JP2006236202A - 電子会議システム及び電子会議方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、電子会議サーバにより、電子会議に参加するユーザの意見を発言する順序を定めるアクセス権をユーザに回覧し、当該アクセス権を有するユーザのみが電子会議において発言することにより、意見を書き込む人が一部の人に偏ることなく議論を行なうことができる電子会議システムである。
【選択図】 図3
Description
図1は、本発明の実施の形態に係る電子会議システムの構成を示す図である。同図に示すように、インターネットやイントラネットなどのネットワーク1上には会議室サーバ2が設置され、会議参加者は各自の端末3〜7からネットワーク1経由で会議室サーバ2にアクセスして会議に参加する。
会議室サーバの機能は、会議室サーバのメモリ、ハードディスクドライブなどの保存手段に格納され、実行される会議室サーバ制御プログラムにより実現される。
同図に示すように、会議室サーバ2は、通信手段11、電子会議制御手段12、ユーザ情報管理手段13、会議室管理手段14及び意見データ管理手段15を具備している。
アクセス制御手段21は、ネットワークからのアクセスに対して、そのアクセスが会議室サーバの利用者として登録されているかどうかを制御する。具体的には、ユーザ情報データベース34に格納されたユーザのパスワードを使用して、アクセスしたユーザの認証を行なう。
電子会議制御手段12は、ユーザとのインターフェースも兼ねており、ここを介して、ユーザ情報の登録/修正/削除/閲覧、会議室情報の登録/修正/削除/閲覧、意見タグの管理(記入/移動/登録)等を行う。一般参加者が操作する機能、コーディネータが操作する機能、管理者が操作する機能の各制御と各データベースの連携を行う。各データベースの連携により、以下の機能が実行される。会議室画面の編集(コーディネータのみの操作)、回覧状況の把握(一般参加者/コーディネータの操作)、回覧済みチェック機能(一般参加者の操作)、飛び越し機能(コーディネータの操作)、意見の一覧表示(一般参加者、コーディネータの操作)、電子メール送信制御(管理者の操作)等である。
回覧が回ってきた参加者は、順次意見の記入を行うことにより、回覧が一巡し、全ての参加者からの意見が出されることとなる。
以上のような方法により、アクセス権を回覧しながら円滑に会議を進行することができる。図5は会議室の画面イメージ図である。会議室には参加者が記入した意見タグが貼られる。意見タグはそれぞれ関連のある場所に貼り付けることにより、議論の内容を容易に知ることができる。
コーディネータが画面を編集している最中に、参加者が意見を登録するとデータベースの不整合が生じる危険性がある。それに備えて、会議室の閉鎖・再開機能を備えている。会議室を閉鎖すると、一般参加者は意見の書き込みが行えなくなる。コーディネータによる編集作業が終了した際に会議室を再開すれば、再び意見の書き込みが行えるようになる。
図6はユーザ情報へのアクセス権を説明するための図である。管理者は、会議室利用者の情報を全て管理することができるため、氏名とニックネームを対応づけることができる。これに対し、コーディネータや一般参加者にはニックネームだけしか公開しない機能も備えている。これにより、会議に参加している人は、互いに自分の素性を知られずに発言できるので、立場を気にせずに発言することができる。ただし、管理者はニックネームと氏名の対応を知っており、参加者が不適切な発言を行った場合には、管理者により注意を受けたり、最悪の場合会議室からの退場を促すことができるので、不適切な発言を抑止することができる。
図7は、主に情報の登録作業と意見の記入に関する動作シーケンスを示す。
管理者が行うユーザ登録操作、ユーザ情報の修正/削除操作は、通信手段を介して、サーバのユーザ情報管理手段で処理され、ユーザ情報DBに反映される(T1,T2)。同様に、一般参加者が行う、ユーザ情報の修正操作も、通信手段を介して、サーバのユーザ情報管理手段で処理され、ユーザ情報DBに反映される(T3)。
会議室画面において、一般参加者が、意見の記入や顔アイコンの表情設定(意見タグの作成)操作を行なうと、意見データ管理手段で処理され、意見データDBに反映される(T10)。意見を記入した一般参加者は、次の参加者へ回覧する操作を行うと、電子会議制御手段で処理され、回覧状況が把握され、次の参加者の会議室への入室が可能になる(案内通知の電子メールが送信される)(T11,T6)。また、自分に回覧順が回ってきてから初めて会議室に入ることができる。回覧順が回ってくるまでは参加者であっても会議室に入れない。
図8は、主に会議室画面の編集作業とその他の作業に関する動作シーケンスを示す図である。
一般参加者が行う、意見の一覧表示の要求は、通信手段を介して、サーバの電子会議制御手段で処理され、該当会議室の参加者が記入した意見の一覧を、要求した参加者に対して表示させる(T23,T24)。同様に、コーディネータが行う、意見の一覧表示の要求は、通信手段を介して、サーバの電子会議制御手段で処理され、該当会議室の参加者が記入した意見の一覧を、要求した参加者に対して表示させる(T25,T26)。
すなわち、本発明の実施の形態に係る電子会議システムは、電子会議に参加する人を事前に登録し、登録された人だけが会議に参加できるようにした。また、登録されたユーザの中で会議室にアクセスする順番を決め、アクセス順に従って会議室で発言することとし、会議に参加するユーザが必ず発言できる機会を設けた。また、アクセス状況を表示する機能を備えることにより、会議室にアクセスしていない人を識別することを可能とした。
アクセス権が回覧された人が次の人に回さないと回覧が滞るために、案内通知が届いてから一定期間会議室にアクセスしていない人には督促通知を送信する機能を備えた。さらに、督促通知を受け取っても会議室にアクセスしない場合は、そのユーザを飛び越して次の参加者にアクセス権を回覧する機能を備えた。また、会議開催後、回覧順を変更する機能を備えた。さらに、各会議室の参加者を変更する機能を備えた。
電子会議で表示される個人識別情報としてニックネームを用いることとした。ニックネームを用いることにより会議参加者の個人名を秘匿することができる。会議に主体的に参加するコーディネータと一般参加者にはユーザの氏名が明らかにならないようにし、管理者のみユーザの氏名とニックネームを対応づけて知ることができるようにした。
さらに、会議参加者は匿名で発言できるので、活発な議論が行えることが可能である。一方、匿名な会議室での問題である不適切な発言に対しては、管理者が参加者を特定できることにより抑止効果が発揮できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
Claims (10)
- ネットワークに接続され、ネットワーク上で開催される電子会議に関する処理を行なう電子会議サーバと、前記ネットワークに接続され、電子会議に参加するユーザの端末とを具備する電子会議システムにおいて、
前記電子会議サーバは、
ユーザと、前記ユーザの前記電子会議において発言する順序を示す順序情報とを互いに関連付けて格納する第1のデータベースと、
前記第1のデータベースに格納された順序情報に従って、前記ユーザから前記電子会議システムにおいて発言するためのアクセス権を回覧する手段と
を具備することを特徴とする電子会議システム。 - ユーザの端末の送信先を示す情報と、ユーザとを互いに関連付けて記憶する第2のデータベースと、
前記第2のデータベースを検索することにより、前記アクセス権が回覧されたユーザの送信先を示す情報を得て、当該得られた送信先を示す情報を使用してアクセス権が回覧されたことを電子メールにより通知する手段と
をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の電子会議システム。 - 前記アクセス権が回覧されたことが通知され、一定時間経過した後、当該ユーザがアクセス権を回覧しない場合に、電子メールで督促通知を送信する手段をさらに具備することを特徴とする請求項2記載の電子会議システム。
- 前記アクセス権回覧手段は、前記督促通知を送信して一定時間経過した後、当該ユーザがアクセス権を回覧しない場合に、次の順番のユーザにアクセス権を回覧することを特徴とする請求項3記載の電子会議システム。
- 電子会議に参加したユーザが発言した意見を意見タグとして表示する手段をさらに具備し、
前記意見タグは、電子会議の画面上で移動可能であることを特徴とする請求項1記載の電子会議システム。 - ネットワークに接続され、ネットワーク上で開催される電子会議に関する処理を行ない、ユーザと、前記ユーザの前記電子会議において発言する順序を示す順序情報とを互いに関連付けて格納する第1のデータベースと、ユーザの端末の送信先を示す情報と、ユーザとを互いに関連付けて記憶する第2のデータベースとを具備する電子会議サーバと、前記ネットワークに接続され、電子会議に参加するユーザの端末とを具備する電子会議システムにおける電子会議方法において、
前記第1のデータベースに格納された順序情報に従って、前記ユーザから前記電子会議システムにおいて発言するためのアクセス権を回覧し、
前記第2のデータベースを検索することにより、前記アクセス権が回覧されたユーザの送信先を示す情報を得て、当該得られた送信先を示す情報を使用してアクセス権が回覧されたことを電子メールにより通知することを特徴とする電子会議方法。 - 前記アクセス権が回覧されたことが通知され、一定時間経過した後、当該ユーザがアクセス権を回覧しない場合に、電子メールで督促通知を送信するステップをさらに具備することを特徴とする請求項6記載の電子会議方法。
- 前記アクセス権回覧ステップは、前記督促通知を送信して一定時間経過した後、当該ユーザがアクセス権を回覧しない場合に、次の順番のユーザにアクセス権を回覧することを特徴とする請求項7記載の電子会議方法。
- 電子会議に参加したユーザが発言した意見を意見タグとして表示するステップをさらに具備し、
前記意見タグは、電子会議の画面上で移動可能であることを特徴とする請求項6記載の電子会議方法。 - ネットワークに接続され、ネットワーク上で開催される電子会議に関する処理を行ない、ユーザと、前記ユーザの前記電子会議において発言する順序を示す順序情報とを互いに関連付けて格納する第1のデータベースと、ユーザの端末の送信先を示す情報と、ユーザとを互いに関連付けて記憶する第2のデータベースとを具備する電子会議サーバと、前記ネットワークに接続され、電子会議に参加するユーザの端末とを具備する電子会議システムにおける電子会議サーバにおいて使用されるプログラムにおいて、
前記プログラムは、前記電子会議サーバに、
前記第1のデータベースに格納された順序情報に従って、前記ユーザから前記電子会議システムにおいて発言するためのアクセス権を回覧させ、
前記第2のデータベースを検索することにより、前記アクセス権が回覧されたユーザの送信先を示す情報を得て、当該得られた送信先を示す情報を使用してアクセス権が回覧されたことを電子メールにより通知させることを特徴とするプログラム。
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