JP6237754B2 - ウェブ会議システム、情報処理装置、ウェブ会議サーバ、その制御方法およびプログラム - Google Patents

ウェブ会議システム、情報処理装置、ウェブ会議サーバ、その制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、インターネットで利用される会議システムにおける共有アプリケーションの設定に関する。
近年、複数のクライアント端末(通常パーソナルコンピュータ)とサーバとをネットワークで接続し、ユーザがそれぞれのクライアント装置を用いてネットワークを介してリアルタイムで情報交換を行うウェブ会議システムが普及している。ウェブ会議システムによると、遠隔地にいるユーザ同士をネットワーク上の仮想空間(バーチャル会議室)に集め、お互いの顔を見ながらミーティングをすることが可能である。このときに、通常の会議でも使われるようなプレゼンテーションソフトや、板書をするための黒板(ホワイトボード)等を、ネットワーク上でもユーザに共有させるために、ユーザが自身のクライアント端末で実行しているアプリケーションをお互いにネットワークを介して提供し合う、アプリケーション共有の機能を備えているウェブ会議システムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2008−146584号公報
特許文献1に開示されている方法でウェブ会議システムにおけるアプリケーションの共有をする場合、現在クライアント端末上で立ち上がっているアプリケーションを一覧画面に表示させて共有をするアプリケーションの選択を促すのが一般的であるが、この時に、一般的には共有を行わないアプリケーションを含めて、全てのアプリケーションが一覧画面に表示されてしまうことにより、ユーザによる選択の操作性を煩雑にしてしまうおそれがある。
そこで本発明は、ウェブ会議システムにおいて複数の情報処理装置間でアプリケーションの表示を、アプリケーションの起動に応じて容易に共有させる仕組みを提供することを目的としている。
即ち、本発明は、複数の情報処理装置とウェブ会議サーバとを含むウェブ会議システムであって、前記情報処理装置、前記複数の情報処理装置間で表示を共有するアプリケーションを選択設定する選択設定手段と、前記選択設定手段で選択設定されたアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を前記複数の情報処理装置間で共有する共有処理を実行する共有処理実行手段と、を備え、前記ウェブ会議サーバは、前記選択設定手段で選択設定されたアプリケーションの識別情報と、会議室とを対応付けて記憶する記憶手段を備え、前記情報処理装置は、さらに、当該情報処理装置が入室する会議室に対応付けられて記憶されたアプリケーションの識別情報を、前記ウェブ会議サーバから取得する取得手段を備え、前記情報処理装置の前記共有処理実行手段は、前記取得手段により取得された識別情報により識別されるアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を当該会議室に入室している他の情報処理装置と共有する共有処理を実行することを特徴とする。
本発明によれば、ウェブ会議システムにおいて複数の情報処理装置間でアプリケーションの表示を、アプリケーションの起動に応じて容易に共有させる仕組みを提供することが可能になる。
本発明にかかるウェブ会議システムのシステム構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態において、ウェブ会議サーバ100およびクライアント端末200のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態において、クライアント端末200に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態において、クライアント端末200に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態において、クライアント端末200に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態において、クライアント端末200に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態において、クライアント端末200に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態において、クライアント端末200に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態において、クライアント端末200に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態において、クライアント端末200に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態において、ウェブ会議サーバ100およびクライアント端末200で処理を行うフローチャートである。 本発明の実施の形態において、ウェブ会議サーバ100およびクライアント端末200で処理を行うフローチャートである。 本発明の実施の形態において、ウェブ会議サーバ100およびクライアント端末200で処理を行うフローチャートである。 本発明の実施の形態において、ウェブ会議サーバ100およびクライアント端末200で処理を行うフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるウェブ会議システムの会議室構成およびユーザ構成例について示す図である。 本発明の実施の形態におけるウェブ会議サーバ100で記憶されるデータテーブル構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるウェブ会議サーバ100で記憶されるデータテーブル構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本実施形態のウェブ会議システムでのアプリケーション共有方法について詳細に説明する。
<第一の実施例>
図1は、本発明に係る情報処理装置を含むウェブ会議システムの一例を示すシステム構成図である。本発明の情報処理装置に好適なクライアント端末200は、例えば、パーソナルコンピュータであり、ネットワーク通信機能を備え、LAN105(ローカルエリアネットワーク)を介してウェブ会議サーバ100とデータ通信が可能である。
ウェブ会議サーバ100は、ウェブブラウザを利用したウェブ会議を実現するためのサーバである。クライアント端末200はウェブ会議サーバ100へアクセスすることにより、ウェブ会議画面(インターフェース)を取得してウェブ会議を行うことができる。
クライアント端末200は、ウェブ会議システムを利用するユーザが操作するパーソナルコンピュータであり、ウェブ会議サーバ100へアクセスするためのウェブブラウザ、及び専用のモジュールがインストールされている。なお、この専用のモジュールは、例えば、ウェブブラウザを介して、ウェブ会議サーバ100からダウンロードするActiveXコンポーネントである。なお、ウェブ会議において自身の動画像を送信する場合は、ウェブカメラ(不図示)を、音声を送信する場合は、マイク(不図示)を接続する。また、相手の音声を視聴するためにはスピーカ(不図示)を接続する。
図2は、ウェブ会議サーバ100、およびクライアント端末200のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、ウェブ会議サーバ100およびクライアント端末200では、システムバス204を介してCPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、入力コントローラ205、ビデオコントローラ206、メモリコントローラ207、通信I/Fコントローラ208が接続される。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは記憶装置である外部メモリ211からRAM202にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
ROM203あるいは記憶装置である外部メモリ211は、CPU201が実行する制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating System)や、本データ先指定方法を実現するためのコンピュータ読み取り実行可能なプログラムおよび必要な各種データ(データテーブルを含む)を保持している。
入力コントローラ205は、キーボード209からの入力を制御する。ビデオコントローラ206は、表示部の一例であるCRT210への表示出力を制御する。メモリコントローラ207は、外部メモリ211に記憶されている情報を読み出しと、外部メモリ211への情報の書き込みを制御する。
通信I/Fコントローラ208は、通信回線と接続してデータの送受信の制御を行う。クライアント端末の場合、通信I/Fコントローラ208は、LAN105を介するデータの送受信を制御し、一方、ウェブ会議サーバ100場合、通信I/Fコントローラ208は、同様にLAN105を介するデータの送受信の制御と、公衆回線106を介するデータの送受信の制御も行うものとする。
なお、ウェブ会議サーバ100の外部メモリ211には、後述の図面で説明をするフローチャートを実行するためのコンピュータ読み取り実行可能なプログラムも、この外部メモリ211に記憶されているものとする。また、ウェブ会議サーバ100の外部メモリ211には、ウェブ会議システムを利用するユーザデータベース(不図示)を記憶することも可能であり、またウェブ会議サーバ100とは別のハードウェア筐体である、ユーザデータベースを記憶した認証サーバをシステムに加えることも可能である。
なお、外部メモリ211は情報を永続的に記憶するための媒体であって、その形態をハードディスク等の記憶装置に限定するものではない。例えば、SSD(Solid State Drive)などの媒体であってもよい。
次に、図15を用いて、ウェブ会議システムにおける構成要素と、それらの関係について図面で説明する。図15で示すとおり、すべてのユーザとルーム(会議室)は、グループに所属する(1501、1503)。
システム管理者1502は、ウェブ会議システム全体の管理者であって、グループおよびグループ管理者の登録、変更、削除を行うと共に、ウェブ会議システムに関する各種設定を行う。例えば、本願発明の図3のプロファイル登録画面で実施される会議ルーム毎のプロファイル登録権限を有する。
グループ管理者1504は、ウェブ会議システム内の管理者であって、グループ内の一般ユーザと傍聴ユーザ、ルーム、タグの登録、変更、削除を行う。
一般ユーザ1505は、グループ内で、実際に会議を行うユーザであって、会議室の予約、変更、削除を行うと共に、予約した会議への参加、フリースペースへの参加を行うことができる。なお、グループ管理者は、一般ユーザと同様に、会議室の予約や会議への参加を行うことができる。
その他、電子メールにて招待された会議にのみ参加できるユーザである「ゲストユーザ」や、グループ内で実施されている会議を傍聴する「傍聴ユーザ」がある。また、会議を行うためには、ルームを登録する必要があり、ルームの登録は、グループ管理者が行う。
ルームには、日時、参加者を制限して参加するルームであって、会議を行う前に予約が必要な会議室1506と、日時、参加者を問わず会議の予約を行わなくても、いつでも会議を行うことができる「フリースペース」1507の2種類ある。ユーザは、会議の内容に応じて「会議室」と「フリースペース」を使い分けることができる。
次に図3、4および5用いて、ウェブ会議システムのシステム管理者302によりルームの設定プロファイルの登録を受け付ける処理のうち、「共有するアプリケーションの設定」および「共有しないアプリケーションの設定」の夫々の方法について説明をする。
図3は、管理者画面で管理者が各ルームの設定プロファイルを登録するためのプロファイル登録画面である。
管理者の操作により管理者メニューの「プロファイル」301がクリックされると、プロファイル設定画面が開かれる。
「プロファイルの登録」302は、任意の文字列の入力を受付け、登録ボタンを押下することにより、新たなプロファイルが登録される。
「ファイルの追加」303では、登録されたプロファイルをプルダウンメニューから選択し、別アプリケーションで作成した設定ファイルを呼び出して追加を行う。
「プロファイル名」は、登録されたプロファイル名を示している。
ファイル名は、「ファイルの追加」で追加された設定ファイルのファイル名を示している。
本図では、例えば、「Camera-160*120」と示されたプロファイルは、「wvmvideochat2.config」という設定ファイルが追加されている。「wvmvideochat2.config」を設定ファイルとしてダウンロードする場合には、同行の保存ボタンを押下することで、設定ファイルがダウンロードされる。
図4は、図3のプロファイル登録画面の「共有するアプリケーション」の設定ボタン押下を受け付けることにより、クライアント端末200の画面に表示される共有アプリケーション選択画面の一例である。発明が解決しようとする課題でも述べたとおり、ウェブ会議システムにおいて一般的には共有を行わないアプリケーションを含めて、全てのアプリケーションが一覧画面に表示されてしまうことにより、ユーザによる選択の操作性を煩雑にしてしまうことを防ぐため、ウェブ会議での共有を許可するアプリケーションを予め設定しておくために、本画面で共有を許可するアプリケーションを設定する。
共有アプリケーション選択画面400は、クライアント端末100にインストールされているアプリケーションの一覧表示領域401(左側)から、任意のアプリケーションを選択し(例えば、マウスによるクリック指示)、追加ボタン405で共有アプリケーションに追加すると、画面右側の「共有させるアプリケーション」の一覧表示領域402に追加される。また、402の共有させるアプリケーションの一覧表示領域から、任意のアプリケーションの選択を受け付け、削除ボタン406の押下を受け付けると、共有させるアプリケーションの一覧からは削除される。
403は、「共有させるアプリケーション402」に指定されているアプリケーションをウェブ会議開始時にユーザ間で自動共有をさせる場合に選択を入れるチェックボックスである。403にチェックがなされている場合、当該プロファイルを設定した会議室でウェブ会議を始めると、共有させるアプリケーション402に指定されているアプリケーションは自動的にクライアント端末200間で共有が開始される。また、この時にアプリケーションを起動させるクライアント端末200は、例えば、会議室を予約したユーザのユーザアカウントでウェブ会議システムにログインしているクライアント端末である。
407は、「共有させるアプリケーション402」に指定されているアプリケーションを、ウェブ会議開始時にクライアント端末200で自動的に起動させる場合に選択をするチェックボックスである。407にチェックがなされている場合、当該プロファイルを設定した会議室でウェブ会議を始めると、共有させるアプリケーション402に指定されているアプリケーションは自動的にクライアント端末200で起動する。また、この時にアプリケーションを起動させるクライアント端末200は、例えば、会議室を予約したユーザのユーザアカウントでウェブ会議システムにログインしているクライアント端末200である。
図4(B)は、クライアント端末200にインストールされているアプリケーションの一覧である。これらのアプリケーション一覧は、図3のプロファイル登録画面および、図4の共有アプリケーション選択画面を表示したクライアント端末200にインストールされているアプリケーションである。
標準的にインストールされている文書作成ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフト(例えば、米国マイクロソフト社のMicrosoft Office(登録商標))や、描画ソフト、設計図を作成するCAD(Computer Aided Design)ソフトなどが一覧に表示される。
図5は、図3のプロファイル登録画面の「共有しないアプリケーション」の設定ボタン押下を受け付けることにより、クライアント端末200の画面に表示される共有不可アプリケーション選択画面の一例である。発明が解決しようとする課題でも述べたとおり、ウェブ会議システムにおいて一般的には共有を行わないアプリケーションを含めて、全てのアプリケーションが一覧画面に表示されてしまうことにより、ユーザによる選択の操作性を煩雑にしてしまうことを防ぐため、ウェブ会議での共有を許可しないアプリケーションを予め設定しておくために、本画面で共有を許可しないアプリケーションを設定する。
共有不可アプリケーション選択画面500は、クライアント端末100にインストールされているアプリケーションの一覧表示領域501(左側)から、任意のアプリケーションを選択し(例えば、マウスによるクリック指示)、追加ボタン503で共有アプリケーションに追加すると、画面右側の「共有させるアプリケーション」の一覧表示領域402に追加される。また、502の共有させるアプリケーションの一覧表示領域から、任意のアプリケーションの選択を受け付け、削除ボタン505の押下を受け付けると、共有させるアプリケーションの一覧からは削除される。
図5(B)は、クライアント端末200インストールされているアプリケーションの一覧である。これらのアプリケーション一覧は、図3のプロファイル登録画面および、図5の共有不可アプリケーション選択画面を表示したクライアント端末200にインストールされているアプリケーションである。
図16は、図3のプロファイル登録画面で登録されたプロファイルを記憶部に記憶しているプロファイル設定テーブルの一例を示す図である。
プロファイル設定テーブルは、「プロファイル名」(図3の302で登録)、「共有許可アプリ(図4の402で登録)」、「自動起動設定フラグ(図4の404で設定)」、「自動共有設定フラグ(図4の403で設定)」、「共有不可アプリ(図5の502で登録)」の項目を例えば備えている。
図6は、本実施の形態においてウェブ会議を行うための会議室の設定を行うルーム登録画面である。本図のルーム登録画面は、クライアント端末200を操作するウェブ会議システムの管理者ユーザ(アドミニストレーター)のアカウントでシステムにログインをし、画面左側のルーム管理の領域を押下することにより、ルーム登録画面がディスプレイに表示される。
ルーム名601に、任意のルーム名の名称入力を受け付ける。ルームタイプ602は、「会議室」として設定するのか、「フリースペース」として設定するのかの選択を受け付ける。定員603は、ルーム定員の設定を受け付ける。傍聴機能の設定604は、会議に招待されるユーザとは別に、会議を傍聴ユーザを許可するか否かの設定を受け付ける。会議を傍聴するユーザは、定員に空きがあればルームに入室することが可能であるが、発言権限やアプリケーション共有のホスト権限などは制限される。
録画機能の設定605は、当該ルームで実施される会議の録画を許可するか否かの設定を受け付ける。録画が許可されたルームであれば、ウェブ会議中に「録画開始」ボタンの押下を受け付けることで、当該ウェブ会議を録画することができる。
プロファイル606では、ルームに適用させるプロファイルの選択を受け付ける。具体的には、右側の呼出ボタン押下を受け付けると、先述の図3のプロファイル登録画面で登録したプロファイルの一覧が表示され、現在詳細設定を行っているルームに適用するプロファイルの選択を受け付けることができる。607の登録ボタンの押下を受け付けると、ルームとルームの詳細設定をウェブ会議サーバ100に登録する。
登録されたルームの詳細設定レコードは、図17のルーム設定テーブルに登録される。
図17は、ウェブ会議サーバ100の記憶部に記憶されているルーム設定テーブルである。図6のルーム登録画面で登録したルームの詳細情報レコードを記憶している。項目は、ルーム名(図6の601で登録)、プロファイル名(図6の606で選択)、ルームタイプ(図6の602で選択)、定員(図6の603で登録)を例えば備えている。
図7は、本実施形態のウェブ会議を行うために、会議室の予約をするウェブ会議システム予約画面である。本図のウェブ会議システム予約画面は、本実施形態のウェブ会議システムの一般ユーザアカウントでシステムにログインをし、画面左側の「会議室予約701」の領域を押下することにより、ウェブ会議システム予約画面がディスプレイに表示される。
会議室名702は、先述の図6のルーム登録画面で登録をしたルーム(会議室、もしくはフリースペース)の選択を受け付け、会議タイトル703の項目で、会議名を設定する。利用日704、利用時間705で、該当のルームの利用スケジュールを設定する。
参加者706は、本実施形態のウェブ会議システムに登録されているユーザ情報を呼出し、会議の参加者(会議に招待する者)を選択する。706で、「限定する」が選択されている場合には、招待(参加)ユーザの選択画面が表示され、ユーザ情報を検索して招待するユーザの選択をする。参加者を限定しない場合には、特に参加者の設定は受け付けない。なお、会議への参加者を限定しない場合とは、例えば、フリースペース形式のルームで実施する意見交換会のような会議のことをいう。
ゲスト参加者の招待設定707は、会議に参加してほしいユーザに招待通知(例えば、ユーザ情報と紐づくメールアドレスを宛先として送信される)を送信する場合に設定をする。ゲスト参加者を招待する場合には、ユーザ選択画面(不図示)が表示され、ユーザ情報を検索して招待するユーザの選択をする。
会議の録画設定708は、予約する会議の録画を許可するか否かの設定を受け付ける。なお図6のルーム登録画面において605で録画機能を「許可しない」に設定していた場合には、708の各項目はグレーアウトをして選択ができない状態となる。
709では、当該会議でアプリケーションを他のユーザに共有できるホストユーザについて設定をする。「ホストのみ許可」の選択を受け付けた場合、会議のホストユーザの利用するクライアント端末200からアプリケーションの共有指示を受け付けた場合にのみ、アプリケーションの共有を開始する。逆にいうと、会議のホストユーザ以外の一般ユーザが使用するクライアント端末200からアプリケーションの共有指示を受け付けた場合であっても、そのクライアント端末200からのアプリケーション共有は実行しない。
また、「ホスト以外でも許可」の設定を受け付けた場合には、会議の一般ユーザ(ホスト以外)の利用するクライアント端末200から共有指示を受け付けたときにも、アプリケーションの共有を実行する。
「指定」の選択を受け付けると、テキストボックスに、アプリ共有を許可するホストユーザのユーザ名の入力を受け付けることが可能である。
710で「予約する」のボタン押下を受け付けると、会議の予約が完了する。会議の予約が完了すると、ウェブ会議サーバ100は、会議の予約情報をサーバの記憶部に記憶し、会議予約データテーブル(不図示)を更新する。また、710の「予約する」ボタン押下を受け付けると、予約をしたユーザおよび会議に招待されたユーザのメールアドレスに対して、会議予約メールが送信される。
図8は、予約している会議に参加するための会議参加画面である。本実施の形態において会議参加画面は、本実施形態のウェブ会議システムの一般ユーザアカウントでシステムにログインをし、画面左側の「会議参加801」の領域を押下することにより、会議参加画面がディスプレイに表示される。図8では、会議室Aと会議室Bの2つの会議室が予約されており、「参加する」ボタン802の押下を受け付けることにより選択した会議室の会議に参加することが可能である。
図9は、図8の会議参加画面で特定のルームに参加した際にクライアント端末200に表示される会議画面の一例である。
901、902は会議参加者の映像の表示切替を指示するためのボタンである。901の押下を受け付けると、全ての会議参加者の映像を表示できるサイズに分割して表示をする。例えば図9では、クライアント端末200の自ユーザを含めて5名のユーザが会議に参加している状態を示しており、画面中央の映像表示領域906は4分割で表示されている。また902の押下を受け付けると、905で示す自ユーザが表示された映像が中央の映像表示領域906に拡大して表示される。
903は、アプリケーション共有ボタンである。アプリケーション共有ボタンの押下を受け付けると、次の図10で示す共有アプリケーション選択画面が表示される。
904は、テキストチャットボタンである。テキストチャットボタンの押下を受け付けると、クライアント端末200にテキストチャット表示画面が表示され、会議に参加しているユーザ間でテキストチャットをすることが可能になる。また、テキストチャットは、全てのユーザに公開することも可能であり、特定のユーザにのみメッセージを送るいわゆるプライベートチャットも可能である。プライベートチャットでメッセージの送受信をする場合には、相手先のユーザを予め選択する必要がある。例えば、画面中央の映像表示領域906で、特定の会議参加者の映像表示ウィンドウの選択を受け付けることで、相手先の設定をすることが可能である。
図10は、図9のアプリケーション共有ボタンの押下を受け付けたときに表示されるアプリケーション選択画面である。
アプリケーション一覧表示領域1001には、現在クライアント端末200で動作しているアプリケーションの一覧が表示される。1001の表示領域では、先述の図4で選択を受け付けた共有許可アプリケーション、ならびに図5で選択を受け付けた共有不可アプリケーションのリストに基づいて、現在クライアント端末200で表示されているアプリケーションのうち、図4で共有許可に設定されているものが表示される、もしくは図5で共有不可に設定されているものを除いて、それ以外のアプリケーションが表示される。1002の「選択したアプリケーションの共有」ボタンの押下を受け付けると、1001で選択を受け付けたアプリケーションの共有を実行する。
1003の「デスクトップを共有する」ボタンを受け付けると、クライアント端末200のデスクトップを、同じウェブ会議に参加しているクライアント端末200と共有させ、共有を実行したクライアント端末200で動作しているアプリケーションを、ウェブ会議に参加しているそれぞれのクライアント端末200に表示させる。
図11から図14は、発明の実施の形態における共有アプリケーションの設定方法を示すフローチャートである。
まず、S1101において、クライアント端末200は、図3で説明をしたプロファイル登録画面を表示する。具体的には、図3画面上の「プロファイル」ボタン301の押下を受け付けることにより、ウェブ会議サーバ100よりプロファイル登録画面を取得してクライアント端末200のディスプレイに表示する。
S1102において、クライアント端末200は、図3のプロファイル登録画面で、プロファイル名の登録を受け付ける。具体的には、図3のプロファイル登録画面のプロファイル名の登録302のテキストボックスに、任意のプロファイル名を受け付けることにより、登録を実行する。
S1103において、クライアント端末200は、ウェブ会議サーバ100よりプロファイルのひな形をダウンロードする。
S1104において、クライアント端末200は、図3のプロファイル登録画面でプロファイルの各項目の編集を受け付ける。このときに本実施形態の特徴である、アプリケーションの共有許可/不許可の設定を実行する。具体的には、図3の共有するアプリケーションの「設定」ボタン304の押下を受け付けることにより、図4の共有許可アプリケーション選択画面を表示し、共有許可アプリケーションの選択を受け付ける。同じく305の「共有しないアプリケーション」設定ボタンの押下受け付けることにより、図5の共有不可アプリケーション選択画面を表示し、共有を許可しないアプリケーションの選択を受け付ける。
次に、図12を用いてウェブ会議に用いられるルーム(例えば、会議室かフリースペース)の登録処理について説明する。
まず、S1201において、クライアント端末200は、図6で説明をしたルーム登録画面を表示する。具体的には、図6画面上の「ルーム管理」ボタン601の押下を受け付けることにより、ウェブ会議サーバ100よりルーム登録画面を取得して、クライアント端末200のディスプレイに表示する。
次に、S1202において、クライアント端末200は、図6で説明をしたルーム登録画面において、ルームの詳細設定をする。具体的には、図6の画面上でルーム名601、ルームタイプの選択602、ルームの定員603、傍聴機能604、録画機能設定605ならびに、「プロファイル」の選択606などを設定することが可能である。
S1203において、クライアント端末200は、設定プロファイルの選択を受け付ける。具体的には、図3のプロファイル登録画面で登録した、本実施の形態のウェブ会議で会議に用いられるルーム(会議室やフリースペース)に適用するプロファイルの選択を受け付ける。クライアント端末200は、図6の「プロファイル」の選択を受け付けると、ウェブ会議サーバ100より、登録されているプロファイルの一覧を取得し、ルームに適用するプロファイルの選択を受け付ける。プロファイルを適用することにより、当該設定中のルームで共有できるアプリケーション、もしくは共有を不許可とするアプリケーションを設定することが可能になる。
S1204において、クライアント端末200は、S1201〜S1203で受け付けたルームの設定を適用すべく、ルームの登録を実行する。図6の登録ボタン606の押下を受け付けると、クライアント端末200は、ルーム登録画面で受け付けたルームの設定をウェブ会議サーバ100に送信する。ウェブ会議サーバ100は、クライアント端末200からルームの設定情報を受け付けると、記憶部のルーム設定テーブル(図17)に記憶する。
次に図13を用いて、共有アプリケーションの起動時の処理について説明をする。S1301において、クライアント端末200は、図8の会議参加画面に表示されているルームで予定されている会議の「参加するボタン」を押下することにより、ウェブ会議の開始指示をウェブ会議サーバ100に送信する。
S1302で、ウェブ会議サーバ100は、クライアント端末200より送信されたウェブ会議の開始指示を受信すると、S1303において、参加する会議として指定されたルームのプロファイルを記憶部より取得して、クライアント端末200に送信する。
S1304で、クライアント端末200は、参加する会議が行われるルームのプロファイルを受信すると、S1305でプロファイルを展開し、アプリケーションの共有設定があるか否かを判定する。具体的には、図3のプロファイル登録画面の304および305の「設定ボタン」を押下し、図4および図5で設定した共有許可アプリケーションおよび共有不可アプリケーションの設定があるか否かを判定する。例えば、クライアント端末200が、ルームAに入室したとすると、ルームAに設定されているプロファイルは、「プロファイル1」であることが、図17からわかる。図16を参照すると「プロファイル1」は、共有許可アプリケーションとして「文書作成ソフト」と「表計算ソフト」が設定されていることがわかる。ここで、クライアント端末200は、共有許可アプリケーションとして「文書作成ソフト」と「表計算ソフト」の設定があると判定する。
S1305で、クライアント端末200は、ログインしているユーザにアプリケーションの共有ホストとなる権限が付与されているか否かの判定を行う。具体的には、図7の会議予約画面において、709でアプリ共有可能ユーザとして、ユーザ自身が設定されているか否かを判定する。アプリケーションの共有ホストとしてアプリケーションの共有指示が可能なユーザであれば、S1306に進む。また、その権限がない場合には、S1315に進み図9のウェブ会議画面を受信してクライアント端末200の表示部に表示させる。
S1306で、共有許可アプリケーション、若しくは不許可のアプリケーション設定があると判定された場合(YES)は、S1307に進みアプリケーションを自動起動させるか否かの判定を行う。これは、図4の共有許可アプリケーションの選択設定時に、402の共有させるアプリケーション(共有許可アプリケーション)として選択されているアプリケーションを、ウェブ会議の開始時に自動起動させる設定がなされているかどうかの判定を行う。具体的には、図4の404チェックボックスにチェックを入れて設定をし、図16のプロファイル設定テーブルの「自動起動」の値が「する(もしくは“1”などのフラグ)」であるか否かを判定している。S1307で、アプリケーションを自動起動させる設定であると判定された場合には、S1308に進む。
S1308において、クライアント端末200は、自動起動指定されたアプリケーションの起動指示を行う。例えば、ルームAに入室している場合には、「文書作成ソフト」と「表計算ソフト」を自動起動させる。なお、ウェブ会議に参加する以前に、自動起動設定がなされていたアプリケーションがユーザの指示により主導で起動していた場合には、改めてアプリケーションの起動は行わない。
S1309において、クライアント端末200はウェブ会議で共有すべく自動起動指定されたアプリケーションを起動する。
S1310において、クライアント端末200は、共有アプリケーションとしてプロファイルで設定されているアプリケーションを、会議に参加しているユーザに自動的に共有するか否かの判定を行う。具体的には、図4の403チェックボックスを入れて、アプリケーションの自動共有を行う設定がなされているか否かの判定を行う。図16のプロファイル設定テーブルで、「自動共有」の値が「する」になっている場合(YES)には、アプリケーションの自動共有を開始する。クライアント端末200は、アプリケーションの共有指示をウェブ会議サーバ100に送信する。
S1311において、ウェブ会議サーバ100は、クライアント端末200からアプリケーションの共有指示を受信すると、S1312で、他のクライアント端末200と自動共有するアプリケーションリストを読込む。
S1313で、ウェブ会議サーバ100は、アプリケーションの共有通知をウェブ会議に参加している他のクライアント端末200に送信する。また、他のクライアント端末200に通知を送信したことを、アプリケーションの共有指示を送信したクライアント端末200に対して通知する。S1314で、クライアント端末200は、アプリケーションの共有を開始する。
S1315において、クライアント端末200は、ウェブ会議サーバ100より図9のウェブ会議画面を受信して、表示部に表示をする。自ユーザの映像(動画、静止画)は905に表示され、クライアント端末200が会議に参加(ルームに入室)した時点よりも前に参加していた別のユーザの映像は、906に表示される。
<第二の実施例>
先述の第一の実施例においては、クライアント端末200がウェブ会議に参加したときに、共有するアプリケーションを自動的に読込み、アプリケーションの起動と共有を開始する方法について説明をしたが、第二の実施例では、ウェブ会議に参加したクライアント端末200が、ウェブ会議中にアプリケーションの共有指示をした際の共有方法について説明をする。
図14は、本実施形態の第二の実施例を示す図である。S1401からS1404までは、図13のS1301からS1304までと同様の処理をする。
S1405で、クライアント端末200は、ウェブ会議サーバ100より受信した入室するルームに設定されているプロファイルを読み込んで、ウェブ会議画面(図9)を表示し、ウェブ会議を開始する。
S1406で、クライアント端末200は、ウェブ会議中にアプリケーションの共有指示ボタン903(図9)を押下されたか否かを判定する。アプリケーションの共有指示ボタン903の押下を受け付けるまで、クライアント端末200は、本処理にて待機する。
アプリケーションの共有指示ボタン903の押下を受け付けると、S1407で、クライアント端末200は、自端末で現在起動しているアプリケーションの一覧を取得する。そしてプロファイルを読み込み、共有許可アプリケーションの一覧と、共有不可アプリケーションの一覧から、現在起動しているアプリケーションのうち、共有許可アプリケーションまたは共有不可アプリケーションに該当するものを抽出する。
共有許可アプリケーションとして抽出されたアプリケーションは、図10の共有アプリケーション選択画面の1001に表示させ、ユーザからの選択を受け付ける。また共有不可アプリケーションとして抽出されたアプリケーションは、起動状態のままではあるが、図10の共有アプリケーション選択画面の1001には表示をさせない。
S1408で、クライアント端末200は、ウェブ会議で共有するアプリケーションの選択を受け付ける。1002の「選択したアプリケーションを共有する」ボタンを受け付け、1003の「デスクトップの共有を開始する」ボタンの押下を受け付ける。
S1409で、クライアント端末200は、選択されたアプリケーションの共有を開始すべく、ウェブ会議サーバ100にアプリケーションの共有指示を送信する。
S1410で、ウェブ会議サーバ100は、アプリケーションの共有指示をクライアント端末200より受信する。なお、本処理は、図13のS1311の処理と同様である。
以降、図18のS1410からS1413は、図13のS1311からS1314の処理と同様の処理であるため、説明を省略する。
なお、第二の実施例においても、アプリケーション共有のホストとなる権限を持つユーザは、図7の会議予約画面で予め設定されている。そのため、S1405でプロファイルを読み込んでウェブ会議を開始する際に、クライアント端末200にログインをしているユーザが、ホスト権限を持つユーザであるか否かを判定し、その結果に応じて、図9のアプリケーションの共有指示ボタンの使用可否を決定する処理にすることが可能である。すなわち、ホスト権限を付与されたユーザであれば、903のボタンは押下可能であるが、ホスト権限を付与されなかった(例えば、会議のホストユーザ以外の一般ユーザ)は、903のボタンがグレーアウトして押下ができない仕組みにすることが可能である。
以上、本発明によれば、ウェブ会議システムにおいてユーザ間でアプリケーションの共有をする際に、共有するアプリケーションの選択を簡便にする仕組みを提供することが可能になる。
具体的には、ウェブ会議において共有することが想定されるアプリケーションと、共有しないことが想定されるアプリケーションとを予め記憶しておくことにより、ウェブ会議を開始したときに、アプリケーションの共有候補に不要なアプリケーションが列挙されることを防ぐ。また、共有を許可するアプリケーションに関しては、自動的に起動する設定および共有する設定にしておくことで、ユーザに手動での共有指示をさせることなく、ウェブ会議におけるアプリケーション共有を円滑に実行することが可能になる。
すなわち、本願発明は、ウェブ会議において情報処理装置間で共有させるアプリケーションを備える情報処理装置とウェブ会議をするための会議室情報を記憶するウェブ会議サーバとがネットワークを介して接続可能なウェブ会議システムであって、前記情報処理装置は、前記ウェブ会議における前記アプリケーションの共有可否に関する情報の選択を受け付けるアプリケーション情報選択受付手段と、前記アプリケーション情報選択受付手段で選択を受け付けた前記アプリケーションの共有可否に関する情報を含む、前記ウェブ会議に用いられる会議室の設定情報を前記ウェブ会議サーバに登録要求を送信する設定情報登録手段と、前記ウェブ会議のために入室した前記会議室に設定されている設定情報を前記ウェブ会議サーバより取得する設定情報取得手段と、前記設定情報取得手段で設定情報を取得した会議室で開始したウェブ会議において前記アプリケーションの共有指示を受け付けたときに、前記設定情報に含まれる前記アプリケーションの共有可否に関する情報を用いることにより、前記情報処理装置上で起動している前記アプリケーションの一覧を表示する共有可能アプリケーション一覧表示手段とを備え、前記ウェブ会議サーバは、前記設定情報登録手段で登録要求を受け付けた前記アプリケーションの共有可否に関する情報を含む前記設定情報を取得する取得手段と、前記取得手段で取得した前記アプリケーションの共有可否に関する情報を含む前記設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、前記会議室に入室した情報処理装置に対して、前記記憶手段で記憶した前記アプリケーションの共有可否に関する情報を含む前記設定情報を送信する会議室設定情報送信手段とを備えることを特徴とする。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
また、本発明におけるプログラムは、図11乃至図14に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図11乃至図14の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図11乃至図14の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク、ソリッドステートドライブ等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 ウェブ会議サーバ
200 クライアント端末

Claims (14)

  1. 複数の情報処理装置とウェブ会議サーバとを含むウェブ会議システムであって、
    前記情報処理装置
    前記複数の情報処理装置間で表示を共有するアプリケーションを選択設定する選択設定手段と、
    前記選択設定手段で選択設定されたアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を前記複数の情報処理装置間で共有する共有処理を実行する共有処理実行手段と、
    を備え、
    前記ウェブ会議サーバは、
    前記選択設定手段で選択設定されたアプリケーションの識別情報と、会議室とを対応付けて記憶する記憶手段
    を備え、
    前記情報処理装置は、さらに、
    当該情報処理装置が入室する会議室に対応付けられて記憶されたアプリケーションの識別情報を、前記ウェブ会議サーバから取得する取得手段
    を備え、
    前記情報処理装置の前記共有処理実行手段は、前記取得手段により取得された識別情報により識別されるアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を当該会議室に入室している他の情報処理装置と共有する共有処理を実行することを特徴とするウェブ会議システム。
  2. 前記情報処理装置は、
    ウェブ会議が開始されることで自動起動するアプリケーションを設定する自動起動設定手段と、
    ウェブ会議が開始されることで、前記自動起動設定手段で自動起動すると設定されたアプリケーションを自動起動する自動起動手段と、
    を備え、
    前記共有処理実行手段は、前記自動起動手段で起動されたアプリケーションが前記選択設定手段で選択設定されたアプリケーションである場合に、当該アプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を前記複数の情報処理装置間で共有する共有処理を実行することを特徴とする請求項に記載のウェブ会議システム。
  3. 前記ウェブ会議サーバは、
    前記アプリケーションごとに、当該アプリケーションの表示の共有を許可するか否かを示す許可情報を記憶する許可情報記憶手段
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記許可情報記憶手段に記憶されている前記許可情報を取得する許可情報取得手段
    を備え、
    前記情報処理装置の前記共有処理実行手段は、前記許可情報取得手段により取得された許可情報により共有が許可されているアプリケーションの起動に応じて、当該共有が許可されているアプリケーションの表示を前記複数の情報処理装置間で共有する共有処理を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載のウェブ会議システム。
  4. 前記情報処理装置は、
    アプリケーションごとに、複数の情報処理装置間で表示を共有することを許可するか否かの設定を、表示画面に表示する設定画面において受け付ける許可設定受付手段
    を備え、
    前記ウェブ会議サーバの前記許可情報記憶手段は、前記許可設定受付手段で表示の共有を許可する設定を受け付けたアプリケーションの識別情報を、前記複数の情報処理装置間で表示を共有することを許可するアプリケーションとして前記ウェブ会議サーバの備える記憶装置に記憶することを特徴とする請求項に記載のウェブ会議システム。
  5. 前記情報処理装置の前記共有処理実行手段は、前記選択設定手段で選択設定されたアプリケーションの起動に応じて、ユーザ操作によるアプリケーションの表示の共有指示を受け付けることなく、自動で当該アプリケーションの表示を共有する共有処理を実行することを特徴とする請求項1に乃至のいずれか1項に記載のウェブ会議システム。
  6. 前記情報処理装置の前記共有処理実行手段は、前記選択設定手段で選択設定されたアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を他の情報処理装置と共有する共有指示を前記ウェブ会議サーバに送信し、
    前記ウェブ会議サーバは、
    前記共有処理実行手段により送信された前記共有指示を受け付けた場合に、当該共有指示に従って、前記選択設定手段で選択設定され、前記情報処理装置で起動されたアプリケーションの表示を共有する通知を前記他の情報処理装置に対して行う通知手段
    を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のウェブ会議システム。
  7. 複数の情報処理装置とウェブ会議サーバとを含むウェブ会議システムの制御方法であって、
    前記情報処理装置において、
    前記複数の情報処理装置間で表示を共有するアプリケーションを選択設定する選択設定工程と、
    前記選択設定工程で選択設定されたアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を前記複数の情報処理装置間で共有する共有処理を実行する共有処理実行工程と、
    を含み、
    前記ウェブ会議サーバにおいて、
    前記選択設定工程で選択設定されたアプリケーションの識別情報と、会議室とを対応付けて記憶する記憶工程
    を含み、
    前記情報処理装置において、さらに、
    当該情報処理装置が入室する会議室に対応付けられて記憶されたアプリケーションの識別情報を、前記ウェブ会議サーバから取得する取得工程
    を含み、
    前記情報処理装置の前記共有処理実行工程は、前記取得工程により取得された識別情報により識別されるアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を当該会議室に入室している他の情報処理装置と共有する共有処理を実行することを特徴とする制御方法。
  8. 複数の情報処理装置とウェブ会議サーバとを含むウェブ会議システムを制御するプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記複数の情報処理装置間で表示を共有するアプリケーションを選択設定する選択設定手段と、
    前記選択設定手段で選択設定されたアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を前記複数の情報処理装置間で共有する共有処理を実行する共有処理実行手段として機能させ
    前記ウェブ会議サーバを、
    前記選択設定手段で選択設定されたアプリケーションの識別情報と、会議室とを対応付けて記憶する記憶手段として機能させ、
    前記情報処理装置を、さらに、
    当該情報処理装置が入室する会議室に対応付けられて記憶されたアプリケーションの識別情報を、前記ウェブ会議サーバから取得する取得手段として機能させ、
    前記情報処理装置の前記共有処理実行手段は、前記取得手段により取得された識別情報により識別されるアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を当該会議室に入室している他の情報処理装置と共有する共有処理を実行することを特徴とするプログラム。
  9. 他の情報処理装置と表示を共有する対象として選択設定されたアプリケーションの識別情報と会議室とを対応付けて記憶する記憶手段を備えるウェブ会議サーバと、他の情報処理装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記他の情報処理装置と表示を共有するアプリケーションを選択設定する選択設定手段と、
    前記選択設定手段で選択設定されたアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を前記他の情報処理装置と共有する共有処理を実行する共有処理実行手段と、
    自機が入室する会議室に対応付けられて記憶されたアプリケーションの識別情報を、前記ウェブ会議サーバから取得する取得手段と、
    を備え、
    前記共有処理実行手段は、前記取得手段により取得された識別情報により識別されるアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を当該会議室に入室している他の情報処理装置と共有する共有処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
  10. 他の情報処理装置と表示を共有する対象として選択設定されたアプリケーションの識別情報と会議室とを対応付けて記憶する記憶手段を備えるウェブ会議サーバと、他の情報処理装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置において、
    前記他の情報処理装置と表示を共有するアプリケーションを選択設定する選択設定工程と、
    前記選択設定工程で選択設定されたアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を前記他の情報処理装置と共有する共有処理を実行する共有処理実行工程と、
    自機が入室する会議室に対応付けられて記憶されたアプリケーションの識別情報を、前記ウェブ会議サーバから取得する取得工程と、
    を含み、
    前記共有処理実行工程は、前記取得工程により取得された識別情報により識別されるアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を当該会議室に入室している他の情報処理装置と共有する共有処理を実行することを特徴とする制御方法。
  11. 他の情報処理装置と表示を共有する対象として選択設定されたアプリケーションの識別情報と会議室とを対応付けて記憶する記憶手段を備えるウェブ会議サーバと、他の情報処理装置と通信可能な情報処理装置を制御するプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記他の情報処理装置と表示を共有するアプリケーションを選択設定する選択設定手段と、
    前記選択設定手段で選択設定されたアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を前記他の情報処理装置と共有する共有処理を実行する共有処理実行手段と
    自機が入室する会議室に対応付けられて記憶されたアプリケーションの識別情報を、前記ウェブ会議サーバから取得する取得手段として機能させ、
    前記共有処理実行手段は、前記取得手段により取得された識別情報により識別されるアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を当該会議室に入室している他の情報処理装置と共有する共有処理を実行することを特徴とするプログラム。
  12. 複数の情報処理装置間で表示を共有するアプリケーションを選択設定する選択設定手段と、自機が入室する会議室に対応付けられて記憶されたアプリケーションの識別情報をウェブ会議サーバから取得する取得手段と、前記取得手段により取得された識別情報により識別されるアプリケーションの起動に応じて当該アプリケーションの表示を当該会議室に入室している他の情報処理装置と共有する共有処理を実行する共有処理実行手段と、を備える情報処理装置を含む複数の情報処理装置と通信可能なウェブ会議サーバであって、
    前記情報処理装置において前記複数の情報処理装置間で表示を共有するアプリケーションとして選択設定されたアプリケーションの識別情報と、会議室とを対応付けて記憶する記憶手段
    を備えることを特徴とするウェブ会議サーバ。
  13. 複数の情報処理装置間で表示を共有するアプリケーションを選択設定する選択設定手段と、自機が入室する会議室に対応付けられて記憶されたアプリケーションの識別情報をウェブ会議サーバから取得する取得手段と、前記取得手段により取得された識別情報により識別されるアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を当該会議室に入室している他の情報処理装置と共有する共有処理を実行する共有処理実行手段と、を備える情報処理装置を含む複数の情報処理装置と通信可能なウェブ会議サーバの制御方法であって、
    前記情報処理装置において前記複数の情報処理装置間で表示を共有するアプリケーションとして選択設定されたアプリケーションの識別情報と、会議室とを対応付けて記憶する記憶工
    含むことを特徴とする制御方法。
  14. 複数の情報処理装置間で表示を共有するアプリケーションを選択設定する選択設定手段と、自機が入室する会議室に対応付けられて記憶されたアプリケーションの識別情報をウェブ会議サーバから取得する取得手段と、前記取得手段により取得された識別情報により識別されるアプリケーションの起動に応じて、当該アプリケーションの表示を当該会議室に入室している他の情報処理装置と共有する共有処理を実行する共有処理実行手段と、を備える情報処理装置を含む複数の情報処理装置と通信可能なウェブ会議サーバを制御するプログラムであって、
    前記ウェブ会議サーバを、
    前記情報処理装置において前記複数の情報処理装置間で表示を共有するアプリケーションとして選択設定されたアプリケーションの識別情報と、会議室とを対応付けて記憶する記憶手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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