JP2002229919A - 会話装置及び会話促進方法 - Google Patents

会話装置及び会話促進方法

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JP2002229919A
JP2002229919A JP2001030635A JP2001030635A JP2002229919A JP 2002229919 A JP2002229919 A JP 2002229919A JP 2001030635 A JP2001030635 A JP 2001030635A JP 2001030635 A JP2001030635 A JP 2001030635A JP 2002229919 A JP2002229919 A JP 2002229919A
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JP2001030635A
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Hideto Kihara
英人 木原
Masahiko Murakami
雅彦 村上
Sumiyo Okada
純代 岡田
Yasuhide Matsumoto
安英 松本
Masahide Noda
政秀 野田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャネル内の会話状況を表示する。 【解決手段】仮想空間内の会話状況を、グラフや図など
を用いて視覚的に表示する。具体的には、会話内のメッ
セージとメッセージが発言された時間とを記録したログ
を作成し、ログに基づいて所定の分析項目を算出する。
分析項目としては、発言回数、発言頻度、参加者数、キ
ーワード回数が挙げられる。表示形態としては、1)縦
軸及び横軸に異なる分析項目をとったグラフ上に算出し
た分析項目の値を表す、2)縦軸に分析項目、横軸に時
間をとったグラフ上に分析項目の値を表す、3)参加チ
ャネルの会話状況を多角形で表し、各分析項目の値に応
じて多角形の大きさや形状、色彩を変化させることによ
り、仮想空間内の会話状況を図形的に表現する、ことが
考えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上の
仮想空間を共有する複数のユーザが会話可能なチャット
システムにおいて、会話を円滑化するための技術に関す
る。
【0002】本発明において、チャットシステムとは、
ネットワーク上のユーザが、ネットワーク上に設営され
た仮想空間を共有し、仮想空間内でメッセージを送受信
することにより会話可能なシステムを言う。チャットシ
ステムの一例として、IRC(Internet Relay Chat、RF
C1459)、ウェブチャット、ニフティのフォーラムなどを
挙げることができる。
【0003】IRCとは、IRCサーバとIRCクライ
アントとがインターネットにより接続されて構成される
チャットシステムである。IRCサーバは、チャネルと
呼ばれる仮想空間をインターネット上に設営し、同一チ
ャネル内のIRCクライアント群にメッセージを配信す
る。IRCクライアントは、IRCサーバを介し、同一
チャネル内の他のIRCクライアントとメッセージを送
受信する。
【0004】
【従来の技術】近年、社会のネットワーク化を背景に、
ネットワーク上のユーザ間でのコミュニケーションを促
進するコミュニケーションツールを、遠隔地にいるユー
ザ同士の共同作業に利用しようとする動きが盛んになっ
てきている。このような共同作業を可能とするツールの
一つにチャットシステムが挙げられる。
【0005】チャットシステムでは、電子メールに比べ
て発言手順が簡単であり、会話形式で発言が行われるた
め発言内容も堅苦しくなく、ユーザにとって手軽に利用
しやすい利点がある。また、IRCなどのチャットシス
テムのようにリアルタイムに発言が表示されるシステム
も提供されている上、複数ユーザでの会話も可能である
ので、1対多の質疑応答などが簡単にでき、活発な発言
が期待できる。さらに、テキストベースで会話が行われ
るので、議事録なども簡単に作成することができる。
【0006】このようなチャットシステムは、多人数で
のテキストベースの会話を同報性をもって行えるシステ
ムとして普及しつつあり、その代表例としてIRCが挙
げられる。IRCでは、複数のIRCクライアントが共
有するチャネル内で発言されるメッセージは、そのチャ
ネルに参加するすべてのIRCクライアントに対して同
報される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】IRCでは、IRCク
ライアントを操作するユーザが複数のチャネルに同時に
参加できる。一人のユーザが参加したチャネル群の中
で、ユーザにとっての重要度や会話の話題は各チャネル
ごとに異なる場合が多い。例えば、参加チャネル群の中
には、自分が興味を持っているチャネルもあれば、参加
しているだけで呼ばれたときだけ会話内容をチェックす
ればいいチャネルもある。また、あるチャネルで呼ばれ
たときや、重要なチャネルで発言があったときは、すぐ
に気づいて会話に参加したいという要求がある。
【0008】しかしながら、数十のチャネルに参加して
いると、ユーザはすべての参加チャネル群の状況を把握
することが困難である。たとえば、どのチャネルにどれ
くらいの人数が参加していてどれくらい活発な会話がな
されているか、を全ての参加チャネルについて把握する
のは難しい。また、全ての参加チャネル群について、す
べての状況を把握している必要は必ずしも無い。このよ
うな場合に、各参加チャネルについて必要な情報のみを
すばやく把握できれば、会話に参加するためのヒントを
ユーザに提供でき、ユーザが会話に参加しやすくする。
【0009】本発明は、会話システムにおいて、ユーザ
が複数の仮想空間に参加している場合でも、各仮想空間
についての必要な情報をわかりやすく表示することで、
各仮想空間の状況をひとめで把握しやすくすることを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本願第1発明は以下の手段を備える会話装置を提供
する。 A:前記会話装置を操作するユーザの指示に従いネット
ワーク上に設営された複数の仮想空間に参加し、メッセ
ージの入力を受け付けて表示し、前記入力されたメッセ
ージを前記参加した仮想空間群のうちの少なくとも1つ
の仮想空間に送出し、前記仮想空間群に参加している他
の会話装置からのメッセージを受信して表示する会話手
段。 B:前記会話手段が送受信するメッセージのログを、前
記会話手段が参加している前記仮想空間毎に記憶する記
憶手段。 C:前記仮想空間毎に記憶されている前記メッセージの
ログを分析する分析手段。 D:前記会話手段が参加している前記仮想空間群の会話
状況を前記ユーザに通知するために、前記ログの分析結
果を前記仮想空間毎に所定の表示形式で表示する表示手
段。
【0011】会話手段としてIRCクライアントを用い
る場合を例に取る。IRCクライアントは、ユーザの指
示に従ってチャネルに参加し、ユーザが入力するメッセ
ージを参加チャネルに送出する。また、同一チャネル内
の他のIRCクライアントから送出されるメッセージを
受信し、表示する。参加チャネル内の会話内容は、記憶
手段により全て記憶され、記憶された会話内容を基に、
発言回数、発言頻度、参加者数、キーワード回数などの
会話状況が分析される。分析された会話状況は、例えば
横軸を“時間”、縦軸を“発言回数”とするグラフ形式
で表示される。
【0012】本願第2発明は、会話装置に用いられ、下
記A〜Gのステップを含む会話促進方法を提供する。 A:前記会話装置を操作するユーザの指示に従いネット
ワーク上に設営された仮想空間に参加するステップ、 B:メッセージの入力を受け付けて表示するステップ、 C:前記入力されたメッセージを前記参加した仮想空間
群のうちの少なくとも1つの仮想空間に送出するステッ
プ、 D:前記仮想空間に参加している他の会話装置からのメ
ッセージを受信して表示するステップ、 E:前記ステップCで送信されるメッセージ及び前記ス
テップDで受信されるメッセージのログを、前記ステッ
プAで参加した仮想空間毎に記憶するステップ、 F:前記ステップEで記憶した前記メッセージのログを
分析するステップ、 G:前記ステップAで参加した前記仮想空間の会話状況
を前記ユーザに通知するために、前記ステップFで得ら
れる前記ログの分析結果を、前記仮想空間毎に所定の表
示形式で表示するステップ。
【0013】本願第3発明は、会話装置に用いられ、下
記A〜G段階を実行する会話促進プログラムを記録し
た、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。 A:前記会話装置を操作するユーザの指示に従いネット
ワーク上に設営された複数の仮想空間に参加する段階、 B:メッセージの入力を受け付けて表示する段階、 C:前記入力されたメッセージを前記参加した仮想空間
群のうちの少なくとも1つの仮想空間に送出する段階、 D:前記仮想空間に参加している他の会話装置からのメ
ッセージを受信して表示する段階、 E:前記C段階で送信されるメッセージ及び前記D段階
で受信されるメッセージのログを、前記A段階で参加し
た仮想空間毎に記憶する段階、 F:前記E段階で記憶した前記メッセージのログを分析
する段階、 G:前記A段階で参加した前記仮想空間群の会話状況を
前記ユーザに通知するために、前記F段階で得られる前
記ログの分析結果を前記仮想空間毎に所定の表示形式で
表示する段階。
【0014】ここで記録媒体としては、コンピュータが
読み書き可能なフロッピー(登録商標)ディスク、ハー
ドディスク、半導体メモリ、CD-ROM、DVD、光磁気デ
ィスク(MO)、その他のものが挙げられる。
【0015】本願第4発明は、コンピュータを機能させ
るための会話促進プログラムを提供する。このプログラ
ムは、 A:前記会話装置を操作するユーザの指示に従いネット
ワーク上に設営された複数の仮想空間に参加する手段、 B:メッセージの入力を受け付けて表示する手段、 C:前記入力されたメッセージを前記参加した仮想空間
群のうちの少なくとも1つの仮想空間に送出する手段、 D:前記仮想空間に参加している他の会話装置からのメ
ッセージを受信して表示する手段、 E:前記C段階で送信されるメッセージ及び前記D段階
で受信されるメッセージのログを、前記A段階で参加し
た仮想空間毎に記憶する手段、 F:前記E段階で記憶した前記メッセージのログを分析
する手段及び G:前記A段階で参加した前記仮想空間群の会話状況を
前記ユーザに通知するために、前記F段階で得られる前
記ログの分析結果を、前記仮想空間毎に所定の表示形式
で表示する手段、としてコンピュータを機能させる。
【0016】本願第5発明は、ネットワーク上に仮想的
に設営された会話空間をネットワークに接続された複数
の利用者端末が共有して相互にメッセージを送受信して
会話を行う会話システムにおいて、会話空間発生事象記
録手段と、会話空間事象集計結果記録手段と、会話空間
状況表示手段と、を有している。
【0017】会話空間発生事象記録手段は、前記会話空
間毎に会話空間の利用者端末の接続数や利用者端末から
のメッセージの送信数等会話空間で発生する事象を記録
する。会話空間事象集計結果記録手段は、所定の時間単
位に前記会話空間発生事象記録手段に記録された会話空
間での事象を事象別に集計して会話空間毎に記録する。
会話空間状況表示手段は、利用者端末からの要求に応じ
て当該利用者が参加している会話空間の会話区間事象集
計結果を取得し、各事象を軸としてグラフを複数作成し
て仮想空間毎あるいは時系列に比較可能に表示する。
【0018】
【発明の実施の形態】<発明の概要>本発明の会話装置
では、仮想空間内の会話状況を、グラフや図などを用い
て視覚的に表示する。具体的には、会話内のメッセージ
とメッセージが発言された時間とを記録したログを作成
し、ログに基づいて所定の分析項目を算出する。分析項
目としては、例えば仮想空間内における発言の総数(以
下、発言回数という)、所定時間あたりの発言回数(以
下、発言頻度という)、仮想空間に参加しているユーザ
の数(以下、参加者数という)、ユーザがキーワードと
して指定している単語が発言された回数(以下、キーワ
ード回数という)が挙げられる。
【0019】縦軸及び横軸に異なる分析項目をとったグ
ラフ上に算出した分析項目の値を表すことにより、各仮
想空間内の会話状況が視覚的に表される。縦軸に発言回
数やユーザ数といった分析項目、横軸に時間をとったグ
ラフ上に分析項目の値を表せば、仮想空間内の会話状況
の時間的変化を視覚的に表すことができる。さらに、参
加チャネルの会話状況を多角形で表し、各分析項目の値
に応じて多角形の大きさや形状、色彩を変化させること
により、仮想空間内の会話状況を図形的に表現しても良
い。例えば、参加者数により大きさを、発言頻度により
多角形の形状を、キーワード回数により色彩を変えるこ
とが挙げられる。
【0020】<第1実施形態例>次に、IRCクライア
ントを利用して本発明の会話装置を実現する場合を例に
取り、説明する。
【0021】[構成]図1は、第1実施形態例に係る会
話装置の機能を示すブロック図である。IRCクライア
ント1は、IRCサーバ2とインターネット3を介して
接続されている。IRCクライアント1は、会話モジュ
ール11、状況DB12、状況表示モジュール13を備
えている。
【0022】会話モジュール11は、チャネルを共有す
るIRCクライアント間で会話を可能にさせるための会
話機能を備えている。具体的には、会話モジュール11
は、IRCサーバ2が提供するチャネルに、ユーザの指
示により参加する。会話モジュール11は、複数のチャ
ネルに参加可能である。以後、IRCクライアントが参
加している1または複数のチャネルをまとめて参加チャ
ネルという。また、会話モジュール11は、IRCクラ
イアントを操作するユーザからメッセージの入力を受け
付け、入力されたメッセージをディスプレイ(図示せ
ず)に表示し、さらに参加チャネルに送出する。逆に、
会話モジュール11は、チャネルを共有する他のIRC
クライアントからのメッセージを受信し、受信したメッ
セージを前記ディスプレイに表示する。会話モジュール
11は、このような会話機能に加え、送受信するメッセ
ージを状況DB12に保存する。また、会話モジュール
11は、ユーザからキーワードの指定を受け付ける。キ
ーワードとしては、全てのユーザの指定を表す「al
l」、ユーザ自身のニックネームなどが指定されること
が一般的である。なお、ニックネームとは、IRCでユ
ーザを一義的に特定するための識別子である。
【0023】図2は、状況DBに蓄積されるメッセージ
のログの一例である。ログはチャネル毎に作成され、各
ログには、時刻、チャネル名、発言者のニックネーム及
びメッセージが共に保存される。またこのログには、メ
ッセージだけでなく、ユーザのチャネルへの参加やチャ
ネルからの離脱も合わせて書き込まれる。例えば、ユー
ザ「Boyoyon8」がチャネル「#ch3」に参加した場合、
「Boyoyon8 has joinedchannel #ch3」がログに書き込
まれる。
【0024】状況表示モジュール13は、各参加チャネ
ル毎の状況テーブルを状況DB12に作成し、前記ログ
を所定の分析項目に基づいて分析した分析結果を、状況
テーブルに記録する。さらに、状況表示モジュール13
は、状況テーブルに基づいて、例えば横軸に時刻、縦軸
に発言回数を取ったグラフ上に、各チャネルの1時間ご
との発言回数の変化を表示する。
【0025】図3は、状況テーブルに蓄積される情報の
概念説明図である。状況テーブルは、メッセージのログ
に基づいて、所定の分析項目を1時間毎に算出した結果
を示している。この例では、分析項目として、「発言回
数」、「発言頻度(回/時間)」、「参加者数」及び
「キーワード回数」を用いている。
【0026】「発言回数」には、そのチャネルでの1日
の始まりからのメッセージの発言総数が書き込まれる。
「発言頻度」には、過去1時間にチャネル内で発言され
たメッセージ数が書き込まれる。「参加者数」には、毎
時00分の時点でのチャネル内のユーザ数が記述され
る。「キーワード回数」には、ユーザが指定しているキ
ーワードが過去1時間以内にそのチャネル内で発言され
た回数が記述される。
【0027】[処理の流れ]次に、前記IRCクライア
ント1が行う処理の流れについて説明する。 (1)状況DB更新処理 図4は、IRCクライアント1が行う状況DB更新処理
の流れを示すフローチャートである。この処理は、IR
Cクライアントの起動と同時に開始される。
【0028】ステップS1、ステップS2:状況表示モ
ジュール13は、所定時間間隔で各分析項目の値を確定
する。本例では、1時間間隔で各分析項目の値を確定す
る。すなわち状況表示モジュール13は、毎時00分が
経過する毎に過去1時間のログから各分析項目の値を確
定し、状況テーブルに新たなエントリーを作成する。例
えば、9時00分を経過すると、8時から9時までの間
の分析結果を示す「9時」のエントリーの各値を確定
し、新たに「10時」のエントリーを作成する(図3参
照)。
【0029】ステップS3:会話モジュール11は、所
定のイベントの発生を待機し、イベントの発生によりス
テップS4に移行する。所定のイベントとは、例えばメ
ッセージの入力や受信、IRCクライアント1が参加し
ているチャネルへの新たなユーザの参加やユーザの離脱
である。
【0030】ステップS4:会話モジュール11は、前
記イベントがどの参加チャネルで発生したかを特定す
る。 ステップS5:会話モジュール11は、状況DB12の
メッセージのログに、新しく発生したイベントを書き込
み、ログを更新する。例えば、新たにメッセージを受信
した場合、メッセージが発言された時刻、発言者のニッ
クネーム、チャネル名及びメッセージを、ログに書き込
む。なお、通常、時刻やニックネーム、チャネル名は、
メッセージとともにサーバ2からIRCクライアント1
に送信される。
【0031】ステップS6:状況表示モジュール13
は、更新されたログに基づいて状況テーブルを更新す
る。具体的には、イベントが発生した参加チャネルの最
新のエントリーについて、状況テーブルの発言回数、発
言頻度、キーワード回数を更新する。なお、キーワード
回数を更新するか否かは、ユーザが指定しているキーワ
ードがメッセージに含まれているか否かにより判断す
る。
【0032】(2)表示処理 図5は、状況表示モジュール13が行う表示処理の流れ
を示すフローチャートである。状況表示モジュール13
は、IRCクライアントの起動とともに会話状況表示ボ
タン(図示せず)をディスプレイに表示し、そのボタン
がユーザにより押されると以下の処理を開始する。
【0033】ステップS11:状況表示モジュール13
は、状況DB12を参照し、いずれかの参加チャネルに
ついて状況テーブルを読み込む。読み込み対象は、デフ
ォルトまたはユーザの指示により指定されている分析項
目である。
【0034】ステップS12:状況表示モジュール13
は、デフォルトのグラフ形式により状況テーブルの内容
を会話状況として表示する。例えば、デフォルトのグラ
フ形式として、横軸に時間を、縦軸に発言回数を取り、
発言回数の時間的変化を表示することが挙げられる(後
述する図6参照)。このグラフには、IRCクライアン
ト1が参加している全ての参加チャネルの会話状況を表
示してもよいし、参加チャネル数が所定の数を越えてい
る場合には参加チャネルの一部について表示するように
しても良い。また、グラフ線上でダブルクリックされる
ことにより、そのグラフが表すチャネルのその時点での
メッセージを、ログから読み出して表示可能である。さ
らに、キーワードが発言されている時点を、グラフ線上
に表示することもできる。
【0035】ステップS13:状況表示モジュール13
は、参加チャネルの全てについて、会話状況を表示した
か否かを判断する。“Yes”と判断すると、ステップ
S14に移行する。“No”と判断すると、ステップS
11に戻り、未表示の参加チャネルについて会話状況を
表示する処理を繰り返す。
【0036】ステップS14:状況表示モジュール13
は、ユーザにより表示形式の変更を指示されたか否かを
判断する。例えば、状況表示モジュール13は、グラフ
の縦軸及び横軸の選択ボタンをグラフとともに表示さ
せ、縦軸及び横軸に表示する分析項目を選択可能にして
おく(後述する図6及び図7参照)。縦軸や横軸の変更
を指示された場合には、ステップS15に移行する。い
ずれの変更も指示されない場合、後述するステップS1
8に移行する。
【0037】ステップS15:状況表示モジュール13
は、指示された分析項目を表示するために、再び状況D
Bの状況テーブルを参照する。例えば、縦軸を発言回数
から発言頻度に変更するよう指示された場合、いずれか
の参加チャネルの状況テーブルから発言頻度を読み出
す。なお、前記ステップS11で状況テーブルの全ての
分析項目を読み出す場合には、本ステップを省略するこ
とができる。
【0038】ステップS16:状況表示モジュール13
は、全ての参加チャネルについて、指定された分析項目
を読み出したか否かを判断する。“Yes”と判断する
と、ステップS17に移行する。“No”と判断する
と、全ての参加チャネルについて指定項目を読み出すた
めに、ステップS15に戻る。
【0039】ステップS17:状況表示モジュール13
は、指示された表示形式により会話状況の表示を更新す
る。これにより、例えば横軸に時間を、縦軸に発言頻度
をとったグラフが表示される。
【0040】ステップS18:状況表示モジュール13
は、状況DB12が更新されたか否かを判断する。なぜ
ならば、状況テーブル及びログの更新は、イベントが発
生次第、この表示処理とは独立に随時行われるからであ
る。状況DB12が更新されていた場合、再びステップ
S11に戻り、更新された内容に基づいて会話状況の表
示を行う。状況DB12が更新されていない場合、ステ
ップS19に移行する。
【0041】ステップS19:状況表示モジュール13
は、ユーザにより会話状況の表示の消去を指示されたか
否かを判断する。この判断は、前記会話状況表示ボタン
が再び押されたかどうかなどにより行うとよい。“Ye
s”と判断すると、会話状況を表示したグラフを消去
し、処理を終了する。“No”と判断とすると、前記ス
テップS11に戻り、前述の処理を繰り返す。
【0042】すなわち、表示処理では、ユーザの指示に
より参加チャネルの会話状況の変化を表すグラフを表示
または消去する。会話状況を表すグラフは、ユーザの指
示により表示形式を変更することができ、また会話状況
の変化により更新される。この例では、各分析項目の変
化を1時間ごとに表示するようにしているが、時間間隔
はニーズに応じて設定変更することができる。
【0043】[画面例]図6は、会話状況の表示例であ
る。この例では、横軸に時間、縦軸に参加者数、発言頻
度またはキーワード回数をとって会話状況を表すことが
できる。ユーザは、縦軸として、参加者数、発言頻度、
キーワード回数のいずれかを選択可能である。図6で
は、参加者数の時間的な変化が表示されており、キーワ
ードが発言された時点には下向き黒三角が示されてい
る。グラフ線上でダブルクリックすることにより、その
時点でのチャネル内のメッセージが吹き出しで表示され
ている。この例では、1つの分析項目について、IRC
クライアント1が参加する全ての参加チャネルを表示し
ているが、ある参加チャネルについて複数の分析項目を
表示することも考えられる。
【0044】図7は、会話状況の別の表示例である。こ
の例では、横軸及び縦軸のそれぞれに分析項目を指定す
ることができるようになっている。各参加チャネルは、
異なる図形で表示され、図形が表す会話状況が過去に遡
るほど色彩が薄くなるように表示されており、分析項目
の時間的変化を表すことができる。例えば、この例で
は、チャネル“#ch1”では発言頻度は低いものの参加者
数が次第に増加してきていること、チャネル“#ch2”で
は参加者数及び会話の頻度がともに高いこと、チャネル
“#ch3”では参加者数は低いものの会話の頻度は比較的
高いことが表されている。
【0045】<第2実施形態例>図8は、本発明をIR
Cクライアントに適用した第2実施形態例に係る会話装
置である。本実施形態例では、ある時点における参加チ
ャネルの会話状況を、一目で把握可能な形態で表示す
る。以下の説明では、1つのチャネルの会話状況を多角
形で表現する場合を例に取る(後述する図11及び図1
2参照)。
【0046】IRCクライアント101は、会話モジュ
ール11、状況DB12、状況表示モジュール13及び
関連付DB14を有している。第1実施形態例と同じ符
合で表した要素については、前述と同様の機能を有して
いる。すなわち、IRCクライアント101は、第1実
施形態例のIRCクライアント1に関連付DB14を付
加した機能構成を有している。状況表示モジュール13
は、例えば1分間隔でログを分析してその結果を状況テ
ーブルに書き込み、関連付DB14に蓄積された表示ル
ールに従って分析結果を表示する。これにより、ユーザ
が会話状況の表示を指示した時点での会話状況が、視覚
的に容易に認識可能な形態で表示される。
【0047】図9は、関連付DB14に蓄積される情報
の説明図である。関連付DB14には、表示ルール、す
なわち分析項目をその値に応じてどのように表示するか
が記憶されている。具体的には、関連付DB14には、
表示属性と分析項目のレベルとが記憶されている。表示
属性は、メッセージのログの分析から得られる各分析項
目のレベルを表す。この例では、チャネルへの参加者数
が多ければ多いほど多角形が大きくなる。チャネルでの
発言頻度が高ければ高いほど、多角形の角数が増す。さ
らに、チャネル内でのキーワード回数が多ければ多いほ
ど、多角形の色彩が変化する。
【0048】[処理の流れ]状況DB12のログ及び状
況テーブルの更新処理は、前記第1実施形態例と同様に
行われる。ただし、本実施形態例における表示形態は、
参加チャネル群のある時点での会話状況を相対的に表す
のに好適であるので、状況テーブルは比較的短時間、例
えば1分単位で更新することが好ましい。
【0049】図10は、本実施形態例における会話状況
の表示処理の流れを示すフローチャートである。あらか
じめ準備したボタンをユーザが押すことにより、以下の
処理が開始される。
【0050】ステップS21:状況表示モジュール13
は、状況DB12を参照し、いずれかの参加チャネルの
状況テーブルから、最も新しいエントリーに書き込まれ
た分析結果を読み出す。
【0051】ステップS22:状況表示モジュール13
は、関連付DB14の内容を読み出し、ステップS21
で読み出した分析結果を表示する表示属性を決定する。 ステップS23:状況表示モジュール13は、決定した
表示属性に従って、ステップS21で読み出した分析結
果を表す多角形を表示する(後述する図11及び図12
参照)。
【0052】ステップS24:状況表示モジュール13
は、全ての参加チャネルの会話状況を表示したか否かを
判断し、“Yes”と判断するとステップS25に移行
する。“No”と判断すると、ステップS21に戻り、
まだ表示していないいずれかの参加チャネルについてス
テップS21〜S23の処理を繰り返す。
【0053】ステップS25:状況表示モジュール13
は、状況DB12が更新されたか否かを判断する。“Y
es”と判断すると、前記ステップS21に戻り、交信
された内容に基づいて会話状況の表示を更新する。“N
o”と判断すると、ステップS26に移行する。
【0054】ステップS26:状況表示モジュール13
は、ユーザにより会話状況の表示の消去を指示されたか
否かを判断する。“Yes”と判断すると会話状況の表
示を消去して処理を終了する。“No”と判断すると、
再び前記ステップS25に戻り、状況DB12の更新に
応じて表示を更新する処理を繰り返す。
【0055】この例では、全ての参加チャネルの会話状
況をともに表示する場合を説明したが、参加チャネル数
が一定数を超えた場合やユーザにより指示された場合に
は、一部の参加チャネルだけを表示するようにしても良
い。
【0056】以上の処理により、参加チャネル群の最新
の会話状況及びその違いが、多角形の大きさ、形状、色
彩の違いなどにより相対的に表されるので、ユーザは一
見するだけで各参加チャネルのおおよその会話状況を把
握することができる。
【0057】[画面例]図11は、第2実施形態例にお
ける会話状況の表示例である。例えば、チャネル「#ch
1」は、中位の大きさの白い三角形で表されている。従
って、チャネル「#ch1」の参加者数は中程度であり、発
言頻度は0、キーワードの発言はないことが一見して把
握できる。チャネル「#ch2」は、チャネル「#ch1」と同
じくらいの大きさのグレーの五角形である。つまり、チ
ャネル「#ch1」よりも発言頻度が高く、しかもキーワー
ドが発言されていることが見て取れる。
【0058】図12は、本実施形態例における会話状況
の別の表示例である。この例では、チャネル「#ch4」
は、チャネル「#ch1」に比して小さい黒い星形で表示さ
れている。これは、チャネル「#ch4」では、チャネル
「#ch1」に比して参加者数は少ないものの、発言頻度が
高く、チャネル「#ch1」や「#ch2」、「#ch3」よりもキ
ーワード回数が多いことを示している。
【0059】<その他の実施形態例> (A)前記第1実施形態例と第2実施形態例とを組み合
わせた表示形態も可能である。例えば、前記図6の横軸
に時間を取ったグラフ上で、いずれかの時刻を選択して
多角形による表示形式を選択可能にする。すると、過去
の時刻の会話状況が多角形により表示される。
【0060】(B)前述した本発明の方法を実行するプ
ログラムを記録した記録媒体は、本発明に含まれる。こ
こで記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能な
フロッピーディスク、ハードディスク、半導体メモリ、
CD-ROM、DVD、光磁気ディスク(MO)、その他のも
のが挙げられる。 <付記> (付記1)会話装置であって、前記会話装置を操作する
ユーザの指示に従いネットワーク上に設営された複数の
仮想空間に参加し、メッセージの入力を受け付けて表示
し、前記入力されたメッセージを前記参加した仮想空間
群のうちの少なくとも1つの仮想空間に送出し、前記仮
想空間に参加している他の会話装置からのメッセージを
受信して表示する、会話手段と、前記会話手段が送受信
するメッセージのログを、前記会話手段が参加している
前記仮想空間毎に記憶する記憶手段と、前記仮想空間毎
に記憶されている前記メッセージのログを分析する分析
手段と、前記会話手段が参加している前記仮想空間群の
会話状況を前記ユーザに通知するために、前記ログの分
析結果を前記仮想空間毎に所定の表示形式で表示する表
示手段と、を備える会話装置。
【0061】(付記2)前記表示手段は、前記表示形式
の変更の指示を受け付け、指示された表示形式に従って
前記ログの分析結果を表示する、付記1に記載の会話装
置。
【0062】例えば、横軸を“参加者数”、縦軸を“発
言回数”とするグラフ形式から、各チャンネルを多角形
で表す表示形式への変更を受け付ける。この表示形式で
は、例えば“参加者数”が多角形の大きさで、“発言回
数”が多角形の形状で表される。
【0063】(付記3)前記分析手段は、前記メッセー
ジのログの分析を、所定の分析項目に基づいて行い、前
記表示手段は、前記分析項目の指定を受け付け、指定さ
れた分析項目の分析結果を表示する、付記1に記載の会
話装置。
【0064】例えば、横軸を時間、縦軸を発言回数とす
るグラフ形式から、縦軸を“参加者数”とするグラフ形
式への変更を受け付ける。 (付記4)前記表示手段は、前記ログの分析結果に基づ
いて、前記会話状況の時間的変化を表示する、付記1に
記載の会話装置。
【0065】例えば、表示手段は、横軸を時間、縦軸を
発言回数とするグラフにより、発言回数の時間的変化を
表示する。 (付記5)前記表示手段は、前記ログの分析結果に基づ
いて、所定の時点での前記仮想空間群の会話状況の違い
を相対的に表示する、付記1に記載の会話装置。
【0066】例えば、表示手段は、各仮想空間の会話状
況を、多角形の大きさ、形状、色彩などの変化により表
す。 (付記6)会話装置に用いられる会話促進方法であっ
て、 A:前記会話装置を操作するユーザの指示に従いネット
ワーク上に設営された複数の仮想空間に参加するステッ
プと、 B:メッセージの入力を受け付けて表示するステップ
と、 C:前記入力されたメッセージを前記参加した仮想空間
群のうちの少なくとも1つの仮想空間に送出するステッ
プと、 D:前記仮想空間に参加している他の会話装置からのメ
ッセージを受信して表示するステップと、 E:前記ステップCで送信されるメッセージ及び前記ス
テップDで受信されるメッセージのログを、前記ステッ
プAで参加した仮想空間毎に記憶するステップと、 F:前記ステップEで記憶した前記メッセージのログを
分析するステップと、 G:前記ステップAで参加した前記仮想空間群の会話状
況を前記ユーザに通知するために、前記ステップFで得
られる前記ログの分析結果を、前記仮想空間毎に所定の
表示形式で表示するステップと、を含む会話促進方法。
【0067】(付記7)会話装置に用いられる会話促進
プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記
録媒体であって、 A:前記会話装置を操作するユーザの指示に従いネット
ワーク上に設営された複数の仮想空間に参加する段階
と、 B:メッセージの入力を受け付けて表示する段階と、 C:前記入力されたメッセージを前記参加した仮想空間
群のうちの少なくとも1つの仮想空間に送出する段階
と、 D:前記仮想空間に参加している他の会話装置からのメ
ッセージを受信して表示する段階と、 E:前記C段階で送信されるメッセージ及び前記D段階
で受信されるメッセージのログを、前記A段階で参加し
た仮想空間毎に記憶する段階と、 F:前記E段階で記憶した前記メッセージのログを分析
する段階と、 G:前記A段階で参加した前記仮想空間群の会話状況を
前記ユーザに通知するために、前記F段階で得られる前
記ログの分析結果を、前記仮想空間毎に所定の表示形式
で表示する段階と、を実行するための会話促進プログラ
ムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0068】(付記8)コンピュータを機能させるため
の会話促進プログラムであって、 A:前記会話装置を操作するユーザの指示に従いネット
ワーク上に設営された複数の仮想空間に参加する手段、 B:メッセージの入力を受け付けて表示する手段、 C:前記入力されたメッセージを前記参加した仮想空間
群のうちの少なくとも1つの仮想空間に送出する手段、 D:前記仮想空間に参加している他の会話装置からのメ
ッセージを受信して表示する手段、 E:前記C段階で送信されるメッセージ及び前記D段階
で受信されるメッセージのログを、前記A段階で参加し
た仮想空間毎に記憶する手段、 F:前記E段階で記憶した前記メッセージのログを分析
する手段及び G:前記A段階で参加した前記仮想空間群の会話状況を
前記ユーザに通知するために、前記F段階で得られる前
記ログの分析結果を、前記仮想空間毎に所定の表示形式
で表示する手段、としてコンピュータを機能させるため
の会話促進プログラム。
【0069】(付記9)ネットワーク上に仮想的に設営
された会話空間をネットワークに接続された複数の利用
者端末が共有して相互にメッセージを送受信して会話を
行う会話システムにおいて、前記会話空間毎に会話空間
の利用者端末の接続数や利用者端末からのメッセージの
送信数等会話空間で発生する事象を記録する会話空間発
生事象記録手段と、所定の時間単位に前記会話空間発生
事象記録手段に記録された会話空間での事象を事象別に
集計して会話空間毎に記録する会話空間事象集計結果記
録手段と、利用者端末からの要求に応じて当該利用者が
参加している会話空間の会話区間事象集計結果を取得し
て、各事象を軸としてグラフを複数作成して仮想空間毎
あるいは時系列に比較可能に表示する会話空間状況表示
手段と、を有することを特徴とする会話システム。
【0070】
【発明の効果】本発明を利用すると、ユーザは、参加し
ている仮想空間での会話状況を一見して把握できるの
で、仮想空間の重要性を判断しやすくなる。仮想空間を
利用したコミュニケーションのためのユーザ環境の利便
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例に係る会話装置の機能ブロック
図。
【図2】メッセージのログの一例を示す説明図。
【図3】状況テーブルに蓄積される情報の概念説明図。
【図4】状況DB更新処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図5】第1実施形態例に係る表示処理の流れを示すフ
ローチャート。
【図6】会話状況の表示例(1)。
【図7】会話状況の表示例(2)。
【図8】第2実施形態例に係る会話装置の機能ブロック
図。
【図9】関連付DBに蓄積される情報の概念説明図。
【図10】第2実施形態例に係る表示処理の流れを示す
フローチャート。
【図11】会話状況の表示例(3)。
【図12】会話状況の表示例(4)。
【符号の説明】
1,101;IRCクライアント 2;IRCサーバ 3;インターネット 11;会話モジュール 12;状況DB 13;状況表示モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 純代 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 松本 安英 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 野田 政秀 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】会話装置であって、 前記会話装置を操作するユーザの指示に従いネットワー
    ク上に設営された複数の仮想空間に参加し、メッセージ
    の入力を受け付けて表示し、前記入力されたメッセージ
    を前記参加した仮想空間群のうちの少なくとも1つの仮
    想空間に送出し、前記仮想空間に参加している他の会話
    装置からのメッセージを受信して表示する、会話手段
    と、 前記会話手段が送受信するメッセージのログを、前記会
    話手段が参加している前記仮想空間毎に記憶する記憶手
    段と、 前記仮想空間毎に記憶されている前記メッセージのログ
    を分析する分析手段と、 前記会話手段が参加している前記仮想空間群の会話状況
    を前記ユーザに通知するために、前記ログの分析結果を
    前記仮想空間毎に所定の表示形式で表示する表示手段
    と、 を備える会話装置。
  2. 【請求項2】会話装置に用いられる会話促進方法であっ
    て、 A:前記会話装置を操作するユーザの指示に従いネット
    ワーク上に設営された複数の仮想空間に参加するステッ
    プと、 B:メッセージの入力を受け付けて表示するステップ
    と、 C:前記入力されたメッセージを前記参加した仮想空間
    群のうちの少なくとも1つの仮想空間に送出するステッ
    プと、 D:前記仮想空間に参加している他の会話装置からのメ
    ッセージを受信して表示するステップと、 E:前記ステップCで送信されるメッセージ及び前記ス
    テップDで受信されるメッセージのログを、前記ステッ
    プAで参加した仮想空間毎に記憶するステップと、 F:前記ステップEで記憶した前記メッセージのログを
    分析するステップと、 G:前記ステップAで参加した前記仮想空間群の会話状
    況を前記ユーザに通知するために、前記ステップFで得
    られる前記ログの分析結果を、前記仮想空間毎に所定の
    表示形式で表示するステップと、を含む会話促進方法。
  3. 【請求項3】会話装置に用いられる会話促進プログラム
    を記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
    って、 A:前記会話装置を操作するユーザの指示に従いネット
    ワーク上に設営された複数の仮想空間に参加する段階
    と、 B:メッセージの入力を受け付けて表示する段階と、 C:前記入力されたメッセージを前記参加した仮想空間
    群のうちの少なくとも1つの仮想空間に送出する段階
    と、 D:前記仮想空間に参加している他の会話装置からのメ
    ッセージを受信して表示する段階と、 E:前記C段階で送信されるメッセージ及び前記D段階
    で受信されるメッセージのログを、前記A段階で参加し
    た仮想空間毎に記憶する段階と、 F:前記E段階で記憶した前記メッセージのログを分析
    する段階と、 G:前記A段階で参加した前記仮想空間群の会話状況を
    前記ユーザに通知するために、前記F段階で得られる前
    記ログの分析結果を、前記仮想空間毎に所定の表示形式
    で表示する段階と、 を実行するための会話促進プログラムを記録した、コン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】コンピュータを機能させるための会話促進
    プログラムであって、 A:前記会話装置を操作するユーザの指示に従いネット
    ワーク上に設営された複数の仮想空間に参加する手段、 B:メッセージの入力を受け付けて表示する手段、 C:前記入力されたメッセージを前記参加した仮想空間
    群のうちの少なくとも1つの仮想空間に送出する手段、 D:前記仮想空間に参加している他の会話装置からのメ
    ッセージを受信して表示する手段、 E:前記C段階で送信されるメッセージ及び前記D段階
    で受信されるメッセージのログを、前記A段階で参加し
    た仮想空間毎に記憶する手段、 F:前記E段階で記憶した前記メッセージのログを分析
    する手段及び G:前記A段階で参加した前記仮想空間群の会話状況を
    前記ユーザに通知するために、前記F段階で得られる前
    記ログの分析結果を、前記仮想空間毎に所定の表示形式
    で表示する手段、 としてコンピュータを機能させるための会話促進プログ
    ラム。
  5. 【請求項5】ネットワーク上に仮想的に設営された会話
    空間をネットワークに接続された複数の利用者端末が共
    有して相互にメッセージを送受信して会話を行う会話シ
    ステムにおいて、 前記会話空間毎に会話空間の利用者端末の接続数や利用
    者端末からのメッセージの送信数等会話空間で発生する
    事象を記録する会話空間発生事象記録手段と、 所定の時間単位に前記会話空間発生事象記録手段に記録
    された会話空間での事象を事象別に集計して会話空間毎
    に記録する会話空間事象集計結果記録手段と、 利用者端末からの要求に応じて当該利用者が参加してい
    る会話空間の会話区間事象集計結果を取得し、各事象を
    軸としてグラフを複数作成して仮想空間毎あるいは時系
    列に比較可能に表示する会話空間状況表示手段と、 を有することを特徴とする会話システム。
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