JP2002111662A - 電子会議システム - Google Patents

電子会議システム

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JP2002111662A
JP2002111662A JP2000293894A JP2000293894A JP2002111662A JP 2002111662 A JP2002111662 A JP 2002111662A JP 2000293894 A JP2000293894 A JP 2000293894A JP 2000293894 A JP2000293894 A JP 2000293894A JP 2002111662 A JP2002111662 A JP 2002111662A
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JP2000293894A
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Junichi Narabe
淳一 奈良部
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対面会議の実体にいっそう近接した電子会議
システムを提供する。 【解決手段】 議事進行部4,記録部5,発言部6は、
会議参加者に対して、それぞれ議事進行制御,議事の記
録制御,発言制御の各機能を提供する。表示部8は、参
加者の属性の表示を含め会議全体のステータスをスクリ
ーンに表示する。属性は、参加者が会議における役割
と、参加者の会議中における状態とから成り、会議中に
変更可能である。属性管理部2は、参加者ごとの属性,
役割ごとの機能および参加者の状態を保持し、操作制御
部3および表示部8を連動させて、議事進行部4,記録
部5,発言部6および属性操作部7の操作に関する管理
を行う。操作制御部3は、属性管理部2が保持する属性
に基づき議事進行部4,記録部5,発言部6および属性
操作部7を制御する。属性操作部7は、属性管理部2が
保持する属性に関する変更等の操作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子会議システム、
特に、通信回線を介して相互に接続された端末装置を使
用した電子会議において会議参加者の属性に留意しなが
ら電子会議を制御するための電子会議システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】先ず、電子会議システムの一般的なハー
ドウェア構成を図11に示す。図11において、5つの
端末100〜500がネットワーク700を介して接続
され、サーバ600がこの電子会議システム全体の運営
を制御する。端末100〜500は、会議参加者(以下
「参加者」という)一人一人に割り当てられ、各参加者
は自己の端末を操作しながら会議に加わる。このような
電子的会議においても、一室に参加者全員が集合しての
対面会議と遜色の無い運営が望まれる。例えば、配布資
料に基づいて討論する会議では、参加者全員が同一資料
の同一個所を参照しながら議論を進める必要がある。
【0003】この種の従来技術の例が特開平9−200
350号公報に記載されている(従来技術1)。この電
子会議システムでは、会議メンバの各々を参加者オブジ
ェクト、会議で使用される資料の各々を資料オブジェク
トとして画面表示できる。そして、端末で表示画面上の
オブジェクトに対するドラッグ・アンド・ドロップ操作
を受付けたとき、そのドラッグ・アンド・ドロップ操作
に応じて行った処理の結果を全ての端末の表示画面上に
表示する。電子会議に先立ち、会議メンバの立場に応じ
た操作権限の属性を各会議メンバの端末に設定する。会
議中は、端末でのドラッグ・アンド・ドロップ操作を上
記属性にしたがって受付ける。具体的には、司会者の端
末のスクリーン上に、他の会議メンバに対する発言権の
付与を制御するための制空ウインドウを設け、全ての端
末のスクリーン上にメンバの発言状態を表す会議メンバ
状態アイコンを常に表示するようにしてもよい。
【0004】図12は、電子会議システムにおける発言
権の制御に関する一般的な構成(従来技術2)を、本発明
と容易に対比できるようにブロック図で示したものであ
る。従来技術1のブロック図は明示されていないが、ほ
ぼ図12のような構成になると思われる。図12におい
て、参加者管理部10および発言制御部30は、例えば
図11のサーバ600に存在し、発言部60および表示
部80は端末100〜500に存在する。発言部60
は、参加者がマイクまたはキーボードを操作して音声ま
たはデータ入力により発言するのを制御する部分であ
る。発言制御部30は、参加者から発言要求があったと
きに、発言権の有無や他の参加者の発言状態によって発
言の許否を決定し、発言できる状態であれば発言部60
を利用して発言を行わせる。表示部80は、発言中の参
加者の表示を含め会議全体のステータスをスクリーン上
に表示する。発言管理部20は発言制御部30および表
示部80を連動させて発言に関する管理を行う。参加者
管理部10は参加者についての管理を行うが、図12で
は特にその内の発言管理部20を明示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電子会
議システムは、参加者の立場に応じた操作権限に関する
属性の設定によって、互いに離れた場所にいる多数の参
加者による会議をより自然な臨場感で円滑に進行および
再現することを図ったものである。しかしながら、属性
として考えられる参加者の役割および状態については、
発言という側面に関してしか考慮されていないため、対
面会議と比べると臨場感という点で実状からは遊離する
ことを否めないという第1の問題点がある。すなわち、
参加者の状態として発言中か否かは重要な要素ではある
が、現実の対面会議においては、その他に、思考中か、
会議中断中か等をも見ながら会議が進行するのもであ
る。
【0006】また、参加者の立場に応じた操作権限に関
する属性の設定はされるものの、固定的であって、会議
中に変更されることがないため、現実に実務上起こり得
る対面会議を電子的に実現し切れないという第2の問題
点がある。例えば、司会者が会議の途中で急用のため交
替を余儀なくされるとか、会議の途中からの参加者を認
めるとか、それまでは社外者を会議に加えていたのを会
議の途中で社外者は退席し、その後は社内者のみで会議
をするというようなことは、実務上よくあることであ
る。
【0007】したがって、本発明の第1の目的は、旧来
の対面会議の実体にいっそう近接させた電子会議システ
ムを提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、旧来の対面
会議で起こり得る会議形態の変化に対応し得る電子会議
システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の電子会議
システムは、会議の参加者に割り当てられた端末装置を
通信ネットワークを介して相互に接続した電子会議シス
テムにおいて、参加者がこの会議においてどういうこと
ができるかを表現した参加者それぞれの役割を保持して
端末装置に表示しておき、参加者から端末装置を使用し
て会議行動の要求があると、その参加者の役割に応じ
て、要求のあった会議行動の許否を判定することを特徴
とする。
【0010】第2の本発明の電子会議システムは、会議
の参加者に割り当てられた端末装置を通信ネットワーク
を介して相互に接続した電子会議システムにおいて、参
加者がこの会議において現在どういうことをしているか
を表現した参加者それぞれの状態を保持して端末装置に
表示しておき、参加者は参加者の状態を見ながら会議行
動をとることを特徴とする。
【0011】より詳しくは、本発明の電子会議システム
は、会議の参加者に割り当てられた端末装置(図11の
100〜500)を通信ネットワーク(図11の700)
を介して相互に接続した電子会議システムにおいて、こ
の電子会議システムを制御するサーバ(図11の600)
上に、属性管理部(図1の2)および属性操作部(図1
の7)を含む参加者管理部(図1の1)と操作制御部
(図1の3)が設けらる。各端末装置には、操作制御部
によって議事進行役の権限があると判断された参加者に
対して会議の進行制御機能を提供する議事進行部(図1
の4)と、操作制御部によって記録役の権限があると判
断された参加者に対して会議の記録機能を提供し、また
議事録をとる機能を提供する記録部(図1の5)と、操
作制御部から発言者の権限を与えられたら、発言要求を
してきた参加者が会議での発言を行い、また発言内容を
他の参加者に伝える機能を提供する発言部(図1の6)
と、参加者の属性の表示を含め会議全体のステータスを
スクリーン上に表示する表示部(図1の8)とが設けら
れる。属性管理部は、役割および状態から成る属性を参
加者ごとに保持する参加者属性テーブル(図2に例示),
役割ごとの機能を記述した制御テーブル(図8に例示)お
よび状態ごとの制約事項を記述した状態テーブル(図9
に例示)を有する。そして、操作制御部および表示部を
連動させて議事進行部,記録部,発言部および属性操作
部の操作に関する管理を行う。属性操作部は、属性管理
部が保持する参加者属性テーブルに基づき、属性を変更
しようとしている参加者が属性変更権限を持っているか
否かを判断し、権限があれば前記参加者属性テーブルの
属性を変更する。操作制御部は、属性管理部が参加者属
性テーブル,制御テーブルおよび状態テーブルに保持す
る属性に基づき、参加者の役割に応じて、参加者による
議事進行部,記録部または発言部の機能の利用許否を決
定し、それぞれ議事進行,記録,発言の制御を行わせ、
また属性変更要求があると前記属性操作部を起動する。
【0012】本発明では、会議参加者が該会議において
どういうことができるかを表現した参加者それぞれの役
割と、参加者が該会議において現在どういうことをして
いるかを表現した参加者それぞれの状態を保持する。参
加者からの要求があると役割で指定される機能により状
態を参照しながら参加者に会議進行,記録および発言を
させる。参加者から役割の変更要求があると当該要求者
の役割で定まる変更権の有無により許否を判定し、その
結果により役割を変更する。また、参加者から状態の変
更要求が自己申告されると当該参加者の状態を変更す
る。役割には、発言役の他、議事進行役,記録役等も含
む。
【0013】本発明は、このような構成を採用したの
で、対面会議に擬似した電子会議システムを提供するこ
とができる。
【0014】更に、会議の利用者であるユーザが定義で
きるユーザ定義属性を格納した制御ファイルと、ユーザ
定義属性により利用を制御される機能を提供するユーザ
定義部とを設け、属性管理部,属性操作部および操作制
御部は制御ファイルに格納されたユーザ定義属性を参照
してそれぞれの制御を行い、ユーザ定義部は、操作制御
部によって議事進行部,記録部および発言部と同様な制
御を受けるようにしてもよい。これにより、ユーザが会
議の特性に合致したユーザ定義属性を設定できるので、
会議の特殊性にマッチした電子会議を提供できるように
なる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の電子会議システムは、会
議の参加者に割り当てられた端末装置を通信ネットワー
クを介して相互に接続した電子会議システムであって、
参加者がこの会議においてどういうことができるかを表
現した参加者それぞれの役割を保持して端末装置に表示
しておく。そして、参加者から端末装置を使用して会議
の議事進行,議事記録または発言等の会議行動の要求が
あると、その参加者の役割に応じて、要求のあった会議
行動の許否を判定する。
【0016】また、参加者がこの会議において現在どう
いうことをしているかを表現した参加者それぞれの状態
を保持して端末装置に表示しておき、参加者は他の参加
者の状態を見ながら会議行動をとる。役割は役割変更権
を有する参加者からの要求により、また状態は参加者か
らの自己申告により、それぞれ会議の途中で変更可能で
ある。
【0017】更に、会議の特性に合致するユーザ定義属
性を定義すれば、対面会議を擬似的に体感することがで
きるようになる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の第1の実施例のブロック
図である。図1を参照すると、この電子会議制御システ
ムは、参加者の属性に留意しながら電子会議を制御する
ものであり、参加者についての管理を行う参加者管理部
1と、端末操作の制御を行う議事進行部4,記録部5お
よび発言部6と、議事進行部4,記録部5および発言部
6を制御する操作制御部3と、参加者の属性の表示を含
め会議全体のステータスをスクリーン上に表示する表示
部8とを含む。参加者管理部1および操作制御部3は、
図11のサーバ600に存在し、議事進行部4,記録部
5,発言部6および表示部8は端末装置100〜500
のそれぞれに存在する。
【0019】参加者管理部1は属性管理部2および属性
操作部7を含むが、ここでの属性とは参加者の役割およ
び状態を意味する。役割とは、参加者が会議においてど
ういうことができるかを表現し、例えば議事進行役や記
録係が含まれる。状態とは、参加者が会議において現在
どういうことをしているか、例えば発言中,思考中,資
料参照中等を表現し、参加者の自己申告によって定めら
れる。状態は、制御の複雑化を回避するために、一時に
はただ一つのみとし、例えば資料参照しながらの思考と
いう状態はとれないものとする。これらの属性には、固
定的な固定属性と、ユーザ(参加者以外の会議利用者)
が定義できるユーザ定義属性とがある。
【0020】参加者管理部1に含まれる属性管理部2
は、操作制御部3および表示部8を連動させて議事進行
部4,記録部5,発言部6および属性操作部7の操作に
関する管理を行う。また、属性管理部2は、参加者ごと
の属性を保持する参加者属性テーブル(図2に示す)
と、役割ごとに利用可能な機能を記述した制御テーブル
(図9の内の固定属性に示す)および状態ごとの制約事項
を記述した状態テーブル(図10の内の固定属性に示す)
とを保持する。
【0021】参加者属性テーブルは、自己または他の参
加者の属性について、属性操作部7により会議中に変更
可能である。属性を変更する場合には、操作操作部7
は、属性管理部2が保持する参加者属性テーブルに基づ
き、変更しようとしている参加者が属性変更権限を持っ
ているか否かを判断し、権限があれば参加者属性テーブ
ルの属性を変更する。
【0022】操作制御部3は、属性管理部2が参加者属
性テーブル,制御テーブルおよび状態テーブルに保持す
る属性に基づき、参加者の役割に応じて、参加者による
議事進行部4,記録部5または発言部6の機能の利用許
否を決定し、それぞれ議事進行,記録,発言の制御を行
わせる。また属性変更要求があると属性操作部7を起動
する。
【0023】議事進行部4は、操作制御部3によって議
事進行役の権限があると判断された参加者に対して、表
示部8に表示されているいくつかの議題の内、今取り上
げられている議題から次の議題へ移る、以前の議題へ戻
る、会議を中断・終了する、といった会議の進行制御機
能を提供する。記録部5は、操作制御部3によって記録
役の権限があると判断された参加者に対し、会議での議
論内容,決定事項,懸案事項,次の会議の開催予定とい
った会議の記録機能を提供し、また議事録をとる機能も
提供する。発言部6は、発言要求をしてきた参加者が、
操作制御部3から発言者の権限を与えられたら、会議で
の発言を行い、発言内容を他の参加者に伝える機能を提
供する。具体的には、参加者が端末に備えられたマイク
またはキーボードを操作して音声またはデータ入力によ
り発言をするのをサポートする部分である。
【0024】表示部8は、参加者の属性の表示を含め会
議全体のステータスを端末装置のスクリーン上に表示す
る。参加者は、これを見ることによって対面会議に擬似
した電子会議を体感できる。
【0025】図2は、属性管理部2において保持する参
加者属性テーブル例としてテーブル名「レビュー1」の
ページ3を示す。図2を参照すると、参加者「阿井植
夫」,「可希久華子」,「館伝人」および「羅里留れ
朗」それぞれの役割および状態が示されている。レビュ
ーイとは、作成した資料を見直す会議(レビュー)にお
いてその資料を作成した者をいう。このテーブル「レビ
ュー1」は、表示部8により参加者それぞれの端末装置
に表示されるので、各参加者は他の参加者の役割および
状態を見ながら、妥当な会議行動をとることができる。
例えば、管理者「阿井植夫」は電話中であるから、彼の
意見を求めるのは電話が終わってからにする。「阿井植
夫」は電話が終わると、状態変更要求を申告する。
【0026】図9の上部に示された制御テーブル名「固
定役割」と同内容の制御テーブルが属性管理部2に保持
される。この制御テーブルは、管理者,議事進行役,記
録役および属性変更役について、それぞれの役割属性値
が真である場合の機能と、偽である場合の制約を示して
いる。管理者の役割属性値が偽である場合の制約※は、
管理者以外の役割属性名で規定することを示す。
【0027】また、図10の上部に示された状態テーブ
ル名「固定状態」と同内容の状態テーブルが属性管理部
2に保持される。この状態テーブルは、発言中,考え
中,資料参照中,一時離席中および発言待ちについて、
それぞれのとり得る状態属性値と、それぞれの状態を参
加者が自己申告により操作可能か操作不可能かを示して
いる。
【0028】次に、本実施例の動作について、図3〜図
7のフローチャートを参照しながら、参加者の発言制御
機能,議事進行制御機能,記録制御機能,属性制御機
能,状態制御機能ごとに説明する。
【0029】図3は参加者の発言に関する制御を示すフ
ロチャートである。参加者が発言をしょうとする場合に
は、その参加者は端末装置を操作して発言要求をしなけ
ればならない(図3のステップ31)。操作制御部3
は、発言要求してきた参加者の役割を属性管理部2内の
参加者属性テーブルから取得し(ステップ32)、その参
加者に発言権があるか否かを判定する(ステップ33)。
その結果、発言権がなければ属性操作部7により「発言
待ち」に状態を変更させてステップ33に戻る(ステッ
プ34)。「発言待ち」とされた参加者の状態は、他の
発言者の発言が終了すると、ステップ33で「発言権あ
り」とされる。
【0030】一方、発言権があれば属性操作部7により
「発言中」に状態を変更させて(ステップ35)、属性管
理部2内の制御テーブルによる規定に従って発言部6に
より発言制御させる(ステップ36)。操作制御部3は、
発言が終了すると、属性操作部7により属性管理部2内
の状態テーブルにおいて発言者の状態を「その他」に変
更させ(ステップ37)る。「その他」という状態は、発
言を終えた参加者から何も申告が無く、何もしていない
状態を指す。また、記録部5により発言を自動記録させ
る(ステップ38)。記録部5は、発言内容,発言者,
発言時間および発言が行われていたときの会議の議題と
状態を記録する。
【0031】図4は、参加者の議事進行に関する制御を
示すフローチャートである。参加者が議事を進行させよ
うとするときは、その参加者は端末を操作して議事進行
要求を出す(ステップ41)。操作制御部3は、発言要求
してきた参加者の役割を属性管理部2から取得し(ステ
ップ42)、その参加者に議事進行権があるか否かを判
定する(ステップ43)。その結果、議事進行権があれば
議事進行部4により議事を進行させ(ステップ44)、そ
の後、記録部5により、議事進行の内容,議事進行者お
よび議事進行時間を自動記録する(ステップ45)。一
方、議事進行権が無いときはその参加者によっては議事
は進行されない。第1の実施例のこれ以降の説明では、
重複を回避するために、参加者属性テーブル,役割テー
ブルおよび状態テーブルの使用については言及しない。
【0032】図5は、参加者による記録に関する制御を
示すフローチャートである。参加者による記録とは、記
録部5で自動記録されない内容を記録することをいう。
自動記録されない内容とは、例えば、議事のまとめ,結
論またはコメント等である。参加者が端末装置を操作し
て記録要求を出すと(ステップ51)、操作制御部3
は、記録要求してきた参加者の役割を属性管理部2から
取得し(ステップ52)、その参加者に記録権があるか否
かを判定する(ステップ53)。その結果、記録権があれ
ば記録部5により、記録を行う(ステップ54)。この記
録は自動記録(ステップ38およびステップ45)とは異
なり、参加者が手作業で行う。一方、記録権が無いとき
は参加者による記録は行われない。
【0033】図6は、参加者の役割変更に関する制御を
示すフロチャートである。役割変更は、自己または他の
参加者の役割について可能である。参加者が端末装置を
操作して役割変更要求を出すと(ステップ61)、属性操
作部7は、役割変更要求してきた参加者の役割を属性管
理部2から取得し(ステップ62)、その参加者に役割変
更権があるか否かを判定する(ステップ63)。その結
果、役割変更権があれば属性管理部2が保持している参
加者役割テーブル中の役割を変更する(ステップ64)。
役割の変更は、例えば前述の例で議事進行役を「可希久
華子」から「阿井植夫」に変更する場合であれば、図2
に示した参加者属性テーブルにおいて、「可希久華子」
の役割欄を空白にして「阿井植夫」の役割欄に「議事進
行役」と書き込むことによって行う。一方、役割変更権
が無いときは役割変更は行われない。
【0034】図7は、状態変更に関する制御を示すフロ
チャートである。状態変更は自己の状態についてのみ可
能である。参加者が端末装置を操作して状態変更要求を
出すと(ステップ71)、属性操作部7は属性管理部2が
保持している参加者役割テーブル中の状態を変更する
(ステップ72)。状態の変更も、図2に示した参加者属
性テーブルにおいて、状態欄を書き換えることによって
行う。変更された参加者の状態は、表示部6により全参
加者の端末装置に表示して通知する(ステップ73)。こ
のように、状態変更は自己申告によって認められるた
め、役割変更の場合とは異なり変更権の有無が判定され
ることはない。
【0035】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図7は、本発明の第2の実施例のブロック図であ
る。図7を参照すると、この電子会議システムは、図1
に示した第1の実施例に制御ファイル9およびユーザ定
義部9Cを設けた形になっている。制御ファイル9は、
図9に示す制御テーブル名「固定役割」および「ユーザ
定義役割」の制御テーブル、並びに図10に示す状態名
「固定状態」および状態名「ユーザ定義状態」の状態テ
ーブルを格納している。図8では、「固定役割」および
「固定状態」を固定属性9A、「ユーザ定義役割」およ
び「ユーザ定義状態」をユーザ定義属性9Bとして示し
ている。この実施例は、ユーザ定義属性9Bを設定する
ことによって、会議に特殊な機能を追加できるようにし
たものである。ユーザ定義属性9Bは、エディタ等を使
用することによってユーザにより定義される。ユーザ定
義部9Cは、ユーザ定義属性9Bで指定される機能を制
御する。
【0036】制御テーブル名「ユーザ定義役割」の制御
テーブルは、会議の特性に合わせて、ユーザが定義でき
る役割を格納し、図9では電話番とレビューイとが例示
されている。この実施例では、属性管理部2Aは図9に
示す制御テーブル名「固定役割」の制御テーブルを予め
格納しておく必要がなく、制御ファイル9から読み出し
てくればよい。操作制御部3Aおよび属性操作部7Aも
制御ファイル9から必要な属性を得ることができる。
【0037】ここで、電話番とは、会議中に電話がかか
ってきた場合に、1以上の整数である役割属性値によっ
てその電話に対する応対に出る役割の順番が定められる
属性である。すなわち、最初の電話があると、先ず役割
属性値「1」の参加者が応対する。役割属性値「1」の
参加者による応対が終わった後に別の電話があると、再
び役割属性値「1」の参加者が応対するが、その応対中
に更に別の電話があると、役割属性値「2」の参加者が
応対する。役割属性値「1」の参加者および役割属性値
「2」の参加者が応対中に、更に別の電話あると、役割
属性値「3」の参加者が応対する。電話番という属性を
設けることによって、電話が頻繁にかってくる参加者が
出席しているような会議であっても、例えば会議におい
て比較的重要な役割を担っていない参加者の役割属性値
を低い値に設定すれば、他の参加者は電話に煩わされる
ことなく議論に集中できるような対策を講じることがで
きる。
【0038】このように、第2の実施例によると、電子
会議の特性に合致した属性をユーザが定義できるので、
対面会議にいっそう擬似させた電子会議システムを実現
できるようになる。
【0039】なお、以上に説明した電子会議方法をコン
ピュータに実行させるためのプログラムを半導体メモ
リ,フロッピー(登録商標)ディスク,CD−ROM等
のコンピュータ読込み可能な記録媒体に記録して電子会
議システムを構成するサーバおよび端末に読み込ませ実
行するようにしてもよい。そのプログラムは、サーバお
よび端末を制御して、図3〜図7に示したのと同様な処
理を行なわせる。
【0040】また、以上の説明では、参加者の会議行動
として、議事進行,記録および発言を取り上げている
が、本発明はこれらに限定されることはなく、他の同種
の会議行動についても同様に適用され得る。
【0041】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、議事進行,記録
および発言等会議における種種の会議行動を総合的に制
御することとしたため、対面会議にいっそう擬似した電
子会議システムを提供できるようになったということで
ある。
【0042】また、本発明の第2の効果は、参加者の属
性を会議中であってもダイナミックに変更できる構成を
採用したため、多様な会議態様にも対応できる電子会議
システムを提供できるようになったということである。
【0043】更に、本発明の第3の効果は、会議関係者
がユーザ定義属性を設定できる構成を採用したため、会
議の特殊性を加味した電子会議システムを提供できるよ
うになったということである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図
【図2】図1における属性管理部が保持する制御テーブ
ル例を示す図
【図3】図1の実施例における発言制御を示すフローチ
ャート
【図4】図1の実施例における議事進行制御を示すフロ
ーチャート
【図5】図1の実施例における記録制御を示すフローチ
ャート
【図6】図1の実施例における役割変更制御を示すフロ
ーチャート
【図7】図1の実施例における状態変更制御を示すフロ
ーチャート
【図8】本発明の第2の実施例のブロック図
【図9】図8における制御ファイル中の制御テーブルを
例示する図
【図10】図8における制御ファイル中の状態テーブル
を例示する図
【図11】電子会議システムの一般的なハードウェア構
成図
【図12】従来技術の一例を示すブロック図
【符号の説明】
1 参加者管理部 2 属性管理部 3 操作制御部 4 議事進行部 5 記録部 6 発言部 7 属性操作部 8 表示部 9 制御ファイル 10 参加者管理部 20 発言管理部 30 発言制御部 60 発言部 80 表示部 9A 固定属性 9B ユーザ定義属性 9C ユーザ定義部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 会議の参加者に割り当てられた端末装置
    を通信ネットワークを介して相互に接続した電子会議シ
    ステムにおいて、 前記参加者が該会議においてどういうことができるかを
    表現した参加者それぞれの役割を保持して前記端末装置
    に表示しておき、前記参加者から前記端末装置を使用し
    て会議行動の要求があると、その参加者の役割に応じ
    て、要求のあった会議行動の許否を判定することを特徴
    とする電子会議システム。
  2. 【請求項2】 前記役割は、役割変更権を有する参加者
    からの要求により会議の途中で変更可能であることを特
    徴とする請求項1に記載の電子会議システム。
  3. 【請求項3】 会議の参加者に割り当てられた端末装置
    を通信ネットワークを介して相互に接続した電子会議シ
    ステムにおいて、 前記参加者が該会議において現在どういうことをしてい
    るかを表現した参加者それぞれの状態を保持して前記端
    末に表示しておき、前記参加者は参加者の前記状態を見
    ながら会議行動をとることを特徴とする電子会議システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記状態は、前記参加者からの自己申告
    により会議の途中で変更可能であることを特徴とする請
    求項3に記載の電子会議システム。
  5. 【請求項5】 会議の参加者に割り当てられた端末装置
    を通信ネットワークを介して相互に接続した電子会議シ
    ステムにおいて、 該電子会議システムを制御するサーバ上に、属性管理部
    および属性操作部を含む参加者管理部と操作制御部が設
    けられ、 前記各端末装置に、 前記操作制御部によって議事進行役の権限があると判断
    された参加者に対して会議の進行制御機能を提供する議
    事進行部と、 前記操作制御部によって記録役の権限があると判断され
    た参加者に対して会議の記録機能を提供し、また議事録
    をとる機能を提供する記録部と、 前記操作制御部から発言者の権限を与えられたら、発言
    要求をしてきた参加者が会議での発言を行い、また発言
    内容を他の参加者に伝える機能を提供する発言部と、 参加者の属性の表示を含め会議全体のステータスをスク
    リーン上に表示する表示部とが設けられ、 前記属性管理部は、役割および状態から成る属性を参加
    者ごとに保持する参加者属性テーブル,前記役割ごとに
    利用可能な機能を記述した制御テーブルおよび前記状態
    ごとの制約事項を記述した状態テーブルを有し、前記操
    作制御部および前記表示部を連動させて前記議事進行
    部,前記記録部,前記発言部および前記属性操作部の操
    作に関する管理を行い、 前記属性操作部は、前記属性
    管理部が保持する参加者属性テーブルに基づき、属性を
    変更しようとしている参加者が属性変更権限を持ってい
    るか否かを判断し、権限があれば前記参加者属性テーブ
    ルの属性を変更し、 前記操作制御部は、前記属性管理部が参加者属性テーブ
    ル,制御テーブルおよび状態テーブルに保持する属性に
    基づき、参加者の役割に応じて、参加者による議事進行
    部,記録部または発言部の機能の利用許否を決定し、そ
    れぞれ議事進行,記録,発言の制御を行わせ、また属性
    変更要求があると前記属性操作部を起動することを特徴
    とする電子会議システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電子会議システムに、
    該会議の関係者が定義できるユーザ定義属性を格納した
    制御ファイルと、前記ユーザ定義属性により利用を制御
    される機能を提供するユーザ定義部とを設け、 前記属性管理部,属性操作部および操作制御部は前記制
    御ファイルに格納されたユーザ定義属性を参照して前記
    それぞれの制御を行うことができ、 前記ユーザ定義部は、前記操作制御部によって前記議事
    進行部,記録部および発言部と同様な制御を受けること
    を特徴とする電子会議システム。
  7. 【請求項7】 前記記録部は、自動記録されない議事の
    内容について、参加者からの記録要求があると、前記操
    作制御部による制御の下に記録することを特徴とする請
    求項5または請求項6に記載の電子会議システム。
  8. 【請求項8】 会議参加者が該会議においてどういうこ
    とができるかを表現した参加者それぞれの役割と、前記
    参加者が該会議において現在どういうことをしているか
    を表現した参加者それぞれの状態を保持する手順と、 前記参加者からの要求があると前記役割で指定される機
    能により前記状態を参照しながら参加者に会議進行,記
    録および発言をさせる手順と、 前記参加者から前記役割の変更要求があると当該要求者
    の役割で定まる変更権の有無により許否を判定する手順
    と、 前記参加者から前記状態の変更要求が自己申告されると
    当該参加者の状態を変更する手順とを有することを特徴
    とする電子会議方法。
  9. 【請求項9】 会議参加者が該会議においてどういうこ
    とができるかを表現した参加者それぞれの役割と、前記
    参加者が該会議において現在どういうことをしているか
    を表現した参加者それぞれの状態とを保持したコンピュ
    ータに、 前記参加者からの要求があると前記役割で指定される機
    能により前記状態を参照しながら参加者に会議進行,記
    録および発言をさせる機能と、 前記参加者からの前記役割の変更要求があると当該要求
    者の役割で定まる変更権の有無により許否を判定する機
    能と、 前記参加者から前記状態の変更要求が自己申告されると
    当該参加者の状態を変更する機能とを発揮させるための
    プログラムを記録したコンピュータ読込み可能な記録媒
    体。
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