JP2006254064A - 遠隔会議システム、音像位置割当方法および音質設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発表者の声が聴き手の正面から聞こえてくるようにし、発表者の声と他の者の声とを明確に識別できるようにすると共に、遠隔会議の臨場感を高める。
【解決手段】 通信端末ユニット110、120、130、140のうち、発表者の声を入力するのに用いられる通信端末ユニットを指定する。指定された通信端末ユニットから送り出される音声信号に対応する音声には、この音声が聴き手の正面から聞こえてくるように音像位置を割り当てる。発表者が変わり、他の通信端末ユニットが指定されたときには、これに応じて、音像位置の割当を自動的に変更し、発表者が変わっても常に発表者の声が聴き手の正面から聞こえてくるようにする。
【選択図】 図17

Description

本発明は、通信路を介して音声の通信を行うことにより遠隔地の者と会議をすることができる遠隔会議システムに関し、より詳しくは、遠隔会議システムにおける音声の音像位置の割当または音質の設定に関する。
音声および映像の通信を利用して遠隔地の者と会議を行う遠隔会議システムが普及している。遠隔会議システムは、例えば、通信端末装置、マイク、カメラおよびディスプレイ装置などを備えた複数の通信端末ユニットをコンピュータネットワークにそれぞれ接続することにより構成される。すなわち、互いに離れた場所にあるそれぞれの会議室内に通信端末装置を設置し、これにマイク、カメラおよびディスプレイ装置などを接続する。さらに通信端末装置をコンピュータネットワークに接続する。これにより、会話を行い、表やグラフなどの会議資料の画像を送受信し、または話し手の表情や身振り手振りなどの映像を送受信することができる。このように、遠隔会議システムによれば、離れた場所にいながら会議を行うことが可能となる。
ところで、遠隔会議システムを用いて、3箇所以上の場所にいる者といっしょに会議をする場合、話し手の声を聞き分けることが難しいという問題がある。すなわち、3箇所以上の場所にいる者といっしょに会議をする場合には、会議の参加者、つまり話し手が3人以上となる。例えば、2人の話し手が話をすると、2人の声がスピーカから出力される。聴き手は声質などを手がかりに2人の声を聞き分けるように努力する。しかし、例えば会議の参加者が互いに初見である場合などには、聴き手は話し手の声質を知らない。このような場合、2人の話し手の声を聞き分けることは聴き手にとって困難である。
特開平6−175942号公報および特開2004−72354号公報には、話し手の声をステレオで出力し、その出力の左右のバランスを話し手ごとに異なるように設定する技術が記載されている。この技術によれば、聴き手は音声の音像位置を手がかりに話し手の声を聞き分けることができる。
特開平6−175942 特開2004−72354号公報
上述した技術によれば、音声の音像位置を手がかりにして複数の話し手の声を聞き分けることが容易になる。しかし、単に複数の話し手の声を聞き分けることができるだけでは、遠隔会議において臨場感が十分に生じない。
この原因の1つは、遠隔会議システムにおいては、複数の話し手の声の音像位置が固定されているため、発表者の声が聴き手の正面からではなく、聴き手の左側または右側から聞こえてくる場合があることである。すなわち、会議の参加者が1室の会議室に実際に集まって会議をする場合を考えてみると、会議における中心的な話し手、つまり発表者が話をするとき、聴き手は主に発表者の方を向いて聴く。このとき、発表者の声は聴き手の顔の正面から聞こえてくる。これに対し、遠隔会議において、音像位置が右側寄りまたは左側寄りに固定された話し手が発表者となって発表を行う場合には、発表者の声が聴き手の右側または左側から聞こえてくる。実際に1室で行う会議と遠隔会議とのこのような違いが、遠隔会議において臨場感が十分に生じない1つの原因である。
遠隔会議において臨場感が十分に生じないもう1つの原因は、遠隔会議システムにおいては、発表者の声が他の話し手の声と同等に取り扱われていることである。すなわち、参加者が1室に集まって会議をする場合を考えてみると、発表者は、立ち上がり、または周囲より一段高い場所に立って話をすることが多い。これにより、発表者の声は他の話し手(例えば質問者など)の声よりも明確に聴き手に届く。これに対し、遠隔会議においては、発表者も他の話し手も音像位置が違うだけなので、発表者の声と他の話し手の声との間に明確な相違がなく、発表者の声も他の話し手の声も聴き手に同等に届く。実際に1室で行う会議と遠隔会議とのこのような違いが、遠隔会議において臨場感が十分に生じない1つの原因である。
本発明は上記に例示したような問題点に鑑みなされたものであり、本発明の第1の課題は、遠隔会議において臨場感を十分に生じさせることができる遠隔会議システム、音像位置割当方法および音質設定方法を提供することにある。
本発明の第2の課題は、聴き手がその正面から発表者の声を聞くことができる遠隔会議システムおよび音像位置割当方法を提供することにある。
本発明の第3の課題は、発表者の声と他の話し手の声との間の明確な相違を聴き手に感じさせることができる遠隔会議システム、音像位置割当方法および音質設定方法を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に記載の遠隔会議システムは、入力された音声を音声信号に変換して通信路に送り出す入力送信手段と、前記通信路を介して送られてきた音声信号を受け取りこれを少なくとも2チャンネルの音声に変換して出力する受信出力手段とを有する音声入出力装置を3個以上備え、前記音声入出力装置相互間で前記通信路を介して音声の通信を行うことが可能な遠隔会議システムであって、前記3個以上の音声入出力装置のうち1個の音声入出力装置が指定されたことを認識する認識手段と、前記認識手段により認識された1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に指定音像位置を割り当て、他の各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声には前記指定音像位置と異なる非指定音像位置を割り当てる音像位置割当手段とを備えている。
上記課題を解決するために請求項11に記載の音像位置割当方法は、入力された音声を音声信号に変換して通信路に送り出す入力送信手段と、前記通信路を介して送られてきた音声信号を受け取りこれを少なくとも2チャンネルの音声に変換して出力する受信出力手段とを有する音声入出力装置を3個以上備え、前記音声入出力装置相互間で前記通信路を介して音声の通信を行うことが可能な遠隔会議システムにおける音像位置割当方法であって、前記3個以上の音声入出力装置のうち1個の音声入出力装置が指定されたことを認識する認識工程と、前記認識工程において認識された1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に指定音像位置を割り当て、他の各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声には前記指定音像位置と異なる非指定音像位置を割り当てる音像位置割当工程とを備えている。
上記課題を解決するために請求項13に記載のコンピュータプログラムは、3個以上のコンピュータを備えたコンピュータシステムを請求項1ないし10のいずれかに記載の遠隔会議システムとして機能させる。
上記課題を解決するために請求項14に記載の遠隔会議システムは、入力された音声を音声信号に変換して通信路に送り出す入力送信手段と、前記通信路を介して送られてきた音声信号を受け取りこれを音声に変換して出力する受信出力手段とを有する音声入出力装置を3個以上備え、前記音声入出力装置相互間で前記通信路を介して音声の通信を行うことが可能な遠隔会議システムであって、前記3個以上の音声入出力装置のうち1個の音声入出力装置が指定されたことを認識する認識手段と、前記認識手段により認識された1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に指定音質を設定し、他の各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声には前記指定音質と異なる非指定音質を設定する音質設定手段とを備えている。
上記課題を解決するために請求項16に記載の音質設定方法は、入力された音声を音声信号に変換して通信路に送り出す入力送信手段と、前記通信路を介して送られてきた音声信号を受け取りこれを音声に変換して出力する受信出力手段とを有する音声入出力装置を3個以上備え、前記音声入出力装置相互間で前記通信路を介して音声の通信を行うことが可能な遠隔会議システムにおける音質設定方法であって、前記3個以上の音声入出力装置のうち1個の音声入出力装置が指定されたことを認識する認識工程と、前記認識工程において認識された1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に指定音質を設定し、他の各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声には前記指定音質と異なる非指定音質を設定する音質設定工程とを備えている。
上記課題を解決するために請求項18に記載のコンピュータプログラムは、3個以上のコンピュータを備えたコンピュータシステムを請求項14または15に記載の遠隔会議システムとして機能させる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(遠隔会議システム1)
図1は、本発明の遠隔会議システムの第1実施形態を示している。図1に示すように、遠隔会議システム1は、複数の音声入出力装置11、12、13、14相互間で通信路15を介して音声の通信を行うことが可能なシステムである。遠隔会議システム1は、例えば場所を移動せずに遠隔地の者と会議を行うために用いることができる。また、同じ建物の中で互いに離れた位置にある複数の会議室にいる者同士が、それぞれの会議室にいたままいっしょに会議を行うために用いることができる。
図1に示すように、遠隔会議システム1には、4個の音声入出力装置11、12、13、14が設けられている。説明の便宜上、これら音声入出力装置11、12、13、14を、以下、音声入出力装置A、B、C、Dという。なお、遠隔会議システムに設けられる音声入出力装置の個数は特に限定されないが、本発明は3個以上の音声入出力装置を備えた遠隔会議システムを想定している。
遠隔会議システム1は、サーバクライアント型のネットワーク構造を採用している。すなわち、音声入出力装置A、B、C、Dは、通信路15を介してそれぞれ管理装置16に接続されている。管理装置16はサーバとして機能する。通信路15は、例えば、WAN(Wide-Area Network)、LAN(Local-Area Network)などのコンピュータネットワークである。なお、遠隔会議システムにおいて採用すべきネットワーク構造は、サーバクライアント型に限られない。例えば図2に示す遠隔会議システム2のように、ピアツーピア型のネットワーク構造を採用してもよい。
図3は、遠隔会議システム1の音声入出力装置Aを示している。音声入出力装置Aは、例えばマイクなどを介して入力された音声を音声信号に変換して通信路15に送り出す機能、通信路15を介して送られてきた音声信号を受け取り、これを音声に変換して出力する機能、および通信路15を介して送られてきた音声信号の音像位置を割り当てる機能を備えている。音声入出力装置Aは、例えば通信端末、コンピュータ端末、またはこのような機能を備えた専用の装置である。なお、音声入出力装置B、C、Dも音声入出力装置Aと同じ構造および機能を有している。
図3に示すように、音声入出力装置Aは、入力送信手段21、受信出力手段22、認識手段23および音像位置割当手段24を備えている。
入力送信手段21は、例えばマイクなどを介して入力された音声を音声信号に変換して通信路15に送り出す。入力送信手段21は、例えばマイクから入力された音声を受け取るアナログ回路、アナログの音声信号をデジタルの音声信号に変換するA/Dコンバータ、およびデジタル音声信号をエンコードするエンコーダなどにより実現することができる。入力送信手段21には、識別子付加手段25を設けることが望ましい。識別子付加手段25は、入力送信手段21から送り出すべき音声信号が複数の音声入出力装置A、B、C、Dのうちのどの音声入出力装置から送り出されたものかを識別するための識別子を当該音声信号に付加する。識別子付加手段25については後に詳細に説明する。
受信出力手段22は、通信路15を介して送られてきた音声信号を受け取り、これを少なくとも2チャンネルの音声に変換して、例えばスピーカまたはヘッドホンなどに出力する。受信出力手段22は、例えば、通信路15から送られているデジタルの音声信号をデコードするデコーダ、デコードされた音声信号を増幅する増幅器、増幅された音声信号をアナログの音声信号に変換するD/Aコンバータ、およびアナログに変換された音声信号をスピーカまたはヘッドホンなどに出力するアナログ回路などにより実現することができる。
認識手段23は、複数の音声入出力装置A、B、C、Dのうち1個の音声入出力装置が指定されたことを認識する。認識手段23は、例えば演算処理回路および半導体メモリなどにより実現することができ、認識手段23の認識動作は演算処理などによって自動的に行われる。
遠隔再生システム1では、例えば会議の参加者が音声入出力装置A、B、C、Dの中から1個の音声入出力装置を指定する。具体的に説明すると、音声入出力装置A、B、C、Dは、それぞれ離れた場所にある4箇所の会議室にそれぞれ1個ずつ設けられている。それぞれの会議室で会議を行う者、すなわち参加者が、それぞれの会議室に設けられた音声入出力装置を操作する。会議は参加者の1人または数人が議題について発表することによって進行する。議題を発表する者、すなわち発表者は、自分のいる会議室に設けられた音声入出力装置を指定する。発表者が音声入出力装置を指定すると、後述するように発表者の声には、他の参加者の声とは異なる特別な音像位置が割り当てられる。なお、発表者の指定の方法は、様々考えられる。例えば、それぞれの音声入出力装置A、B、C、Dに指定ボタン(例えば画面上のアイコンでもよい)を設ける。そして、発表者が自分のいる会議室に設けられた音声入出力装置を指定するときには、当該音声入出力装置に設けられた指定ボタンを押す。他方、発表者自らが音声入出力装置の指定を行うのではなく、会議進行者が音声入出力装置の指定を行う方法を採用することもできる。この場合には、例えば音声入出力装置A、B、C、Dのうちの1個、または管理装置16に、音声入出力装置A、B、C、Dのそれぞれを選択的に指定することができる4個の指定ボタンa,b,c,dを設ける。そして、例えば会議進行者が発表者のいる会議室にある音声入出力装置Aを指定するために指定ボタンaを押す。
遠隔会議システム1において、音声入出力装置A、B、C、Dの指定の方法としていずれの方法を採用するにしても、認識手段23は、1個の音声入出力装置が指定されたことを認識する。認識の方法について具体的に説明すると、例えば指定ボタンが押されると、1個の音声入出力装置が指定された事実を示す指定信号が発せられる。指定信号は、各音声入出力装置A、B、C、Dに送られる。各音声入出力装置A、B、C、Dの認識手段23は、指定信号を受け取ることにより指定の事実を認識する。なお、指定信号が送られる経路は、押された指定ボタンと認識手段23とが同一の装置に設けられているときには当該装置内の信号線であり、押された指定ボタンと認識手段23とが異なる装置に設けられているときには通信路15である。
音像位置割当手段24は、認識手段23により認識された1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に、ある音像位置(以下、これを「指定音像位置」という)を割り当て、他の各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声には、指定音像位置と異なる音像位置(以下、これを「非指定音像位置」という)を割り当てる。音像位置割当手段24は、例えば演算処理回路および半導体メモリなどにより実現することができる。音像位置割当手段24における音像位置の割当処理は、認識手段23による認識結果に基づく演算処理などにより自動的に行われる。
音像位置は、音声を聞く者(つまり聴き手)の感覚において音声の発生する方向(つまり音声の方向)、および自分と音声の発生源との間の距離(つまり音声の距離)である。本実施形態では、音声位置の割当を行うことによって音声の方向の設定・変更を行う。しかし、これに限られず、音声位置の割当を行うことによって音声の距離の設定・変更を行う構成を採用することもできる。
本実施形態において、指定音像位置と非指定音像位置とは、音声の方向が相互に異なる。指定音像位置における音声の方向と非指定音像位置における音声の方向との間の相違は、聴き手が両者を明確に識別することができる程度であることが望ましい。一例をあげると、図4に示すように、指定音像位置L0は聴き手31の感覚において中央または正面であり、非指定音像位置L1ないしL4は聴き手31の感覚において左側および右側のいずれか一方に偏っている。別の例をあげると、図10に示すように、指定音像位置L10は聴き手31の感覚において右側であり、非指定音像位置L11は聴き手31の感覚において左側である。さらに別の例をあげれば、図11に示すように、指定音像位置L20は聴き手31の感覚において前側であり、非指定音像位置L21は聴き手31の感覚において後側である。
指定音像位置は1個の位置であることが望ましい。一方、非指定音像位置は複数の位置であってもよい。例えば、音像位置割当手段24は、音声入出力装置A、B、C、Dのそれぞれから送り出される音声信号に対応する音声に、それぞれ異なる複数の非指定音像位置をそれぞれ割り当てる構成としてもよい。例えば、図4に示すように、非指定音像位置L1ないしL4は、左側、左前側、右前側、右側の4箇所である。また、図12に示す非指定音像位置L31ないしL36のように、非指定音像位置が、聴き手31の右前側から後側を通って左前側に至までの間における6箇所であってもよい。
例えば図4に示すように、受信出力手段22から出力される音声が左右2チャンネルであり、それぞれのチャンネルに対応した2個の左右のスピーカ32A、32Bから音声が出力される場合には、指定音像位置L0の割当は、受信出力手段22から出力される2チャンネルの音声の増幅率を相互に等しくすることにより行うことができる。また、非指定音像位置L1ないしL4の割当は、受信出力手段22から出力される2チャンネルの音声の増幅率を相互に異なるようにすることにより行うことができる。
音像位置割当手段24には、初期設定手段26および切換手段27を設けることが望ましい。初期設定手段26は、各音声入出力装置A,B、C、Dから送り出された音声信号に対応する音声に非指定音像位置L1ないしL4を初期設定として割り当てる。切換手段27は、1個の音声入出力装置の指定が認識手段23により認識されたときに、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音像位置を非指定音像位置L1ないしL4から指定音像位置L0に切り換える。また、切換手段27は、当該1個の音声入出力装置の指定解除が認識手段23により認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音像位置を指定音像位置L0から非指定音像位置L1ないしL4に戻す。初期設定手段26および切換手段27については後に詳細に説明する。
音像位置割当手段24には、さらに識別手段28を設けることが望ましい。識別手段28は、指定音像位置L0または非指定音像位置L1ないしL4を割り当てるべき音声信号が3個以上の音声入出力装置のうちのどの音声入出力装置から送り出されたものかを識別する。識別手段28については後に詳細に説明する。
(音像位置の割当)
映像会議システム1において音像位置の割当は以下のように行われる。音声入出力装置A、B、C、Dは、それぞれ互いに離れた4箇所の会議室W、X、Y、Zに設けられているとする。管理装置16は、例えば音声入出力装置Aが設けられた会議室Wに設けられているとする。管理装置16が設けられた会議室Wには会議進行者Hがいるものとする。会議は、最初に、第1の議題について会議室Wにいる発表者P1が発表を行い、次に、第2の議題について会議室Yにいる発表者P2が発表を行うものとする。
図4に示すように、会議が開始される前に、各音声入出力装置A、B、C、Dの音声位置割当手段24に設けられた初期設定手段26は、音声入出力装置A、B、C、Dから送り出される音声信号に対応する音声に非指定音像位置L1、L2、L3、L4を初期設定としてそれぞれ割り当てる。この結果、音声入出力装置Aから送り出された音声信号に対応する音声は、聴き手31の左側から聞こえるようになる。音声入出力装置Bから送り出された音声信号に対応する音声は、聴き手31の左前側から聞こえるようになる。音声入出力装置Cから送り出された音声信号に対応する音声は、聴き手31の右前側から聞こえるようになる。音声入出力装置Dから送り出された音声信号に対応する音声は、聴き手31の右側から聞こえるようになる。なお、このような音像位置の初期設定は、各音声入出力装置A、B、D、Cにおいて同様に行われる。したがって、すべての会議室W、X、Y、Zにおいて実現される音像位置の配分は同一である。
初期設定手段26は、この初期設定をテーブル35として記録媒体(図示せず)に記録し、これを保持する。この記録媒体は、例えば半導体メモリであり、各音声入出力装置A、B、C、Dの内部に設けられている。テーブル35には、図5に示すように、音声入出力装置A、B、C、Dとこれらに割り当てられた非指定音像位置L1ないしL4とが対応づけられて記述されている。また、テーブル35には、各音像位置について、左側のスピーカ32Aに対応するチャンネルの音声の増幅率および右側のスピーカ32Bに対応するチャンネルの音声の増幅率が記述されている。例えば、音声入出力装置Aから送り出される音声信号に対応する音声に割り当てられている非指定音像位置については、左側のスピーカ32Aに対応するチャンネルの音声の増幅率が100%であり、右側のスピーカ32Bに対応するチャンネルの音声の増幅率が0%である。この結果、音声入出力装置Aから送り出される音声信号に対応する音声は、聴き手31の左側から聞こえてくる。
会議が開始されると、まず、第1の議題について発表者P1が発表を行う。このため、発表者P1または会議進行者Hが会議者Wに設けられている音声入出力装置Aまたは管理装置16の指定ボタンを操作して、音声入出力装置Aを指定する。各音声入出力装置A、B、C、Dの認識手段23は、音声入出力装置Aが指定された事実を認識する。続いて、各音声入出力装置A、B、C、Dの音像位置割当手段24は、認識手段23の認識結果に基づいて、音声入出力装置Aから送り出された音声信号に対応する音声に指定音像位置L0を割り当てる。具体的には、音像位置割当手段24の切換手段27は、音声入出力装置Aから送り出された音声信号に対応する音声の音像位置を非指定音像位置L1から指定音像位置L0に切り換える。この結果、図6に示すように、音声入出力装置Aから送り出される音声信号に対応する音声は、聴き手31の正面から聞こえてくるようになる。なお、このような音像位置の切換は、各音声入出力装置A、B、D、Cにおいて同様に行われる。したがって、すべて会議室W、X、Y、Zにおいて、音声入出力装置Aから送り出される音声信号に対応する音声が、スピーカ32A、32Bの方を向いた参加者の正面から聞こえてくるようになる。
このときテーブル35は、図7に示すように、音声入出力装置Aから送り出される音声信号に対応する音声と指定音像位置L0とが対応づけるように書き換えられる。図7に示すテーブル35には、音声入出力装置Aから送り出される音声信号に対応する音声に割り当てられている指定音像位置L0について、左側のスピーカ32Aに対応するチャンネルの音声の増幅率が50%、右側のスピーカ32Bに対応するチャンネルの音声の増幅率が50%と記述される。
発表者P1の発表が終わり、続いて、第2の議題について発表者P2が発表を行う。このため、発表者P2が会議者Yに設けられている音声入出力装置Cの指定ボタンを操作し、または、会議進行者Hが会議室Wに設けられている管理装置16の指定ボタンを操作して、音声入出力装置Cを指定する。各音声入出力装置A、B、C、Dの認識手段23は、音声入出力装置Aの指定が解除された事実および音声入出力装置Cが指定された事実を認識する。続いて、各音声入出力装置A、B、C、Dの音像位置割当手段24は、認識手段23の認識結果に基づいて、音声入出力装置Cから送り出された音声信号に対応する音声に指定音像位置L0を割り当てる。具体的には、まず、音像位置割当手段24の切換手段27は、音声入出力装置Aから送り出された音声信号に対応する音声の音像位置を指定音像位置L0から初期設定された非指定音像位置(非指定音像位置L1)に戻す。続いて、切換手段27は、音声入出力装置Cから送り出された音声信号に対応する音声の音像位置を非指定音像位置L3から指定音像位置L0に切り換える。この結果、図8に示すように、音声入出力装置Cから送り出される音声信号に対応する音声は、聴き手31の正面から聞こえてくるようになる。なお、このような音像位置の切換は、各音声入出力装置A、B、D、Cにおいて同様に行われる。したがって、すべて会議室W、X、Y、Zにおいて、音声入出力装置Cから送り出される音声信号に対応する音声が、スピーカ32A、32Bの方を向いた参加者の正面から聞こえてくるようになる。
このときテーブル35は、図9に示すように、音声入出力装置Cから送り出される音声信号に対応する音声と指定音像位置L0とが対応づけるように書き換えられる。
(音声信号の識別)
音声入出力装置A、B、C、Dから送り出される音声信号に対応する音声に音像位置の割当を行うためには、音像位置割当手段24は、音声信号が、音声入出力装置A、B、C、Dのうちのどの音声入出力装置から送り出されたものかを識別する必要がある。この識別は以下のように行う。
入力送信手段21の識別子付加手段25は、図13に示すように、入力送信手段21から音声信号41が送り出されるとき、音声信号41が音声入出力装置A、B、C、Dのうちのどの音声入出力装置から送り出されたものかを識別するための識別子42を当該音声信号41に付加する。例えば、入力送信手段21においてA/Dコンバータによってデジタルに変換された音声信号41をエンコードするとき、識別子付加手段25は、音声信号41に含まれる音声データ43を適当な長さに区切り、区切られた各音声データ43の先頭に識別子42を付加する。
そして、音像位置割当手段24の識別手段28は、音声信号41が音声入出力装置A、B、C、Dのうちのどの音声入出力装置から送り出されたものかを、識別子42を参照することによって識別する。具体的には、識別手段28は、受信出力手段22においてデコードされた音声信号から識別子42を読み出すことにより、音声信号41の識別を行う。
以上、遠隔会議システム1によれば、指定された音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に指定音像位置L0を割り当て、他の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に非指定音像位置L1ないしL4を割り当てる構成としたから、例えば発表者の声が聞こえてくる方向を、他の参加者の声が聞こえてくる声の方向と異なるようにすることができる。これにより、発表者の声と単なる参加者の声との間の明確な相違を聴き手に感じさせることができ、遠隔会議において臨場感を十分に生じさせることができる。
また、遠隔会議システム1によれば、指定音像位置L0を聴き手の正面としたから、聴き手はその正面から発表者の声を聞くことができ、遠隔会議における臨場感を高めることができる。
さらに、遠隔会議システム1において、1個の音声入出力装置が指定されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音像位置を初期設定位置である非指定音像位置L1ないしL4から指定音像位置L0に切り換え、当該1個の音声入出力装置の指定が解除されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音像位置を指定音像位置L0から初期設定位置である非指定音像位置L1ないしL4に戻す構成とした。これにより、たとえ発表者が次々に変更されても、発表者の声の方向は常に聴き手の正面である。したがって、聴き手は常に発表者の声を他の参加者の声と明確に聞き分けることができる。また、発表が終わった参加者の声の方向は、その者に予め与えられた方向に戻る。これにより、各参加者の声は、発表をしている間を除き、常に一定の方向から聞こえてくる。したがって、聴き手は、発表者の声だけでなく、個々の参加者の声をも聞き分けることができる。
また、遠隔会議システム1によれば、音声信号に識別子42を付加する構成としたから、指定音像位置L0または非指定音像位置L1ないしL4を割り当てるべき音声信号が複数の音声入出力装置A、B、C、Dのうちのどの音声入出力装置から送り出されたものかを、識別子42に基づいて容易に識別することが可能となる。
なお、映像会議システム1においては、認識手段23および音像位置割当手段24が、各音声入出力装置A、B、C、Dに備えられている。しかし、本発明はこれに限られない。遠隔会議システムが管理装置を備えている場合には、図14に示すように、認識手段23および音像位置割当手段24を管理装置に備えてもよい。
(第2実施形態)
図15は、本発明の遠隔会議システムの第2実施形態を示している。図15に示すように、遠隔会議システム3は、4個の音声入出力装置51、52、53、54相互間で通信路15を介して音声の通信を行うことが可能なシステムである。各音声入出力装置51、52、53、54は、音像位置割当手段24に代えて音質設定手段57が設けられている点を除き、映像会議システム1における各音声入出力装置11、12、13、14と同様である。
図16は、音声入出力装置51を示している。音質設定手段57は、認識手段23により認識された1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に、ある音質(以下、これを「指定音質」という)を設定し、他の各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声には指定音質と異なる音質(以下、これを「非指定音質」という)を設定する。
音質は、例えば、入力送信手段21において音声信号を圧縮(エンコード)するときの圧縮率を変更することによって変化させることができる。指定音質は、圧縮率が低くし、これにより音声の帯域幅を広くすることによって作り出される。非指定音質は、圧縮率が高くし、これにより音声の帯域幅を狭くすることによって作り出される。
音質設定手段57には、初期設定手段58および切換手段59を設けることが望ましい。初期設定手段58は、各音声入出力装置A、B、C、Dから送り出された音声信号に対応する音声に非指定音質を初期設定として設定する。切換手段59は、1個の音声入出力装置の指定が認識手段23により認識されたとき、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音質を非指定音質から指定音質に切り換える。また、切換手段59は、当該1個の音声入出力装置の指定解除が認識手段23により認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音質を指定音質から非指定音質に戻す。
以上、遠隔会議システム3によれば、指定された音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に指定音質を割り当て、他の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に非指定音質を割り当てる構成としたから、例えば発表者の声の帯域幅を、他の参加者の声の帯域幅と異なるようにすることができる。これにより、発表者の声と単なる参加者の声との間の明確な相違を聴き手に感じさせることができ、遠隔会議における臨場感を高めることができる。
また、遠隔会議システム3において、1個の音声入出力装置が指定されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音質を初期設定音質である非指定音質から指定音質に切り換え、当該1個の音声入出力装置の指定が解除されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音質を指定音質から初期設定音質である非指定音質に戻す構成とした。これにより、たとえ発表者が次々に変更されても、発表者の声の帯域幅は常に広い。したがって、聴き手は常に発表者の声を他の参加者の声と明確に聞き分けることができる。
(音像位置割当方法)
本発明の音像位置割当方法は、入力された音声を音声信号に変換して通信路に送り出す入力送信手段と、通信路を介して送られてきた音声信号を受け取りこれを少なくとも2チャンネルの音声に変換して出力する受信出力手段とを有する音声入出力装置を3個以上備え、音声入出力装置相互間で通信路を介して音声の通信を行うことが可能な遠隔会議システムにおける音像位置割当方法であって、3個以上の音声入出力装置のうち1個の音声入出力装置が指定されたことを認識する認識工程と、認識工程において認識された1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に指定音像位置を割り当て、他の各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声には指定音像位置と異なる非指定音像位置を割り当てる音像位置割当工程とを備えている。
また、音像位置割当工程には、各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に非指定音像位置を初期設定として割り当てる初期設定工程と、1個の音声入出力装置の指定が認識工程において認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音像位置を非指定音像位置から指定音像位置に切り換え、当該1個の音声入出力装置の指定解除が認識工程において認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音像位置を指定音像位置から非指定音像位置に戻す切換手段とを備えることが望ましい。
上述した遠隔会議システム1の認識手段23および音像位置割当手段24は、本発明の音像位置割当方法における認識工程および音像位置割当工程の実施形態でもある。認識手段23および音像位置割当手段24は、本発明の音像位置割当方法における認識工程および音像位置割当工程を実現するための制御プログラムを作成し、この制御プログラムを半導体メモリなどに記録し、これを演算処理回路などによって実行させることによって実現することができる。
(音質設定方法)
本発明の音質設定方法は、入力された音声を音声信号に変換して通信路に送り出す入力送信手段と、通信路を介して送られてきた音声信号を受け取りこれを音声に変換して出力する受信出力手段とを有する音声入出力装置を3個以上備え、音声入出力装置相互間で通信路を介して音声の通信を行うことが可能な遠隔会議システムにおける音質設定方法であって、3個以上の音声入出力装置のうち1個の音声入出力装置が指定されたことを認識する認識工程と、認識工程において認識された1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に指定音質を設定し、他の各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声には前記指定音質と異なる非指定音質を設定する音質設定工程とを備えている。
また、音質設定工程には、各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に非指定音質を初期設定として設定する初期設定工程と、1個の音声入出力装置の指定が認識工程において認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音質を非指定音質から指定音質に切り換え、当該1個の音声入出力装置の指定解除が認識工程において認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音質を指定音質から非指定音質に戻す切換工程とを備えることが望ましい。
上述した遠隔会議システム3の認識手段23および音質設定手段57は、本発明の音質設定方法における認識工程および音質設定工程の実施形態でもある。認識手段23および音質設定手段57は、本発明の音質設定方法における認識工程および音質設定工程を実現するための制御プログラムを作成し、この制御プログラムを半導体メモリなどに記録し、これを演算処理回路などによって実行させることによって実現することができる。
以下、本発明の遠隔会議システムの実施例について図面を参照しながら説明する。図17は、本発明の遠隔会議システムの実施例を示している。図17に示すように、遠隔会議システム100は、4個の通信端末ユニット110、120、130、140およびサーバ150を備えている。通信端末ユニット110、120、130、140およびサーバ150はコンピュータネットワーク160を介して相互に接続されている。通信端末ユニット110、120、130、140は、互いに離れた会議室にそれぞれ設けられている。サーバ150は、通信端末ユニット110の設けられた会議室に設けられている。遠隔会議システム100は、互いに離れた会議室にいる参加者間において、参加者の声(音声)、会議に用いる資料(静止画)および参加者の身振り手振り(動画)などの伝達をすることができる。
図18は、通信端末ユニット110を示している。図18に示すように、通信端末ユニット110は、端末装置111、カメラ112、マイク113、ディスプレイ装置114、左スピーカ115Aおよび右スピーカ115Bを備えている。カメラ112は端末装置111の映像入力端子に接続されている。カメラ112は参加者(特に発表者)を撮影するために用いられる。マイク113は端末装置111の音声入力端子に接続されている。マイク113は参加者の声(特に発表者の声)を入力するために用いられる。ディスプレイ装置114は端末装置111の映像出力端子に接続されている。ディスプレイ装置114は例えばプラズマディスプレイである。会議の資料や発表者の身振り手振りは、ディスプレイ装置114の大型画面に映し出される。左スピーカ115Aおよび右スピーカ115Bは端末装置111の音声出力端子に接続されている。左スピーカ115A、右スピーカ115Bは、ディスプレイ装置114の左側、右側にそれぞれ配置されており、音声をステレオで出力する。端末装置111内には、音声入出力部116が設けられている。なお、通信端末ユニット120、130、140も通信端末ユニット110と同様である。
図19は、音声入出力部116を示している。図19に示すように、音声入出力部116は、マイク113を介して入力される音声を音声信号に変換してコンピュータネットワーク160に送り出す音声入力送信機能を備えている。入力回路71、A/D変換回路72、エンコーダ73は音声入力送信機能を実現するための手段である。さらに、音声入出力部116は、コンピュータネットワーク160を介して送られてきた音声信号を受け取り、これを音声に変換して出力する音声受信出力機能を備えている。デコーダ74、音量増幅ブロック75A、75B、D/A変換回路76A、76B、出力回路77A、77Bは、音声受信出力機能を実現するための手段である。さらに、音声入出力部116は、コンピュータネットワーク160を介して送られてきた音声信号の音像位置を割り当てる音像位置割当機能を備えている。音量増幅率制御ブロック78は、音像位置割当機能を実現するための手段である。また、音声入出力部116は通信回路79を備えている。通信回路79は、音声入出力部116とコンピュータネットワーク160との間で音声信号のやりとりを可能とするための通信インターフェスである。
音声入出力部116の音声入力送信動作は以下の通りである。音声は、マイク113から入力回路71にアナログの音声信号として入力され、入力回路71を介してA/D変換回路72に供給される。A/D変換回路72はアナログの音声信号をデジタルの音声信号に変換し、これをエンコーダ73に供給する。エンコーダ73は音声信号をエンコードし、これを通信回路79に出力する。通信回路79に出力された音声信号は、コンピュータネットワーク160に送り出される。
音声入出力部116の音声受信出力動作は以下の通りである。コンピュータネットワーク160から送られてきた音声信号は、通信回路79を介して、デコーダ74に供給される。デコーダ74は音声信号をデコードし、これを2チャンネルの音声信号に分け、これらを音量増幅ブロック75A、75Bに供給する。音量増幅ブロック75A、75Bは、音量増幅率制御ブロック78の制御に従って音声信号を増幅する。続いてD/A変換回路76A、76Bは音声信号をデジタルの音声信号からアナログの音声信号に変換する。これら音声信号は、出力回路77A、77Bを介して左スピーカ115A、右スピーカ115Bにそれぞれ出力される。
音声入出力部116の音像位置割当動作は以下の通りである。音量増幅率制御ブロック78は、デコーダ74から供給された2チャンネルの音声信号の増幅率を決定する。音量増幅ブロック75A、75Bは、音量増幅率制御ブロック78により決定された増幅率で、音声信号を増幅する。音量増幅率制御ブロック78により決定された増幅率により、左スピーカ115A、右スピーカ115Bから出力される音声の音像位置が決まる。
図21は、音量増幅率制御ブロック78における増幅率決定処理を示している。図21に示すように、音量増幅率制御ブロック78は、サーバ150に設けられた指定部81(図20参照)から発せられた指定信号を取得する(ステップS1)。すなわち、会議の議題について1人の発表者が発表を行うとき、その発表者のいる会議室にある通信端末ユニットを会議進行者が指定する。このとき、会議進行者は、例えばサーバ150の指定部81に設けられた指定ボタン(例えば画面上のアイコンでもよい)を押す。これにより、指定信号がサーバ150から発せられ、これがコンピュータネットワーク160などを介して各通信端末ユニット110、120、130、140に送られる。音量増幅率制御ブロック78は、ステップS1においてこの指定信号を取得し、現在指定された通信端末ユニットを認識する。
続いて、音量増幅率制御ブロック78は、音声信号に付加された識別子を取得する(ステップS2)。識別子は、音声信号が通信端末ユニット110、120、130、140のうちのどの通信端末から送り出されたものかを識別するためのものである。この識別子は、エンコーダ73により音声信号に付加される。そして、識別子は、デコーダ74において音声信号から分離され、音量増幅率制御ブロック78に提供される。音量増幅率制御ブロック78は、ステップS2においてこの識別子を参照し、現在デコードされた音声信号がどの通信端末ユニットから送り出されたものかを認識する。
続いて、音量増幅率制御ブロック78は、現在デコードされた音声信号が、会議進行者により指定された通信端末ユニットから送り出されたものかどうかを判定する(ステップS3)。現在デコードされた音声信号が会議進行者により指定された通信端末ユニットから送り出されたものであるときには(ステップS3:YES)、音量増幅率制御ブロック78は、音声信号に対応する音声が左スピーカ115Aと右スピーカ115Bの中間位置から聞こえるように、すなわち、音声の音像位置が聴き手の正面になるように、2チャンネルの音声信号の増幅率をそれぞれ決定する(ステップS4)。具体的には、左側のチャンネルの音声信号の増幅率と右側のチャンネルの音声信号の増幅率とを相互に等しくする。
一方、現在デコードされた音声信号が会議進行者により指定された通信端末ユニットから送り出されたものでないときには(ステップS3:NO)、音量増幅率制御ブロック78は、音声信号に対応する音声が左スピーカ115Aまたは右スピーカ115Bのいずれか一方に偏った位置から聞こえるように、すなわち、音声の音像位置が聴き手の左側または右側になるように、2チャンネルの音声信号の増幅率をそれぞれ決定する(ステップS5)。具体的には、左側のチャンネルの音声信号の増幅率と右側のチャンネルの音声信号の増幅率とを相互に異なるようにする。
続いて、音量増幅率制御ブロック78は、ステップS4またはステップS5で決定した各増幅率に従って、音量増幅ブロック75A、75Bを制御する(ステップS6)。この結果、左スピーカ115Aおよび右スピーカ115Bから出力される音声の音像位置が定まる。つまり、音声が発表者の声であるときには、その音声は聴き手の正面から聞こえてくる。一方、音声が発表者でない単なる参加者の声であるときには、その音声は聴き手の右側または左側から聞こえてくる。
このように、遠隔会議システム100によれば、発表者の声の音像位置と単なる参加者の声の音像位置とが異なるように自動的に設定することができる。したがって、聴き手は、発表者の声を他の参加者の声と明確に識別することができる。これにより、遠隔会議における臨場感を高めることができる。また、遠隔会議システム100によれば、発表者が変更されても、発表者の声が常に聴き手の正面から聞こえてくるように発表者の声の音像位置を自動的に設定することができる。したがって、聴き手はその正面から発表者の声を常に聞くことができ、これによっても、遠隔会議における臨場感を高めることができる。
なお、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う遠隔会議システム、音像位置割当方法および音質設定方法並びにこれらの機能を実現するコンピュータプログラムもまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明の遠隔会議システムの第1実施形態を示すブロック図である。 本発明の遠隔会議システムの実施形態であって、ピアツーピア型のネットワーク構造を採用した例を示すブロック図である。 本発明の遠隔会議システムの第1実施形態における音声入出力装置を示すブロック図である。 音像位置の配分の一例を示す説明図である。 音像位置の割当が記述されたテーブルを示す説明図である。 1個の音声入出力装置に指定音像位置が割り当てられた状態を示す説明図である。 図6に示す音像位置の割当が記述されたテーブルを示す説明図である。 別の1個の音声入出力装置に指定音像位置が割り当てられた状態を示す説明図である。 図8に示す音像位置の割当が記述されたテーブルを示す説明図である。 音像位置の配分の他の例を示す説明図である。 音像位置の配分の他の例を示す説明図である。 音像位置の配分の他の例を示す説明図である。 識別子が付加された音声信号を示す説明図である。 本発明の遠隔会議システムの第1実施形態の変形を示すブロック図である。 本発明の遠隔会議システムの第2実施形態を示すブロック図である。 本発明の遠隔会議システムの第2実施形態における音声入出力装置を示すブロック図である。 本発明の遠隔会議システムの実施例を示す説明図である。 本発明の遠隔会議システムの実施例における通信端末ユニットを示すブロック図である。 通信端末ユニットに設けられた音声入出力部を示すブロック図である。 本発明の遠隔会議システムの実施例におけるサーバを示すブロック図である。 本発明の遠隔会議システムの実施例における増幅率決定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1、2、100 遠隔会議システム
11、12、13、14 音声入出力装置
15 通信路
21 入力送信手段
22 受信出力手段
23 認識手段
24 音像位置割当手段
25 識別子付加手段
26 初期設定手段
27 切換手段
28 識別手段
L0、L10、L20 指定音像位置
L1、L2、L3、L4、L11、L21 非指定音像位置
41 音声信号
42 識別子

Claims (18)

  1. 入力された音声を音声信号に変換して通信路に送り出す入力送信手段と、前記通信路を介して送られてきた音声信号を受け取りこれを少なくとも2チャンネルの音声に変換して出力する受信出力手段とを有する音声入出力装置を3個以上備え、前記音声入出力装置相互間で前記通信路を介して音声の通信を行うことが可能な遠隔会議システムであって、
    前記3個以上の音声入出力装置のうち1個の音声入出力装置が指定されたことを認識する認識手段と、
    前記認識手段により認識された1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に指定音像位置を割り当て、他の各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声には前記指定音像位置と異なる非指定音像位置を割り当てる音像位置割当手段と
    を備えていることを特徴とする遠隔会議システム。
  2. 前記音像位置割当手段は、
    前記各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に前記非指定音像位置を初期設定として割り当てる初期設定手段と、
    前記1個の音声入出力装置の指定が前記認識手段により認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音像位置を前記非指定音像位置から前記指定音像位置に切り換え、当該1個の音声入出力装置の指定解除が前記認識手段により認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音像位置を前記指定音像位置から前記非指定音像位置に戻す切換手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔会議システム。
  3. 前記音像位置は、聴き手の感覚において、前記受信出力手段から出力される音声の方向であり、前記指定音像位置と前記非指定音像位置とでは、前記音声の方向が異なることを特徴とする請求項1に記載の遠隔会議システム。
  4. 前記指定音像位置の前記音声の方向は聴き手の感覚において中央または正面であり、前記非指定音像位置の前記音声の方向は前記聴き手の感覚において左側および右側のいずれか一方に偏っていることを特徴とする請求項3に記載の遠隔会議システム。
  5. 前記音像位置割当手段は、前記受信出力手段から出力される2チャンネルの音声の増幅率を相互に等しくすることにより前記指定音像位置の割当を行い、前記2チャンネルの音声の増幅率を相互に異なるようにすることにより前記非指定音像位置の割当を行うことを特徴とする請求項1に記載の遠隔会議システム。
  6. 前記音像位置割当手段は、前記指定音像位置または前記非指定音像位置を割り当てるべき音声信号が前記3個以上の音声入出力装置のうちのどの音声入出力装置から送り出されたものかを識別する識別手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔会議システム。
  7. 前記入力送信手段は、当該入力送信手段から送り出すべき音声信号が前記3個以上の音声入出力装置のうちのどの音声入出力装置から送り出されたものかを識別するための識別子を当該音声信号に付加する識別子付加手段を備え、
    前記識別手段は、前記指定音像位置または前記非指定音像位置を割り当てるべき音声信号が前記3個以上の音声入出力装置のうちのどの音声入出力装置から送り出されたものかを、前記識別子を参照することによって識別することを特徴とする請求項6に記載の遠隔会議システム。
  8. 前記音像位置割当手段は、前記3個以上の音声入出力装置のそれぞれから送り出される音声信号に対応する音声に、それぞれ異なる2種類以上の非指定音像位置をそれぞれ割り当てることを特徴とする請求項1に記載の遠隔会議システム。
  9. 前記認識手段および前記音像位置割当手段は、前記各音声入出力装置に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔会議システム。
  10. 前記各音声入出力装置を管理する管理装置をさらに備え、
    前記認識手段および前記音像位置割当手段は、前記管理装置に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔会議システム。
  11. 入力された音声を音声信号に変換して通信路に送り出す入力送信手段と、前記通信路を介して送られてきた音声信号を受け取りこれを少なくとも2チャンネルの音声に変換して出力する受信出力手段とを有する音声入出力装置を3個以上備え、前記音声入出力装置相互間で前記通信路を介して音声の通信を行うことが可能な遠隔会議システムにおける音像位置割当方法であって、
    前記3個以上の音声入出力装置のうち1個の音声入出力装置が指定されたことを認識する認識工程と、
    前記認識工程において認識された1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に指定音像位置を割り当て、他の各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声には前記指定音像位置と異なる非指定音像位置を割り当てる音像位置割当工程と
    を備えていることを特徴とする音像位置割当方法。
  12. 前記音像位置割当工程は、
    前記各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に前記非指定音像位置を初期設定として割り当てる初期設定工程と、
    前記1個の音声入出力装置の指定が前記認識工程において認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音像位置を前記非指定音像位置から前記指定音像位置に切り換え、当該1個の音声入出力装置の指定解除が前記認識工程において認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音像位置を前記指定音像位置から前記非指定音像位置に戻す切換工程と
    を備えていることを特徴とする請求項11に記載の音像位置割当方法。
  13. 3個以上のコンピュータを備えたコンピュータシステムを請求項1ないし10のいずれかに記載の遠隔会議システムとして機能させるコンピュータプログラム。
  14. 入力された音声を音声信号に変換して通信路に送り出す入力送信手段と、前記通信路を介して送られてきた音声信号を受け取りこれを音声に変換して出力する受信出力手段とを有する音声入出力装置を3個以上備え、前記音声入出力装置相互間で前記通信路を介して音声の通信を行うことが可能な遠隔会議システムであって、
    前記3個以上の音声入出力装置のうち1個の音声入出力装置が指定されたことを認識する認識手段と、
    前記認識手段により認識された1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に指定音質を設定し、他の各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声には前記指定音質と異なる非指定音質を設定する音質設定手段と
    を備えていることを特徴とする遠隔会議システム。
  15. 前記音質設定手段は、
    前記各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に前記非指定音質を初期設定として設定する初期設定手段と、
    前記1個の音声入出力装置の指定が前記認識手段により認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音質を前記非指定音質から前記指定音質に切り換え、当該1個の音声入出力装置の指定解除が前記認識手段により認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音質を前記指定音質から前記非指定音質に戻す切換手段と
    を備えていることを特徴とする請求項14に記載の遠隔会議システム。
  16. 入力された音声を音声信号に変換して通信路に送り出す入力送信手段と、前記通信路を介して送られてきた音声信号を受け取りこれを音声に変換して出力する受信出力手段とを有する音声入出力装置を3個以上備え、前記音声入出力装置相互間で前記通信路を介して音声の通信を行うことが可能な遠隔会議システムにおける音質設定方法であって、
    前記3個以上の音声入出力装置のうち1個の音声入出力装置が指定されたことを認識する認識工程と、
    前記認識工程において認識された1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に指定音質を設定し、他の各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声には前記指定音質と異なる非指定音質を設定する音質設定工程と
    を備えていることを特徴とする音質設定方法。
  17. 前記音質設定工程は、
    前記各音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声に前記非指定音質を初期設定として設定する初期設定工程と、
    前記1個の音声入出力装置の指定が前記認識工程において認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音質を前記非指定音質から前記指定音質に切り換え、当該1個の音声入出力装置の指定解除が前記認識工程において認識されたときには、当該1個の音声入出力装置から送り出された音声信号に対応する音声の音質を前記指定音質から前記非指定音質に戻す切換工程と
    を備えていることを特徴とする請求項16に記載の音質設定方法。
  18. 3個以上のコンピュータを備えたコンピュータシステムを請求項14または15に記載の遠隔会議システムとして機能させるコンピュータプログラム。
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