JP2015035179A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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真史 小野
林 学
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直哉 延谷
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Abstract

【課題】ユーザの使用頻度や顔認証機能の追加を考慮した適切なシステム構成とし、かつ、メモリ容量を徒に増大させることなく効率的な認証を可能とするシステム及びプログラムを提供する。
【解決手段】認証対象のユーザ群を、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群と、前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群とに分け、ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群を1番から閾番号までの管理番号に割り当て、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群を前記閾番号から最終番号までの管理番号に割り当てて、認証に必要なユーザ情報を記憶部に記憶する。1番から閾番号までの管理番号と、閾番号から最終番号までの管理番号に分けて管理番号を表示部14に表示する。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
近年、顔認証技術が開発・普及されており、種々の分野に応用されている。
特許文献1には、被認証者の顔を含む領域を撮影して得られた顔画像から生成した認証に用いる情報と、予め登録された認証情報とを比較照合し、互いに一致すると判定された場合に被認証者を予め登録されたものであると認証する技術が開示されている。
特開2000−030066号公報
顔認証技術は、画像読取機能や印刷機能を備える画像処理装置にも適用し得るが、画像処理装置の使用頻度には、ユーザ毎に大きな相違がある。すなわち、あるユーザはほぼ毎日使用し、別のユーザはほとんど使用しない場合がある。使用頻度の高いヘビーユーザにとっては、画像処理装置を使用する毎にIDやパスワードをその都度入力するのは煩わしいため単に顔画像を撮影するだけでよい顔認証が望ましいが、他方、ほとんど使用しないユーザにとってはその都度IDやパスワードを入力しても特に問題は生じず、むしろ、顔認証のための事前登録や顔認証に必要なデータを記憶しておくためのメモリ容量を削減することが望ましい。
また、当初は画像処理装置を使用する際にID及びパスワード認証を実行していたものの、後から顔認証機能を追加してバージョンアップを図ることも十分想定され得るが、この場合においても、顔認証機能を追加する前のユーザ認証を引き続き有効としてユーザの利便性及び管理の容易化を図ることが望まれる。
本発明の目的は、ユーザの使用頻度や顔認証機能の追加を考慮した適切なシステム構成とし、かつ、メモリ容量を徒に増大させることなく効率的な認証を可能とするシステム及びプログラムを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、ユーザの顔画像を撮影する撮像部と、ID及びパスワードを入力するための操作部と、前記顔画像に基づく認証処理と、前記ID及びパスワードに基づく認証処理が可能な認証部と、認証対象のユーザ群を、前記顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群と、前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群とに分けて、前記認証部での認証に必要なユーザ情報を管理する管理部とを備えることを特徴とする画像処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記認証対象のユーザ群は、1番から最終番号までの管理番号のいずれかに割り当てられ、前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群は1番から閾番号までの管理番号に割り当てられ、前記顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群は前記閾番号から最終番号までの管理番号に割り当てられることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記ユーザ情報を表示する表示部を備え、前記表示部は、前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群のユーザ情報を表示する際には、前記顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群のユーザ情報を非表示とすることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記管理部は、前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群に属するユーザに対し、前記認証部での認証に必要なユーザ情報に加え、前記撮像部で撮影した顔画像をアイコンとして登録することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置である。
請求項5に記載の発明は、コンピュータに、認証対象のユーザ群を、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群と、ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群とに分け、ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群を1番から閾番号までの管理番号に割り当て、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群を前記閾番号から最終番号までの管理番号に割り当てて、認証に必要なユーザ情報を記憶部に記憶するステップと、1番から閾番号までの管理番号と、閾番号から最終番号までの管理番号に分けて管理番号を表示部に表示するステップと、選択操作に応答し、前記1番から閾番号までの管理番号が選択された場合に、ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群の前記ユーザ情報を前記記憶部から読み出して表示部に表示し、前記閾番号から最終番号までの管理番号が選択された場合に、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群の前記ユーザ情報を前記記憶部から読み出して表示部に表示するステップとを実行させることを特徴とするプログラムである。
請求項1及び請求項5に記載の発明によれば、ユーザの使用頻度や顔認証機能の追加を考慮したシステム構成とし、メモリ容量を徒に増大させることなく効率的な認証を実行し得る。
請求項2及び請求項3に記載の発明によれば、さらに、ID及びパスワード認証のユーザ群と、顔認証のユーザ群とを明確に識別し得る。
請求項4に記載の発明によれば、さらに、ID及びパスワード認証のユーザの使い勝手が向上し、あるいは使用履歴の管理が容易化される。
画像処理装置の正面図である。 画像処理装置の上面図である。 画像処理装置の構成ブロック図である。 画像処理装置の人検出装置の構成ブロック図である。 画像処理装置の機能ブロック図である。 画像処理装置と人の位置関係を示す平面図である。 ユーザ登録確認画面説明図である。 メモリに記憶されるデータ説明図である。 ユーザ登録確認画面説明図である。 顔登録画面説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態における画像処理装置10の正面図を示す。また、図2に、画像処理装置10の上面図を示す。
画像処理装置10は、人感センサ191と、第1撮像部192と、第2撮像部193とを備える。
人感センサ191は、例えば赤外線センサから構成され、画像処理装置10の筐体前面に設けられる。人感センサ191は、図2に示す検出領域F1内に存在する人体を検出して検出信号を出力する。検出領域F1は、画像処理装置10の正面に設定され、例えば人感センサ191を中心として角度90度から135度、半径1500mmの扇形の領域として設定される。
第1撮像部192は、例えば広角レンズを備えるカメラであり、画像処理装置10の筐体前面に設けられる。第1撮像部192は、図2に示す検出領域F2の画像を撮影する。検出領域F2は、画像処理装置10の正面に設定され、例えば第1撮像部192を中心とした半径1000mmの半円形の範囲として設定される。
第2撮像部193は、例えばカメラであり、画像処理装置10の筐体上面において操作部13及び表示部14に隣接して設けられる。第2撮像部193は、画像処理装置10を利用するユーザの顔画像を撮影する。
なお、図2における領域F3は、ユーザが画像処理装置10を操作する際に滞在する領域であり、画像処理装置10の正面において画像処理装置10と隣り合うように設定される。
図3に、画像処理装置10の構成ブロック図を示す。画像処理装置10は、制御部11と、通信部12と、操作部13と、表示部14と、記憶部15と、画像読取部16と、画像形成部17と、電源回路18と、人検出装置19を備える。
制御部11は、例えばCPUとメモリを備え、画像処理装置10の各部を制御する。CPUは、メモリ又は記憶部15に記憶されたプログラムを読み出して実行する。メモリは
ROM及びRAMを備える。ROMは、予めプログラムや各種データを記憶する。RAMは、プログラムやデータを一時記憶し、CPUがプログラムを実行する際のワーキングエリアとして機能する。
通信部12は、通信回線に接続される通信インタフェースである。通信部12は、通信回線に接続されたクライアント装置や他の画像処理装置10と通信回線を介して通信を行う。
操作部13は、例えばタッチパネル及びキーから構成され、ユーザの操作に応じたデータを制御部11に供給する。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。操作部13及び表示部14は、画像処理装置10の筐体上面に設けられる。操作部13と表示部14はタッチパネルとして一体化していてもよい。
記憶部15は、ハードディスクや半導体メモリ等であり、制御部11により用いられる各種プログラムやデータを記憶する。
画像読取部16は、イメージスキャナであり、原稿の画像を読み取って画像データを生成する。
画像形成部17は、画像データに応じた画像を用紙等のシート状の媒体に形成する。画像形成部17は、電子写真方式により画像を形成してもよいし、他の方法により画像を形成してもよい。画像形成部17は、一般にはプリンタとして機能する。
電源回路18は、画像処理装置10の各部に電力を供給する。
人検出装置19は、画像処理装置10のユーザを検出するものであり、具体的には人感センサ191と、第1撮像部192と、第2撮像部193を備える。
図4に、人検出装置19の構成ブロック図を示す。人検出装置19は、人感センサ191と、第1撮像部192と、第2撮像部193と、画像処理部194と、通信制御部195を備える。
画像処理部194は、第1撮像部192により撮影された画像、及び第2撮像部193で撮影された画像を解析して各種の処理を実行する。画像処理部194は、CPUとメモリで構成する他、ASICにより構成されていてもよい。
通信制御部195は、人検出装置19と制御部11との間の通信を制御する。具体的には、第1撮像部192や第2撮像部193により撮影された画像から人を検出すると、検出信号を制御部11に送信する。
図5に、画像処理装置10の機能ブロック図を示す。画像処理装置10は、機能として、動作モード制御部101と、電力制御部102と、接近判定部103と、滞在判定部104と、認証部105を備える。
動作モード制御部101は、制御部11により実行され、画像処理装置10の各部の動作モードを制御する。動作モード制御部101は、画像処理装置10のメインシステムの動作モードと、第1撮像部192及び第2撮像部193の動作モードと、画像処理部194及び通信制御部195の動作モードを制御する。なお、メインシステムは、画像処理装置10において人検出装置19を除いた構成であり、画像読取部16や画像形成部17等である。
メインシステムの動作モードには、スタンバイモードとスリープモードがある。スタンバイモードにおいては、稼働に必要な電力がメインシステムに供給され、動作可能な状態にある。スタンバイモードに移行すると、画像処理装置10は、ユーザの操作に応じて、スキャン処理、コピー処理、プリント処理又はファクシミリ処理を実行する。スリープモードにおいては、メインシステムの少なくとも一部への電力供給が停止され、メインシステムの少なくとも一部が非稼働状態になる。スリープモードでは、制御部11の一部、表示部14、画像読取部16及び画像形成部17への電力供給が停止される。
第1撮像部192及び第2撮像部193の動作モードには、オン状態とオフ状態がある。オン状態においては、第1撮像部192及び第2撮像部193に電力が供給され、第1撮像部192及び第2撮像部193の電源がオンになる。オフ状態においては、第1撮像部192及び第2撮像部193への電力供給が停止され、第1撮像部192及び第2撮像部193の電源がオフになる。
画像処理部194及び通信制御部195の動作モードには、スタンバイモードとスリープモードがある。スタンバイモードにおいては、稼働に必要な電力が画像処理部194及び通信制御部195に供給され稼働状態となる。スリープモードにおいては、画像処理部194及び通信制御部195の少なくとも一部への電力供給が停止され、非稼働状態となる。
また、動作モード制御部101は、第1タイマ111と第2タイマ112を備える。第1タイマ111は、メインシステムをスリープモードに移行する際に用いられる。第2タイマ112は、第1撮像部192及び第2撮像部193をオフ状態にし、画像処理部194及び通信制御部195をスリープモードに移行する際に用いられる。
電力制御部102は、動作モード制御部101の制御により、電源回路18から画像処理装置10の各部への電力供給を制御する。なお、電力制御部102は、人感センサ191には常に電力を供給する。
接近判定部103は、画像処理部194により実行され、第1撮像部192により撮影された画像に基づいて検出領域F2内にいる人が画像処理装置10に近づいているか否かを判定する。具体的には、撮影画像から人の形を検出してその向きを検出し、検出した人体の向きが画像処理装置10に向かう方向である場合には画像処理装置10に向かって近づいていると判定し、それ以外の場合には画像処理装置10に向かって近づいていないと判定する。
滞在判定部104は、画像処理部194により実行され、第1撮像部192により撮影された画像に基づいて、操作領域F3内に人がいるか否かを判定する。
認証部105は、画像処理部194により実行され、第2撮像部193により撮影された画像に基づいて、ユーザを顔認証する。具体的には、第2撮像部193により撮影された画像から顔領域を抽出し、抽出した顔領域の特徴と予め登録された正当なユーザの顔画像の特徴とを照合することにより、正当なユーザの顔画像であるか否かを判定する。正当なユーザの顔画像であると判定された場合、ユーザの認証は成功する。他方、正当なユーザの顔画像でないと判定された場合、ユーザの認証は失敗する。予め登録される正当なユーザの顔画像については、さらに後述する。
認証部105は、顔認証処理に加え、ID及びパスワード認証処理も実行する。具体的には、ユーザが操作部13あるいは表示部14を操作してID及びパスワードを入力すると、予め登録された正当なユーザのID及びパスワードと照合することで正当なユーザを認証する。ID及びパスワードによる認証は、顔画像が必要でないため画像処理部194で実行するのではなく、制御部11により実行される。例えば、制御部11がソフトウェアキーボードを表示部14に表示し、ユーザがこのキーボードを操作してID及びパスワードを入力すると、制御部11は、入力されたID及びパスワードと予め登録された正当ユーザのID及びパスワードと照合する。ID及びパスワード認証か、顔認証かはユーザ毎に設定される。すなわち、あるユーザはID及びパスワード認証に設定され、別のユーザは顔認証に設定される。
画像処理装置10の初期出荷時は第2撮像部193及び画像処理部194が設けられていない場合、画像処理装置10はID及びパスワード認証でユーザを認証するが、ある時点で画像処理装置10に第2撮像部193及び画像処理部194が追加された場合、それ以後は顔認証が可能となる。従って、一つの形態としては、第2撮像部193及び画像処理部194を追加する以前のユーザはID及びパスワード認証に設定し、第2撮像部193及び画像処理部194を追加した以後のユーザは顔認証に設定する。
また、別の形態としては、使用頻度が相対的に高いと想定されるユーザは顔認証に設定し、使用頻度が相対的に低いと想定されるユーザはID及びパスワード認証に設定する。使用頻度が相対的に高い場合、使用の都度、ID及びパスワードを入力するのは煩雑であり、顔認証とすることでユーザの利便性が向上する。他方、使用頻度が相対的に低い場合には、ID及びパスワード認証としてもそれほど問題ではなく、事前顔登録を不要としメモリ容量を削減できる利点がある。
ユーザ毎の認証モードをまとめると、以下の通りである。
(1)ID及びパスワード認証
画像処理装置10に顔認証機能が追加される前のユーザ
及び/又は
画像処理装置10の使用頻度が相対的に低いユーザ
(2)顔認証
画像処理装置10に顔認証機能が追加された後のユーザ
及び/又は
画像処理装置10の使用頻度が相対的に高いユーザ
ここで、「及び/又は」としたのは以下の理由による。すなわち、画像処理装置10に顔認証機能が追加される前のユーザであったとしても、画像処理装置10の使用頻度が相対的に高いユーザは、当初はID及びパスワード認証のユーザとして設定されていても、その後に、顔認証ユーザに変更して設定され得るからである。また、画像処理装置10に顔認証機能が追加された後のユーザであったとしても、画像処理装置10の使用頻度が相対的に低いユーザは、当初は顔認証のユーザとして設定されていても、その後に、ID及びパスワード認証ユーザに変更して設定され得るからである。
認証部105は、第2撮像部193により撮影された画像に基づいて顔認証処理を実行する際には、その前提として第2撮像部193がオン状態となっていることが必要である。
図6に、画像処理装置10と人との位置関係を示す。
初期状態において、画像処理装置10のメインシステム、画像処理部194及び通信制御部195の動作モードがスリープモードに移行しており、第1撮像部192及び第2撮像部193がオフ状態にある。
図6(a)のように検出領域F1に人がいないと、人感センサ191は人を検出せず、検出信号はオフとなる。
次に、図6(b)のように検出領域F1に人が移動すると、人感センサ191は人を検出し、検出信号がオンとなる。人感センサ191の検出信号がオンになると、第1撮像部192及び第2撮像部193が起動されてオフ状態からオン状態に移行し、画像処理部194及び通信制御部195がスリープモードからスタンバイモードに移行する。
第1撮像部192は、起動中、所定の時間間隔で検出領域F2の画像を撮影する。第1撮像部192で画像が撮影されると、接近判定処理及び滞在判定処理が実行される。
次に、図6(c)のように人が画像処理装置10に近づく方向D1に移動すると、接近判定処理において画像処理装置10に人が近づいていると判定され、メインシステムがスリープモードからスタンバイモードに移行する。
次に、図6(d)のようにユーザが操作領域F3内に移動すると、滞在判定処理においてユーザが操作領域F3にいると判定され、メインシステムはスタンバイモードのまま維持される。図6(d)の状態において、ユーザの顔認証が実行される。顔認証時には、第2撮像部193によりユーザの顔画像を撮影する。
ユーザが画像処理装置10の利用を終了し、画像処理装置10に対して所定のログアウト処理を実行して、図6(e)のように画像処理装置10に背を向けて操作領域F3外に移動すると、滞在判定処理においてユーザが操作領域F3にいないと判定される。この場合、第1タイマ111が起動され、設定時間T1の計測が開始される。
最後に、図6(f)のようにユーザが検出領域F1外に移動すると、人感センサ191が人を検出しなくなるため、検出信号がオフとなる。検出信号がオフになると、第2タイマ112が起動され、設定時間T2の計測が開始される。タイマ112により計測された時間が設定時間T2を経過すると、メインシステムの動作モードがスリープモードであるか否かが判定される。メインシステムがスタンバイモードである場合には、設定時間T2を経過してもスタンバイモードはそのまま維持される。タイマ111により計測された時間が設定時間T1を経過すると、メインシステムがスタンバイモードからスリープモードに移行する。また、第1撮像部192及び第2撮像部193がオン状態からオフ状態になり、画像処理部194及び通信制御部195がスリープモードに移行する。
第2撮像部193、画像処理部194及び通信制御部195に着目すると、図6(b)のように検出領域F1内に人が移動したタイミングで第2撮像部193がオン状態となり、画像処理部194及び通信制御部195がスタンバイモードに移行する。また、図6(c)のように人が画像処理装置10に近づくタイミングでメインシステムがスリープモードからスタンバイモードに移行し、操作部13や表示部14に電力が供給されオン状態となる。従って、この時点において、ユーザの顔認証が可能となる。そして、ユーザが操作を終了し、図6(f)のように画像処理装置10に背を向けて検出領域F1外に移動して設定時間T1を経過すると、メインシステムがスリープモードに移行し、第2撮像部193がオフ状態となり、かつ、画像処理部194と通信制御部195がスリープモードに移行して顔認証は行われない。
このように、図6(d)の状態、つまりユーザが操作領域F3に存在する場合に、第2撮像部193でユーザの顔画像を撮影し、画像処理部194に供給する。画像処理部194では、第2撮像部193で得られた顔画像から情報を抽出し、予め登録されメモリに記憶されている正当ユーザの顔画像と照合し、両者が一致していれば正当なユーザと認証する。また、ユーザが顔認証に設定されておらず、ID及びパスワード認証に設定されている場合、ユーザが操作領域F3に存在する場合に、操作部13あるいは表示部14を操作してID及びパスワードを入力する。制御部11は、入力されたID及びパスワードを予め登録されメモリに記憶されている正当ユーザのID及びパスワードと照合し、両者が一致していれば正当なユーザと認証する。制御部11のメモリには、ユーザ毎にそのユーザの認証情報が記憶される。
図7に、制御部11のメモリに記憶されるユーザの認証情報の一例を示す。この画面は、表示部14に表示されるユーザ管理画面であり、画像処理装置10の管理者(キーオペレータあるいはアドミニストレータ)が画像処理装置10にログインして操作部13を操作し、制御部11がこの操作に応じて表示部14に表示する画面である。
図7(a)に示すように、ユーザにはそれぞれ番号が割り当てられており、認証対象のユーザは、0001〜0900の群と、0901〜1000の群の2つに分類される。0001〜0900は、ID及びパスワード認証に設定されるユーザ群であり、0901〜1000は、顔認証に設定されるユーザ群である。ユーザには、0001〜1000のいずれかの番号が割り当てられ、合計1000人のユーザを登録することが可能であるが、このように、0001〜1000のうちの前の900人のユーザにID及びパスワード認証を設定し、0001〜1000のうちの後の100人のユーザに顔認証を設定することで、効率的な管理が可能である。すなわち、1000人のユーザ全てについて顔認証設定し、事前に顔画像を登録するものとすると、大量のメモリ容量を要することになるだけでなく、照合時間も増大する。1000人のうちの100人程度を顔認証設定することで、メモリ容量を削減し、照合時間も抑制される。そして、図7(a)のように、番号毎にID及びパスワード認証設定のユーザ群と、顔認証設定のユーザ群を分けることで、ユーザ管理が容易化される。
図7(b)は、図7(a)の画面において、0001〜0900のユーザ群を選択した場合の画面である。番号毎に、ユーザID及びユーザ名が表示される。図示していないが、ユーザ毎のパスワードを表示してもよい。ID及びパスワード認証のユーザは、第2撮像部193及び画像処理部194からなる顔認証モジュールが画像処理装置10に追加される以前のユーザや、使用頻度が相対的に低いユーザとし得るが、これに限定されない。図7(b)の画面において、0001〜0900のユーザ群のユーザ情報が一覧表示されるが、0901〜1000のユーザ群のユーザ情報は表示されない。
図7(c)は、図7(a)の画面において、0901〜01000のユーザ群を選択した場合の画面である。番号毎に、ユーザID及びユーザ名が表示され、さらに、顔登録されているユーザに対してユーザIDにその旨を示すアイコンが表示される。顔認証のユーザは、第2撮像部193及び画像処理部194からなる顔認証モジュールが画像処理装置10に追加された以後のユーザや、使用頻度が相対的に高いユーザとし得るが、これに限定されない。
図8に、制御部11のメモリ(不揮発性メモリ:NVM)に記憶されるデータを模式的に示す。制御部11のメモリには、番号(管理番号)として、既述したように0001〜1000が用意され、これらの番号に各ユーザを割り当てる。但し、0001〜0900にID及びパスワード認証のユーザを割り当て、0901〜1000に顔認証のユーザを割り当てる。従って、0001〜0900に割り当てられるユーザには、ユーザID(及びパスワード)の情報は存在しても、顔情報(顔ID)は登録されない。制御部11は、この0001〜0900のユーザ群のデータをメモリから読み出すことで図7(b)の画面を表示部14に表示する。他方、0901〜1000に割り当てられるユーザには、ユーザIDの情報とともに、顔情報が登録される。例えば、0901に割り当てられるユーザAには、顔情報として顔画像(face)001が割り当てられる等である。顔画像001は、事前に登録された顔画像である。制御部11は、この0901〜1000のユーザ群のデータをメモリから読み出すことで図7(c)の画面を表示部14に表示する。
図9に、図7(c)の画面において、顔認証設定される0901〜1000のユーザ群のうち、0901のユーザを選択した場合の画面例を示す。ユーザのID、ユーザ名、メールアドレス、デバイスの利用許可/不許可の他、登録されている顔情報141が表示される。顔認証時には、認証時に撮影された顔画像と、登録されている顔情報141の特徴情報とが比較照合される。
このように、管理者は、画像処理装置10にログインして図7あるいは図9の画面を表示部14に表示させ、認証対象のユーザを管理することができる。既登録のユーザ情報を変更する場合には、図7(a)の画面を表示させて、図7(b)あるいは図7(c)の画面を経て当該ユーザの情報を表示させ、パスワードの変更やメールアドレスの変更、デバイス利用許可情報の変更、顔画像の変更等を行う。新規にユーザ登録する場合、ID及びパスワード認証のユーザとして登録する場合には0001〜0900のいずれかに割り当てられ、顔認証のユーザとして登録する場合には0901〜1000のいずれかに割り当てられる。制御部11のCPUとメモリ、操作部13及び表示部14が、認証対象であるユーザの認証情報を管理する管理部として機能する。
図7及び図9の画面は、管理者の操作に応じて制御部11が表示部14に順次表示するものであるが、制御部11におけるユーザ管理動作をまとめると、以下の通りである。
(a)認証対象のユーザ群を、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群と、ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群とに分ける。
(b)ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群を1番から閾番号までの管理番号に割り当て、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群を閾番号から最終番号までの管理番号に割り当てて、認証に必要なユーザ情報をメモリに記憶する。
(c)操作に応じ、1番から閾番号までの管理番号と、閾番号から最終番号までの管理番号に分けて管理番号を表示部14に表示する。
(d)操作に応じ、1番から閾番号までの管理番号が選択された場合に、ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群のユーザ情報をメモリから読み出して表示部14に表示し、閾番号から最終番号までの管理番号が選択された場合に、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群のユーザ情報をメモリから読み出して表示部14に表示する。
なお、図9では、顔認証のユーザであるにもかかわらず、パスワードも登録され表示されている。これは、顔認証のユーザであっても、顔認証のみではなく、顔認証とID及びパスワード認証を併用できることを示すものである。このようなユーザでは、顔認証時が行われるとともに、パスワードも入力してパスワード認証も行われ、顔認証とパスワード認証に成功して始めて正当ユーザとして認証される。顔認証とID及びパスワード認証の併用は、0901〜1000に割り当てられるユーザの一部としてもよいし、全てとしてもよい。
次に、顔認証されるユーザに対する、事前の顔登録処理について説明する。
図10に、顔登録時の表示部14の画面例を示す。図10(a)は、顔登録時の初期画面であり、「中心を見ながら枠内に顔をおさめて下さい。緑色の○が表示されたら撮影ボタンを押して下さい。」とのメッセージが表示され、ユーザはこのメッセージに従って第2撮像部193に対する自己の顔の位置を調整する。
図10(b)は、ユーザが自己の顔の位置を適切な位置に調整した場合の画面例である。ユーザの顔が枠内に収まり、緑色の○が表示されるとともに、撮影ボタンが表示(アクティブ)され、操作可能状態となる。この状態でユーザが撮影ボタンを操作すると、第2撮像部193はユーザの顔画像を取得する。
図10(c)は、ユーザが撮影ボタンを操作した直後の画面である。第2撮像部193で顔画像を撮影して画像処理部194に供給し、画像処理部194で顔画像を処理している間の画面である。処理中であることを示すアイコンをユーザの顔画像に重畳して表示する。
図10(d)は、第2撮像部193で顔画像を撮影できた場合の画面である。取得したユーザの顔画像が表示され、登録ボタンが表示される。ユーザが、この顔画像の登録を希望する場合に、登録ボタンを操作する。画像処理部194は、登録ボタンの操作に応じてユーザの顔画像をメモリに登録する。なお、撮影に失敗した場合には、図10(d)の画面に代えて、所定のエラーメッセージ画面を表示してもよい。
以上のように、本実施形態では、顔認証ユーザとID及びパスワード認証ユーザとを混在させるとともに、図7に示すように、管理番号によってID及びパスワード認証ユーザ群と、顔認証ユーザ群とに分類して管理するため、ハードウェア資源を効率的に活用して認証処理を実行できる。特に、本実施形態では0001〜0900にID及びパスワード認証ユーザを割り当て、0901〜1000に顔認証ユーザを割り当てているので、画像処理装置10に後から顔認証モジュールを追加する場合においても、追加以前のユーザと追加後のユーザを互いに独立して管理できるとともに、両ユーザ群を一括して管理することができる。すなわち、顔認証モジュールを追加する以前のユーザ群については、図7(a)の画面において0001〜0900のユーザ群を選択すればよく、この場合、0901〜1000のユーザ群は画面上に表示されないので、顔認証ユーザに対する誤設定を行うこともない。顔認証モジュールを追加した後のユーザ群については、図7(a)の画面において0901〜1000のユーザ群を選択すればよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態では、ID及びパスワード認証ユーザに対しては、顔認証されないので顔登録することはないが、メモリ容量に余裕がある等の場合には、アイコン用に顔登録してもよい。この場合、0001〜0900のユーザ群についても、メモリに顔情報が記憶され、図9に示すようにアイコン用の顔情報が表示される。もちろん、この場合の顔情報は顔認証用の顔情報ではないので、必ずしも正面画像である必要はなく、また、明瞭である必要もなく、アイコンとして機能し得る程度の画像であればよい。アイコンとしての顔情報は、ID及びパスワード認証した後に表示部14に表示してユーザの使い勝手を向上する他、画像処理装置10のユーザ毎の使用履歴を確認する際に表示して使用履歴の管理を容易化してもよい。
また、本実施形態では、ソフトウェアキーボードによりID及びパスワードを入力してID及びパスワード認証を行う場合を例示したが、IDカード(磁気カード及びICカードを含む)によるID及びパスワード認証の場合にも同様に適用できる。
また、本実施形態では、顔認証ユーザの顔画像は、第2撮像部193で取得されて画像処理部194に供給され、画像処理部194で画像解析されてその特徴情報が抽出されるが、顔画像及びその特徴情報をともに制御部11のメモリに記憶する他、顔画像を制御部11のメモリに記憶し、特徴情報を画像処理部194のメモリに記憶してもよい。顔認証の際には、画像処理部194は、第2撮像部193で得られた認証時の顔画像と、画像処理部194のメモリに記憶された特徴情報とを照合することで顔認証を実行する。ID及びパスワード認証ユーザに対するアイコンとしての顔画像は、顔認証に使用されるわけではないのでその特徴情報を抽出する必要はなく、従って画像処理部194のメモリにも特徴情報は記憶されない。
また、本実施形態では、既述したように、顔認証とパスワード認証を併用することも可能であるが、この場合、顔認証後にパスワード認証に移行するが、顔認証に成功したときに認証時の撮影画像ではなく、予め登録されメモリに記憶されている顔画像を画面に表示してもよい。顔認証時に登録された顔画像を表示することで、ユーザが認証結果を確実に確認できる利点がある。また、このことは、顔認証のみの場合にも適用し得る。すなわち、顔認証に成功した場合に、認証時の撮影画像ではなく、予め登録されメモリに記憶されている顔画像を画面に表示して認証成功をユーザに知らせてもよい。認証成功時に表示すべきアイコンを予めメモリに登録しておき、認証成功時にアイコンを表示する構成としてもよい。当該アイコンは、ユーザが自己の所望する画像とする他、画像処理装置10の制御部11が予め作成して登録したCG画像としてもよい。
また、本実施形態では顔認証ユーザの顔画像を制御部11のメモリに記憶しているが、ユーザによっては顔画像をメモリに残したくないと希望する場合もあり得る(もちろん、この場合においても特徴情報自体は画像処理部194のメモリに記憶されているので顔認証は可能である)。この場合、図9の画面では、顔情報として顔画像を表示する代わりに、特定の人型あるいは顔型のアイコンとともに「登録済」のメッセージを表示してもよい。これにより、顔画像は登録済であるものの顔画像を残すことを望んでいないユーザと、顔画像自体が未登録のユーザとを容易に区別し得る。
さらに、本実施形態では、管理番号を0001〜1000として1000人のユーザを登録可能としているが、これは例示であってメモリ容量が許容する限り、1000人を超えるユーザを登録してもよいのは言うまでもない。この場合においても、0001〜閾番号にID及びパスワード認証のユーザを割り当て、閾番号〜最終番号に顔認証のユーザを割り当てればよく、0001〜閾番号のユーザ情報を表示部14に表示する場合には、閾番号〜最終番号のユーザ情報は表示部14に表示しないことが望ましい。
10 画像処理装置、11 制御部、12 通信部、13 操作部、14 表示部、15 記憶部、16 画像読取部、17 画像形成部、18 電源回路、19 人検出装置、191 人感センサ、192 第1撮像部、193 第2撮像部、194 画像処理部、195 通信制御部、101 動作モード制御部、102 電力制御部、103 接近判定部、104 滞在判定部、105 認証部。
請求項1記載の発明は、ユーザの顔画像を撮影する撮像部と、ID及びパスワードを入力するための操作部と、前記顔画像に基づく認証処理と、前記ID及びパスワードに基づく認証処理が可能な認証部と、認証対象のユーザ群を、前記顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群と、前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群とに分け、前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群と前記顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群のいずれか一方の群を1番から閾番号までの管理番号に割り当て、他方の群を前記閾番号の次から最終番号までの管理番号に割り当てて前記認証部での認証に必要なユーザ情報を管理する管理部とを備えることを特徴とする画像処理装置である。
請求項2記載の発明は、前記ユーザ情報を表示する表示部を備え、前記表示部は、前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群のユーザ情報を表示する際には、前記顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群のユーザ情報を非表示とすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記管理部は、前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群に属するユーザに対し、前記認証部での認証に必要なユーザ情報に加え、前記撮像部で撮影した顔画像をアイコンとして登録することを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の画像処理装置である。
請求項4記載の発明は、コンピュータに、認証対象のユーザ群を、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群と、ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群とに分け、前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群と前記顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群のいずれか一方の群を1番から閾番号までの管理番号に割り当て、他方の群を前記閾番号の次から最終番号までの管理番号に割り当てて、認証に必要なユーザ情報を記憶部に記憶するステップと、1番から閾番号までの管理番号と、閾番号から最終番号までの管理番号に分けて管理番号を表示部に表示するステップと、
選択操作に応答し、前記1番から閾番号までの管理番号が選択された場合に、前記一方の群の前記ユーザ情報を前記記憶部から読み出して表示部に表示し、前記閾番号の次から最終番号までの管理番号が選択された場合に、前記他方の群の前記ユーザ情報を前記記憶部から読み出して表示部に表示するステップとを実行させることを特徴とするプログラムである。
請求項1、2及び4に記載の発明によれば、ユーザの使用頻度や顔認証機能の追加を考慮したシステム構成とし、メモリ容量を徒に増大させることなく効率的な認証を実行し得る。また、ID及びパスワード認証のユーザ群と、顔認証のユーザ群とを明確に識別し得る
請求項に記載の発明によれば、さらに、ID及びパスワード認証のユーザの使い勝手が向上し、あるいは使用履歴の管理が容易化される。
図7及び図9の画面は、管理者の操作に応じて制御部11が表示部14に順次表示するものであるが、制御部11におけるユーザ管理動作をまとめると、以下の通りである。
(a)認証対象のユーザ群を、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群と、ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群とに分ける。
(b)ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群を1番から閾番号までの管理番号に割り当て、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群を閾番号の次から最終番号までの管理番号に割り当てて、認証に必要なユーザ情報をメモリに記憶する。
(c)操作に応じ、1番から閾番号までの管理番号と、閾番号の次から最終番号までの管理番号に分けて管理番号を表示部14に表示する。
(d)操作に応じ、1番から閾番号までの管理番号が選択された場合に、ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群のユーザ情報をメモリから読み出して表示部14に表示し、閾番号の次から最終番号までの管理番号が選択された場合に、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群のユーザ情報をメモリから読み出して表示部14に表示する。
さらに、本実施形態では、管理番号を0001〜1000として1000人のユーザを登録可能としているが、これは例示であってメモリ容量が許容する限り、1000人を超えるユーザを登録してもよいのは言うまでもない。この場合においても、0001〜閾番号にID及びパスワード認証のユーザを割り当て、閾番号の次〜最終番号に顔認証のユーザを割り当てればよく、0001〜閾番号のユーザ情報を表示部14に表示する場合には、閾番号の次〜最終番号のユーザ情報は表示部14に表示しないことが望ましい。

Claims (5)

  1. ユーザの顔画像を撮影する撮像部と、
    ID及びパスワードを入力するための操作部と、
    前記顔画像に基づく認証処理と、前記ID及びパスワードに基づく認証処理が可能な認証部と、
    認証対象のユーザ群を、前記顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群と、前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群とに分けて、前記認証部での認証に必要なユーザ情報を管理する管理部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記認証対象のユーザ群は、1番から最終番号までの管理番号のいずれかに割り当てられ、
    前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群は1番から閾番号までの管理番号に割り当てられ、前記顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群は前記閾番号から最終番号までの管理番号に割り当てられる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記ユーザ情報を表示する表示部
    を備え、
    前記表示部は、前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群のユーザ情報を表示する際には、前記顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群のユーザ情報を非表示とする
    ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記管理部は、前記ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群に属するユーザに対し、前記認証部での認証に必要なユーザ情報に加え、前記撮像部で撮影した顔画像をアイコンとして登録する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. コンピュータに、
    認証対象のユーザ群を、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群と、ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群とに分け、ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群を1番から閾番号までの管理番号に割り当て、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群を前記閾番号から最終番号までの管理番号に割り当てて、認証に必要なユーザ情報を記憶部に記憶するステップと、
    1番から閾番号までの管理番号と、閾番号から最終番号までの管理番号に分けて管理番号を表示部に表示するステップと、
    選択操作に応答し、前記1番から閾番号までの管理番号が選択された場合に、ID及びパスワードに基づく認証処理の対象であるユーザ群の前記ユーザ情報を前記記憶部から読み出して表示部に表示し、前記閾番号から最終番号までの管理番号が選択された場合に、顔画像に基づく認証処理の対象であるユーザ群の前記ユーザ情報を前記記憶部から読み出して表示部に表示するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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