データ及び音声データを合成して各端末装置5a、5bへ送信することで、データの中継を行う。画像データ及び音声データを受信した端末装置5a、5bは、それぞれ画像表示及び音声出力を行う。
ユーザAが端末装置5aを平置き状態で使用し、ユーザBが端末装置5bを直立状態で使用している場合(図8(b)参照)、平置き状態の端末装置5aは画像データ及び音声データの送信を行わず、直立状態の端末装置5bは画像データ及び音声データの送信を行う。会議サーバ装置1は、端末装置5bから受信した画像データ及び音声データを端末装置5aへ送信し、端末装置5aからの画像データ及び音声データは受信していないため端末装置5bへの画像データ及び音声データの送信は行わない。画像データ及び音声データを受信した端末装置5aは、それぞれ画像表示及び音声出力を行う。画像データ及び音声データを受信しない端末装置5bは、例えばブルーバックなどの所定画像を表示部55に表示すると共に、スピーカ56からの音声出力は行わない。
ユーザA及びBが共に端末装置5a、5bを平置き状態で使用している場合(図8(c)参照)、端末装置5a、5bは共に画像データ及び音声データを送信しない。会議サーバ装置1は端末装置5a、5bから画像データ及び音声データを受信しないため、端末装置5a、5bへの画像データ及び音声データの送信を行わない。よって、画像データ及び音声データを受信しない端末装置5a、5bは、所定画像を表示部55に表示すると共に、スピーカ56からの音声出力を行わない。
図9は、端末装置5a、5b…が行う通信制御処理の手順を示すフローチャートであり、各端末装置5a、5b…の制御部51が行う処理である。端末装置5a、5b…の制御部51は、まず、傾斜角検出部63による傾斜角の検出を行って(ステップS1)傾斜角度を取得し、この傾斜角度から端末装置5a、5b…の設置状態を判定する(ステップS2)。判定の結果、制御部51は、端末装置5a、5b…の設置状態に変化があったか否かを判定し(ステップS3)、設置状態が変化していない場合(S3:NO)、ステップS1へ処理を戻し、傾斜角の検出及び設置状態の判定を繰り返し行う。
端末装置5a、5b…の設置状態に変化がある場合(S3:YES)、制御部51は、ステップS2にて判定した設置状態が平置き状態であるか否かを更に判定する(ステップS4)。設置状態が平置き状態でない場合(S4:NO)、即ち直立状態の場合、制御部51は、カメラ52による撮像を開始すると共に(ステップS5)、マイク53による集音を開始し(ステップS6)、得られた画像データ及び音声データを多重化してこのデータの送信を開始し(ステップS7)、ステップS11へ処理を進める。
端末装置5a、5b…の設置状態が平置き状態の場合(S4:YES)、制御部51は、カメラ52による撮像を停止すると共に(ステップS8)、マイク53による集音を停止し(ステップS9)、画像データ及び音声データの送信を停止して(ステップS10)、ステップS11へ処理を進める。
その後、制御部51は、通信会議が終了したか否かを判定し(ステップS11)、通信会議が終了していない場合には(S11:NO)、ステップS1へ処理を戻し、上述のステップS1〜S10の処理を繰り返し行う。通信会議が終了した場合(S11:YES)、制御部51は、通信制御処理を終了する。
図10は、端末装置5a、5b…が行うデータ受信時の処理の手順を示すフローチャートである。端末装置5a、5b…の制御部51は、まず、ネットワーク3を介して他の装置からデータを受信したか否かを判定する(ステップS21)。データを受信した場合(S21:YES)、制御部51は、多重化された受信データを分離し、分離により得られた画像データに係る画像の表示部55への表示を行うと共に(ステップS22)、音声データに係る音声のスピーカ56からの出力を行って(ステップS23)、ステップS26へ処理を進める。
またネットワーク3を介して他の装置からのデータを受信していない場合(S21:NO)、制御部51は、表示部55にブルーバックなどの所定画像を表示させると共に(ステップS24)、スピーカ56からの音声出力を停止し(ステップS25)、ステップS26へ処理を進める。
その後、制御部51は、通信会議が終了したか否かを判定し(ステップS26)、通信会議が終了していない場合には(S26:NO)、ステップS21へ処理を戻し、上述のステップS21〜S25の処理を繰り返し行う。通信会議が終了した場合(S26:YES)、制御部51は処理を終了する。
以上の構成の端末装置5a、5b…においては、筐体91の傾斜角度を検出する傾斜角検出部63を有し、検出した傾斜角度から端末装置5a、5b…の設置状態を判定し、平置き状態の場合に画像データ及び音声データの送信を停止する構成とすることにより、平置き状態でカメラ52により撮像される天井などの画像データ、及びマイク53により集音される複数ユーザが協議する会話の音声データ等の不要なデータが送信されることを防止でき、ネットワーク3の通信負荷増大及び会議サーバ装置1の処理負荷増大等を抑制することができる。例えば、通信会議に参加する各ユーザは、自らが発言する場合に自らの端末装置5a、5b…を直立状態として発言を行い、それ以外の場合には自らの端末装置5a、5b…を平置き状態とするなどの使用方法が考えられる。
また、本発明に係る端末装置5a、5b…の構成としては、筐体91の表示部55を囲む枠状の正面92にカメラ52を一体的に設ける構成が好適である。この構成の場合、端末装置5a、5b…が平置き状態で使用されると、カメラ52がユーザを撮像せずに部屋の天井などを撮像する可能性があるため、本発明の適用により不要な画像データの送信を抑制できる。また、本発明に係る端末装置5a、5b…の構成としては、表示部55に対する接触入力を受け付けるタッチパネル又はペンタブレット等の入力部61を備える構成が好適である。この構成の場合、ユーザが接触入力を行う際に端末装置5a、5b…を平置き状態として使用する可能性が高く、本発明の適用により接触入力を行っている際の不要な画像データの送信を抑制できる。
なお、本実施の形態においては、カメラ52、マイク53及びスピーカ56が端末装置5a、5b…に一体的に備えられる構成としたが、これに限るものではなく、例えばカメラ52が端末装置5a、5b…の筐体91に着脱可能な構成であってもよく、また例えばマイク53及びスピーカ56が筐体91とは別体としてケーブルなどで接続される構成であってもよく、更にその他の構成であってもよい。
また、端末装置5a、5b…は、平置き状態の場合に画像データ及び音声データの送信を停止する構成としたが、これに限るものではなく、平置き状態の場合に画像データ又は音声データのいずれか一方のみの送信を停止する構成であってもよい。また、平置き状態の場合に画像データの送信を停止するのではなく、送信する画像データのデータ量を低減する(例えば、直立状態では1秒に数十の画像データを送信し、平置き状態では1分に1つの画像データを送信するなど)構成であってもよい。また、端末装置5a、5b…が直立状態から平置き状態に変化し、データの送信を停止する際には、データの送信を停止する旨を通知するメッセージを会議サーバ装置1又は他の端末装置5a、5b…等へ送信する構成としてもよい。
(実施の形態2)
図11は、実施の形態2に係る端末装置205aの構成を示すブロック図である。実施の形態2に係る端末装置205aは、実施の形態1に係る端末装置5aに、角度調整部264及び駆動部265を追加した構成である。端末装置205aの角度調整部264は、カメラ52の角度(撮像方向)を調整するものである。例えば、実施の形態2に係る端末装置205aはカメラ52が回動可能となるよう回動軸などに枢支され、角度調整部264はカメラ52を回動させるギア機構と、このギア機構を動作させるためのモータ又はアクチュエータ等とを有して構成される。駆動部265は、制御部51の制御に応じて、角度調整部264のモータ又はアクチュエータを駆動するための駆動信号を生成して出力する。
また実施の形態2に係る端末装置205aの傾斜角検出部63は筐体91の傾斜角度を詳細に(例えば略1°毎に)検出することができ、傾斜角検出部63が検出した傾斜角度は制御部51へ通知される。端末装置205aの制御部51は、傾斜角検出部63が検出した傾斜角度に応じて直立状態又は平置き状態の判定を行うと共に、直立状態の場合には更に、傾斜角度に応じて駆動部265に駆動信号を出力させ、角度調整部264によるカメラ52の撮像方向の調整を行う。このとき制御部51は、例えばカメラ52の撮像方向が略水平に保たれるように調整を行うことができる。
図12は、実施の形態2に係る端末装置205aが行う通信制御処理の手順を示すフローチャートである。端末装置205aの制御部51は、まず、傾斜角検出部63による傾斜角の検出を行って(ステップS41)傾斜角度を取得し、この傾斜角度から端末装置205aの設置状態を判定する(ステップS42)。判定の結果、制御部51は、端末装置205aの設置状態に変化があったか否かを判定し(ステップS43)、設置状態が変化していない場合(S43:NO)、ステップS41へ処理を戻し、傾斜角の検出及び設置状態の判定を繰り返し行う。
端末装置205aの設置状態に変化がある場合(S43:YES)、制御部51は、ステップS42にて判定した設置状態が平置き状態であるか否かを更に判定する(ステップS44)。設置状態が平置き状態でない場合(S44:NO)、即ち直立状態の場合、制御部51は、ステップS41にて検出した傾斜角度に応じて駆動部265に駆動信号を出力させて、角度調整部264によるカメラ52の撮像方向の調整を行う(ステップS45)。その後、制御部51は、カメラ52による撮像を開始すると共に(ステップS46)、マイク53による集音を開始し(ステップS47)、得られた画像データ及び音声データを多重化してこのデータの送信を開始し(ステップS48)、ステップS52へ処理を進める。
端末装置205aの設置状態が平置き状態の場合(S44:YES)、制御部51は、カメラ52による撮像を停止すると共に(ステップS49)、マイク53による集音を停止し(ステップS50)、画像データ及び音声データの送信を停止して(ステップS51)、ステップS52へ処理を進める。
その後、制御部51は、通信会議が終了したか否かを判定し(ステップS52)、通信会議が終了していない場合には(S52:NO)、ステップS41へ処理を戻し、上述のステップS41〜S51の処理を繰り返し行う。通信会議が終了した場合(S52:YES)、制御部51は、通信制御処理を終了する。
以上の構成の実施の形態2に係る端末装置205aは、傾斜角検出部63が検出した傾斜角に応じて端末装置205aの設置状態を判定すると共に、直立状態の場合に検出した傾斜角に応じてカメラ52の撮像方向を調整する構成とすることにより、カメラ52がより確実に端末装置205aを使用するユーザの撮像を行うことができ、通信会議に参加する他のユーザが見やすい画像を送信することができる。
なお、実施の形態2に係る端末装置205aのその他の構成は、実施の形態1に係る端末装置5a、5b…の構成と同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
1 会議サーバ装置
3 ネットワーク
3a 無線通信器
5a、5b… 端末装置(通信装置)
11 制御部
16 ネットワークI/F部
20 ハードディスク
20a 会議管理プログラム
20b 認証情報
51 制御部(送信制御手段)
52 カメラ
53 マイク(集音部)
55 表示部
56 スピーカ
57 無線通信部
58 通信処理部(送信手段、受信手段)
61 入力部(入力受付部)
62 入力処理部
63 傾斜角検出部(検出手段)
70 信号処理部
74 画像符号化部
76 音声符号化部
77 多重化部
78 分離部
79 音声復号化部
81 画像復号化部
91 筐体
92 正面(枠部)
205a 端末装置
264 角度調整部(調整手段)
265 駆動部

Claims (9)

  1. 画像を表示する表示部が設けられた筐体と、撮像を行うカメラと、該カメラの撮像により得られた画像データを送信する送信手段とを備える通信装置において、
    前記筐体の設置状態を検出する検出手段と、
    該検出手段の検出結果に応じて、前記送信手段が送信する画像データのデータ量を制御する送信制御手段と
    を備えること
    を特徴とする通信装置。
  2. 音声を集音する集音部を更に備え、
    前記送信手段は、前記集音部の集音により得られた音声データを送信するようにしてあり、
    前記送信制御手段は、前記検出手段の検出結果に応じて、前記送信手段が送信する音声データのデータ量を制御するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記検出手段の検出結果に応じて、前記カメラの撮像方向を調整する調整手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
  4. 画像を表示する表示部が設けられた筐体と、音声を集音する集音部と、該集音部の集音により得られた音声データを送信する送信手段とを備える通信装置において、
    前記筐体の設置状態を検出する検出手段と、
    該検出手段の検出結果に応じて、前記送信手段が送信する音声データのデータ量を制御する送信制御手段と
    を備えること
    を特徴とする通信装置。
  5. 画像を表示する表示部が設けられた筐体と、撮像を行うカメラと、該カメラの撮像により得られた画像データを送信する送信手段とを備える通信装置において、
    前記筐体の設置状態を検出する検出手段と、
    該検出手段の検出結果に応じて、前記カメラの撮像方向を調整する調整手段と
    を備えること
    を特徴とする通信装置。
  6. 前記送信制御手段は、前記検出手段の検出結果に応じて、前記送信手段によるデータの送信を停止させるようにしてあること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の通信装置。
  7. 前記検出手段は、前記筐体の傾斜角度に応じて前記設置状態を検出するようにしてあり、
    前記送信制御手段は、前記検出手段が検出した傾斜角度が閾値角度より水平又は垂直のいずれに近いかに応じて、前記送信手段によるデータの送信を停止させるようにしてあること
    を特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記カメラは、前記筐体の前記表示部を囲む枠部に設けてあること
    を特徴とする請求項1から請求項3、又は請求項5のいずれか1つに記載の通信装置。
  9. 前記表示部に対する接触入力を受け付ける入力受付部を更に備えること
    を特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の通信装置。
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